JP2007171140A - プローブカード、インターポーザおよびインターポーザの製造方法 - Google Patents

プローブカード、インターポーザおよびインターポーザの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安価でしかもプローブの接触圧に対して十分な高剛性とすることができるプローブカードを提供する。
【解決手段】プローブカード100は、第1のピッチP0にて整列して配置され測定対象物30に接触する複数のプローブ1と、第1のピッチP0より大きい第2のピッチP1にて接続電極76が配列されているプローブカード本体80と、複数のプローブ1とプローブカード本体80との間に設けられ、複数の基板56,57,58が積層されてなる積層体59、および該積層体59に設けられ、プローブ1と接続電極76とを電気的に接続するとともに、第1のピッチP0が第2のピッチP1となるように電極間の間隔を広げる多層配線手段(45a,a5b,55)とを有するインターポーザ40とを備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数のプローブを装備して当該プローブを半導体装置であるLSI(Large Scale Integration)あるいはウエハ上に形成された裸の半導体集積回路の電極に接触させて電気的測定を可能とするプローブカードおよび当該プローブカードに内臓されて電極の再配置とピッチの拡張をするインターポーザに関するものであり、特に、電極ピッチが狭い半導体集積回路の検査に適するプローブカードおよびインターポーザの構造に関するものである。
近年、半導体集積回路装置の微細化に伴い、半導体集積回路装置が備えるボンディングパッド(チップ周辺部に設けられた電気特性の検査等を行なうための金属電極)の微細化、高集積化が進んでいる。このため、ウエハ上に形成された半導体集積回路の電気特性等の検査を行なうプローブカードの構造にも微細化が要求されている。
一般に、半導体ウエハ上の半導体集積回路装置の電気特性等を測定する際には、各半導体集積回路に形成されたボンディングパッドに、プローブカードが備える複数本のプローブ(プロービングチップ)をそれぞれ接触させ、プローブカードに接続されたテスターと半導体集積回路との間で信号のやりとりをして電気特性等の測定をする。そのため、半導体回路の微細化にともないプローブカードの構造を微細化する必要があるが、それには、ボンディングパッドに接触するプローブの微細化や複数のプローブ間の間隔を微細化(狭ピッチ化)する必要がある。
これに対して、従来、複数のプローブを高密度(狭ピッチ)で支持するプローブ支持基板(シリコン基板)と、このプローブ支持基板と電気的に接合して電極の再配置とピッチ拡張をするインタポーザ(再配線層)とを装備したプローブカードが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−257898号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載のプローブカードにおいては、プローブ支持基板の他に1枚の基板のみから成るインターポーザを有している。そのため、電極の再配置に関して、複雑な形状の配列をしているものや高密度の配列を成しているものは、回路パターンの引き回しが複雑となり形成が困難で対応することが難しい。そのため、プローブおよび接続電極の配列が単純なものにしか対応することができないという未解決の課題を有している。さらには、1枚の基板からなるインターポーザにあっては剛性が弱く、測定の際にプローブの十分な接触圧が得られず信頼性に欠けるという未解決の課題も有している。
さらに、上述の特許文献1に記載のプローブカードにおいては、プローブ支持基板とインターポーザとを貼り合わせによって合体させているが、このように既に回路パターンが形成されている基板を貼り合わせることにより基板を積層する方法に関しては、重ね合わせる際に相互の基板間の位置合わせが難しいばかりか、基板間の電気的接続が確実に行われないことがあり、信頼性に欠けるという未解決の課題も有している。
また、上述の特許文献1に記載のプローブカードとは別に、従来広く一般的なインターポーザにおいては、基板材料として絶縁性の確実さと剛性の高さからセラミック基板やガラス基板がよく用いられている。しかしながら、このようなセラミック基板やガラス基板は、加工が難しく微細な穴開け加工(スルーホールの形成)が困難であるばかりか、材料そのものが高価であるのでコストアップの原因となるという未解決の課題も有している。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、狭ピッチ化した半導体装置の測定に適する半導体装置測定用プローブカード構造として、高密度で且つ異なる配列の電極に容易に再配置可能であるとともに各電極の間隔を大きく広げることができ、さらに、安価でしかもプローブの接触圧に対して十分な高剛性とすることができるプローブカード、インターポーザおよびその製造方法を提供することにある。また、基板間の電気的接続を確実とすることができ、これにより、高信頼性とすることができるプローブカード、インターポーザおよびその製造方法を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のプローブカードは、第1のピッチにて整列して配置され測定対象物に接触する複数のプローブと、第1のピッチより大きい第2のピッチにて接続電極が配列されているプローブカード本体と、複数のプローブとプローブカード本体との間に設けられ、複数の基板が積層されてなる積層体、および該積層体に設けられ、プローブと接続電極とを電気的に接続するとともに、第1のピッチが第2のピッチとなるように電極間の間隔を広げる多層配線手段(電気的接続手段)を有するインターポーザとを備えたことを特徴とする。
また、インターポーザを構成する積層体が、ビルトアップ製法により作製されていることを特徴とする。さらに、積層される基板が、全面が酸化膜で覆われたシリコン基板であることを特徴とする。
