JP2003122210A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003122210A
JP2003122210A JP2001311338A JP2001311338A JP2003122210A JP 2003122210 A JP2003122210 A JP 2003122210A JP 2001311338 A JP2001311338 A JP 2001311338A JP 2001311338 A JP2001311338 A JP 2001311338A JP 2003122210 A JP2003122210 A JP 2003122210A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トナーの可視変色により隠蔽性の失われた情報
が記録された用紙出力を防止し、機密性を向上する。 【解決手段】 現像手段として、可視画像を形成する画
像ユニットの他に、隠蔽性のある不可視画像を形成する
ための白色画像形成ユニット44Dが採用される。ま
た、白色トナー像の可視変色を検知する白色度検知セン
サ96が設けられている。白色画像形成ユニット44D
により、感光体ベルト12のイメージフレーム外に白色
トナーパッチ116が作成される。白色度検知センサ9
6により、白色トナーパッチ116の可視変色を検知す
る。白色トナーパッチ116は感光体ベルト12のイメ
ージフレーム外に作成されているため、用紙には転写さ
れず、形成される画像へは影響しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像手段により現
像を実行することで感光体のイメージフレーム上にトナ
ー像を形成し、当該トナー像を用紙に転写して画像を形
成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の現像手段により現像を繰り
返して感光体の同一イメージフレーム上にトナー像を重
ね、得られた合成カラー像を用紙に転写する画像形成装
置(以下、電子写真装置という)が提案されている。
【0003】この種の装置では、環状の感光体が駆動ロ
ーラと複数のローラで回転可能に支持され、感光体の周
囲には感光体の回転方向に沿って、感光体に各カラーの
トナー像を形成する複数の画像形成ユニットが感光体面
に対向して並んでいる。
【0004】各画像形成ユニットは、感光体の表面を均
一な所定電位に帯電させる帯電器を備え、その下流側に
感光体上の所定のイメージフレームに各色用の潜像を形
成する光ビーム出力装置(レーザ発信器)が配置されて
いる。更に光ビーム出力装置の下流側には、各色のトナ
ーを潜像に付着する現像器が配置され、この現像器はイ
メージフレームを裏側から支持する対向ロールと対向し
ている。電子写真装置の各最下流にはイメージフレーム
を全面露光して表面の電位を0V付近にする除電ランプ
が位置されている。
【0005】ここで、一般的なカラー画像を形成するた
めのトナーの色としては、黒、マゼンタ、シアン、イエ
ローが挙げられるが、この従来の電子写真装置では、隠
蔽性画像を印字する目的で白、透明の何れかのトナーが
追加されている。なお、白、透明に関しては、隠蔽性画
像が他の色のトナー像を背景に浮かび上がることを防止
するため、用紙に合成カラー像が転写されたときに合成
カラー像の最下層に白、透明のカラー像がくるように、
感光体上では最上層に重ねられる。このため、白又は透
明の画像形成ユニットは最下流に配置される。
【0006】複数配列された画像形成ユニットの下流に
は、各現像器によって重ねられた白又は透明を含む合成
カラー像を用紙に転写する転写手段が備えられている。
転写手段は、転写手段内に搬送されてくる用紙面に対向
するように位置され、感光体の進路に沿って、用紙を帯
電させる転写放電器と、用紙面に対向位置されて用紙の
帯電を中和する除電放電器とが備えられ、感光体の回転
方向を急激に屈曲するように剥離ローラが順に並べられ
ている。
【0007】用紙は剥離ローラを通過することで感光体
から自然剥離し、感光体の回転方向と用紙の進行方向の
中間位置に設けられた用紙剥離フィンガーによって、用
紙の先端がガイドされて感光体と完全に剥離される。
【0008】さらに、用紙剥離フィンガーの下流側に
は、転写後の感光体上にからんでいる用紙を検知する用
紙検知手段と、トナー濃度を検知する濃度検知手段が隣
接して配置されている。用紙検知手段は、剥離されずに
感光体に巻付いている用紙を検知し、次工程への用紙の
侵入を防止する。
【0009】濃度検知手段では、感光体のイメージフレ
ーム外(インターイメージ)にイメージフレームとは異
なる現像バイアスで作成された中間濃度の各カラーのト
ナーパッチにより、トナー濃度の判定が行われる。
【0010】画像転写が終了し、用紙検知並びに濃度検
知がなされた感光体は、用紙に転写されずに感光体上に
残った残留トナーを回収するクリーナセットが配置され
た位置へと進行する。このクリーナセットは、残留トナ
ー及びトナーパッチの電荷量を中和するプレクリーナ放
電器を備え、導電性ブラシにより残留トナーを回収する
クリーナ本体によって回収される。
【0011】この電子写真装置では、感光体の同一イメ
ージフレームに画像を重ねるため、感光体、クリーナ等
を共有でき、部品点数を減らして装置を安価で小型にで
きる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置では、複数の現像器を使用して感光体
の同一イメージフレームにトナー像を重ねていくため、
下流側の現像器のトナーやトナー像に上流側の現像器の
トナーが混入してしまうことがある。
