JP2003132672A - 強誘電体メモリ装置およびその動作方法 - Google Patents

強誘電体メモリ装置およびその動作方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 参照セルを用いない1T1Cタイプの強誘電
体メモリ装置。 【解決手段】 強誘電体キャパシタ14および選択トラ
ンジスタ16を有する少なくとも1つのメモリセル12
と、それぞれのメモリセルに接続されたワード線WL、
ビット線BLおよびプレート線PLと、0電圧、参照電
位を発生させるための第1電圧、およびこの第1電圧よ
り高い第2電圧のうちの各電圧をプレート線に選択的に
印加するためのプレート線ドライバ18と、センスアン
プ20と、0電圧および第1電圧のうちのいずれかの電
圧を選択的にビット線に印加するための第1プリチャー
ジ回路22と、センスアンプに参照電位を発生させるた
めに第1電圧を発生する第2プリチャージ回路24とを
具えており、メモリセルのデータを読み出すときに、プ
レート線に第1電圧、第2電圧、基準電圧および第1電
圧がこの順に印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、強誘電体メモリ
装置、特に強誘電体薄膜を用いた不揮発性メモリの回路
構成に関する。また、強誘電体メモリ装置の動作方法、
特に強誘電体メモリ装置からのデータ読み出し方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、強誘電体メモリ装置は、2つのト
ランジスタと2つのキャパシタとを具えて1つのビット
を構成する2T2Cタイプと、1つのトランジスタと1
つのキャパシタとを具えて1つのビットを構成する1T
1Cタイプが知られている。
【0003】一方、1T1Cタイプの強誘電体メモリ装
置の構造は、1つのビットを構成するメモリセルは1つ
で済むためにメモリの高密度化を図るには適した構造で
ある。
【0004】この1T1Cタイプの装置は、通常、ビッ
ト線電位と比較するための参照電位を発生させる参照電
位発生用セル(参照セルと称する。)を用いて読み出し
動作を行う構成となっている。この参照セルを、強誘電
体キャパシタを用いて形成すると、読み出し回数の多さ
に起因して、参照セル中の強誘電体キャパシタの劣化が
他のメモリセル中のキャパシタよりも早く、装置の寿命
が、大幅に短くなってしまう。
【0005】このため、参照セルを使用しないで読み出
し動作を行うことができる1T1Cタイプの強誘電体メ
モリ装置が、例えば文献1(文献1:特開平11−26
0066号公報)に提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】文献1に開示された強
誘電体メモリ装置によれば、参照セルを用いず、書き込
みが行われていないビット線を基準に用いて検知(比
較)を行うように構成されている。そして、データの読
み出し動作は、駆動線に2つの反対極性のパルスを印加
する。第1のパルスは、選択されたビット線にデータ依
存信号を与える。第2のパルスは、ビット線のレベル
を、選択されないビット線のDCバイアス電圧が最適の
基準を与えるようなレベルに復帰させる。
【0007】この発明の目的は、参照セルを用いない1
T1Cタイプの強誘電体メモリ装置であるが、文献1の
強誘電体メモリ装置よりも、低消費電力化が図れる強誘
電体メモリ装置およびその動作方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の強
誘電体メモリ装置は、強誘電体キャパシタおよび選択ト
ランジスタを有する少なくとも1つのメモリセルと、そ
れぞれのメモリセルに接続されたワード線、ビット線お
よびプレート線と、プレート線ドライバと、センスアン
プと、第1プリチャージ回路と、第2プリチャージ回路
とを具えている。
【0009】選択トランジスタの制御電極は、ワード線
に接続されていて、選択トランジスタの主電流路の一端
は強誘電体キャパシタの一方の電極に接続され、主電流
路の他端はビット線に接続されている。また、強誘電体
キャパシタの他方の電極は、プレート線に接続されてい
る。プレート線は、プレート線ドライバに接続されてい
る。また、第1プリチャージ回路は、ビット線にスイッ
チを介して接続されており、このビット線はセンスアン
プの一方の端子に接続されている。そして、センスアン
プの他方の端子に第2プリチャージ回路の出力端子が接
続されている。
【0010】上述のプレート線ドライバはプレート線に
電位を発生させるための電圧発生回路であり、接地電位
を発生させるための基準電圧、参照電位を発生させるた
めの第1電圧、およびこの第1電圧より高い第2電圧の
うちの各電圧を選択的にプレート線に印加することがで
きる。
【0011】また、第1プリチャージ回路は、ビット線
に電位を発生させるための電圧発生回路であり、基準電
圧および上述の第1電圧のうちのいずれかの電圧を選択
的にビット線に印加することができる。
【0012】また、第2プリチャージ回路は、センスア
ンプに参照電位を発生させるための第1電圧を発生させ
る電圧発生回路である。このセンスアンプは、ビット線
にも接続している。よって、このセンスアンプでは、メ
モリセルに書き込まれたデータを反映する、ビット線に
発生させた電位と、第2プリチャージ回路から発生した
参照電位とが比較される。
【0013】このような強誘電体メモリ装置は、1T1
Cタイプであるため、メモリの高密度化が図れる。ま
た、ビット線電位と比較するための参照電位を発生させ
るのに、キャパシタを具えた参照セルは使用しない。そ
のかわりに、センスアンプに、参照電位を発生させるプ
リチャージ回路が直接接続されている。したがって、こ
のプリチャージ回路はビット線とは独立させて設計する
ことができるので、参照電位はビット線の容量に依存し
ない。したがって、従来よりも参照電位の発生に寄与す
る容量を小さくすることができるので、この装置の動作
の低消費電力化が図れる。
【0014】また、上述したような強誘電体メモリ装置
からメモリセルに書き込まれたデータを読み出す動作
は、以下の〜の工程を含んで行われる。
【0015】プレート線およびビット線に、それぞれ
第1電圧を印加しておく。
【0016】スイッチをオフにして、第1プリチャー
ジ回路とビット線とを絶縁させることによりビット線を
電気的に浮遊させる。
【0017】ワード線を能動にして選択トランジスタ
を導通状態にする。
【0018】プレート線に、第2電圧、基準電圧およ
び第1電圧を、この順に印加する。
【0019】センスアンプを活性化し、同時に、プレ
ート線ドライバからプレート線に第2電圧を印加する プレート線に、基準電圧を印加する。
【0020】ワード線を非能動にする。
【0021】センスアンプを不活性化し、同時にスイ
ッチをオンにする。
【0022】まず、上記工程を経ることによって、ビ
ット線は第1電圧を印加したときの電位(第1の電位と
称する。)で浮遊する。また、同じ時点でプレート線も
第1の電位となっている。次に、工程で、ワード線を
能動にすることによって、選択トランジスタが導通状態
となる。その後、工程において、プレート線に第1電
