JP2003123348A - リールハブロック解除機構 - Google Patents

リールハブロック解除機構

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JP2003123348A
JP2003123348A JP2001318491A JP2001318491A JP2003123348A JP 2003123348 A JP2003123348 A JP 2003123348A JP 2001318491 A JP2001318491 A JP 2001318491A JP 2001318491 A JP2001318491 A JP 2001318491A JP 2003123348 A JP2003123348 A JP 2003123348A
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reel hub
tape
reel
tape cartridge
lever
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JP2001318491A
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Yoshinori Tangi
芳則 丹木
Eiichi Yoneyama
栄一 米山
Kazuya Tamura
和也 田村
Hiromi Iguchi
博美 井口
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/037Single reels or spools

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別に位置決め部分を設けなくとも、ロック解
除と同時に位置決めができるテープドライブのリールハ
ブロック機構を提供すること。 【解決手段】 リールハブ解除機構において、中央を支
点部として回動自在に配置され、この支点部から両側へ
延在する第1および第2の板状体を有するシーソー型リ
リースレバーを有する。第1の板状体は、その先端に係
合突起を持ち、第2の板状体は、その先端にロックレバ
ー41を操作するために上方へ突出したレバー操作用突
起1を持つ。テープカートリッジは前記突起1を嵌入さ
せる窓部3を備え、前記突起1は前記窓部3を介して前
記ロックレバー41に当接してロック解除動作させると
ともに、前記窓部3の前記テープカートリッジの前記ス
ロットへの挿入方向の位置と、前記突起1の前記挿入方
向の位置とが実質的に等しく構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DLT(Digi
tal Linear Tape)やLTO(Line
ar Tape Open)に代表されるリニアテープ
ストレージシステムに関し、特に、それに用いられるリ
ールハブロック解除機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のリニアテープストレージシステ
ムは、コンピュータシステムのバックアップ用として開
発され、従来から種々のものが提案されている。例え
ば、DLTとしてのデジタル線形テープドライブは、特
開平9−198639号公報などに開示されている。
【0003】デジタル線形テープドライブ(以下、単に
「駆動装置」や「テープドライブ」、「ドライブ」とも
呼ぶ。)は、単一のリール(供給リール)を持つテープ
カートリッジ(以下、単に「テープカートリッジ」とも
呼ぶ。)を受けるためのものであり、その内部に巻取り
リールを内蔵している。テープカートリッジが駆動装置
に装着されると、テープカートリッジから磁気テープが
引き出され、ヘッドガイドアセンブリ(HGA)を介し
て巻取りリールで巻き取られる。ヘッドガイドアセンブ
リは、テープカートリッジから引き出された磁気テープ
(以下、単に「テープ」とも呼ぶ。)を磁気ヘッドに案
内するためのものである。磁気ヘッドは、当該テープと
の間で情報を交換する。
【0004】尚、ヘッドガイドアセンブリは、テープガ
イドアセンブリとも呼ばれ、それは、例えば、特表平9
−500753号公報に開示されている。また、ガイド
ローラの一例は、特開2000−100025号公報に
開示されている。
【0005】一般に、テープドライブは、例えば、特表
2000−501547号公報に記載されているよう
に、共通のベースを有する略直方体形状のハウジングを
含む。ベースは2つのスピンドルモータ(リールモー
タ)を有する。第1のスピンドルモータは、ベースに永
久的に取り付けられたスプール(巻取りリール)を有
し、そのスプールは、比較的高速で流れる磁気テープを
受けるように大きさが定められている。第2のスピンド
ルモータ(リールモータ)は取外し可能なテープカート
