JP4700353B2 - プローブエレメントの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プローブエレメントの製造方法に関し、特にリソグラフィを用いて形成されるプローブエレメントの製造方法に関する。
従来、電子デバイスを検査するためのプローブカードが知られている。電子デバイスの高集積化に伴って、プローブカードの接触部の配列間隔が狭くなり、プローブカードの接触部と電子デバイスの電極との位置合わせには高い精度が要求されるようになっている。
特許文献1には、電子デバイスの各電極に対応するプローブエレメント(コンタクトプローブ)をリソグラフィを用いて製造する方法が開示されている。特許文献1の図12〜図16には、電子デバイスの電極に接触するプランジャ部と、接触部を電子デバイスに押し当てるためのスプリング部と、スプリング部の両側に設けられたガイド部と、ばね部と外部電極とを接続するためのリード線接続部とを備えるプローブエレメントが開示されている。
特許文献1に開示されたプローブエレメントによると、ガイド部にスプリング部が接触することによってスプリング部の先端に設けられたプランジャ部の揺動が制限されるため、プランジャ部と電子デバイスの電極とを高い精度で位置合わせするためには、ガイド部とスプリング部との間隔は狭い方が望ましい。しかし、プランジャ部が電子デバイスの電極によって押し込まれたときにはスプリング部の幅が広がるため、スプリング部とガイド部との間隔をあまり狭くすることができない。したがって、特許文献1に開示されたプローブエレメントでは、高い精度でプランジャ部と電子デバイスの電極とを位置合わせすることができない。
さらに、特許文献1に開示されたプローブエレメントの製造方法によると、1枚のマスクを用いてプローブエレメントを製造するため、スプリング部とガイド部との間隔がプローブエレメントの厚さに対して相当狭い場合には、レジストの解像度に限界があるためスプリング部とガイド部との間隔を高アスペクト比のレジストワークによっても高い精度で形成することが困難になる。また、特許文献1に開示されたプローブエレメントの製造方法によると、1枚のマスクを用いてプローブエレメントを製造するため、スプリング部とプランジャ部とガイド部との厚さが同じになる。したがって、特許文献1に開示されたプローブエレメントでは、スプリング部とプランジャ部が係止されることがないように、円筒状の壁面でプローブエレメントを支持しなければならない。
また、特許文献1に開示されたプローブエレメントによると、リード線接続部が直線状に形成されているため、プローブエレメントを狭い間隔で配列した場合には、リード線接続部の間隔が狭くなるため、リード線接続部毎に異なるリード線を結線してプローブエレメントと外部電極とを接続することが困難になる。
特開平13−343397号公報
本発明は、上述の問題に鑑みて創作されたものであって、電子デバイスの電極に対して高い精度で接触部を位置合わせできるプローブエレメントの製造方法を提供することを目的とする。
) 上記目的を達成するためのプローブエレメントの製造方法は、一端側に凹部を有し他端が外部電極に接続される基部と、前記凹部の内壁に移動方向を案内され検体の電極に接触する接触部と、前記凹部から延び前記基部から突出する方向に前記接触部を押すばね部とを備え一体に形成されたプローブエレメントをリソグラフィを用いて製造する方法であって、前記接触部に対応する第一開口部を有する第一マスクを基板上に形成する段階と、前記第一開口部内に前記接触部を形成する段階と、前記第一マスクを除去する段階と、前記接触部と前記凹部の内壁との間隙に相当する部位に第一犠牲膜を形成するための第二開口部を有する第二マスクを前記第一マスクが除去された前記基板上に形成する段階と、前記第二開口部内に前記第一犠牲膜を形成する段階と、前記第二マスクを除去する段階と、前記基部に対応する第三開口部を有し前記第二マスクより厚い第三マスクを前記第二マスクが除去された前記基板上に形成する段階と、前記第三開口部内に前記基部を前記接触部より厚く形成する段階と、前記基部を形成した後に前記第一犠牲膜、前記第三マスク及び前記基板を除去することにより、一体に結合された前記プローブエレメントを得る段階と、を含む。
本発明によると、接触部と凹部の内壁との間隙に相当する部位に薄いマスク(第二マスク)を用いて犠牲膜(第一犠牲膜)を形成した後、第一犠牲膜と厚い第三マスクとをマスクとして凹部を有する基部を形成するため、凹部の内壁と接触部との間隔が基部の厚さに対して相当狭い場合であっても、精度よく凹部の内壁と接触部との間隙を形成することができる。
