JP2003120306A - 可搬型作業機の補強構造 - Google Patents
可搬型作業機の補強構造Info
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- JP2003120306A JP2003120306A JP2001314325A JP2001314325A JP2003120306A JP 2003120306 A JP2003120306 A JP 2003120306A JP 2001314325 A JP2001314325 A JP 2001314325A JP 2001314325 A JP2001314325 A JP 2001314325A JP 2003120306 A JP2003120306 A JP 2003120306A
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- cover
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Abstract
(57)【要約】
【課題】エンジンとファンカバーとを強固に連結する。
【解決手段】エンジン3の底面とファンカバー20の底
面とを底部連結板35を介して固定し、エンジン3とフ
ァンカバー20とを強固に連結して一体化させる。
面とを底部連結板35を介して固定し、エンジン3とフ
ァンカバー20とを強固に連結して一体化させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンとファン
カバーとの連結を強化した可搬型作業機の補強構造に関
する。
カバーとの連結を強化した可搬型作業機の補強構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンに小型の負荷手段を連結
し、エンジンにより負荷手段を駆動させるようにしたも
のでは、エンジンの出力軸に負荷手段と冷却ファンとを
配設し、この冷却ファンで発生させた冷却風でエンジン
と負荷手段とを冷却する技術が知られている。
し、エンジンにより負荷手段を駆動させるようにしたも
のでは、エンジンの出力軸に負荷手段と冷却ファンとを
配設し、この冷却ファンで発生させた冷却風でエンジン
と負荷手段とを冷却する技術が知られている。
【0003】例えば特開2000−328957号公報
には、エンジンに小型負荷手段としての発電機を連結
し、この発電機のアウタロータを出力軸に軸着すると共
に、このアウタロータに冷却ファンを固設し、この冷却
ファンから供給される冷却風にて発電機及びエンジンを
冷却する技術が開示されている。
には、エンジンに小型負荷手段としての発電機を連結
し、この発電機のアウタロータを出力軸に軸着すると共
に、このアウタロータに冷却ファンを固設し、この冷却
ファンから供給される冷却風にて発電機及びエンジンを
冷却する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した公
報に開示されているように、冷却風を発電機及びエンジ
ンに導くため、冷却ファンの外周にはファンカバーが配
設されており、このファンカバーはエンジンに固設され
て一体化されている。
報に開示されているように、冷却風を発電機及びエンジ
ンに導くため、冷却ファンの外周にはファンカバーが配
設されており、このファンカバーはエンジンに固設され
て一体化されている。
【0005】しかし、このファンカバーはエンジンの振
動を受け易く、特に、このファンカバーに負荷手段の一
部を支持する機能が備えられている場合、負荷手段を十
分に支持することが困難となる。
動を受け易く、特に、このファンカバーに負荷手段の一
部を支持する機能が備えられている場合、負荷手段を十
分に支持することが困難となる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、ファンカバー
をエンジンに対して強固に連結することの可能な可搬型
作業機の補強構造を提供することを目的としている。
をエンジンに対して強固に連結することの可能な可搬型
作業機の補強構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による補強構造は、エンジンの出力軸に該エンジ
