JP2003128974A - 筆記用消しゴム消去性水性インキ組成物及びそれを内蔵した筆記具 - Google Patents
筆記用消しゴム消去性水性インキ組成物及びそれを内蔵した筆記具Info
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Abstract
調の筆跡が消しゴムで容易に消去でき、且つ、前記筆跡
は通常の指や紙同士の擦過程度では消去されない筆跡保
持性を共に満足させる筆記用消しゴム消去性水性インキ
組成物及びそれを内蔵した筆記具を提供する。 【解決手段】 粒子の粒子分布が2μm〜20μmの範
囲に70重量%以上含まれる金属光沢顔料、及び、粒子
の粒子分布が2μm〜20μmの範囲に70重量%以上
含まれる粘着性樹脂粒状体を含有する筆記用消しゴム消
去性水性インキ組成物及びそれを内蔵したマーキングペ
ンやボールペン等の筆記具。
Description
性水性インキ組成物及びそれを内蔵した筆記具に関す
る。更に詳細には、紙に筆記して得られる金属光沢調の
筆跡が消しゴムで容易に消去でき、且つ、前記筆跡は通
常の指や紙同士の擦過程度では消去されない筆跡保持性
を有する筆記用消しゴム消去性水性インキ組成物及びそ
れを内蔵した筆記具に関する。
跡をもたらすインキ組成物としては、着色樹脂粒状体と
粘着性樹脂粒状体を含んでなり、それぞれの粒状体の粒
子分布がいずれも2μm〜20μmの範囲に70重量%
以上含まれる筆記用消しゴム消去性水性インキ組成物が
開示されている(特開2001−19888号公報、特
開2001−19889号公報)。前記筆記用消しゴム
消去性水性インキ組成物は、着色樹脂粒状体及び粘着性
樹脂粒状体が特定粒子径に存在するため、紙面上に形成
された乾燥後の筆跡中で粒子相互間及び粒子と紙面との
間で点接着状態で存在し、筆跡は消しゴムで容易に消去
でき、且つ、前記筆跡は通常の指や紙同士の擦過程度で
は消去されない筆跡保持性を有するインキ組成物であ
る。
た従来の消しゴム消去性インキ組成物について更に鋭意
検討した結果、特定粒子径を有する金属光沢顔料と粘着
性樹脂粒状体を用いることにより、紙面上に形成された
乾燥後の筆跡中で明瞭な金属光沢性を示し、且つ、前記
筆跡は通常の指や紙同士の擦過程度では消去されない筆
跡保持性を示すことを見いだして本発明を完成させた。
と、粘着性樹脂粒状体と、水と、水溶性極性溶剤とから
少なくともなり、前記金属光沢顔料と粘着性樹脂粒状体
の粒子分布がいずれも2μm〜20μmの範囲に70重
量%以上含まれる筆記用消しゴム消去性水性インキ組成
物を要件とする。更には、金属光沢顔料が、金属粉を透
明性樹脂で被覆した顔料であること、金属光沢顔料を2
〜15重量%、粘着性樹脂粒状体を1〜15重量%含ん
でなること、粘着性樹脂粒状体は、紙面上に形成された
乾燥後の筆跡中で粒子相互間及び粒子と紙面との間で点
接着状態で存在してなること、前記インキ組成物を内蔵
してなるマーキングペンを要件とする。更には、インキ
組成物中に剪断減粘性付与剤を含んでなり、100rp
mでの粘度が25〜160mPa・s(EMD型粘度計
25℃の値)であり、且つ、剪断減粘指数が0.1〜
0.7を示すこと、インキ組成物中に含まれる金属光沢
顔料及び粘着性樹脂粒状体の粒子分布が2μm〜10μ
mの範囲に80重量%以上含まれること、前記インキ組
成物を内蔵してなるボールペンを要件とする。
跡を与えるための顔料であり、且つ、紙への浸透を防ぐ
ためにその粒子分布が2μm〜20μmの範囲に70重
量%以上含まれることを必要とする。粒子径が2μm未
満の金属光沢顔料が多量に存在すると、紙面内部に前記
金属光沢顔料が浸透して、消しゴムによる筆跡の消去が
困難になる。また、粒子径が20μmを越える金属光沢
顔料が多量に存在すると、該インキを充填した筆記具の
先端部よりインキが出難くなり、筆跡のかすれや筆記不
能になる不具合を生じ易くなる。また、前記粒子径分布
の金属光沢顔料を用いることにより、例えば、粒子径の
小さい金属光沢顔料を樹脂中に分散して形成した金属光
沢調樹脂粒状体を用いた系と比較して、金属光沢性に優
