JP2003127853A - ロープウェイ - Google Patents

ロープウェイ

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JP2003127853A
JP2003127853A JP2001326390A JP2001326390A JP2003127853A JP 2003127853 A JP2003127853 A JP 2003127853A JP 2001326390 A JP2001326390 A JP 2001326390A JP 2001326390 A JP2001326390 A JP 2001326390A JP 2003127853 A JP2003127853 A JP 2003127853A
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JP
Japan
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ropeway
carrier
passenger car
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line
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Application number
JP2001326390A
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English (en)
Inventor
Takashi Ogami
隆 大上
Takeshi Kawashima
毅 川島
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Anzen Sakudo Co Ltd
Original Assignee
Anzen Sakudo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2本の支索の間隔を客車幅と同等もしくはそ
れより広くすることで、安全・簡易で耐風性能に優れ、
しかも交走式索道のみならず自動循環式索道にも応用し
得るロープウェイを提供する。 【解決手段】 起点停留場Aと終点停留場B間に固定配
備される2条の支索1、1Aに懸垂された複数の閉鎖式
搬器2を1条の曳索3に連繋させ、この曳索3を動かす
ことで各閉鎖式搬器2を運行する索道であって、上記2
条の支索1、1Aの幅を、懸垂する搬器2の客車幅21
に比し等大に設定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般にロープウ
ェイと通称される例えば複線交走式普通索道或いは複線
自動循環式普通索道に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のロープウェイ(複線交走
式普通索道)を示す概略図であり、図5はその閉鎖式搬
器を示す斜視図である。
【0003】このロープウェイは、図6で示すように、
起点停留場Aと終点停留場Bの間に張設された2条の支
索1、1Aに懸垂された夫々の閉鎖式搬器2、2は、1
条の曳索3によって繋がれている。
【0004】このロープウェイの搬器2は、図5で示す
ように、客車21と、懸垂機22と、懸垂機頭部22a
に設けられる走行機23とから成る。
【0005】この走行機23は、中央の幅狭な短冊状の
曳索接続部24と、曳索接続部24の左右両側面に対し
略接面状に配備される走行輪23a、23aとから構成
される。
【0006】この走行機23は、客車21の天井面とほ
ぼ平行で、且つ天井面の幅中央に対応する位置に設定さ
れ、2列の走行輪23a、23aはそれぞれ対応する支
索1、1a上を走行する。
【0007】このロープウェイは、上記曳索3を電動機
55の回転力で交互に引き上げることで、夫々の搬器
2、2をつるべ式に運行し、同時に起点、終点停留場
A、Bに停止する方式の索道である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】元来、ロープウェイ
は、大型な客車を支索で懸垂して空中高く大けい間で登
る索道であり、架空索道固有の不安定さを有している。
更に、搬器を懸垂する2条の支索は、その間隔が客車幅
に比較して極めて狭い構成となっている。このため、従
来のロープウェイは客車が横風の影響を受け易く、横振
れが発生し易い大きな欠点があった。
【0009】ところで、支索で搬器を懸垂する方式の索
道ではないが、2本の支曳索の幅を客車幅より広く設定
し、搬器がこの支曳索を握索することで運行する索道
(複式単線索道)が知られている。
【0010】ところが、この方式の索道は支索が存在せ
ず、支曳索で搬器を支える構成である。このため、直径
が巨大な動索(支曳索)が必要とされ、且つ強力な緊張
力に対する作動機械も必然、大型化する結果、費用対効
果(費用便益)が合致しない不利があり普及していな
い。
【0011】この発明は、以上のような課題を解消さ
せ、2本の支索の間隔を客車幅と同等もしくはそれより
広くすることで、安全・簡易で耐風性能に優れ、しかも
