JP2002254778A - 印刷制御装置 - Google Patents

印刷制御装置

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JP2002254778A
JP2002254778A JP2001057758A JP2001057758A JP2002254778A JP 2002254778 A JP2002254778 A JP 2002254778A JP 2001057758 A JP2001057758 A JP 2001057758A JP 2001057758 A JP2001057758 A JP 2001057758A JP 2002254778 A JP2002254778 A JP 2002254778A
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power supply
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voltage
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JP2001057758A
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English (en)
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Jiro Kitano
次郎 北野
Yuji Toyomura
祐士 豊村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリ等の電源からの入力電圧が急激に低
下しても、装置の突然停止を回避することのできる印刷
制御装置を提供すること。 【解決手段】 データを印刷する印刷装置を制御する印
刷制御装置であって、電源から供給される電源電圧を監
視する入力電圧検出手段36と、入力電圧検出手段36
の検出情報と予め設定した入力電圧の閾値情報とを比較
し判定する入力電圧閾値判定手段37と、入力電圧閾値
判定手段37の判定結果として検出電圧値が閾値を下回
った場合、印刷処理とは関係しない部位の動作を停止さ
せると共に、印刷動作を継続させるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリ等の電源
により駆動する携帯用途の印刷制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やパーソナルハンディホ
ンシステム(以下「PHS」と称する)、さらには携帯
用情報端末機器等のモバイル機器が急速に普及してお
り、これらの機器と共に持ち運び、携帯機器から得た情
報等をその場ですぐに印刷することが可能な、モバイル
プリンタが注目されている。
【0003】一般的に、モバイルプリンタは携帯用途と
いう点から、同装置に供給される電源電圧は、やはり携
帯用途に適したバッテリ等の電池である場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バッテ
リ等を入力電源とする場合、その放電特性上、ある一定
電圧以下になると急激に電圧が低下してしまうことが知
られている。バッテリからの入力電圧が急激に低下して
しまうことにより、バッテリを入力電源電圧とする電源
部は、所望とされる装置各部の電源電圧を供給すること
が困難となり、ついには操作者が使用中か否かを問わず
に、装置が突然に操作不能に陥ってしまう。
【0005】これによって、例えば、何らかの情報を印
刷している最中に、前述のような状況下に陥ると、印刷
中の記録紙が途中で止まって取れなくなる等の不具合が
発生する。
【0006】本発明は、バッテリ等の電源からの入力電
圧が急激に低下しても、装置の突然停止を回避すること
のできる印刷制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、データを印刷する印刷装置を制御する印刷
制御装置であって、電源から供給される電源電圧を監視
する入力電圧検出手段と、入力電圧検出手段の検出情報
と予め設定した入力電圧の閾値情報とを比較し判定する