れるため、光輝性に富む筆跡が得られる。
や真鍮等の金属光沢顔料、天然雲母や合成雲母の表面を
酸化チタンで被覆した真珠光沢性を有する金属光沢顔
料、酸化アルミニウムや偏平状ガラス片を表面を酸化チ
タンで被覆した真珠光沢性を有する金属光沢顔料、透明
性樹脂層を複数積層した虹彩性フィルムを細かく裁断し
た虹彩性を有する金属光沢顔料を例示できる。更に、ア
ルミニウムや真鍮等の金属光沢顔料を用いる場合、前記
金属光沢顔料の表面を透明性樹脂で被覆した顔料が好適
に用いられる。前記透明性樹脂で被覆した金属光沢顔料
を用いることにより、インキ組成物中での安定性に優れ
る。前記透明性樹脂で被覆した金属光沢顔料として、具
体的には、偏平状金属粉の両面を透明又は着色透明性の
樹脂フィルムで被覆したものを例示できる。
組成物中に添加される粘着性樹脂粒状体について説明す
る。前記粘着樹脂粒状体は、紙面に対し接着又は粘着性
を示さない前記金属光沢顔料を紙面に接着させ、耐軽擦
過性を付与すると共に消しゴムでの消去性を付与する役
割を有する。粘着樹脂粒状体自体の粘着力とインキ組成
中における配合量は消しゴム消去性と耐軽擦過性を満た
す良好な範囲で決定される。粘着性樹脂粒状体について
も紙面への浸透を防止、低減させるためにその粒子分布
は2μm〜20μmの範囲に70重量%以上含まれるこ
とを必要とする。前記粘着性樹脂粒状体は、少なくとも
表層部が粘着性を有していれば特に製造方法に制約を受
けるものではなく、従来公知の樹脂粒子合成方法を用い
ることができる。
は、粘着性樹脂粒状体を形成する樹脂の全体が粘着性を
有する均質ポリマー組成物であるもの、粘着性樹脂粒状
体の全表面が粘着性を有するポリマー組成物で被覆され
たもの、粘着性樹脂粒状体が多層構造状のもので、少な
くとも表面の一部が粘着性を有するもの、粘着性樹脂粒
状体の少なくとも表面の一部が連続又は非連続状態の粘
着性を有するポリマー組成物で構成されたものが挙げら
れる。
は、懸濁重合法、懸濁重縮合法、懸濁付加反応法、シー
ド重合法、分散重合法、液中溶媒蒸発法等が適用でき
る。粒状体を形成する樹脂の全部が粘着性を有する均質
ポリマー組成のものを得るには、主として懸濁重合法、
分散重合法、シード重合法、液中溶媒蒸発法が適用で
き、一方、粒状体が多層構造状であるものを得るには、
懸濁重合法、懸濁重縮合法、懸濁付加反応法、シード重
合法、分散重合法、液中溶媒蒸発法を適宜組み合わせた
り、二次処理的な表面改質の手段を適用することができ
る。前記多層構造の例としては、中心部が硬質で表層部
が粘着性を有するものが挙げられる。粘着性付与のため
の二次処理とは、粘着性の有無に関わらず得られた一次
粒子に対して、更に前記一次粒子を改質して粘着性を付
与する処理をいう。
しては懸濁重合法、分散重合法、シード重合法から選ば
れる少なくとも1つの重合法より調製されることが好ま
しく、より好ましくはシード重合法、分散重合法が挙げ
られ、鋭敏(鋭角的)な粒子分布曲線を示す粒状体(粒
子分布の狭い粒状体)を得ることができるため、反応後
の分級処理を実質上省略することもできる。
それ自体が消しゴムでの摩擦により除去可能であり、且
つ、軽擦過に対して必要最低限の粘着力を示す程度を意
味する。即ち、粘着力が強すぎれば消しゴムでの消去性
が低下したり、あるいは消去時に消しゴムでの強い摩擦
力を要する。逆に、粘着力が弱すぎれば軽擦過により粘
着性樹脂粒状体は容易に剥離するため、良好な消しゴム
消去性と耐軽擦過性を満たすように粘着力を調整するこ
とが必要である。粘着性樹脂粒状体に好適な粘着性を付
与する指標として、得られた粘着性樹脂粒状体のガラス
転移点が40℃未満であることが好ましく、より好まし
くは20℃未満である。ガラス転移点が40℃を越える
粘着性樹脂を用いると概して室温条件下において粘着性
の程度が弱く、耐軽擦過性を伴ない難くなる。
マー類としては粘着性を有していれば特に限定されない
が、具体的なポリマーを例示すると、アクリル酸エステ
ル樹脂、アクリルスチレン共重合樹脂、アクリル酸エス
テル共重合樹脂、メタクリル酸エステル樹脂、メタクリ
