JP2003134253A - Ip電話システムおよびip電話機の管理方法 - Google Patents

Ip電話システムおよびip電話機の管理方法

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JP2003134253A
JP2003134253A JP2001323884A JP2001323884A JP2003134253A JP 2003134253 A JP2003134253 A JP 2003134253A JP 2001323884 A JP2001323884 A JP 2001323884A JP 2001323884 A JP2001323884 A JP 2001323884A JP 2003134253 A JP2003134253 A JP 2003134253A
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Hisahiro Yoshida
尚弘 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】IPアドレスが動的に割り当てられるネットワ
ークシステム上でのIP電話システムの構築を可能とす
る。 【解決手段】保守端末40は、保守対象のIP電話機1
1〜104の電話番号と保守内容とを含んだマルチキャ
ストパケットをLAN50上に送出する。IP電話機1
1〜104は、LANよりマルチキャストパケットを受
信すると、当該マルチキャストパケットに含まれている
電話番号が自身の電話番号ならば、当該マルチキャスト
パケットに含まれている保守内容に従い処理を行って応
答する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VoIP(Voice
over IP)を利用して通話を行なうIP(InternetProtoc
ol)電話機の管理技術に関し、特に、IPアドレスが動
的に割り当てられるIP電話機を管理する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネット電話システムなどの、V
oIPを利用して通話を行なうIP電話システムが提案
されている。これらのIP電話システムでは、例えば、
LAN(Local Area Network)を呼制御信号および通話
信号の伝送経路とし、SIP(Session Initiation Pro
tocol)等の呼制御プロトコルを使用して呼制御を行な
い、RTP(Real-time Transfer Protocol)を使用し
て通話を行なう。また、通常、IP電話システムには、
保守端末が設けられており、この保守端末を用いて、各
IP電話機に対する情報の設定や収集を行なう。
【0003】図9は、従来のIP電話システムの概略図
である。
【0004】図9において、符号701〜704はIP電
話機、符号80はコールマネージャ(SIPプロキシサ
ーバ)、符号85は保守端末、そして、符号90はLA
Nである。コールマネージャ80および保守端末85に
は、LAN90に接続されているIP電話機70各々の
電話番号とIPアドレスとの対応関係を示すテーブル
が、それぞれ登録されている。
【0005】図10は、図9に示す従来のIP電話シス
テムでの通話開始まで概略手順を示したシーケンス図で
ある。
【0006】図10において、IP電話機701は、操
作者から電話番号(ここでは「2000」)の入力を伴
う発信の指示を受付けると、この電話番号を含む接続要
求パケットを、予め登録されているコールマネージャ8
0のIPアドレス(192.1.18.1)へ送信する
(S7001)。
【0007】コールマネージャ80は、接続要求パケッ
トを受け取ると、このパケットに含まれている電話番号
に対応するIPアドレス(192.1.18.20)
を、予め登録されているテーブルから抽出し、この抽出
したIPアドレスへこの接続要求パケットを送信する
(S7002)。
【0008】さて、IP電話機702は、コールマネー
ジャ80より接続要求パケットを受け取ると、自身が通
話開始可能な状態にあるならば、接続可能パケットをコ
ールマネージャ80に返す(S7003)。コールマネ
ージャ80は、この接続可能パケットを、接続要求パケ
ットを送信したIP電話機701のIPアドレスへ転送
する(S7004)。
【0009】これにより、発信側のIP電話機701
よび着信側のIP電話機702間に呼が確立される。そ
の後は、発信側のIP電話機701と着信側のIP電話
機702との間で、RTPを利用して音声信号を格納し
たパケットを送受することにより、通話が開始される
(S7005)。
【0010】図11は、図9に示す従来のIP電話シス
