JP2001175951A - 情報管理システムおよび情報管理方法 - Google Patents

情報管理システムおよび情報管理方法

Info

Publication number
JP2001175951A
JP2001175951A JP35789099A JP35789099A JP2001175951A JP 2001175951 A JP2001175951 A JP 2001175951A JP 35789099 A JP35789099 A JP 35789099A JP 35789099 A JP35789099 A JP 35789099A JP 2001175951 A JP2001175951 A JP 2001175951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
tag
terminal device
unit
online mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35789099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4193088B2 (ja
Inventor
Ryoichi Shimizu
亮一 志水
Taku Sawada
卓 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP35789099A priority Critical patent/JP4193088B2/ja
Publication of JP2001175951A publication Critical patent/JP2001175951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4193088B2 publication Critical patent/JP4193088B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場側での情報収集及び処理と、集中ファイ
ルへの回線負荷を軽減した転記が可能な情報管理システ
ムおよび情報管理方法を提供する。 【解決手段】 現場側で各物品Matに関し発生する情
報を、オフラインモードで常時、その物品Matに添設
された情報タグTFへ更新記録または新規記録すること
で、常にアクティブ情報を保持・管理する現場側ファイ
ルを形成する。一方、端末装置Tnrのオンラインモー
ド作動指示手段がオンラインモード作動指示を間欠的に
発行して情報管理システムIms1全体をオンラインモ
ードで作動させ、それまでに情報タグTFへ更新記録ま
たは新規記録した情報を回線Net経由で集中ファイル
部Fleへ送付し、記録手段Hdへ集中記録することで
上位側ファイルを形成するから、回線の負荷を極力軽減
できる。しかも両ファイルが相互に相手をバックアップ
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報管理システム
および情報管理方法に関し、とりわけ現場側(ローカ
ル)で主としてオフライン時の情報記録を為す情報タグ
により形成される現場側ファイルと、この現場側ファイ
ルとオンラインで情報授受して更新可能な上位側ファイ
ルとで構成する、情報管理システムおよび情報管理方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生産現場や販売店舗の第一線現場で発生
する、製品や商品に係る種々の情報やデータを収集し、
収集された情報やデータをマスターファイルへ取り込み
一括管理するといった、一連の情報管理を司る情報管理
システムは、各産業分野において重要な機能を担うもの
として広範に使用され、また常に新たな適用が図られて
いる。このような情報管理システムでは、一般的にデー
タや情報が発生する現場側(フロント)とマスターファ
イルが配置される上位側が距離的に隔たることが多く、
よって両者はオンラインネットワークで結ばれ、頻繁な
情報授受が為されている。この場合、現場側におけるデ
ータや情報(以下、纏めて情報と記す)の発生は不規則
・不定期であり、よってこの条件下で、情報授受の効率
化と通信コスト削減の管理が実現されなければならな
い。歴史的に当初、このような情報管理システムの設計
思想として主流を占めたのは完全オンライン・オリエン
テッド(完全オンライン主導)のコンセプトであった。
例えばPOS構成のバーコードシステムでは、フロント
において発生した情報はその都度直ちに回線を経て中枢
部門へ伝送され、メインフレーム・コンピュータの制御
下でマスターファイルが更新されるものであった。図1
6にこのような初期のバーコードシステムの構成を示
す。
【0003】このバーコードシステムは、各々の物品に
貼付されたバーコードラベル2001、2002に品番
や価格情報を記録し、端末装置であるバーコード読取装
置2003がバーコードラベルに記録されている情報を
読出し、キーボード2004からの指示で回線2005
へ送出すると、回線2005で結ばれたマスターファイ
ル2006がオンラインで取り込んで一括管理をなすも
のである。したがって各々の物品に貼付されたバーコー
ドの記録情報は読み出される度に、他の情報とともにオ
ンラインでマスターファイル2006へ取り込まれ、中
央において全情報の完全且つ一括管理と頻繁なアップデ
ート操作が為されていた。ところがこの構成ではネット
ワークの負荷が大になり、またアクセスの都度、オーバ
ーヘッドがかかることによりネットワーク利用効率が低
下し、さらにコストが増大するという問題が発生した。
【0004】そこで上記の欠点を是正した情報管理シス
テムとして、バッファファイルを現場側のたとえば端末
装置に設け、フロントで発生する不規則・不定期の情報
をバッファファイルへ暫定格納し、間欠的に回線を経て
マスターファイルへ転記する構成が提案された。この骨
子はバッファ記録を設けることによりマスターファイル
への頻繁なアクセスを抑制してオーバーヘッド部分を削
減し、低コストを実現するものである。図17にこのよ
うな改良された情報管理システムの構成を示す。
【0005】この情報管理システムは、各々の物品に貼
付されたバーコード、またはICタグ(電子タグとも称
せられる)3001、3002に、品番や価格情報とい
った極く小容量の情報を記録する。現場で不規則・不定
期の情報が発生すると、端末装置であるバーコード読取
装置またはICタグ読取装置3003が、これらを回線
コストを要しないバッファファイル3004へ暫定格納
する。そして所定の時期になるとICタグ読取装置30
03がマスターファイル3006との回線接続をして、
それまでにバッファファイル3004に格納されたデー
タや情報を一挙に、オンラインネット(回線)3005
で結ばれたマスターファイル3006に転記するように
なされる。このように、各々の物品に関して現場で発生
する情報は、オンラインでマスターファイル3006へ
取り込まれる替わりに、一旦、バッファファイル300
4へ暫定格納され、所定の時刻にオンラインでマスター
ファイル3006へ取り込まれて一括管理される構成と
された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の情報管理システムでは全ての情報がマスタ
ーファイルにおいて一元管理されるものであるから、現
場から離れて上位側でマスターファイルをアクセスして
応用処理を行う等の作業には効果的であるものの、一方
において、現場の端末装置を用いて或る着目する物品の
所望の情報を利用する際には、たとえその情報が量的に
僅かなものであっても必ず回線を介して端末装置と上位
側のマスターファイルとを接続し、マスターファイルか
ら端末装置へ目的とする情報の伝送を受ける必要があっ
た。これは、たとえバッファファイルが存在してもバッ
ファファイルの記憶する情報量は極く一部に限定される
から、着目する物品に関するあらゆる情報の内から任意
の所望の情報を入手するには、全てを一括管理するマス
ターファイルをアクセスすることが不可欠であることに
よる。このため交信に関わるオーバーヘッドが増大す
る。上記は従来の情報管理システムが矢張りオンライン
中央集権主体の設計思想に依拠するものであることから
当然であり、したがってこのようなオンライン中央集権
主体のシステムの有する本質的な欠点である、回線利用
によるコスト増加や、オーバーヘッド増による伝送効率
の低下、回線ビジー時の待ち時間発生による処理の遅延
(即時処理の困難)を解消するものではなかった。さら
に回線故障の発生による機能停止にも対処できるもので
はなかった。さらに、マスターファイル自体の故障時の
全機能停止や、マスターファイルの予期しない崩壊によ
る全情報の一括消滅といった事故に対し効果的な復元の
方途を提供するものではなかった。
【0007】本発明は、前記のような従来技術における
問題点を解決するためなされたもので、現場側での情報
収集と即時処理と記録保持が常時可能で、且つ回線負荷
を軽減した上位側ファイルへの転記が可能であり、高い
伝送効率を維持し、さらに回線故障時にも対処可能で、
しかもファイル復元が容易な、情報管理システムおよび
情報管理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】課題解決のための手段の
説明に先立ち、本発明において使用する用語を簡単に説
明する。但し以下は本発明の理解を助するための一説明
であり、よって以下の各説明が各用語の定義、範囲等を
限定するものではない。
【0009】「情報タグ」:物品に関する情報を再生可
能または/および書き替え可能に記録し、物品に添設ま
たは一体形成可能であり、且つ情報書込・読取機能を備
える運用手段であるリーダ・ライタ装置と接触または非
接触で情報の授受が可能な、小型の情報担持装置または
情報記録再生装置である。情報タグは、情報を記録再生
可能なメモリ部と、リーダ・ライタ装置との情報授受手
段を具備して、少なくともリーダ・ライタ装置から供給
される指示情報を解析し、これに基づき情報をメモリ部
へ記録・更新またはメモリ部から記録情報を再生可能で
あり、さらにリーダ・ライタ装置へ応答情報を供給可能
に構成される。
【0010】「情報」:情報タグに記録・保持・再生・
更新・追記録・削除等が可能な情報として、以下の第1
種別の情報と、第2種別の情報がある。第1種別の情報
は「存在情報」であり、第2種別の情報には「状態情
報」か「応用情報」がある。いずれも、時空間座標で形
成される時空間領域上でのその物品に関するデータとし
て形成される。また第2種別の情報は、変化の頻度の高
いアクチブ情報である。
【0011】「存在情報」(固定情報ともいう):その
物品の存在または特定(アイデンティフィケーション)
に関する、その物品の存立に関わる基本的な情報であ
り、時空間座標で形成される時空間領域上での変動の少
ない情報であり、第1種別の情報として分類される。例
として、当該物品の品番、学名などの名称がある。これ
らは固定された情報であり、物品が置かれた場所や時間
が移っても変化することのない、または変化の頻度の低
い情報である。
【0012】「状態情報」:上記存在情報を有する物品
が、時間座標および空間座標により形成される時空領域
内の特定位置において有する属性の情報であり、存在情
報に基づき誘導された時間的・空間的に依存する情報を
含む、変化の頻度の高いアクチブ情報である。これは第
2種別の情報として分類される。例としては、 その実体を構成する商品の発売時期と場所 仕入れ価額、定価、実売価格 発売後の経過期間 取引記録(レンタル商品の場合は貸し出し日数や貸出回
数) 顧客コード、性別、年齢 などの、過去/現在に係るデータがある。
【0013】「応用情報」:上記状態情報に基づき誘導
された応用的なアクチブ情報であり、第2種別の情報と
して分類される。例としてマーケティング情報がある。
マーケティング情報には過去/現在データに基づいて未
来の販売を予測する情報や、ある地域(ローカルエリ
ア)情報に基づく他のエリアの予測情報等がある。
【0014】「POP(ポイント・オブ・プロセッシン
グ)」:販売現場や生産現場等において、商品や製品の
存在情報のみならず応用情報を含む、当該商品や製品に
属するあらゆる情報を、当該商品や製品に添設された情
報タグに記入処理、または再生処理し、これら処理のす
べて、または大部分を現場側で完結させるという概念を
POP(ポイント・オブ・プロセッシング)とする。こ
のPOP(ポイント・オブ・プロセッシング)は従来の
POSの概念を拡張するものであり、本発明において提
唱される概念である。
【0015】「POM(ポイント・オブ・マネジメン
ト)」:販売現場や生産現場等において、商品や製品の
存在情報のみならず応用情報などの、当該商品や製品に
属するあらゆる情報の管理にとどまらず、さらに当該商
品自体や製品自体の管理をも、両管理を一体で、現場側
だけで、または主として現場側で実行するという概念を
POM(ポイント・オブ・マネジメント)とする。この
POM(ポイント・オブ・マネジメント)は従来のPO
Sの概念を拡張するものであり、本発明において提唱さ
れる概念である。
【0016】次に本発明の原理の概要を述べる。但し以
下の説明は原理の概要であり、したがって当然ながら請
求内容の全て及び詳細を網羅するものではない。本発明
の情報管理システムは、オフラインモードとオンライン
モードの両モードで作動し、現場側ファイルと上位側フ
ァイル(集中ファイル部)をそれぞれ形成して管理す
る。現場側で各物品に関し発生する情報を、端末装置
が、主としてオフラインモードで常時、その物品に添設
された各情報タグへ更新記録または新規記録すること
で、常にアクティブ情報を保持・管理する現場側ファイ
ルを、複数の情報タグの一塊によって形成する。
【0017】一方、端末装置のオンラインモード作動指
示手段がオンラインモード作動指示を間欠的に発行する
か、または集中ファイル部がオンラインモード作動指示
を間欠的に発行して、情報管理システム全体をオンライ
ンモードへ間欠的に切換え作動させ、それまでに情報タ
グへ更新記録または新規記録した情報を回線経由で集中
ファイル部へ送付し集中記録することで上位側ファイル
を更新する。これにより現場側ファイルと上位側ファイ
ルの内容が同期する。したがって現場側での情報処理に
回線を使用せず、また現場側ファイルから上位側ファイ
ルへの転記を間欠的に実行するから、回線の負荷を極力
軽減できる。
【0018】しかも現場側で情報のアクセスが必要にな
れば、現場側ファイルすなわち情報タグをアクセスすれ
ばよいから、回線負荷は発生せず、POP(ポイント・
オブ・プロセッシング)とPOM(ポイント・オブ・マ
ネジメント)を効果的に実行できる。また上位側で情報
のアクセスが必要になれば、上位側ファイル(集中ファ
イル)をアクセスすればよく、回線経由して情報タグを
アクセスする必要がない。しかも両ファイルが相互に相
手をバックアップできるから、突然の電源断などでもシ
ステム全停止を回避でき、また一方にファイル破損が生
じても他方によるバックアップで容易に復元でき、シス
テム信頼度かつシステム保全において有利となる。
【0019】以下、本発明に係る手段を述べる。
【0020】前記従来技術の課題を解決するとともに前
記目的を達成するべく、本発明の請求項1に係る情報管
理システムは、各々が物品に添設され又は物品に組み込
まれて一体化され、非接触で情報を授受し、前記情報を
内蔵する記憶手段に再生自在に記録する非接触型の情報
タグと、前記各情報タグへ接近して前記各情報タグへの
記録または前記各情報タグからの再生を非接触で行うリ
ーダライタ部及び、有線または無線の回線を介して情報
を授受可能な交信管理手段及び、オンラインモード作動
指示を発行するオンラインモード作動指示手段を備える
端末装置と、情報の記録手段を有し、前記端末装置と前
記回線を介して情報を授受可能に構成され、前記端末装
置を介した前記各情報タグとの情報授受により前記各情
報タグが記録する情報を得て、前記記録手段へ記録する
集中ファイル部と、を備え、前記端末装置と前記集中フ
ァイル部が前記回線で接続された状態を前記オンライン
モード、それ以外の状態をオフラインモードとして、前
記オンラインモードは、前記オンラインモード作動指示
で開始され、前記端末装置は前記情報タグへの情報の記
録または再生を、前記両モードにおける所望の任意の時
期に常時実行可能であり、前記オンラインモード作動指
示手段が、自ら発生させる指示或いは外部から入力され
た指示に基づき前記オンラインモード作動指示を発行し
前記オンラインモードを開始させ、前記オンラインモー
ドにおいて前記リーダライタ部は前記情報タグから、前
記記憶手段内の更新記録された情報または新規記録され
た情報を読出し、前記交信管理手段が前記回線経由で前
記情報を前記集中ファイル部へ送付し、前記集中ファイ
ル部が前記記録手段へ記録する、構成としたことを特徴
とする。
【0021】前記の情報管理システムによれば、発生す
る情報が情報タグへ更新記録または新規記録され、端末
装置のオンラインモード作動指示手段がオンラインモー
ド作動指示を発行すると集中ファイル部を含む全体がオ
ンラインモードで作動し、それまでに情報タグへ更新記
録または新規記録された情報が回線経由で集中ファイル
部へ送付され、記録手段へ記録される。このように、オ
フラインモードまたはオンラインモードを問わず発生す
る情報はその都度、情報タグへ更新記録または新規記録
され蓄積されるから、情報タグには常にアクティブな情
報が全て記録保持され、情報の逸失やロス発生のない管
理がなされる。しかも回線を経由することなく、常時発
生するアクティブ情報の記録が為されるので、情報タグ
への情報の記録時に回線に負荷を与えることがない。
【0022】さらに、オンラインモードになると、それ
までに蓄積された更新記録分または新規記録分の情報が
集中ファイル部へ送付され、記録手段へ記録されるか
ら、集中ファイル部にもアクティブな情報が全て記録保
持される。しかもオンラインモードはオンラインモード
作動指示が発行された際にのみ作動するから、回線の負
荷を極力軽減するようにでき、効率改善がなされる。し
たがって、物品に属する情報が発生する現場側において
は、各情報タグがアクセスされることで、回線経由で集
中ファイル部をアクセスする必要がなく、現場側におい
て迅速かつ低コストで情報入手がなされる。
【0023】一方、送られた情報を記録する上位側で
は、例えば他の機器により集中ファイル部がアクセスさ
れることで、回線経由で現場側の情報タグをアクセスす
る必要がなく、上位側において迅速かつ低コストで情報
入手がなされる。しかも現場側の情報タグの保持する情
報と、上位側の集中ファイル部の保持する情報とが対応
するから、何れか一方が他方のバックアップとして作用
し、何れかのファイルに故障が生じても、他方のバック
アップによって復元がなされる。またシステムの全面停
止が回避される。さらに、オンラインモードの開始は端
末装置によって制御されるが、端末装置は情報が発生す
る現場側に置かれて情報タグへの記録状況を最も良く把
握しているから、オンライン送付をすべきタイミングの
判断が的確にでき、記録状況の観点から最良のタイミン
グにオンライン指示が発行されることで、集中ファイル
の効果的な更新がなされる。
【0024】本発明の請求項2に係る情報管理システム
は、各々が物品に添設され又は物品に組み込まれて一体
化され、非接触で情報を授受し、前記情報を内蔵する記
