JP2002144647A - 印刷制御装置及び印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御装置及び印刷制御方法

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JP2002144647A
JP2002144647A JP2000349352A JP2000349352A JP2002144647A JP 2002144647 A JP2002144647 A JP 2002144647A JP 2000349352 A JP2000349352 A JP 2000349352A JP 2000349352 A JP2000349352 A JP 2000349352A JP 2002144647 A JP2002144647 A JP 2002144647A
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Jiro Kitano
次郎 北野
Yukinori Senju
幸徳 千住
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリ等の電源の電圧低下に伴い、記録紙
が狭持されたままとなり、記録紙を取り出し不可能とな
ることを回避することのできる印刷制御装置を提供する
こと。 【解決手段】 電源部33は、バッテリ等の入力電源、
入力電源からの電源電圧を検出する入力電圧検出手段、
入力電圧検出手段の検出値(Vin)と予め設定した閾
値(Vth)との比較・判定を行う入力電圧閾値判定手
段を備え、印刷中に電源電圧(Vin)が閾値(Vt
h)を下回ると、印刷状態に関わらず記録紙を狭持して
いる部材(プラテン・ローラ)を記録紙から離間させた
位置に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリ等の電池
を電源として駆動する印刷制御装置及び印刷制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、パーソナル・ハンディ
ホン・システム(以下「PHS」と称する)、携帯用情
報端末機器等の、いわゆるモバイル機器と称されるもの
が普及しており、これらの携帯機器と共に持ち運びし
て、携帯機器から得た情報をその場ですぐに印刷するこ
とが可能な、モバイル・プリンタと呼ばれる携帯用印刷
装置が注目されている。
【0003】モバイル・プリンタでは、携帯用途という
点から、同装置に供給される電源電圧として、携帯用途
に適したバッテリ等の電池が一般的に用いられている。
【0004】そして、バッテリからの入力電圧によっ
て、装置内部の各部に必要な電力を供給するための電源
部が構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バッテ
リ等の電池では、その放電特性上、ある一定電圧以下に
なると急激に電圧が低下してしまうことが知られてい
る。
【0006】バッテリからの入力電圧が急激に低下して
しまうと、バッテリを入力電源電圧とする電源部は、所
望する装置各部の電源電圧を供給することが困難とな
り、ついには操作者が使用中か否かを問わずに、装置が
突然に操作不能に陥る。
【0007】特に、バッテリを電源とする印刷装置で何
らかの情報を印刷している最中に、上記した状況下に陥
ると、記録紙を搬送する機構が、記録紙を狭持したまま
制御不能となり、操作者は記録紙を取り出すことができ
なくなるといった問題点を有していた。
【0008】本発明は、バッテリ等の電源の電圧低下に
伴い、記録紙が狭持されたままとなり、記録紙を取り出
し不可能となることを回避することのできる印刷制御装
置及び印刷制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、記録紙を狭持して印刷を行う印刷装置に用
いられる印刷制御装置であって、入力される電源電圧を
検出する入力電圧検出手段と、入力電圧検出手段の検出
値と、予め設定した閾値との比較を行う比較手段と、比
較手段による比較の結果、検出値が閾値を下回ると、記
録紙を狭持している部材を記録紙から離間させる制御手