また、本発明のインターポーザは、第1のピッチにて整列して配置され測定対象物に接触する複数のプローブと、第1のピッチより大きい第2のピッチにて接続電極が配列されているプローブカード本体との間に設けられ、複数の基板が積層されてなる積層体、および該積層体に設けられ、プローブと接続電極とを電気的に接続するとともに、第1のピッチが第2のピッチとなるように電極間の間隔を広げる多層配線手段(電気的接続手段)とを有することを特徴とする。
さらに、本発明のインターポーザの製造方法は、第1のピッチにて整列して配置され測定対象物に接触する複数のプローブと、第1のピッチより大きい第2のピッチにて接続電極が配列されているプローブカード本体との間に設けられ、複数の基板が積層されてなり、各々の基板に、プローブと接続電極とを電気的に接続するとともに、第1のピッチが第2のピッチとなるように順次電極間の間隔を広げる多層配線手段(電気的接続手段)が設けられているインターポーザの製造方法であって、多層配線手段は、基板表面に形成された回路パターンと、基板に穿孔されたスルーホール内に設けられて各基板に形成された回路パターンを相互に連結する垂直接続部とを有しており、スルーホールが穿孔された基板を作製する基板作製工程と、基板に回路パターンと垂直接続部とを形成しながら順次積み重ねて行くビルトアップ工程とを含むことを特徴とする。
この発明によれば、インターポーザが、複数のプローブとプローブカード本体との間に設けられており、このインターポーザが、複数の基板が積層されてなる積層体、およびこの積層体に設けられ、プローブと接続電極とを電気的に接続するとともに、第1のピッチが第2のピッチとなるように電極間の間隔を広げる多層配線手段(電気的接続手段)とを有している。そのため、高密度で異なる配列の電極に容易に再配置可能であるとともに各電極の間隔を大きく広げることができる。また、測定時のプローブの押圧力にまけない高剛性のインターポーザとすることができるので、精度よく信頼性の高い測定をすることができるとともに、堅牢で耐久性および信頼性の高いプローブカードとすることができる。
また、積層体は、ビルトアップ製法により作製されている。ここで、ビルトアップ製法とは、回路パターン等が既に形成されている完成した基板を重ね合わせて積層する方法と異なり、基板上に他の基板を回路パターン等を含め順次作り込みながら重ねて行く方法であり、多層配線手段(電気的接続手段)を順次接続しながら積層体を作製するので、確実な電極接続を容易に且つ安価に実現することができる。
さらに、積層される基板が、全面が酸化膜で覆われたシリコン基板であるので、半導体の製造技術を利用してさらに安価に作製することができるとともに、シリコンは、測定の際の電気的ノイズを吸収するので、精度の高い測定を行うことができる。
以下、本発明にかかるプローブカード、インターポーザおよびインターポーザの製造方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は本発明にかかる実施の形態1のプローブカードおよびその周辺機器の構成を模式的に示す模式図である。図1では対応が明確となるように図1の下方に測定対象物であるウエハを記載している。図2はプローブカード本体に設けられたスプリング電極の構造を説明するための図であり、図1の破線Aで囲まれた部分の拡大図である。図3は本発明にかかる実施の形態1のインターポーザの構成を説明するための図であり、図1の破線Bで囲まれた部分の拡大図である。図1、図2および図3は概略の縦断面として示されている。なお、本実施の形態のプローブカード100およびインターポーザ40はともに測定対象物であるウエハ30を含むものではないが、密接に関係するものであるので、説明の便宜上、ウエハ30の有無にかかわらず、「ウエハ30側の面」等の表現を使用する。
図1において、プローブカード100は、概略板状を成しており、移動機構であるプローバ150に取り付けられて用いられる(図1において、プローバ150は簡略して記載されている)。プローバ150には、テスター200が接続されている。プローブカード100は、ウエハ30に形成された半導体集積回路の電極部31に対応する位置に設けられた複数のプローブ(プロービングチップ)1を有している。プローブカード100は、プローバ150によって移動されてプローブ1をウエハ30上の電極部31に押し当てる。これにより、テスター200とウエハ30との間で電気信号がやりとり可能となりウエハ30に形成された半導体集積回路の電気特性が測定される。
本実施の形態の測定対象物であるウエハ30は、例えば半導体シリコンウエハであり、半導体集積回路を構成する回路部33と、一部がウエハ表面に露呈するように設けられた複数の電極部31と、回路部33と電極部31とを電気的に接続する配線部32とを含んで構成されている。電極部31は、ウエハ30がICチップとなった際に、例えばボンディングパッドとなる部分であり、リードフレームに接合される際にリードフレーム側のリード電極と電気的に接続される部分である。
プローバ150は、ウエハ30を載置する図示しないステージを有している。そして、ウエハ30に形成されたすべての集積回路の電気特性を測定するために、このステージを集積回路のサイズに合わせて順次移動させる所謂ステップアンドリピート機能を有している。また、プローバ150は、プローブカード100のプローブ1をウエハ30上の電極部31に均一に接触させたり、プローブ1を一定の針圧にしたりするための調整機構なども持っている。
プローブカード100は、概略外装を構成するプローブカード本体80と、プローブカード本体80に支持部材77によって支持されて、アジャスティングボルト78で微位置調整可能とされたインターポーザ40と、このインターポーザ40のウエハ30側の面に固定されたプローブ支持基板20と、プローブ支持基板20に多数立設された多数のプローブ1とを有している。
プローブカード本体80は、プローバ150に支持されるとともにプローバ150を介してテスター200に電気的に接続されている。本実施の形態の場合、プローブカード本体80のウエハ30側の主面には、全体にわたって窪みが形成されており、この窪みの中央部には図2に示すように多数のスプリング電極(接続電極)76が所定のピッチ(第2のピッチP1)で多数立設されている。
