JP2003135333A - 電気掃除機用集塵袋 - Google Patents

電気掃除機用集塵袋

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JP2003135333A
JP2003135333A JP2001337240A JP2001337240A JP2003135333A JP 2003135333 A JP2003135333 A JP 2003135333A JP 2001337240 A JP2001337240 A JP 2001337240A JP 2001337240 A JP2001337240 A JP 2001337240A JP 2003135333 A JP2003135333 A JP 2003135333A
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Takeshi Konishi
武四 小西
Toshiyuki Yamoto
敏之 箭本
Eiji Hayashi
栄治 林
Osamu Nakanishi
理 中西
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電気掃除機用集塵袋では十分でなかっ
た使用中の水濡れによる破袋の恐れのない捕集効率と圧
力損失のバランスに優れた集塵袋を提供する。 【解決手段】 内袋と外袋とからなる電気掃除機用集塵
袋であって、該内袋が平均繊維径10μm以下のメルト
ブロー不織布とその少なくとも一面にスパンボンド不織
布が積層されてなる積層不織布からなり、該積層不織布
が下記(1)〜(4)を満たすことを特徴とする電気掃
除機用集塵袋。 (1)目付が10〜30g/mであること、(2)タ
テおよびヨコ方向における湿潤強力が15N/5cm以
上であること、(3)タテおよびヨコ方向における湿潤
伸度が20%以上であること、(4)通気度が50cc
/cm・s以上であること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機用集塵袋
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気掃除機用の使い捨て集塵袋に
おいて、集塵効率と圧力損失とのバランスを改善するた
めに、内層と外層の2層からなるフィルター紙を用いる
ことが提案されている(例えば、実開平6−48556
号公報)。しかしながら、かかる抄き合わせ紙を内袋
(内層)に使用した場合、使用中に捕捉される水分によ
って内袋が濡れて破袋してしまい集塵袋としての機能を
失ってしまうといった課題を有していた。すなわち、こ
のようなフィルター紙は充分な湿潤強度を有していない
といった欠点があった。また内袋や外袋の紙の強度を向
上させるために目付や密度を増加させると、短時間の使
用においても目づまりが発生し集塵袋の圧力損失が上昇
してしまうという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、集塵
効率と圧力損失のバランスに優れ、かつ使用中に捕捉さ
れる水分等によっても破袋しない充分な湿潤強度を有す
る内袋を備えた電気掃除機用集塵袋を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、メルトブロー不織
布の片面または両面にスパンボンド不織布を配置した積
層不織布を内袋として用いることにより、上記課題が解
決できることを見出し本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、内袋と外袋とからなる
電気掃除機用集塵袋であって、該内袋が平均繊維径10
μm以下のメルトブロー不織布とその少なくとも一面に
スパンボンド不織布が積層されてなる積層不織布からな
り、該積層不織布が下記(1)〜(4)を満たすことを
特徴とする電気掃除機用集塵袋である。 (1)目付が10〜30g/mであること、(2)タ
テおよびヨコ方向における湿潤強力が15N/5cm以
上であること、(3)タテおよびヨコ方向における湿潤
伸度が20%以上であること、(4)通気度が50cc
/cm・s以上であること。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を具体的に説明す
る。本発明の掃除機用集塵袋は内袋と外袋とからなり、
内袋にメルトブロー不織布とスパンボンド不織布とが積
層されてなる積層不織布を用いることが重要である。内
袋を構成する積層不織布に用いるメルトブロー不織布を
構成する繊維は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレートや
ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロ
ン6、ナイロン66等のポリアミドなど基本的にメルト
ブロー方式で不織布を製造できる熱可塑性繊維であれば
特に限定するものではないが、商品を安価に消費者に提
供する観点から最も量産されているポリオレフィン系の
