JP2003131097A - 光ファイバドロップケーブルの製造方法および光ファイバドロップケーブル - Google Patents

光ファイバドロップケーブルの製造方法および光ファイバドロップケーブル

Info

Publication number
JP2003131097A
JP2003131097A JP2001325513A JP2001325513A JP2003131097A JP 2003131097 A JP2003131097 A JP 2003131097A JP 2001325513 A JP2001325513 A JP 2001325513A JP 2001325513 A JP2001325513 A JP 2001325513A JP 2003131097 A JP2003131097 A JP 2003131097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
drop cable
resin
fiber drop
yarn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001325513A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Watanabe
裕人 渡邉
Yukiaki Tanaka
志明 田中
Osamu Koyasu
修 子安
Masahiro Kusakari
雅広 草刈
Takeshi Honjo
武史 本庄
Kazunaga Kobayashi
和永 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2001325513A priority Critical patent/JP2003131097A/ja
Priority to US10/212,735 priority patent/US20030072545A1/en
Publication of JP2003131097A publication Critical patent/JP2003131097A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光エレメント部の抗張力体を無誘導化にし
て、製造性、伝送損失温度特性の向上を図るようにした
光ファイバドロップケーブルの製造方法および光ファイ
バドロップケーブルを提供することにある。 【解決手段】 光ファイバ心線5とこの光ファイバ心線
5を挟んでその両側に平行に配置された少なくとも一対
の第1抗張力体とをシース3で被覆した長尺の光エレメ
ント部7と、第2抗張力体19をシース21で被覆した
長尺のケーブル支持線部11とを互いに平行に固着され
てなる光ファイバドロップケーブル1の製造方法におい
て、前記第1抗張力体17として非導電性の抗張力繊維
のヤーン13に収束材材としてのホットメルト樹脂15
を塗布せしめることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバドロ
ップケーブルの製造方法および光ファイバドロップケー
ブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FTTH(Fiber to the Home)
すなわち家庭またはオフィスでも超高速データ等の高速
広帯域情報を送受できるようにするために、電話局から
延線された光ファイバケーブルが一般住宅などの加入者
宅へ光ファイバケーブル心線を引き落とされて、これを
配線するために好適な光ファイバドロップケーブルが用
いられている。つまり、光ファイバドロップケーブル
(屋外線)は電柱上から家庭内へ光ファイバを引き込む
際に用いられるケーブルである。
【0003】この種の光ファイバドロップケーブルとし
ては特開2001−83385号公報に示されている。
すなわち、その光ファイバドロップケーブル101の構
造は図3に示されているように光ファイバ心線103ま
たは光ファイバテープ心線の両脇に一対の導電性金属
線、例えば鋼線やFRPからなる抗張力体105が添設
されている。これらが一括して熱可塑性樹脂のケーブル
シース107で被覆されてなる光エレメント部109
と、金属線、例えば鋼線からなる支持線111に熱可塑
性樹脂シース113が被覆されてなるケーブル支持線部
115と、が互いに平行で且つくびれた首部117を介
して一体に接続されている。
【0004】図4を併せて参照するに、電話局から延長
された光ファイバケーブル119から各家庭に光ファイ
バ心線103を引き落とす場合は、上記の光ファイバド
ロップケーブル101が使用されて前記ドロップケーブ
ル101の両側端部の首部117を一部切り裂いて前記
光エレメント部109とケーブル支持線部115とが分
離され、この分離された一方のケーブル支持線部115
の端部115Aが電柱121の屋外線引き留め具123
