JP2003132167A - 設備検修システム - Google Patents

設備検修システム

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JP2003132167A
JP2003132167A JP2001326314A JP2001326314A JP2003132167A JP 2003132167 A JP2003132167 A JP 2003132167A JP 2001326314 A JP2001326314 A JP 2001326314A JP 2001326314 A JP2001326314 A JP 2001326314A JP 2003132167 A JP2003132167 A JP 2003132167A
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JP
Japan
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equipment
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electronic tag
repair
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JP2001326314A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Inoue
壽治 井上
Tomomi Sugano
智美 菅野
Kihei Isshiki
喜平 一色
Tomohiko Kakehi
友彦 筧
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Total Electric Management Service Co Ltd
Daido Signal Co Ltd
Original Assignee
Total Electric Management Service Co Ltd
Daido Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子タグを利用して容易に而も的確に保全検査
対象設備の識別を行える設備検修システムを実現する。 【解決手段】鉄道の保全検査対象設備1に電子タグ2を
付設し、それとのデータ送受を非接触で行うデータアク
セス装置4を入力端末3に付加し、入力端末3で収集し
た識別データと検修データとをサーバ7に蓄積するよう
にしたうえで、電子タグ2に更新不能に書き込まれた固
有情報も、データアクセス装置4に止まらず、入力端末
3まで伝達されて、識別データに含められるようにす
る。また、入力端末3が電子タグ2と保全検査対象設備
1との一対一対応を確認できるようにする。さらに、そ
の対応付けの更新も電子タグ2から機械読取にて得たデ
ータに基づいて行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道の保全検修
業務で使う設備検修データを収集して蓄積する設備検修
システムに関し、詳しくは、設備の保全や検修を行った
際にその保全検査対象設備に関する検修データを人手で
入力する設備検修システムに関する。鉄道の保全検査対
象設備の典型例としては、鉄道信号やATC等の機器の
他、鉄道車両を検査又は修繕するための検修設備が挙げ
られる。鉄道信号の保全では、信号電球の寿命管理や、
リレーの動作管理、機器の点検などが業務例として挙げ
られ、その業務によって得られたデータが設備検修デー
タとされる。例えば、リレーの動作回数や、電気転てつ
機の動作電圧・電流等が検修データとされる。
【0002】
【従来の技術】鉄道の分野では、多くの設備に高い信頼
性が求められるため、保全検査の対象となる設備を定め
て、それに対する保全検修業務を、定期的に又は必要に
応じて不定期に、行っている。そして、それらの保全検
査対象設備に関する設備検修データを入力端末にて収集
して種々の管理に役立てているが、それに用いられてい
る従来の保全検修データ入力システムでは、上記入力端
末を人手で操作してデータを入力するようになってい
る。少なくとも保全検査対象設備の特定は操作入力に依
存していた。具体的には、検修データの入力に際して、
上記入力端末によりその画面上で保全検査対象設備を検
索して一の物を特定してから検修を行う必要がある。そ
のため、設備数が多いと、検索や検査画面の切換が面倒
で時間を要していた。
【0003】また、各設備には、一連番号等の設備コー
ドや設備名を目視読取可能に印字した識別ラベルが貼付
されており、それを作業者が読み取って設備名の入力等
を行っている。そのため、上述したような従来のシステ
ムでは、類似の設備が隣接している場合など、対象の設
備名を誤って入力しないよう細心の注意を払って作業し
なければならないため、作業者の負担が重い。
【0004】一方、他の分野では、設備コード等の識別
データを機械読取可能にするものとして、バーコード方
式や、OCRを利用した方式の他、ICカードやデータ
キャリア等の記録担体をタグにしてそのデータの読み書
きを外部から接触式で又は非接触で行う電子タグ方式
も、実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、鉄道分野にお
いても、保全検査対象設備を特定する作業の負担を軽減
するとともに入力データの確度を向上させるべく、各設
備の識別データを機械読取可能にすることが期待され
る。その際、データの読取だけでなく書込も可能な電子
タグであって、油汚れ等の影響を受けにくい非接触方式