圧よりも高い第2電圧を印加した後、基準電圧を印加す
る。その後、再び第1電圧を印加する。この動作によ
り、強誘電体キャパシタは部分分極する。強誘電体キャ
パシタに書き込まれたデータ、すなわち強誘電体の読み
出し動作前の分極方向に応じて、第2電圧を印加したと
きおよび基準電圧を印加したときの分極量が異なる。し
たがって、基準電圧を印加した後に第1電圧を印加する
と、ビット線に誘起される電位は、第1の電位よりも高
い電位あるいは低い電位のいずれかの電位となる。その
後、センスアンプを活性化して、ビット線の電位と、第
2プリチャージ回路から第1電圧が印加されて得られる
第1の電位とが比較される。センスアンプの活性化と同
時にプレート線に第2電圧を印加することによって、ビ
ット線の電位が第1の電位よりも高い電位である場合
は、ビット線の電位は高電位にラッチされる。一方、ビ
ット線の電位が第1の電位よりも低い電位である場合に
は、ビット線の電位は低電位(0V)にラッチされる。
その後、工程でプレート線に基準電圧を印加すること
によって、強誘電体キャパシタには、読み出し動作によ
って破壊されたデータが再書き込みされる。そして、
工程でワード線を非能動にし、工程でセンスアンプを
不活性にし、さらにスイッチをオンにすることによっ
て、一連の読み出し動作が終了する。
【0023】したがって、この発明の強誘電体メモリ装
置の動作方法によれば、データが書き込まれたメモリセ
ルからそのデータを読み出すときに、プレート線の電位
を予め参照電位にしておいた後、このプレート線の電位
を参照電位より高い電位にし、次に接地電位にして、最
後に再び参照電位に戻すことによって、強誘電体キャパ
シタを部分分極させる。この部分分極によって、ビット
線には、書き込まれたデータに応じて、参照電位よりも
高い電位かあるいは低い電位が現れる。よって、センス
アンプでは、キャパシタを使わない参照電位発生回路
(第2プリチャージ回路)から発生させた参照電位と、
ビット線に現れた電位とを比較することによって読み出
し動作を行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図を参照してこの発明の実
施の形態につき説明する。なお、各図は発明を理解でき
る程度に各構成成分の形状、大きさおよび配置関係を概
略的に示してあるに過ぎず、したがってこの発明を図示
例に限定するものではない。
【0025】<第1の実施の形態>図1〜図4を参照し
て、第1の実施の形態の強誘電体メモリ装置の構造およ
びデータ読み出し方法について説明する。図1は、この
実施の形態の強誘電体メモリ装置の構成を示す概略的な
回路図である。また、図2は、図1のプレート線ドライ
バ、第1プリチャージ回路および第2プリチャージ回路
の一構成例を示す回路図である。
【0026】図1に示す構成例によれば、1つのメモリ
セル12は、1つの強誘電体キャパシタ14と、この強
誘電体キャパシタ14の一方の電極14aに主電流路の
一端16aが接続された選択トランジスタ16とを具え
ている。この選択トランジスタ16を電界効果トランジ
スタ(FET)とするとき、その主電流路の一端16a
は、第1主電極、例えばドレイン電極である。
【0027】そして、この強誘電体メモリ装置(装置)
10は、少なくとも1つのメモリセル12と、ワード線
WLと、ビット線BLと、プレート線PLと、プレート
線ドライバ18と、センスアンプ20と、第1プリチャ
ージ回路22と、第2プリチャージ回路24とを具えて
いる。
【0028】また、これらの接続関係については、以下
の通りである。
【0029】メモリセル12中の選択トランジスタ16
の制御電極(ゲート)16cは、ワード線WLに接続さ
れていて、主電流路の他端16bはビット線BLに接続
されている。この主電流路の他端16bは、第2主電
極、例えばソース電極である。また、強誘電体キャパシ
タ14の他方の電極14bは、プレート線PLに接続さ
れている。このプレート線PLの一端は、プレート線ド
ライバ18の出力端子に接続されている。また、第1プ
リチャージ回路22の出力端子は、ビット線BLに接続
されている。さらに詳細には、この出力端子はトランジ
スタ16の第2主電極16bにスイッチ26を介して接
続されている。
【0030】スイッチ26は、インバータ27とCMO
Sトランスファゲート28とで構成されている。このス
イッチ26の入力端26aが、トランスファゲート28
のPMOSトランジスタのゲート電極28aと、インバ
ータ27の入力27aとに接続されている。また、イン
バータ27の出力27bが、トランスファゲート28の
NMOSトランジスタのゲート電極28bに接続されて
いる。スイッチ26の入力端26aは、この入力端26
aに入力するハイレベルまたはローレベルの信号のタイ
ミングを制御する図示しない制御回路に接続されてい
る。
【0031】また、ビット線BLは、センスアンプ20
の一方の端子20aに接続され、センスアンプ20の他
方の端子20bには、参照電位線RLで第2プリチャー
ジ回路24の出力端子が接続されている。
【0032】ここで、プレート線ドライバ18は、プレ
ート線PLに所望の電位を発生すなわち確立させる電圧
発生回路である。この装置では、このドライバ18を、
プレート線PLを接地電位にする基準電圧、参照電位に
する第1電圧、およびこの第1電圧よりも高い第2電圧
を選択的に発生させる回路とする。
【0033】また、第1プリチャージ回路22は、ビッ
ト線BLに電位を発生すなわち確立させる電圧発生回路
である。この装置では、この第1プリチャージ回路22
を、これら基準電圧および第1電圧を選択的に発生させ
る回路とする。
【0034】また、第2プリチャージ回路24は、読み
出し動作時にセンスアンプ20につながる参照電位線R
Lを参照電位にするための電圧発生回路である。この装
置では、この第2プリチャージ回路24を、第1電圧を
発生させる回路とする。
【0035】なお、これらプレート線ドライバ18、第
1プリチャージ回路22および第2プリチャージ回路2
4は、例えば、図2に示すような、同じ構成の回路とし
てもよい。
【0036】センスアンプ20を活性化させると、この
センスアンプ20の一方の端子20aにメモリセル12
に書き込まれたデータ、すなわち、強誘電体キャパシタ
14の分極状態に応じてビット線BLに確立された電位
が与えられる。また、他方の端子20bには、第2プリ
チャージ回路24から参照電位線RLに確立させた参照
電位が与えられる。よって、このセンスアンプ20で
は、一方の端子20aの電位および他方の端子20bの
参照電位のいずれの電位が高いか、もしくは低いかを検
出する動作が行われる。
【0037】参照電位を確立させるための第1電圧は、
基準電圧よりも高く電源電圧よりも低い電圧とする。プ
レート線PLに印加する電圧は、基準電圧、第1電圧お
よび第2電圧である。第2電圧は第1電圧よりも高い電
圧である。よって、プレート線ドライバ18の回路構成
を簡単にするために、第2電圧は、少なくとも電源電圧
以下の電圧とした方がよい。さらに、第2電圧を電源電
圧とすれば、プレート線ドライバ18の回路構成はさら
に簡単になる。