インターポーザ40は、プローブ支持基板20に設けられたプローブ1のピッチを、プローブカード本体80に設けられたスプリング電極76のピッチに変換する役割をする。図3に示されるように、本実施の形態のインターポーザ40は、ウエハ30側から、第1基板56、第2基板57、第3基板58の順で重ねられた3枚のシリコン基板を有している。これらのシリコン基板56,57,58は、半導体の製造技術を利用して作製され、基板を1枚ずつ重ねて行く所謂ビルトアップ製法により作製されて一体の積層体59とされている。
積層体59のプローブカード本体80と対向する面(つまり、第3基板58の開放側の面)に、複数の接続パット55が設けられている。接続パット55は、プローブカード本体80のスプリング電極76と接触するために、そのピッチは、スプリング電極76のピッチ(第2のピッチP1)と同じピッチにされている。一方、積層体59の接続パット55が設けられた面と反対側の面(つまり、第1基板56のウエハ30側の面)には、プローブ支持基板20が積層体59と一体に設けられている。プローブ支持基板20には、多数のプローブ1が整列して植え込まれている。各プローブ1のピッチ(第1のピッチP0)は、ウエハ30の電極部31に接触するために電極部31のピッチと同じにされている。そして、各プローブ1のピッチ(第1のピッチP0)は、スプリング電極76のピッチ(第2のピッチP1)より小さい。
積層体59の内部には、第1のピッチP0を第2のピッチP1に広げるために多層配線手段(電気的接続手段)が設けられている。すなわち、3枚の基板56,57,58には、プローブ1とスプリング電極76とを電気的に接続するとともに、第1のピッチP0が第2のピッチP1となるように各基板56,57,58毎に順次電極間の間隔を広げる多層配線手段(電気的接続手段)が設けられている。
第1基板56、第2基板57および第3基板58は、概略同様な構造を成している。3枚の基板は、各々絶縁層42と、絶縁層42の表面に形成された配線層45とから構成されている。絶縁層42は、さらにシリコン基板43と、このシリコン基板43を全体的に覆う被覆絶縁膜24とから構成されている。被覆絶縁膜24は、シリコン基板43と配線層45とを絶縁するためのシリコン酸化膜であり、シリコン基板43を約900℃で熱して熱酸化することによって形成する。被覆絶縁膜24は、シリコン基板43に形成されたスルーホール39の内壁面にも形成されている。一方、配線層45は、被覆絶縁膜24の表面に設けられた銅メッキ層で構成されており、スルーホール内壁面に垂直接続部として形成された銅メッキ層45aおよびスルーホール開口部から基板表面の所定部分に回路パターンとして形成された銅メッキ層45bで成る。この銅メッキ層(回路パターン)45bのプローブカード本体80側から見た形状は、後の図5および図6に示されている。
そして、スルーホール内壁面に垂直接続部として形成された銅メッキ層45a、基板表面に回路パターンとして形成された銅メッキ層45b、銀ペースト46および接続パット55は、プローブ1とスプリング電極76とを電気的に接続する多層配線手段を構成している。なお、本実施の形態の絶縁層42は、シリコン基板43と被覆絶縁膜24とから構成されているが、これに替えてスルーホールがすでに形成されているセラミック基板やガラス基板等が用いられてもよい。セラミック基板やガラス基板等を用いることにより、被覆絶縁膜24を形成する必要はなくなる。しかしながら、セラミック基板やガラス基板は、課題の項でも述べたように、加工が難しく、また高価であるのでコストアップの原因となる。
プローブ支持基板20は、プローブ1が取り付けられる側の主面に、プローブ1を取り付ける目的で、概略直方体凹形状をなす取付固定凹部25と、この取付固定凹部25の底面に連通して基板を貫通するように設けられた取付係合穴26とが形成されている。この取付固定凹部25と取付係合穴26とは、プローブ1を取り付けるプローブ取付部を構成している。取付固定凹部25の大きさは、プローブ1を堅固に固定する目的で、プローブ1が取り付けられた際にプローブ1の支持固定面2a,2aが狭持するような大きさとされている。また、取付係合穴26は、プローブ1の抜け止め部4が差し込まれるために設けられている。
プローブ支持基板20は、絶縁層29と絶縁層29の表面に形成された配線層21とから構成されている。絶縁層29は、2枚のシリコン基板22T,22Bと、これらに挟まれた絶縁酸化膜23と、これらシリコン基板22T,22Bおよび絶縁酸化膜23を全体的に覆う被覆絶縁膜24とから構成されている。絶縁酸化膜23は、シリコンを酸化させたシリコン酸化膜であり、基板22Tと基板22Bの間に配置されている。また、被覆絶縁膜24は、基板22T,22Bと配線層21とを絶縁するためのシリコン酸化膜であり、基板22T,22Bを熱酸化することによって形成する。この被覆絶縁膜24は、プローブ支持基板20の全表面を被覆しており、取付固定凹部25および取付係合穴26の内壁面にも形成されている。
配線層21は、取付固定凹部25および取付係合穴26の内壁面に垂直接続部として形成された銅メッキ層21aと、基板22Tの表面に回路パターンとして形成された銅メッキ層21bとから構成されている。プローブ支持基板20にプローブ1が装着されると、プローブ1の台座部2および抜け止め部4と垂直接続部(銅メッキ層)21aとが接触するようにされている。なお、隣接するプローブ1同士がショートしないようプローブ支持基板20の下面には、配線層21は形成されていない。
プローブ1は、所謂、フラットタイプのプローブである。プローブ1は、プローブ支持基板20に固定される概略直方体状の台座部2と、台座部2から被測定物方向に延びて電極部31と接触するピン部3と、台座部2のピン部3と反対側に設けられ、プローブ支持基板20の取り付け部からの脱落を防止する抜け止め部4とから構成されている。
ピン部3は、台座部2から前方にまっすぐ延びる基部5と、基部5の先端部から所定の角度傾いた方向に直線的に延びるバネ部6と、バネ部6の自由端に前方方向に向くように折れ曲がって設けられた接触部7とを含む。