のタグが、使い易いうえ、機能拡張性にも優れているの
で、それをラベルに代えて又は加えて採用するとともに
そのデータにアクセスするリーダライタ等をも組み込ん
だ新たな設備検修システムを構築することが望ましい。
【0006】しかしながら、そのようにして設備の識別
や認証を行おうとすると、電子タグはデータの書込や変
更が可能なため、同一データを保持する複製品や予備品
が容易に出来てしまう。そして、その場合、従来の一般
的な使い方では、設備に付設されている真正タグと設備
に付設されていない予備タグ等との区別が付かない。複
製容易という点ではバーコード方式等も同様であるが、
バーコード等は目で見て直接的に確認できるのに対し、
電子タグはデータを確認するのにリーダ等を用いて間接
的に行わざるを得ない。このため、電子タグから得られ
た識別データが本当に対象設備のものか否かという点に
関して、一抹の不安が残る。
【0007】特に、鉄道の分野では、保全検査対象設備
の台数が極めて多くてそれらの設置先が広範な地域に及
ぶうえ、検修履歴の蓄積も長期に亘るため、現場で検修
データの入力を担当する作業者数も多く、作業者の入れ
替わりも避けられない。このため、総ての現場で作業が
誤り無く遂行されているか否かを中央の管理部門が監視
したり管理するのは困難であるから、識別データに確信
が持てないと、検修データをサーバに蓄積している情報
処理室や、その検修履歴等に基づいて保全計画の立案等
を行っている企画室などの業務に、十分な裏付けが得ら
れないことにもなりかねない。
【0008】そこで、作業性や機能拡張性に優れる電子
タグを識別データの入力に利用するべく電子タグやデー
タアクセス装置を設備検修システムに組み込むととも
に、その組み込みに際して、識別データと保全検査対象
設備との対応が保証されるよう、電子タグの組み込みや
使い方などに工夫を凝らすことが、技術的な課題とな
る。この発明は、このような課題を解決するためになさ
れたものであり、電子タグを利用して容易に而も的確に
保全検査対象設備の識別を行える設備検修システムを実
現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために発明された第1乃至第3の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
【0010】[第1の解決手段]第1の解決手段の設備
検修システムは、出願当初の請求項1に記載の如く、以
下のような電子タグとデータアクセス装置と入力端末と
サーバとを備えたものである。すなわち、前記電子タグ
は、読み書き可能な内蔵メモリと、外部からそれへのデ
ータ読み書きを非接触で行えるようにする伝送部とを具
えたものであって、固定的に書き込まれた即ち更新不能
に書き込まれた固有情報を読出可能に保持しており、鉄
道の保全検査対象設備に付設されている。前記データア
クセス装置は、前記電子タグとのデータ送受を非接触で
行う伝送部と、前記電子タグから読み取った前記内蔵メ
モリのデータに加えて前記固有情報も前記入力端末に伝
達する制御部とを具えたものであって、前記入力端末に
付加して設けられている。前記入力端末は、データを入
力するための入力手段と、そのデータやその他のデータ
を保持するための記憶手段とを具えたものであって、前
記データアクセス装置を介して得られた識別データと前
記入力手段を介して別途入力された検修データとを収集
して前記記憶手段に保持するとともに、それを行うに際
して前記識別データに前記固有情報を含ませるようにな
っている。前記サーバは、大容量の記憶手段を具えてい
て、前記入力端末に収集されたデータを前記入力端末か
ら受け取って前記大容量記憶手段に蓄積するようになっ
ている。
【0011】このような第1の解決手段の設備検修シス
テムにあっては、保全検査対象設備の検修データが、入
力手段を介して手動で又は半自動で入力端末に入力され
るとともに、その設備の特定に必要な識別データが、電
子タグからデータアクセス装置での機械読取にて入力端
末に入力される。そうして入力端末にて収集されたデー
タはサーバに蓄積されるが、その際、その識別データに
電子タグの固有情報が含められる。この固有情報は、電
子タグ毎に異なっていて、電子タグの完成後には更新す
ることができないようになっている。そして、通常はデ
ータアクセス装置での利用に止まるが、このシステムで
は入力端末での利用等にも供給される。そのため、内蔵
メモリに真正なタグと同じデータを保持する予備タグ等
についても、真正タグとの区別が確実に行えることとな
る。それも識別データを調べることで容易に行える。
【0012】これにより、設備検修システムにおける識
別データの入力部分にデータ更新可能な電子タグを組み
込んで作業性や機能拡張性を高めても、その組み込みに
際して、電子タグの固有情報が入力端末にも入力されて
識別データに含まれるようにしたので、識別データと保
全検査対象設備との一対一対応が、ひいては識別データ
の相方の検修データと保全検査対象設備との一対一対応
がデータに基づいて確認できることとなる。したがっ
て、この発明によれば、電子タグを利用して容易に而も
的確に保全検査対象設備の識別を行える設備検修システ
ムを実現することができる。
【0013】[第2の解決手段]第2の解決手段の設備
検修システムは、出願当初の請求項2に記載の如く、上
記の第1の解決手段の設備検修システムであって、前記
入力端末が、前記電子タグと前記保全検査対象設備とを
一対一で対応付ける対応付手段を具えていて、前記固有
情報に対応する設備情報も前記識別データに含ませるよ
うになっている、というものである。
