JP2003133001A - レバー式コネクタ - Google Patents

レバー式コネクタ

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JP2003133001A
JP2003133001A JP2001331165A JP2001331165A JP2003133001A JP 2003133001 A JP2003133001 A JP 2003133001A JP 2001331165 A JP2001331165 A JP 2001331165A JP 2001331165 A JP2001331165 A JP 2001331165A JP 2003133001 A JP2003133001 A JP 2003133001A
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Japan
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lever
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connector
rotation
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JP2001331165A
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English (en)
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Hironori Sakakibara
裕基 榊原
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバーの回動操作が正しく行われたか否かを
検知する。 【解決手段】 レバー13が嵌合位置に到達していない
ときは、検知部材40は待機位置にロックされているた
めに検知位置へ変位させることができず、レバー13が
正規の嵌合位置まで回動されると検知部材40がロック
解除手段によりロック解除されて検知位置へ変位し得る
ようになる。即ち、待機位置の検知部材40を検知位置
へ変位させることができるか否かにより、レバー13が
正規の嵌合位置まで回動されているか否かが判る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レバー式コネクタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レバー式コネクタとしては、実開
平5−36774号公報に開示されているものがある。
これは、第1コネクタにレバーを回動可能に支持すると
ともに、第2コネクタに、レバーのカム溝と係合するカ
ムピンを設け、両コネクタを浅く嵌合してカム溝にカム
ピンを係合させ、その状態でレバーを回動させると、カ
ム溝とカムピンの係合によるカム作用により、両コネク
タが引き寄せられて嵌合状態に至るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにレバーを
用いてコネクタ同士を嵌合させるものでは、レバーの回
動操作にある程度の操作力が必要であることから、作業
者がレバーを正規の嵌合位置まで完全に回動させずに、
半嵌合の状態のままで回動操作を途中で終えてしまう、
ということが懸念される。この場合、レバーの回動位置
が正規の嵌合位置から大きく離れていれば、目視によっ
て容易に判別できるのであるが、レバーが正規嵌合位置
の直前の位置に留まっている場合には、正規嵌合位置ま
で回動されたか否かを目視によって判別することは困難
である。
【0004】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、レ
バーの回動操作が正しく行われたか否かを検知すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第1
コネクタに、操作部の両端から一対のアーム部を延出さ
せてなるレバーをそのアーム部を支点として回動可能に
支持するとともに、第2コネクタに前記アーム部のカム
溝と係合するカムピンを設けてなり、前記カム溝に前記
カムピンを係合させた状態で前記レバーを初期位置から
嵌合位置まで回動させると、前記カム溝と前記カムピン
の係合によるカム作用により前記両コネクタが引き寄せ
られて嵌合状態に至るようにしたレバー式コネクタにお
いて、前記レバーの操作部に、待機位置と検知位置との
間で前記レバーの回動中心軸と平行に変位することを可