プローブ1を取り付ける際には、プローブ1の抜け止め部4をプローブ支持基板20の取付固定凹部25から取付係合穴26へ挿入する。そして、プローブ1の台座部2をプローブ支持基板20の取付固定凹部25に係合させる。このとき、台座部2の第1の支持固定面2a,2aと取付固定凹部25の内壁面が密着するとともに、台座部2の第2の支持固定面2bと取付固定凹部25の底部が密着する。これにより、プローブ1は、プローブ支持基板20に対して左右方向および前後方向の位置決めが正確に行なわれた状態で、プローブ支持基板20に支持される。また抜け止め部4は、弾性を有しており、変形しながら取付係合穴26に押し込まれ、これにより、プローブ1の取付部からの脱落を防止している。
図4はプローブ支持基板20に形成されたプローブ1の取付固定凹部25の配置を示す図である。取付固定凹部25は矩形の枠に沿うようにして配置され、隣り合うプローブ1の最小のピッチ(第1のピッチP0)は、0.06[mm]である。
図5は第1基板56に形成された回路パターン45bの様子を示す図である。また、図6は第2基板57に形成された回路パターン45bの様子を示す図である。図7は第3基板58のプローブカード本体80に対向する面に形成された接続パット55の配置を示す図である。多層配線手段は、上述したように基板56,57,58に穿孔されたスルーホール内壁面に形成された垂直接続部45aと、これらを電気的に接続する各基板表面に形成された回路パターン45bから構成されている。各々の回路パターン45bは、スルーホール39の開口部に露呈した垂直接続部45aの先端部から延設され、その方向はすべて矩形枠状に配列された取付固定凹部25の成す列の内側とされている。図7において、接続パット55は、マトリクス状に配列され、そのピッチ(第2のピッチP1)は、0.5[mm]である。各々の基板56,57,58に設けられた回路パターン45bを、上述のように形成することによって、矩形枠状に配列された複数のプローブ1からマトリクス状に配列された接続パット55(接続電極)に電極の再配置をするとともに、各電極の間隔を、0.06[mm]から0.5[mm]に広げ、且つ各々の接続パット55(正確には、接続パット55の中心位置)を、矩形枠状に配列された複数のプローブ1の列を含むその内側の領域に配置することを実現している。
また、各々の基板56,57,58に設けられた回路パターン45bは、フォトリソグラフィ(写真製版技術)によってパターンニングされている。つまり、基板表面に形成された銅メッキ層45b(図3)をフォトレジストにて覆い、このフォトレジストに対して、フォトレジストマスクに描かれた回路パターンを光により転写することによりパターンニングされている。そして、パターンニングされた銅メッキ層をエッチングすることにより、最終的な回路パターン45bを得る。このように、半導体の製造技術を利用して、回路パターン45bを形成することにより、安価で精密な回路パターン45bを形成することができ、ひいてはコンパクトで高性能なインターポーザ40とすることができる。
図8乃至図14は本実施の形態のプローブ支持基板20の製造方法を説明するための縦断面図である。なお、ここでは、説明の便宜上、プローブカード100のプローブ支持基板20側(ウエハ30側)を下(下方向)とし、プローブカード100のプローブカード本体80側(プローバ150側)を上(上方向)として説明する。
(プローブ支持基板の作製)
図8に示す第1シリコン層22T、絶縁酸化膜層23、第2シリコン層22Bを有するウエハ69を用いてプローブ支持基板20を作製する。まず、図9に示すように、取付固定凹部25を形成するため、ウエハ69の下面(第2シリコン層22Bの下面)全体にレジスト62を塗布し、フォトリソグラフィによってパターニングを行なう。これにより、所望の部位のみにおいて第2シリコン層22Bの表面が現れる。
その後、図10に示すように、ウエハ69の下面側(レジスト62側)から第2シリコン層22Bをエッチングする。このエッチングは絶縁酸化膜層23の析出する位置で終了する。これにより、均一な形状(正確な深さ)の取付固定凹部25が形成される。その後、レジスト62を除去する。つぎに、図11に示すように、取付係合穴26を形成するため、ウエハ69の上面部(第1シリコン層22Tの上面部)全体にレジスト63を塗布し、フォトリソグラフィによってパターニングを行ない、次いで、図12に示すように、上面側から第1シリコン層22Tのエッチングを行う。このエッチングにおいては、絶縁酸化膜層23も溶解する。その後、レジスト63を除去する。
このようにして取付固定凹部25および取付係合穴26の形成されたウエハ69を熱酸化して、全表面に被覆絶縁膜24を形成し、その後、メッキ処理を施して全表面に銅メッキ層(後の配線層)21を形成する(図13)。被覆絶縁膜24および銅メッキ層は、取付固定凹部25および取付係合穴26の内壁面にも形成される。ウエハ69の下面側の銅メッキ層は、ポリッシング(研磨)により除去される(図13)。また、ウエハ69の上面側に、配線層21を形成するため、ウエハ69の上面部(第1シリコン層22Tの上面部)全体にレジストを塗布し、フォトリソグラフィにより、レジストのパターニングを行い。その後、上面側から銅メッキ層のエッチングを行い、図14に示す配線層21(垂直接続部21a、回路パターン21b)を形成する。以上のようにして、プローブ支持基板20が作製される。
図15乃至図24は本実施の形態のインターポーザ40の製造方法を説明するための断面図である。上記のようにして作製したプローブ支持基板20に対して、インターポーザ40をビルトアップ製法により作製する。まず、図15に示すように、プローブ支持基板20の取付固定凹部25と反対側の面全体に非導電性の接着層66を形成する。接着層66は、エポキシ樹脂接着剤を塗布するか、或いは粘着性フィルムを貼着することにより形成する。
(シリコン基板の積層および固着)