入力電圧閾値判定手段と、入力電圧閾値判定手段の判定
結果として検出電圧値が閾値を下回った場合、印刷処理
とは関係しない部位の動作を停止させると共に、印刷動
作を継続させるように制御する制御手段と、を有する構
成とした。
【0008】これにより、バッテリ等の電源からの入力
電圧が急激に低下しても、装置の突然停止を回避するこ
とのできる印刷制御装置を提供できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本願の請求項1に係る発明は、デ
ータを印刷する印刷装置を制御する印刷制御装置であっ
て、電源から供給される電源電圧を監視する入力電圧検
出手段と、入力電圧検出手段の検出情報と予め設定した
入力電圧の閾値情報とを比較し判定する入力電圧閾値判
定手段と、入力電圧閾値判定手段の判定結果として検出
電圧値が閾値を下回った場合、印刷処理とは関係しない
部位の動作を停止させると共に、印刷動作を継続させる
ように制御する制御手段と、を有する構成としたことに
より、印刷中に電源容量が不足し、印刷を最後まで実行
できなくなる問題を回避することができる。
【0010】本願の請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、データを表示する表示手段を有し、
制御手段は、入力電圧閾値判定手段の判定結果として検
出電圧値が閾値を下回った場合、表示手段の動作を停止
させ、印刷処理終了後、表示手段の動作を回復させると
共に、表示手段に電源容量が不足している旨の表示を実
行させる構成としたことにより、操作者は印刷後に電源
容量の状態を把握することができる。
【0011】以下、本発明の一実施の形態について、図
面を参照しながら説明する。
【0012】(実施の形態)図1は、本発明の一実施の
形態における印刷装置の外観斜視図である。
【0013】図1において、1はプリンタ本体であり、
電源基板、制御基板、プリンタエンジンなどから構成さ
れている。2はデジタルスチルカメラモジュール(以下
DSCモジュールと略す)であり、エリアセンサや制御
基板などから構成される。
【0014】3は着脱可能なメモリカードである。メモ
リカード3はカードスロット(図1に示す方向からは見
えない位置に設けられている)に挿入される。プリンタ
本体1は、メモリカード3に格納された画像データを読
み出し、これを印刷することができる。
【0015】4は表示パネルであり、プリンタ本体1に
装着されたメモリカード3から転送された画像データ等
を表示したり、DSCモジュール2から出力された画像
データを表示する。さらに表示パネル4には、プリンタ
本体1の各種設定項目(例えば画質調整や、印刷枚数の
指定等)が表示される。
【0016】5a、5b及び5cは設定ボタン群であ
る。5a、5bは設定項目切り換えボタンであり、操作
者が押下することで、プリンタ本体1の各種設定項目を
切り換えることができる。
【0017】操作者は表示パネル4で設定項目を確認し
ながら、設定項目切り換えボタン5a、5bを押下して
項目を切り換える。5cは確定ボタンであり、設定項目
切り換えボタン5a、5bによって切り換えた項目をセ
レクトする際に使用する。
【0018】6は表示モード切り換えボタンであり、各
種のモード切り換えに使用する。7はプリント指示ボタ
ンであり、操作者はプリンタ本体1に格納された画像デ
ータに基づき印刷を実行する際に押下する。8は電源ス
イッチであり、プリンタ本体1の電源をON/OFFす
るものである。
【0019】9は接続コネクタであり、プリンタ本体1
とDSCモジュール2を電気的に接続するインターフェ
イスである。接続コネクタ9はアラインメントフリー構
造を有しており、プリンタ本体1に接続されたDSCモ
ジュール2に無理な力が加わった場合でも、コネクタそ
のものが破壊されないようになっている。この接続コネ
クタ9を介して、プリンタ本体1からはDSCモジュー
ル2に制御信号が送られ、逆にDSCモジュール2から
はプリンタ本体1に、撮影された画像データや、DSC
モジュール2の状態を示すステート信号などが転送され
る。
【0020】10a、10bは連結部材であり、プリン
タ本体1とDSCモジュール2を機械的に連結するため