能とされた検知部材と、待機位置にある前記検知部材が
検知位置へ変位することを規制可能なロック手段とを設
け、前記第1コネクタに、前記レバーが初期位置から嵌
合位置に移動する過程において、前記レバーが嵌合位置
に到達しない半嵌合位置にあるときには前記検知部材が
待機位置にロックされる状態を許容し、且つ前記レバー
が嵌合位置に到達するのに伴い前記検知部材のロックを
解除してその検知部材の検知位置への変位を許容するロ
ック解除手段を設けた構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、待機位置にある前記検知部材は、前記レバーの回動
中心軸と平行な軸を支点として、検知位置側への変位を
規制されたロック姿勢と、検知位置側への変位を許容さ
れたロック解除姿勢との間で揺動可能であり、前記ロッ
ク手段は、前記検知部材を前記ロック姿勢に保持し、前
記ロック解除手段は、前記レバーが正規の嵌合位置に到
達するのに伴い、前記ロック姿勢にある前記検知部材を
当接させてその前記検知部材を前記ロック解除姿勢へ揺
動させる構成とされている。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記第1コネクタには、前記レバーが
正規の嵌合位置に到達した状態において検知位置にある
前記検知部材を係止させることで、前記レバーの初期位
置側への戻り回動を規制する回動規制手段が設けられて
いる構成とした。
【0008】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]レバーが嵌
合位置に到達していないときは、検知部材は待機位置に
ロックされているため検知位置へ変位させることができ
ず、レバーが正規の嵌合位置まで回動されると、検知部
材はロック解除手段によってロック解除されるので検知
位置へ変位し得るようになる。即ち、待機位置の検知部
材を検知位置へ変位させることができるか否かによっ
て、レバーが正規の嵌合位置まで回動されているか否か
が判る。
【0009】さらに、検知部材は、レバーの操作部に設
けられているので、レバーの回動作業を終えた後、その
操作部を摘んでいる手や指を大きく移動させずに検知部
材の検知操作に移行することができ、操作性に優れてい
る。また、検知部材をレバーの操作部に設けたことによ
り、レバーの回動操作中に検知部材を変位させてしまう
ことが懸念されるが、本発明では、検知部材の待機位置
から検知位置への移動方向がレバーの回動方向と直交す
る方向なので、レバーの回動操作中に待機位置の検知部
材を検知位置側へ押す虞はない。しかも、レバーの回動
操作中は、検知部材はロック手段によって待機位置に保
持されているので、レバーの操作中に待機位置の検知部
材が不用意に検知位置へ変位することが防止されてい
る。
【0010】[請求項2の発明]レバーが正規の嵌合位
置に到達すると、検知部材がロック解除手段によりロッ
ク姿勢からロック解除姿勢へ揺動し、検知部材を検知位
置へ変位させることが可能となる。 [請求項3の発明]レバーの回動位置を検知する手段と
して機能する検知部材が、レバーの初期位置側への戻り
方向の回動を規制する回動規制手段としての機能を兼ね
備えているので、検知部材とは別にレバーを回動規制す
る専用の手段を設ける場合に比べて、構造や形状を簡素
化することが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明す
る。本実施形態のレバー式コネクタは、レバー13を回
動可能に支持した第1コネクタ10と、この第1コネク
タ10が嵌合される第2コネクタ20とから構成され
る。尚、以下の説明において、前後方向については各図
の(A)の右側を前側ということとし、左右方向につい
ては各図の(B)を基準とする。
【0012】第1コネクタ10は、コネクタハウジング
11の上面に電線カバー12を組み付けたものであり、
電線カバー12内ではコネクタハウジング11の上面か
ら導出された電線(図示せず)が前方に曲げられ、その
曲げられた電線は電線カバー12から前方へ導出される
ようになっている。電線カバー12には、操作部14の
左右両端から一対の板状をなすアーム部15を延出させ
た形態のレバー13が、そのアーム部15の軸受孔16
を電線カバー12の回動中心軸17に嵌合させることに
より、カム溝18の入口を下向き(第2コネクタ20と
対応する向き)に開口させた初期位置と、両コネクタ1
0,20を嵌合状態とする嵌合位置(図3〜図5を参
照)との間での回動を可能に支持されている。
【0013】一方、第2コネクタ20は第1コネクタ1