テムでのIP電話機に対する情報の収集および設定処理
を示したシーケンス図である。
【0011】図11において、保守端末85は、操作者
から電話番号(ここでは「2000」)の入力を伴う情
報収集の指示を受付けると、この電話番号に対応するI
Pアドレス(192.1.18.20)を、予め登録さ
れているテーブルから抽出する。そして、抽出したIP
アドレスを宛先とする情報収集要求パケットを、LAN
90上に送出する(S8001)。
【0012】IP電話機702は、保守端末85より自
身宛の情報収集要求パケットを受け取ると、自身に設定
されている情報(自身の電話番号およびIPアドレス
や、コールマネージャのIPアドレスといったネットワ
ーク設定情報の他、使用可能な機能の情報なども含む)
および自身の状態を示す情報(通話中、待機中、設定中
などの状態を示す情報)を格納した応答パケットを、情
報収集要求パケットを送信した保守端末85のIPアド
レス(192.1.18.100)へ送信する(S80
02)。
【0013】また、保守端末85は、操作者から電話番
号(ここでは「4000」)および設定内容の入力を伴
う情報設定の指示を受付けると、この電話番号に対応す
るIPアドレス(192.1.18.40)を、予め登
録されているテーブルから抽出する。そして、抽出した
IPアドレスを宛先とする、設定内容を格納した情報設
定要求パケットを、LAN90上に送出する(S800
3)。
【0014】IP電話機704は、保守端末85より自
身宛の情報設定要求パケットを受け取ると、この情報設
定要求パケットに格納されている設定内容に従って、自
身に設定されている情報を更新する(S8004)。そ
れから、応答パケットを、情報設定要求パケットを送信
した保守端末85のIPアドレス(192.1.18.
100)へ送信する(S8005)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、LAN等の
ネットワーク上にIP通信システムを構築する場合にお
いて、DHCP(Dynamic Host Configuration Protoco
l)が利用されることがある。このような、IPアドレ
スが動的に割り当てられるネットワークシステム上に、
IP電話システムを構築することについて、従来は何ら
考慮されていなかった。
【0016】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、IPアドレスが動的に割り当て
られるネットワークシステム上においても、IP電話シ
ステムを構築できるようにすることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の管理装置(コールマネージャや保守端末が
該当する)は、管理対象のIP電話機の電話番号と制御
内容とを含んだマルチキャストパケットを、IP電話シ
ステムが構築されているネットワーク上に送出する。ま
た、本発明のIP電話機は、ネットワークよりマルチキ
ャストパケットを受信すると、当該マルチキャストパケ
ットに含まれている電話番号が自身の電話番号ならば、
当該マルチキャストパケットに含まれている制御内容に
従って処理を行う。
【0018】本発明によれば、前記の構成により、管理
装置は、管理対象のIP電話機のIPアドレスを知らな
くても、管理対象のIP電話機に管理内容を通知するこ
とが可能となる。したがって、本発明のIP電話機にD
HCPクライアントとしての機能を持たせることで、D
HCPサーバから自身のIPアドレスを取得するように
した場合でも、つまり、IPアドレスが動的に割り当て
られるようにした場合でも、IP電話システムを構築す
ることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0020】図1は本発明の一実施形態が適用されたI
P電話システムの概略図である。
【0021】図1において、符号101〜104はIP電
話機、符号20はDHCPサーバ、符号30はコールマ
ネージャ、符号40は保守端末、そして、符号50は、
例えばIEEE802.5に基づくLANである。IP
電話機101〜104は、DHCPクライアントとしての
機能を有し、DHCPサーバ20から自身のIPアドレ
スを入手して、これを予め登録されている自身の電話番
号に対応付けて保持する。
【0022】図2は、IP電話機101〜104の概略図
である。
【0023】図示するように、本実施形態のIP電話機
101〜104は、LAN50と接続するためのLANイ
ンターフェース部101と、ハンドセット等の音声入出
力装置や、ダイヤルボタン等を備える操作パネルと接続
するための入出力インターフェース部102と、LAN
インターフェース部101を介してLAN50と送受す