に固定され、他方の端部115Bが家屋の一部に引き留
め具123を介して固定される。
【0005】また、前記光エレメント部109の一方の
端部109Aは電柱121上のケーブル分岐箱125
(ケーブルクロージャ)に接続され、他方の端部109
Bは屋内のOE変換器または成端箱127に接続され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の光ファイバドロ
ップケーブル101では、光エレメント部109の抗張
力体105には前述した鋼線の他にFRPが用いられて
いるが、鋼線を用いたケーブル101では、導電性の金
属線であるために落雷時の誘導や、電力ケーブルからの
誘導が行われてしまうという問題点があった。
【0007】また、安価な材料として前記抗張力体10
5にケブラー(商標名)、ガラスヤーンなどのヤーン材
料を入れた構造を検討しているが、押出し成形時にヤー
ン材料の形状が安定しない。成形物を解体し、調査を行
うと、光ファイバ心線103部とヤーン材料が接してい
ることがわかった。光ファイバ心線103部とヤーン材
料が接していると、光ファイバ心線103に曲がりが生
じ伝送損失が増加する。
【0008】また、ヤーンと押出し樹脂の密着が弱いた
め、伝送損失温度特性の評価を行うとヤーンと樹脂の間
が剥離していき、剥離部で微少な曲がりが生じるため、
徐々に伝送損失が悪化するという問題があった。
【0009】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、光エレメント部の抗張力体
を無誘導化して、製造性、伝送損失温度特性の向上を図
るようにした光ファイバドロップケーブルの製造方法お
よび光ファイバドロップケーブルを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の光ファイバドロップケーブ
ルの製造方法は、光ファイバ心線とこの光ファイバ心線
を挟んでその両側に平行に配置された少なくとも一対の
第1抗張力体とをシースで被覆した長尺の光エレメント
部と、第2抗張力体をシースで被覆した長尺のケーブル
支持線部とを互いに平行に固着されてなる光ファイバド
ロップケーブルの製造方法において、前記第1抗張力体
として非導電性の抗張力繊維のヤーンに収束材を塗布せ
しめることを特徴とするものである。
【0011】したがって、第1抗張力体として非導電性
の抗張力繊維のヤーンに収束材を塗布せしめることによ
り、第1抗張力体に曲げ剛性と引っ張り強度の両方を満
足する特性が付与される。光エレメント部の第1抗張力
体が無誘導化されるので、落雷時や電力ケーブルからの
誘導が避けられると共に、曲げ剛性と引っ張り強度が良
好となり、しかも、ケーブル内での断面形状が安定化さ
れると共にケーブル支持線部と光エレメント部を切り離
し時において光ファイバ心線に小さな曲がりが生じない
ので、伝送損失が安定する。さらに、安価でしかも簡単
かつ容易に製造される。
【0012】請求項2によるこの発明の光ファイバドロ
ップケーブルの製造方法は、請求項1記載の光ファイバ
ドロップケーブルの製造方法において、前記ヤーンがア
ラミド繊維またはガラスヤーンで、かつ前記収束材がホ
ットメルト樹脂であることを特徴とするものである。
【0013】したがって、前記ヤーンをアラミド繊維ま
たはガラスヤーンに、かつ前記収束材をホットメルト樹
脂にすることにより、請求項1と同様の効果を有すると
共にさらに、より一層、安価でしかも簡単かつ容易に製
造される。
【0014】請求項3によるこの発明の光ファイバドロ
ップケーブルの製造方法は、請求項2記載の光ファイバ
ドロップケーブルの製造方法において、前記ホットメル
ト樹脂がエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、エチレンア
クリル樹脂、ポリウレタン樹脂またはポリアミド樹脂で
あることを特徴とするものである。
【0015】したがって、前記ヤーンをアラミド繊維ま
たはガラスヤーンとし、かつ前記ホットメルト樹脂をエ
ポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、エチレンアクリル樹
脂、ポリウレタン樹脂またはポリアミド樹脂とすること
により、請求項1と同様の効果を有すると共にさらに、
より一層、安価でしかも簡単かつ容易に製造される。
【0016】請求項4によるこの発明の光ファイバドロ
ップケーブルは、光ファイバ心線とこの光ファイバ心線
を挟んでその両側に平行に配置された少なくとも一対の
第1抗張力体とをシースで被覆した長尺の光エレメント
部と、第2抗張力体をシースで被覆した長尺のケーブル
支持線部とを互いに平行に固着されてなる光ファイバド
ロップケーブルであって、前記第1抗張力体が非導電性
の抗張力繊維のヤーンに収束材を塗布せしめた抗張力体
であることを特徴とするものである。
【0017】したがって、第1抗張力体として非導電性
の抗張力繊維のヤーンに収束材を塗布せしめることによ
