JP3693218B2 - 半導体装置用コンタクタ - Google Patents

半導体装置用コンタクタ Download PDF

Info

Publication number
JP3693218B2
JP3693218B2 JP05685398A JP5685398A JP3693218B2 JP 3693218 B2 JP3693218 B2 JP 3693218B2 JP 05685398 A JP05685398 A JP 05685398A JP 5685398 A JP5685398 A JP 5685398A JP 3693218 B2 JP3693218 B2 JP 3693218B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
contactor
contact portion
insulating layer
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05685398A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11258269A (ja
Inventor
太 深谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP05685398A priority Critical patent/JP3693218B2/ja
Publication of JPH11258269A publication Critical patent/JPH11258269A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3693218B2 publication Critical patent/JP3693218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置用コンタクタに係り、特に半導体装置の試験装置に組み込まれ、半導体装置との電気的接続を図るために用いられる半導体装置用コンタクタに関する。
近年のLSIの高集積化・高密度化が進むにつれて、半導体装置に設けられる電極のサイズ、ピッチも微細化が進んでいる。このため、各々の半導体装置の電極に対してコンタクト可能な高精度なコンタクタの実現と微細電極への安定した電気的接触を維持することが、重要な課題となってきている。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体装置用コンタクタは、大略するとバネの力によって半導体装置の電極とコンタクトする構成のものと、薄い絶縁膜に球面電極をメッキ形成して半導体装置の電極とコンタクトする構成のもの等に分けられる。
図10(A)は、バネの力によってコンタクトする構成とされた半導体装置用コンタクタ1Aを示している。この半導体装置用コンタクタ1Aは、一対の基板2a,2bの間にコイルスプリング3が配設されており、このコイルスプリング3の弾性力を利用してポゴピン4を上下させ、半導体装置に設けられた電極(図示せず)とコンタクトする構成とされている。
【0003】
また、図10(B)は、薄い絶縁膜に球面電極をメッキ形成して半導体装置の電極(図示せず)とコンタクトを図る半導体装置用コンタクタ1Bを示している。この半導体装置用コンタクタ1Bは、薄い絶縁基板5に球面電極6をメッキ形成し、これを半導体装置の電極にコンタクトさせる構成とされている。
この球面電極6を形成するには、例えばポリイミド等よりなる絶縁基板5の所定位置に孔7を穿設しておき、この孔7中にニッケル等の金属をメッキ形成することが行われている。尚、この絶縁基板5の上面には球面電極6と接続する配線8が形成されており、この配線8により球面電極6は絶縁基板5の外周位置まで電気的に引き出される構成とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した図10(A)に示す半導体装置用コンタクタ1Aは、半導体装置の電極に高さバラツキが存在していても、コイルスプリング3により上下移動可能なポゴピン4が変位することにより、このバラツキを吸収することができる。よって、半導体装置の電極に高さバラツキが存在していても、半導体装置用コンタクタ1Aと半導体装置とを確実に電気的に接続することができる。
【0005】
しかるに、半導体装置の高密度化により電極の微細化・多ピン化が進むと、半導体装置用コンタクタ1Aではコイルスプリング3,ポゴピン4等の形状の大きなものを構成要素とするため、上記の微細化・多ピン化に対応することができないという問題点があった。また、半導体装置用コンタクタ1Aは、上記のように多くの部品を必要とするため、半導体装置用コンタクタ1Aのコストが上昇してしまうという問題点もある。
【0006】
一方、図10(B)に示す半導体装置用コンタクタ1Bでは、球面電極7が絶縁基板5にメッキ形成された構成(変位不可能な構成)であるため、半導体装置の電極高さに大きなバラツキがある場合、このバラツキを吸収することができず接続不良が発生してしまうという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、少ない部品数で半導体装置の電極に高い信頼性を持って接続できる半導体装置用コンタクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、次に述べる各手段を講じることにより解決することができる。
請求項1記載の発明では、
被接続体となる半導体装置に配設された電極と電気的に接続される半導体装置用コンタクタにおいて、
前記電極部と対向する位置に弾性変形可能なコンタクト部が形成されてなる金属配線層と、
前記金属配線層が前記半導体装置と対向する最上面に形成されており、かつ前記コンタクト部と対向する位置に開口部が形成されてなる絶縁層と、
前記絶縁層を支持し、内部配線が形成された多層配線基板からなる基台と、
前記開口部内に配設されており、前記コンタクト部を前記金属配線層の延在面から前記電極部側に向け突出するよう弾性変形させる変形付勢部材とを設け、
