JP3956367B2 - 単一3端子不揮発性記憶素子を使用するメモリアレイ - Google Patents

単一3端子不揮発性記憶素子を使用するメモリアレイ Download PDF

Info

Publication number
JP3956367B2
JP3956367B2 JP2003305497A JP2003305497A JP3956367B2 JP 3956367 B2 JP3956367 B2 JP 3956367B2 JP 2003305497 A JP2003305497 A JP 2003305497A JP 2003305497 A JP2003305497 A JP 2003305497A JP 3956367 B2 JP3956367 B2 JP 3956367B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
memory cell
write
fegfet
memory array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003305497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004118998A (ja
Inventor
ウィリアム・ロバート・レオール
リ・コン・ワン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JP2004118998A publication Critical patent/JP2004118998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3956367B2 publication Critical patent/JP3956367B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/22Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using ferroelectric elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Description

本発明は、概して、メモリ回路に関し、特に複数の3端子不揮発性記憶素子を含むメモリアレイに関する。
(関連出願への相互参照)
本願は、弁理士整理番号YOR920020071US1により識別される、本願と同時に出願された、「強誘電体ゲート電界効果トランジスタを使用する不揮発性メモリ」(Non−Volatile Memory Using Ferroelectric Gate Field−Effect Transistors)という名称の米国特許出願に関連する。上記米国特許出願は、引用によって本明細書の記載に援用する。
不揮発性メモリを製造する際に、強誘電物質を使用する方法はすでに確立されている。例えば、Wu他の米国特許第3,832,700号に、記憶機構として強誘電体フィルムの残留分極を使用する強誘電体メモリ・デバイスが開示されている。この構造は、従来のEEPROM(電気的に消去できるプログラム可能な読み出し専用メモリ)類似の構造と見なすことができる。Eaton,Jr.の米国特許第4,873,664号に、従来のDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)に非常によく似ているトランジスタを通してビット線に結合している強誘電体コンデンサを有するメモリセルを使用する半導体メモリ・デバイスが開示されている。
DRAM類似のメモリセル構造およびEEPROM類似のセル構造の両方が、強誘電体メモリ製品での使用のために提案されてきた。現在の強誘電体メモリ製品は、DRAMタイプのセル構造をほとんど開発しつくしている。このような構造は、シリコン・デバイス領域から記憶コンデンサを分離することによる集積の複雑性の最低限度までの低減という利点と、シリコン・デバイスの頂部上に強誘電体コンデンサを積み重ねることによるセルの密度の改善という利点の両方を持っている。
このタイプのメモリは容易に製造することができるが、DRAM類似のセル構造は、結合ノイズ感度、結合ノイズ発生、消費電力が大きいこと、および全性能が低いことを含めていくつかの欠点を持つ。メモリ・デバイスの密度が、従来のDRAMと比較すると低くなっている少なくともその一部の理由は、強誘電体コンデンサ・プレート電極を使用しなければならないことと、特殊なドライバ回路が必要であることである。さらに、ドライバ回路は、読み出し動作および書き込み動作中に、大きな負荷が掛かっているワイヤを駆動しなければならないので動作が非常に遅い。さらに、読み出しおよび書き込み動作の両方に対して、ブーストした高電圧信号が必要である。そのため、信号線間に有意のノイズ結合が起こり消費電力も大きくなる。密度、消費電力および材料関連の問題の点では最近少し進歩が見られたが、DRAMタイプのセル構造を使用している強誘電体メモリの開発の場合にはいくつかの基本的問題が未解決のままであり、そのため、このタイプの従来のメモリは、高密度、高速および/または低電力用途に使用することができない。
同時出願の「強誘電体ゲート電界効果トランジスタを使用する不揮発性メモリ」(Non−Volatile Memory Using Ferroelectric Gate Field Effect Transistors)(IBM整理番号YOR920020071US1) 米国特許第4,873,664号
それ故、従来の不揮発性メモリアレイが持つ上記欠点を含まない改良形不揮発性メモリアレイの開発が待望されている。
本発明は、従来の不揮発性メモリアレイの欠点のうちの少なくともいくつかを持たない改良形不揮発性メモリアレイを提供する。本発明のメモリアレイは、1つの強誘電体デバイスを含む強誘電体メモリセルを使用し、それにより、メモリアレイに内蔵した場合に、都合のよいことに、従来のメモリ・アーキテクチャと比較すると、より密度が高いメモリアレイになる小型のメモリセルを提供する。
ある態様によれば、本発明は、複数のメモリセルを備える改良形不揮発性メモリアレイである。メモリセルのうちの少なくとも1つは、少なくとも1つのメモリセルの論理状態を記憶するための3端子不揮発性記憶素子を備える。メモリアレイは、さらに、メモリアレイ内の1つまたはそれ以上のメモリセルの論理状態を選択的に書き込むために、メモリセルに動作できるように結合している複数の書き込み線と、メモリアレイ内の1つまたはそれ以上のメモリセルの論理状態を選択的に読み出しおよび書き込むために、メモリセルに動作できるように結合している複数のビット線およびワード線を備える。都合のよいことに、メモリアレイは、少なくとも1つのメモリセルの対応する不揮発性記憶素子に動作できるように結合しているパスゲートを必要としないような構成になっている。
他の態様によれば、本発明は、少なくとも1つのメモリセルが、少なくとも1つのメモリセルの論理状態を記憶するための3端子不揮発性記憶素子を備える複数のメモリセルを供給するステップと、メモリアレイ内の1つまたはそれ以上のメモリセルの論理状態を選択的に読み出しおよび書き込むために、メモリセルを複数の書き込み線、ビット線およびワード線に結合するステップとを含む不揮発性メモリアレイを形成するための方法を提供する。メモリセルは、書き込み線、ビット線およびワード線に動作できるように結合しているので、パスゲートを、少なくとも1つのメモリセルの対応する不揮発性記憶素子に結合しなくてもよい。
本発明の上記および他の目的、機能および利点は、添付の図面を参照しながら、例示としての実施形態の以下の詳細な説明を読めば理解することができるだろう。
本発明を、それぞれのメモリセルが、1つの強誘電体ゲート電界効果トランジスタ(FeGFET)デバイスを備える複数のメモリセルを使用するメモリ・アーキテクチャにより説明する。各メモリセル内のFeGFETデバイスは、エネルギーを消費しないで所与のセルの論理状態を保持する不揮発性記憶素子として機能する。しかし、本発明は、このようなFeGFETデバイス、または任意の特定のメモリ・アーキテクチャに限定されないことを理解されたい。それどころか、本発明は、都合のよいことに、メモリセルの少なくとも一部の記憶素子に結合しているパスゲートを使用しないですむように構成されている不揮発性メモリ・アーキテクチャの供給にもっと広く適用することができる。さらに、本発明は、メモリセルとして使用されるFeGFETデバイスに限定されない。それどころか、掛けた電界による可変抵抗の変化を示す任意の3端子記憶素子を、本発明と一緒に使用することができる。抵抗の変化は、電界を取り除いた後でも残る。