0を上から嵌合させるようにしたものであり、その左右
両側面にはカムピン21が突成されている。両コネクタ
10,20の嵌合に際しては、まず、レバー13を初期
位置に保持した状態の第1コネクタ10を第2コネクタ
20に浅く嵌合させ、カムピン21をカム溝18の入口
に進入させる。この状態から操作部14を摘んでその操
作部14を電線カバー12の上方において後方へ変位さ
せるようにしつつレバー13を嵌合位置に向けて回動さ
せると、カム溝18とカムピン21との係合によのカム
作用が発揮され、第1コネクタ10が第2コネクタ20
に引き寄せられる。そして、レバー13が正規の嵌合位
置まで回動されると、両コネクタ10,20が正規の嵌
合状態となる。
【0014】次に、レバー13が正規の回動位置まで正
しく回動されたか否かを検知する手段について説明す
る。レバー13の操作部14には、その外面、即ち電線
カバー12側とは反対側となる面に開口するとともに、
レバー13の回動中心軸17の軸線と平行な方向、即ち
レバー13の回動方向に対して交差する方向に直線状に
延びるガイド凹部30が形成されている。ガイド凹部3
0の内面の横断面形状は円弧状をなし、その円弧は18
0°よりも大きい角度範囲に亘っている。したがって、
ガイド凹部30の内径(直径)寸法よりも、操作部14
の外面におけるガイド凹部30の開口幅寸法の方が小さ
くなっている。また、ガイド凹部30の右端は、ガイド
凹部30に検知部材40を組み付けるための入口とし
て、操作部14の右外側面に開放されている。
【0015】同じく操作部14には、ガイド凹部30の
内周面から、操作部14の内面即ち電線カバー12と対
応する側の面に開口するガイド孔31が、ガイド凹部3
0とほぼ平行に形成されている。このガイド孔31は、
その最も右に位置する導入用孔部31aと、この導入用
孔部31aの左側に隣接する待機用孔部31bと、最も
左側に位置する検知用孔部31cとから構成される。導
入用孔部31aは、ガイド孔31に検知部材40を組み
付けるための入口として操作部14の右外側面に開口し
ている。また、導入用孔部31aの前側の内面の左端に
は、抜止め突起32が形成されている。
【0016】待機用孔部31bの開口幅(前後方向、即
ちレバー13の回動方向における開口寸法)は、導入用
孔部31aの開口幅よりも大きく、待機用孔部31bの
後側(レバー13の嵌合位置側への回動方向における前
側であって、各図の(B)における下側)の内面は、導
入用孔部31aの後側の内面に対して面一状に連続して
いるのに対し、待機用孔部31bの前側の内面は導入用
孔部31aの前側の内面よりも前方に張り出している。
【0017】検知用孔部31cの開口幅は、待機用孔部
31bに隣接する右端部を除き、全体として待機用孔部
31bの開口幅と同じ寸法であって、検知用孔部31c
と待機用孔部31bとは前側の内面同士が面一状に連続
している。また、検知用孔部31cの後側の内面におけ
る右端部においては、後側の面から前方へ方形に突出す
るストッパ33(本発明の構成要件であるロック手段)
が設けられている。ストッパ33の右端面における前端
部には、待機用孔部31b側へ突出するロック用突起3
4(本発明の構成要件であるロック手段)が形成されて
いる。
【0018】上記ガイド凹部30とガイド孔31には、
検知部材40が取り付けられている。検知部材40は、
ガイド凹部30内にガタ付きなく嵌合される外周面を有
し且つガイド凹部30内においてレバー13の回動中心
軸17の軸線と平行な軸を中心として揺動し得るように
なっており、この検知部材40の外周には、ガイド孔3
1を貫通して操作部14から内側(電線カバー12側)
へ突出する規制片41が形成されている。また、検知部
材40には、操作部14の外面におけるガイド凹部30
の開口に露出した形態の操作突起42が形成されてい
る。
【0019】規制片41の前後方向の厚さ寸法は、ガイ
ド孔31の導入用孔部31aの開口幅及び検知用孔部3
1cの右端部の開口幅と同じかそれよりも僅かに小さい
寸法とされている。また、規制片41の左右方向(ガイ
ド凹部30の長さ方向)における幅寸法は、待機用孔部
31bの左右方向の幅寸法と同じかそれよりも僅かに小
さい寸法とされている。尚、上記した検知用孔部31c
におけるストッパ33よりも左方の領域の左右幅寸法
は、規制片41の幅寸法の2倍よりも少し大きい寸法と
されている。さらに、規制片41には、その前面の右端
から前方へ突出する第1突起43と、左側面の後端から
左方へ突出する第2突起44とが形成されている。
【0020】かかる検知部材40は、操作部14の右方
