JP2002304723A - 磁気転写方法 - Google Patents

磁気転写方法

Info

Publication number
JP2002304723A
JP2002304723A JP2001359368A JP2001359368A JP2002304723A JP 2002304723 A JP2002304723 A JP 2002304723A JP 2001359368 A JP2001359368 A JP 2001359368A JP 2001359368 A JP2001359368 A JP 2001359368A JP 2002304723 A JP2002304723 A JP 2002304723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slave
master carrier
magnetic
slave medium
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001359368A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiyunichi Nakamigawa
順一 中三川
Michifumi Aoki
理史 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001359368A priority Critical patent/JP2002304723A/ja
Priority to MYPI20020354A priority patent/MY134132A/en
Priority to US10/059,259 priority patent/US6954317B2/en
Priority to EP02001946A priority patent/EP1229521A3/en
Priority to SG200200603A priority patent/SG119145A1/en
Publication of JP2002304723A publication Critical patent/JP2002304723A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写すべき情報に応じた凹凸パターン面を有
するマスター担体からスレーブ媒体へ情報を転写する磁
気転写方法において、製造工程の簡素化、低コスト化を
実現する。 【解決手段】 複数枚のスレーブ媒体2を各スレーブ媒
体2のトラックの中心が一致するように重ねた状態で、
スレーブ媒体2のトラック方向に初期直流磁界を印加し
て複数枚のスレーブ媒体2を同時に初期磁化させ、予め
トラック方向に初期磁化されたスレーブ媒体を複数枚同
時に生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を担持するマ
スター担体からスレーブ媒体への情報の磁気転写方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体においては一般に、情報量
の増加と共に多くの情報を記録する大容量で安価で、さ
らに好ましくは短時間で必要な箇所が読み出せるよう
な、いわゆる高速アクセスが可能な媒体が望まれてい
る。それらの一例としてハードディスクや高密度フレキ
シブルディスクが知られ、その大容量を実現するために
は、狭いトラック幅を正確に磁気ヘッドが走査し、高い
S/N比で信号を再生する、いわゆるトラッキングサー
ボ技術が、大きな役割を担っている。ディスクの1周の
中で、ある間隔でトラッキング用のサーボ信号、アドレ
ス情報信号、再生クロック信号等が、いわるプリフォー
マットとして記録されている。
【0003】磁気ヘッドはこのようなプリフォーマット
の信号を読み取って自らの位置を修正することにより正
確にトラック上を走行することが可能に設定されてい
る。現在のプリフォーマットは、ディスクを専用のサー
ボ記録装置を用いて1枚ずつまた1トラックずつ記録し
