JP2003131199A - 液晶表示装置用の基材、液晶表示装置の電極基材の製造方法及び液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置用の基材、液晶表示装置の電極基材の製造方法及び液晶表示装置の製造方法

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JP2003131199A
JP2003131199A JP2001324813A JP2001324813A JP2003131199A JP 2003131199 A JP2003131199 A JP 2003131199A JP 2001324813 A JP2001324813 A JP 2001324813A JP 2001324813 A JP2001324813 A JP 2001324813A JP 2003131199 A JP2003131199 A JP 2003131199A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置の製造工程に悪影響を及ぼさ
ず、かつ不具合なく容易に除去することができるフィル
ムの保護手段を備えた液晶表示装置用の基材を提供す
る。 【解決手段】 プラスチックフィルム10と、プラスチ
ックフィルム10の上に形成され、アルカリ水溶液又は
水に溶解する有機保護膜12とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置用の基
材、液晶表示装置の電極基材の製造方法及び液晶表示装
置の製造方法に係わり、更に詳しくは、基材としてプラ
スチックフィルムを用いた単純マトリックス型の液晶表
示装置用の基材、同じく液晶表示装置の電極基材の製造
方法及び同じく液晶表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、低消費電力、低電圧動作、軽量、
薄型及びカラー表示などを特徴とする液晶表示装置は、
情報機器などへ急速にその用途を拡大している。
【0003】この中で、携帯電話、電子手帳又はICカ
ードなどは、軽量、薄型及び安価が求められている市場
であり、単純マトリックス型の液晶表示装置が主に採用
されている。
【0004】この単純マトリックス型液晶表示装置は、
2枚の基材が対向して配置され、これら基材上に透明電
極がお互いにストライプ状に直交するようにして形成さ
れている。そして、この2枚の基材の間には液晶が封入
され、この2つの透明電極の交点が画素電極になって液
晶を制御することにより、画像を表示させることができ
る。
【0005】ところで、このような単純マトリックス型
液晶表示装置においては、軽量化や破損防止などのため
に、基材として、ガラス基板の代わりにプラスチックフ
ィルムを用いたものがある。しかしながら、プラスチッ
クフィルムの場合、剛性が弱く、熱変形温度が低い、表
面硬度が低く傷が付き易い、加熱工程において反りや膨
張収縮のような変形を生じ易いため、プラスチックフィ
ルム上に直接カラーフィルタ層や所望の膜特性を有する
透明電極などを高精度で位置合わせして形成するのは困
難である。
【0006】この問題を回避するため、例えば、剛性の
強いガラス基板などの上に剥離層を介して所望の膜特性
を有する透明電極やカラーフィルタ層などを設計ルール
に応じて予め形成してこれらを転写層とし、次いで、ガ
ラス基板と剥離層との界面を剥離して転写層をプラスチ
ックフィルム上に接着層を介して転写する方法が用いら
れている。
【0007】このプラスチックフィルムの転写層が形成
されていない面上には、製造工程での各種処理からプラ
スチックフィルムを保護するため、粘着層を介してポリ
プロピレン(PP)フィルムなどの保護シートが貼着さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た保護シートを用いる場合、この保護シートを除去する
際には引き剥がす必要があるので、可撓性のあるプラス
チックフィルムに無理な力が加わりやすく、これによ
り、プラスチックフィルム上に形成された透明電極にク
ラックが発生して断線する恐れがあると同時に、プラス
チックフィルムに傷などがつきやすい。また、保護シー
トを除去したとしても、粘着層は完全に除去されずにプ
ラスチックフィルム側に残りやすいので、プラスチック
フィルムに残った粘着層にゴミが付着するなどして見た
目が好ましくない。ひいては、生産性が低下したり、液
晶画像の表示特性が劣化したりする恐れがある。
【0009】更には、接着層を硬化させる工程や剥離層
を酸素含有ガスプラズマで除去する工程などで熱処理が
施されると、プラスチックフィルム(例えばポリエーテ
ルスルホンフィルム)と保護シート(例えばPPフィル
ム)とでは熱膨張係数が異なるので、プラスチックフィ
ルムが反ったり、プラスチックフィルムから保護シート
の剥がれたりしやすい。
【0010】更にまた、剥離層を酸素含有ガスプラズマ
により除去する場合、熱処理されることで保護シート及
びその下の粘着層からガスが放出されやすく、このガス
の影響により一部の領域において剥離層のエッチングレ
ートが低下することでエッチングむらが発生し、その結
果、この領域の剥離層が残渣として残ってしまうことが
ある。
【0011】本発明は上記の問題点を鑑みて創作された
ものであり、液晶表示装置の製造工程に悪影響を及ぼさ
ず、かつ不具合なく容易に除去することができるプラス
チックフィルムの保護膜を備えた液晶表示装置用の基
材、この液晶表示装置用の基材を用いた液晶表示装置の
電極基材の製造方法及び液晶表示装置の製造方法を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明は液晶表示装置用の基材に係り、プラスチ
ックフィルムと、前記プラスチックフィルムの上に形成
され、アルカリ水溶液又は水に溶解する有機保護膜とを
有することを特徴とする。
【0013】本発明の液晶表示装置用の基材では、プラ