り、第1抗張力体に曲げ剛性と引っ張り強度の両方を満
足する特性が付与される。光エレメント部の第1抗張力
体が無誘導化されるので、落雷時や電力ケーブルからの
誘導が避けられると共に、曲げ剛性と引っ張り強度が良
好となり、しかも、ケーブル内での断面形状が安定化さ
れると共にケーブル支持線部と光エレメント部を切り離
し時において光ファイバ心線に小さな曲がりが生じない
ので、伝送損失が安定する。さらに、安価でしかも簡単
かつ容易に製造される。
【0018】請求項5によるこの発明の光ファイバドロ
ップケーブルは、請求項4記載の光ファイバドロップケ
ーブルにおいて、前記ヤーンがアラミド繊維またはガラ
スヤーンで、かつ前記収束材がホットメルト樹脂である
ことを特徴とするものである。
【0019】したがって、前記ヤーンをアラミド繊維ま
たはガラスヤーンに、かつ前記収束材をホットメルト樹
脂にすることにより、請求項4と同様の効果を有すると
共にさらに、より一層、安価でしかも簡単かつ容易に製
造される。
【0020】請求項6によるこの発明の光ファイバドロ
ップケーブルは、請求項4記載の光ファイバドロップケ
ーブルにおいて、前記ホットメルト樹脂がエポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂、エチレンアクリル樹脂、ポリウ
レタン樹脂またはポリアミド樹脂であることを特徴とす
るものである。
【0021】したがって、前記ヤーンをアラミド繊維ま
たはガラスヤーンとし、かつ前記ホットメルト樹脂をエ
ポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、エチレンアクリル樹
脂、ポリウレタン樹脂またはポリアミド樹脂とすること
により、請求項4と同様の効果を有すると共にさらに、
より一層、安価でしかも簡単かつ容易に製造される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0023】図2を参照するに、光ファイバドロップケ
ーブル1は、シース3内に光ファイバ単心線または光フ
ァイバテープ心線(以下これらを総称して光ファイバ心
線5という)を埋設している長尺の光エレメント部7
と、この光エレメント部7に平行にくびれた首部9を介
して連続的又は間欠的に一体に固着されてなる長尺のケ
ーブル支持線部11とから構成されている。
【0024】光エレメント部7は、光ファイバ心線5を
挟んでその両側に少なくとも一対の長尺の第1抗張力体
としての例えば複数のアラミド繊維としてのケブラー
(商標名)やガラスヤーンなどのヤーン13に収束材と
しての例えばホットメルト接着剤15を塗布せしめた抗
張力体17が平行に配置されており、これらがポリエチ
レン、ポリ塩化ビニル(PVC)等の熱可塑性樹脂のシ
ース3で被覆され、長尺の光エレメント部7が形成され
る。
【0025】長尺のケーブル支持線部11は、上記の長
尺の光エレメント部7に対して平行にくびれた首部9を
介して一体に接続されて添設される。また、ケーブル支
持線部11は、第2抗張力体としての例えば支持線19
に熱可塑性樹脂のシース21が被覆されて構成されてい
る。前記支持線19は金属線、例えば鋼線からなってい
る。
【0026】次に、上記光ファイバドロップケーブル1
の製造方法について説明する。
【0027】図1を参照するに、光ファイバドロップケ
ーブル1を成形する押出し装置23が図示されており、
前記光エレメント部7とケーブル支持線部11のシース
3,21として共通の熱可塑性樹脂は、押出し装置23
の押出し金型としての例えば押出しヘッド25内で一括
して押出し被覆が行われ、両者が一体に固着される。つ
まり、ボビン27から送り出された光ファイバ心線5
と、ボビン29から送り出された複数のヤーン13が押
出しヘッド25に入る手前に設けられた塗布装置として
の例えば接着剤槽31で、ヤーン13に収束材としての
例えばホットメルト接着剤15が塗布され、この状態で
その後の押出しヘッド25により押出成形を行う際のシ
ース時の熱により押出し樹脂とてのシース3と密着し被
覆され、ヤーン13と樹脂の間の密着力が強くなる。そ
のときに、ボビン33から送り出された支持線19も押
出しヘッド25内で同時にシース21が被覆される。こ
の場合、シース3とシース21は共通のシースである。
【0028】光エレメント部7の第1抗張力体は、例え
ばケブラー(商標名)、ガラスヤーンなどのヤーン13
にホットメルト接着剤15を塗布せしめた抗張力体17
となるように、図1に示されるように、接着剤槽31を
設置する以外は光ファイバドロップケーブル1の押出成
形が行われるから、既存の設備をそのまま用いることが
可能である。
【0029】上記構成により、押出成形時に第1抗張力
体として例えば複数のアラミド繊維としてのケブラー
(商標名)やガラスヤーンなどのヤーン13に収束材と
しての例えばホットメルト接着剤15を塗布せしめた抗