て作成される。
【0004】しかしながら、サーボ記録装置は高価であ
り、またプリフォーマット作成に時間が掛かるために、
この工程が製造コストの大きな部分を占めることになっ
ており、その低コスト化が望まれている。
【0005】一方、1トラックずつプリフォーマットを
書くのではなく、磁気転写方法によりそれを実現する方
法も提案されている。例えば、特開平10−40544
号および特開平10−269566号等に転写技術が紹
介されている。この磁気転写は、被磁気転写媒体である
磁気ディスク媒体等のスレーブ媒体に対して転写すべき
情報に対応する凹凸パターンを有するマスター担体を用
意し、このマスター担体とスレーブ媒体を密着させた状
態で、転写用磁界を印加することにより、マスター担体
の凹凸パターンが担持する情報(例えばサーボ信号)に
対応する磁気パターンをスレーブ媒体に転写するもの
で、マスター担体とスレーブ媒体との相対的な位置を変
化させることなく静的に記録を行うことができ、正確な
プリフォーマット記録が可能であり、しかも記録に要す
る時間も極めて短時間である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、上述のよ
うな磁気転写を行う際には、スレーブ媒体を予め初期磁
化しておくことがより品位のよい磁気転写実現のために
好ましいことを見出し、スレーブ媒体に対して所定の初
期直流磁界を印加して初期磁化させた後に、マスター担
体と密着させて、この初期磁化方向と逆向きの転写用磁
界を印加させることにより磁気転写を行う方法および装
置を特願平11−117800号において提案してい
る。しかしながら、スレーブ媒体を予め初期磁化する工
程を必要とすることから、従来よりも磁気転写における
工程が増加し、時間、コストともに増加することとな
る。そこで、製造工程の簡素化、低コスト化が望まれて
いる。
【0007】本発明は上記事情に鑑みて、製造工程の簡
素化、低コスト化を実現する磁気転写方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気転写方法
は、予めトラック方向に初期磁化されたスレーブ媒体
と、該スレーブ媒体に転写すべき情報に応じた凹凸パタ
ーン面を有するマスター担体の該凹凸パターン面とを密
着させて、前記初期磁化と逆向きの方向に転写用磁界を
印加する磁気転写方法において、複数枚のスレーブ媒体
を用意し、該複数枚のスレーブ媒体を各スレーブ媒体の
トラックの中心が一致するように重ねた状態で、該スレ
ーブ媒体のトラック方向に初期直流磁界を印加して前記
複数枚のスレーブ媒体を同時に初期磁化させ、前記予め
トラック方向に初期磁化されたスレーブ媒体を複数枚同
時に生成することを特徴とするものである。
【0009】なお、スレーブ媒体がフレキシブルディス
クである場合、センターコアを貼りつけた後に、初期磁
化を行ってもよいし、センターコアを貼りつける前に行
ってもよい。特に、フレキシブルディスクの打ち抜き成
形後、ストッカーに複数枚が集積された状態のまま初期
磁化を行うようにすることが望ましい。なお、この場
合、各フレキシブルディスクの表面粗さはRa>1.5
nmであることが望ましい。
【0010】
【発明の効果】本発明の磁気転写方法によれば、複数枚
のスレーブ媒体を用意し、該複数枚のスレーブ媒体を各
スレーブ媒体のトラックの中心が一致するように重ねた
状態で、該スレーブ媒体のトラック方向に初期直流磁界
を印加して前記複数枚のスレーブ媒体を同時に初期磁化
させ、予めトラック方向に初期磁化されたスレーブ媒体
を複数枚同時に生成しておくので、すなわち、一度に複
数枚のスレーブの初期磁化を行うようにしたので、プリ
フォーマット済みのスレーブ媒体の製造時間の短縮が可
能となり、設備も簡素化される。これにより、より品位
のよい磁気転写を実現する磁気転写方法において低コス
ト化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。まず、磁気転写方法の原理を図1を参照し