ル酸エステル共重合樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、エ
チレンアクリル共重合樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエス
テル樹脂、アルキッド樹脂等が挙げられる。
分布に調整する方法について説明する。粘着性樹脂粒状
体は湿式分級法や乾式分級法によって所望の粒子分布に
調整することができる。湿式分級法としては、水等の媒
体中に前記粒状体を分散した後、遠心沈降法、又は、自
然沈降法により粒子を分級する方法が適用できる。又、
粗大粒子の除去には、ろ紙、フィルター等によるろ過処
理も効果的である。一方、乾式分級法は、乾燥状態にし
た粒状体をバリアブルインパクター、サイクロン、クラ
シクロン、ターボクラシファイアー、ミクロンセパレー
ター等の機具を用いて分級する方法が適用できる。所望
の粒度分布が得られるように分級を複数回繰り返し行っ
てもよい。
るため、乾式分級は概して適用が困難である。そのため
できるかぎり粒子調製段階で2μm〜20μmの範囲に
70重量%以上が含まれるように前記粒状体を調製する
ことが好ましい。仮に分級が必要な場合は、湿式分級法
が適用でき、ろ紙、フィルター等によるろ過処理、及び
遠心沈降法などが適している。
料及び粘着性樹脂粒状体の配合重量及びこれらの重量比
率について説明する。インキ組成物中のそれぞれの粒状
体の配合量は、金属光沢顔料が2〜15重量%、粘着性
樹脂粒状体が1〜15重量%であることが好ましい。金
属光沢顔料が2重量%未満では良好な光輝性と色濃度が
得られず、15重量%を越えるとインキ組成物中での固
形分比率が高くなり、円滑なインキの吐出を妨げ易くな
る。粘着性樹脂粒状体が1重量%未満では良好な耐軽擦
過性が得られず、15重量%を越えると良好な消しゴム
消去性が得られ難くなることがある。前記筆記用消しゴ
ム消去性水性インキ組成物を用いて筆記された紙面上の
筆跡に関する形態的な特徴を説明すると、前記金属光沢
顔料と粘着性樹脂粒状体を含むインキ組成物によって得
られる紙面上に形成された乾燥後の筆跡はインキ組成中
に含まれていた粒状体が粒子相互間及び紙面と粒子の間
で点接着状態で接着している。かかる作用により粘着性
樹脂粒状体を核とする二次元的な網目構造が紙面に連続
状又は不連続状に形成される。この形態的な特徴が良好
な消しゴム消去性と耐軽擦過性を同時に満足させてい
る。
水溶性極性溶剤を含むビヒクル中に金属光沢顔料と粘着
性樹脂粒状体を均質に混合分散することによって調製す
ることができる。前記水溶性極性溶剤は、筆記先端での
インキの乾燥抑制、筆跡の耐水性の付与等の目的で用い
られる。水溶性極性溶剤としては水に相溶性のある従来
汎用の溶剤が全て有効であり、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3
−プロパンジオール、プロピレングリコール、ブチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、チオジエチレン
グリコール、ソルビトール、グリセリン、ポリエチレン
グリコール等の多価アルコール、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、トリエタノールアミン、2−ピロリドン、N−
メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミド等を一
種又は二種以上併用して用いることができ、添加量はイ
ンキ組成物中2〜35重量%が好ましい。
防止剤、安定剤、PH調整剤、界面活性剤等の慣用の添
加剤を添加することもできる。前記添加剤は、PH調整
剤として、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、酢酸ソ
ーダ等の無機塩類、水溶性のアミン化合物等の有機塩基
性化合物が適用できる。 防錆剤としてベンゾトリアゾ
ール、トリルトリアゾール、ジシクロヘキシルアンモニ
ウムナイトライト、ジイソプロピルアンモニウムナイト