段と、を有する構成とした。
【0010】これにより、バッテリ等の電源の電圧低下
に伴い、記録紙が狭持されたままとなり、記録紙を取り
出し不可能となることを回避することのできる印刷制御
装置が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本願の請求項1記載に係る発明
は、記録紙を狭持して印刷を行う印刷装置に用いられる
印刷制御装置であって、入力される電源電圧を検出する
入力電圧検出手段と、入力電圧検出手段の検出値と、予
め設定した閾値との比較を行う比較手段と、比較手段に
よる比較の結果、検出値が閾値を下回ると、記録紙を狭
持している部材を記録紙から離間させる制御手段と、を
有する構成としたことにより、印刷中に駆動に必要な電
力が不足しても、記録紙が取り出せなくなるといういう
ことが無くなる。
【0012】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態における印刷装置の外観斜視図である。
【0014】図1において、1はプリンタ本体であり、
電源基板、制御基板、プリンタエンジンなどから構成さ
れている。2はデジタル・スチル・カメラ・モジュール
(以下「DSCモジュール」と称する)であり、エリア
・センサや制御基板などから構成される。
【0015】3は着脱可能なメモリ・カードである。メ
モリ・カード3は図1に示す角度からは見えない位置に
設けられたカード・スロットに挿入される。プリンタ本
体1は、メモリ・カード3に格納された画像データを読
み出し、これをプリントすることができる。
【0016】4は表示パネルであり、プリンタ本体1に
装着されたメモリ・カード3から転送された画像データ
等を表示したり、DSCモジュール2から出力された画
像データを表示する。さらに、表示パネル4には、プリ
ンタ本体の各種設定項目(例えば画質調整や印字枚数の
指定など)が表示される。
【0017】5a、5b及び5cは設定ボタンである。
5a及び5bは設定項目切り換えボタンであり、これら
を押下することで、プリンタ本体1の各種設定項目が切
り換えられる。操作者は表示パネル4で設定項目を確認
しながら、設定項目切り換えボタン5a、5bを押下し
て項目を切り換える。5cは確定ボタンであり、設定項
目切り換えボタン5a、5bによって切り換えた項目を
セレクトする際に使用する。
【0018】6は表示モード切り換えボタンであり、各
種のモード切り換えに使用する。7はプリント指示ボタ
ンであり、操作者はプリンタ本体1に格納された画像デ
ータに基づきプリントを実行する際に押下する。8は電
源スイッチであり、プリンタ本体1の電源をON/OF
Fするものである。
【0019】9は接続コネクタであり、プリンタ本体1
とDSCモジュール2を電気的に接続するインターフェ
イスである。接続コネクタ9は、アラインメント・フリ
ー構造を有しており、プリンタ本体1に接続されたDS
Cモジュール2に無理な力が加わった場合でも、コネク
タそのものが破壊されないようになっている。この接続
コネクタ9を介して、プリンタ本体1からはDSCモジ
ュール2に制御信号が送られ、逆にDSCモジュール2
からはプリンタ本体1に、撮影された画像データや、D
SCモジュール2の状態を示すステート信号などが転送
される。
【0020】10a及び10bは連結部材であり、プリ
ンタ本体1とDSCモジュール2を機械的に連結するた
めの部材である。DSCモジュール2には、連結部材1
0a、10bの位置に対応した(図1に示した角度から
は見えない位置にある)部位に突起部が設けられてお
り、突起部が連結部材10a、10bに挿入されること
で、DSCモジュール2はプリンタ本体1に機構的に固
定される。
【0021】11はセンサユニットであり、レンズなど
の光学系と、カラーエリアセンサ(共に図示せず)など
から構成されている。センサユニット11はDSCモジ
ュール2に対して、一軸に関して回動自在に取りつけら
れており、操作者が必要に応じて撮影する方向を変える
ことができる。
【0022】12はシャッタボタンであり、これを押下
することで、センサユニット11に内蔵されたカラーエ
リアセンサから画像データが出力され、この画像データ