るパケット(IPパケット)を処理するIP処理部10
3と、IP処理部103およびLANインターフェース
部101を介して、LAN50に接続されたDHCPサ
ーバ20にアクセスし、自身のIPアドレスを入手する
DHCP処理部104と、各部を統括的に制御する主制
御部105と、RTPを使用してIP処理部103およ
び入出力インターフェース部102間の通話信号の中継
を行なうRTP処理部106と、入出力インターフェー
ス部102を介して操作パネルから操作者の指示を受け
付ける指示受付部107と、を有する。
【0024】ここで、主制御部105には、自身の電話
番号が予め設定されている。また、DHCP処理部10
4がDHCPサーバ20より入手した自身のIPアドレ
スが設定される。さらに、主制御部105は、各種情報
の設定・管理を行なう設定・管理部1051と、呼制御
を行なう呼制御部1052と、を有する。
【0025】設定・管理部1051は、LANインター
フェース部101およびIP処理部103を介してLA
N50より、電話番号を含んだ保守用のマルチキャスト
パケットを受信すると、当該電話番号が予め設定されて
いる自身の電話番号であるか否かを調べる。そして、自
身の電話番号であるならば、このマルチキャストに含ま
れる保守内容に従って情報の設定・収集を行なう。それ
から、送信元IPアドレスを宛先アドレスとする、この
マルチキャストパケットに対する応答パケットに結果を
格納して、IP処理部103およびLANインターフェ
ース部101を介してLAN50上に送信する。
【0026】呼制御部1052は、指示受付部107が
入出力インターフェース部102を介して操作パネルよ
り通話相手の電話番号を伴う発信要求を受付けると、I
P処理部103およびLANインターフェース部101
を介して、予め登録されているコールマネージャ40の
IPアドレス(192.1.18.2)を宛先アドレス
とする、この電話番号を含んだ接続要求パケットを、L
AN50上に送出する。また、LANインターフェース
部101およびIP処理部103を介してLAN50よ
り、電話番号を含んだ呼制御用のマルチキャストパケッ
トを受信すると、当該電話番号が予め設定されている自
身の電話番号であるか否かを調べる。そして、自身の電
話番号であるならば、このマルチキャストに含まれる呼
制御内容に従って呼制御処理を行ない、必要に応じ、送
信元IPアドレスを宛先アドレスとするこのマルチキャ
ストパケットに対する応答パケットを、IP処理部10
3およびLANインターフェース部101を介してLA
N50上に送信する。
【0027】図3は、コールマネージャ30の概略図で
ある。
【0028】図示するように、本実施形態のコールマネ
ージャ30は、LAN50と接続するためのLANイン
ターフェース部301と、LANインターフェース部3
01を介してLAN50と送受するパケット(IPパケ
ット)を処理するIP処理部302と、IP処理部30
2およびLANインターフェース部301を介して、S
IP等の呼制御プロトコルを使用して、IP電話機10
1〜104の代わりに、つまりプロキシサーバとして呼制
御を行なう呼制御部303と、を有する。なお、コール
マネージャ30のIPアドレス(ここでは、192.
1.18.2)は固定である。また、コールマネージャ
30はマルチキャストパケットの受信処理を行なわない
ものとする。
【0029】呼制御部303には、自身のIPアドレス
が予め設定されている。呼制御部303は、LANイン
ターフェース部301およびIP処理部302を介して
LAN50より、電話番号を伴う接続要求パケットを受
信すると、IP処理部402およびLANインターフェ
ース部401を介して、当該電話番号を含んだ接続要求
パケットを、マルチキャストでLAN50上に送出す
る。そして、LAN50より、この接続要求用のマルチ
キャストパケットに対する応答パケット(接続可否を示
すパケット)を入手し、この応答パケットの送信元IP
アドレスを、前記接続要求パケットを送信したIP電話
機101〜104の通話相手に設定する。
【0030】図4は、保守端末40の概略図である。
【0031】図示するように、本実施形態の保守端末4
0は、LAN50と接続するためのLANインターフェ
ース部401と、LANインターフェース部401を介
してLAN50と送受するパケット(IPパケット)を
処理するIP処理部402と、キーボード等の入力装置
およびディスプレイ等の出力装置からなら入出力部40
3と、入出力部403に入力された操作者の指示に従
い、各IP電話機101〜104より情報を収集したり、
各IP電話機101〜104に情報を設定したりするため
に必要な処理を行なう主制御部404と、を有する。な
お、保守端末40のIPアドレス(ここでは、192.