図1は、本発明のある態様により形成された、例示としての不揮発性メモリ・アーキテクチャ100の少なくとも一部を示す。好適には、メモリ・アーキテクチャ100は、複数のメモリセル109a,109b,109c,109d,109e,109f,109g,109hおよび109i(本明細書においては、全体を109で表す)を含んでいることが好ましい。メモリアレイ100は、さらに、アレイ内の1つまたはそれ以上のメモリセルを選択的に読み出しおよび書き込むために、メモリセル109に動作できるように結合している複数のワード線112,116および120、複数のビット線122,126および130、および複数の書き込み線140,142,144,146および148を含む。好適には、ビット線122,126,130は、相互に平行に、ワード線112,116,120に直角に配置されていることが好ましい。例えば、図面に示すように、ビット線122,126,130は、列(すなわち、垂直)方向に配置することができ、ワード線112,116,120は、行(すなわち、水平)方向に配置することができる。好適には、書き込み線140,142,144,146,148は、同じワード線またはビット線に結合している2つのメモリセルが同じ書き込み線に結合しないように、ビット線およびワード線に対して対角線方向に配置することが好ましい。完全なメモリ回路は、例えば、ワード・ドライバ、ビット・ドライバ/マルチプレクサ、書き込み回路(例えば、デコーダ)、読み出し回路(例えば、感知増幅器)等を含む周辺回路(図示せず)にメモリアレイ100の書き込み線140,142,144,146,148、ワード線112,116,120およびビット線122,126,130を接続することにより形成することができる。
好適には、各メモリセル109a,109b,109c,109d,109e,109f,109g,109h,109iは、メモリセルの論理状態を記憶するために、対応するFeGFETデバイス101a,101b,101c,101d,101e,101f,101g,101h,101i(本明細書においては、全体を101と呼ぶ)をそれぞれ含むことが好ましい。各FeGFET101は、ゲート端子、ソース端子およびドレイン端子を含む。FeGFETデバイスは二方向性なので、ドレイン端子およびソース端子という名称は本質的には任意の呼び方である。それ故、FeGFETのドレイン端子およびソース端子は、本明細書においては、第1および第2のドレイン/ソース端子と呼ぶ。本発明と一緒に使用するのに適しているFeGFETデバイスについては、例えば、引用によって本明細書の記載に援用する、同時出願の「強誘電体ゲート電界効果トランジスタを使用する不揮発性メモリ」(Non−Volatile Memory Using Ferroelectric Gate Field Effect Transistors)(IBM整理番号YOR920020071US1)という名称の関連出願に開示されている。別の強誘電体メモリ・デバイスも、同じように本発明に従って使用することができることを理解されたい。
好適には、メモリセル109は、交点アレイ構成のような対応するビット線およびワード線の交点に結合することが好ましい。しかし、別の接続配置も考えられる。より詳細に説明すると、FeGFET101aは、ノード105aで書き込み線144に接続しているそのゲート端子と、ノード107aでワード線112に接続しているその第1のドレイン/ソース端子と、ノード103aでビット線122に接続している第2のドレイン/ソース端子を持つように構成される。同様に、FeGFET101bのゲート端子は、ノード105bで書き込み線142に接続していて、第1のドレイン/ソース端子は、ノード107bでワード線116に接続していて、第2のドレイン/ソース端子は、ノード103bでビット線122に接続している。FeGFET101cのゲート端子は、ノード105cで書き込み線140に接続していて、第1のドレイン/ソース端子は、ノード107cでワード線120に接続していて、第2のドレイン/ソース端子は、ノード103cでビット線122に接続している。FeGFET101dのゲート端子は、ノード105dで書き込み線146に接続していて、第1のドレイン/ソース端子は、ノード107dでワード線112に接続していて、第2のドレイン/ソース端子は、ノード103dでビット線126に接続している。FeGFET101eのゲート端子は、ノード105eで書き込み線144に接続していて、第1のドレイン/ソース端子は、ノード107eでワード線116に接続していて、第2のドレイン/ソース端子は、ノード103eでビット線126に接続している。FeGFET101fのゲート端子は、ノード105fで書き込み線142に接続していて、第1のドレイン/ソース端子は、ノード107fでワード線120に接続していて、第2のドレイン/ソース端子は、ノード103fでビット線126に接続している。FeGFET101gのゲート端子は、ノード105gで書き込み線148に接続していて、第1のドレイン/ソース端子は、ノード107gでワード線112に接続していて、第2のドレイン/ソース端子は、ノード103gでビット線130に接続している。FeGFET101hのゲート端子は、ノード105gで書き込み線148に接続していて、第1のドレイン/ソース端子は、ノード107gでワード線112に接続していて、第2のドレイン/ソース端子は、ノード103gでビット線130に接続している。FeGFET101hのゲート端子は、ノード105hで書き込み線146に接続していて、第1のドレイン/ソース端子は、ノード107hでワード線116に接続していて、第2のドレイン/ソース端子は、ノード103hでビット線130に接続している。FeGFET101iのゲート端子は、ノード105iで書き込み線144に接続していて、第1のドレイン/ソース端子は、ノード107iでワード線120に接続していて、第2のドレイン/ソース端子は、ノード103iでビット線130に接続している。
メモリアレイ100の重要な利点は、上記構成により、メモリセル内でFeGFETに結合しているパスゲートまたは電界効果トランジスタ(FET)が必要なくなるということである。そのため、都合のよいことに、より小さなメモリセルを形成することができ、それにより、もっと密度の高いメモリ・アーキテクチャを提供することができる。
好適には、以下にさらに詳細に説明するように、メモリアレイ100内の各メモリセル109は、少なくともスタンバイ・モード、読み出しモードまたは書き込みモードで使用することが好ましい。好適には、メモリセルは、読み出しまたは書き込み動作が要求されるまでスタンバイ・モードでいて、次に、読み出し動作または書き込み動作終了後にスタンバイ・モードに戻ることが好ましい。動作のスタンバイ・モード中、FeGFETデバイス内に記憶されているメモリセルの状態は保護される(すなわち、保持される)。好適には、FeGFETデバイス内の強誘電体ゲートの誘電体層を横切る電界をほぼゼロに低減することにより、FeGFETデバイスに対する強い双安定状態を得ることが好ましい。このような双安定状態は、例えば、FeGFETデバイスのゲート端子、ドレイン端子、ソース端子を共通の等電圧Veqに電気的に接続し、それにより、FeGFETの強誘電体ゲートの誘電体層の電気ダイポールの向きの均一性を維持することにより達成することができる。電界が存在しなければ、FeGFETデバイス内の任意の領域(すなわち、電気ダイポール)の電界による反転が防止され、アレイ内のすべてのメモリセルの論理状態が保持される。
好適には、スタンバイ・モード中、メモリアレイ100内のすべての書き込み線140,142,144,146,148、ワード線112,116,120およびビット線122,126,130を等電圧Veqに維持して、それにより、各FeGFET101のすべての端子を共通電位Veqに本質的に結合することが好ましい。等電圧Veqは、本質的にはメモリアレイの負(例えば、アース)の電圧供給レールと正(例えば、VDD)の電圧供給レール間の任意の電圧であってもよいが、好適には、供給電圧の約半分(例えば、VDD/2)であることが好ましい。すべての書き込み線、ワード線およびビット線を強制的に同じ電圧にすることにより、メモリアレイ100内に駆動電位が存在しなくなり、それ故、FeGFET101に関連する電気ダイポールの各論理状態が保持される。各FeGFETのダイポールの向きが対応するメモリセルの論理(すなわち、ブール)状態を定義するので、スタンバイ・モード中の所与のメモリセルのメモリ状態は変化しない。さらに、ワード線およびビット線が等電圧である間は電流が流れないので、メモリアレイ100では電力は事実上消費されない。
例示としてのメモリアレイ100内の選択したメモリセル109eに関連して、読出動作について説明するがこれは単に例示としてのものに過ぎない。以下の説明においては、選択したメモリセル109eを含めてすべてのメモリセルは、すでに説明したように、最初、動作のスタンバイ・モード状態にあるものと仮定する。各メモリセルは、2つの安定状態のどちらか(例えば、状態1または状態2)に設定される。選択したメモリセル109eの状態は、それに対応するFeGFETデバイス101eのドレイン/ソースの導電率を評価することにより決定することができる。この決定が強誘電体ゲートの誘電体層の抗電界より低い電位で行われる限りは、読み出し動作は非破壊的に行われる(すなわち、チャネルの状態は保持される)。それ故、メモリセルの現在の状態を変化させないで読み出し動作を行うためには、好適には、書き込み線140,142,144,146,148、ビット線122,126,130、およびワード線112,120を等電圧Veqに保持することが好ましい。読み出し動作のために選択したメモリセル109eの一部を選択するワード線116は例外である。以下にさらに詳細に説明するように、好適には、読み出し動作中、ワード線116は、等電圧Veqより少し高いか少し低い電圧に設定することが好ましい。