ライト、サポニン等が使用できる。防腐剤、防黴剤とし
ては、石炭酸、1,2−ベンズチアゾリン3−オンのナ
トリウム塩、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリ
ウム、ソルビン酸カリウム、パラオキシ安息香酸プロピ
ル、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスル
フォニル)ピリジン等が使用できる。湿潤剤としては、
尿素、ノニオン系界面活性剤、ソルビット、マンニッ
ト、ショ糖、ぶどう糖、還元デンプン加水分解物、ピロ
リン酸ナトリウム等が使用できる。その他、インキの浸
透性向上剤としてのフッ素系界面活性剤やシリコン系、
ノニオン、アニオン、カチオン系の界面活性剤、ジメチ
ルポリシロキサン等の消泡剤、分散剤等を使用してもよ
い。前記添加剤はいわゆる慣用的添加剤と呼ばれるもの
で、公知の化合物から適宜必要に応じて使用することが
できる。更には、水性ビヒクル媒体にはインキの流動性
の向上や分散安定化、粘着性の微調整の目的で従来公知
の水溶性樹脂や、水性樹脂エマルジョンを添加すること
もできる。
成物を内蔵する筆記具について説明する。本発明の筆記
用消しゴム消去性水性インキ組成物は、繊維チップ、フ
ェルトチップ、プラスチックチップを筆記先端部に装着
し、軸筒内部に収容した繊維束からなるインキ吸蔵体に
前記インキを含浸させ、筆記先端部にインキを供給する
構造、軸筒内部に直接インキを収容し、櫛溝状のインキ
流量調節部材や繊維束からなるインキ流量調節部材を介
在させる構造、軸筒内部に直接インキを収容して、弁機
構により前記筆記先端部に所定量のインキを供給する構
造のマーキングペンが挙げられる。
に適用する場合には、比較的大きな粒状体を用いるため
に、インキ組成物中で粒状体が沈降しやすい性質があ
る。かかる理由からインキ組成物中に剪断減粘性付与剤
を添加して、得られたインキ組成物の25℃におけるE
MD型粘度計を用いた100rpmの粘度が25〜16
0mPa・sであり、且つ、剪断減粘指数が0.1〜
0.7であれば粒状体の沈降、分離もなく経時的に安定
な筆記具を得ることができる。前記100rpmにおけ
るインキ粘度が160mPa・sを越えるとインキ吐出
性が低下して、筆記不能になったり、かすれを生じる。
また、25mPa・s未満では粒状体の分散安定性が充
分に保てない。即ち、剪断減粘指数が前記範囲外では剪
断減粘性による効果が適正でなく、金属光沢顔料及び粘
着性樹脂粒状体の分離防止、インキ吐出性及び筆跡性能
に支障を来す。なお、前記におけるインキの剪断減粘指
数は、剪断応力値(T)及び剪断速度値(j)の如き粘
度計による流動学測定から得られる実験式(T=Kj
n :K及びnは計算された定数である)にあてはめるこ
とによって計算されるn値である。
の化合物を用いることが可能であり、キサンタンガム、
ウエランガム、構成単糖がグルコースとガラクトースの
有機酸修飾ヘテロ多糖体であるサクシノグリカン(平均
分子量約100乃至800万)、グアーガム、ローカス
トビーンガム及びその誘導体、ヒドロキシエチルセルロ
ース、アルギン酸アルキルエステル類、メタクリル酸の
アルキルエステルを主成分とする分子量10万〜15万
の重合体、グリコマンナン、寒天やカラゲニン等の海藻
より抽出されるゲル化能を有する炭水化物、ベンジリデ
ンソルビトール及びベンジリデンキシリトール又はこれ
らの誘導体、架橋性アクリル酸重合体等を例示でき、単
独或いは混合して使用することができる。更に、剪断減
粘性付与剤としてポリグリセリン脂肪酸エステル類、ポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリエ
チレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレ
ンヒマシ油類、ポリオキシエチレンラノリン・ラノリン
アルコール・ミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル
類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、
脂肪酸アミド類等から選ばれるHLB値が8〜12の範
囲のノニオン系界面活性剤、ジアルキル又はジアルケニ
ルスルホコハク酸の中和物、N−アルキル−2−ピロリ
ドンとアニオン系活性剤の混合物、ポリビニルアルコー
ルとアクリル系樹脂の混合物等を例示でき、単独或いは
混合して使用することができる。前記剪断減粘性付与剤
はインキ組成物中0.1〜20重量%の範囲で用いるこ
とが好ましい。
性インキ組成物に適用される粒状体の粒子径について説
明すると、インキ組成物中に含まれる金属光沢顔料及び
粘着性樹脂粒状体の粒子分布が2μm〜10μmの範囲
に80重量%以上含まれることが好ましく、より好まし
くは、2μm〜10μmの範囲に90重量%以上含まれ
ることである。ボールペン筆記用のインキ組成物中の粒
子分布はボールペンチップ部におけるボール収容部近傍
の狭い間隙を粒状体が円滑に通過するために、粒子サイ
ズについて他の筆記具に比べてより大きな制約を必要と
する。ボールペンチップの構造にもよるが、2μm〜1
0μmの範囲に80重量%以上含まれるような粒状体を
適用するのが好ましい。更に好ましくは、2μm〜10
μmの範囲に90重量%以上含まれる粒子分布の粒状体
が適用される。10μm以上の粒子の割合が多くなる
と、前記ボール収容部近傍で粗大な粒子が通過すること
なく累積し、筆記不良になる場合があるためである。次
に、ボールペン用消しゴム消去性水性インキ組成物を調
製する際の粘着性樹脂粒状体の安定化剤について説明す
る。前記粒状体は、筆記時のボールの回転に伴い、ボー
ル収容部近傍における極圧作用により粘着性粒状体間で
凝集、又は団塊化する傾向がある。このためインキ組成
物中に粘着性粒状体の安定化剤を配合することが好まし
い。前記安定化剤としては、アニオン性界面活性剤や両
性界面活性剤が挙げられ、好適には両性界面活性剤、或
いは、アニオン性界面活性剤と両性界面活性剤の併用で
あり、粘着粒状体表面に配向してボール収容部近傍で粘
着性粒状体同士が凝集や団塊化することを防止する著し
い効果を有する。
キル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
塩、スルホコハク酸塩、スルホン酸塩、タウリン誘導
体、サルコシン誘導体、アマイドエーテルサルフェ−
ト、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル燐酸塩、脂肪酸塩、アルキルエーテル脂肪酸塩等が
挙げられ、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリ
エタノールアミン塩、ミリスチル硫酸ナトリウム、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールア
ミン塩、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、ラウリ
ルスルホ酢酸ナトリウム、N−ラウロイルメチルタウリ
ンナトリウム、N−ミリストイルメチルタウリントリエ
タノールアミン塩、ラウロイルサルコシンナトリウム、
オレイルサルコシンカリウム、ミリストイルサルコシン
ナトリウム、ポリオキシヤシ油脂肪酸モノエタノールア
ミド硫酸ナトリウム、ラウリル燐酸ナトリウム、ポリオ
キシエチレンセチルエーテル燐酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル燐酸トリエタノール
アミン塩、ジポリオキシエチレンラウリルエーテル燐酸
トリエタノールアミン塩、トリポリオキシエチレンラウ
リルエーテル燐酸トリエタノールアミン塩、ヤシ油脂肪
酸トリエタノールアミン塩、ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル酢酸ナトリウム等を例示できる。
タイン型、アルキルアミノベタイン型、イミダゾリン
型、グリシン型、エーテルアミンオキシド型の界面活性