【0014】このような第2の解決手段の設備検修シス
テムにあっては、入力端末に対応付手段が具わっている
ので、入力端末が有れば現場でも速やかに電子タグと保
全検査対象設備との対応関係を確認することができる。
また、保全検査対象設備の情報も自動的に且つ迅速に得
られるので、各設備に適した種々の検修業務や研修デー
タの入力等を選択して実行することが可能となる。さら
に、そのような設備情報も識別データに含められるの
で、その後のデータ処理等については、電子タグの固有
情報と保全検査対象設備の設備情報との何れか都合の良
い方を利用して、楽に処理を進めることができる。これ
により、システムの利便性や柔軟性が高まることとな
る。したがって、この発明によれば、電子タグを利用し
て容易に而も的確に保全検査対象設備の識別を行えるう
え便利な設備検修システムを実現することができる。
【0015】[第3の解決手段]第3の解決手段の設備
検修システムは、出願当初の請求項3に記載の如く、上
記の第2の解決手段の設備検修システムであって、前記
入力端末が、前記対応付手段の内容更新を前記データア
クセス装置の読取データに基づき前記検修データの入力
とは別に行うようになっている、というものである。
【0016】このような第3の解決手段の設備検修シス
テムにあっては、電子タグの交換等に応じて対応付手段
の内容を更新するときにも、データアクセス装置の読取
データに基づいて内容更新が行われるので、電子タグの
固有情報を誤って入力するおそれが無い。また、その処
理は検修データの入力と別に行われることから、検修デ
ータやその一部と間違えるといったおそれも無い。その
ため、システムの導入や管理をシンプルにすることがで
き、そのようにしても、システムの信頼性が維持され
る。したがって、この発明によれば、電子タグを利用し
て容易に而も的確に保全検査対象設備の識別を行えるう
え簡素で便利な設備検修システムを実現することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】このような解決手段で達成された
本発明の設備検修システムについて、これを実施するた
めの形態を幾つか説明する。
【0018】[第1の実施の形態]本発明の第1の実施
形態は、出願当初の請求項4に記載の如く、上述した解
決手段の設備検修システムであって、前記入力端末が、
前記検修データを入力するための画面表示データを前記
保全検査対象設備に対応して又はその種類に対応して幾
つか保持しており、その何れかを前記検修データの入力
に際して前記識別データに基づいて選択表示させるよう
になっている、というものである。これにより、作業の
単純化と誤入力の防止とを一段と進めることができる。
【0019】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
形態は、出願当初の請求項5に記載の如く、上述した解
決手段および実施形態の設備検修システムであって、前
記入力端末が、前記検修データの入力後にそれを前記デ
ータアクセス装置にて前記電子タグに書き込むようにな
っている、というものである。これにより、保全検査対
象設備の検査漏れを現場でも検知して管理することがで
きる。
【0020】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
形態は、出願当初の請求項6に記載の如く、上述した解
決手段および実施形態の設備検修システムであって、前
記入力端末が、前記電子タグから、前記識別データに加
えて、以前に書き込まれて保持されている検修データ
も、読み取るようになっている、というものである。こ
れにより、保全検査対象設備の状態変化を現場でも確認
して管理することができる。
【0021】[第4の実施の形態]本発明の第4の実施
形態は、出願当初の請求項7に記載の如く、上述した解
決手段および実施形態の設備検修システムであって、前
記入力端末が、前記電子タグへのデータ書込に際して冗
長データを付加し、前記電子タグからのデータ読出に際
して、付加されている冗長データに基づいてデータの正
否を判定するようになっている、というものである。こ
のような入力端末での照合により、電子タグに書き込ん
だデータについても、その信頼度を強化することができ
る。
【0022】[第5の実施の形態]本発明の第5の実施
形態は、出願当初の請求項8に記載の如く、上述した解
決手段および実施形態の設備検修システムであって、前
記保全検査対象設備が多数設置されていることに対応し
て前記電子タグが多数設けられ、前記入力端末が複数設
けられ、それらの入力端末と前記サーバとがLAN等の
データ伝送手段にて常に又は動的にデータ送受可能に結
ばれるようになっている、というものである。これによ
り、分担して収集した多数のデータのついて、その一括
管理と共有化とが容易に具現化される。
【0023】このような解決手段や実施形態で達成され
た本発明の設備検修システムについて、これを実施する
ための具体的な形態を以下の実施例により説明する。
【0024】
【実施例】本発明の設備検修システムの一実施例につい
て、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図
1は、そのシステムの基本構成を示し、(a)が現場で
用いられる部分のブロック図、(b)が情報処理室で用
いられる部分の概要図である。図2は、電子タグの構造
を示し、(a)がタグ内部のブロック図、(b)が保存
データのデータ構成図である。図3は、入力端末の構造
を示し、(a)が端末内部のブロック図、(b)が現デ
ータや収集データのデータ構成図、(c)がタグ交換デ