所与のFeGFET101eのチャネル領域は、FeGFETの第1および第2のドレイン/ソース端子の両端に現れるが、これはそれに結合している対応するワード線116およびビット線126上で測定することができる。図2は、メモリアレイ100の簡単な略図である。この図に示すように、FeGFETデバイス101a,101b,101c,101d,101e,101f,101g,101h,101iのチャネル領域は、アレイ内の対応するビット線およびワード線の間にそれぞれ結合している(本明細書においては、全体を151で表す)抵抗151a,151b,151c,151d,151e,151f,151g,151h,151iとしてモデル化することができる。例えば、FeGFET101e内のチャネル領域は、ノード103eのところのビット線126およびノード107eのところのワード線116を横切って結合している抵抗151eで表される。各抵抗151の抵抗値は、それに関連するFeGFETデバイスの論理状態により変化する。この論理状態とは、FeGFETの2つの可能なダイポールの向きの一方を表す。好適には、書き込み線140,142,144,146,148は、すでに説明したように、等電圧Veqに保持することが好ましいが、図2には示していない。
所与のメモリセルの状態は、好適には、当業者であれば周知のように、電圧を強制的に掛け、同時に信号電流を測定する(または、その逆を行う)感知技術により確認することができる。このようにして、FeGFETのチャネル領域の抵抗を入手することができる。この抵抗は、それに対応するメモリセルの論理状態を表す。すでに説明したように、選択したメモリセルは、好適には、スタンバイ・モードでスタートし、その後、読み出しモードに移行することが好ましい。
引き続き図1および図2を参照しながら説明を続けるが、メモリアレイ100内の選択したメモリセル109eを読み出すために、好適には、少なくとも2つの動作を行うことが好ましい。第1の動作としては、好適には、選択したメモリセル109eに対応するワード線116を等電圧Veq以上または以下の電位に駆動することが好ましい。第2の動作は、読み出しモード中に、感知増幅器(図示せず)を、選択したメモリセル109eに関連するビット線126に接続することである。好適には、感知増幅器は、選択したビット線126上の電圧を等電圧Veqにクランプし、抵抗151eで表すFeGFET101eのチャネル領域を横切る電圧降下を維持するために必要な、適当な信号電流を供給することが好ましい。理想的には、電圧降下は、選択したメモリセル109eの両端だけに、より詳細には、対応するFeGFET101eのチャネル領域の両端だけに現れることが好ましい。理想的には、選択したビット線126に接続している、他のメモリセル109d,109fの両端の電位は、その各ワード線112,120を等電圧Veqにクランプすることによりゼロに保持することが好ましい。それ故、感知増幅器がビット線126に供給する信号電流は、等電圧VeqとFeGFET101eのチャネル抵抗で割ったワード線116上の電圧との間の違いにほぼ等しい。選択したFeGFET101eのチャネル領域を通る電流の流れの結果としての符号は、感知電流がビット線126からのものか、ビット線126へのものかを示す。
好適には、選択したビット線126に接続している他のFeGFET101d,101fを通る有意のノイズ電流が流れないことが望ましい。何故なら、これらの選択しなかったFeGFETの両端には駆動電位が存在しないからである。これらの他のメモリセル101d,101fに対応するワード線112,120は、それぞれ、好適には、例えば、等電圧Veqのようなビット線126と同じ電位に保持することが好ましい。1つまたはそれ以上の選択しなかったメモリセルを流れるノイズ電流は、読み出し動作中に感知を混乱させる恐れがある。何故なら、これらの感知増幅器からのまたはこれらの感知増幅器への全電流は、主として、信号電流の合計にノイズ電流成分を加えたものであるからである。ノイズ電流は、主として、メモリアレイ内またはそれに関連する周辺回路内の不整合によるものである。最悪のシナリオの場合には、全ノイズ電流は、信号電流よりも多い場合もある。
理想的には、感知増幅器は、選択した1つのメモリセル(または、複数のメモリセル)の両端を強制的に等電圧Veqにし、選択しなかったメモリセルの両端の電圧を強制的にゼロにすることが望ましい。この例の場合には、感知した読み出し電流は、次に、選択したメモリセル109eの状態だけに依存する。しかし、都合の悪いことに、例えば、ビット線、ワード線および感知増幅器をVeqにクランプするために使用するトランジスタのしきい値の不整合は、選択しなかったメモリセルの両端に小さなオフセット電圧降下を発生し、それにより、メモリアレイ100の信号対雑音比を低減する場合がある。この問題を軽減するために、自動ゼロ感知増幅器(図示せず)を、例えば、オフセット補正スキームのような上記不整合を修正するために使用することができる。本発明と一緒に使用するのに適している自動ゼロ感知増幅器は、当業者にとって周知のものであるので、このような感知増幅器の詳細な説明はここでは省略する。
図3は、本発明による選択したメモリセル109eを読み出すために使用する例示としての信号を示す論理タイミング図である。図を見れば分かるように、選択した書き込み線144を含むすべての書き込み線140,142,146,148、およびビット線122,130、および選択したメモリセル109eに接続しているもの以外のワード線112、120は、等電圧Veqに保持される。読み出し動作中、好適には、等電圧Veqにほぼ等しい電圧を、選択したメモリセル109eに関連するビット線126上に強制的に供給し、電圧降下を維持するのに必要な結果として得られる電流を同時に測定することが好ましい。好適には、ほぼ同時に、選択したメモリセル109eに関連するワード線116が、選択したメモリセル109eのFeGFET101eに関連する(本明細書においては、所与のFeGFETの電気ダイポールの向きを逆にするのに必要な電圧として定義されている)抗電圧Vを超えるように、等電圧Veqから、等電圧Veqより少し低いか少し高い電圧であって、等電圧Veqよりそれほど低くないかまたは高くない電圧に移行し、セルの論理状態を保持することが好ましい。
再び図1を参照しながら、選択したメモリセル109eに対する書き込み動作について説明する。選択したメモリセルの書き込み動作中、以下にさらに詳細に説明するように、電界が、FeGFETの電気ダイポールの向きを逆にするために、選択したメモリセル109eに関連するFeGFETデバイス101eの強誘電体ゲートの誘電体層に選択的に掛けられる。すでに説明したように、FeGFETの電気ダイポールの向きを逆にするのに必要な電圧と定義される抗電圧Vと等しいかまたはそれより高い電圧が、選択したFeGFETに書き込むための必要な電界を発生するために使用される。
所与のFeGFETの強誘電体ゲートの誘電体層の両端に、強誘電体ゲートの誘電体層を形成している材料の抗電界よりも強い電界を生成するのに十分な負の電位が掛けられると、強誘電体ゲートの誘電体層は、正孔(すなわち、正の電荷のキャリヤ)をFeGFETのチャネル領域に引き寄せるように分極される。好適には、チャネル領域は、n型の材料からできていることが好ましいので、材料内に追加の正孔が存在すると、チャネルの導電率が低減する。反転は、P型の材料からできているチャネル領域に対しても行われる。強誘電体ゲートの誘電体層内の強誘電物質の残留分極により、ゲート電位がデバイスから除去された後でも、またはゲート/ソース・ドレイン電位がゼロになっても、チャネル領域は低い導電率状態のままである。ゲート電界が除去された後でも低い導電率状態が続いているので、不揮発性状態にあるものと思われる。
別の方法としては、抗電界より強い電界を生成するのに十分な正の電位を、FeGFETの強誘電体ゲートの誘電体層の両端に掛けることもできる。この場合、強誘電体ゲートの誘電体層は、チャネル領域内に電子(すなわち、負の電荷のキャリヤ)を引き付けるように分極される。ここでもまた、チャネル領域を形成している材料は、好適には、n型の材料であることが好ましいので、材料内に追加の電子が存在するとチャネルの導電率が増大する。すでに説明したように、強誘電体ゲートの誘電体層内の材料の残留分極により、ゲート電界が除去された後でも、またはゲート/ソース・ドレイン電位がゼロになっても、チャネル領域は高い導電率状態のままである。
すでに説明したように、選択したメモリセルを含むすべてのメモリセルは、最初、動作のスタンバイ・モード状態にあるものと仮定する。所与のメモリセルに書き込むために、FeGFETの強誘電体ゲートの誘電体層の両端の電圧の合計が抗電圧Vに少なくとも等しくなるように、電圧が、選択したメモリセルに対応する選択したワード線とビット線のペア、および書き込み線に同時に掛けられる。例えば、選択したFeGFET101eを1つの電気ダイポールの向きに書き込むために、−V/2の電圧をワード線116およびビット線126に掛けることができ、一方、等しく、極性が反対の電圧、+V/2を書き込み線144に掛けることができ、それにより、FeGFET101eの強誘電体ゲートの誘電体層の両端の全電圧(すなわち、V=V144−V116、ここで、Vは、FeGFET101eの強誘電体ゲートの誘電体層の両端の全電圧であり、V144は、書き込み線144上の電圧であり、V116は、ワード線116上の電圧である)はVに等しい。選択したFeGFET101eを反対の電気ダイポールの向きに書き込むために、書き込み線144、ワード線116およびビット線126に掛ける2つの電圧の符号を反対にすることができる。このようにして、書き込み線144とワード線116とビット線126のペア間の電位差により発生した電界は、好適には、選択したメモリセル109eで、それぞれ、論理「1」または、「0」の状態に対応する正または負の向きにFeGFET101eの強誘電体ダイポールを書き込むことが好ましい。メモリアレイ100の利点は、駆動される選択したメモリセルに対応するビット線およびワード線上の電圧を、書き込み動作中同じ電位にすることができることであり、その結果、選択したメモリセルに対応するFeGFETの強誘電体ゲートの誘電体層を横切って均等な電界を発生することができることである。