張力体17とすることにより、第1抗張力体に曲げ剛性
と引っ張り強度の両方を満足する特性を付与せしめるこ
とができる。光エレメント部7の第1抗張力体が無誘導
化されるので、落雷時や電力ケーブルからの誘導を避け
ることができると共に、曲げ剛性と引っ張り強度が良好
となり、しかも、ケーブル内での断面形状を安定化せし
めることができると共にケーブル支持線部と光エレメン
ト部を切り離し時において光ファイバ心線5に小さな曲
がりが生じないので、伝送損失を安定化せしめることが
できる。さらに、安価でしかも簡単かつ容易に製造する
ことができる。
【0030】また、上記の光ファイバドロップケーブル
1を布設する場合は、電話局から延線された電柱上の架
空光ファイバケーブルの端部に装着されたケーブル分岐
接続箱(クロージャ)と加入者宅との間に上記の光ファ
イバドロップケーブル1が配線されて、架空光ファイバ
ケーブルから家庭に光ファイバが引き落とされる。この
方法は従来の説明で示したものとほぼ同様であるので詳
細な説明は省略する。
【0031】上記光ファイバドロップケーブル1の製造
方法において、ホットメルト接着剤15として表1に示
されているような樹脂を使用して検討した結果、表1に
示すような特性結果を得た。
【0032】
【表1】 〇シース時の発泡 シース時に収束材の揮発と思われる発泡が生じたものが
×、生じなかったものを〇とした。
【0033】〇断面形状 ケーブルを解体し、ヤーン部と心線部が接している時を
×、接していない時を〇とした。
【0034】〇接着速度 接着が完了するのに要する時間が分〜時間単位のものを
×、分単位のものを△、秒単位のものを〇とした。
【0035】〇耐候性 耐低温・高温どちらにも優れていないものを×、どちら
か一方に優れているものを△、両方に優れているものを
〇とした。
【0036】〇伝送特性 波長1.55μmのOTDR(optical tim
e domainreflectometer)を用い
て、伝送損失を測定してとき、伝送損失が0.30dB
/kmを越えたものを×、0.25〜0.30dB/k
mのものを△、0.25dB/km以下のものを〇とし
た。
【0037】その結果からみると、ホットメルト樹脂と
して、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、エチレンアク
リル樹脂、ポリウレタン樹脂またはポリアミド樹脂を使
用することが良好であることがわかった。
【0038】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0039】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、第1抗
張力体として非導電性の抗張力繊維のヤーンに収束材を
塗布せしめることにより、第1抗張力体に曲げ剛性と引
っ張り強度の両方を満足する特性を付与せしめることが
できる。光エレメント部の第1抗張力体が無誘導化され
るので、落雷時や電力ケーブルからの誘導を避けること
ができると共に、曲げ剛性と引っ張り強度が良好とな
り、しかも、ケーブル内での断面形状を安定化せしめる
ことができると共にケーブル支持線部と光エレメント部
を切り離し時において光ファイバ心線に小さな曲がりが
生じないので、伝送損失を安定化することができる。さ
らに、安価でしかも簡単かつ容易に製造することができ
る。
【0040】請求項2の発明によれば、前記ヤーンをア
ラミド繊維またはガラスヤーンに、かつ前記収束剤をホ
ットメルト樹脂にすることにより、請求項1と同様の効
果を有すると共にさらに、より一層、安価でしかも簡単
かつ容易に製造することができる。
【0041】請求項3の発明によれば、前記ヤーンをア
ラミド繊維またはガラスヤーンとし、かつ前記ホットメ
ルト樹脂をエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、エチレン
アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂またはポリアミド樹脂
とすることにより、請求項1と同様の効果を有すると共
にさらに、より一層、安価でしかも簡単かつ容易に製造
することができる。
【0042】請求項4の発明によれば、第1抗張力体と
して非導電性の抗張力繊維のヤーンに収束材を塗布せし
め、その後の押出金型により押出成形を行う際の熱によ
り硬化させることにより、第1抗張力体に曲げ剛性と引
っ張り強度の両方を満足する特性を付与せしめることが
できる。光エレメント部の第1抗張力体が無誘導化され
るので、落雷時や電力ケーブルからの誘導を避けること
ができると共に、曲げ剛性と引っ張り強度が良好とな
り、しかも、ケーブル内での断面形状を安定化せしめる
ことができると共にケーブル支持線部と光エレメント部
を切り離し時において光ファイバ心線に小さな曲がりが
生じないので、伝送損失を安定化することができる。さ