【0038】よって、この実施の形態では、第2電圧を
電源電圧(Vcc)とし、第1電圧を電源電圧の半分の
電圧(1/2Vcc)とし、基準電圧を0Vとする。
【0039】これにより、図2(A)に示す構成例にお
いて、プレート線ドライバ18、第1プリチャージ回路
22および第2プリチャージ回路24は、0V、1/2
VccおよびVccのうちのいずれかの電圧を選択的に
発生させることができる。
【0040】図2(A)の回路は、電源Vccから接地
電位点まで接続されている配線29と、この配線29に
直列に接続された第1スイッチ(RSW1)および第2
スイッチ(RSW2)と、この配線29の第1スイッチ
(RSW1)と第2スイッチ(RSW2)との間に設け
られた出力とで構成されている。第1スイッチ(RSW
1)および第2スイッチ(RSW2)は、いずれも同様
の構成のスイッチ回路である。このスイッチ回路は、イ
ンバータ(IV1,IV2)とCMOSトランスファゲ
ート(TG1,TG2)とで構成されている。そして、
スイッチ(RSW1,RSW2)の入力端In1および
In2側は、それぞれトランスファゲート(TG1,T
G2)のNMOSトランジスタのゲート電極(31a,
33a)と、インバータ(IV1,IV2)の入力側
(35a,37a)とに接続されている。また、インバ
ータ(IV1,IV2)の出力側(35b,37b)
は、トランスファゲート(TG1,TG2)のPMOS
トランジスタのゲート電極(31b,33b)に接続さ
れている。
【0041】このような回路において、第1スイッチ
(RSW1)の入力端In1にハイレベルの信号を入力
し、かつ第2スイッチ(RSW2)の入力端In2にロ
ーレベルの信号を入力すると、第1スイッチ(RSW
1)はオンとなり、第2スイッチ(RSW2)はオフと
なるので、この回路からの出力電圧Voutは0Vとな
る。また、第1スイッチ(RSW1)の入力端In1に
ローレベルの信号を入力し、かつ第2スイッチ(RSW
2)の入力端In2にハイレベルの信号を入力すると、
第1スイッチ(RSW1)がオフとなり第2スイッチ
(RSW2)がオンとなるので、回路からの出力電圧V
outはVccとなる。また、第1スイッチ(RSW1)
および第2スイッチ(RSW2)のいずれの入力端にも
ハイレベルの信号を入力することによって、第1スイッ
チ(RSW1)および第2スイッチ(RSW2)はいず
れもオンとなる。よって、回路からの出力電圧Vout
1/2Vccにすることができる。これにより、第1ス
イッチ(RSW1)および第2スイッチ(RSW2)を
制御することによって、プレート線ドライバ18から0
V、1/2VccおよびVccのうちのいずれかの電圧
を選択的に発生させることができる。この回路は、第1
プリチャージ回路22および第2プリチャージ回路24
としても用いることができる。
【0042】また、図2(A)の回路を、第2プリチャ
ージ回路24として使用する場合には、図2(B)に示
すように、第1スイッチ(RSW1)および第2スイッ
チ(RSW2)の入力端In1およびIn2同士を短絡
した回路を用いることもできる。この短絡部分39にハ
イレベルの信号を入力することによって、1/2Vcc
の電圧を出力させることができる。
【0043】次に、この装置10のメモリセル12に書
き込まれたデータの読み出し機構について、図3および
図4を参照して説明する。図3は、強誘電体キャパシタ
の分極状態を説明するための特性図であり、横軸に電位
(V)をとり縦軸に電荷量をとって示してある。図4
は、この実施の形態の強誘電体メモリ装置の読み出し動
作の説明に供するタイミングチャートであり、プレート
線PL、ワード線WL、ビット線BLおよび参照電位線
RLの各々の電位変化を時間軸上に示している。また、
スイッチをオンまたはオフにするタイミングおよびセン
スアンプを活性または不活性にするタイミングも、上記
時間軸に合わせて示してある。
【0044】まず、時刻t=0ではプレート線PL、ビ
ット線BLおよびワード線WLの電位を同一電位にして
おく。同一電位として、ここでは接地電位(0V)とす
る。このとき、強誘電体キャパシタの分極状態は、書き
込まれたデータに応じて、図3の点A1または点B1の
電荷量の状態となっている。
【0045】次に、時刻t=1では、プレート線PLお
よびビット線BLに第1電圧(1/2Vcc)を印加し
て、これらの線PLおよびBLの電位を第1電位(1/
2Vcc)にする。この実施の形態では、プレート線ド
ライバ18からプレート線PLに第1電圧を印加し、第
1プリチャージ回路22からビット線BLに第1電圧を
印加する。
【0046】続いて、時刻t=2で、ビット線BLを電
気的に浮遊(フローティング)にさせる。ここでは、ス
イッチ26をオフにすることによって、ビット線BLと
第1プリチャージ回路22との電気的接続を切断する。
スイッチ26は、スイッチの入力端にハイレベルの信号
を入力することによって、オフとなる。
【0047】次に、時刻t=3で、ワード線WLを能動
にして、選択トランジスタ16をオンすなわち導通状態
にする。このとき、選択トランジスタ16のソース16
b側に接続されているビット線BLの電位と、選択トラ
ンジスタ16のドレイン16a側に強誘電体キャパシタ
14を介して接続されているプレート線PLの電位と
は、同じ電位(1/2Vcc)であるため、強誘電体キ
ャパシタ14からビット線BLへの電荷の移動はない。
【0048】次に、時刻t=4で、プレート線PLに第
2電圧を印加する。ここでは、プレート線ドライバ18
からプレート線PLに第2電圧として電源電圧(Vc
c)を印加する。これにより、強誘電体キャパシタ14
の電荷量の状態は図3に示すように変化する。
【0049】すなわち、強誘電体キャパシタが点A1の
状態にあった場合に、プレート線PLが電源電位(Vc
c)となると、強誘電体キャパシタ14の電荷量の状態
は点A2に変化する。また、強誘電体キャパシタ14が
点B1の状態にあった場合には、点B1から点B2に変
化する。よって、強誘電体キャパシタ14の分極方向に
よって電荷の変化量は異なってる。なお、図3におい
て、プレート線電位を示す縦線と、点A1および点B1
での電荷量を示す横線との交点から各点に向かう一点鎖
線は、ビット線容量を表している。
【0050】時刻t=4において、強誘電体キャパシタ
14の電荷量は、点A1から点A2に、または点B1か
ら点B2に、変化している。点A1から点A2への電荷
量の変化は、点B1から点B2への電荷量の変化よりも
小さい。したがって、ビット線に移動する電荷の量も点
B1から点B2への変化の場合の方が多い。よって、ビ
ット線電位は、点B1から点B2へ変化したときの方が
高くなる。図4において、時刻t=4では、図3の点A
1から点A2への変化に伴うビット線電位の変化を実線
で示し、点B1から点Bへの変化に伴うビット線電位の
変化を点線で示している。
【0051】次に、時刻t=5で、プレート線PLを接
地電位(0V)にする。このため、プレート線ドライバ
18から0Vをプレート線PLに印加する。これによ
り、強誘電体キャパシタ14は、時刻t=4で点A2の
状態にある場合には、点A2から点A3の状態に変化す
る。また、強誘電体キャパシタ14が時刻t=4で、点