リッジを受けるように適合される。取外し可能なテープ
カートリッジは、ドライブのハウジングに形成されたス
ロットを通してドライブの中に手動で、または自動的に
挿入される。テープカートリッジをスロットの中に挿入
すると、テープカートリッジは第2のスピンドルモータ
(リールモータ)と係合する。第1および第2のスピン
ドルモータ(リールモータ)を回転する前に、機械的な
バックリング機構によってテープカートリッジは永久的
に取付けられたスプール(テイクアップリール)に接続
される。テープカートリッジと永久スプールとの間に位
置づけられた多くのローラ(ガイドローラ)は、テープ
カートリッジと永久に取付けられたスプールとの間を磁
気テープが比較的高速で前後に移動する際にそれを案内
する。
【0006】このような構成のデジタル線形テープドラ
イブでは、巻取りリールがテープを供給リールから引っ
張るための装置が必要である。そのような引っ張り装置
は、例えば、特公平3−7595号公報に開示されてい
る。この公報によると、巻取りリールには巻取りリーダ
手段(第1のテープリーダ)が連結され、供給リール上
のテープに供給テープリーダ手段(第2のテープリー
ダ)が固定されている。第1のテープリーダはその一端
にタブを有し、第2のテープリーダはロッキング孔を有
し、タブがロッキング孔に係合される。
【0007】さらに、第1のテープリーダを第2のテー
プリーダに接合するための機構も必要となる。そのよう
な接合機構は、例えば、特公平6−39027号公報に
開示されている。
【0008】また、特開2000−100116号公報
には、リーダテープ(第2のテープリーダ)の側方に突
出する耳片を必要とすることなく、リーダテープの端部
をテープカートリッジのテープエンド引掛け部に係止す
ることのできる「リーダテープの係止部構造」が開示さ
れている。
【0009】特開平11−86381号公報には、テー
プカートリッジがドライブに挿入されていない際に、テ
ープドライブの巻取りリールが回転するのを防ぐための
ロックシステムが開示されている。
【0010】一方、デジタル線形テープドライブに装着
されるテープカートリッジとしては、その一例が特開2
000−149491号公報に開示されている。
【0011】また、特開平11−316991号公報に
は、バックリング機構または巻取りリーダを使用するこ
となくテープリーダがテープカートリッジからテイクア
ップリールに押し進められるようにした「テープドライ
ブ」が開示されている。
【0012】尚、テープドライブは、磁気テープヘッド
アクチュエータアセンブリをさらに含み、この磁気テー
プヘッドアクチュエータアセンブリは複数のローラによ
って規定されたテープ経路上に、巻取りスプールとテー
プカートリッジとの間に位置づけられる。動作中は、磁
気テープが巻取りスプールとテープカートリッジとの間
を前後に流れ、規定されたテープ経路上を流れる間に磁
気ヘッドアクチュエータアセンブリに密に接近する。こ
のような磁気ヘッドアクチュエータアセンブリの一例
は、上記特表2000−501547号公報に開示され
ている。
【0013】ところで、上記2000−149491号
公報に開示されているように、テープカートリッジは、
ケースと、このケース内に回転自在に収納されている記
録/再生可能な磁気テープを巻回している回転リール
(供給リール)とを有する。このようなテープカートリ
ッジでは、それがテープドライブのスロットに挿入され
ていない状態において、供給リールの回転駆動を阻止す
る必要がある。さもないと、テープカートリッジを持ち
運んだりしているとき等に、テープカートリッジ内で供
給リールが回転して磁気テープがテープカートリッジか
ら外部へ飛び出してしまうというような、不都合が発生
するおそれがあるからである。そのために、テープカー
トリッジは、供給リールのリールハブをロックするため
のリールハブロック機構を内蔵している。このような供
給リールのリールハブのロックを、この分野では「リー
ルハブロック」と呼んでいる。すなわち、テープカート
リッジは、テープドライブのスロットに挿入されていな
い状態においては、供給リールのリールハブがリールハ
ブロック機構によってリールハブロックされた状態に置
かれている。リールハブロック解除機構は、外部からの
操作によってリールハブロックを解除可能とするための
ロックレバーを含む。
【0014】一方、テープドライブは、テープカートリ
ッジがスロットに挿入されたとき又は後に、上記ロック
レバーを操作することにより、リールハブロックを解除
するための機構が必要である。このような機構は「リー
ルハブロック解除機構」と呼ばれる。詳述すると、テー
プドライブは、テープカートリッジがスロットに挿入さ
れた後で、供給リールを供給リールモータに係合させる
ためのローディング機構を有する。このローディング機
構は、シャーシ上に配置されたローディングモータと、