は直ちにプリンタ本体1に転送される。
【0023】13は第1通紙ガイドである。画像記録を
行うための記録紙は、図1に示す角度からは見えない位
置に設けられた、プリンタ本体1の給紙口に挿入され、
カラープリントを行う場合は、通紙ガイド13を通っ
て、プリンタ内部を複数回往復移動する。
【0024】14は第2通紙ガイドである。プリンタ本
体1にDSCモジュール2が接続されている場合に、プ
リントを行うとき、第1通紙ガイド13を通過した記録
紙は、第2通紙ガイド14に導かれ、これら2つの通紙
ガイドを経由してプリンタ内部を往復移動する。
【0025】図2は、本発明の一実施の形態における印
刷装置のハードウェア構成図であり、図1に示すプリン
タ本体1の構成について示している。
【0026】図2において、20はCPUであり、プリ
ンタ本体1及びDSCモジュール2の各構成要素を制御
する。21はFLASHメモリであり、CPU20を動
作させる各種のプログラムが格納されている。また、F
LASHメモリ21には、DSCモジュール2から転送
された画像データに圧縮処理を施して格納することがで
きる。
【0027】なお、本実施の形態では、CPU20が実
行する各種のプログラムは、FLASHメモリ21に予
め格納されている状態を示しているが、可搬性を有する
記録媒体に格納されたものを読み取り、実行する形態で
あっても良い。
【0028】22はDRAMであり、DRAM22はC
PU20のワーク領域として使用されるが、DSCモジ
ュール2から転送されてきた画像データや、カードメモ
リから読みこまれた画像データは一旦DRAM22に格
納される。23はDMAコントローラであり、DRAM
22に格納された画像データを他のハードウェアモジュ
ールに転送する際に使用される。
【0029】24はメモリカード・スロットであり、こ
こに着脱可能なメモリ・カード3(図1参照)が装着さ
れる。25はメモリカード・コントローラである。メモ
リカード・コントローラ25は、メモリカード・スロッ
ト24に装着されたメモリ・カード3に対して、CPU
20からのアクセスを制御する。具体的には、メモリ・
カード3に記憶された所定のファイル形式の画像ファイ
ルにアクセスし、これを読み出したり、逆にDRAM2
2に展開されている画像データを、書き込んだりする。
【0030】26はインタフェースである。CPU20
はインタフェース26を介して、DSCモジュール2の
ハードウェア設定を行ったり、逆にDSCモジュール2
から、撮影された画像データや、DSCモジュール2の
状態を示すステート情報などを入手する。CPU20は
このインタフェース26の状態によって、プリンタ本体
1にDSCモジュール2が接続されているか否かを検出
することができる。
【0031】また、本実施の形態では記載していない
が、例えばDSCモジュール2側にも電源スイッチが装
備されているような場合には、DSCモジュール2の電
源が入っているかどうか、すなわち、DSCモジュール
2が動作可能な状態にあるか否かも、容易に検出するこ
とができる。
【0032】27は表示パネルであり、本実施の形態で
はカラーLCDが搭載されている。表示パネル27に
は、DRAM22に展開された画像データや、ユーザの
操作に関する情報が表示される。
【0033】28はLCDドライバであり、表示パネル
27を駆動し、DMAコントローラ23によって、DR
AM22から転送されてくる画像データなどを表示パネ
ルに表示する。
【0034】29はプリンタ・エンジンであり、本実施
の形態では、熱転写方式のカラープリンタを搭載してい
る。
【0035】30はプリンタ・インタフェースであり、
CPU20、あるいはDMAコントローラ23によって
1ライン単位に転送される、単色の画像データをプリン
タ・エンジン29に渡す。プリンタ・エンジン29は、
プリンタ・インタフェース30を介して受け取った画像
データに基づき、カラー画像を形成する。また逆にプリ
ンタエンジンに配置されたセンサ等の情報が、プリンタ
・インタフェース30を経由してCPU20に送られる
(プリンタの動作については後に詳細に説明する)。
【0036】また、プリンタ・インタフェース30を介
して、CPU20はプリンタ・エンジン29に搭載され
