JP2003123247A - 磁気転写装置 - Google Patents

磁気転写装置

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JP2003123247A
JP2003123247A JP2001316781A JP2001316781A JP2003123247A JP 2003123247 A JP2003123247 A JP 2003123247A JP 2001316781 A JP2001316781 A JP 2001316781A JP 2001316781 A JP2001316781 A JP 2001316781A JP 2003123247 A JP2003123247 A JP 2003123247A
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Akihito Kamatani
彰人 鎌谷
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/86Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers
    • G11B5/865Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers by contact "printing"
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/86Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルダ内の内部空間の真空吸引によって、収
納したスレーブ媒体とマスター担体との全面で均一な密
着力を得て良好な磁気転写が行えるようにする。 【解決手段】 転写情報を担持したマスター担体3と、
転写を受けるスレーブ媒体2とを対峙密着させるように
ホルダ10の内部空間6に収納し、この内部空間6を真空
吸引手段により真空吸引して密着力を得る。その際、ホ
ルダ10は接離移動する上側ホルダ11と下側ホルダ12とか
らなり、上側ホルダ11および下側ホルダ12の少なくとも
一方における、スレーブ媒体2またはマスター担体3の
背面に位置する平板部11aが可撓性を有し、真空吸引時
に作用する圧力によって変形して密着力を均等に印加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、情報が担持された
マスター担体からスレーブ媒体へ磁気転写する磁気転写
装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】磁気転写は、スレーブ媒体とマスター担
体を密着させた状態で、転写用磁界を印加してマスター
担体に担持した情報(例えばサーボ信号)に対応する磁
化パターンの転写を行うものである。この磁気転写方法
としては、例えば特開昭63−183623号公報、特
開平10−40544号公報、特開平10−26956
6号公報等に開示されている。 【0003】また、スレーブ媒体がハードディスクまた
は高密度フレキシブルディスクのような円盤状媒体の場
合には、このスレーブ媒体の片面または両面に円盤状の
マスター担体を密着させた状態で、その片側または両側
に電磁石装置、永久磁石装置による磁界印加装置を配設
して転写用磁界を印加する。 【0004】この磁気転写における転写品質を高めるた
めには、スレーブ媒体とマスター担体とをいかに隙間な
く密着させることが重要な課題である。つまり密着不良
があると、磁気転写が起こらない領域が生じ、磁気転写
が起こらないとスレーブ媒体に転写された磁気情報に信
号抜けが発生して信号品位が低下し、記録した信号がサ
ーボ信号の場合にはトラッキング機能が十分に得られず
に信頼性が低下するという問題がある。 【0005】ところで、従来の磁気転写装置において
は、スレーブ媒体とマスター担体との密着性を高めるた
めに、押圧手段により押圧力を機械的に印加してマスタ
ー担体に対してスレーブ媒体を押し付けるようにしてい
る。また、弾性体を介して押圧密着させるようにしたも
のも知られている(特開平7−78337参照)。この
ような機械式の密着力の印加方式は、大きな圧力が得ら
れる点では好適であるが、スレーブ媒体とマスター担体
との密着面に均一な分布で圧力を加えることが困難であ
る。 【0006】また、スレーブ媒体とマスター担体との密
