JP2003134117A

JP2003134117A - Ｉｐ電話機、コールマネージャおよびｉｐ電話機のｉｐアドレス取得方法

Info

Publication number: JP2003134117A
Application number: JP2001323774A
Authority: JP
Inventors: Kaoru Masuko; 薫増子; Hisahiro Yoshida; 尚弘吉田; Kaoru Suzuki; 薫鈴木
Original assignee: Hitachi Communication Technologies Ltd
Current assignee: Hitachi Communication Technologies Ltd
Priority date: 2001-10-22
Filing date: 2001-10-22
Publication date: 2003-05-09

Abstract

(57)【要約】【課題】ＩＰアドレスが動的に割り当てられるネットワ
ークシステム上でのＩＰ電話システムの構築を可能とす
る。【解決手段】ＩＰ電話機１０₁〜１０₄は、操作者より通
話相手の電話番号を伴う発信要求を受付けると、当該電
話番号を含んだマルチキャストパケットをＬＡＮ３０に
送出して、マルチキャストパケットに対する応答パケッ
トを入手し、この応答パケットの送信元ＩＰアドレスを
通話相手のＩＰアドレスに設定する。また、ＬＡＮ３０
より電話番号を含んだマルチキャストパケットを受信す
ると、当該電話番号が自身の電話番号ならば、このマル
チキャストの送信元ＩＰアドレスへ応答パケットを送信
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ＶｏＩＰ（Voice
over IP）を利用して通話を行なうＩＰ(InternetProtoc
ol）電話システムに関し、特に、ＩＰアドレスが動的に
割り当てられるネットワークシステム上にＩＰ電話シス
テムを構築する技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネット電話システムなどの、Ｖ
ｏＩＰを利用して通話を行なうＩＰ電話システムが提案
されている。これらのＩＰ電話システムでは、例えば、
ＬＡＮ（Local Area Network）を呼制御信号および通話
信号の伝送経路とし、ＳＩＰ（Session Initiation Pro
tocol）等の呼制御プロトコルを使用して呼制御を行な
い、ＲＴＰ（Real-time Transfer Protocol）を使用し
て通話を行なう。

【０００３】図１１は、従来のＩＰ電話システムの概略
図である。

【０００４】図１１において、符号７０₁〜７０₄はＩＰ
電話機、符号８０はコールマネージャ（ＳＩＰプロキシ
サーバ）、そして、符号９０はＬＡＮである。コールマ
ネージャ８０には、ＬＡＮ９０に接続されているＩＰ電
話機７０各々の電話番号とＩＰアドレスとの対応関係を
示すテーブルが登録されている。

【０００５】図１２は、図１１に示す従来のＩＰ電話シ
ステムでの通話開始まで概略手順（ＳＩＰ利用の場合）
を示したシーケンス図である。

【０００６】図１２において、ＩＰ電話機７０₁は、操
作者から電話番号（ここでは「２０００」）の入力を伴
う発信の指示を受付けると、この電話番号を含む接続要
求パケットを、予め登録されているコールマネージャ８
０のＩＰアドレス（１９２．１．１８．１）へ送信する
（Ｓ７００１）。

【０００７】コールマネージャ８０は、接続要求パケッ
トを受け取ると、このパケットに含まれている電話番号
に対応するＩＰアドレス（１９２．１．１８．２０）
を、予め登録されているテーブルから抽出し、この抽出
したＩＰアドレスへこの接続要求パケットを送信する
（Ｓ７００２）。

【０００８】さて、ＩＰ電話機７０₂は、コールマネー
ジャ８０より接続要求パケットを受け取ると、自身が通
話開始可能な状態にあるならば、接続可能パケットをコ
ールマネージャ８０に返す（Ｓ７００３）。コールマネ
ージャ８０は、この接続可能パケットを、接続要求パケ
ットを送信したＩＰ電話機７０₁のＩＰアドレスへ送信
する（Ｓ７００４）。

【０００９】これにより、発信側のＩＰ電話機７０₁お
よび着信側のＩＰ電話機７０₂は、通信相手のＩＰアド
レスを知ることができる。その後は、発信側のＩＰ電話
機７０ ₁と着信側のＩＰ電話機７０₂との間で、ＲＴＰを
利用して音声信号を格納したパケットを送受することに
より、通話が開始される（Ｓ７００５）。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】ところで、ＬＡＮ等の
ネットワーク上にＩＰ通信システムを構築する場合にお
いて、ＤＨＣＰ（Dynamic Host Configuration Protoco
l）が利用されることがある。このような、ＩＰアドレ
スが動的に割り当てられるネットワークシステム上に、
ＩＰ電話システムを構築することについて、従来は何ら
考慮されていなかった。

【００１１】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は、ＩＰアドレスが動的に割り当て
られるネットワークシステム上においても、ＩＰ電話シ
ステムを構築できるようにすることにある。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のＩＰ電話機は、操作者より通話相手の電話
番号を伴う発信要求を受付けると、当該電話番号を含ん
だマルチキャストパケットを自身に接続されているネッ
トワーク上に送出して、前記ネットワークより前記マル
チキャストパケットに対する応答パケットを入手し、こ
の応答パケットの送信元ＩＰアドレスを通話相手のＩＰ
アドレスに設定するアドレス入手手段と、前記ネットワ
ークより電話番号を含んだマルチキャストパケットを受
信すると、当該電話番号が自身の電話番号ならば、前記
ネットワークを介して前記マルチキャストの送信元ＩＰ
アドレスへ、前記マルチキャストパケットに対する応答
パケットを送信するアドレス通知手段と、を有する。