【0013】下流現像器が現像を行うとき、対向する感
光体には上流側のトナー像が載っており、接触現像方式
では勿論のこと、非接触方式でも感光体上の上流トナー
が電解作用により微量づつ下流側の現像器に空間移転す
る。
【0014】また、上流現像器が現像を行う際に現像器
外へ漏れたトナークラウドが装置内気流にのって流れ、
下流側現像器が現像を行うときに混入することもある。
一度に混入するトナー量はごく微量であるが、画像形成
プロセスを繰り返すたびに蓄積されて現像器のトナー量
のうち混入トナーが占める割合が増え、トナー像が可視
変色してしまうという問題があった。
【0015】特に、白、透明のトナーにおいては、他の
カラートナーが混入することで白色度、透明度が落ち、
用紙に転写されたときに目視可能となり、隠蔽性が損な
われるという問題があった。
【0016】本発明は上記事実を考慮し、トナーの可視
変色により隠蔽性の失われた情報が記録された用紙出力
を防止し、機密性を向上することができる画像形成装置
を得ることが目的である。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、現像手段により現像を実行することで感光体のイメ
ージフレーム上にトナー像を形成し、当該トナー像を用
紙に転写して画像を形成する画像形成装置であって、前
記現像手段の一つとして設けられ、白色用紙に現像する
ことで、実質的に不可視状態で現像され、特定波長光の
下で可視像となり得る白色トナー像を形成する白色用現
像手段と、前記白色用現像手段により現像された前記感
光体上の白色トナー像の可視変色を検知する可視変色検
知手段と、前記可視変色検知手段の検知結果に基づいて
前記白色トナー像の可視変色を報知する報知手段と、を
有することを特徴としている。
【0018】請求項1に記載の発明によれば、白色用現
像手段が採用されることで不可視トナー像を用紙に形成
することができる。また、白色トナー像の可視変色を検
知する可視変色検知手段が設けられており、報知手段に
より可視変色検知手段の検知結果に基づいて白色トナー
像の可視変色が報知されるため、作業者は排出された出
力をチェックしなくても白色トナー像の可視変色を知る
ことができ、例えば画像形成装置による隠蔽性の失われ
た用紙出力を止めることが可能である。よって機密性を
向上することができる。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記可視変色検知手段が前記感光体上
の前記イメージフレーム外における予め定められた所定
位置に現像された白色現像領域の可視変色の状態を検知
することを特徴としている。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、可視変色
検知手段が白色トナー像の可視変色の状態を検知するた
めの白色現像領域が感光体上のイメージフレーム外にお
ける予め定められた所定位置に現像されており、可視変
色検知手段は画像の内容に関わらず所定位置について検
知すればよい。また、当該白色現像領域がイメージフレ
ーム外に現像されているので用紙に転写されることはな
く、画像形成装置により形成された画像への影響もな
い。
【0021】請求項3に記載の発明は、現像手段により
現像を実行することで感光体のイメージフレーム上にト
ナー像を形成し、当該トナー像を用紙に転写して画像を
形成する画像形成装置であって、前記現像手段の一つと
して設けられ、用紙上に現像することで実質的に不可視
状態で現像され、特定波長光の下で可視像となり得る透
明トナー像を形成する透明用現像手段と、前記透明用現
像手段により現像された前記感光体上の透明トナー像の
可視変色を検知する可視変色検知手段と、前記可視変色
検知手段の検知結果に基づいて前記透明トナー像の可視
変色を報知する報知手段と、を有することを特徴として
いる。
【0022】請求項3に記載の発明によれば、透明用現
像手段が採用されることで不可視トナー像を用紙に形成
することができる。また、透明トナー像の可視変色を検
知する可視変色検知手段が設けられており、報知手段に
より可視変色検知手段の検知結果に基づいて透明トナー
像の可視変色が報知されるため、作業者は排出された出
力をチェックしなくても透明トナー像の可視変色を知る
ことができ、例えば画像形成装置による隠蔽性の失われ
た用紙出力を止めることが可能である。よって機密性を
向上することができる。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記可視変色検知手段が前記感光体上
の前記イメージフレーム外における予め定められた所定
位置に現像された透明現像領域の可視変色の状態を検知
することを特徴としている。
【0024】請求項4に記載の発明によれば、可視変色
検知手段が透明トナー像の可視変色の状態を検知するた
めの透明現像領域が感光体上のイメージフレーム外にお
ける予め定められた所定位置に現像されており、可視変
色検知手段は画像の内容に関わらず所定位置について検
知すればよい。また、当該透明現像領域がイメージフレ
ーム外に現像されているので用紙に転写されることはな
く、画像形成装置により形成された画像への影響もな
い。
【0025】請求項5に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記用紙へのトナー像の転写後
に前記感光体上の残留トナーの除去を行うクリーナと、
クリーナ側に侵入した用紙を検知する用紙検知手段とを
備え、前記用紙検知手段が前記可視変色検知手段を兼ね
ることを特徴としている。
【0026】請求項5に記載の発明によれば、クリーナ
側に進入した用紙を検出する用紙検知手段は可視変色検