図4は、本発明による選択したメモリセル109eに書き込むために使用する例示としての信号を示す論理タイミング図である。図を見れば分かるように、選択したメモリセル109eに接続しているもの以外の書き込み線140,142,146,148、ビット線122,130、およびワード線112,120は等電圧Veqに保持される。書き込み動作中、アースすることができる−V/2にほぼ等しいか、またはそれより低い電圧を、好適には、選択したメモリセル109eに関連するビット線126およびワード線116上に強制的に供給し、一方、好適には、VDDであってもよいV/2にほぼ等しいか、またはそれより高い電圧を書き込み線144に供給することが好ましい。すでに説明したように、FeGFET101eの強誘電体ゲートの誘電体層の両端の2つの電圧の合計は、好適には、FeGFET101eの抗電圧Vに等しいか、またはそれより高く、それによりFeGFETに書き込むことができることが好ましい。FeGFET109eは、単に、FeGFET109eに対応するビット線126、ワード線116、および書き込み線144にかけられる電圧の各極性を反対にするだけで反対の状態に書き込むことができる。
図5は、本発明の他の態様により形成された別の不揮発性メモリアレイ200の少なくとも一部を示す。メモリアレイ200は、好適には、アレイ内の1つまたはそれ以上のメモリセルに選択的に読み出しおよび書き込みを行うために、メモリセル209に動作できるように結合している複数のメモリセル209a,209b,209cおよび209d(本明細書においては、全体を209で表す)、複数の書き込みビット線220および224、複数のビット線222および226、および複数のワード線212および216を備えることが好ましい。上記の例示としてのメモリアレイ100と同様に、メモリアレイ200は、各メモリセル内のパスゲートまたはFETを必要としないような構成になっていて、それにより、都合のよいことに、従来のメモリ・アーキテクチャと比較した場合、もっと密度の高いメモリアレイを供給するような構成になっている。さらに、当業者であれば理解することができると思うが、メモリアレイ200の書き込み線の配置は、メモリアレイ100より優れたいくつかの利点、特に集積回路製造レイアウトの場合にいくつかの利点を供給することができる。
例示としてのメモリアレイ200は、ビット線222,226は、好適には、相互に平行に、またワード線212,216に対して直角に配置することが好ましいという点で、メモリアレイ100(図1に示す)に類似している。例えば、図5に示すように、ビット線222,226は、列(すなわち、垂直)方向に配置することができ、ワード線212,216は、行(すなわち、水平)方向に配置することができる。しかし、メモリアレイ100の対角線書き込み線と比較した場合、メモリアレイ200の書き込みビット線220,224は、好適には、ビット線に平行に、すなわち、垂直方向に配置されていることが好ましい。本発明の場合には、別の配置も同様に使用できることを理解されたい。完全なメモリ回路は、例えば、ワード・ドライバ、ビット・ドライバ/マルチプレクサ、書き込み回路(例えば、デコーダ)、読み出し回路(例えば、感知増幅器)等を含む周辺回路(図示せず)に、メモリアレイ200の書き込みビット線220,224、ビット線222,226、およびワード線212,216を接続することにより形成することができる。
すでに説明したメモリアレイ100のように、例示としてのメモリアレイ200のメモリセル209は、好適には、交点アレイ構成のように対応するビット線およびワード線の交点に結合することが好ましい。しかし、別の接続配置も可能である。各メモリセル209a,209b,209c,209dは、メモリセルの論理状態を記憶するために、対応するFeGFET201a,201b,201c,201dをそれぞれ備える。例示としてのメモリアレイ200においては、メモリセル209aのFeGFET201aは、そのゲート端子がノード205aで書き込みビット線220に結合していて、その第1のドレイン/ソース端子が、ノード207aでワード線212に結合していて、その第2のドレイン/ソース端子が、ノード203aでビット線222に結合しているように構成されている。同様に、メモリセル209bにおいては、FeGFET201bのゲート端子は、ノード205bで書き込みビット線220に結合していて、第1のドレイン/ソース端子は、ノード207bでワード線216に結合していて、第2のドレイン/ソース端子は、ノード203bでビット線222に結合している。メモリセル209cのFeGFET201cのゲート端子は、ノード205cで書き込みビット線224に結合していて、第1のドレイン/ソース端子は、ノード207cでワード線212に結合していて、第2のドレイン/ソース端子は、ノード203cでビット線226に結合している。メモリセル209dのFeGFET201dのゲート端子は、ノード205dで書き込みビット線224に結合していて、第1のドレイン/ソース端子は、ノード207dでワード線216に結合していて、第2のドレイン/ソース端子は、ノード203dでビット線226に結合している。
例示としてのメモリアレイ200の場合には、メモリセル209は、少なくともスタンバイ・モード、読み出しモードまたは書き込みモードで使用される。好適には、メモリセルは、読み出しまたは書き込み動作が要求されるまでスタンバイ・モードでいて、その後、読み出し動作または書き込み動作終了後にスタンバイ・モードに戻ることが好ましい。動作のスタンバイ・モード中、FeGFETデバイス内に記憶されているメモリセルの状態は保護される(すなわち、保持される)。図1のメモリアレイ100で説明したのと同じような方法で、FeGFETデバイスのゲート端子、ドレイン端子およびソース端子を共通の等電圧Veqに電気的に結合することにより、各FeGFETの強誘電体ゲートの誘電体層の電気ダイポールの向きが均等に維持される。電界が存在しなければ、FeGFETデバイス内の任意の領域(すなわち、電気ダイポール)の電界による反転が防止され、アレイ200内のすべてのメモリセル209の論理状態が保持される。
好適には、例示としてのメモリアレイ200での読み出し動作は、図1および図2のメモリアレイ100で説明したのと同じ方法で実行することが好ましい。より詳細に説明すると、選択したFeGFET201aのチャネル領域のコンダクタンスは、2つの安定状態のうちの一方により決定される。この決定が、強誘電体ゲートの誘電体層に関連する抗電界より低い電位で行われる限りは、すでに説明したように、読み出しは非破壊的に行われる(すなわち、チャネルの状態は保持される)。それ故、メモリセル209の現在の状態を変化させないで、選択したメモリセル209aの読み出し動作を行うためには、好適には、書き込みビット線220,224、ビット線226、およびワード線216を等電圧Veqに保持することが好ましい。等電圧Veqは、正(例えば、VDD)の電圧供給レールと負(例えば、アース)の電圧供給レール(例えば、VDD/2)の間の半分に設定される。好適には、ワード線212は、等電圧Veqより少し低いか少し高い電圧を供給することにより、読み出し動作のための選択したメモリセル209aを部分的に選択するために使用することが好ましい。同時に、選択したFeGFET201aのチャネル領域のコンダクタンスを決定するために、等電圧Veqが、ビット線222上に強制的に供給され、結果として得られる電流が測定されるか、またはその逆が行われる。各FeGFETの端子をほぼ同じ電位に保持すると、FeGFETの強誘電体ゲートの誘電体層を横切る電界は存在しない。
図6は、読み出し動作を説明するために簡単にしたメモリアレイ200の略図である。この図に示すように、FeGFETデバイス201a,201b,201c,201dのチャネル領域は、アレイ内の対応するビット線およびワード線の間にそれぞれ結合している抵抗251a,251b,251c,251d(本明細書においては、全体を251で表す)としてモデル化することができる。例えば、FeGFET201aに関連するチャネル領域は、ノード203aのところのビット線222およびノード207aのところのワード線212の両端に結合している抵抗251aで表される。すでに説明したように、各抵抗251の抵抗値は、それに関連するFeGFETデバイスの論理状態により変化する。この論理状態とは、FeGFETの2つの可能なダイポールの向きの一方を表す。好適には、書き込みビット線220,224は、読み出し動作中、等電圧Veqに保持することが好ましいが、図6には示していない。選択したメモリセルのFeGFETのチャネル領域の抵抗(コンダクタンス)は、当業者であれば周知のように、好適には、ある電圧を強制的に供給し、信号電流を同時に測定することにより(または、その逆を行うことにより)決定される。測定した抵抗値は、すでに説明したように、それに対応するメモリセルの論理状態を表す。