た駆動源(図示せず)の制御を行っている。
【0037】より具体的には、CPU20は、プリンタ
・インタフェース30を介して、プリンタ・エンジン2
9に搭載されたステッピング・モータを駆動するための
励磁パルスを出力している。
【0038】31は操作ボタンであり、設定ボタン5
a、5b、5cや、表示モード切り換えボタン6や、プ
リント指示ボタン7(共に図1を参照)を一括りにして
示したものである。これら操作ボタンの状態(ON/O
FF)は、CPU20のI/Oポート(図示せず)によ
り直接参照している。
【0039】32は、以上の一連の制御を行うブロック
となる制御部である。33は、バッテリを入力電源電圧
として、制御部32や制御部32を介してプリンタ・エ
ンジン29やDSCモジュール2、表示パネル27等に
所望の電源電圧を出力したり、CPU20により電源電
圧の出力の制御を行う電源部である。
【0040】図3は、本発明の一実施の形態における電
源部のハードウエア構成図であり、図2に示す電源部3
3について示したものである。
【0041】図3において、34は入力電源であり、本
実施の形態では、バッテリ等の電池が入力電源となって
いる。
【0042】35はDC/DCコンバータであり、入力
電源34からの電圧供給をうけて、前述のように制御部
32や制御部32を介してプリンタ・エンジン29やD
SCモジュール2、表示パネル27等が所望とするDC
電圧を生成して出力(供給)する。
【0043】また、制御部32のCPU20からの制御
信号に基づき、供給する任意のDC電圧の出力制御(O
N−OFF制御)を行う。この制御によって、装置の使
用状況によっては出力する必要のないDC電圧をカット
することにより、バッテリ入力装置として必要不可欠な
省電力機能を実現している。
【0044】36は入力電圧検出手段であり、装置への
供給電圧となる入力電源34の電圧値(Vin)をモニ
ターし、装置の使用に伴う装置への供給電圧の変化を検
出する。
【0045】37は入力電圧閾値判定手段であり、入力
電圧検出手段36が検出した入力電源34の電圧値(V
in)と、予め設定しておいた、Vinの変動によりD
C/DCコンバータ35が本来供給すべき各部の所望の
電源電圧を出力することが困難となる電圧値に対して、
一定の裕度をもった入力閾値電圧(Vth)との比較
を、Vin≦Vthにて行い、その結果を制御部32の
CPU20に送出する。
【0046】これにより、制御部32のCPU20は、
装置の入力電圧の低下に起因する各部の所望とする電源
電圧の供給停止を、事前に察知することが可能となる。
【0047】図4は本発明の一実施の形態におけるプリ
ンタ・エンジンの構成図であり、図2に示すプリンタ・
エンジン29について示したものである。
【0048】図4において、40は記録紙である。記録
紙40はステッピング・モータ(図示せず)により、方
向D1及び方向D2に往復移動する。プリンタ・エンジ
ン29では、記録紙40上にCyan(以下「C」称す
る)、Magenta(以下「M」と称する)、Yel
low(以下「Y」と称する)の順に3色の画像を合成
してフルカラーのプリントを形成するが、これら各単色
の画像を記録する際に、記録紙40は方向D1に駆動さ
れる。
【0049】41はインク・リボンである。ここで、図
5を参照しながら、インク・リボン41について説明す
る。図5は、本発明の一実施の形態におけるインク・リ
ボンの構成図である。
【0050】図5において、55cはCインク塗布領
域、55mはMインク塗布領域、55yはYインク塗布
領域であり、56cはC領域検出マーク、56mはM領
域検出マーク、56yはY領域検出マークである。
【0051】インク・リボン41は数μmの厚みの透明
PET基材上に、Cインク塗布領域55c、Mインク塗
布領域55m、Yインク塗布領域55yを面順に形成し
たものであり、これらの3領域が繰返し配置されてい
る。
【0052】Cインク塗布領域55cの直前にはC領域
検出マーク56cが、Mインク塗布領域55mの直前に
はM領域検出マーク56mが、Yインク塗布領域55y
の直前にはY領域検出マーク56yが、それぞれ黒色イ
ンクで印刷されており、後述するリボンマークセンサ