知手段を兼ねており、用紙の有無が検出されると共に白
色トナー像の可視変色が検知される。よって、新たにセ
ンサ等の検知手段を設けることなく、白色トナー像の可
視変色が検知される。
【0027】請求項6に記載の発明は、請求項3又は4
に記載の発明において、感光体上のトナー濃度を検知す
る濃度検知手段を備え、前記濃度検知手段が前記可視変
色検知手段を兼ねることを特徴としている。
【0028】請求項6に記載の発明によれば、感光体上
のトナー濃度を検知する濃度検知手段は可視変色検知手
段を兼ねており、トナー濃度の検知される共に透明トナ
ー像の可視変色が検知される。よって、新たにセンサ等
の検知手段を設けることなく、透明トナー像の可視変色
が検知される。
【0029】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項6の何れか1項記載の発明において、少なくとも2
色以上の可視現像可能な現像手段を備えることを特徴と
している。
【0030】請求項7に記載の発明によれば、現像手段
は少なくとも2色以上の可視現像が可能とされており、
トナーの可視変色により隠蔽性が損なわれた出力を防止
し、機密性を向上することができる画像形成装置におい
てカラー画像が形成可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係る電
子写真装置10が示されている。
【0032】電子写真装置10には、環状の感光体ベル
ト12が設けられている。この感光体ベルト12は、駆
動ローラ22とローラ11、剥離ローラ30に巻き掛け
られている。駆動ローラ22は駆動モータ24に接続さ
れている。この駆動モータ24が駆動されることによ
り、感光体ベルト12が所定のループを周回する構造と
なっている。感光体ベルト12の周囲には感光体ベルト
12の移動方向(矢印A方向)に沿って、感光体ベルト
12に各色のトナー像を現像する複数の画像形成部44
が感光体ベルト12表面外側面に対向して並べられてい
る。
【0033】画像形成部44は、第1のカラートナー像
(例えばR色)を現像する第1画像形成ユニット44A
と、第2のカラートナー像(例えばG色)を現像する第
2画像形成ユニット44Bと、第3のカラートナー像
(例えばB色)を現像する第3画像形成ユニット44C
と、白色トナー像を現像する白色現像ユニット44Dと
で構成されている。白色トナー像は、白色用の用紙に形
成されることで隠蔽性のある不可視画像となるが、特定
の波長の光(紫外光)を照射することで可視像となり得
るものである。なお、白色画像ユニット44Dは最下流
に配置されている。
【0034】ここで、白トナーに関しては、隠蔽性画像
が他のカラー像を背景に浮かび上がると、隠蔽性が失わ
れる。この隠蔽性を保つために、用紙52に合成カラー
像が転写されたときに合成カラー像の最下層に白色トナ
ー像がくるように、感光体ベルト12上では最上層に重
ねられる。
【0035】第1のカラートナー像を現像する第1画像
形成ユニット44Aは、第1帯電器14Aが備えられ、
コロナ放電により感光体ベルト12の表面を均一な所定
電位に帯電させる。
【0036】第1帯電器14Aの下流には第1レーザ発
信器18Aが配置されている。第1レーザ発信器18A
には図示しない画像データメモリから第1のカラー用画
像データが入力される。入力されたデータに基づいて変
換されたレーザが感光体ベルト12の所定のイメージフ
レーム上に走査露光され、第1のカラー用の潜像が形成
される。
【0037】さらに第1レーザ発信器18Aの下流側に
は、第1のカラーのトナーが充填された第1現像器16
Aが配置されている。第1現像器16Aでは、トナーを
感光体ベルト12上に形成された潜像と逆極性に帯電さ
せ、潜像にトナーを付着させる非接触方式で第1のカラ
ーのトナー像が現像される。
【0038】第1現像器16Aには、感光体ベルト12
を介して第1対向ロール17Aが対向位置されている。
この第1の対向ロール17Aにより第1現像器16Aと
感光体ベルト12との間に所定の間隙(現像ギャップ)
が確保される。
【0039】第1現像器16Aの下流には第1除電ラン
プ20Aが設けられている。第1除電ランプ20Aは、
第1のカラートナー像の現像された感光体ベルト12を
全面露光し、表面の電位は0V付近としている。
【0040】各画像形成ユニット44は、第1画像形成
ユニット44Aと同様に構成され、各レーザ発信器18
は各カラー用の潜像を形成し、現像器16には各色のト
ナーが充填されている。
【0041】各画像形成ユニット44により、同一イメ
ージフレーム上に各色のトナー像が現像されて合成カラ
ー像が形成される。
【0042】ここで、本実施の形態の画像形成部44で
は、白色現像ユニット44Dの下流側に白色トナー像が
他の色トナーが混入して可視変色しているか否かを判断
するための白色度検知センサ96が配設されている。
【0043】一方、感光体ベルト12における白色度検
知センサ96の検出位置の軌跡上には、白色トナーパッ
チ116が設けられている。この白色トナーパッチ11
6は、白色度検知センサ96の検出時期に同期して作成
されるようになっており、このときに白色度検知センサ
96では、白色トナーパッチ116の白色度検知を行
う。なお、本実施の形態では10回の画像形成毎に白色
度検知を実行するようにされている。白色トナーパッチ
116は、白色画像形成ユニット44Dによりイメージ
フレームへの印字と同じ現像バイアスでインターイメー
ジに作成される。
【0044】白色検知センサ96は、図2に示されるよ
うに、一定出力で発光する発光素子112と、反射光を
受光して光電変換する受光素子114を備え、一般的な