図7は、本発明による選択したメモリセル209aを読み出すために使用する例示としての信号を示すタイミング図である。図を見れば分かるように、選択したメモリセル209aに接続しているもの以外のすべての書き込みビット線220,224、ビット線226およびワード線216は等電圧Veqに保持される。読み出し動作中、好適には、等電圧Veqにほぼ等しい電圧をビット線222上に強制的に供給し、電圧降下を維持するのに必要な結果として得られる電流が同時に測定されることが好ましい。好適には、ほぼ同時に、選択したメモリセル209aのFeGFET201aに関連する抗電圧を超えるように、ワード線212が、等電圧Veqから、等電圧Veqより低いか高い電圧であって、等電圧Veqよりあまり低くもなければ、あまり高くもないある電圧に移行し、それにより、セルの論理状態を保持することが好ましい。
図5を参照しながら、例示としてのメモリアレイ200内の選択したメモリセル209aに対する書き込み動作について説明するが、これは単に例示としてのものに過ぎない。以下の説明おいては、すでに説明したように、選択したメモリセル209aを含むすべてのメモリセルは、最初、動作のスタンバイ・モード状態にあると仮定する。メモリアレイ200に対する書き込み動作は、図1のメモリアレイ100で説明した書き込み動作とは少し違っている。このような違いがあるのは、アレイ200内の書き込みビット線の接続配置のためである。図1のメモリアレイ100の場合には、書き込み線は、同じ書き込み線に沿った2つのメモリセルが、同じワード線またはビット線を共有しないように、対角線方向に沿った対応するメモリセルに結合していたことを思い出してほしい。図5のメモリアレイ200は、同じ書き込みビット線に結合しているメモリセルが同じビット線を共有するような構成になっている。図5のメモリアレイ200は、図1のメモリアレイ100と比較すると、コンパクトなメモリセルおよび簡単な復号回路を供給する。以下に説明するように、メモリアレイ200よりメモリアレイ100が優れている点は書き込み動作であり、より詳細に説明すると、強誘電体ゲートの誘電体層内に論理状態を記憶することである。それ故、各メモリ・アーキテクチャは、それに関連するいくつかの折り合う点を持つ。
引き続き図5について説明すると、書き込み動作中、ビット線222,226は、等電圧Veqに維持することが好ましい。この等電圧Veqは、すでに説明したように、正および負の電圧供給レールの間の半分(例えば、VDD/2)であってもよい。メモリアレイ200内の選択しなかったメモリセル(例えば、209b,209c,209d)に対応するワード線(例えば、216)、書き込みビット線(例えば、224)も、好適には、等電圧Veqに保持することが好ましい。選択したメモリセル209aを、必要な論理状態(例えば、「0」または「1」)に書き込むために、選択したメモリセル209a内のFeGFET201aに結合しているワード線212および書き込みビット線220に供給される電圧は、2つの電圧の合計が、FeGFET201aの強誘電体ゲートの誘電体層の抗電圧Vに少なくとも等しくなるように、FeGFET201aのノード207aでの第1のドレイン/ソース端子およびノード205aのところのゲート端子の両端で効果的に加算される。
好適には、選択したメモリセル209aに論理「0」を書き込むために、電圧−V/2をワード線212に供給することができ、一方、書き込みビット線220に電圧V/2を供給することができることが好ましい。その結果、FeGFET201aの強誘電体ゲートの誘電体層の両端の全電圧はVに等しくなる。選択したFeGFET201aを反対の電気ダイポールの向きに書き込むために、書き込みビット線220およびワード線212に供給する2つの電圧の符号は逆になる。このようにして、書き込みビット線220とワード線212との間の電位差により発生する電界は、好適には、FeGFET201aの強誘電体ダイポールを、それぞれ、選択したメモリセル209aの論理「1」または「0」に対応する正または負の向きに書き込むことが好ましい。
都合の悪いことに、ノード203aに接続している第2のドレイン/ソース端子付近の強誘電体ゲートの誘電体層の一部は、全抗電圧Vまたは−Vではなく、V/2または−V/2のどちらかである抗電圧の半分しか供給を受けない。何故なら、ビット線222は、好適には、等電圧Veqに近い電圧に保持することが好ましいからである。図1のメモリアレイ100の場合のように、ビット線222上の電圧がワード線212の電圧に設定された場合には、選択しなかったメモリセル209bに偶発的な書き込みが行われる。何故なら、全抗電圧Vまたは−Vが、ノード203bに接続している第2のドレイン/ソース端子の付近の強誘電体ゲートの誘電体層の一部に供給されるからである。メモリアレイ200においては、選択しなかったメモリセルにも、同様に偶発的な書き込み動作を行わないで、選択したメモリセルの強誘電体ゲートの誘電体層の両端に均等に電界を掛けるための手段が存在しない。
図8は、本発明による選択したメモリセル209a内の選択したFeGFET201aの論理状態を書き込むために使用する例示としての信号を示すタイミング図である。図を見れば分かるように、選択しなかったメモリセルに対応する書き込みビット線224、ワード線216およびビット線226は等電圧Veqに保持される。選択したメモリセル209aに対応するビット線222も、すでに説明したように、等電圧Veqに保持される。メモリセル209aの「0」書き込み動作中、ワード線212は、VDD/2であってもよい等電圧Veqから、ゼロボルトであってもよい電圧−V/2に移行する。同時に、書き込みビット線220は、電圧VDD/2からVDDであってもよいV/2に移行し、それにより、FeGFET201aの強誘電体ゲートの誘電体層の両端に、抗電圧Vに少なくとも等しいある電圧を掛ける。同様に、「1」書き込み動作中、選択したメモリセル209aに対応するワード線212および書き込みビット線220上の電圧の極性は逆になる。
本発明の他の実施形態(図示せず)の場合には、別々の個々のメモリアレイ100,200は、例えば、一方の上に他方を積み重ねる方法で積み重ねることができる。2つまたはそれ以上のメモリセルを垂直方向に積み重ねることにより、記憶装置の密度を改善することができ、そのため、ダイのコストを最低限度まで低減することができる。この積み重ねたメモリ・アーキテクチャに対する読み出しおよび書き込み動作は、各メモリアレイ構成のところで前に説明した方法と類似の方法で行うことができる。
添付の図面を参照しながら、本発明の例示としての実施形態について説明してきたが、本発明は、これらのそのままの実施形態に制限されるものではなく、また、当業者であれば、添付の特許請求の範囲から逸脱することなしに、種々の他の変更および修正を行うことができることを理解されたい。
まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。
(1)不揮発性メモリアレイであって、
複数のメモリセルを備え、該メモリセルのうちの少なくとも1つが、少なくとも1つのメモリセルの論理状態を記憶するための3端子不揮発性記憶素子を備え、さらに、
前記メモリアレイ内の1つまたはそれ以上のメモリセルに選択的に書き込むために、前記メモリセルに動作できるように結合している複数の書き込み線と、
前記メモリアレイ内の1つまたはそれ以上のメモリセルを選択的に読み出しおよび書き込むために、前記メモリセルに動作できるように結合している複数のビット線およびワード線とを備え、前記メモリアレイが、前記少なくとも1つのメモリセルの対応する不揮発性記憶素子に動作できるように結合しているパスゲートを必要としないような構成になっている不揮発性メモリアレイ。
(2)前記ワード線が前記ビット線にほぼ直角に配置されていて、
前記書き込み線が、同じ書き込み線に結合している2つのメモリセルが同じワード線またはビット線を共有しないように、前記ワード線およびビット線に対してほぼ対角線方向に配置されている、請求項1に記載のメモリアレイ。
(3)前記メモリセルの少なくとも一部が、それぞれビット線と対応するワード線の交点で動作できるように結合している、請求項2に記載のメモリアレイ。
(4)前記ワード線が、前記ビット線に対してほぼ直角に配置されていて、
前記書き込み線が、前記ワード線およびビット線の少なくとも一方に対してほぼ平行に配置されている、請求項1に記載のメモリアレイ。
(5)前記不揮発性記憶素子の第1の端子が、対応する書き込み線に結合していて、前記不揮発性記憶素子の第2の端子が、対応するワード線に結合していて、前記不揮発性記憶素子の第3の端子が、対応するビット線に結合している、請求項1に記載のメモリアレイ。
(6)前記少なくとも1つのメモリセルが、少なくとも、
前記少なくとも1つのメモリセルの論理状態が読み出される第1のモード、および