【００１３】本発明のＩＰ電話機によれば、前記の構成
により、操作者より電話番号を伴う発信要求を受け付け
る毎に、その電話番号を持つ通話相手のＩＰ電話機のＩ
Ｐアドレスを入手することができる。

【００１４】したがって、本発明のＩＰ電話機にＤＨＣ
Ｐクライアントとしての機能を持たせることで、ＤＨＣ
Ｐサーバから自身のＩＰアドレスを取得するようにした
場合でも、つまり、ＩＰアドレスが動的に割り当てられ
るようにした場合でも、ＩＰ電話システムを構築するこ
とが可能となる。また、この場合、コールマネージャは
不要となるので、ＩＰ電話システム導入にかかるコスト
を低減することができる。

【００１５】また、上記課題を解決するために、本発明
のコールマネージャは、ＩＰ電話機より電話番号を伴う
接続要求を受信すると、当該電話番号を含んだマルチキ
ャストパケットを前記ネットワーク上に送出して、前記
ネットワークより前記マルチキャストパケットに対する
応答パケットを入手し、この応答パケットの送信元ＩＰ
アドレスを、前記ＩＰ電話機が接続を要求する通話相手
のＩＰアドレスに設定するアドレス入手手段を有する。
そして、このコールマネージャと共に使用されるＩＰ電
話機は、ネットワークより電話番号を含んだマルチキャ
ストパケットを受信すると、当該電話番号が自身の電話
番号ならば、前記ネットワークを介して前記マルチキャ
ストの送信元ＩＰアドレスへ、前記マルチキャストパケ
ットに対する応答パケットを送信するアドレス通知手段
を有する。

【００１６】本発明のコールマネージャによれば、ＩＰ
電話機より電話番号を伴う接続要求パケットを受け付け
る毎に、この電話番号を持つ接続要求先のＩＰ電話機の
ＩＰアドレスを入手することができる。

【００１７】したがって、ＩＰ電話機にＤＨＣＰクライ
アントとしての機能を持たせることで、ＤＨＣＰサーバ
から自身のＩＰアドレスを取得するようにした場合で
も、つまり、ＩＰアドレスが動的に割り当てられるよう
にした場合でも、ＩＰ電話システムを構築することが可
能となる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。

【００１９】先ず、本発明の第１実施形態について説明
する。

【００２０】図１は本発明の第１実施形態が適用された
ＩＰ電話システムの概略図である。

【００２１】図１において、符号１０₁〜１０₄はＩＰ電
話機、符号２０はＤＨＣＰサーバ、そして、符号３０は
ＬＡＮである。ＩＰ電話機１０₁〜１０₄は、ＤＨＣＰク
ライアントとしての機能を有し、ＤＨＣＰサーバ２０か
ら自身のＩＰアドレスを入手して、これを予め登録され
ている自身の電話番号に対応付けて保持する。なお、図
１に示す例では、電話番号の設定にミスがあり、このた
め、ＩＰ電話機１０₃とＩＰ電話機１０₄とに、同じ電話
番号「３０００」が設定されている。

【００２２】図２は、ＩＰ電話機１０₁〜１０₄の概略図
である。

【００２３】図示するように、本実施形態のＩＰ電話機
１０₁〜１０₄は、例えばＩＥＥＥ８０２．５に基づくＬ
ＡＮ３０と接続するためのＬＡＮインターフェース部１
０１と、ハンドセット等の音声入出力装置や、ダイヤル
ボタン等を備える操作パネルと接続するための入出力イ
ンターフェース部１０２と、ＬＡＮインターフェース部
１０１を介してＬＡＮ３０と送受するパケット（ＩＰパ
ケット）を処理するＩＰ処理部１０３と、ＩＰ処理部１
０３およびＬＡＮインターフェース部１０１を介して、
ＬＡＮ３０に接続されたＤＨＣＰサーバ２０にアクセス
し、自身のＩＰアドレスを入手するＤＨＣＰ処理部１０
４と、ＳＩＰ等の呼制御プロトコルを使用して呼制御を
行なう呼制御処理部１０５と、ＲＴＰを使用してＩＰ処
理部１０３および入出力インターフェース部１０２間の
通話信号の中継を行なうＲＴＰ処理部１０６と、入出力
インターフェース部１０２を介して操作パネルから操作
者の指示を受け付ける指示受付部１０７と、を有する。

【００２４】ここで、呼制御部１０５には、自身の電話
番号が予め設定されている。また、ＤＨＣＰ処理部１０
４がＤＨＣＰサーバ２０より入手した自身のＩＰアドレ
スが設定される。さらに、呼制御部１０５は、アドレス
入手部１０５１と、アドレス通知部１０５２と、を有す
る。

【００２５】アドレス入手部１０５１は、指示受付部１
０７が入出力インターフェース部１０２を介して操作パ
ネルより通話相手の電話番号を伴う発信要求を受付ける
と、ＩＰ処理部１０３およびＬＡＮインターフェース部
１０１を介して、この電話番号を含んだマルチキャスト
パケットをＬＡＮ３０上に送出する。そして、ＬＡＮイ
ンターフェース部１０１およびＩＰ処理部１０３を介し
て、ＬＡＮ３０より、マルチキャストに対する応答パケ
ットを入手し、この応答パケットの送信元ＩＰアドレス
を通話相手のＩＰアドレスに設定する。

【００２６】このとき、マルチキャストパケットを送出
してから所定のタイムアウト時間（例えば数秒）内に応
答パケットを受信できなかった場合は、例えば通話相手
の電話番号に対応するＩＰ電話機が存在しない旨のメッ
セージを、入出力インターフェース１０２を介してハン
ドセット等より出力する。