メルトブロー不織布が好ましい。
【0007】また、本発明の効果を損なわない範囲であ
れば、抗菌剤、防カビ剤等の薬剤を該熱可塑性繊維に添
加したり、不織布とした後に後加工処理することは何ら
差し支えない。
【0008】該メルトブロー不織布を構成する繊維の平
均繊維径は集塵効率向上の点から10μm以下であるこ
とが重要であり、好ましくは5μm以下である。しかし
ながら平均繊維径が小さすぎても圧力損失が増大する場
合があるので、1μm以上であることが好ましい。な
お、本発明にいう平均繊維径は、走査型電子顕微鏡(S
EM)で不織布を拡大撮影し、任意の100本の繊維径
を測定した平均値をいう。
【0009】また該メルトブロー不織布の目付は3〜1
5g/mが好ましく、より好ましくは、5〜10g/
である。目付が3g/m未満ではメルトブロー不
織布の均一性を保持することが困難となる場合があり、
しかも積層するスパンボンド不織布の不均一性を補強す
る能力に欠ける場合がある。一方、目付が15g/m
を超えると、内袋の圧力損失が大きくなりやすく、集塵
袋の寿命が短くなる場合がある。
【0010】該メルトブロー不織布は、所定の熱可塑性
ポリマーを溶融温度以上に加熱しノズルより加圧押出し
することによって糸条を形成し、さらに加熱空気をポリ
マーノズル孔の周辺から噴出させて糸条を細化しながら
金網上に捕集する、一般的なメルトブロー技術により製
造することができる。なお、本発明に用いられるメルト
ブロー不織布は、エレクトレット加工されていてもかま
わないが、エレクトレット加工により余分のコストがか
かるので、むしろエレクトレット加工されていないメル
トブロー不織布を用いることが好ましい。
【0011】また、本発明の集塵袋の内袋を構成するメ
ルトブロー不織布に積層配置されるスパンボンド不織布
を構成する繊維は、ナイロン、ポリエステル、ポリオレ
フィンなどが挙げられるが、ヒートシール性に優れるな
どの理由によりポリオレフィン、特にポリプロピレンが
望ましい。該スパンボンド不織布は、乾燥、湿潤双方の
強度に優れており、メルトブロー不織布に積層すること
で特に内袋に要求される湿潤時の充分な破裂強度を集塵
袋に与えることができる。また繊維径が比較的太いスパ
ンボンド不織布の組織ムラをカバーするのに、緻密で均
質な組織を有するメルトブロー不織布を組み合わせるこ
とは有用である。なお、該スパンボンド不織布は、メル
トブロー不織布の片面に積層してもよいし、両面でもよ
い。
【0012】該スパンボンド不織布を構成する繊維の平
均繊維径については、特に限定されないが、より優れた
集塵性を確保するためには、平均繊維径を10〜35μ
mとすることが好ましく、より好ましくは15〜30μ
mである。
【0013】また該スパンボンド不織布の目付は7〜2
5g/mが好ましく、より好ましくは、10〜20g
/mである。目付が7g/m未満では集塵効率が悪
くて外袋のゴミによる目づまりを早めてしまい集塵袋の
寿命を著しく損なうと同時に、湿潤強度が不足して捕捉
された水分による破袋を招く場合がある。一方、目付が
25g/mを超えると、圧力損失が高くなりすぎてフ
ィルター性能が低下する場合がある。
【0014】本発明において、メルトブロー不織布とそ
の片面または両面に積層されるスパンボンド不織布の積
層方法は、特に限定されるものではないが、例えば、加
熱されたフラットロールやエンボスロールを用い、メル
トブロー不織布を構成する繊維とスパンボンドを構成す
るが熱接着性を示す条件で全面またはドット状により積
層一体化することができ、また、メルトブロー不織布と
スパンボンド不織布の間に熱融着性繊維やバインダーパ
ウダーなどを介在させて熱ロールで加熱圧着することも
できる。メルトブロー不織布の素材とスパンボンド不織
布の素材は同一である方が、両者を熱などにより一体化
する上で好都合である。いずれにせよ、積層により濾過
面積が大幅に減少し集塵効果の低下や圧力損失の増大を
起こさないような接着条件を採用することが重要であ
る。
【0015】とりわけ本発明においては、上記メルトブ
ロー不織布およびスパンボンド不織布を構成する素材と
して、ポリプロピレンを用いることがヒートシールの点
から好ましい。さらに、両者を熱エンボスにて接着する
ことが経済的により好ましく、しかも圧力損失が悪化し
ないようエンボス面積を15%以下とすることが好まし
く、より好ましくは5〜10%である。
【0016】内袋に用いられる積層不織布の目付は10
〜30g/mであり、好ましくは12〜20g/m
である。目付が10g/m未満では集塵効率が悪くて
外袋のゴミによる目づまりを早めてしまい集塵袋の寿命
を著しく損なうと同時に、湿潤強度が不足して捕捉され
た水分による破袋を招く。一方、目付が30g/m
超えると圧力損失が高くなりすぎてフィルターとして好
ましくない。また、内袋の積層不織布におけるメルトブ
ロー不織布とスパンボンド不織布の質量割合は、メルト
ブロー不織布の占める割合が10〜60%の範囲にある
ことが好ましく、より好ましくは20〜40%である。