) 上記目的を達成するためのプローブエレメントの製造方法は、一端側に凹部を有し他端が外部電極に接続される基部と、前記凹部の内壁に移動方向を案内され検体の電極に接触する接触部と、前記凹部から延び前記凹部から突出する方向に前記接触部を押すばね部とを備え一体に形成されたプローブエレメントをリソグラフィを用いて製造する方法であって、前記接触部に対応する第一開口部を有する第一マスクを基板上に形成する段階と、前記第一開口部内に第一犠牲膜を形成する段階と、前記第一開口部内の前記第一犠牲膜上に前記接触部を形成する段階と、前記第一マスクを除去する段階と、前記接触部と前記凹部の内壁との間隙に相当する部位と前記接触部とを露出させる第二開口部を有する第二マスクを前記第一マスクが除去された前記基板上に形成する段階と、前記第二開口部内に前記接触部を直に覆う第二犠牲膜を形成する段階と、前記第二マスクを除去する段階と、前記基部に対応する第三開口部を有し前記第二マスクより厚い第三マスクを前記第二マスクが除去された前記基板上に形成する段階と、前記第三開口部内に前記基部を前記接触部より厚く形成する段階と、前記接触部上に前記第二犠牲膜が所定厚さ残存するように前記基部が形成されたワークピースの表面を平坦化する段階と、前記ワークピースの表面が平坦化された後に、前記基板と残存した前記第一犠牲膜と前記第二犠牲膜と前記第三マスクとを除去することにより、前記プローブエレメントを得る段階と、を含む。
本発明によると、接触部と凹部の内壁との間隙に相当する部位に薄いマスク(第二マスク)を用いて犠牲膜(第二犠牲膜)を形成した後、第二犠牲膜と厚い第三マスクとをマスクとして凹部を有する基部を形成するため、凹部の内壁と接触部との間隔が基部の厚さに対して相当狭い場合であっても、精度よく凹部の内壁と接触部との間隙を形成することができる。また本発明によると、接触部と基板との間に第一犠牲膜が形成され、接触部の基板と反対側に直に第二犠牲膜が形成された状態で凹部を有する基部を形成するため、凹部を有する基部を接触部より厚く形成することができる。
) 前記基部の前記外部電極に接続される部位は、前記接触部の移動方向軸線から離間していてもよい。
本発明によると、狭い間隔で複数のプローブエレメントを配列する場合にプローブエレメントと外部電極との接続が容易になるプローブエレメントを製造することができる。
尚、本明細書において、「・・・上に形成する」とは、技術上の阻害要因がない限りにおいて、「・・・上に直に形成する」と、「・・・上に中間物を介して形成する」の両方を含む意味とする。
尚、請求項に記載された方法の各動作の順序は、技術上の阻害要因がない限り、記載順に限定されるものではなく、どのような順番で実行されてもよく、また同時に実行されてもよい。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
1.プローブカードと検体
図1(A)は、本発明の一実施例によるプローブカードを示す図である。図1(B)は、本発明の一実施例によるプローブアッセンブリを示す図である。図2は、本発明の一実施例によるプローブアッセンブリの一部を示す拡大図である。
図1(A)に示すように、一実施例によるプローブカード4は、円形の配線盤11上に矩形板状のインターポーザ5が取り付けられ、インターポーザ5上にプローブアッセンブリ71が固定されている構成である。プローブカード4は、1枚のウェハに形成された複数のDRAMを同時に検査するためのものである。検体としてのDRAMには、図3に示すように、電極7が不均一な間隔で二列に配置されている。プローブカード4は、検査装置本体から出力される検査信号を検体6の電極7に入力し、検体6の電極7から出力信号を取り出して検査装置本体に伝達する機能を有する。
図1(A)、図1(B)及び図2に示すように、プローブアッセンブリ71は、複数のプローブブロック73と、プローブブロック73に一対一に対応して設けられている複数の拡散配線部74とがアッセンブラ72に固定されている構成である。
一組のプローブブロック73及び拡散配線部74は一つの検体6又は複数の検体群に対応する。検体6の二列に配列された電極7に対応するために、一つのプローブブロック73には二つのプローブユニット75が設けられている。一組のプローブブロック73と拡散配線板74とは、後述する位置決め部を用いて正確に位置合わせされた状態で結合され、電気的に接続されている。またプローブブロック73及び拡散配線板74は、アッセンブラ72にねじで固定されているため一つずつ交換可能である。従って、プローブアッセンブリ71の一部に不具合が発生しても、不具合が発生したプローブブロック73を交換すればよく、修理コストを低減することができる。