1.18.100)は固定である。また、保守端末40
はマルチキャストパケットの受信処理を行なわないもの
とする。
【0032】図5は、図1に示すIP電話システムにお
いて、IP電話機101が操作者より発信指示を受け付
けてから、通話相手のIP電話機102〜104との間で
通話が開始されるまでの概略手順を示したシーケンス図
である。
【0033】IP電話機101の呼制御部1052は、
入出力インターフェース部102および指示受付部10
7を介して、操作者から電話番号(ここでは「200
0」)の入力を伴う発信指示を受付けると、この電話番
号および接続要求メッセージを含む接続要求パケット
を、予め登録されているコールマネージャ30のIPア
ドレス(192.1.18.2)へ送信する(S500
1)。
【0034】コールマネージャ30の呼制御部303
は、LANインターフェース部301およびIP処理部
302を介して接続要求パケットを受け取ると、この接
続要求パケットに含まれている電話番号および接続要求
メッセージを含む呼制御用のマルチキャストパケット
を、IP処理部302およびLANインターフェース部
301を介して、LAN50に送出する(S500
2)。そして、所定のタイムアウト時間が経過するのを
待つ。
【0035】ここで、図6に、呼制御用のマルチキャス
トパケットのフォーマット例を示す。図示するように、
ペイロード602には、電話番号および呼制御メッセー
ジが格納される。また、IPヘッダ601に格納される
宛先アドレスは、マルチキャスト用のIPアドレスに設
定される。
【0036】さて、IP電話機102〜104各々の呼制
御部1052は、LANインターフェース部101およ
びIP処理部103を介してLAN50より呼制御用の
マルチキャストパケットを受信すると、このパケットの
ペイロード602に格納されている電話番号「200
0」が自身の電話番号であるか否かを調べる。
【0037】IP電話機103および104の呼制御部1
052は、呼制御用のマルチキャストパケットに格納さ
れている電話番号「2000」が自身の電話番号ではな
いので、このマルチキャストパケットの送信元であるコ
ールマネージャ30への応答は行なわない(S500
3、S5004)。
【0038】一方、IP電話機102の呼制御部105
2は、呼制御用のマルチキャストパケットに含まれてい
る電話番号「2000」が自身の電話番号であるので、
このパケットのペイロード602に格納されている呼制
御メッセージに従い、呼制御を行なって応答する。つま
り、自身が通話開始可能な状態にあるならば、接続可能
パケットをコールマネージャ30に返す(S500
5)。コールマネージャ3の呼制御部303は、この接
続可能パケットを、接続要求パケットを送信したIP電
話機701のIPアドレスへ転送する(S5006)。
【0039】これにより、発信側のIP電話機101
着信側のIP電話機102との間に呼が確立される。そ
の後は、発信側のIP電話機101と着信側のIP電話
機102との間で、RTPを利用して音声信号を格納し
たパケットを送受することにより、通話が開始される
(S5007)。
【0040】図7は、図1に示すIP電話システムでの
IP電話機101〜104に対する情報の設定および収集
処理手順を示したシーケンス図である。
【0041】保守端末40の主制御部404は、入出力
部403を介して操作者から、電話番号(ここでは「2
000」、「4000」)および設定内容の入力を伴う
情報設定の指示を受付けると、入力された電話番号およ
び設定内容を含む保守用のマルチキャストパケットを、
IP処理部402およびLANインターフェース部40
1を介して、LAN50に送出する(S7001)。
【0042】ここで、図8に、保守用のマルチキャスト
パケットのフォーマット例を示す。図示するように、ペ
イロード802には、保守情報8021が少なくとも1
つ格納される。保守情報8021は、この保守情報が対
象とするIP電話機101〜104の電話番号と、このI
P電話機101〜104に対する保守内容とを含む。保守
内容は、情報設定の場合は、情報設定命令と設定内容を
示すパラメータとを含む。また、情報収集の場合は、情
報収集命令と収集対象項目を示すパラメータとを含む。
また、IPヘッダ801に格納される宛先アドレスは、
マルチキャスト用のIPアドレスに設定される。
【0043】さて、IP電話機101〜104各々の設定
・管理部1051は、LANインターフェース部101
およびIP処理部103を介してLAN50より保守用
のマルチキャストパケットを受信すると、このパケット
のペイロード802に格納されている保守情報8021
各々の電話番号「2000」、「4000」に、自身の
電話番号と一致するものがあるか否かを調べる。
【0044】IP電話機101および103の設定・管理
部1051は、保守用のマルチキャストパケットに格納
されている電話番号「2000」、「4000」が自身
の電話番号ではないので、このマルチキャストパケット
の送信元である保守端末40への応答は行なわない(S