B2の状態にある場合には、点B2から点B3の状態に
変化する(図3)。これに応じて、ビット線電位はいず
れの場合も低下する(図4)。
【0052】次に、時刻t=6で、プレート線PLを再
び第1電位(1/2Vcc)にする。このため、プレー
ト線ドライバからプレート線に第1電圧(1/2Vc
c)を印加する。これにより、強誘電体キャパシタは、
点A3の状態から点A4の状態に変化する。あるいは、
点B3の状態から点B4の状態に変化する(図3)。こ
れに応じて、ビット線BLに現れる電位は、もともとの
強誘電体キャパシタ14の電荷量によって1/2Vcc
よりも高くなるか、あるいは1/2Vccよりも低くな
るかのいずれかの電位となる。
【0053】この結果、プレート線PLに第1電圧、第
2電圧、0電圧および第1電圧を、この順に印加するこ
とによって、強誘電体キャパシタ14を部分分極させる
ことができる。
【0054】図3において、読み出し動作前に、強誘電
体キャパシタ14の電荷量が点A1の状態である場合
は、プレート線PLに電源電圧(Vcc)、次に0V、
次に第1電圧(1/2Vcc)をこの順に印加すること
によって、強誘電体キャパシタ14の電荷量は、A1→
A2→A3→A4のように変化する。この結果、時間t
=6で、強誘電体キャパシタ14の電荷量は、点A1よ
りもΔQだけ少ない電荷量となる。したがって、時刻t
6でビット線BLに現れる電位は、1/2Vcc−ΔQ
/Cb(Cb:ビット線容量)となる。よって、この電
位は、第1電位(1/2Vcc)よりも低い電位となる
(図4)。
【0055】また、読み出し動作前に、強誘電体キャパ
シタ14の電荷量が点B1の状態である場合は、プレー
ト線PLにVcc→0V→1/2Vccという順に電圧
を印加することによって、強誘電体キャパシタ14の電
荷量は、点B1→B2→B3→B4のように変化する。
この結果、時間t=6では、強誘電体キャパシタ14の
電荷量は、点B1よりもΔqだけ多い電荷量となる。し
たがって、時刻t=6でビット線BLに現れる電位は1
/2Vcc+Δq/Cbとなる。よって、この電位は、
第1電位(1/2Vcc)よりも高い電位となる(図4
参照。)。
【0056】その後、時刻t=7で、プレート線PLに
第2電圧(Vcc)を印加する。これと同時に、センス
アンプ20を活性化し、さらに第2プリチャージ回路2
4から参照電位線RLに第1電位(1/2Vcc)を発
生させて、センスアンプ20に提供する。これにより、
ビット線BLの電位と第2プリチャージ回路24からの
第1電位とがセンスアンプ20で比較される。センスア
ンプ20の活性化は、センスアンプ活性化信号をセンス
アンプに供給することによって行われる。この信号の発
生のタイミングを制御する制御回路は、図示していない
がセンスアンプ20に接続されている。
【0057】ビット線BLの電位は、メモリセル12に
書き込まれたデータ(図3では、点A1または点B1)
に応じて、上述したように、必ず第1電位よりもΔq/
Cbだけ高い電位か、あるいはΔQ/Cbだけ低い電位
となっている。
【0058】したがって、ビット線BLの電位が第1電
位よりも高い場合には、このビット線BLの電位が、セ
ンスアンプ20により増幅されて電源電位として検出さ
れる。また、ビット線BLの電位が第1電位よりも低い
場合には、このビット線BLの電位は、接地電位(0
V)として検出される。
【0059】次に、時刻t=8で、プレート線PLに0
Vの電圧を印加する。時刻t=7において、センスアン
プ20からの出力をビット線BLに戻し、さらに時刻t
=8で、プレート線PLを0Vにすることによって、強
誘電体キャパシタ14の分極方向を読み出し前の方向と
同じ方向にリストアすることができる。すなわちデータ
の再書き込みを行うことができる。
【0060】以上により、この実施の形態の強誘電体メ
モリ装置10によれば、参照セルを用いることなく1T
1Cタイプの装置を構成することができる。そして、こ
の装置では参照電位を、ビット線BLに発生させるので
はなく、第2プリチャージ回路24とセンスアンプ20
との間の別の線(参照電位線RL)に発生させている。
よって、この参照電位はビット線BLの容量に依存する
ことはない。したがって、参照電位に寄与する容量の低
減が図れる。そして、この容量の低減は、強誘電体メモ
リ装置10の動作の低消費電力化につながる。
【0061】また、この装置10は、プレート線PLの
電位が0V、0Vよりも高い第1電位、および第1電位
よりも高い第2電位のうちのいずれかの電位を発生させ
るプレート線ドライバ18を具えている。これは、強誘
電体メモリ装置10からのデータの読み出し動作時に、
プレート線PLの電位を、第1電位→第2電位→0V→
第1電位の順に変化させて、強誘電体キャパシタ14を
部分分極させるためである。この第1電位および第2電
位の設定を、例えば、第2電位を電源電位(Vcc)と
して、第1電位を1/2Vccとすれば、プレート線ド
ライバ18の回路構成は非常に単純な構成となる。ま
た、これにより、ビット線BLを第1電位にするための
第1プリチャージ回路22の構成も単純な構成でよい。
【0062】また、この装置10において、参照電位は
第1電位とすればよいので、第1電位を1/2Vccと
すれば、第2プリチャージ回路24の構成も単純な構成
でよく、したがって、参照電位をより安定した状態で発
生させることができる。
【0063】<第2の実施の形態>次に、図5〜図7を
参照して、第2の実施の形態の強誘電体メモリ装置の構
造およびデータ読み出し方法について説明する。図5
は、この実施の形態の強誘電体メモリ装置の構成を示す
概略的な回路図である。また、図6は、図5に示す装置
からのデータ読み出し動作の説明に供するタイミングチ
ャートである。図6には、プレート線、ワード線、第1
ビット線、第1相補ビット線、第2ビット線、第2相補
ビット線の各々の電位変化を時間軸上に示してある。ま
た、第1〜第6スイッチそれぞれのオン・オフのタイミ
ングおよびセンスアンプを活性または不活性にするタイ
ミングも、上記時間軸に合わせて示してある。
【0064】図5に示す構成例によれば、第2の実施の
形態の強誘電体メモリ装置(装置)30は、少なくとも
第1メモリセル32と第2メモリセル34とを具えてい
る。
【0065】第1メモリセル32は、第1強誘電体キャ
パシタ36および第1選択トランジスタ38、例えばF
ETを有している。そして、この第1メモリセル32
は、第1ビット線BL1、第1プレート線PL1および
第1ワード線WL1に接続されている。
【0066】詳しくは、第1選択トランジスタ38の主
電流路の一端38a、すなわち第1主電極、例えばドレ
イン電極が、第1強誘電体キャパシタ36の一方の電極
36aに接続されている。また、第1選択トランジスタ
38の主電流路の他端38b、すなわち第2主電極、例
えばソース電極は、第1ビット線BL1に接続されてい
る。また、第1選択トランジスタ38の制御電極(ゲー
ト)38cは第1ワード線WL1に接続され、第1強誘
電体キャパシタ36の他方の電極36bは第1プレート
線PL1に接続されている。
【0067】また、第2メモリセル34は、第2強誘電