前記変形付勢部材を導電性材料により形成し、前記多層配線基板に形成された前記内部配線と前記金属配線層とを前記変形付勢部材を介して電気的に接続することを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項2記載の発明では、
前記請求項1記載の半導体装置用コンタクタにおいて、
前記変形付勢部材は、前記コンタクト部の前記絶縁層と対向する位置に形成された突起であることを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明では、
前記請求項1記載の半導体装置用コンタクタにおいて、
前記変形付勢部材は、前記基台の前記コンタクト部と対向する位置に形成された突起であることを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項4記載の発明では、
前記請求項3記載の半導体装置用コンタクタにおいて、
前記絶縁層に位置決め孔を形成すると共に、前記基台に前記位置決め孔に係合することにより、前記基台に対し前記絶縁層の位置決めを行う位置決め部材を配設したことを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項5記載の発明では、
前記請求項3記載の半導体装置用コンタクタにおいて、
前記絶縁層に第1の位置認識部材を配設すると共に、前記基台に前記第1の位置認識部材に対応する第2の位置認識部材を配設し、
画像認識手段を用いて前記第1及び第2の位置決め部材を位置合わせすることにより、前記基台に対し前記絶縁層の位置決めを行う構成としたことを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項6記載の発明では、
前記請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置用コンタクタにおいて、
前記コンタクト部の先端部に先鋭部を形成したことを特徴とするものである。
【0013】
更に、請求項7記載の発明では、
前記請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置用コンタクタにおいて、
前記基台の材質として、該基台の熱膨張係数が前記半導体装置の熱膨張係数と同等となるものを使用したことを特徴とするものである。
上記した各手段は、次のように作用する。
【0014】
請求項1記載の発明によれば、
金属配線層が形成された絶縁層を基台に固定することにより、開口部内に配設された変形付勢部材は、弾性変形可能とされたコンタクト部を金属配線層の延在面から電極部側に向け突出するよう弾性変形させる。これにより、コンタクト部は、金属配線層から電極(半導体装置)に向け持ち上がった状態となる。
【0015】
よって半導体装置が半導体装置用コンタクタに装着されると、コンタクト部は弾性変形しつつ電極と接続するため、半導体装置の電極に高さバラツキがあっても、コンタクト部が弾性変形することによりこの高さバラツキを吸収することができる。従って、高い信頼性をもって半導体装置と半導体装置用コンタクタとを接続することができる。
【0016】
また、上記のように半導体装置が半導体装置用コンタクタに装着される際、コンタクト部は弾性変形しつつ電極と接続する。よって、装着時にコンタクト部は電極上を摺動するため、半導体装置の電極に対してワイピングが可能となり、安定した接触を維持することができる。
また、基台として多層配線基板を用いると共に、この多層配線基板に形成された内部配線と金属配線層とが電気的に接続される構成としたことにより、金属配線層からの電気信号を多層配線基板を経由して外部端子にファンアウトすることができるため、金属配線層のパターン形成に自由度を持たせることが可能となる。
また、多層配線基板によれば、金属配線層が配設される側の面と反対側の面に抵抗,ヒューズ,或いはバーンイン専用回路(分周回路等)等の電子素子を配設することが可能となる。更に、内部配線をグランド層として用いることにより、ノイズ対策を行うことも可能となる。
また、変形付勢部材を導電性材料により形成し、多層配線基板に形成された内部配線と金属配線層とを変形付勢部材を介して電気的に接続する構成としたことにより、金属配線層を絶縁層上でパターン形成する必要はなくなり、多層配線基板に形成された内部配線を用いて配線の引き廻しを行うことが可能となる。よって、絶縁膜上で金属配線層の引き廻しを行う構成に比べて無駄な配線引回しが要らなくなり、配線スペースの省スペース化及びコンタクト部の狭ピッチ化を図ることができる。
また、コンタクト部と多層配線基板の内部配線とを変形付勢部材を介して直接的に接続することができるため、配線の引き廻し長さの短縮を図ることができ、より高速な半導体装置の試験に対応することが可能となる。
また、請求項2記載の発明によれば、
変形付勢部材をコンタクト部の絶縁層と対向する位置に形成された突起により構成したことにより、この突起により金属配線層のコンタクト部を持ち上げることが可能となり、簡単な構成でコンタクト部を半導体装置の電極と接続させることが可能となる。また、突起部はコンタクト部に直接形成されるため、突起部を他の部位に配設した構成に比べて狭ピッチ化されたコンタクト部と突起部との位置決めが不要となるため、突起部の形成を容易に行うことができる。
【0017】
また、請求項3の発明によれば、
変形付勢部材を基台のコンタクト部と対向する位置に形成された突起により構成したことにより、この突起により金属配線層のコンタクト部を持ち上げることが可能となり、簡単な構成でコンタクト部を半導体装置の電極と接続させることが可能となる。
【0018】
また、請求項4記載の発明によれば、
絶縁層に位置決め孔を形成すると共に、位置決め孔に係合することにより基台に対して絶縁層の位置決めを行う位置決め部材を基台に配設したことにより、位置決め部材を位置決め孔に係合させるだけの簡単な処理で、基台に形成された突起と狭ピッチ化されたコンタクト部との位置決めを高精度に行うことができる。
【0019】
また、請求項5記載の発明によれば、
画像認識手段を用い、絶縁層に配設された第1の位置認識部材と基台に配設された第2の位置決め部材を位置合わせし、これにより基台に対し絶縁層の位置決めを行う構成としたことにより、基台に形成された突起と狭ピッチ化されたコンタクト部との位置決めを更に高精度に行うことができる。
【0020】
また、請求項6記載の発明によれば、