複数組のプローブブロック73及び拡散配線板74をアッセンブラ72に後述する位置決め部を用いて位置合わせした状態で結合することにより、各組のプローブブロック73及び拡散配線板74をウェハ上に形成された各検体6に対して整列させることができる。従って、ウェハ上の複数のの検体6に対して複数組のプローブブロック73及び拡散配線板74を正確に位置合わせして全ての検体6を同時に検査することができる。
2.プローブユニット及びプローブエレメントの構成
図4及び図5は、プローブユニット75を示す図である。図6は、プローブエレメントを示す図である。
図4から図6に示すように、プローブユニット75は、複数のプローブエレメント76が連結部82で連結され、リソグラフィにより一体に構成されている。
一つのプローブエレメント76は、検体6の電極7に接触する第一接触部77と、拡散配線部74の電極に接触する第二接触部79とを両端に有する。第一接触部77はプローブユニット75の外縁から突出する方向に第一ばね部78によって押される。第一ばね部78は蛇腹形状である。本実施例では、第一ガイド部88、中間部81、第二ガイド部83、第二ばね部80及び第二接触部79が請求項に記載の基部に相当する。第一接触部77の移動方向は、第一ガイド部88によって案内される。第一ガイド部88は第一接触部77の両側に設けられる。第一接触部77は検体6が形成されたウェハに対して垂直な方向に移動する。第一接触部77及び第一ばね部78は、第一ガイド部88及び中間部81より薄く形成されている。第一ガイド部88は第一接触部77及び第一ばね部78との間に空隙を形成した状態で中間部81に連なっている。第二接触部79はプローブユニット75の外縁から第一接触部77と反対側に突出する方向に第二ばね部80によって押される。第二ばね部80は蛇腹形状である。第二接触部79の移動方向は、第二ガイド部83によって案内される。第二ガイド部83は第二接触部79の両側に設けられる。第二接触部79は拡散配線部74に対して垂直に移動する。第二ガイド部83は第二接触部79及び第二ばね部80との間に空隙を形成した状態で中間部81に連なっている。第二接触部79及び第二ばね部80は第二ガイド部83及び中間部81より薄く形成されている。第一接触部77は第一ばね部78に連なり、第一ばね部78は中間部81に連なっている。第二接触部79は第二ばね部80に連なり、第二ばね部80は中間部81に連なっている。中間部81は、隣り合う第二接触部79同士の間隔が隣り合う第一接触部77同士の間隔より拡がるように屈曲している。
連結部82は、プローブエレメント76同士を絶縁した状態で連結している。連結部82は、、各プローブエレメント76の間に設けられ、中間部81、第一ガイド部88及び第二ガイド部83に結合されている。
プローブユニット75の両側の縁部85には固定孔86が形成されている。縁部85の第二接触部79側端部には突部87が形成されている。固定孔86は、プローブユニット75をブロック108に位置合わせして固定するのに用いられる。突部87は、プローブブロック73とそのプローブブロック73に固定された拡散配線板74とをアッセンブラ72に位置合わせするのに用いられる。
第一ガイド部88の第一接触部77と対向する内壁には、図5(A)、(B)に示すように複数の小さな突部を形成してもよいし、図5(C)に示すように第一接触部77の移動方向に平行な平面を形成してもよい。第一ガイド部88と第一接触部77との間の距離は、第一接触部77の移動を妨げないように0.1μm以上にすることが好ましい。また第一接触部77と検体6の電極7とを正確に接触させるために、100μm以下にすることが好ましい。
