JP5832320B2 - 二輪車搭載ラックを備えた索道搬器 - Google Patents

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本発明は、スキー場等の索道において、二輪車を搭載して輸送することのできる二輪車搭載ラックを備えた索道搬器に関する。
近時、シーズンオフ時のスキー場のゲレンデや林間コースを利用して、マウンテンバイク等の二輪車を用いてスポーツやレジャーを行うようにしたスキー場が増えてきている。これらのスキー場には、スキーシーズン中にスキーヤーやスノーボーダーを輸送する索道設備を備えており、ゴンドラリフトのように客車式の搬器を運行する索道設備を備えるスキー場においては、シーズンオフ時には上記二輪車を客車に搭載し輸送するようにしている所もある。
しかしながら、ゴンドラリフトのような大型の索道設備を備えるスキー場は、比較的大規模なスキー場であり、一般的な規模のスキー場においては、椅子式の搬器により輸送を行うチェアリフトのみを設備したスキー場が大半である。また、ゴンドラリフトにより輸送を行う設備であっても、ゴンドラリフトは一般的にスキー場の山麓付近から山頂付近まで架設されているため、輸送された乗客は山頂付近から二輪車に乗って駆け下りることとなり、子供や初心者等には不向きな場合もある。
一方、チェアリフトは、ほぼ全てのスキー場において利用されているとともに、山麓から山頂までは複数のチェアリフトを乗り継いで行くようにスキー場内にレイアウトされているのが通常であるので、例えば、子供や初心者をスキー場の中腹あたりまで輸送するのであれば、チェアリフトで二輪車を輸送するようにしたほうが便利である。このようなことから、従来、チェアリフトに二輪車を搭載する技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載のマウンテンバイク運搬装置は、キャリヤ(搬器)の後部にT字形状の運搬用部材を取り付け、この運搬用部材から後方に突出して設けたフックにマウンテンバイクの水平フレームを掛止するようにしている。また、特許文献2に記載の二輪車搬送機能付きリフト搬器は、搬器のフレーム後部において、側方の高い位置に設けられた第1車輪保持部と、他方の側方の低い位置に設けられた第2車輪保持部とに、二輪車の車輪を掛止するようにしている。
実開平3−47271号公報 特開2006−281910号公報
しかしながら、近時の二輪車のフレームやホイールの形状は多様化しており、上記特許文献1及び2のように二輪車を掛止する構造では搭載不可能な形状やサイズの車種があり、運搬できる二輪車が限定されてしまう。また、上記特許文献1及び2の構成においては、二輪車を高い位置へ持ち上げてフック等に掛止しなければならず、作業が容易でなく多少なりとも危険を伴う。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、二輪車の積み降ろしを容易に行うことができる二輪車搭載ラックを備えた索道搬器を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、索条を握索する握索機と、該握索機に前後方向へ揺動自在に吊下したサスペンダと、該サスペンダに吊下されたシートフレームと、該シートフレームの背面に取り付けられた二輪車搭載ラックとを備えた索道搬器であって、前記二輪車搭載ラックは、二輪車の前輪を載置する前輪ホルダと、前記二輪車の後輪を載置する後輪ホルダと、前記シートフレームに取り付けられて前記前輪ホルダ及び前記後輪ホルダと支持する支持フレームと、を備え、前記前輪ホルダに載置された前輪が前記後輪ホルダに載置された後輪より下方に位置するようになっており、前記前輪ホルダは、前記前輪を載置して該前輪の前後方向の動きを規制するタイヤ受けと、前記前輪の両側面に沿って配設されて該前輪の左右方向への傾倒を規制するガイド部材とを備えたことを特徴としている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の二輪車搭載ラックを備えた索道搬器において、前記前輪ホルダは、前記タイヤ受けと、前記ガイド部材とを備え、前記タイヤ受けを前記前輪の両側面に沿った形状が略逆台形状となるように形成したことを特徴としている。
本発明によれば、二輪車の車輪を載置する前輪ホルダ及び後輪ホルダを、シートフレームの背面下部の位置に設けることができるので、二輪車の積み降ろし容易にすることができる。また、前輪は、その前後方向の動きを規制するタイヤ受けと、前輪の両側面に沿って配置されたガイド部材とにより支持されるので、前輪ないし二輪車を安定して搭載することができる。
索道搬器の側面図 索道搬器の背面図 図2におけるA−A矢視図 図2におけるB−B矢視図 車庫における索道搬器の側面図
以下、本発明の具体的な実施の形態を図面を参照して説明する。図1及び図2は、椅子式索道搬器10の側面図及び背面図である。索道搬器10は、索条17を握索する握索機11と、この握索機11に前後方向へ揺動自在に吊下したサスペンダ12と、このサスペンダ12に吊下したシートフレーム13とからなっており、索条17の移動とともに移動する。図に示した索道搬器10は、自動循環式索道に用いられる索道搬器10であって、握索機11は索条17を握放索自在に構成されており、停留場においては索条17を放索した後減速し、低速度で停留場内を回送される。
シートフレーム13は、背面視において略矩形状に角パイプを折り曲げ形成されており、両側方部において下方に垂下する縦部材18は、側面視において中間部付近でやや前方へ湾曲して垂下するとともに、下端部付近において前方やや上方向に向けて突出し、それぞれの端部間は水平方向に延びる部材により連結されている。そして、このシートフレーム13の下部には、座板15及び背板14を備えるとともに両側端に手摺16を備え、乗客が着座するようにしている。また、背板14の背面側においては、剛性を高めるために、上部連結部材19と下部連結部材20とが左右の縦部材18、18間に固着されており、この上部連結部材19と下部連結部材20とに二輪車搭載ラック21が取り付けられている。