このローディングモータによって駆動されるリングカム
とを有する。リングカムは、供給リールモータの回転軸
と同軸で、シャーシの裏面と供給リールモータとの間に
回転可能に配置されており、カム溝を持っている。リー
ルハブロック解除機構は、リングカムのカム溝に係合す
る係合突起を持っている。そして、リールハブロック解
除機構は、テープカートリッジがスロットに挿入された
ときに、リングカムの回動に応答して、ロックレバーを
操作することにより、リールハブロックを解除する。
【0015】図8は、従来技術によるリールハブロック
機構がリールハブロックの状態にある場合の、リールハ
ブロック解除機構30の状態を示す断面図であり、図9
は、リールハブロック機構がリールハブロック解除の状
態にある場合の、リールハブロック解除機構30の状態
を示す断面図である。図10はテープカートリッジのロ
ック機構の一部切り欠き部分斜視図である。
【0016】図示のリールハブロック解除機構30は、
テープドライブのベースをなすシャーシの裏面側に配置
されており、テープカートリッジの挿入方向に対して左
側のガイドをなす図示しないレフトレシーバと平行で挿
入方向Aに延在するリリースレバー31を有する。この
リリースアーム31は、中央を支点部311としてシャ
ーシ12に回動自在に配置されており、この支点部31
1から両側へ延在する第1および第2の板状体312お
よび313を有するシーソー型をしている。支点部31
1は円筒形をしている。
【0017】詳述すると、シャーシ12は、図示しない
レフトレシーバの内側近傍で、下方へ直角に折り曲げら
れた舌片を有する。そして、この舌片とシャーシ12の
左側縁で下方に直角に折り曲げられた図示しない左側側
面との間に、リリースレバー31の支点部311が回転
可能に配置されている。この支点部311は挿入方向A
とは直交する方向へ延在している。この支点部311の
外周には、この支点部311を図示しない舌片側へ付勢
するスプリングが配置されている。このスプリングは、
リールハブロック解除機構30の組立性を向上させるた
めの、部品落下防止用である。
【0018】リリースレバー31の支点部311は、常
に外側に向かって付勢されることによって、リリースレ
バー31がシャーシ12から落下するのを防止してい
る。
【0019】第1の板状体312は、支点部311より
も挿入方向Aへ沿って奥側へ延在しており、第2の板状
体313は、支点部311よりも挿入方向Aに沿って手
前側へ延在している。第1の板状体312は、その先端
312aに、リングカム51のカム溝51aに係合する
係合突起34を持つ。一方、第2の板状体313は、そ
の先端313aにテープカートリッジ40のロックレバ
ー41を操作するために上方へ突出したレバー操作用突
起33を持つ。このレバー操作用突起33は、シャーシ
12に空けられた開口12fを介して、シャーシ12の
表面側へ突出可能である。
【0020】尚、ローディング機構は、シャーシ12の
裏面側に配置されたローディングモータ52を備え、こ
のローディングモータ52によってリングカム51が駆
動される。リングカム51は、供給リールモータの回転
軸と同軸で、シャーシ12の裏面と供給リールモータと
の間に回転可能に配置されている。
【0021】次に、図8および図9を参照して、リール
ハブロック解除機構30の動作について説明する。
【0022】図8に示されるように、テープカートリッ
ジ40のリールハブロック機構(図示せず)がリールハ
ブロックの状態にある場合には、リリースレバー31の
係合突起34は、リングカム51のカム溝51aの上方
側の溝に位置しており、レバー操作用突起33は下方に
位置している。
【0023】尚、図8はテープドライブ10のテープカ
ートリッジ挿入用のスロットにテープカートリッジ40
が挿入された直後の状態を示しており、まだ、ローディ
ング機構が動作していない状態を示している。この状態
では、図8に示されるように、リリースレバー31のレ
バー操作用突起33とテープカートリッジ40のロック
レバー41とが互いに離れた状態にある。
【0024】テープカートリッジ40がテープドライブ
10のスロットに挿入された後、供給リール(図示せ
ず)を供給リールモータに係合させるためにローディン
グ機構が動作する。すなわち、ローディングモータが動
作して、リングカム51を反時計回りに回転駆動する。
これにより、リリースレバー31の係合突起34がリン
グカム51のカム溝51aに沿って、その上方側の溝か
ら下方側の溝へ向けて下方へ移動する。これにより、リ
リースレバー31のレバー操作用突起33は、支点部3
11の回りで上方へ回動し、図9に示されるように、レ
バー操作用突起33がロックレバー41と係合する。こ
れにより、テープカートリッジ40のリールハブロック
が解除される。これにより、テープカートリッジ40の