【００２７】また、マルチキャストパケットを送出して
から前記タイムアウト時間内に、異なる送信元ＩＰパケ
ットを持つ応答パケットを２つ以上入手した場合は、例
えば通話相手の電話番号の設定にミスがある旨のメッセ
ージを、入出力インターフェース１０２を介してハンド
セット等より出力する。

【００２８】アドレス通知部１０５２は、ＬＡＮインタ
ーフェース部１０１およびＩＰ処理部１０３を介してＬ
ＡＮ３０より、電話番号を含んだマルチキャストパケッ
トを受信すると、当該電話番号が予め設定されている自
身の電話番号であるか否かを調べる。そして、自身の電
話番号であるならば、このマルチキャストの送信元ＩＰ
アドレスを宛先アドレスとする、このマルチキャストパ
ケットに対する応答パケットを、ＩＰ処理部１０３およ
びＬＡＮインターフェース部１０１を介してＬＡＮ３０
上に送信する。

【００２９】図３〜図５は、図１に示すＩＰ電話システ
ムにおいて、ＩＰ電話機１０₁が操作者より発信指示を
受け付けてから、通話相手のＩＰ電話機１０₂〜１０₄と
の間で呼制御手順が開始されるまでの概略手順を示した
シーケンス図である。

【００３０】ここで、図３はＩＰ電話機１０₁が通話相
手の電話番号から通話相手のＩＰアドレスを正常に入手
できた場合の手順を示しており、図４は入手できなかっ
た場合の手順を示しており、そして、図５は通話相手の
電話番号の設定にミスがあった場合の手順を示してい
る。

【００３１】まず、図３について説明する。

【００３２】ＩＰ電話機１０₁の呼制御処理部１０５の
アドレス入手部１０５１は、入出力インターフェース部
１０２および指示受付部１０７を介して、操作者から電
話番号（ここでは「２０００」）の入力を伴う発信指示
を受付けると（Ｓ３００１）、この電話番号を含むマル
チキャストパケットを、ＩＰ処理部１０３およびＬＡＮ
インターフェース部１０１を介して、ＬＡＮ３０に送出
する（Ｓ３００２）。そして、所定のタイムアウト時間
が経過するのを待つ。

【００３３】さて、ＩＰ電話機１０₂〜１０₄各々の呼制
御処理部１０５のアドレス通知部１０５２は、ＬＡＮイ
ンターフェース部１０１およびＩＰ処理部１０３を介し
てＬＡＮ３０よりマルチキャストパケットを受信する
と、このパケットに含まれている電話番号「２０００」
が自身の電話番号であるか否かを調べる。

【００３４】ＩＰ電話機１０₃および１０₄の呼制御処理
部１０５のアドレス通知部１０５２は、マルチキャスト
パケットに含まれている電話番号「２０００」が自身の
電話番号ではないので、このマルチキャストパケットの
送信元であるＩＰ電話機１０ ₁への応答は行なわない
（Ｓ３００３、Ｓ３００４）。

【００３５】一方、ＩＰ電話機１０₂の呼制御処理部１
０５のアドレス通知部１０５２は、マルチキャストパケ
ットに含まれている電話番号「２０００」が自身の電話
番号であるので、このマルチキャストの送信元ＩＰアド
レス（１９２．１．１８．１０）を宛先アドレスとす
る、このマルチキャストパケットに対する応答パケット
を、ＩＰ処理部１０３およびＬＡＮインターフェース部
１０１を介してＬＡＮ３０上に送信する（Ｓ３００
５）。

【００３６】ＩＰ電話機１０₁の呼制御処理部１０５の
アドレス入手部１０５１は、前記タイムアウト時間内に
受け取ったマルチキャストパケットに対する応答パケッ
トの送信元ＩＰアドレス（１９２．１．１８．２０）
を、通話相手つまり電話番号「２０００」を持つＩＰ電
話機１０₂のＩＰアドレスに設定する（Ｓ３００６）。
その後、ＩＰ電話機１０₁の呼制御処理部１０５は、通
話相手のＩＰ電話機１０₂の呼制御処理部１０５との間
で呼制御処理（例えばＳＩＰ手順）を開始する（Ｓ３０
０７）。

【００３７】次に、図４について説明する。

【００３８】ＩＰ電話機１０₁の呼制御処理部１０５の
アドレス入手部１０５１は、入出力インターフェース部
１０２および指示受付部１０７を介して、操作者から電
話番号（ここでは「４０００」）の入力を伴う発信指示
を受付けると（Ｓ３１０１）、この電話番号を含むマル
チキャストパケットを、ＩＰ処理部１０３およびＬＡＮ
インターフェース部１０１を介して、ＬＡＮ３０に送出
する（Ｓ３１０２）。そして、所定のタイムアウト時間
が経過するのを待つ。

【００３９】さて、ＩＰ電話機１０₂〜１０₄各々の呼制
御処理部１０５のアドレス通知部１０５２は、ＬＡＮイ
ンターフェース部１０１およびＩＰ処理部１０３を介し
てＬＡＮ３０よりマルチキャストパケットを受信する
と、このパケットに含まれている電話番号「４０００」
が自身の電話番号であるか否かを調べる。

【００４０】ＩＰ電話機１０₂〜１０₄各々の呼制御処理
部１０５のアドレス通知部１０５２は、マルチキャスト
パケットに含まれている電話番号「４０００」が自身の
電話番号ではないので、このマルチキャストパケットの
送信元であるＩＰ電話機１０ ₁への応答は行なわない
（Ｓ３１０３〜Ｓ３１０５）。

【００４１】ＩＰ電話機１０₁の呼制御処理部１０５の
アドレス入手部１０５１は、前記タイムアウト時間内に
マルチキャストパケットに対する応答パケットを受け取
ることができなかったので、例えば電話番号「４００
０」に対応するＩＰ電話機が存在しない旨のメッセージ
を、入出力インターフェース１０２を介してハンドセッ
ト等より出力し（Ｓ３１０６）、処理を終了する。