反射型フォトセンサと同一構成である。また、白色トナ
ーの反射レベルは高いので受光素子114の感度を下げ
るために発光素子112及び受光素子114は共に白色
トナーパッチ116の法面に対して所定の角度をつけて
設置されている。
【0045】白色度検知センサ96の発光素子112
は、発光を制御する発光回路118に接続されている。
発光回路118は白色度判定部126へ接続されてお
り、白色度判定部126は白色トナーパッチ116が通
過するタイミングにあわせて発光回路118に発光を指
示する。
【0046】白色度検知センサ96の受光素子114
は、受光素子114で光電変換された反射光を増幅させ
るアンプ120へ接続されている。アンプ120では、
入力された反射光信号が所定の特性値に換算される。こ
の換算は、白紙からの反射光信号の特性値をレベル10
0(最大値)とし、反射光が検知されない状態での信号
の特性値をレベル0(最小値)として行われる。このた
め、白色トナーパッチからの反射率が高いと特性値はレ
ベル100に近くなり、感光体ベルト12のクリーン面
からの反射光の特性値はレベル10程度となる。
【0047】白色度判定部126には白色用特性値テー
ブル124が接続されている。白色用特性値テーブル1
24には、白色トナーパッチの反射光の特性値に対する
スレッショルドレベルが記憶されている。
【0048】また、白色度判定部126には白色用濃度
記憶部122が接続されている。白色用濃度記憶部12
2には、検知する白色トナーパッチ116を現像したと
きの現像濃度情報が記憶されている。
【0049】白色度判定部126では、現像濃度情報か
ら、濃度別特性値テーブルの検知スレッショルドが選択
される。選択された検知スレッショルドと入力された特
性値とが比較されて白色トナーの白色度が判定される。
【0050】また、白色度判定手段126は画像形成プ
ロセスをコントロールするメインCPU72に接続され
ている。メインCPU72の出力ポートには白色トナー
像が可視変色したことを報知する表示部130が接続さ
れている。白色度検知センサ96により白色トナー像の
白色度が低下して可視変色していると判断されると、メ
インCPU72により表示部にエラーメッセージや白色
現像剤又は白色現像器16の交換メッセージ等が表示さ
れる。
【0051】図1に示される如く、白色度検知センサ9
6の下流には、転写部54が備えられている。転写部5
4は、感光体ベルト12表面に対向するように転写放電
器26が配置されている。
【0052】転写放電器26は、感光体ベルト12表面
に搬送された用紙52の裏面をトナーの帯電極性と逆極
性に帯電させ、感光体ベルト12のイメージフレーム上
に静電的に密着させる。
【0053】転写放電器26の下流には、除電放電器2
8が用紙52裏面に対向位置され、用紙52の帯電が中
和される。用紙52は感光体ベルト12から容易に剥離
可能となる。
【0054】剥離可能となった用紙と感光体ベルト12
の進路には、剥離ローラ30が感光体ベルト12の裏面
を支持するように設けられている。剥離ローラ30によ
り感光体ベルト12の進行方向が急激に変更され、剥離
ローラ30の曲率により用紙52が感光体ベルト12か
ら自然剥離される。
【0055】剥離ローラ30の感光体ベルト12表面側
には、剥離フィンガー32が設けられている。剥離フィ
ンガー32は、感光体ベルト12の進行方向と用紙52
の進行方向(矢印Bの方向)との中間に位置されてい
る。剥離フィンガー32は用紙52の先端を用紙52の
進行方向へ誘導する。剥離フィンガー32の用紙52の
誘導により、感光体ベルト12の進行に従い順次用紙5
2と感光体ベルト12とが剥離される。用紙52は電子
写真装置10外へ排出される。
【0056】転写部54の下流には、転写後、感光体ベ
ルト12のイメージフレーム上に残った残留トナーを回
収するトナー回収部56が設けられている。トナー回収
部56は、まず、感光体ベルト12の進路に沿って感光
体ベルト12にからんでいる用紙52を検知する用紙検
知センサ34と、トナー濃度を検知する濃度検知センサ
36とが配置されている。
【0057】図3に示されるように、用紙検知センサ3
4は、一定出力で発光する発光素子62と、反射光を受
光して光電変換する受光素子60を備え、一般的な反射
型フォトセンサと同一構成である。また、用紙の反射レ
ベルは高いので、受光素子60の感度を下げるために発
光素子62及び受光素子60は共に感光体ベルト12の
法面に対して所定の角度をつけて設置されている。
【0058】用紙検知センサ34の発光素子62は、発
光を制御する発光回路64に接続されている。発光回路
64は用紙有無判定部70に接続されている。用紙有無
判定部70は、感光体ベルト12上のイメージフレーム
が通過するタイミングにあわせて発光回路64に発光を
指示する。
【0059】用紙検知センサ34の受光素子60は、受
光素子60で光電変換された反射光を増幅するアンプ6
6へ接続されている。アンプ66では、入力された反射
光信号が所定の特性値に換算される。この換算は、白紙
からの反射光信号の特性値をレベル100(最大値)と
し、反射光が検知されない状態での信号の特性値をレベ
ル0(最小値)として行われる。このため、特性値は、
用紙が白色でない色用紙等の場合はレベル100よりも
低くなり、感光体ベルト12のクリーン面の場合はレベ
ル10程度となる。
【0060】用紙有無判定部70には用紙特性値記憶部
68が接続されている。用紙特性値記憶部68には、色
用紙等からの反射光の特性値に対するスレッショルドレ
ベルが記憶されている。
【0061】用紙有無判定部70では、入力された特性
値と検知スレッショルドとが比較され、用紙の有無が判
定される。
