JP2003127511A - 印刷制御装置及び印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御装置及び印刷制御方法

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JP2003127511A
JP2003127511A JP2001321674A JP2001321674A JP2003127511A JP 2003127511 A JP2003127511 A JP 2003127511A JP 2001321674 A JP2001321674 A JP 2001321674A JP 2001321674 A JP2001321674 A JP 2001321674A JP 2003127511 A JP2003127511 A JP 2003127511A
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input voltage
color
recording paper
power supply
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JP2001321674A
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Jiro Kitano
次郎 北野
Yuji Toyomura
祐士 豊村
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、バッテリ等の電池を電源とする印
刷装置において、バッテリエンプティ時の不具合を回避
することのできる印刷制御装置及び印刷制御方法を提供
すること。 【解決手段】 電源から供給される電圧値を検出する入
力電圧検出手段36と、入力電圧検出手段36により検
出した電圧値と予め設定された閾値とを比較する入力電
圧閾値判定手段37と、比較の結果、印刷中の入力電圧
値が閾値よりも下回った場合、印刷中の単色の印刷プロ
セスを実行終了後に印刷動作を終了させると共に、記録
紙を排出させるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリ等の電池
により駆動させる印刷制御装置及び印刷制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、パーソナルハンディホ
ンシステム(以下「PHS」と称する)、さらにはPD
Aやノートパソコン等の携帯情報端末等、モバイル機器
が普及し、これらの機器と共に持ち運び、モバイル機器
の情報をその場ですぐに印刷することが可能なプリンタ
(以下「モバイルプリンタ」と称する)が注目されてい
る。
【0003】一般的に、モバイルプリンタは携帯用途で
あるという点から、同装置に供給される電源電圧として
は、携帯用途に適したバッテリ等の電池である場合が多
い。そして、このバッテリからの入力電圧によって、モ
バイルプリンタのようなプリントシステムの各部に必要
な電源を供給するための電源部が構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バッテリ等
の電池は、その放電特性上、ある一定電圧以下になると
急激に電圧が低下してしまうことが知られている。バッ
テリからの入力電圧が急激に低下してしまうと、バッテ
リを入力電源電圧とする電源部は、必要な電源電圧を装
置各部に供給することができなくなり、印刷中であるか
否かに関わらず、装置が突然停止してしまう。
【0005】例えばモバイルプリンタで何らかの情報を
印刷している最中に、前述のような状況下に陥ると、印
刷動作は途中で突然停止するため、印字が最後まで完了
されないことはもちろん、搬送系の機構によって挟まれ
た記録紙が途中で止まって取れなくなる等、様々な不具
合が発生する。
【0006】本発明は、バッテリ等の電池を電源とする
印刷装置において、バッテリエンプティ時の不具合を回
避することのできる印刷制御装置及び印刷制御方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、電源から供給される電圧値を検出する入力
電圧検出手段と、入力電圧検出手段により検出した電圧
値と予め設定された閾値とを比較する比較手段と、比較
手段の結果、印刷中の入力電圧値が閾値よりも下回った
場合、印刷中の単色の印刷プロセスを実行終了後に印刷
動作を終了させると共に、記録紙を排出させる制御手段
と、を有する構成とした。
【0008】これにより、バッテリ等の電池を電源とす