次に、図16に示すように、この接着層66上にシリコン基板である第1基板56を重ねて固着する。この第1基板56には所定の位置にスルーホール39が形成されており、そしてさらに第1基板56は、熱酸化されて全表面に被覆絶縁膜24が形成されている。この熱酸化にかかる加熱は、基板の大きさにもよるが、概略900℃〜1000℃で3時間〜10時間である。この被覆絶縁膜24は、第1基板56の全表面を被覆しており、スルーホール39の内壁面も形成されている。
(スルーホール底の接着層の除去)
次いで、図17に示すように、このスルーホール39の底に形成されている接着剤層を除去する。この接着剤層の除去には、ソルベントによる溶解または酸素プラズマアッシングを用いる。
(銅メッキ層の形成)
その後、図18に示すように、第1基板56に対してメッキ処理を施し、スルーホール39の内壁面を含む第1基板56の上面全体に銅メッキ層45を形成する。
(銀ペーストの充填)
次いで、図19に示すように、銅メッキ層45が形成されたスルーホール39の内側にシルクプリンティング製法を使って銀ペースト46を充填して、その後、これら銀ペースト46を固化させる。なお、ここで銅メッキ層45内部に充填する材料は、銀ペースト46に限らず例えば銀インク等でもよい。このように銅メッキ層45内部隙間に銀ペーストや銀インクを充填することにより、積層体59(インターポーザ40)内の隙間を完全に無くすことができ、剛性の高いインターポーザ40とすることができる。
次いで、第1基板56の表面全体に形成された銅メッキ層45のうち、第1基板56の上面側に形成された銅メッキ層45bを所定の回路パターン45bとする目的で、図20に示すように、銅メッキ層45bをフォトリソグラフィを用いてパターンニングして、エッチングする。ここまでの工程にて第1基板56のビルトアップが完了する。このようにして作製した第1基板56の上に同じようにして、第2基板57をビルトアップする。
(第2基板のビルトアップ)
まず、図21に示すように、第1基板56のプローブ支持基板20と反対側の面全体にエポキシ樹脂接着剤または粘着性フィルムでなる接着層66を形成して、次いで、この接着層66上に、図22に示すように第2基板57を重ねて接着する。この第2基板57にも、第1基板56と同じように所定の位置にスルーホール39が既に形成されている。尚この基板と基板の重ね合わせ作業においては、基板の所定の位置に予めマーキングをしておき、このマークをCCDカメラによって検出することによって、正確な位置決めを容易に行うことができる。しかしながら本実施の形態の積層方法にあっては、基板上に他の基板を回路パターン等を含め順次作り込みながら重ねて行くビルトアップ製法を用いるものなので、電気的接続(回路パターン45bと垂直接続部45aとの接続)が順次おこなわれながら積層体が作製され、基板を重ねる際に多少のずれが有っても確実な電極接続を容易に行うことができる。
次いで、第1基板56の場合と同じように、スルーホール39の底に形成されている接着剤層を除去して、その後、図23に示すように、スルーホール39の内面を含む第2基板57の表面全体に銅メッキ層45を形成する。次いで、第1基板56の場合と同じように、銅メッキ層45が形成されたスルーホール39の内側にスクリーン印刷製法を使って銀ペースト46を充填し、その後、第2基板57の上面側に形成された銅メッキ層45bをフォトリソグラフィを用いてパターンニングして、エッチングすることにより、回路パターン45bを形成して、第2基板57のビルトアップが完了する。
(第3基板のビルトアップ)
このようにして作製した第2基板57の上に同じようにして、第3基板58をビルトアップする。第3基板58のビルトアップが完了すると、図24に示すように、最後に、第3基板58の表面全体にもう一層銅メッキ層を形成して、これをフォトリソグラフィを用いてパターンニングして、さらにエッチングすることにより、接続パット55を形成する。これにより、インターポーザ40の作製が完了する。
なお、本実施の形態の多層配線手段(電気的接続手段)においては、隣り合うプローブ1の最小のピッチ0.06[mm](第1のピッチP0)を、最終的にマトリクス状に配列された接続パット55のピッチ0.5[mm](第2のピッチP1)にしている。しかしながら、これに限定されるものではなく、本実施の形態の構成にあっては、0.06〜0.15[mm]の第1のピッチP0に対して、最終的な接続パット55の第2のピッチP1を0.3〜1.0[mm]にすることが可能である。
また、プローブカード100を作製する際には、予めプローブ支持基板20とインターポーザ40を接続させた後にプローブ1をプローブ支持基板20に挿入してもよいし、プローブ支持基板20とインターポーザ40を接続させる前にプローブ1をプローブ支持基板20に挿入してもよい。
(プローブによる測定)
プローブ1が挿入されたプローブカード100によって、ウエハ30を測定する際には、各プローブ1の接触部7(先端部7a)をウエハ30の電極部31に押し当てる。このとき、バネ部6は所定量撓み所定の圧力で各先端部7aが電極部31を押圧する。これにより、プローブカード100によってウエハ30を測定する際の電極部31やプローブ1の損傷を低減させることが可能となる。
本実施の形態のプローブカード100は、第1のピッチP0にて整列して配置され測定対象物であるウエハ30に接触する複数のプローブ1と、第1のピッチP0より大きい第2のピッチP1にてスプリング電極76(接続電極)が配列されているプローブカード本体80と、複数のプローブ1とプローブカード本体80との間に設けられ、複数の基板56,57,58が積層されてなり、各々の基板56,57,58には、プローブ1とスプリング電極76とを電気的に接続するとともに、第1のピッチP0が第2のピッチP1となるように順次電極間の間隔を広げる多層配線手段(スルーホール内壁面に配線層として形成された銅メッキ層45b、基板表面に回路パターンとして形成された銅メッキ層45b、銀ペースト46および接続パット55)が設けられたインターポーザ40とを有しているので、各々の基板56,57,58に設けられた回路パターン45bにより、例えば、矩形枠状に配列された複数のプローブ1からマトリクス状に配列された接続パット55(接続電極)のように、異なる配列の電極に容易に再配置可能であるとともに各電極の間隔を大きく広げることができる。
実施の形態2.