ンへ冷却風を導く冷却ファンと負荷手段とを連設すると
共に、該冷却ファンを覆うファンカバーを上記エンジン
に固設した可搬型作業機において、上記エンジンと上記
ファンカバーとを補強部材を介して連結したことを特徴
とする。
本発明による補強構造は、エンジンの出力軸に該エンジ
ンへ冷却風を導く冷却ファンと負荷手段とを連設すると
共に、該冷却ファンを覆うファンカバーを上記エンジン
に固設した可搬型作業機において、上記エンジンと上記
ファンカバーとを補強部材を介して連結したことを特徴
とする。
【0008】このような構成では、エンジンとファンカ
バーとを補強部材を介して連結したので、ファンカバー
をエンジンに対して強固に固定することができる。
バーとを補強部材を介して連結したので、ファンカバー
をエンジンに対して強固に固定することができる。
【0009】この場合、好ましくは、1)上記補強部材
を介して上記エンジンと上記ファンカバーとの底面を連
結することを特徴とする。
を介して上記エンジンと上記ファンカバーとの底面を連
結することを特徴とする。
【0010】2)上記補強部材は上記ファンカバーと一
体であることを特徴とする。
体であることを特徴とする。
【0011】3)上記補強部材は上記エンジンと一体で
あることを特徴とする。
あることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態を説明する。ここで、図1はエンジン発電機
の側面図、図2は同背面図、図3は同底面図、図4はエ
ンジン発電機の要部断面側面図、図5はエンジンとファ
ンカバーと底部連結板との側面図、図6はエンジンとフ
ァンカバーと底部連結板とをエンジン側から観た背面
図、図7はエンジンとファンカバーと底部連結板との底
面図、図8はファンカバーと底部連結板との斜視図であ
る。
実施の形態を説明する。ここで、図1はエンジン発電機
の側面図、図2は同背面図、図3は同底面図、図4はエ
ンジン発電機の要部断面側面図、図5はエンジンとファ
ンカバーと底部連結板との側面図、図6はエンジンとフ
ァンカバーと底部連結板とをエンジン側から観た背面
図、図7はエンジンとファンカバーと底部連結板との底
面図、図8はファンカバーと底部連結板との斜視図であ
る。
【0013】図1〜図3の符号1は可搬型作業機の一例
であるエンジン発電機であり、パイプフレーム2にエン
ジン3と、負荷手段の一例である発電機4とが搭載され
ていると共に、このエンジン3と発電機4との上方に燃
料タンク5が取付けられている。
であるエンジン発電機であり、パイプフレーム2にエン
ジン3と、負荷手段の一例である発電機4とが搭載され
ていると共に、このエンジン3と発電機4との上方に燃
料タンク5が取付けられている。
【0014】パイプフレーム2は矩形枠状に形成された
1本のパイプを屈曲させて形成されたもので、前後に逆
U字状の互いに平行な垂立部2a、2bが形成され、こ
の両垂立部2a,2bの下部に一対の互いに平行な水平
部2cが連続されている。更に、両垂立部2a,2b間
の上部両側間が、サイドビーム6を介して連設されてお
り、このサイドビーム6に上方から燃料タンク5が載置
固定され、この燃料タンク5によりパイプフレーム2の
上部が閉塞されている。
1本のパイプを屈曲させて形成されたもので、前後に逆
U字状の互いに平行な垂立部2a、2bが形成され、こ
の両垂立部2a,2bの下部に一対の互いに平行な水平
部2cが連続されている。更に、両垂立部2a,2b間
の上部両側間が、サイドビーム6を介して連設されてお
り、このサイドビーム6に上方から燃料タンク5が載置
固定され、この燃料タンク5によりパイプフレーム2の
上部が閉塞されている。
【0015】又、パイプフレーム2の互いに平行な水平
部2c間に、下方に開口する断面ハット型に形成された
2本のベースプレート7が所定の間隔を開けて架設され
ており、両ベースプレート7上に、エンジン3と、後述
する発電機4のエンドカバー25とがマウントラバー8
を介して支持されている。
部2c間に、下方に開口する断面ハット型に形成された
2本のベースプレート7が所定の間隔を開けて架設され
ており、両ベースプレート7上に、エンジン3と、後述
する発電機4のエンドカバー25とがマウントラバー8
を介して支持されている。
【0016】図6に示すように、エンジン3のクランク