本実施例によれば、プローブエレメント76をリソグラフィで一体に形成することにより、第一接触部77と、第一接触部77の移動方向を案内する第一ガイド部88の内壁との間隔をリソグラフィの限界まで狭くすることができるため、検体6の電極7と第一接触部77とを高い精度で位置合わせできる。また、複数のプローブエレメント76が配列されたプローブユニット75をリソグラフィで一体に形成することにより、検体6の狭小な間隔で配列された複数の電極7に対して複数の第一接触部77を正確に配列することができる。従って、狭小な間隔で配列された検体の複数の電極7に対して複数の第一接触部77を一対一に正確に接触させることができる。また、複数の第一接触部77がリソグラフィにより一体に形成されているため、検体の電極に接触する部品を他の部品に個別に取り付ける必要がある構成に比べ、製造が容易である。また、検体6に狭い間隔で複数の電極7が設けられていても、第二接触部79の間隔を拡張するように屈曲した中間部81を設けているため、第二接触部79と外部電極との接続が容易である(図3参照)。さらに、第二接触部79が第二ばね部80によって押されることによって外部電極と第二接触部79との接触が維持されるため、はんだ接合等によって第二接触部79を外部電極に接合する必要がない。したがって、本実施例によるとプローブユニット単位での部品交換が可能である。
図7は、プローブユニット75の変形例を示す図である。
この変形例では、図7に示すように、複数のプローブエレメント76が直線状に形成され互いに平行に配列されている。検体6に多くの電極7が狭い間隔で配列され、かつ検体同士の間隔が狭い場合には、プローブユニット内で複数のプローブエレメントを屈曲させるスペースを確保できない場合があるため、例えば本変形例によるプローブユニット75を用いる。第二接触部79同士の間隔が狭くても、拡散配線部74の電極と第二接触部79とを正確に位置合わせできる構成であれば、拡散配線部74によって配線間隔を拡張できる。拡散配線部74でも配線間隔を広げられない場合であっても、直線状の配線の長手方向に電極を分散させて配置することにより、その電極と外部電極との接続が容易になる。
3.プローブユニットの製造方法
以下、プローブユニットの製造方法を、(1)第一接触部側の製造工程、(2)第二接触部側の製造工程、(3)縁部の製造工程、(4)プローブユニット同士の分離工程の順に説明する。
(1)第一接触部側の製造工程
図8から図23は、一つのプローブユニットの第一接触部近傍の製造工程を示す図である。
はじめに図8に示すように、基板90上に第一犠牲膜89を形成する。基板90には、製造工程中の熱、真空、薬品などの製造環境への耐性があり、平坦面を容易に得ることができ、傷つきにくく寸法安定性に優れた材料を用いる。例えばSiや、石英などのガラスや、アルミナなどのセラミックを用いる。第一犠牲膜89にはエッチングなどで完成品に対して選択的な除去が容易なCu、Snなどのスパッタ膜、蒸着膜、めっき膜などを用いる。尚、基板90にCu等の完成品に対して選択的な除去が容易な材料を用いる場合、第一犠牲膜89の機能を基板90自体で実現できるため、第一犠牲膜89を形成しなくてもよい。
次に、図9に示すように、第一接触部77及び第一ばね部78に対応する開口部92を有する第一マスクとしてのレジスト膜91を第一犠牲膜89上に形成する。具体的には第一犠牲膜89上にレジストを塗布し、所定のマスクを用いてレジストを露光してから現像することにより、所定のパターンを有するレジスト膜91を形成する。露光にはUV光、電子線、X線などを用いる。
次に図10に示すように、開口部92に第二犠牲膜93を成長させる。本工程は、第一接触部77及び第一ばね部78を第一ガイド部88より薄く形成するために行うものである。第二犠牲膜93には例えばCu、Snなどのめっき膜を用いる。厚みは0.5μm以上20μm以下が望ましい。
次に図11に示すように、第一接触部77及び第一ばね部78を構成する第一導体膜94を開口部92内の第二犠牲膜93上にめっきで形成する。第一導体膜94にはNi、Ni−Co合金、Ni−Fe合金、Rh、Au−Cu合金などを用いる。第一接触部77が電極7表面の酸化膜を突き破って電極7と確実に導通できる剛性を有する程度の厚みになるように、めっき厚を調整する。例えば5μm以上100μm以下にする。尚、第一接触部77と第一ばね部78とをそれぞれ別の導体膜で構成してもよいし、第一接触部77の先端のみ別の導体膜で構成してもよい。その場合、複数回めっきを行うことにより、複数の導体膜を形成する。
次に図12に示すように、レジスト膜91を除去する。アルカリ溶液、有機溶剤などでレジストを溶解する方法、プラズマアッシングにより気相でレジストを除去する方法などを用いる。
次に図13に示すように、第一導体膜94とその近傍の第一犠牲膜89とが露出する開口部96を有する第二マスクとしてのレジスト膜95を第一犠牲膜89上に形成する。具体的な形成方法は、図9に示す工程に準じる。