で、各マークを検出して、印字の際にリボンの頭出しを
行う。
【0053】C領域検出マーク56cのみが2本のバー
として印刷されているのは、例えばプリンタエンジンを
初期化する際に、最初に印字するシアンインクの色領域
を検出する必要があるためである。
【0054】図4に戻り、42はリボン・カセット、4
3は繰出しボビン、44は巻取りボビンである。
【0055】インク・リボン41は、リボン・カセット
42内にロール状に格納されており、印刷に際して、繰
出しボビン43から方向D3に、記録紙40の搬送速度
と等速に送り出されると共に、巻取りボビン44に巻き
取られる(ただし繰出しボビン43側は、駆動源に接続
されておらず、インク・リボン41が引き出される分だ
け回転する。また繰出しボビン43の軸には、適度な負
荷が与えられており、巻取りボビン44によってインク
・リボン41が巻き取られると、インク・リボン41に
は張力が生じる)。
【0056】45はリボン・マークセンサであり、前述
したようにインク・リボン41の、各色インク塗布領域
の先頭を示す領域検出マーク56(図5参照)を検出す
る。
【0057】46はライン・サーマルヘッドである。ラ
イン・サーマルヘッド46は、複数の発熱体が一列に形
成されたもので、ライン状に配置された各発熱体に、画
像データの値に応じた数の印加パルスを加えることで、
発熱体単位(即ち1画素単位)に発熱量を制御すること
ができる。この発熱量に応じて、発熱体の熱分布が変わ
るため、面積変調的に階調を再現することができる。
【0058】47はプラテン・ローラであり、ライン・
サーマルヘッド46のライン状の発熱体に対して、対向
する位置に、並行して配置されている。また、プラテン
・ローラ47は駆動源(図示せず)により方向D4およ
び方向D5に移動可能に構成されている。
【0059】プラテン・ローラ47は、印字中(このと
き記録紙が方向D1に搬送されている)はD4方向に付
勢され、インク・リボン41と記録紙40をライン・サ
ーマルヘッド46に圧接する。1色の印字が終わって、
記録紙40を方向D2に搬送する際、プラテン・ローラ
47はライン・サーマルヘッド46から離間する方向、
即ち方向D5に、記録紙が方向D2へ搬送されるのを妨
げないよう変位される。
【0060】48は金属製のキャプスタン・ローラ、4
9は心金をゴム等で被覆したピンチ・ローラである。こ
のうち少なくともキャプスタン・ローラ48はギア列等
を介してステッピング・モータ(図示せず)に連結され
ており、記録紙40は、キャプスタン・ローラ48及び
ピンチ・ローラ49の間に挟持され搬送される。
【0061】この種のプリンタ・エンジン29では、カ
ラー印刷において記録紙40を複数回往復させる必要が
あるため、繰返し位置再現精度に起因する、各色のレジ
ストレーション精度が画質に大きく影響する。本実施の
形態では、キャプスタン・ローラ48の表面を加工して
金属パターンを形成し、繰返し位置再現精度を向上させ
ている。
【0062】50は第1記録紙センサ、51は第2記録
紙センサであり、記録紙40の先端及び後端を検出し、
画像形成タイミングを生成したり、ジャムを検出するの
に用いられる。
【0063】52は反射型センサを応用したリボン・カ
セット・センサであり、リボン・カセット42の装着の
有無を検出するものである。
【0064】53はプラテン・ローラ47の近傍に配置
された、プラテン位置センサであり、プラテン・ローラ
47が方向D4と方向D5のどちらの位置に存在するの
かを検出するものである。
【0065】続いて、プリンタ・エンジン29の印刷シ
ーケンスについて説明する。
【0066】図6は、プリンタ・エンジン29の印刷状
態を示しており、図6(a)は、本発明の一実施の形態
におけるプリンタ・エンジンの印字開始時点の状態図、
図6(b)は、本発明の一実施の形態におけるプリンタ
・エンジンの1色印刷終了時点の状態図である。また、
図7は、本発明の一実施の形態におけるプリンタ・エン
ジンの印刷シーケンスを示す動作フローチャートであ
る。
【0067】以下、図6(a)、図6(b)、図7に加
え、図2を併用して、プリンタ・エンジン29の印刷動
作について説明する。
【0068】まず、CPU20は、操作ボタン31の押