交走式索道のみならず自動循環式索道にも応用し得るロ
ープウェイを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成させるた
めに、この発明のロープウェイでは、次のような構成と
している。ロープウェイは、起点停留場と終点停留場間
に固定配備された2条の支索に懸垂された複数の閉鎖式
搬器を1条の曳索に連繋させ、この曳索を動かすことで
各閉鎖式搬器を運行する索道であって、上記2条の支索
の幅を、懸垂する搬器の客車幅に比し等大に設定したこ
とを特徴とする。
【0013】このような構成を有するロープウェイで
は、平行する2条の支索に懸垂する搬器を1条の曳索で
運行する方式のものであって、この2条の支索の間隔を
客車幅と等大(同等もしくはそれより広い)に設定し
た。
【0014】一般に、横風が客車に及ぼす回転モーメン
トに抵抗する反モーメントは、「支索間距離」×「支索
反力」で表される。この発明では、2本の支索幅は、従
来の支索幅(客車幅の約1/3以下)に比較して、客車
幅の1/1以上の支索間距離を有する。従って、搬器に
対する耐風性能が向上し、搬器の横揺れを抑え得る。
【0015】また、1本の曳索は搬器を支える必要がな
く、単に引っ張るだけであるから、支索に比較してその
張力は約1/10程度で済む。従って、駆動装置は簡易
で安価なもので良く、費用耐効果(費用便益)は極めて
向上する。
【0016】更に、支索間距離を客車幅より広くし、且
つ曳索を支索より高い位置に設定することで、線路勾配
による客車と支索の接触が起こり難い。従って、その
分、懸垂機長さを短く設定し得、横風による回転モーメ
ントを一層小さくできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
ロープウェイの具体的な実施の形態を説明する。図1
は、実施の形態のロープウェイの搬器を示す斜視図、図
2はロープウェイ(複線交走式普通索道)の概略を示す
斜視図である。
【0018】ロープウェイは、図2で示すように、起点
停留場Aと終点停留場Bの間に張設された2条の支索
1、1Aに懸垂された夫々の閉鎖式搬器2、2は、1条
の曳索3で繋がれている。
【0019】そして、これらの搬器2、2は、曳索3を
電動機55の回転力で交互に引き上げることで、つるべ
式に運行、つまり交互に行き交い、同時に起点、終点停
留場A、Bに停止する索道である。
【0020】このロープウェイの搬器2は、図1で示す
ように、客車21と、懸垂機22と、懸垂機頭部22a
に設けられる走行機23とから成る。この走行機23
は、曳索接続部24と2本の支索1、1A上を移動する
2列の走行輪23a、23aとから構成される。
【0021】また、曳索接続部24は一端部側で曳索3
を固着し、他端側で平衡索(2台の搬器を平衡させる役
割をもつ索条)3aを固着している。
【0022】この発明の第1の特徴は、上記平行する2
本の支索1、1Aの間隔を客車21の幅と等大(同等も
しくはそれより広い)に設定した点にある。実施の形態
では、支索1、1A間の幅と客車21幅とを略1/1に
設定されている。
【0023】図2で示すように、2条の支索1、1Aは
線路(軌道)の往路側と復路側とにそれぞれ配備され、
具体的にはそれぞれ一端が終点停留場Bの支索引留め装
置52に固定され、他端は基点停留場Aの支索緊張用お
もり51が吊下され張力がかけられている。
【0024】図1で示すように、実施の形態の懸垂機2
2は、客車21の天井面より突出し、先端部(屈曲先端
部)の水平状頭部22aを延長突設し、客車21幅と略
等しい長さに設定している。そして、この客車21の天
井面に対し平行状の頭部22aの長さ中央部に、曳索接
続部24が設けられている。
【0025】更に、この曳索接続部24の左右両側に、
一定間隔を開いて走行機23、23が取付られている。
この走行機23、23の走行輪23a、23aが、それ
ぞれ上記支索1、1Aに対応し、支索1、1a上を走行
する。
【0026】図3は、実施の形態の搬器2が、支柱4を
通過する状態を示す説明正面図である。支柱4は、上端
部から左右に受索アーム42が突設され、この受索アー
ム41に受索部(支索用シュー)42が設けてある。
【0027】支索1、1Aは、この受索部42により所
定位置に保持されている。そして、この実施の形態で
は、懸垂機22の頭部22aが支柱4の受索アーム41
上方を通過する。
【0028】この発明の第2の特徴は、図3で示すよう
に、曳索接続部24により固定される曳索3の高さ位置
が、支索1、1Aの高さ位置より上方に設定されている
点にある。
【0029】つまり、支索1、1A間距離を広くし、且
つ曳索3を支索1(1A)より高い位置とすることで、
線路勾配による客車21と支索1(1A)との不測の接
触事故を防止する。
【0030】また、曳索3の定位位置を支索1(1A)
位置より高く設定することで、実施の形態の懸垂機21
はその長さを短尺に設定されている。この設定により、
搬器2に対する横風による回転モーメントをより小さく
できる。
【0031】図4は、搬器2の他の実施の形態を示す説
明正面図である。先の実施の形態では、懸垂機22は客
車21の天井面の一側辺部から立ち上がる例を示した