割合が10%未満では集塵効率や均一性の点が劣る場合
があり、また60%を超えると圧力損失が大きくなる場
合がある。
【0017】本発明の集塵袋の内袋を構成する積層不織
布は、タテおよびヨコ方向における湿潤強度が15N/
5cm以上、湿潤伸度が20%以上である場合に掃除機
がゴミと水とを同時に吸い込んだ時などに起こる内袋の
濡れによる破袋を防ぐことができるとともに、集塵効率
においても優れたものとなる。なお、本発明にいうタテ
方向とは不織布のMD方向であり、ヨコ方向はCD方向
を示すものである。
【0018】また、該積層不織布の通気度は50cc/
cm・s以上である。通気度が50cc/cm・s
未満の場合内袋が早く目づまりを起こし、掃除機の使用
時間に伴う圧力損失の増大が大きく好ましくない。
【0019】次に本発明の集塵袋を構成する外袋につい
て説明する。本発明に用いられる外袋としては、通常用
いられる濾紙、乾式、湿式不織布等を用いることができ
るが、集塵効率と圧力損失のバランスに優れている点
で、緻密なメルトブロー不織布と比較的ポーラスで乾、
湿強力に優れたスパンボンド不織布との片面積層または
両面積層の積層不織布を用いることがより好ましい。た
だしこの場合、上記積層不織布としての目付は30〜7
0g/m、通気度5〜40cc/cm・sの範囲に
あることが集塵効率と圧力損失のバランスをとる上でよ
り好ましい。また、外袋の素材としては、製袋時に必要
となる内袋との接着性の観点から外袋用素材と内袋用素
材は同一素材を用いることが望ましく、特に両者の素材
をポリプロピレンにすることは、両者を熱やホットメル
ト樹脂で強固にかつ経済的に接着できるので使用中の破
袋を防ぐ意味で特に望ましいことである。また内袋、外
袋すべての素材を脂肪族ポリエステルで代表される生分
解性樹脂で構成することも、集塵袋の廃棄上の観点から
有用である。
【0020】外袋用の積層不織布の製法としては、それ
ぞれの不織布を積層し、柄ロール等を用いた熱エンボス
加工にて接着させる方法、フラットなロールでカレンダ
ー加工する方法等があるが、良好な集塵効率と低圧力損
失を維持できる点からエンボス加工による接着が好まし
い。その時の処理温度は処理速度にも影響されるが10
0〜150℃が良好に接着できる点から好ましい。ま
た、エンボス加工を施す際には、エンボス面積5〜25
%が好ましく、7〜15%がより好ましい。エンボス面
積が5%未満の場合が充分な接着効果が得られない場合
があり、エンボス面積が25%を超えると濾過面積の低
下により圧力損失が上昇する場合がある。なお、外袋と
して該積層不織布を用いる場合は、スパンボンド不織布
が最外層となるよう配置するのが好ましい。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものでは
ない。なお、実施例における各物性値は以下の方法によ
り測定したものである。 1.圧力損失、捕集効率 JIS C9108−1992に示された吸引仕事率測
定装置用いて測定を行った。電気掃除機として市販の電
気掃除機(松下電器産業社製:MC−S62P)を用
い、高速風速を適用して吸引を行って測定した。小麦粉
30gを上記測定装置に投入した後における集塵袋の風
上と風下との圧力差を圧力損失とした。また捕集効率
(%)は小麦粉30gを投入した後、以下のようにして
求めた。 捕集効率(%)=[捕集前後の集塵袋の重量増加(g)
/30(g)]×100
【0022】2.湿潤強度 JIS L1906に準じて測定した。
【0023】3.湿潤伸度 JIS L1906に準じて測定した。
【0024】4.通気度 JIS L1096 A法(フラジール形法)に準じて
測定した。
【0025】実施例1 ポリプロピレン樹脂(MFR=400g/10分:JI
S K 6758準拠;230℃、2.16kg荷重)
を原料とした目付4g/m、平均繊維径は4.5μm
のメルトブロー不織布とポリプロピレン樹脂(MFR=
12g/10分)を原料とした目付4g/mのスパン
ボンド不織布をそれぞれ準備した。得られたメルトブロ
ー不織布の両面にスパンボンド不織布を積層し、目付1
2g/m の内袋用積層不織布を得た。内袋用積層不織
布はエンボス面積が10%の熱エンボス機によって熱接
着した。また、内袋と同様の原料を用いて、平均繊維径
3.5μm、目付15g/mのメルトブロー不織布
と、目付15g/mのスパンボンド不織布をそれぞれ
準備し、得られたメルトブロー不織布の両面にスパンボ
ンド不織布を積層し、目付45g/mの外袋用積層不
織布を得た。外袋用積層不織布はエンボス面積が7%の
熱エンボス機によって熱接着した。
【0026】得られた内袋および外袋を積層し、47c
m巾にスリットした。次に、外袋の外側となる部分に直
径5cmの開口部(塵導入口)を設け、流れ方向に両サ
イドから折り目(ガゼット)を入れ、流れ方向の製品巾
を12cmとした。この時、熱シールによって背ばりを
行った。続いて流れ方向の長さが31cmとなるように
カットし、生産の流れを直角方向に変更し、両サイドの
開口部に2cmの折りしろをつけて熱シールした。さら