着面にエアーが残留して密着を妨げることがないよう
に、この密着面のエアーを吸引排出するようにしたもの
も知られている(特開2000−67433参照)。こ
れは単に密着面のエアーを吸引するものであって、密着
力を均一に加えることに関しては解決されていない。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記のような点から、
スレーブ媒体とマスター担体とを収納したホルダ内を真
空吸引し、外部から均等に作用する大気圧によって、ス
レーブ媒体とマスター担体との密着力を得る真空吸引方
式が、ホルダ全面に圧力が印加されるため、基本的に均
一な密着状態を得やすいものである。 【0008】しかし、真空吸引方式を採用しても、ホル
ダからスレーブ媒体またはマスター担体に均等に荷重が
作用しないと、全面で均一な密着状態を得ることは困難
である。これは、マスター担体およびスレーブ媒体その
ものの平坦性が均一密着に影響を与えることに加えて、
スレーブ媒体およびマスター担体を収納した上下のホル
ダの平行度等が高精度であることが要求され、剛体によ
る上側ホルダおよび下側ホルダによって、平行かつ均一
に密着圧力を加えることができる加工精度等を確保する
ことは、品質管理上困難であると共に、コスト面で不利
となる。これらの精度が得られないと、密着が不均等と
なり、局所的な信号抜けが発生する恐れがあった。 【0009】本発明は上記点に鑑みてなされたものであ
り、磁気転写におけるスレーブ媒体とマスター担体とを
全面で均一に密着させて転写信号品位を向上するように
した磁気転写装置を提供することを目的とするものであ
る。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明による磁気転写装
置は、転写情報を担持したマスター担体と転写を受ける
スレーブ媒体とを対峙密着させるように内部空間に収納
したホルダと、該ホルダの内部空間を真空吸引して前記
スレーブ媒体とマスター担体との密着力を得る真空吸引
手段と、転写用磁界を印加する磁界印加装置とを備え、
前記ホルダは接離移動する上側ホルダと下側ホルダとか
らなり、該上側ホルダおよび下側ホルダの少なくとも一
方における平板部が可撓性を有することを特徴とするも
のである。 【0011】前記ホルダには、スレーブ媒体の下側また
は上側の片面にマスター担体を密着させて収納する場合
と、スレーブ媒体の両面にそれぞれマスター担体を密着
させて収納する場合とがあり、これらのマスター担体ま
たはスレーブ媒体と接触して密着力を加える上側ホルダ
および下側ホルダの少なくとも一方における平板部が、
弾性材料または軟性材料により構成されて可撓性を有
し、真空吸引時に作用する圧力によって変形してスレー
ブ媒体とマスター担体に密着力を均等に印加する。 【0012】また、マスター担体(またはスレーブ媒
体)の背面を保持する下側ホルダにおける平板部の剛性
を、スレーブ媒体(またはマスター担体)の背面に接触
する上側ホルダにおける平坦部の剛性より高く設けても
よい。例えば、下側ホルダは剛体で形成し、上側ホルダ
は可撓性を有する弾性材料または軟性材料で形成し、真
空吸引により上側ホルダを撓ませてスレーブ媒体を均等
にマスター担体に密着させる。これは、マスター担体お
よびスレーブ媒体が密着動作によって湾曲変形しやすい
場合の、変形を防止するときに有効である。 【0013】なお、前記上側ホルダの平板部および下側
ホルダの平板部は、厚みを薄くすると、転写用磁界を印
加する磁界印加装置のヘッド部に接近させることが可能
となり、磁界強度が高く、最適な磁界分布で磁気転写が
行える。特に上記平板部を可撓性とすると厚みが薄く形
成できる。 【0014】前記平板部は、真空吸引したときに、スレ
ーブ媒体とマスター担体とが均等に所定の密着力で密着
するように、両ホルダの各平板部の材質(ヤング率)、
厚み等を最適化して最適な剛性を持たせる。 【0015】 【発明の効果】上記のような本発明によれば、ホルダの
上側ホルダおよび下側ホルダの少なくとも一方における
平板部が可撓性を有し、ホルダに収納したスレーブ媒体
とマスター担体との密着力を、ホルダの内部空間を真空
吸引して得るようにしたことにより、真空吸引時に作用
する圧力によって可撓性の平板部が変形して全体に均等
な圧力の印加が可能となり、所望の密着力で均一にスレ
ーブ媒体とマスター担体との密着が行え、信号品位の高
い良好な磁気転写が実施できる。また、ホルダの厚みを