からガイド凹部30及びガイド孔31内に組み付けられ
る。組付けの過程では、規制片41が導入用孔部31a
内に進入することによって検知部材40が揺動規制さ
れ、規制片41の第1突起43が導入用孔部31aの抜
止め突起32を乗り越えると規制片41が待機用孔部3
1b内に進入して検知部材40が待機位置に位置するこ
とになる。この待機位置にある状態では、検知部材40
は、規制片41の第1突起43を抜止め突起32に係止
させることにより導入用孔部31a側(右側)への遊
動、即ち操作部14からの離脱を規制されるとともに、
規制片41の左側面をストッパ33に当接させることに
よって検知位置側(左側)への遊動も規制された状態に
ロックされている。また、検知部材40は、規制片41
の第2突起44をストッパ33のロック用突起34に対
して後側から係止させることにより、規制片41を前方
へ変位させる方向の揺動を規制されたロック姿勢にロッ
クされる。両コネクタ10,20が離間した状態及びレ
バー13の回動操作中は、検知部材40はこのロック姿
勢に保持されている。また、検知部材40がロック姿勢
にある状態で規制片41に対して後方から外力が付与さ
れると、第2突起44がロック用突起34から外れてロ
ック解除状態となり、検知部材40はその規制片41を
待機用孔部31b内で前側へ変位させつつ揺動し、ロッ
ク解除姿勢となる。このロック解除姿勢では、規制片4
1は、ストッパ33から解離してそのストッパ33より
も前方に位置するため、検知部材40は検知用孔部31
cへ移動することを許容された状態となる。
【0021】この状態から検知部材40に対して左方へ
の外力を付与すると、規制片41が検知用孔部31c内
に進入し、もって、検知部材40は待機位置から検知位
置へと移動することになる。検知用孔部31c内では、
規制片41は、その左右幅寸法のほぼ3倍のストローク
分だけ左右方向へ移動し得るようになっており、この規
制片41が検知用孔部31c内のいずれの位置にあって
も、検知部材40は検知位置にあるということにする。
また、規制片41がストッパ33よりも左方に位置する
状態では、検知部材40はその規制片41を前後方向へ
変位させつつ揺動し得るようになっている。
【0022】また、レバー13が正規の嵌合位置まで回
動したとき、その操作部14は、電線カバー12の外面
後端部の後下がりとなった傾斜部12Sの近傍に位置す
るようになるが、この傾斜部12Sには、待機位置にお
いてロック姿勢にロックされている検知部材40をロッ
ク解除姿勢へ揺動させるための手段が設けられている。
以下、その構造を説明する。傾斜部12Sには、左右方
向において検知部材40が待機位置にあるときに規制片
41と対応するように位置するロック解除部45(本発
明の構成要件であるロック解除手段)が突出形成されて
いる。このロック解除部45の前後方向(レバー13の
回動方向)の位置については、レバー13が正規の嵌合
位置の直前まで回動されたときにロック姿勢にある検知
部材40の規制片41がロック解除部45に対して前方
から近接して対向するように、または前方から当接する
ように設定されている。したがって、正規嵌合の直前位
置から正規の嵌合位置までレバー13の回動が進むのに
伴い、ロック解除部45が規制片41を相対的に前方へ
押動させ、これにより、検知部材40がロック姿勢から
ロック解除姿勢へ揺動されるようになっている。
【0023】さらに、傾斜部12Sには、レバー13が
正規嵌合位置まで回動された状態において、規制片41
を係止させることによってレバー13の初期位置側への
戻り回動を規制するための手段として、回動規制部46
(本発明の構成要件である回動規制手段)が突出形成さ
れている。この回動規制部46の左右方向の位置につい
ては、規制片41が検知用孔部31cの最も左側に位置
する状態で、その規制片41と対応するように設定され
ている。また、回動規制部46の前後方向の位置につい
ては、レバー13が正規嵌合位置まで回動され且つ規制
片41が検知位置用孔部の後側の内面に当接する状態の
ときに、その規制片41に対して回動規制部46が前方
から近接して対向するように設定されている。したがっ
て、回動規制部46と規制片41とが前後に対向する状
態では、レバー13が初期位置側へ回動すべく規制片4
1が前方へ変位しようとしても、規制片41の前方への
移動は回動規制部46に当接することによって規制さ
れ、さらにこの前方変位を規制された規制片41に対し
てレバー13の操作部14が後方から当接するので、レ
バー13の前方への変位即ち初期位置側への回動が規制
されるようになっている。尚、回動規制部46には、そ