の部材である。DSCモジュール2には、連結部材10
a、10bの位置に対応した(図1に示す方向から見え
ない位置に存在する)部位に突起部が設けられており、
突起部が連結部材10a、10bに挿入されることで、
DSCモジュール2はプリンタ本体1に機構的に固定さ
れる。
【0021】11はセンサユニットであり、レンズなど
の光学系と、カラーエリアセンサ(共に図示せず)など
から構成されている。センサユニット11はDSCモジ
ュール2に対して、一軸に関して回動自在に取りつけら
れており、操作者の必要に応じて撮影する方向を変える
ことができる。
【0022】12はシャッタボタンであり、これを押下
することで、センサユニット11に内蔵されたカラーエ
リアセンサから画像データが出力され、この画像データ
は直ちにプリンタ本体1に転送される。
【0023】13は第1通紙ガイドである。画像記録を
行うための記録紙は、プリンタ本体1の給紙口(図1に
示す方向からは見えない)に挿入され、カラー印刷を行
う場合は、第1通紙ガイド13を通って、プリンタ内部
を複数回往復移動する。
【0024】14は第2通紙ガイドである。プリンタ本
体1にDSCモジュール2が接続されている場合に、印
刷を行うとき、第1通紙ガイド13を通過した記録紙
は、第2通紙ガイド14に導かれ、これら2つの通紙ガ
イドを経由して装置内部を往復移動する。
【0025】図2は、本発明の一実施の形態における印
刷装置のハードウェア構成図である。
【0026】図2において、20はCPUであり、プリ
ンタ本体1及びDSCモジュール2の各構成要素を制御
する。21はFLASHメモリであり、CPU20を動
作させるためのプログラムが格納されている。また、F
LASHメモリ21には、DSCモジュール2から転送
された画像データに圧縮処理を施して格納することがで
きる。
【0027】22はDRAMであり、DRAM22はC
PU20のワーク領域として使用されるが、DSCモジ
ュール2から転送されてきた画像データや、メモリカー
ド3から読みこまれた画像データは一旦DRAM22に
格納される。
【0028】23はDMAコントローラであり、DRA
M22に格納された画像データを他のハードウェアモジ
ュールに転送する際に使用される。
【0029】24はメモリカードスロットであり、ここ
に着脱可能なメモリカード3が装着される。25はメモ
リカードコントローラである。メモリカードコントロー
ラ25は、メモリカードスロット24に装着されたメモ
リカード3に対して、CPU20からのアクセスを制御
する。具体的には、メモリカード3に記憶された所定フ
ァイル形式の画像ファイルにアクセスし、これを読み出
したり、逆にDRAM22に展開されている画像データ
を、書き込む。
【0030】26はインタフェース(I/F)である。
CPU20はインタフェース26を介して、DSCモジ
ュール2のハードウェア設定を行ったり、逆にDSCモ
ジュール2から、撮影された画像データや、DSCモジ
ュール2の状態を示すステート情報などを入手する。C
PU20はこのインタフェース26の状態によって、プ
リンタ本体1にDSCモジュール2が接続されているか
否かを検出することができる。
【0031】また、本実施の形態では記載していない
が、例えばDSCモジュール2側にも電源スイッチが装
備されているような場合には、DSCモジュール2の電
源が入っているかどうか、すなわち、DSCモジュール
2が動作可能な状態にあるか否かも、容易に検出するこ
とができる。
【0032】27は表示パネルであり、本実施の形態で
はカラーLCDが搭載されている。表示パネル27に
は、DRAM22に展開された画像データや、操作者の
操作に関する情報が表示される。
【0033】28はLCDドライバであり、表示パネル
27を駆動し、DMAコントローラ23によって、DR
AM22から転送されてくる画像データなどを表示パネ
ル27に表示する。
【0034】29はプリンタエンジンであり、本実施の
形態では熱転写方式のカラープリンタを搭載している。
【0035】30はプリンタインタフェース(プリンタ
I/F)であり、CPU20、あるいはDMAコントロ
ーラ23によって1ライン単位に転送される、単色の画