体キャパシタ40および第2選択トランジスタ42、例
えばFETを有している。そして、この第2メモリセル
34には、第2ビット線BL2、第2プレート線PL2
および第2ワード線WL2が接続されている。
【0068】第2メモリセル34と各線との接続は、第
1メモリセル32の場合と同様である。すなわち、第2
選択トランジスタ42の主電流路の一端(第1主電極、
ドレイン電極)42aは、第2強誘電体キャパシタ40
の一方の電極40aに接続されている。また、第2選択
トランジスタ42の主電流路の他端(第2主電極、ソー
ス電極)42bは第2ビット線BL2に接続されてい
る。また、第2選択トランジスタ42の制御電極(ゲー
ト)42cは第2ワード線WL2に接続され、第2強誘
電体キャパシタ40の他方の電極40bは、第2プレー
ト線PL2に接続されている。
【0069】また、第1ビット線BL1には、第1スイ
ッチSW1を介して第1相補ビット線/BL1の一端が
接続されている。また、第1ビット線BL1は、スイッ
チSW2を介して第2相補ビット線/BL2とも接続し
ている。また、第2ビット線BL2には、第3スイッチ
SW3を介して第2相補ビット線/BL2の一端が接続
されている。また、第2ビット線BL2は、第4スイッ
チSW4を介して第1相補ビット線/BL1とも接続し
ている。そして、第1相補ビット線/ BL1の他端と
第2相補ビット線/BL2の他端との間にセンスアンプ
44が接続されている。
【0070】また、この実施の形態の強誘電体メモリ装
置30では、第1ビット線BL1の第1スイッチSW1
とは反対の側に第5スイッチSW5が設けられている。
この第5スイッチSW5をオンにすることにより、第1
ビット線BL1に電圧が印加される。そして、第5スイ
ッチSW5をオフにすることにより、第1ビット線BL
1をフローティングの状態にすることができる。また、
この装置30においては、第2ビット線BL2の第3ス
イッチSW3とは反対の側に第6スイッチSW6が設け
られている。この第6スイッチSW6をオンにすること
により、第2ビット線BL2に電圧が印加される。そし
て、第6スイッチSW6をオフにすることにより、第2
ビット線BL2をフローティングの状態にすることがで
きる。
【0071】第1スイッチSW1は、インバータとCM
OSトランスファゲートとで構成されている。第1スイ
ッチSW1の入力端がトランスファゲートのPMOSト
ランジスタのゲート電極とインバータの入力とに接続さ
れている。また、インバータの出力はトランスファゲー
トのNMOSトランジスタのゲート電極に接続してい
る。この第1スイッチSW1と同様の構成のスイッチが
第3スイッチSW3、第5スイッチSW5および第6ス
イッチSW6である。これらのスイッチは、入力端にハ
イレベルの信号を入力することによって、オフとなり、
入力端にローレベルの信号を入力することによってオン
となる。
【0072】また、第2スイッチSW2および第4スイ
ッチSW4も、インバータとCMOSトランスファゲー
トとで構成されている。そして、入力端がトランスファ
ゲートのNMOSトランジスタのゲート電極およびイン
バータの入力に接続されている。また、インバータの出
力がトランスファゲートのPMOSトランジスタのゲー
ト電極に接続されている。よって、これらのスイッチS
W2およびSW4においては、入力端にハイレベルの信
号を入力することによってオンとなり、入力端にローレ
ベルの信号を入力することによってオフになる。
【0073】第1〜第6スイッチの、各入力端への信号
の入力のタイミングは、図示していない外部の制御回路
によって制御されている。
【0074】この装置30の第1メモリセル32に書き
込まれたデータの読み出し機構について、図6を参照し
て説明する。
【0075】まず、時刻t=0で、第1〜第6スイッチ
(SW1〜SW6)はオンにしてある。よって、第1ビ
ット線BL1、第2ビット線BL2、第1相補ビット線
/BL1および第2相補ビット線/BL2は全て電気的
に接続されている。また、これらの線には、0Vの電位
となるように電圧が印加される。
【0076】次に、時刻t=1で、第5スイッチSW5
および第6スイッチSW6をオフにする。これにより、
第1ビット線BL1、第2ビット線BL2、第1相補ビ
ット線/BL1および第2相補ビット線/BL2は、0
Vの電位(接地電位)で電気的に浮遊となる。
【0077】次に、時刻t=2で、第1ワード線WL1
を能動にして、第1選択トランジスタ38を導通状態に
する。
【0078】その後、時刻t=3で、第1プレート線P
L1を能動にする。これにより、第1強誘電体キャパシ
タ36に電圧が印加され、第1ビット線BL1、第2ビ
ット線BL2、第1相補ビット線/BL1および第2相
補ビット線/BL2に、第1強誘電体キャパシタ36の
分極状態に応じた電位が生じる。この電位を第1電位
(V1BL)とする。また、第1強誘電体キャパシタの分
極状態は、予め第1強誘電体キャパシタに書き込まれた
データに対応している。よって、第1電位(V1B L)は
2つの高さの電位をとりうる。ここでは、高い第1電位
(V1BL)をV1BLHとし、及び低い第1電位をV1BLL
する。図6では、点線で示された電位がV1B LHであり、
実線で示された電位がV1BLLである。
【0079】次に、時刻t=4で、第1スイッチSW1
をオフにする。これにより、第1ビット線BL1と第1
相補ビット線/BL1とは絶縁される。また、第1相補
ビット線/BL1は、第1電位(V1BL:V1BLHあるい
はV1BLL)を保持した状態で電気的にフローティングの
状態となる。
【0080】次に、時刻t=5で、第2スイッチSW2
をオフにした後、第5および第6スイッチSW5、SW
6をオンにする。これにより、第1ビット線BL1と第
2相補ビット線/BL2とは絶縁される。また、第1ビ
ット線BL1、第2ビット線BL2および第2相補ビッ
ト線/BL2の電位は0Vとなる。
【0081】その後、時刻t=6で、第1プレート線P
L1を非能動にする。
【0082】次に、時刻t=7で、第2スイッチSW2
をオンにして、第3スイッチSW3およびSW5をオフ
にする。これにより、第2ビット線BL2と第2相補ビ
ット線/BL2とを絶縁し、第1ビット線BL1と第2
相補ビット線/BL2とを電気的に接続する。そして、
この第1ビット線BL1と第2相補ビット線/BL2
は、0Vの電位で電気的に浮遊する。
【0083】次に、時刻t=8で、第1プレート線PL
1を再び能動にする。これにより、第1強誘電体キャパ
シタ38には、時刻t=3の時点と同じ方向の電圧が印
加される。したがって、第1強誘電体キャパシタ38は
非反転分極する。そして、これに伴う第2電位
(V2BL)が、第1ビット線BL1および第2相補ビッ
ト線/BL2に発生する。図6では、第2電位
(V2BL)を実線で示している。
【0084】次に、時刻t=9で、第2スイッチSW2
をオフにすることによって、第1ビット線BL1と第2
相補ビット線/BL2とを電気的に切断する。また、こ
の時刻t=9で、センスアンプ44を活性化させる。こ
れにより、センスアンプ44に接続されている第1相補
ビット線/BL1の電位(V1BLHあるいはV1BLL)と第