次に図14に示すように、開口部96内の第一導体膜94上と第一犠牲膜89上とに第三犠牲膜97をめっきで成長させる。第三犠牲膜97にはCu、Snなどを用いる。第三犠牲膜97は、第一ガイド部88と第一接触部77との間に間隙を形成するために形成される。従って第三犠牲膜97の厚みは第一ガイド部88と第一接触部77との間隔に相当し、0.1μm以上100μm以下が望ましい。尚、スパッタ、蒸着などの湿式めっき以外のめっき法を用いてもよい。
次に図15に示すように、レジスト膜95を除去する。具体的な方法は図12に示す工程に準じる。
次に図16に示すように、第一ガイド部88及び中間部81を形成する部位に開口部102を有する第三マスクとしてのレジスト膜101を形成する。レジスト膜101は、レジスト膜95よりも厚く形成される。具体的な形成方法は図9に準じる。
次に図17に示すように、第一ガイド部88及び中間部81を構成する第二導体膜103を開口部102内にめっきで形成する。第二導体膜103にはNi、Ni−Co合金、Ni−Fe合金、Rh、Au−Cu合金などを用いる。また第二導体膜103は、第三犠牲膜97よりも基板90から高くなるような厚みに形成する。
次に図18に示すように、レジスト膜101を除去する。具体的には図12に示す工程に準じる。尚、本実施例では図16から図18に示す工程で中間部81を第二導体膜103で第一ガイド部88と同時に形成した。中間部81を第一導体膜94で第一接触部77及び第一ばね部78と同時に形成してもよい。
次に図19に示すように、基板90上の連結部82を形成しない部位を覆うようにレジスト膜130を形成する。具体的な方法は図9に示す工程に準じる。
次に図20に示すように、連結部82を構成する絶縁膜104を基板90上全体に形成する。絶縁膜104は連結部82に対応する部分が少なくとも第三犠牲膜97の上面より高くなる厚さに形成する。絶縁膜104には、アルミナ、SiO2などのセラミックのスパッタ膜を用いる。バイアスを基板90に印加したバイアススパッタを用いて絶縁膜104を形成すると、本工程以前で基板90上に凹凸が形成されていても、凹部を絶縁膜104で埋めることができ、平坦度に優れた絶縁膜104を得ることができる。尚、絶縁膜104には樹脂を用いてもよい。例えばレジストを塗布しハードベークによって硬化させたものを用いてもよい。
次に図21に示すように、絶縁膜104の表面から研削、研磨、ポリッシュ、CMPなどを行うことにより、研磨面が第三犠牲膜97に至るまで絶縁膜104を除去し、絶縁膜104、第二導体膜103、第三犠牲膜97及びレジスト膜130の表面を平坦化する。
次に図22に示すように、レジスト膜130を除去する。具体的な方法は図12に示す工程に準じる。
次に図23に示すように、残存している第一犠牲膜89、第二犠牲膜93及び第三犠牲膜97を除去すると、基板90からプローブユニット75が分離する。第一犠牲膜89、第二犠牲膜93及び第三犠牲膜97はエッチャントを用いて溶解させる。
以上、プローブユニット75の第一接触部77側の製造工程を説明した。
尚、図24に示すように、第二導体膜103を第一導体膜94より先に第一犠牲膜89上に形成することにより、第一ガイド部88を第一接触部77及び第一ばね部78より先に形成した後、第一ガイド部88と第一接触部77との間の距離を決定するための第三犠牲膜97を形成してもよい。
また図13から図15に示す第三犠牲膜97の形成工程を省略し、図12に示す工程後、図25に示すように、第一ガイド部88及び基部81を構成する第二導体膜103をリソグラフィを用いて形成することにより、第一接触部77及び第一ばね部78と第一ガイド部88及び基部81とを連続的に形成してもよい。第一ガイド部88と第一接触部77との間隙を形成するために、第一接触部77の側壁を薄く覆うレジスト膜101をリソグラフィで形成する。しかしながら、レジストの露光時、露光に用いられる光が第一接触部77の側壁で反射しその反射光によってもレジストが露光されるため、第一ガイド部88と第一接触部77との間隔が第一ガイド部88の厚さに対して相当薄い場合、レジスト膜101のパターニング精度が低下する。
