JP2003126516A - パチンコ玉用補給樋 - Google Patents

パチンコ玉用補給樋

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JP2003126516A JP2001324094A JP2001324094A JP2003126516A JP 2003126516 A JP2003126516 A JP 2003126516A JP 2001324094 A JP2001324094 A JP 2001324094A JP 2001324094 A JP2001324094 A JP 2001324094A JP 2003126516 A JP2003126516 A JP 2003126516A
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Mitsuo Niizawa
光夫 新沢
Masamitsu Inami
正充 稲見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ玉用補給樋の構成を簡単化すること
により製造コストの低減を図る。 【解決手段】 従来複数のパチンコ遊技機にパチンコ玉
を補給するために、補給樋に複雑な構成の補給シュート
を付属させていた。本発明では、これに代替する機能を
補給樋自体に付与することにより上記の補給シュートを
不要としたものである。すなわち、両側部を低くしてな
る底板部1a上を移動中のパチンコ玉Bが両側部に向か
って流れるように形成してあり、この底板部に設けた落
下穴3の上流側に、落下玉通路9を設け、パチンコ玉B
を1個ずつ整列状態で落下させるようにしてある。落下
穴から落下したパチンコ玉は、これに接続されたダクト
ばね7を通って各パチンコ遊技機に直接供給可能となっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技場の
島に設けられるパチンコ玉用補給樋に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技場に設置されるパチンコ遊
技機は、島と呼ばれるパチンコ遊技機群を単位として並
設されている。そしてこれらのパチンコ遊技機にパチン
コ玉を供給し、アウト玉を回収して再使用するためにパ
チンコ玉の循環装置が島ごとに設けてある。このような
循環装置のうち、パチンコ島の上部領域には、各パチン
コ遊技機にパチンコ玉を補給するための補給樋が設けて
ある。この補給樋は、揚送研磨機等から供給されるパチ
ンコ玉を傾斜面に沿って自走させ、補給シュートから各
パチンコ遊技機に、供給ダクトを介して供給可能として
ある。
【0003】図4は、従来例としての補給樋の一部を示
すものであるが、この図では、補給樋が右下がりの傾斜
状になっており、パチンコ玉は左方から右方へ転がり移
動するようになっている。各パチンコ遊技機へのパチン
コ玉の供給は、パチンコ遊技機ごとに補給樋101の左
右側部の下部に設けられた(図面では手前側のものだけ
を示してある)補給シュート103及びダクトばね10
5を介して行なわれるようになっている。
【0004】この補給樋101の底部101aは、なだ
らかな中高傾斜面としてあり、転がり移動中のパチンコ
玉Bは、左右に分かれて側板部101bに接する状態で
傾斜面に沿って移動し、要所に設けてある落下穴101
cから上記の補給シュート103へ落下させるようにな
っている。落下穴101cから落下した各パチンコ玉B
は、補給シュート103の傾斜底板103aを転がり移
動し、落下穴の反対側に設けてある排出口103bから
1個ずつ排出可能となっている。排出口103bの上部
には、パチンコ玉の跳ね上がりや暴れを防止することに
より乗り上げや玉詰まりなどを防止し、パチンコ玉を1
個ずつ通過させるようにするための規制片103cが設
けてある。なお、排出口103bには、つる巻ばね状の
ダクトばね105が設けてあり、パチンコ玉をこの排出
口に対応するパチンコ遊技機へ供給可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、パチンコ遊技機ごとに補給樋に複雑な構成の補給シ
ュート103を設けなければならないため、パチンコ玉
の循環装置のコストを高くする原因となっている。ま
た、この補給シュート103は、補給樋101への装着
が面倒であり、さらに一旦装着すると、取り外しが困難
な構成となっているため、メンテナンス等に不便なもの