スチックフィルムの一方の面にアルカリ水溶液又は水に
溶解する有機保護膜が形成され、他方の面上に透明電極
などの液晶表示装置の素子が転写により形成されて、液
晶表示装置の電極基材となる。そして、この電極基材が
製造された後に、有機保護膜がアルカリ水溶液又は水に
より除去される。あるいは、一対の電極基材を組み立て
て液晶表示装置を製造した後に、有機保護膜がアルカリ
水溶液又は水により除去されるようにしてもよい。
【0014】本発明によれば、プラスチックフィルムの
保護膜として、アルカリ水溶液又は水で容易に除去でき
る有機保護膜を用いることで、粘着層を介して保護シー
トを貼着する場合とは違って、有機保護膜を除去する際
に引き剥がす必要がないので、プラスチックフィルムの
取り扱い時に該プラスチックフィルムに傷などがつくこ
とを防止することができると共に、プラスチックフィル
ムに外力がかかって透明電極にクラックが発生すること
を防止することができる。
【0015】上記した液晶表示装置の製造方法におい
て、前記アルカリ水溶液に溶解する有機保護膜は、ノボ
ラック樹脂、ポリイミド前駆体膜、部分的にイミド化し
たポリイミド前駆体膜及びアクリル樹脂の群から選択さ
れるものであって、前記水に溶解する有機保護膜は、ポ
リビニルアルコール(PVA)、ゼラチン及びカゼイン
の群から選択されるものであることが好ましい。
【0016】例えば、ノボラック樹脂、ポリイミド前駆
体膜及び部分的にイミド化したポリイミド前駆体膜は水
酸化ナトリウム水溶液などのアルカリ水溶液に容易に溶
解し、また、アクリル樹脂は炭酸ナトリウム水溶液など
のアルカリ水溶液に容易に溶解する。このような材料及
びエッチャントを用いることにより、プラスチックフィ
ルムに損傷を与えることなしに、有機保護膜を容易に除
去することができる。
【0017】また、上記した課題を解決するため、本発
明は液晶表示装置の電極基材の製造方法に係り、一方の
面上にアルカリ水溶液又は水に溶解する有機保護膜が形
成されたプラスチックフィルムと、面上に下から順に剥
離層及び透明電極が形成された基板とを用意する工程
と、前記プラスチックフィルムの他方の面と前記基板の
透明電極側の面とを対向させて貼着し、次いで、前記基
板と前記剥離層との界面を剥がして、前記プラスチック
フィルムの他方の面上に、前記透明電極及び剥離層を転
写により形成する工程と、前記剥離層を酸素又は酸素含
有ガスのプラズマにより除去する工程と、前記プラスチ
ックフィルムの一方の面上に形成された前記有機保護膜
を前記アルカリ水溶液又は水により除去する工程とを有
することを特徴とする。
【0018】前述したように、プラスチックフィルムの
保護手段として、粘着層を介して貼着された保護シート
を用いる場合、剥離層を酸素含有ガスプラズマで除去す
るとき、保護シート及びその下の粘着層からガスが放出
されることに起因して一部の領域の剥離層が残渣として
残ってしまうことがある。また、このとき、酸素含有ガ
スプラズマで熱処理されることにより、プラスチックフ
ィルムの反りや保護シートの剥がれが発生しやすい。
【0019】本発明では、有機保護膜は、好適には、ノ
ボラック樹脂、ポリイミド前駆体膜又はアクリル樹脂な
どからなるものであって、酸素含有ガスプラズマで熱処
理されてもその膜自身からほとんどガスが放出されない
ので、剥離層のエッチングが阻害されることはなく、エ
ッチングレートの低下が抑制される。
【0020】これにより、剥離層を酸素含有ガスプラズ
マで安定して除去できると共に、プラスチックフィルム
の透明電極などが形成されていない面が酸素含有ガスプ
ラズマにより損傷を受けることを防止することができ
る。
【0021】また、本発明に係る有機保護膜は、従来の
保護シートとは違って、その膜厚が薄いので、プラスチ
ックフィルムの伸縮に追随することができる。これによ
り、プラスチックフィルムが酸素含有ガスプラズマによ
り熱処理されても、プラスチックフィルム10の反りや
有機保護膜12の剥がれが起こらない。
【0022】また、上記した問題を解決するため、本発
明は液晶表示装置の製造方法に係り、一方の面上にアル
カリ水溶液又は水に溶解する第1の有機保護膜を備えた
第1のプラスチックフィルムの他方の面上に、少なくと
も第1の透明電極を転写により形成する工程と、前記第
1の透明電極の上に液晶を配向させる第1の配向膜を形
成して、第1の電極基材を作成する工程と、一方の面上
にアルカリ水溶液又は水に溶解する第2の有機保護膜を
備えた第2のプラスチックフィルムの他方の面上に、少
なくとも第2の透明電極を転写により形成する工程と、
前記第2の透明電極の上に液晶を配向させる第2の配向
膜を形成して、第2の電極基材を作成する工程と、前記
第1の電極基材の第1の配向膜の面と前記第2の電極基
材の第2の配向膜面とを対向させ、所定の間隔をもって
貼り合わせる工程と、前記第1の電極基材と前記第2の
電極基材とを貼り合わせたものを切断して所定数の液晶
表示装置用部材を得る工程と、前記液晶表示装置用部材
に液晶を注入して液晶表示装置を得る工程と、前記液晶
表示装置の前記第1及び第2のプラスチックフィルムの
一方の面上にそれぞれ形成された第1及び第2の有機保
護膜を、前記アルカリ水溶液又は水により除去する工程
とを有することを特徴とする。
【0023】本発明は、転写技術により電極基材を形成
することに基づいて液晶表示装置を製造する方法におい
て、液晶表示装置の製造が終了するまで、プラスチック
フィルムの透明電極などが形成されていない面がアルカ
リ水溶液又は水に溶解する有機保護膜で保護されるよう
にしたものである。
【0024】例えば、本発明の液晶表示装置の製造方法
では、まず、ガラス基板などの上に透明電極を含む転写
層を形成し、その後、一方の面上に第1の有機保護膜を
備えた第1のプラスチックフィルムの他方の面上に、こ
の転写層を転写により形成して走査電極基材を製造す
る。次いで、同様な方法で、走査電極基材の対向基材と
なる信号電極基材を製造し、これらの電極基材を組み立
