JP4464361B2 - 大規模指令システム、ゲートウェイ及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、IP(Internet Protocol)により構成された網にて、第3者からの受付業務及び情報配信業務を行う指令システムに関する。
近年、IPネットワーク技術が音声通信にも普及し、いわゆるインターネットに限らず、以前であれば例えば構内交換システム等でサポートされていた構内網も、音声用のインターネットプロトコル(IP)であるVoIPを使用するイントラネットとして構築されるものが現れている。
このようなイントラネットと公衆網を接続するものとして、従来の構内交換機に換えてゲートウェイ(以下、GWという場合がある。)が用いられている。
例えば、警察や消防などで使用される指令システムは、IP化に伴い、すでに複数の指令台とローカル網(LAN)とゲートウェイと公衆網で構成され、ローカル網でマルチキャスト方式のパケット通信を採用したものが存在する。このような指令システムについては、下記特許文献1に記載されている。
下記特許文献1に記載されている指令システムがそうであるように、従来の規模の指令システムでは、1台のゲートウェイにて収容されている回線数やその他のリソースで充分に要求を満たしていた。また処理速度などの性能要求も満たすことができていた。
ところが、指令システムがカバーする地域の広域化が進むと、大規模な指令システムが必要となる。すると、1台のゲートウェイでは収容能力や処理能力に限りがあるので、大規模な指令システムを構築することとなり、複数のゲートウェイを使用するマルチゲートウェイシステムを採用することになる。
そこで、従来から存在する既存のゲートウェイをそのまま用いて2つのゲートウェイからなる指令システムを構築しようとすると、図11に示すようなものになる。
まず、図11のGW100に接続された1ゲートウェイの部分を参照して、従来のIP網を用いた指令システムの一例を説明する。
従来の1つのゲートウェイからなる指令システムは、公衆網1及び受令端末40#i(i=1〜n)が接続された指令用外部回線80とIP網2をインタフェースするGW100と、IP網2に接続された複数の指令台110#i(i=1〜n)を有している。これらの装置一式で1つの指令システムを構成し、GW100と複数の指令台110#i(i=1〜n)がマルチキャストグループ30を使用してパケットを送受信することで、GW100と複数の指令台110#i(i=1〜n)が従属した関係となり指令サービスを提供する。指令用外部回線には、公衆網1用のポートの一部が使用されており、受令端末40#i(i=1〜n)は指令用外部回線80によりGW100に直接接続されている。図11には、図が煩雑になるのを避けるため、指令用外部回線80がGW100の1つのポートに接続するかのように記載されているが、実際には、受令端末40#i(i=1〜n)は、n本の指令用外部回線でn個のポートに直接接続されている。そして、指令サービスが行われるときは、指令台より受令端末へ1:mの緊急出動等の指令が通達される。
そして、従来のゲートウェイでは、単独で用いられるので、自装置に収容されている受令端末40#i(i=1〜n)を認識する必要はなく、全ての受令端末40#i(i=1〜n)に1:mの指令を一斉に通達し、受け側の受令端末40#i(i=1〜n)が、自受令端末が宛先に含まれているか判断するものであった。
以上の指令システムにおいて、収容する受令端末数を増やそうとすると、ゲートウェイを収容能力の大きいものにするか複数のゲートウェイを用いることになる。
ゲートウェイを収容能力の大きいものにするにはハードウェアの改造が必要であり、非標準品を用いることになるから、指令システムのIP化のメリットがなくなる。
そこで、複数のゲートウェイを用いた指令システムを構築することとなり、先に述べた指令システムに別の指令システムを追加することになる。
大規模指令システムである図11に示した指令システムは、前記の指令システムに加えて、公衆網1とIP網2をインタフェースするとともに指令用外部回線81を介して受令端末41#i(i=1〜n)を収容するGW200と、IP網2に接続された複数の指令台210#i(i=1〜n)を有し、それらが先のマルチキャストグループ30とは別のマルチキャストグループ31を使用することにより、2つの独立した指令システムで構成される。
先に述べたように、従来のゲートウェイは、自装置に収容された受令端末を識別することなく指令台からの指令を一斉に通達することから、GW100とGW200からなる指令システムを単一のマルチキャストグループとすると、GW100はGW200に収容されている受令端末については応答がないことから指令を開始しようとする指令台に対してNGを返し、同じ受令端末に対してGW200はOKを返すことになる。
また、任意の指令台からダイヤル発信を行おうとすると、GW100とGW200の双方が当該指令台と公衆網1とを接続しようとする。
したがって、単一のマルチキャストグループとすると不具合が発生するため、上述のようにゲートウェイごとにマルチキャストグループを分けざるを得ない。
すると、公衆網からの緊急通報は、GW100あるいはGW200のどちらかを介してそれぞれ指令台110#i(i=1〜n)あるいは指令台210#i(i=1〜n)で受け付けられ、受令端末40#i(i=1〜n)のいずれか、あるいは受令端末41#i(i=1〜n)のいずれかに緊急通報を受け付けた指令台から緊急出動等の指令が行われる。
以上のように、指令システムにおいて、大規模なシステムを構築するには収容する回線の制約上、ゲートウェイを複数台設ける必要があり、従来のシステムでは、ゲートウェイと指令台が従属関係を持っているため、指令台は従属したゲートウェイで発生した事象に対してのみ指令サービスを提供していた。
