JP2003121712A - 光ファイバドロップケーブルの製造方法 - Google Patents

光ファイバドロップケーブルの製造方法

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JP2003121712A
JP2003121712A JP2001320452A JP2001320452A JP2003121712A JP 2003121712 A JP2003121712 A JP 2003121712A JP 2001320452 A JP2001320452 A JP 2001320452A JP 2001320452 A JP2001320452 A JP 2001320452A JP 2003121712 A JP2003121712 A JP 2003121712A
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JP
Japan
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optical fiber
cable
drop cable
yarn
manufacturing
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JP2001320452A
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English (en)
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Hiroto Watanabe
裕人 渡邉
Yukiaki Tanaka
志明 田中
Osamu Koyasu
修 子安
Masahiro Kusakari
雅広 草刈
Takeshi Honjo
武史 本庄
Kazunaga Kobayashi
和永 小林
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光エレメント部の抗張力体を無誘導化にする
と共に製造性の向上を図るようにした光ファイバドロッ
プケーブルの製造方法を提供することにある。 【解決手段】 光ファイバ心線5とこの光ファイバ心線
5を挟んでその両側に平行に配置された少なくとも一対
の第1抗張力体とをケーブルシース3で被覆した長尺の
光エレメント部7と、第2抗張力体19をシース21で
被覆した長尺のケーブル支持線部11とを互いに平行に
固着されてなる光ファイバドロップケーブル1の製造方
法において、前記第1抗張力体として非導電性の抗張力
繊維のヤーン13にマトリックスレジン15を塗布せし
め、その後の押出金型により押出成形を行う際の熱によ
り硬化させてFRPとすることを製造することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバドロ
ップケーブルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FTTH(Fiber to the Home)
すなわち家庭またはオフィスでも超高速データ等の高速
広帯域情報を送受できるようにするために、電話局から
延線された光ファイバケーブルが一般住宅などの加入者
宅へ光ファイバケーブル心線を引き落とされて、これを
配線するために好適な光ファイバドロップケーブルが用
いられている。つまり、光ファイバドロップケーブル
(屋外線)は電柱上から家庭内へ光ファイバを引き込む
際に用いられるケーブルである。
【0003】この種の光ファイバドロップケーブルとし
ては特開2001−83385号公報に示されている。
すなわち、その光ファイバドロップケーブル101の構
造は図3に示されているように光ファイバ心線103ま
たは光ファイバテープ心線の両脇に一対の導電性金属
線、例えば鋼線やFRPからなる抗張力体105が添設
されている。これらが一括して熱可塑性樹脂のケーブル
シース107で被覆されてなる光エレメント部109
と、金属線、例えば鋼線からなる支持線111に熱可塑
性樹脂シース113が被覆されてなるケーブル支持線部
115とが互いに平行で且つくびれた首部117を介し
て一体に接続されている。
【0004】図4を併せて参照するに、電話局から延長
された光ファイバケーブル119から各家庭に光ファイ
バ心線103を引き落とす場合は、上記の光ファイバド
ロップケーブル101が使用されて前記ドロップケーブ
ル101の両側端部の首部117を一部切り裂いて前記
光エレメント部109とケーブル支持線部115とが分
離され、この分離された一方のケーブル支持線部115
の端部115Aが電柱121の屋外線引き留め具123
に固定され、他方の端部115Bが家屋の一部に引き留
め具123を介して固定される。
【0005】また、前記光エレメント部109の一方の
端部109Aは電柱121上のケーブル分岐箱125
(ケーブルクロージャ)に接続され、他方の端部109
Bは屋内のOE変換器または成端箱127に接続され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の光ファイバドロ
ップケーブル101では、光エレメント部109の抗張
力体105には前述した鋼線の他にFRPが用いられて
いるが、鋼線を用いたケーブル101では、導電性の金
属線であるために落雷時の誘導や、電力ケーブルからの