て説明する。図1(a)は磁場を一方向に印加してスレー
ブ媒体を直流磁化する工程、図1(b)はマスター担体と
スレーブ媒体とを密着して反対方向に磁界を印加する工
程、図1(c)は磁気転写後の状態をそれぞれ示す図であ
る。
【0012】まず図1(a)に示すように、最初にスレー
ブ媒体2に初期直流磁界Hinをトラック方向の一方向に
印加して予め初期磁化(直流消磁)を行う。その後、図1
(b)に示すように、このスレーブ媒体2の磁気転写面と
マスター担体3の基板31の微細凹凸パターン(半径方
向すなわちトラックの幅方向に長い凹凸形状)に軟磁性
層32が被覆されてなる情報担持面とを密着させ、スレ
ーブ媒体2のトラック方向に初期直流磁界Hinとは逆方
向に転写用磁界Hduを印加して磁気転写を行う。その結
果、図1(c)に示すように、スレーブ媒体2の磁気転写
面(トラック)にはマスター担体3の情報担持面の凹凸
パターンに応じた情報が磁気的に転写記録される。
【0013】なお、上記マスター担体3の基板31の凹
凸パターンが図1のポジパターンと逆の凹凸形状のネガ
パターンの場合であっても、初期直流磁界Hinの方向お
よび転写用磁界Hduの方向を上記と逆方向にすることに
よって同様の情報が磁気的に転写記録できる。
【0014】また、基板31がNiなどによる強磁性体
である場合にはこの基板31のみで磁気転写可能であ
り、必ずしも磁性層32(軟磁性層)を被覆しなくても
よいが、転写特性の良い磁性層32を設けることでより
良好な磁気転写を行うことができる。なお、基板31が
非磁性体の場合は磁性層32を設けることが必要であ
る。
【0015】また、さらに最上層にダイヤモンドライク
カーボン(DLC)等の保護膜を被覆すれば、この保護
膜により接触耐久性が向上し多数回の磁気転写が可能と
なる。さらにはDLC保護膜の下層にSi膜をスパッタ
リング等で形成するようにしてもよい。
【0016】以下に、本発明の実施形態に係る磁気転写
方法における初期直流磁界および転写用磁界の磁界印加
についてより具体的に説明する。図2は、初期直流磁界
および転写用磁界を発生する磁界発生装置の一実施形態
である電磁石装置5(5a、5b)の要部斜視図であ
り、図3は初期直流磁界を印加される複数のスレーブ媒
体を固定する固定装置10(以下、スレーブ固定装置1
0という)の分解斜視図、図4および図5は転写用磁界
を印加されるスレーブ媒体とマスター担体の密着装置2
0(20’)の分解斜視図である。
【0017】図2に示すように、スレーブ固定装置10
および密着装置20(20’)は、電磁石装置5a,5
b間に配置され、それぞれ中心を軸として回転されつ
つ、磁界が印加される。
【0018】図3に示すように、スレーブ固定装置10
は上下部6,7に離間するように構成されており、内部
に複数枚のスレーブ媒体2を保持するものである。スレ
ーブ媒体2は、円盤状の記録メディア2aの中心部にハ
ブ2b(センターコア)が固着されてなるフレキシブル
ディスクであり、記録メディア2aはフレキシブルなポ
リエステルシート等からなる円盤状のベースの両面に磁
性体層が形成された記録面を有する(なお、上述の図1
においては、簡便のためこのスレーブ媒体の片面の磁性
体層のみを示している。)。
【0019】固定装置10の下部7の中心部にはスレー
ブ媒体2のハブ2bの中心穴に係合して位置決めするピ
ン8が形成されている。このピン8により、複数枚のス
レーブ媒体2が、その中心が一致するように即ちトラッ
クの中心が一致するようにして重ねられる。このように
複数のスレーブ媒体2が重ねられた状態でスレーブ固定
装置10の上下部6、7を閉じて一体化して、このスレ
ーブ固定装置10と内部に備えられたスレーブ媒体2と
はスレーブ媒体2のトラックの中心を軸として一体的に
回転駆動される。
【0020】スレーブ固定装置10の上下面に電磁石装
置5a、5bを接近させて配置し、スレーブ固定装置1
0を回転させつつ電磁石装置5によって初期直流磁界H
inを印加して、複数枚のスレーブ媒体2をトラック方向
の一方向に初期磁化させる。このようにして複数枚のス
