JP4464361B2 - 大規模指令システム、ゲートウェイ及びそのプログラム - Google Patents
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Description
例えば、警察や消防などで使用される指令システムは、IP化に伴い、すでに複数の指令台とローカル網(LAN)とゲートウェイと公衆網で構成され、ローカル網でマルチキャスト方式のパケット通信を採用したものが存在する。このような指令システムについては、下記特許文献1に記載されている。
まず、図11のGW100に接続された1ゲートウェイの部分を参照して、従来のIP網を用いた指令システムの一例を説明する。
従来の1つのゲートウェイからなる指令システムは、公衆網1及び受令端末40#i(i=1〜n)が接続された指令用外部回線80とIP網2をインタフェースするGW100と、IP網2に接続された複数の指令台110#i(i=1〜n)を有している。これらの装置一式で1つの指令システムを構成し、GW100と複数の指令台110#i(i=1〜n)がマルチキャストグループ30を使用してパケットを送受信することで、GW100と複数の指令台110#i(i=1〜n)が従属した関係となり指令サービスを提供する。指令用外部回線には、公衆網1用のポートの一部が使用されており、受令端末40#i(i=1〜n)は指令用外部回線80によりGW100に直接接続されている。図11には、図が煩雑になるのを避けるため、指令用外部回線80がGW100の1つのポートに接続するかのように記載されているが、実際には、受令端末40#i(i=1〜n)は、n本の指令用外部回線でn個のポートに直接接続されている。そして、指令サービスが行われるときは、指令台より受令端末へ1:mの緊急出動等の指令が通達される。
ゲートウェイを収容能力の大きいものにするにはハードウェアの改造が必要であり、非標準品を用いることになるから、指令システムのIP化のメリットがなくなる。
大規模指令システムである図11に示した指令システムは、前記の指令システムに加えて、公衆網1とIP網2をインタフェースするとともに指令用外部回線81を介して受令端末41#i(i=1〜n)を収容するGW200と、IP網2に接続された複数の指令台210#i(i=1〜n)を有し、それらが先のマルチキャストグループ30とは別のマルチキャストグループ31を使用することにより、2つの独立した指令システムで構成される。
したがって、単一のマルチキャストグループとすると不具合が発生するため、上述のようにゲートウェイごとにマルチキャストグループを分けざるを得ない。
まず、図2及び図3を参照して、本実施例のゲートウェイと指令台の構成と機能の概要を説明する。
図2に示すように、本発明のゲートウェイは、プロトコル処理部60、回線制御部61、状態通知パケット送信部62、状態通知パケット受信/分析部63、受信電文保存エリア64、音声パケット送信部65、音声パケット受信部66、入出力ポート67、公衆網ポート68、及び公衆網ポート68のうち特定のポートに割り当てられた指令用外部回線ポート68−1を有する。なお、以下では、指令用外部回線ポート68−1を含めて公衆網ポート68という場合もある。
プロトコル処理部60は、優先順位決定テーブル50、状態管理テーブル51及びログインテーブル52を備えるとともに、次の4つの機能を有する。
状態通知パケット送信部62は、先に記載した(4)のプロトコル処理部60の指示に従って、状態通知マルチキャストパケットを、入出力ポート67を使用してIP網2のマルチキャストグループ32に送信する。
図3に示すように本発明の指令台は、操作部70、表示部71、プロトコル処理部72、状態通知パケット送信部73、状態通知パケット受信/分析部74、受信電文保存エリア75、音声パケット送信部76、音声パケット受信部77、入出力ポート78、サウンドデバイス79を有する。
表示部71は、オペレータより指示された指令等の状態表示や結果表示等を行う。表示する内容はプロトコル処理部72より指示される。
(5)指令台内の全処理部の起動が完了すると、オンライン状態であることを示すマルチキャストパケットを一定周期でマルチキャストグループ32に送信するように状態通知パケット送信部73に指示する。指令台の終了等でオフライン状態になる場合はオンライン状態通知マルチキャストパケットの送信を停止するように状態通知パケット送信部73に指示する。
音声パケット受信部77は、入出力ポート78より音声パケットを受信すると、音声データを取り出してアナログ音声信号に変換し、サウンドデバイス79を使用してヘッドセットに送信する。
