JP2003135280A - 調理用鍋 - Google Patents
調理用鍋Info
- Publication number
- JP2003135280A JP2003135280A JP2001337394A JP2001337394A JP2003135280A JP 2003135280 A JP2003135280 A JP 2003135280A JP 2001337394 A JP2001337394 A JP 2001337394A JP 2001337394 A JP2001337394 A JP 2001337394A JP 2003135280 A JP2003135280 A JP 2003135280A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stainless steel
- steel material
- cooking pot
- surface part
- pot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、全面的に油なじみがよく焼きむら
を起こさない耐久性のある調理用鍋を提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明は、外側面部２にステンレス鋼材
を，中間部４にアルミニウム材を，内側面部３に鉄材又
はステンレス鋼材を積層重合した器体を成形し、この内
側面部の表面に所定高さと間隔から成るエンボス突起５
・・を形成して成る調理用鍋である。
を起こさない耐久性のある調理用鍋を提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明は、外側面部２にステンレス鋼材
を，中間部４にアルミニウム材を，内側面部３に鉄材又
はステンレス鋼材を積層重合した器体を成形し、この内
側面部の表面に所定高さと間隔から成るエンボス突起５
・・を形成して成る調理用鍋である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理用の鍋に関す
るものである。
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば、特開平５−２４５０４７
号に見られるような、焦げつきにくいフライパン等の鍋
としてフッ素樹脂加工されたものが普及し、油を殆ど使
用せずとも手軽に調理ができるものが存するが、これに
は次のような欠点が見られる。
号に見られるような、焦げつきにくいフライパン等の鍋
としてフッ素樹脂加工されたものが普及し、油を殆ど使
用せずとも手軽に調理ができるものが存するが、これに
は次のような欠点が見られる。
【０００３】第１に、最初の段階では、食材が密着せ
ず、焦げつきにくく、肉や魚を焼いてもこびりつきにく
いが、フッ素樹脂加工の被膜面は徐々に剥離していくか
ら、毎日使用しているうちに次第にくっつき易くなって
いくし、また焦げ目をつけた方が美味しく見える料理を
つくりたいときには不都合である。
ず、焦げつきにくく、肉や魚を焼いてもこびりつきにく
いが、フッ素樹脂加工の被膜面は徐々に剥離していくか
ら、毎日使用しているうちに次第にくっつき易くなって
いくし、また焦げ目をつけた方が美味しく見える料理を
つくりたいときには不都合である。
【０００４】第２に、油なじみがよくないので、フッ素
樹脂加工した表面に油を引くと、玉状になり、均一に油
が広がらないため、焼きむらを生じる原因となる。
樹脂加工した表面に油を引くと、玉状になり、均一に油
が広がらないため、焼きむらを生じる原因となる。
【０００５】第３に、高温に弱いから空焼きは厳禁であ
り、高温にすると表面にひび割れが生じ耐久性を低下す
るから、基本の火加減は中火以下である。
り、高温にすると表面にひび割れが生じ耐久性を低下す
るから、基本の火加減は中火以下である。
【０００６】第４に、衝撃に弱く耐久性がないから、金
属製へらを使用することはできず、また汚れがこびりつ
いたときでも、クレンザーやタワシなどのこすり洗いは
厳禁である。
属製へらを使用することはできず、また汚れがこびりつ
いたときでも、クレンザーやタワシなどのこすり洗いは
厳禁である。
【０００７】第５に、十分気をつけて使用していても、
フッ素樹脂は剥離するから、一定の周期で買い換えなけ
ればならず、経済性に劣る。
フッ素樹脂は剥離するから、一定の周期で買い換えなけ
ればならず、経済性に劣る。
【０００８】第６に、その手入れには最大の注意を要す
るものであるため、取扱いが面倒なものとなる。
るものであるため、取扱いが面倒なものとなる。
【０００９】また、特開昭６１−２０３９２５号に係る
調理用容器に見られるように、容器体の底部内面に細か
い凹凸を無数に形成しかつその凹凸面を多孔質面とした
ものが知られている。しかし、このような表面構成だけ
では食材に対して水分や脂肪分を連続的に十分補給する
ことができないため、調理時に集中的に加熱される部分