る印刷装置において、バッテリエンプティ時の不具合を
回避することのできる印刷制御装置が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る記載の発
明は、電源から供給される電圧値を検出する入力電圧検
出手段と、入力電圧検出手段により検出した電圧値と予
め設定された閾値とを比較する比較手段と、比較手段の
結果、印刷中の入力電圧値が閾値よりも下回った場合、
印刷中の単色の印刷プロセスを実行終了後に印刷動作を
終了させると共に、記録紙を排出させる制御手段と、を
有する構成としたことにより、カラー印刷の場合には少
なくとも単色の印刷プロセスを完了させるのことができ
ると共に、記録紙を排出させることができる。
【0010】以下、本発明の一実施の形態について、図
面を参照しながら説明する。
【0011】(実施の形態)図1は、本発明の一実施の
形態における印刷装置の全体構成図である。
【0012】図1において、1はプリンタ本体であり、
電源基板、制御基板、プリンタエンジンなどから構成さ
れている。2はデジタルスチルカメラモジュール(以下
DSCモジュールと略す)であり、エリアセンサや制御
基板などから構成される。
【0013】3は着脱可能なメモリカードである。メモ
リカード3は図1に示す角度からは見えない位置に設け
られたカードスロットに挿入される。プリンタ本体1
は、メモリカード3に格納された画像データを読み出
し、これを印刷することができる。
【0014】4は表示パネルであり、プリンタ本体1に
装着されたメモリカード3から転送された画像データ等
を表示したり、DSCモジュール2から出力された画像
データを表示する。さらに表示パネル4には、プリンタ
本体1の各種設定項目(例えば画質調整や、印刷枚数の
指定など)が表示される。
【0015】5a、5bは設定項目切り換えボタンであ
り、これらを押下することでプリンタ本体1の各種設定
項目を切り換えることができる。操作者は、表示パネル
4で設定項目を確認しながら、設定項目切り換えボタン
5a、5bを押下して項目を切り換える。5cは確定ボ
タンであり、設定項目切り換えボタン5a、5bによっ
て切り換えた項目をセレクトする際に使用する。
【0016】6は表示モード切り換えボタンであり、各
種の表示モードの切り換えに使用する。
【0017】7はプリント指示ボタンであり、操作者は
プリンタ本体1に格納された画像データを印刷する際に
押下する。
【0018】8は電源スイッチであり、プリンタ本体1
の電源をON/OFFするものである。
【0019】9は接続コネクタであり、プリンタ本体1
とDSCモジュール2を電気的に接続するインターフェ
イスである。接続コネクタ9は、アラインメントフリー
構造を有しており、プリンタ本体1に接続されたDSC
モジュール2に無理な力が加わった場合でも、コネクタ
そのものが破壊されないようになっている。接続コネク
タ9を介して、プリンタ本体1からはDSCモジュール
2に制御信号が送られ、逆にDSCモジュール2からは
プリンタ本体1に、撮影された画像データや、DSCモ
ジュール2の状態を示すステート信号などが転送され
る。
【0020】10a、10bは連結部材であり、プリン
タ本体1とDSCモジュール2を機械的に連結するため
の部材である。DSCモジュール2には、連結部材10
a、10bの位置に対応した(図1に示した角度からは
見えな位置に設けられた)部位に突起部が設けられてお
り、突起部が連結部材10a、10bに挿入されること
で、DSCモジュール2はプリンタ本体1に機構的に固
定される。
【0021】11はセンサユニットであり、レンズなど
の光学系と、カラーエリアセンサ(共に図示せず)など
から構成されている。センサユニット11はDSCモジ
ュール2に対して、一軸に関して回動自在に取りつけら
れており、操作者の必要に応じて撮影する方向を変える
ことができる。
【0022】12はシャッタボタンであり、これを押下
することで、センサユニット11に内蔵されたカラーエ
リアセンサから画像データが出力され、この画像データ
は直ちにプリンタ本体1に転送される。
【0023】13は第1通紙ガイドである。画像を印刷
する記録紙は、プリンタ本体1の給紙口(図1に示す角
度からは見えない位置に設けられている)に挿入され、
カラー印刷を行う場合は、第1通紙ガイド13を通っ
て、プリンタ本体1内部を複数回往復移動する。
【0024】14は第2通紙ガイドである。プリンタ本
体1にDSCモジュール2が接続された状態で印刷を行
うとき、第1通紙ガイド13を通過した記録紙は、第2