図4(a)に示すのは、状態通知マルチキャストパケットの構成例である。図4(a)に示すように状態通知マルチキャストパケットは、UDP/IPヘッダ、パケット長、送信元識別子をヘッダ部とし、情報部は状態番号、自音声ポート、自音声アドレス、通話相手識別子1,2,…から構成される。UDP/IPヘッダはUDP/IPプロトコルに基づくUDP/IPヘッダ、パケット長はパケットの長さを示し、送信元識別子は指令台やGWなど送信元装置を示す識別子である。状態番号とは、「オンライン」「指令開始」等の状態を示す番号である。自音声ポートと自音声アドレスとは、音声を入出力するために割り当てられたVoIPプロトコルに基づいたポート番号とアドレスである。これらは、例えばゲートウェイが上記(2)の機能で指令開始応答通知を行う場合に設定され、指令台はこのポート番号とアドレスを音声パケットのヘッダに設定して音声パケットを送信する。
図5(a)は、図2に示した状態管理テーブル51の1レコードの構成を示すものであり、受信した状態通知マルチキャストパケットの先頭部分であるヘッダ部と情報部の状態番号をその項目としている。このレコードは、受信した状態通知マルチキャストパケットに含まれている情報部と受信電文保存エリア75に保存されている情報部が異なるため状態通知パケット受信/分析部74からの通知があったときに更新される。新たに受信した状態通知マルチキャストパケットは受信電文保存エリア64に保存されることから、状態管理テーブル51はそのバックアップを受信電文保存エリア64に持つことになる。
図6は、指令台がオンライン状態となったときの動作を示す図である。図6に示すように、指令台はオンライン状態になると、状態通知マルチキャストパケットにて全てのGWにオンライン状態通知を送信する。オンライン状態通知を受信したGW10とGW20は、それぞれの受信電文保存エリアに該当状態通知マルチキャストパケットを保存するとともに、ログインテーブルの該当指令台のログイン情報をオンライン状態とする。さらに、それぞれが有する公衆網ポートの内から指令台で使用を許可するダイヤル発信用の公衆網ポートを割り当て、それらの処理の終了後に、前記指令台がオンライン状態となったことを当該GWが認識したことを通知するオンライン状態応答通知を指令台に送信する。
図7は、指令台からの指令開始時の動作シーケンスを示す図である。図7に示すように、指令台にてオペレータ操作により指令を開始すると、マルチキャストパケットにて全てのGWに指令開始通知を送信する。指令開始通知を受信したGWは受信電文保存エリアに該当マルチキャストパケットを保存するとともに、指令宛先として自装置管理の受令端末が含まれているか確認処理を行う。確認処理にて「無し」と判定された場合には、以後の処理は行わず処理終了となる。確認処理にて「有り」と判定された場合には、GWは指令開始応答通知を指令台に送信する。この際、先に述べたように、音声パケットで使用する自音声ポートと自音声アドレスを通知する。指令台は指令開始応答通知を受信すると、指令開始応答通知を送信してきたGWと音声信号通信を確立するために、通知されたGWの音声ポートと音声アドレスを音声パケットのヘッダ部に設定し、指令台にて入力された音声をデータとして情報部に設定して音声ポート78−1を使用して送信する。
図8は、指令台からのダイヤル発信時の動作を示す図である。図8に示すように、指令台にてオペレータ操作によりダイヤル発信を開始すると、マルチキャストパケットにて全てのGW10とGW20にダイヤル発信通知を送信する。ダイヤル発信を受信したGW10とGW20は受信電文保存エリアに該当マルチキャストパケットを保存するとともに、ダイヤル発信先に対しての自装置の優先順位を、優先順位決定テーブル50を参照することにより確認する。確認処理にて「自装置より優先順位の高いGWが存在した」場合には、以後の処理は行わず処理終了となる。確認処理にて「自装置が最も優先順位が高かった」場合には、GWはダイヤル発信応答通知を指令台に送信する。
指令台はダイヤル発信応答通知を受信すると、以後、ダイヤル発信応答通知を送信してきたGW10と音声信号通信を実行する。
図10は、ゲートウェイの機能の内、IP網2から状態通知マルチキャストパケット(以下、単にマルチキャストパケットという。)を受信した場合の処理についてのものである。これらの処理機能は図2に示したプロトコル処理部60、回線制御部61、状態通知パケット送信部62、状態通知パケット63の機能に対応する。これらの機能は、コンピュータのハードウェアと図10にその処理フローを示すプログラムによって、実現される。
次に、ステップS14において、ステップS13で更新した状態管理テーブル51の状態番号が、オンライン状態を示すものか、指令開始状態を示すものか、ダイヤル発信状態を示すものか判定する。
次にステップS23において当該指令台にオンライン状態となったことを認識した旨通知するオンライン状態応答通知を送信して処理を終了する。