供給リールからそれに巻回された磁気テープを外部へ引
き出すことが可能となる。
【0025】このように従来技術によるリールハブロッ
ク解除機構30は、シーソー型のリリースレバー31か
ら成る。したがって、リングカム51のカム溝51aに
係合する、リリースレバー31の係合突起34は、リン
グカム51に対して負荷を与えることがない。このよう
にリングカム51に対する負荷を低減できるので、この
リングカム51を駆動するローディングモータ52とし
て、小型のものを使用することが可能となり、その寿命
も長くすることができる。また、リングカム51のカム
溝51aに対して、リリースレバー31の係合突起34
からはほとんど摩擦力も作用しないので、摩擦を低減す
ることもできる。さらに、リールハブロック解除機構3
0を構成するリリースレバー31は、シーソー型でその
長さが短く小型なものであるので、リールハブロック解
除機構30の小型化を図ることが容易となる。また、リ
ールハブロック解除機構30は、シーソー型のリリース
レバー31から構成されているので、部品点数を削減す
ることも可能であり、組立てを簡素化できる。その結
果、リールハブロック解除機構30のコストダウンを図
ることも可能である。
【0026】図10を参照すると、従来技術のリールブ
ロック30機構のリリースレバー31のレバー操作用突
起33は、テープカートリッジ40の底面の一方寄りに
開口して設けられた四角形の窓部3を通って、ロックレ
ーバー41と係合する。このようなテープカートリッジ
は非動作時にテープが緩まないように、リールハブロッ
ク機構のリリースレバーがドライブ側にあり、それとは
別にテープカートリッジ自体を位置決めする部分があ
る。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術によるリールハブロック機構において、リリースレバ
ー31を用いてロック解除する際に、テープカートリッ
ジの窓部3とリリースレバー33との間に大きな隙間5
があるために、その結果、テープカートリッジが移動し
てしまい、位置決めを別な部分で行わないと、テープカ
ートリッジの位置決めが不安定となるという欠点を有し
た。
【0028】そこで、本発明の技術的課題は、別に位置
決め部分を設けなくとも、ロック解除と同時に位置決め
ができるテープドライブのリールハブロック機構を提供
することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、スロッ
ト(12b)に挿入されたテープカートリッジ(40)
に内蔵された供給リールを回転駆動させるための供給リ
ール駆動手段(14)と、前記テープカートリッジ(4
0)が前記スロット(12b)に挿入された後で前記供
給リール駆動手段(14)に接続されるとともに、リン
グカム(51)を駆動するローディング機構とを備えた
テープドライブ(10)に設けられ、前記スロット(1
2b)に前記テープカートリッジ(40)が挿入された
ときに、リールハブを回転可能にするようにロック解除
を行うリールハブ解除機構(30)であって、前記テー
プカートリッジ(40)内に外部からの操作によって前
記リールハブのロック解除されるロックレバー(41)
を備え、前記テープカートリッジ(40)が前記スロッ
ト(12b)に挿入されたときに、前記リングカム(5
1)の回動に応答して、前記ロックレバー(41)を操
作することによって前記リールハブロックを解除する前
記リールハブ解除機構(30)において、中央を支点部
として回動自在に配置され、この支点部から両側へ延在
する第1および第2の板状体を有するシーソー型リリー
スレバー(31)を有し、前記第1の板状体は、その先
端に前記係合突起を持ち、前記第2の板状体は、その先
端に前記ロックレバー(41)を操作するために上方へ
突出したレバー操作用突起(1)を持ち、前記テープカ
ートリッジ(40)は前記突起(1)を嵌入させる窓部
(3)を備え、前記突起(1)は前記窓部(3)を介し
て前記ロックレバー(41)に当接してロック解除動作
させるとともに、前記窓部(3)の前記テープカートリ
ッジ(40)の前記スロット(12b)への挿入方向の
位置と、前記突起(1)の前記挿入方向の位置とが実質
的に等しいことを特徴とするリールハブロック解除機構
が得られる。
【0030】また、本発明によれば、前記リールハブロ
ック解除機構を備えていることを特徴とするテープドラ
イブ(10)が得られる。
【0031】尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を
容易にするために付したものであり、一例に過ぎず、本
発明はこれらに限定されないのは、勿論である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0033】最初に図1を参照して、本発明に係るリー
ルハブロック解除機構を含むテープドライブについて説