てることに基づいて液晶表示装置を製造する。
【0025】このような転写技術を用いることにより、
プラスチックフィルム上で透明金属膜をパターニングし
て透明電極を形成する工程などがなくなるので、プラス
チックフィルムは製造工程でアルカリ水溶液(例えばレ
ジスト現像液)や水などに曝されなくなる。
【0026】これにより、液晶表示装置の製造工程のう
ち、プラスチックフィルムに転写層を転写する工程から
液晶表示装置の製造が終了までの全体にわたって、プラ
スチックフィルムの透明電極などが形成されていない面
(例えば信号電極基材では液晶画像表示面となる面)を
アルカリ水溶液又は水に溶解する有機保護膜で保護する
ことができるようになる。
【0027】そして、液晶表示装置が完了した後で、有
機保護膜をアルカリ水溶液又は水により除去する。この
ようにすることにより、プラスチックフィルムに係る全
ての製造工程において、プラスチックフィルムの透明電
極などが形成されていない面に損傷などが入ることを防
止することができると共に、前述したような不具合なし
に有機保護膜を除去することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照しながら説明する。
【0029】(第1の実施の形態) 1.液晶表示装置用の基材 図1(a)及び(b)は本発明の第1実施形態の液晶表
示装置用の基材を示す部分断面図である。図1(a)に
示すように、本発明の第1実施形態の液晶表示装置用の
基材14は、プラスチックフィルム10とこのプラスチ
ックフィルム10の一方の面上に形成された有機保護膜
12とからなる。この有機保護膜12は液晶表示装置の
製造工程でプラスチックフィルム10の透明電極などが
形成されない面(B面)に損傷などが入らないよいにプ
ラスチックフィルム10を保護するものである。
【0030】すなわち、本実施形態の液晶表示装置用の
基材14は、プラスチックフィルム10の有機保護膜1
2が形成されていない面(A面)上に液晶表示装置の透
明電極などが転写により形成されて走査電極基材や信号
電極基材になり、これらの電極基材が組み立てられるこ
とに基づいて液晶表示装置が製造される。例えば、この
基材14を信号電極基材の製造に用いる場合、プラスチ
ックフィルム10の透明電極などが形成されない面(B
面)が液晶画像表示面となる。そして、この有機保護膜
12は、電極基材の製造工程中、電極基材が完成した後
又は液晶表示装置が完成した後に除去される。
【0031】プラスチックフィルム10としては、例え
ば、膜厚が100〜200μmのポリエーテルスルホン
フィルム(住友ベークライト社製)やポリカーボネート
フィルム(帝人社製)を使用することができる。有機保
護膜12としては、例えば、膜厚が2.5μm程度のも
のであって、ノボラック樹脂、ポリイミド前駆体膜、部
分的にイミド化されたポリイミド前駆体膜、アクリル樹
脂、ポリビニルアルコール(以下PVAという)ゼラチ
ン及びカゼインの群から選択されるものを材料として使
用することができる。これらの中で、ノボラック樹脂、
ポリイミド前駆体、部分的にイミド化されたポリイミド
前駆体膜及びアクリル樹脂がアルカリ水溶液に可溶なも
のであって、PVA、ゼラチン及びカゼインが水に可溶
なものである。
【0032】ノボラック樹脂の一例として東京応化工業
社製の「OFR」を使用することができ、また、ポリイ
ミド前駆体の一例としてベンゾフェノンテトラカルボン
酸ニ無水物と3,3’−ジアミノジフェニルスルホンと
の縮合物を使用することができる。また、アクリル樹脂
の一例として東京応化工業社製の「CFPR−CL−0
16S」を使用することができ、また、PVAの一例と
して日本合成化学社製の「ゴーセノール」を使用するこ
とができる。
【0033】また、図1(b)に示すように、上記した
有機保護膜12の中に粒径が2〜3μm程度のシリカ粒
子16が混入された形態としてもよい。このようなシリ
カ粒子16を含まない形態では、プラスチックフィルム
10が製造に係る治具などに付着しやすく、取り扱いに
不具合が生じる場合がある。有機保護膜12の膜厚程
度、好ましくはそれ以上の粒径のシリカ粒子16を有機
保護膜12中に混入させることにより、有機保護膜12
の表面がすべりやすくなるので、製造工程においてプラ
スチックフィルム10を取り扱いやすくなる。
【0034】以上説明したように、本実施形態の液晶表
示装置用の基材の特徴の一つは、電極基材や液晶表示装
置の製造工程において、プラスチックフィルム10の透
明電極などが形成されない面(B面)を保護するために
アルカリ水溶液又は水に溶解する有機保護膜12を使用
し、プラスチックフィルム10の保護を必要としなくな
ったときに、この有機保護膜12を何ら不具合が伴わな
いで容易に除去できるようにした点にある。これについ
ては、次に説明する液晶表示装置の電極基材の製造方法
及び第2実施形態で説明する液晶表示装置の製造方法の
欄で詳しく説明する。
【0035】2.液晶表示装置の電極基材の製造方法 次に、上記した液晶表示装置用の基材を用いた液晶表示
装置の電極基材の製造方法について説明する。
【0036】図2(a)〜(c)は本発明の第1実施形
態の液晶表示装置の電極基材の製造方法を示す部分断面
図(その1)、図3(a)及び(b)は同じく液晶表示
装置の電極基材の製造方法を示す部分断面図(その
2)、図4(a)〜(C)は同じく液晶表示装置の電極
基材の製造方法を示す部分断面図(その3)である。
【0037】本発明の第1実施形態の液晶表示装置の電
極基材の製造方法は、図2(a)に示すように、まず、
基板の一例として、膜厚が0.7〜1.1mm程度、大
きさが300mm×300mm程度の耐熱性のガラス基
板20を用意する。
【0038】その後、ガラス基板20上に、膜厚が例え
ば4μmのポリイミド樹脂からなる剥離層24を形成す
る。
【0039】次いで、図2(b)に示すように、この剥
離層24上に膜厚が10〜30nmのSiO2などの無
機膜(不図示)を形成し、続いて、膜厚が0.1〜0.
