JP2003122255A - 商品管理システム、商品管理装置、商品管理プログラム - Google Patents

商品管理システム、商品管理装置、商品管理プログラム

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JP2003122255A
JP2003122255A JP2001311352A JP2001311352A JP2003122255A JP 2003122255 A JP2003122255 A JP 2003122255A JP 2001311352 A JP2001311352 A JP 2001311352A JP 2001311352 A JP2001311352 A JP 2001311352A JP 2003122255 A JP2003122255 A JP 2003122255A
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JP
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JP2001311352A
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English (en)
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Manabu Watanabe
学 渡辺
Yasuhiro Takee
康弘 武江
Tomohiro Takeuchi
知弘 竹内
Kenichiro Wada
賢一郎 和田
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NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Solution Innovators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品の為替リスクを効率よく最小限に留める
ための管理を、従来のシステムを大きく変更することな
く実現する商品管理システムを提供する。 【解決手段】 複数の通貨間の為替レートに基づいて商
品を管理する商品管理システムにおいて、各商品の当該
商品の価格の管理に用いる通貨を指定する通貨区分の設
定を参照し、各商品の当該商品の仕入れ時に用いた通貨
による価格から予め指定された通貨による価格への換算
方法を、予め指定された固定レートに基づく換算により
算出する固定レート方式と、最新の為替レートに基づく
換算により算出する変動レート方式とのいずれの算出方
法により算出するのかを指定するレート区分の設定を参
照し、ネットワークを介して最新の為替レートの情報を
取得し、各商品の通貨区分に指定された通貨による価格
を当該商品のレート区分に設定された算出方法に基づい
て算出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品の管理システ
ムに関し、特に、複数種の通貨により商品を管理する商
品管理システム、商品管理装置、商品管理プログラムに
関する。
【0002】
【従来の技術】商品の管理システムには、従来より受注
管理、発注管理、在庫管理等の様々な管理を行なうシス
テムがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のシステム
では、以下に述べるような問題点があった。
【0004】通常の業務システムは(円貨等の)単一の
通貨のみで構築されているため、海外業務等の部門は業
務システムを独立させて新規に開発が必要となるするケ
ースが多い。このため従来では、新規システム開発費用
や、そのシステムを維持するためのコストが余分に掛か
っていた。
【0005】また、こうした海外業務等の部門におけ
る、複数種の通貨により取引される商品を管理するため
には、日々変化するレートを取得することや、複数種の
通貨に対するレートを入力ミスなく処理することや、為
替差損益に対しての十分な管理を行なうこと等の課題が
ある。
【0006】本発明の第1の目的は、上記従来技術の欠
点を解決し、商品の為替リスクを効率よく最小限に留め
るための管理を、従来のシステムを大きく変更すること
なく実現する商品管理システム、商品管理装置、商品管
理プログラムを提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、商品に添付するラ
ベルに(円貨だけでなく)複数種の仕入通貨別に管理す
るための外貨情報を印字し、商品の取引をより容易にす
る商品管理システム、商品管理装置、商品管理プログラ
ムを提供することにある。
【0008】本発明の第3の目的は、通信回線により取
得した各通貨の最新為替レートを用いて、商品の最適な
取引時期を判断するための情報を提示する商品管理シス
テム、商品管理装置、商品管理プログラムを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の商品管理システムは、複数種の通貨間の為替レ