図25は本発明にかかる実施の形態2のプローブカードおよび周辺機器の構成を模式的に示す模式図である。図26は本実施の形態のインターポーザおよびプローブ支持基板の縦断面図である。図25において、本実施の形態のインターポーザ140は、プローブ支持基板120と分離されて、単独でシリコン基板の積層体より成る。プローブ支持基板120は、複数のバネ状プローブ101を保持している。プローブ支持基板120は、支持部材77に第2支持部材97と取付ボルト99により、着脱自在に固定されている。
図26において、本実施の形態のバネ状プローブ101は、プローブ支持基板120の収納凹部125に収納される概略バネ状のバネ部102と、バネ部102から被測定物方向に延びて電極部31と接触するピン部103と、バネ部102のピン部103と反対側に三角形状に尖って設けられ、インターポーザ140に形成された垂直接続部145aと係合する電気的係合部104とから構成されている。
本実施の形態のインターポーザ140は、実施の形態1のインターポーザ40と概略同様な製造工程にて作製され概略同様な構成を成している。そして、実施の形態1の第1基板56に替わって第1基板156を有している。第1基板156は、スルーホール39の内壁面に垂直接続部として形成された銅メッキ層145aと基板の上下表面に回路パターンとして形成された銅メッキ層145bとから成る配線層145を有している。配線層145の内部に銀ペースト等は充填されていない。垂直接続部145aのプローブ支持基板120側の開口部とこれに連続する回路パターン145bとは、バネ状プローブ101の電気的係合部104と係合する電気的被係合部を構成している。
このように構成された本実施の形態のインターポーザ140は、概略実施の形態1のインターポーザ40と同様な効果を有する他に、分離して設けられたプローブ支持基板120に保持されたバネ状プローブ101との電気的接続を可能としている。プローブ支持基板120はインターポーザ140に対して着脱自在に設けられているので、バネ状プローブ101の交換を可能としている。
実施の形態3.
図27は本発明にかかる実施の形態3のインターポーザおよびプローブ支持基板の縦断面図である。本実施の形態のプローブ支持基板220は、個々のバネ状プローブ101毎に分割されている。分割されたプローブ支持基板220は、インターポーザ140の積層体に各々非導電性の接着剤166により固着されている。その他の構成は、実施の形態2と同様である。
このように構成された本実施の形態のプローブ支持基板220においては、実施の形態3のものと同様にバネ状プローブ101を保持できるとともに、分割されたプローブ支持基板220が各々接着剤166により固着されているので、バネ状プローブ101の形状のばらつきを吸収して保持することができる。また、構造が簡略化されるので、安価とすることができる。
実施の形態4.
図28は本発明にかかる実施の形態4のインターポーザおよびプローブ支持基板の縦断面図である。プローブ支持基板320は、インターポーザ140に取付ボルト199により締着されている。その他の構成は、実施の形態2と同様である。
このように構成された本実施の形態のプローブ支持基板320においては、実施の形態2のプローブ支持基板120と同様の効果が得られるとともに、プローブ支持基板320が直接インターポーザ140に締着されているので、バネ状プローブ101とインターポーザ140との電気的接続が安定し信頼性が向上する。
本発明は、複数のプローブを装備して当該プローブをLSIあるいはウエハ上に形成された裸の半導体集積回路の電極に接触させて電気的測定を可能とするプローブカードに適用されて有用なものであり、特に電極ピッチが狭い半導体集積回路の検査に用いられるプローブカードに適用されて好適なものである。
本発明にかかる実施の形態1のプローブカードおよびその周辺機器の構成を模式的に示す模式図である。 実施の形態1のプローブカード本体に設けられたスプリング電極の構造を説明するための図であり、図1の破線Aで囲まれた部分の拡大図である。 実施の形態1のインターポーザの構成を説明するための図であり、図1の破線Bで囲まれた部分の拡大図である。 実施の形態1のプローブ支持基板に形成されたプローブの取付固定凹部の配置を示す図である。 実施の形態1の第1基板に形成された回路パターンの様子を示す図である。 実施の形態1の第2基板に形成された回路パターンの様子を示す図である。 実施の形態1の第3基板のプローブカード本体に対向する面に形成された接続パットの配置を示す図である。 実施の形態1のプローブ支持基板の製造方法を説明するための縦断面図(1)である。 実施の形態1のプローブ支持基板の製造方法を説明するための縦断面図(2)である。 実施の形態1のプローブ支持基板の製造方法を説明するための縦断面図(3)である。 実施の形態1のプローブ支持基板の製造方法を説明するための縦断面図(4)である。 実施の形態1のプローブ支持基板の製造方法を説明するための縦断面図(5)である。 実施の形態1のプローブ支持基板の製造方法を説明するための縦断面図(6)である。 実施の形態1のプローブ支持基板の製造方法を説明するための縦断面図(7)である。 実施の形態1のインターポーザの製造方法を説明するための縦断面図(1)である。 実施の形態1のインターポーザの製造方法を説明するための縦断面図(2)である。 実施の形態1のインターポーザの製造方法を説明するための縦断面図(3)である。 実施の形態1のインターポーザの製造方法を説明するための縦断面図(4)である。 実施の形態1のインターポーザの製造方法を説明するための縦断面図(5)である。 実施の形態1のインターポーザの製造方法を説明するための縦断面図(6)である。 実施の形態1のインターポーザの製造方法を説明するための縦断面図(7)である。 実施の形態1のインターポーザの製造方法を説明するための縦断面図(8)である。 実施の形態1のインターポーザの製造方法を説明するための縦断面図(9)である。 実施の形態1のインターポーザの製造方法を説明するための縦断面図(10)である。 本発明にかかる実施の形態2のプローブカードおよび周辺機器の構成を模式的に示す模式図である。 実施の形態2のインターポーザおよびプローブ支持基板の縦断面図である。 本発明にかかる実施の形態3のインターポーザおよびプローブ支持基板の縦断面図である。 本発明にかかる実施の形態4のインターポーザおよびプローブ支持基板の縦断面図である。