2相補ビット線/BL2の電位(V2BL)とが比較され
る。この時点で、第1相補ビット線/BL1の電位は、
第1電位(V1BL)がそのまま保持されている状態であ
る。また、第2相補ビット線/BL2は、時刻t=8で
発生した第2電位(V2BL)を保持している。したがっ
て、センスアンプ44ではこの第1電位(V1BL)と第
2電位(V2BL)とが比較される。
【0085】この実施の形態では、第1メモリセル32
に書き込まれたデータに応じて、第1電位(V1BL
は、必ず第2電位(V2BL)よりも高い電位(V1BLH
か、あるいは低い電位(V1BLL)となる。第1相補ビッ
ト線の第1電位(V1BL)が第2相補ビット線の第2電
位(V2BL)よりも高い電位(V1BLH)のときには、時
刻t=9において、この第1電位(V1BLH)がセンスア
ンプ44によって増幅されて、図6に点線で示されてい
るように、電源電位(Vcc)となって検出される。こ
れに対して、第2電位(V2BL)は、時刻t=9におい
て点線で示されているように、接地電位(0V)として
検出される。また、第1電位(V1BL)が第2電位(V
2BL)よりも低い電位(V1BLL)のときには、図6に実
線で示しているように、第2電位(V2BL)が増幅され
て電源電位(Vcc)となって検出され、第1電位(V
1BLL)が接地電位(0V)として検出される。
【0086】次に、時刻t=10で、第1スイッチSW
1をオンにする。これにより、第1ビット線BL1およ
び第1相補ビット線/BL1は電気的に接続されるの
で、第1ビット線BL1の電位は電源電位(Vcc)あ
るいは接地電位(0V)となる。
【0087】次に、時刻t=11で、第1プレート線P
L1を非能動とする。
【0088】その後、時刻t=12で、センスアンプ4
4を不活性にする。これにより、第1強誘電体キャパシ
タ36にはデータの書き込み時と同じ方向の電圧が印加
される。これにより、データの読み出しによって分極方
向が反転した強誘電体キャパシタ36を書き込み時の分
極状態に戻すことができる。よって、データのリストア
を行うことができる。
【0089】つぎに、時刻t=13で、第5スイッチS
W5をオンにし、第3スイッチSW3をオンにする。
【0090】その後、時刻t=14で、第1ワード線W
L1を非能動にして、第1選択トランジスタ38を非導
通状態にする。これにより、一連の読み出し動作が終了
する。
【0091】この実施の形態では、読み出すべき第1メ
モリセル32に書き込まれたデータに由来する電位が、
時刻t=3で発生した第1電位(V1BL)である。時刻
t=3の時点では、第1ビット線BL1、第2ビット線
BL2、第1相補ビット線/BL1および第2相補ビッ
ト線/BL2が全て電気的に接続されている。このた
め、発生する第1電位(V1BL)に寄与するビット線容
量(CBL)は、次式(1)で表される。なお、第1相補
ビット線/BL1の容量は、第1ビット線BL1の容量
の1/100程度である。また、同様に第2相補ビット
線/BL2の容量は第2ビット線BL2の容量の1/1
00である。したがって、これら相補ビット線の容量は
無視して考えることができる。
【0092】 CBL=CBL1+CBL2+C/BL1+C/BL2≒CBL1+CBL2=2CBL1・・・(1) よって、第1電位(V1BL)は、次式(2)で表すこと
ができる。
【0093】 V1BL=Q/(2CBL1+Cs)・・・(2) ただし、Qは、強誘電体キャパシタから第1ビット線お
よび第1相補ビット線に移動した電荷量であり、Cs
は、蓄積容量とする。また、Qは、第1強誘電体キャパ
シタ36に書き込まれたデータによって大きい値か、あ
るいは小さい値となる。
【0094】一方、この第1電位(V1BL)と比較され
る第2電位(V2BL)は、時刻t=8で発生した電位で
ある。このときは、第1ビット線BL1および第2相補
ビット線/BL2のみが電気的に接続されており、第1
ビット線BL1と第1相補ビット線/BL1とは絶縁状
態である。また、第2ビット線BL2と第2相補ビット
線/BL2との間も絶縁状態である。さらに、第2ビッ
ト線BL2と第1相補ビット線/BL1との間も絶縁状
態である。よって、このときのビット線容量(C BL
は、次式(3)で表される。
【0095】CBL=CBL1+C/BL2≒CBL1・・・(3) したがって、時刻t=3の時点と比較すると約半分のビ
ット線容量となる。
【0096】よって、第2電位(V2BL)は、次式
(4)で表すことができる。
【0097】V2BL=q/(CBL1+Cs)・・・(4) ただし、qは、強誘電体キャパシタから第1ビット線お
よび第2ビット線に移動した電荷量である。ここで、時
刻t=8で、第1プレート線PL1を能動にすると、第
1強誘電体キャパシタ36は非反転動作となる。これ
は、時刻t=5で第1ビット線BL1を接地電位にした
ときに、第1強誘電体キャパシタ36は特定の方向に分
極されており、時刻t=8では、これと同じ方向の電圧
が第1強誘電体キャパシタ36に印加されることによ
る。非反転動作となるということは、すなわち移動する
電荷量が少ない動作であることを意味する。
【0098】したがって、V2BLが、Qの値が小さいと
きのV1BLとQの値が大きいときのV 1BLとの間の電位と
なるように、ビット線容量(CBL)を設定することによ
って、第1電位(V1BL)が、必ず第2電位(V2BL)よ
りも高い電位(V1BLH)か、あるいは低い電位
(V1BLL)となるようにすることができる。
【0099】ここで図7を参照する。
【0100】図7は、この実施の形態の強誘電体メモリ
装置30の一構成例の装置における、ビット線容量(C
BL)に対するビット線電位(V1BLまたはV2BL)の変化
特性曲線図である。図7中、実線で示した曲線が第1強
誘電体キャパシタが反転動作するときの電位変化特性曲
線であり、また、点線で示した曲線が非反転動作すると
きの電位変化特性曲線である。
【0101】これらの曲線を得るための具体的な測定条
件は以下のとおりとする。
【0102】強誘電体キャパシタの強誘電体膜として、
例えば、厚さ150nmのSrBi 2Ta29膜を用い
る。そして、その残留分極値を7.0μC/cm2とす
る。また、キャパシタ面積を6.67μm2とし、電源
電圧Vccを6.0Vとする。
【0103】この図7の特性から、次のようなことがわ
かる。例えば、第1ビット線容量(CBL1)および第2
ビット線容量(CBL2)をそれぞれ、1.0×10-12
にする。その場合、時刻t=3において、第1プレート
線PL1を能動にすると、第1相補ビット線/BL1の
電位(第1電位:V1BL)は、第1強誘電体キャパシタ
36の移動電荷量が多いとき、すなわち第1強誘電体キ
ャパシタ36が反転動作するときは約1Vとなる(図7
の実線で示される曲線の上側の黒丸で示されてい
る。)。一方、第1強誘電体キャパシタ36の移動電荷
量が少ないとき、すなわち第1強誘電体キャパシタ36
が非反転動作をするときには、第1電位(V1B L)は、
約0.4Vとなる(図7の実線で示される曲線の下側の
黒丸で示されている。)。また、時刻t=8において、
第1プレート線PL1を能動にすると、第2相補ビット