剤が挙げられ、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、2−アルキル
−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリニウムベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイ
ン、ポリオクチルポリアミノエチルグリシン、ラウリル
ジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレンヤシ油ア
ルキルジメチルアミンオキシド等を例示できる。
れるものではなく、従来より汎用のものが適用でき、例
えば、軸筒内にインキ組成物を充填したインキ収容管を
有し、該インキ収容管はボールを先端部に装着したチッ
プに連通しており、さらにインキの端面には逆流防止用
の液栓が密接しているボールペンが例示できる。
ついて更に詳しく説明すると、筆記先端部(チップ)の
構造は、従来より汎用の機構が有効であり、金属製のパ
イプの先端近傍を外面より内方に押圧変形させたボール
抱持部にボールを抱持してなるチップ、或いは、金属材
料をドリル等による切削加工により形成したボール抱持
部にボールを抱持してなるチップ、或いは、金属製のパ
イプや金属材料の切削加工により形成したチップに抱持
するボールをバネ体により前方に付勢させたもの等を適
用できる。又、前記ボールは、超硬合金、ステンレス
鋼、ルビー、セラミック等の0.3〜1.2mm径程度
のものが適用できる。
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチ
レンテレフタレート等の熱可塑性樹脂からなる成形体
が、インキの低蒸発性、生産性の面で好適に用いられ
る。又、前記インキ収容管は、2.5〜10mmの内径
を有するものが好適に用いられる。更に、前記インキ収
容管として透明、着色透明、或いは半透明の成形体を用
いることにより、インキ色やインキ残量等を確認でき
る。前記インキ収容管にはチップを直接連結する他、接
続部材を介して前記インキ収容管とチップを連結しても
よい。尚、前記インキ収容管は、ボールペン用レフィル
の形態として、前記レフィルを軸筒内に収容するもので
もよいし、先端部にチップを装着した軸筒自体をインキ
収容体として、前記軸筒内に直接インキを充填してもよ
い。前記軸筒内に収容するレフィルの内径は、2.5〜
5mmのものが好適に用いられ、インキを直接収容する
軸筒の内径は、4〜10mmのものが好適に用いられ
る。
の後端にはインキ逆流防止体を充填することが好まし
い。前記インキ逆流防止体としては、液状または固体の
いずれを用いることもでき、前記液状のインキ逆流防止
体としては、ポリブテン、シリコーン油等の不揮発性媒
体が挙げられ、所望により前記媒体中にシリカ、珪酸ア
ルミニウム等を添加することもできる。また、固体のイ
ンキ逆流防止体としては樹脂成形物が挙げられる。更
に、前記液状及び固体のインキ逆流防止体を併用するこ
ともできる。
性インキ組成物は、水と水溶性極性溶剤からなる媒体中
に、金属光沢顔料と粘着性樹脂粒状体を添加し、添加剤
が配合される場合には適宜添加剤を投入して攪拌して分
散することにより調製され、ボールペン、サインペンや
フェルトペン等のマーキングペン、万年筆、筆ペン等の
形態の筆記具に充填して使用される。
施例によって何ら限定されるものではない。又、実施例
における粒子径分布の測定にはレーザー回折式粒度分布
測定機〔(株)島津製作所製;SALD 1100〕を
用い、ガラス転移温度の測定には示差走査熱量計〔理学
電気(株)製:DSC 8230L〕を用いて測定し
た。尚、実施例中の配合数字は重量部を示す。
0部を入れ、更にラウリル硫酸ナトリウム0.2部、メ
チルセルロース〔商品名:メトローズ90SH−10
0、信越化学(株)製〕20部を溶解して分散媒とし
た。前記分散媒にブチルアクリレート120部、メタク
リル酸メチル10部、エチレングリコールジメタクリレ
ート2部、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル2.