符号の説明
1 プローブ
2 台座部
2a,2b 支持固定面
3 ピン部
4 抜け止め部
5 基部
6 バネ部
7 接触部
7a 先端部
20,120,220,320 プローブ支持基板
21,45,145 配線層(銅メッキ層)
21a,45a,145a 垂直接続部(銅メッキ層/多層配線手段)
21b,45b,145b 回路パターン(銅メッキ層/多層配線手段)
22T,22B,43 シリコン基板
23 絶縁酸化膜
24 被覆絶縁膜
25 取付固定凹部(プローブ取付部)
26 取付係合穴(プローブ取付部)
29,42 絶縁層
30 ウエハ(測定対象物)
31 電極部
32 配線部
33 回路部
39 スルーホール
40,140 インターポーザ
46 銀ペースト
55 接続パッド(銅メッキ層/多層配線手段)
56,156 インターポーザの第1基板
57 インターポーザの第2基板
58 インターポーザの第3基板
59 インターポーザの積層体
62,63 レジスト
66 接着層
69 ウエハ
76 スプリング電極(接続電極)
77 支持部材
78 アジャスティングボルト
79 取付ねじ
80 プローブカード本体
97 第2支持部材
99,199 取付ボルト
100 プローブカード
101 バネ状プローブ
102 バネ部
103 ピン部
104 電気的係合部
125 収納凹部
150 プローバ
166 接着剤
200 テスター
P0 第1のピッチ
P1 第2のピッチ

Claims (39)

  1. 第1のピッチにて整列して配置され測定対象物に接触する複数のプローブと、
    第1のピッチより大きい第2のピッチにて接続電極が配列されているプローブカード本体と、
    前記複数のプローブと前記プローブカード本体との間に設けられ、複数の基板が積層されてなる積層体、および該積層体に設けられ、前記プローブと前記接続電極とを電気的に接続するとともに、前記第1のピッチが前記第2のピッチとなるように電極間の間隔を広げる多層配線手段を有するインターポーザと、
    を備えたことを特徴とするプローブカード。
  2. 前記積層体は、ビルトアップ製法により作製されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  3. 前記基板は、全面が酸化膜で覆われたシリコン基板である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のプローブカード。
  4. 前記積層体を形成する複数の基板は、積層方向に隣接する非導電性の接着剤層により相互に固着されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のプローブカード。
  5. 前記多層配線手段は、基板表面に形成された回路パターンと、基板に穿孔されたスルーホール内に設けられて各基板に形成された前記回路パターンを相互に連結する垂直接続部とを含む
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のプローブカード。
  6. 前記プローブは、枠を成すように配列され、前記回路パターンは、前記枠の内側に延伸して前記接続電極が前記枠の内側でマトリクス状に並ぶように形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のプローブカード。
  7. 前記回路パターンは、フォトリソグラフィによってパターンニングされている
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のプローブカード。
  8. 前記回路パターンは、エッチングにより形成されている
    ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載のプローブカード。
  9. 前記スルーホールは、エッチングにより形成されている
    ことを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載のプローブカード。
  10. 前記回路パターンは、基板表面に形成された銅メッキ層である
    ことを特徴とする請求項5から9のいずれか1項に記載のプローブカード。
  11. 前記垂直接続部は、スルーホール内壁面に形成された銅メッキ層である
    ことを特徴とする請求項5から10のいずれか1項に記載のプローブカード。
  12. スルーホール内の前記垂直接続部の内側に銀ペーストが充填されている
    ことを特徴とする請求項5から11のいずれか1項に記載のプローブカード。
  13. 前記積層体は、2枚以上の基板が積層されてなる
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のプローブカード。
  14. 前記複数のプローブを整列させて支持するプローブ支持基板をさらに備え、
    前記インターポーザは、前記プローブ支持基板と前記プローブカード本体との間に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のプローブカード。
  15. 前記プローブ支持基板は、ビルトアップ製法により前記積層体に一体となるように作製されている
    ことを特徴とする請求項14に記載のプローブカード。
  16. 前記プローブ支持基板は、全面が酸化膜で覆われたシリコン基板と、該シリコン基板に形成されたプローブ取付部に設けられ前記プローブと前記多層配線手段とを電気的に接続する第2の電極接続手段とを含む
    ことを特徴とする請求項14または15に記載のプローブカード。