ートに基づいて商品を管理する商品管理システムにおい
て、前記通貨間の為替レートの情報を通信を介して定期
的に取得すると共に、当該為替レートの情報を逐次更新
し、各前記商品の、当該商品の仕入れ時に用いた通貨に
よる価格から他の通貨による価格への換算方法として、
当該商品に対して予め指定したレートである固定レート
と、前記通信により取得した最新の前記為替レートのい
ずれのレート区分によるかを選択し、各前記商品の前記
予め指定された通貨による価格を、当該商品の前記選択
されたレート区分に基づく換算により算出することを特
徴とする。
【0010】請求項2の本発明の商品管理システムは、
各前記商品の、当該商品の価格の管理に用いる通貨を指
定する通貨区分を設定し、各前記商品の前記通貨区分に
指定された通貨による価格を、当該商品の前記レート区
分に基づく換算により算出することを特徴とする。
【0011】請求項3の本発明の商品管理システムは、
各前記商品に対して、前記通貨区分、前記レート区分、
前記レート区分に基づく換算のレートと、当該レートに
より算出された前記通貨区分に指定された通貨による価
格を印字した商品管理ラベルを出力することを特徴とす
る。
【0012】請求項4の本発明の商品管理システムは、
各前記商品の前記通貨区分、前記レート区分、仕入れ価
格の情報の入力を受け付け、当該商品の前記通貨区分に
指定された通貨による価格を、前記レート区分に指定さ
れた算出方法に基づいて算出し、前記商品管理ラベルを
出力することを特徴とする。
【0013】請求項5の本発明の商品管理システムは、
各前記商品の中から、前記通貨区分に指定される通貨と
前記仕入れ時に用いた通貨とが異なる前記商品を抽出
し、前記抽出された商品の情報の一覧である外貨商品リ
ストを出力することを特徴とする。
【0014】請求項6の本発明の商品管理システムは、
各前記商品の、前記レート区分に基づく換算により算出
した、前記通貨区分に指定された通貨による価格の一覧
のリストを出力することを特徴とする。
【0015】請求項7の本発明の商品管理システムは、
前記商品の仕入れ時に用いた通貨を日本円とすることを
特徴とする。
【0016】請求項8の本発明の商品管理システムは、
前記通貨区分に指定する通貨を日本円とすることを特徴
とする。
【0017】請求項9の本発明の商品管理装置は、複数
種の通貨間の為替レートに基づいて商品を管理する商品
管理装置において、前記通貨間の為替レートの情報を通
信を介して定期的に取得すると共に、当該為替レートの
情報を逐次更新する手段と、各前記商品の、当該商品の
仕入れ時に用いた通貨による価格から他の通貨による価
格への換算方法として、当該商品に対して予め指定した
レートである固定レートと、前記通信により取得した最
新の前記為替レートのいずれのレート区分によるかを設
定する手段と、各前記商品の前記予め指定された通貨に
よる価格を、当該商品の前記レート区分に基づく換算に
より算出する手段を備えることを特徴とする。
【0018】請求項10の本発明の商品管理装置は、各
前記商品の、当該商品の価格の管理に用いる通貨を指定
する通貨区分を設定する手段を備え、各前記商品の前記
通貨区分に指定された通貨による価格を、当該商品の前
記レート区分に基づく換算により算出することを特徴と
する。
【0019】請求項11の本発明の商品管理装置は、各
前記商品に対して、前記通貨区分、前記レート区分、前
記レート区分に基づく換算のレートと、当該レートによ
り算出された前記通貨区分に指定された通貨による価格
を印字した商品管理ラベルを出力する商品管理ラベル出
力部を備えることを特徴とする。
【0020】請求項12の本発明の商品管理装置は、各
前記商品の前記通貨区分、前記レート区分、仕入れ価格
の情報の入力を受け付ける手段を備え、当該商品の前記
通貨区分に指定された通貨による価格を、前記レート区
分に指定された算出方法に基づいて算出し、前記商品管
理ラベルを出力することを特徴とする。
【0021】請求項13の本発明の商品管理装置は、各
前記商品の中から、前記通貨区分に指定される通貨と前
記仕入れ時に用いた通貨とが異なる前記商品を抽出し、
前記抽出された商品の情報の一覧である外貨商品リスト
を出力する手段を備えることを特徴とする。
【0022】請求項14の本発明の商品管理装置は、各
前記商品の、前記レート区分に基づく換算により算出し
た、前記通貨区分に指定された通貨による価格の一覧の
リストを出力する手段を備えることを特徴とする。
【0023】請求項15の本発明の商品管理プログラム
は、コンピュータを制御することにより、複数種の通貨
間の為替レートに基づいて商品を管理する商品管理プロ
グラムにおいて、前記通貨間の為替レートの情報を通信
を介して定期的に取得すると共に、当該為替レートの情
報を逐次更新する機能と、各前記商品の、当該商品の仕
入れ時に用いた通貨による価格から他の通貨による価格
への換算方法として、当該商品に対して予め指定したレ
ートである固定レートと、前記通信により取得した最新