したがって、従来の指令システムにおいては、大規模な指令システムを構築する場合にゲートウェイを複数台設けるのであるが、ゲートウェイと指令台が従属関係を持っているため、指令台は従属したゲートウェイで発生した事象に対してのみ制御可能であるという問題点があった。またゲートウェイの障害発生時、障害発生ゲートウェイに従属した指令台は全て使用不可能になるという問題点があった。
特開2004−180004号公報
そこで本発明の解決しようとする課題は、公衆網と複数のゲートウェイを介して接続されるIPプロトコルを採用した大規模指令システムにおいて、既存のゲートウェイや指令台に大規模な改造を行うことなく、ゲートウェイと指令台の従属関係による制限を解除し、高性能、高品質、高信頼性を実現できる大規模指令システムを提供することである。
本発明によれば、指令システムのために、自ゲートウェイに収容された受令端末を登録した受令端末管理テーブルと前記複数のゲートウェイ間のダイヤル発信受付優先順位を記録した優先順位決定テーブル備えたゲートウェイが提供され、指令台から指令開始を示すマルチキャストパケットを受信すると、受令端末管理テーブルを参照することにより、自ゲートウェイが収容する受令端末がマルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定し、また指令台からダイヤル発信状態であることを示すマルチキャストパケットを受信すると、優先順位決定テーブルを参照して該ダイヤル発信を受け付ける優先順位が自ゲートウェイより高いゲートウェイがあるか判定し、なければ前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施し、あれば前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施しないようにする。
本発明によれば、ゲートウェイが収容している受令端末を管理し、指令台のダイヤル発信に対しても1台のゲートウェイが自らを選択して制御を行うことから、指令台が複数のゲートウェイに対して同時に制御を要求することが可能となり、指令台の従属関係による制限を解除し高性能、高品質であり、信頼性が高い大規模指令システムを実現できる。
図1は本発明による指令システムが適用される全体構成を示す図である。構成的には、従来のものとほとんど違いはなく、IP網2のマルチキャストグループを1つで実現したことが異なる。
GW10、GW20、指令台11#i(i=1〜n)、指令台21#i(i=1〜n)及びIP網2から構成される本発明の指令システムは、GW10を介して公衆網1と受令端末40#i(i=1〜n)を接続する指令用外部回線80に接続され、GW20を介して公衆網1と受令端末41#i(i=1〜n)を接続する指令用外部回線81に接続されている。なお、指令台及び受令端末の番号のインデックス範囲を全てi=1〜nと仮に例示しているが、それぞれ同じである必要はない。
GW10とGW20は公衆網1および指令用外部回線80、81とIP網2のインタフェースを提供する。指令台11#i(i=1〜n)と指令台21#i(i=1〜n)はIP網2に接続されており、IP網2に繋がる全ての装置はIPプロトコルに従って通信が行われる。後ほど詳細に説明するが、本発明においては、IP網2に接続されたすべての装置は、単一のマルチキャストグループ32を構成する。
以下、本発明の指令システムの実施態様を詳細に説明するが、指令台、ゲートウェイ等の共通の構成や機能動作を説明するときには、符号を省略する場合もある。
まず、図2及び図3を参照して、本実施例のゲートウェイと指令台の構成と機能の概要を説明する。
図2は、図1に示した本発明によるゲートウェイの機能構成図である。実線は制御情報の流れを、点線は音声情報の流れを示している。
図2に示すように、本発明のゲートウェイは、プロトコル処理部60、回線制御部61、状態通知パケット送信部62、状態通知パケット受信/分析部63、受信電文保存エリア64、音声パケット送信部65、音声パケット受信部66、入出力ポート67、公衆網ポート68、及び公衆網ポート68のうち特定のポートに割り当てられた指令用外部回線ポート68−1を有する。なお、以下では、指令用外部回線ポート68−1を含めて公衆網ポート68という場合もある。
入出力ポート67はIP網2にアクセスするためのポートである。公衆網ポート68は公衆網にアクセスするためのポートである。指令用外部回線ポート68−1は、指令用外部回線にアクセスするためのポートである。
入出力ポート67内に例示されている音声ポート67−1は論理的なポートであり、物理的な入出力ポートに対して複数存在する。音声ポート67−1は音声パケットの送受信に用いられる。なお以下では、指令台の場合も含めて、音声パケットが入出力ポートにより送受信される旨いったり、音声ポートにより送受信される旨いったりする場合がある。
プロトコル処理部60は、優先順位決定テーブル50、状態管理テーブル51及びログインテーブル52を備えるとともに、次の4つの機能を有する。
(1)状態通知パケット受信/分析部63より、指令台11#i(i=1〜n)及び指令台21#i(i=1〜n)のいずれかがオンライン状態となってログインしたことを通知されると、指令台のログイン状態を管理するログインテーブル52の当該指令台の状態をオンライン状態へと更新し、回線制御部61に、当該指令台にダイヤル発信用の公衆網ポートを割り当てるよう指示する。
(2)状態通知パケット受信/分析部63より、指令台11#i(i=1〜n)及び指令台21#i(i=1〜n)のいずれかが指令を開始したことを通知されると、回線制御部61に、その指令宛先である受令端末が、自ゲートウェイが保持する指令用外部回線ポートに接続されているものか確認処理を依頼する。回線制御部61より確認処理の結果、自ゲートウェイの指令用外部回線ポートの接続先に指令宛先が存在した場合には、指令開始応答を示すマルチキャストパケットをマルチキャストグループ32に送信するように状態通知パケット送信部62に指示する。この指令開始応答を示すマルチキャストパケットには、指令内容を伝達する音声パケットが用いる音声ポート67−1の情報が設定される。