となっている。また、上述の玉詰まりなどの不都合発生
を抑えるために、さらに複雑な構成が採用されつつある
が、これにより補給シュートの製造コストはさらに上昇
するため、ランニングコストが上昇する傾向にある。
【0006】そこで本発明の目的は、補給樋自体を補給
シュートの機能を備えたものとし、この補給シュートを
不要とすることにより、パチンコ玉循環装置の製造コス
ト及びランニングコストの低減を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、パチンコ遊技場に設けてある島に属す
る複数のパチンコ遊技機に、パチンコ玉を補給するため
のパチンコ玉用補給樋について、これまで付属させてい
た高価な補給シュートの設置を不要とすることにより、
製造コストの引き下げを実現したものである。本発明
は、このような補給シュートの設置を要しない補給樋と
して、補給シュートの本体自体に補給シュートの機能を
果す諸要素を付加してなるものと、枠体と複数の底部材
とを組み合せてなるものとの二通りの手段を具体的に提
示したものである。
【0008】(請求項1に記載した発明の構成)請求項
1に記載した発明のパチンコ玉用補給樋は、樋本体と、
玉落下手段とにより構成してある。上記の樋本体は、パ
チンコ玉が自走可能な傾斜角となる傾斜状に設けてある
とともに、横断面の形状を両側部が低くなる山形に形成
してある底板部と、この底板部の両側部を立ち上げてな
る側板部とからなる。また、上記の玉落下手段は、樋本
体に所定間隔に設けてある複数の落下穴と、各落下穴に
パチンコ玉を誘導する落下玉通路とにより構成してあ
る。本発明は、底板部の上面で移動中のパチンコ玉を、
上流側から下流側に向かって移動しながら上記いずれか
の側板部に向かって斜めに移動させ、各玉落下手段を経
て落下可能としてあるところに特徴がある。
【0009】(請求項1に記載した発明の作用効果)上
記の補給樋の本体自体は、従来技術と同様に底板部を上
流側が高くなる傾斜状に設置することによりパチンコ玉
が重力作用によって自走可能となっている。また、底板
部が両側部を低くするなだらかな山状に形成し、両側の
側板部に沿ってパチンコ玉を移動可能とすることによ
り、落下穴から落下可能としてある。ところで、従来技
術においては、落下穴から落下したパチンコ玉は、さら
に複雑な構成の補給シュートを経て、第2の落下穴であ
る排出口から各パチンコ遊技機へ供給可能としてある。
これに対し、本発明の補給樋は、このような落下穴を含
む玉落下手段によりパチンコ玉を直接各パチンコ遊技機
へ供給可能となっているところに特徴がある。玉落下手
段は、簡単な構成でありながら、上記の補給シュートの
機能を果すものとして設けられている。特に、落下玉通
路は、ガイドリブにより仕切られており、多数のパチン
コ玉が入口部以外の位置から進入不能としてあるため、
移動中のパチンコ玉を玉落下手段に誘導容易としてあ
る。また、多数のパチンコ玉が同時に落下穴に集中して
玉詰まりや停滞を起すことがなくなり、落下穴から整然
と1個ずつ落下可能となる。
【0010】(請求項2に記載した発明の特徴)請求項
2に記載した発明は、請求項1に記載した落下玉通路の
構成を特定したものである。この落下玉通路は、いずれ
かの側板部と、底板部上に突設してなるガイドリブとに
より、パチンコ玉が入口部以外から通路内に流入不能に
設けてあるところに特徴がある。このため、入口部にパ
チンコ玉が集中することがなくなり、玉詰まりや跳ね上
げを起こすことがなくなる。
【0011】(請求項3に記載した発明の構成)請求項
3に記載した発明のパチンコ玉用補給樋は、請求項1に
記載した発明の構成を発展させたものである。この発明
は、枠部材と複数の底部材と、複数の玉落下手段とによ
り構成してある。上記の枠部材は、所定幅の底部と、こ
の底部の両側部を立ち上げてなる側板部とからなる。ま
た、上記の底部材は、所定の長さと側板部の対向面間に
対応する幅とを有し、上面が両側部を低くする山形に形
成したものにより構成してある。さらに、上記の玉落下
手段は、底部材における側板部近傍に設けてある落下穴
と、この落下穴の上流側に設けてある落下玉通路とを備
えたものにより構成してある。
【0012】(請求項3に記載した発明の作用効果)本
発明は、上記の枠部材を、パチンコ玉が、上流側から下
流側へ自走可能な傾斜角となる傾斜状に設け、枠部材の
底板部上に各底部材を前後が密着するように並べること
により、転がり移動可能としてあるところに特徴があ
る。また、玉落下手段は、枠部材と複数の底部材とを組