【0062】用紙有無判定部70はメインCPU72に
接続されている。用紙が有ると判断された場合は、メイ
ンCPU72で感光体ベルト12の搬送が停止される等
のエラー処理がなされる。
【0063】用紙検知センサ34により用紙52が検知
されない場合は、濃度検知センサ36により濃度検知が
行われる。濃度検知センサ36は各色毎に設けられ、各
画像形成ユニットにより感光体ベルト12に作成された
トナーパッチ86を対象として濃度検知を行う。
【0064】図4に示されるように、各濃度センサ36
は、一定出力で発光する発光素子76と、反射光を受光
して光電変換する受光素子74を備え、一般的な反射型
フォトセンサと同一構成である。濃度検知センサ36は
感光体ベルト12面に設置されている。
【0065】濃度検知センサ36の発光素子76は、発
光を制御する発光回路78に接続されている。発光回路
78は濃度判定部84に接続されている。濃度判定部8
4は、感光体ベルト12上に作成されたトナーパッチ8
6が通過するタイミングにあわせて発光回路64に発光
を指示する。
【0066】濃度検知センサ36の受光素子76は、受
光素子76で光電変換された反射光を増幅するアンプ8
0へ接続されている。アンプ120では、入力された反
射光信号が所定の特性値に換算されて濃度判定部84に
入力される。この換算は、感光体ベルト12のクリーン
面からの反射光信号の特性値をレベル100とし、反射
光が検知されない状態での信号の特性値をレベル0とし
て行う。このため、トナーパッチからの反射率が高いと
特性値はレベル100に近く、トナーパッチからの反射
率が低いと特性値はレベル0に近くなる。また、特性値
は、トナー濃度が一定以上になるとすべてレベル10程
度で、飽和状態となる。
【0067】濃度検知は特性値が飽和しない範囲で行う
必要がある。トナーパッチの特性値が飽和状態になるこ
とを防止するために、トナーパッチはイメージフレーム
とは異なる現像バイアスで所定の中間濃度に作成されて
いる。
【0068】特性値が入力される濃度判定部84には、
目標特性値記憶部82が接続されている。目標特性値記
憶部82には、トナーパッチ86の反射光の特性値に対
する目標特性値が記憶されている。
【0069】濃度判定部84では、入力された特性値
と、目標特性値とが比較され、トナーパッチの濃度が判
定される。
【0070】濃度判定部84はメインCPU72に接続
されている。濃度判定部84の判定結果はメインCPU
に入力される。
【0071】トナーパッチによる濃度検知が行われる
と、トナーパッチ及び残留トナーが回収される。濃度検
知センサ36の下流には除電ランプ37が配置されてい
る。除電ランプ37の下流には、プレクリーナ放電器4
0が感光体ベルト12に対向して設けられている。感光
体ベルト12はプレクリーナ放電器40により放電さ
れ、感光体ベルト12上の残留トナー及びトナーパッチ
の電荷が中和される。
【0072】プレクリーナ放電器40の下流には、クリ
ーナ本体42が感光体ベルト12に対向位置されてい
る。クリーナ本体42には導電性の繊維ブラシ41が備
えられている。繊維ブラシ41に電圧がかけられ、感光
体ベルト12上のトナーが静電的に取り除かれる。
【0073】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0074】まず、感光体ベルト12が駆動ローラ22
と剥離ローラ30と複数のローラ11により支持され、
電子写真装置10内を環状に搬送される。
【0075】まず、感光体ベルト12は画像形成部44
に対向され、合成カラー像が形成される。第1画像形成
ユニット44Aにより第1のカラートナー像が形成され
る。感光体ベルト12は、第1帯電器14Aによりコロ
ナ放電され、表面が均一に帯電される。
【0076】均一に帯電された感光体ベルト12は、第
1レーザ発信器18Aに対向される。第1レーザ発信器
18Aに図示しない画像データメモリに記憶された第1
のカラー用画像データが入力される。第1レーザ発信器
18Aで第1のカラー用画像データに基づいて変調され
たレーザ光が感光体ベルト12上にスキャン照射され
る。感光体ベルト12は露光され、第1のカラー用潜像
が形成される。
【0077】第1のカラー用潜像は、第1現像器16A
により第1のカラーに現像される。感光体ベルト12
は、第1対向ロールにより裏面から支持され、第1現像
器16Aとの間に所定の現像ギャップが確保される。第
1現像器16Aに入れられた第1のカラートナーは潜像
と逆極性に帯電される。第1のカラー用潜像に第1のカ
ラートナーが付着し、第1のカラートナー像が形成され
る。第1のカラートナー像が形成された感光体ベルト1
2は除電ランプ20Aにより全面露光され、表面の電位
が0V付近となる。
【0078】次に、第1のカラートナー像が形成された
イメージフレームは第2画像形成ユニット44Bに対向
され、第2のカラートナー像が形成される。さらに、第
1のカラー、第2のカラーのトナー像が形成されたイメ
ージフレームは第3画像形成ユニット44Cに対向さ
れ、第3のカラートナー像が形成される。
【0079】この状態で、感光体ベルト12のイメージ
フレームには、カラーの可視像が形成される。この可視
像が形成されると、イメージフレームは、白色画像形成
ユニット44Dに対向され、白色トナー像が形成され
る。
【0080】画像形成部44により合成カラー像が形成
されると、画像形成装置10による画像形成が一定回数
行われる毎に、白色度検知センサ96により白色トナー
像の可視変色が判断される。白色トナーの可視変色を判
別する判別ルーチンを、図5のフローチャートに従い説
明する。
【0081】まず、ステップ204では画像形成指示の