(3)状態通知パケット受信/分析部63より指令台のダイヤル発信を通知されると、優先順位決定テーブル50を参照して他のゲートウェイとの優先順位を調べ、その結果自ゲートウェイが最も優先度が高かった場合に、回線制御部61にダイヤル発信を指示する。そして、ダイヤル発信応答を示すマルチキャストパケットをマルチキャストグループ32に送信するように状態通知パケット送信部62に指示する。
(4)一定の周期で、自GW状態を示す状態通知マルチキャストパケットをマルチキャストグループ32に送信するように状態通知パケット送信部62に指示する。また状態通知パケット受信/分析部63より他GW状態を通知されると、その状態により前記優先順位決定テーブル50を動的に変化させる。以上により、本指令システム内のGWの状態を管理する。
回線制御部61は、公衆網ポート68の状態を管理し、プロトコル処理部60の指示に従って、公衆網ポート68の使用/使用停止を制御する。また受令端末管理テーブル53を備え、先に記載した(2)のプロトコル処理部60よりの指令開始の指示を受けると、受令端末管理テーブル53を参照して自GWで管理している受令端末に指令宛先が存在しているかを確認し、存在していた場合には、プロトコル処理部60に指令宛先が存在していることを通知する。
また、回線制御部61は、先に記載した(3)のプロトコル処理部60よりのダイヤル発信の指示を受けると、公衆網ポート68を使用して公衆網1にダイヤル発信を行う。
状態通知パケット送信部62は、先に記載した(4)のプロトコル処理部60の指示に従って、状態通知マルチキャストパケットを、入出力ポート67を使用してIP網2のマルチキャストグループ32に送信する。
状態通知パケット受信/分析部63は、入出力ポート67より状態通知マルチキャストパケットを受信すると、当該パケットに含まれている情報部と受信電文保存エリア64に保存されている情報部が異なるとき、当該パケットの情報部を受信電文保存エリア64に保存するとともにプロトコル処理部60に通知する。本指令システムにおけるIP網2の構成要素は、上記(4)にも記載したとおり、一定周期で状態通知マルチキャストパケットをマルチキャストグループ32に送信するので、受信電文保存エリア64に保存している状態通知マルチキャストパケットの情報部との比較で、状態変化を検出することができる。また、一定期間以上状態通知マルチキャストパケットを送信しない構成要素は障害が発生したか業務を終了したものとすることができるので、その旨プロトコル処理部60に通知し、優先順位決定テーブル50、状態管理テーブル51及びログインテーブルを書き換えることができる。
音声パケット送信部65は、公衆網ポート68より音声信号を受信すると、該音声信号を音声パケット化して入出力ポート67から音声ポート67−1を指定してIP網2に送信する。
音声パケット受信部66は、入出力ポート67より音声パケットを受信すると、音声データを取り出してアナログ音声信号に変換するとともに使用される音声ポート67−1等の情報を抽出し、該情報に対して設定された宛先に応じて公衆網ポート68を使用して公衆網1に送信し、あるいは指令用外部回線ポート68−1を使用して指令用外部回線に送信する。
図3は図1で示した本発明による指令台の機能構成図である。図2の場合と同様に、実線は制御情報の流れを、点線は音声情報の流れを示している。
図3に示すように本発明の指令台は、操作部70、表示部71、プロトコル処理部72、状態通知パケット送信部73、状態通知パケット受信/分析部74、受信電文保存エリア75、音声パケット送信部76、音声パケット受信部77、入出力ポート78、サウンドデバイス79を有する。
入出力ポート78はIP網2にアクセスするためのポートである。サウンドデバイス79はヘッドセットに接続される。入出力ポート78内に例示されている音声ポート78−1は、先に説明したゲートウェイの音声ポート67−1と同様であり、論理的なポートであって音声パケットの送受信に用いられる。
操作部70は、オペレータによる釦操作等により、「指令開始」「ダイヤル発信」等の操作を受付け、受付けた操作内容をプロトコル処理部72に通知する。
表示部71は、オペレータより指示された指令等の状態表示や結果表示等を行う。表示する内容はプロトコル処理部72より指示される。
プロトコル処理部72は、次の3つの機能を有する。
(5)指令台内の全処理部の起動が完了すると、オンライン状態であることを示すマルチキャストパケットを一定周期でマルチキャストグループ32に送信するように状態通知パケット送信部73に指示する。指令台の終了等でオフライン状態になる場合はオンライン状態通知マルチキャストパケットの送信を停止するように状態通知パケット送信部73に指示する。
(6)操作部70より指令開始を通知されると、指令開始を示すマルチキャストパケットをマルチキャストグループ32に送信するように状態通知パケット送信部73に指示する。先に記載した(2)のGWのプロトコル処理部60からの指令開始応答を状態通知パケット受信/分析部74より通知されると、当該パケットから音声パケットの宛先等のヘッダ情報を作成し、音声パケット送信部76に音声ポート78−1を使用して音声データを送信するように指示する。
(7)操作部70よりダイヤル発信を通知されると、ダイヤル発信を示すマルチキャストパケットをマルチキャストグループ32に送信するように状態通知パケット送信部73に指示する。先に記載した(3)のGWのプロトコル処理部60からのダイヤル発信応答を状態通知パケット受信/分析部74より通知されると、その発信元であるGWの識別子を保持し、以後、その呼に対する制御は識別子を基に制御する。