の後面右端部から後方へ突出する解離規制突起47が形
成されており、規制片41は、その第1突起43を解離
規制突起47に係止させることによって、回動規制部4
6と対向する状態に保たれる。
【0024】次に、本実施形態の作用を説明する。レバ
ー13が正しく回動されたか否かを検知する際には、レ
バー13の操作を終えた後、待機位置にある検知部材4
0の操作突起42に指を宛い、その検知部材40を検知
位置側(左側)へ押す作業を行う。このとき、レバー1
3が正規嵌合位置に到達していないと、規制片41はま
だロック解除部45とは接触していないので検知部材4
0はロック姿勢にロックされたままであり、この状態で
検知部材40を検知位置側へ押しても、規制片41がス
トッパ33に当接しているため、検知部材40を検知位
置へ移動させることはできない(図2を参照)。
【0025】これに対し、レバー13が正規の嵌合位置
まで回動されている場合には、回動規制部46が規制片
41を押動することによって検知部材40をロック姿勢
からロック解除姿勢へ揺動させる。ロック解除姿勢に揺
動させられた検知部材40は待機位置から検知位置への
移動を許容された状態となるので、検知部材40を左側
へ押して検知位置へ移動させることができる(図3を参
照)。また、検知部材40が検知位置内に進入した後、
さらにその検知部材40を左方へ移動させると、規制片
41が回動規制部46に当接する。そこで、検知部材4
0を、その規制片41が後方へ変位するように揺動させ
る(図4を参照)。すると、規制片41が回動規制部4
6よりも後方にずれるので、この後、検知部材40を更
に左方へ移動させる(図5を参照)。これにより、規制
片41が回動規制部46に対して後方から近接して対向
する状態となり、レバー13の初期位置側への戻り回動
が規制され、ひいては、両コネクタ10,20が嵌合状
態にロックされる。以上により、両コネクタ10,20
の嵌合作業及びレバー13の回動状態を検知する作業が
完了する。
【0026】上述のように、レバー13が嵌合位置に到
達していない半嵌合状態のときは、検知部材40は待機
位置にロックされているため検知位置へ変位させること
ができず、レバー13が正規の嵌合位置まで回動される
と、検知部材40はロック解除されて検知位置へ変位し
得るようにしているので、待機位置の検知部材40を検
知位置へ変位させることができるか否かによって、レバ
ー13が正規の嵌合位置まで回動されているか否かが判
る。
【0027】さらに、検知部材40は、レバー13の操
作部14に設けられているので、レバー13の回動操作
を終えた後は、その操作部14を摘んでいる手や指を僅
かに動かすだけで検知部材40の検知作業に移行するこ
とができ、操作性に優れている。また、検知部材40を
レバー13の操作部14に設けたことにより、レバー1
3の回動操作中に検知部材40を誤って動かしてしまう
ことが懸念されるが、本実施形態では、検知部材40の
待機位置から検知位置への移動方向がレバー13の回動
方向と直交する方向なので、レバー13の回動操作中に
待機位置の検知部材40を検知位置側へ押す虞はない。
しかも、レバー13の回動操作中は、検知部材40は待
機位置にロックされているので、レバー13の操作中に
待機位置の検知部材40が不用意に検知位置へ変位する
ことが防止されている。
【0028】また、レバー13を正規嵌合位置まで回動
させた状態では、レバー13の回動位置を検知する手段
として機能する検知部材40が、回動規制部46と協動
することにより、レバー13の初期位置側への戻り方向
の回動を規制する回動規制手段としての機能も発揮す
る。したがって、検知部材40とは別にレバー13を回
動規制する専用の手段を設ける場合に比べて、構造や形
状を簡素化することが可能となっている。
【0029】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では待機位置における検知部材のロ
ックを解除する手段としてロック解除手段が検知部材を
揺動させるようにしたが、本発明によれば、ロック手段
を検知部材に弾性係止させ、ロック解除手段がそのロッ
ク手段を弾性撓みさせることでロック解除する構成とし
てもよい。
【0030】(2)上記実施形態では解離規制手段を第
1コネクタの回動規制手段に設けたが、本発明によれ
ば、解離規制手段はレバーの操作部に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)実施形態1においてレバーが初期位置に
ある状態をあらわす側面図 (B)同状態において検知部材が待機位置でロック姿勢