有無が判断される。画像形成指示がある場合は判別ルー
チンが継続され、ステップ206が実行される。画像支
持がない場合は判別ルーチンを終了する。
【0082】ステップ206では、画像形成回数Nが更
新される。前回までの画像形成回数Nに1が加算され、
ステップ207が実行される。
【0083】ステップ207では、判別インターバル値
Mが読出される。この判別インターバル値Mは白色度検
知を行うまでに電子写真装置10が画像形成を行う回数
である。例えば、判別インターバル値M=10であれ
ば、電子写真装置10による画像形成が10回行われる
毎に白色度判定が行われる。この判別インターバル値M
の読出し後ステップ208へ移行する。
【0084】ステップ208では、画像形成回数Nが判
別インターバル値Mと同値であるか否かが判断される。
画像形成回数Nが判別インターバル値Mであれば、白色
度検知を行うタイミングであると判断し、ステップ21
0に進む。画像形成回数Nが判別インターバル値Mと異
なる値の場合は、ステップ220に進み、通常の画像形
成処理が行われる。
【0085】ステップ210では、白色トナーパッチ1
16が作成される。白色トナーパッチ116は、白色画
像形成ユニット44Dにより、イメージフレームへの印
字と同じ現像バイアスで、インターイメージに作成され
る。
【0086】ステップ210で作成された白色トナーパ
ッチ116は、ステップ212で検知が行われる。白色
トナーパッチ116に、所定の角度で設置された白色度
検知センサ96の発光素子112から一定出力で発光さ
れる。白色トナーパッチ116からの反射光は、受光素
子114で光電変換される。受光素子114から入力さ
れた反射光信号は、アンプ120で特性値に換算され
る。特性値は、白色度判定部126へ入力されステップ
214が実行される。
【0087】ステップ214では、白色トナーパッチ1
16が可視変色しているか否かが判別される。白色度判
定部126では、白色用濃度記憶部122に記憶された
現像濃度情報をもとに、白色用特性値テーブル124に
記憶された純粋な白色トナーパッチの濃度別特性値テー
ブルから特性値の検知スレッショルドが選択される。さ
らに、選択された特性値の検知スレッショルドと、入力
された特性値とが比較される。なお、スレッショルドに
所定の許容範囲を持たせることが好ましい。
【0088】白色トナーパッチ116の特性値が検知ス
レッショルドから所定以上低下していない場合は、白色
トナー像が可視変色していないと判別される。
【0089】白色トナーパッチ116の特性値が検知ス
レッショルドから所定以上低下している場合は、白色ト
ナー像が可視変色していると判別される。
【0090】可視変色判別が終了すると、ステップ21
6で白色トナー像が可視変色したか否かが判断される。
白色トナー像が可視変色していないと判断された場合
は、ステップ218で画像形成回数がリセットされ、ス
テップ220が実行されて通常の画像形成処理が続行さ
れる。
【0091】白色トナー像が可視変色されたと判断され
た場合は、ステップ222が実行される。
【0092】ステップ222では、可視変色報知が行わ
れる。表示部130に、エラーメッセージや白色現像器
16Dの交換メッセージ等が表示され、ステップ224
が実行され、エラー処理が実行される。
【0093】白色度検知センサ96を通過した感光体ベ
ルト12は、転写部54へ進行する。転写部54では、
感光体ベルト12のイメージフレームが転写部54へ進
入するタイミングにあわせて用紙52が感光体の進路搬
送されてくる。用紙52の裏面は、転写放電器26に放
電されて帯電する。用紙52は、帯電することにより感
光体ベルト12に静電的に密着される。感光体ベルト1
2のイメージフレーム上の電荷を帯びた合成カラー像は
用紙52に転写される。合成カラー像が転写された用紙
52は、除電放電器28により放電され、電荷が中和さ
れる。感光体ベルト12と用紙52は、重なったまま用
紙剥離ローラ30に到達する。用紙剥離ローラ30の曲
率で感光体ベルト12の進路が急激に変更され、用紙5
2の先端が感光体ベルト12表面から浮き上がる。浮き
上がった用紙の先端は剥離フィンガー32により感光体
ベルト12の移動方向とは異なる方向(矢印B方向)に
ガイドされる。感光体ベルト12が進行するに従い、用
紙52は順次感光体ベルト12から剥離される。剥離さ
れた用紙52は装置10外へ排出される。
【0094】転写工程で、感光体ベルト12のイメージ
フレーム上に残留した残留トナーがトナー回収部56で
回収される。
【0095】トナー回収部56では、まず、用紙検知セ
ンサ34により感光体ベルト12のイメージフレームに
用紙52がからみついていないかが判断される。所定の
角度で設置された用紙検知センサ34の発光素子62か
ら感光体ベルト12のイメージフレーム上に一定出力で
発光される。発光された光は感光体ベルト12のイメー
ジフレームから反射光し、受光素子60で受光されて光
電変換される。光電変換された反射光信号はアンプ66
で特性値に換算され、用紙有無判定部70へ入力され
る。用紙有無判定部70では、入力された特性値と、用
紙特性値記憶部68に記憶された特性値の検知スレッシ
ョルドとが比較され、用紙の有無が判定される。
【0096】用紙52が検出されたときは、搬送ジャム
として装置を停止させる。用紙52が検出されないとき
は、濃度検知センサ36で各カラーのトナーパッチにつ
いて濃度判定が行われる。
【0097】感光体ベルト12上に作成されたトナーパ
ッチ86は、濃度検知センサ36の発光素子76から一
定出力で発光される。トナーパッチ86からの反射光は
受光素子74で光電変換される。光電変換された反射光
信号はアンプ80で特性値に換算され、濃度判定部84