があったり、水分や脂肪分の蒸発が早いことにより残滓
が底面部に焦げつくことが起っていた。
調理用容器に見られるように、容器体の底部内面に細か
い凹凸を無数に形成しかつその凹凸面を多孔質面とした
ものが知られている。しかし、このような表面構成だけ
では食材に対して水分や脂肪分を連続的に十分補給する
ことができないため、調理時に集中的に加熱される部分
があったり、水分や脂肪分の蒸発が早いことにより残滓
が底面部に焦げつくことが起っていた。
【００１０】このような従来の調理用鍋の欠点を除去す
るものとして、本件発明者は実用新案登録第３０７７０
７０号のごとき鍋を考案したが、これでも鍋自体の性能
を向上させるには限界があった。
るものとして、本件発明者は実用新案登録第３０７７０
７０号のごとき鍋を考案したが、これでも鍋自体の性能
を向上させるには限界があった。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来から存す
る各種の鍋の欠点を一掃した調理用の鍋を提供すること
を目的とするものである。
る各種の鍋の欠点を一掃した調理用の鍋を提供すること
を目的とするものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、外側面部にス
テンレス鋼材を，中間部にアルミニウム材を，内側面部
に鉄材又はステンレス鋼材を積層重合した器体を成形
し、この内側面部の表面に所定高さと間隔から成るエン
ボス突起を形成して成る調理用鍋である。
テンレス鋼材を，中間部にアルミニウム材を，内側面部
に鉄材又はステンレス鋼材を積層重合した器体を成形
し、この内側面部の表面に所定高さと間隔から成るエン
ボス突起を形成して成る調理用鍋である。
【００１３】
【発明の実施の形態】鍋器体は、前記のような三層構造
から成るものであり、かつ内側面部表面にエンボス突起
を形成しているものであることによって、中間部のアル
ミニウム材が加熱伝導を促進し、放熱を外側面部のステ
ンレス鋼材と内側面部の鉄材又はステンレス鋼材とが抑
止し、また内側面部表面のエンボス突起の底面部間には
常に水分や油分が流れるようになる。
から成るものであり、かつ内側面部表面にエンボス突起
を形成しているものであることによって、中間部のアル
ミニウム材が加熱伝導を促進し、放熱を外側面部のステ
ンレス鋼材と内側面部の鉄材又はステンレス鋼材とが抑
止し、また内側面部表面のエンボス突起の底面部間には
常に水分や油分が流れるようになる。
【００１４】
【実施例】１は各種鍋の器体で、この器体は次の三種の
金属材料から構成するものである。
金属材料から構成するものである。
【００１５】この器体１の外側面部２はステンレス鋼材
から成り、その内側面部３は鉄材又はステンレス鋼材か
ら成り、両材の中間部４はアルミニウム材から成る。
から成り、その内側面部３は鉄材又はステンレス鋼材か
ら成り、両材の中間部４はアルミニウム材から成る。
【００１６】５・・は前記器体１の内側面部３の表面に
多数形成したエンボス突起で、この突起間の底面部には
凹溝部６が形成される。
多数形成したエンボス突起で、この突起間の底面部には
凹溝部６が形成される。
【００１７】前記器体１の内側面部３が鉄材から成る場
合は、そのエンボス突起５の高さは１１０〜１２０μ、
その巾間隔(ピッチ)は３００〜５００μとなり、この突
起の巾間隔が前記凹溝部６となる。
合は、そのエンボス突起５の高さは１１０〜１２０μ、
その巾間隔(ピッチ)は３００〜５００μとなり、この突
起の巾間隔が前記凹溝部６となる。
【００１８】前記器体１の内側面部３がステンレス鋼か
ら成る場合は、そのエンボス突起５の高さは７０〜１０
０μ、その巾間隔(ピッチ)は３００〜６００μとなり、
この突起の巾間隔が凹溝部６となる。
ら成る場合は、そのエンボス突起５の高さは７０〜１０
０μ、その巾間隔(ピッチ)は３００〜６００μとなり、
この突起の巾間隔が凹溝部６となる。
【００１９】いま器体の内側面部をステンレス鋼材によ
り構成した鍋についてテストした結果、目玉焼、ステー
キ、カレーについて次のような結果が出た。このテスト
は、現在存する五層合板鍋との比較で行った。
り構成した鍋についてテストした結果、目玉焼、ステー
キ、カレーについて次のような結果が出た。このテスト
は、現在存する五層合板鍋との比較で行った。
【００２０】
【表１】
【００２１】以上の調理条件は、目玉焼では中火弱の鍋
に卵を落とし１分間蓋なしで放置したし、カレーは下準
備として玉ねぎをバターで炒めた。
に卵を落とし１分間蓋なしで放置したし、カレーは下準
備として玉ねぎをバターで炒めた。
【００２２】
【発明の効果】第１に、器体内側面部の表面に多数形成
されるエンボス突起はその周囲の凹溝面とともに焼き上
げ効果を発揮することになるから、鍋底面部からきれい
に剥ぎ取ることができるようになり、全面的に油なじみ
の良好な鍋となって調理物の表面をむらなくきれいに焼
き上げることができる。
されるエンボス突起はその周囲の凹溝面とともに焼き上