コンタクト部の先端部に先鋭部を形成したことにより、コンタクト部が半導体装置の電極に接触する際、コンタクト部の先端部に形成された先鋭部は最初に電極と接触し、電極表面に形成されている酸化膜を破る。よって、コンタクト部は酸化膜ではなく、コンタクト部自体に確実に接続することとなり、安定した電気的接続が可能となる。
【0023】
更に、請求項7記載の発明によれば、
基台の熱膨張係数を半導体装置の熱膨張係数と整合させたことにより、高温加熱時のコンタクト部と半導体装置の電極との位置ズレを極小化することが可能となり、環境温度に拘わらず信頼性の高い接続を維持させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施例である半導体装置用コンタクタ10Aを示している。図1は半導体装置用コンタクタ10Aの構成を説明するための図であり、また図2は半導体装置用コンタクタ10Aの製造方法を説明するための図である。
【0025】
各図に示されるように、半導体装置用コンタクタ10Aは、大略すると金属配線層11,コンタクト部12,絶縁層13,プレート15(基台),及び突起部16A(変形付勢部材)等により構成されている。この半導体装置用コンタクタ10Aは、半導体装置17を試験する試験装置に組み込まれると共に、半導体装置17に設けられている電極18と電気的に接続し、所定の試験を行うものである。
【0026】
金属配線層11は、例えば銅(Cu)或いは銅合金等の弾性変形可能な材質よりなる薄膜状の導電性金属層である。この金属配線層11は所定のパターンを有して、絶縁層13の上面に形成されている。また、金属配線層11の一部には、後述するコンタクト部12が一体的に形成されている。
絶縁層13は、例えばポリイミド(PI)等の絶縁性樹脂よりなるシート状樹脂膜である。前記の金属配線層11は、この絶縁層13の上部にパターン形成されており、従って金属配線層11は絶縁層13に支持され構成となっている。また、絶縁層13上への金属配線層11のパターン形成は、フレキシブル基板の製造技術等を応用することが可能であるため、容易かつ低コストで行うことができる。更に、絶縁層13のコンタクト部12と対向する位置には、開口部14が形成されている。
【0027】
プレート15は例えばステンレスからなる基台であり、前記したシート状樹脂膜よりなる絶縁層13を支持する機能を奏するものである。そのままの状態では可撓してしまう絶縁層13は、プレート15に支持されることにより、平面性を維持することとなる。
コンタクト部12は、弾性変形可能な金属よりなる金属配線層11に一体的に形成されており、またその形成位置は半導体装置17に配設された電極18の位置と対向する位置に設定されている。また、絶縁層13のコンタクト部12と対向する位置には、開口部14が形成されている。このため、コンタクト部12は開口部14内において片持ち梁状に支持された構成となっており、従ってコンタクト部12は開口部14内において弾性変形可能な構成となっている。
【0028】
突起部16Aは開口部14内に位置するよう配設されており、コンタクト部12を金属配線層11の延在面(水平方向に延在する面)から電極部17側に向け(図中矢印Xで示す方向に向け)突出するよう弾性変形させる機能を奏するものである。従って、突起部16Aの高さは、少なくとも絶縁層13の厚さよりも大きくなるよう設定されている。
【0029】
本実施例では、コンタクト部12の下部に突起部16Aを形成した構成としている。この突起部16Aは、金属(例えば、金、パラジウム、ニッケル等)により形成することも、また樹脂(例えば、ポリイミド,エポキシ等)により形成することも可能である。金属により突起部16Aを形成する方法としては、例えばメッキ法やワイヤボンディング法等を用いることができる。また、樹脂により突起部16Aを形成する方法としては、例えぱポッティング法等を用いることができる。
【0030】
メッキ法により突起部16Aを形成した場合には、狭ピッチのパターン形成や多ピン化された半導体装置17に適用する際、突起部16Aを接着等で各々形成する構成に比べて高精度な製造が可能となる。
また、ワイヤボンディング法により突起部16Aを形成した場合には、既存のワイヤボンダーを使用することができるため、突起部16Aを安価に形成することができる。また、少量の生産にもフレキシブルに対応が可能である。
【0031】
更に、ポッティング法により突起部16Aを形成した場合には、やはり簡単な設備で突起部16Aを形成できるためコストの低減を図ることができ、更に少量の生産にもフレキシブルに対応することが可能となる。
続いて、図2を用いて、上記構成とされた半導体装置用コンタクタ10Aの製造方法について説明する。半導体装置用コンタクタ10Aを形成するには、先ず絶縁層13となる絶縁性樹脂シートの上面に金属配線層11を所定のパターンで形成すると共に、絶縁層13のコンタクト部12と対向する位置に開口部14を形成する。この開口部14は、例えばレーザ加工を用いることにより形成することができる。
【0032】
このように、開口部14を形成することにより、コンタクト部12の下面は絶縁層13から露出した状態となる。続いて、コンタクト部12の下面に突起部16Aを上記した各方法のいずれかを用いて形成する。このようにコンタクト部1及び突起部16Aを形成すると、続いてこの絶縁層13をプレート15の上部に位置させる。図2(A)は、この状態を示している。
【0033】
続いて、プレート15の上部に接着剤(図示せず)を塗布した後、絶縁層13をプレート15に接着する。この際、前記したように突起部16Aの高さは絶縁層13の厚さよりも大きく設定されているため、突起部16Aがプレート15と当接することにより、図2(B)に示されるように、コンタクト部16は金属配線層11の延在面から電極部17側に向け(図中矢印X方向に向け)突出するよう弾性変形する。これにより、図1に示す半導体装置用コンタクタ10Aが完成する。
【0034】
この半導体装置用コンタクタ10Aは、コンタクト部12が図中矢印X方向に向け突出し、金属配線層11から電極18(半導体装置17)に向け持ち上がった状態となっている。このため、半導体装置17が半導体装置用コンタクタ10Aに装着されると、コンタクト部12は押圧されることにより弾性変形しつつ電極18と接続するたこととなる。