ータのデータ構成図である。図4は、サーバの内部構造
を示すブロック図である。
【0025】応用先の鉄道分野では一般に多くの保全検
査対象設備1が設置されている。それらの設備1のうち
には、鉄道の線路に沿って分散設置されるものもあり、
制御室や管理室に纏めて設置されるものもあり、そのよ
うな設備群を階層的・網的に分散設置したものもある。
このように設備1が多数であることに対応して、この例
の設備検修システムには(図1参照)、電子タグ2も多
数導入されている。タグ2は、それぞれの設備1に対し
て少なくとも1個が付設されるので、予備品等も含める
と、可成り多い。
【0026】また、多数の設備1に対する検修データの
入力を複数の作業者が分担して行えるよう、この設備検
修システムには、データアクセス装置4の付加された入
力端末3が複数台設けられている。さらに、それらの端
末3から検修データをアップロードして纏めるために、
データ伝送用LANケーブル6にルータ5bを介して接
続されたサーバ7も設けられている。そのLANケーブ
ル6に対してはルータ5aを介して端末3も接続したり
切り離したりできるようになっており、そのような伝送
手段によって、端末3とサーバ7とが、常に、又は必要
なとき動的に、データ送受可能に結ばれるようになって
いる。
【0027】タグ2は(図2(a)参照)、設備1の側
板の外面に締結具等で固定したり、側板に形成された小
窓の内側に貼着したり、何れにしても、データアクセス
装置4を外部から近接させ易いところに装着されるもの
であり、装着方式に合わせて、棒状体,板状体,箱体な
ど適宜な形状に仕上げられている。タグ2の内部には、
設備1に装着された状態で近くのデータアクセス装置4
との通信を可能とする伝送部2aに加えて、読み書き可
能な内蔵メモリ2cと、読出専用の固定記憶領域2d
と、それらの動作制御等を行う制御部2bも、設けられ
ている。
【0028】内蔵メモリ2cは、バッテリバックアップ
されたRAMでも良く、バッテリの不要なフラッシュメ
モリ等の不揮発性メモリでも良く、検修データ等の保存
に必要な例えば16バイト程度かそれ以上の記憶容量が
有れば良い。伝送部2aは、マイクロ波や交番磁界を利
用してデータ伝送を行う際にマイクロ波等からタグ2の
作動に必要な電力も受け取るようになっているものが便
利であるが、それと電池を併用するものでも良く、電池
だけで作動するものでも良い。制御部2bにはマイクロ
プロセッサ等が組み込まれており、そのプログラム処理
等によって、制御部2bは、伝送部2aを介してデータ
アクセス装置4から指令を受けると、それに応じて、内
蔵メモリ2cにデータを書き込んだり、内蔵メモリ2c
のデータを読み出して返送したりする。
【0029】これにより、タグ2は、外部から内蔵メモ
リ2cへのデータ読み書きを非接触で行えるものとな
り、内蔵メモリ2cの一部は、設備1への付設に際して
付設先の設備情報である設備コードを書き込むために割
り当てられ、残りは、その後の研修データ入力の度に保
存データを追加書込するために割り当てられている。そ
れぞれの保存データには(図2(b)参照)、設備1に
関する検修データに加えて、検修日時や、作業者を特定
するための担当者ID、誤り検出または訂正を可能とす
る冗長符号を含めることができるようになっている。
【0030】固定記憶領域2dは(図2(a)参照)、
制御部2bと同じICチップ上に形成された又は別個に
形成された書込可能な領域であるが、その書込は製造完
了前に限られ、ICパッケージング終了後やタグ組立完
了後はパッケージやタグを解体しなければ書込や更新を
行えないようになっている。具体的には、ベアチップ状
態でレーザカッティングやフォーカストイオンビーム成
膜が行える領域、製造完了後は書込回路がアクセス不能
に封止されるPROM領域などが挙げられる。そのよう
な固定記憶領域2dには、それぞれ異なる固有情報たと
えば製造番号などのタグ固有番号が製造中に書き込ま
れ、タグ2の製造完了後は、制御部2bによる読出アク
セスだけが可能となる。固定記憶領域2dの容量は、実
用可能な多数のタグ2を識別するのに足りるよう、例え
ば64ビットである。これにより、タグ2は、固定記憶
領域2dに更新不能に書き込まれた固有情報を読出可能
に保持するものとなっている。
【0031】データアクセス装置4は、一般的なリーダ
ライタと同様、タグ2とのデータ送受を非接触で行うた
めの伝送部と、そのデータを端末3に伝達等する制御部
とを具えており、端末3の制御下で、タグ2と伝文をや
り取りして、タグ2の内蔵メモリ2cに設備コードや保
存データを記憶させたり、それを読み出して端末3に伝
達したりするようになっている。また、タグ2から内蔵
メモリ2cのデータを読み取ったとき、それに随伴して
得られた固定記憶領域2dのタグ固有番号を用いてタグ
2の識別や確認などを行うようにもなっている。さら
に、一般的なリーダライタと異なり、タグ2から読み取
ったデータは、内蔵メモリ2cの設備コードや保存デー
タだけでなく、固定記憶領域2dのタグ固有番号も含め
て、端末3に伝達するようになっている。
【0032】端末3には(図3(a)参照)、携帯容易
なブックコンピュータ等が適しているが、その他のもの
であっても、データアクセス装置4を接続することがで
き、検修データを入力するための入力手段と、そのデー
タやその他のデータを保持するための記憶手段と、デー
タアクセス装置4を介して得られた識別データと入力手
段を介して別途入力された検修データとを収集して記憶
手段に保持させる演算制御手段とを具えたものであれば
良い。ブックコンピュータの場合、入力手段としてキー
ボードやポインティングデバイス等の操作部材が具わっ