4μmのITO(Indium tin oxide)層をスパッタリン
グ法により形成する。このとき、耐熱性のガラス基板2
0を用いているので、基板温度を例えば200℃程度と
することができ、これにより、シート抵抗値で例えば1
0〜15Ω/口の低抵抗のものを形成することができ
る。また、基板温度が200〜250℃のイオンプレー
ティング法を用いても同様な膜特性のITO膜を成膜す
ることができる。
【0040】続いて、フォトリソグラフィー及びエッチ
ングにより、ITO層をパターニングしてストライプ状
の透明電極26を形成する。
【0041】次いで、剥離層24及び透明電極26上
に、スピンコート法などにより、例えば、熱硬化性のア
クリル樹脂の塗工液を塗布して塗工膜を形成する。続い
て、この塗工膜を加熱、硬化して膜厚が例えば2〜5μ
mの保護層28を形成する。
【0042】次いで、図2(c)に示すように、保護層
28上に黒色顔料を分散したレジスト層または黒色染料
を溶解したポリイミド層を形成する。続いて、これをパ
ターニングして透明電極6のパターン間上に透明電極6
のパターン間の幅より大きなパターン幅を有する遮光層
34dを形成する。
【0043】次いで、遮光層34d及び保護層28上で
あって、遮光層34dのパターン間上に、端部が遮光層
34dにオーバーラップするようにして、顔料分散タイ
プの感光性赤色溶液を塗布露光現像して赤色画素部を構
成する赤色カラーフィルタ層34aを形成する。続い
て、緑色画素部を構成する位置に、顔料分散タイプの感
光性緑色溶液を塗布露光現像して緑色カラーフィルタ層
34bを形成する。続いて、青色画素部を構成する位置
に、顔料分散タイプの感光性青色溶液を塗布露光現像し
て青色カラーフィルタ層34cを形成する。
【0044】このようにして、透明電極6に平行でスト
ライプ状の赤色カラーフィルタ層34a、緑色カラーフ
ィルタ層34b、青色カラーフィルタ層34c及び遮光
層34dからなるカラーフィルタ層34が形成される。
なお、カラーフィルタ層34を形成しない形態としても
よい。
【0045】次いで、図3(a)に示すように、カラー
フィルタ層34の上に、紫外線硬化樹脂(旭電化社製:
KR−360)に粒径が2〜15μmの範囲のスペーサ
粒子(日本触媒社製:エポスターGP−H)を少量混入
分散させたものをスプレーにより2〜15μmの膜厚の
範囲になるように調整して接着層36を形成する。この
とき、カラーフィルタ層10は接着層36により埋め込
まれて平坦化される。
【0046】このようにして、ガラス基板20上に、下
から順に、剥離層24、透明電極26、保護層28、カ
ラーフィルタ層34及び接着層36からなる転写層38
が形成される。
【0047】次に、ガラス基板20上に形成された転写
層38をプラスチックフィルム上に転写する方法を説明
する。まず、前述した図1(a)に示すような一方の面
上に有機保護膜12を備え、ガラス基板20の大きさに
対応したプラスチックフィルム10を用意する。すなわ
ち、まず、プラシチックフィルム10上に、例えばノボ
ラック樹脂(東京応化工業社製:OFR)をグラビアコ
ーティングなどにより、その膜厚が2.5μm程度にな
るように塗布して塗工膜を形成する。この塗工膜をオー
ブンで120℃、10分の条件下で乾燥させて有機保護
膜12を形成する。
【0048】有機保護膜12として、ポリイミド前駆体
(ベンゾフェノンテトラカルボン酸ニ無水物と3,3’
−ジアミノジフェニルスルホンとの縮合物)、アクリル
樹脂(東京応化工業社製:CFPR−CL−016
S)、PVA(日本合成化学社製:ゴーセノール)使用
する場合においても同様な方法を用いて形成すればよ
い。
【0049】また、有機保護膜12として、部分的にイ
ミド化されたポリイミド前駆体膜の形成する場合は、以
下のような方法を用いる。まず、ポリイミド前駆体とし
て、例えば、テトラカルボン酸二無水物とジアミンとの
重縮合反応により形成されたポリアミック酸(ポリイミ
ド前駆体)を有するポリイミド前駆体溶液を用意する。
その後、このポリイミド前駆体溶液を150℃で60分
程度加熱攪拌することにより、ポリイミド前駆体溶液の
前駆体の一部をイミド化して硬化することにより、部分
的にイミド化した(部分的に硬化した)中間体を含む塗
工液を作成する。例えば、上記した加熱攪拌条件では、
前駆体の45〜50%程度がイミド化して硬化する。次
いで、この塗工液を上記した方法と同様な方法でプラス
チックフィルム10上に塗布し、乾燥させることによ
り、部分的にイミド化されたポリイミド前駆体膜を形成
することができる。
【0050】このようにして、プラスチックフィルム1
0の一方の面上に有機保護膜12を形成する。
【0051】次いで、同じく図3(a)に示すように、
ガラス基板20の接着層36の面にプラスチックフィル
ム10の他方の面(有機保護膜12が形成されていない
面)を対向させ重ねて配置する。
【0052】次いで、プラスチックフィルム10側から
高圧水銀灯によりUV照射を行うことで、光硬化型樹脂
である接着層36を硬化させることにより、プラスチッ
クフィルム10と転写層38を有するガラス基板20と
を貼り合わせる。
【0053】なお、高圧水銀灯の代わりにパルスキセノ
ン光源を用いてもよい。このパルスキセノン光源は発光
強度が大きく、少ない照射時間で接着層36を硬化させ
ることができるので、照射に伴うプラスチックフィルム
10の温度上昇を抑えることができる。
【0054】次いで、図3(b)に示すように、ガラス
基板20に貼り合わせたプラスチックフィルム10の一
端を例えば直径200mmのロール41に固定し、この
ロール41を回転させながらプラスチックフィルム10
を引き剥がす。このとき、ガラス基板20と剥離層24
との界面(図3(b)のC部)から剥がれ、図4(a)
に示すように、プラスチックフィルム10上に、下から
順に、接着層36、カラーフィルタ層34、保護層2
8、透明電極26及び剥離層24からなる転写層38が
転写される。
【0055】次いで、図4(b)に示すように、転写層
38が転写されたプラスチックフィルム10をプラズマ