【0035】
よって、半導体装置17の電極18に高さバラツキがあっても、コンタクト部12が弾性変形することによりこの高さバラツキを吸収することができ、従って高い信頼性をもって半導体装置17と半導体装置用コンタクタ10Aとを接続することができる。
また、上記のように半導体装置17が半導体装置用コンタクタ10Aに装着される際、コンタクト部12は弾性変形しつつ電極17と接続する。この電極17の表面には、半導体装置17の製造工程において実施される加熱処理により、また空気に接触すること等により、表面に酸化膜が形成されている場合がある。通常、この酸化膜は電気的導通性が悪く、この酸化膜の存在により試験特性が劣化することが知られている。
【0036】
しかるに、本実施例の半導体装置用コンタクタ10Aでは、装着時にコンタクト部12は弾性変形に伴い電極18上を摺動するため、電極18に対してワイピングを行うこととなる。よって、このワイピングによる電極18の表面に形成されている酸化膜は除去され、コンタクト部12は電極18自体と接続することとなる。このため、コンタクト部12と電極18との安定した接触を維持することが可能となり、半導体試験の信頼性を向上させることができる。
【0037】
また、本実施例では、突起部16Aを用いてコンタクト部12を矢印X方向に変形付勢する構成としているため、簡単な構成でコンタクト部12と電極とを確実に接続させることが可能となる。また、先に図10(A)に示したポゴピン4を用いた従来の半導体装置用コンタクタ1Aに比べて部品点数の削減を図ることができ、これに伴いコスト低減を図ることができる。
【0038】
更に、突起部16Aはコンタクト部12に直接形成されるため、突起部16Aをコンタクト部12以外の部位に配設した場合に必要となるコンタクト部12と突起部16Aとの位置決めが不要となるため、突起部16Aの形成を容易に行うことができる。この効果は、特にコンタクト部12が狭ピッチ化された場合に有利となる。
【0039】
次に、本発明の第2実施例である半導体装置用コンタクタについて説明する。
図3は、第2実施例である半導体装置用コンタクタ10Bの構成及び製造方法を説明するための図である。尚、図3において、図1及び図2を用いて説明した第1実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Aの構成と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略する。また、後に説明する各実施例についても同様とする。
【0040】
前記した第1実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Aは、突起部16Aをコンタクト部12に形成した構成とした。これに対し、本実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Bは、図3(B)に示すように、突起部16Bをプレート15に形成したことを特徴とするものである。
突起部16Bは、第1実施例と同様に金属或いは樹脂等により形成することができ、またその形成方法としては上記した各方法を適用することができる。また、突起部16Bの高さは絶縁膜13の厚さよりも大きく設定されている。
【0041】
この半導体装置用コンタクタ10Bを製造するには、図3(A)に示されるように、コンタクト部12を有する金属膜11が形成された絶縁層13と、突起部16Bが形成されたプレート15とを対向させる。この際、コンタクト部12と突起部16Bとが対向するよう、絶縁層13とプレート15との位置決め処理が行われる。また、予めプレート15の絶縁層13との対向面、或いは絶縁層13のプレート15との対向面には接着剤を塗布しておく。
【0042】
そして、上記の位置決めされた状態を維持しつつ、絶縁層13をプレート15に接着する。前記のように、本実施例においても、突起部16Aの高さは絶縁層13の厚さよりも大きく設定されている。このため、突起部16Aがコンタクト部12プレート15と当接することにより、コンタクト部16は金属配線層11の延在面から電極部17側に向け(図中矢印X方向に向け)突出するよう弾性変形し、これにより図3(B)に示す半導体装置用コンタクタ10Bが完成する。
【0043】
本実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Bにおいても、前記した第1実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Aと同様に、コンタクト部12は弾性変形可能な構成となっているため、半導体装置17の電極18の高さバラツキをコンタクト部12が弾性変形することにより吸収することができ、従って高い信頼性をもって半導体装置17と半導体装置用コンタクタ10Bとを接続することができる。
【0044】
また、半導体装置17を半導体装置用コンタクタ10Bに装着する際、コンタクト部12は電極18に対してワイピングを行うため、コンタクト部12と電極18との安定した接触を維持することが可能となる。また、突起部16Aを用いてコンタクト部12を矢印X方向に変形付勢する構成としているため、簡単な構成でコンタクト部12と電極とを確実に接続させることができる。
【0045】
ところで、図3に示した第2実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Bでは、突起部16Bがプレート15に設けられているため、絶縁層13をプレート15に配設する際、コンタクト部12と突起部16Bとを高精度に位置決めする必要がある。図4乃至図6は、コンタクト部12と突起部16Bとを高精度に位置決めする位置決め機構を設けた、第3乃至第5実施例に係る半導体装置用コンタクタ10C〜10Eを示している。
【0046】
図4及び図5に示す半導体装置用コンタクタ10C,10Dは、位置合わせ精度が比較的ラフな場合(例えば0.05mm以上の位置合わせ精度)に用いられる位置決め機構を有したものである。
図4に示す半導体装置用コンタクタ10Cでは、絶縁基板13に形成された第1の位置決め孔19と、プレート15に形成された第2の位置決め孔20と、この各位置決め孔19,20と係合する位置決めピン21とにより位置決め機構を構成している。そして、位置決めピン21を各位置決め孔19,20と係合するよう貫通させることにより、コンタクト部12と突起部16Bとの位置決めを行う構成とされている。