下状態をチェックしており、操作ボタン31のうち、プ
リント指示ボタン7が押されたか否かを検出する(ST
EP2001)。
【0069】プリント指示ボタン7が押下されていない
場合は、再度STEP2001に戻り無限ループを形成
する(ただし、本システムにはランタイム・モニタが搭
載されており、無限ループとはいえ、他の制御も並列動
作可能に構成されている)。
【0070】プリント指示ボタン7が押下されると、印
字すべき画像データがDRAM22上に存在するか否か
をチェックする(STEP2002)。
【0071】印字すべき画像データが存在しなければ、
再度STEP2001に戻るが、DRAM22上に画像
データが存在する場合、DRAM22上の画像データ
(YCbCrが格納されている)をプリントに必要な
C、M、Yの画像データに変換する(STEP200
3)。
【0072】CMYデータへの変換が終了すると、ま
ず、プリント色を示す変数であるloop_count
を0に初期化し(STEP2004)、loop_co
untの値に基づいて、DMAの転送元アドレスに、
C、M、Yの画像データのいずれかの格納アドレスを設
定する(STEP2005:現在は第1色目を印字しよ
うとしているので、Cの画像データの格納アドレスが設
定される)。
【0073】次に、インク・リボン41に予め印刷され
ている領域検出マーク56を検出するまで(最初の印字
色がCであるため、C領域検出マーク56c(図5を参
照)を検出する)、インク・リボン41を方向D3に搬
送する(STEP2006)。
【0074】この時点で、記録紙40は給紙が完了した
状態、すなわち原点位置に配置されているが、次に記録
紙40を方向D1に搬送し、インク・リボン41を方向
D3に搬送し、プラテン・ローラ47を方向D4に付勢
する(STEP2007)。これによって、記録紙40
とインク・リボン41はライン・サーマルヘッド46と
プラテン・ローラ47間に挟持されて搬送される。
【0075】CPU20は、駆動源(図示しないステッ
ピング・モータ)に出力している励磁信号のステップ数
をカウントしており、記録紙40が予め定められた距離
だけ搬送したと判断すると(STEP2008)、DM
Aコントローラ23(図2参照)に対して画像データの
転送を開始させる(STEP2009)。
【0076】このDMAの起動により、画像データ(こ
の場合はCの画像データ)がプリンタ・インタフェース
30を介してプリンタ・エンジン29に転送され、1ラ
イン単位に画像が形成されていく。1ライン分の画像デ
ータがプリンタ・エンジン29に転送される毎に、DM
Aコントローラ23が出力する割り込み信号がCPU2
0に入力され、CPU20はこの割り込みの回数をカウ
ントすることで、画像形成されたライン数を管理してい
る。
【0077】本実施の形態では、画像形成ライン数は6
40ラインと予め定めてあり、CPU20が割り込み回
数のカウントにより、規定ライン数である640ライン
を検出すると(STEP2010)、記録紙40の方向
D1への搬送を停止し、またインク・リボン41のD3
方向の搬送を停止する(STEP2011:どちらも停
止した後に、ステッピングモータの励磁信号をONに
し、いわゆるホールド状態にしておく)。図6(b)は
STEP2011の時点における、プリンタ・エンジン
29の状態を示している。
【0078】次に、プラテン・ローラ47を方向D5に
移動させると共に(STEP2012)、記録紙40を
方向D2に搬送し、原点位置に復帰させる(STEP2
013)。ただし、この時インク・リボン41は搬送さ
れない。
【0079】以上のようにして、1色の印字が完了す
る。カラー印刷の場合は、上述したプロセスをC、M、
Yの各色分、最低3回行わねばならない。そこで、印字
色を表す変数であるloop_countをチェックし
(STEP2014)、loop_countが0(第
1色目のCを印字終了)または1(第2色目のMを印字
終了)の場合は、loop_countをインクリメン
トし(STEP2015)、STEP2005に戻る。
【0080】一方、STEP2015でloop_co
untが2の場合は、最終色(Y)の印字が終了してい