通紙ガイド14に導かれ、これら2つの通紙ガイドを経
由してプリンタ本体1内部を往復移動する。
【0025】続いて、図1に示す印刷装置のハードウェ
ア構成を説明する。
【0026】図2は、本発明の一実施の形態における印
刷装置のハードウェア構成図である。
【0027】図2において、20はCPUであり、プリ
ンタ本体1およびDSCモジュール2の各構成要素を制
御する。21はFLASHメモリであり、CPU20を
動作させるための各種制御プログラムが格納されてい
る。また、FLASHメモリ21には、DSCモジュー
ル2から転送された画像データに圧縮処理を施して格納
することができる。
【0028】22はDRAMであり、DRAM22はC
PU20のワーク領域として使用されると共に、DSC
モジュール2から転送されてきた画像データや、メモリ
カード3から読みこまれた画像データが一旦格納され
る。
【0029】23はDMAコントローラであり、DRA
M22に格納された画像データを他のハードウェアモジ
ュールに転送する際に使用される。
【0030】24はメモリカードスロットであり、ここ
に着脱可能なメモリカード3が装着される。25はメモ
リカードコントローラである。メモリカードコントロー
ラ25は、メモリカードスロット24に装着されたメモ
リカード3に対してCPU20からのアクセスを制御す
る。具体的には、メモリカード3に記憶された所定のフ
ァイル形式の画像ファイルにアクセスし、これを読み出
したり、逆にDRAM22に展開されている画像データ
を、書き込んだりする。
【0031】26はインタフェースである。CPU20
はインタフェース26を介して、DSCモジュール2の
ハードウェア設定を行ったり、逆にDSCモジュール2
から、撮影された画像データや、DSCモジュール2の
状態を示すステート情報などを入手する。CPU20は
このインタフェース26の状態によって、プリンタ本体
1にDSCモジュール2が接続されているか否かを検出
することができる。
【0032】また、本実施の形態では記載していない
が、例えばDSCモジュール2側にも電源スイッチが装
備されているような場合には、DSCモジュール2の電
源が入っているかどうか、すなわち、DSCモジュール
2が動作可能な状態にあるか否かも、容易に検出するこ
とができる。
【0033】27は表示パネルであり、本実施の形態で
はカラーLCDが搭載されている。表示パネル27に
は、DRAM22に展開された画像データや、操作者の
操作に関する情報が表示される。なお、表示パネル27
の表示画面はLCDに限定されるものではない。
【0034】28はLCDドライバであり、表示パネル
27を駆動し、DMAコントローラ23によって、DR
AM22から転送されてくる画像データなどを表示パネ
ル27に表示する。
【0035】29はプリンタエンジンであり、本実施の
形態では、熱転写方式のカラープリンタを搭載してい
る。なお、プリンタエンジン29の印刷方式は熱転写方
式に限定されるものではなく、インクジェット方式等他
の方式であっても構わない。
【0036】30はプリンタインタフェースであり、C
PU20、あるいはDMAコントローラ23によって1
ライン単位に転送される単色の画像データをプリンタエ
ンジン29に渡す。プリンタエンジン29は、プリンタ
インタフェース30を介して受け取った画像データに基
づき、カラー画像を形成する。また、逆にプリンタエン
ジン29に配置されたセンサ等の情報が、プリンタイン
タフェース30を経由してCPU20に送られる(印刷
動作については後述する)。
【0037】また、プリンタインタフェース30を介し
て、CPU20はプリンタエンジン29に搭載された駆
動源(図示せず)の制御を行っている。具体的には、C
PU20は、プリンタインタフェース30を介して、プ
リンタエンジン29に搭載されたステッピングモータを
駆動するための励磁パルスを出力している。
【0038】31は操作ボタンであり、設定項目切り換
えボタン5a、5b、確定ボタン5c、表示モード切り
換えボタン6、プリント指示ボタン7(共に図1を参
照)を一括りにして示したものである。これらボタンの
状態(ON/OFF)はCPU20のI/Oポート(図
示せず)により直接参照している。
【0039】32は、上記したような一連の制御を行う
ブロックとなる制御部である。33は、バッテリを入力
電源電圧として、制御部32、また制御部32を介して
プリンタエンジン29やDSCモジュール2、表示パネ
ル27等に所望の電源電圧を出力すると共に、CPU2
0により電源電圧の出力制御を行う電源部である。