明する。尚、図1は上蓋を取り外した状態のテープドラ
イブを示す平面図である。
【0034】テープドライブ10は、テープカートリッ
ジ(図示せず)を受けるためのものであり、その内部に
巻取りリール11を内蔵している。巻取りリール11は
スプールとも呼ばれる。テープドライブ10は、共通の
ベース12aを有する略直方体形状のハウジング(シャ
ーシ)12を有する。ベース12aは2つのスピンドル
モータ(リールモータ)13、14を有する。第1のス
ピンドルモータ13は、ベース12aに永久的に取り付
けられたスプール(巻取りリール)11を有し、そのス
プール11は、比較的高速で流れる磁気テープ(図示せ
ず)を受けるように大きさが定められている。第2のス
ピンドルモータ(リールモータ)14は取外し可能なテ
ープカートリッジを受けるように適合される。取外し可
能なテープカートリッジは、ドライブ10のハウジング
12に形成されたスロット12bを通してドライブ10
の中に手動で、または自動的に、矢印Aで示す挿入方向
に沿って挿入される。第1のスピンドルモータ13は巻
取りリールモータと呼ばれ、第2のスピンドルモータ1
4は供給リールモータと呼ばれ、供給リール駆動手段を
なす。
【0035】テープカートリッジをスロット12bの中
に挿入すると、テープカートリッジは後述するローディ
ング機構によって第2のスピンドルモータ(供給リール
モータ)14と係合する。第1および第2のスピンドル
モータ(リールモータ)13、14を回転する前に、機
械的なバックリング機構(図示せず)によってテープカ
ートリッジは永久的に取付けられたスプール(巻取りリ
ール)11に接続される。テープカートリッジと永久ス
プール11との間に位置づけられた多くのローラ(ガイ
ドローラ)15は、テープカートリッジと永久に取付け
られたスプール11との間を磁気テープが比較的高速で
前後に移動する際にそれを案内する。尚、ハウジング1
2は鉄系の磁性体からなる板金プレスシャーシで構成さ
れている。
【0036】テープドライブ10は、磁気テープヘッド
アクチュエータアセンブリ(以下、単に「アクチュエー
タアセンブリ」とも呼ぶ)20をさらに含み、このアク
チュエータアセンブリ20は上記複数のローラ15によ
って規定されたテープ経路(図示せず)上に、巻取りス
プール11とテープカートリッジとの間に位置づけられ
る。動作中は、磁気テープが巻取りスプール11とテー
プカートリッジとの間を前後に流れ、規定されたテープ
経路上を流れる間にアクチュエータアセンブリ20に密
に近接する。
【0037】本発明に係るリールハブロック解除機構3
0は、図1に示されるように、テープドライブ10の左
側壁面(レフトレシーバ)12cの内側近傍に配置され
ている。
【0038】尚、図示はしないが、テープカートリッジ
は、前述したようにリールハブロック機構を内蔵してい
る。このリールハブロック機構は、供給リールのリール
ハブをロック(リールハブロック)するための機構で、
外部からの操作によってリールハブロックを解除可能と
するためのロックレバーを含んでいる。このロックレバ
ーは、テープカートリッジの左側後方の角に近接して設
けらており、かつケースの下面に空けられた開口を介し
て外部から見える位置に配置されている。
【0039】次に、図2乃至図6を参照して、本発明の
一実施の形態に係るリールハブロック解除機構30につ
いて説明する。図2はリールハブロック解除機構30を
含むテープドライブ10の主要部分を表面側から斜めに
見た斜視図である。図3はリールハブロック解除機構3
0を含むテープドライブ10の主要部分を裏面側から斜
めに見た斜視図である。図4は図1の線IV−IVにつ
いての断面図である。また、図5は、リールハブロック
機構がリールハブロックの状態にある場合の、リールハ
ブロック解除機構30の状態を示す断面図であり、図6
は、リールハブロック機構がリールハブロック解除の状
態にある場合の、リールハブロック解除機構30の状態
を示す断面図である。
【0040】図示のリールハブロック解除機構30は、
シャーシ12の裏面側に配置されており、レフトレシー
バ12cと平行で挿入方向Aに延在するリリースレバー
31を有する。このリリースアーム31は、中央を支点
部311としてシャーシ12に回動自在に配置されてお
り、この支点部311から両側へ延在する第1および第
2の板状体312および313を有するシーソー型をし
ている。支点部311は円筒形をしている。
【0041】詳述すると、シャーシ12は、図2に示さ
れるように、レフトレシーバ12cの内側近傍で、下方
へ直角に折り曲げられた舌片12dを有する。そして、
図4に示されるように、この舌片12dとシャーシ12
の左側縁で下方に直角に折り曲げられた左側側面12e
との間に、リリースレバー31の支点部311が回転可
能に配置されている。この支点部311は挿入方向Aと