憶手段に再生自在に記録する非接触型の情報タグと、前
記各情報タグへ接近して前記各情報タグへの記録または
前記各情報タグからの再生を非接触で行うリーダライタ
部及び、有線または無線の回線を介して外部と情報を授
受可能な交信管理手段及び、付与されたオンラインモー
ド作動指示を処理するモード指示処理手段を備える端末
装置と、情報の記録手段と、オンラインモード作動指示
を発行し前記端末装置へ付与可能な指示付与手段を有
し、前記端末装置と前記回線を介して情報を授受可能に
構成され、前記端末装置を介した前記各情報タグとの情
報授受により前記各情報タグが記録する情報を得て、前
記記録手段へ集中記録する集中ファイル部と、を備え、
前記端末装置と前記集中ファイル部が前記回線で接続さ
れた状態を前記オンラインモード、それ以外の状態をオ
フラインモードとして、前記オンラインモードは、前記
指示付与手段が発行する前記オンラインモード作動指示
で開始され、前記端末装置は前記情報タグへの情報の記
録または再生を、前記両モードにおける所望の任意の時
期に常時実行可能であり、前記集中ファイル部の前記指
示付与手段が、自ら発生させる指示或いは外部から入力
された指示に基づき前記オンラインモード作動指示を発
行し、前記回線を駆動することにより前記端末装置へ付
与して、前記端末装置を前記オンラインモードで作動さ
せ、前記オンラインモードにおいて前記リーダライタ部
は前記情報タグから、前記記憶手段内の更新記録された
情報または新規記録された情報のみを読出し、前記交信
管理手段が前記回線経由で前記情報を前記集中ファイル
部へ送付し、前記集中ファイル部が前記記録手段へ記録
する、構成としたことを特徴とする。
【0025】前記の情報管理システムによれば、発生す
る情報が情報タグへ更新記録または新規記録され、集中
ファイル部の指示付与手段がオンラインモード作動指示
を発行すると集中ファイル部を含む全体がオンラインモ
ードで作動し、それまでに情報タグへ更新記録または新
規記録された情報が読み出され回線経由で集中ファイル
部へ送付され、記録手段へ記録される。このように、オ
フラインモードまたはオンラインモードを問わず発生す
る情報はその都度、情報タグへ更新記録または新規記録
され蓄積されるから、情報タグには常にアクティブな情
報が全て記録保持され、情報の逸失やロスの発生がない
管理がなされる。さらに、蓄積された更新記録分または
新規記録分の情報が、オンラインモードにおいて集中フ
ァイル部へ送付され、記録手段へ集中記録されるから、
集中ファイル部にもアクティブな情報が全て記録保持さ
れる。
【0026】したがって、物品に属する情報が発生する
現場側においては、各情報タグがアクセスされること
で、回線経由で集中ファイル部をアクセスする必要がな
く、現場側において迅速かつ低コストで情報入手がなさ
れる。一方、情報のみを集中記録する上位側では、集中
ファイル部がアクセスされることで、回線経由で現場側
の情報タグをアクセスする必要がなく、上位側において
迅速かつ低コストで情報入手がなされる。しかも現場側
の情報タグの保持する情報と、上位側の集中ファイル部
の保持する情報とが対応するから、何れか一方が他方の
バックアップとして作用し、何れかのファイルに故障が
生じても、他方のバックアップによって復元がなされ
る。さらに、オンラインモードの開始は集中ファイル部
によって制御されるが、集中ファイル部は回線の状況を
最も良く把握できるから、オンラインでの情報取込をす
べきタイミングを回線使用の観点から的確に判断でき、
最良のタイミングにオンライン指示が発行されること
で、効果的な集中ファイルの更新がなされる。
【0027】本発明の請求項3に係る情報管理システム
は、各々が物品に添設され又は物品に組み込まれて一体
化され、非接触で情報を授受し、前記情報を内蔵する記
憶手段に再生自在に記録する非接触型の情報タグと、前
記各情報タグへ接近して前記各情報タグへの記録または
前記各情報タグからの再生を非接触で行うリーダライタ
部及び、前記リーダライタ部により情報の更新記録がな
された情報タグか又は新規記録がなされた情報タグを特
定するための一覧リスト及び、前記一覧リストを編成管
理するリスト編成管理手段及び、有線または無線の回線
を介して情報を授受可能な交信管理手段及び、オンライ
ンモード作動指示を発行するオンラインモード作動指示
手段を備える端末装置と、情報の記録手段を有し、前記
端末装置と前記回線を介して情報を授受可能に構成さ
れ、前記端末装置を介した前記各情報タグとの情報授受
により前記各情報タグが記録する情報を得て、前記記録
手段へ記録する集中ファイル部と、を備え、前記端末装
置と前記集中ファイル部が前記回線で接続された状態を
前記オンラインモード、それ以外の状態をオフラインモ
ードとして、前記オンラインモードは、前記オンライン
モード作動指示で開始され、前記端末装置は前記各情報
タグへの情報の記録または再生を、前記両モードにおけ
る所望の任意の時期に常時実行可能であり、且つ前記情
報タグへ情報の更新記録または新規記録を施した際に、
前記リスト編成管理手段が当該情報タグを特定する前記
一覧リストを編成し、前記オンラインモード作動指示手
段が、自ら発生させる指示或いは外部から入力された指
示に基づき前記オンラインモード作動指示を発行し前記
オンラインモードを開始させ、前記オンラインモードに
おいて前記リーダライタ部は、前記一覧リストに載った
情報タグのみを対象とし、該当する各情報タグから更新
記録された情報または新規記録された情報のみを読出
し、前記交信管理手段が前記回線経由で前記情報を前記
集中ファイル部へ送付し、前記集中ファイル部が前記記
録手段へ記録する、構成としたことを特徴とする。
【0028】前記の情報管理システムによれば、発生す
る情報が情報タグへ更新記録または新規記録され、端末
装置のオンラインモード作動指示手段がオンラインモー
ド作動指示を発行すると集中ファイル部を含む全体がオ
ンラインモードで作動し、それまでに情報タグへ更新記
録または新規記録された情報が回線経由で集中ファイル
部へ送付され、記録手段へ記録される。このように、オ
フラインモードまたはオンラインモードを問わず発生す
る情報はその都度、情報タグへ更新記録または新規記録
され蓄積されるから、情報タグには常にアクティブな情
報が全て記録保持され、情報の逸失やロス発生のない管
理がなされる。しかも回線を経由することなく、常時発
生するアクティブ情報の記録が為されるので、情報タグ
への情報の記録時に回線に負荷を与えることがない。
【0029】さらに、オンラインモードになると、それ
までに蓄積された更新記録分または新規記録分の情報が
集中ファイル部へ送付され、記録手段へ記録されるか
ら、集中ファイル部にもアクティブな情報が全て記録保
持される。ここで更新記録または新規記録を施した情報
タグだけの一覧リストが端末装置で作成され、オンライ
ンモード開始で集中ファイル部へ情報を送る際に一覧リ
ストを参照して必要な情報タグだけが選択的にアクセス
されることで、アクセス対象の情報タグが必要最小限に
なり時間短縮がなされ、転記効率の向上と重複記録の発
生を避けることで情報の信頼性の改善がなされる。しか
もオンラインモードはオンラインモード作動指示が発行
された際にのみ作動するから、回線の負荷を極力軽減す
るようにでき、効率改善がなされる。したがって、物品
に属する情報が発生する現場側においては、各情報タグ
がアクセスされることで、回線経由で集中ファイル部を
アクセスする必要がなく、現場側において迅速かつ低コ
ストで情報入手がなされる。
【0030】一方、送られた情報を記録する上位側で
は、例えば他の機器により集中ファイル部がアクセスさ
れることで、回線経由で現場側の情報タグをアクセスす
る必要がなく、上位側において迅速かつ低コストで情報
入手がなされる。しかも現場側の情報タグの保持する情
報と、上位側の集中ファイル部の保持する情報とが対応
するから、何れか一方が他方のバックアップとして作用
し、何れかのファイルに故障が生じても、他方のバック
アップによって復元がなされる。またシステムの全面停
止が回避される。さらに、オンラインモードの開始は端
末装置によって制御されるが、端末装置は情報が発生す
る現場側に置かれて情報タグへの記録状況を最も良く把
握しているから、オンライン送付をすべきタイミングの
判断が的確にでき、記録状況の観点から最良のタイミン
グにオンライン指示が発行されることで、集中ファイル
の効果的な更新がなされる。
【0031】本発明の請求項4に係る情報管理システム
は、各々が物品に添設され又は物品に組み込まれて一体
化され、非接触で情報を授受し、前記情報を内蔵する記
憶手段に再生自在に記録する非接触型の情報タグと、前
記各情報タグへ接近して前記各情報タグへの記録または
前記各情報タグからの再生を非接触で行うリーダライタ
部及び、前記リーダライタ部により情報の更新記録がな
された情報タグか又は新規記録がなされた情報タグを特
定するための一覧リスト及び、前記一覧リストを編成管
理するリスト編成管理手段及び、有線または無線の回線
を介して情報を授受可能な交信管理手段及び、付与され
たオンラインモード作動指示を処理するモード指示処理
手段を備える端末装置と、情報の記録手段と、オンライ
ンモード作動指示を発行し前記端末装置へ付与可能な指
示付与手段を有し、前記端末装置と前記回線を介して情
報を授受可能に構成され、前記端末装置を介した前記各
情報タグとの情報授受により前記各情報タグが記録する
情報を得て、前記記録手段へ記録する集中ファイル部
と、を備え、前記端末装置と前記集中ファイル部が前記
回線で接続された状態を前記オンラインモード、それ以
外の状態をオフラインモードとして、前記オンラインモ
ードは、前記指示付与手段が発行する前記オンラインモ
ード作動指示で開始され、前記端末装置は前記各情報タ
グへの情報の記録または再生を、前記両モードにおける
所望の任意の時期に常時実行可能であり、且つ前記情報
タグへ情報の更新記録または新規記録を施した際に、前
記リスト編成管理手段が当該情報タグを特定する前記一
覧リストを編成し、前記集中ファイル部の前記指示付与
手段が、自ら発生させる指示或いは外部から入力された
指示に基づき前記オンラインモード作動指示を発行し、
前記回線を駆動することにより前記端末装置へ付与し
て、前記端末装置を前記オンラインモードで作動させ、
前記オンラインモードにおいて前記リーダライタ部は、
前記一覧リストに載った情報タグのみを対象とし、該当
する各情報タグから更新記録された情報または新規記録
された情報のみを読出し、前記交信管理手段が前記回線
経由で前記情報を前記集中ファイル部へ送付し、前記集
中ファイル部が前記記録手段へ集中記録する、構成とし
たことを特徴とする。
【0032】前記の情報管理システムによれば、発生す
る情報が情報タグへ更新記録または新規記録され、集中
ファイル部の指示付与手段がオンラインモード作動指示
を発行すると集中ファイル部を含む全体がオンラインモ
ードで作動し、それまでに情報タグへ更新記録または新
規記録された情報が読み出され回線経由で集中ファイル
部へ送付され、記録手段へ記録される。この場合に更新
記録または新規記録を施した情報タグだけの一覧リスト
が端末装置で作成され、オンラインモード開始で集中フ
ァイル部へ情報を送る際に一覧リストを参照して必要な
情報タグだけが選択的にアクセスされることで、アクセ
ス対象の情報タグが必要最小限になり時間短縮がなさ
れ、転記効率の向上と重複記録の発生を避けることで情
報の信頼性の改善がなされる。また、オフラインモード
またはオンラインモードを問わず発生する情報はその都
度、情報タグへ更新記録または新規記録され蓄積される
から、情報タグには常にアクティブな情報が全て記録保
持され、情報の逸失やロスの発生がない管理がなされ
る。さらに、蓄積された更新記録分または新規記録分の
情報が、オンラインモードにおいて集中ファイル部へ送
付され、記録手段へ集中記録されるから、集中ファイル
部にもアクティブな情報が全て記録保持される。したが
って、物品に属する情報が発生する現場側においては、
各情報タグがアクセスされることで、回線経由で集中フ
ァイル部をアクセスする必要がなく、現場側において迅
速かつ低コストで情報入手がなされる。一方、情報のみ
を集中記録する上位側では、集中ファイル部がアクセス
されることで、回線経由で現場側の情報タグをアクセス
する必要がなく、上位側において迅速かつ低コストで情
報入手がなされる。しかも現場側の情報タグの保持する
情報と、上位側の集中ファイル部の保持する情報とが対
応するから、何れか一方が他方のバックアップとして作
用し、何れかのファイルに故障が生じても、他方のバッ
クアップによって復元がなされる。さらに、オンライン
モードの開始は集中ファイル部によって制御されるが、
集中ファイル部は回線の状況を最も良く把握できるか
ら、オンラインでの情報取込をすべきタイミングを回線
使用の観点から的確に判断でき、最良のタイミングにオ
ンライン指示が発行されることで、効果的な集中ファイ
ルの更新がなされる。
【0033】本発明の請求項5に係る情報管理システム
は、請求項1、2、3または4の何れかに記載のもので
あって、前記端末装置が前記情報タグに更新記録または
新規記録を為した際に、当該情報タグに、更新記録また
は新規記録が為されたことを示す指標を再生可能に記録
し、前記指標の検出に基づき、前記集中ファイル部へ送
付する情報を読出すべき情報タグを決定する構成とした
ことを特徴とする。
【0034】これにより、オンラインモードの開始で集
中ファイル部への転記時にこの指標の有無が検査され、
指標のあった情報タグのみから情報が読み出され、よっ
て読出対象の情報タグが必要最小限になることで時間短
縮され、また重複転記の発生が排除される。
【0035】本発明の請求項6に係る情報管理システム
は、請求項5に記載のものであって、前記指標を、前記
情報タグ内に記録された前記更新記録部分または新規記
録部分に付する構成としたことを特徴とする。
【0036】この構成によれば、情報の更新や新規記録
があった情報タグ内か、新規参加した情報タグ内の、各
記録部分ごとに指標が付され、オンラインモードの開始
で集中ファイル部への送付時にこの指標のあった記録部
分だけが読み出され送付される。
【0037】本発明の請求項7に係る情報管理方法は、
各々が物品に添設され又は物品に組み込まれて一体化さ
れ、非接触で情報を授受し、前記情報を再生自在に記録
する非接触型の情報タグと、前記各情報タグへ接近して
前記各情報タグへの記録または前記各情報タグからの再
生を非接触で行うリーダライタ部及び、有線または無線
の回線を介して情報授受する手段及び、オンラインモー
ド作動指示を発行する手段を備える端末装置と、前記端
末装置と前記回線を介して情報を授受可能であり、前記
端末装置を介した前記各情報タグとの情報授受により前
記各情報タグが記録する情報を得て記録する集中ファイ
ル部と、を備えた情報管理システムに適用される情報管
理方法であって、前記端末装置と前記集中ファイル部が
前記回線で接続された状態を前記オンラインモード、そ
れ以外の状態をオフラインモードとして、前記両モード
の何れかにおける所望の任意の時期に、前記端末装置に
よる前記情報タグへの情報の記録または再生を実行する
過程と、前記端末装置が、自ら発生させる指示或いは外
部から入力された指示に基づき前記オンラインモード作
動指示を発行し前記オンラインモードを開始させる過程
と、前記オンラインモードにおいて、前記リーダライタ
部が前記情報タグから更新記録された情報または新規記
録された情報を読出す過程と、前記読出した情報を前記
回線経由で前記集中ファイル部へ送付する過程と、前記
送付された情報を、前記集中ファイル部が記録する過程
と、を備えたことを特徴とする。
【0038】前記の情報管理方法によれば、発生する情
報が情報タグへ更新記録または新規記録され、端末装置
がオンラインモード作動指示を発行すると集中ファイル
部を含む全体がオンラインモードで作動し、それまでに
情報タグへ更新記録または新規記録された情報が回線経
由で集中ファイル部へ送付され、記録手段へ記録され
る。このように、オフラインモードまたはオンラインモ
ードを問わず発生する情報はその都度、情報タグへ更新
記録または新規記録され蓄積されるから、情報タグには
常にアクティブな情報が全て記録保持され、情報の逸失
やロス発生のない管理がなされる。しかも回線を経由す
ることなく、常時発生するアクティブ情報の記録が為さ
れるので、情報の記録時に回線に負荷を与えることがな
い。
【0039】さらに、蓄積された更新記録分または新規
記録分の情報が、オンラインモードにおいて集中ファイ
ル部へ送付され、記録手段へ記録されるから、集中ファ
イル部にもアクティブな情報が全て記録保持される。し
かもオンラインモードはオンラインモード作動指示が発
行された際にのみ作動するから、回線の負荷を極力軽減
するようにでき、効率改善がなされる。したがって、物
品に属する情報が発生する現場側においては、各情報タ
グがアクセスされることで、回線経由で集中ファイル部
をアクセスする必要がなく、現場側において迅速かつ低
コストで情報入手がなされる。一方、情報のみを集中記
録する上位側では、集中ファイル部がアクセスされるこ
とで、回線経由で現場側の情報タグをアクセスする必要
がなく、上位側において迅速かつ低コストで情報入手が
なされる。
【0040】しかも現場側の情報タグの保持する情報
と、上位側の集中ファイル部の保持する情報とが対応す
るから、何れか一方が他方のバックアップとして作用
し、何れかのファイルに故障が生じても、他方のバック
アップによって復元がなされる。またシステムの全面停
止が回避される。さらに、オンラインモードの開始は端
末装置によって制御されるが、端末装置は情報が発生す
る現場側に置かれて情報タグへの記録状況を最も良く把
握しているから、オンライン送付をすべきタイミングの
判断が的確にでき、記録状況の観点から最良のタイミン
グにオンライン指示が発行されることで、集中ファイル
の効果的な更新がなされる。
【0041】本発明の請求項8に係る情報管理方法は、
各々が物品に添設され又は物品に組み込まれて一体化さ
れ、非接触で情報を授受し、前記情報を再生自在に記録
する非接触型の情報タグと、前記各情報タグへ接近して
前記各情報タグへの記録または前記各情報タグからの再
生を非接触で行うリーダライタ部及び、有線または無線
の回線を介して情報を授受する手段及び、付与されたオ
ンラインモード作動指示を処理する手段を備える端末装
置と、オンラインモード作動指示を発行し前記端末装置
へ付与する手段を有し、前記端末装置と前記回線を介し
て情報を授受可能であり、前記端末装置を介した前記各
情報タグとの情報授受により前記各情報タグが記録する
情報を得て記録する集中ファイル部と、を備えた情報管
理システムに適用される情報管理方法であって、前記端
末装置と前記集中ファイル部が前記回線で接続された状
態を前記オンラインモード、それ以外の状態をオフライ
ンモードとして、前記両モードの何れかにおける所望の
任意の時期に、前記端末装置による前記情報タグへの情
報の記録または再生を実行する過程と、前記集中ファイ
ル部が、自ら発生させる指示或いは外部から入力された
指示に基づき前記オンラインモード作動指示を発行し、
前記回線を駆動することにより前記端末装置へ付与し
て、前記端末装置を前記オンラインモードで作動させる
過程と、前記オンラインモードにおいて、前記リーダラ
イタ部が前記情報タグから更新記録された情報または新
規記録された情報のみを読出す過程と、前記読出した情