の前記為替レートのいずれのレート区分によるかを設定
する機能と、各前記商品の前記予め指定された通貨によ
る価格を、当該商品の前記選択されたレート区分に基づ
く換算により算出する機能を備えることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の第1の実施の形態による
商品管理装置100の構成を示すブロック図である。図
1を参照すると、本実施の形態の商品管理装置100
は、プログラム制御されるCPU等で実現され、ネット
ワーク200を介して最新の為替レートを取得する為替
レート受信部10、為替レート等の各種データを格納す
るデータ記憶部20、利用者に情報を表示し又利用者に
よる操作を受け付ける画面入力部30、商品情報を記録
する商品情報データ記憶部40、商品情報を基に商品管
理ラベルを出力する商品管理ラベル出力部50、商品情
報を基に外貨商品リスト61及び円換算リスト62を出
力するデータ抽出部60を備えている。
【0026】本実施の形態の商品管理装置100は、商
品管理に用いるデータベースにおいて、各商品毎に当該
商品の価格を表示する通貨の指定と、その指定された通
貨により価格を表示するための各通貨に対するレート情
報等を付加し、これらの情報を用いることにより在庫管
理商品のタイムリーな金額管理を実現する。更に、在庫
管理の下流工程において商品に添付する商品管理ラベル
にも外貨情報を印字することにより、商品の最適な取引
時期の判断のために役立てることができ、商品の取引を
より容易にすることができる。
【0027】またこのため本実施の形態では、(円貨等
の)単一の通貨により運営されたいる商品管理システム
に対して、複数種の通貨が関係する商品を適切に管理・
運用する機能を、従来のようにこうした商品のための特
別の海外専用システムを構築するのではなく、従来のシ
ステムを利用してより少ない投資により実現することが
できる。
【0028】本実施の形態においては、指定された通貨
による各商品の価格の算出方法として、予め定められた
固定レートに基づいて算出する方式の「固定レート方
式」と、随時最新の為替レートに基づいて算出する「変
動レート方式」との2種類を用いる。各商品の、その価
格の算出に用いるレートの指定をレート区分と呼ぶこと
とし、各商品毎に固定レート方式と変動レート方式との
いずれかを指定する。
【0029】変動レート方式の場合には、受注・仕入・
売上等の工程の各単位において日々の最新の為替レート
を用いてレート換算を行なう。在庫商品に対して、もし
「1$=100円」の為替レートから売上時までに「1
$=150円」の為替レートに変化した場合には、1$
当たりに50円の為替利益を計上することができる。
【0030】固定レート方式の場合には、この商品管理
システムを使用する会社内等において、各商品に対して
共通で取り決めた固定レートを用いるのであり、これは
各商品の受注や仕入段階における為替レートを保持して
売上時の利益の算出時にもこの為替レートを引き継ぐも
のである。これは、受注仕入時のレートを使用すること
により、為替差損益を考慮しない安全な運用に適してい
る。
【0031】本実施の形態では、このように各商品の価
格の表示に用いる通貨やその価格の算出方法を、商品毎
に個別に設定して管理する。これにより、利用者が各商
品の為替差損のリスク回避をより検討しやすくなり、複
数種の通貨により取引が行なわれたり外貨取引の場合に
おいても、指定された方式のレートにより常時「円」や
「ドル」等の指定した通貨に換算を行ない、利用者の指
定する(円等の)通貨をベースとする全社レベルの資産
管理ができる。
【0032】なお、以下自国通貨を「円」とする場合を
例に説明するが、自国通貨の種類は特に限定する必要は
ない。
【0033】次に、本実施の形態の動作を説明する。図
3は、本実施の形態による商品管理装置100の動作を
説明するためのフローチャートである。
【0034】為替レート受信部10は、最新の為替レー
トを、銀行等からネットワーク200を介して定期的に
自動取得する(ステップ301)。そして、取得した貨
別レートを、データ記憶部20に保存する。データ記憶
部20は、最新の為替レートをレートマスタ21として
格納する。レートマスタ21には、例えば、個々の通貨
の種類を示す通貨区分の項目と、その各通貨と指定され
た通貨(例えば、円)との間の為替レートの項目を備え
るテーブルを用いることができる。
【0035】画面入力部30は、データ記憶部20に格
納される最新の為替レートや、商品情報データ記憶部4
0の商品情報ファイル80を参照して、これらの情報を
ディスプレイ装置に表示し、また商品管理ラベルの出力
等のための利用者の操作や、情報の入力や編集を受け付
ける(ステップ302)。この画面入力部30が表示さ
せる画面は、例えば、受注・仕入・売上等の各工程に対
して用意しデータの表示や入力・編集の受け付けを行な
う。画面入力部30は、利用者により入力されたデータ
を商品情報データ記憶部40に商品情報ファイル80と