ケース3bに対してシリンダブロック3cが斜め上方へ
傾斜された状態で延出されている。このエンジン3は4
サイクルエンジンであり、クランクケース3bの底部に
オイルパン(図示せず)が一体形成されており、このオ
イルパンにオイルが貯留されている。更に、このエンジ
ン3の排気系には排気マフラ11が配設されている。
ケース3bに対してシリンダブロック3cが斜め上方へ
傾斜された状態で延出されている。このエンジン3は4
サイクルエンジンであり、クランクケース3bの底部に
オイルパン(図示せず)が一体形成されており、このオ
イルパンにオイルが貯留されている。更に、このエンジ
ン3の排気系には排気マフラ11が配設されている。
【0017】又、パイプフレーム2に形成されている一
方の垂立部2a側が、この垂立部2aに装着固定されて
いるコントロールユニット9にて閉塞され、他方の垂立
部2b側が、この垂立部2bに装着固定されているマフ
ラカバー10にて閉塞されている。
方の垂立部2a側が、この垂立部2aに装着固定されて
いるコントロールユニット9にて閉塞され、他方の垂立
部2b側が、この垂立部2bに装着固定されているマフ
ラカバー10にて閉塞されている。
【0018】尚、以下の説明では、便宜的に、コントロ
ールユニット9の固設されている側を「前方」、マフラ
カバー10の固設されている側を「後方」と称する。
ールユニット9の固設されている側を「前方」、マフラ
カバー10の固設されている側を「後方」と称する。
【0019】又、マフラカバー10は、枠体12と背面
プレート13とを備えている。枠体12はナイロン等の
樹脂を素材とする成型品であり、一方背面プレート13
はアルミニュウム、鉄等を素材とする金属板を加工して
形成したものである。
プレート13とを備えている。枠体12はナイロン等の
樹脂を素材とする成型品であり、一方背面プレート13
はアルミニュウム、鉄等を素材とする金属板を加工して
形成したものである。
【0020】枠体12の外周にはフランジ部12aが形
成されており、又、中央に開口部が形成され、この開口
部が、その外周にフランジ部13aを有する背面プレー
ト13にて閉塞されている。
成されており、又、中央に開口部が形成され、この開口
部が、その外周にフランジ部13aを有する背面プレー
ト13にて閉塞されている。
【0021】一方、パイプフレーム2の垂立部2bには
後側ブラケット14が溶接等の手段により固設されてお
り、この後側ブラケット14に、後方から枠体12に形
成されたフランジ部12aが当接され、更にその上面に
背面プレート13に形成されたフランジ部13aが当接
され、この両フランジ部12a,13aが、図示しない
ねじを介して後側ブラケット14に共締めされている。
後側ブラケット14が溶接等の手段により固設されてお
り、この後側ブラケット14に、後方から枠体12に形
成されたフランジ部12aが当接され、更にその上面に
背面プレート13に形成されたフランジ部13aが当接
され、この両フランジ部12a,13aが、図示しない
ねじを介して後側ブラケット14に共締めされている。
【0022】図2に示すように、背面プレート13には
複数の通気口13cが形成されていると共に、排気マフ
ラ11の排出端から延出するテールパイプ11aを臨ま
せる排気孔13dが開口されている。
複数の通気口13cが形成されていると共に、排気マフ
ラ11の排出端から延出するテールパイプ11aを臨ま
せる排気孔13dが開口されている。
【0023】枠体12にはエンジン3と一体の排気マフ
ラ11が臨まされると共に、この排気マフラ11の表面
が背面プレート13の内面に近接されている。
ラ11が臨まされると共に、この排気マフラ11の表面
が背面プレート13の内面に近接されている。
【0024】又、図4に示すように、エンジン3から前
方へ延出する出力軸としてのクランク軸3aの軸端に、
フライホイールを兼用する冷却ファン17が固設されて
おり、この冷却ファン17の発電機4側に指向する面の
外周に冷却フィン16が固設されている。
方へ延出する出力軸としてのクランク軸3aの軸端に、
フライホイールを兼用する冷却ファン17が固設されて
おり、この冷却ファン17の発電機4側に指向する面の
外周に冷却フィン16が固設されている。
【0025】又、冷却ファン17に、リコイルスタータ