は直交する方向へ延在している。この支点部311の外
周には、この支点部311を舌片12d側へ付勢するス
プリング35が配置されている。このスプリング35
は、リールハブロック解除機構30の組立性を向上させ
るための、部品落下防止用である。
【0042】図4に示されるように、リリースレバー3
1の支点部311は、舌片12dに空けられた孔に挿入
される第1の挿入用円筒部311−1と、左側側面12
eに空けられた孔に挿入された長めの第2の挿入用円筒
部311−2と、この第2の挿入用円筒部311−2に
引続いて舌片12d側へ延在する中間円筒部311−3
と、この中間円筒部311−3と第1の挿入用円筒部3
11−1との間に延在する係止用円筒部311−4とか
ら成る。これら円筒部311−1〜311−4の外径は
次の関係を有する。第1の挿入用円筒部311−1の外
径と第2の挿入用円筒部311−2の外径は同じであ
る。中間円筒部311−3の外径は第2の挿入用円筒部
311−2の外径よりも大きい。係止用円筒部311−
4の外径は中間円筒部311−3の外径よりも大きい。
そして、スプリング35は、中間円筒部311−3の外
径と係止用円筒部311−4の外径との間の径を持つ。
したがって、スプリング35は、図4に図示されるよう
に、係止用円筒部311−4と左側側面12eとの間に
装着され、支点部311を常に舌片12d側へ付勢して
いる。これにより、リリースレバー31がシャーシ12
から落下するのを防止している。
【0043】第1の板状体312は、支点部311より
も挿入方向Aへ沿って奥側へ延在しており、第2の板状
体313は、支点部311よりも挿入方向Aに沿って手
前側へ延在している。第1の板状体312は、その先端
312aに、リングカム51のカム溝51aに係合する
係合突起34を持つ。一方、第2の板状体313は、そ
の先端313aにテープカートリッジ40のロックレバ
ー41を操作するために上方へ突出したレバー操作用突
起33を持つ。このレバー操作用突起33は、シャーシ
12に空けられた開口12fを介して、シャーシ12の
表面側へ突出可能である。
【0044】尚、ローディング機構は、シャーシ12の
裏面側に配置されたローディングモータ52を備え、こ
のローディングモータ52によってリングカム51が駆
動される。リングカム51は、供給リールモータ14
(図1)の回転軸と同軸で、シャーシ12の裏面と供給
リールモータ14との間に回転可能に配置されている。
【0045】次に、図5、図6および図7を参照して、
リールハブロック解除機構30の動作について説明す
る。
【0046】図5に示されるように、テープカートリッ
ジ40のリールハブロック機構(図示せず)がリールハ
ブロックの状態にある場合には、リリースレバー31の
係合突起34は、リングカム51のカム溝51aの上方
側の溝に位置しており、レバー操作用突起1は下方に位
置している。
【0047】尚、図5はテープドライブ10のスロット
12b(図1)にテープカートリッジ40が挿入された
直後の状態を示しており、まだ、ローディング機構が動
作していない状態を示している。図6はローディング機
構が動作した後のロック解除動作を示している。また、
図7はレバー操作用の突起1とロックレバー41との係
合部を示す一部切欠部分拡大斜視図である。
【0048】図5に示される状態では、リリースレバー
31のレバー操作用突起1とテープカートリッジ40の
ロックレバー41とが互いに離れた状態にある。
【0049】テープカートリッジ40がテープドライブ
10のスロット12bに挿入された後、供給リール(図
示せず)を供給リールモータ14(図1)に係合させる
ためにローディング機構が動作する。すなわち、ローデ
ィングモータ52(図3)が動作して、リングカム51
を反時計回りに回転駆動する。これにより、リリースレ
バー31の係合突起34がリングカム51のカム溝51
aに沿って、その上方側の溝から下方側の溝へ向けて下
方へ移動する。これにより、リリースレバー31のレバ
ー操作用突起1は、支点部311の回りで上方へ回動
し、図6に示されるように、開口12f及び図示しない
テープカートリッジの窓部を通って嵌入し、レバー操作
用突起1がロックレバー41と係合する。これにより、
テープカートリッジ40のリールハブロックが解除され
る。これにより、テープカートリッジ40の供給リール
からそれに巻回された磁気テープを外部へ引き出すこと
が可能となる。
【0050】図7に示すように、リリースレバーの操作
用突起1と、テープカートリッジ40のロックレバー4
1とが係合した際に、その窓部3を通過する位置となる
が、窓部3の寸法と、突起1の断面とが同じ寸法に形成
されているので、隙間2が殆ど生じないので、テープカ
ートリッジの奥行き方向の位置決めも同時に行うことが
できる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、一つのレバーでロック解除と位置規制ができる
