JP2003133375A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体装置の電気的特性検査において、例えば
検査用半導体素子の狭ピッチに形成された電極パッドと
プローブとを信頼性高くコンタクトさせる効率的な検査
工程を有し、半導体装置を効率的に製造できる半導体装
置の製造方法及び半導体装置を提供する。 【解決手段】半導体装置の製造方法であって、半導体ウ
エハに半導体素子を形成する形成工程、前記形成された
半導体素子の電気的性能を検査する検査工程、を有し、
前記検査工程は、前記被検査半導体素子に形成される電
極パッドに前記検査装置を電気的に連絡する工程を含
み、前記電極パッドに電気的に連絡させるプローブを備
えた梁を複数備えたプローブ形成基板を有し、前記プロ
ーブ形成基板は、少なくとも一つの前記電極パッドに電
気的に連絡するプローブを備えた第一の梁と、前記第一
の梁にて電気的に連絡する電極パッドより多い数の電極
パッドに電気的に連絡しうる数のプローブを備えた第二
の梁とを有する前記検査装置と前記電極パッドとを電気
的に連絡させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は半導体装置の製造
方法に係り、高信頼性、高歩留りを得る半導体装置の製
造方法及び半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ICやLSIなどの半導体装置については、
シリコンウェハ表面に集積回路を形成する前工程や、所
定の段階において、各回路の電気的特性検査が行われ、
チップ単位で良品、不良品の判定が行われる検査工程を
有する。或いはこのシリコンウェハを個別のチップに切
り離す工程、また、場合によっては、更に樹脂やセラミ
ック等で封止する工程を含む後工程とに大別される。
【0003】上記の電気的特性検査は各回路間の導通の
良否を判別するプロービング検査と、熱的、電気的スト
レスを回路に付与して不良を加速選別するバーンイン検
査、及び最終的に高周波で検査を行う最終検査とに大き
く分別できる。
【0004】前記各種の検査方法共、被検ウェハーもし
くは被検チップと外部の検査システムとの基本的な接続
手段は同様であり、被検ウェハー上に数十ないし百数十
μmピッチでパターニングされた、数十ないし百数十μ
m角、厚さ1μm程度の個々のアルミニウム合金もしく
はその他の合金の電極パッドに対して、個々に導電性の
微細なプローブを機械的に押圧する方法が採られる。前
記プローブ例として、先端が20μm程度の曲率を有す
るタングステン針等が用いられている。
【0005】半導体製造装置の製造方法の前記工程に関
し、特開平1―150863号に基板の上面に両端が固
定されたブリッジを形成し、その中央にプローブを形成
し、プローブから導電性配線が形成されている形態が開
示されている。特開平7―7052号には、片持ち梁構
造体を導通配線パターンを形成した絶縁基板で保持して
電気特性測定用プローブとしている形態が開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来技術で述べ
たような半導体装置の検査方法では、以下に示すような
課題があった。
【0007】前記公知例共に、基板に複数のブリッジも
しくは片持ち梁構造体を個々に貼り付けているため、プ
ローブを高精度に位置決め、固定することに大きな手間
を要し、狭ピッチ化に対応することが困難であり、製造
歩留まりを高めることも困難容易ではない。また、貼り
付け方式では複数個のプローブを形成した場合、プロー
ブ高さばらつきを少なくすることが困難であると考えら
れる。
【0008】また、半導体素子の高集積化にともなって
狭ピッチ検査技術もしくは半導体素子の薄膜電極パッド
に対応した電極パッドにダメージを抑制した低荷重検査
技術が望まれる。
【0009】本発明は前記課題を解決しようとするもの
であり、半導体装置の電気的特性検査において、例えば
検査用半導体素子の狭ピッチに形成された電極パッドと
プローブとを信頼性高くコンタクトさせる効率的な検査
工程を有し、半導体装置を効率的に製造できる半導体装
置の製造方法及び半導体装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の発明は、
半導体装置の製造方法であって、半導体ウエハに電極パ
ッドを備えた半導体素子を形成する形成工程、前記形成
された半導体素子の電気的性能を検査する検査工程、を
有し、前記検査工程は、前記被検査半導体素子に形成さ
れる電極パッドに前記検査装置を電気的に連絡する連絡
工程を含み、前記連絡工程は、前記電極パッドに電気的
に連絡させるプローブを備えた梁を複数備えたプローブ
形成基板を有し、前記プローブ形成基板は、少なくとも
一つの前記電極パッドに電気的に連絡するプローブを備
えた第一の梁と、前記第一の梁にて電気的に連絡する電
極パッドより多い数の電極パッドに電気的に連絡しうる
数のプローブを備えた第二の梁とを有する前記検査装置
と前記電極パッドとを電気的に連絡させることを特徴と
する。
【0011】前記第一基板の梁に形成された異なるプロ
ーブ数に応じて、各プローブに印加される押圧力が一定
となる梁構造を形成することができる。押圧力の差を抑
制しつつ狭ピッチの電極パッドに対応することが容易に
できる。また、絶縁層を介して、配線がプローブから2
次電極パッド部まで連絡していることが好ましい。
【0012】なお、本発明で製造する半導体装置は例え
ば隣接する電極パッド間が80μm以下程度の狭いピッ
チのものに適応することが好ましい。
【0013】また、前記半導体装置の製造方法におい
て、前記第二の梁は前記第一の梁より大きい梁断面積を