IP網に接続された複数の指令台と、前記IP網と公衆網を接続するとともにそれぞれ複数の受令端末を収容する複数のゲートウェイからなり、前記IP網を介した前記複数の指令台及び前記複数のゲートウェイ間の通信をマルチキャストパケットにより行う指令システムにおいて、
前記指令台は前記受令端末への指令を開始するとき、指令宛先を含む指令開始を示すマルチキャストパケットを前記IP網に送出し、
前記ゲートウェイは、前記IP網から前記指令開始を示すマルチキャストパケットを受信すると、自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定し、含まれていた場合には音声通信確立用の情報を含む指令開始応答を示すマルチキャストパケットを前記IP網へ送出し、
前記指令開始を示すマルチキャストパケットを送信した指令台は、前記IP網から前記指令開始応答を示すマルチキャストパケットを受信すると、前記音声通信確立用の情報に基づき前記指令開始応答を示すマルチキャストパケットを送信したゲートウェイとの間に音声通信を確立して前記受令端末に対する指令を開始することを特徴とする指令システム。
(付記2)
付記1に記載の指令システムのためのゲートウェイにおいて、
自ゲートウェイに収容された受令端末を登録した受令端末管理テーブルを備え、
該受令端末管理テーブルを参照することにより、自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定することを特徴とするゲートウェイ。
(付記3)
前記複数のゲートウェイ間のダイヤル発信受付優先順位を記録した優先順位決定テーブルを備え、
前記指令台からダイヤル発信状態であることを示すマルチキャストパケットを受信すると、前記優先順位決定テーブルを参照して該ダイヤル発信を受け付ける優先順位が自ゲートウェイより高いゲートウェイがあるか判定し、なければ前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施し、あれば前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施しないことを特徴とする付記2に記載のゲートウェイ。
(付記4)
前記IP網から受信した状態通知マルチキャストパケットを受信電文として格納する受信電文保存エリアを備え、
前記IP網から状態通知マルチキャストパケットを受信したとき、該状態通知マルチキャストパケットを送信した他のゲートウェイあるいは指令台がすでに送信して前記受信電文保存エリアに保存されている電文の示す他のゲートウェイあるいは指令台の状態と今回受信した状態通知マルチキャストパケットの示す状態を比較し、変化がなければ該受信した状態通知マルチキャストパケットを廃棄し、変化があった場合は該該受信した状態通知マルチキャストパケットを前記受信電文保存エリアに格納されていた当該電文に上書きすることを特徴とする付記3に記載のゲートウェイ。
(付記5)
前記指令台の状態を記憶する状態管理テーブルを備え、
前記受信電文保存エリアに保存されている電文の示す指令台の状態と今回受信した状態通知マルチキャストパケットの示す状態に変化があった場合に前記状態管理テーブルに記憶された当該指令台の状態を該状態通知マルチキャストパケットの示す状態に更新することを特徴とする付記4に記載のゲートウェイ。
(付記6)
前記指令台がログイン状態であることを記憶するログインテーブルを備え、
前記状態管理テーブルの記憶する指令台の状態がオンライン状態と更新されたとき、前記ログインテーブルに記憶された該指令台の状態を調べ、ログイン状態でなければログイン状態に更新し、該指令台に該指令台がダイヤル発信するときに使用する公衆網ポートを割り当てることを特徴とする付記5に記載のゲートウェイ。
(付記7)
付記6に記載のゲートウェイの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
コンピュータに、
前記受信電文保存エリアに保存されている電文の示す指令台の状態と今回受信した状態通知マルチキャストパケットの示す指令台の状態に変化があった場合に前記状態管理テーブルに記憶された当該指令台の状態を該状態通知マルチキャストパケットの示す状態に更新する状態更新ステップと、
前記状態更新ステップで更新された状態が指令開始状態のとき、前記受令端末管理テーブルを参照して自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記状態通知マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定する宛先判定ステップと、