に保持されている状態をあらわす部分拡大図
【図2】(A)レバーが正規嵌合位置の直前まで回動さ
れた状態をあらわす側面図 (B)同状態において検知部材が待機位置でロック姿勢
に保持されている状態をあらわす部分拡大図
【図3】(A)レバーが正規の嵌合位置まで回動された
状態をあらわす側面図 (B)同状態において検知部材がロック姿勢からロック
解除姿勢へ揺動した状態をあらわす部分拡大図
【図4】(A)レバーが正規の嵌合位置まで回動された
状態をあらわす側面図 (B)同状態において検知部材が待機位置から検知位置
へ変位した状態をあらわす部分拡大図
【図5】(A)レバーが正規の嵌合位置まで回動された
状態をあらわす側面図 (B)同状態において検知部材が回動規制手段に係止す
ることによってレバーの戻り方向への回動を規制してい
る状態をあらわす部分拡大図
【符号の説明】
10…第1コネクタ 13…レバー 14…操作部 15…アーム部 18…カム溝 20…第2コネクタ 21…カムピン 33…ストッパ(ロック手段) 34…ロック用突起(ロック手段) 40…検知部材 45…ロック解除部(ロック解除手段) 46…回動規制部(回動規制手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1コネクタに、操作部の両端から一対
    のアーム部を延出させてなるレバーをそのアーム部を支
    点として回動可能に支持するとともに、第2コネクタに
    前記アーム部のカム溝と係合するカムピンを設けてな
    り、前記カム溝に前記カムピンを係合させた状態で前記
    レバーを初期位置から嵌合位置まで回動させると、前記
    カム溝と前記カムピンの係合によるカム作用により前記
    両コネクタが引き寄せられて嵌合状態に至るようにした
    レバー式コネクタにおいて、 前記レバーの操作部に、待機位置と検知位置との間で前
    記レバーの回動中心軸と平行に変位することを可能とさ
    れた検知部材と、待機位置にある前記検知部材が検知位
    置へ変位することを規制可能なロック手段とを設け、 前記第1コネクタに、前記レバーが初期位置から嵌合位
    置に移動する過程において、前記レバーが嵌合位置に到
    達しない半嵌合位置にあるときには前記検知部材が待機
    位置にロックされる状態を許容し、且つ前記レバーが嵌
    合位置に到達するのに伴い前記検知部材のロックを解除
    してその検知部材の検知位置への変位を許容するロック
    解除手段を設けたことを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 【請求項2】 待機位置にある前記検知部材は、前記レ
    バーの回動中心軸と平行な軸を支点として、検知位置側
    への変位を規制されたロック姿勢と、検知位置側への変
    位を許容されたロック解除姿勢との間で揺動可能であ
    り、 前記ロック手段は、前記検知部材を前記ロック姿勢に保
    持し、 前記ロック解除手段は、前記レバーが正規の嵌合位置に
    到達するのに伴い、前記ロック姿勢にある前記検知部材
    を当接させてその前記検知部材を前記ロック解除姿勢へ
    揺動させる構成とされていることを特徴とする請求項1
    記載のレバー式コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記第1コネクタには、前記レバーが正
    規の嵌合位置に到達した状態において検知位置にある前
    記検知部材を係止させることで、前記レバーの初期位置
    側への戻り回動を規制する回動規制手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレバー
    式コネクタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007250526A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Jst Mfg Co Ltd 電気コネクタ
JP2007312817A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Newgin Corp 遊技球取込装置及びこれを備える遊技機
CN111525344A (zh) * 2019-02-04 2020-08-11 伦巴达电力材料工业股份公司 用于多极电连接器壳体的锁定杆的锁定装置

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