エッチング装置(TePla AG社製:表面改質装置
MODEL−4031)に搬入する。このとき、プラ
スチックフィルム10を2枚1組で有機保護膜12が内
側になるようにして背中合わせに重ね、外側に剥離層2
4が露出するようにして治具により固定する。そして、
以下のエッチング条件により、剥離層24を除去する。
【0056】エッチング条件例 使用ガス:O2(95%)+CF4(5%) ガス流量:750sccm 圧力:30Pa 出力:2200W 処理時間:60分 このとき、プラスチックフィルム10の転写層38が形
成されていない面においては、有機保護膜12によって
保護されているので、酸素含有ガスプラズマの回り込み
により損傷を受けることなく保護される。しかも、この
有機保護膜12は、酸素含有ガスプラズマにより熱処理
されてもその膜自身からガスがプラズマ雰囲気にほとん
ど放出されないので、剥離層24のエッチングレートが
部分的に低下するなどの不具合は起こらず、その結果、
エッチングむらにより剥離層4の一部が残渣として残る
ことが防止される。
【0057】また、有機保護膜12(例えばノボラック
樹脂)は、膜厚が薄いためプラスチックフィルム10
(例えばポリエーテルスルホンフィルム)の伸縮に追随
するので、プラスチックフィルム10の反りや有機保護
膜12の剥がれが起こらない。
【0058】従来のように、粘着層を介して貼着された
保護シートでプラスチックフィルムを保護する方法で
は、前述したごとく、保護シートや粘着層からガスが放
出されて剥離層4が残渣として残るばかりではなく、プ
ラスチックフィルム10の反りや保護シートの剥がれが
起こりやすい。
【0059】次いで、有機保護膜12として、ノボラッ
ク樹脂、ポリイミド前駆体膜又は部分的にイミドしたポ
リイミド前駆体膜を使用する場合には、プラスチックフ
ィルム10を例えば1%の水酸化ナトリウム水溶液(ア
ルカリ水溶液)に60秒間、浸漬することにより、図4
(c)に示すように、プラスチックフィルム10の転写
層38が形成されていない面上に形成された有機保護膜
12を除去する。
【0060】なお、有機保護膜12として、アクリル樹
脂を使用する場合は、例えば1%炭酸ナトリウム水溶液
(アルカリ水溶液)に60秒間、浸漬することにより同
様に有機保護膜12を除去することができる。あるい
は、有機保護膜12として、PVA、ゼラチン又はカゼ
インを使用する場合には、プラスチックフィルム10を
例えば40℃の水に60秒間、浸漬することにより、同
様に有機保護膜12を除去することができる。
【0061】この有機保護膜12はアルカリ水溶液や水
により容易に除去されるものであって、有機保護膜12
の除去工程を除去装置により自動化で行なうことも可能
である。従って、保護シートを人間が引き剥がす場合に
比べて、プラスチックフィルム10に取り扱い傷などが
つきにくくなる。また、本実施形態のように、有機保護
膜12でプラスチックフィルム10を保護する方法で
は、粘着層を必要としないので、有機保護膜12を除去
する際に粘着層が残る恐れもない。
【0062】次いで、同じく図4(c)に示すように、
透明電極26及び保護層28上に膜厚が例えば100n
m程度の液晶材料を配向させる配向膜40を形成し、こ
の配向膜40の表面をラビング処理する。これにより、
本実施形態の液晶表示装置の走査電極基材42が完成す
る。
【0063】なお、配向膜40を形成し、ラビング処理
を行なった後に有機保護膜12を除去する形態としても
よい。
【0064】以上説明したように、第1実施形態の液晶
表示装置の電極基材の製造方法によれば、有機保護膜1
2は、剥離層24を酸素含有ガスプラズマで除去する工
程に対して何ら悪影響を及ぼさないと共に、プラスチッ
クフィルム10の反りや有機保護膜の剥がれが発生する
ことなく、プラスチックフィルム10を酸素含有ガスプ
ラズマから保護することができる。
【0065】また、有機保護絶縁膜12をプラスチック
フィルム10に取り扱い傷などをつけることなしに容易
に除去することができる。例えば、信号電極基材を製造
する場合、プラスチックフィルム10の転写層38が形
成されていない面が液晶画像表示面になるので、液晶画
像の表示特性が劣化することが防止される。
【0066】3.本願発明者の調査 本願発明者は前述した液晶表示装置の電極基材の製造方
法により、剥離層24を除去する工程の前の構造(図4
(a)の構造)を作成した。有機保護膜12として、膜
厚が2.5μmのノボラック樹脂(東京応化工業社製:
OFR)を使用した。そして、前述した酸素含有ガスプ
ラズマのエッチング条件により、剥離層24を除去した
後、プラスチックフィルム10及び有機保護膜12の様
子を調査した。
【0067】プラスチックフィルム10の有機保護膜1
2が形成された面は、有機保護膜12により完全に保護
されていた。また、酸素含有ガスプラズマによる熱処理
に伴うプラスチックフィルム10の反りや有機保護膜1
2の剥がれは確認されなかった。しかも、剥離層24の
酸素含有ガスプラズマでのエッチングレートの変動はみ
られず、剥離層24の残渣は確認されなかった。これ
は、本実施形態に係る有機保護膜12は、酸素含有プラ
ズマで熱処理されてもその膜自身からほとんどガスが放
出されないことを意味する。
【0068】その後、有機保護膜12(ノボラック樹脂
(東京応化工業社製:OFR))を1%の水酸化ナトリ
ウム水溶液に60秒間、浸漬したところ、有機保護膜1
2が何ら問題なく除去され、かつプラスチックフィルム
10にも何ら損傷は確認されなかった。
【0069】次に、比較実験の方法及び結果を説明す
る。プラスチックフィルム10に粘着層を介して保護シ
ート(ポリプロピレン(PP)フィルム(不図示))を
貼着したものを作成した。続いて、プラスチックフィル
ム10の保護シートが形成されていない面上に、前述し
た方法で転写層38を転写し、上記と同様に剥離層24
を酸素含有プラズマで除去した後、プラスチックフィル
ム10及び保護シートの様子を確認した。PPフィルム
として日立化成工業社製のヒタレックス(GP−5)を
使用した。