が、この実施の形態では客車21の天井面の両側辺部か
ら懸垂機22、22が夫々立ち上がる例を示している。
【0032】そして、左右両側の懸垂機22、22を連
結する水平頭部22aの両端部に走行輪23a、23a
が設けられている。一方、支柱4の受索アーム41は、
先端部側に所定距離開いた断面「L」字状の下垂枠部4
1a、41aが設けられ、この下垂枠部41aの水平板
部41b上面に受索部42を設けている。
【0033】この実施の形態では、懸垂機22の頭部2
2aが支柱4の受索アーム41の下方、つまり下垂枠部
41aで囲まれる空間部を通過する。また、この実施の
形態においても、曳索接続部24は懸垂機頭部22aの
上方に配置され、曳索3は支索1、1Aの高さ位置より
高い位置に設定されている。
【0034】このような構成を有するロープウェイで
は、搬器2を懸垂する支索1、1Aの幅を客車21幅と
等大(同等もしくはそれより広い)に設定した。横風が
客車21におよぼす回転モーメントに抵抗する反モーメ
ントは、「支索間距離」×「支索反力」で表される。
【0035】この実施の形態のロープウェイでは、支索
1、1A間距離と客車21幅を略1対1以上の長さに設
定した。従って、従来の支索間距離に比して大きな間隔
長さであり、横風による搬器の横振れが防止できる。
【0036】また、曳索3は単に搬器2を引っ張るだけ
で良いため、支索1(1A)に比し1/10の張力で良
く、作動機械等が簡易且つ小型で費用の低廉な装置で済
む結果、費用便益の釣り合いを実現し得る。
【0037】更に、曳索3の定位位置を支索1(1A)
位置より高く設定することで、線路勾配による客車21
と支索1(1A)との不慮の接触を防止し得る許かりな
く、懸垂機21はその長さを短尺に設定し得、搬器2に
対する横風による回転モーメントをより小さくできる。
【0038】
【発明の効果】この発明では、以上のように、2条の支
索に懸垂される搬器を1条の曳索で運行する索道であっ
て、2条の支索の間隔を客車幅より広く設定することと
したから、横風が客車に及ぼす回転モーメントに抵抗す
る反モーメントが大きくなり、搬器の耐風性能を大きく
向上し得る。
【0039】この発明では、曳索は搬器を支えず、単に
引っ張るだけである。従って、その張力は極めて小さい
ため、安価で小型な機械装置を施設するだけで良く、費
用対効果(費用便益)が向上する。
【0040】更に、この発明では支索間距離を客車幅よ
り広くすると共に、曳索を支索より高い位置に設定する
こととしたから、線路勾配による客車と支索との接触が
起こり難く、且つそのぶん懸垂機長さを短くでき、横風
による回転モーメントを一層小さくできる。
【0041】また、この発明では1条の曳索が搬器を引
っ張る方式であるから、曳索の駆動装置に別途、複雑な
差動装置が不要となる許かりでなく、曳索に対する搬器
の固定を着脱式(握離索グリップ方式)とすることで、
複線自動循環式索道として利用できる等、発明目的を達
成した優れた効果を優する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態のロープウェイの搬器を示す斜視
図である。
【図2】 実施の形態のロープウェイ装置を示す概略説
明図である。
【図3】 実施の形態の搬器が支柱を通過する状態を示
す説明正面図である。
【図4】 他の実施の形態の搬器が支柱を通過する状態
を示す説明正面図である。
【図5】 従来の搬器を示す斜視図である。
【図6】 従来のロープウェイ装置を示す概略説明図で
ある。
【符号の説明】
1 支索 1A 支索 2 搬器 3 曳索 4 支柱 21 客車 22 懸垂機 23 走行機 24 曳索接続部 22a 懸垂機頭部 23a 走行輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起点停留場と終点停留場間に固定配備さ
    れる2条の支索に懸垂された複数の閉鎖式搬器を1条の
    曳索に連繋させ、この曳索を動かすことで各閉鎖式搬器
    を運行する索道であって、 上記2条の支索の幅を、懸垂する搬器の客車幅に比し等
    大に設定したことを特徴とするロープウェイ。
  2. 【請求項2】 前記平行する2条の支索は、それぞれ上
    記曳索の高さ位置より低い位置に設定されていることを
    特徴とする請求項1記載のロープウェイ。
JP2001326390A 2001-10-24 2001-10-24 ロープウェイ Pending JP2003127853A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011005959A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Nippon Cable Co Ltd 索条牽引式輸送設備
KR101213365B1 (ko) 2011-05-02 2012-12-18 김강명 로프웨이 시스템
KR101213314B1 (ko) 2011-05-02 2012-12-18 김강명 자주식 케이블카

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