【００４２】次に、図５について説明する。

【００４３】ＩＰ電話機１０₁の呼制御処理部１０５の
アドレス入手部１０５１は、入出力インターフェース部
１０２および指示受付部１０７を介して、操作者から電
話番号（ここでは「３０００」）の入力を伴う発信指示
を受付けると（Ｓ３２０１）、この電話番号を含むマル
チキャストパケットを、ＩＰ処理部１０３およびＬＡＮ
インターフェース部１０１を介して、ＬＡＮ３０に送出
する（Ｓ３２０２）。そして、所定のタイムアウト時間
が経過するのを待つ。

【００４４】さて、ＩＰ電話機１０₂〜１０₄各々の呼制
御処理部１０５のアドレス通知部１０５２は、ＬＡＮイ
ンターフェース部１０１およびＩＰ処理部１０３を介し
てＬＡＮ３０よりマルチキャストパケットを受信する
と、このパケットに含まれている電話番号「３０００」
が自身の電話番号であるか否かを調べる。

【００４５】ＩＰ電話機１０₂の呼制御処理部１０５の
アドレス通知部１０５２は、マルチキャストパケットに
含まれている電話番号「３０００」が自身の電話番号で
はないので、このマルチキャストパケットの送信元であ
るＩＰ電話機１０₁への応答は行なわない（Ｓ３２０
３）。

【００４６】一方、ＩＰ電話機１０₃およびＩＰ電話機
１０₄の呼制御処理部１０５のアドレス通知部１０５２
は、マルチキャストパケットに含まれている電話番号
「３０００」が自身の電話番号であるので、このマルチ
キャストの送信元ＩＰアドレス（１９２．１．１８．１
０）を宛先アドレスとする、このマルチキャストパケッ
トに対する応答パケットを、ＩＰ処理部１０３およびＬ
ＡＮインターフェース部１０１を介してＬＡＮ３０上に
送信する（Ｓ３２０４、Ｓ３２０５）。

【００４７】ＩＰ電話機１０₁の呼制御処理部１０５の
アドレス入手部１０５１は、前記タイムアウト時間内
に、送信元ＩＰアドレスが異なる２つのマルチキャスト
パケットに対する応答パケットを受け取ったことになる
ので、例えば、電話番号「３０００」に対応するＩＰ電
話機が複数存在する旨のメッセージを、入出力インター
フェース１０２を介してハンドセット等より出力し（Ｓ
３２０６）、処理を終了する。

【００４８】以上、本発明の第１実施形態について説明
した。

【００４９】本実施形態において、ＩＰ電話機１０₁〜
１０₄は、操作者より電話番号を伴う発信要求を受け付
ける毎に、その電話番号を持つ通話相手のＩＰ電話機１
０₁〜１０₄のＩＰアドレスを入手することができる。し
たがって、本実施形態のＩＰ電話システムのように、Ｉ
Ｐ電話機１０₁〜１０₄にＤＨＣＰクライアントとしての
機能を持たせることで、ＤＨＣＰサーバ２０から自身の
ＩＰアドレスを取得するようにした場合でも、つまり、
ＩＰアドレスが動的に割り当てられるようにした場合で
も、ＩＰ電話システムを構築することが可能となる。ま
た、コールマネージャは不要となるので、ＩＰ電話シス
テム導入にかかるコストを低減することができる。

【００５０】次に、本発明の第２実施形態について説明
する。

【００５１】図６は、本発明の第２実施形態が適用され
たＩＰ電話システムの概略図である。ここで、図１に示
すものと同一の機能を有するものには、同一の符号を付
している。図１に示す第１実施形態では、ＩＰ電話機１
０₁〜１０₄自体がマルチキャストパケットをＬＡＮ３０
上に送出して、通話相手のＩＰ電話機１０₁〜１０₄から
ＩＰアドレスを直接入手している。これに対し、本実施
形態では、ＩＰ電話機１０’₁〜１０’₄の代わりに、コ
ールマネージャ４０がマルチキャストパケットをＬＡＮ
３０上に送出して、通話相手のＩＰ電話機１０’₁〜１
０’₄からＩＰアドレスを入手するようにしている。

【００５２】なお、本実施形態のＩＰ電話システムで用
いるＩＰ電話機１０’₁〜１０’₄は、第１実施形態で用
いたＩＰ電話機１０’₁〜１０’₄において、呼制御処理
部１０５のアドレス入手部１０５１を省略した構成であ
る。図６に示す例でも、電話番号の設定にミスがあり、
このため、ＩＰ電話機１０’₃とＩＰ電話機１０’₄と
に、同じ電話番号「３０００」が設定されているものと
する。

【００５３】図７は、コールマネージャ４０の概略図で
ある。

【００５４】図示するように、本実施形態のコールマネ
ージャ４０は、例えばＩＥＥＥ８０２．５に基づくＬＡ
Ｎ３０と接続するためのＬＡＮインターフェース部４０
１と、ＬＡＮインターフェース部４０１を介してＬＡＮ
３０と送受するパケット（ＩＰパケット）を処理するＩ
Ｐ処理部４０２と、ＩＰ処理部４０２およびＬＡＮイン
ターフェース部４０１を介して、ＳＩＰ等の呼制御プロ
トコルを使用して、ＩＰ電話機１０’₁〜１０’₄の代わ
りに、つまりプロキシサーバとして呼制御を行なう呼制
御処理部４０３と、を有する。なお、コールマネージャ
４０のＩＰアドレス（ここでは、１９２．１．１８．
２）は固定である。