【0070】プラスチックフィルム10上に粘着層を介
して保護シート(PPフィルム)を貼着したものでは、
プラスチックフィルムの反り及び保護シートの剥がれが
確認された。これは、前述したように、熱膨張係数がお
互いに異なるプラスチックフィルムと保護シートとが酸
素含有ガスプラズマ処理で熱処理されたためである。
【0071】また、剥離層24を酸素含有ガスプラズマ
で所定時間エッチングを行ったにもかかわらず、剥離層
の残渣が確認された。更には、剥離層の一部の領域にお
いて、保護シートから放出されたガスに起因するエッチ
ングむらが発生した。これは、酸素含有ガスプラズマ処
理中に保護シート及び粘着層からのガスが放出され、剥
離層のエッチングが阻害されてエッチングレートが低下
したためである。
【0072】なお、保護シートとしてPPフィルムの代
わりに、PETフィルム(例えば帝人社製:ピューレッ
クス(SP−2))を用いる場合においても、同様な結
果が得られる。
【0073】(第2の実施の形態)図5は本発明の第2
実施形態の液晶表示装置の製造方法に係る走査電極基材
を示す部分断面図、図6は同じく液晶表示装置の製造方
法に係る信号電極基材を示す部分断面図、図7(a)は
同じく液晶表示装置の製造方法に係る有機保護膜が除去
される前の液晶表示装置を示す部分断面図、図7(b)
は同じく液晶表示装置の製造方法により製造された液晶
表示装置を示す部分断面図、図8は同じく液晶表示装置
の製造方法により製造された液晶表示装置の変形例を示
す部分断面図である。
【0074】第2実施形態は、一方の面上に有機保護膜
を備えたプラスチックフィルムの他方の面上に透明電極
などを転写により形成することに基づいて、液晶表示装
置の走査電極基材及び信号電極基材をそれぞれ製造し、
これらの電極基材を組み立てて液晶表示装置を製造した
後に、有機保護膜を除去するようにしたものである。
【0075】本実施形態の液晶表示装置の製造方法は、
まず、第1実施形態の製造方法と同様な方法により、剥
離層24が酸素含有プラズマにより除去された構造(図
4(b))と同一なものを作成する。すなわち、図5に
示すように、一方の面上に第1の有機保護膜12aを備
えた第1のプラスチックフィルム10aの他方の面上
に、下から順に、第1の接着層36a、カラーフィルタ
層34、第1の保護層28a及び第1の透明電極26a
が形成されたものを作成する。第1の有機保護膜12a
としては、第1実施形態で例示したものを用いればよ
い。
【0076】続いて、第1の透明電極26a及び第1の
保護層28a上にポリイミド樹脂からなる第1の配向膜
40aを形成し、この第1の配向膜40aの表面にラビ
ング処理を施すことにより、走査電極基材42aを製造
する。この時点では、走査電極基材42aにおいては、
第1の有機保護膜12aがプラスチックフィルム10a
の透明電極26aなどが形成されていない面上に除去さ
れずに残っている。
【0077】次いで、図6に示すように、前述した転写
方法と同様な方法を用いて、一方の面上に第2の有機保
護膜12bを備えた第2のプラスチックフィルム10b
の他方の面上に、下から順に、第2の接着層36b、第
2の保護層28b及び第2の透明電極26bを形成す
る。続いて、第2の透明電極26b上に第2の配向膜4
0bを形成し、この第2の配向膜40bの表面にラビン
グ処理を施すことにより、走査電極基材42aの対向基
材である信号電極基材42bを製造する。この時点で
は、信号電極基材42bにおいても、有機保護膜12b
が第2のプラスチックフィルム10bの透明電極26b
などが形成されていない面(液晶画像表示面)上に除去
されずに残っている。
【0078】その後、走査電極基材42aの所定領域
に、液晶材料を封じ込めるためのシール剤をディスペン
サ装置やスクリーン印刷法により塗布してシール層を形
成する。続いて、走査電極基材42a上に、粒径が5μ
m程度の接着性スペーサを塗布する。
【0079】次いで、図7(a)に示すように、走査電
極基材42aのシール層44が形成された面と信号電極
基材42bの第2の配向膜40bが形成された面とを、
第1の透明電極26aと第2の透明電極26bとが略直
交するようにして位置合わせして配置し、加熱する。こ
のとき、2つの電極基材42a,42b間には接着性ス
ペーサがあるので、一定の間隔が保たれる。
【0080】なお、信号電極基材42bの所定領域にシ
ール層44を形成し、続いて、接着性スペーサを塗布
し、その後、走査電極基材42aと信号電極基材42b
とを同様に貼り合わせてもよい。
【0081】次いで、貼着された走査電極基材42aと
信号電極基材42bとの所定部を切断することにより、
複数の液晶表示装置用部材を得る。
【0082】次いで、同じく図7(a)に示すように、
走査電極基材42aと信号電極基材42bとの間に、予
め、開けておいたシール層44の液晶注入口から液晶材
料を注入した後、封止剤で液晶注入口を密閉して液晶層
46を形成する。
【0083】次いで、走査電極基材42a及び信号電極
基材42bの液晶層46側と反対側の面上にそれぞれ形
成された第1の有機保護膜12a及び第2の有機絶縁層
12bを第1実施形態と同様にアルカリ水溶液又は水に
浸漬させることにより除去する。これにより、図7
(b)に示すように、有機保護膜12a,12bが除去
され、第2実施形態の液晶表示装置の製造方法により製
造された液晶表示装置48が完成する。
【0084】本実施形態の液晶表示装置の製造方法で
は、第1実施形態で説明した転写技術を利用した製造方
法を用いるため、透明電極やカラーフィル層などを形成
するためのフォトリソグラフィーで使用するアルカリ水
溶液(例えばレジスト現像液)や水などを使用するウェ
ットプロセスは全てガラス基板上で行なわれる。つま
り、転写層38をプラスチックフィルム10上に転写す
る工程から液晶表示装置48が完成するまで、アルカリ
水溶液や水に溶解する第1及び第2の有機保護膜12
a,12bをエッチングするようなウェットプロセスが
行なわれない。
【0085】本実施形態の液晶表示装置の製造方法は、
この点に注目して考案されたものであって、前述した液