誘導が行われてしまうという問題点があった。
【0007】また、光ファイバドロップケーブルの無誘
導化の要求が高まり、上記の抗張力体105として、F
RP化が望まれている。
【0008】しかし、鋼線と比較して、FRPは価格が
高いためケーブルの価格が高くなり、FRP化が困難で
ある。
【0009】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、光エレメント部の抗張力体
を無誘導化にすると共に製造性の向上を図るようにした
光ファイバドロップケーブルの製造方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の光ファイバドロップケーブ
ルの製造方法は、光ファイバ心線とこの光ファイバ心線
を挟んでその両側に平行に配置された少なくとも一対の
第1抗張力体とをケーブルシースで被覆した長尺の光エ
レメント部と、第2抗張力体をシースで被覆した長尺の
ケーブル支持線部とを互いに平行に固着されてなる光フ
ァイバドロップケーブルの製造方法において、前記第1
抗張力体として非導電性の抗張力繊維のヤーンにマトリ
ックスレジンを塗布せしめ、その後の押出金型により押
出成形を行う際の熱により硬化させてFRPとすること
を特徴とするものである。
【0011】したがって、第1抗張力体として非導電性
の抗張力繊維のヤーンにマトリックスレジンを塗布せし
め、その後の押出金型により押出成形を行う際の熱によ
り硬化させてFRPとすることにより、第1抗張力体に
曲げ剛性と引っ張り強度の両方を満足する特性が付与さ
れる。光エレメント部の第1抗張力体が無誘導化される
ので、落雷時や電力ケーブルからの誘導が避けられると
共に、曲げ剛性と引っ張り強度が良好となり、しかも、
ケーブル内での断面形状が安定化されると共にケーブル
支持線部と光エレメント部を切り離し時において光ファ
イバ心線に小さな曲がりが生じないので、伝送損失が安
定する。さらに、安価でしかも簡単かつ容易に製造され
る。
【0012】請求項2によるこの発明の光ファイバドロ
ップケーブルの製造方法は、請求項1記載の光ファイバ
ドロップケーブルの製造方法において、前記ヤーンがア
ラミド繊維またはガラスヤーンであることを特徴とする
ものである。
【0013】したがって、ヤーンをアラミド繊維または
ガラスヤーンとすることで、請求項1と同様の効果を有
すると共に、さらに、より一層、安価でしかも簡単かつ
容易に製造される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0015】図2を参照するに、光ファイバドロップケ
ーブル1は、シース3内に光ファイバ単心線または光フ
ァイバテープ心線(以下これらを総称して光ファイバ心
線5という)を埋設している長尺の光エレメント部7
と、この光エレメント部7に平行にくびれた首部9を介
して連続的又は間欠的に一体に固着されてなる長尺のケ
ーブル支持線部11とから構成されている。
【0016】光エレメント部7は、光ファイバ心線5を
挟んでその両側に少なくとも一対の長尺の第1抗張力体
としての例えば複数のアラミド繊維としてのケブラー
(商標名)やガラスヤーンなどのヤーン13にマトリッ
クスレジン15を塗布せしめたたFRP17が平行に配
置されており、これらがポリエチレン、ポリ塩化ビニル
(PVC)等の熱可塑性樹脂のケーブルシース3で被覆
され、長尺の光エレメント部7が形成される。
【0017】長尺のケーブル支持線部11は、上記の長
尺の光エレメント部7に対して平行にくびれた首部9を
介して一体に接続されて添設される。また、ケーブル支
持線部11は、第2抗張力体としての例えば支持線19
に熱可塑性樹脂のシース21が被覆されて構成されてい
る。前記支持線19は金属線、例えば鋼線からなってい
る。
【0018】次に、上記光ファイバドロップケーブル1
の製造方法について説明する。
【0019】図1を参照するに、光ファイバドロップケ
ーブル1を成形する押出装置23が図示されており、前
記光エレメント部7とケーブル支持線部11のケーブル
シース3,21として共通の熱可塑性樹脂は、押出装置
23の押出し金型としての例えば押出しヘッド25内で
一括して押出し被覆が行われ、両者が一体に固着され
る。つまり、ボビン27から送り出された光ファイバ心
線5と、ボビン29から送り出された複数のヤーン13
が押出しヘッド25に入る手前に設けられた塗布装置3
1で、ヤーン13にマトリックスレジン15が塗布さ
れ、この状態でその後の押出しヘッド25により押出成
形を行う際の熱により硬化されて押出しヘッド25を通
過した後はFRP17として第1抗張力体となり、ケー
ブルシース3が被覆される。そのときに、ボビン33か
ら送り出された支持線19も押出しヘッド25内で同時
にシース21が被覆される。この場合、ケーブルシース
3とシース21は共通のシースである。
【0020】光エレメント部7の第1抗張力体は、例え
ばケブラー(商標名)、ガラスヤーンなどのヤーン13
にマトリックスレジン15を塗布せしめたFRP17と
なるように、図1に示されるように、塗布装置31を設
置する以外は光ファイバドロップケーブル1の押出成形
が行われるから、既存の設備をそのまま用いることが可
能である。
【0021】上記構成により、押出成形時に第1抗張力
体として例えば複数のアラミド繊維としてのケブラー
(商標名)やガラスヤーンなどのヤーン13にマトリッ