【0040】続いて、電源部33のハードウェア構成に
ついて説明する。
【0041】図3は、本発明の一実施の形態における電
源部のハードウェア構成図である。以下、図3を用いて
電源部33のハードウェア構成について説明する。
【0042】図3に示すように、電源部33において、
34は入力電源であり、本実施の形態ではバッテリ等の
電池が入力電源となっている。
【0043】35はDC/DCコンバータであり、入力
電源34からの電圧供給をうけて、前述のように制御部
32、また制御部32を介してプリンタエンジン29や
DSCモジュール2、表示パネル27等が所望とするD
C電圧を生成して出力(供給)する。
【0044】また、制御部32のCPU20からの制御
信号に基づき、供給する任意のDC電圧の出力制御(O
N−OFF制御)を行う。この制御によって、装置の使
用状況によっては出力する必要のないDC電圧をカット
することにより、バッテリ入力装置として必要不可欠な
省電力機能を実現している。
【0045】36は入力電圧検出手段であり、装置への
供給電圧となる入力電源34の電圧値(Vin)をモニ
ターし、装置の使用に伴う装置への供給電圧の変化を検
出する。
【0046】37は入力電圧閾値判定手段であり、入力
電圧検出手段36が検出した入力電源34の電圧値(V
in)と、DC/DCコンバータ35が本来供給すべき
各部の所望の電源電圧を出力することが困難となる電圧
値に対して一定の裕度をもった入力閾値電圧値(Vt
h)との比較を、Vin≦Vthにて行い、その結果を
制御部32のCPU20に送出する。
【0047】これにより、制御部32のCPU20は、
装置の入力電圧の低下に起因する各部の所望とする電源
電圧の供給停止を、事前に察知することが可能となる。
【0048】なお、本実施の形態における一定の裕度と
は、少なくとも単色の印刷プロセスを実行し、且つ記録
紙を排出させることが可能な電圧を供給できることを指
している。
【0049】続いて、プリンタエンジン29の構成につ
いて説明する。
【0050】図4は、本発明の一実施の形態におけるプ
リンタエンジンの構成図であり、その断面を模式的に示
している。
【0051】図4において、40は記録紙である。記録
紙40はステッピングモータ(図示せず)により、D1
方向およびD2方向に往復移動する。プリンタエンジン
29では、記録紙40上にCyan(以下「C」と称す
る)、Magenta(以下「M」と称する)、Yel
low(以下「Y」と称する)の順に3色の画像を合成
してフルカラー印刷を実現するが、これら各単色の画像
を記録する際に、記録紙40はD1方向に駆動される。
41はインクリボンである。
【0052】図5は、本発明の一実施の形態におけるイ
ンクリボンの構成図である。図4に図5を併用して、イ
ンクリボン41の構成を詳細に説明する。
【0053】図5において、55cはCインク塗布領
域、55mはMインク塗布領域、55yはYインク塗布
領域であり、56cはC領域検出マーク、56mはM領
域検出マーク、56yはY領域検出マークである。
【0054】インクリボン41は、数μmの厚みの透明
PET基材上に、Cインク塗布領域55c、Mインク塗
布領域55m、Yインク塗布領域55yを面順に形成し
たものであり、これらの3領域が繰返し配置されてい
る。
【0055】Cインク塗布領域55cの直前にはC領域
検出マーク56cが、Mインク塗布領域55mの直前に
はM領域検出マーク56mが、Yインク塗布領域55y
の直前にはY領域検出マーク56yが、それぞれ黒色イ
ンクで印刷されており、後述するリボンマークセンサ
で、各マークを検出して、印刷の際にリボンの頭出しを
行う。
【0056】C領域検出マーク56cのみが2本のバー
として印刷されているのは、例えばプリンタエンジン2
9を初期化する際に、最初に印刷するC色の色領域を検
出する必要があるためである。
【0057】図4に戻ってプリンタエンジン29の説明
を続ける。
【0058】42はリボンカセット、43は繰出しボビ
ン、44は巻取りボビンである。インクリボン41は、
リボンカセット42内にロール状に格納されており、印
刷に際して、繰出しボビン43からD3方向に記録紙4
0の搬送速度と等速に送り出されると共に、巻取りボビ
ン44に巻き取られる(ただし繰出しボビン43側は駆
動源に接続されておらず、インクリボン41が引き出さ
れる分だけ回転する。また繰出しボビン43の軸には、
適度な負荷が与えられており、巻取りボビン44によっ
てインクリボン41が巻き取られると、インクリボン4
1には張力が生じる)。
【0059】45はリボンマークセンサであり、前述し