0部からなる油相溶液を加え、400rpmで平均粒子
径が約6μmとなるよう撹拌を続けた。ついで、窒素雰
囲気下で懸濁液を70℃に昇温して撹拌を6時間続けて
懸濁重合を行なった。その後室温まで冷却し、水100
0部を加えて希釈した後、遠心分離法によって固液分離
し、水で固形分を30%に調整して粘着性樹脂粒状体分
散体Aを得た。前記粘着性樹脂粒状体分散体A中の粒状
体の平均粒子径は7.8μmであり、粒子は2μm〜2
0μmの範囲に全粒状体の85重量%が含まれるもので
あった。
なるまで撹拌してインキ組成物を得た。得られたインキ
組成物の粘度は10.9mPa・s(ELD型粘度計、
25℃)であった。
リレート78部、エチルメタクリレート52部、t−ブ
チルパーオキピバレート1部とする以外は実施例6と同
様の手順で反応を行った。但し回転数を500rpmと
して平均粒子径が4μmとなるように調整した。得られ
た粘着性樹脂粒状体の固形分を水で30%に調整して粘
着性樹脂粒状体分散液Bを得た。前記粘着性樹脂粒状体
分散液B中の粒状体の平均粒子径は4.8μmであり、
粒子は2μm〜10μmの範囲に全粒状体の90重量%
が含まれるものであった。
なるまで撹拌してインキ組成物を得た。得られたインキ
組成物は粘度(25℃、EMD型粘度計による100r
pmでの粘度)が mPa・sであり、剪断減粘指数
(n)は0.3であった。
ビニルアルコール〔商品名:ゴーセノールGL−03、
日本合成(株)製〕20部を溶解して分散媒とした。前
記分散媒にフタロシアニン系青色有機顔料(商品名ファ
ーストゲンブルー5007、大日本インキ(株)製)1
5部、エポキシ樹脂(ビスフェノールA/ジグリシジル
エーテル系、エポキシ当量184〜194)85部、酢
酸エチル60部からなる着色組成物を加えて高速撹拌に
より約5μmの液滴とした後、撹拌継続下で60℃まで
昇温し、エポキシ樹脂硬化剤(脂肪族ポリアミン)21
部を水200部中に溶解した溶液を約1時間かけて滴下
した。ついで液温を80℃まで昇温度させて5時間撹拌
を続けることにより酢酸エチルを揮散させた。室温まで
冷却し、水1000部を加えて洗浄して遠心分離によっ
て固液分離して青色樹脂粒状体を得た。前記青色樹脂粒
状体平均粒子径は6.7μmであり、粒子は2μm〜1
0μmの範囲に全粒状体の91重量%が含まれるもので
あった。
なるまで撹拌してインキ組成物を得た。得られたインキ
組成物は粘度(25℃、EMD型粘度計による100r
pmでの粘度)が35mPa・sであり、剪断減粘指数
(n)は0.3であった。
ブロンズペースト Rich Gold No.777
0、福田金属箔粉工業(株)製、2μm〜20μmの範
囲に含まれるブロンズ粉が70重量%未満であり、2μ
m未満の粒子を多量に含む〕に替えた以外は実施例1と
同様にしてインキ組成物を得た。
ブロンズペースト Rich Gold No.777
0、福田金属箔粉工業(株)製、2μm〜20μmの範
囲に含まれるブロンズ粉が70重量%未満であり、2μ
m未満の粒子を多量に含む〕に替えた以外は実施例1と
同様にしてインキ組成物を得た。
ム製軸筒内に弁機構を有し、筆記先端部に設けた繊維束
を樹脂で結着させてなるチップを筆記時に紙面に押しつ
けて弁を開き、軸筒内のインキをチップに導出するタイ
プのマーキングペンに充填して試料マーキングペンとし
た。
0.7mmの超硬合金ボールを抱持するステンレススチー
ル製チップがポリプロピレン製軸筒一端に嵌着されたボ
ールペンに充填し、更に、前記インキ後端面に密接させ
てインキ逆流防止体(シリコーングリース系)を充填し