状態通知パケット送信部73は、プロトコル処理部72の指示に従って、状態通知マルチキャストパケットを、入出力ポート78を使用してIP網2のマルチキャストグループ32に送信する。
状態通知パケット受信/分析部74は、入出力ポート78より状態通知マルチキャストパケットを受信すると、当該パケットに含まれている情報部と受信電文保存エリア75に保存されている情報部が異なるとき、当該パケットの情報部を受信電文保存エリア75に保存するとともにプロトコル処理部72に通知する。
音声パケット送信部76は、サウンドデバイス79より音声信号を受信すると、音声パケットを、入出力ポート78を使用してIP網2に送信する。
音声パケット受信部77は、入出力ポート78より音声パケットを受信すると、音声データを取り出してアナログ音声信号に変換し、サウンドデバイス79を使用してヘッドセットに送信する。
次に、図4を参照して、本指令システムで用いるパケットを説明する。
図4(a)に示すのは、状態通知マルチキャストパケットの構成例である。図4(a)に示すように状態通知マルチキャストパケットは、UDP/IPヘッダ、パケット長、送信元識別子をヘッダ部とし、情報部は状態番号、自音声ポート、自音声アドレス、通話相手識別子1,2,…から構成される。UDP/IPヘッダはUDP/IPプロトコルに基づくUDP/IPヘッダ、パケット長はパケットの長さを示し、送信元識別子は指令台やGWなど送信元装置を示す識別子である。状態番号とは、「オンライン」「指令開始」等の状態を示す番号である。自音声ポートと自音声アドレスとは、音声を入出力するために割り当てられたVoIPプロトコルに基づいたポート番号とアドレスである。これらは、例えばゲートウェイが上記(2)の機能で指令開始応答通知を行う場合に設定され、指令台はこのポート番号とアドレスを音声パケットのヘッダに設定して音声パケットを送信する。
通話相手識別子1,2,…は、当該パケットを受信する相手を識別する識別子で、複数ある場合には複数個設定される。これらは、例えば指令台が上記(6)の機能で指令開始通知を行う場合、指令宛先の受令端末を識別するために設定される。そして、これらの通話相手識別子は、ゲートウェイのプロトコル処理部60が上記(2)の機能を実行するときに回線制御部61により用いられる。
状態通知マルチキャストパケットは、受信先の受信電文保存エリア64および受信電文保存エリア75に保持されるため、各受信先装置における本指令システムの状態管理として用いることができる。
図4(b)に示すのは、音声パケットの構成例である。図4(b)に示すように音声パケットは、TCP/IPヘッダ、パケット長、送信元識別子をヘッダ部とし、情報部は音声データから構成される。TCP/IPヘッダはTCP/IPプロトコルに基づくTCP/IPヘッダ、パケット長はパケットの長さを示し、送信元識別子は指令台やGWなど送信元装置を示す識別子である。音声データとは、音声信号をデジタル信号した音声データであるが、音声信号のある一定の時間分まで収容され、長い音声の場合には複数パケットに分割される。
図5は、ゲートウェイが状態管理のために用いるテーブルを示すものである。
図5(a)は、図2に示した状態管理テーブル51の1レコードの構成を示すものであり、受信した状態通知マルチキャストパケットの先頭部分であるヘッダ部と情報部の状態番号をその項目としている。このレコードは、受信した状態通知マルチキャストパケットに含まれている情報部と受信電文保存エリア75に保存されている情報部が異なるため状態通知パケット受信/分析部74からの通知があったときに更新される。新たに受信した状態通知マルチキャストパケットは受信電文保存エリア64に保存されることから、状態管理テーブル51はそのバックアップを受信電文保存エリア64に持つことになる。
図5(b)は、図2に示したログインテーブル52の構成を示すものである。ヘッダ部は最大指令台数であり、本指令システムに収容されているすべての指令台の台数である。情報部は、本指令システムに収容されている指令台ごとに、その番号と該指令台のログイン状態が記憶されている。
図5(c)は、図2に示した受令端末管理テーブル53の構成を示すものである。自ゲートウェイに収容されている受令端末の番号が登録され、その番号の状態等が記録されている。
次に、図6〜図8を参照して、上記説明したゲートウェイと指令台の動作を、指令台と複数のゲートウェイ間の動作シーケンス図にまとめて説明する。
図6は、指令台がオンライン状態となったときの動作を示す図である。図6に示すように、指令台はオンライン状態になると、状態通知マルチキャストパケットにて全てのGWにオンライン状態通知を送信する。オンライン状態通知を受信したGW10とGW20は、それぞれの受信電文保存エリアに該当状態通知マルチキャストパケットを保存するとともに、ログインテーブルの該当指令台のログイン情報をオンライン状態とする。さらに、それぞれが有する公衆網ポートの内から指令台で使用を許可するダイヤル発信用の公衆網ポートを割り当て、それらの処理の終了後に、前記指令台がオンライン状態となったことを当該GWが認識したことを通知するオンライン状態応答通知を指令台に送信する。
上述の動作シーケンスにより、指令台が複数GWとの従属関係を確立する。
図7は、指令台からの指令開始時の動作シーケンスを示す図である。図7に示すように、指令台にてオペレータ操作により指令を開始すると、マルチキャストパケットにて全てのGWに指令開始通知を送信する。指令開始通知を受信したGWは受信電文保存エリアに該当マルチキャストパケットを保存するとともに、指令宛先として自装置管理の受令端末が含まれているか確認処理を行う。確認処理にて「無し」と判定された場合には、以後の処理は行わず処理終了となる。確認処理にて「有り」と判定された場合には、GWは指令開始応答通知を指令台に送信する。この際、先に述べたように、音声パケットで使用する自音声ポートと自音声アドレスを通知する。指令台は指令開始応答通知を受信すると、指令開始応答通知を送信してきたGWと音声信号通信を確立するために、通知されたGWの音声ポートと音声アドレスを音声パケットのヘッダ部に設定し、指令台にて入力された音声をデータとして情報部に設定して音声ポート78−1を使用して送信する。