たようにインクリボン41の各色インク塗布領域の先頭
を示す領域検出マーク56(図5参照)を検出する。
【0060】46はラインサーマルヘッドである。ライ
ンサーマルヘッド46は、複数の発熱体が一列に形成さ
れたもので、ライン状に配置された各発熱体に、画像デ
ータの値に応じた数の印加パルスを加えることで、発熱
体単位(すなわち1画素単位)に発熱量を制御すること
ができる。この発熱量に応じて、発熱体の熱分布が変わ
るため、面積変調的に階調を再現することができる。
【0061】47はプラテンローラであり、ラインサー
マルヘッド46のライン状の発熱体に対し、対向する位
置に並行して配置されている。またプラテンローラ47
は駆動源(図示せず)によりD4方向およびD5方向に
移動可能に構成されている。
【0062】プラテンローラ47は、印刷中(このとき
記録紙40がD1方向に搬送されている)はD4方向に
付勢され、インクリボン41と記録紙40をラインサー
マルヘッド46に圧接する。1色の印刷が終わって、記
録紙40をD2方向に搬送する際、プラテンローラ47
はラインサーマルヘッド46から離間する方向、すなわ
ちD5方向に、記録紙40がD2方向へ搬送されるのを
妨げないよう変位される。
【0063】48は金属製のキャプスタンローラ、49
は心金をゴム等で被覆したピンチローラである。このう
ち少なくともキャプスタンローラ48はギア列等を介し
てステッピングモータ(図示せず)に連結されており、
記録紙40は、キャプスタンローラ48およびピンチロ
ーラ49の間に挟持され搬送される。
【0064】この種のプリンタエンジン29では、カラ
ー印刷において記録紙40を複数回往復させる必要があ
るため、繰返し位置再現精度に起因する、各色のレジス
トレーション精度が画質に大きく影響する。本実施の形
態ではキャプスタンローラ48の表面を加工して金属パ
ターンを形成し、繰返し位置再現精度を向上させてい
る。
【0065】50は第1記録紙センサ、51は第2記録
紙センサであり、記録紙40の先端および後端を検出
し、画像形成のタイミングを生成したり、ジャムを検出
するのに用いられる。
【0066】52は反射型センサを応用したリボンカセ
ットセンサであり、リボンカセット42の装着の有無を
検出するものである。53はプラテンローラ47の近傍
に配置されたプラテン位置センサであり、プラテンロー
ラ47がD4位置とD5位置のどちらの位置に存在する
のかを検出するものである。
【0067】上記説明したような印刷装置における印刷
シーケンスについて説明する。
【0068】図6は、本発明の一実施の形態におけるプ
リンタエンジンの動作状態図であり、図6(a)は印刷
開始時点の状態を、図6(b)は1色の印刷終了時点の
状態をそれぞれ示している。また、図7は、本発明の一
実施の形態におけるプリンタエンジンの動作フローチャ
ートである。以下、図6(a)、図6(b)、図7に加
え、図2を併用し、プリンタエンジン29の印刷動作に
ついて説明する。
【0069】まず、CPU20は、操作ボタン31の押
下状態をチェックしており、操作ボタン31のうち、プ
リント指示ボタン7が押されたか否かを検出する(ステ
ップ2001)。
【0070】プリント指示ボタン7が押下されていない
場合は、ステップ2001に戻り無限ループを形成する
(ただし、本実施の形態ではランタイムモニタが搭載さ
れており、無限ループとは言え、他の制御も並列動作可
能に構成されている)。
【0071】一方、ステップ2001でプリント指示ボ
タン7が押下されると、印刷すべき画像データがDRA
M22上に存在するか否かをチェックする(ステップ2
002)。印刷すべき画像データが存在しなければ、再
度STEP2001に戻るが、DRAM22上に画像デ
ータが存在する場合、DRAM22上の画像データ(Y
CbCrが格納されている)を印刷に必要なC、M、Y
の画像データに変換する(ステップ2003)。
【0072】CMYデータへの変換が終了すると、まず
印刷色を示す変数であるloop_countを0に初
期化し(ステップ2004)、loop_countの
値に基づいて、DMAの転送元アドレスにC、M、Yの
画像データのいずれかの格納アドレスを設定する(ステ
ップ2005:現在は第1色目を印刷しようとしている
ので、C色の画像データの格納アドレスが設定され
る)。
【0073】次に、インクリボン41に予め印刷されて
いる領域検出マーク56を検出するまで(最初の印刷色
がC色であるため、C領域検出マーク56c(図5を参
照)を検出する)、インクリボン41をD3方向に搬送
する(ステップ2006)。