て遠心処理を施した後、尾栓を嵌着するタイプのボール
ペンに充填して試料ボールペンとした。
116AN)の紙面に直径約2cmの円を連続して描
き、得られた筆跡を消しゴム〔シードゴム工業(株)
製、商品名:STAR Radar〕を用いて、筆記か
ら5秒後及び1日後に擦過して消去性の難易度を判定し
た。耐軽擦過性については、筆記して1時間後の筆跡上
に、ろ紙(ADVANTEC製、No.2ろ紙)を平滑
面が筆跡側になるように載置し、その上方から45.5
g/平方センチメートルの荷重をかけて筆跡上を10回
スライドさせて、耐軽擦過性を判定した。
調を以下の表に示す。
以下のとおり。 消去性 ○:容易に消去できる。 ×:擦過しても消去できない。 耐軽擦過性 ○:殆ど筆跡が剥離しない。
0μmの範囲に70重量%以上含まれる金属光沢顔料及
び粘着性樹脂粒状体を媒体中に分散させたインキ組成物
であって、適用する粒状体の紙内部への浸透性が極めて
低く、しかも、消しゴム消去性と耐軽擦過性の両方の性
質を満たすため、紙に筆記して得られる光輝性に富む金
属光沢調の筆跡が消しゴムで容易に消去でき、且つ、前
記筆跡は通常の指や紙同士の擦過程度では消去されない
筆跡保持性を共に満足させる筆記用消しゴム消去性水性
インキ組成物及びそれを内蔵した筆記具を提供できる。
Claims (8)
- 【請求項1】 金属光沢顔料と、粘着性樹脂粒状体と、
水と、水溶性極性溶剤とから少なくともなり、前記金属
光沢顔料と粘着性樹脂粒状体の粒子分布がいずれも2μ
m〜20μmの範囲に70重量%以上含まれる筆記用消
しゴム消去性水性インキ組成物。 - 【請求項2】 金属光沢顔料が、金属粉を透明性樹脂で
被覆した顔料である請求項1記載の筆記用消しゴム消去
性水性インキ組成物。 - 【請求項3】 金属光沢顔料を2〜15重量%、粘着性
樹脂粒状体を1〜15重量%含んでなる請求項1又は2
記載の筆記用消しゴム消去性水性インキ組成物。 - 【請求項4】 前記粘着性樹脂粒状体は、紙面上に形成
された乾燥後の筆跡中で粒子相互間及び粒子と紙面との
間で点接着状態で存在してなる請求項1乃至3記載のい
ずれかの筆記用消しゴム消去性水性インキ組成物。 - 【請求項5】 請求項1乃至4記載のいずれかの筆記用
消しゴム消去性水性インキ組成物を内蔵してなるマーキ
ングペン。 - 【請求項6】 インキ組成物中に剪断減粘性付与剤を含
んでなり、100rpmでの粘度が25〜160mPa
・s(EMD型粘度計25℃の値)であり、且つ、剪断
減粘指数が0.1〜0.7を示す請求項1乃至4記載の
いずれかのボールペン用消しゴム消去性水性インキ組成
物。 - 【請求項7】 インキ組成物中に含まれる金属光沢顔料
及び粘着性樹脂粒状体の粒子分布が2μm〜10μmの
範囲に80重量%以上含まれる請求項6記載のボールペ
ン用消しゴム消去性水性インキ組成物。 - 【請求項8】 請求項6又7記載のボールペン用消しゴ
ム消去性水性インキ組成物を内蔵してなるボールペン。
Priority Applications (1)
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JP2001330394A JP2003128974A (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | 筆記用消しゴム消去性水性インキ組成物及びそれを内蔵した筆記具 |
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