有することができる。
【0014】また、前記半導体装置の製造方法におい
て、前記第二の梁は前記第一の梁より短い梁長を有する
ことができる。
【0015】また、前記半導体装置の製造方法におい
て、前記第二の梁は前記第一の梁より大きい梁幅或いは
梁厚を有することができる。
【0016】または、第二の発明は、半導体装置の製造
方法であって、半導体ウエハに電極パッドを備えた半導
体素子を形成する形成工程、前記形成された半導体素子
の電気的性能を検査する検査工程、を有し、前記検査工
程は、前記被検査半導体素子に形成される電極パッドに
前記検査装置を電気的に連絡する連絡工程を含み、前記
連絡工程は、前記電極パッドに電気的に連絡させるプロ
ーブを備えた梁と前記プローブを配線を介して連絡され
る二次電極を複数備えたプローブ形成基板を有し、前記
プローブ形成基板は、第一のプローブに連絡し、第一の
配線幅を有する第一の配線と、第二のプローブに連絡
し、前記第一の配線幅より広い第二の配線幅を有する第
二の配線とを有する前記検査装置と前記電極パッドとを
電気的に連絡させるようにした前記検査装置を前記電極
パッドに電気的に連絡することを特徴とする。
【0017】なお、前記配線幅は前記配線の体積或いは
投影面積で比較しても良い。
【0018】また、前記半導体装置の製造方法におい
て、前記第二の配線は前記第一の配線より2倍以上広い
配線幅を有することができる。
【0019】また、前記半導体装置の製造方法におい
て、前記第二の配線は前記第一の配線より10倍以上広
い配線幅を有することができる。
【0020】また、前記半導体装置の製造方法におい
て、第一の配線は信号線であり、第二の配線は電源或い
はグランド線であることができる。
【0021】または、第三の発明は、半導体装置の製造
方法であって、半導体ウエハに半導体素子を形成する形
成工程、前記形成された半導体素子の電気的性能を検査
する検査工程、を有し、前記検査工程は、前記被検査半
導体素子に形成される電極パッドに前記検査装置を電気
的に連絡する連絡工程を含み、前記連絡工程は、周囲よ
り薄く形成された複数の梁を備え、前記梁は前記電極パ
ッドに電気的に連絡させるプローブを備えた第一の梁と
前記プローブを非設置とした第二の梁を備えたプローブ
形成基板を有する前記検査装置を前記電極パッドに電気
的に連絡することを特徴とする。
【0022】または、第四の発明は、半導体装置の製造
方法であって、半導体ウエハに半導体素子を形成する形
成工程、前記形成された半導体素子の電気的性能を検査
する検査工程、を有し、前記検査工程は、前記被検査半
導体素子に形成される電極パッドに前記検査装置を電気
的に連絡する連絡工程を含み、前記連絡工程は、前記電
極パッドに電気的に連絡させるプローブを備えた梁を複
数備えたプローブ形成基板を有し、第一の梁は第一の支
持部を介して前記プローブ形成基板に連絡し、第二の梁
は前記第一の梁より多い数の支持部を備えた第二の支持
部を介して基板に連絡するようにした前記検査装置を前
記電極パッドに電気的に連絡することを特徴とする。
例えば、両端支持梁及び片持ち梁を共に備える。
【0023】または、第五の発明は、半導体装置の製造
方法であって、半導体ウエハに半導体素子を形成する形
成工程、前記形成された半導体素子の電気的性能を検査
する検査工程、を有し、前記検査工程は、前記被検査半
導体素子に形成される電極パッドに前記検査装置を電気
的に連絡する連絡工程を含み、前記連絡工程は、前記電
極パッドはウエハから切断された後に生じる半導体素子
の周囲の辺に沿って形成され、前記電極パッドに電気的
に連絡させるプローブを備えた梁を複数備えたプローブ
形成基板を有し、前記辺のうち少なくとも2辺の電極パ
ッドに連絡するためのプローブを備えた梁は複数の支持
部によりプローブ形成基板に支持されるようにした検査
装置を前記電極パッドに電気的に連絡することを特徴と
する。
【0024】例えば、2辺の電極パッドに連絡するため
のプローブを備えた梁は両持梁によりプローブ形成基板
に連絡する構成をとることができる。また、その他の電
極パッドに連絡するプローブは片持梁により基板に支持
されるようにすることができる。
【0025】なお前記梁は、シリコンからなる梁を用い
ることができる。また、ドライエッチング加工によって
梁の輪郭を形成するようにすることができる。
【0026】または、本発明の半導体装置は、前記何れ
かの製造方法により製造されたことを特徴とする。
【0027】また、各プローブの押圧力を均一化するた
めの制御法として、前記梁のプローブ形成面の反対面に
単体もしくは複合体を形成するでも制御することが可能
である。前記梁にシリコンを適用することによりシリコ
ンのマイクロマシニング技術を適用することが可能で、
微細な梁構造を形成できる。また、線膨張係数が同一で
あることから検査時に発生する電極パッドとの位置ずれ
も防止できる。さらに、シリコンからなる梁の輪郭形成
法としてドライエッチング加工を適用することで、応力
集中部である梁の付け根部分に曲率を形成することがで
きるため梁全体の剛性を増加させることが可能である。
【0028】前記の構造を検査用半導体素子の狭ピッチ
電極パッドに適用することにより、個々に梁が形成でき
ない部分でも、確実にプローブを形成することが可能
で、しかも低加圧力でのコンタクト方法が可能となる。
【0029】半導体装置の電気的特性検査において、例
えば検査用半導体素子の狭ピッチに形成された電極パッ
ドとプローブとを信頼性高くコンタクトさせる効率的な
検査工程を有し、半導体装置を効率的に製造できる半導
体装置の製造方法を得ることができる。
【0030】また、プローブ間の低押圧力の差を抑制
し、電極パッドに不要な傷を形成することがなく、プロ