前記宛先判定ステップで自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記状態通知マルチキャストパケットの指令宛先として含まれていると判定したとき、音声通信確立用の情報を含む指令開始応答を示すマルチキャストパケットを前記指令台に送信する指令開始応答ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記8)
前記状態更新ステップで更新された状態がダイヤル発信状態のとき、
前記優先順位決定テーブルを参照して該ダイヤル発信を受け付ける優先順位が自ゲートウェイより高いゲートウェイがあるかないか判定する優先順位判定ステップと、
前記優先順位判定ステップで該ダイヤル発信を受け付ける優先順位が自ゲートウェイより高いゲートウェイがないと判定したとき、前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施するダイヤル発信制御ステップと、
を実行させることを特徴とする付記7に記載のプログラム。
(付記9)
前記状態更新ステップで更新された状態がオンライン状態のとき、
前記ログイン状態テーブルを参照して前記指令台がログイン済みが判定するログイン判定ステップと、
前記ログイン判定ステップでログイン済みでないと判定したとき、前記ログインテーブルをログイン済みに更新するログインテーブル更新ステップと、
前記指令台に該指令台がダイヤル発信するときに使用する公衆網ポートを割り当てる公衆網ポート割当ステップと、
を実行させることを特徴とする付記8に記載のプログラム。
(付記10)
IP網に接続された複数の指令台と、前記IP網と公衆網を接続するとともにそれぞれ複数の受令端末を収容する複数のゲートウェイからなり、前記IP網を介した前記複数の指令台及び前記複数のゲートウェイ間の通信をマルチキャストパケットにより行う指令システムにおいて実施される指令方法であって、
前記指令台は前記受令端末への指令を開始するとき、指令宛先を含む指令開始を示すマルチキャストパケットを前記IP網に送出し、
前記ゲートウェイは、前記IP網から前記指令開始を示すマルチキャストパケットを受信すると、自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定し、含まれていた場合には音声通信確立用の情報を含む指令開始応答を示すマルチキャストパケットを前記IP網へ送出し、
前記指令開始を示すマルチキャストパケットを送信した指令台は、前記IP網から前記指令開始応答を示すマルチキャストパケットを受信すると、前記音声通信確立用の情報に基づき前記指令開始応答を示すマルチキャストパケットを送信したゲートウェイとの間に音声通信を確立して前記受令端末に対する指令を開始することを特徴とする指令方法。
2 IP網
10、20 本発明によるゲートウェイ
11、21 本発明による指令台
40、41 受令端末
50 優先順位決定テーブル
51 状態管理テーブル
52 ログインテーブル
53 受令端末管理テーブル
60 プロトコル処理部(ゲートウェイ)
61 回線処理部
62 状態通知パケット送信部(ゲートウェイ)
63 状態通知パケット受信/分析部(ゲートウェイ)
64 受信電文保存エリア(ゲートウェイ)
65 音声パケット送信部(ゲートウェイ)
66 音声パケット受信部(ゲートウェイ)
67 入出力ポート(ゲートウェイ)
67−1 音声ポート(ゲートウェイ)
68 公衆網ポート
68−1 指令用外部回線ポート
70 操作部
71 表示部
72 プロトコル処理部(指令台)
73 状態通知パケット送信部(指令台)
74 状態通知パケット受信/分析部(指令台)
75 受信電文保存エリア(指令台)
76 音声パケット送信部(指令台)
77 音声パケット受信部(指令台)
78 入出力ポート(指令台)
78−1 音声ポート(指令台)
79 サウンドデバイス
80、81 指令用外部回線
100、200 従来例によるゲートウェイ
110、210 従来例による指令台
Claims (5)
- IP網に接続された複数の指令台と、前記IP網と公衆網を接続するとともにそれぞれ複数の受令端末を収容する複数のゲートウェイからなり、前記IP網を介した前記複数の指令台及び前記複数のゲートウェイ間の通信をマルチキャストパケットにより行う指令システムにおいて、
前記指令台は前記受令端末への指令を開始するとき、指令宛先を含む指令開始を示すマルチキャストパケットを前記IP網に送出し、
前記ゲートウェイは、前記IP網から前記指令開始を示すマルチキャストパケットを受信すると、自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定し、含まれていた場合には音声通信確立用の情報を含む指令開始応答を示すマルチキャストパケットを前記IP網へ送出し、