18を構成するリコイル軸18aが固設されている。こ
の冷却ファン17は遠心式であり、中心部から外周方向
へ冷却風が放出される。
18を構成するリコイル軸18aが固設されている。こ
の冷却ファン17は遠心式であり、中心部から外周方向
へ冷却風が放出される。
【0026】又、冷却ファン17の外周を覆うファンカ
バー20の後端が開口されており、この開口端がエンジ
ン3、及び、このエンジン3を覆うエンジンカバー(図
示せず)に形成されたフランジ21に固設されている。
一方、ファンカバー20の前端から前方へ爪部20aが
延出されている(尚、図4においては、爪部20aの一
部が省略されている)。更に、この爪部20aの外周
に、発電機用ダクト19の後端が装着され、この発電機
用ダクト19の後端面がファンカバー20の前面に固定
されている。
バー20の後端が開口されており、この開口端がエンジ
ン3、及び、このエンジン3を覆うエンジンカバー(図
示せず)に形成されたフランジ21に固設されている。
一方、ファンカバー20の前端から前方へ爪部20aが
延出されている(尚、図4においては、爪部20aの一
部が省略されている)。更に、この爪部20aの外周
に、発電機用ダクト19の後端が装着され、この発電機
用ダクト19の後端面がファンカバー20の前面に固定
されている。
【0027】又、リコイル軸18aの軸端に、発電機4
を構成する、ドラム状に形成されたアウタロータ22が
固設されている。この発電機4はアウタロータ型の多極
発電機であり、アウタロータ22の内周に複数の永久磁
石23が等間隔に配列され、この永久磁石23の内周
に、ステータ24が対設されている。このステータ24
はステータコアと、このステータコアに巻回されたステ
ータコイル(何れも図示せず)とで形成されており、こ
のステータ24が発電機用エンドカバー25の内周面に
突設されているボス25aに掛止され、図示しないボル
トを介して固定されている。
を構成する、ドラム状に形成されたアウタロータ22が
固設されている。この発電機4はアウタロータ型の多極
発電機であり、アウタロータ22の内周に複数の永久磁
石23が等間隔に配列され、この永久磁石23の内周
に、ステータ24が対設されている。このステータ24
はステータコアと、このステータコアに巻回されたステ
ータコイル(何れも図示せず)とで形成されており、こ
のステータ24が発電機用エンドカバー25の内周面に
突設されているボス25aに掛止され、図示しないボル
トを介して固定されている。
【0028】この発電機用エンドカバー25の後方へ開
口する開口端が、ファンカバー20から延出する爪部2
0aに装着固定されており、この発電機用エンドカバー
25の外周と、発電機用ダクト19の内周との間に、冷
却風通路26が形成されている。
口する開口端が、ファンカバー20から延出する爪部2
0aに装着固定されており、この発電機用エンドカバー
25の外周と、発電機用ダクト19の内周との間に、冷
却風通路26が形成されている。
【0029】一方、パイプフレーム2の垂立部2aには
前側ブラケット27が溶接等の手段により固設されてお
り、この前側ブラケット27に、コントロールユニット
9を構成するコントロールパネル28がねじ止めされて
いる。このコントロールパネル28には、エンジンスイ
ッチ、エンジン停止スイッチ、出力する電力の周波数を
50Hzと60Hzとに切換える周波数切換スイッチ等
のスイッチ類、電力出力用コンセント、電流が設定値を
超えたときに出力電流を遮断するブレーカ等の部品が配
設されている。
前側ブラケット27が溶接等の手段により固設されてお
り、この前側ブラケット27に、コントロールユニット
9を構成するコントロールパネル28がねじ止めされて
いる。このコントロールパネル28には、エンジンスイ
ッチ、エンジン停止スイッチ、出力する電力の周波数を
50Hzと60Hzとに切換える周波数切換スイッチ等
のスイッチ類、電力出力用コンセント、電流が設定値を
超えたときに出力電流を遮断するブレーカ等の部品が配
設されている。
【0030】このコントロールパネル28にインバータ
ユニット29を構成する放熱ケース29aが固設されて
おり、この放熱ケース29aの前面に放熱フィン29b
が形成されている。一方、この放熱ケース29aの背面
にインバータ回路30が収容されている。このインバー