像データをプリンタエンジン29に渡す。
【0036】プリンタエンジン29はプリンタインタフ
ェース30を介して受け取った画像データに基づき、カ
ラー画像を形成する。また、プリンタエンジン29に配
置されたセンサ等の情報が、プリンタインタフェース3
0を経由してCPU20に送られる(プリンタエンジン
29の動作については後述する)。
【0037】また、プリンタインタフェース30を介し
て、CPU20はプリンタエンジン29に搭載された駆
動源(図示せず)の制御を行っている。具体的には、C
PU20は、プリンタインタフェース30を介して、プ
リンタエンジン29に搭載されたステッピングモータを
駆動するための励磁パルスを出力している。
【0038】31は操作ボタンであり、設定ボタン群5
a、5b、5cや、表示モード切り換えボタン6や、プ
リント指示ボタン7(共に図1を参照)を一括して示し
たものである。これら操作ボタンの状態(ON/OF
F)はCPU20のI/Oポート(図示せず)により直
接参照している。
【0039】32は、各ブロックの制御を行なう制御部
である。33は、バッテリを入力電源電圧として、制御
部32や制御部32を介してプリンタエンジン29やD
SCモジュール2、表示パネル27等に所望の電源電圧
を出力したり、CPU20により電源電圧の出力の制御
を行う電源部である。
【0040】続いて、電源部33の構成について説明す
る。
【0041】図3は、本発明の一実施の形態における電
源部のハードウェア構成図であり、図2に示す電源部3
3について示したものである。以下、図3を用いて電源
部33のハードウェア構成について説明する。
【0042】図3に示すように、電源部33において、
34は入力電源であり、本実施の形態の場合はバッテリ
等の電池が使用される。
【0043】35はDC/DCコンバータであり、入力
電源34からの電圧供給をうけて、前述のように制御部
32や制御部32を介してプリンタエンジン29やDS
Cモジュール2、表示パネル27等が所望とするDC電
圧を生成して出力(供給)する。
【0044】また、制御部32のCPU20からの制御
信号に基づき、供給する任意のDC電圧の出力制御(O
N−OFF制御)を行う。この制御によって、装置の使
用状況によっては出力する必要のないDC電圧をカット
することにより、バッテリ入力装置として必要不可欠な
省電力機能を実現している。
【0045】36は入力電圧検出手段であり、装置への
供給電圧となる入力電源34の電圧値(Vin)をモニ
ターし、装置の使用に伴う装置への供給電圧の変化を検
出する。
【0046】37は入力電圧閾値判定手段であり、入力
電圧検出手段36が検出した入力電源34の電圧値(V
in)と、予め設定しておいた、Vinの変動によりD
C/DCコンバータ35が本来供給すべき各部の所望の
電源電圧を出力することが困難となる電圧値に対して、
一定の裕度をもった入力閾値電圧(Vth)との比較
を、Vin≦Vthによって行い、その結果を制御部3
2のCPU20に送出する。
【0047】これにより、制御部32のCPU20は、
装置の入力電圧の低下に起因する各部の所望とする電源
電圧の供給停止を、事前に察知することが可能となる。
【0048】続いて、プリンタエンジン29の構成につ
いて説明する。
【0049】図4は、本発明の一実施の形態におけるプ
リンタエンジンの構成図であり、その断面を模式的に示
したものである。
【0050】図4において、40は記録紙である。記録
紙40はステッピングモータ(図示せず)により、D1
方向及びD2方向に往復移動する。プリンタエンジン2
9では、記録紙40上にCyan(以下「C」と称す
る)、Magenta(以下「M」と称する)、Yel
low(以下「Y」と称する)の順に3色の画像を合成
してフルカラー印刷を形成するが、これら各単色の画像
を記録する際に、記録紙40はD1方向に搬送される。
【0051】41はインクリボンである。ここで図5を
用いてインクリボンの構成について説明する。図5は、
本発明の一実施の形態におけるインクリボンの構成図で
ある。
【0052】図5において、55cはCインク塗布領
域、55mはMインク塗布領域、55yはYインク塗布
領域であり、56cはC領域検出マーク、56mはM領