指令宛先の受令端末がGW10に収容されたものとGW20に収容されたものとがある場合には、それぞれのGWから送信された指令開始応答通知に基づいてヘッダ部を設定し、音声データは同一の音声パケットをそれぞれのGWに送信する。この音声パケットをそれぞれのGWに送信する点は、従来の指令台と異なる点である。
上述の動作シーケンスにより、指令台は複数のGWにて管理する宛先に対して、制御の実行や音声データの送信等により指令を行うことができる。
図8は、指令台からのダイヤル発信時の動作を示す図である。図8に示すように、指令台にてオペレータ操作によりダイヤル発信を開始すると、マルチキャストパケットにて全てのGW10とGW20にダイヤル発信通知を送信する。ダイヤル発信を受信したGW10とGW20は受信電文保存エリアに該当マルチキャストパケットを保存するとともに、ダイヤル発信先に対しての自装置の優先順位を、優先順位決定テーブル50を参照することにより確認する。確認処理にて「自装置より優先順位の高いGWが存在した」場合には、以後の処理は行わず処理終了となる。確認処理にて「自装置が最も優先順位が高かった」場合には、GWはダイヤル発信応答通知を指令台に送信する。
図8に示した例では、GW10の優先順位が高いので、GW10が指令台にダイヤル発信応答通知を行い、GW20は処理を終了する。
指令台はダイヤル発信応答通知を受信すると、以後、ダイヤル発信応答通知を送信してきたGW10と音声信号通信を実行する。
指令台は、先にダイヤル発信通知で音声信号通信に用いる自音声ポートと自音声アドレスをGW10に通知しており、GW10から送信されてきたダイヤル発信応答通知で通知されたGW10の音声ポートと音声アドレスとの間で音声通信路を確立し、指令台とGW10との間で音声データを双方向で送受信する。
以上説明したように、指令台11#i(i=1〜n)と指令台21#i(i=1〜n)は、GWの収容している回線を使用するときに、マルチキャストグループ32宛てに使用指示を示すマルチキャストパケットを送信する。その際、特には記述しなかったが、GW10とGW20は、使用指示を示すマルチキャストパケットをマルチキャストグループ32より受信し、状態管理テーブル51を参照して得られる指令台11#i(i=1〜n)と指令台21#i(i=1〜n)の状態などから使用指示が正常であることを判断し制御する。
図9は、指令台のダイヤル発信時におけるゲートウェイの受付優先順位を動的に変化させることができ、ゲートウェイのダイヤル発信受付優先順位を決定するときに使用される優先順位決定テーブル50の構成例である。
図9で示すように優先順位決定テーブル50は、優先順位数をヘッダ部とし、先頭ダイヤル番号、デフォルト優先第1位識別子、デフォルト優先第2位識別子、デフォルト優先第(優先順位数)位識別子、優先第1位識別子、優先第2位識別子、・・・、優先第(優先順位数)位識別子からなる先頭ダイヤル番号ごとの優先情報を有する情報部により構成される。
優先順位数は優先順位の対象となるGWの個数であり、列挙される識別子の最大個数となる。先頭ダイヤル番号は、ダイヤル番号の上位桁が設定され、先頭ダイヤル番号で設定されたダイヤル番号を持つダイヤル発信がされた場合、優先第1位識別子、優先第2位識別子、優先第(優先順位数)位識別子にて優先順位を決定する。
GWに異常が発生した等、優先順位の変更要因が発生した場合には、優先第1位識別子、優先第2位識別子、優先第(優先順位数)位識別子の並びを入れ替えることで優先順位の動的変更を行う。例えば、異常が発生したGWの識別子を削除し、より優先順位の低いGWの優先順位を順次繰り上げることができる。
デフォルト優先第1位識別子、デフォルト優先第2位識別子、デフォルト優先第(優先順位数)位識別子は、優先順位の初期設定値であり、異常であったGWが正常になった等の初期優先順位に復帰する要因が発生した場合に参照される。
したがって、優先第1位識別子、優先第2位識別子、優先第(優先順位数)位識別子の並びの初期値はデフォルト優先第2位識別子、デフォルト優先第(優先順位数)位識別子の並びと等しい。
以上説明した本発明のゲートウェイの機能は、コンピュータのハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより実現することができる。したがって、本発明を実行するための既存のゲートウェイの改造量は大きいものではない。
次に、本発明のゲートウェイ機能をコンピュータ上で実現するプログラムのフローを図10により説明する。
図10は、ゲートウェイの機能の内、IP網2から状態通知マルチキャストパケット(以下、単にマルチキャストパケットという。)を受信した場合の処理についてのものである。これらの処理機能は図2に示したプロトコル処理部60、回線制御部61、状態通知パケット送信部62、状態通知パケット63の機能に対応する。これらの機能は、コンピュータのハードウェアと図10にその処理フローを示すプログラムによって、実現される。
ステップS10でマルチキャストパケットを受信するとステップS11に移行し、受信したマルチキャストパケットのヘッダ部の送信元識別子をキーにして受信電文保存エリア64をサーチし、同一送信元識別子を有する受信電文の状態番号を取得して、取得した状態番号と受信したマルチキャストパケットの状態番号を比較する。比較の結果変化がなければ該受信したマルチキャストパケットを廃棄して処理を終了する。
比較の結果変化が生じていれば、ステップS12に移行して、受信したマルチキャストパケットの情報部を受信電文保存エリア64の同一送信元識別子を有する電文の情報部に上書きする。