して保存する。
【0036】図2は、本実施の形態の商品情報データ記
憶部40に保存される商品情報ファイル80のデータ構
成の一例を示す図である。図2の商品情報ファイル80
の一例では、商品の単一の通貨である円により管理する
商品管理の既存テーブルに、新規外貨項目の情報を付加
することにより構成されている。各商品毎に、既存テー
ブルの情報を示す既存データ項目81においては、商品
の円単価を示す円貨単価83の項目とその他の各種の既
存項目82があり、新規に追加した新規外貨項目84に
おいては、各商品の価格の外貨表示に用いる外貨を指定
する通貨区分85の項目と、その通貨と円との換算のレ
ート86の項目と、その通貨による単価を示す外貨単価
87の項目と、レート区分88の項目を備える。既存項
目82の欄には、図2の例においては商品名を表示して
いる。
【0037】ここで、各商品の仕入に用いた通貨を特に
仕入通貨と呼ぶこととする。
【0038】画面入力部30は、利用者に図2の商品情
報ファイル80を表示し、未入力の項目に対する入力を
求める。例えば、通貨区分85とレート区分88の入力
を受けて、対応する為替レートの値をデータ記憶部20
のレートマスタ21から読み出し、これをレート86の
欄に格納する。
【0039】例えば、レート区分88が変動レート方式
である場合には、最新の為替レートの値をレートマスタ
21から読み出してレート86の欄に格納し(ステップ
304)、レート区分88が固定レート方式である場合
には、その商品に対して設定された固定レートの値を商
品情報データ記憶部40から読み出してレート86の欄
に格納する(ステップ305)。
【0040】そして、仕入通貨が自国通貨(ここでは
円)である場合には、円貨単価83の欄に示される単価
とレート86の値に基づいて外貨単価を算出し、外貨単
価87の欄に格納する。また、仕入通貨が外貨である場
合には、その商品の通貨区分85の欄に示される外貨に
よる単価を外貨単価87の欄に入力を受けて、この外貨
単価とレート86の値に基づいて円貨単価を算出し、円
貨単価83の欄に格納する。
【0041】画面入力部30は、このように利用者によ
り入力されたデータと、入力されたデータに基づいて算
出したりレートマスタ21から読み出した情報を、商品
情報データ記憶部40に保存する(ステップ306)。
【0042】このように、画面入力部30は、必要な商
品情報の登録を受け付けて商品情報ファイル80のファ
イル項目を更新する。レート区分は、固定レート方式と
変動レート方式を選択できる。固定レート方式は、社内
で取り決めた固定レートにより換算する方式であり、一
度設定した後には変更することなく、その商品のデータ
が消滅するまで同じ固定レートで換算する。つまり、受
注時に固定レート方式を選択すると、売上時にも同じ固
定レートで円換算されるため為替差損益が発生しない。
一方、変動レート方式を選択した場合は、売上時にはレ
ートマスタから最新レートを取得するため、時価で売上
ることが可能であり、為替差損益が出る可能性が高い。
これらのデータは、商品情報データ記憶部40に記録さ
れる。
【0043】商品管理ラベル出力部50は、商品情報デ
ータ記憶部40に保存されたデータを、(例えばデータ
保存時点において)印字する機能を備え、商品情報デー
タ記憶部40の商品情報ファイル80を使用して、各貨
に対応する商品管理ラベル51を出力する(ステップ3
07)。図4は、商品管理ラベル51の一実施例を示す
図である。
【0044】このようにして、商品管理ラベル出力部5
0は、画面入力部30における利用者の情報の入力に応
じて商品管理ラベル51を発行することができ、そのラ
ベル情報には、外貨項目である通貨区分、レート、外貨
単価、レート区分等を印字する。
【0045】利用者は、この商品管理ラベル51を参照
することにより、商品を効率よく商品単位・仕入通貨別
に棚保管し管理することができる。例えば、通貨区分の
表示により仕入通貨別の棚分け作業を効率よく行なうこ
とができ、レート区分の表示により為替差損益を考慮し
た商品てあるのかを社業者が容易に把握することができ
る。
【0046】データ抽出部60は、通貨区分が円貨以外
のものを抽出した外貨商品リスト61と、円換算された
商品の円換算リスト62のリスト出力を行なう(ステッ
プ307)。図5、図6は、それぞれ外貨商品リスト6
1と円換算リスト62の一実施例を示す図である。これ
らの出力されるリストを用いることにより、容易に全社
レベルの資産把握をすることができる。
【0047】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、各商品のレート区分として指定したレートに基づい
て、最新の為替レート(変動レート)や仕入れ時の為替
レート(固定レート)に基づいて、適切に円等の指定し
た通貨に換算して表示することができる。
【0048】変動レート方式により商品の価格を表示さ
せることにより、商品の取引に際して為替差損益を詳細
に考慮することができる。例えば、随時更新される価格