報を前記回線経由で前記集中ファイル部へ送付する過程
と、前記送付された情報を、前記集中ファイル部が記録
する過程と、を備えたことを特徴とする。
【0042】前記の情報管理方法によれば、発生する情
報が情報タグへ更新記録または新規記録され、集中ファ
イル部がオンラインモード作動指示を発行すると集中フ
ァイル部を含む全体がオンラインモードで作動し、それ
までに情報タグへ更新記録または新規記録された情報が
回線経由で集中ファイル部へ送付され、記録手段へ記録
される。このように、オフラインモードまたはオンライ
ンモードを問わず発生する情報はその都度、情報タグへ
更新記録または新規記録され蓄積されるから、情報タグ
には常にアクティブな情報が全て記録保持され、情報の
逸失やロスの発生がない管理がなされる。さらに、蓄積
された更新記録分または新規記録分の情報が、オンライ
ンモードにおいて集中ファイル部へ送付され、記録手段
へ集中記録されるから、集中ファイル部にもアクティブ
な情報が全て記録保持される。したがって、物品に属す
る情報が発生する現場側においては、各情報タグがアク
セスされることで、回線経由で集中ファイル部をアクセ
スする必要がなく、現場側において迅速かつ低コストで
情報入手がなされる。
【0043】一方、情報のみを集中記録する上位側で
は、集中ファイル部がアクセスされることで、回線経由
で現場側の情報タグをアクセスする必要がなく、上位側
において迅速かつ低コストで情報入手がなされる。しか
も現場側の情報タグの保持する情報と、上位側の集中フ
ァイル部の保持する情報とが対応するから、何れか一方
が他方のバックアップとして作用し、何れかのファイル
に故障が生じても、他方のバックアップによって復元が
なされる。さらに、オンラインモードの開始は集中ファ
イル部によって制御されるが、集中ファイル部は回線の
状況を最も良く把握できるから、オンラインでの情報取
込をすべきタイミングを回線使用の観点から的確に判断
でき、最良のタイミングにオンライン指示が発行される
ことで、効果的な集中ファイルの更新がなされる。
【0044】本発明の請求項9に係る情報管理方法は、
各々が物品に添設され又は物品に組み込まれて一体化さ
れ、非接触で情報を授受し、前記情報を再生自在に記録
する非接触型の情報タグと、前記各情報タグへ接近して
前記各情報タグへの記録または前記各情報タグからの再
生を非接触で行うリーダライタ部及び、前記リーダライ
タ部により情報の更新記録がなされた情報タグか又は新
規記録がなされた情報タグを特定するための一覧リスト
及び、前記一覧リストを編成管理する手段及び、有線ま
たは無線の回線を介して情報を授受する手段及び、オン
ラインモード作動指示の発行手段を備える端末装置と、
前記端末装置と前記回線を介して情報を授受可能に構成
され、前記端末装置を介した前記各情報タグとの情報授
受により前記各情報タグが記録する情報を得て記録可能
な集中ファイル部と、を備えた情報管理システムに適用
される情報管理方法であって、前記端末装置と前記集中
ファイル部が前記回線で接続された状態を前記オンライ
ンモード、それ以外の状態をオフラインモードとして、
前記両モードの何れかにおける所望の任意の時期に、前
記端末装置による前記情報タグへの情報の記録または再
生を実行する過程と、前記情報タグへ情報の更新記録ま
たは新規記録を施した際に、当該情報タグを特定する前
記一覧リストを編成する過程と、前記端末装置が、自ら
発生させる指示或いは外部から入力された指示に基づき
前記オンラインモード作動指示を発行し前記オンライン
モードを開始させる過程と、前記オンラインモードにお
いて、前記リーダライタ部が前記一覧リストに載った情
報タグのみを対象とし、該当する各情報タグから更新記
録された情報または新規記録された情報のみを読出す過
程と、前記読出した情報を前記回線経由で前記集中ファ
イル部へ送付する過程と、前記送付された情報を、前記
集中ファイル部が記録する過程と、を備えたことを特徴
とする。
【0045】前記の情報管理方法によれば、発生する情
報が情報タグへ更新記録または新規記録され、端末装置
がオンラインモード作動指示を発行すると集中ファイル
部を含む全体がオンラインモードで作動し、それまでに
情報タグへ更新記録または新規記録された情報が回線経
由で集中ファイル部へ送付され、記録手段へ記録され
る。このように、オフラインモードまたはオンラインモ
ードを問わず発生する情報はその都度、情報タグへ更新
記録または新規記録され蓄積されるから、情報タグには
常にアクティブな情報が全て記録保持され、情報の逸失
やロス発生のない管理がなされる。しかも回線を経由す
ることなく、常時発生するアクティブ情報の記録が為さ
れるので、情報タグへの情報の記録時に回線に負荷を与
えることがない。
【0046】さらに、オンラインモードになると、それ
までに蓄積された更新記録分または新規記録分の情報が
集中ファイル部へ送付され、記録手段へ記録されるか
ら、集中ファイル部にもアクティブな情報が全て記録保
持される。ここで更新記録または新規記録を施した情報
タグだけの一覧リストが端末装置で作成され、オンライ
ンモード開始で集中ファイル部へ情報を送る際に一覧リ
ストを参照して必要な情報タグだけが選択的にアクセス
されることで、アクセス対象の情報タグが必要最小限に
なり時間短縮がなされ、転記効率の向上と重複記録の発
生を避けることで情報の信頼性の改善がなされる。しか
もオンラインモードはオンラインモード作動指示が発行
された際にのみ作動するから、回線の負荷を極力軽減す
るようにでき、効率改善がなされる。したがって、物品
に属する情報が発生する現場側においては、各情報タグ
がアクセスされることで、回線経由で集中ファイル部を
アクセスする必要がなく、現場側において迅速かつ低コ
ストで情報入手がなされる。
【0047】一方、送られた情報を記録する上位側で
は、例えば他の機器により集中ファイル部がアクセスさ
れることで、回線経由で現場側の情報タグをアクセスす
る必要がなく、上位側において迅速かつ低コストで情報
入手がなされる。しかも現場側の情報タグの保持する情
報と、上位側の集中ファイル部の保持する情報とが対応
するから、何れか一方が他方のバックアップとして作用
し、何れかのファイルに故障が生じても、他方のバック
アップによって復元がなされる。またシステムの全面停
止が回避される。さらに、オンラインモードの開始は端
末装置によって制御されるが、端末装置は情報が発生す
る現場側に置かれて情報タグへの記録状況を最も良く把
握しているから、オンライン送付をすべきタイミングの
判断が的確にでき、記録状況の観点から最良のタイミン
グにオンライン指示が発行されることで、集中ファイル
の効果的な更新がなされる。
【0048】本発明の請求項10に係る情報管理方法
は、各々が物品に添設され又は物品に組み込まれて一体
化され、非接触で情報を授受し、前記情報を再生自在に
記録する非接触型の情報タグと、前記各情報タグへ接近
して前記各情報タグへの記録または前記各情報タグから
の再生を非接触で行うリーダライタ部及び、前記リーダ
ライタ部により情報の更新記録がなされた情報タグか又
は新規記録がなされた情報タグを特定するための一覧リ
スト及び、前記一覧リストを編成管理する手段及び、有
線または無線の回線を介して情報を授受する手段及び、
付与されたオンラインモード作動指示を処理する手段を
備える端末装置と、オンラインモード作動指示を発行し
前記端末装置へ付与可能であり、前記端末装置と前記回
線を介して情報を授受可能であり、前記端末装置を介し
た前記各情報タグとの情報授受により前記各情報タグが
記録する情報を得て記録する集中ファイル部と、を備え
た情報管理システムに適用される情報管理方法であっ
て、前記端末装置と前記集中ファイル部が前記回線で接
続された状態を前記オンラインモード、それ以外の状態
をオフラインモードとして、前記両モードの何れかにお
ける所望の任意の時期に、前記端末装置による前記情報
タグへの情報の記録または再生を実行する過程と、前記
情報タグへ情報の更新記録または新規記録を施した際
に、当該情報タグを特定する前記一覧リストを編成する
過程と、前記集中ファイル部が、自ら発生させる指示或
いは外部から入力された指示に基づき前記オンラインモ
ード作動指示を発行し、前記回線を駆動することにより
前記端末装置へ付与して、前記端末装置を前記オンライ
ンモードで作動させる過程と、前記オンラインモードに
おいて、前記リーダライタ部が前記一覧リストに載った
情報タグのみを対象とし、該当する各情報タグから更新
記録された情報または新規記録された情報のみを読出す
過程と、前記読出した情報を前記回線経由で前記集中フ
ァイル部へ送付する過程と、前記送付された情報を、前
記集中ファイル部が記録する過程と、を備えたことを特
徴とする。
【0049】前記の情報管理方法によれば、発生する情
報が情報タグへ更新記録または新規記録され、集中ファ
イル部がオンラインモード作動指示を発行すると集中フ
ァイル部を含む全体がオンラインモードで作動し、それ
までに情報タグへ更新記録または新規記録された情報が
回線経由で集中ファイル部へ送付され、記録手段へ記録
される。ここで更新記録または新規記録を施した情報タ
グだけの一覧リストが端末装置で作成され、オンライン
モード開始で集中ファイル部へ情報を送る際に一覧リス
トを参照して必要な情報タグだけが選択的にアクセスさ
れることで、アクセス対象の情報タグが必要最小限にな
り時間短縮がなされ、転記効率の向上と重複記録の発生
を避けることで情報の信頼性の改善がなされる。このよ
うに、オフラインモードまたはオンラインモードを問わ
ず発生する情報はその都度、情報タグへ更新記録または
新規記録され蓄積されるから、情報タグには常にアクテ
ィブな情報が全て記録保持され、情報の逸失やロスの発
生がない管理がなされる。さらに、蓄積された更新記録
分または新規記録分の情報が、オンラインモードにおい
て集中ファイル部へ送付され、記録手段へ集中記録され
るから、集中ファイル部にもアクティブな情報が全て記
録保持される。
【0050】したがって、物品に属する情報が発生する
現場側においては、各情報タグがアクセスされること
で、回線経由で集中ファイル部をアクセスする必要がな
く、現場側において迅速かつ低コストで情報入手がなさ
れる。一方、情報のみを集中記録する上位側では、集中
ファイル部がアクセスされることで、回線経由で現場側
の情報タグをアクセスする必要がなく、上位側において
迅速かつ低コストで情報入手がなされる。しかも現場側
の情報タグの保持する情報と、上位側の集中ファイル部
の保持する情報とが対応するから、何れか一方が他方の
バックアップとして作用し、何れかのファイルに故障が
生じても、他方のバックアップによって復元がなされ
る。さらに、オンラインモードの開始は集中ファイル部
によって制御されるが、集中ファイル部は回線の状況を
最も良く把握できるから、オンラインでの情報取込をす
べきタイミングを回線使用の観点から的確に判断でき、
最良のタイミングにオンライン指示が発行されること
で、効果的な集中ファイルの更新がなされる。
【0051】本発明の請求項11に係る情報管理方法
は、請求項7、8、9または10の何れかに記載のもの
であって、前記情報タグに更新記録または新規記録を為
した際に、当該情報タグに、更新記録または新規記録が
為されたことを示す指標を再生可能に記録し、前記集中
ファイル部へ送付する情報を読出すべき情報タグを、前
記指標の検出により決定することを特徴とする。
【0052】これにより、オンラインモードの開始で集
中ファイル部への転記時にこの指標の有無が検査され、
指標のあった情報タグのみから情報が読み出され、よっ
て読出対象の情報タグが必要最小限になることで時間短
縮され、また重複転記の発生が排除される。
【0053】本発明の請求項12に係る情報管理方法
は、請求項11に記載のものであって、前記指標を、前
記情報タグ内に記録された前記更新記録部分または新規
記録部分に付することを特徴とする。
【0054】この方法によれば、情報の更新や新規記録
があった情報タグ内か、新規参加した情報タグ内の、各
記録部分ごとに指標が付され、オンラインモードの開始
で集中ファイル部への送付時にこの指標のあった記録部
分だけが読み出され送付される。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、この発明の本質的な構成と作用を示すた
めの好適な例の一部であり、したがって技術構成上好ま
しい種々の限定が付されている場合があるが、この発明
の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定する
旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものでは
ない。
【0056】図1は、本発明に係る情報管理システムの
一実施形態のブロック構成図である。図1に示されるよ
うに、本発明に係る情報管理システムIms1は、少な
くとも1基の情報タグTFと、端末装置Tnrと、集中
ファイル部Fleを備える。さらに端末装置Tnrと集
中ファイル部Fleは、有線または無線による回線Ne
tを介して接続可能である。情報タグTFは物品Mat
に添設されて事実上は物品Matに一体化されており、
情報タグTFが内蔵する記憶手段Memには、前掲の第
1種別情報isj1、第2種別情報isj2が再生可能
に記録される。
【0057】端末装置Tnrは、リーダライタ部RW
と、キーボードやスイッチを有する入力手段Iptと、
ストアード・プログラム方式で動作する、不図示の超小
型演算処理装置(マイクロプロセッサ・ユニット)また
は論理処理回路を具備し、さらにこれらによって読取り
および実行可能なプログラムとして少なくともその一部
が構成される、制御手段Ctr11と、交信管理手段M
ccと、オンラインモード作動指示手段Mоlが準備さ
れている。ここで端末装置Tnrと集中ファイル部Fl
eが回線Netで接続された状態をオンラインモード、
それ以外の状態をオフラインモードとする。
【0058】制御手段Ctr11は、端末装置Tnr全
体の動作制御を司る。オンラインモード作動指示手段M
оlは、入力手段Iptにより外部から入力される指令
に基づいてオンライン作動指示を発行するか、または情
報タグTFへの記録の頻度等を検査し、検査の結果に基
づいてオンライン作動指示を発行する。このオンライン
作動指示は、オフライン作動中に間欠的に発行されるこ
とになる。したがってオンラインモードによる作動は間
欠的になされる。
【0059】これらプログラムは、いずれも不図示の、
読出専用メモリであるマスクROMや、EEPROM
(電気的消去可能プログラマブル読出しメモリ)、フラ
ッシュメモリ等の不揮発性メモリに格納される。また一
部をSRAM(記憶保持動作が不要な随時書込・読出メ
モリ)に格納するか、或いは外付けの記録媒体から実行
時にDRAM(記憶保持動作がなされる随時書込・読出
メモリ)に取り込み実行するよう構成できる。
【0060】集中ファイル部Fleは回線Netに接続
され、ハード磁気ディスク装置による記録手段Hdと、
ストアード・プログラム方式で動作する不図示の超小型
演算処理装置(マイクロプロセッサ・ユニット)または
論理処理回路を具備し、さらにこれらによって読取りお
よび実行可能なプログラムとして少なくともその一部が
構成される制御手段Ctr12を備えている。制御手段
Ctr12は集中ファイル部Fle全体の動作を制御
し、且つ回線Netの制御機能および交信機能を備え
る。
【0061】図2は、ワンチップ構成で実現された情報
タグTFの外観図である。同図に示されるように、基台
となるチップ上にアンテナ装置ANT2がループアンテ
ナとして形成され、このアンテナ装置ANT2に半導体
チップICとキャパシタCが接続されて構成される。キ
ャパシタCは共振周波数を調整するものである。
【0062】図3は、図1に示される情報管理システム
Ims1の構成部分である情報タグTFとリーダライタ
部RWのブロック構成図である。
【0063】ここで情報タグTFは、リーダライタ部R
Wと非接触で相互誘導により電磁波の送受が可能な遠隔
位置に置かれ、対象とする物品Matの筐体などに貼付
されて、この物品Matに関わる情報を受理して記録
し、また再生するよう構成されている。一方、リーダラ
イタ部RWは、情報タグTFに非接触で相互誘導により
電磁波の送受が可能な位置に置かれる。
【0064】リーダライタ部RWは、マイクロコンピュ
ータ内蔵の構成であり、情報送出部1000と、アンテ
ナ装置ANT1と、情報検出部1002と、制御・判定
部1004を備え、情報タグTFとの送信モードと受信
モードで動作する。送信モードでは情報タグTFへ記録
すべき情報の情報タグTFへの供給がなされ、受信モー
ドでは情報タグTFから再生された情報の供給を受け
る。情報送出部1000は、クロック発生機能と、変調
機能と、電力増幅機能を備えて、搬送周波数のクロック
信号およびマスタークロックを生成し、送信モードでは
制御・判定部1004から供給を受けた送信データに基
づき搬送波に例えばASK変調を施して変調信号とし、
これを電力増幅してアンテナ装置ANT1を駆動する。
また受信モードでは搬送波を無変調で電力増幅してアン
テナ装置ANT1を駆動する。
【0065】アンテナANT1は、送受信兼用のループ
状アンテナで構成され、送信モードでは変調信号に基づ
く電磁界を形成させ、受信モードでは搬送波に基づく電
磁界を形成させ、何れのモードにあっても、情報タグT
F側のアンテナANT2と電磁界を介した誘導結合をす
る。情報検出部1002は、アンテナ端子電圧の検出機
能と、復調機能を備える。さらに制御・判定部1004
は、符号化・復号化機能と、この装置全体の動作の制御
機能と、端末装置Tnrの制御手段Ctr11とのイン
タフェース機能を備える。
【0066】送信モードでは、制御・判定部1004
が、制御手段Ctr11から受けた信号に基づき情報タ
グTFi側へ付与する送信情報すなわちコマンドを編成
し、情報送出部1000がこのコマンドに基づき搬送波
を変調し、電力増幅して、アンテナANT1を駆動す
る。これにより、コマンドが載った搬送波による電磁界
が形成され、この電磁界により情報タグTFへコマンド
が付与されると同時に電力供給がなされる。送信情報に
は、情報タグTFから記録されている情報を再生し送付
させる指令で成る場合と、情報タグTFへ所与のデータ
を記録させる指令とそのデータから成る場合とがある。
受信モードにあっても、コマンドが載らない無変調の搬
送波による電磁界を形成し続ける。この電磁界により、
情報タグTFへの電力供給が継続されるとともに、情報
タグTFからの応答(レスポンス)の検出がなされる。
応答には、情報タグTFから読み出した再生情報が載せ
られている。
【0067】ここで情報タグTFが応答内容に対応させ
て情報タグTF側のアンテナANT2の負荷状態を変化
させるか、情報タグTF側の電力負荷を変化させると、
アンテナANT1と情報タグTF側のアンテナANT2
とはこの間、誘導結合状態にあるから、この情報タグT
F側の負荷変動に応じてアンテナANT1の端子電圧が
変動する。この端子電圧変動を情報検出部1002が検
出・復調し、制御・判定部1004へ渡す。制御・判定
部1004はこれに誤り訂正を施し、応答(レスポン
ス)を復元して端末装置Tnrの制御手段Ctr11へ
送付する。
【0068】このようにリーダライタ部RWは、送信モ
ードで送信情報が載ったコマンドを送信することで情報