み立てることにより成立可能となっている。上記構成の
採用により、底部材が量産品であるために単価が安くな
ることから、製造コストの引き下げが可能となる。さら
に、底部材が枠部材に対して着脱自在であるため、メン
テナンスが容易となる。
【0013】(請求項4に記載した発明の特徴)請求項
4に記載した発明は、請求項3に記載した発明の構成に
ついて、落下玉通路を、いずれかの側板部と底部材の上
面に立設してなるガイドリブとによって構成してあると
ころに特徴がある。ガイドリブは、底部材と一体に形成
されるものであるので、枠部材にこれらの底部材を嵌め
込むだけで、各側板部とガイドリブとの間に落下玉通路
を設置可能となる。また、この落下玉通路は、パチンコ
玉の落下穴の上流側に設けてあるので、底板部の上面を
転がり移動して来たパチンコ玉は、落下玉通路を通って
この落下穴から直接落下し、ダクトばねを介してパチン
コ遊技機へ供給可能となっている。
【0014】(請求項5に記載した発明の特徴)請求項
5に記載した発明は、請求項1乃至請求項4に記載した
発明の補給樋において、落下玉通路の入口部を、入口部
における通路幅を最大でパチンコ玉の半径に相当する寸
法だけ広くしてあるところに特徴がある。これは、上記
の入口部の幅をパチンコ玉が入るだけの間隔にしてある
と、移動中のパチンコ玉を落下玉通路へ誘導することが
困難となっていることに対処したものである。これに対
して本発明では、この入口部を少し広げて落下玉通路へ
のパチンコ玉の誘導を容易にしたものである。この落下
玉通路は、落下穴に向かうパチンコ玉を整然と一列に並
べ、順送りにパチンコ遊技機に供給可能とするものであ
り、落下穴の手前での停滞や玉詰まり等を生じることを
防止する働きをする。ただし、入口部を無闇に広くする
と、そこでパチンコ玉が同時に2列以上が誘導され、玉
詰まりや停滞等を起すおそれがある。そこで、拡大幅を
最大でパチンコ玉の半径までとすることにより、同時に
2個以上のパチンコ玉が通路内に入らないようにしたも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施の形態例)図1に示す
ように、第1実施の形態例における補給樋は、樋本体1
を、横断面の形状が両側部を低くするように形成してな
る底板部1aと、その両側部を直角に立ち上げてなる側
板部1b,1b及び両側板部の上端を外方へ水平に張り
出してなるフランジ部1c,1cとにより構成されてい
る。樋本体1は、厚さが1mm程度のステンレス板を屈
成したものからなり、上流側(図1(a)では紙面上
方)を高くすることによりパチンコ玉B,…が重力作用
により自走可能としてある。
【0016】また、底板部1aは、上記したように、両
側部を低くする山形に形成してあるため、幅の中央部に
稜線1dが形成される。このため、上流側から下流側へ
向って自走中のパチンコ玉B,…は、図中に矢印で示し
てあるように、この稜線1dを境として左右に分かれ、
両側板部1b,1b側に向って流れ、最終的には、両側
板部に沿って移動するようになっている。底板部1aに
おける両側板部1b,1bに接する所定位置には、玉落
下手段Fを構成するパチンコ玉の落下穴3,…が設けて
ある。この落下穴3は、パチンコ玉Bが通過可能な大き
さとしてあり、これには底板部1aの下面に固着されて
いる筒部5が接続されている。したがって両側板部1
b,1bに沿って転がり移動中のパチンコ玉Bは、この
落下穴3から落下すると、これと一体の筒部5を経て、
この筒部に接続されているダクトばね7を通って各パチ
ンコ遊技機へ直接供給可能となっている。
【0017】各落下穴3の上流側には、パチンコ玉をこ
の落下穴へ1個ずつ誘導するための落下玉通路9が設け
てある。この落下玉通路9は、玉落下手段Fの構成要素
であり、底板部1aの上面にパチンコ玉の半径以上の高
さに突設してなるガイドリブ11を、側板部1bと平行
かつパチンコ玉が通過可能な間隔に設けることにより区
画形成されている。この落下玉通路9は、上流側から転
がり移動して来るパチンコ玉Bを1個ずつ落下穴3へ誘
導する働きをする。これとともに、落下穴の上流側に整
列したパチンコ玉に対し、底板部1aの中央部から側板
部1bに向って移動するパチンコ玉の割り込みを排除
し、玉同士の干渉や玉詰まりを生じないようにする働き
をする。
【0018】また、ガイドリブ11は、全長にわたって
側板部1bと平行するように設けてあると、入口部が狭
くなっているため、パチンコ玉の誘導が困難となる恐れ
がある。そこで、上流側の入口となる部分をやや底板部