【0074】さて、この時点で、記録紙40は給紙が完
了した状態、すなわち原点位置に配置されている。次に
記録紙40をD1方向に搬送し、インクリボン41をD
3方向に搬送し、プラテンローラ47をD4方向に付勢
する(ステップ2007)。これによって、記録紙40
とインクリボン41はラインサーマルヘッド46とプラ
テンローラ47間に挟持されて搬送される。
【0075】CPU20は、駆動源(図示しないステッ
ピングモータ)に出力している励磁信号のステップ数を
カウントしており、記録紙40が予め定められた距離だ
け搬送したと判断すると(ステップ2008)、DMA
コントローラ23(図2参照)に対して画像データの転
送を開始させる(ステップ2009)。
【0076】このDMAの起動により、画像データ(こ
の場合はC色の画像データ)がプリンタインタフェース
30を介してプリンタエンジン29に転送され、1ライ
ン単位に画像が形成されていく。
【0077】1ライン分の画像データがプリンタエンジ
ン29に転送される毎に、DMAコントローラ23が出
力する割り込み信号がCPU20に入力され、CPU2
0はこの割り込みの回数をカウントすることで、画像形
成されたライン数を管理している。
【0078】本実施の形態では、画像形成ライン数は6
40ラインと予め定めてあり、CPU20が割り込み回
数のカウントにより、規定ライン数である640ライン
を検出すると(ステップ2010)、記録紙40のD1
方向への搬送を停止し、またインクリボン41のD3方
向の搬送を停止する(ステップ2011:どちらも停止
した後に、ステッピングモータの励磁信号をONにし、
いわゆるホールド状態にしておく)。
【0079】図6(b)はステップ2011の時点にお
ける、プリンタエンジン29の状態を示している。
【0080】次に、プラテンローラ47をD5方向に移
動させると共に(ステップ2012)、記録紙40をD
2方向に搬送し、原点位置に復帰させる(ステップ20
13)。ただし、この時インクリボン41は搬送されな
い。
【0081】以上のようにして、1色の印刷が完了す
る。カラー印刷の場合は、上述したプロセスをC、M、
Yの各色分、最低3回行わねばならない。そこで、印刷
色を表す変数であるloop_countをチェックし
(ステップ2014)、loop_countが0(第
1色目のCを印刷終了)または1(第2色目のMを印刷
終了)の場合は、loop_countをインクリメン
トし(ステップ2015)、ステップ2005に戻る。
【0082】一方、ステップ2015でloop_co
untが2の場合は、最終色(Y色)の印刷が終了して
いるので、印刷シーケンスを終了する。なお、印刷シー
ケンス終了後は、図示していないステッピングモータの
全ての相の励磁を停止し、ホールド状態を解除する。
【0083】以上が、通常の印刷シーケンスであるが、
入力電源電圧の低下を考慮した印刷シーケンスについ
て、図8を用いて説明する。
【0084】図8は、本発明の一実施の形態におけるプ
リンタエンジンの動作フローチャートである。
【0085】入力電源電圧の低下のない状態であれば、
前述しているように、まず、CPU20は操作ボタン3
1の押下状態をチェックしており、操作ボタン31のう
ち、プリント指示ボタン7が押されたか否かを検出す
る。そしてステップ2001に進み、以下は図7の印刷
シーケンスに従って段階的に実行する。
【0086】そして、ある特定の単色印刷プロセスが終
了すると、印刷色を表す変数であるloop_coun
tをチェックし(ステップ2014)、loop_co
untが0(第1色目のCを印字終了)または1(第2
色目のMを印字終了)の場合は、loop_count
をインクリメントし(ステップ2015)、ステップ2
005に戻る。この流れの詳細な説明は前述しており省
略する。
【0087】本実施の形態では、ステップ2015の後
に、図8に示すようにSTEP2000を設けている。
ステップ2000では、ある特定の単色印刷プロセスが
終了する毎に、電源部33の入力電圧検出手段36およ
び入力電圧閾値判定手段37からの情報に基づき、入力
電圧値(Vin)が、予め設定されている入力閾値電圧
(Vth)に対して、Vin≦Vthを満足するか否か
を判断している。
【0088】例えば、印刷色が第1色目のC色の場合、
まず、図7に示す通常の印刷シーケンスに従いC色の印
刷プロセスを終了する。
【0089】ステップ2014においてloop_co
untをチェックすると、loop_countは0な
のでloop_countをインクリメントし(ステッ
プ2015)、ステップ2000に進む。