クスレジン15を塗布せしめたたFRP17とすること
により、第1抗張力体に曲げ剛性と引っ張り強度の両方
を満足する特性を付与せしめることができる。光エレメ
ント部7の第1抗張力体が無誘導化されるので、落雷時
や電力ケーブルからの誘導を避けることができると共
に、曲げ剛性と引っ張り強度が良好となり、しかも、ケ
ーブル内での断面形状が安定化されると共にケーブル支
持線部と光エレメント部を切り離し時において光ファイ
バ心線に小さな曲がりが生じないので、伝送損失を安定
化せしめることができる。さらに、安価でしかも簡単か
つ容易に製造することができる。
【0022】また、上記の光ファイバドロップケーブル
1を布設する場合は、電話局から延線された電柱上の架
空光ファイバケーブルの端部に装着されたケーブル分岐
接続箱(クロージャ)と加入者宅との間に上記の光ファ
イバドロップケーブル1が配線されて、架空光ファイバ
ケーブルから家庭に光ファイバが引き落とされる。この
方法は従来の説明で示したものとほぼ同様であるので詳
細な説明は省略する。
【0023】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0024】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、第1抗
張力体として非導電性の抗張力繊維のヤーンにマトリッ
クスレジンを塗布せしめ、その後の押出金型により押出
成形を行う際の熱により硬化させてFRPとすることに
より、第1抗張力体に曲げ剛性と引っ張り強度の両方を
満足する特性を付与せしめることができる。光エレメン
ト部の第1抗張力体が無誘導化されるので、落雷時や電
力ケーブルからの誘導を避ることができると共に、曲げ
剛性と引っ張り強度が良好となり、しかも、ケーブル内
での断面形状を安定化せしめることができると共にケー
ブル支持線部と光エレメント部を切り離し時において光
ファイバ心線に小さな曲がりが生じないので、伝送損失
を安定化せしめることができる。さらに、安価でしかも
簡単かつ容易に製造することができる。
【0025】請求項2の発明によれば、ヤーンをアラミ
ド繊維またはガラスヤーンとすることで、請求項1と同
様の効果を有すると共に、さらに、より一層、安価でし
かも簡単かつ容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ファイバドロップケーブルの概略
的な製造図である。
【図2】この発明の光ファイバドロップケーブルの断面
図である。
【図3】従来の光ファイバドロップケーブルの概略的な
断面図である。
【図4】従来におけるケーブルの実施状況を示す説明図
である。
【符号の説明】 1 光ファイバドロップケーブル 3 シース 5 光ファイバ心線 7 光エレメント部 11 ケーブル支持線部 13 ヤーン 15 マトリックスレジン 17 FRP(第1抗張力体) 19 支持線 21 シース 23 押出し装置 25 押出しヘッド(押出し金型) 27、29、33 ボビン 31 塗布装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 子安 修 千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジクラ 佐倉事業所内 (72)発明者 草刈 雅広 千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジクラ 佐倉事業所内 (72)発明者 本庄 武史 千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジクラ 佐倉事業所内 (72)発明者 小林 和永 千葉県佐倉市六崎1440 株式会社フジクラ 佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H001 BB19 BB27 DD06 DD10 DD11 HH02 KK06 KK08 KK17 MM04 2H050 BA02 BB10Q BB15Q BC18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ心線とこの光ファイバ心線を
    挟んでその両側に平行に配置された少なくとも一対の第
    1抗張力体とをケーブルシースで被覆した長尺の光エレ
    メント部と、第2抗張力体をシースで被覆した長尺のケ
    ーブル支持線部とを互いに平行に固着されてなる光ファ
    イバドロップケーブルの製造方法において、 前記第1抗張力体として非導電性の抗張力繊維のヤーン
    にマトリックスレジンを塗布せしめ、その後の押出金型
    により押出成形を行う際の熱により硬化させることでF
    RPとすることを特徴とする光ファイバドロップケーブ
    ルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ヤーンがアラミド繊維またはガラス
    ヤーンであることを特徴とする請求項1記載の光ファイ
    バドロップケーブルの製造方法。
JP2001320452A 2001-10-12 2001-10-18 光ファイバドロップケーブルの製造方法 Pending JP2003121712A (ja)

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