ており、記憶手段3dとしてハードディスク等が内蔵さ
れており、プログラマブルな演算制御手段としてテーブ
ル更新ルーチン3aとデータ収集ルーチン3bとデータ
転送ルーチン3cとがインストールされている。その
他、表示手段となる液晶画面等も組み付けられている。
【0033】記憶手段3dには、タグ2と設備1とを一
対一で対応付ける対応付手段としてルックアップテーブ
ルが保持されている。それには、タグ固有番号と設備コ
ードと画面種別との組が多数格納され、その検索にて、
タグ固有番号から、対応する設備コードや画面種別が得
られるようになっている。また、検修データを入力する
際に設備1の種類に応じて画面表示を切り替えるために
参照される画面表示データが、各設備1の種類に対応し
て複数並べられて、入力画面群を構成し、これも記憶手
段3dに保持されており、画面種別に応じて何れか一つ
が選出されるようになっている。さらに、現在入力中の
識別データや検修データ等を一時的に格納しておく現デ
ータの領域や、現データの入力を終える度にそれを移し
て収集順に並べて保持しておく収集データの領域も、記
憶手段3dに確保されている。
【0034】それらの現データや収集データA,B,
C,…には(図3(b)参照)、タグ固有番号と設備コ
ードと検修日時と担当者IDと検修データと冗長符号と
を含めることができるようになっている。また(図3
(b)参照)、記憶手段3dには、タグ交換データを保
持するための領域も確保されており、そこには(図3
(c)参照)、設備1から取り外されたタグ2が有れば
その旧タグ固有番号と、新たに設備1に付設されたタグ
2の新タグ固有番号と、その設備1の設備コードと、交
換日時と、担当者IDと、冗長符号とを含めることがで
きるようになっている。
【0035】テーブル更新ルーチン3aは(図3(a)
参照)、タグ2を設備1へ新規に取り付けるときや設備
1のタグ2を交換するときに起動されるものであり、ル
ックアップテーブルへの登録画面や更新画面を表示し
て、データアクセス装置4を用いてタグ2に対する読取
作業を行うよう促す。交換の場合は、それを新旧の両タ
グ2について二度行い、新規の場合は、操作部材にて設
備1の設備コードや画面種別を入力するようにも促す。
さらに、データアクセス装置4を用いて作業者が身に付
けている担当者確認用タグに対する読取作業を行うよう
にも催促する。そして、それらのデータが入力されたと
きには不所望な重複等が無いことを確認し、総てのデー
タが揃ったところで、ルックアップテーブルを更新する
とともに、タグ交換データを追加する。タグ交換データ
には冗長符号も付加しておく。テーブル更新ルーチン3
aの起動はデータ収集ルーチン3bが動作を停止してい
るときに限って許可されるので、ルックアップテーブル
の内容更新は、データアクセス装置4の読取データに基
づいて行われるものであっても、検修データの入力とは
別に行われるようになっている。
【0036】データ収集ルーチン3bは、通常の保全検
査業務に伴う検修データ入力の度に起動されるものであ
り、タグ2からデータアクセス装置4にてタグ固有番号
と設備コードとを読み取ると、それらを共に識別データ
として現データに格納し、さらにルックアップテーブル
を検索してそのタグ固有番号と設備コードとが適切に対
応付けられたものであるか否かを判定する。その判定結
果が否定的なときには直ちに警告を発して処理を中止
し、判定結果が肯定的なときには検修データの入力を促
すようになっている。
【0037】その入力に際して、データ収集ルーチン3
bは、既に得られている識別データに基づいてルックア
ップテーブルから画面種別を求め、それに対応した画面
表示データを入力画面群のうちから一つ選出してそれを
画面に表示させるようになっている。その画面で、デー
タ収集ルーチン3bは、操作部材にて設備1の検修デー
タを入力するよう作業者に促す。また、データアクセス
装置4を用いて作業者が身に付けている担当者確認用タ
グに対する読取作業を行うようにも催促する。そして、
それらのデータが入力されたときには不所望な異常値等
が無いことを確認し、総ての現データが揃ったところ
で、冗長符号を付加する。そうして出来上がったその現
データを、データ収集ルーチン3bは、データアクセス
装置4にてタグ2に書き込むとともに、記憶手段3d内
の収集データ領域に移すようになっている。
【0038】タグ2への書込時には、重複するタグ固有
番号や設備コードは省かれるが、検修データと冗長符号
は省かれない。データ収集ルーチン3bは、タグ2への
書込を行った後には、それを読み出して書込データと突
き合わせて照合するとともに、付加されている冗長符号
に基づいてデータの正否を判定する。それ以外のときで
も、冗長符号の付加されているデータをタグ2から読み
出したときには、その冗長符号に基づいてデータの正否
を判定するようになっている。なお、収集データA,
B,C,…には、現データの総てが引き継がれるように
なっている。
【0039】さらに、記憶手段3dは、設定変更可能な
動作モードによっては、タグ2から得られた識別データ
に基づいて画面表示データを選択表示させたとき、それ
に続けて、タグ2から、その保存データ、すなわち以前
に書き込まれて内蔵メモリ2cに保持されている検修デ
ータも、読み取り、それも画面に表示するようになって
いる。その際、動作モードの設定状態に応じて、新たな
検修データの入力欄にデフォルト値として前回の検修デ
ータを表示させたり、新たな検修データの入力欄の隣へ
対比容易に前回の検修データを表示させたりするように
なっている。
【0040】データ転送ルーチン3cは、端末3がルー