為、ロック解除するときの力で、テープカートリッジが
移動してしまい、結果として、ロック解除が不安定にな
ることを防ぐことができるテープカートリッジのリール
ハブロック機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリールハブロック解除機構を含む
テープドライブを、上蓋を取り外した状態で示す平面図
である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るリールハブロック
解除機構を含むテープドライブの主要部分を表面側から
斜めに見た斜視図である。
【図3】図2に示したリールハブロック解除機構を含む
テープドライブの主要部分を裏面側から斜めに見た斜視
図である。
【図4】図1の線IV−IVについての断面図である。
【図5】リールハブロック機構がリールハブロックの状
態にある場合の、図2に示したリールハブロック解除機
構の状態を示す断面図である。
【図6】リールハブロック機構がリールハブロック解除
の状態にある場合の、図2に示したリールハブロック解
除機構の状態を示す断面図である。
【図7】リールハブロック機構がリールハブロック解除
の状態にある場合のリールハブロック解除機構の状態を
示す一部切欠き斜視図である。
【図8】従来技術におけるリールハブロック機構がリー
ルハブロックの状態にある場合の、リールハブロック解
除機構の状態を示す断面図である。
【図9】従来技術におけるリールハブロック機構がリー
ルハブロック解除の状態にある場合の、リールハブロッ
ク解除機構の状態を示す断面図である。
【図10】従来技術におけるリールハブロック機構がリ
ールハブロック解除の状態にある場合のリールハブロッ
ク解除機構の状態を示す一部切欠き斜視図である。
【符号の説明】
1 突起 2,5 隙間 3 窓部 10 テープドライブ 11 巻取りリール 12 シャーシ 12b スロット 12c レフトレシーバ 13 巻取りリールモータ 14 供給リールモータ 20 アクチュエータアセンブリ 30 リールハブロック解除機構 31 リリースレバー 311 支点部 312 第1の板状体 313 第2の板状体 33 レバー操作用突起 34 係合突起 35 スプリング 40 テープカートリッジ 41 ロックレバー 51 リングカム 51a カム溝 52 ローディングモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 和也 東京都調布市国領町8丁目8番地2 ミツ ミ電機株式会社内 (72)発明者 井口 博美 東京都調布市国領町8丁目8番地2 ミツ ミ電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットに挿入されたテープカートリッ
    ジに内蔵された供給リールを回転駆動させるための供給
    リール駆動手段と、前記テープカートリッジが前記スロ
    ットに挿入された後で前記供給リール駆動手段に接続さ
    れるとともに、リングカムを駆動するローディング機構
    とを備えたテープドライブに設けられ、前記スロットに
    前記テープカートリッジが挿入されたときに、リールハ
    ブを回転可能になるようにロック解除を行うリールハブ
    解除機構であって、前記テープカートリッジ内に外部か
    らの操作によって前記リールハブのロック解除されるロ
    ックレバーを備え、前記テープカートリッジが前記スロ
    ットに挿入されたときに、前記リングカムの回動に応答
    して、前記ロックレバーを操作することによって前記リ
    ールハブロックを解除する前記リールハブ解除機構にお
    いて、 中央を支点部として回動自在に配置され、この支点部か
    ら両側へ延在する第1および第2の板状体を有するシー
    ソー型リリースレバーを有し、前記第1の板状体は、そ
    の先端に前記係合突起を持ち、前記第2の板状体は、そ
    の先端に前記ロックレバーを操作するために上方へ突出
    したレバー操作用突起を持ち、 前記テープカートリッジは前記突起を嵌入させる窓部を
    備え、前記突起は前記窓部を介して前記ロックレバーに
    当接してロック解除動作させるとともに、前記窓部の前
    記テープカートリッジの前記スロットへの挿入方向の位
    置と、前記突起の前記挿入方向の位置とが実質的に等し
    いことを特徴とするリールハブロック解除機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリールハブロック解除
    機構を備えていることを特徴とするテープドライブ。
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