の情報を参照することによって、為替レートの変動に応
じて商品の販売価格を変更したり、商品を販売する通貨
を、為替レートが低下する通貨から為替レートが上昇す
る通貨に切り替える等の適切な対応をすることが容易に
可能となる。
【0049】また、本実施の形態においては、従来のシ
ステムを大きく修正することなく、商品管理テーブルに
新規に外貨に関する項目を加えて、最新の為替レート等
に基づいて随時換算処理を行なう機能を備えることによ
り、商品を複数種の通貨により管理することができる。
例えば、外貨の場合でも随時円換算により円貨単価項目
を更新することができ、円貨ベースの一覧リスト出力を
行なうことができる。
【0050】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。本発明の第1の実施の形態においては、商品の価格
の換算処理において用いるレートを、固定レートと変動
レートとのいずれかとしたが、本発明ではこの中間のレ
ートを用いる方式も同様に実施できる。この中間のレー
トは、最新の為替レートと仕入れ時の為替レートとのそ
れぞれに重み付けの設定を備えて算出させる等の方法が
可能である。
【0051】例えば、最新の為替レートと仕入れ時の為
替レートとのそれぞれに、一対一の重み付けの設定を備
え、在庫商品の仕入れ時の為替レートが「1$=100
円」で最新の為替レートが「1$=150円」である場
合に、設定された重み付けに基づいて「1$=125
円」の中間のレートを算出し、このレートに基づいて商
品の価格の円とドルとの換算処理を行なうことができ
る。これにより、商品の価格をより柔軟に管理すること
ができる。
【0052】また、商品情報ファイル80の新規外貨項
目84における外貨の通貨区分85は、一種類のみでは
なく、複数種類の外貨を指定する形態も同様に実施する
ことができる。
【0053】なお、上記各実施の形態の商品管理システ
ムは、商品管理装置100における為替レート受信部1
0、画面入力部30、商品管理ラベル出力部50、デー
タ抽出部60の機能や、その他の機能をハードウェア的
に実現することは勿論として、各機能を備えるコンピュ
ータプログラムである商品管理プログラム90を、コン
ピュータ処理装置のメモリにロードされることで実現す
ることができる。この商品管理プログラム90は、磁気
ディスク、半導体メモリその他の記録媒体に格納され
る。そして、その記録媒体からコンピュータ処理装置に
ロードされ、コンピュータ処理装置の動作を制御するこ
とにより、上述した各機能を実現する。
【0054】以上好ましい実施の形態及び実施例をあげ
て本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形
態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思
想の範囲内において様々に変形して実施することができ
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下のような効果が達成される。
【0056】本発明によれば、従来の商品管理システム
において、商品管理のテーブルに外貨情報を新規の項目
として備え、指定された方式のレートに基づいて換算処
理を随時実行する機能を備えることにより、様々な通貨
により取引されている各商品を(円等の)指定した通貨
により管理することができる。
【0057】これにより、全社レベルの資産管理におい
ても外貨を意識する必要がなくなり、円単価項目を集計
するのみの容易な操作により利用者は円ベースによる資
産管理を行なうことができ、また必要な外貨情報も適宜
集計することができる。
【0058】レート取得は、銀行等の機関と通信回線で
接続して日々の最新の取り扱い為替レートを自動更新す
ることにより、入力の簡素化を実現してる。各商品に使
用するレートには、変動レート方式と固定レート方式の
2種類のレートをレート区分として指定することがで
き、適切なレートを採用して表示させることにより、主
に受注業務を担当する営業部や仕入業務を担当する商品
部において、外貨での取引時期を適切に判断するための
情報を提供し為替差損のリスクを回避させることができ
る。
【0059】商品管理ラベルには、通貨区分、レート、
外貨単価、円貨単価、レート区分等を印字させることに
より、見た目が同じ商品であっても通貨区分により仕入
通貨別に棚分けさせることができ、レート区分によりそ
の商品が為替リスクを意識した商品かを判断することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による商品管理装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の商品情報ファイ
ルのデータ構成の一例を示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態による商品管理装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】 本発明の第1の実施の形態の商品管理ラベル