へ入力される。濃度判定部84では、入力された特性値
と、目標特性値記憶部82に記憶された濃度毎の特性値
の目標値とが比較され、トナー濃度が判定される。
【0098】トナー濃度の判定が終了すると、感光体ベ
ルト12のイメージフレームはプレクリーナ放電気40
により残留トナーの電荷が中和される。電荷が中和され
たトナーは、電圧がかけられた導電性の繊維ブラシ41
により静電的に取り除かれる。
【0099】トナーが完全に取り除かれた感光体ベルト
12は、新たにな画像を形成するために使用可能とな
る。
【0100】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、現像手段として、可視画像を形成する画像ユニット
の他に、隠蔽性のある不可視画像を形成するための白色
画像形成ユニット44Dが採用される。また、白色トナ
ー像の可視変色を検知する白色度検知センサ96が設け
られている。白色画像形成ユニット44Dにより、感光
体ベルト12のイメージフレーム外に白色トナーパッチ
116が作成される。白色度検知センサ96により、白
色トナーパッチ116の可視変色を検知する。白色トナ
ーパッチ116は感光体ベルト12のイメージフレーム
外に作成されているため、用紙には転写されず、形成さ
れる画像へは影響しない。
【0101】本実施の形態においては白色画像形成ユニ
ットを採用した電子写真装置について説明したが、透明
画像形成ユニットを採用してもよい。可視変色検知手段
として、白色度検知センサ96のかわりに透明度検知セ
ンサ94が設けられる。
【0102】また、白色画像形成ユニットと透明画像形
成ユニットの両方を採用してもよい。可視変色検知手段
として、白色度検知センサ96と無色又は透明度検知セ
ンサ94の両方が用いられる。
【0103】透明度検知センサ94は、図6に示される
ように、一定出力で発光する発光素子90と、反射光を
受光して光電変換する受光素子92を備え、一般的な反
射型フォトセンサと同一構成である。
【0104】透明度検知センサ94の発光素子90は、
発光を制御する発光回路98に接続されている。発光回
路98は透明度判定部108へ接続されており、透明度
判定部108は、透明トナーパッチ88が通過するタイ
ミングにあわせて発光回路98に発光を指示する。
【0105】透明度検知センサ94の受光素子92は、
受光素子92で光電変換された反射光を増幅させるアン
プ100へ接続されている。アンプ100では、反射光
信号が所定の特性値に換算されて透明度判定部108へ
入力される。この換算は、感光体ベルト12のクリーン
面の反射光信号をレベル100(最大値)とし、反射光
が検知されない状態での信号がレベル0(最小値)とな
るように行われる。このため、透明トナーパッチの反射
率が高いときは特性値がレベル100に近くなり、透明
トナーパッチの反射率が低くなるに従い、特性値が低く
なっていく。
【0106】透明又は無度判定部108には透明用特性
値テーブル104が接続されている。透明用特性値テー
ブル104は、透明トナーパッチ88の反射光の特性値
に対するスレッショルドレベルが記憶されている。
【0107】また、透明度判定部108には透明用濃度
記憶部102が接続されている。透明用濃度記憶部10
2には、検知する透明トナーパッチ88を現像したとき
の現像濃度情報が記憶されている。
【0108】透明度判定部108では、現像濃度情報か
ら、純粋な透明トナーパッチの濃度別特性値テーブルの
検知スレッショルドが選択される。選択された検知スレ
ッショルドとアンプ100から入力された特性値とが比
較されて透明トナーの透明度が判定される。
【0109】透明度判定部108は画像形成プロセスを
コントロールするメインCPU72に接続されている。
メインCPU72の出力側には透明トナー像が可視変色
したことを報知する表示部130が設けられている。透
明度検知センサ94により透明又は色トナー像の透明度
が低下して可視変色していると判断されると、メインC
PU72により表示部にエラーメッセージや透明現像剤
又は透明現像器の交換メッセージ等が表示される。
【0110】なお、処理の流れとしては、前述した白色
トナーの可視変色判別(図5参照)と同様であるため、
ここでは処理の流れについては省略する。
【0111】また、本実施の形態においては白色度検知
センサ96を個別に設けているが、用紙検知センサ34
と兼用させてもよい。すなわち、用紙検知センサ34の
用紙有無判定手段70に白色用濃度記憶手段122を接
続させる。用紙用記憶手段68に用紙用の検知スレッシ
ョルドと、白色用の濃度別特性値テーブルを記憶させ
る。センサの数を増やすことなく白色度検知を行うこと
ができる。
【0112】さらに、透明度検知センサ94は、濃度検
知センサ36のいずれか一つ、例えば第1濃度検知セン
サ36Aに透明用濃度記憶部102を付加させる。第1
目標反射光レベル記憶部82Aには、第1のカラー用目
標特性値と、透明用の濃度別特性値テーブルを記憶させ
る。
【0113】また、本実施の形態では白色度検知手段9
6、透明度検知手段94及び濃度検知手段36の設置位
置は、転写部54の前後に位置されているが、これに限
らず各画像形成ユニット44とプレクリーナ放電器40
の間であれば良い。
【0114】本実施の形態において報知手段は、表示部
とされているが、報知手段をスピーカーとして電子音や
ブザー等、音で報知させてもよい。また、報知手段をラ
ンプとして点灯、点滅等により報知させてもよい。ま
た、これらを組み合わせて、例えば表示部に表示される
と共にブザーを鳴らして報知されるとしてもよい。
【0115】
【発明の効果】以上説明した如く本発明では、トナーの