【0090】ステップ2000において、Vin≦Vt
hを満足しない場合、図8に示すようにステップ200
5に戻り、第2色目のM色の印刷プロセスを実行する。
第2色目のM色の印刷プロセスが終了した場合にも、ス
テップ2014〜ステップ2015〜ステップ2000
のルーチンを経て、Vin≦Vthを満足しなければ、
第3色目のY色の印刷プロセスを実行する。このように
して、入力電源電圧に問題なければ、正常な印刷プロセ
スを実行する。
【0091】ところが、ステップ2000において、V
in≦Vthを満足すると、印刷シーケンスの最中に電
源供給停止の可能性があると判断し、図8に示すように
通常の印刷シーケンスは実行せずに、すなわちステップ
2005に戻らずに、強制的に印刷シーケンスを終了す
る。
【0092】また、ステップ2000においてVin≦
Vthが成立した場合に印刷シーケンスを強制的に終了
する構成としているが、通常の印刷動作においては、印
刷シーケンス終了後は、再度ステッピングモータ(図示
せず)を励磁し、記録紙40をD1方向に搬送して排紙
を行う。すなわち、図8に示すようなシーケンスにする
ことにより、印刷動作を中断し、且つ記録紙40を強制
的に排出することが可能となる。
【0093】これにより、印刷動作中の入力電源電圧の
低下に伴う不具合、すなわち記録紙40が狭持されたま
まの状態で停止してしまうのを防ぐことができる。
【0094】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電源から
供給される電圧値を検出する入力電圧検出手段と、入力
電圧検出手段により検出した電圧値と予め設定された閾
値とを比較する比較手段と、比較手段の結果、印刷中の
入力電圧値が閾値よりも下回った場合、印刷中の単色の
印刷プロセスを実行終了後に印刷動作を終了させると共
に、記録紙を排出させる制御手段と、を有する構成とし
たことにより、電源からの電圧供給が突然停止する前
に、カラー印刷の場合には少なくとも単色の印刷プロセ
スを完了させるのことができるので、印刷内容を確認で
きると共に、記録紙を排出させるので、記録紙が狭持さ
れたまま取り出すことができない不具合を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における印刷装置の全体
構成図
【図2】本発明の一実施の形態における印刷装置のハー
ドウェア構成図
【図3】本発明の一実施の形態における電源部のハード
ウェア構成図
【図4】本発明の一実施の形態におけるプリンタエンジ
ンの構成図
【図5】本発明の一実施の形態におけるインクリボンの
構成図
【図6】本発明の一実施の形態におけるプリンタエンジ
ンの動作状態図
【図7】本発明の一実施の形態におけるプリンタエンジ
ンの動作フローチャート
【図8】本発明の一実施の形態におけるプリンタエンジ
ンの動作フローチャート
【符号の説明】
32 制御部 33 電源部 34 入力電源 35 DC/DCコンバータ 36 入力電圧検出手段 37 入力電圧閾値判定手段 40 記録紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源から供給される電圧値を検出する入力
    電圧検出手段と、 前記入力電圧検出手段により検出した電圧値と予め設定
    された閾値とを比較する比較手段と、 前記比較手段の結果、印刷中の入力電圧値が閾値よりも
    下回った場合、印刷中の単色の印刷プロセスを実行終了
    後に印刷動作を終了させると共に、記録紙を排出させる
    制御手段と、を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】電源から供給される電圧値を検出し、 検出した電圧値と予め設定された閾値とを比較し、 比較した結果、印刷中の入力電圧値が閾値よりも下回っ
    た場合、印刷中の単色の印刷プロセスを実行終了後に印
    刷動作を終了させると共に、記録紙を排出させる、よう
    に制御することを特徴とする印刷制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106541718A (zh) * 2016-10-08 2017-03-29 南京富士通电子信息科技股份有限公司 适用于针式打印机的光电传感器阀值电压自动调整的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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