【0047】
また、図5に示す半導体装置用コンタクタ10Dでは、絶縁基板13に形成された位置決め孔22と、プレート15に形成された位置決め突起23とにより位置決め機構を構成している。そして、位置決め突起23を位置決め孔22に係合させることにより、コンタクト部12と突起部16Bとの位置決めを行う構成とされている。
【0048】
上記した各実施例に係る半導体装置用コンタクタ10C,10Dによれば、単に位置決めピン21を各位置決め孔19,20に係合させるだけの処理により、また単に位置決め突起23を位置決め孔22に係合させるだけの処理により、コンタクト部12と突起部16Bとの位置決めを行うことができる。よって、簡単な構成、及び簡単な操作でコンタクト部12と突起部16Bとの位置決めを確実に行うことができる。尚、上記の各実施例において、各位置決め孔19〜222の形成は、ドリル、プレス抜きの他にエッチング等により行うことができる。
【0049】
また、図6に示す半導体装置用コンタクタ10Eは、高精度の位置合わせが必要な場合(例えば0.05mm以下の位置合わせ精度)に用いられる位置決め機構を有したものである。
本実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Eでは、絶縁基板13のプレート15と対向する位置に配設された第1の位置認識部材24と、プレート15の絶縁基板13と対向する位置に配設された第2の位置認識部材25と、カメラ26及び図示しない撮像認識装置(画像認識手段)とにより位置決め機構を構成している。
【0050】
そして、カメラ26により第1及び第2の位置認識部材24,25を認識し、各位置認識部材24,25が一致するよう絶縁層13とプレート15とを位置決めすることにより、コンタクト部12と突起部16Bとの位置決めを行う構成とされている。尚、第1及び第2の位置認識部材24,25は、十字形状やL字形状の位置認識部材(マーク)を少なくとも2カ所以上に形成する必要がある。また、この第1及び第2の位置認識部材24,25としては、突起や金属配線層を用いることができる。
【0051】
図7は、コンタクト部12の各種変形例を示している。
この図7に示す各変形例に係るコンタクト部12A〜12Cは、何れもその先端部に先鋭部を形成することにより、半導体装置17の電極18に対するワイピング効果を向上させたものである。
図7(A)に示すコンタクト部12Aは、その先端部に先鋭部として切っ先部27Aを形成したことを特徴とするものである。このように、コンタクト部12Aの先端部に切っ先部27Aを形成し鋭く尖らせることにより、半導体装置17の電極18に対し、切っ先部27Aを突き刺したり、摺動時において酸化膜を確実に破ることができ、コンタクト部12Aと電極18との安定した接続が可能となる。尚、切っ先部27Aは、例えばエッチング等を用いて形成することができる。
【0052】
図7(B)に示すコンタクト部12Bは、その先端部に先鋭部として鋸歯部27Bを形成したことを特徴とするものである。このように、コンタクト部12Bの先端部に鋸歯部27Bを形成し多数の切っ先部を有した構成とすることにより、半導体装置17の電極18に対し、摺動時において複数箇所で酸化膜を破ることができ、コンタクト部12Bと電極18とのより安定した接続が可能となる。尚、この鋸歯部27Bもエッチング等を用いて形成することができる。
【0053】
図7(C)に示すコンタクト部12Cは、その先端部に先鋭部として突起電極27Cを形成したことを特徴とするものである。このように、コンタクト部12Aの先端部に突起電極27Cを形成することにより、接続状態において突起電極27Cは電極18に突き刺さった状態となる。よって、電極18に形成された酸化膜を確実に破ることができ、コンタクト部12Aと電極18とのより安定した接続が可能となる。
【0054】
尚、この突起電極27Cは、ワイヤボンダを利用して形成されるスタッドバンプにより構成することができ、その高さとしては例えば10〜150μmとするのが適当である。また、図7(C)に示す例では、一つの突起電極27Cを形成した例を示したが、突起電極を複数個形成した構成としてもよい。
次に、本発明の第6実施例に係る半導体装置用コンタクタについて説明する。
【0055】
図8は、第6実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Fを示している。本実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Fは、上記した各実施例に係る半導体装置用コンタクタ10A〜10Eで用いていたプレート15に代えて、多層配線基板28を用いたことを特徴とするものである。また、本実施例で用いる突起部16Aは、導電性金属により形成されている。
【0056】
多層配線基板28は、例えばセラミック等の絶縁部材よりなり、上面に所定のパターンで形成された内部配線層30を有する絶縁基板層29を複数枚積層し焼結した構成とされている。従って、多層配線基板28は所定の強度を有しており、よって絶縁層13を支持する部材として用いることができる。
また、絶縁層13に形成された開口部14と対向する位置には、内部配線層30が形成されており、かつ上記のように突起部16Aは導電性金属により形成されているため、金属配線層11は、コンタクト部12及び突起部16Aを介して多層配線基板28の内部配線30と電気的に接続した構成となっている。
【0057】
この構成とすることにより、金属配線層11からの電気信号を多層配線基板28を経由して、多層配線基板28の下面に形成された外部端子32にファンアウトすることが可能となり、金属配線層11のパターン形成に自由度を持たせることが可能となる。
また、多層配線基板28を用いることにより、金属配線層11が配設される側の面(上面)と反対側の面(背面)に抵抗,ヒューズ,或いはバーンイン専用回路(分周回路等)等の電子素子31を配設することが可能となる。このため、半導体装置用コンタクタ10Fを能動素子して使用することができる。更に、内部配線30の内、所定のものをいわゆるベタ層として形成すると共に接地することにより、この内部配線30をグランド層として用いることが可能となり、ノイズ対策を行うことも可能となる。