薄くすることが可能であり、スレーブ媒体に対して転写
に必要な強磁界を加えることが容易となる。 【0016】ホルダの一方の平板部を剛体にすると、マ
スター担体とスレーブ媒体との湾曲による転写位置ずれ
を防止でき、マスター担体のうねりによる信号書き込み
位置精度の劣化が抑制できる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は一実施形態にか
かる磁気転写装置の転写状態を示す要部斜視図である。
図2はホルダの断面図である。なお、各図は模式図であ
り各部の寸法は実際とは異なる比率で示している。 【0018】図1に示す磁気転写装置1は、上側ホルダ
11と下側ホルダ12とを備え、図2のように内部に形
成される内部空間6に、スレーブ媒体2、マスター担体
3を配置して中心位置を合わせた状態でスレーブ媒体2
とマスター担体3とを対峙密着させるホルダ10と、ホ
ルダ10内の内部空間6のエアを真空吸引し内部を減圧
状態として密着力を得る不図示の真空吸引手段と、ホル
ダ10を回転させつつ転写用磁界を印加する磁界印加装
置5とを備える。 【0019】なお、図2の場合には、スレーブ媒体2の
片面にマスター担体3が対峙密着される片面逐次転写の
態様を示しているが、スレーブ媒体2の上下にそれぞれ
マスター担体を配置して両面に対峙密着させて、両面同
時転写を行うようにしてもよい。ここで、対峙密着と
は、接触密着、ごく僅かな隙間を空けて対峙するこの双
方の何れかを指すものとする。 【0020】ホルダ10の下側ホルダ12は円盤状で、
マスター担体3の外径より大きい円形状の上面を有し、
マスター担体3の背面(下面)に接触する平板部12a
を備える。なお、平板部12aにマスター担体3を吸着
によって保持するようにしてもよい。上側ホルダ11は
円盤状で、スレーブ媒体2の外径より大きい下面を有
し、スレーブ媒体2の背面(上面)と接触する平板部1
1aと、外周の鍔部11bとを備える。 【0021】そして、上記上側ホルダ11の平板部11
aは弾性材料または軟性材料により構成されて可撓性を
有し、真空吸引時(図2b参照)に作用する圧力によっ
て変形してスレーブ媒体2とマスター担体3との密着力
を均等に印加する。上側ホルダ11の鍔部11bおよび
下側ホルダ12の平板部12aは、剛性の高い材料で構
成されている。 【0022】前記平板部11aの可撓性材料としては、
通気性がなく、金属、合成樹脂、ゴム等の弾性材料また
はビニルシートなどの軟性材料により構成される。この
平板部11aは、真空吸引したときに、スレーブ媒体2
とマスター担体3とが均等に所定の密着力で密着するよ
うに、その材質(ヤング率)、厚み等を最適化して最適
な剛性を持たせる。 【0023】なお、上側ホルダ11の平板部11aおよ
び下側ホルダ12の平板部12aは、厚みを薄くする
と、転写用磁界を印加する磁界印加装置のヘッド部に接
近させることが可能となり、磁界強度が高く、最適な磁
界分布で磁気転写が行える。 【0024】上側ホルダ11が上下方向に下側ホルダ1
2に対して接離移動可能であり、上側ホルダ11の鍔部
11bの端面が、下側ホルダ12の平板部12aの外周
部に不図示のシール材を介して圧接し、上側ホルダ11
と下側ホルダ12の間に形成された内部空間6が密閉さ
れ、真空吸引によりマスター担体3上にセットされたス
レーブ媒体2を押圧して対峙密着させるようになってい
る。この下側ホルダ12および上側ホルダ11は図示し
ない回転機構に連係されて一体に回転駆動される。 【0025】なお、不図示の真空吸引手段は、例えば下
側ホルダ12の平板部12aにおけるマスター担体3よ
り外周部の上面に吸引口が開口され、この吸引口に連通
するエア通路が、外部に導出されて真空ポンプに接続さ
れてなる。この真空吸引手段によるエアの真空吸引によ
り、上側ホルダ11と下側ホルダ12とで形成される内
部空間6を、所定の真空度に制御する。これにより、ス
レーブ媒体2とマスター担体3とが所定の密着圧力とな
るように設定される。 【0026】磁気転写を行う際には、スレーブ媒体2の
磁化を、予め面内記録なら面内トラック方向に、また垂
直記録なら垂直方向に初期直流磁化しておく。このスレ
ーブ媒体2をマスター担体3と密着させ、初期直流磁化
方向と略逆向きのトラック方向または垂直方向に転写用
磁界を印加して磁気転写を行う。スレーブ媒体2は、両
面または片面に磁気記録部(磁性層)が形成されたハー
ドディスク、高密度フレキシブルディスクなどの円盤状