それに対し、第三犠牲膜97を形成してから第一ガイド部88を形成する上述の製造方法によると、第一接触部77と第一ガイド部88との間隙に相当する部位に薄いレジスト膜95を用いて第三犠牲膜97を形成した後、第三犠牲膜97と厚いレジスト膜101とをマスクとして第一ガイド部88を形成するため、露光時の反射光によるパターニング精度への影響を少なくすることができる。従って、第一ガイド部88と第一接触部77との間隔が第一ガイド部88の厚さに対して相当薄い場合であっても、第一ガイド部88と第一接触部77との間隙を精度よく形成することができる。ゆえに、第一ガイド部88と第一接触部77との間隔が第一ガイド部88の厚さに対して相当薄い場合、第三犠牲膜97を形成してから第一ガイド部88を形成することが望ましい。また上述の製造方法によると、第一接触部77と第一犠牲膜89との間に第二犠牲膜93が形成され、第一接触部77の第一犠牲膜89と反対側に直に第三犠牲膜97が形成された状態で第一ガイド部88を第一犠牲膜89上に直に形成するため、第一ガイド部88を第一接触部77より厚く形成することができる。
尚、図17に示す工程後に、図21に示す工程に準じて研磨面が第三犠牲膜97に至るまでワークの表面を平坦化させてからレジスト膜101を除去すると、複数のプローブエレメント76を互いに分離した状態で基板90から分離することができる。
(2)第二接触部側の製造工程
第二接触部79、第二ばね部80及び第二ガイド部83は、図9から図18に示す第一接触部77、第一ばね部78及び第一ガイド部88の形成工程に準じて形成する。第一接触部77、第一ばね部78及び第一ガイド部88と同時に形成してもよい。
(3)縁部の製造工程(固定孔及び突部の形成工程)
縁部85は、第一接触部77と同時にリソグラフィを用いて形成する。あるいは、第一接触部77を形成するためのリソグラフィ工程で使用された位置決めパターンを基準としてリソグラフィで形成されるレジストパターンを用いためっきにより形成する。リソグラフィを用いることで、縁部85の固定孔86及び突部87を第一接触部77及び第二接触部79に対して高い位置精度で形成することができる。
(4)プローブユニット同士の分離工程
基板90上には、上述の(1)から(3)の製造工程に基いて、図26に示すように複数のプローブユニット75が同時に形成される。プローブユニット75間には犠牲膜107を形成しておき、図23に示す犠牲膜除去工程で基板90からプローブユニット75が分離するとき、プローブユニット75同士も分離するようにする。複数のプローブユニット75を一つの基板90上で同時に製造することにより、均一品質の複数のプローブユニットを一時に得られる。尚、ダイシングで切断することにより、プローブユニット75同士を分離させてもよい。
4.プローブブロックの構成
図27及び図28は、ブロックとプローブユニットとの固定方法を示す図である。
図27及び図28に示すように、ブロック108の二つの溝111にプローブユニット75をそれぞれ挿入してから、ブロック108の第一固定孔112とプローブユニット75の固定孔86とに固定ピン109を挿入すると、1つのブロック108に複数のプローブユニット75が固定される。また固定ピン109によって複数のプローブユニット75が互いに正確に位置決めされ、検体の電極に対して第一接触部77が整列する。固定ピン109をブロック108に圧入等により分解可能に係止すると、固定ピン109をブロック108から引き抜いてプローブユニット75単位での部品交換が可能になる。
図28に示すように、ブロック108の溝111は、プローブユニット75の最大厚と同じ幅を有する。従って、プローブユニット75は、溝111の側壁117に接した状態で溝111に固定される。側壁117は検体6が形成されているウェハに対して垂直な方向になるため、第一接触部77がウェハに対して垂直な方向に往復移動する姿勢でプローブユニット75をブロック108に固定できる。
尚、第一接触部77、第一ばね部78、第二接触部79及び第二ばね部80は第一ガイド部88及び第二ガイド部83より薄いため、プローブユニット75を溝111に嵌め込むと、第一接触部77、第一ばね部78、第二接触部79及び第二ばね部80と溝111の側壁117との間には空隙121が形成される。溝111の側壁117は、第一接触部77、第一ばね部78、第二接触部79及び第二ばね部80の移動方向を案内する。第一接触部77、第一ばね部78、第二接触部79及び第二ばね部80と側壁117との距離、すなわち第一接触部77、第一ばね部78、第二接触部79及び第二ばね部80と第一ガイド部88及び第二ガイド部83との厚みの差は、第一接触部77及び第二接触部79の移動と、第一ばね部78及び第二ばね部80の変形とを妨げないように0.1μm以上にすることが好ましい。また第一接触部77と検体6の電極7とを正確に接触させるために、100μm以下にすることが好ましい。
5.プローブブロックと拡散配線部との固定