前記指令開始を示すマルチキャストパケットを送信した指令台は、前記IP網から前記指令開始応答を示すマルチキャストパケットを受信すると、前記音声通信確立用の情報に基づき前記指令開始応答を示すマルチキャストパケットを送信したゲートウェイとの間に音声通信を確立して前記受令端末に対する指令を開始することを特徴とする指令システム。 - 請求項1に記載の指令システムのためのゲートウェイにおいて、
自ゲートウェイに収容された受令端末を登録した受令端末管理テーブルと、
前記複数のゲートウェイ間のダイヤル発信受付優先順位を記録した優先順位決定テーブルと、
を備え、
前記指令台から指令開始を示すマルチキャストパケットを受信すると、前記受令端末管理テーブルを参照することにより、自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定し、
前記指令台からダイヤル発信状態であることを示すマルチキャストパケットを受信すると、前記優先順位決定テーブルを参照して該ダイヤル発信を受け付ける優先順位が自ゲートウェイより高いゲートウェイがあるか判定し、なければ前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施し、あれば前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施しないこと
を特徴とするゲートウェイ。 - 前記IP網から受信した状態通知マルチキャストパケットを受信電文として格納する受信電文保存エリアと、
前記指令台の状態を記憶する状態管理テーブルと
前記指令台がログイン状態であることを記憶するログインテーブルと、
を備え、
前記IP網から状態通知マルチキャストパケットを受信したとき、該状態通知マルチキャストパケットを送信した他のゲートウェイあるいは指令台がすでに送信して前記受信電文保存エリアに保存されている電文の示す他のゲートウェイあるいは指令台の状態と今回受信した状態通知マルチキャストパケットの示す状態を比較し、変化がなければ該受信した状態通知マルチキャストパケットを廃棄し、変化があった場合は該受信した状態通知マルチキャストパケットを前記受信電文保存エリアに格納されていた当該電文に上書きし、
前記受信電文保存エリアに保存されている電文の示す指令台の状態と今回受信した状態通知マルチキャストパケットの示す状態に変化があった場合に前記状態管理テーブルに記憶された当該指令台の状態を該状態通知マルチキャストパケットの示す状態に更新し、
前記状態管理テーブルの記憶する指令台の状態がオンライン状態と更新されたとき、前記ログインテーブルに記憶された該指令台の状態を調べ、ログイン状態でなければログイン状態に更新し、該指令台に該指令台がダイヤル発信するときに使用する公衆網ポートを割り当てることを特徴とする請求項2に記載のゲートウェイ。 - 請求項3に記載のゲートウェイの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
コンピュータに、
前記受信電文保存エリアに保存されている電文の示す指令台の状態と今回受信した状態通知マルチキャストパケットの示す指令台の状態に変化があった場合に前記状態管理テーブルに記憶された当該指令台の状態を該状態通知マルチキャストパケットの示す状態に更新する状態更新ステップと、
前記状態更新ステップで更新された状態が指令開始状態のとき、前記受令端末管理テーブルを参照して自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記状態通知マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定する宛先判定ステップと、
前記宛先判定ステップで自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記状態通知マルチキャストパケットの指令宛先として含まれていると判定したとき、音声通信確立用の情報を含む指令開始応答を示すマルチキャストパケットを前記指令台に送信する指令開始応答ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。 - 前記状態更新ステップで更新された状態がダイヤル発信状態のとき、
前記優先順位決定テーブルを参照して該ダイヤル発信を受け付ける優先順位が自ゲートウェイより高いゲートウェイがあるかないか判定する優先順位判定ステップと、
前記優先順位判定ステップで該ダイヤル発信を受け付ける優先順位が自ゲートウェイより高いゲートウェイがないと判定したとき、前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施するダイヤル発信制御ステップと、
を実行させることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
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