域検出マーク、56yはY領域検出マークである。
【0053】インクリボン41は数μmの厚みの透明P
ET基材上に、Cインク塗布領域55c、Mインク塗布
領域55m、Yインク塗布領域55yを面順に形成した
ものであり、これらの3領域が繰返し配置されている。
【0054】Cインク塗布領域55cの直前にはC領域
検出マーク56cが、Mインク塗布領域55mの直前に
はM領域検出マーク56mが、Yインク塗布領域55y
の直前にはY領域検出マーク56yが、それぞれ黒色イ
ンクで印刷されており、後述するリボンマークセンサ
で、各マークを検出して、印刷の際にリボンの頭出しを
行う。
【0055】C領域検出マーク56cのみが2本のバー
として印刷されているのは、例えばプリンタエンジン2
9を初期化する際に、最初に印刷するシアンインクの色
領域を検出する必要があるためである。
【0056】図4に戻ってプリンタエンジン29の説明
を続ける。
【0057】42はリボンカセット、43は繰出しボビ
ン、44は巻取りボビンである。インクリボン41はリ
ボンカセット42内にロール状に格納されており、印刷
に際して、繰出しボビン43からD3方向に、記録紙4
0の搬送速度と等速に送り出されると共に、巻取りボビ
ン44に巻き取られる(ただし繰出しボビン43側は、
駆動源に接続されておらず、インクリボン41が引き出
される分だけ回転する。また、繰出しボビン43の軸に
は、適度な負荷が与えられており、巻取りボビン44に
よってインクリボン41が巻き取られると、インクリボ
ン41には張力が生じる)。
【0058】45はリボンマークセンサであり、前述し
たようにインクリボン41の、各色インク塗布領域の先
頭を示す領域検出マーク56(図5)を検出する。
【0059】46はラインサーマルヘッドである。ライ
ンサーマルヘッド46は、複数の発熱体が一列に形成さ
れたもので、ライン状に配置された各発熱体に、画像デ
ータの値に応じた数の印加パルスを加えることで、発熱
体単位(すなわち1画素単位)に発熱量を制御すること
ができる。この発熱量に応じて、発熱体の熱分布が変わ
るため、面積変調的に階調を再現することができる。
【0060】47はプラテンローラであり、ラインサー
マルヘッド46のライン状の発熱体に対して、対向する
位置に並行して配置されている。また、プラテンローラ
47は駆動源(図示せず)によりD4方向及びD5方向
に移動可能に構成されている。プラテンローラ47は、
印刷中(このとき記録紙40がD1方向に搬送されてい
る)はD4方向に付勢され、インクリボン41と記録紙
40をラインサーマルヘッド46に圧接する。
【0061】1色の印刷が終わって、記録紙40をD2
方向に搬送する際、プラテンローラ47はラインサーマ
ルヘッド46から離間する方向、すなわちD5方向に、
記録紙40がD2方向へ搬送されるのを妨げないよう変
位される。
【0062】48は金属製のキャプスタンローラ、49
は心金をゴム等で被覆したピンチローラである。このう
ち少なくともキャプスタンローラ48はギア列等を介し
てステッピングモータ(図示せず)に連結されており、
記録紙40は、キャプスタンローラ48及びピンチロー
ラ49の間に挟持され搬送される。
【0063】この種のプリンタエンジン29では、カラ
ー印刷において記録紙40を複数回往復させる必要があ
るため、繰返し位置再現精度に起因する、各色のレジス
トレーション精度が画質に大きく影響する。本実施の形
態ではキャプスタンローラ48の表面を加工して金属パ
ターンを形成し、繰返し位置再現精度を向上させてい
る。
【0064】50は第1記録紙センサ、51は第2記録
紙センサであり、記録紙40の先端及び後端を検出し、
画像形成タイミングを生成したり、ジャムを検出するの
に用いられる。
【0065】52は反射型センサを応用したリボンカセ
ットセンサであり、リボンカセット42の装着の有無を
検出するものである。
【0066】53はプラテンローラ47の近傍に配置さ
れた、プラテン位置センサであり、プラテンローラ47
がD4とD5のどちらの位置に、存在するのかを検出す
るものである。
【0067】以上のように構成された印刷装置につい
て、その印刷シーケンスについて、図6及び図7に従っ