タグTFから情報を読み出させ、または情報を記録させ
る。とりわけ、情報の種別やデータ項目、データアドレ
ス等を指定した再生指示コマンドを送信することによ
り、情報タグTF内に格納されている各種の情報の読み
出しを行ない、さらに情報の種別やデータ項目、データ
アドレス等を指定した記録指示コマンドと記録すべき情
報を送信することで情報タグTF内に記録させる。
【0069】一方、情報タグは、リーダライタ部RWの
アンテナ装置ANT1との間で電磁界を媒体として誘導
結合され、相互誘導により非接触で情報を送受するとと
もに電力供給を受けるアンテナ装置ANT2および、こ
のアンテナ装置ANT2にいずれも接続された復調手段
Deおよび変調手段Cmを備える送受信手段Tr、この
アンテナ装置ANT2にそれぞれ接続された、電源手段
Pw、クロック抽出手段Ck、装置全体の動作を制御す
る制御手段Cnt1、この制御手段Cnt1に接続され
た符号化・復号化手段Erc、さらに制御手段Cnt1
に接続された不揮発性メモリ装置Memを備える。不揮
発性メモリ装置Memは記憶手段として機能する。
【0070】アンテナ装置ANT2は送受信兼用で、例
えばループ状アンテナで構成される。復調手段Deはア
ンテナ装置ANT2に発生した誘導電流を等化処理し、
さらに検波・復調して情報とし、制御手段Cnt1へ供
給する。変調手段Cmは、制御手段Cnt1から供給さ
れた再生情報に符号化を施したレスポンス情報に基づき
負荷インピーダンス(不図示)をアンテナ装置ANT2
に断続させる制御をすることで反射波を変調処理する
か、或いはレスポンス情報に基づき電源Pwに直接また
は間接に接続された負荷を断続させる制御をするか、或
いはレスポンス情報で変調(例えばASK変調)した別
周波数の搬送波をアンテナ装置ANT2へ給電する構成
であるかの、いずれかの構成とする。
【0071】これをさらに説明すると、レスポンス情報
に基づきアンテナ装置ANT2の負荷インピーダンスを
制御する構成では、リーダライタ部RWから電磁界の作
用を受け続けているアンテナ装置ANT2から搬送波の
反射波を発射させる際に、レスポンス情報に基づき負荷
インピーダンスを切換制御することによりアンテナ装置
ANT2の反射率を制御し、これにより反射波を前述し
たレスポンス情報で変調されたものにする。一方、レス
ポンス情報に基づき電源の負荷を制御する構成では、レ
スポンス情報に基づいた負荷の切換制御により電源にか
かるロードを切換えて誘導結合状態にある情報タグTF
側のインピーダンスを変動させることで変調するように
構成される。この情報タグTF側のインピーダンス変動
は、誘導結合状態にあるリーダライタ部RW側(外部装
置側)で、アンテナ装置ANT1の端子電圧変動や投入
電力量の変動として検出される。
【0072】上記のように、本実施形態の構成による情
報授受は、情報タグTFのアンテナ装置ANT2がリー
ダライタ部RWの発した電磁波を受信した際に相互誘導
により生成する誘導電流を処理して情報を復調し、つい
でリーダライタ部RWへ発信する情報に基づきアンテナ
装置ANT2の負荷インピーダンスを制御して送信する
か(搬送波の反射波による情報送信)、リーダライタ部
RWへ発信する情報に基づき情報タグTF側の電源の負
荷を制御して送信するか(インピーダンス変動による情
報送信)、リーダライタ部RWへ発信する情報により別
周波数の搬送波に変調を施してアンテナ装置ANT2へ
給電して送信するか(情報タグTFの有する送信機能が
発する別周波数の送信波による情報送信)、等の何れか
により実現される。さらに他の原理によっても実現可能
である。尚、他の原理については後述される。
【0073】電源装置(電源)Pwは、アンテナ装置A
NT2が電磁界を介して相互誘導で発生させた高周波の
誘導電流を受けて整流し、これを電源として装置各部に
電力供給する。さらに安定な直流電圧を出力するための
電圧安定化回路を備えることも可能である。そして装置
各部はこの供給電力によって作動することができる。し
たがって、この情報タグTFiは電池などの他の電源を
特に準備する必要はない。但し電池などの他の電源を主
電源または副電源とする構成も可能であることは言うま
でもない。クロック発生部R11は分周回路を備え、ア
ンテナ31で受信した搬送波に基づいて搬送周波数のク
ロック信号を出力するとともに、このクロック信号を分
周して、装置内の各種デジタル回路部の動作基準クロッ
クとなるマスタークロックを生成して出力する。
【0074】不揮発性メモリ装置Memは、この情報タ
グTFが添設されている物品Matの予め定めた第1種
別の情報isj1、たとえば物品の存立に関わる情報と
して定義される存在情報を記録する第1種別情報領域
と、この物品の状態に関わる情報として定義される状態
情報などの第2種別の情報isj2を記録する第2種別
情報領域とを形成可能であり、制御手段Cnt1の制御
によって上記各領域を形成し、また各領域に対応する各
情報を更新かつ再生自在に記録し、また各領域から各情
報を再生する。
【0075】制御手段Cnt1は、受信時において送受
信手段Trから付与される復調された信号を符号化・復
号化手段Ercへ送る。符号化・復号化手段Ercは、
制御手段Cnt1から供給される情報へ復号化とCRC
符号に基づく誤り修正とを施して制御手段Cnt1へ返
送し、制御手段Cnt1はこれより指示情報を抽出す
る。このようにしてリーダライタ部RWから電磁界を媒
介して付与された指示情報が復元される。また、符号化
・復号化手段Ercは返信時には制御手段Cnt1から
供給される情報にCRC符号等の誤り訂正用コードを付
与し、誤り訂正用コードを付与したデータを符号化した
レスポンス情報を制御手段Cnt1へ返送する。符号化
・復号化手段Ercはデータのエラー訂正機能を含む
が、この他にデータの暗号化/復号化機能を備える構成
とすることも可能である。さらにCRC方式に限定され
ず他のエラー訂正回路を適用することも可能である。
【0076】制御手段Cnt1は、クロック抽出回路C
kから供給されたクロックに基づき、復調手段Deから
供給された復調信号を符号化・復号化手段Ercへ送付
し、エラー訂正された信号に基づき各種の指示情報を抽
出し、また記録用の情報を分離抽出して、これら指示情
報を解析し、所定の処理を所定の手順で逐次実行する、
シーケンス制御機能を備えた半導体ロジック制御回路と
して構成される。このような所定の手順に従い、条件を
判定して例えば複数ゲートの開閉を時系列で逐次実行す
る半導体シーケンス・コントローラの技術は広く適用さ
れており、制御手段Cnt1はこの技術を利用したもの
である。
【0077】指示情報が、第1種別の情報isj1をリ
ーダライタ部RWへ発信する指示であれば、不揮発性メ
モリ装置Memの第1種別情報領域に記録された第1種
別の情報isj1を「1」と「0」から成る2値情報と
して読み出し、符号化・復号化手段Ercを経由して変
調手段Cmへ送る。指示情報が、送付された第2種別の
情報isj2を記録する指示であれば、送付されエラー
処理された第2種別の情報を、「1」と「0」から成る
2値情報として不揮発性メモリ装置Memの第2種別情
報領域に記録する。この時、不揮発性メモリ装置Mem
に第2種別情報領域が存在しなければ、第2種別情報領
域を新規に開いて記録する。また指示情報が、第2種別
の情報isj2をリーダライタ部RWへ発信する指示で
あれば、不揮発性メモリ装置Memの第2種別情報領域
に記録された第2種別の情報を「1」と「0」から成る
2値情報として読み出し、符号化・復号化手段Ercを
経由して変調手段Cmへ送る。
【0078】上記のように制御手段Cnt1は、指示情
報解析手段およびシーケンス制御手段として作用すると
ともに、信号処理手段として作用する。これにより、リ
ーダライタ部RWから送付された指示情報に基づいて処
理が実行され、その実行結果が変調手段Cmへ送られる
ことになる。実行結果を制御手段Cnt1から受けた変
調手段Cmは、上述した何れかの変調方式に基づく変調
処理を実行する。これを受けて送受信手段Trは変調信
号をアンテナ装置ANT2を介してリーダライタ部RW
へ付与する。この付与は前述したように、情報タグTF
の有する送信機能による送信波によるか、反射波による
か、またはインピーダンス変動による原理で為される。
【0079】つぎに、リーダライタ部RWによる情報タ
グTF内のメモリ手段の内容を検出する原理を説明す
る。本発明のリーダライタ部RW側のループ状のアンテ
ナANT1を第1アンテナとし、情報タグTF側のルー
プ状のアンテナANT2を第2アンテナとすると、第1
および第2アンテナが向き合い、第1アンテナに流れる
電流により発生した磁界が第2アンテナにより捕捉され
る際に、第1アンテナに流れる電流の変化に対応してこ
の電流の作る磁界が変化する。これにより第2アンテナ
を貫く磁束に変化が生じ、相互誘導によって第2アンテ
ナに起電力が発生する。第2アンテナに発生する起電力
V2は、第1アンテナの電流I1の変化に比例し、Mを
相互インダクタンスとした同調条件下においてV2=M
(dI1/dt)で示され、第2アンテナを流れる電流
I2は、接続された回路特性に依存する。一方、情報タ
グTFの第2アンテナには、負荷インピーダンスとして
抵抗やリアクタンス(誘導性リアクタンスωLまたは容
量性リアクタンス1/ωC)が接続可能であり、且つ、
この負荷インピーダンスの第2アンテナへの断続は、情
報タグTFの備えるメモリ手段の内容(「1」か
「0」)によって制御される。
【0080】a。第1の検出原理:上記のようにリーダ
ライタ部RWを1次側とし、このリーダライタ部RWと
相互誘導により誘導結合された情報タグTFを2次側と
して、2次側の総インピーダンスがZであるとき、図4
に示される誘導結合4端子網として扱うことができる。
ここで1次側において測定されるインピーダンスZie
は、以下のように算出される。ωを角周波数、リーダラ
イタ部RWのアンテナANT1のインダクタンスをL
1、起電力をV1、電流をI1、また情報タグTFのア
ンテナANT2のインダクタンスをL2、起電力をV
2、電流をI2、さらにアンテナANT1とアンテナA
NT2の相互インダクタンスをMとして、同調条件下で
誘導起電力V1は、 V1=jω*L1*I1+jω*M*I2 であり、また誘導起電力V2は、 V2=jω*M*I1+jω*L2*I2 である。ここで、電流I2の方向が逆になることから、 V2=−Z*I2 となる。
【0081】以上から、リーダライタ部RW側のインピ
ーダンスZieは、記号「**」を2乗として、第1項
としてのjω*(L1−M**2/L2)と、第2項と
してのjω*(M**2)*Z/L2*(Z+jω*L
2)の和となる。ここで、 u2=L2/jω*(M**2) さらに、 u3=(L2**2)/Z*(M**2) として前記第2項を変形すると、1/(u2+u3)と
なる。したがって、前記第1項をu1とすると、リーダ
ライタ部RW側のインピーダンスZieは、 Zie=u1+1/(u2+u3) となる。この結果、図4に示される誘導結合4端子網の
等価回路を図5のように示すことができる。
【0082】情報タグTF側のインピーダンスZを、メ
モリ手段の内容(「1」か「0」のうちのいずれか一
方、例えば「1」)に応じて無限インピーダンスとする
よう回路を制御する場合は、 u3=(L2**2)/Z*(M**2) の項が無限小となり、よってメモリ手段の「1」の状態
は、リーダライタ部RW側でインピーダンス Zie1=jω*L1 として観測される。一方、情報タグTF側のインピーダ
ンスZを、メモリ手段の内容(「1」か「0」のうちの
いずれか一方、例えば「0」)に応じてゼロインピーダ
ンスとする場合は、 1/(u2+u3) の項が無限小となり、よってメモリ手段の「0」の状態
は、リーダライタ部RW側でインピーダンス Zie0=jω*(L1−M**2/L2) として観測される。これは、アンテナANT1とアンテ
ナANT2の結合定数k k**2=M**2/L1*L2 を用いて、 Zie0=jω*L1*(1−k**2) として示される。このように、情報タグTF側のメモリ
手段の「1」か「0」の状態は、リーダライタ部RW側
で上記の異なるインピーダンス値Zie1、Zie0と
して観測されることにより、容易にメモリ手段の「1」
か「0」の状態を検出することができる。
【0083】さらに、情報タグTF側のインピーダンス
Zをゼロから無限大の間の任意の異なる値に切り換える
構成とすることで、夫々に対応した異なるインピーダン
ス値Zieとして観測することができる。このように、
相互誘導により2次側(情報タグTF側)の負荷Zに応
じて1次側(リーダライタ部RW側)のインピーダンス
Zieが変化するから、この1次側のインピーダンスZ
ie変化を検出することにより、情報タグTF側の状態
を検出できる。
【0084】b。第2の検出原理:つぎに、上記の誘導
結合4端子網に1次側のみから電力供給する構成とする
ことにより、リーダライタ部RWの電力供給回路には誘
導結合4端子網全体が負荷となり、負荷のインピーダン
スZieの変化に伴い供給する電力が変動する。よって
リーダライタ部RWにおいてこの供給電力の変動を検出
することにより、情報タグTFのメモリ手段の内容の検
出が可能になる。
【0085】c。第3の検出原理:情報タグTF側のア
ンテナANT2に、リーダライタ部RW側のアンテナA
NT1から電磁波が入射し、電磁誘導により情報タグT
F側に誘導電流が発生すると、それが再びアンテナAN
T2から電磁波を放出するが、これは電磁波のアンテナ
ANT2による後方散乱または反射(以降、反射として
記載)としてリーダライタ部RW側で観測される。しか
もこの反射率は情報タグTFのアンテナインピーダンス
に依存し、またアンテナインピーダンスは回路の状態に
依存するから、リーダライタ部RWは観測された反射波
によって情報タグTFの回路の状態を知ることができ
る。したがって、情報タグTFのアンテナインピーダン
スをメモリ手段の内容に対応して変化させる構成とする
ことにより、リーダライタ部RWは観測された反射波に
よって情報タグTFのメモリ手段の内容を検出すること
ができる。
【0086】上記第2または第3の検出原理に関してさ
らに説明すると、情報タグTFの状態の変化によりアン
テナANT2の共振周波数が変化してシフトする場合
と、共振周波数が変化しない場合がある。共振回路の電
流はインピーダンスZの関数であり、インピーダンスZ
は抵抗R、インダクタンスL、キャパシタンスCの関数
である。例えばアンテナ共振回路の等価回路が、抵抗
R、インダクタンスL、キャパシタンスCの直列接続で
近似される場合のインピーダンスZは、抵抗Rの二乗
と、誘導性リアクタンスωLと容量性リアクタンス1/
ωCの差の二乗との和の根号となる。この共振回路のQ
値(クオリティーファクタ)は、誘導電流の絶対値の2
乗の特性曲線の、共振点(共振周波数ω0)におけるピ
ーク値と半値幅で決まり、よってQ値は抵抗R、インダ
クタンスL、キャパシタンスCに依存する。なお誘導電
流の絶対値の2乗は、複素数表示において共軛複素数の
積として求められる。一方、この等価回路の共振周波数
ω0はインダクタンスLとキャパシタンスCの積の根号
の逆数であり、よってインダクタンスLとキャパシタン
スCに依存し、抵抗Rに依存しない。共振時に、インピ
ーダンスZは純抵抗となり、極小値をとり、共振電流は
極大値をとる。
【0087】上記の特性に基づいて、アンテナANT2
側の共振回路の抵抗Rをメモリ手段の内容(「1」か
「0」)に対応させて変化させる構成とする場合は、共
振周波数ω0は移動せず、共振点における電流のピーク
値と半値幅(したがってQ値)が変化する。この変化は
前記のように誘導結合下でアンテナANT2側へ電磁波
を介してエネルギを付与するアンテナANT1側の送信
電力の変化として検出可能となる。従ってこの検出結果
により、メモリ手段の内容(「1」か「0」)の検出が
可能になる。
【0088】一方、インダクタンスLやキャパシタンス
Cを有する負荷を、例えばメモリ手段の内容(「1」か
「0」)に対応させてアンテナANT2に断続させるよ
う構成する場合は、アンテナANT2側の共振回路のイ
ンピーダンス中の誘導性リアクタンスωLまたは容量性
リアクタンス1/ωCの変化で共振周波数ω0がω0’
へシフトする。したがってこの場合は、情報タグTF側
のアンテナANT2内において、リーダライタ部RWか
ら発射された周波数ω0の電磁波による電流の定在波比
が増大することにより再放射電力が増加し、一方におい
てアンテナANT2から負荷への給電電力が減少し、こ
の結果としてアンテナANT2はリーダライタ部RWか
ら発射された周波数ω0の電磁波の反射装置として機能
し、反射波を放出する。リーダライタ部RWはこの反射
波を検出することにより、情報タグTFのメモリ手段の
内容を検出することができる。或いはリーダライタ部R
Wは、上記のように情報タグTF側でメモリ手段の内容
に応じて共振周波数のシフトが生じた際に、発射する電
磁波の周波数ω0をω0’へシフトさせて情報タグTF
側での吸収を検出することにより、情報タグTFのメモ
リ手段の内容を検出することができる。
【0089】d。第4の検出原理:上記の各原理は、誘
導結合4端子網として取り扱いがなされるように、1次
側のリーダライタ部RWから情報タグTFへ電力供給す
るとともに、相互誘導によりリーダライタ部RWへ情報
タグTFを誘導結合した状態で、情報タグTFにおける
メモリ手段の内容を検出するものであり、よって情報タ
グTFが自ら電磁波を発射することにより情報を発信す
るものではなかった。これに対して、情報タグTFにお
いて情報を載せた電磁波を自ら発射することによりリー
ダライタ部RWに受信させ、よってリーダライタ部RW
に情報を伝達することができる。
【0090】この場合、情報タグTFは独立した電磁波
発射機能を備え、リーダライタ部RWから供給される電
力を利用するか、または別途の電源を準備して、リーダ
ライタ部RWへ向けて独自に電磁波を発射する。リーダ
ライタ部RWはこの電磁波を受信して情報を抽出するこ
とにより、情報タグTFのメモリ手段の内容を得ること
ができる。
【0091】本発明は、少なくとも上記の各原理のうち
の任意の原理を適用した構成とすることができる。
【0092】図6は、図1に示される情報管理システム
Ims1の端末装置の動作フローチャートである。以
下、同図に基づいて情報管理システムIms1の動作を
説明する。端末装置Tnrのオンラインモード作動指示
手段Mоlは、ステップS601で、入力手段Iptか
らの指令か、または情報タグTFへの記録の頻度等を検
査し、検査の結果に基づいて、オンライン作動指示を発
行する時期であるか否かを判断する。ここでオンライン
作動指示を発行する時期でないと判断されると、制御手
段Ctr11へそれを通知する。制御手段Ctr11は
オフラインモードを継続し、ここで情報タグTFのアク
セス指示が入力手段Ipt等から入ると(ステップS6
02)、ローカルで処理する。
【0093】アクセス指示が、情報タグTFへの新規の
記録または更新記録か、または再生かを確認し(ステッ
プS603)、新規の記録または更新記録であると、情
報種別やアドレス指定をした記録指示と、記録すべき情
報をリーダライタ部RWへ付与し、リーダライタ部RW
はこれを情報タグTFの記憶手段Memの然るべき領域
に記録する(ステップS605)。一方、アクセス指示
が再生であると、その情報種別やアドレス指定をした再
生指示をリーダライタ部RWへ付与し、リーダライタ部