ーブ寿命を増大させることができる。加えて、それによ
って製造歩留まりを向上させ、製造コストを低減し、結
果的に安価で高信頼性を有する半導体装置を得る。その
結果、検査した半導体素子もしくは電子部品は非常に安
価で提供することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態に関する
説明を図1から図12を参照して説明する。
【0032】まず、ICやLSIなどの半導体装置に関し
て、本発明の実施例の半導体装置の製造方法は、ウェハ
表面に集積回路を形成する工程であるいわゆる前工程
と、前工程中の所定の段階において、各回路の電気的特
性検査を行う検査工程を有する。検査工程では、例え
ば、チップ単位等所定の単位で良品、不良品の判定が行
われる。必要に応じて、更に、このシリコンウェハを個
別のチップに切り離す工程、或いは更に樹脂やセラミッ
ク等で封止する工程、いわゆる後工程を有する。
【0033】例えば、上記の電気的特性検査は85℃程
度の温度雰囲気で各回路間の導通の良否を判別するプロ
ービング検査と、125℃程度の高温中で熱的、電気的
ストレスを回路に付与して不良を加速選別するバーンイ
ン検査、及び最終的に高周波で検査を行う最終検査とに
大きく分別できる。
【0034】本発明の代表的な説明図を図1に示す。図
1は断面図を示しており、プローブ形成基板4には変形
が容易な両端支持梁19が形成され、各両端支持梁19
には個数が異なるプローブ6が形成されている。前記プ
ローブの表面には電気的なやり取りを行うための金属配
線7が形成されている。なお、各両端支持梁は、各梁に
形成された異なるプローブ数に応じて、電極パッドとの
接触時に印加される押圧力がほぼ一定となるように梁形
状が決められている。この構造を有することにより、狭
ピッチに形成されている電極パッドにも対応したプロー
ブ形成が行え、しかも各プローブには一定の低押圧力を
与えることができるため、電極パッドに形成される圧痕
は小さく良好に導通が得られる。
【0035】本発明の一実施例に関するウエハ検査装置
の構造について図2の装置構成図を用いて説明する。本
発明のウエハ検査装置の構成は図2に示すように、プロ
ーブ形成基板4には変形が容易な支持梁(本実施例では
そのうち両持梁の例を示す)が形成され、前記両端支持
梁にはプローブ6が形成されている。プローブ形成基板
4では絶縁層を介して、金属配線7がプローブからプロ
ーブ形成基板4に形成された貫通孔(図示せず)を介し
て、プローブ形成面の反対面に形成された電極パッド3
bまで連続してつながっている。プローブ形成基板の詳
細な説明に関しては後述する。
【0036】前記プローブ形成基板は電気接続基板8に
半田ボール9により固定されている。本発明では半田ボ
ールを用いてプローブ形成基板の固定及び電気的接続を
同時に行っているが他の方法、例えば銀ペーストや白金
ペーストもしくは150℃以下で溶解しない金属材料、
複合材料をスクリーン印刷法等によって形成し焼成する
ことにより電気的導通がはかれ、かつ、プローブ形成基
板を固定する方法を用いても良い。電気接続基板8の内
部は多層配線が形成されており、一定のピッチで配置さ
れている電極パッド3cを電気接続基板の上部に配置さ
れたポゴピン14の間隔まで広げる役割をしている。な
お、電気接続基板8に形成された電極パッド3cはマト
リックス状に1000μmピッチで形成されている。こ
の電気接続基板の材料としてはセラミックスが好まし
く、特にムライトを用いることが線膨張率の点から良
い。これは、各種検査の中でバーンイン検査が125〜
150℃の温度雰囲気中で行われるため、シリコンから
なる被検ウエハの電極パッドとプローブとが相対的に位
置ずれが生じないために線膨張率が近い方が好ましい。
また、電気接続基板8には検査時に加わる加圧力により
半田ボール9が一定以上つぶれないようにするため、座
屈防止用の突起10が形成されていることができる。前
記、電気接続基板8及びプローブ形成基板4は多層配線
基板13に治具11を介して、ボルト12により固定さ
れている。なお、治具の材料は、150℃以上で熱変形が
少ない材料、例えば、窒化アルミニウムもしくはインバ
ーなどを用いると良い。前記、多層配線基板13の内部
はガラエポ材には多層配線が形成されている構造で、ポ
ゴピン14が多数形成されていて内部多層配線とつなが
っている。なお、ポゴピンとはばね機構がついた電気的
導通端子である。ウエハ検査装置16には多層配線基板
13と電気的な導通をとるために用いるポゴピンまたは
接続ピン15が多層配線基板13の電極パッド3eの間
隔で配置されている。また、ウエハ検査装置16には多
層配線基板13と電気的な導通をとるための方法は前記
の方式に限らず、電気的な接続を可能とする方法であれ
ば、コネクタのようなものを用いても良い。
【0037】前記,プローブ形成基板からウエハ検査装
置までの間に電気接続基板及び多層配線基板の2枚の基
板を介した理由は、電気接続基板はセラミックスの中に
多層配線が形成されているため、非常にコストが高く基
板の変更は容易に行えない。そのため、検査方式が変更
した場合や接点の変更などは安価な多層配線基板を用い
て行うことができる。また,他の検査装置への適用を行
う場合には安価な多層配線基板を変更することにより容
易に行える。なお、電極パッド数及び電極パッド間隔に
よっては前記、電気接続基板を用いず、直接多層配線基
板に接続することも可能である。
【0038】被検ウエハ2は固定ステージ1に真空チャ
ックで固定されている。前記固定ステージ1は周辺機器
により、数100μm単位での高さ制御機構及び数グラ
ム単位での加圧力制御が可能な構造となっており、さら