7002、S7003)。
【0045】一方、IP電話機102および104の設定
・管理部1051は、保守用のマルチキャストパケット
に含まれている電話番号「2000」、「4000」
に、自身の電話番号に一致するものがあるので、このパ
ケットのペイロード802に格納されている、自身の電
話番号を含む保守情報8021の保守内容(情報設定命
令と設定内容を示すパラメータ)に従って、自身に設定
されている情報を更新する(S7004、S700
5)。それから、更新結果を格納した応答パケットを、
保守用のマルチキャストパケットを送信した保守端末4
0のIPアドレス(192.1.18.100)へ送信
する(S7006、S7007)。
【0046】また、保守端末40の主制御部404は、
入出力部403を介して操作者から、電話番号(ここで
は「3000」)および収集対象項目の入力を伴う情報
収集の指示を受付けると、入力された電話番号および収
集対象項目を含む保守用のマルチキャストパケットを、
IP処理部402およびLANインターフェース部40
1を介して、LAN50に送出する(S7008)。
【0047】IP電話機101〜104各々の設定・管理
部1051は、LANインターフェース部101および
IP処理部103を介して、LAN50より保守用のマ
ルチキャストパケットを受信すると、このパケットのペ
イロード802に格納されている保守情報8021の電
話番号「3000」が自身の電話番号であるか否かを調
べる。
【0048】IP電話機101、102および104の設
定・管理部1051は、保守用のマルチキャストパケッ
トに格納されている電話番号「3000」が自身の電話
番号ではないので、このマルチキャストパケットの送信
元である保守端末40への応答は行なわない(S700
9〜S7011)。
【0049】一方、IP電話機103の設定・管理部1
051は、保守用のマルチキャストパケットに含まれて
いる電話番号「3000」が自身の電話番号であるの
で、このパケットのペイロード802に格納されてい
る、自身の電話番号を含む保守情報8021の保守内容
(情報収集命令と収集対象項目を示すパラメータ)に従
って、自身に設定されている設定情報や自身の状態を示
す状態情報を収集する(S7012)。そして、収集し
た情報を含む応答パケットを、保守用のマルチキャスト
パケットを送信した保守端末40のIPアドレス(19
2.1.18.100)へ送信する(S7013)。
【0050】以上、本発明の一実施形態について説明し
た。
【0051】本実施形態によれば、コールマネージャ3
0は、呼制御メッセージの送信先IP電話機101〜1
4のIPアドレスを知らなくても、この送信先IP電
話機101〜104に呼制御メッセージを通知することが
できる。同様に、保守端末40は、保守対象のIP電話
機101〜104のIPアドレスを知らなくても、この保
守対象IP電話機101〜104に保守内容を通知するこ
とができる。
【0052】したがって、本実施形態のIP電話システ
ムのように、IP電話機101〜104にDHCPクライ
アントとしての機能を持たせることで、DHCPサーバ
20から自身のIPアドレスを取得するようにした場合
でも、つまり、IPアドレスが動的に割り当てられるよ
うにした場合でも、IP電話システムを構築することが
可能となる。
【0053】なお、本発明は上記の実施形態に限定され
ものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能で
ある。
【0054】例えば、上記の実施形態では、IP電話シ
ステムをIEEE802.5に基づくLAN50上に構
築した場合を例にとり説明したが、本発明のIP電話シ
ステムは、その他のWANやイントラネット等、様々な
ネットワーク上に構築することが可能である。
【0055】なお、上記の各実施形態において、IP電
話機やコールマネージャや保守端末やDHCPサーバ
は、ASIC(Application Specific Integrated Circ
uit)やDSP(Digital Signal Processor)を使用し
て専用装置として構築してもよいし、あるいは、汎用の
コンピュータシステム上にソフトウエア的に構築しても
構わない。ここで、汎用のコンピュータシステム上に、
IP電話機やコールマネージャやDHCPサーバをソフ
トウエア的に構築するためのプログラムは、CD-RO
M等の記録メディアに格納されて、コンピュータシステ
ムに提供されるようにしてもよい。あるいは、ネットワ
ークを介してコンピュータシステムに提供されるように
してもよい。さらに、保守端末およびコールマネージャ
は、同じ装置(例えば同じコンピュータシステム)上に
構築するようにしても構わない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
IPアドレスが動的に割り当てられるネットワークシス
テム上においても、IP電話システムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用されたIP電話シス