【００５５】ここで、呼制御部４０３には、自身のＩＰ
アドレスが予め設定されている。また、呼制御部４０３
は、アドレス入手部４０３１を有する。

【００５６】アドレス入手部４０３１は、ＬＡＮインタ
ーフェース部４０１およびＩＰ処理部４０２を介してＬ
ＡＮ３０より、電話番号を伴う接続要求パケットを受信
すると、ＩＰ処理部４０２およびＬＡＮインターフェー
ス部４０１を介して、当該電話番号を含んだマルチキャ
ストパケットを、ＬＡＮ３０上に送出する。そして、Ｌ
ＡＮ３０よりマルチキャストパケットに対する応答パケ
ットを入手し、この応答パケットの送信元ＩＰアドレス
を、前記接続要求パケットを送信したＩＰ電話機１０’
₁〜１０’₄の通話相手に設定する。

【００５７】このとき、マルチキャストパケットを送出
してから所定のタイムアウト時間（例えば数秒）内に応
答パケットを受信できなかった場合は、例えば通話相手
の電話番号に対応するＩＰ電話機が存在しない旨のメッ
セージを格納したパケットを、ＩＰ処理部４０２および
ＬＡＮインターフェース部４０１を介して、前記接続要
求パケットを送信したＩＰ電話機１０’₁〜１０’₄に送
出する。

【００５８】また、マルチキャストパケットを送出して
から前記タイムアウト時間内に異なる送信元ＩＰパケッ
トを持つ応答パケットを２つ以上入手した場合は、例え
ば通話相手の電話番号の設定にミスがある旨のメッセー
ジを格納したパケットを、ＩＰ処理部４０２およびＬＡ
Ｎインターフェース部４０１を介して、前記接続要求パ
ケットを送信したＩＰ電話機１０’₁〜１０’₄に送出す
る。

【００５９】図８〜図１０は、図６に示すＩＰ電話シス
テムにおいて、ＩＰ電話機１０’₁が操作者より発信指
示を受け付けてから、通話相手のＩＰ電話機１０’₂〜
１０’₄との間で通話が開始されるまでの概略手順（Ｓ
ＩＰ利用の場合）を示したシーケンス図である。

【００６０】ここで、図８はコールマネージャ４０が接
続要求先の電話番号から接続要求先のＩＰアドレスを正
常に入手できた場合の手順を示しており、図９は入手で
きなかった場合の手順を示しており、そして、図１０は
接続要求先の電話番号の設定にミスがあった場合の手順
を示している。

【００６１】まず、図８について説明する。

【００６２】ＩＰ電話機１０’₁の呼制御処理部１０５
は、入出力インターフェース部１０２および指示受付部
１０７を介して、操作者から電話番号（ここでは「２０
００」）の入力を伴う発信指示を受付けると、この電話
番号を含む接続要求パケットを、予め登録されているコ
ールマネージャ４０のＩＰアドレス（１９２．１．１
８．０．２）へ送信する（Ｓ８００１）。

【００６３】コールマネージャ４０の呼制御処理部４０
３は、ＬＡＮインターフェース部４０１およびＩＰ処理
部４０２を介して接続要求パケットを受け取ると、この
接続要求パケットに含まれている電話番号を含むマルチ
キャストパケットを、ＩＰ処理部４０２およびＬＡＮイ
ンターフェース部４０１を介して、ＬＡＮ３０に送出す
る（Ｓ８００２）。そして、所定のタイムアウト時間が
経過するのを待つ。

【００６４】さて、ＩＰ電話機１０’₂〜１０’₄各々の
呼制御処理部１０５のアドレス通知部１０５２は、ＬＡ
Ｎインターフェース部１０１およびＩＰ処理部１０３を
介してＬＡＮ３０よりマルチキャストパケットを受信す
ると、このパケットに含まれている電話番号「２００
０」が自身の電話番号であるか否かを調べる。

【００６５】ＩＰ電話機１０’₃および１０’₄の呼制御
処理部１０５のアドレス通知部１０５２は、マルチキャ
ストパケットに含まれている電話番号「２０００」が自
身の電話番号ではないので、このマルチキャストパケッ
トの送信元であるコールマネージャ４０への応答は行な
わない（Ｓ８００３、Ｓ８００４）。

【００６６】一方、ＩＰ電話機１０’₂の呼制御処理部
１０５のアドレス通知部１０５２は、マルチキャストパ
ケットに含まれている電話番号「２０００」が自身の電
話番号であるので、このマルチキャストの送信元ＩＰア
ドレス（１９２．１．１８．２）を宛先アドレスとす
る、このマルチキャストパケットに対する応答パケット
を、ＩＰ処理部１０３およびＬＡＮインターフェース部
１０１を介してＬＡＮ３０上に送信する（Ｓ８００
５）。

【００６７】コールマネージャ４０の呼制御処理部４０
３のアドレス入手部４０３１は、前記タイムアウト時間
内に受け取ったマルチキャストパケットに対する応答パ
ケットの送信元ＩＰアドレス（１９２．１．１８．２
０）を、接続先つまり電話番号「２０００」を持つＩＰ
電話機１０’₂のＩＰアドレスに設定する。それから、
呼制御処理部４０３は、このＩＰアドレスへ前記接続要
求パケットを送信する（Ｓ８００６）。

【００６８】さて、ＩＰ電話機１０’₂は、コールマネ
ージャ４０より接続要求パケットを受け取ると、自身が
通話開始可能な状態にあるならば、接続可能パケットを
コールマネージャ４０に返す（Ｓ８００７）。コールマ
ネージャ４０の呼制御処理部４０３は、この接続可能パ
ケットを、接続要求パケットを送信したＩＰ電話機７０
₁のＩＰアドレスへ送信する（Ｓ８００８）。