タ5aに接続されて(図1(b)参照)サーバ7に対し
てデータ送受可能な状態になったときに起動されるもの
であり(図3(a)参照)、一連の収集データA,B,
C,…と、タグ交換データとを、サーバ7にアップロー
ドするようになっている。
【0041】サーバ7は(図4参照)、データ蓄積ルー
チン7aやデータ管理ルーチン7b等のプロブラムがイ
ンストールされた高性能のコンピュータであり、内蔵の
又は外付けのハードディスク等からなる大容量記憶手段
7cを具えている。データ蓄積ルーチン7aは、各端末
3からLANケーブル6を介して収集データA,B,
C,…が送られて来ると、それを受け取って大容量記憶
手段7cに蓄積するようになっている。その蓄積データ
は、新しいものが過去のものに付け加えられて成長して
も、設備名の一致など種々の条件で検索やデータ抽出が
効率良く行えるよう、適宜なデータベースにてサポート
されている。
【0042】データ蓄積ルーチン7aは各端末3からタ
グ交換データが送られてくるとその処理をデータ管理ル
ーチン7bに委ねるようになっており、データ管理ルー
チン7bは、タグ交換データを設備1(A,B,C,
…)毎に分類して、大容量記憶手段7cのタグ交換履歴
リストに付け加えるようになっている。また、データ管
理ルーチン7bは、大容量記憶手段7cに保持されてい
るタグ交換履歴リストと蓄積データとを突き合わせて矛
盾があればアラームを出したり、タグ交換履歴リストを
見易くプリントすることも行うようになっている。
【0043】この実施例の設備検修システムについて、
その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図
5は、現場での作業状況を示す図であり、図6及び図7
は、検修データ入力時における入力端末3の動作を示す
フローチャート及び入力端末3と電子タグ2との交信ダ
イアグラムである。そのうち、図6は前回の検修データ
の参照を行わないで検修データを入力するときのもので
あり、図7は前回の検修データを参照して検修データの
入力を行うときのものである。
【0044】複数の設備1として(図5参照)例えば3
台の設備A,B,Cが設置され、設備Aに付設されたタ
グ2には、タグ固有番号Aと設備コードA’とが保持さ
れており、設備Bに付設されたタグ2には、タグ固有番
号Bと設備コードB’とが保持されており、設備Cに付
設されたタグ2には、タグ固有番号Cと設備コードC’
とが保持されている現場で、それらの検修を一人の作業
者が担当するところを、具体例として説明する。この現
場には、たまたま設備コードB’を書き込まれたタグ固
有番号Dの予備タグ2も設備1とは別に置かれている。
【0045】設備A,B,Cの検修に先だち、それらに
付設されている各タグ2ついて、タグ固有番号と設備コ
ードとの対応付けを端末3のルックアップテーブルに登
録・反映させることが必要なので、作業者は、端末3を
手にして設備A,B,Cを巡回し、それぞれのところで
テーブル更新ルーチン3aを起動させる。そして、設備
Aのところでは、タグ2からタグ固有番号Aと設備コー
ドA’とを読み取り、自分の身に着けたタグから担当者
IDを読み取らせて、設備Aに関してルックアップテー
ブルやタグ交換データを確立させる。設備Bのところで
も同様に端末3にて設備Bに関するルックアップテーブ
ルやタグ交換データの確立を行い、設備Cのところでは
設備Cに関するルックアップテーブルやタグ交換データ
の確立を行う。こうして、この端末3は、検修データを
収集可能な状態となる。
【0046】そして、設備Aの保全検修業務に伴ってそ
れらの検修データを端末3に入力するとき(図6を参
照)、作業者は端末3を設備Aのところへ持って行き、
そのデータ収集ルーチン3bを起動させるとともに、デ
ータアクセス装置4を設備A付設のタグ2に近づける。
すると、タグ2からタグ固有番号を読み出すために(ス
テップS11)、端末3からデータアクセス装置4を介
してタグ2に読出指令が送出され、それに応じてタグ2
からタグ固有番号Aが返送されると、端末3はルックア
ップテーブルを検索してタグ固有番号Aが登録済みの適
正なものか否かを判定し、その番号Aが適正であると判
定されれば(ステップS12)、その設備Aに対応した
入力画面を表示する(ステップS13)。
【0047】その画面を見て確認等しながら、作業者が
設備Aの検修データを端末3に入力するとともに担当者
ID等も入力すると(ステップS14)、端末3におい
て、現データが完成し、それが収集データ領域にコピー
される。また、その現データをタグ2にも書き込むため
に(ステップS15)、端末3からデータアクセス装置
4を介してタグ2へデータ付きの書込指令が送出され
る。それを受けたタグ2では、そのデータが保存データ
として内蔵メモリ2cに書き込まれる。その書込の成否
を端末3にて確認するのに先だって端末3へ保存データ
を読み出すために(ステップS16)、タグ2へ書込指
令が送出される。それに応じてタグ2から保存データす
なわち書き込まれたばかりの検修データが返送される
と、端末3はそれと現データとを照合して確認する(ス
テップS17)。こうして、設備Aの検修データの収集
が終了する。
【0048】設備Bや設備Cについても同様にして検修
データが収集されるが、もしも、設備Bに付設されてい
るタグ2ではなく、それと同じ設備コードB’を保持し
ている予備のタグ2に対してデータアクセス装置4を用
いた番号読出を行うと(図5の破線部分と図6のステッ
プS21を参照)、この場合は、タグ2から端末3へタ
グ固有番号Bでなくタグ固有番号Dが読み出される。そ
して、端末3においてデータ収集ルーチン3bがそのタ