タ回路30は、発電機4で発電した電力を、所定周波数
の電力に変換するもので、比較的大きな発熱量を有して
いる。
ユニット29を構成する放熱ケース29aが固設されて
おり、この放熱ケース29aの前面に放熱フィン29b
が形成されている。一方、この放熱ケース29aの背面
にインバータ回路30が収容されている。このインバー
タ回路30は、発電機4で発電した電力を、所定周波数
の電力に変換するもので、比較的大きな発熱量を有して
いる。
【0031】又、コントロールパネル28の背面に樹脂
製の枠体31が装着固定されている。この枠体31に、
放熱ケース29aの外周に遊挿されるダクト部31aが
形成されている。又、コントロールパネル28の前面に
前面カバー32が装着されており、この前面カバー32
とコントロールパネル28との外縁が、パイプフレーム
2の垂立部2aに設けられた前側ブラケット27に固設
されている。更に、この前面カバー32の、放熱ケース
29aに対向する面に、ルーバ32aが複数形成されて
いる。
製の枠体31が装着固定されている。この枠体31に、
放熱ケース29aの外周に遊挿されるダクト部31aが
形成されている。又、コントロールパネル28の前面に
前面カバー32が装着されており、この前面カバー32
とコントロールパネル28との外縁が、パイプフレーム
2の垂立部2aに設けられた前側ブラケット27に固設
されている。更に、この前面カバー32の、放熱ケース
29aに対向する面に、ルーバ32aが複数形成されて
いる。
【0032】図4に示すように、発電機4を構成する発
電機用エンドカバー25の端面が、インバータユニット
29の背面に、近接された状態で配設されており、この
発電機用エンドカバー25の外周に配設されている発電
機用ダクト19が、その後方に対峙されている。尚、図
1の符号33は、リコイルスタータ18に巻装されてい
るリコイルロープの先端に連結されたリコイルノブであ
る。
電機用エンドカバー25の端面が、インバータユニット
29の背面に、近接された状態で配設されており、この
発電機用エンドカバー25の外周に配設されている発電
機用ダクト19が、その後方に対峙されている。尚、図
1の符号33は、リコイルスタータ18に巻装されてい
るリコイルロープの先端に連結されたリコイルノブであ
る。
【0033】ファンカバー20はアルミニュウム合金等
を素材とする鋳造品であり、図8に示すように、冷却フ
ァン17を収容する内壁面20bの底部に下部吹出し口
20cが切欠き形成され、又、上部一側に上部吹出し口
20dが形成されている。図6に示すように、この上部
吹出し口20dは、エンジン3のシリンダブロック3c
の一側に開口されており、この吹出し口20dから吐出
される冷却風にて、シリンダブロック3cが冷却され
る。
を素材とする鋳造品であり、図8に示すように、冷却フ
ァン17を収容する内壁面20bの底部に下部吹出し口
20cが切欠き形成され、又、上部一側に上部吹出し口
20dが形成されている。図6に示すように、この上部
吹出し口20dは、エンジン3のシリンダブロック3c
の一側に開口されており、この吹出し口20dから吐出
される冷却風にて、シリンダブロック3cが冷却され
る。
【0034】又、ファンカバー20の底部からクランク
ケース3bの底部にかけて、補強部材としての底部連結
板35が配設されている。この底部連結板35は、板
金、或いは鋳造品であり、断面ハット状に形成されて、
上方へ開口する溝状の導風口35aを有している。
ケース3bの底部にかけて、補強部材としての底部連結
板35が配設されている。この底部連結板35は、板
金、或いは鋳造品であり、断面ハット状に形成されて、
上方へ開口する溝状の導風口35aを有している。
【0035】この導風口35aの前端(ファンカバー2
0側)が閉塞され、又後端(エンジン3側)が開口され
ており、図3、図7に示すように、導風口35aを囲う
三方にフランジ部35bが形成され、このフランジ部3
5bが、ファンカバー20の底面及びエンジン3の底面
にボルト36を介して締結されている。このように、底
部連結板35は、その三方にフランジ部35aを形成
し、しかも導風口35aの一端が閉塞されているので、
高い曲げ強度を得ることができ、従って、補強部材とし
て機能させることができる。