の一実施例を示す図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の外貨商品リスト
の一実施例を示す図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態の円換算リストの
一実施例を示す図である。
【符号の説明】
100 商品管理装置 10 為替レート受信部 20 データ記憶部 21 レートマスタ 30 画面入力部 40 商品情報データ記憶部 50 商品管理ラベル出力部 51 商品管理ラベル 60 データ抽出部 61 外貨商品リスト 62 円換算リスト 80 商品情報ファイル 81 既存データ項目 82 既存項目 83 円貨単価 84 新規外貨項目 85 通貨区分 86 レート 87 外貨単価 88 レート区分 90 商品管理プログラム 200 ネットワーク 300 銀行端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 知弘 東京都江東区新木場一丁目18番6号 エヌ イーシーソフト株式会社内 (72)発明者 和田 賢一郎 東京都江東区新木場一丁目18番6号 エヌ イーシーソフト株式会社内 Fターム(参考) 3E042 CC07 CD02 CE04 EA07

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の通貨間の為替レートに基づいて
    商品を管理する商品管理システムにおいて、 前記通貨間の為替レートの情報を通信を介して定期的に
    取得すると共に、当該為替レートの情報を逐次更新し、 各前記商品の、当該商品の仕入れ時に用いた通貨による
    価格から他の通貨による価格への換算方法として、当該
    商品に対して予め指定したレートである固定レートと、
    前記通信により取得した最新の前記為替レートのいずれ
    のレート区分によるかを選択し、 各前記商品の前記予め指定された通貨による価格を、当
    該商品の前記選択されたレート区分に基づく換算により
    算出することを特徴とする商品管理システム。
  2. 【請求項2】 各前記商品の、当該商品の価格の管理に
    用いる通貨を指定する通貨区分を設定し、 各前記商品の前記通貨区分に指定された通貨による価格
    を、当該商品の前記レート区分に基づく換算により算出
    することを特徴とする請求項1に記載の商品管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 各前記商品に対して、前記通貨区分、前
    記レート区分、前記レート区分に基づく換算のレート
    と、当該レートにより算出された前記通貨区分に指定さ
    れた通貨による価格を印字した商品管理ラベルを出力す
    ることを特徴とする請求項2に記載の商品管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 各前記商品の前記通貨区分、前記レート
    区分、仕入れ価格の情報の入力を受け付け、当該商品の
    前記通貨区分に指定された通貨による価格を、前記レー
    ト区分に指定された算出方法に基づいて算出し、前記商
    品管理ラベルを出力することを特徴とする請求項3に記
    載の商品管理システム。
  5. 【請求項5】 各前記商品の中から、前記通貨区分に指
    定される通貨と前記仕入れ時に用いた通貨とが異なる前
    記商品を抽出し、前記抽出された商品の情報の一覧であ
    る外貨商品リストを出力することを特徴とする請求項2
    から請求項4のいずれか1つに記載の商品管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 各前記商品の、前記レート区分に基づく
    換算により算出した、前記通貨区分に指定された通貨に
    よる価格の一覧のリストを出力することを特徴とする請
    求項2から請求項5のいずれか1つに記載の商品管理シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記商品の仕入れ時に用いた通貨を日本
    円とすることを特徴とする請求項1から請求項6のいず
    れか1つに記載の商品管理システム。
  8. 【請求項8】 前記通貨区分に指定する通貨を日本円と
    することを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか
    1つに記載の商品管理システム。
  9. 【請求項9】 複数種の通貨間の為替レートに基づいて
    商品を管理する商品管理装置において、 前記通貨間の為替レートの情報を通信を介して定期的に
    取得すると共に、当該為替レートの情報を逐次更新する
    手段と、 各前記商品の、当該商品の仕入れ時に用いた通貨による
    価格から他の通貨による価格への換算方法として、当該