て説明する。
【0068】図6は、本発明の一実施の形態におけるプ
リンタエンジンの動作状態を示す図であり、図6(a)
はプリンタエンジン29の印刷開始時点の状態を、図6
(b)はプリンタエンジン29の1色の印刷が終了した
時点の状態を、それぞれ示している。図7は、本発明の
一実施の形態におけるプリンタエンジンの印刷動作を示
すフローチャートである。
【0069】まず、CPU20は、操作ボタン31の押
下状態をチェックしており、操作ボタン31のうち、プ
リント指示ボタン7が押されたか否かを検出する(ST
EP2001)。
【0070】プリント指示ボタン7が押下されていない
場合、STEP2001に戻り無限ループを形成する
(ただし、本システムにはランタイムモニタが搭載され
ており、無限ループとはいえ、他の制御も並列動作可能
に構成されている)。
【0071】STEP2001でプリント指示ボタン7
が押下されると、印刷すべき画像データがDRAM22
上に存在するか否かをチェックする(STEP200
2)。
【0072】印刷すべき画像データが存在しなければ、
STEP2001に戻るが、DRAM22上に画像デー
タが存在する場合、DRAM22上の画像データ(YC
bCrが格納されている)を印刷に必要なC、M、Yの
画像データに変換する(STEP2003)。
【0073】CMYデータへの変換が終了すると、ま
ず、印刷色を示す変数であるLoop_countを0
に初期化し(STEP2004)、Loop_coun
tの値に基づいて、DMAの転送元アドレスに、C、
M、Yの画像データのいずれかの格納アドレスを設定す
る(STEP2005)。ここでは、第1色目を印刷し
ようとしているので、Cの画像データの格納アドレスが
設定される。
【0074】次に、インクリボン41に予め印刷されて
いる領域検出マーク56を検出するまで(最初の印刷色
はCであるため、C領域検出マーク56c(図5参照)
を検出する)インクリボン41をD3方向に搬送する
(STEP2006)。
【0075】さて、この時点で、記録紙40は給紙が完
了した状態、すなわち原点位置に配置されているが、次
に、記録紙40をD1方向に搬送し、インクリボン41
をD3方向に搬送し、プラテンローラ47をD4方向に
付勢する(STEP2007)。これによって、記録紙
40とインクリボン41はラインサーマルヘッド46と
プラテンローラ47間に挟持されて搬送される。
【0076】CPU20は、駆動源(図示しないステッ
ピングモータ)に出力している励磁信号のステップ数を
カウントしており、記録紙40が予め定められた距離だ
け搬送したと判断すると(STEP2008)、DMA
コントローラ23に対して画像データの転送を開始させ
る(STEP2009)。
【0077】このDMAの起動により、画像データ(こ
の場合はCの画像データ)がプリンタインタフェース3
0を介してプリンタエンジン29に転送され、1ライン
単位に画像が形成されていく。1ライン分の画像データ
がプリンタエンジン29に転送される毎に、DMAコン
トローラ23が出力する割り込み信号がCPU20に入
力され、CPU20はこの割り込みの回数をカウントす
ることで、画像形成されたライン数を管理している。
【0078】本実施の形態では、画像形成ライン数は6
40ラインと予め定めてあり、CPU20が割り込み回
数のカウントにより、規定ライン数である640ライン
を検出すると(STEP2010)、記録紙40をD1
方向への搬送するのを停止し、インクリボン41をD3
方向に搬送するのを停止する(STEP2011)。ど
ちらも停止した後に、ステッピングモータの励磁信号を
ONにし、いわゆるホールド状態にしておく。図6
(b)は、STEP2011の時点におけるプリンタエ
ンジン29の状態を示している。
【0079】次に、プラテンローラ47をD5方向に移
動させると共に(STEP2012)、記録紙40をD
2方向に搬送し、原点位置に復帰させる(STEP20
13)。ただし、この時インクリボン41は搬送されな
い。
【0080】以上のようにして、1色の印刷が完了す
る。カラー印刷の場合には、上述したプロセスをC、
M、Yの各色分、最低3回行わねばならない。そこで、
印刷色を表す変数であるLoop_countをチェッ