可視変色により隠蔽性の失われた問題のある出力の排出
を防止することで、機密性が守られ、用紙を無駄にする
ことがないという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る画像形成装置の概略図で
ある。
【図2】 本実施の形態に係る白色度検知センサのブロ
ック図である。
【図3】 本実施の形態に係る用紙検知センサのブロッ
ク図である。
【図4】 本実施の形態に係る濃度検知センサのブロッ
ク図である。
【図5】 本実施の形態に係る判別ルーチンのフローチ
ャートである。
【図6】 本発明の他の実施の形態に係る透明度検知セ
ンサのブロック図である。
【符号の説明】
10 電子写真装置(画像形成装置) 12 感光体ベルト 34 用紙検知センサ(用紙検知手段) 36 濃度検知センサ(濃度検知手段) 44 画像形成ユニット(現像手段) 52 用紙 94 透明度検知センサ(可視変色検知手段) 96 白色度検知センサ(可視変色検知手段) 130 報知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/01 113 G03G 21/00 386 2H134 15/08 503 500 5C074 507 H04N 1/29 G 21/00 370 G03G 21/00 550 386 15/08 507K 500 B41J 29/00 Z H04N 1/29 G03G 9/08 361 Fターム(参考) 2C061 AQ06 AR01 CL10 HJ06 HK06 HK07 HK11 HV01 HV09 HV32 2H005 AA21 2H027 DA10 DA50 DD05 EA18 EB04 EC03 EC06 EC20 EF09 GA41 GB07 2H030 AA00 AD01 AD16 BB23 BB36 2H077 BA10 DA05 DA47 DB14 EA24 GA13 2H134 KJ02 NA05 NA21 NA24 NA26 NA34 NA46 PC12 PC20 PD18 PE01 5C074 AA20 BB26 DD21 EE02 EE08 FF15 FF16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像手段により現像を実行することで感
    光体のイメージフレーム上にトナー像を形成し、当該ト
    ナー像を用紙に転写して画像を形成する画像形成装置で
    あって、 前記現像手段の一つとして設けられ、白色用紙上に現像
    することで、実質的に不可視状態で現像され、特定波長
    光の下で可視像となり得る白色トナー像を形成する白色
    用現像手段と、 前記白色用現像手段により現像された前記感光体上の白
    色トナー像の可視変色を検知する可視変色検知手段と、 前記可視変色検知手段の検知結果に基づいて前記白色ト
    ナー像の可視変色を報知する報知手段と、 を有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記可視変色検知手段が前記感光体上の
    前記イメージフレーム外における予め定められた所定位
    置に現像された白色現像領域の可視変色の状態を検知す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 現像手段により現像を実行することで感
    光体のイメージフレーム上にトナー像を形成し、当該ト
    ナー像を用紙に転写して画像を形成する画像形成装置で
    あって、 前記現像手段の一つとして設けられ、用紙上に現像する
    ことで、実質的に不可視状態で現像され、特定波長光の
    下で可視像となり得る透明トナー像を形成する透明用現
    像手段と、 前記透明用現像手段により現像された前記感光体上の透
    明トナー像の可視変色を検知する可視変色検知手段と、 前記可視変色検知手段の検知結果に基づいて前記透明ト
    ナー像の可視変色を報知する報知手段と、 を有する画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記可視変色検知手段が前記感光体上の
    前記イメージフレーム外における予め定められた所定位
    置に現像された透明現像領域の可視変色の状態を検知す
    ることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記用紙へのトナー像の転写後に前記感
    光体上の残留トナーの除去を行うクリーナ側に侵入した
    用紙を検知する用紙検知手段を備え、 前記用紙検知手段が前記可視変色検知手段を兼ねること
    を特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 感光体上のトナー濃度を検知する濃度検
    知手段を備え、 前記濃度検知手段が前記可視変色検知手段を兼ねること
    を特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6の何れか1項記載
    の画像形成装置が、少なくとも2色以上の可視現像可能
    な現像手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
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JP2010049021A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置

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