るので、印刷シーケンスを終了する。なお、印刷シーケ
ンス終了後は、ステッピング・モータ(図示せず)の全
ての相の励磁を停止し、ホールド状態を解除する。
【0081】続いて、入力電源電圧を考慮した印刷シー
ケンスの一例について、図8を用いて説明する。
【0082】図8は、本発明の一実施の形態におけるプ
リンタ・エンジンの印刷シーケンスを示す動作フローチ
ャートである。
【0083】図8に示すように、CPU20は操作ボタ
ン31の押下状態をチェックし、操作ボタン31のう
ち、プリント指示ボタン7が押されたか否かを検出する
STEP2001に進み、その後図7に示す印刷シーケ
ンスに従って段階的に実行するが、本実施の形態におい
ては、STEP2007の後に、図8に示すようにST
EP2000を設ける。
【0084】まず、CPU20は、操作ボタン31の押
下状態をチェックしており、操作ボタン31のうち、プ
リント指示ボタン7が押されたか否かを検出する(ST
EP2001)。
【0085】プリント指示ボタン7が押下されていない
場合は、再度STEP2001に戻り無限ループを形成
する(ただし、本システムにはランタイムモニタが搭載
されており、無限ループとはいえ、他の制御も並列動作
可能に構成されている)。
【0086】プリント指示ボタン7が押下されると、印
刷すべき画像データがDRAM22上に存在するか否か
をチェックする(STEP2002)。印字すべき画像
データが存在しなければ、再度STEP2001に戻る
が、DRAM22上に画像データが存在する場合、DR
AM22上の画像データ(YCbCrが格納されてい
る)をプリントに必要なC、M、Yの画像データに変換
する(STEP2003)。
【0087】CMYデータへの変換が終了すると、まず
プリント色を示す変数であるloop_countを0
に初期化し(STEP2004)、loop_coun
tの値に基づいて、DMAの転送元アドレスに、C,
M,Yの画像データのいずれかの格納アドレスを設定す
る(STEP2005:現在は第1色目を印字しようと
しているので、Cの画像データの格納アドレスが設定さ
れる)。
【0088】次に、インク・リボン41に予め印刷され
ている領域検出マーク56を検出するまで(最初の印字
色がCであるため、C領域検出マーク56c(図5を参
照)を検出する)、インク・リボン41を方向D3に搬
送する(STEP2006)。
【0089】この時点で、記録紙40は給紙が完了した
状態、すなわち原点位置に配置されているが、次に記録
紙40を方向D1に搬送し、インク・リボン41を方向
D3に搬送し、プラテン・ローラ47を方向D4に付勢
する(STEP2007)。これによって、記録紙40
とインク・リボン41はライン・サーマルヘッド46と
プラテン・ローラ47間に挟持されて搬送される。
【0090】ここで、電源部33の入力電圧検出手段3
6及び入力電圧閾値判定手段37からの情報に基づき、
システムへ供給される入力電圧値(Vin)が、予め設
定されている入力閾値電圧(Vth)に対して、前述の
Vin≦Vthを満足するか否かを判断するSTEP2
000を実行する。この結果、Vin≦Vthを満足し
なければ、STEP2008を実行する。
【0091】Vin≦Vthを満足すると、印字の最中
に電源供給停止の可能性があると判断し、図8に示すよ
うにSTEP2008は実行せずに、STEP2100
を実行し、プラテン・ローラ47を方向D5に移動させ
て、狭持していた記録紙40から離間する位置にプラテ
ン・ローラ47を移動して、印刷シーケンスを終了す
る。
【0092】同様に、STEP2008とSTEP20
09、STEP2009とSTEP2010、STEP
2010とSTEP2011の各間に、各々STEP2
000を設けて、前述の場合と同様に、システムへ供給
される入力電圧値(Vin)が、予め設定されている入
力閾値電圧(Vth)に対して、前述Vin≦Vthを
満足するか否かを判断し、Vin≦Vthを満足しなけ
れば、次のステップをを実行し、Vin≦Vthを満足
すると、印字の最中に電源供給停止の可能性があると判
断し、図8に示すように次のステップは実行せずに、S
TEP2100を実行し、プラテン・ローラ47を方向