RWはこれに基づき情報タグTFの記憶手段Memの然
るべき領域から所望の情報を再生する(ステップS60
4)。制御手段Ctr11は、リーダライタ部RWから
再生情報を受けると、何れも不図示の表示器へ表示する
か、インタフェース回路を介して他の機器へ送付する。
【0094】ステップS601で、オンラインモード作
動指示手段Mоlによってオンライン作動指示を発行す
る時期であると判断されると、オンラインモード作動指
示を発行し(ステップS606)、それを制御手段Ct
r11、交信管理手段Mcc、リーダライタ部RWへ送
付する。オンラインモード作動指示を受けて、制御手段
Ctr11はオフラインモードを停止しオンラインモー
ドに切り換える。交信管理手段Mccは回線接続の手続
きに入り、回線Netが空き状態となって接続完了する
まで手続操作を継続する(ステップS607)。
【0095】回線接続が完了すると、交信管理手段Mc
cは制御手段Ctr11へ通知し、制御手段Ctr11
はリーダライタ部RWを駆動して、情報タグTFの記憶
手段Memへそれまでに為された更新記録分または新規
記録分を逐次読出し(ステップS608)、交信管理手
段Mccおよび回線Netを経て集中ファイル部Fle
へ送出する(ステップS609)。集中ファイル部Fl
eではこれを受けて、制御手段Ctr12が記録手段H
dへ記録する。端末装置Tnrは、上記の読出しと送出
を、対象とする全ての情報タグTFにつき実行し(ステ
ップS610)、これが完了すると回線を断って再度、
オフラインモードへ復帰する。
【0096】また図示されないが、上記のオンラインモ
ード中に、集中ファイル部Fleの記録手段Hdに記録
された情報を読出し、回線Netを経て端末装置Tnr
へ送り、リーダライタ部RWを介して情報タグTFに記
録することもできる。これは故障等で情報が消失した情
報タグTFの復元または新規の情報タグTFの設定に有
効である。さらに、上記のオンラインモード中にも、現
場側で発生した情報をリーダライタ部RWを駆動して情
報タグTFに記録することもできる。
【0097】上記のように、現場側(端末装置及び情報
タグ側)では情報タグTFによる現場側ファイルを形成
させ、常時作動させるから、現場側での情報収集と即時
処理と、すべての情報の記録保持が常時、かつ即時に可
能になる。とりわけ任意の時期に常時発生するアクティ
ブ情報(たとえば第2種別情報)を全て、現場側ファイ
ルに記録保持できる。すなわち現場側にあって、発生す
る情報を、回線経由で集中ファイル部Fleをアクセス
することなく、情報タグTFへ更新記録または新規記録
する。このように、オフラインモードまたはオンライン
モードを問わず発生する情報をその都度、情報タグTF
へ更新記録または新規記録し蓄積するから、情報タグT
Fには常にアクティブな情報が全て記録保持され、情報
の逸失やロス発生のない管理ができる。しかも回線を経
由することなく、常時発生するアクティブ情報の記録が
為されるので、情報の記録時に回線に負荷を与えること
がない。
【0098】また各情報タグTFには、添設されている
物品Matの全ての情報が記録されているから、現場側
で情報読出しが必要な場合、集中ファイル部Fleをア
クセスすることなく、現場側ファイルである各情報タグ
TFをアクセスすればよい。この結果、オンライン主体
概念による従来構成におけるような、とりわけ情報読み
出し要求の発生の度に回線経由のオンライン接続でマス
ターファイルからその都度再生して伝送するような構成
において発生しがちであった、回線ビジー時の待ち時間
発生による処理の遅延を、本発明のシステムでは回避で
き、また頻繁な回線接続手続のオーバーヘッドによる効
率低下を排除できる。このように集中ファイル部Fle
のアクセスのための回線コストを要さず、コスト削減が
可能になるとともに、ネットワークの負荷を軽減でき、
また操作を簡素化できる。
【0099】しかも回線故障等で集中ファイル部Fle
がアクセス不能時でも、現場側では現場側ファイルから
常時、情報を得ることができる。さらに、情報タグTF
を新規に参加させ、または既存の情報タグTFの削除が
容易であり、これと同時に、情報タグTFが添設された
物品Mat自体の新規参加、または削除が可能になるか
ら、これにより前掲のPOM(ポイント・オブ・マネジ
メント)を実現することができる。すなわち現場側は情
報の収集と処理をし、また物品自体の整理を実行して、
POP(ポイント・オブ・プロセシング)とPOMの両
機能を実現する。
【0100】また、上記の構成によれば、各物品Mat
毎に情報を添設の情報タグTFに集中保管し、他の情報
タグに分散させないから、オフライン時のアクセス(記
録・追記・更新・再生)か、オンライン時の上位側ファ
イル(集中ファイル部Fle)への転記を効率的かつ極
めて容易な操作で実行でき、また不正な情報の混入を排
除して、信頼性を向上させることができる。
【0101】また、オンラインモードの開始を端末装置
Tnrによって制御するが、端末装置Tnrは情報が発
生する現場側に置かれて各情報タグTFへの記録状況を
最も良く把握しているから、現場側に置かれた情報タグ
TFへの記録状況等から判断した最良のタイミングにオ
ンライン作動指示ができ、集中ファイル部Fleへの効
率的な転記ができる。ここで集中ファイル部Fleへの
転記はオンラインモードで回線Net経由で為される
が、オンラインモードはオンラインモード作動指示が発
行された際にのみ作動するから、オンラインモードを間
欠的に作動させることにより、回線Netの負荷を極力
軽減するようにでき、また高い伝送効率を維持できる。
【0102】一方、上位側ファイルである集中ファイル
部Fleには、最近の現場側ファイル、すなわち各情報
タグTFの記録内容と同様の情報が記録されることにな
るから、上位側に属する他の機器やシステムが情報を必
要とする場合、集中ファイル部Fleをアクセスして情
報を読み出せばよく、回線Netを経由して現場側の情
報タグTFをアクセスする必要がない。これにより上位
側において迅速かつ低コストで情報入手ができる。そし
て現場側の各情報タグTFの保持する情報と、上位側の
集中ファイル部Fleの保持する情報とが対応するか
ら、現場側ファイルと上位側ファイルの何れか一方がダ
ウンしても、他方がバックアップして、システム全機能
の停止を回避し、システム機能を維持できる。さらに消
失したファイル復元が容易である。
【0103】なお、実際の操作につき説明すると、情報
タグTFとリーダライタ部RW間で情報授受がなされる
場合に、非接触型では少なくともリーダライタ部RWが
形成させる電磁界に情報タグTFが感応する領域内に情
報タグを位置させる必要がある。したがって情報タグT
Fとリーダライタ部RWとを相対的に接近させて、形成
された電磁界に情報タグTFが感応するようにする。通
常、静止位置にある、情報タグTFが添設された物品M
atに例えばハンディ式のリーダライタ部RWを移動し
て接近させるか、または据え置き型リーダライタ部RW
に情報タグTF(具体的には情報タグTFが添設された
物品Mat)を移動して接近させる操作が実行される。
これら操作は例えば、操作者が何れか一方に他方を「か
ざす」操作をすることにより実行される。これにより情
報タグTFが電磁界に感応してリーダライタ部RWとの
間で情報授受がなされる。また、この情報授受および情
報タグTF内の情報処理は接近感応操作が継続している
期間のみ実行可能となる。
【0104】従来のICタグ(またはバーコード式タ
グ)では、一度の接近感応操作で品番や価格といった固
定情報の再生がなされるのみであったが、本実施形態の
システムにおける情報タグTFは、一度の接近感応操作
中に、情報タグTFに記録・保管している第1種別情報
(存在情報)の再生および送出と、この存在情報を受け
て確認したリーダライタ部RWから直ちに送出されるコ
マンドの受理・解析と、第2種別情報(状態情報や応用
情報)の受理と所定の記録手段への記録が全て為され
る。したがって何度も接近感応操作を実行する必要がな
い。または一度の接近感応操作中に、情報タグTFに記
録・保管している存在情報の再生および送出と、この存
在情報を受けて確認したリーダライタ部RWから直ちに
送出されるコマンドの受理・解析と、情報タグTFに記
録・保管している状態情報や応用情報の再生と送出が全
て為される。したがって何度も接近感応操作を実行する
必要がない。
【0105】ところで、前記の実施形態ではオンライン
モードの開始(トリガ)を、情報タグへの記録状況を勘
案して端末装置側が発行するものであったが、前記のよ
うにオンラインモードの作動には回線確保が重要な条件
となる。そこで回線確保に着目してオンラインモードの
開始(トリガ)を行う構成が、以下に示す実施形態とし
て提案される。
【0106】図7は、本発明に係る情報管理システム
の、このような構成の実施形態のブロック構成図であ
る。なお前記実施形態におけると同じ部分には前記と同
一符号を付けて、前記説明を援用する。本実施形態の情
報管理システムIms7は、少なくとも1基の情報タグ
TFと、端末装置Tnr7と、集中ファイル部Fle7
を備える。さらに端末装置Tnr7と集中ファイル部F
le7は、回線Netを介して接続されている。情報タ
グTFは物品Matに添設されて事実上は物品Matに
一体化されており、情報タグTFが内蔵する記憶手段M
emには、前掲の第1種別情報isj1、第2種別情報
isj2が再生可能に記録される。
【0107】端末装置Tnr7は、リーダライタ部RW
と、キーボードやスイッチを有する入力手段Iptと、
ストアード・プログラム方式で動作する、不図示の超小
型演算処理装置(マイクロプロセッサ・ユニット)また
は論理処理回路を具備し、さらにこれらによって読取り
および実行可能なプログラムとして少なくともその一部
が構成される、制御手段Ctr71と、交信管理手段M
ccと、集中ファイル部Fle7から送付されるオンラ
イン作動指示を受けてオンラインモード作動を開始させ
るモード指示処理手段Mоl7が準備されている。これ
らプログラムは前記実施形態におけると同様に、RO
M、EEPROM、フラッシュメモリ、SRAM等の各
種メモリ格納する。
【0108】集中ファイル部Fle7は回線Netに接
続され、ハード磁気ディスク装置による記録手段Hd
と、ストアード・プログラム方式で動作する不図示の超
小型演算処理装置(マイクロプロセッサ・ユニット)ま
たは論理処理回路を具備し、さらにこれらによって読取
りおよび実行可能なプログラムとして少なくともその一
部が構成される制御手段Ctr72と、指示付与手段D
о7を備えている。制御手段Ctr72は集中ファイル
部Fle7全体の動作を制御し、且つ回線Netの制御
機能および交信機能を備える。また指示付与手段Dо7
は、回線Netの空き状態などを勘案してオンライン作
動指示を発行する。このオンライン作動指示は、制御手
段Ctr72によって集中ファイル部Fle7の動作制
御に供せられるとともに、端末装置Tnr間に回線確保
がなされた後に、制御手段Ctr72によって端末装置
Tnrのモード指示処理手段Mоl7へ送付される。
【0109】図8は、図7に示される情報管理システム
の集中ファイル部の動作フローチャートである。集中フ
ァイル部Fle7の指示付与手段Dо7は、ステップS
801で、回線Netの空き状態等を検査し、検査の結
果に基づいて、オンライン作動指示を発行する時期であ
るかを判断する。ここでオンライン作動指示を発行する
時期であると判断されると、オンライン作動指示を発行
する(ステップS802)。発行したオンライン作動指
示を受けて制御手段Ctr72は回線接続の手続きに入
り、回線接続完了までループする(ステップS80
3)。回線接続が完了すると、制御手段Ctr72はオ
ンライン作動指示を回線Net経由で端末装置Tnr7
のモード指示処理手段Mоl7へ伝送する。
【0110】やがて端末装置Tnr7から、記録手段H
dへ記録すべき情報が回線Net経由で送られてくる
と、制御手段Ctr72はこれを受信し(ステップS8
04)、記録手段Hdへ記録する(ステップS80
5)。さらに制御手段Ctr72は端末装置Tnr7か
ら送付される情報が終了したかをチェックし、情報の送
付がさらに継続するとステップS804に戻り記録手段
Hdへの記録を継続する。送付される情報の終了を確認
すると、この処理動作を了える。また図示されないが、
上記のオンラインモード中に、集中ファイル部Fle7
の記録手段Hdに記録された情報を読出し、回線Net
を経て端末装置Tnr7へ送り、リーダライタ部RWを
介して情報タグTFに記録することもできる。これは故
障等で情報が消失した情報タグTFの復元または新規の
情報タグTFの設定に有効である。
【0111】上記のように、本実施形態によれば、現場
側で現場側ファイルとして情報タグTFを使い、同じ情
報を管理するとともに、上位側でも集中ファイル部Fl
e7を上位側ファイルとして同じ情報を管理する。そし
てオンラインモードの開始を集中ファイル部Fle7に
よって制御するが、集中ファイル部Fle7は回線Ne
tを管理できることで回線Netの状況を最も良く把握
しているから、指示付与手段Dо7はオンライン送付を
すべきタイミングの判断が的確にでき、回線使用の観点
から最良のタイミングにオンライン指示を発行すること
によって、集中ファイルの効果的な更新処理を遂行でき
る。ここで集中ファイル部Fle7への転記はオンライ
ンモードで回線Net経由で為されるが、オンラインモ
ードは指示付与手段Dо7によってオンライン作動指示
が発行された際にのみ作動するから、オンラインモード
を間欠的に作動させることにより、回線Netの負荷を
極力軽減するようにでき、また高い伝送効率を維持でき
る。なお、その他の効果と利点は前記実施形態における
と同じであり、よって前記説明を援用する。
【0112】ところで、集中ファイル部を更新するため
情報タグからオンライン時に集中ファイル部へ送るの
は、情報タグへ更新記録された内容か、新規記録された
内容のみでよい。したがって集中ファイル部へ送る際
に、すべての情報タグが対象にはならないから、すべて
の情報タグをアクセスするのは無駄が多い。この改善を
行う構成が、以下に示す実施形態として提案される。
【0113】図9は、本発明に係る情報管理システム
の、このような構成の実施形態のブロック構成図であ
る。なお前記実施形態におけると同じ部分には前記と同
一符号を付けて、前記説明を援用する。本実施形態の情
報管理システムIms9は、少なくとも1基の情報タグ
TFと、端末装置Tnr9と、集中ファイル部Fleを
備える。さらに端末装置Tnr9と集中ファイル部Fl
eは、回線Netを介して接続されている。情報タグT
Fは物品Matに添設されて事実上は物品Matに一体
化されており、情報タグTFが内蔵する記憶手段Mem
には、前掲の第1種別情報isj1、第2種別情報is
j2が再生可能に記録される。
【0114】端末装置Tnr9は、リーダライタ部RW
と、入力手段Iptと、ストアード・プログラム方式で
動作する、不図示の超小型演算処理装置(マイクロプロ
セッサ・ユニット)または論理処理回路を具備し、さら
にこれらによって読取りおよび実行可能なプログラムと
して少なくともその一部が構成される、制御手段Ctr
91と、交信管理手段Mccと、オンラインモード作動
指示手段Mоlと、リスト編成管理手段Mlstが準備
されている。制御手段Ctr91は端末装置Tnr9全
体の動作の制御を司る。リスト編成管理手段Mlst
は、更新記録または新規記録が施された各情報タグTF
の情報を管理し、これら記録がなされた各情報タグTF
の一覧リストLstを作成する。これらプログラムは前
記実施形態におけると同様に、ROM、EEPROM、
フラッシュメモリ、SRAM等の各種メモリ格納する。
また一覧リストLstはEEPROM、フラッシュメモ
リ、SRAM等の不揮発性メモリに記録され、制御手段
Ctr91またはリーダライタ部RWにより参照され
る。
【0115】集中ファイル部Fleは回線Netに接続
され、ハード磁気ディスク装置による記録手段Hdと、
ストアード・プログラム方式で動作する不図示の超小型
演算処理装置(マイクロプロセッサ・ユニット)または
論理処理回路を具備し、さらにこれらによって読取りお
よび実行可能なプログラムとして少なくともその一部が
構成される制御手段Ctr92を備えている。制御手段
Ctr92は前記実施形態の制御手段Ctr12と略同
様であり、集中ファイル部Fle全体の動作を制御し、
且つ回線Netの制御機能および交信機能を備える。
【0116】図10は、図9に示される情報管理システ
ムIms9の端末装置Tnr9の動作フローチャートで
ある。以下、同図に基づいて情報管理システムIms9
の動作を説明する。端末装置Tnr9のオンラインモー
ド作動指示手段Mоlは、ステップS1001で、入力
手段Iptからの指令か、または情報タグTFへの記録
の頻度等を検査し、検査の結果に基づいて、オンライン
作動指示を発行する時期であるか否かを判断する。ここ
でオンライン作動指示を発行する時期でないと判断され
ると、制御手段Ctr91へそれを通知する。制御手段
Ctr91はオフラインモードを継続し、ここで情報タ
グTFのアクセス指示が入力手段Ipt等から入ると
(ステップS1002)、ローカルで処理する。
【0117】アクセス指示が、情報タグTFへの新規の
記録または更新記録か、または再生かを確認し(ステッ
プS1003)、新規の記録または更新記録であると、
情報種別やアドレス指定をした記録指示と、記録すべき
情報をリーダライタ部RWへ付与し、リーダライタ部R
Wはこれを情報タグTFの記憶手段Memの然るべき領
域に記録する(ステップS1005)。ここで、上記
の、情報タグTFへの新規の記録または更新記録を検知
したリスト編成管理手段Mlstは、これら記録がなさ
れた各情報タグTFのリストを一覧リストLstへ記録
する(ステップS1006)。
【0118】一方、アクセス指示が再生であると、その
情報種別やアドレス指定をした再生指示をリーダライタ
部RWへ付与し、リーダライタ部RWはこれに基づき情
報タグTFの記憶手段Memの然るべき領域から所望の
情報を再生する(ステップS1004)。制御手段Ct
r91は、リーダライタ部RWから再生情報を受ける
と、何れも不図示の表示器へ表示するか、インタフェー
ス回路を介して他の機器へ送付する。
【0119】ステップS1001で、オンラインモード
作動指示手段Mоlによってオンライン作動指示を発行
する時期であると判断されると、オンラインモード作動
指示を発行し(ステップS1007)、それを制御手段
Ctr91、交信管理手段Mcc、リーダライタ部RW
へ送付する。オンラインモード作動指示を受けて、制御
手段Ctr91はオフラインモードを停止しオンライン
モードに切り換える。交信管理手段Mccは回線接続の
手続きに入り、回線Netが空き状態となって接続完了
するまで手続操作を継続する(ステップS1008)。
【0120】回線接続が完了すると、交信管理手段Mc
cは制御手段Ctr91へ通知し、制御手段Ctr91
は一覧リストLstを参照して、読出の対象となる情報
タグTFを決定する(ステップS1009)。ついでリ
ーダライタ部RWを駆動し、リーダライタ部RWは上記
リストの内容に基づいて、対象となった情報タグTFの
記憶手段Memから、それまでに為された更新記録分ま
たは新規記録分を逐次読出し(ステップS1010)、
交信管理手段Mccおよび回線Netを経て集中ファイ
ル部Fleへ送出する(ステップS1011)。集中フ