次にステップS13に移行し、受信したマルチキャストパケットのヘッダ部と情報部の状態番号をコピーすることにより、状態管理テーブル51を更新する。
次に、ステップS14において、ステップS13で更新した状態管理テーブル51の状態番号が、オンライン状態を示すものか、指令開始状態を示すものか、ダイヤル発信状態を示すものか判定する。
オンライン状態を示すものであれば、ステップS20に移行し、ログインテーブル52の当該指令台の指令台番号に該当するログイン状態を調べ、すでにログイン済みであれば処理を終了し、ログイン済みでなければ、当該指令台は業務を開始し、オンラインになったものであるから、ステップS21に進んでログインテーブル52の当該指令台のログイン状態をログイン済みに更新する。
さらに、ステップS22にて当該指令台にダイヤル発信時に使用する公衆網ポート68を割り当てる。
次にステップS23において当該指令台にオンライン状態となったことを認識した旨通知するオンライン状態応答通知を送信して処理を終了する。
ステップS14での判定が指令開始状態であることを示す場合は、ステップS30に移行し、受信電文保存エリアの当該指令台から送信された電文の通話相手識別子から指令宛先を求め、該指令宛先が自装置で管理する受令端末であるか判定する。
判定の結果、自装置で管理する受令端末が前記指令宛先になければ処理を終了し、あれば、ステップS31に移行して前記指令台に音声通信確立用の情報を含む指令開始応答通知を行い、処理を終了する。
ステップS14での判定がダイヤル発信状態であることを示す場合は、ステップS40に移行し、優先順位決定テーブル50を参照して自装置より上位の優先順位を持つ他のゲートウェイが存在するか判定する。
判定の結果、自装置より上位の優先順位を持つ他のゲートウェイが存在すれば処理を終了し、存在しなければ、ステップS41に移行して前記指令台に音声通信確立用の情報を含むダイヤル発信応答通知を行い、処理を終了する。
以上詳細に説明したとおり、本発明のゲートウェイは、状態管理用のテーブルと優先順位決定用のテーブルを備え、状態通知マルチキャストパケットを受信したときに図10に示すフローの処理を実行することにより、単一のマルチキャストグループを用いても何ら不具合は発生せず、高性能かつ高品質であり、信頼性の高い大規模指令システムを実現することができる。
(付記1)
IP網に接続された複数の指令台と、前記IP網と公衆網を接続するとともにそれぞれ複数の受令端末を収容する複数のゲートウェイからなり、前記IP網を介した前記複数の指令台及び前記複数のゲートウェイ間の通信をマルチキャストパケットにより行う指令システムにおいて、
前記指令台は前記受令端末への指令を開始するとき、指令宛先を含む指令開始を示すマルチキャストパケットを前記IP網に送出し、
前記ゲートウェイは、前記IP網から前記指令開始を示すマルチキャストパケットを受信すると、自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定し、含まれていた場合には音声通信確立用の情報を含む指令開始応答を示すマルチキャストパケットを前記IP網へ送出し、
前記指令開始を示すマルチキャストパケットを送信した指令台は、前記IP網から前記指令開始応答を示すマルチキャストパケットを受信すると、前記音声通信確立用の情報に基づき前記指令開始応答を示すマルチキャストパケットを送信したゲートウェイとの間に音声通信を確立して前記受令端末に対する指令を開始することを特徴とする指令システム。
(付記2)
付記1に記載の指令システムのためのゲートウェイにおいて、
自ゲートウェイに収容された受令端末を登録した受令端末管理テーブルを備え、
該受令端末管理テーブルを参照することにより、自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定することを特徴とするゲートウェイ。
(付記3)
前記複数のゲートウェイ間のダイヤル発信受付優先順位を記録した優先順位決定テーブルを備え、
前記指令台からダイヤル発信状態であることを示すマルチキャストパケットを受信すると、前記優先順位決定テーブルを参照して該ダイヤル発信を受け付ける優先順位が自ゲートウェイより高いゲートウェイがあるか判定し、なければ前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施し、あれば前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施しないことを特徴とする付記2に記載のゲートウェイ。
(付記4)
前記IP網から受信した状態通知マルチキャストパケットを受信電文として格納する受信電文保存エリアを備え、
前記IP網から状態通知マルチキャストパケットを受信したとき、該状態通知マルチキャストパケットを送信した他のゲートウェイあるいは指令台がすでに送信して前記受信電文保存エリアに保存されている電文の示す他のゲートウェイあるいは指令台の状態と今回受信した状態通知マルチキャストパケットの示す状態を比較し、変化がなければ該受信した状態通知マルチキャストパケットを廃棄し、変化があった場合は該該受信した状態通知マルチキャストパケットを前記受信電文保存エリアに格納されていた当該電文に上書きすることを特徴とする付記3に記載のゲートウェイ。
(付記5)
前記指令台の状態を記憶する状態管理テーブルを備え、
前記受信電文保存エリアに保存されている電文の示す指令台の状態と今回受信した状態通知マルチキャストパケットの示す状態に変化があった場合に前記状態管理テーブルに記憶された当該指令台の状態を該状態通知マルチキャストパケットの示す状態に更新することを特徴とする付記4に記載のゲートウェイ。
(付記6)
前記指令台がログイン状態であることを記憶するログインテーブルを備え、