D5に移動させて、狭持していた記録紙40から離間す
る位置にプラテン・ローラ47を移動して、印刷シーケ
ンスを終了する。
【0093】以上のように本実施の形態では、印刷時に
電源部33からの入力電圧を監視しており、印刷中に電
源部33から供給される入力電圧が低下し、予め設定し
た閾値を下回ると、記録紙40を狭持していたプラテン
・ローラ47を離間させるので、印刷中に装置が停止し
ても記録紙40が取れなくなるという問題を回避するこ
とができる。
【0094】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録紙を
狭持して印刷を行う印刷装置に用いられる印刷制御装置
であって、入力される電源電圧を検出する入力電圧検出
手段と、入力電圧検出手段の検出値と、予め設定した閾
値との比較を行う比較手段と、比較手段による比較の結
果、検出値が閾値を下回ると、記録紙を狭持している部
材を記録紙から離間させる制御手段と、を有する構成と
したことにより、印刷中に駆動に必要な電力が不足し、
記録紙が取り出せなくなることがなくなり、操作性が格
段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における印刷装置の外観
斜視図
【図2】本発明の一実施の形態における印刷装置のハー
ドウェア構成図
【図3】本発明一実施の形態における電源部のハードウ
エア構成図
【図4】本発明一実施の形態におけるプリンタ・エンジ
ンの構成図
【図5】本発明の一実施の形態におけるインク・リボン
の構成図
【図6】(a)本発明の一実施の形態におけるプリンタ
・エンジンの印字開始時点の状態図 (b)本発明の一実施の形態におけるプリンタ・エンジ
ンの1色印刷終了時点の状態図
【図7】本発明の一実施の形態におけるプリンタ・エン
ジンの印刷シーケンスを示す動作フローチャート
【図8】本発明の一実施の形態におけるプリンタ・エン
ジンの印刷シーケンスを示す動作フローチャート
【符号の説明】
20 CPU 21 フラッシュメモリ 22 DRAM 23 DMAコントローラ 24 メモリカード・スロット 25 メモリカード・コントローラ 26 インタフェース 27 表示パネル 28 LCDドライバ 29 プリンタ・エンジン 30 プリンタ・インタフェース 31 操作ボタン 32 制御部 33 電源部 34 入力電源 35 DC/DCコンバータ 36 入力電圧検出手段 37 入力電圧閾値判定手段 40 記録紙 47 プラテン・ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録紙を狭持して印刷を行う印刷装置に用
    いられる印刷制御装置であって、 入力される電源電圧を検出する入力電圧検出手段と、 前記入力電圧検出手段の検出値と、予め設定した閾値と
    の比較を行う比較手段と、 前記比較手段による比較の結果、検出値が閾値を下回る
    と、記録紙を狭持している部材を記録紙から離間させる
    制御手段と、を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】記録紙を狭持して印刷を行う印刷装置に用
    いられる印刷制御方法であって、 入力される電源電圧を検出し、 検出値と、予め設定した閾値との比較を行い、 比較の結果、検出値が閾値を下回ると、記録紙を狭持し
    ている部材を記録紙から離間させる、ように制御するこ
    とを特徴とする印刷制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224074A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Hiti Digital Inc 印刷媒体を精密に切断することができる熱昇華型プリンタシステム及びそれを用いる印刷方法
WO2022015314A1 (en) * 2020-07-16 2022-01-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Print apparatus

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