磁気記録媒体が使用される。 【0027】マスター担体3は円盤状ディスクに形成さ
れている。このマスター担体3は、基板上に形成された
微細凹凸パターンに軟磁性体が被覆されてなり、この面
がスレーブ媒体2に密着される転写パターンが形成され
た転写情報担持面となる。これと反対側の面が下側ホル
ダ12に保持される。 【0028】マスター担体3の基板としては、ニッケ
ル、シリコン、石英板、ガラス、アルミニウム、合金、
セラミックス、合成樹脂等を使用する。凹凸パターンの
形成は、スタンパー法等によって行われる。軟磁性体の
形成は、磁性材料を真空蒸着法、スパッタリング法、イ
オンプレーティング法等の真空成膜手段、メッキ法など
により成膜する。面内記録と垂直記録とで、ほぼ同様の
マスター担体が使用される。 【0029】転写用磁界および初期磁界を印加する磁界
印加装置5は、面内記録の場合には、例えば、スレーブ
媒体2の半径方向に延びるギャップを有するコアにコイ
ルが巻き付けられたリング型ヘッド電磁石が上下両側に
配設されてなり、上下で同じ方向にトラック方向と平行
に発生させた転写用磁界を印加する。ホルダ10を回転
させて、スレーブ媒体2とマスター担体3の全面に転写
用磁界を印加する。磁界印加装置5を回転移動させるよ
うに設けてもよい。磁界印加装置5は、片側にのみ配設
するようにしてもよく、永久磁石装置を両側または片側
に配設してもよい。 【0030】また、垂直記録の場合の磁界印加装置は、
極性の異なる電磁石または永久磁石をホルダ10の上下
に配置し、垂直方向に転写用磁界を発生させて印加す
る。部分的に磁界を印加するものでは、ホルダ10を移
動させるか磁界を移動させて全面の磁気転写を行う。 【0031】上記磁気転写装置1では、同じマスター担
体3により複数のスレーブ媒体2に対する磁気転写を行
うものであり、図2(a)に示すように、まず上側ホルダ
11と下側ホルダ12とを離間した開状態で、予め下側
ホルダ12に位置を合わせて保持させたマスター担体3
上に、面内方向または垂直方向の一方に初期磁化したス
レーブ媒体2を中心位置を合わせてセットした後、上側
ホルダ11を下側ホルダ12に接近移動させる。 【0032】そして、図2(b)に示すように、上側ホル
ダ11の鍔部11bが下側ホルダ12に圧接して、スレ
ーブ媒体2およびマスター担体3を収容した両ホルダ1
1,12の内部空間6を密閉する。真空吸引手段により
内部空間6のエア排出を行って減圧し、内部を所定の真
空度とする。これにより、上側ホルダ11の平板部11
aは真空度に応じて作用する外力(大気圧)による圧力
で変形し、下側ホルダ12に向けてスレーブ媒体2とマ
スター担体3とに密着力を加え、所定の密着圧力で均等
に密着させる。 【0033】その後、ホルダ10の上下面に上下の磁界
印加装置5を接近させ、ホルダ10を回転させつつ磁界
印加装置5によって初期磁化とほぼ反対方向に転写用磁
界を印加し、マスター担体3の転写パターンに応じた磁
化パターンをスレーブ媒体2の磁気記録部に転写記録す
る。 【0034】上記磁気転写時に印加された転写用磁界
は、マスター担体3の転写パターンにおけるスレーブ媒
体2と密着した軟磁性体による凸部パターンに吸い込ま
れ、面内記録の場合にはこの部分の初期磁化は反転せず
その他の部分の初期磁化が反転し、垂直記録の場合には
この部分の初期磁化が反転しその他の部分の初期磁化は
反転しない結果、スレーブ媒体2にはマスター担体3の
転写パターンに応じた磁化パターンが転写記録される。 【0035】上記実施の形態では、上側ホルダ11の平
板部11aが可撓性を有することにより、内部空間6の
真空吸引時にこの平板部11aが均等にスレーブ媒体2
の背面に接触して、全面にわたって均一な荷重を加える
ことにより、磁気転写時のスレーブ媒体2とマスター担
体3とを最適な圧力による均一な密着が行えて密着性を
高めることができ、密着不良に伴う転写不良を防止して
良好な磁気転写を行うことができる。 【0036】特に、マスター担体3の背面を保持する下
側ホルダ12における平板部12aの剛性を、スレーブ
媒体2の背面に接触する上側ホルダ11の平板部11a
の剛性より高く設けていることにより、この剛体による
下側ホルダ12の平板部12aにマスター担体3が平坦
に保持され、スレーブ媒体2とマスター担体3との湾曲
による転写位置ずれを防止でき、マスター担体3のうね
りによる信号書き込み位置精度の劣化が防止される。 【0037】次に、図3は他の実施形態のホルダの断面