ァイル部Fleではこれを受けて、制御手段Ctr92
が記録手段Hdへ記録する。端末装置Tnr9は、上記
の読出しと送出を、対象とする全ての情報タグTFにつ
き実行し(ステップS1012)、これが完了すると回
線を断って再度、オフラインモードへ復帰する。
【0121】また図示されないが、上記のオンラインモ
ード中に、集中ファイル部Fleの記録手段Hdに記録
された情報を読出し、回線Netを経て端末装置Tnr
9へ送り、リーダライタ部RWを介して情報タグTFに
記録することもできる。これは故障等で情報が消失した
情報タグTFの復元または新規の情報タグTFの設定に
有効である。さらに、上記のオンラインモード中にも、
現場側で発生した情報をリーダライタ部RWを駆動して
情報タグTFに記録することもできる。
【0122】上記のように、本実施形態によれば、オフ
ライン時に情報の更新や追記があった情報タグTFか、
または新規参加のあった情報タグTFを特定する一覧リ
ストLstを端末装置Tnr9で作成保管するように
し、オンラインモードを開始して集中ファイル部Fle
へ情報を送り転記する際に、この一覧リストLstを参
照して必要な情報タグTFだけを選択的にアクセスする
ことにより、アクセス対象の情報タグを必要最小限にで
きて時間短縮でき、また重複発生を排除することができ
る。よって転記効率が向上するとともに、重複記録の発
生を避けて情報の信頼性を向上させることができる。な
お、その他の効果と利点は前記実施形態におけると同じ
であり、よって前記説明を援用する。
【0123】また、上記の実施形態は端末装置によるオ
ンラインモード作動指示機能と、端末装置による一覧リ
ストの管理機能を有する構成であったが、この他にも、
図7及び図8で述べた集中ファアイル部によるオンライ
ンモード作動指示機能と、端末装置による一覧リストの
管理機能を組み合わせた構成も可能である。
【0124】ところで、集中ファイル部を更新するため
オンライン時にアクセスすべき情報タグを特定して効率
的とする他の構成が、以下に示す実施形態として提案さ
れる。
【0125】図11は、本発明に係る情報管理システム
の、このような構成の実施形態のブロック構成図であ
る。なお前記実施形態におけると同じ部分には前記と同
一符号を付けて、前記説明を援用する。本実施形態の情
報管理システムIms11は、少なくとも1基の情報タ
グTF11と、端末装置Tnr11と、集中ファイル部
Fleを備える。さらに端末装置Tnr11と集中ファ
イル部Fleは、回線Netを介して接続されている。
情報タグTF11は物品Matに添設されて事実上は物
品Matに一体化されており、情報タグTF11が内蔵
する記憶手段Memには、前掲の第1種別情報isj
1、第2種別情報isj2に加えて、以下で説明される
指標Idx11が再生可能に記録される。また情報タグ
TF11は、記憶手段Mem以外の不揮発性メモリを備
える構成とすることもできる。
【0126】端末装置Tnr11は、リーダライタ部R
Wと、入力手段Iptと、ストアード・プログラム方式
で動作する、不図示の超小型演算処理装置(マイクロプ
ロセッサ・ユニット)または論理処理回路を具備し、さ
らにこれらによって読取りおよび実行可能なプログラム
として少なくともその一部が構成される、制御手段Ct
r111と、交信管理手段Mccと、オンラインモード
作動指示手段Mоlと、指標管理手段Cidxが準備さ
れている。制御手段Ctr111は端末装置Tnr11
全体の動作の制御を司る。指標管理手段Cidxは、更
新記録または新規記録が施された各情報タグTF11
へ、記録が施されたことを示すための指標Idx11を
記録する。これらプログラムは前記実施形態におけると
同様に、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、S
RAM等の各種メモリ格納する。また指標Idx11は
情報タグTF11の記憶手段Memか、または情報タグ
TF11内の別の不揮発性メモリにリーダライタ部RW
により記録/再生される。
【0127】集中ファイル部Fleは回線Netに接続
され、ハード磁気ディスク装置による記録手段Hdと、
ストアード・プログラム方式で動作する不図示の超小型
演算処理装置(マイクロプロセッサ・ユニット)または
論理処理回路を具備し、さらにこれらによって読取りお
よび実行可能なプログラムとして少なくともその一部が
構成される制御手段Ctr112を備えている。制御手
段Ctr112は前記実施形態の制御手段Ctr12と
略同様であり、集中ファイル部Fle全体の動作を制御
し、且つ回線Netの制御機能および交信機能を備え
る。
【0128】図12は、図11に示される情報管理シス
テムIms11の構成部分である情報タグTF11とリ
ーダライタ部RWのブロック構成図である。前記図3で
示された構成と差異がある部分は、情報タグTF11の
制御手段Cnt11と、不揮発性のメモリ手段Memへ
記録された指標Idx11である。すなわちメモリ手段
Memには、第1種別情報isj1と第2種別情報is
j2に加え、指標Idx11が記録される。制御手段C
nt11は、前記制御手段Cnt1の機能に加え、指標
Idx11の書込/読出の機能を備える。他の構成と機
能については前記説明を援用する。
【0129】図13は、図11に示される情報管理シス
テムIms11の端末装置Tnr11の動作フローチャ
ートである。以下、同図に基づいて情報管理システムI
ms11の動作を説明する。端末装置Tnr11のオン
ラインモード作動指示手段Mоlは、ステップS130
1で、入力手段Iptからの指令か、または情報タグT
F11への記録の頻度等を検査し、検査の結果に基づい
て、オンライン作動指示を発行する時期であるか否かを
判断する。ここでオンライン作動指示を発行する時期で
ないと判断されると、制御手段Ctr111へそれを通
知する。制御手段Ctr111はオフラインモードを継
続し、ここで情報タグTF11のアクセス指示が入力手
段Ipt等から入ると(ステップS1302)、ローカ
ルで処理する。
【0130】アクセス指示が、情報タグTF11への新
規の記録または更新記録か、または再生かを確認し(ス
テップS1303)、新規の記録または更新記録である
と、情報種別やアドレス指定をした記録指示と、記録す
べき情報に加え、さらに指標Idx11をリーダライタ
部RWへ付与し、リーダライタ部RWはこの記録すべき
情報を情報タグTFの記憶手段Memの然るべき領域に
記録する(ステップS1305)。さらに、新規の記録
または更新記録を示すための指標Idx11を、情報タ
グ単位で記録する。すなわち新規の記録または更新記録
がなされた情報タグTF11に、1個の指標Idx11
を記録する(ステップS1306)。
【0131】一方、アクセス指示が再生であると、その
情報種別やアドレス指定をした再生指示をリーダライタ
部RWへ付与し、リーダライタ部RWはこれに基づき情
報タグTF11の記憶手段Memの然るべき領域から所
望の情報を再生する(ステップS1304)。制御手段
Ctr111は、リーダライタ部RWから再生情報を受
けると、何れも不図示の表示器へ表示するか、インタフ
ェース回路を介して他の機器へ送付する。
【0132】ステップS1301で、オンラインモード
作動指示手段Mоlによってオンライン作動指示を発行
する時期であると判断されると、オンラインモード作動
指示を発行し(ステップS1307)、それを制御手段
Ctr111、交信管理手段Mcc、リーダライタ部R
Wへ送付する。オンラインモード作動指示を受けて、制
御手段Ctr111はオフラインモードを停止しオンラ
インモードに切り換える。交信管理手段Mccは回線接
続の手続きに入り、回線Netが空き状態となって接続
完了するまで手続操作を継続する(ステップS130
8)。
【0133】回線接続が完了すると、交信管理手段Mc
cは制御手段Ctr111へ通知し、制御手段Ctr1
11はリーダライタ部RWを駆動し、逐次、情報タグT
F11を検査する(ステップS1309)。この検査で
指標Idx11が検出されると(ステップS131
0)、この情報タグTF11の記憶手段Memから、そ
れまでに為された更新記録分または新規記録分を逐次読
出し(ステップS1311)、交信管理手段Mccおよ
び回線Netを経て集中ファイル部Fleへ送出する
(ステップS1312)。集中ファイル部Fleではこ
れを受けて、制御手段Ctr112が記録手段Hdへ記
録する。
【0134】また記録手段Hdへの記録が為される度
に、アクノレッジ信号が制御手段Ctr112から回線
Netを経て制御手段Ctr111へ送られるように
し、制御手段Ctr111はこれを受けるとリーダライ
タ部RWにより当該情報タグTF11に記録されている
指標Idx11を消去するように構成できる。これによ
り重複取込みの発生を回避できる。
【0135】端末装置Tnr11は、上記の指標検出と
読出しと送出を全ての情報タグTFにつき実行し(ステ
ップS1313)、これが完了すると回線を断って再
度、オフラインモードへ復帰する。また図示されない
が、上記のオンラインモード中に、集中ファイル部Fl
eの記録手段Hdに記録された情報を読出し、回線Ne
tを経て端末装置Tnr11へ送り、リーダライタ部R
Wを介して情報タグTF11に記録することもできる。
これは故障等で情報が消失した情報タグTF11の復元
または新規の情報タグTF11の設定に有効である。さ
らに、上記のオンラインモード中にも、現場側で発生し
た情報をリーダライタ部RWを駆動して情報タグTF1
1に記録することもできる。
【0136】上記のように、本実施形態によれば、オフ
ライン時に情報の更新や追記があった情報タグTF11
か、または新規参加のあった情報タグTF11を特定す
る指標Idx11を当該情報タグTF11へ記録するよ
うにし、オンラインモードを開始して集中ファイル部F
leへ情報を送り転記する際に、各情報タグTF11を
検査して指標Idx11が付された情報タグTF11の
みから選択的に読み出すことにより、読出対象の情報タ
グTF11を必要なもののみにできて時間短縮でき、ま
た重複発生を排除することができる。よって転記効率が
向上するとともに、重複記録の発生を避けて情報の信頼
性を向上させることができる。なお、その他の効果と利
点は前記実施形態におけると同じであり、よって前記説
明を援用する。
【0137】また、上記の実施形態は端末装置によるオ
ンラインモード作動指示機能と、指標による管理機能を
有する構成であったが、この他にも、図7及び図8で述
べた集中ファアイル部によるオンラインモード作動指示
機能と、指標による管理機能を組み合わせた構成も可能
である。
【0138】ところで、ひとつの情報タグに着目する
と、記録されている全情報には以前から存在するものも
あり、これら既存分に更新記録分や新規記録分が混在し
ている。よってすべての情報を集中ファイル部へ送るの
は無駄が多く、またその必要もない。そこで集中ファイ
ル部を更新するため為されるオンライン時のアクセスを
更に効率的とする他の構成が、以下に示す実施形態とし
て提案される。
【0139】本発明に係る情報管理システムの、このよ
うな構成の実施形態のブロック構成図は、前掲の図11
の構成において、指標管理手段Cidxと制御手段Ct
111の機能が前記の実施形態とは異なるが、ブロック
構成図は略同様であり、煩雑をさけるため前掲の図11
を援用する。また各部の説明についても差異のある部分
以外は前掲の説明を援用する。本実施形態の指標管理手
段Cidxは、情報タグTF11へ更新記録または新規
記録が施された際に、その記録部分毎に、記録部分を特
定するための指標Idx14を記録する。また制御手段
Ct111と共に、このように記録をし、また再生検出
するようにリーダライタ部RWを制御する。
【0140】図14は、本実施形態における情報管理シ
ステムの構成部分である情報タグTF14とリーダライ
タ部RWのブロック構成図である。前記図12で示され
た構成と差異がある部分は、情報タグTF14の制御手
段Cnt14と、不揮発性のメモリ手段Memへ記録さ
れた指標Idx14である。すなわちメモリ手段Mem
には、制御手段Cnt14によって第1種別情報isj
1と第2種別情報isj2に加え、指標Idx14が記
録され、しかもこの指標Idx14は更新記録分や新規
記録分ごとに夫々添付する。そして再生時に指標Idx
14が添付されている記録分のみが選択的に、制御手段
Cnt14によって取り出される。他の構成と機能につ
いては前記説明を援用する。
【0141】図15は、本情報管理システムの端末装置
の動作フローチャートである。以下、同図に基づいて本
情報管理システムの動作を説明する。端末装置のオンラ
インモード作動指示手段は、ステップS1501で、入
力手段からの指令か、または情報タグTF14への記録
の頻度等を検査し、検査の結果に基づいて、オンライン
作動指示を発行する時期であるか否かを判断する。ここ
でオンライン作動指示を発行する時期でないと判断され
ると、端末装置の制御手段へそれを通知する。端末装置
の制御手段はオフラインモードを継続し、ここで情報タ
グTF14のアクセス指示が入力手段等から入ると(ス
テップS1502)、ローカルで処理する。
【0142】アクセス指示が、情報タグTF14への新
規の記録または更新記録か、または再生かを確認し(ス
テップS1503)、新規の記録または更新記録である
と、情報種別やアドレス指定をした記録指示と、記録す
べき情報に加え、さらに指標Idx14をリーダライタ
部RWへ付与し、リーダライタ部RWはこの記録すべき
情報を情報タグTF14の記憶手段Memの然るべき領
域に記録する(ステップS1505)。さらに、新規に
記録した部分または更新記録した部分を示すための指標
Idx14を、記録部分の単位で記録する。すなわち1
個の新規の記録または更新記録ごとに、1個の指標Id
x14を記録する(ステップS1506)。
【0143】一方、アクセス指示が再生であると、その
情報種別やアドレス指定をした再生指示をリーダライタ
部RWへ付与し、リーダライタ部RWはこれに基づき情
報タグTF14の記憶手段Memの然るべき領域から所
望の情報を再生する(ステップS1504)。端末装置
の制御手段は、リーダライタ部RWから再生情報を受け
ると、何れも不図示の表示器へ表示するか、インタフェ
ース回路を介して他の機器へ送付する。
【0144】ステップS1501で、オンラインモード
作動指示手段によってオンライン作動指示を発行する時
期であると判断されると、オンラインモード作動指示を
発行し(ステップS1507)、それを端末装置の制御
手段、交信管理手段、リーダライタ部RWへ送付する。
オンラインモード作動指示を受けて、端末装置の制御手
段はオフラインモードを停止しオンラインモードに切り
換える。交信管理手段は回線接続の手続きに入り、回線
が空き状態となって接続完了するまで手続操作を継続す
る(ステップS1508)。
【0145】回線接続が完了すると、交信管理手段は端
末装置の制御手段へ通知し、制御手段はリーダライタ部
RWを駆動し、逐次、情報タグTF14を検査する(ス
テップS1509)。この検査で指標Idx14が検出
されると(ステップS1510)、この情報タグTF1
4の記憶手段Memから、指標Idx14が添付されて
いる、それまでに為された更新記録または新規記録を各
記録分ごとに逐次読出し(ステップS1511)、交信
管理手段および回線を経て集中ファイル部へ送出する
(ステップS1512)。集中ファイル部ではこれを受
けて記録手段へ記録する。
【0146】また集中ファイル部の記録手段への記録が
為される度に、アクノレッジ信号が集中ファイル部の制
御手段から回線を経て端末装置の制御手段へ送られるよ
うにし、端末装置の制御手段はこれを受けるとリーダラ
イタ部RWにより当該情報タグTF14の各記録部に記
録されている指標Idx14を消去するように構成でき
る。これにより重複取込みの発生を回避できる。
【0147】上記のように、本実施形態によれば、オフ
ライン時に情報の更新や追記があった情報タグTF14
の、当該記録部分ごとに指標Idx14を記録するよう
にし、オンラインモードを開始して集中ファイル部へ情
報を送り転記する際に、各情報タグTF14を検査して
指標Idx14が検出された情報タグTF14の、しか
も指標Idx14が付された記録部分のみに限定し選択
的に読み出すことにより、読出部分を必要なもののみに
できて時間短縮でき、また重複発生を排除することがで
きる。よって転記効率が向上するとともに、重複記録の
発生を避けて情報の信頼性を向上させることができる。
なお、その他の効果と利点は前記実施形態におけると同
じであり、よって前記説明を援用する。
【0148】また、上記の実施形態は端末装置によるオ
ンラインモード作動指示機能と、記録部分毎に指標を付
する管理機能を有する構成であったが、この他にも、図
7及び図8で述べた集中ファアイル部によるオンライン
モード作動指示機能と、記録部分毎に指標を付する管理
機能を組み合わせた構成も可能である。
【0149】前記のように本発明は、その一つの実施の
形態として、現場側と上位側それぞれにファイルを形成
させ、現場側ファイルを一塊の情報タグにより構成し、
現場側で常時発生するアクティブ情報をローカル(オフ
ライン)で記録保管し、上位側ファイルを所謂マススト
レージと称せられる記録装置により構成し、間欠的に回
線接続してオンラインで現場側ファイルから更新情報を
取込み、記録内容を更新することにより、両ファイルの
内容を同期させるものである。さらに一覧リストや指標
を用いて処理効率の向上を図る。
【0150】したがって、オンラインモードでの作動か
ら離脱中に発生する存在情報(固有情報)および状態情
報(存在情報に基づき誘導された時間的・空間的に依存
する情報)を記憶するメモリ機能を有し、且つオンライ
ンモード時のアクセス機能を有する情報タグを一群の商
品のそれぞれに貼付し、このオンラインモード時に上位
側は一群の商品のうちのアクセス要求があった商品の情
報タグとのみデマンド処理を行うようにすることによ
り、大量の商品群相手のオンデマンド処理を、簡単かつ
小規模構成のシステムで効率的に実行することができ
る。
【0151】以上詳説したように、本発明によれば以下
の各利点が実現される。 1.現場側ファイルを形成させ、常時作動させるから、
現場側での情報収集と即時処理と、すべての情報の記録
保持が常時、かつ即時に可能になる。とりわけ任意の時
期に常時発生するアクティブ情報を全て、現場側ファイ
ルに記録保持できる。 2.現場側ファイルには全ての情報が記録されているか
ら、現場側で情報読出しが必要な場合、上位側ファイル
をアクセスすることなく、現場側ファイルをアクセスす
ればよい。回線コスト、回線負荷がなくなり、また操作
を簡素化できる。 3.回線故障で上位側ファイルがアクセス不能時でも、
現場側では現場側ファイルから情報を得ることができ
る。 4.情報タグの新規参加、または削除が可能になると同
時に、情報タグが添設された物品自体の参加、または削
除が可能になり、POMが実現される。 5.各物品毎に情報を添設の情報タグに集中保管し、そ
の物品の情報を他の情報タグに記録しないから、オフラ
イン時のアクセス(記録・追記・更新・再生)か、オン
ライン時の上位側ファイルへの転記を効率的かつ極めて
容易な操作で実行でき、また或る情報タグから転記時に
他の物品に属する情報が混入することがなく、信頼性を
向上できる。
【0152】6.上位側ファイルへの転記はオンライン
モードで回線経由で為されるが、オンラインモードを間
欠的に作動させることにより、回線負荷を軽減でき、ま
た高い伝送効率の維持が可能になる。 7.オンラインモードの開始を端末装置によって制御す
ることにより、現場側に置かれた情報タグへの記録状況
から判断した最良のタイミングにオンライン作動指示が
でき、上位側ファイルへの効率的な転記ができる。 8.または、オンラインモードの開始を上位側ファイル
によって制御することにより、回線の管理状況から判断
した最良のタイミングにオンライン作動指示ができ、上
位側ファイルへの効率的な転記ができる。 9.情報の更新や追記があった情報タグか、新規参加の
あった情報タグを特定する一覧リストを端末装置で作成
保管する構成では、オンラインモードの開始で上位側フ
ァイルへ転記する際に、この一覧リストに載った情報タ
グのみをアクセスすることで、アクセス対象の情報タグ
を必要最小限にできて時間短縮でき、また重複発生を排
除でき、よって転記効率の向上と情報の信頼性向上を実
現する。
【0153】10.情報の更新や記録があった情報タグ
内か、新規参加した情報タグ内に、それらの発生を示す
指標を記録し、オンラインモードの開始で上位側ファイ
ルへの転記時にこの指標の有無を検査し、指標のあった
情報タグのみから情報を受ける構成の場合は、転記対象
を必要最小限にできて時間短縮でき、また重複転記の発
生を排除でき、よって転記効率の向上と情報の信頼性向
上を実現する。 11.情報タグ内の、情報の更新や記録があった部分ご
とに指標を添付し、オンラインモードの開始で上位側フ
ァイルへの転記時にこの指標のあった情報タグの、この
指標の付いた記録部分のみを読み出す構成の場合は、転
記対象のみならず転記部分をも必要最小限にできて時間
短縮でき、また重複転記の発生を排除でき、よってさら
なる転記効率の向上と情報の信頼性向上を実現する。 12.上位側ファイルには、最近の現場側ファイルの記
録内容と同様の情報が記録されているから、上位側に属
する他の機器やシステムが情報を必要とする場合、上位
側ファイルをアクセスして情報を読み出せばよく、回線
経由で現場側の情報タグをアクセスする必要がない。こ
れにより上位側において迅速かつ低コストで情報入手が
できる。 13.現場側ファイルと上位側ファイルの何れか一方が
ダウンしても、他方がバックアップして、システム全機
能の停止を回避し、システム機能を維持できる。さらに
消失したファイル復元が容易である。
【0154】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る情報管理システ
ムは、発生する情報を情報タグへ更新記録または新規記
録し、端末装置のオンラインモード作動指示手段がオン
ラインモード作動指示を発行すると集中ファイル部を含
む全体がオンラインモードで作動し、情報タグへ更新記
録または新規記録した内容を回線経由で集中ファイル部
へ送付し、記録手段へ記録するものであるから、情報タ
グには常にアクティブな情報を全て記録保持でき、情報
の逸失やロス発生がない上、回線に負荷を与えない。ま
た集中ファイル部にもアクティブな情報を全て記録保持
でき、しかも指示を発行した時のみオンラインモードで
作動するから、回線負荷を極力軽減できる。
【0155】しかも情報タグと集中ファイル部を互いに
他方のバックアップとでき、何れかのファイルに故障が
生じても、他方のバックアップによって復元できる。ま
たシステムの全面停止を回避できる。さらに、オンライ
ンモードの開始は端末装置によって制御されるが、端末
装置は情報が発生する現場側に置かれて情報タグへの記
録状況を最も良く把握しているから、オンライン送付を
すべきタイミングの判断が的確にでき、記録状況の観点
から最良のタイミングにオンライン指示を発行すること
で、集中ファイルを効果的に更新できる。
【0156】本発明の請求項2に係る情報管理システム
は、発生する情報を情報タグへ更新記録または新規記録
し、集中ファイル部の指示付与手段がオンラインモード
作動指示を発行すると集中ファイル部を含む全体がオン
ラインモードで作動し、情報タグへ更新記録または新規
記録した内容を回線経由で集中ファイル部へ送付し、記
録手段へ記録するものであるから、情報タグには常にア
クティブな情報を全て記録保持でき、情報の逸失やロス
発生がない上、回線に負荷を与えない。また集中ファイ
ル部にもアクティブな情報を全て記録保持でき、しかも
指示を発行した時のみオンラインモードで作動するか
ら、回線負荷を極力軽減できる。
【0157】しかも情報タグと集中ファイル部を互いに
他方のバックアップとでき、何れかのファイルに故障が
生じても、他方のバックアップによって復元できる。ま
たシステムの全面停止を回避できる。さらに、オンライ
ンモードの開始は集中ファイル部によって制御される
が、集中ファイル部は回線の状況を最も良く把握できる
から、オンラインでの情報取込をすべきタイミングを回
線使用の観点から的確に判断でき、最良のタイミングに
オンライン指示を発行することで、集中ファイルを効果
的に更新できる。
【0158】本発明の請求項3の情報管理システムは、
オフライン時に更新記録または新規記録を施した情報タ
グを特定する一覧リストを端末装置で作成保管するよう
にし、端末装置がオンラインモード作動指示を発行して
オンラインモードを開始して集中ファイル部へ情報を送
る際に、この一覧リストを参照して必要な情報タグだけ
を選択的にアクセスするように構成するから、アクセス
対象の情報タグを必要最小限にできて時間短縮でき、ま
た重複発生を排除することができる。よって転記効率が
向上するとともに、重複記録の発生を避けて情報の信頼
性を向上させることができる。さらにオンラインモード
の開始を端末装置により制御することで、情報タグへの
記録状況の観点から最良のタイミングで集中ファイルを
効果的に更新できる。
【0159】本発明の請求項4の情報管理システムは、
オフライン時に更新記録または新規記録を施した情報タ
グを特定する一覧リストを端末装置で作成保管するよう
にし、集中ファイル部がオンラインモード作動指示を発
行してオンラインモードを開始し、端末装置が集中ファ
イル部へ情報を送る際に、この一覧リストを参照して必
要な情報タグだけを選択的にアクセスするように構成す
るから、アクセス対象の情報タグを必要最小限にできて
時間短縮でき、また重複発生を排除することができる。
よって転記効率が向上するとともに、重複記録の発生を
避けて情報の信頼性を向上させることができる。さらに
オンラインモードの開始を集中ファイル部により制御す
ることで、回線状況から最良のタイミングで集中ファイ
ルを効果的に更新できる。
【0160】本発明の請求項5の情報管理システムは、
請求項1、2、3または4の何れかに記載のものであっ
て、情報の更新や追記があった情報タグ内か、新規参加
した情報タグ内に、それらの発生を示す指標を情報タグ
単位で記録し、オンラインモードの開始で集中ファイル
部への送付時にこの指標の有無を検査し、指標のあった
情報タグのみから情報を読み出す構成であるから、読出
対象の情報タグを必要最小限にできて時間短縮でき、ま
た重複転記の発生を排除でき、よって転記効率の向上と
情報の信頼性向上を実現できる。
【0161】本発明の請求項6に係る情報管理システム
は、請求項5に記載のものであって、情報の更新や新規
記録があった情報タグ内か、新規参加した情報タグ内
の、各記録部分ごとに指標を付すようにし、オンライン
モードの開始で集中ファイル部への送付時にこの指標の
あった記録部分だけを読み出す構成であるから、読出対
象部分を必要最小限にできて時間短縮でき、また重複転
記の発生を排除でき、よって転記効率の向上と情報の信
頼性向上を実現できる。
【0162】本発明の請求項7に係る情報管理方法は、
発生する情報を情報タグへ更新記録または新規記録し、
端末装置がオンラインモード作動指示を発行すると集中
ファイル部を含む全体がオンラインモードで作動し、情
報タグへ更新記録または新規記録した内容を回線経由で
集中ファイル部へ送付し、記録手段へ記録するものであ
るから、情報タグには常にアクティブな情報を全て記録
保持でき、情報の逸失やロス発生がない上、回線に負荷
を与えない。また集中ファイル部にもアクティブな情報
を全て記録保持でき、しかも指示を発行した時のみオン
ラインモードで作動するから、回線負荷を極力軽減でき
る。
【0163】しかも情報タグと集中ファイル部を互いに
他方のバックアップとでき、何れかのファイルに故障が
生じても、他方のバックアップによって復元できる。ま
たシステムの全面停止を回避できる。さらに、オンライ
ンモードの開始は端末装置によって制御されるが、端末
装置は情報が発生する現場側に置かれて情報タグへの記
録状況を最も良く把握しているから、オンライン送付を
すべきタイミングの判断が的確にでき、記録状況の観点
から最良のタイミングにオンライン指示を発行すること
で、集中ファイルを効果的に更新できる。
【0164】本発明の請求項8に係る情報管理方法は、
発生する情報を情報タグへ更新記録または新規記録し、
集中ファイル部がオンラインモード作動指示を発行する
と集中ファイル部を含む全体がオンラインモードで作動
し、情報タグへ更新記録または新規記録した内容を回線
経由で集中ファイル部へ送付し、記録手段へ記録するも
のであるから、情報タグには常にアクティブな情報を全
て記録保持でき、情報の逸失やロス発生がない上、回線
に負荷を与えない。また集中ファイル部にもアクティブ
な情報を全て記録保持でき、しかも指示を発行した時の
みオンラインモードで作動するから、回線負荷を極力軽
減できる。
【0165】しかも情報タグと集中ファイル部を互いに
他方のバックアップとでき、何れかのファイルに故障が
生じても、他方のバックアップによって復元できる。ま
たシステムの全面停止を回避できる。さらに、オンライ
ンモードの開始は集中ファイル部によって制御される
が、集中ファイル部は回線の状況を最も良く把握できる
から、オンラインでの情報取込をすべきタイミングを回
線使用の観点から的確に判断でき、最良のタイミングに
オンライン指示を発行することで、集中ファイルを効果
的に更新できる。
【0166】本発明の請求項9の情報管理方法は、オフ
ライン時に更新記録または新規記録を施した情報タグを
特定する一覧リストを端末装置で作成保管するように
し、端末装置がオンラインモード作動指示を発行してオ
ンラインモードを開始して集中ファイル部へ情報を送る
際に、この一覧リストを参照して必要な情報タグだけを
選択的にアクセスするように構成するから、アクセス対
象の情報タグを必要最小限にできて時間短縮でき、また
重複発生を排除することができる。よって転記効率が向
上するとともに、重複記録の発生を避けて情報の信頼性
を向上させることができる。さらにオンラインモードの
開始を端末装置により制御することで、情報タグへの記
録状況の観点から最良のタイミングで集中ファイルを効
果的に更新できる。
【0167】本発明の請求項10の情報管理方法は、オ
フライン時に更新記録または新規記録を施した情報タグ
を特定する一覧リストを端末装置で作成保管するように
し、集中ファイル部がオンラインモード作動指示を発行
してオンラインモードを開始し、端末装置が集中ファイ
ル部へ情報を送る際に、この一覧リストを参照して必要
な情報タグだけを選択的にアクセスするように構成する
から、アクセス対象の情報タグを必要最小限にできて時
間短縮でき、また重複発生を排除することができる。よ
って転記効率が向上するとともに、重複記録の発生を避
けて情報の信頼性を向上させることができる。さらにオ
ンラインモードの開始を集中ファイル部により制御する
ことで、回線状況から最良のタイミングで集中ファイル
を効果的に更新できる。
【0168】本発明の請求項11の情報管理方法は、請
求項7、8、9または10の何れかに記載のものであっ
て、情報の更新や追記があった情報タグ内か、新規参加
した情報タグ内に、それらの発生を示す指標を情報タグ
単位で記録し、オンラインモードの開始で集中ファイル
部への送付時にこの指標の有無を検査し、指標のあった
情報タグのみから情報を読み出す構成であるから、読出
対象の情報タグを必要最小限にできて時間短縮でき、ま
た重複転記の発生を排除でき、よって転記効率の向上と
情報の信頼性向上を実現できる。
【0169】本発明の請求項12に係る情報管理方法
は、請求項11に記載のものであって、情報の更新や新
規記録があった情報タグ内か、新規参加した情報タグ内
の、各記録部分ごとに指標を付すようにし、オンライン
モードの開始で集中ファイル部への送付時にこの指標の
あった記録部分だけを読み出す構成であるから、読出対
象部分を必要最小限にできて時間短縮でき、また重複転
記の発生を排除でき、よって転記効率の向上と情報の信
頼性向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報管理システムの一実施形態の
ブロック構成図である。
【図2】ワンチップ構成で実現された情報タグの外観図
である。
【図3】図1に示される情報管理システムの構成部分で
ある情報タグとリーダライタ部のブロック構成図であ
る。
【図4】誘導結合4端子網による説明図である。
【図5】図4に示される誘導結合4端子網の等価回路で
ある。
【図6】図1に示される情報管理システムの端末装置の
動作フローチャートである。
【図7】本発明に係る情報管理システムの他の実施形態
のブロック構成図である。
【図8】図7に示される情報管理システムの集中ファイ
ル部の動作フローチャートである。
【図9】本発明に係る情報管理システムの他の実施形態
のブロック構成図である。
【図10】図9に示される情報管理システムの端末装置
の動作フローチャートである。
【図11】本発明に係る情報管理システムの他の実施形
態のブロック構成図である。
【図12】図11に示される情報管理システムの構成部
分である情報タグとリーダライタ部のブロック構成図で
ある。
【図13】図11に示される情報管理システムの端末装
置の動作フローチャートである。
【図14】本発明に係る情報管理システムの別の実施形
態の構成部分である情報タグとリーダライタ部のブロッ
ク構成図である。
【図15】本発明に係る情報管理システムの別の実施形
態の端末装置の動作フローチャートである。
【図16】バーコードによる従来の情報管理システムの
例のブロック図である。
【図17】ICタグによる従来の情報管理システムの例
のブロック図である。
【符号の説明】
Ims1……情報管理システム、TF……情報タグ、M
at……物品、Mem……記憶手段、isj1……第1
種別情報、isj2……第2種別情報、Tnr……端末
装置、RW……リーダライタ部、Ctr11……制御手
段、Mcc……交信管理手段、Mоl……オンラインモ
ード作動指示手段、Ipt……入力手段、Net……回
線、Fle……集中ファイル部、Ctr12……制御手
段、Hd……記録手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 G06K 19/00 Q W Fターム(参考) 3E042 CD01 CD02 EA04 EA07 5B035 BB09 CA23 5B058 CA15 YA01 5D044 CC08 HL01 HL11 9A001 CC05 JJ36

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が物品に添設され又は物品に組み込
    まれて一体化され、非接触で情報を授受し、前記情報を
    内蔵する記憶手段に再生自在に記録する非接触型の情報
    タグと、 前記各情報タグへ接近して前記各情報タグへの記録また
    は前記各情報タグからの再生を非接触で行うリーダライ
    タ部及び、有線または無線の回線を介して情報を授受可
    能な交信管理手段及び、オンラインモード作動指示を発
    行するオンラインモード作動指示手段を備える端末装置
    と、 情報の記録手段を有し、前記端末装置と前記回線を介し
    て情報を授受可能に構成され、前記端末装置を介した前
    記各情報タグとの情報授受により前記各情報タグが記録
    する情報を得て、前記記録手段へ記録する集中ファイル
    部と、を備え、 前記端末装置と前記集中ファイル部が前記回線で接続さ
    れた状態を前記オンラインモード、それ以外の状態をオ
    フラインモードとして、前記オンラインモードは、前記
    オンラインモード作動指示で開始され、 前記端末装置は前記情報タグへの情報の記録または再生
    を、前記両モードにおける所望の任意の時期に常時実行
    可能であり、 前記オンラインモード作動指示手段が、自ら発生させる
    指示或いは外部から入力された指示に基づき前記オンラ
    インモード作動指示を発行し前記オンラインモードを開
    始させ、 前記オンラインモードにおいて前記リーダライタ部は前
    記情報タグから、前記記憶手段内の更新記録された情報
    または新規記録された情報を読出し、 前記交信管理手段が前記回線経由で前記情報を前記集中
    ファイル部へ送付し、 前記集中ファイル部が前記記録手段へ記録する、構成と
    したことを特徴とする情報管理システム。
  2. 【請求項2】 各々が物品に添設され又は物品に組み込
    まれて一体化され、非接触で情報を授受し、前記情報を
    内蔵する記憶手段に再生自在に記録する非接触型の情報
    タグと、 前記各情報タグへ接近して前記各情報タグへの記録また
    は前記各情報タグからの再生を非接触で行うリーダライ
    タ部及び、有線または無線の回線を介して外部と情報を
    授受可能な交信管理手段及び、付与されたオンラインモ
    ード作動指示を処理するモード指示処理手段を備える端
    末装置と、 情報の記録手段と、オンラインモード作動指示を発行し
    前記端末装置へ付与可能な指示付与手段を有し、前記端
    末装置と前記回線を介して情報を授受可能に構成され、
    前記端末装置を介した前記各情報タグとの情報授受によ
    り前記各情報タグが記録する情報を得て、前記記録手段
    へ記録する集中ファイル部と、を備え、 前記端末装置と前記集中ファイル部が前記回線で接続さ
    れた状態を前記オンラインモード、それ以外の状態をオ
    フラインモードとして、前記オンラインモードは、前記
    指示付与手段が発行する前記オンラインモード作動指示
    で開始され、 前記端末装置は前記情報タグへの情報の記録または再生
    を、前記両モードにおける所望の任意の時期に常時実行
    可能であり、 前記集中ファイル部の前記指示付与手段が、自ら発生さ
    せる指示或いは外部から入力された指示に基づき前記オ
    ンラインモード作動指示を発行し、前記回線を駆動する
    ことにより前記端末装置へ付与して、前記端末装置を前
    記オンラインモードで作動させ、 前記オンラインモードにおいて前記リーダライタ部は前
    記情報タグから、前記記憶手段内の更新記録された情報
    または新規記録された情報を読出し、 前記交信管理手段が前記回線経由で前記情報を前記集中
    ファイル部へ送付し、 前記集中ファイル部が前記記録手段へ記録する、構成と
    したことを特徴とする情報管理システム。
  3. 【請求項3】 各々が物品に添設され又は物品に組み込
    まれて一体化され、非接触で情報を授受し、前記情報を
    内蔵する記憶手段に再生自在に記録する非接触型の情報
    タグと、 前記各情報タグへ接近して前記各情報タグへの記録また
    は前記各情報タグからの再生を非接触で行うリーダライ
    タ部及び、前記リーダライタ部により情報の更新記録が
    なされた情報タグか又は新規記録がなされた情報タグを
    特定するための一覧リスト及び、前記一覧リストを編成
    管理するリスト編成管理手段及び、有線または無線の回
    線を介して情報を授受可能な交信管理手段及び、オンラ
    インモード作動指示を発行するオンラインモード作動指
    示手段を備える端末装置と、 情報の記録手段を有し、前記端末装置と前記回線を介し
    て情報を授受可能に構成され、前記端末装置を介した前
    記各情報タグとの情報授受により前記各情報タグが記録
    する情報を得て、前記記録手段へ記録する集中ファイル
    部と、を備え、 前記端末装置と前記集中ファイル部が前記回線で接続さ
    れた状態を前記オンラインモード、それ以外の状態をオ
    フラインモードとして、前記オンラインモードは、前記
    オンラインモード作動指示で開始され、 前記端末装置は前記各情報タグへの情報の記録または再
    生を、前記両モードにおける所望の任意の時期に常時実
    行可能であり、且つ前記情報タグへ情報の更新記録また
    は新規記録を施した際に、前記リスト編成管理手段が当
    該情報タグを特定する前記一覧リストを編成し、 前記オンラインモード作動指示手段が、自ら発生させる
    指示或いは外部から入力された指示に基づき前記オンラ
    インモード作動指示を発行し前記オンラインモードを開
    始させ、 前記オンラインモードにおいて前記リーダライタ部は、
    前記一覧リストに載った情報タグのみを対象とし、該当
    する各情報タグから更新記録された情報または新規記録
    された情報のみを読出し、 前記交信管理手段が前記回線経由で前記情報を前記集中
    ファイル部へ送付し、 前記集中ファイル部が前記記録手段へ記録する、構成と
    したことを特徴とする情報管理システム。
  4. 【請求項4】 各々が物品に添設され又は物品に組み込
    まれて一体化され、非接触で情報を授受し、前記情報を
    内蔵する記憶手段に再生自在に記録する非接触型の情報
    タグと、 前記各情報タグへ接近して前記各情報タグへの記録また
    は前記各情報タグからの再生を非接触で行うリーダライ
    タ部及び、前記リーダライタ部により情報の更新記録が
    なされた情報タグか又は新規記録がなされた情報タグを
    特定するための一覧リスト及び、前記一覧リストを編成
    管理するリスト編成管理手段及び、有線または無線の回
    線を介して情報を授受可能な交信管理手段及び、付与さ
    れたオンラインモード作動指示を処理するモード指示処
    理手段を備える端末装置と、 情報の記録手段と、オンラインモード作動指示を発行し
    前記端末装置へ付与可能な指示付与手段を有し、前記端
    末装置と前記回線を介して情報を授受可能に構成され、
    前記端末装置を介した前記各情報タグとの情報授受によ
    り前記各情報タグが記録する情報を得て、前記記録手段
    へ記録する集中ファイル部と、を備え、 前記端末装置と前記集中ファイル部が前記回線で接続さ
    れた状態を前記オンラインモード、それ以外の状態をオ
    フラインモードとして、前記オンラインモードは、前記
    指示付与手段が発行する前記オンラインモード作動指示
    で開始され、 前記端末装置は前記各情報タグへの情報の記録または再
    生を、前記両モードにおける所望の任意の時期に常時実
    行可能であり、且つ前記情報タグへ情報の更新記録また
    は新規記録を施した際に、前記リスト編成管理手段が当
    該情報タグを特定する前記一覧リストを編成し、 前記集中ファイル部の前記指示付与手段が、自ら発生さ
    せる指示或いは外部から入力された指示に基づき前記オ
    ンラインモード作動指示を発行し、前記回線を駆動する
    ことにより前記端末装置へ付与して、前記端末装置を前
    記オンラインモードで作動させ、 前記オンラインモードにおいて前記リーダライタ部は、
    前記一覧リストに載った情報タグのみを対象とし、該当
    する各情報タグから更新記録された情報または新規記録
    された情報のみを読出し、 前記交信管理手段が前記回線経由で前記情報を前記集中
    ファイル部へ送付し、前記集中ファイル部が前記記録手
    段へ集中記録する、 構成としたことを特徴とする情報管理システム。
  5. 【請求項5】 前記端末装置は、前記情報タグに更新記
    録または新規記録を為した際に、当該情報タグに、更新
    記録または新規記録が為されたことを示す指標を再生可
    能に記録し、前記指標の検出に基づき、前記集中ファイ
    ル部へ送付する情報を読出すべき情報タグを決定する構
    成としたことを特徴とする請求項1、2、3または4の
    何れかに記載の情報管理システム。
  6. 【請求項6】 前記指標を、前記情報タグ内に記録され
    た前記更新記録部分または新規記録部分に付する構成と
    したことを特徴とする請求項5記載の情報管理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 各々が物品に添設され又は物品に組み込
    まれて一体化され、非接触で情報を授受し、前記情報を
    再生自在に記録する非接触型の情報タグと、 前記各情報タグへ接近して前記各情報タグへの記録また
    は前記各情報タグからの再生を非接触で行うリーダライ
    タ部及び、有線または無線の回線を介して情報授受する
    手段及び、オンラインモード作動指示を発行する手段を
    備える端末装置と、 前記端末装置と前記回線を介して情報を授受可能であ
    り、前記端末装置を介した前記各情報タグとの情報授受
    により前記各情報タグが記録する情報を得て記録する集
    中ファイル部と、を備えた情報管理システムに適用され
    る情報管理方法であって、 前記端末装置と前記集中ファイル部が前記回線で接続さ
    れた状態を前記オンラインモード、それ以外の状態をオ
    フラインモードとして、 前記両モードの何れかにおける所望の任意の時期に、前
    記端末装置による前記情報タグへの情報の記録または再
    生を実行する過程と、 前記端末装置が、自ら発生させる指示或いは外部から入
    力された指示に基づき前記オンラインモード作動指示を
    発行し前記オンラインモードを開始させる過程と、 前記オンラインモードにおいて、前記リーダライタ部が
    前記情報タグから更新記録された情報または新規記録さ
    れた情報を読出す過程と、 前記読出した情報を前記回線経由で前記集中ファイル部
    へ送付する過程と、 前記送付された情報を、前記集中ファイル部が記録する
    過程と、を備えたことを特徴とする情報管理方法。
  8. 【請求項8】 各々が物品に添設され又は物品に組み込
    まれて一体化され、非接触で情報を授受し、前記情報を
    再生自在に記録する非接触型の情報タグと、 前記各情報タグへ接近して前記各情報タグへの記録また
    は前記各情報タグからの再生を非接触で行うリーダライ
    タ部及び、有線または無線の回線を介して情報を授受す
    る手段及び、付与されたオンラインモード作動指示を処
    理する手段を備える端末装置と、 オンラインモード作動指示を発行し前記端末装置へ付与
    する手段を有し、前記端末装置と前記回線を介して情報
    を授受可能であり、前記端末装置を介した前記各情報タ
    グとの情報授受により前記各情報タグが記録する情報を
    得て記録する集中ファイル部と、を備えた情報管理シス
    テムに適用される情報管理方法であって、 前記端末装置と前記集中ファイル部が前記回線で接続さ
    れた状態を前記オンラインモード、それ以外の状態をオ
    フラインモードとして、 前記両モードの何れかにおける所望の任意の時期に、前
    記端末装置による前記情報タグへの情報の記録または再
    生を実行する過程と、 前記集中ファイル部が、自ら発生させる指示或いは外部
    から入力された指示に基づき前記オンラインモード作動
    指示を発行し、前記回線を駆動することにより前記端末
    装置へ付与して、前記端末装置を前記オンラインモード
    で作動させる過程と、 前記オンラインモードにおいて、前記リーダライタ部が
    前記情報タグから更新記録された情報または新規記録さ
    れた情報のみを読出す過程と、 前記読出した情報を前記回線経由で前記集中ファイル部
    へ送付する過程と、 前記送付された情報を、前記集中ファイル部が記録する
    過程と、を備えたことを特徴とする情報管理方法。
  9. 【請求項9】 各々が物品に添設され又は物品に組み込
    まれて一体化され、非接触で情報を授受し、前記情報を
    再生自在に記録する非接触型の情報タグと、 前記各情報タグへ接近して前記各情報タグへの記録また
    は前記各情報タグからの再生を非接触で行うリーダライ
    タ部及び、前記リーダライタ部により情報の更新記録が
    なされた情報タグか又は新規記録がなされた情報タグを
    特定するための一覧リスト及び、前記一覧リストを編成
    管理する手段及び、有線または無線の回線を介して情報
    を授受する手段及び、オンラインモード作動指示の発行
    手段を備える端末装置と、 前記端末装置と前記回線を介して情報を授受可能に構成
    され、前記端末装置を介した前記各情報タグとの情報授
    受により前記各情報タグが記録する情報を得て記録可能
    な集中ファイル部と、 を備えた情報管理システムに適用される情報管理方法で
    あって、 前記端末装置と前記集中ファイル部が前記回線で接続さ
    れた状態を前記オンラインモード、それ以外の状態をオ
    フラインモードとして、 前記両モードの何れかにおける所望の任意の時期に、前
    記端末装置による前記情報タグへの情報の記録または再
    生を実行する過程と、 前記情報タグへ情報の更新記録または新規記録を施した
    際に、当該情報タグを特定する前記一覧リストを編成す
    る過程と、 前記端末装置が、自ら発生させる指示或いは外部から入
    力された指示に基づき前記オンラインモード作動指示を
    発行し前記オンラインモードを開始させる過程と、 前記オンラインモードにおいて、前記リーダライタ部が
    前記一覧リストに載った情報タグのみを対象とし、該当
    する各情報タグから更新記録された情報または新規記録
    された情報のみを読出す過程と、 前記読出した情報を前記回線経由で前記集中ファイル部
    へ送付する過程と、 前記送付された情報を、前記集中ファイル部が記録する
    過程と、を備えたことを特徴とする情報管理方法。
  10. 【請求項10】 各々が物品に添設され又は物品に組み
    込まれて一体化され、非接触で情報を授受し、前記情報
    を再生自在に記録する非接触型の情報タグと、 前記各情報タグへ接近して前記各情報タグへの記録また
    は前記各情報タグからの再生を非接触で行うリーダライ
    タ部及び、前記リーダライタ部により情報の更新記録が
    なされた情報タグか又は新規記録がなされた情報タグを
    特定するための一覧リスト及び、前記一覧リストを編成
    管理する手段及び、有線または無線の回線を介して情報
    を授受する手段及び、付与されたオンラインモード作動
    指示を処理する手段を備える端末装置と、 オンラインモード作動指示を発行し前記端末装置へ付与
    可能であり、前記端末装置と前記回線を介して情報を授
    受可能であり、前記端末装置を介した前記各情報タグと
    の情報授受により前記各情報タグが記録する情報を得て
    記録する集中ファイル部と、を備えた情報管理システム
    に適用される情報管理方法であって、 前記端末装置と前記集中ファイル部が前記回線で接続さ
    れた状態を前記オンラインモード、それ以外の状態をオ
    フラインモードとして、 前記両モードの何れかにおける所望の任意の時期に、前
    記端末装置による前記情報タグへの情報の記録または再
    生を実行する過程と、 前記情報タグへ情報の更新記録または新規記録を施した
    際に、当該情報タグを特定する前記一覧リストを編成す
    る過程と、 前記集中ファイル部が、自ら発生させる指示或いは外部
    から入力された指示に基づき前記オンラインモード作動
    指示を発行し、前記回線を駆動することにより前記端末
    装置へ付与して、前記端末装置を前記オンラインモード
    で作動させる過程と、 前記オンラインモードにおいて、前記リーダライタ部が
    前記一覧リストに載った情報タグのみを対象とし、該当
    する各情報タグから更新記録された情報または新規記録
    された情報のみを読出す過程と、 前記読出した情報を前記回線経由で前記集中ファイル部
    へ送付する過程と、 前記送付された情報を、前記集中ファイル部が記録する
    過程と、を備えたことを特徴とする情報管理方法。
  11. 【請求項11】 前記情報タグに更新記録または新規記
    録を為した際に、当該情報タグに、更新記録または新規
    記録が為されたことを示す指標を再生可能に記録し、前
    記集中ファイル部へ送付する情報を読出すべき情報タグ
    を、前記指標の検出により決定することを特徴とする請
    求項7、8、9または10の何れかに記載の情報管理方
    法。
  12. 【請求項12】 前記指標を、前記情報タグ内に記録さ
    れた前記更新記録部分または新規記録部分に付すること
    を特徴とする請求項11記載の情報管理方法。
JP35789099A 1999-12-16 1999-12-16 情報管理システムおよび情報管理方法 Expired - Lifetime JP4193088B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35789099A JP4193088B2 (ja) 1999-12-16 1999-12-16 情報管理システムおよび情報管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35789099A JP4193088B2 (ja) 1999-12-16 1999-12-16 情報管理システムおよび情報管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001175951A true JP2001175951A (ja) 2001-06-29
JP4193088B2 JP4193088B2 (ja) 2008-12-10

Family

ID=18456469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35789099A Expired - Lifetime JP4193088B2 (ja) 1999-12-16 1999-12-16 情報管理システムおよび情報管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4193088B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003132167A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Daido Signal Co Ltd 設備検修システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003132167A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Daido Signal Co Ltd 設備検修システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4193088B2 (ja) 2008-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1639515B1 (en) System and method for supporting multiple reader-tag configurations using multi-mode radio frequency tag
CN101438330B (zh) 用于从企业资源规划系统服务器中设置rfid中间件服务器并与其通信的方法和系统
US20120173318A1 (en) System for providing advertisement information
US8223018B2 (en) RFID ionosphere
JP4505512B2 (ja) 商品販売データ処理装置
JP2003006745A (ja) 商品返却管理方法及び商品返却管理システム
JP2008059579A (ja) Rfidおよびそのデータ管理システム
JP3674525B2 (ja) 非接触id装置
JP4159079B2 (ja) 電子価格表示器によるアイテム情報の表示システム及び方法
CN100370551C (zh) 通信设备、和记录媒体驱动单元
CA3159893A1 (en) Methods and systems for managing product expiration
JP2001101285A (ja) 物品管理システム
JP2001175951A (ja) 情報管理システムおよび情報管理方法
JP4659566B2 (ja) Rfidタグリーダ制御装置及びrfidタグリーダ制御プログラム
JP2001175814A (ja) 情報の転記方法および情報処理システム
JP2001175950A (ja) データベースおよびデータベースの構築方法およびデータベース・システムおよびデータベース・システム運用方法
JP2001180812A (ja) 棚情報処理システムおよび棚情報処理方法
JP5079842B2 (ja) 商品販売データ処理装置及び制御プログラム
JP2001247209A (ja) 情報検査装置および情報検査方法
JP2015102988A (ja) 商品販売システム
JP2001247211A (ja) 情報処理システムと情報処理方法および情報供給システムと情報供給方法
JP2003308374A (ja) 動線情報取得システム、動線情報取得装置、携帯端末及びプログラム
Grover et al. Radio frequency identification based library management system
US20090051501A1 (en) Methods and systems of using radio frequency identification tags
JP2001092888A (ja) レンタル品管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080910

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 4