  17. 前記プローブ支持基板は、前記積層体に非導電性の接着剤により固着されている
    ことを特徴とする請求項14から16のいずれか1項に記載のプローブカード。
  18. 前記プローブ支持基板は、個々の前記プローブ毎に分割されている
    ことを特徴とする請求項14から17のいずれか1項に記載のプローブカード。
  19. 前記プローブ支持基板は、前記積層体に着脱自在に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項14から16のいずれか1項に記載のプローブカード。
  20. 前記プローブ支持基板は、前記積層体に取付ボルトにより締着されることにより着脱自在とされている
    ことを特徴とする請求項19に記載のプローブカード。
  21. 第1のピッチにて整列して配置され測定対象物に接触する複数のプローブと、第1のピッチより大きい第2のピッチにて接続電極が配列されているプローブカード本体との間に設けられ、複数の基板が積層されてなる積層体、および該積層体に設けられ、前記プローブと前記接続電極とを電気的に接続するとともに、前記第1のピッチが前記第2のピッチとなるように電極間の間隔を広げる多層配線手段とを有する
    ことを特徴とするインターポーザ。
  22. 前記積層体は、ビルトアップ製法により作製されている
    ことを特徴とする請求項21に記載のインターポーザ。
  23. 前記基板は、全面が酸化膜で覆われたシリコン基板である
    ことを特徴とする請求項21または22に記載のインターポーザ。
  24. 前記積層体を形成する複数の基板は、積層方向に隣接する非導電性の接着剤層により相互に固着されている
    ことを特徴とする請求項21から23のいずれか1項に記載のインターポーザ。
  25. 前記多層配線手段は、基板表面に形成された回路パターンと、基板に穿孔されたスルーホール内に設けられて各基板に形成された前記回路パターンを相互に連結する垂直接続部とを含む
    ことを特徴とする請求項21から24のいずれか1項に記載のインターポーザ。
  26. 前記プローブは、枠を成すように配列され、前記回路パターンは、前記枠の内側に延伸して前記接続電極が前記枠の内側でマトリクス状に並ぶように形成されている
    ことを特徴とする請求項25に記載のインターポーザ。
  27. 前記回路パターンは、フォトリソグラフィによってパターンニングされている
    ことを特徴とする請求項25または26に記載のインターポーザ。
  28. 前記回路パターンは、エッチングにより形成されている
    ことを特徴とする請求項25から27のいずれか1項に記載のインターポーザ。
  29. 前記スルーホールは、エッチングにより形成されている
    ことを特徴とする請求項25から28のいずれか1項に記載のインターポーザ。
  30. 前記回路パターンは、基板表面に形成された銅メッキ層である
    ことを特徴とする請求項25から29のいずれか1項に記載のインターポーザ。
  31. 前記垂直接続部は、スルーホール内壁面に形成された銅メッキ層である
    ことを特徴とする請求項25から30のいずれか1項に記載のインターポーザ。
  32. スルーホール内の前記垂直接続部の内側に銀ペーストが充填されている
    ことを特徴とする請求項25から31のいずれか1項に記載のインターポーザ。
  33. 前記積層体は、2枚以上の基板が積層されてなる
    ことを特徴とする請求項21から32のいずれか1項に記載のインターポーザ。
  34. 第1のピッチにて整列して配置され測定対象物に接触する複数のプローブと、第1のピッチより大きい第2のピッチにて接続電極が配列されているプローブカード本体との間に設けられ、複数の基板が積層されてなり、各々の基板に、前記プローブと前記接続電極とを電気的に接続するとともに、前記第1のピッチが前記第2のピッチとなるように順次電極間の間隔を広げる多層配線手段が設けられているインターポーザの製造方法であって、 前記多層配線手段は、基板表面に形成された回路パターンと、基板に穿孔されたスルーホール内に設けられて各基板に形成された前記回路パターンを相互に連結する垂直接続部とを有しており、
    前記スルーホールが穿孔された基板を作製する基板作製工程と、
    前記基板に前記回路パターンと前記垂直接続部とを形成しながら順次積み重ねて行くビルトアップ工程と、
    を含むことを特徴とするインターポーザの製造方法。
  35. 前記基板作製工程においては、前記スルーホールをエッチングにより形成する
    ことを特徴とする請求項34に記載のインターポーザの製造方法。
  36. 前記ビルトアップ工程においては、前記回路パターンを、フォトリソグラフィによってパターンニングする
    ことを特徴とする請求項34または35に記載のインターポーザの製造方法。
  37. 前記ビルトアップ工程においては、前記回路パターンを、エッチングにより形成する
    ことを特徴とする請求項34から36のいずれか1項に記載のインターポーザの製造方法。
  38. 前記ビルトアップ工程は、
    前記回路パターン上に、非導電性の接着剤層を形成する工程と、
    前記回路パターン上の所定の位置に前記スルーホールが位置するように前記基板を重ねて固着する工程と、
    前記スルーホールの底部の前記接着剤層を除去することにより、前記回路パターンを露呈させる工程と、
    前記スルーホールの内壁面に前記垂直接続部を前記回路パターンと電気的に接続するように形成する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項34から37のいずれか1項に記載のインターポーザの製造方法。
  39. 前記回路パターンと前記垂直接続部とを、メッキ処理により形成する
    ことを特徴とする請求項38に記載のインターポーザの製造方法。
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