げ効果を発揮することになるから、鍋底面部からきれい
に剥ぎ取ることができるようになり、全面的に油なじみ
の良好な鍋となって調理物の表面をむらなくきれいに焼
き上げることができる。
【００２３】第２に、予熱が必要な料理においては、十
分耐熱性のある鍋となる。
分耐熱性のある鍋となる。
【図１】フライパンについての斜視図
【図２】図１Ａ−Ａ線の拡大断面図
【図３】図２要部の拡大断面図
１ 器体
２ 外側面部
３ 内側面部
４ 中間部
５・・ エンボス突起
６ 凹溝部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 4B040 AA06 AC03 AD04 AE13 AE18
AE20 EB01 EB06 JA12 JA20
4B055 AA01 AA13 BA14 BA63 CA01
CB03 FA02 FB02 FB04 FB05
FC20
4B059 AA03 AB02 BB02 CA02 CA12
Claims (3)
- 【請求項１】 外側面部にステンレス鋼材を，中間部に
アルミニウム材を，内側面部に鉄材又はステンレス鋼材
を積層重合した器体を成形し、この内側面部の表面に所
定高さと間隔から成るエンボス突起を形成して成る調理
用鍋。 - 【請求項２】 外側面部にステンレス鋼材を，中間部に
アルミニウム材を，内側面部に鉄材を積層重合した器体
を成形し、前記鉄材から成る内側面部上には高さ１１０
〜１２０μ及び間隔３００〜５００μのエンボス突起を
形成して成ることを特徴とする調理用鍋。 - 【請求項３】 外側面部にステンレス鋼材を，中間部に
アルミニウム材を，内側面部にステンレス鋼材を積層重
合した器体を成形し、前記ステンレス鋼材から成る内側
面部上には高さ７０〜１００μ及び間隔３００〜６００
μのエンボス突起を形成して成ることを特徴とする調理
用鍋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001337394A JP2003135280A (ja) | 2001-11-02 | 2001-11-02 | 調理用鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001337394A JP2003135280A (ja) | 2001-11-02 | 2001-11-02 | 調理用鍋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003135280A true JP2003135280A (ja) | 2003-05-13 |
Family
ID=19152042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001337394A Pending JP2003135280A (ja) | 2001-11-02 | 2001-11-02 | 調理用鍋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003135280A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006304853A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Tsann Kuen Japan Electrical Appliance Co Ltd | 食材調理器 |
| JP2012024143A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Owada Seisakusho:Kk | 食品焼成装置 |
-
2001
- 2001-11-02 JP JP2001337394A patent/JP2003135280A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006304853A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Tsann Kuen Japan Electrical Appliance Co Ltd | 食材調理器 |
| JP2012024143A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Owada Seisakusho:Kk | 食品焼成装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040212 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040601 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040610 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041025 |