図29は、プローブブロックと拡散配線部との固定方法を示す図である。
図29に示すように、ブロック108の脚部114間には拡散配線部74がねじや接着剤などで装着される。拡散配線部74がブロック108の脚部114間に装着されると、プローブユニット75の第二接触部79と拡散配線部74の第一基板123aに形成された電極46とが一対一に接触するように拡散配線部74とプローブブロック73が位置合わせされる。プローブユニット75の第二接触部79の配列間隔が第一接触部77の配列間隔に対して広いと、第一接触部77の配列間隔が狭くても、拡散配線部74の電極46と第二接触部79とを容易に位置合わせすることができる。また図30に示すように、拡散配線部74の第二基板123bには、インターポーザ5に接続されるばね電極122が埋め込まれている。このばね電極122は、第一基板123aに形成された互いに平行な連絡線55と導電部52とを介して電極46に導通し、電極46の配列方向に直交する方向では電極46よりも広い間隔で配列されている。このため、第二接触部79の配列間隔が狭くても、拡散配線部74とインターポーザ5とを容易に接続することができる。
6.プローブアッセンブリの配線盤への取り付け
図31は、プローブアッセンブリの配線盤への取付を説明するための図である。
図1に示すように、アッセンブラ72がインターポーザ5を介して配線盤11に固定される。図2及び図31に示すように、インターポーザ5は、拡散配線部74のばね電極122に接続される電極127を有する。配線盤11の電極とインターポーザ5の電極127とを位置合わせした状態で配線盤11にインターポーザ5を取り付けてから、インターポーザ5上にアッセンブラ72を取り付ける。尚、アッセンブラ72を配線盤11に直に取り付け、拡散配線部74のばね電極122を配線盤11の電極に直に接続してもよい。
アッセンブラ72及びインターポーザ5を配線盤11に取付けた後、アッセンブラ72に拡散配線部74及びプローブブロック73を装着する。拡散配線部74は、アッセンブラ72の装着孔124に嵌め込まれ、プローブユニット75の縁部85に形成された突部87はアッセンブラ72の位置決め孔125に嵌め込まれる。そして、ブロック108とアッセンブラ72とが第二固定孔113及び固定孔126に挿入されるねじ128で結合されると、プローブブロック73及び拡散配線部74がアッセンブラ72に固定される。複数のプローブユニット75の突部87をアッセンブラ72の複数の位置決め孔125にそれぞれ嵌め込むことにより、複数のプローブユニット75をウェハ上の複数の検体6に一対一に対応させ整列させることができる。プローブユニット75の突部87及びアッセンブラ72の位置決め孔125がそれぞれリソグラフィを用いて形成されている場合、リソグラフィの精度でプローブユニット75を整列させることができる。尚、ブロック108の第二固定孔113とアッセンブラ72の固定孔126とは、プローブユニット75の突部87及びアッセンブラ72の位置決め孔125による位置決めに干渉しないように、ねじ128の外径より大きな内径を有する。
次にプローブカード4の構成要素間の導通について説明する。
図30は、プローブカード4の構成要素間の導通を説明するための模式図である。
図30に示すように、プローブエレメント76の第一接触部77は、第一接触部77よりも配列間隔が広い第二接触部79に導通している。第二接触部79は、拡散配線部74の電極46に接触して導通する。電極46は、電極46の配列間隔より広い間隔で配列されたばね電極122に導通している。ばね電極122は、インターポーザ5を介して、又は直に配線盤11の電極に導通する。配線盤11の電極は外部接続電極62に導通している。従って、外部接続電極62に検査信号を入力すると、その検査信号は順に配列間隔が狭まるばね電極122、電極46、第二接触部79及び第一接触部77を通じて検体6の電極7に入力される。