1aの中央側へ屈成し、落下玉通路の入口部9aを広く
して、パチンコ玉Bを通路内に誘導しやすくするとよ
い。ただし、通路入口部9aの拡大は、最大でもパチン
コ玉の直径の1.5倍までとすることが望ましい。これ
は拡げられた入口部9aから同時に2個以上のパチンコ
玉が入って、玉詰まりを生じることを防止するためであ
る。また、ガイドリブ11の端部には、ストッパ部11
bがこれと一体に設けてあり、これにより落下玉通路9
を通って来たパチンコ玉が確実に停止し、落下穴3から
落下可能としてある。
【0019】上述のガイドリブ11は、本体1と同じ材
質のステンレス板を溶着又は接着剤で接合することによ
り設けてあるが、この他プラスチック成形品を採用して
これを底板部1aの上面に接合するようにしてもよい。
また、落下穴3の下部に接続される筒部5は、落下穴の
周囲部分を下方へ突出させて形成することも可能である
が、強度不足を補うためにさらにこの突出した部分に筒
体を嵌合して接合し、その周囲にダクトばね7を圧入す
るようにしてもよい。
【0020】上記したように、この形態例においては、
底板部1aの上面を転がり移動しているパチンコ玉が落
下玉通路9に入ることにより整列し、落下穴3から1個
ずつ落下可能となっており、ここから落下したパチンコ
玉が、ダクトばね7を経て直接パチンコ遊技機へ供給可
能となっている。このため、従来技術で採用していたよ
うな複雑な構成の補給シュートの設置が不要となるた
め、パチンコ玉の補給機構の製造コスト低減が可能とな
る。
【0021】(第2実施の形態例)この形態例は、第1
形態例における底板部1aに代えて、これとは別部材で
ある着脱自在な底部材22を採用することにより玉落下
手段の設置を容易にするとともに、メンテナンスを容易
化したものである。
【0022】図2に示すように、第1の形態例における
樋本体1(図1参照)と同様の外形を有する枠部材21
上に、上記の底部材22を前後密着状態に嵌め込むこと
により両者一体として補給樋を構成してある。この形態
例では、底部材22としてプラスチック成形品を採用す
れば、上述の底板部に相当する部分や、後述の玉落下手
段F2の各要素を成形時に形成可能であるため、製造コ
スト上有利なものとなる。
【0023】枠部材21は、底板部21aとその両側部
を垂直に立ち上げてなる側板部21b,21b及び各側
板部の上端部を外方へ張り出してなるフランジ部21
c,21cとにより構成されている。ここで底板部21
aは、従来例のように、パチンコ玉がこの上を直接転が
り移動するものではなく、上記の底部材22を支持する
だけの働きをするものであるので、両側部を低くする傾
斜面とする必要はない。また、この枠部材21は、底部
材22を確実に支持可能な構造になっていればよいの
で、必ずしも全面を板面とする必要もないため、切欠部
21dを設けて底部材22の着脱作業を容易化すること
も可能である(図2(b)参照)。底部材22は、図2
(b)及び図3に示すように、中高断面の山形に形成し
たものからなる。すなわち、底部材22の上面22a
は、中央部の稜線22dを境として両側部を低くする傾
斜面に形成されている。底部材22の両側部の所定位置
には、玉落下手段F2を構成するパチンコ玉の落下穴2
3,…が設けてある。落下穴23には、底部材22の背
面側でその周囲を筒状に垂下してなる筒部25が一体に
形成してある。この筒部25は、枠部材の底板部21a
の下面から下方へ突出しており、この突出した部分には
ダクトばね27が接続されている。
【0024】落下玉通路29は、底部材の上面22aに
おける落下穴23の上流側に設けられるが、この上面上
に突設されたガイドリブ31と、枠部材の側板部21b
とにより構成されている。すなわち、落下玉通路29
は、底部材の上面22aの上流側にこのガイドリブ31
と枠部材の側板部21bとにより仕切られた溝部を備え
ている。落下玉通路29も第1の形態例と同様に、入口
部29aを拡開してパチンコ玉流入の容易化を図ってあ
る。
【0025】この形態例における補給樋の組み立ては、
まず枠部材21を上流側が高くなる傾斜状に設置し、底
板部21a上に底部材22,…を前後密着状態に敷き込
む。もちろん、底部材22の両側部と側板部21b,2
1b間とは隙間なしの状態となるため、ガイドリブ31
と側板部21bと対向する範囲には落下玉通路29が区
画形成される。最後に、枠部材21の底板部21aから
下方に突出した筒部25にダクトばね27を取り付ける
ことにより、パチンコ玉用補給樋の組み立てが終了す
る。