【0058】
また、本実施例では金属配線層11と多層配線基板28の内部配線層30との電気的な接続をコンタクト部12を押し上げる突起部16Aを利用して行っているため、配線全体の引回しを短くすることができ、より高速な半導体装置17の試験に対応することが可能となる。尚、突起部16Aに代え、コンタクト部12と内部配線層30との間に異方性導電シートを挟む構成としてもよい。
【0059】
更に、本実施例では、多層配線基板28の熱膨張係数が半導体装置17の熱膨張係数と略等しくなるよう、多層配線基板28の材質を選定している。このように、多層配線基板28の熱膨張係数と半導体装置17の熱膨張係数とを整合させることにより、高温加熱時のコンタクト部12と半導体装置17の電極18との位置ズレを極小化することが可能となり、環境温度に拘わらず高い信頼性の接続を維持させることができる。
【0060】
例えば、半導体装置としてウェーハを使用する場合、多層配線基板28の材質に熱膨張係数が3PPM/℃程度のセラミックを用いることで、ほぼウェーハと同じ熱膨張となり高温時の位置ズレが無くなり、安定したコンタクトが可能となる。
次に、本発明の第7実施例に係る半導体装置用コンタクタについて説明する。
【0061】
図9は、第7実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Gを示している。図9(A)は半導体装置用コンタクタ10Gの平面図であり、図9(B)は半導体装置用コンタクタ10Gの断面図である。
本実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Gは、上記した第6実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Fに類似した構成を有するが、第6実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Fが絶縁層13上に金属配線層11をパターン形成していたのに対し、本実施例に係る半導体装置用コンタクタ10Gは絶縁層13上にコンタクト部12Dのみを複数個配設したことを特徴とするものである。
【0062】
この各コンタクト部12Dは、導電性金属よりなる突起部16Aにより多層配線基板28の内部配線層30と接続されている。即ち、本実施例では配線の引き廻し(ファンアウト)を全て多層配線基板28に設けられた内部配線層30により行っている。
上記構成とすることにより、絶縁層13上に金属配線層11の引き廻しを行う必要がなくなり、各コンタクト部12Dを更に狭ピッチに配設することが可能となる。よって、半導体装置17が高密度化し電極18のピッチが狭ピッチ化しても、これに対し十分対応することができる。
【0063】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、次に述べる種々の効果を実現することがてきる。
請求項1記載の発明によれば、半導体装置の電極に高さバラツキがあっても、コンタクト部が弾性変形することによりこの高さバラツキを吸収することができ、従って高い信頼性をもって半導体装置と半導体装置用コンタクタとを接続することができる。
【0064】
また、装着時にコンタクト部は電極上を摺動するため、半導体装置の電極に対してワイピングが可能となり、安定した接触を維持することができる。
また、金属配線層からの電気信号を多層配線基板を経由して外部端子にファンアウトすることができるため、金属配線層のパターン形成に自由度を持たせることが可能となる。また、金属配線層を絶縁層上でパターン形成する必要はなくなり、多層配線基板に形成された内部配線を用いて配線の引き廻しを行うことが可能となるため、絶縁膜上で金属配線層の引き廻しを行う構成に比べて無駄な配線引回しが要らなくなり、配線スペースの省スペース化及びコンタクト部の狭ピッチ化を図ることができる。
また、コンタクト部と多層配線基板の内部配線とを変形付勢部材を介して直接的に接続することができるため、配線の引き廻し長さの短縮を図ることができ、より高速な半導体装置の試験に対応することが可能となる。
また、請求項2記載の発明によれば、突起により金属配線層のコンタクト部を持ち上げることができるため、簡単な構成でコンタクト部を半導体装置の電極と接続させることが可能となる。
【0065】
また、突起部はコンタクト部に直接形成されるため、突起部を他の部位に配設した構成に比べて狭ピッチ化されたコンタクト部と突起部との位置決めが不要となるため、突起部の形成を容易に行うことができる。
また、請求項3の発明によれば、突起により金属配線層のコンタクト部を持ち上げることができるため、簡単な構成でコンタクト部を半導体装置の電極と接続させることが可能となる。
【0066】
また、請求項4記載の発明によれば、位置決め部材を位置決め孔に係合させるだけの簡単な処理で、基台に形成された突起と狭ピッチ化されたコンタクト部との位置決めを高精度に行うことができる。
また、請求項5記載の発明によれば、基台に形成された突起と狭ピッチ化されたコンタクト部との位置決めを更に高精度に行うことができる。
【0067】
また、請求項6記載の発明によれば、コンタクト部が半導体装置の電極に接触する際、コンタクト部の先端部に形成された先鋭部は最初に電極と接触して電極表面に形成されている酸化膜を破るため、コンタクト部をコンタクト部自体に確実に接続することとなり、安定した電気的接続が可能となる。
【0069】
更に、請求項7記載の発明によれば、高温加熱時のコンタクト部と半導体装置の電極との位置ズレを極小化することが可能となり、環境温度に拘わらず信頼性の高い接続を維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である半導体装置用コンタクタの断面図である。
【図2】本発明の第1実施例である半導体装置用コンタクタの組み立て方法を説明するための図である。
【図3】本発明の第2実施例である半導体装置用コンタクタの構成及び組み立て方法を説明するための図である。
【図4】本発明の第3実施例である半導体装置用コンタクタの構成及び絶縁層とプレートとの位置決め方法を説明するための図である。
【図5】本発明の第4実施例である半導体装置用コンタクタの構成及び絶縁層とプレートとの位置決め方法を説明するための図である。