らに、安価でしかも簡単かつ容易に製造することができ
る。
【0043】請求項5の発明によれば、前記ヤーンをア
ラミド繊維またはガラスヤーンに、かつ前記収束材をホ
ットメルト樹脂にすることにより、請求項4と同様の効
果を有すると共にさらに、より一層、安価でしかも簡単
かつ容易に製造するひとができる。
【0044】請求項6の発明によれば、前記ヤーンをア
ラミド繊維またはガラスヤーンとし、かつ前記ホットメ
ルト樹脂をエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、エチレン
アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂またはポリアミド樹脂
とすることにより、請求項4と同様の効果を有すると共
にさらに、より一層、安価でしかも簡単かつ容易に製造
するることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ファイバドロップケーブルの概略
的な製造図である。
【図2】この発明の光ファイバドロップケーブルの断面
図である。
【図3】従来の光ファイバドロップケーブルの概略的な
断面図である。
【図4】従来におけるケーブルの実施状況を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 光ファイバドロップケーブル 3 シース 5 光ファイバ心線 7 光エレメント部 11 ケーブル支持線部 13 ヤーン 15 ホットメルト接着剤 17 抗張力体(第1抗張力体) 19 支持線(第2抗張力体) 21 シース 23 押出し装置 25 押出しヘッド(押出し金型) 27、29、33 ボビン 31 接着剤槽(塗布装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 子安 修 千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジクラ 佐倉事業所内 (72)発明者 草刈 雅広 千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジクラ 佐倉事業所内 (72)発明者 本庄 武史 千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジクラ 佐倉事業所内 (72)発明者 小林 和永 千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジクラ 佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H001 DD06 DD10 DD22 HH02 KK07 KK17 MM04 MM08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線とこの光ファイバ心線を
    挟んでその両側に平行に配置された少なくとも一対の第
    1抗張力体とをシースで被覆した長尺の光エレメント部
    と、第2抗張力体をシースで被覆した長尺のケーブル支
    持線部とを互いに平行に固着されてなる光ファイバドロ
    ップケーブルの製造方法において、 前記第1抗張力体として非導電性の抗張力繊維のヤーン
    に収束材を塗布せしめることを特徴とする光ファイバド
    ロップケーブルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ヤーンがアラミド繊維またはガラス
    ヤーンで、かつ前記収束材がホットメルト樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ファイバドロップケー
    ブルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ホットメルト樹脂がエポキシ樹脂、
    ポリエステル樹脂、エチレンアクリル樹脂、ポリウレタ
    ン樹脂またはポリアミド樹脂であることを特徴とする請
    求項2記載の光ファイバドロップケーブルの製造方法。
  4. 【請求項4】 光ファイバ心線とこの光ファイバ心線を
    挟んでその両側に平行に配置された少なくとも一対の第
    1抗張力体とをシースで被覆した長尺の光エレメント部
    と、第2抗張力体をシースで被覆した長尺のケーブル支
    持線部とを互いに平行に固着されてなる光ファイバドロ
    ップケーブルであって、前記第1抗張力体が非導電性の
    抗張力繊維のヤーンに収束材を塗布せしめた抗張力体で
    あることを特徴とする光ファイバドロップケーブル。
  5. 【請求項5】 前記ヤーンがアラミド繊維またはガラス
    ヤーンで、かつ前記収束材がホットメルト樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項4記載の光ファイバドロップケー
    ブル。