レーブ媒体を同時に初期磁化させれば、1枚づつ個別に
磁化させる場合と比較して時間的、設備的に効率がよ
い。
【0021】なお、好ましい初期直流磁界の大きさはス
レーブ媒体の保磁力Hcs以上、より好ましくはHcsの
1.2倍以上である。
【0022】その後、初期磁化された各スレーブ媒体は
マスター担体と密着され、スレーブ媒体とマスター担体
とを備えた密着装置20が回転されつつ転写用磁界が印
加され、マスター担体の凹凸パターン面が担持した情報
が磁気的にスレーブ媒体に転写記録される。なお、転写
用磁界は初期磁化の向きと逆向きに印加され、好ましい
転写用磁界の大きさは0.6Hcs〜1.3Hcs、より好
ましくは0.8Hcs〜1.2Hcs、さらに好ましくは1
Hcs〜1.1Hcsである。
【0023】図4は、両面同時転写を行う場合の密着装
置20を示すものであり、この密着装置20は、スレー
ブ媒体2の下側記録面にサーボ信号等の情報を転写する
下側マスター担体3と、スレーブ媒体2の上側記録面に
サーボ信号等の情報を転写する上側マスター担体4と、
下側マスター担体3を吸着保持して平坦性を矯正する下
側矯正部材16を備えた下側圧接部材18と、上側マス
ター担体4を吸着保持して平坦性を矯正する上側矯正部
材17(下側矯正部材16と同構成)を備えた上側圧接
部材19とを備え、これらは中心位置を合わせた状態で
圧接され、スレーブ媒体2の両面に下側マスター担体3
と上側マスター担体4とを密着させる。
【0024】下側マスター担体3および上側マスター担
体4は、剛体により円環状ディスクに形成され、その片
面に前記スレーブ媒体2の記録面に密着される微細凹凸
パターンによる転写情報担持面を有し、これと反対側の
面が下側矯正部材16および上側矯正部材17に真空吸
着保持される。この下側マスター担体3および上側マス
ター担体4は、必要に応じてスレーブ媒体2との密着性
を高めるために、微細凹凸パターンの形成部以外の位置
でかつ後述の矯正部材16,17の吸気孔に連通しない
位置に微細な孔が表裏を貫通して形成されて、スレーブ
媒体2との密着面間のエアを吸引排出するように設けら
れる。
【0025】下側矯正部材16(上側矯正部材17も同
様)は、マスター担体3の大きさに対応した円盤状に設
けられ、その表面が中心線平均表面粗さRaが0.01
〜0.1μm程度の平面度に平坦に仕上げられた吸着面
16aに設けられている。この吸着面16aには、直径
約2mm以下の吸気孔16bが約25〜100個ほぼ均
等に開口している。図示していないが、この吸気孔16
bには矯正部材16の内部から下側圧接部材18の外部
に導出された吸気通路を経て真空ポンプに接続されて吸
引され、吸着面16aに密着されたマスター担体3の背
面を真空吸着し、該マスター担体3の平坦性を吸着面1
6aに沿わせて矯正する。
【0026】下側圧接部材18および上側圧接部材19
は円盤状で一方または両方が軸方向に移動可能に設けら
れて図示しない開閉機構(押圧機構、締結機構等)によ
って開閉作動するものであり、互いに所定の圧力で圧接
される。外周には鍔部18a,19aを有し閉作動時に
は上下の圧接部材18,19の鍔部18a、19aが当
接して内部を密閉状態に保持する。下側圧接部材18の
中心部には、スレーブ媒体2のハブ2bの中心孔に係合
して位置決めするピン18bが形成されている。また、
下側圧接部材18および上側圧接部材19は図示しない
回転機構に連係されて一体に回転駆動される。
【0027】1組の下側マスター担体3および上側マス
ター担体4により複数のスレーブ媒体に対して順次両面
磁気転写を行うために、密着装置20は、下側矯正部材
16および上側矯正部材17の吸着面16aにそれぞれ
中心位置を合わせて下側マスター担体3および上側マス
ター担体4をそれぞれ真空吸着して保持させておく。そ
して、上側圧接部材19と下側圧接部材18とを離間し
た開状態で、スレーブ媒体2を中心位置を合わせてセッ
トした後、上側圧接部材19と下側圧接部材18とを接
近させて閉作動し、スレーブ媒体2の両面にマスター担