前記状態管理テーブルの記憶する指令台の状態がオンライン状態と更新されたとき、前記ログインテーブルに記憶された該指令台の状態を調べ、ログイン状態でなければログイン状態に更新し、該指令台に該指令台がダイヤル発信するときに使用する公衆網ポートを割り当てることを特徴とする付記5に記載のゲートウェイ。
(付記7)
付記6に記載のゲートウェイの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
コンピュータに、
前記受信電文保存エリアに保存されている電文の示す指令台の状態と今回受信した状態通知マルチキャストパケットの示す指令台の状態に変化があった場合に前記状態管理テーブルに記憶された当該指令台の状態を該状態通知マルチキャストパケットの示す状態に更新する状態更新ステップと、
前記状態更新ステップで更新された状態が指令開始状態のとき、前記受令端末管理テーブルを参照して自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記状態通知マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定する宛先判定ステップと、
前記宛先判定ステップで自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記状態通知マルチキャストパケットの指令宛先として含まれていると判定したとき、音声通信確立用の情報を含む指令開始応答を示すマルチキャストパケットを前記指令台に送信する指令開始応答ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記8)
前記状態更新ステップで更新された状態がダイヤル発信状態のとき、
前記優先順位決定テーブルを参照して該ダイヤル発信を受け付ける優先順位が自ゲートウェイより高いゲートウェイがあるかないか判定する優先順位判定ステップと、
前記優先順位判定ステップで該ダイヤル発信を受け付ける優先順位が自ゲートウェイより高いゲートウェイがないと判定したとき、前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施するダイヤル発信制御ステップと、
を実行させることを特徴とする付記7に記載のプログラム。
(付記9)
前記状態更新ステップで更新された状態がオンライン状態のとき、
前記ログイン状態テーブルを参照して前記指令台がログイン済みが判定するログイン判定ステップと、
前記ログイン判定ステップでログイン済みでないと判定したとき、前記ログインテーブルをログイン済みに更新するログインテーブル更新ステップと、
前記指令台に該指令台がダイヤル発信するときに使用する公衆網ポートを割り当てる公衆網ポート割当ステップと、
を実行させることを特徴とする付記8に記載のプログラム。
(付記10)
IP網に接続された複数の指令台と、前記IP網と公衆網を接続するとともにそれぞれ複数の受令端末を収容する複数のゲートウェイからなり、前記IP網を介した前記複数の指令台及び前記複数のゲートウェイ間の通信をマルチキャストパケットにより行う指令システムにおいて実施される指令方法であって、
前記指令台は前記受令端末への指令を開始するとき、指令宛先を含む指令開始を示すマルチキャストパケットを前記IP網に送出し、
前記ゲートウェイは、前記IP網から前記指令開始を示すマルチキャストパケットを受信すると、自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定し、含まれていた場合には音声通信確立用の情報を含む指令開始応答を示すマルチキャストパケットを前記IP網へ送出し、
前記指令開始を示すマルチキャストパケットを送信した指令台は、前記IP網から前記指令開始応答を示すマルチキャストパケットを受信すると、前記音声通信確立用の情報に基づき前記指令開始応答を示すマルチキャストパケットを送信したゲートウェイとの間に音声通信を確立して前記受令端末に対する指令を開始することを特徴とする指令方法。
本発明による指令システムが適用される全体構成図である。 本発明によるゲートウェイの機能構成図である。 本発明による指令台の機能構成図である。 マルチキャストパケット及び音声パケットの構成図である。 本発明によるゲートウェイが状態管理に用いるテーブルの構成図である。 指令台がオンライン状態となった時の動作シーケンス図である。 指令台からの指令開始時の動作シーケンス図である。 指令台からのダイヤル発信時の動作シーケンス図である。 優先順位決定テーブルの構成図である。 状態通知マルチキャストパケット受信時のゲートウェイの処理フロー図である。 従来例の指令システムが適用される全体構成図である。
符号の説明
1 公衆網
2 IP網
10、20 本発明によるゲートウェイ
11、21 本発明による指令台
40、41 受令端末
50 優先順位決定テーブル
51 状態管理テーブル
52 ログインテーブル
53 受令端末管理テーブル
60 プロトコル処理部(ゲートウェイ)
61 回線処理部
62 状態通知パケット送信部(ゲートウェイ)
63 状態通知パケット受信/分析部(ゲートウェイ)
64 受信電文保存エリア(ゲートウェイ)
65 音声パケット送信部(ゲートウェイ)
66 音声パケット受信部(ゲートウェイ)
67 入出力ポート(ゲートウェイ)
67−1 音声ポート(ゲートウェイ)
68 公衆網ポート
68−1 指令用外部回線ポート
70 操作部
71 表示部
72 プロトコル処理部(指令台)
73 状態通知パケット送信部(指令台)
74 状態通知パケット受信/分析部(指令台)
75 受信電文保存エリア(指令台)
76 音声パケット送信部(指令台)
77 音声パケット受信部(指令台)
78 入出力ポート(指令台)
78−1 音声ポート(指令台)
79 サウンドデバイス
80、81 指令用外部回線
100、200 従来例によるゲートウェイ