図である。このホルダ20は、上側ホルダ21の平板部
21aおよび鍔部21aの全体が弾性材料または軟性材
料により可撓性を有するように形成されてなるものであ
り、下側ホルダ22の平板部22aは、図2の下側ホル
ダ12と同様に剛体で構成されている。 【0038】この実施形態による作用は基本的に前記実
施の形態と同様であり、上側ホルダ21の鍔部21bも
可撓性を有するために、上側ホルダ21の変形量を大き
くすることが可能となり、鍔部21bの高さとスレーブ
媒体2およびマスター担体3との高さの差が大きい場合
に有効である。 【0039】次に、図4はさらに他の実施形態のホルダ
の断面図である。このホルダ30における上側ホルダ3
1は、図2の上側ホルダ11と同様に、平板部31aが
弾性材料または軟性材料により可撓性を有するように形
成され、鍔部31bは剛体で形成される一方、下側ホル
ダ32の平板部32aが弾性材料または軟性材料により
可撓性を有するように形成されてなるものである。 【0040】この実施形態による作用は基本的に前記実
施の形態と同様であり、マスター担体3およびスレーブ
媒体2の平坦度がある程度確保されている際に有効であ
り、下側ホルダ32の平板部32aの厚さも薄くして磁
気転写時に強磁界を印加することが可能となる。磁石を
上下に配置する必要がある垂直磁気記録の場合、特に有
効である。 【0041】次に、図5は他の実施形態のホルダの断面
図である。このホルダ40における上側ホルダ41は、
図3の上側ホルダ21と同様に、平板部41aおよび鍔
部41bが弾性材料または軟性材料により可撓性を有す
るように形成される一方、下側ホルダ42の平板部42
aが、図4の下側ホルダ32と同様に、弾性材料または
軟性材料により可撓性を有するように形成されてなるも
のである。 【0042】この実施形態による作用は基本的に前記実
施の形態と同様であり、マスター担体3およびスレーブ
媒体2の平坦度がある程度確保されている際に有効であ
り、下側ホルダ12の平板部12aの厚さも薄くして磁
気転写時に強磁界を印加することが可能となる。 【0043】なお、図示していないが、各実施の形態に
おける上側ホルダの平板部には、スレーブ媒体(または
マスター担体)と接触する際に、両者の間に、エアーが
残留して均一密着が阻害されるのを防止するために、そ
の接触面にエア抜き用の溝を設けるようにしてもよい。
このエア抜き用の溝は、スレーブ媒体またはマスター担
体の背面に形成するようにしてもよい。 【0044】また、両面同時転写の場合は、スレーブ媒
体の両面にマスター担体が密着され、上側ホルダおよび
下側ホルダの平板部がマスター担体の背面に接触して押
圧することになるが、この際にも、上側ホルダおよび下
側ホルダの平板部の少なくとも一方が可撓性を有するよ
うに設けてなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一つの実施の形態に係る磁気転写装置
の転写状態を示す要部斜視図 【図2】図1のホルダの密着前後の断面図 【図3】他の実施の形態に係るホルダの密着前後の断面
図 【図4】さらに他の実施の形態に係るホルダの密着前後
の断面図 【図5】他の実施の形態に係るホルダの密着前後の断面
図 【符号の説明】 1 磁気転写装置 2 スレーブ媒体 3 マスター担体 6 内部空間 7 真空吸引手段 8 磁界印加装置 10,20,30,40 ホルダ 11,21,31,41 上側ホルダ 12,22,32,42 下側ホルダ 11a,21a,31a,32a,41a,42a 可撓性を有する平板部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 転写情報を担持したマスター担体と転写
    を受けるスレーブ媒体とを対峙密着させるように内部空
    間に収納したホルダと、該ホルダの内部空間を真空吸引
    して前記スレーブ媒体とマスター担体との密着力を得る
    真空吸引手段と、転写用磁界を印加する磁界印加装置と
    を備え、 前記ホルダは接離移動する上側ホルダと下側ホルダとか
    らなり、該上側ホルダおよび下側ホルダの少なくとも一
    方における、前記スレーブ媒体またはマスター担体の背
    面に位置する平板部が可撓性を有することを特徴とする
    磁気転写装置。
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