グ固有番号Dをルックアップテーブルに照らして確認す
ると(ステップS22)、登録されていない不適切なも
のであることが判明するので、直ちにデータ入力処理は
打ち切られ、アラームが発せられる。こうして、設備コ
ードB’を保持するタグ2であっても適切なタグ固有番
号Bを持たないタグ2については、迅速かつ確実に、不
当なデータ入力が阻止される。
【0049】そして、設備A,B,Cの検修データを総
て収集した後は端末3を情報処理室に運びこみ(図1
(b)参照)、そこでは、端末3をルータ5aに接続し
て、端末3から収集データA,B,Cとタグ交換データ
とをサーバ7にアップロードさせる。そのようなアップ
ロードが他の現場の端末3についても繰り返されると、
サーバ7には、総ての設備1に関する検修データやタグ
交換データが蓄積されるが(図4参照)、そのようにし
て統合された蓄積データやタグ交換履歴データにもタグ
固有番号が含まれているので、この設備検修システムで
はサーバ7だけでもタグの固有情報に基づく検修の適否
確認を行うことができる。
【0050】それから、設備A,B,Cに対する次回以
降の検修データ入力にあっては、端末3のデータ収集ル
ーチン3bの動作モードを切り替えて前回の検修データ
を参照しながら行うことも可能である。例えば、そのモ
ードで設備Aの検修を行う場合(図7参照)、作業者が
端末3を設備Aのところへ持って行って、そのタグ2か
らタグ固有番号を読み出し(ステップS31)、端末3
に返送されたタグ固有番号Aを確認してから(ステップ
S32)、設備Aに対応した入力画面を表示する(ステ
ップS33)ところまでは、上述したのと同様である
が、その後の動作が異なる(ステップS34,S3
5)。
【0051】すなわち、入力画面の表示に重ねて又は並
べて前回の検修データも表示させたいので、それに必要
なデータを端末3がタグ2から読み出すために(ステッ
プS34)、入力画面の表示後それに続けて自動的に端
末3からデータアクセス装置4を介してタグ2へ読出指
令が送出される。そして、それに応じてタグ2から該当
保存データすなわち前回の検修データが返送されると、
端末3はそれで画面の表示内容を更新する(ステップS
35)。その後は上述したのと同様に進められ(ステッ
プS36〜S39)、新たな検修データや担当者ID等
のデータが端末3に入力されて収集されるとともに、そ
の今回の検修データについてもタグ2への書込保存に加
えて読出や照合が行われる。こうして、前回の検修デー
タを参照しながら楽に今回の検修データを入力すること
ができる。
【0052】また、何れかのタグ2に不都合が生じて、
例えば設備Bに付設されているタグ2が故障して、その
交換が必要になった場合、例えばタグ固有番号Dを保持
している予備のタグ2に設備コードB’を書き込んでか
ら、それを設備Bに付け替える。それから、そのタグ2
に関するタグ固有番号と設備コードとの対応付けを端末
3のルックアップテーブルに反映させることが必要なの
で、作業者は、端末3を手にして設備Bのところへ行
き、そこでテーブル更新ルーチン3aを起動させる。そ
れから、そのタグ2からタグ固有番号Dと設備コード
B’とを読み取らせ、さらに自分の身に着けたタグから
担当者IDも読み取らせて、ルックアップテーブルのう
ち設備Bに関する部分を更新させるとともに、タグ交換
データを確立させる。
【0053】こうして、この端末3は、タグ2の交換後
も、新たなタグ2を利用した検修データの収集が可能な
状態となる。また、そのようなタグ交換を行った履歴デ
ータが、タグ交換の前後に亘って収集された検修データ
と共に、サーバ7に蓄積されるので、誤って不適切なタ
グ2に対する読み取りを行って検修データを入力した場
合には、過去に遡って確認することもできる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の解決手段の設備検修システムにあっては、電子
タグを組み込むに際してその固有情報が入力端末にも入
力されて識別データに含まれるようにしたことにより、
検修データと保全検査対象設備との一対一対応がデータ
に基づいて確認できることとなり、その結果、電子タグ
を利用して容易に而も的確に保全検査対象設備の識別を
行える設備検修システムを実現することができたという
有利な効果が有る。
【0055】また、本発明の第2の解決手段の設備検修
システムにあっては、入力端末が有れば現場でも電子タ
グの固有情報から保全検査対象設備の設備情報が得られ
るようにもしたことにより、電子タグを利用して容易に
而も的確に保全検査対象設備の識別を行えるうえ便利な
設備検修システムを実現することができたという有利な
効果を奏する。
【0056】さらに、本発明の第3の解決手段の設備検
修システムにあっては、交換等に応じた電子タグと設備
との対応付けの更新も電子タグの固有情報を読み取って
行うようにしたことにより、電子タグを利用して容易に
而も的確に保全検査対象設備の識別を行えるうえ簡素で
便利な設備検修システムを実現することができたという
有利な効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の設備検修システムの一実施例につい
て、その基本構成を示し、(a)が現場で用いられる部
分のブロック図、(b)が情報処理室で用いられる部分
の概要図である。
【図2】 電子タグの構造を示し、(a)がタグ内部の
ブロック図、(b)が保存データのデータ構成図であ
る。
【図3】 入力端末の構造を示し、(a)が端末内部の
ブロック図、(b)が現データや収集データのデータ構
成図、(c)がタグ交換データのデータ構成図である。