【0026】なお、この形態例における底部材22は、
上記の構成に限らず、比重の小さい発泡材などで中実部
材とし、あるいは筒部を枠部材と一体に構成するなど種
々のバリエーションが可能である。この形態例のパチン
コ玉用補給樋は、底部材としてプラスチック成形品を採
用可能としてあるため、量産によるコスト低減が可能で
ある上に、枠部材に対する着脱が容易であることからメ
ンテナンスが容易となる利点がある。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、高価な補給シュートの
設置が不要となるため、補給樋の製造コスト低減を実現
することができる。また、これまで補給シュートが果し
ていたパチンコ玉の整列や玉詰まり防止などは、玉落下
手段がこれに代わって十分に果しているため、構成の単
純化にともなう機能低下を生じさせないものとなってい
る。さらに補給樋を枠部材と底部材との組み合せた構成
にすれば、製造コストの低減が可能となっているととも
にメンテナンスが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態例を示すものであり、(a)は
要部の平面図、(b)は図(a)のA−A線断面図であ
る。
【図2】第2実施の形態例を示すものであり、(a)は
要部の平面図、(b)は図(a)のB−B線断面図であ
る。
【図3】底部材の斜視図である。
【図4】従来技術を示す要部の側面図である。
【符号の説明】
1 樋本体 1a,21a 底板部 1b,21b 側板部 F,F2 玉落下手段 3,23 落下穴 9,29 落下玉通路 9a,29a 入口部 11,31 ガイドリブ 21 枠部材 22 底部材 B パチンコ玉

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋本体と、複数の玉落下手段とを備えた
    パチンコ玉用補給樋であり、 上記樋本体は、上記パチンコ玉が自走可能な傾斜角とな
    る傾斜状に設けてあるとともに、横断面が両側部を低く
    する山状に形成された底板部と、この底板部の両側部を
    立ち上げてなる側板部とからなり、 上記玉落下手段は、上記樋本体に所定間隔に設けてある
    落下穴と、各落下穴の上流側に設けてある落下玉通路と
    を備え、 上記底板部の上面で上流側から下流側に向かって移動中
    のパチンコ玉は、上記いずれかの側板部に向かって移動
    し、上記落下玉通路を経て上記落下穴から落下可能とし
    てあることを特徴とするパチンコ玉用補給樋。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記落下玉通路は、
    上記いずれかの側板部と、上記底板部上に突設してなる
    ガイドリブとにより上記パチンコ玉が入口部を除く他の
    位置から当該通路内に流入不能に設けてあることを特徴
    とするパチンコ玉用補給樋。
  3. 【請求項3】 枠部材と、複数の底部材と、複数の玉落
    下手段とを備えたパチンコ玉用補給樋であり、 上記枠部材は、所定幅の底板部と、この底板部の両側部
    を立ち上げてなる側板部とからなり、 上記底部材は、所定の長さと上記側板部の対向面間に対
    応する幅とを有し、断面の形状が両側部を低くする山形
    に形成してあるとともに、上記両側部近傍に所定間隔に
    落下穴を設けたものからなり、 上記玉落下手段は、上記落下穴と、この落下穴の上流側
    に設けてある落下玉通路とを備え、 上記枠部材を上記パチンコ玉が自走可能な傾斜角となる
    傾斜状に設け、上記底板部上に各上記底部材を前後が密
    着するように並べることにより、上記パチンコ玉が転が
    り移動可能とするとともに、上記玉落下手段を構成可能
    としてあることを特徴とするパチンコ玉用補給樋。
  4. 【請求項4】 請求項4において、上記落下玉通路は、
    いずれかの上記側板部と上記底部材の上面に突設してな
    るガイドリブとによって構成してあることを特徴とする
    パチンコ玉用補給樋。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
    て、上記落下玉通路の入口部は、上流側における通路幅
    を最大で上記パチンコ玉の半径に相当する寸法だけ広く
    してあることを特徴とするパチンコ玉用補給樋。
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