線/BL2の電位(第2電位:V2BL)は、約0.7V
となる(図7の点線で示される曲線の白丸で示されてい
る。)。
【0104】したがって、この装置30の第1メモリセ
ル32に書き込まれたデータを読み出すときに、時刻t
=9で、センスアンプ44を活性化して第1電位(V
1BL)と第2電位(V2BL)とを比較すると、第1電位
(V1BL)が一方のデータを反映する値として約1Vで
ある場合は、第1電位(V1BL)が第2電位(V2BL:約
0.7V)よりも高い電位(V1BLH)となる。また、第
1電位(V1BL)が他方のデータを反映する値として約
0.4Vである場合には、第1電位(V1BL)は第2電
位(V2BL:約0.7V)よりも低い電位(V1BLL)と
なる。
【0105】この事実により、第2電位(V2BL)は、
第1電位(V1BL)がとり得る2つの電位(V1BLHおよ
びV1BLL)の間の電位となる。よって、第1電位(V
1BL)と第2電位(V2BL)とを比較することによって、
正確な読み出し動作を行うことができる。
【0106】また、この実施の形態では、参照電位を発
生させるキャパシタは必要なく、さらに参照電位を発生
させる発生回路自体も必要ないので、1T1Cタイプの
強誘電体メモリ装置を極めて単純な回路構成で実現する
ことができる。
【0107】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の強誘電体メモリ装置によれば、参照セルを必要と
しない1T1Cタイプの装置である。よって、メモリの
高密度化が図れる。また、センスアンプに直接接続され
たプリチャージ回路で参照電位を発生させる。よって、
このプリチャージ回路はビット線と独立させて設計する
ことができるので、参照電位はビット線の容量には依存
しない。したがって、従来よりも参照電位の発生に寄与
する容量の低減が図れる。そして、容量の低減は装置の
動作の低消費電力化につながる。
【0108】また、この装置からのデータの読み出し動
作では、予めビット線およびプレート線を0Vよりも高
い第1電位にしておく。そして、後に、プレート線の電
位を、第1電位→第1電位よりも高い第2電位→0V→
第1電位と、この順に変化させる工程がある。これによ
り、強誘電体キャパシタを部分分極させることができ
る。この部分分極によって、プレート線の電位が再び第
1電位になった時には、最初の第1電位の時に比べて、
強誘電体キャパシタの電荷量が変化している。この変化
は、書き込まれたデータに対応している。したがって、
ビット線に現れる電位も、変化した電荷量に応じて当初
の第1電位から変化する。したがって、第1電位を参照
電位として別に発生させておけば、この第1電位とビッ
ト線に発生した電位とを比較することによって、データ
を読み出すことができる。
【0109】また、第2電位を電源電位とし、第1電位
を電源電位の半分の電位とすれば、これらの電位を発生
させる回路の構成を単純にすることができる。よって、
参照電位を安定させて発生させることができるので、読
み出し動作の安定化も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の強誘電体メモリ装置の構成
を示す概略的な回路図である。
【図2】(A)は、プレート線ドライバ、第1プリチャ
ージ回路および第2プリチャージ回路の構成図であり、
(B)は、第2プリチャージ回路の構成例を示す図であ
る。
【図3】強誘電体キャパシタの分極状態の説明図であ
る。
【図4】第1の実施の形態の強誘電体メモリ装置からの
読み出し動作の説明に供するタイミングチャートであ
る。
【図5】第2の実施の形態の強誘電体メモリ装置の構成
を示す概略的な回路図である。
【図6】第2の実施の形態の強誘電体メモリ装置からの
読み出し動作の説明に供するタイミングチャートであ
る。
【図7】第2の実施の形態の1構成例の強誘電体メモリ
装置のビット線容量に対するビット線電位の変化特性図
である。
【符号の説明】
10,30:強誘電体メモリ装置(装置) 12:メモリセル 14:強誘電体キャパシタ 14a,36a,40a:一方の電極 14b,36b,40b:他方の電極 16:選択トランジスタ 16a,38a,42a:主電流路の一端(第1主電
極、ドレイン電極) 16b,38b,42b:主電流路の他端(第2主電
極、ソース電極) 16c,38c,42c:制御電極(ゲート) 18:プレート線ドライバ 20,44:センスアンプ 20a:一方の端子 20b:他方の端子 22:第1プリチャージ回路 24:第2プリチャージ回路 26:スイッチ 26a:入力端 27:インバータ 27a:入力 27b:出力 28:CMOSトランスファゲート 28a,31b,33b:PMOSトランジスタのゲー
ト電極 28b,31a,33a:NMOSトランジスタのゲー
ト電極 29:配線 32:第1メモリセル 34:第2メモリセル 35a,37a:入力側 35b,37b:出力側 36:第1強誘電体キャパシタ 38:第1選択トランジスタ 39:短絡部分 40:第2強誘電体キャパシタ 42:第2選択トランジスタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月20日(2002.2.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強誘電体キャパシタおよび選択トランジ
    スタを有する少なくとも1つのメモリセルと、ワード線
    と、ビット線と、プレート線と、プレート線ドライバ
    と、センスアンプと、第1プリチャージ回路と、第2プ
    リチャージ回路とを具え、 前記選択トランジスタの制御電極は、前記ワード線に接
    続され、 前記選択トランジスタの主電流路の一端は、前記強誘電
    体キャパシタの一方の電極に接続され、 前記選択トランジスタの主電流路の他端は、前記ビット
    線に接続され、 前記強誘電体キャパシタの他方の電極は、前記プレート
    線に接続され、 前記プレート線は、前記プレート線ドライバに接続さ
    れ、 前記第1プリチャージ回路は、前記ビット線に、スイッ
    チを介して接続され、 前記ビット線は、前記センスアンプの一方の端子に接続
    され、 前記第2プリチャージ回路の出力端子は、前記センスア
    ンプの他方の端子に接続されていて、 前記プレート線ドライバは、前記プレート線を、接地電
    位にする基準電圧、参照電位にする第1電圧、および該
    第1電圧よりも高い第2電圧を、選択的に発生させる電
    圧発生回路として構成してあり、 前記第1プリチャージ回路は、前記基準電圧および前記
    第1電圧を選択的に発生させる電圧発生回路として構成
    してあり、 前記第2プリチャージ回路は、前記第1電圧を発生させ
    る電圧発生回路として構成してあり、 前記メモリセルに書き込まれたデータを読み出す際に、
    前記プレート線ドライバは、前記プレート線に、前記第
    1電圧、第2電圧、基準電圧および第1電圧をこの順に
    印加することを特徴とする強誘電体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の強誘電体メモリ装置に