【図6】本発明の第4実施例である半導体装置用コンタクタの構成及び絶縁層とプレートとの位置決め方法を説明するための図である。
【図7】コンタクト部の変形性を説明するための図である。
【図8】本発明の第5実施例である半導体装置用コンタクタの断面図である。
【図9】本発明の第5実施例である半導体装置用コンタクタを説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【図10】従来の半導体装置用コンタクタの一例を説明するための断面図である。
【符号の説明】
10A〜10G 半導体装置用コンタクタ
11 金属配線層
12,12A〜12D コンタクト部
13 絶縁層
14 開口部
15 プレート
16A,16B 突起部
17 半導体装置
18 電極
19 第1の位置決め孔
20 第2の位置決め孔
21 位置決めピン
22 位置決め孔
23 位置決め突起
24 第1の位置認識部材
25 第2の位置認識部材
26 カメラ
27A 切っ先部
27B 鋸歯部
27C 突起電極
28 多層配線基板
31 電子部品

Claims (7)

  1. 被接続体となる半導体装置に配設された電極と電気的に接続される半導体装置用コンタクタにおいて、
    前記電極部と対向する位置に弾性変形可能なコンタクト部が形成されてなる金属配線層と、
    前記金属配線層が前記半導体装置と対向する最上面に形成されており、かつ前記コンタクト部と対向する位置に開口部が形成されてなる絶縁層と、
    前記絶縁層を支持し、内部配線が形成された多層配線基板からなる基台と、
    前記開口部内に配設されており、前記コンタクト部を前記金属配線層の延在面から前記電極部側に向け突出するよう弾性変形させる変形付勢部材とを設け、
    前記変形付勢部材を導電性材料により形成し、前記多層配線基板に形成された前記内部配線と前記金属配線層とを前記変形付勢部材を介して電気的に接続することを特徴とする半導体装置用コンタクタ。
  2. 請求項1記載の半導体装置用コンタクタにおいて、
    前記変形付勢部材は、前記コンタクト部の前記絶縁層と対向する位置に形成された突起であることを特徴とする半導体装置用コンタクタ。
  3. 請求項1記載の半導体装置用コンタクタにおいて、
    前記変形付勢部材は、前記基台の前記コンタクト部と対向する位置に形成された突起であることを特徴とする半導体装置用コンタクタ。
  4. 請求項3記載の半導体装置用コンタクタにおいて、
    前記絶縁層に位置決め孔を形成すると共に、前記基台に前記位置決め孔に係合することにより、前記基台に対し前記絶縁層の位置決めを行う位置決め部材を配設したことを特徴とする半導体装置用コンタクタ。
  5. 請求項3記載の半導体装置用コンタクタにおいて、
    前記絶縁層に第1の位置認識部材を配設すると共に、前記基台に前記第1の位置認識部材に対応する第2の位置認識部材を配設し、
    画像認識手段を用いて前記第1及び第2の位置決め部材を位置合わせすることにより、前記基台に対し前記絶縁層の位置決めを行う構成としたことを特徴とする半導体装置用コンタクタ。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置用コンタクタにおいて、
    前記コンタクト部の先端部に先鋭部を形成したことを特徴とする半導体装置用コンタクタ。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置用コンタクタにおいて、
    前記基台の材質として、該基台の熱膨張係数が前記半導体装置の熱膨張係数と同等となるものを使用したことを特徴とする半導体装置用コンタクタ。
JP05685398A 1998-03-09 1998-03-09 半導体装置用コンタクタ Expired - Fee Related JP3693218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05685398A JP3693218B2 (ja) 1998-03-09 1998-03-09 半導体装置用コンタクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05685398A JP3693218B2 (ja) 1998-03-09 1998-03-09 半導体装置用コンタクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11258269A JPH11258269A (ja) 1999-09-24
JP3693218B2 true JP3693218B2 (ja) 2005-09-07

Family

ID=13038985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05685398A Expired - Fee Related JP3693218B2 (ja) 1998-03-09 1998-03-09 半導体装置用コンタクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3693218B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW200704937A (en) * 2005-03-08 2007-02-01 Tokyo Electron Ltd Method of forming connection pin, probe, connection pin, probe card, and method of producing probe card
CN101652664B (zh) * 2007-04-03 2011-10-05 株式会社爱德万测试 接触器的安装方法
JP5011388B2 (ja) * 2007-07-24 2012-08-29 株式会社アドバンテスト コンタクタ、プローブカード及びコンタクタの実装方法。
JP5276836B2 (ja) * 2007-12-14 2013-08-28 日本電子材料株式会社 プローブカード