晶表示装置の製造工程のうち、第1及び第2のプラスチ
ックフィルム10a,10bに転写層を転写する工程か
ら液晶表示装置が完成するまでの工程全体にわたって、
第1及び第2のプラスチックフィルム10a,10bの
透明電極26a,26bなどが形成されていない面がそ
れぞれ第1及び第2の有機保護膜12a,12bで保護
されることになる。
【0086】そして、液晶表示装置が完成した後に、第
1及び第2の有機保護膜12a,12bがアルカリ水溶
液又は水により除去される。
【0087】このようにすることにより、第1及び第2
のプラスチックフィルム10a,10bに係る製造工程
全体にわたって、プラスチックフィルム10a,10b
に損傷などが入ることが防止される。
【0088】また、第1実施形態と同様に、第1及び第
2の有機保護膜12a,12bはアルカリ水溶液又は水
により除去できるものであるので、引き剥がして除去す
る保護シートを使用する場合と違って、プラスチックフ
ィルム10a,10bに取り扱い傷などがつくことが防
止される。
【0089】次に、本実施形態の液晶表示装置の製造方
法で製造された液晶表示装置の変形例を説明する。な
お、図8において、図7(b)と同一要素については同
一の符号を付してその詳しい説明を省略する。本実施形
態の製造方法で製造された液晶表示装置の変形例は、図
8に示すように、カラーフィルタ層34が走査電極基材
42c上ではなく、信号電極基材42d上に形成される
ようにする形態である。
【0090】本実施形態の変形例の液晶表示装置の製造
方法は、まず、前述した製造方法と同様な方法により、
一方の面上に第1の有機保護膜12aを備えた第1のプ
ラスチックフィルム10aの他方の面上に、下から順
に、接着層36a、第1の保護層28a及び第1の透明
電極26aを転写により形成する。続いて、第1の保護
層28a及び第1の透明電極26aの上に第1の配向膜
40aを形成し、ラビング処理を施すことにより、走査
電極基材42cを製造する。
【0091】その後、前述した製造方法と同様な方法に
より、一方の面上に第2の有機保護膜12bを備えた第
2のプラスチックフィルム10b上に、下から順に、第
2の接着層36b、カラーフィルタ層34、第2の保護
層28b及び第2の透明電極26bを転写により形成す
る。続いて、第2の保護層28b及び第2の透明電極2
6bの上に第2の配向膜40bを形成し、ラビング処理
を施すことにより、信号電極基材42dを製造する。
【0092】次いで、前述した方法と同様な方法で、走
査電極基材42cと信号電極基材42dとを貼り合わ
せ、切断し、液晶を注入する。
【0093】次いで、第1のプラスチックフィルム10
a及び第2のプラスチックフィルム10bの液晶層側の
面と反対側の面上にそれぞれ形成された第1及び第2の
有機保護膜12a,12bをアルカリ水溶液又は水によ
り除去する。
【0094】これにより、図8に示すように、本実施形
態の液晶表示装置の製造方法で製造され、かつ信号電極
基材42d上にカラーフィルタ層34を備えた液晶表示
装置48aが完成する。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
装置用の基材では、プラスチックフィルムの一方の面に
アルカリ水溶液又は水に溶解する有機保護膜が形成さ
れ、他方の面上に透明電極などの液晶表示装置の素子が
転写により形成されて、液晶表示装置の電極基材とな
る。そして、電極基材や液晶表示装置が製造された後な
どに、有機保護膜がアルカリ水溶液又は水により除去さ
れる。
【0096】このようにすることにより、プラスチック
フィルム上に粘着層を介して保護シートを貼着する場合
とは違って、有機保護膜を除去する際に引き剥がす必要
がないので、取り扱い傷などがつくことを防止すること
ができると共に、プラスチックフィルムに外力がかかっ
て透明電極にクラックが発生することを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)及び(b)は本発明の第1実施形態
の液晶表示装置用の基材を示す部分断面図である。
【図2】図2(a)〜(c)は本発明の第1実施形態の
液晶表示装置の電極基材の製造方法を示す部分断面図
(その1)である。
【図3】図3(a)及び(b)は本発明の第1実施形態
の液晶表示装置の電極基材の製造方法を示す部分断面図
(その2)である。
【図4】図4(a)〜(c)は本発明の第1実施形態の
液晶表示装置の電極基材の製造方法を示す部分断面図
(その3)である。
【図5】図5は本発明の第2実施形態の液晶表示装置の
製造方法に係る走査電極基材を示す部分断面図である。
【図6】図6は本発明の第2実施形態の液晶表示装置の
製造方法に係る信号電極基材を示す部分断面図である。
【図7】図7(a)は本発明の第2実施形態の液晶表示
装置の製造方法に係る有機保護膜が除去される前の液晶
表示装置を示す部分断面図、図7(b)は本発明の第2
実施形態の液晶表示装置の製造方法により製造された液
晶表示装置を示す部分断面図である。
【図8】図8は本発明の第2実施形態の液晶表示装置の
製造方法により製造された液晶表示装置の変形例を示す
部分断面図である。
【符号の説明】
10・・・プラスチックフィルム 10a・・・第1のプラスチックフィルム 10b・・・第2のプラスチックフィルム 12・・・有機保護膜 12a・・・第1の有機保護膜 12b・・・第2の有機保護膜 14,14a・・・基材 16・・・シリカ粒子 20・・・ガラス基板 24・・・剥離層 26・・・透明電極 26a・・・第1の透明電極 26b・・・第2の透明電極 28・・・保護層 28a・・・第1の保護層 28b・・・第2の保護層 34a・・・赤色カラーフィルタ層 34b・・・緑色カラーフィルタ層 34c・・・青色カラーフィルタ層 34d・・・遮光層 34・・・カラーフィルタ層 36・・・接着層 36a・・・第1の接着層 36b・・・第2の接着層 38・・・転写層 40・・・配向膜 40a・・・第1の配向膜 40b・・・第2の配向膜 41・・・ロール 42a・・・走査電極基材 42b・・・信号電極基材 46・・・液晶層 48,48a・・・液晶表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 BB02 BB37 BB42 2H090 JA08 JA19 JB03 JB11 JC07 JC09 JC20 JD13 KA05 LA01 2K009 CC09 CC21 DD01 DD04 EE00 5C094 AA42 AA43 BA43 EA05 EB01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムと、 前記プラスチックフィルムの上に形成され、アルカリ水