に上下、左右、円周方向に移動が可能な構造となってお
り、被検ウエハ2に形成された電極パッド3aとプロー
ブ形成基板4のプローブ6を高精度に位置合わせしなが
ら、互いに接触させることができる構造となっている。
また、前記の構造では位置合わせ用の移動機能を固定ス
テージ側に付加したが、本発明では前記構造に限らず、
例えば、プローブ形成基板側もしくはプローブ形成基板
側と固定ステージの両者に位置合わせ用の移動機能を付
加しても良い。
【0039】ウエハ検査装置16と被検ウエハ2との電
気信号の授受を行うための電気的な導通手段に関する構
造について説明する。被検ウエハ2とプローブ形成基板
4との位置合わせが終了後、前記の機構を用いて両者を
接触させると被検ウエハの表面保護膜5にプローブ形成
基板が押し付けられ、被検ウエハの反りや傾きを抑制
し、プローブ形成基板の両端支持梁が上方にたわみ、そ
の反力で電極パッド3aに一定の押圧力を与える。本発
明で電気的導通に必要な押圧力はおよそ5g程度であっ
た。これ以上の押圧力であれば良好に電気的導通が得ら
れる。しかし、押圧力があまり大き過ぎると電極パッド
3aにダメージを与える。なお、被検ウエハ2にはアル
ミニウムからなる約80μm角の大きさの電極パッドが
形成されている。その電極パッドの周辺にはポリイミド
系の樹脂からなる表面保護膜5が接触不良等を防止する
ために形成されている。また、電極パッド3b及びプロ
ーブ6以外の配線上にはポリイミドなどからなる絶縁膜
が配線の段差を埋めるように形成されている。また、前
記、プローブ形成基板表面の絶縁膜は表面保護膜5にダ
メージを与えない材料で、少なくとも150℃以上の温
度に耐えられる材料であれば他の絶縁材料を用いても良
い。また、配線はプローブ形成基板に溝を形成しその溝
の中に埋め込む構造を用いても良い。
【0040】前記電極パッド3aはプローブ形成基板4
のプローブ6と接触することにより電気的に導通する。
プローブ形成基板4のプローブから金属配線がプローブ
形成基板のプローブ形成面と反対面に形成された電極パ
ッド3bまで形成されている。プローブ形成基板の電極
パッド3bと電気接続基板8の下面電極パッド3cは半
田ボールにより電気的に接続されている。電気接続基板
8の下面電極パッド3cと上面電極パッド3dは電気接
続基板の内部に形成された多層配線により電気的な接続
が施されている。電気接続基板8の上面電極パッド3d
と多層配線基板13との電気的な授受は、多層配線基板
に形成されたポゴピンを用いて行う。ポゴピンにはばね
機構が付加されているため、例えば、基板にうねり等が
発生している場合でも導通不良を起こすことなく確実に
電気的な接続が得られる。また、この部分にポゴピンを
採用したことにより、検査対象物が変更した時にも、電
気接続基板から下の部分を容易に交換することが可能で
ある。多層配線基板13に配置されたポゴピンは、多層
配線基板の内部配線により多層配線基板の上面に形成さ
れた電極パッド3eまでつながっている。また、最終的
なウエハ一括検査装置16との電気的な授受は検査装置
に形成されたポゴピンまたは接続端子15を用いてい
る。
【0041】以上のように配置された各種基板を用いる
ことにより、被検ウエハの電極パッドから検査装置まで
電気的な信号の授受が可能となる。また、前記に記載し
たように各種検査の検査装置によって、電気接続基板か
ら下の部分を容易に交換することが可能であることか
ら、本発明はプロービング検査に限らずその他の検査方
式にも用いることができる。例えば、5MHzの駆動周
波数で150℃程度の高温中で数時間から数10時間、
熱的、電気的ストレスを回路に付与して不良を加速選別
するバーンイン検査や最終的に133MHz以上の駆動
周波数で高周波で検査を行う最終検査などの検査方法に
も適用することができる。
【0042】次にプローブ形成基板の詳細構造について
図3及び図4を用いて説明する。図3はプローブ形成基
板の詳細図を示したもので、図3(a)にプローブ側か
ら見たプローブ形成基板の平面図、(b)にX方向のA
−A断面図、(c)にY方向のB−B断面図を示してい
る。プローブ形成基板4はシリコン材からなりマイクロ
マシニング技術により、両端支持梁19と両端支持梁上
にプローブ6が形成されている。各両端支持梁には数が
異なるプローブが形成され、プローブ数によって梁幅の
寸法が変化している。この梁幅の寸法は個々のプローブ
が同様の押圧力となるように梁の断面形状が形成されて
いる。電気的にはプローブ6からプローブ形成基板4の
裏面側に形成された電極パッド3bまで複数の金属から
なる金属配線7が、プローブ形成基板4に形成された貫
通孔17を介してつながっている。また、図3(b)に
示した断面図より、配線7の表面には保護膜18が形成
されている。なお、図3に示した梁周辺には空間20が
形成されている。
【0043】本発明ではシリコンプローブの相対的な位
置精度は、シリコンウエハをマイクロマシニング技術に
よって加工しているために非常に良い。その位置精度は
マスク精度に依存するためである。一般的なマスク精度
は±1μm以下であり、加工されるプローブの相対的な
位置精度もその範囲内に入る。
【0044】図4に図3に示した構造を実際に電極パッ
ドに接触させた場合の説明図を示す。図4(a)に被検
ウエハに接触する前の状態を、(b)に接触後の状態を
示す。同図よりプローブ形成基板4を被検ウエハ2の電
極パッド3aに接触させると両端支持梁19は弧を描い
て変形し、プローブ6は変位した両端支持梁の反力によ
り電極パッド3aに対して垂直に接触する。梁の反力が
プローブに印加される押圧力を決める。
【0045】図5は今まで説明してきたプローブ形成基
板の形成についてマイクロマシニング技術を用いた加工