【００６９】これにより、発信側のＩＰ電話機１０’₁
および着信側のＩＰ電話機１０’₂は、通信相手のＩＰ
アドレスを知ることができる。その後は、発信側のＩＰ
電話機１０’₁と着信側のＩＰ電話機１０’₂との間で、
ＲＴＰを利用して音声信号を格納したパケットを送受す
ることにより、通話が開始される（Ｓ８００９）。

【００７０】次に、図９について説明する。

【００７１】ＩＰ電話機１０’₁の呼制御処理部１０５
は、入出力インターフェース部１０２および指示受付部
１０７を介して、操作者から電話番号（ここでは「４０
００」）の入力を伴う発信指示を受付けると、この電話
番号を含む接続要求パケットを、予め登録されているコ
ールマネージャ４０のＩＰアドレスへ送信する（Ｓ８１
０１）。

【００７２】コールマネージャ４０の呼制御処理部４０
３のアドレス入手部４０３１は、ＬＡＮインターフェー
ス部４０１およびＩＰ処理部４０２を介して接続要求パ
ケットを受け取ると、この接続要求パケットに含まれて
いる電話番号を含むマルチキャストパケットを、ＩＰ処
理部４０２およびＬＡＮインターフェース部４０１を介
して、ＬＡＮ３０に送出する（Ｓ８１０２）。そして、
所定のタイムアウト時間が経過するのを待つ。

【００７３】さて、ＩＰ電話機１０’₂〜１０’₄各々の
呼制御処理部１０５のアドレス通知部１０５２は、ＬＡ
Ｎインターフェース部１０１およびＩＰ処理部１０３を
介してＬＡＮ３０よりマルチキャストパケットを受信す
ると、このパケットに含まれている電話番号「４００
０」が自身の電話番号であるか否かを調べる。

【００７４】ＩＰ電話機１０₂〜１０₄各々の呼制御処理
部１０５のアドレス通知部１０５２は、マルチキャスト
パケットに含まれている電話番号「４０００」が自身の
電話番号ではないので、このマルチキャストパケットの
送信元であるコールマネージャ４０への応答は行なわな
い（Ｓ８１０３〜Ｓ８１０５）。

【００７５】コールマネージャ４０の呼制御処理部４０
３のアドレス入手部４０３１は、前記タイムアウト時間
内にマルチキャストパケットに対する応答パケットを受
け取ることができなかったので、例えば、電話番号「４
０００」に対応するＩＰ電話機が存在しない旨のメッセ
ージを格納したパケットを、ＩＰ処理部４０２およびＬ
ＡＮインターフェース部４０１を介して、接続要求パケ
ットを送信したＩＰ電話機１０’₁に送出する（Ｓ８１
０６）。

【００７６】これを受けて、ＩＰ電話機１０’₁の呼制
御処理部１０５は、例えば、電話番号「４０００」に対
応するＩＰ電話機が存在しない旨のメッセージを、入出
力インターフェース１０２を介してハンドセット等より
出力し、処理を終了する。

【００７７】次に、図１０について説明する。

【００７８】ＩＰ電話機１０’₁の呼制御処理部１０５
は、入出力インターフェース部１０２および指示受付部
１０７を介して、操作者から電話番号（ここでは「３０
００」）の入力を伴う発信指示を受付けると、この電話
番号を含む接続要求パケットを、予め登録されているコ
ールマネージャ４０のＩＰアドレスへ送信する（Ｓ８２
０１）。

【００７９】コールマネージャ４０の呼制御処理部４０
３のアドレス入手部４０３１は、ＬＡＮインターフェー
ス部４０１およびＩＰ処理部４０２を介して接続要求パ
ケットを受け取ると、この接続要求パケットに含まれて
いる電話番号を含むマルチキャストパケットを、ＩＰ処
理部４０２およびＬＡＮインターフェース部４０１を介
して、ＬＡＮ３０に送出する（Ｓ８２０２）。そして、
所定のタイムアウト時間が経過するのを待つ。

【００８０】さて、ＩＰ電話機１０’₂〜１０’₄各々の
呼制御処理部１０５のアドレス通知部１０５２は、ＬＡ
Ｎインターフェース部１０１およびＩＰ処理部１０３を
介してＬＡＮ３０よりマルチキャストパケットを受信す
ると、このパケットに含まれている電話番号「３００
０」が自身の電話番号であるか否かを調べる。

【００８１】ＩＰ電話機１０’₂の呼制御処理部１０５
のアドレス通知部１０５２は、マルチキャストパケット
に含まれている電話番号「３０００」が自身の電話番号
ではないので、このマルチキャストパケットの送信元で
あるコールマネージャ４０への応答は行なわない（Ｓ８
２０３）。

【００８２】一方、ＩＰ電話機１０’₃およびＩＰ電話
機１０’₄の呼制御処理部１０５のアドレス通知部１０
５２は、マルチキャストパケットに含まれている電話番
号「３０００」が自身の電話番号であるので、このマル
チキャストの送信元ＩＰアドレス（１９２．１．１８．
２）を宛先アドレスとする、このマルチキャストパケッ
トに対する応答パケットを、ＩＰ処理部１０３およびＬ
ＡＮインターフェース部１０１を介してＬＡＮ３０上に
送信する（Ｓ８２０４、Ｓ８２０５）。

【００８３】コールマネージャ４０の呼制御処理部４０
３のアドレス入手部４０３１は、前記タイムアウト時間
内に送信元ＩＰアドレスが異なる２つのマルチキャスト
パケットに対する応答パケットを受け取ったことになる
ので、例えば、電話番号「３０００」に対応するＩＰ電
話機が複数存在する旨のメッセージを格納したパケット
を、ＩＰ処理部４０２およびＬＡＮインターフェース部
４０１を介して、接続要求パケットを送信したＩＰ電話
機１０’₁に送出する（Ｓ８２０６）。