    おいて、 前記第1電圧は、基準電圧よりも高く、かつ電源電圧よ
    りも低い電圧であることを特徴とする強誘電体メモリ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の強誘電体メモリ装置に
    おいて、 前記第1電圧を、電源電圧の半分の電圧とし、 前記第2電圧を、電源電圧とすることを特徴とする強誘
    電体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 複数の強誘電体メモリセルの配列とアク
    セス回路とを含む強誘電体メモリ装置であって、 前記複数の強誘電体メモリセルの各々が、強誘電体キャ
    パシタと、それぞれのワード線に接続された制御電極
    と、前記強誘電体キャパシタと直列に、かつそれぞれの
    プレート線接続とビット線接続の間に接続された電流搬
    送端子をもった選択トランジスタと、を含み、 前記アクセス回路が、選択されたセルの前記選択トラン
    ジスタを導通させ、かつ自動的に前記選択されたセルの
    前記プレート線接続に、異なる電圧を印加するように接
    続されている強誘電体メモリ装置において、 前記ビット線に一方の端子が接続されたセンスアンプ
    と、 該センスアンプの他方の端子に、参照電位を発生させる
    プリチャージ回路が接続されていることを特徴とする強
    誘電体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 第1強誘電体キャパシタおよび第1選択
    トランジスタを有する第1メモリセルと、第1ビット線
    と、第1プレート線と、第1ワード線と、第2強誘電体
    キャパシタおよび第2選択トランジスタを有する第2メ
    モリセルと、第2ビット線と、第2プレート線と、第2
    ワード線と、第1相補ビット線と、第2相補ビット線
    と、第1スイッチと、第2スイッチと、第3スイッチ
    と、第4スイッチと、センスアンプとを具え、 前記第1選択トランジスタの主電流路の一端は、前記第
    1強誘電体キャパシタの一方の電極に接続され、 前記第1選択トランジスタの主電流路の他端は、前記第
    1ビット線に接続され、 前記第1選択トランジスタの制御電極は、前記第1ワー
    ド線に接続され、 前記第1強誘電体キャパシタの他方の電極は、前記第1
    プレート線に接続され、 前記第2選択トランジスタの主電流路の一端は、前記第
    2強誘電体キャパシタの一方の電極に接続され、 前記第2選択トランジスタの主電流路の他端は、前記第
    2ビット線に接続され、 前記第2選択トランジスタの制御電極は、前記第2ワー
    ド線に接続され、 前記第2強誘電体キャパシタの他方の電極は、前記第2
    プレート線に接続され、 前記第1スイッチは、前記第1ビット線と前記第1相補
    ビット線の一端との間に設けられ、 前記第2スイッチは、前記第1ビット線と前記第2相補
    ビット線との間に設けられ、 前記第3スイッチは、前記第2ビット線と前記第2相補
    ビット線の一端との間に設けられ、 前記第4スイッチは、前記第2ビット線と前記第1相補
    ビット線との間に設けられ、 前記第1相補ビット線の他端および前記第2相補ビット
    線の他端は、それぞれ前記センスアンプに接続されてい
    ることを特徴とする強誘電体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の強
    誘電体メモリ装置の前記メモリセルに書き込まれたデー
    タを読み出すにあたり、 前記プレート線および前記ビット線に、それぞれ前記第
    1電圧を印加しておく工程と、 前記スイッチをオフにして、前記第1プリチャージ回路
    と前記ビット線とを絶縁させることにより、前記ビット
    線を電気的に浮遊させる工程と、 前記ワード線を能動にして前記選択トランジスタを導通
    状態にする工程と、 前記プレート線に、前記第2電圧、基準電圧および第1
    電圧を、この順に印加する工程と、 前記センスアンプを活性化し、同時に、前記プレート線
    ドライバからプレート線に第2電圧を印加する工程と、 前記プレート線に、基準電圧を印加する工程と、 前記ワード線を非能動にする工程と、 前記センスアンプを不活性化し、同時に、前記スイッチ
    をオンにする工程とを含むことを特徴とする強誘電体メ
    モリ装置の動作方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の強誘電体メモリ装置の
    第1メモリセルに書き込まれたデータを読み出すにあた
    り、 予め、前記第1〜第4スイッチを全てオンにしておくこ
    とにより、第1ビット線、第2ビット線、第1相補ビッ
    ト線および第2相補ビット線を電気的に接続させてお
    き、該第1ビット線、第2ビット線、第1相補ビット線
    および第2相補ビット線を接地電位にした後、これらの
    線を電気的に浮遊にさせる工程と、 前記第1ワード線を能動にして、前記第1選択トランジ
    スタを導通状態にした後、前記第1プレート線を能動に
    して、前記第1および第2ビット線ならびに第1および
    第2相補ビット線に、前記第1メモリセルに書き込まれ
    たデータに起因する第1電位を発生させる工程と、 前記第1スイッチをオフにして、前記第1ビット線およ
    び前記第1相補ビット線を絶縁状態にし、かつ前記第1
    相補ビット線を、前記第1電位の電位で保持して電気的
    に浮遊させる工程と、 前記第2スイッチをオフにして、前記第1ビット線およ
    び前記第2相補ビット線を絶縁状態にした後、前記第1
    ビット線と、前記第2ビット線および第2相補ビット線
    とを、それぞれ接地電位にする工程と、 前記第1プレート線を非能動にした後、前記第2スイッ
    チをオンにし、前記第3スイッチをオフにすることによ
    り、第1ビット線および第2相補ビット線を電気的に接
    続して、第2ビット線および第2相補ビット線を絶縁状
    態にし、さらに当該第1ビット線および第2相補ビット
    線を接地電位で電気的に浮遊させる工程と、 前記第1プレート線を再び能動にして、第1ビット線お
    よび第2相補ビット線に前記第1強誘電体キャパシタの
    非反転分極に起因する第2電位を発生させる工程と、 前記第2スイッチをオフにした後、前記センスアンプを
    活性化することによって、前記第1相補ビット線の第1
    電位と前記第2相補ビット線の第2電位とを比較する工
    程と、 前記第1スイッチをオンにして、前記第1ビット線およ
    び第1相補ビット線を電気的に接続する工程と、 前記第1プレート線を非能動にする工程と、 前記センスアンプを不活性化する工程とを含んでいるこ
    とを特徴とする強誘電体メモリの動作方法。
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