【図4】 サーバの内部構造を示すブロック図である。
【図5】 現場での作業状況を示す図である。
【図6】 検修データ入力時における入力端末の動作を
示すフローチャート及び入力端末と電子タグとの交信ダ
イアグラムである。
【図7】 前回の検修データを参照して検修データの入
力を行うときの入力端末の動作を示すフローチャート及
び入力端末と電子タグとの交信ダイアグラムである。
【符号の説明】 1 設備(保全検査対象設備) 2 タグ(データキャリア、記録担体、電子タグ) 2a 伝送部 2b 制御部 2c 内蔵メモリ 2d 固定記憶領域(固有情報の保持手段) 3 端末(携帯端末、入力端末) 3a テーブル更新ルーチン 3b データ収集ルーチン 3c データ転送ルーチン 3d 記憶手段(不揮発性メモリ、内蔵ハードディ
スク) 4 データアクセス装置(リーダライタ) 5a,5b ルータ(データ伝送手段) 6 LANケーブル(データ伝送手段) 7 サーバ 7a データ蓄積ルーチン 7b データ管理ルーチン 7c 大容量記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 170 G06K 17/00 D G06K 17/00 L 19/00 H 19/00 Q 19/07 G01M 17/00 F (72)発明者 菅野 智美 東京都大田区仲池上2丁目20番2号 大同 信号株式会社内 (72)発明者 一色 喜平 東京都墨田区緑一丁目21番10号 BR両国 2 東日本電気エンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 筧 友彦 東京都墨田区緑一丁目21番10号 BR両国 2 東日本電気エンジニアリング株式会社 内 Fターム(参考) 5B019 GA03 HA10 HF07 HG07 5B035 BA01 BB09 BC00 CA01 CA11 CA22 CA23 CA29 CA32 5B058 CA15 CA23 KA02 YA20 5B075 KK07 ND20 ND23 ND34 NK54 PQ02 UU40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄道の保全検査対象設備に付設され内蔵メ
    モリへの読み書きを非接触で行える電子タグと、それと
    のデータ送受を行うデータアクセス装置が付加されこれ
    を介して得られた識別データと別途入力された検修デー
    タとを収集する入力端末と、その収集されたデータを前
    記入力端末から受け取って蓄積するサーバとを備えた設
    備検修システムであって、前記電子タグが、固定的に書
    き込まれた固有情報を読出可能に保持しているものであ
    り、前記データアクセス装置が、前記電子タグから読み
    取った前記内蔵メモリのデータに加えて前記固有情報も
    前記入力端末に伝達するものであり、前記入力端末が、
    前記識別データに前記固有情報を含ませるものであるこ
    とを特徴とする設備検修システム。
  2. 【請求項2】前記入力端末が、前記電子タグと前記保全
    検査対象設備とを一対一で対応付ける対応付手段を具え
    ていて、前記固有情報に対応する設備情報も前記識別デ
    ータに含ませるものであることを特徴とする請求項1記
    載の設備検修システム。
  3. 【請求項3】前記入力端末が、前記対応付手段の内容更
    新を前記データアクセス装置の読取データに基づき前記
    検修データの入力とは別に行うものであることを特徴と
    する請求項2記載の設備検修システム。
  4. 【請求項4】前記入力端末が、前記検修データを入力す
    るための画面表示データを前記保全検査対象設備に対応
    して又はその種類に対応して幾つか保持しており、その
    何れかを前記検修データの入力に際して前記識別データ
    に基づいて選択表示させるものであることを特徴とする
    請求項2又は請求項3に記載された設備検修システム。
  5. 【請求項5】前記入力端末が、前記検修データの入力後
    にそれを前記データアクセス装置にて前記電子タグに書
    き込むものであることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4の何れかに記載された設備検修システム。
  6. 【請求項6】前記入力端末が、前記電子タグから、前記
    識別データに加えて、以前に書き込まれて保持されてい
    る検修データも、読み取るものであることを特徴とする
    請求項5記載の設備検修システム。
  7. 【請求項7】前記入力端末が、前記電子タグへのデータ
    書込に際して冗長データを付加し、前記電子タグからの
    データ読出に際して、付加されている冗長データに基づ
    いてデータの正否を判定するものであることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6の何れかに記載された設備検修
    システム。
  8. 【請求項8】前記保全検査対象設備が多数設置されてい
    ることに対応して前記電子タグが多数設けられ、前記入
    力端末が複数設けられ、それらの入力端末と前記サーバ
    とがデータ伝送手段にて常に又は動的にデータ送受可能
    に結ばれることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何
    れかに記載された設備検修システム。
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