    溶液又は水に溶解する有機保護膜とを有することを特徴
    とする液晶表示装置用の基材。
  2. 【請求項2】 前記アルカリ水溶液に溶解する有機保護
    膜は、ノボラック樹脂、ポリイミド前駆体膜、部分的に
    イミド化したポリイミド前駆体膜及びアクリル樹脂の群
    から選択されるものであって、前記水に溶解する有機保
    護膜は、ポリビニルアルコール(PVA)、ゼラチン及
    びカゼインの群から選択されるものであることを特徴と
    する請求項1に記載の液晶表示装置用の基材。
  3. 【請求項3】 前記有機保護膜には、粒子が含まれてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装
    置用の基材。
  4. 【請求項4】 前記液晶表示装置用の基材は、前記プラ
    スチックフィルムの前記有機保護膜が形成されていない
    面上に、少なくとも透明電極が転写により形成されて液
    晶表示装置の電極基材になり、更に、一対の前記電極基
    材が組み立てられて液晶表示装置になるものであって、
    前記電極基材が製造された後又は前記液晶表示装置が製
    造された後に、前記有機保護膜が前記アルカリ水溶液又
    は水により除去されることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか一項に記載の液晶表示装置用の基材。
  5. 【請求項5】 一方の面上にアルカリ水溶液又は水に溶
    解する有機保護膜が形成されたプラスチックフィルム
    と、面上に下から順に剥離層及び透明電極が形成された
    基板とを用意する工程と、 前記プラスチックフィルムの他方の面と前記基板の透明
    電極側の面とを対向させて貼着し、次いで、前記基板と
    前記剥離層との界面を剥がして、前記プラスチックフィ
    ルムの他方の面上に、前記透明電極及び剥離層を転写に
    より形成する工程と、 前記剥離層を酸素又は酸素含有ガスのプラズマにより除
    去する工程と、 前記プラスチックフィルムの一方の面上に形成された前
    記有機保護膜を前記アルカリ水溶液又は水により除去す
    る工程とを有することを特徴とする液晶表示装置の電極
    基材の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記基板の前記透明電極の上方にカラー
    フィルタ層が形成され、前記透明電極及び剥離層を転写
    により形成する工程において、前記カラーフィルタ層、
    前記透明電極及び前記剥離層を転写により形成すること
    を特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記アルカリ水溶液に溶解する有機保護
    膜は、ノボラック樹脂、ポリイミド前駆体膜、部分的に
    イミド化したポリイミド前駆体膜及びアクリル樹脂の群
    から選択されるものであって、前記水に溶解する有機保
    護膜は、ポリビニルアルコール(PVA)、ゼラチン及
    びカゼインの群から選択されるものであることを特徴と
    する請求項5又は6に記載の液晶表示装置の電極基材の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 一方の面上にアルカリ水溶液又は水に溶
    解する第1の有機保護膜を備えた第1のプラスチックフ
    ィルムの他方の面上に、少なくとも第1の透明電極を転
    写により形成する工程と、 前記第1の透明電極の上に液晶を配向させる第1の配向
    膜を形成して、第1の電極基材を作成する工程と、 一方の面上にアルカリ水溶液又は水に溶解する第2の有
    機保護膜を備えた第2のプラスチックフィルムの他方の
    面上に、少なくとも第2の透明電極を転写により形成す
    る工程と、 前記第2の透明電極の上に液晶を配向させる第2の配向
    膜を形成して、第2の電極基材を作成する工程と、 前記第1の電極基材の第1の配向膜の面と前記第2の電
    極基材の第2の配向膜面とを対向させ、所定の間隔をも
    って貼り合わせる工程と、 前記第1の電極基材と前記第2の電極基材とを貼り合わ
    せたものを切断して所定数の液晶表示装置用部材を得る
    工程と、 前記液晶表示装置用部材に液晶を注入して液晶表示装置
    を得る工程と、 前記液晶表示装置の前記第1及び第2のプラスチックフ
    ィルムの一方の面上にそれぞれ形成された第1及び第2
    の有機保護膜を、前記アルカリ水溶液又は水により除去
    する工程とを有することを特徴とする液晶表示装置の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 前記アルカリ水溶液に溶解する有機保護
    膜は、ノボラック樹脂、ポリイミド前駆体膜、部分的に
    イミド化したポリイミド前駆体膜及びアクリル樹脂の群
    から選択されるものであって、前記水に溶解する有機保
    護膜は、ポリビニルアルコール(PVA)、ゼラチン及
    びカゼインの群から選択されるものであることを特徴と
    する請求項8に記載の液晶表示装置の製造方法。
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