テムの概略図である。
【図2】図1に示すIP電話機101〜104の概略図で
ある。
【図3】図1に示すコールマネージャ30の概略図であ
る。
【図4】図1に示す保守端末40の概略図である。
【図5】図1に示すIP電話システムにおいて、IP電
話機101が操作者より発信指示を受け付けてから、通
話相手のIP電話機102〜104との間で通話が開始さ
れるまでの概略手順を示すシーケンス図である。
【図6】本実施形態で用いる呼制御用のマルチキャスト
パケットのデータフォーマット例を示す図である。
【図7】図1に示すIP電話システムでのIP電話機1
1〜104に対する情報の収集および設定処理手順を示
したシーケンス図である。
【図8】本実施形態で用いる保守用のマルチキャストパ
ケットのデータフォーマット例を示す図である。
【図9】従来のIP電話システムの概略図である。
【図10】図9に示す従来のIP電話システムでの通話
開始まで概略手順を示したシーケンス図である。
【図11】図9に示す従来のIP電話システムでのIP
電話機に対する情報の収集および設定処理手順を示した
シーケンス図である。
【符号の説明】
101〜104…IP電話機 20…DHCPサーバ 30…コールマネージャ 40…保守端末 50…LAN 101、301、401…LANインターフェース部 102…入出力インターフェース部 103、302、402…IP処理部 104…DHCP処理部 105、404…主制御部 106…RTP処理部 107…指示受付部 303、1052…呼制御部 403…入出力部 1051…設定・管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 薫 福島県郡山市字船場向94番地 株式会社日 立テレコムテクノロジー内 Fターム(参考) 5K030 HB01 LD02 5K033 CB09 CB13 5K101 LL05 NN00 NN07 SS07 SS08 UU16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】VoIP(Voice over IP)を利用して通
    話を行なう複数のIP(Internet Protocol)電話機と、
    管理装置と、前記複数のIP電話機および前記管理装置
    を相互接続するネットワークと、を有するIP電話シス
    テムであって、 前記管理装置は、 管理対象の前記IP電話機の電話番号と制御内容とを含
    んだマルチキャストパケットを前記ネットワーク上に送
    出し、 前記IP電話機は、 前記ネットワークよりマルチキャストパケットを受信す
    ると、当該マルチキャストパケットに含まれている電話
    番号が自身の電話番号ならば、当該マルチキャストパケ
    ットに含まれている制御内容に従って処理を行うことを
    特徴とするIP電話システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のIP電話システムであっ
    て、 前記ネットワークに接続されたDHCP(Dynamic Host
    Configuration Protocol)サーバをさらに有し、前記
    複数のIP電話機各々は、 DHCPクライアントとしての機能を有し、前記DHC
    Pサーバから自身のIPアドレスを取得することを特徴
    とするIP電話システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のIP電話システム
    であって、 前記管理装置は、前記IP電話機に通話相手のIPアド
    レスを通知するコールマネージャであることを特徴とす
    るIP電話システム。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載のIP電話システム
    であって、 前記管理装置は、前記IP電話機に対する情報の設定お
    よび収集を行なう保守端末であることを特徴とするIP
    電話システム。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載のIP電話
    機。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3または4記載の管理装
    置。
  7. 【請求項7】ネットワークを介して相互接続された、V
    oIP(Voice over IP)を利用して通話を行なう複数
    のIP(Internet Protocol)電話機の管理方法であっ
    て、 管理対象の前記IP電話機の電話番号と制御内容とを含
    んだマルチキャストパケットを前記ネットワーク上に送
    出して、前記電話番号を持つIP電話機のみに、前記制
    御内容に従った処理を行なわせることを特徴とするIP
    電話機の管理方法。
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