【００８４】これを受けて、ＩＰ電話機１０’₁の呼制
御処理部１０５は、例えば、電話番号「３０００」に対
応するＩＰ電話機が複数存在する旨のメッセージを、入
出力インターフェース１０２を介してハンドセット等よ
り出力し、処理を終了する。

【００８５】以上、本発明の第２実施形態について説明
した。

【００８６】本実施形態において、コールマネージャ４
０は、ＩＰ電話機１０’₁〜１０’₄が操作者より電話番
号を伴う発信要求を受け付ける毎に、その電話番号を持
つ通話相手のＩＰ電話機１０’₁〜１０’₄のＩＰアドレ
スを入手することができる。したがって、本実施形態の
ＩＰ電話システムのように、ＩＰ電話機１０’₁〜１
０’₄にＤＨＣＰクライアントとしての機能を持たせる
ことで、ＤＨＣＰサーバ２０から自身のＩＰアドレスを
取得するようにした場合でも、つまり、ＩＰアドレスが
動的に割り当てられるようにした場合でも、ＩＰ電話シ
ステムを構築することが可能となる。

【００８７】なお、本発明は上記の各実施形態に限定さ
れものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能
である。

【００８８】例えば、上記の各実施形態では、ＩＰ電話
システムをＩＥＥＥ８０２．５に基づくＬＡＮ上に構築
した場合を例にとり説明したが、本発明のＩＰ電話シス
テムは、その他のＷＡＮやイントラネット等、様々なネ
ットワーク上に構築することが可能である。

【００８９】なお、上記の各実施形態において、ＩＰ電
話機やコールマネージャやＤＨＣＰサーバは、ＡＳＩＣ
（Application Specific Integrated Circuit）やＤＳ
Ｐ（Digital Signal Processor）を使用して専用装置と
して構築してもよいし、あるいは、汎用のコンピュータ
システム上にソフトウエア的に構築しても構わない。こ
こで、汎用のコンピュータシステム上に、ＩＰ電話機や
コールマネージャやＤＨＣＰサーバをソフトウエア的に
構築するためのプログラムは、ＣＤ-ＲＯＭ等の記録メ
ディアに格納されて、コンピュータシステムに提供され
るようにしてもよい。あるいは、ネットワークを介して
コンピュータシステムに提供されるようにしてもよい。

【００９０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ＩＰアドレスが動的に割り当てられるネットワークシス
テム上においても、ＩＰ電話システムを構築できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態が適用されたＩＰ電話シ
ステムの概略図である。

【図２】図１に示すＩＰ電話機１０₁〜１０₄の概略図で
ある。

【図３】図１に示すＩＰ電話システムにおいて、ＩＰ電
話機１０₁が操作者より発信指示を受け付けてから、通
話相手のＩＰ電話機１０₂〜１０₄との間で呼制御手順が
開始されるまでの概略手順（通話相手の電話番号からＩ
Ｐアドレスを正常に入手できた場合の手順）を示すシー
ケンス図である。

【図４】図１に示すＩＰ電話システムにおいて、ＩＰ電
話機１０₁が操作者より発信指示を受け付けてから、通
話相手のＩＰ電話機１０₂〜１０₄との間で呼制御手順が
開始されるまでの概略手順（通話相手の電話番号からＩ
Ｐアドレスを入手できなかった場合の手順）を示すシー
ケンス図である。

【図５】図１に示すＩＰ電話システムにおいて、ＩＰ電
話機１０₁が操作者より発信指示を受け付けてから、通
話相手のＩＰ電話機１０₂〜１０₄との間で呼制御手順が
開始されるまでの概略手順（通話相手の電話番号の設定
にミスがあった場合の手順）を示すシーケンス図であ
る。

【図６】本発明の第２実施形態が適用されたＩＰ電話シ
ステムの概略図である。

【図７】図６に示すコールマネージャ４０の概略図であ
る。

【図８】図６に示すＩＰ電話システムにおいて、ＩＰ電
話機１０’₁が操作者より発信指示を受け付けてから、
通話相手のＩＰ電話機１０’₂〜１０’₄との間で通話が
開始されるまでの概略手順（接続要求先の電話番号から
ＩＰアドレスを正常に入手できた場合の手順）を示すシ
ーケンス図である。

【図９】図６に示すＩＰ電話システムにおいて、ＩＰ電
話機１０’₁が操作者より発信指示を受け付けてから、
通話相手のＩＰ電話機１０’₂〜１０’₄との間で通話が
開始されるまでの概略手順（接続要求先の電話番号から
ＩＰアドレスを入手できなかった場合の手順）を示すシ
ーケンス図である。

【図１０】図６に示すＩＰ電話システムにおいて、ＩＰ
電話機１０’₁が操作者より発信指示を受け付けてか
ら、通話相手のＩＰ電話機１０’₂〜１０’₄との間で通
話が開始されるまでの概略手順（接続要求先の電話番号
の設定にミスがあった場合の手順）を示すシーケンス図
である。

【図１１】従来のＩＰ電話システムの概略図である。

【図１２】図１１に示す従来のＩＰ電話システムでの通
話開始まで概略手順を示したシーケンス図である。

【符号の説明】

１０₁〜１０₄、１０’₁〜１０’₄…ＩＰ電話機２０…ＤＨＣＰサーバ３０…ＬＡＮ４０…コールマネージャ１０１、４０１…ＬＡＮインターフェース部１０２…入出力インターフェース部１０３、４０２…ＩＰ処理部１０４…ＤＨＣＰ処理部１０５、４０３…呼制御処理部１０６…ＲＴＰ処理部１０７…指示受付部１０５１、４０３１…アドレス入手部１０５２…アドレス通知部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者鈴木薫福島県郡山市字船場向94番地株式会社日立テレコムテクノロジー内Ｆターム(参考） 5K027 AA10 HH00 5K033 BA14 CB13 CC01 EC03 5K051 BB01 CC14 EE01 EE04 HH18