前記少なくとも1つのメモリセルが所定の論理状態に書き込まれる第2のモードで選択的に動作することができる、請求項1に記載のメモリアレイ。
(7)前記第1のモードが、前記不揮発性記憶素子の前記第2および第3の端子間の領域のコンダクタンスを決定するステップを含み、前記コンダクタンスが、前記少なくとも1つのメモリセルの論理状態を表す、請求項6に記載のメモリアレイ。
(8)第1の動作モード中、前記不揮発性記憶素子内の第2および第3の端子間の領域のコンダクタンスが、
前記不揮発性記憶素子の第2および第3の端子の両端に所定の電位を供給し、ほぼ同時に、前記不揮発性記憶素子の前記第2および第3の端子間の領域を通って流れる電流を測定するステップと、
前記不揮発性記憶素子の前記第2および第3の端子間の領域を通して所定の電流を供給し、ほぼ同時に、前記不揮発性記憶素子の第2および第3の端子間の電圧を測定するステップのうちの少なくとも1つを実行することにより決定される、請求項7に記載のメモリアレイ。
(9)前記不揮発性記憶素子が、強誘電体ゲート電界効果トランジスタ(FeGFET)であり、前記第1の端子が、前記FeGFETのゲート端子であり、前記第2の端子が、前記FeGFETの第1のドレイン/ソース端子であり、前記第3の端子が、前記FeGFETの第2のドレイン/ソース端子である、請求項6に記載のメモリアレイ。
(10)前記第2の動作モード中、強誘電体ゲートの誘電体層に関連する抗電界に少なくとも等しい前記FeGFETの前記強誘電体ゲートの誘電体層内に電界が発生し、それにより、前記メモリセルの論理状態が前記FeGFETに記憶され、前記論理状態の少なくとも一部が、供給された電界の向きにより決定されるように、前記FeGFETのゲート端子と、前記第1および第2のドレイン/ソース端子のうちの少なくとも1つとの間に電位を供給することにより、少なくとも1つのメモリセルの論理状態が書き込まれる、請求項9に記載のメモリアレイ。
(11)前記第2のモードが、
前記FeGFETの第1のドレイン/ソース端子および前記第2のドレイン/ソース端子のうちの少なくとも1つに第1の電圧を供給するステップであって、該第1の電圧が、前記FeGFETの前記強誘電体ゲートの誘電体層の抗電圧Vより小さいステップと、
前記FeGFETのゲート端子に第2の電圧を供給するステップであって、該第2の電圧が、前記第1の電圧と加算した場合に、前記FeGFETの強誘電体ゲートの誘電体層の抗電圧Vに少なくとも等しい電位になる電圧と極性を有するステップとを含む、請求項9に記載のメモリアレイ。
(12)前記第1の電圧が、前記抗電圧の半分(V/2)にほぼ等しい電位を有し、前記第2の電圧が、前記第1の電圧の反対の極性を有する抗電圧の半分(−V/2)にほぼ等しい電位を有する、請求項11に記載のメモリアレイ。
(13)少なくとも1つのメモリセルが、さらに、少なくとも第3のモードで選択的に動作することができ、前記不揮発性記憶素子の第1、第2および第3の端子のところの電位がほぼ等しく、それにより、前記少なくとも1つのメモリセルの論理状態を保持する、請求項6に記載のメモリアレイ。
(14)少なくとも2つのメモリセルが、垂直方向に相互に積み重ねられる、請求項1に記載のメモリアレイ。
(15)不揮発性メモリアレイを形成するための方法であって、
複数のメモリセルを供給するステップであって、前記メモリセルのうちの少なくとも1つが少なくとも1つのメモリセルの論理状態を記憶するための3端子不揮発性記憶素子を備える複数のメモリセルを供給するステップと、
前記メモリアレイ内の1つまたはそれ以上のメモリセルの論理状態を選択的に読み出しおよび書き込むために、前記メモリセルを複数の書き込み線、ビット線およびワード線に結合するステップであって、前記メモリセルが、前記少なくとも1つのメモリセルの対応する不揮発性記憶素子に結合しているパスゲートを使用しなくてもすむように、前記書き込み線、ビット線およびワード線に動作できるように結合しているステップとを含む方法。
(16)前記メモリセルを前記複数の書き込み線、ビット線およびワード線に結合するステップが、
各不揮発性記憶素子の第1の端子を対応する書き込み線に接続するステップと、
各不揮発性記憶素子の第2の端子を対応するワード線に接続するステップと、
各不揮発性記憶素子の第3の端子を対応するビット線に接続するステップとを含む、請求項15に記載の方法。
(17)前記複数のワード線の少なくとも一部を、前記複数のビット線の少なくとも一部に対してほぼ直角に配置するステップと、
同じ書き込み線に結合している2つのメモリセルが、同じワード線またはビット線を共有しないように、前記複数の書き込み線の少なくとも一部を、前記ワード線およびビット線に対してほぼ対角線方向に配置するステップとをさらに含む、請求項15に記載の方法。
(18)第1の動作モード中、前記少なくとも1つのメモリセルの論理状態を選択的に読み出すステップと、
第2の動作モード中、前記少なくとも1つのメモリセルの論理状態を選択的に書き込むステップとをさらに含む、請求項15に記載の方法。
(19)前記少なくとも1つのメモリセルの論理状態を読み出すステップが、前記不揮発性記憶素子の前記第2および第3の端子間の領域のコンダクタンスを決定するステップを含み、前記コンダクタンスが、前記少なくとも1つのメモリセルの論理状態を表す、請求項18に記載の方法。
(20)チャネル領域の前記コンダクタンスを決定するステップが、
前記不揮発性記憶素子の前記第2および第3の端子の両端に所定の電位を供給し、ほぼ同時に、前記不揮発性記憶素子の前記第2および第3の端子間の領域を通って流れる電流を測定するステップと、
前記不揮発性記憶素子の前記第2および第3の端子間の領域を通して所定の電流を供給し、ほぼ同時に、前記不揮発性記憶素子の前記第2および第3の端子間の電圧を測定するステップのうちの少なくとも1つを含む、請求項19に記載の方法。
(21)前記不揮発性記憶素子が、強誘電体ゲート電界効果トランジスタ(FeGFET)であり、前記第1の端子が、前記FeGFETのゲート端子であり、前記第2の端子が、前記FeGFETの第1のドレイン/ソース端子であり、前記第3の端子が、前記FeGFETの第2のドレイン/ソース端子である、請求項18に記載の方法。
(22)前記少なくとも1つのメモリセルの論理状態を書き込むステップが、前記強誘電体ゲートの誘電体層に関連する抗電界に少なくとも等しい前記FeGFETの前記強誘電体ゲートの誘電体層内に電界を発生し、それにより、前記メモリセルの論理状態が、前記FeGFETに記憶され、前記論理状態の少なくとも一部が、前記電界の向きにより決定される、請求項21に記載の方法。
(23)前記少なくとも1つのメモリセルの論理状態を書き込むステップが、
前記FeGFETの第1のドレイン/ソース端子および前記第2のドレイン/ソース端子のうちの少なくとも1つに第1の電圧を供給するステップであって、前記第1の電圧が、前記FeGFETの前記強誘電体ゲートの誘電体層の抗電圧Vより小さいステップと、
前記FeGFETの前記ゲート端子に第2の電圧を供給するステップであって、前記第2の電圧が、前記第1の電圧と加算した場合に、強誘電体ゲートの誘電体層の抗電圧Vに少なくとも等しい前記FeGFETの強誘電体ゲートの誘電体層の電位になる電圧と極性を有するステップとを含む、請求項21に記載の方法。
(24)前記第1の電圧が、前記抗電圧Vの半分(V/2)にほぼ等しい電位を有し、前記第2の電圧が、前記第1の電圧の反対の極性を有する抗電圧Vの半分(−V/2)にほぼ等しい電位を有する、請求項23に記載の方法。
(25)2つまたはそれ以上のメモリセルを垂直方向に相互に積み重ねるステップを含む、請求項15に記載の方法。
(26)複数のビット線、ワード線および書き込み線を含むメモリアレイで使用するためのメモリセルであって、
前記メモリセルの論理状態を記憶するための、第1、第2および第3の端子を含む不揮発性記憶素子を含み、
前記不揮発性記憶素子の前記第1、第2および第3の端子が、前記不揮発性記憶素子に結合しているパスゲートを使用しなくてもすむように、前記メモリアレイにおいて、それぞれ、対応するビット線、ワード線、および書き込み線に動作できるように結合しているメモリセル。
本発明の1つの態様により形成した例示としての不揮発性メモリアレイの少なくとも一部を示す電気的概略図である。 図1のメモリアレイの簡単な回路を示す電気的概略図である。 本発明による、図1のメモリアレイ内の選択したメモリセルを読み出すための例示としての信号を示す論理タイミング図である。 本発明による、図1のメモリアレイ内の選択したメモリセルに書き込むための例示としての信号を示す論理タイミング図である。 本発明の他の態様により形成した、例示としての不揮発性メモリアレイの少なくとも一部を示す電気的概略図である。 図5のメモリアレイの簡単な回路を示す電気的概略図である。 本発明による、図5のメモリアレイ内の選択したメモリセルを読み出すための例示としての信号を示す論理タイミング図である。 本発明による、図5のメモリアレイ内の選択したメモリセルに書き込むための例示としての信号を示す論理タイミング図である。
符号の説明
100 メモリアレイ
109 メモリセル
112,116,120,212,216 ワード線
122,126,130,222,226 ビット線
140,142,144,146,148 書き込み線
151 抵抗
220,224 書き込みビット線