二輪車搭載ラック21は、前輪ラック22と後輪ラック23とからなっており、それぞれのラック22、23には、共通部材である支持フレーム24を備えている。図3は、二輪車搭載ラック21を拡大した、図2におけるA−A矢視図である。支持フレーム24は、角パイプを側面視において略L字状に形成したものであって、上部はシートフレーム13の縦部材18と略平行となるように傾斜しており、下部付近で垂直方向に垂下した後、後方側へ水平に延出している。この水平部の端部には、前輪ホルダ25及び後輪ホルダ26を固着している(図2参照)。この支持フレーム24のシートフレーム13側には、上部連結部材19と下部連結部材20とに対応する位置に、下方側へ開口してコ字状に形成したフック27、28を固着しており、このフック27、28を上部連結部材19と下部連結部材20とに外嵌して支持フレーム24が掛止されている。フック27、28は、背板14側を下方に長く形成されており、上側のフック27には、この部分にL字形状の固定片38をボルト29で固着し、支持フレーム24は固定されている。
上述の前輪ホルダ25は、上部にL形鋼からなるガイド部材30、30を所定の間隔で前後に離隔して平行に配置し、背面視にて索道搬器10の外側方向をやや高くして略クランク形状に延びる形状に形成しており(図2参照)、下部はガイド部材30、30の離隔と略同一寸法で開口するコ字状のタイヤ受け31を、開口部を上向きにして背面視にて略逆台形状に形成されている。ガイド部材30、30の離隔は、二輪車35のタイヤ又はホイールの幅よりも若干広く設定されている。そして、ガイド部材30の長手方向の両端下部には、下方へ開口してコ字状に形成したフック32を備え、この開口部を支持フレーム24の後端部に載架するとともに、下方に突出した部分どうしをボルト33、33により緊結して前輪ホルダ25は支持フレーム24、24に固定される。
図4は、図2におけるB−B矢視図である。後輪ホルダ26は、上方を開口したコ字状部材34を支持フレーム24、24間に亘って水平に設け、この両端下部に上記と同様にフック32を設けて支持フレーム24、24に固定するようにしたものである。コ字状部材34の開口幅は、前輪ホルダ25のガイド部材30、30の離隔よりもやや広く設定されている。
以上の構成により、二輪車35の前輪が前輪ホルダ25に載置され、後輪が後輪ホルダ26に載置されて、二輪車35が横向きで索道搬器10へ搭載される。この状態において二輪車35は、前輪が前輪ホルダ25の略逆台形状のタイヤ受け31に支持されて前後の動きを固定され、また、ガイド部材30、30によって左右に傾倒しないように保持される。ここで、タイヤ受け31は、略逆台形状に形成されているので、前輪の直径が大小異なっていても対応することができる。また、後輪ホルダ26は幅広に形成されているので、後輪を載せる位置を細かく気に掛けなくても良く、後輪を載せる作業が容易となる。さらに、二輪車35を搭載する位置が低いため、積み降ろしの作業も容易である。
次に、以上説明した自動循環式索道においては、いずれかの停留場に索道搬器10を格納する車庫を設けるのが通常である。図5は、車庫内に格納された状態を示す索道搬器10の側面図である。車庫内には、レール36が高架敷設されており、索条17を放索した索道搬器10は、握索機11に備えた走行ローラ37がレール36上を転動して移動し、所定の位置に格納される。格納された索道搬器10は、車庫に要する敷地面積を最小限にするために、前後の間隔を極めて接近して格納されるようになっている。
このように索道搬器10、10を格納する場合において、索道搬器10の後部に取り付けられた二輪車搭載ラック21は、後方へ突出する部分が座板15よりも下方に位置しており、また、シートフレーム13の縦部材18、18の内側に位置していることにより、後方の索道搬器10と二輪車搭載ラック21とは干渉しないようになっている。したがって、索道搬器10に二輪車搭載ラック21を取り付けても、二輪車搭載ラック21を取り付けていない索道搬器10を格納する状態と同様の状態で格納することができる。
10 索道搬器
11 握索機
12 サスペンダ
13 シートフレーム
14 背板
15 座板
16 手摺
17 索条
18 縦部材
19 上部連結部材
20 下部連結部材
21 二輪車搭載ラック
22 前輪ラック
23 後輪ラック
24 支持フレーム
25 前輪ホルダ
26 後輪ホルダ
27 フック
28 フック
29 ボルト
30 ガイド部材
31 タイヤ受け
32 フック
33 ボルト
34 コ字状部材
35 二輪車
36 レール
37 走行ローラ
38 固定片

Claims (2)

  1. 索条を握索する握索機と、該握索機に前後方向へ揺動自在に吊下したサスペンダと、該サスペンダに吊下されたシートフレームと、該シートフレームの背面に取り付けられた二輪車搭載ラックとを備えた索道搬器であって、前記二輪車搭載ラックは、二輪車の前輪を載置する前輪ホルダと、前記二輪車の後輪を載置する後輪ホルダと、前記シートフレームに取り付けられて前記前輪ホルダ及び前記後輪ホルダと支持する支持フレームと、を備え、前記前輪ホルダに載置された前輪が前記後輪ホルダに載置された後輪より下方に位置するようになっており、前記前輪ホルダは、前記前輪を載置して該前輪の前後方向の動きを規制するタイヤ受けと、前記前輪の両側面に沿って配設されて該前輪の左右方向への傾倒を規制するガイド部材とを備えたことを特徴とする二輪車搭載ラックを備えた索道搬器。
  2. 前記前輪ホルダは、前記タイヤ受けと、前記ガイド部材とを備え、前記タイヤ受けを前記前輪の両側面に沿った形状が略逆台形状となるように形成したことを特徴とする請求項1に記載の二輪車搭載ラックを備えた索道搬器。
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