体3,4を密着させる。その後、上下の電磁石装置5の
移動または密着装置20の移動によって、密着装置20
の上下面に上下の電磁石装置5を接近させ、密着装置2
0を回転させつつ電磁石装置5によって転写用磁界を印
加して、下側マスター担体3および上側マスター担体4
の転写情報をスレーブ媒体2の記録面に磁気的に転写記
録する。
【0028】図5は、片面転写を行う場合の密着装置2
0’を示すものであり、この密着装置20’は、スレー
ブ媒体2の下側記録面にサーボ信号等の情報を転写する
下側マスター担体3と、スレーブ媒体2の上側記録面に
接触する弾性体21(クッション材)と、前記下側マス
ター担体3を吸着保持して平坦性を矯正する下側矯正部
材16を備えた下側圧接部材18と、前記弾性体21を
保持する上側圧接部材19とを備え、これらは中心位置
を合わせた状態で圧接され、スレーブ媒体2の片面にマ
スター担体3を反対面に弾性体21を密着させる。すな
わち、前記実施の形態における上側マスター担体4が弾
性体21に変更され、上側矯正部材17が設置されてい
ない点を除いては、同様に構成されている。
【0029】弾性体21は弾性特性を有する材料により
円盤状に形成され、上側圧接部材19に保持されてい
る。弾性体21の材料は、密着圧力印加時にスレーブ媒
体2の表面形状に追従変形し、マスター担体3からスレ
ーブ媒体2の引き剥がし時に圧力印加前の表面性に復元
する特性を備えている。弾性体21の具体的材料として
は、シリコンゴム、ポリウレタンゴム、フッ素ゴム、ブ
タジエンゴム、テフロン(登録商標)ゴム、バイトンゴ
ムなど一般的なゴムや、スポンジゴム等の発泡樹脂など
を使用することができる。弾性体21のスレーブ媒体2
と接する面の形状は、マスター担体3と平行な平面形
状、またはスレーブ媒体2側に凸形状に形成される。
【0030】本実施形態の密着装置20’は、一つの下
側マスター担体3により複数のスレーブ媒体2に対して
順次磁気転写を行うために、まず下側矯正部材6の吸着
面6aに中心位置を合わせて下側マスター担体3を真空
吸着して保持しておく。そして、上側圧接部材19と下
側圧接部材18とを離間した開状態で、スレーブ媒体2
を中心位置を合わせてセットした後、上側圧接部材19
と下側圧接部材18とを接近させて閉作動しスレーブ媒
体2の片面にマスター担体3を弾性体11の押圧により
密着させる。その後、前記と同様に密着装置20’の上
下面に上下の電磁石装置5を接近させ、密着装置20’
を回転させつつ電磁石装置5によって転写用磁界を印加
して、下側マスター担体3の転写情報をスレーブ媒体2
の片面に磁気的に転写記録する。その後、別工程でスレ
ーブ媒体2の反対面に上側マスター担体4を密着させて
同様に磁気転写を行う。
【0031】なお、上記実施形態において、図3で示す
ようにフレキシブルディスクはセンターコア2bを備え
た状態で複数枚重ねられて初期磁化を行うこととした
が、図6に示すように、フレキシブルディスクの打ち抜
き成形後、ストッカー37に複数枚集積された状態、例
えば60μm厚のディスクで100枚程度重ねた状態
で、センターコアを貼りつける前に初期磁化を行うよう
にしてもよい。ストッカー37は、その中心部に、スレ
ーブ媒体2を集積してストックするためスレーブ媒体中
央の穴に係合して位置決めするピン38が設けられてい
る。初期磁化を行う際には、このストッカー37を迎合
する蓋36と併せて一体化して、前述のスレーブ固体装
置10と同様にして、電磁石装置5にセットされる。電
磁石装置5により初期直流磁界が印加され、トラックの
中心(ピン38)を軸として一体的に回転駆動され初期
磁化される。従来より、フレキシブルディスクの打ち抜
き成形後にはストッカー37に集積されて次工程へ搬送
されるようになっているため、このストッカー毎初期磁
化を行えば工程を簡略化することができる。また、セン
ターコアがないため、より多数のディスクを積み重ねる
ことができ、効率的である。一方、センターコアがない
ため、重ねられたディスク同士が貼り付き剥がしにくく
なるので、それぞれのディスクの表面粗さはRa>1.