クし(STEP2014)、Loop_countが0
(第1色目のCを印刷終了)または1(第2色目のMを
印刷終了)の場合は、Loop_countをインクリ
メントし(STEP2015)、STEP2005に戻
る。
【0081】一方、STEP2015でLoop_co
untが2の場合は、最終色(Y)の印刷が終了してい
るので、印刷シーケンスを終了する。なお印刷シーケン
ス終了後は、ステッピングモータの全ての相の励磁を停
止し、ホールド状態を解除する。
【0082】以上が通常の印刷シーケンスであるが、入
力電源電圧を考慮した印刷シーケンスについて、図8を
用いて説明する。
【0083】図8は、本発明の一実施の形態におけるプ
リンタエンジンの印刷動作を示すフローチャートであ
る。
【0084】まず、CPU20は操作ボタン31の押下
状態をチェックしており、操作ボタン31のうち、プリ
ント指示ボタン7が押されたか否かを検出するSTEP
2001に進み、以下は図7の印刷シーケンスに従って
段階的に実行するが、本実施の形態においては、STE
P2002の後に、図8に示すようにSTEP2000
を設ける。すなわち、まず、CPU20は、操作ボタン
31の押下状態をチェックしており、操作ボタン31の
うち、プリント指示ボタン7が押されたか否かを検出す
る(STEP2001)。
【0085】プリント指示ボタン7が押下されていない
場合は、STEP2001に戻り無限ループを形成する
(ただし、本システムにはランタイムモニタが搭載され
ており、無限ループとはいえ、他の制御も並列動作可能
に構成されている)。
【0086】プリント指示ボタン7が押下されると、印
刷すべき画像データがDRAM22上に存在するか否か
をチェックする(STEP2002)。
【0087】ここで、電源部33の入力電圧検出手段3
6及び入力電圧閾値判定手段37からの情報に基づき、
供給される入力電圧値(Vin)が、予め設定されてい
る入力閾値電圧(Vth)に対して、Vin≦Vthを
満足するか否かを判断する(STEP2000)。この
結果、Vin≦Vthを満足しなければ、STEP20
03を実行する。Vin≦Vthを満足すれば、STE
P2001を実行する。
【0088】Vin≦Vthを満足すると、印刷の最中
に電源供給停止の可能性があると判断し、STEP20
03を実行する前に、STEP2100を実行、すなわ
ち電源の負荷を最小にするために、印刷とは無関係の部
位の動作を停止する。
【0089】無関係な部位の一例としては、DRAM2
2に展開された画像データや、操作者の操作に関する情
報が表示される表示パネル27の動作を停止することが
挙げられるが、これらに限定されるものではなく、印刷
に影響を与えない部位であればよい。
【0090】なお、表示パネル27等に液晶ディスプレ
イ等の電力消費の大きなデバイスを使用している場合
は、動作を停止させると効果が大きい。
【0091】このように、STEP2100により、印
刷動作中の電源負荷を必要最小限にした後に、STEP
2003を実行し、以降は、図7に示す通常の印刷シー
ケンスに従って処理が行われる。
【0092】ところが、通常の印刷シーケンスでは、S
TEP2014により、印刷色を表す変数であるLoo
p_countをチェックし、Loop_countが
0(第1色目のCを印刷終了)または1(第2色目のM
を印刷終了)の場合は、Loop_countをインク
リメントし(STEP2015)、STEP2005に
戻り、Loop_countが2の場合は、最終色
(Y)の印刷が終了しているので、印刷シーケンスを終
了するが、本実施の形態では、STEP2014の後
に、電源供給停止の可能性がある旨を操作者に知らせる
ために、表示手段の機能を回復し(STEP220
0)、「バッテリエンド」を通知する(STEP230
0)という2つのステップを実行した後に、印刷シーケ
ンスを終了する。
【0093】ここで、本実施の形態においては、電源供
給停止の可能性の操作者への通知を、表示手段(表示パ
ネル27)により「バッテリエンド」という液晶表示に
よる視覚的な通知の一つとして記載しているが、液晶表
示である必要はなく、発光ダイオード等の他の視覚的認