(A)は本発明の一実施例によるプローブカードを示す斜視図であり、(B)はその部分拡大図である。 本発明の一実施例によるプローブアッセンブリを分解した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施例によるプローブユニットと検体を示す斜視図である。 本発明の一実施例によるプローブユニットを示す斜視図である。 本発明の一実施例によるプローブユニットを示す平面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブエレメントを示す断面図であり、(B)はその平面図である。 本発明の一実施例によるプローブユニットの変形例を示す平面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はそのb−b線断面図であり、(C)はそのc−c線断面図である。 本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図である。 本発明の一実施例によるプローブユニットとブロックとの結合方法を説明するための斜視図である。 本発明の一実施例によるプローブユニットとブロックとの結合方法を説明するための正面図である。 本発明の一実施例によるプローブブロックと拡散配線部との結合方法を説明するための斜視図である。 本発明の一実施例によるプローブカードの構成要素の導通を説明するための斜視図である。 本発明の一実施例によるアッセンブラにプローブブロックが結合された状態を示す斜視図である。
符号の説明
6 検体、7 電極、71 プローブアッセンブリ、75 プローブユニット、76 プローブエレメント、77 第一接触部、78 第一ばね部、79 第二接触部、80 第二ばね部、81 中間部、82 連結部、83 第二ガイド部、86 固定孔、88 第一ガイド部、109 固定ピン

Claims (3)

  1. 一端側に凹部を有し他端が外部電極に接続される基部と、対向する前記凹部の内壁によって移動方向を案内され検体の電極に接触する接触部と、前記凹部から延び前記基部から突出する方向に前記接触部を押すばね部とを備え一体に形成されたプローブエレメントをリソグラフィを用いて製造する方法であって、
    前記接触部に対応する第一開口部を有する第一マスクを基板上に形成する段階と、
    前記第一開口部内に前記接触部を形成する段階と、
    前記第一マスクを除去する段階と、
    前記接触部と前記凹部の内壁との間隙に相当する部位に第一犠牲膜を形成するための第二開口部を有する第二マスクを前記第一マスクが除去された前記基板上に形成する段階と、
    前記第二開口部内に前記第一犠牲膜を形成する段階と、
    前記第二マスクを除去する段階と、
    前記基部に対応する第三開口部を有し前記第二マスクより厚い第三マスクを前記第二マスクが除去された前記基板上に形成する段階と、
    前記第三開口部内に前記基部を前記接触部より厚く形成する段階と、
    前記基部を形成した後に前記第一犠牲膜、前記第三マスク及び前記基板を除去することにより、前記プローブエレメントを得る段階と、
    を含むことを特徴とするプローブエレメントの製造方法。
  2. 一端側に凹部を有し他端が外部電極に接続される基部と、対向する前記凹部の内壁によって移動方向を案内され検体の電極に接触する接触部と、前記凹部から延び前記凹部から突出する方向に前記接触部を押すばね部とを備え一体に形成されたプローブエレメントをリソグラフィを用いて製造する方法であって、
    前記接触部に対応する第一開口部を有する第一マスクを基板上に形成する段階と、
    前記第一開口部内に第一犠牲膜を形成する段階と、
    前記第一開口部内の前記第一犠牲膜上に前記接触部を形成する段階と、
    前記第一マスクを除去する段階と、
    前記接触部と前記凹部の内壁との間隙に相当する部位と前記接触部とを露出させる第二開口部を有する第二マスクを前記第一マスクが除去された前記基板上に形成する段階と、
    前記第二開口部内に前記接触部を直に覆う第二犠牲膜を形成する段階と、
    前記第二マスクを除去する段階と、
    前記基部に対応する第三開口部を有し前記第二マスクより厚い第三マスクを前記第二マスクが除去された前記基板上に形成する段階と、
    前記第三開口部内に前記基部を前記接触部より厚く形成する段階と、
    前記接触部上に前記第二犠牲膜が所定厚さ残存するように前記基部が形成されたワークピースの表面を平坦化する段階と、
    前記ワークピースの表面が平坦化された後に、前記基板と残存した前記第一犠牲膜と前記第二犠牲膜と前記第三マスクを除去することにより、前記プローブエレメントを得る段階と、
    を含むことを特徴とするプローブエレメントの製造方法。
  3. 前記基部の前記外部電極に接続される部位は、前記接触部の移動方向軸線から離間していることを特徴とする請求項1または2に記載のプローブエレメントの製造方法。
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