0側)が閉塞され、又後端(エンジン3側)が開口され
ており、図3、図7に示すように、導風口35aを囲う
三方にフランジ部35bが形成され、このフランジ部3
5bが、ファンカバー20の底面及びエンジン3の底面
にボルト36を介して締結されている。このように、底
部連結板35は、その三方にフランジ部35aを形成
し、しかも導風口35aの一端が閉塞されているので、
高い曲げ強度を得ることができ、従って、補強部材とし
て機能させることができる。
【0036】又、図4、図7に示すように、この底部連
結板35の導風口35aの閉塞されている側の端部に、
ファンカバー20の底部に形成されている下部吹出し口
20cが臨まされている。
結板35の導風口35aの閉塞されている側の端部に、
ファンカバー20の底部に形成されている下部吹出し口
20cが臨まされている。
【0037】次に、このような構成による本実施の形態
の作用について説明する。エンジン3が稼働して、クラ
ンク軸3aが回転すると、このクランク軸3aに、リコ
イル軸18aを介して連設する発電機4のアウタロータ
22が回転し、このアウタロータ22の内周に固設され
ている複数の永久磁石23の内周に対設するステータ2
4のコイルに起電力が発生する。
の作用について説明する。エンジン3が稼働して、クラ
ンク軸3aが回転すると、このクランク軸3aに、リコ
イル軸18aを介して連設する発電機4のアウタロータ
22が回転し、このアウタロータ22の内周に固設され
ている複数の永久磁石23の内周に対設するステータ2
4のコイルに起電力が発生する。
【0038】そして、この起電力が、インバータ回路3
0に送電され、所定周波数の交流に変換されて、コント
ロールパネル28に配設されている電力出力用コンセン
トへ出力される。
0に送電され、所定周波数の交流に変換されて、コント
ロールパネル28に配設されている電力出力用コンセン
トへ出力される。
【0039】一方、エンジン3の稼働によりフライホイ
ールを兼用する冷却ファン17が回転すると、発電機4
に設けられている発電機用エンドカバー25に開口され
ている通気口(図示せず)、及びこの発電機用エンドカ
バー25と、この発電機用エンドカバー25の外周に配
設されている発電機用ダクト19との間に形成された冷
却風通路26から冷却風が発電機4内部に導入されて、
発電機4内を冷却する。
ールを兼用する冷却ファン17が回転すると、発電機4
に設けられている発電機用エンドカバー25に開口され
ている通気口(図示せず)、及びこの発電機用エンドカ
バー25と、この発電機用エンドカバー25の外周に配
設されている発電機用ダクト19との間に形成された冷
却風通路26から冷却風が発電機4内部に導入されて、
発電機4内を冷却する。
【0040】又、冷却風は、前面カバー32に形成され
ているルーバ32aからも導入される。このルーバ32
aから導入された冷却風は、このルーバ32aの内面に
対設されている放熱ケース29aの放熱フィン29bに
沿って流れ、放熱フィン29bを冷却した後、発電機4
の方向へ流れる。従って、放熱ケース29aは冷却風に
よっても強制的に冷却されるため、インバータ回路30
を効率よく冷却させることができる。
ているルーバ32aからも導入される。このルーバ32
aから導入された冷却風は、このルーバ32aの内面に
対設されている放熱ケース29aの放熱フィン29bに
沿って流れ、放熱フィン29bを冷却した後、発電機4
の方向へ流れる。従って、放熱ケース29aは冷却風に
よっても強制的に冷却されるため、インバータ回路30
を効率よく冷却させることができる。
【0041】そして、発電機4内を通過した冷却風は冷
却ファン17の中心部から外周方向へ放出される。冷却
ファン17の外周にはファンカバー20が配設されてお
り、冷却ファン17により外周方向へ放出された冷却風
は、ファンカバー20の内壁面20bに沿って流れ、そ
の一部は、上部吹出し口20dから、エンジン3のシリ
ンダブロック3c方向へ放出され、このシリンダブロッ
ク3cを冷却する。
却ファン17の中心部から外周方向へ放出される。冷却
ファン17の外周にはファンカバー20が配設されてお
り、冷却ファン17により外周方向へ放出された冷却風
は、ファンカバー20の内壁面20bに沿って流れ、そ
の一部は、上部吹出し口20dから、エンジン3のシリ
ンダブロック3c方向へ放出され、このシリンダブロッ
ク3cを冷却する。
【0042】一方、ファンカバー20の内壁面20bに
沿って流れる冷却風の他の一部は、下部吹出し口20c
から、ファンカバー20の底面とエンジン3の底面とを
連結する底部連結板35に形成されている導風口35a
にガイドされて、エンジン3のクランクケース3bの底
部方向へ吹き出され、このクランクケース3bの底面を
冷却する。
沿って流れる冷却風の他の一部は、下部吹出し口20c
から、ファンカバー20の底面とエンジン3の底面とを
連結する底部連結板35に形成されている導風口35a
にガイドされて、エンジン3のクランクケース3bの底
部方向へ吹き出され、このクランクケース3bの底面を
冷却する。
【0043】この場合、底部連結板35をアルミニュウ
ム、或いはアルミニュウム合金等の伝熱性に優れた材料
で形成することで、この底部連結板35自体の放熱作用
により、クランクケース3bの底面をより効果的に冷却
することができる。
ム、或いはアルミニュウム合金等の伝熱性に優れた材料
で形成することで、この底部連結板35自体の放熱作用
により、クランクケース3bの底面をより効果的に冷却
することができる。
【0044】そして、シリンダブロック3cを通過した
冷却風は、その後方に配設されているマフラカバー10
へ導かれ、このマフラカバー10を構成する枠体12に
臨まされている排気マフラ11を冷却した後、この枠体
12に装着されている背面プレート13に穿設されてい
る通気口13cを通過して外方へ排出される。一方、ク
ランクケース3bの底部を冷却した冷却風は、そのまま
後方へ放出される。
冷却風は、その後方に配設されているマフラカバー10
へ導かれ、このマフラカバー10を構成する枠体12に
臨まされている排気マフラ11を冷却した後、この枠体
12に装着されている背面プレート13に穿設されてい
る通気口13cを通過して外方へ排出される。一方、ク
ランクケース3bの底部を冷却した冷却風は、そのまま
後方へ放出される。
【0045】このように、本実施の形態によれば、ファ
ンカバー20の底面とエンジン3のクランクケース3b
の底面とを底部連結板35を介して連結したので、ファ
ンカバー20とエンジン3とを強固に連結して、一体化
させることができる。
ンカバー20の底面とエンジン3のクランクケース3b
の底面とを底部連結板35を介して連結したので、ファ
ンカバー20とエンジン3とを強固に連結して、一体化
させることができる。
【0046】更に、この底部連結板35に導風口35a
を形成し、冷却ファン17から放出される冷却風の一部
を、クランクケース3bの底面へ導き、このクランクケ
ース3bの底面を積極的に冷却するようにしたので、エ
ンジン3を長時間連続稼働させた場合であっても、オイ
ルの昇温を抑制することができる。
を形成し、冷却ファン17から放出される冷却風の一部
を、クランクケース3bの底面へ導き、このクランクケ
ース3bの底面を積極的に冷却するようにしたので、エ
ンジン3を長時間連続稼働させた場合であっても、オイ
ルの昇温を抑制することができる。
【0047】尚、本発明は上述した実施の形態に限るも
のではなく、例えば、可搬型作業機はエンジン発電機に
限らず、負荷手段を給水ポンプとするエンジンポンプ等
であっても良い。又、底部連結板35はエンジン3の底
部とファンカバー20の底部との何れか一方に一体形成
されていても良い。
のではなく、例えば、可搬型作業機はエンジン発電機に
限らず、負荷手段を給水ポンプとするエンジンポンプ等
であっても良い。又、底部連結板35はエンジン3の底
部とファンカバー20の底部との何れか一方に一体形成
されていても良い。
【0048】更に、ファンカバー20の側面とエンジン
3の側面とを連結部材で連結するようにしても良い。
3の側面とを連結部材で連結するようにしても良い。
【0049】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
エンジンとファンカバーとを補強部材を介して連結した
ので、ファンカバーをエンジンに対して強固に固定する
ことができる。
エンジンとファンカバーとを補強部材を介して連結した
ので、ファンカバーをエンジンに対して強固に固定する
ことができる。
【図1】エンジン発電機の側面図