識可能な方法を用いても良い。
【0094】さらには、視覚的通知である必要もなく、
スピーカーや圧電ブザー、その他の様々な音を利用した
聴覚的な通知手段、或いは振動等による体感的な通知手
段であっても良い。
【0095】このようにすることにより、印刷の最中の
であっても、供給される入力電圧低下に起因するシステ
ム停止等の不具合を察知し、さらにはその原因を操作者
に通知することが可能となる。
【0096】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、データを
印刷する印刷装置を制御する印刷制御装置であって、電
源から供給される電源電圧を監視する入力電圧検出手段
と、入力電圧検出手段の検出情報と予め設定した入力電
圧の閾値情報とを比較し判定する入力電圧閾値判定手段
と、入力電圧閾値判定手段の判定結果として検出電圧値
が閾値を下回った場合、印刷処理とは関係しない部位の
動作を停止させると共に、印刷動作を継続させるように
制御する制御手段と、を有する構成としたことにより、
印刷中に電源容量が不足し、印刷を最後まで実行できな
くなる問題を回避することができ、記録紙が詰まった
り、記録紙を無駄にするといったことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における印刷装置の外観
斜視図
【図2】本発明の一実施の形態における印刷装置のハー
ドウェア構成図
【図3】本発明の一実施の形態における電源部のハード
ウェア構成図
【図4】本発明の一実施の形態におけるプリンタエンジ
ンの構成図
【図5】本発明の一実施の形態におけるインクリボンの
構成図
【図6】本発明の一実施の形態におけるプリンタエンジ
ンの動作状態を示す図
【図7】本発明の一実施の形態におけるプリンタエンジ
ンの印刷動作を示すフローチャート
【図8】本発明の一実施の形態におけるプリンタエンジ
ンの印刷動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 プリンタ本体 2 DSCモジュール 3 メモリカード 4 表示パネル 20 CPU 27 表示パネル 28 LCDドライバ 29 プリンタエンジン 31 操作ボタン 32 制御部 33 電源部 34 入力電源 36 入力電圧検出手段 37 入力電圧閾値判定手段 40 記録紙
フロントページの続き Fターム(参考) 2C055 CC00 CC03 CC05 2C061 AP10 AQ04 AR01 CQ42 HJ07 HT13 HV04 HV23 HV34 HV50 5B011 DA06 EB08 JA06 MA03 MA05 5B021 MM02 MM06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを印刷する印刷装置を制御する印刷
    制御装置であって、 電源から供給される電源電圧を監視する入力電圧検出手
    段と、 前記入力電圧検出手段の検出情報と予め設定した入力電
    圧の閾値情報とを比較し判定する入力電圧閾値判定手段
    と、 前記入力電圧閾値判定手段の判定結果として検出電圧値
    が閾値を下回った場合、印刷処理とは関係しない部位の
    動作を停止させると共に、印刷動作を継続させるように
    制御する制御手段と、を有することを特徴とする印刷制
    御装置。
  2. 【請求項2】データを表示する表示手段を有し、前記制
    御手段は、前記入力電圧閾値判定手段の判定結果として
    検出電圧値が閾値を下回った場合、前記表示手段の動作
    を停止させ、印刷処理終了後、前記表示手段の動作を回
    復させると共に、前記表示手段に電源容量が不足してい
    る旨の表示を実行させることを特徴とする請求項1記載
    の印刷制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015012521A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理システム、給電制御方法、およびプログラム

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