110、210 従来例による指令台

Claims (5)

  1. IP網に接続された複数の指令台と、前記IP網と公衆網を接続するとともにそれぞれ複数の受令端末を収容する複数のゲートウェイからなり、前記IP網を介した前記複数の指令台及び前記複数のゲートウェイ間の通信をマルチキャストパケットにより行う指令システムにおいて、
    前記指令台は前記受令端末への指令を開始するとき、指令宛先を含む指令開始を示すマルチキャストパケットを前記IP網に送出し、
    前記ゲートウェイは、前記IP網から前記指令開始を示すマルチキャストパケットを受信すると、自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定し、含まれていた場合には音声通信確立用の情報を含む指令開始応答を示すマルチキャストパケットを前記IP網へ送出し、
    前記指令開始を示すマルチキャストパケットを送信した指令台は、前記IP網から前記指令開始応答を示すマルチキャストパケットを受信すると、前記音声通信確立用の情報に基づき前記指令開始応答を示すマルチキャストパケットを送信したゲートウェイとの間に音声通信を確立して前記受令端末に対する指令を開始することを特徴とする指令システム。
  2. 請求項1に記載の指令システムのためのゲートウェイにおいて、
    自ゲートウェイに収容された受令端末を登録した受令端末管理テーブルと、
    前記複数のゲートウェイ間のダイヤル発信受付優先順位を記録した優先順位決定テーブルと、
    を備え、
    前記指令台から指令開始を示すマルチキャストパケットを受信すると、前記受令端末管理テーブルを参照することにより、自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定し、
    前記指令台からダイヤル発信状態であることを示すマルチキャストパケットを受信すると、前記優先順位決定テーブルを参照して該ダイヤル発信を受け付ける優先順位が自ゲートウェイより高いゲートウェイがあるか判定し、なければ前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施し、あれば前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施しないこと
    を特徴とするゲートウェイ。
  3. 前記IP網から受信した状態通知マルチキャストパケットを受信電文として格納する受信電文保存エリアと、
    前記指令台の状態を記憶する状態管理テーブルと
    前記指令台がログイン状態であることを記憶するログインテーブルと、
    を備え、
    前記IP網から状態通知マルチキャストパケットを受信したとき、該状態通知マルチキャストパケットを送信した他のゲートウェイあるいは指令台がすでに送信して前記受信電文保存エリアに保存されている電文の示す他のゲートウェイあるいは指令台の状態と今回受信した状態通知マルチキャストパケットの示す状態を比較し、変化がなければ該受信した状態通知マルチキャストパケットを廃棄し、変化があった場合は該受信した状態通知マルチキャストパケットを前記受信電文保存エリアに格納されていた当該電文に上書きし、
    前記受信電文保存エリアに保存されている電文の示す指令台の状態と今回受信した状態通知マルチキャストパケットの示す状態に変化があった場合に前記状態管理テーブルに記憶された当該指令台の状態を該状態通知マルチキャストパケットの示す状態に更新し、
    前記状態管理テーブルの記憶する指令台の状態がオンライン状態と更新されたとき、前記ログインテーブルに記憶された該指令台の状態を調べ、ログイン状態でなければログイン状態に更新し、該指令台に該指令台がダイヤル発信するときに使用する公衆網ポートを割り当てることを特徴とする請求項2に記載のゲートウェイ。
  4. 請求項3に記載のゲートウェイの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記受信電文保存エリアに保存されている電文の示す指令台の状態と今回受信した状態通知マルチキャストパケットの示す指令台の状態に変化があった場合に前記状態管理テーブルに記憶された当該指令台の状態を該状態通知マルチキャストパケットの示す状態に更新する状態更新ステップと、
    前記状態更新ステップで更新された状態が指令開始状態のとき、前記受令端末管理テーブルを参照して自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記状態通知マルチキャストパケットの指令宛先として含まれているかを判定する宛先判定ステップと、
    前記宛先判定ステップで自ゲートウェイが収容する前記受令端末が前記状態通知マルチキャストパケットの指令宛先として含まれていると判定したとき、音声通信確立用の情報を含む指令開始応答を示すマルチキャストパケットを前記指令台に送信する指令開始応答ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  5. 前記状態更新ステップで更新された状態がダイヤル発信状態のとき、
    前記優先順位決定テーブルを参照して該ダイヤル発信を受け付ける優先順位が自ゲートウェイより高いゲートウェイがあるかないか判定する優先順位判定ステップと、
    前記優先順位判定ステップで該ダイヤル発信を受け付ける優先順位が自ゲートウェイより高いゲートウェイがないと判定したとき、前記指令台のためのダイヤル発信制御を実施するダイヤル発信制御ステップと、
    を実行させることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
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