  6. 【請求項6】 前記ホットメルト樹脂がエポキシ樹脂、
    ポリエステル樹脂、エチレンアクリル樹脂、ポリウレタ
    ン樹脂またはポリアミド樹脂であることを特徴とする請
    求項4記載の光ファイバドロップケーブル。
JP2001325513A 2001-10-12 2001-10-23 光ファイバドロップケーブルの製造方法および光ファイバドロップケーブル Pending JP2003131097A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001325513A JP2003131097A (ja) 2001-10-23 2001-10-23 光ファイバドロップケーブルの製造方法および光ファイバドロップケーブル
US10/212,735 US20030072545A1 (en) 2001-10-12 2002-08-07 Drop cable and method of fabricating same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001325513A JP2003131097A (ja) 2001-10-23 2001-10-23 光ファイバドロップケーブルの製造方法および光ファイバドロップケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003131097A true JP2003131097A (ja) 2003-05-08

Family

ID=19142063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001325513A Pending JP2003131097A (ja) 2001-10-12 2001-10-23 光ファイバドロップケーブルの製造方法および光ファイバドロップケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003131097A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9360647B2 (en) Central-tube cable with high-conductivity conductors encapsulated with high-dielectric-strength insulation
US11029477B2 (en) Optical fiber cable
US6785450B2 (en) Self-supporting fiber optic cable
EP0250173B1 (en) Optical fibre cables
US20030072545A1 (en) Drop cable and method of fabricating same
CN213123841U (zh) 一种骨架型光电复合缆
WO2005043208A1 (en) Fiber optic assemblies, cables, and manufacturing methods therefor
US6757465B1 (en) Optical fiber cable and method of producing the same
CN113376776A (zh) 一种5g用超大芯数光缆
GB2215480A (en) Optical fibre cable element
JP2000131571A (ja) 光ファイバケーブル
JP2003131097A (ja) 光ファイバドロップケーブルの製造方法および光ファイバドロップケーブル
JP2003084176A (ja) 光ファイバドロツプケーブルの製造方法及び光ファイバドロツプケーブル
JP2003121712A (ja) 光ファイバドロップケーブルの製造方法
JPH10148738A (ja) 架空集合屋外用光ケーブルおよびその製造方法
JP2003140009A (ja) 光ファイバドロップケーブル
JP2003140011A (ja) 光ファイバドロップケーブル及び製造方法
JP2003121714A (ja) 光ファイバドロップケーブルの製造方法
JP7135744B2 (ja) 光ファイバケーブル
EP0926524A1 (en) Optical-fiber cable and manufacturing method thereof
JP2003156666A (ja) 光ファイバドロップケーブルおよびその製造方法
JP3926278B2 (ja) 光ファイバケーブル
JP2004206008A (ja) 光ファイバケーブル及びその製造方法
JP2003029104A (ja) ドロップ光ファイバケーブル
JP3639111B2 (ja) Lan用光複合ケーブル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060221