Claims (4)

  1. 不揮発性メモリアレイであって、
    行列状に配置された強誘電体ゲート電解効果トランジスタ(FeGFET)と、
    各行のFeGFETのドレイン/ソース端子の一方を共通接続するワード線の群と、
    各列のFeGFETのドレイン/ソース端子の他方を共通接続するビット線の群と、
    対角線方向のFeGFETのゲートを共通接続する書き込み線の群を具備し、
    スタンバイ・モード中は、各ワード線、ビット線、及び書き込み線を、電圧Veqに保持 し、ここでVeqはアースと該不揮発性メモリアレイへの供給電圧V DD の間の任意の電 圧であり、
    読み出しの際には、選択されたメモリセルに接続されたワード線をVeqより高い又は低 い電圧に設定し、且つ、選択されたメモリセルのビット線をVeqに維持し、該維持する ために必要な電流の向きからデータを読み出し、
    書き込みの際には、選択したメモリセルに接続された、ワード線及びビット線を−V 2又はV /2の電圧に、及び書き込み線をV /2又は−V /2の電圧に設定し こで、VcはFeGFETの電気ダイポールの向きを逆にするのに必要な電圧(抗電圧) である、不揮発性メモリアレイ。
  2. 不揮発性メモリアレイであって、
    行列状に配置された強誘電体ゲート電解効果トランジスタ(FeGFET)と、
    各行のFeGFETのドレイン/ソース端子の一方を共通接続するワード線の群と、
    各列のFeGFETのドレイン/ソース端子の他方を共通接続するビット線の群と、
    各列のFeGFETのゲートを共通接続する書き込み線の群を具備し、
    スタンバイ・モード中は、各ワード線、ビット線、及び書き込み線を、電圧Veqに保持 し、ここでVeqはアースと該不揮発性メモリアレイへの供給電圧V DD の間の任意の電 圧であり、
    読み出しの際には、選択されたメモリセルに接続されたワード線をVeqより高い又は低 い電圧に設定し、且つ、選択されたメモリセルのビット線をVeqに維持し、該維持する ために必要な電流の向きからデータを読み出し、
    書き込みの際には、選択したメモリセルに接続された、ワード線を−V /2又はV 2の電圧に、書き込み線をV /2又は−V /2の電圧に、及びビット線をVeqの電 圧に設定しここで、VcはFeGFETの電気ダイポールの向きを逆にするのに必要な 電圧である、不揮発性メモリアレイ。
  3. Veqが、V DD /2である、請求項1または2記載の不揮発性メモリアレイ。
  4. DD が、V /2である、請求項1〜3のいずれか1項記載の不揮発性メモリアレイ。
JP2003305497A 2002-09-27 2003-08-28 単一3端子不揮発性記憶素子を使用するメモリアレイ Expired - Fee Related JP3956367B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/256,715 US6894916B2 (en) 2002-09-27 2002-09-27 Memory array employing single three-terminal non-volatile storage elements