工程について説明する。なお、図5のA−A破線の左側
に図3に示したX方向の断面図を右側に図3に示したY
方向の断面図を示す。
【0046】図5より、はじめに、図5(a)に示すよう
に厚さ500μm(100)方位のシリコンウエハ31
を準備する。次に0.5μm厚さの熱酸化膜32を形成
し、ホトリソプロセスを用いて、シリコンウエハ31の
表面に形成された熱酸化膜32上にレジスト塗布・パタ
ーン露光・現像・熱酸化膜のエッチングを片面から行
い、プローブ6を形成するためのマスクパターンを形成
する。目的のプローブ先端形状を得るために、マスクパ
ターン形状にはエッチングによる角落ちに対処するため
の補償パターンが形成されている。その後、70℃の水
酸化カリウム水溶液を用いてシリコンを20μm段差の
異方性エッチング加工を片面から行い、図5(b)に示す
ようにプローブ6を形成する。この時、プローブ形成部
には{111}結晶面24からなる斜面が形成される。
前記シリコンのエッチング加工は水酸化カリウム水溶液
だけではなく、その他のウエットエッチング液、例え
ば、エチレンジアミンピロカテコール、テトラメチルア
ンモニウムハイドロオキサイド、ヒドラジンを用いるこ
とができる。さらに、異なる深さの孔を時間差で一括し
てエッチング加工を行うために、多層マスク法を用い
る。図5(c)に示すようにホトリソプロセスを用いて、
酸化・レジスト塗布・パターン露光・現像・熱酸化膜の
エッチング・酸化を繰り返し行う。より詳細には酸化膜
形成後、浅い孔から順番にパターニングを行う。なお、
図5に示した構造のプローブ形成基板は異なる孔が3種
類ある。はじめに酸化膜32cを形成し、プローブを分
離するためのパターニングを行う。次に両面酸化を行
い、酸化膜32bを形成し、梁を所定の厚さまでエッチ
ングするためのパターニングを行う。次に両面酸化を行
い、酸化膜32aを形成する。図5(d)に示すように
一番深いエッチング孔33aのパターニングを行った
後、異方性エッチング加工を途中まで行う。図5(e)
に示すように二番目に深い孔の酸化膜32aを除去し
て、さらに一番目と二番目の孔33b加工を所定の深さ
まで同時に異方性エッチング加工を行う。次に、図5
(f)に示すように酸化膜32bを除去した後、矢印3
5に示す方向から酸化膜32cをマスキング材としてド
ライエッチング加工を行い、垂直な壁に囲まれた空間2
0の加工が行える。その結果、プローブ6及び両端支持
梁19は個々に分離される。この時、梁は梁厚40μ
m、プローブ間ピッチ35μmの狭ピッチで加工するこ
とができた。前記ドライエッチング加工装置には誘導結
合型のプラズマエッチング[ICP―RIE(Inductively Co
upled Plasma―RIE)]装置を用いることによりアスペ
クト比20程度の垂直な壁を有するエッチング加工を行
える。ここで、ドライエッチング加工ではなく、異方性
エッチング加工を適用しても、梁の分離加工を行うこと
は可能である。図5(f´)にその例を示す。酸化膜3
2bを除去した後、矢印35に示す方向から酸化膜32
cをマスキング材として異方性エッチングを行うことに
より梁には{111}結晶面24が現れる。この加工で
は{111}結晶面が斜面となるため、電極パッド間隔
の広い場合に適用することが可能である。前記加工技術
では、異方性エッチングのマスク材に熱酸化膜を適用し
た例について説明したが、マスク材としてシリコンナイ
トライド膜、薄い熱酸化膜の上にシリコンナイトライド
膜を形成した複合膜を用いても良い。
【0047】その後、図5(g)に示すように、構造体
全面に酸化膜を形成した後、両面に金属薄膜をスパッタ
リング装置により形成し、電着レジストを用いたホトリ
ソプロセスにより、金属薄膜のパターニングを行った。
次にメッキ装置を用いて銅及びニッケル材料を形成して
多層配線34を形成した。スパッタリング装置を用いた
金属薄膜にはCrを20nmその上にAuを1000nm形
成した。Cr以外にもTiを適用することができる。こ
れはCrやTiは下地とAuの密着性を向上させるために形成
しているためである。前記配線材料は150℃以上で溶
解せず、電気的導通がある薄膜形成可能な材料であれば
他の材料を用いても良い。配線などに用いる装置もスパ
ッタリング装置以外の装置、例えば、蒸着装置やCVD(Ch
emical Vapor Deposition)装置を用いても良い。さら
に、配線の形成方法はリフトオフ法にかぎらず、電着レ
ジストまたはスプレーレジスト塗布装置等3次元的にレ
ジストパターンの形成が可能なレジストを用いて基板全
面に薄膜を形成した後、ホトリソを行い、エッチングに
よって形成し、その後めっきで形成しても良い。その上
にCuを8μmさらにその上にNiを2μmめっき装置によ
り、プローブから電極パッドまで多層配線34を形成し
た。
【0048】次に本発明の他の実施例について説明す
る。図6は梁に片持ち梁を適用した例で、図6(a)に
プローブ側から見たプローブ形成基板の平面図を、
(b)にA−A断面図を示している。プローブ形成基板
4はシリコン材からなりマイクロマシニング技術によ
り、片持ち梁23と片持ち梁上にプローブ6が形成され
ている。各片持ち梁には数が異なるプローブが形成さ
れ、プローブ数によって梁幅の寸法が変化している。こ
の梁幅の寸法は個々のプローブが同様の押圧力となるよ
うに梁の断面形状が形成されている。
【0049】電気的にはプローブ6からプローブ形成基
板4の裏面側に形成された電極パッド3bまで複数の金
属からなる配線7が、プローブ形成基板4に形成された
貫通孔17を介してつながっている。また、図6(b)
に示した断面図より、配線7の表面には保護膜18が形
成されている。なお、図6に示した梁はシリコンの異方
性エッチング技術を用いて加工しているため、梁を囲う
ように{111}結晶面24が存在する。梁周辺には空
間20が形成されている。なお、図5で説明したように
梁の分離方法にドライエッチング加工を適用することも
可能である。
【0050】次に梁の分離方法としてドライエッチング
加工を適用した場合の梁形状について説明する。図7
(a)にプローブ側から見たプローブ形成基板の平面図
を、(b)にB−B断面図を示す。同図は図3に示した
プローブ形成基板の梁を分離する加工にドライエッチン
グ加工法を適用した場合の図である。図7(a)の両端
支持梁の付け根部分はある曲率を有する曲線25で形成
されている。このように梁の付け根部分に曲率を有する
曲線で構成することにより梁の剛性を格段に高めること
ができる。そのため、衝撃などに対して強い梁を形成す
ることができる。また、梁の分離方法としてドライエッ
チング加工を適用することによって、応力集中部を緩和
するために梁の輪郭を曲線だけで形成することも可能で
ある。この場合、図7(b)に示した断面図に示すよう
に梁の断面は長方形断面となる。
【0051】次に梁に形成する異なるプローブ数に対し
て梁設計法について図8を参照して説明する。本発明に
おいて、プローブにかかる押圧力は梁のたわみ量によっ
て決まる。これは梁がたわんだ際の反力をプローブが支
点となり、荷重をうけるためである。梁のたわみ量νは
両端支持梁の場合(1)式、片持ち梁の場合(2)式で
表せられる。
【0052】ν=WL/192EI ………(1) ν=WL/3EI ………(2) ここで、Wが押圧力、Lは梁の長さ、Eはヤング率、I
は断面2次モーメントである。この式より、ヤング率は
一定であるためプローブに印加される押圧力は梁の長さ
及び断面2次モーメントで決まる。一方、断面2次モー
メントは長方形断面の場合、(3)式で表される。
【0053】I=bh/12 ………(3) ここで、bは長方形断面の幅、hは長方形断面の高さで
ある。
【0054】そのため、梁の押圧力は梁の長さ及び梁断
面の幅と高さで決まる。梁断面の高さは図5に示したプ
ロセスから各梁ごとに梁高さ、すなわち梁厚を制御する
ことは各梁を同時に形成しているため困難である。
【0055】以上のことから、梁の長さ及び梁の幅によ
って押圧力を変化させることになるが、(3)式より梁
幅を変化させるとそれに1次比例して断面2次モーメン
トも変化する。そのため、プローブにかかる押圧力は単
純に梁幅を変えるだけで変化させることができる。
【0056】図8より、プローブ形成基板4において、
一つのプローブ6が形成された梁幅W1と二つのプロー
ブ6が形成された梁幅W2との関係は(4)式になる。
【0057】W2=2W1 ………(4) 一つのプローブが形成された梁幅に対して二つのプロー
ブが形成された梁幅を2倍にすることにより各プローブ
に印加される押圧力を一定にすることが可能である。し
かし、被検ウエハの電極パッドの配置によっては、梁幅
W2が形成できないことも考えられるため、その場合は
一つのプローブが形成された梁長さL1に対して二つの
プローブが形成された梁長さL2も変化させることによ
り押圧力を一定にしても良い。
【0058】前記に示すように、プローブ数に応じた各
梁の押圧力は梁幅を主に変更することによって制御する
ことが可能であるが、さらにプローブ数に応じた各梁の
押圧力をより精度を高める場合には図9に示す断面構造
が有効である。この構造は梁のプローブ形成面の反対面
に金属膜29を薄く形成することにより、押圧力のばら
つきを制御するもので、実際は金属膜29の面積を変え
ることで押圧力を制御することができ、場合によっては
金属膜を必要な梁だけに形成する方法を用いても良い。
また、ひとつの金属だけでなく、数種類の膜を組み合わ
せて形成しても良い。さらに、梁の剛性を変化させる材
質であれば、金属にかぎらずセラミックス材料、有機材
料を用いることも可能である。
【0059】本発明では被検ウエハに形成されたいろい
ろなパターンの電極パッド配置によって、梁の形状、配
置もしくは梁の本数及び前記梁に形成するプローブ数を
自由に選定配置できる。その一例を図10、図11を参
照して説明する。図10は検査用半導体素子の電極パッ
ド部3aが複数のチップ26aの両側に直線上に配置され
たパターンを示す。この電極パッド構造ではプローブ形
成基板4aは10個の電極パッド3aを4本の両端支持梁
19で構成している。なお、梁の周辺は空間20が形成
されている。
【0060】また、図11はマイコンなどの検査用半導
体素子の電極パッド部3aがチップ26bを四角に囲う
ように配置されたパターンを示す。この電極パッド構造
では、プローブ形成基板4bには複数の両端支持梁19
及び複数の片持ち梁26の両者の梁によって構成され、
電極パッドにあてるためのプローブは各梁にひとつない
し複数個形成されている。このような構造をとることに
より、2次電極パッドまで配線するために必要な貫通孔
の面積を確保することができ、複数個のチップを同時に
検査することが可能である。また、電極パッドの間隔に
よっては、両端支持梁もしくは片持ち梁だけの構造でも
かまわない。なお、図10と同様に梁の周辺部には空間
20が形成されている。
【0061】前記の各実施例については梁の材質にシリ
コンを適用した例について説明したが、本発明では梁の
材質にシリコン以外のものを用いても良い。その梁の構
造例を図12に示す。図12(a)は金属梁を適用した
場合の例である。この構造はシリコンのプローブ形成基
板4に金属梁27形成し、その上に金属プローブ30が
少なくともひとつ以上、形成されている。プローブは金
属から形成されており、金属梁との絶縁を得るために、
金属は梁とプローブとの間には絶縁膜28が形成されて
いる。また、梁の材質に金属以外の剛性のある材料を用
いても良い。なお、プローブ形成基板にシリコンを適用
した例について説明したが、プローブ形成基板はシリコ
ンと線膨張率が近い材料であれば他の材料を用いても良
い。
【0062】また、図12(b)に示すようにプローブ
形成基板4にシリコンの両端支持梁19が形成された梁
表面に金属プローブ30だけ、後から形成する構造を用
いても良い。この構造では、梁形成とプローブ形成を別
のプロセスで行うことができるため、目的の位置にプロ
ーブを形成することができプロセスが容易になる。
【0063】以上のようにそれぞれ説明した本発明のプ
ローブ形成基板にプロービング検査に適用した結果、被
検ウエハの電極パッドとプローブ末端端子との接触抵抗
が5Ω以下と低く、テスト周波数も150MHz以上得
られた。その時に温度雰囲気を常温から85℃まで変化
させたが、被検ウエハの電極パッドとプローブは極めて
良好にコンタクトされていた。また、本発明では被検ウ
エハを対象として説明したが、例えばベアチップの検査
もしくははんだボールが形成された素子の検査にも適用
することができる。また、特にバーンイン向けソケット
用テープへのコンタクト応用に用いることができる。本
発明で検査された半導体素子または半導体チップなどの
デバイスは電極パッドにおける傷の深さが一定となるた
め、低ダメージの電極パッドの製品を作り出すことがで
きる。そのため、検査後にはんだボールを形成する時で
も良好に形成することができ、他の検査時でも同じ電極
パッドを用いることができる。
【0064】以上のことより狭ピッチで、しかも信頼性
の高い電気的検査が可能になり、このようなプロセスを
含む半導体装置の製造方法により製造した半導体素子も
しくは電子部品は非常に安価で提供することができるこ
のようなシリコンからなるプローブ形成基板の梁に形成
された異なるプローブ数に応じて、各プローブに印加さ
れる押圧力が一定となる梁構造を適用した検査装置を用
いて各種検査を行うことにより、狭ピッチ電極パッド部
に対して、確実にコンタクトがとれるために信頼性が高
く、また、検査時間を短縮することができる。さらに多
種の電極パッド配置構造に用いることができるため、従
来コンタクトが困難であった製品への適用範囲が広が
る。また、量産性に優れており、低コストで信頼性の高
い半導体デバイスを提供できる。
【0065】
【発明の効果】本発明は半導体装置の電気的特性検査に
おいて、例えば検査用半導体素子の狭ピッチに形成され
た電極パッドとプローブとを信頼性高くコンタクトさせ
る効率的な検査工程を有し、半導体装置を効率的に製造
できる半導体装置の製造方法及び半導体装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に関する断面図
【図2】本発明の一実施例に関する装置構成図
【図3】本発明の一実施例に関する平面図及び断面図
【図4】被検ウエハの電極パッド部へのコンタクトに関
する断面図
【図5】本発明の一実施例に関する構造体の加工プロセ
【図6】本発明の他の一実施例に関する平面図及び断面
【図7】梁の輪郭形成に関する平面図及び断面図
【図8】プローブ数と梁形状を説明する図
【図9】本発明の他の一実施例に関する断面図
【図10】本発明の他の一実施例に関する平面図
【図11】本発明の他の一実施例に関する平面図
【図12】本発明の他の一実施例に関する断面図
【符号の説明】
1…固定ステージ、2…被検ウエハ、3…電極パッド、
4…プローブ形成基板、5…表面保護膜、6…プロー
ブ、7…配線、8…電気接続基板、9…半田ボール、10
…突起、11…治具、12…ボルト、13…多層配線基板、14
…ポゴピン、15…ポゴピンまたは接続ピン、16…ウエハ
検査装置、17…貫通孔、18…保護膜、19…両端支持梁、
20…空間、21…酸化膜、23…片持ち梁、24…{111}
結晶面、25…曲線、26…チップ、27…金属梁、28…絶縁
膜、29…金属膜、30…金属プローブ、31…シリコンウエ
ハ、32…熱酸化膜、33…エッチング孔、34…多層配線、
35…エッチング方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青野 宇紀 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 河野 竜治 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 青木 英之 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 2G003 AA10 AB00 AB18 AC01 AG03 AH05 2G011 AA01 AC09 AC14 AE03 AF07 4M106 AA01 AA02 BA01 CA70 DD04 DD06 DD13 DD15 DD30

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置の製造方法であって、半導体ウ
    エハに電極パッドを備えた半導体素子を形成する形成工
    程、前記形成された半導体素子の電気的性能を検査する
    検査工程、を有し、前記検査工程は、前記被検査半導体
    素子に形成される電極パッドに前記検査装置を電気的に
    連絡する連絡工程を含み、前記連絡工程は、前記電極パ
    ッドに電気的に連絡させるプローブを備えた梁を複数備
    えたプローブ形成基板を有し、前記プローブ形成基板
    は、少なくとも一つの前記電極パッドに電気的に連絡す
    るプローブを備えた第一の梁と、前記第一の梁にて電気
    的に連絡する電極パッドより多い数の電極パッドに電気
    的に連絡しうる数のプローブを備えた第二の梁とを有す
    る前記検査装置と前記電極パッドとを電気的に連絡させ
    ることを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1の半導体装置の製造方法におい
    て、前記第二の梁は前記第一の梁より大きい梁断面積を
    有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1の半導体装置の製造方法におい
    て、前記第二の梁は前記第一の梁より短い梁長を有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1の半導体装置の製造方法におい
    て、前記第二の梁は前記第一の梁より大きい梁幅或いは
    梁厚を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】半導体装置の製造方法であって、半導体ウ
    エハに半導体素子を形成する形成工程、前記形成された
    半導体素子の電気的性能を検査する検査工程、を有し、
    前記検査工程は、前記被検査半導体素子に形成される電
    極パッドに前記検査装置を電気的に連絡する連絡工程を
    含み、前記連絡工程は、前記電極パッドに電気的に連絡
    させるプローブを備えた梁と前記プローブを配線を介し
    て連絡される二次電極を複数備えたプローブ形成基板を
    有し、前記プローブ形成基板は、第一のプローブに連絡
    し、第一の配線幅を有する第一の配線と、第二のプロー
    ブに連絡し、前記第一の配線幅より広い第二の配線幅を
    有する第二の配線とを有する前記検査装置と前記電極パ
    ッドとを電気的に連絡させるようにした前記検査装置を
    前記電極パッドに電気的に連絡することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項5の半導体装置の製造方法におい
    て、前記第二の配線は前記第一の配線より2倍以上広い
    配線幅を有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】請求項5の半導体装置の製造方法におい
    て、前記第二の配線は前記第一の配線より10倍以上広
    い配線幅を有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】請求項6の半導体装置の製造方法におい
    て、第一の配線は信号線であり、第二の配線は電源或い
    はグランド線であることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  9. 【請求項9】半導体装置の製造方法であって、半導体ウ
    エハに半導体素子を形成する形成工程、前記形成された
    半導体素子の電気的性能を検査する検査工程、を有し、
    前記検査工程は、前記被検査半導体素子に形成される電
    極パッドに前記検査装置を電気的に連絡する連絡工程を
    含み、前記連絡工程は、周囲より薄く形成された複数の
    梁を備え、前記梁は前記電極パッドに電気的に連絡させ
    るプローブを備えた第一の梁と前記プローブを非設置と
    した第二の梁を備えたプローブ形成基板を有する前記検
    査装置を前記電極パッドに電気的に連絡することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】半導体装置の製造方法であって、半導体
    ウエハに半導体素子を形成する形成工程、前記形成され
    た半導体素子の電気的性能を検査する検査工程、を有
    し、前記検査工程は、前記被検査半導体素子に形成され
    る電極パッドに前記検査装置を電気的に連絡する連絡工
    程を含み、前記連絡工程は、前記電極パッドに電気的に
    連絡させるプローブを備えた梁を複数備えたプローブ形
    成基板を有し、第一の梁は第一の支持部を介して前記プ
    ローブ形成基板に連絡し、第二の梁は前記第一の梁より
    多い数の支持部を備えた第二の支持部を介して基板に連
    絡するようにした前記検査装置を前記電極パッドに電気
    的に連絡することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】半導体装置の製造方法であって、半導体
    ウエハに電極パッドを備えた半導体素子を形成する形成
    工程、前記形成された半導体素子の電気的性能を検査す
    る検査工程、を有し、前記検査工程は、前記被検査半導
    体素子に形成される電極パッドに前記検査装置を電気的
    に連絡する連絡工程を含み、前記連絡工程は、前記電極
    パッドはウエハから切断された後に生じる半導体素子の
    周囲の辺に沿って形成され、前記電極パッドに電気的に
    連絡させるプローブを備えた梁を複数備えたプローブ形
    成基板を有し、前記辺のうち少なくとも2辺の電極パッ
    ドに連絡するためのプローブを備えた梁は複数の支持部
    によりプローブ形成基板に支持されるようにした検査装
    置を前記電極パッドに電気的に連絡することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】半導体装置であって、前記請求項1に記
    載の製造方法により製造されたことを特徴とする半導体
    装置。
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