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ＶｏＩＰ（Voice over IP）を利用して通
話を行なうＩＰ(Internet Protocol）電話機であって、操作者より通話相手の電話番号を伴う発信要求を受付け
ると、当該電話番号を含んだマルチキャストパケットを
自身に接続されているネットワーク上に送出して、前記
ネットワークより前記マルチキャストパケットに対する
応答パケットを入手し、この応答パケットの送信元ＩＰ
アドレスを通話相手のＩＰアドレスに設定するアドレス
入手手段と、前記ネットワークより電話番号を含んだマルチキャスト
パケットを受信すると、当該電話番号が自身の電話番号
ならば、前記ネットワークを介して前記マルチキャスト
の送信元ＩＰアドレスへ、前記マルチキャストパケット
に対する応答パケットを送信するアドレス通知手段と、
を有することを特徴とするＩＰ電話機。
【請求項２】請求項１記載のＩＰ電話機であって、前記アドレス入手手段は、マルチキャストパケットを送出してから予め定められた
時間内に応答パケットを受信しなかった場合、操作者に
その旨を通知すると共に、通話相手のＩＰアドレスの設
定を行なわないことを特徴とするＩＰ電話機。
【請求項３】請求項１または２記載のＩＰ電話機であっ
て、前記アドレス入手手段は、マルチキャストパケットを送出してから予め定められた
時間内に異なる送信元ＩＰアドレスを持つ２つ以上の応
答パケットを受信した場合、操作者にその旨を通知する
と共に、通話相手のＩＰアドレスの設定を行なわないこ
とを特徴とするＩＰ電話機。
【請求項４】複数の請求項１、２または３記載のＩＰ電
話機と、ＤＨＣＰ（Dynamic Host Configuration Proto
col）サーバと、前記複数のＩＰ電話機およびＤＨＣＰ
サーバ間を接続するネットワークと、を有するＩＰ電話
システムであって、前記複数のＩＰ電話機各々は、ＤＨＣＰクライアントとしての機能を有し、前記ＤＨＣ
Ｐサーバから自身のＩＰアドレスを取得することを特徴
とするＩＰ電話システム。
【請求項５】ＶｏＩＰ（Voice over IP）を利用して通
話を行なうＩＰ(Internet Protocol）電話機に、通話相
手のＩＰアドレスを通知するコールマネージャであっ
て、前記ＩＰ電話機より電話番号を伴う接続要求を受信する
と、当該電話番号を含んだマルチキャストパケットを前
記ネットワーク上に送出して、前記ネットワークより前
記マルチキャストパケットに対する応答パケットを入手
し、この応答パケットの送信元ＩＰアドレスを、前記Ｉ
Ｐ電話機が接続を要求する通話相手のＩＰアドレスに設
定するアドレス入手手段を有することを特徴とするコー
ルマネージャ。
【請求項６】請求項５記載のコールマネージャであっ
て、前記アドレス入手手段は、マルチキャストパケットを送出してから予め定められた
時間内に応答パケットを受信しなかった場合、その旨の
メッセージを含んだパケットを、前記接続要求元の前記
ＩＰ電話機へ送信することを特徴とするコールマネージ
ャ。
【請求項７】請求項５または６記載のコールマネージャ
であって、前記アドレス入手手段は、マルチキャストパケットを送出してから予め定められた
時間内に異なる送信元ＩＰアドレスを持つ２つ以上の応
答パケットを受信した場合、その旨のメッセージを含ん
だパケットを、前記接続要求元の前記ＩＰ電話機へ送信
することを特徴とするコールマネージャ。
【請求項８】請求項５、６または７記載のコールマネー
ジャより通話相手のＩＰアドレスを入手するＩＰ電話機
であって、前記ネットワークより電話番号を含んだマルチキャスト
パケットを受信すると、当該電話番号が自身の電話番号
ならば、前記ネットワークを介して前記マルチキャスト
の送信元ＩＰアドレスへ、前記マルチキャストパケット
に対する応答パケットを送信するアドレス通知手段を有
することを特徴とするＩＰ電話機。
【請求項９】請求項５、６または７記載のコールマネー
ジャと、複数の請求項８記載のＩＰ電話機と、ＤＨＣＰ
（Dynamic Host Configuration Protocol）サーバと、
前記コールマネージャ、前記複数のＩＰ電話機およびＤ
ＨＣＰサーバ間を接続するネットワークと、を有するＩ
Ｐ電話システムであって、前記複数のＩＰ電話機各々は、ＤＨＣＰクライアントとしての機能を有し、前記ＤＨＣ
Ｐサーバから自身のＩＰアドレスを取得することを特徴
とするＩＰ電話システム。
【請求項１０】ＶｏＩＰ（Voice over IP）を利用して
通話を行なうＩＰ(Internet Protocol）電話機のＩＰア
ドレス取得方法であって、通話相手の電話番号を含むマルチキャストパケットをネ
ットワーク上に送出して、前記電話番号を持つＩＰ電話
機のみより前記マルチキャストパケットに対する応答パ
ケットを入手し、この応答パケットの送信元ＩＰアドレ
スを通話相手のＩＰアドレスに設定することを特徴とす
るＩＰ電話機のＩＰアドレス取得方法。