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004118998A JP2004118998A (ja) 2004-04-15
JP3956367B2 true JP3956367B2 (ja) 2007-08-08

Family

ID=32029337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003305497A Expired - Fee Related JP3956367B2 (ja) 2002-09-27 2003-08-28 単一3端子不揮発性記憶素子を使用するメモリアレイ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6894916B2 (ja)
JP (1) JP3956367B2 (ja)
CN (1) CN100414642C (ja)
TW (1) TWI232451B (ja)

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7312785B2 (en) 2001-10-22 2007-12-25 Apple Inc. Method and apparatus for accelerated scrolling
US7345671B2 (en) 2001-10-22 2008-03-18 Apple Inc. Method and apparatus for use of rotational user inputs
US7046230B2 (en) * 2001-10-22 2006-05-16 Apple Computer, Inc. Touch pad handheld device
US7333092B2 (en) 2002-02-25 2008-02-19 Apple Computer, Inc. Touch pad for handheld device
US7499040B2 (en) 2003-08-18 2009-03-03 Apple Inc. Movable touch pad with added functionality
US20070152977A1 (en) 2005-12-30 2007-07-05 Apple Computer, Inc. Illuminated touchpad
US7495659B2 (en) 2003-11-25 2009-02-24 Apple Inc. Touch pad for handheld device
US8059099B2 (en) 2006-06-02 2011-11-15 Apple Inc. Techniques for interactive input to portable electronic devices
KR101065943B1 (ko) 2004-08-16 2011-09-20 애플 인크. 터치 감지 장치의 공간 해상도를 증가시키는 방법
US7671837B2 (en) * 2005-09-06 2010-03-02 Apple Inc. Scrolling input arrangements using capacitive sensors on a flexible membrane
US7880729B2 (en) 2005-10-11 2011-02-01 Apple Inc. Center button isolation ring
US20070152983A1 (en) 2005-12-30 2007-07-05 Apple Computer, Inc. Touch pad with symbols based on mode
JP4887853B2 (ja) * 2006-03-17 2012-02-29 富士通セミコンダクター株式会社 半導体記憶装置
US9360967B2 (en) 2006-07-06 2016-06-07 Apple Inc. Mutual capacitance touch sensing device
US8743060B2 (en) 2006-07-06 2014-06-03 Apple Inc. Mutual capacitance touch sensing device
US8022935B2 (en) 2006-07-06 2011-09-20 Apple Inc. Capacitance sensing electrode with integrated I/O mechanism
US7795553B2 (en) 2006-09-11 2010-09-14 Apple Inc. Hybrid button
US8274479B2 (en) 2006-10-11 2012-09-25 Apple Inc. Gimballed scroll wheel
US8482530B2 (en) 2006-11-13 2013-07-09 Apple Inc. Method of capacitively sensing finger position
WO2008083136A2 (en) * 2006-12-29 2008-07-10 Sandisk Corporation Resistance sensing and compensation for non-volatile storage
US7590002B2 (en) * 2006-12-29 2009-09-15 Sandisk Corporation Resistance sensing and compensation for non-volatile storage
US7616498B2 (en) * 2006-12-29 2009-11-10 Sandisk Corporation Non-volatile storage system with resistance sensing and compensation
US7817454B2 (en) 2007-04-03 2010-10-19 Micron Technology, Inc. Variable resistance memory with lattice array using enclosing transistors
US9654104B2 (en) 2007-07-17 2017-05-16 Apple Inc. Resistive force sensor with capacitive discrimination
US8683378B2 (en) 2007-09-04 2014-03-25 Apple Inc. Scrolling techniques for user interfaces
US7910843B2 (en) 2007-09-04 2011-03-22 Apple Inc. Compact input device
US8416198B2 (en) 2007-12-03 2013-04-09 Apple Inc. Multi-dimensional scroll wheel
US8125461B2 (en) 2008-01-11 2012-02-28 Apple Inc. Dynamic input graphic display
US8820133B2 (en) 2008-02-01 2014-09-02 Apple Inc. Co-extruded materials and methods
US9454256B2 (en) 2008-03-14 2016-09-27 Apple Inc. Sensor configurations of an input device that are switchable based on mode
US8816967B2 (en) 2008-09-25 2014-08-26 Apple Inc. Capacitive sensor having electrodes arranged on the substrate and the flex circuit
US8395590B2 (en) 2008-12-17 2013-03-12 Apple Inc. Integrated contact switch and touch sensor elements
US9354751B2 (en) 2009-05-15 2016-05-31 Apple Inc. Input device with optimized capacitive sensing
US8872771B2 (en) 2009-07-07 2014-10-28 Apple Inc. Touch sensing device having conductive nodes
US9257152B2 (en) * 2012-11-09 2016-02-09 Globalfoundries Inc. Memory architectures having wiring structures that enable different access patterns in multiple dimensions
WO2016072974A1 (en) * 2014-11-04 2016-05-12 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Memory array driver
US10262715B2 (en) * 2017-03-27 2019-04-16 Micron Technology, Inc. Multiple plate line architecture for multideck memory array
US10504909B2 (en) * 2017-05-10 2019-12-10 Micron Technology, Inc. Plate node configurations and operations for a memory array
US10529410B2 (en) 2017-12-18 2020-01-07 Micron Technology, Inc. Techniques for accessing an array of memory cells to reduce parasitic coupling
US10963776B2 (en) * 2018-08-24 2021-03-30 Namlab Ggmbh Artificial neuron based on ferroelectric circuit element
US20230037696A1 (en) * 2021-08-06 2023-02-09 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. High-density & high-voltage-tolerable pure core memory cell

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3786448A (en) * 1972-09-11 1974-01-15 Goodyear Aerospace Corp Multiple access plated wire memory
US3832700A (en) 1973-04-24 1974-08-27 Westinghouse Electric Corp Ferroelectric memory device
US4873664A (en) 1987-02-12 1989-10-10 Ramtron Corporation Self restoring ferroelectric memory
US4888733A (en) 1988-09-12 1989-12-19 Ramtron Corporation Non-volatile memory cell and sensing method
JPH0677434A (ja) * 1992-08-27 1994-03-18 Hitachi Ltd 半導体記憶装置
US6373743B1 (en) * 1999-08-30 2002-04-16 Symetrix Corporation Ferroelectric memory and method of operating same
JPH06151872A (ja) 1992-11-09 1994-05-31 Mitsubishi Kasei Corp Fet素子
US5541807A (en) 1995-03-17 1996-07-30 Evans, Jr.; Joseph T. Ferroelectric based capacitor for use in memory systems and method for fabricating the same
JP3710845B2 (ja) * 1995-06-21 2005-10-26 株式会社ルネサステクノロジ 半導体記憶装置
US5789775A (en) 1996-01-26 1998-08-04 Radiant Technologies High density memory and double word ferroelectric memory cell for constructing the same
US5757042A (en) 1996-06-14 1998-05-26 Radiant Technologies, Inc. High density ferroelectric memory with increased channel modulation and double word ferroelectric memory cell for constructing the same
US6067244A (en) 1997-10-14 2000-05-23 Yale University Ferroelectric dynamic random access memory
US6075639A (en) * 1997-10-22 2000-06-13 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Micromachined scanning torsion mirror and method
JP3780713B2 (ja) 1998-08-25 2006-05-31 富士通株式会社 強誘電体メモリ、強誘電体メモリの製造方法及び強誘電体メモリの試験方法
US6333543B1 (en) 1999-03-16 2001-12-25 International Business Machines Corporation Field-effect transistor with a buried mott material oxide channel
US6259114B1 (en) 1999-05-07 2001-07-10 International Business Machines Corporation Process for fabrication of an all-epitaxial-oxide transistor
US6731557B2 (en) * 2001-06-21 2004-05-04 Stmicroelectronics S.R.L. Method of refreshing an electrically erasable and programmable non-volatile memory

Also Published As

Publication number Publication date
US20040062075A1 (en) 2004-04-01
JP2004118998A (ja) 2004-04-15
TW200418025A (en) 2004-09-16
TWI232451B (en) 2005-05-11
US6894916B2 (en) 2005-05-17
CN1490819A (zh) 2004-04-21
CN100414642C (zh) 2008-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3956367B2 (ja) 単一3端子不揮発性記憶素子を使用するメモリアレイ
US6728128B2 (en) Dummy cell structure for 1T1C FeRAM cell array
US6574135B1 (en) Shared sense amplifier for ferro-electric memory cell
JP3913906B2 (ja) 強誘電体ランダムアクセスメモリ装置
US6873536B2 (en) Shared data buffer in FeRAM utilizing word line direction segmentation
US6992928B2 (en) Semiconductor memory device with an improved memory cell structure and method of operating the same
US6407943B1 (en) Circuit for providing an adjustable reference voltage for long-life ferroelectric random access memory device
US7233536B2 (en) Semiconductor memory device having memory cells to store cell data and reference data
US6925030B2 (en) Nonvolatile ferroelectric memory device with split word lines
EP0917150A2 (en) Sensing methodology for a 1T/1C ferroelectric memory
US7203086B2 (en) Data reading method, data writing method, and semiconductor memory device
JP2003132673A (ja) 強誘電体半導体メモリ
JP4109465B2 (ja) 強誘電体ランダムアクセスメモリ装置のデータ感知方法
US6522569B2 (en) Semiconductor memory device
US6438020B1 (en) Ferroelectric memory device having an internal supply voltage, which is lower than the external supply voltage, supplied to the memory cells
JP2000011665A (ja) 強誘電体メモリ
JP3604576B2 (ja) 強誘電体メモリ装置
US6320783B1 (en) Nonvolatile ferroelectric memory device and circuit for driving the same
US6295223B1 (en) Ferroelectric random access memory with a memory with a stable sensing margin
US6584009B1 (en) Memory integrated circuit with improved reliability
US6944046B2 (en) Ferroelectric memory and method of testing the same
JP3441154B2 (ja) 半導体記憶装置
EP0721190A2 (en) Ferroelectric memory and method for controlling operation of the same
US6990007B2 (en) Semiconductor memory device
US11729989B2 (en) Depletion mode ferroelectric transistors

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20030828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060808

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20061107

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070207

RD12 Notification of acceptance of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7432

Effective date: 20070207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070426

RD14 Notification of resignation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7434

Effective date: 20070426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees