JP2015102988A - 商品販売システム - Google Patents

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Yoichiro Abe
洋一郎 安部
史貴 徳田
Fumitaka Tokuda
史貴 徳田
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Takeshi Shimizu
健 清水
弘樹 北川
Hiroki Kitagawa
弘樹 北川
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【課題】商品を店舗に陳列しない販売形態を採用した場合に、店員の手間を削減することを可能にする商品販売システムを提供する。【解決手段】本発明に係る商品販売システム100は、ESL(ID読取器)40と、会員カード30と、予約商品確認装置(認識装置)80と、を備える。ID読取器は、商品に対応して店舗に配置される。会員カードは、店舗における顧客のIDを記憶する。また、会員カードは、ID読取器によるIDの読み取りが可能である。認識装置は、ID読取器と接続されており、ID読取器によるIDの読み取りに応じて商品を顧客の購入予約商品として認識する。【選択図】図1

Description

本発明は、商品販売システムに関する。
近年、家電量販店等の店舗において、サーバおよび電子棚札を用いた商品販売システムが採用されている。商品販売システムでは、取り扱われる複数の商品についての情報(商品情報)がサーバで一元管理されている。商品情報は、サーバから電子棚札に送られ、電子棚札に表示される。電子棚札は、例えば、特許文献1(特開2013―065349号公報)に示すように、店舗において、複数の商品それぞれに対応付けられて配置される。また、電子棚札には、商品情報として、商品名および商品の価格に関する情報が表示される。
ところで、従来より、いくつかの商品については、商品の陳列に必要な場所の省スペース化を図るために、売り場には商品の見本のみを陳列し、購入される商品をバックヤード等に保管する販売形態が採用されていた。このような場合、商品の見本の近傍には、商品に対応する価格を表示する電子棚札と、商品に対応する予約票とが準備される。また、予約票は、商品の在庫数に応じて準備される。買い物客(顧客)は、商品の購入時、商品に対応する予約票を取得して、清算処理を行う際に店員に予約票を渡す。それにより、顧客は、最終的に、商品を受け取る。しかし、この販売形態において、予約票を、商品の在庫数に合わせて常に準備しておくことは煩雑である。
そこで、本発明の課題は、商品を店舗に陳列しない販売形態を採用した場合に、店員の手間を削減することを可能にする商品販売システムを提供することにある。
本発明に係る商品販売システムは、ID読取器と、会員カードと、認識装置と、を備える。ID読取器は、商品に対応して店舗に配置される。会員カードは、店舗における顧客のIDを記憶する。また、会員カードは、ID読取器によるIDの読み取りが可能である。認識装置は、ID読取器と接続されており、ID読取器によるIDの読み取りに応じて商品を顧客の購入予約商品として認識する。
本発明に係る商品販売システムでは、会員カードに記憶された顧客IDをID読取器によって読み取ることにより、認識装置によって購入予約商品が認識される。これにより、商品を店舗に陳列しない販売形態を採用した場合に、店員の手間を削減することを可能にする。
また、ID読取器は、電子棚札であることが好ましい。電子棚札は、商品に関する情報を表示する。また、ID読取器は、第1通信部を有することが好ましい。第1通信部は、外部端末から送られる商品に関する情報を受信する。これにより、購入予約商品の価格について、顧客に対して確実に認識させることが可能になる。
また、会員カードは、非接触型のカードであり、ID読取器は、第2通信部を有することが好ましい。第2通信部は、会員カードが記憶するIDを、非接触で読み取る。これにより、操作を簡便にすることができる。
また、認識装置は、購入予約商品記憶部と、購入予約商品表示部とを有することが好ましい。購入予約商品記憶部は、認識した購入予約商品に関する情報を記憶する。購入予約商品表示部は、購入予約商品に関する情報を表示する。購入予約商品表示部は、複数の購入予約商品を一覧列挙可能である。これにより、最終的な購入予約商品を一括して確認することができる。
さらに、本発明に係る商品販売システムは、レジスタをさらに備えることが好ましい。レジスタは、認識装置に接続され、商品の清算を行う。また、認識装置は、取得部と、記録部と、購入予約情報更新部とをさらに有することが好ましい。取得部は、ID読取器によって読み取られたIDに関する情報を、ID読取器から取得する。記録部は、取得部によってIDに関する情報が取得されると、ID読取器と商品との関連付け情報に基づいて、ID読取器に関連付けられた商品を、購入予約商品として購入予約商品記憶部に記録する。購入予約情報更新部は、記録部によって購入予約商品として記録された商品がレジスタによって清算可能な状態になると、購入予約商品記憶部に記録された購入予約商品に関する情報を更新する。また、購入予約情報更新部は、取得部によってIDに関する情報が取得された後所定時間が経過すると、購入予約商品記憶部に記録された購入予約商品に関する情報をクリアする。これにより、清算処理の効率を上げることができる。
また、認識装置は、在庫数記憶部と、在庫数更新部と、在庫数送信部とをさらに有することが好ましい。在庫数記憶部は、商品の在庫数に関する情報を記憶する。在庫数更新部は、購入予約情報更新部によって購入予約商品に関する情報が更新されると、在庫数記憶部に記憶されている商品の在庫数に関する情報を更新する。在庫数送信部は、在庫数記憶部に記憶された商品の在庫数に関する情報が更新されると、更新後の商品の在庫数に関する情報を、商品に関連付けられたID読取器に送信する。また、ID読取器は、受付部と、読取記憶部と、読取表示部とをさらに有することが好ましい。受付部は、在庫数送信部からの前記商品の在庫数に関する情報を受け付ける。読取記憶部は、受付部によって受け付けられた商品の在庫数に関する情報を記憶する。読取表示部は、読取記憶部に記憶された情報に基づいて、商品の在庫数に関する情報を表示する。これにより、顧客は、商品の在庫数を確認した上で、購入の判断をすることができる。
また、ID読取器は、NFCチップと、切替ボタンとをさらに有することが好ましい。切替ボタンは、第1モードと第2モードとを切り替える。第1モードは、NFCチップによるIDの読み取りが実行可能なモードである。第2モードは、NFCチップによるIDの読み取りを実行しないモードである。これにより、エネルギーの消費を抑えることができる。
さらに、ID読取器は、通知部を有することが好ましい。通知部は、IDの読み取りが実行されたことを顧客に通知する。これにより、ID読取の完了の有無を顧客に知らせることができる。
また、ID読取器は、判定部をさらに有することが好ましい。判定部は、商品の在庫数に関する情報に基づき、商品の購入予約の可否を判定する。また、通知部は、判定部によって商品の購入予約が可能であると判定された場合に、IDの読取が実行されたことを顧客に通知することが好ましい。これにより、ID読取の完了の有無を顧客に知らせることができる。
本発明に係る商品販売システムは、商品を店舗に陳列しない販売形態を採用した場合に、店員の手間を削減することを可能にする
本発明の一実施形態に係る商品販売システムを示す図である。 ストアコントローラの概略構成を示すブロック図である。 商品マスタテーブルに記憶されている情報の例を示す図である。 販売情報テーブルに記憶されている情報の例を示す図である。 在庫情報テーブルに記憶されている情報の例を示す図である。 ESLサーバの概略構成を示すブロック図である。 ESLマスタテーブルに記憶されている情報の例を示す図である。 ESLの概観を示す図である。 ESLの概略構成を示すブロック図である。 予約商品確認装置の概略構成を示すブロック図である。 購入予約テーブルに記憶されている情報の例を示す図である。 商品特定テーブルに記憶されている情報の例を示す図である。 レジスタの概略構成を示すブロック図である。 ESLにおける処理の流れを示す図である。 予約商品確認装置における処理の流れを示す図である。 変形例(A)に係るESLの概観を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態に係る商品販売システム100を説明する。
1.全体構成
まず、図1に、本発明の一実施形態に係る商品販売システム100を示す。商品販売システム100は、家電量販店の店舗内で扱われる商品についての発注、生産、販売、在庫等に関するデータを一括管理するシステムである。
商品販売システム100には、図1に示すように、ストアコントローラ20と、電子棚札システム1と、POSシステム6とが含まれる。また、商品販売システム100では、買い物客(顧客)のそれぞれに配られる会員カード30がさらに含まれる。
ストアコントローラ20は、商品販売システム100内の情報を統括的に管理する装置である。電子棚札システム1は、複数のESL(電子棚札)40,40,・・・を用いて、店舗内で販売される商品の情報(商品情報)を表示するためのシステムである。POSシステム6は、複数のレジスタ70,70を用いて商品の精算処理を行い、かつ、商品の販売情報を集計・収集するシステムである。
商品販売システム100では、店舗内に配備されたLAN11を用いて、ストアコントローラ20と、電子棚札システム1と、POSシステム6とが接続されている。ストアコントローラ20、電子棚札システム1、およびPOSシステム6は、相互間で通信が可能である。
ストアコントローラ20で記憶されている商品情報は、電子棚札システム1およびPOSシステム6の両方に送られる。その結果、ESL40に表示される商品の価格と、レジスタ70で精算時に用いられる商品の価格とが統一される。POSシステム6内の全てのレジスタ70,70で精算された商品に関する情報(商品の精算情報)は、ストアコントローラ20に集められる。これにより、ストアコントローラ20は、店舗全体の販売情報を集中して管理する。
さらに、本実施形態に係る商品販売システム100では、電子棚札システム1とPOSシステム6とが協働して商品予約システムとして機能する。
以下、商品販売システム100に含まれる、会員カード30、ストアコントローラ20、電子棚札システム1、およびPOSシステム6の構成をそれぞれ詳細に説明する。
2.各部の構成
(1)会員カード
会員カード30は、上述したように、家電量販店等の店舗において、買い物客(顧客)に配布されるカードである。会員カード30は、顧客情報を記憶する。顧客情報には、顧客の識別番号(顧客ID)および顧客名等が含まれる。
会員カード30には、NFC対応のICチップ(NFCチップ)とコイル(アンテナ)とが組み込まれている。会員カード30は、後述するESL40の第2通信部41bによって、顧客IDの読取が可能な構成になっている。顧客情報は、NFCチップに記憶されている。また、会員カード30の表面には、顧客IDを示すバーコードが印字されている。
(2)ストアコントローラ
ストアコントローラ20は、上述したように、商品販売システム100内の情報を統括的に管理する装置である。ストアコントローラ20で管理する情報には、例えば、商品の基本情報、在庫情報、生産実績、発注情報、販売実績等が含まれる。ストアコントローラ20では、在庫管理や発注作業等を行う。
ストアコントローラ20は汎用のコンピュータで構成される。ストアコントローラ20は、店舗のバックヤードまたは事務所に設けられる。
ストアコントローラ20は、図2に示すように、主として、通信部21と、入力部22と、表示部23と、制御装置24とを有する。
(2−1)通信部
通信部21は、ストアコントローラ20をLAN11に接続するネットワークインターフェースである。通信部21は、LAN11を介して、電子棚札システム1内のESLサーバ10とデータの授受を行う(図1参照)。また、通信部21は、LAN11を介して、POSシステム6内のレジスタ70および予約商品確認装置(認識装置)80ともデータの授受を行う(図1参照)。
(2−2)入力部および表示部
入力部22は、マウスおよびキーボードで構成されている。
表示部23は、液晶ディスプレイである。表示部23は、後述する制御装置24に記憶された各種データが表示される。
(2−3)制御装置
制御装置24は、CPU、ROM、RAM、およびハードディスク等から構成されている。制御装置24は、記憶部241および制御部242として機能する。
(2−3−1)記憶部
記憶部241には、制御部が実行するための種々のプログラムが記憶されている。また、記憶部241には、上述の入力部22を用いて管理者が入力した情報あるいは図示しないホストコンピュータから入力された情報が記憶されている。さらに、記憶部241には、LAN11を介してESLサーバ10、レジスタ70、および予約商品確認装置80から取得した情報が記憶されている。
記憶部241は、図2に示すように、主として、商品マスタテーブル241a、バーコードテーブル241b、販売情報テーブル241c、および在庫情報テーブル241d有する。
(a)商品マスタテーブル
商品マスタテーブル241aには、商品に関する情報(商品情報)が記憶されている。図3に、商品マスタテーブル241aに記憶される商品情報の例を示す。
商品マスタテーブル241aでは、例えば、商品の種類、社名、型番、商品コード、および価格等の各種情報が関連付けて記憶されている。商品マスタテーブル241aに記憶されたデータは、後述するESLサーバ10に送られる。また、商品マスタテーブル241aに記憶されたデータは、後述するレジスタ70の精算時にレジスタ70によって参照される。これにより、ESL40およびレジスタ70が共通の情報を用いるように構成されている。
(b)バーコードテーブル
バーコードテーブル241bには、バーコードに関する情報(バーコード情報)が記憶されている。バーコード情報とは、バーコードを構成するコードの数、各コードに割り当てられる用途の種類(例えば、国コード、商品メーカコード、商品コード、チェックデジット等)、各コードの並び等の情報である。バーコード情報に含まれる商品コードは、商品マスタテーブル241aの商品コードと関連付けられている。その結果、バーコード情報によって、商品の価格が特定される。バーコード情報は、後述の情報送信部242bによって、レジスタ70に送られる。
(c)販売情報テーブル
販売情報テーブル241cには、店舗内での販売実績に基づく商品の販売情報が記憶されている。販売情報テーブル241cに記憶される情報は、レジスタ70から収集した情報が記憶されていく。販売情報テーブル241cには、例えば、図4に示すように、商品コードと、販売個数と、販売時刻とが関連付けて記憶されている。
また、販売情報テーブル241cは、図示しないが、各商品コードに対応する商品について、合計販売数および合計売上高を記憶する。
(d)在庫情報テーブル
在庫情報テーブル241dには、商品の在庫情報が記憶されている。例えば、在庫情報テーブル241dには、図5に示すように、商品コード、発注個数、発注日、および在庫数等のフィールドが設けられており、それぞれのフィールドに入力された情報が関連付けられて記憶されている。
在庫情報テーブル241dに記憶されている在庫情報は、商品マスタテーブル241aに記憶されている情報と関連付けて記憶されている。なお、在庫情報テーブル241dの在庫数は、後述の在庫数算出部242cによって算出された値によって上書きされていく。
(2−3−2)制御部
制御部242は、記憶部241に記憶されているプログラムや各種情報に基づいて各種制御を行う。また、制御部242は、図2に示すように、情報収集部242a、情報送信部242b、在庫数算出部242cとして機能する。
(a)情報収集部
情報収集部242aは、所定の時間間隔で、ESLサーバ10およびレジスタ70から情報を収集して記憶部241に記憶する。さらに、情報収集部242aは、ESLサーバ10およびレジスタ70から収集した情報に基づいて、集計データ(商品毎の販売実績および全商品についての総売り上げ等)を生成し、上述の記憶部241に記憶する。
(b)情報送信部
情報送信部242bは、記憶部241に記憶されている情報を、所定の時間間隔或いは任意のタイミングで、ESLサーバ10、レジスタ70、および予約商品確認装置80に送信する。
また、情報送信部242bは、レジスタ70からの要求に応じて、記憶部241に記憶されている情報をレジスタ70に向けて送信する。具体的に、レジスタ70の起動時や、レジスタ70からの商品の売価の問い合わせに応じて、商品マスタテーブル241aを検索し、問い合わせのあった商品に関する情報をレジスタ70に送信する。
また、情報送信部242bは、予約商品確認装置80からの要求に応じて、記憶部241に記憶されている情報を予約商品確認装置80に向けて送信する。具体的に、予約商品確認装置80からの在庫数の問い合わせに応じて、在庫情報テーブル241dを検索し、問い合わせのあった商品に関する情報を予約商品確認装置80に送信する。
(c)在庫数算出部
在庫数算出部242cは、商品についての発注数および合計販売数に関する情報に基づいて、商品の在庫数を算出する。具体的に、在庫数算出部242cは、商品についての発注数から合計販売数を差し引いて商品の在庫数を算出する。算出された在庫数は、上述した在庫情報テーブル241dに記憶される。
なお、本実施形態では、在庫情報テーブル241dに発注個数が記憶されており、販売情報テーブル241cに合計販売数が記憶されている。
(3)電子棚札システム
電子棚札システム1は、上述したように、複数のESL(電子棚札)40,40,・・・を用いて、店舗内で販売される商品の情報(商品情報)を表示するためのシステムである。電子棚札システム1は、図1に示すように、主として、複数の電子棚札(ESL)40,40,・・・と、ESLサーバ10と、ベースステーション17と、複数のトランシーバ18,18,・・・とから構成されている。
複数のESL40,40,・・・は、対応付けられた商品の陳列棚にそれぞれ配置される。本実施形態では、商品の陳列棚には、販売される商品の現物ではなく、商品の見本が設けられているものとする。
ESLサーバ10は、店舗内に配置されたESL40およびESL40に表示させる商品情報を管理する。ESLサーバ10は、ストアコントローラ20によって新たな商品情報が送られると、ESL40で表示する商品情報を更新するために、ESL40に実行させるコマンドを生成する。コマンドには、対象となるESL40に商品情報を表示させるために必要な情報が含まれる。例えば、コマンドに含まれる情報には、ESL40の画面に表示させるイメージ情報とイメージ情報を構成する各種情報とが含まれる。ESLサーバは、LAN11を介して、ストアコントローラ20と接続されている。ESLサーバ10は、専用の通信ケーブル2を介して、ベースステーション17と接続されている。
ベースステーション17は、ESLサーバ10とトランシーバ18とを中継する機能を有する。ベースステーション17は、専用の通信ケーブル2を介して、ESLサーバ10およびトランシーバ18と接続されている。
トランシーバ18は、送受信機である。具体的に、トランシーバ18は、ESL40への送信機能と、ESL40から送られる応答信号の受信機能とを併せ持つ。より具体的に、トランシーバ18は、赤外線等を使用した無線によって、ESLサーバ10から送られた信号を各ESL40に送信する。また、トランシーバ18は、ESL40から送られる応答信号を受信してESLサーバ10に送る。トランシーバ18は、例えば、店舗内(例えば、天井)の区画毎に、一定の間隔を空けて取り付けられる。
ESLサーバ10およびESL40は、ベースステーション17およびトランシーバ18を介して信号の授受を行う。すなわち、ESLサーバ10において、コマンドが生成されると、ESLサーバ10は、ベースステーション17およびトランシーバ18を介して、当該コマンドをESL40へ送信する。各ESL40は、ESLサーバ10から送信されたコマンドを検知すると、コマンドに付加された識別子(付加識別子)と、各ESL40がそれぞれ有する固有の識別子(固有識別子)とが同じである場合に、コマンドを受信し、コマンドに基づいて画面に表示する商品情報を更新する。すなわち、ESL40は、ESLサーバ10から送られたコマンドに従って、表示内容を更新または変化させる。
以下、ESLサーバ10およびESL40の構成について詳細に説明する。
(3−1)ESLサーバ
ESLサーバ10は、上述したように、店舗内に配置されたESL40およびESL40に表示させる商品情報を管理する。ESLサーバ10は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の汎用のコンピュータに、電子棚札システム1を制御するためのソフトウェアをインストールした装置である。ESLサーバ10もまた、店舗のバックヤードまたは事務所に設けられる。ESLサーバ10は、対象となるESL40に対するコマンドを生成し、当該ESL40に対してコマンドを送信する。
ESLサーバ10は、図6に示すように、主として、通信部11と、表示部12と、入力部13と、出力部14と、報知部15と、制御装置16とを有する。
(3−1−1)通信部
通信部11は、ストアコントローラ20およびベースステーション17との通信を可能にするための通信インターフェースである。
(3−1−2)表示部、入力部、出力部、報知部
表示部12は、液晶ディスプレイからなる。
入力部13は、マウスおよびキーボードからなる。
出力部14は、プリンタである。出力部14は、ESLサーバ10内の各種データの集計結果等を出力する。また、出力部14は、商品に関するPOPを出力可能な構成を有する。
報知部15は、ESL40にコマンドを送信する際に通信エラーが発生した場合や、ESL40に対してコマンドの送信ができなかった場合等に、オペレータに注意喚起させるための報知を行う。例えば、報知部15は、アラームを発生させるアラーム発生装置である。
(3−1−3)制御装置
制御装置16は、CPU、ROM、RAM、およびハードディスクによって構成され、記憶部161および制御部162として機能する。
(3−1−3―1)記憶部
記憶部161は、後述する制御部162が実行するための制御プログラムを記憶する。記憶部161は、図6に示すように、主として、商品マスタテーブル161aと、ESLマスタテーブル161bと、在庫情報テーブル161cとが記憶されている。
(a)商品マスタテーブル
商品マスタテーブル161aは、電子棚札システム1で取り扱う商品に関する情報(商品情報)を記憶する。具体的には、商品マスタテーブル161aには、ストアコントローラ20から送られた商品情報であって、商品マスタテーブル241aに記憶された商品情報と同様の商品情報が記憶されている(図3参照)。
(b)ESLマスタテーブル
ESLマスタテーブル161bには、電子棚札システム1に配置された全ESL40に関する基本情報が記憶されている。ESL40に関する基本情報には、図7に示すように、機器IDおよび商品コード等が含まれる。ここで、機器IDとは、全ESL40のそれぞれに固有の識別子である。言い換えると、機器IDとは、全ESL40のそれぞれに固有のハードウェアIDである。商品コードは、ESL40に対応付けられた商品についてのコードである。ESLマスタテーブル161bでは、ESL40の機器IDと、商品コードとが関連付けて記憶されている。
(c)在庫情報テーブル
在庫情報テーブル161cには、商品の在庫情報(在庫数)が記憶されている。在庫情報テーブル161cには、ストアコントローラ20の在庫情報テーブル241dに記憶された在庫情報と同様の在庫情報が記憶されている(図5参照)。在庫情報テーブル161cの情報は、所定の時間毎に、ストアコントローラ20および予約商品確認装置80から送られる情報によって更新される。
(3−1−3−2)制御部
制御部162は、記憶部161に記憶されているプログラムや各種情報に基づいて各種制御を行う。また、制御部162は、図6に示すように、情報受付部162a、コマンド生成部162b、情報送信部162c、および応答信号受付部162dとして機能する。
(a)情報受付部
情報受付部162aは、入力部13を介して入力された各種情報を受け付ける。また、情報受付部162aは、ストアコントローラ20から送られた情報およびESL40から送られた情報を、通信部11を介して受け付ける。情報受付部162aによって受け付けられた各種情報は、記憶部161に記憶される。
(b)コマンド生成部
コマンド生成部162bは、入力部13を介して入力されたオペレータからの指令、若しくは、記憶部161に記憶されたプログラムに基づいて、ESL40に向けて送信されるコマンドを生成する。コマンドは、ESL40の表示内容の更新を指令する。コマンドには、上述したように、ESL40の画面に表示させる商品情報(イメージ情報)が含まれる。すなわち、コマンドには、商品名pn、商品価格ap、在庫数sn、およびメッセージmを含むイメージ情報が含まれる(図8参照)。さらに、コマンドには、イメージ情報を構成する各種情報(例えば、在庫数sn)をESL40に記憶させる指令も含まれる。
(c)情報送信部
情報送信部162cは、コマンド生成部162bによって生成されたコマンドを、ESL40に向けて送信する。なお、情報送信部162cは、コマンドに、送信先のESL40に固有の識別子(機器ID)を付して送信する。具体的に、情報送信部162cは、コマンドを実行させる対象となるESL40の機器IDに続けて、コマンドを送信する。
なお、情報送信部162cは、後述する応答信号受付部162dによって所定時間内に応答信号が受け付けられなかった場合には、コマンドを再送する。コマンドの再送は、所定回数繰り返される。
(d)応答信号受付部
応答信号受付部162dは、ESL40から送信された応答信号を受け付ける。具体的に、応答信号受付部162dは、トランシーバ18およびベースステーション17を介して、ESL40から送信された応答信号を受け付ける。応答信号受付部162dは、情報送信部162cによってESL40に対するコマンドが送信された後の所定時間(例えば、1秒間)、ESL40から送られる応答信号を受け付けるために待機する。応答信号受付部162dは、所定時間内に応答信号を受け付けた場合は、その旨を記憶部161に記憶し、所定時間内に応答信号を受け付けなかった場合には、情報送信部162cにコマンドの再送を指令する。また、情報送信部162cによってコマンドの再送が所定回数実行されたにもかかわらず、応答信号を受け付けなかった場合には、応答信号受付部162dは、その旨を記憶部161に記憶する。
(3−2)ESL
ESL40は、図8に示すように、商品情報を表示させるための端末である。また、ESL40は、会員カード30に記憶された情報(顧客ID等)を読み取るためのID読取器としても機能する。
ESL40は、上述したように、店舗で取り扱われる商品に対応付けられ、対応付けられた商品に係る情報(商品情報)を表示する。本実施形態では、上述したように、ESL40は、表示する商品情報に係る商品の見本の近傍に配置される。例えば、ESL40は、商品の見本が陳列されている棚の直下あるいは直上に設けられる。
ESL40は、枠体40aの内部に、電力源としての電池を備える。また、ESL40は、電池から供給される電力を蓄えるコンデンサを備える。なお、コンデンサには、後述する制御装置44に含まれる昇圧回路によって昇圧された電力が蓄えられる。ESL40は、電池およびコンデンサによって駆動する。
ESL40は、図9に示すように、主として、第1通信部41aと、第2通信部41bと、表示部(読取表示部)42と、通知部43と、制御装置44とを有する。
(3−2−1)第1通信部
第1通信部41aは、トランシーバ18や外部端末(例えば、図示しない携帯端末)との通信を可能にする。具体的に、第1通信部41aは、ESLサーバ10によるコマンドの送信に伴ってトランシーバ18から送られる赤外線を受信する無線受信部として機能する。
また、第1通信部41aは、ESLサーバ10に対して応答信号を送信する送信部としても機能する。ここで、応答信号とは、ESLサーバ10から送られたコマンドの受信を知らせるための信号である。第1通信部41aは、図8に示すように、ESL40の枠体40aに設けられる。
(3−2−2)第2通信部
第2通信部41bは、上述した会員カード(ICカード)30との間で非接触近距離通信を可能にする。具体的に、第2通信部41bは、NFCインターフェースである。
第2通信部41bは、枠体40aに設けられた切替ボタン40bが押されることによって、リーダー/ライターとして機能する。第2通信部41bは、切替ボタン40bが押されることによって、磁界を発生する。第2通信部41bに対して会員カード30がかざされると、会員カード30のコイルに誘起された電源でカードのICが起動し、第2通信部41bとの間でデータの受け渡しが行われる。これにより、会員カード30に記憶された顧客ID(例えば、顧客番号)がESL40によって読み取られる。読み取られた顧客IDは、記憶部44aに記憶される。
なお、切替ボタン40bは、第2通信部41bのモードを、リーダー/ライターモード(第1モード)とカードエミュレーションモード(第2モード)との間で切り替えるように構成されている。リーダー/ライターモード(第1モード)は、NFCチップによる顧客のIDの読み取りが実行可能なモードである。カードエミュレーションモード(第2モード)は、NFCチップによる顧客のIDの読み取りを実行しないモードである。
第2通信部41bは、切替ボタン40bが押された際に一時的にカードエミュレーションモードからリーダー/ライターモードに切り替えられるが、所定時間の経過後、カードエミュレーションモードに戻る。
(3−2−3)表示部
表示部42は、商品情報を表示させる画面を構成する。本実施形態では、表示部42には、商品情報として、商品名pn、商品価格ap、在庫数sn、およびメッセージmが表示されている(図8参照)。
商品名pnは、商品を特定するための名前である。図8に示すESL40では、商品名pnとして、「ABC社ブルーレイレコーダー 型番:RMD−650」が表示されている。商品価格apは、商品の販売価格である。図8に示すESL40では、商品価格apとして、「45,500円」の文字が示されている。在庫数snは、残っている商品の数である。図8に示すESL40では、在庫数snとして、「在庫数:30台」の文字が示されている。メッセージmは、広告文や見出し等の情報である。図8に示すESL40では、メッセージmとして、「期間限定特別価格」の文字が示されている。
表示部42は、電子ペーパーからなる。すなわち、表示部42は、ドットマトリクス方式の不揮発性表示部であり、マトリクス状に配列された複数の画素で構成される。表示部42は、表示内容の保持に駆動電力を必要としない。
表示部42は、ESLサーバ10から送られるコマンドに基づいて、商品情報を表示する。また、表示部42に表示される内容は、ESLサーバ10から送られたコマンドに基づいて更新される。
(3−2−4)通知部
通知部43は、第2通信部41bによる顧客情報(データ)の読取が完了したことを報知する。通知部43は、LEDである。通知部43は、第2通信部41bによってデータが読み取られ、さらに、後述する在庫判定部44cによってデータの受付が可能と判定されると、発光または点滅によりデータの読取完了を通知する。
(3−2−5)制御装置
制御装置44は、CPU、ROM、およびRAMによって構成される。また、制御装置44は、NFC対応のICチップ(NFCチップ)を含む。
制御装置44は、図9に示すように、記憶部(読取記憶部)44a、コマンド受付部(受付部)44b、在庫判定部44c、データ送信部44d、および表示制御部44eとして機能する。
(a)記憶部
記憶部44aは、ESL40の画面を管理するためのプログラムの他、各ESL40に固有の識別子(機器ID)、商品の在庫数に関する情報(在庫情報)、およびイメージ情報等を記憶する。ここで、制御装置44に記憶されるイメージ情報とは、直近に受信したコマンドに含まれたイメージ情報である。イメージ情報には、上述した、商品名pn、商品価格ap、在庫数sn、およびメッセージmが含まれる。
制御装置44に記憶された在庫情報およびイメージ情報は、新たなコマンドが受け付けられると、新たなコマンドに含まれる在庫情報およびイメージ情報によって上書きされる。
(b)コマンド受付部
コマンド受付部44bは、所定の時間間隔で、運転モードを、スリープモードからアクティブモードに切り替える。また、コマンド受付部44bは、第1通信部41aを介して、ESLサーバ10から送られるコマンドを受け付ける。上述したように、ESLサーバ10から送られるコマンドには、各種情報を記憶させる指令が含まれる。各種情報には、予約商品確認装置80から送られた商品の在庫数に関する情報も含まれる。
コマンド受付部44bは、トランシーバ18から送られるコマンドを検知すると、検知したコマンドに付加された識別子(付加識別子)と、記憶部44aに記憶された各ESL40に固有の識別子(固有識別子)とを比較して、付加識別子と固有識別子とが一致した場合に限り、コマンドを受け付ける。コマンド受付部44bは、受け付けたコマンドを記憶部44aに記憶する。新たなコマンドが記憶部44aに記憶されることで、先に記憶していた古いコマンドがクリアされる。
コマンド受付部44bは、ESLサーバ10から送られたコマンドを受信すると、ESLサーバ10に向けて応答信号(Ack)を送信する。
(c)在庫判定部
在庫判定部44cは、上記切替ボタン40bが押されて、ESL40のモードがカードエミュレーションモードからリーダー/ライターモードに切り替えられたとき、記憶部44aに記憶された在庫情報に基づいて、商品の在庫数snがゼロか否かを判定する。商品の在庫数snがゼロはないと判定した場合には(sn>0)、在庫判定部44cは、会員カード30からのデータの受付が可能であると判定する。一方、商品の在庫数snがゼロであると判定した場合には(sn=0)、在庫判定部44cは、会員カード30からのデータの受付が不可能であると判定する。
(d)データ送信部
データ送信部44dは、第2通信部41bによって会員カード30のデータ(顧客ID)が受け付けられると、当該データに、当該データを受け付けたESL40に固有の識別子(機器ID)を付加して予約商品確認装置80宛てに送信する。すなわち、データ送信部44dは、第1通信部41aを介して、当該データおよび機器IDを、トランシーバ18、ベースステーション17、およびESLサーバ10経由で、予約商品確認装置80に送る。これによって、ESL40に関連付けられた商品の購入予約に関する情報(購入予約情報)が、予約商品確認装置80に送られたことになる。
(e)表示制御部
表示制御部44eは、コマンド受付部44bによって受け付けられたコマンドを実行して、表示部42に商品情報(イメージ情報)を表示させる。言い換えると、表示制御部44eは、記憶部44aに新たに記憶されたコマンドに基づいて、表示部42に表示される内容の更新(変更)を行う。すなわち、表示制御部44eは、新たなイメージ情報に基づいて、表示画面を更新する。
(4)POSシステム
POSシステム6は、商品の販売情報を集計・収集するシステムである。POSシステム6は、図1に示すように、主として、複数の予約商品確認装置(認識装置)80と、複数のレジスタ70とからなる。予約商品確認装置80およびレジスタ70の数は、図1に示されるものに限定されないが、予約商品確認装置80は、レジスタ70の数に応じて設けられることが好ましい。本実施形態では、一台のレジスタ70に対して一台の予約商品確認装置80が設けられるものとする。
(4−1)予約商品確認装置
予約商品確認装置80は、ESL40を用いて購入予約を行った商品の確認および購入確定処理を行うための装置である。予約商品確認装置80は、LAN11を介して、レジスタ70、ストアコントローラ20、およびESLサーバ10と接続されている。予約商品確認装置80は、店舗の精算エリアあるいは商品引渡しエリアに設置される。
予約商品確認装置80は、図10に示すように、主として、通信部81と、表示部(購入予約商品表示部)82と、入力部83と、制御装置84とを有する。
(4−1−1)通信部
通信部81は、レジスタ70、ストアコントローラ20、およびESLサーバ10との通信を可能にするための通信インターフェースである。
(4−1−2)表示部および入力部
表示部82は、液晶ディスプレイからなる。表示部82は、後述する購入予約テーブル841aに記憶された購入予約商品に関する情報を表示する。表示部82は、複数の購入予約商品を一覧列挙可能な構成になっている。具体的に、表示部82には、一の顧客が予約した全ての商品が一覧列挙される。
入力部83は、スキャナ、マウス、およびキーボードからなる。スキャナは、会員カード30に印字されたバーコードを読み取り、顧客IDを認識する。
(4−1−3)制御装置
制御装置84は、CPU、ROM、RAM、およびハードディスクによって構成され、記憶部841および制御部842として機能する。
(4−1−3―1)記憶部
記憶部841は、後述する制御部842が実行するための制御プログラムを記憶する。記憶部841は、図10に示すように、主として、購入予約テーブル(購入予約商品記憶部)841aと、商品特定テーブル841bと、在庫情報テーブル(在庫数記憶部)841cとを有する。
(a)購入予約テーブル
購入予約テーブル841aは、ESL40から送られた購入予約に関する情報(購入予約情報)を記憶する。言い換えると、購入予約テーブル841aは、ESL40において購入予約の意思が認識された商品に関する情報を記憶するための領域である。
購入予約テーブルは、例えば、図11に示すように、顧客IDおよび機器IDを記憶するためのフィールドを含む。顧客IDのフィールドと機器IDのフィールドとは関連付けて記憶されている。すなわち、購入予約テーブル841aでは、どの会員が、どのESL40に対して購入予約の処理を行ったかに関する情報を記憶する。
さらに、購入予約テーブル841aには、図11に示すように、購入予約商品および購入予約情報が取得された時刻を記憶するためのフィールドが設けられている。購入予約商品は、購入予約情報に含まれる機器IDと、商品特定テーブル841bに記憶されている情報とに基づいて、後述の購入予約商品記録部842bによって特定された後、購入予約テーブル841aに記録される。時刻は、購入予約情報取得部842aによって購入予約情報が取得された時刻である。
(b)商品特定テーブル
商品特定テーブル841bには、商品を特定するための情報が記憶されている。商品を特定するための情報とは、購入予約がされた機器IDを有するESL40が、どの商品に対応付けられているかを特定するための情報である。すなわち、商品特定テーブル841bでは、図12に示すように、ESL40の機器IDと、商品情報とが関連付けて記憶されている。
(c)在庫情報テーブル
在庫情報テーブル841cには、商品の在庫情報(在庫数)が記憶されている。在庫情報テーブル841cには、ストアコントローラ20の在庫情報テーブル241dに記憶された在庫情報と同様の在庫情報が記憶されている(図5参照)。在庫情報テーブル841cに記憶されている在庫情報は、ストアコントローラ20から送られる在庫情報によって更新される。
(4−1−3−2)制御部
制御部842は、記憶部841に記憶されているプログラムや各種情報に基づいて各種制御を行う。また、制御部842は、図10に示すように、購入予約情報取得部(取得部)842a、購入予約商品記録部(記録部)842b、購入予約情報呼出部842c、購入予約情報更新部842d、在庫数更新部842e、および在庫数送信部842fとして機能する。
(a)購入予約情報取得部
購入予約情報取得部842aは、ESL40から送られた購入予約情報を取得する。言い換えると、購入予約情報取得部842aは、ESL40から送られた顧客IDおよび機器IDに関する情報を、ESL40から取得する。
具体的に、購入予約情報取得部842aは、ESL40において読み取られた、会員カード30に含まれる顧客IDと、当該顧客IDを読み取ったESL40の機器IDとの組合せをESL40から取得する。購入予約情報取得部842aは、取得した購入予約情報を上述の購入予約テーブル841aに記憶させる。
(b)購入予約商品記録部
購入予約商品記録部842bは、購入予約情報取得部842aによって購入予約情報が取得されると、商品特定テーブル841bに記憶されている情報に基づいて、購入予約商品を購入予約テーブル841aに記録する。
具体的に、購入予約商品記録部842bは、購入予約情報が取得されると、購入予約情報に含まれる機器IDに関連付けられている商品を商品特定テーブル841bに記憶されている情報から特定する。その後、購入予約商品記録部842bは、特定した商品を購入予約商品として、購入予約テーブル841aに記憶する。このとき、購入予約商品記録部842bは、購入予約商品に、当該商品の購入を予約した顧客のIDを関連付けて記録する(図11参照)。
また、購入予約商品記録部842bは、購入予約テーブル841aに購入予約商品を記録する際、購入予約情報取得部842aによって購入予約情報が受け取られた時刻をさらに記録する。すなわち、購入予約商品記録部842bは、購入予約テーブル841aに記憶されている顧客IDおよび機器IDに、さらに、購入予約商品および購入予約がされた時刻を関連付けて記録する。
(c)購入予約情報呼出部
購入予約情報呼出部842cは、入力部83を介して得られた顧客IDに基づき、当該顧客IDに係る購入予約情報を呼び出す。具体的に、購入予約情報呼出部842cは、購入予約テーブル841aに記憶されている情報から、入力された顧客IDに関する情報を抽出する。購入予約情報呼出部842cは、抽出した情報に含まれる商品を、一覧可能な態様で表示部82に表示させる。
(d)購入予約情報更新部
購入予約情報更新部842dは、購入予約テーブル841aに記録された購入予約情報を更新する。具体的に、購入予約情報更新部842dは、購入予約テーブル841aに購入予約商品として記録された商品がレジスタ70によって清算可能な状態になると、購入予約テーブル841aに記録された情報を更新する。
ここで、精算可能な状態とは、購入処理が行われた状態をいう。すなわち、購入予約情報更新部842dは、購入予約に係る商品についての購入処理が行われた場合、購入処理の対象となる購入予約に関する情報が消去される。購入処理とは、具体的に、商品の引渡しあるいは商品の精算である。言い換えると、購入予約をしていた商品について現物の引渡しあるいは精算が完了すると、購入予約情報更新部842dによって、購入予約テーブル841aに記録された購入予約情報が消去される。
また、購入予約情報更新部842dは、購入予約情報取得部842aによって購入予約情報(顧客IDおよび機器IDの組合せ)が取得された後所定時間(例えば、30分)が経過すると、購入予約テーブル841aに記録された購入予約情報をクリアする。すなわち、顧客によってESL40を用いた購入予約の処理が行われた後、所定時間以内に、当該商品の引渡しあるいは購入がなかった場合には、購入予約情報更新部842dは、購入予約情報を消去する。
(e)在庫数更新部
在庫数更新部842eは、購入予約テーブル841aに新たな購入予約情報が記録されると、在庫情報テーブル841cに記憶されている商品の在庫数に関する情報を更新する。具体的に、在庫数更新部842eは、購入予約情報に基づいて、対象商品についての現在の在庫数から、購入される商品の数を減じる。
また、購入予約情報更新部842dによって購入予約情報が更新されると、在庫情報テーブル841cに記憶されている商品の在庫数に関する情報を更新する。具体的に、在庫数更新部842eは、所定時間以内に、購入予約商品の受け取りがなかった場合、あるいは購入予約商品が実際に購入されなかった場合には、購入予約に係る商品の数を現在の在庫数に足す。すなわち、在庫数更新部842eは、購入予約に係る商品の数を、購入予約が入る前の数に戻す。したがって、購入予約がされた後、商品が実際に購入された場合には、先に減らしていた在庫数をそのまま維持する。
(f)在庫数送信部
在庫数送信部842fは、在庫数更新部842eによって在庫情報テーブル841cに記憶された商品の在庫数に関する情報が更新されると、更新後の商品の在庫数に関する情報を、商品に関連付けられたESL40に向けて送信する。また、在庫数送信部842fは、更新後の商品の在庫数に関する情報を、ストアコントローラ20にも送信する。
(4−2)レジスタ
レジスタ70は、店舗の精算エリアに設置される。レジスタ70は、買い物客が購入する商品の精算を行う際に用いられる装置である。レジスタ70は、図13に示すように、主として、通信部71と、入力部72と、表示部73と、発行部74と、ドロア75と、制御装置76とを有する。
(4−2−1)通信部
通信部71は、ストアコントローラ20および予約商品確認装置80との通信を可能にする通信インターフェースである。
(4−2−2)入力部
入力部72は、スキャナおよびキーボードである。スキャナは、商品に付されたバーコードを読み込む。キーボードは、レジ担当の店員による商品価格の手入力または受領金額の入力等を行うために用いられる。
(4−2−3)表示部
表示部73は、ディスプレイである。ディスプレイには、スキャナによって読み取られたバーコードから得られる情報およびキーボードによって入力された受領料金等に基づいて商品関連情報が表示される。ここで、表示部73に表示される商品関連情報には、商品名、商品の価格、および合計金額等が含まれる。
(4−2−4)発行部
発行部74は、買い物客が購入した商品に関するレシートを発行する。レシートには買い物客の購入した商品について、商品関連情報が印字される。具体的には、レシートには、商品名、商品の価格、および合計金額等が印字される。
(4−2−5)ドロア
ドロア75は、紙幣や硬貨の保存場所であり、入力部の操作により開き、開いた方向と逆の方向に物理的に押されると閉まる。
(4−2−6)制御装置
制御装置76は、CPU、ROM、RAM、およびハードディスクによって構成され、記憶部761および制御部762として機能する。
(4−2−6−1)記憶部
記憶部761は、図13に示すように、主として、商品情報記憶領域761a、バーコード情報記憶領域761b、および販売実績記憶領域761cを有する。
(a)商品情報記憶領域
商品情報記憶領域761aには、商品情報が記憶されている。商品情報には、例えば、商品名および商品の価格が含まれる。商品情報は、ストアコントローラ20に対して問い合わせた際に取得する情報であって、ストアコントローラ20から新たな商品情報が取得されるたびに、当該新たな商品情報によって上書きされる。
(b)バーコード情報記憶領域
バーコード情報記憶領域761bには、スキャナで読み取られたバーコードを制御部762が認識するために必要な情報が記憶されている。具体的に、バーコード情報記憶領域761bには、ストアコントローラ20から取得されるバーコード情報が記憶される。バーコード情報は、ストアコントローラ20から新たなバーコード情報が取得されるたびに、当該新たなバーコード情報によって上書きされる。
(c)販売実績記憶領域
販売実績記憶領域761cには、後述する販売価格演算部762aによる演算の結果(販売実績)が記憶されていく。具体的に、販売実績記憶領域761cには、購入される商品の合計金額が精算される度に新たな販売実績が追加される。販売実績には、商品の種類、商品の個数、および合計金額が含まれる。
(4−2−6−2)制御部
制御部762は、記憶部761に記憶されているプログラムに基づいて各構成の制御を行う。すなわち、制御部762は、表示部73に所定の情報を表示させ、発行部74およびドロア75等を駆動させる。
また、制御部762は、図13に示すように、販売価格演算部762aおよび販売実績送信部762bとして機能する。
(a)販売価格演算部
販売価格演算部762aは、スキャナによって読み取られた情報およびキーボードによって入力された情報と、記憶部761に記憶された情報とに基づき、買い物客が購入する商品の合計金額を計算する。なお、商品の合計金額とは、一の顧客に対して販売した全商品の価格の合計である。販売価格演算部762aは、演算が終了する度に演算結果を上述の販売実績記憶領域761cに記憶する。
(b)販売実績送信部
販売実績送信部762bは、販売実績記憶領域761cに記憶された販売実績を、通信部71を介して、ストアコントローラ20に送信する。販売実績は、所定のタイミング(例えば、10分毎)でストアコントローラ20に送信される。
(5)商品の購入予約の流れ
次に、本実施形態に係る商品販売システム100の商品予約システムとしての機能について説明する。上述したように、商品販売システム100は、電子棚札システム1とPOSシステム6とが協働して商品予約システムとして機能する。
商品予約システムでは、陳列棚に商品の見本を陳列し、引渡しエリアあるいは精算エリアで商品の現物が受け渡される販売形態において、買い物客が購入希望の商品を予約するために用いるシステムである。商品予約システムでは、従来用いられていた予約票の代わりに、会員カード30およびESL40を用いて、商品購入の予約が行われる。
(5−1)購入予約から引渡しまでの流れの概略
具体的に、買い物客は、購入を希望する商品の近傍に配置され、商品に対応付けられているESL40の切替ボタン40bを押し、会員カード30をESL40にかざす。すると、ESL40が会員カード30に記憶されている顧客情報を読み取り、当該顧客情報とともにESL40の機器IDを予約商品確認装置80宛てに送信する。
買い物客は、所定時間内(例えば、30分以内)に、引渡しエリアあるいは精算エリアに行く。そこで、予約商品確認装置80の表示部82に表示された購入予約の一覧を確認した上で、商品の現物を受け取る。
(5−2)商品販売システムにおける処理の流れ
次に、図14および図15を用いて商品販売システム100における処理の流れを説明する。図14は、ESL40における処理の流れを示すためのフローである。図15は、予約商品確認装置における処理の流れを示すためのフローである。
(5−2−1)ESLにおける処理
まず、図14を用いて、ESL40における処理について説明する。なお、ESL40は、カードエミュレーションモードで待機している。
ステップS11では、切替ボタン40bの入力が有ったかどうかが判定される。すなわち、ステップS11では、切替ボタン40bが押されたかどうかが判定される。ステップS11では、切替ボタン40bが押されるまで待機し、切替ボタン40bが押されると、ステップS12に進み、ESL40のモードがリーダー/ライターモードに切り替えられる。その後、ステップS13に進む。
ステップS13では、在庫判定部44cによって、商品の在庫数snがゼロか否かが判定される。具体的に、在庫判定部44cは、記憶部44aに記憶された在庫情報に基づいて、在庫数snがゼロか否かを判定する。ステップS13において、商品の在庫数snがゼロであると判定すると(sn=0)、在庫判定部44cは、会員カード30からのデータの受付が不可能であると判定する。その後、ステップS18に進み、カードエミュレーションモードに切り替えて待機する。一方、ステップS13において、商品の在庫数snがゼロではないと判定すると(sn>0)、在庫判定部44cは、会員カード30からのデータの受付が可能であると判定し、ステップS14に進む。
ステップS14では、会員カード30からデータを読み取る。また、通知部43を発光させて、データの読取完了を通知する。その後ステップS15に進む。
ステップS15では、読み込まれた会員カード30のデータに、当該データを読み込んだESL40に固有の識別子(機器ID)を付加して、予約商品確認装置80宛てに送信する。すなわち、予約商品確認装置80宛に購入予約情報が送信される。その後、ステップS16に進む。
ステップS16では、商品の在庫数に関する情報を受け取ったか否かが判定される。ステップS16では、予約商品確認装置80からの在庫情報を受け付けるまで待機し、在庫情報を受け付けると、ステップS17に進む。
ステップS17では、在庫情報を更新する。その後、ステップS18に進む。
ステップS18では、ESL40のモードを、リーダー/ライターモードからカードエミュレーションモードに切り替えて待機する。
(5−2−2)予約商品確認装置における処理
次に、図15を用いて、予約商品確認装置80における処理を説明する。
ステップS21において、ESL40からの購入予約情報を取得したかどうかが判定される。ステップS21では、購入予約情報取得部842aによって購入予約情報が取得されるまで待機し、購入予約情報(顧客IDおよび機器ID)が取得されると、当該購入予約情報を購入予約テーブル841aに記録して、ステップS22に進む。
ステップS22では、購入予約商品記録部842bによって、機器IDに関連付けられた商品が特定され、特定された商品が購入予約テーブル841aに記録される。その後、ステップS23に進む。
ステップS23では、在庫数更新部842eによって在庫数が更新される。具体的に、在庫数更新部842eは、購入予約情報に基づいて、対象商品についての現在の在庫数から、購入される数を減じる。その後、ステップS24に進む。
ステップS24では、ESL40宛に対象商品の在庫数に関する情報(在庫情報)を送信する。すなわち、在庫数送信部842fによって、更新後の在庫情報がESL40宛に送られる。その後、ステップS25に進む。
ステップS25では、購入処理があったかどうかが判定される。ここで、購入処理があった場合には、ステップS27に進み、購入処理がなかった場合には、ステップS26に進む。
ステップS26では、所定時間が経過したか否かが判定される。具体的には、購入予約情報が記録されてから、所定時間(本実施形態では30分)が経過したかどうかが判定される。ステップS26において、所定時間が経過していない場合には、ステップS25に戻る。一方、ステップS26において、所定時間が経過している場合には、ステップS27に進む。
ステップS27では、購入予約情報更新部842dによって購入予約情報が更新される。すなわち、購入予約に係る商品についての購入処理が行われた場合、処理対象の購入予約情報が消去される。また、購入予約情報が取得されたあと所定時間が経過し、かつ、購入処理が行われなかった場合にも、対象となる購入予約情報が消去される。その後、ステップS28に進む。
ステップS28では、在庫数更新部842eによって在庫数が更新される。ここでは、購入予約がされた後に購入処理が行われなかった場合にのみ、在庫数が更新される。在庫数更新部842eは、購入予約に係る商品の数を現在の在庫数に足す。すなわち、在庫数更新部842eは、購入予約に係る商品の数を、購入予約が入る前の数に戻す。一方、購入予約がされた後に購入処理が行われた場合には、当該商品の在庫数を維持する。その後、ステップS29に進む。
ステップS29では、ESL40宛に対象商品の在庫数に関する情報(在庫情報)を送信する。すなわち、在庫数送信部842fによって、更新後の在庫情報がESL40宛に送られる。その後、ステップS21に戻る。
(6)特徴
(6−1)
上記実施形態に係る商品販売システム100は、ESL(ID読取器)40と、会員カード30と、予約商品確認装置(認識装置)80とを備える。ESL40は、商品に対応して店舗に配置される。会員カード30は、店舗における顧客のIDを記憶する。また、会員カード30は、ESL40によるIDの読み取りが可能である。予約商品確認装置80は、ESL40と接続されており、ESL40によるIDの読み取りに応じて商品を顧客の購入予約商品として認識する。
従来より、商品の陳列に必要な場所の省スペース化を図るために、売り場には商品の見本のみを陳列し、商品の現物はバックヤード等に保管する販売形態が採用されていた。このような場合、商品の見本の近傍には、商品に対応する価格を表示する電子棚札と、商品に対応する予約票とが準備される。また、予約票は、商品の在庫数に応じて準備される。顧客は、商品の購入時、商品に対応する予約票を取得して、清算時に店員に予約票を渡す。このようにして、顧客は購入処理を行い、最終的に商品を受け取る。しかし、この販売形態において、予約票を、商品の在庫数に合わせて常に準備しておくことは煩雑である。なぜなら、顧客は、ある商品について予約票を取得した後も買い物を継続し、当初購入を希望した商品とは異なる商品を最終的に購入する場合がある。このような場合、顧客は、予約票を取得したにもかかわらず、予約票に係る商品を購入せず、また、予約票を返却することなく、店舗を去る。そうすると、店員は、予約票を補充する必要がある。しかし、店舗内には多数の商品が陳列されている。したがって、全ての商品について、予約票の数と在庫数と一致させるのは非常に手間がかかる。
そこで、本発明に係る商品販売システム100では、予約票を用いることなく、商品の購入予約を行うことを可能にする。具体的に、会員カード30に記憶された顧客IDをESL40で読み取り、ESL40で読み取った顧客IDを予約商品確認装置80に送ることにより、予約商品確認装置80で購入予約商品が認識される。これにより、商品を店舗に陳列しない販売形態を採用した場合に、店員の手間を大幅に削減することができる。
(6−2)
上記実施形態に係る商品販売システム100では、ESL(電子棚札)40が顧客IDの読取器として機能する。ESL40は、商品に関する情報を表示する。また、ESL40は、第1通信部41aを有する。第1通信部41aは、外部端末(ストアコントローラ20、ESLサーバ10、および予約商品確認装置80)から送られる商品に関する情報を、ベースステーション17およびトランシーバ18を介して受信する。ESL40は、ESLサーバ10から送られた商品情報を表示部42に表示する。これにより、購入予約商品の価格について、顧客に対して確実に認識させることが可能になる。
(6−3)
上記実施形態に係る商品販売システム100において、会員カード30は、非接触型のカードであり、ESL(ID読取器)40は、第2通信部41bを有する。第2通信部41bは、会員カード30が記憶する顧客IDを、非接触で読み取る。これにより、顧客に求められる操作を簡便にすることができる。
(6−4)
上記実施形態に係る商品販売システム100では、予約商品確認装置(認識装置)80は、購入予約テーブル(購入予約商品記憶部)841aと、表示部(購入予約商品表示部)82とを有する。購入予約テーブル841aは、予約商品確認装置80で認識された購入予約商品に関する情報を記憶する。表示部82は、購入予約商品に関する情報を表示する。表示部82は、複数の購入予約商品を一覧列挙可能である。これにより、最終的な購入予約商品を一括して確認することができる。
(6−5)
上記実施形態に係る商品販売システム100では、レジスタ70をさらに備える。レジスタ70は、予約商品確認装置(認識装置)80に接続され、商品の清算を行う。また、予約商品確認装置80は、購入予約情報取得部(取得部)842aと、購入予約商品記録部(記録部)842bと、購入予約情報更新部842dとをさらに有する。購入予約情報取得部842aは、ESL(ID読取器)40によって読み取られたIDに関する情報を、ESL40から取得する。購入予約商品記録部842bは、購入予約情報取得部842aによってIDに関する情報が取得されると、ESL40と商品との関連付け情報に基づいて、ESL40に関連付けられた商品を、購入予約商品として購入予約テーブル(購入予約商品記憶部)841aに記録する。購入予約情報更新部842dは、購入予約商品記録部842bによって購入予約商品として記録された商品がレジスタによって清算可能な状態になると、購入予約テーブル841aに記録された購入予約商品に関する情報を更新する。また、購入予約情報更新部842dは、購入予約情報取得部842aによってIDに関する情報が取得された後所定時間が経過すると、購入予約テーブル841aに記録された購入予約商品に関する情報(購入予約情報)をクリアする。これにより、清算処理の効率を上げることができる。
(6−6)
上記実施形態に係る商品販売システム100では、予約商品確認装置(認識装置)80は、在庫情報テーブル(在庫数記憶部)841cと、在庫数更新部842eと、在庫数送信部842fとをさらに有する。在庫情報テーブル841cは、商品の在庫数に関する情報を記憶する。在庫数更新部842eは、購入予約情報更新部842dによって購入予約商品に関する情報が更新されると、在庫情報テーブル841cに記憶されている商品の在庫数に関する情報を更新する。在庫数送信部842fは、在庫情報テーブル841cに記憶された商品の在庫数に関する情報が更新されると、更新後の商品の在庫数に関する情報を、商品に関連付けられたESL(ID読取器)40に送信する。また、ESL40は、コマンド受付部(受付部)44bと、記憶部(読取記憶部)44aと、表示部(読取表示部)42とをさらに有することが好ましい。コマンド受付部44bは、在庫数送信部842fからの商品の在庫数に関する情報を受け付ける。記憶部44aは、コマンド受付部44bによって受け付けられた商品の在庫数に関する情報を記憶する。表示部42は、記憶部44aに記憶された情報に基づいて、商品の在庫数に関する情報を表示する。これにより、買い物客は、商品の在庫数を確認した上で、購入の判断をすることができる。
(6−7)
上記実施形態に係る商品販売システム100では、ESL(ID読取器)40は、NFCチップ44と、切替ボタン40bとをさらに有する。切替ボタン40bは、第1モードと第2モードとを切り替える。第1モードは、NFCチップ44によるIDの読み取りが実行可能なモードである。第2モードは、NFCチップ44によるIDの読み取りを実行しないモードである。これにより、エネルギーの消費を抑えることができる。
(6−8)
上記実施形態に係る商品販売システム100では、ESL(ID読取器)40は、通知部43を有する。通知部43は、顧客IDの読み取りが実行されたことを顧客に通知する。これにより、顧客IDの読取の完了ができたか否かを顧客に知らせることができる。
(6−9)
上記実施形態に係る商品販売システム100では、ESL(ID読取器)40は、在庫判定部(判定部)44cをさらに有する。在庫判定部44cは、商品の在庫数に関する情報に基づき、商品の購入予約の可否を判定する。また、通知部43は、在庫判定部44cによって商品の購入予約が可能であると判定された場合に、顧客IDの読取が実行されたことを顧客に通知する。これにより、顧客IDの読取の完了の有無を顧客に知らせることができる。
(7)変形例
(7−1)変形例A
上記実施形態に係るESL40では、在庫情報として、在庫数snが示される。また、在庫数が変化するたびに、ESL40に表示される値が変化する。
ここで、ESLに表示される在庫情報は、所定のタイミングで更新されるように構成されていてもよい。例えば、在庫数が所定の数(30台、20台、10台、および5台)以下となったときに、在庫情報が更新されるように構成されていてもよい。このとき、表示部42には、在庫数として、具体的な値ではなく、例えば、図16に示すように、「30台以下」というように表示すればよい。
(7−2)変形例B
上記実施形態に係るストアコントローラ20は、敷地外にある他のホストコンピュータと接続されていてもよい。この場合、ストアコントローラ20は、インターネット等の外部のネットワークを介して、ホストコンピュータと接続する。例えば、ストアコントローラ20は、インターネットを介して、店舗を統括管理する本部センターに配置されたサーバ装置等のホストコンピュータと通信可能な構成を有してもよい。
(7−3)変形例C
また、上記実施形態に係る予約商品確認装置80は、出力部をさらに有し、出力部が、予約商品の一覧を示すリストを表示する構成を有していてもよい。
(7−4)変形例D
上記実施形態の予約商品確認装置80では、入力部83(スキャナ)を用いて会員カード30に印字されているバーコードから顧客IDを読み取る。
ここで、予約商品確認装置80は、会員カード30に記憶された顧客IDを読み取るNFCインターフェースをさらに備えていてもよい。また、会員カードに顧客ID(例えば、顧客番号)を記載しておき、予約商品確認装置80において、キーボードを用いて入力可能な構成にしておいてもよい。
(7−5)変形例E
上記実施形態に係る商品販売システム100では、POSシステム6がレジスタ70および予約商品確認装置80からなる。
ここで、レジスタ70は、予約商品確認装置80の機能をさらに備える構成であってもよい。すなわち、レジスタ70において、予約商品確認装置80と同様の処理が行えるように構成されていてもよい。
(7−6)変形例F
上記実施形態に係るESL40は、通知部(LED)43を有し、通知部を発光または点滅させることによって、データの読取完了を通知する。
ここで、通知部でデータの読取完了を通知する代わりに、表示部42に、データの読取完了を示す文字が現れるように構成されていてもよい。
また、データの読取ができないと判定された場合に、表示部42に、在庫がないためデータの読取が行えない旨が表示されるように構成されていてもよい。
(7−7)変形例G
上記実施形態に係る商品販売システム100では、会員カードとして、顧客情報を記憶したICカードを利用する。
ここで、会員カード以外のカードを準備し、そのカードに種々の情報を記憶させておくことで、購入予約に関する処理を、顧客側で、より便利に行うことができる。例えば、別のカードに、購入予約を取消すためのコマンドを記憶させておくことにより、一旦購入予約を行った商品について、購入予約の取消しを行うことができる。
1 電子棚札システム
2 専用の通信ケーブル
10 ESLサーバ
11 LAN
16 POSシステム
17 ベースステーション
18 トランシーバ
20 ストアコントローラ
30 会員カード
40 ESL(電子棚札)(ID読取器)
40a 枠体
40b 切替ボタン
41a 第1通信部
41b 第2通信部
42 表示部(読取表示部)
43 通知部
44 制御装置(NFCチップ)
44a 記憶部(読取記憶部)
44b コマンド受付部(受付部)
44c 在庫判定部(判定部)
44d データ送信部
44e 表示制御部
70 レジスタ(POSターミナル)
80 予約商品確認装置(認識装置)
81 通信部
82 表示部(購入予約商品表示部)
83 入力部
84 制御装置
841 記憶部
841a 購入予約テーブル(購入予約商品記憶部)
841b 商品特定テーブル
841c 在庫情報テーブル(在庫数記憶部)
842 制御部
842a 購入予約情報取得部(取得部)
842b 購入予約商品記録部(記録部)
842c 購入予約情報呼出部
842d 購入予約情報更新部
842e 在庫数更新部
842f 在庫数送信部
100 商品販売システム
特開2013―065349号公報

Claims (9)

  1. 商品に対応して店舗に配置されるID読取器と、
    前記店舗における顧客のIDを記憶し、前記ID読取器による前記IDの読み取りが可能な会員カードと、
    前記ID読取器と接続されており、前記ID読取器による前記IDの読み取りに応じて前記商品を前記顧客の購入予約商品として認識する認識装置と、
    を備えた商品販売システム。
  2. 前記ID読取器は、
    前記商品に関する情報を表示する電子棚札であり、
    外部端末から送られる前記商品に関する情報を受信するための第1通信部を有する、
    請求項1に記載の商品販売システム。
  3. 前記会員カードは、非接触型のカードであり、
    前記ID読取器は、
    前記会員カードが記憶する前記IDを、非接触で読み取るための第2通信部
    を有する、
    請求項1または2に記載の商品販売システム。
  4. 前記認識装置は、
    認識した前記購入予約商品に関する情報を記憶するための購入予約商品記憶部と、
    前記購入予約商品に関する情報を表示するための購入予約商品表示部と
    を有し、
    前記購入予約商品表示部は、複数の前記購入予約商品を一覧列挙可能である、
    請求項1から3のいずれかに記載の商品販売システム。
  5. 前記認識装置に接続され、前記商品の清算を行うためのレジスタ
    をさらに備え、
    前記認識装置は、
    前記ID読取器によって読み取られた前記IDに関する情報を、前記ID読取器から取得する取得部と、
    前記取得部によって前記IDに関する情報が取得されると、前記ID読取器と前記商品との関連付け情報に基づいて、前記ID読取器に関連付けられた前記商品を、前記購入予約商品として前記購入予約商品記憶部に記録する記録部と、
    前記記録部によって前記購入予約商品として記録された前記商品が前記レジスタによって清算可能な状態になると、前記購入予約商品記憶部に記録された前記購入予約商品に関する情報を更新し、また、前記取得部によって前記IDに関する情報が取得された後所定時間が経過すると、前記購入予約商品記憶部に記録された前記購入予約商品に関する情報をクリアする、購入予約情報更新部と、
    をさらに有する、
    請求項4に記載の商品販売システム。
  6. 前記認識装置は、
    前記商品の在庫数に関する情報を記憶する在庫数記憶部と、
    前記購入予約情報更新部によって前記購入予約商品に関する情報が更新されると、前記在庫数記憶部に記憶されている前記商品の在庫数に関する情報を更新する在庫数更新部と、
    前記在庫数記憶部に記憶された前記商品の在庫数に関する情報が更新されると、更新後の前記商品の在庫数に関する情報を、前記商品に関連付けられた前記ID読取器に送信する在庫数送信部と
    をさらに有し、
    前記ID読取器は、
    前記在庫数送信部からの前記商品の在庫数に関する情報を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けられた前記商品の在庫数に関する情報を記憶する読取記憶部と
    前記読取記憶部に記憶された情報に基づいて、前記商品の在庫数に関する情報を表示するための読取表示部と、
    をさらに有する、
    請求項5に記載の商品販売システム。
  7. 前記ID読取器は、
    NFCチップと、
    前記NFCチップによる前記IDの読み取りが実行可能な第1モードと、前記NFCチップによる前記IDの読み取りを実行しない第2モードとを切り替える、切替ボタンと、
    をさらに有する、
    請求項1から6のいずれかに記載の商品販売システム。
  8. 前記ID読取器は、
    前記IDの読み取りが実行されたことを前記顧客に通知する通知部
    をさらに有する、
    請求項1から7のいずれかに記載の商品販売システム。
  9. 前記ID読取器は、
    前記商品の在庫数に関する情報に基づき、前記商品の購入予約の可否を判定する判定部
    をさらに有し、
    前記通知部は、前記判定部によって前記商品の購入予約が可能であると判定された場合に、前記IDの読取が実行されたことを前記顧客に通知する、
    請求項8に記載の商品販売システム。
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