に上記塵導入口に、ガイド、切り欠き、ウレタン製パッ
キンを有する口紙(11cm×12.5cm、厚さ2m
m)をとりつけ、電気掃除機用集塵袋を得た。結果を表
1に示す。
【0027】実施例2 実施例1で用いた樹脂を用いて、平均繊維径5.1μ
m、目付7g/mのポリプロピレンメルトブロー不織
布を準備し、片面に目付15g/mのポリプロピレン
スパンボンド不織布を配置して熱プレスで一体化し、目
付22g/mの内袋用積層不織布を得た。また、目付
15g/mのポリプロピレンメルトブロー不織布の両
面に、目付20g/mのポリプロピレンスパンボンド
不織布を配置して熱プレスで一体化し、目付55g/m
の外袋用の積層不織布を得た。これらの不織布を用い
て、実施例1と同じ方法で電気掃除機用集塵袋に加工し
たが、製袋は効率良くしかも接着部分は強固に接着され
ていた。(表1)
【0028】実施例3 外袋として、パルプ70%、ポリエチレンテレフタレー
ト短繊維(1.7dtex、カット長3.0mm)25
%およびポリビニルアルコールバインダー繊維(クラレ
社製、VPB101)5%からなる目付51g/m
湿式紙を用いたこと以外は、実施例1と同様にして電気
掃除機用集塵袋を得た。(表1)
【0029】比較例1 ポリプロピレン樹脂(MFR=400g/10分)を用
いてメルトブロー不織布(平均繊維径3.0μm、目付
10g/m)を準備し、得られたメルトブロー不織布
のみを内袋として用いたこと以外は実施例1と同様にし
て電気掃除機用集塵袋を得た。(表1)
【0030】比較例2 目付20g/mのポリプロピレンメルトブロー不織布
(平均繊維径3.5μm、目付20g/m)を準備
し、その片面に目付16g/mのポリプロピレンスパ
ンボンド不織布(目付36g/m)を配置して熱プレ
スで一体化し、目付36g/mの内袋用積層不織布を
準備し、これを内袋として用いたこと以外は実施例1と
同様にして電気掃除機用集塵袋を得た。(表1)
【0031】比較例3 内袋として、パルプ60%、ポリエチレンテレフタレー
ト短繊維(1.7dtex、カット長3.0mm)34
%およびポリビニルアルコールバインダー繊維(クラレ
社製、VPB101)6%からなる目付20g/m
湿式紙を用いたこと以外は実施例1と同様にして、電気
掃除機用集塵袋を得た。(表1)
【0032】
【表1】
【0033】本発明の掃除機用集塵袋は、対象品に比較
して圧力損失および捕集効率ともに優れたものであっ
た。また、直径9cm、深さ2cmの灰皿にタバコの吸
殻3本と水50ccを加え、上記実施例および比較例の
集塵袋を備えた電気掃除機により吸引試験を行った。各
集塵袋について10枚ずつ試験を行ったところ、実施例
の集塵袋を用いた場合は、破袋は見られなかった。一
方、比較例1の集塵袋を用いた場合には、10袋すべて
について内袋の破袋が見られた。また比較例3の集塵袋
については、10袋のうち6袋について破袋が見られ
た。比較例2の集塵袋については、破袋は見られなかっ
たが圧力損失が大きく、集塵袋として満足できるもので
はなかった。
【0034】
【発明の効果】本発明の電気掃除機用集塵袋は、内袋の
湿潤強度や接着部の接着強度が十分なため使用中に捕捉
される水分による破袋の恐れがなく、また低い圧力損
失、高い集塵効率を有するので、電気掃除機用集塵袋と
して極めて有用なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 理 東京都中央区日本橋3丁目1番6号 株式 会社クラレ内 Fターム(参考) 3B062 AA08 AB34

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内袋と外袋とからなる電気掃除機用集塵
    袋であって、該内袋が平均繊維径10μm以下のメルト
    ブロー不織布とその少なくとも一面にスパンボンド不織
    布が積層されてなる積層不織布からなり、該積層不織布
    が下記(1)〜(4)を満たすことを特徴とする電気掃
    除機用集塵袋。 (1)目付が10〜30g/mであること、(2)タ
    テおよびヨコ方向における湿潤強力が15N/5cm以
    上であること、(3)タテおよびヨコ方向における湿潤
    伸度が20%以上であること、(4)通気度が50cc
    /cm・s以上であること。
  2. 【請求項2】 外袋が、メルトブロー不織布とスパンボ
    ンド不織布が積層されてなる積層不織布からなり、該積
    層不織布の目付が30〜70g/m、通気度が5〜4
    0cc/cm・sである請求項1記載の電気掃除機用
    集塵袋。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006006399A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Asahi Kasei Fibers Corp 掃除機用集塵袋体

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