    商品に対して予め指定したレートである固定レートと、
    前記通信により取得した最新の前記為替レートのいずれ
    のレート区分によるかを設定する手段と、 各前記商品の前記予め指定された通貨による価格を、当
    該商品の前記レート区分に基づく換算により算出する手
    段を備えることを特徴とする商品管理装置。
  10. 【請求項10】 各前記商品の、当該商品の価格の管理
    に用いる通貨を指定する通貨区分を設定する手段を備
    え、 各前記商品の前記通貨区分に指定された通貨による価格
    を、当該商品の前記レート区分に基づく換算により算出
    することを特徴とする請求項9に記載の商品管理装置。
  11. 【請求項11】 各前記商品に対して、前記通貨区分、
    前記レート区分、前記レート区分に基づく換算のレート
    と、当該レートにより算出された前記通貨区分に指定さ
    れた通貨による価格を印字した商品管理ラベルを出力す
    る商品管理ラベル出力部を備えることを特徴とする請求
    項10に記載の商品管理装置。
  12. 【請求項12】 各前記商品の前記通貨区分、前記レー
    ト区分、仕入れ価格の情報の入力を受け付ける手段を備
    え、 当該商品の前記通貨区分に指定された通貨による価格
    を、前記レート区分に指定された算出方法に基づいて算
    出し、前記商品管理ラベルを出力することを特徴とする
    請求項11に記載の商品管理装置。
  13. 【請求項13】 各前記商品の中から、前記通貨区分に
    指定される通貨と前記仕入れ時に用いた通貨とが異なる
    前記商品を抽出し、前記抽出された商品の情報の一覧で
    ある外貨商品リストを出力する手段を備えることを特徴
    とする請求項10から請求項12のいずれか1つに記載
    の商品管理装置。
  14. 【請求項14】 各前記商品の、前記レート区分に基づ
    く換算により算出した、前記通貨区分に指定された通貨
    による価格の一覧のリストを出力する手段を備えること
    を特徴とする請求項10から請求項13のいずれか1つ
    に記載の商品管理装置。
  15. 【請求項15】 コンピュータを制御することにより、
    複数種の通貨間の為替レートに基づいて商品を管理する
    商品管理プログラムにおいて、 前記通貨間の為替レートの情報を通信を介して定期的に
    取得すると共に、当該為替レートの情報を逐次更新する
    機能と、 各前記商品の、当該商品の仕入れ時に用いた通貨による
    価格から他の通貨による価格への換算方法として、当該
    商品に対して予め指定したレートである固定レートと、
    前記通信により取得した最新の前記為替レートのいずれ
    のレート区分によるかを設定する機能と、 各前記商品の前記予め指定された通貨による価格を、当
    該商品の前記選択されたレート区分に基づく換算により
    算出する機能を備えることを特徴とする商品管理プログ
    ラム。
  16. 【請求項16】 各前記商品の、当該商品の価格の管理
    に用いる通貨を指定する通貨区分を設定する機能と、 各前記商品の前記通貨区分に指定された通貨による価格
    を、当該商品の前記レート区分に基づく換算により算出
    する機能を備えることを特徴とする請求項15に記載の
    商品管理プログラム。
  17. 【請求項17】 各前記商品に対して、前記通貨区分、
    前記レート区分、前記レート区分に基づく換算のレート
    と、当該レートにより算出された前記通貨区分に指定さ
    れた通貨による価格を印字した商品管理ラベルを出力す
    る機能を備えることを特徴とする請求項16に記載の商
    品管理プログラム。
  18. 【請求項18】 各前記商品の前記通貨区分、前記レー
    ト区分、仕入れ価格の情報の入力を受け付ける機能と、 当該商品の前記通貨区分に指定された通貨による価格
    を、前記レート区分に指定された算出方法に基づいて算
    出し、前記商品管理ラベルを出力する機能を備えること
    を特徴とする請求項17に記載の商品管理プログラム。
  19. 【請求項19】 各前記商品の中から、前記通貨区分に
    指定される通貨と前記仕入れ時に用いた通貨とが異なる
    前記商品を抽出し、前記抽出された商品の情報の一覧で
    ある外貨商品リストを出力する機能を備えることを特徴
    とする請求項16から請求項18のいずれか1つに記載
    の商品管理プログラム。
  20. 【請求項20】 各前記商品の、前記レート区分に基づ
    く換算により算出した、前記通貨区分に指定された通貨
    による価格の一覧のリストを出力する機能を備えること
    を特徴とする請求項16から請求項19のいずれか1つ
    に記載の商品管理プログラム。
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