5nmとしておく。
【0032】なお、上記においては、スレーブ媒体2と
してフレキシブルディスクを例に挙げて説明したが、ス
レーブ媒体は、ハードディスク装置に備えられる磁気デ
ィスク(ハードディスク)であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気転写方法の基本工程を示す図
【図2】本発明の一つの実施の形態に係る磁気転写方法
に用いられる磁界発生装置の要部斜視図
【図3】スレーブ固定装置の分解斜視図
【図4】両面転写用の密着装置の分解斜視図
【図5】片面転写用の密着装置の分解斜視図
【図6】スレーブ媒体ストッカーの斜視図
【符号の説明】
2 スレーブ媒体 2a 記録メディア 2b ハブ(センターコア) 3,4 マスター担体 5 電磁石装置 10 スレーブ固定装置 20,20’ 密着装置 37 ストッカー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めトラック方向に初期磁化されたスレ
    ーブ媒体と、該スレーブ媒体に転写すべき情報に応じた
    凹凸パターン面を有するマスター担体の該凹凸パターン
    面とを密着させて、前記初期磁化と逆向きの方向に転写
    用磁界を印加する磁気転写方法において、 複数枚のスレーブ媒体を用意し、該複数枚のスレーブ媒
    体を各スレーブ媒体のトラックの中心が一致するように
    重ねた状態で、該スレーブ媒体のトラック方向に初期直
    流磁界を印加して前記複数枚のスレーブ媒体を同時に初
    期磁化させ、前記予めトラック方向に初期磁化されたス
    レーブ媒体を複数枚同時に生成することを特徴とする磁
    気転写方法。
JP2001359368A 2001-02-01 2001-11-26 磁気転写方法 Withdrawn JP2002304723A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001359368A JP2002304723A (ja) 2001-02-01 2001-11-26 磁気転写方法
MYPI20020354A MY134132A (en) 2001-02-01 2002-01-31 Magnetic transfer method and apparatus
US10/059,259 US6954317B2 (en) 2001-02-01 2002-01-31 Magnetic transfer method and apparatus
EP02001946A EP1229521A3 (en) 2001-02-01 2002-02-01 Magnetic transfer method and apparatus
SG200200603A SG119145A1 (en) 2001-02-01 2002-02-01 Magnetic transfer method and apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001025675 2001-02-01
JP2001-25675 2001-02-01
JP2001359368A JP2002304723A (ja) 2001-02-01 2001-11-26 磁気転写方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002304723A true JP2002304723A (ja) 2002-10-18

Family

ID=26608785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001359368A Withdrawn JP2002304723A (ja) 2001-02-01 2001-11-26 磁気転写方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002304723A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6954317B2 (en) Magnetic transfer method and apparatus
EP1260970B1 (en) Magnetic transfer device having separation means for the media being involved
US6804070B2 (en) Magnetic transfer apparatus
KR20020035776A (ko) 자기전사방법 및 장치 및 자기기록매체
KR20020097032A (ko) 자기전사장치
US6867935B2 (en) Magnetic transfer apparatus
KR20020089141A (ko) 자기전사방법 및 자기전사장치
KR20020087855A (ko) 자기전사용 마스터담체
US20060139785A1 (en) Magnetic transfer method and apparatus
JP2002304723A (ja) 磁気転写方法
US6972915B2 (en) Method of magnetic transfer using a side-supported slave medium directly opposed to the magnetic field generator
JP2004348795A (ja) 磁気転写方法および磁気転写装置
JP3731813B2 (ja) 磁気転写装置
JP2002251723A (ja) 磁気転写方法および磁気転写装置
JP2004296009A (ja) 磁気転写用ホルダーおよび磁気転写装置
JP2002342923A (ja) 磁気転写方法
CN100334617C (zh) 磁复制装置
JP3999709B2 (ja) 磁気転写用マスター担体および磁気転写方法
KR20020064203A (ko) 자기전사방법 및 자기전사장치
JP2006252609A (ja) マスターディスクの吸着保持方法及び磁気転写装置
JP2002183948A (ja) 磁気転写方法および磁気転写装置
JP2003173525A (ja) 磁気転写装置
JP2002150555A (ja) 磁気転写方法および装置並びに磁気記録媒体
JP2002216343A (ja) 磁気転写用マスター担体
JP2003178440A (ja) 磁気転写用マスター担体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201