【図2】エンジン発電機の背面図
【図3】エンジン発電機の底面図
【図4】エンジン発電機の要部断面側面図
【図5】エンジンとファンカバーと底部連結板との側面
図
図
【図6】エンジンとファンカバーと底部連結板とをエン
ジン側から観た背面図
ジン側から観た背面図
【図7】エンジンとファンカバーと底部連結板との底面
図
図
【図8】ファンカバーと底部連結板との斜視図
1 エンジン発電機(可搬型発電機)
2 パイプフレーム
3 エンジン
3a クランク軸(出力軸)
4 発電機(負荷手段)
17 冷却ファン
20 ファンカバー
35 底部連結板(補強部材)
Claims (4)
- 【請求項1】エンジンの出力軸に該エンジンへ冷却風を
導く冷却ファンと負荷手段とを連設すると共に、該冷却
ファンを覆うファンカバーを上記エンジンに固設した可
搬型作業機において、 上記エンジンと上記ファンカバーとを補強部材を介して
連結したことを特徴とする可搬型作業機の補強構造。 - 【請求項2】上記補強部材を介して上記エンジンと上記
ファンカバーとの底面を連結することを特徴とする可搬
型作業機の補強構造。 - 【請求項3】上記補強部材は上記ファンカバーと一体で
あることを特徴とする請求項1或いは2記載の可搬型作
業機の補強構造。 - 【請求項4】上記補強部材は上記エンジンと一体である
ことを特徴とする請求項1或いは2記載の可搬型作業機
の補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001314325A JP2003120306A (ja) | 2001-10-11 | 2001-10-11 | 可搬型作業機の補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001314325A JP2003120306A (ja) | 2001-10-11 | 2001-10-11 | 可搬型作業機の補強構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003120306A true JP2003120306A (ja) | 2003-04-23 |
Family
ID=19132658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001314325A Withdrawn JP2003120306A (ja) | 2001-10-11 | 2001-10-11 | 可搬型作業機の補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003120306A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006177236A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Yamaha Motor Co Ltd | エンジン式発電機 |
CN100434666C (zh) * | 2003-08-04 | 2008-11-19 | 本田技研工业株式会社 | 便携式发动机泵 |
-
2001
- 2001-10-11 JP JP2001314325A patent/JP2003120306A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100434666C (zh) * | 2003-08-04 | 2008-11-19 | 本田技研工业株式会社 | 便携式发动机泵 |
JP2006177236A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Yamaha Motor Co Ltd | エンジン式発電機 |
JP4484691B2 (ja) * | 2004-12-22 | 2010-06-16 | ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社 | エンジン式発電機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040727 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060804 |