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01122583A (ja) * 1987-11-05 1989-05-15 Fujitsu Ltd 半導体デバイスの測定治具
JPH0640106B2 (ja) * 1987-11-09 1994-05-25 株式会社日立製作所 半導体lsi検査装置用プローブヘッド及びその製造方法
JPH082617Y2 (ja) * 1990-03-14 1996-01-29 アンリツ株式会社 プローブ構造
JPH05275504A (ja) * 1992-01-16 1993-10-22 Toshiba Corp プローブカード
JP2710544B2 (ja) * 1993-09-30 1998-02-10 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション プローブ構造、プローブ構造の形成方法
JPH07226427A (ja) * 1994-02-10 1995-08-22 Toshiba Corp 半導体検査装置
US5914613A (en) * 1996-08-08 1999-06-22 Cascade Microtech, Inc. Membrane probing system with local contact scrub

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11258269A (ja) 1999-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100733945B1 (ko) 실리콘 핑거 접촉기를 갖는 접촉 구조체 및 그 제조 방법
TW502354B (en) Inspection device for semiconductor
JP3343540B2 (ja) フォトリソグラフィで形成するコンタクトストラクチャ
US7423439B2 (en) Probe sheet adhesion holder, probe card, semiconductor test device, and manufacturing method of semiconductor device
KR100623544B1 (ko) 프로우브 카드, 반도체 검사 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
KR100454546B1 (ko) 실리콘 핑거 콘택터를 구비한 콘택트 구조물과 이를이용한 토탈 스택-업 구조물
US6072190A (en) Micro contact pin structure with a piezoelectric element and probe card using the same
US5828226A (en) Probe card assembly for high density integrated circuits
US6636063B2 (en) Probe card with contact apparatus and method of manufacture
US6906539B2 (en) High density, area array probe card apparatus
EP0999451A2 (en) Connecting apparatus, method of fabricating wiring film with holder, inspection system and method of fabricating semiconductor element
KR100415245B1 (ko) 프로브 카드, 그에 사용되는 프로브 기판 및 스페이스 트랜스포머, 이들의 제조 방법
US20080029763A1 (en) Transmission Circuit, Connecting Sheet, Probe Sheet, Probe Card, Semiconductor Inspection System and Method of Manufacturing Semiconductor Device
JP2001091539A (ja) マイクロファブリケーションで形成するコンタクトストラクチャ
JP2002062315A (ja) コンタクトストラクチャ
US6774654B2 (en) Semiconductor-device inspecting apparatus and a method for manufacturing the same
JP2003207523A (ja) コンタクタ及びその製造方法並びにコンタクト方法
JPH09281144A (ja) プローブカードとその製造方法
JP4560221B2 (ja) コンタクトストラクチャとその製造方法
US7172431B2 (en) Electrical connector design and contact geometry and method of use thereof and methods of fabrication thereof
JP2007171139A (ja) プローブ保持構造およびバネ型プローブ
US6525551B1 (en) Probe structures for testing electrical interconnections to integrated circuit electronic devices
KR20010021167A (ko) 콘택터용 픽킹 및 배치 기구
JP3693218B2 (ja) 半導体装置用コンタクタ
JP3735556B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080701

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120701

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120701

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130701

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees