JP2003120229A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

Info

Publication number
JP2003120229A
JP2003120229A JP2001310471A JP2001310471A JP2003120229A JP 2003120229 A JP2003120229 A JP 2003120229A JP 2001310471 A JP2001310471 A JP 2001310471A JP 2001310471 A JP2001310471 A JP 2001310471A JP 2003120229 A JP2003120229 A JP 2003120229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spiral spring
internal combustion
combustion engine
side member
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001310471A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Yoshida
和哉 吉田
Katsuhiko Uchida
勝彦 内田
Akira Torii
昭 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Unisia Automotive Ltd filed Critical Hitachi Unisia Automotive Ltd
Priority to JP2001310471A priority Critical patent/JP2003120229A/ja
Publication of JP2003120229A publication Critical patent/JP2003120229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/3445Details relating to the hydraulic means for changing the angular relationship
    • F01L2001/34483Phaser return springs

Landscapes

  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 渦巻ばねとして従来よりも付勢力の小さな設
定を可能として、コストダウンを達成することのできる
内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供すること。 【解決手段】 内燃機関から回転が伝達されるハウジン
グ1と一体のフロントプレート5と、カムシャフト2と
一体的なベーンロータ6とが相対変位するのに伴って縮
径方向に弾性変形してベーンロータ6を遅角位置方向に
戻す付勢力を発生させる渦巻ばね100を備えた内燃機
関のバルブタイミング制御装置において、渦巻ばね10
0の外周端部近傍を、固定ボルト13(a)の外側に巻
き付け、かつ、鉤状部102を固定ボルト13(b)に
係合し、渦巻ばね100が縮径方向に弾性変形したとき
に鉤状部102が揺動しないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のバルブ
タイミング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関のバルブタイミング制御
装置において、内燃機関の駆動軸から回転が伝達される
回転伝達部材と、内燃機関の吸排バルブの少なくとも一
方を作動させるカムシャフトに一体的に結合されたカム
シャフト側部材と、このカムシャフト側部材に対して相
対回動可能に設けられ、前記回転伝達部材が一体的に結
合された回転伝達側部材と、前記回転伝達側部材とカム
シャフト側部材との一方に内周端が固定され、回転伝達
側部材とカムシャフト側部材との他方に外周端が固定さ
れることで前記一方の回転方向に付勢力を与えるばね
と、このばねの付勢力に抗して回転伝達側部材とカムシ
ャフト側部材とを相対回動させて両者の位相を変更する
位相変更手段とを備えたものが知られている。
【0003】すなわち、カムシャフトは吸排バルブを開
閉するが、このとき、カムシャフトは、吸排バルブを開
く方向に作動するときには、吸排バルブを閉じ方向に付
勢するリターンスプリングの付勢力に抗して作動し、一
方、カムシャフトが吸排バルブの最大開弁位置を通過し
た後は、リターンスプリングによる付勢力を回転方向に
受けることになる。このため、カムシャフトは、図11
に示すような交番トルクを受ける。
【0004】ところで、一般的に、内燃機関の始動時に
は、吸気側および排気側のカムシャフトを遅角位置に配
置するようにしている。しかし、上述のリターンスプリ
ングの付勢力により、一般に、排気側のカムシャフトは
遅角側に付勢力を受けるが、吸気側のカムシャフトは進
角側に付勢力を受ける。そこで、上記従来技術にあって
は、少なくとも進角側に付勢力を受けるカムシャフトと
一体的なカムシャフト側部材とこれと対を成す回転伝達
側部材との間に、ばねを設けて、カムシャフト側部材を
遅角方向に付勢し、図11におけるa,bの関係が、a
<bの関係となるようにすることが知られている。これ
により、位相変更手段の非作動時には、バルブのリター
ンスプリングの影響を受けることなく最遅角位置に戻す
ことができる。
【0005】上記公報では、前記ばねとして、種々のタ
イプのものが開示されているが、それらのばねのなかで
渦巻きばねは、軸方向寸法が小さく、装置をコンパクト
に形成するのに好ましい。上記従来公報にあっては、こ
の渦巻ばねを設けるにあたって、上記公報の図8に示さ
れているように、渦巻ばねの内周端部をカムシャフト側
の部材に固定し、その外周端部に設けた鉤状部分を回転
伝達側の部材に設けた軸部に引っ掛けるようにしてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本願発
明者が研究した結果、上述の従来の渦巻ばねを設ける技
術にあっては、渦巻ばねの付勢力の設定が、本来必要な
付勢力よりも高く設定されて必要以上に高価な設定にな
っていることを見いだした。
【0007】すなわち、上述の従来技術にあっては、回
転伝達側部材とカムシャフト側部材とが相対回動する
と、渦巻ばねが縮径方向に弾性変形する。このとき、軸
部に引っ掛けた鉤状部分が、縮径方向に引っ張られて軸
部を中心に揺動してしまい、この揺動分だけ渦巻ばねの
相対変位代を吸収してしまって付勢力が軽減されてしま
っていた。そこで、この渦巻ばねとして、上記付勢力の
軽減があっても所望の付勢力が得られるものが用いられ
ていたもので、本来必要な付勢力の渦巻ばねを用いるの
に比べて、それだけ付勢力の大きなものを用いることに
なる。このため、本来必要な付勢力の渦巻ばねよりも高
価なものとなっていたとともに、金属疲労による耐久性
の劣化の可能性が高くなり、この劣化対策にも費用がか
かっていた。
【0008】本願発明は、本願発明者達が見いだした上
述の渦巻ばねにおける付勢力の軽減が生じる原因を鑑み
て成されたものであり、渦巻ばねとして従来よりも付勢
力の小さな設定を可能として、コストダウンを達成する
ことのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置を提
供することを目的している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、内燃機関の駆動軸から回転が伝達さ
れる回転伝達部材と、内燃機関の吸排バルブの少なくと
も一方を作動させるカムシャフトに一体的に結合された
カムシャフト側部材と、このカムシャフト側部材に対し
て相対回動可能に設けられ、前記回転伝達部材が一体的
に結合された回転伝達側部材と、前記回転伝達側部材と
カムシャフト側部材との一方に内周端が固定され、回転
伝達側部材とカムシャフト側部材との他方に外周端が固
定されることで前記一方の回転方向に付勢力を与える渦
巻ばねと、この渦巻ばねの付勢力に抗して回転伝達側部
材とカムシャフト側部材とを相対回動させて両者の位相
を変更する位相変更手段と、を備えたバルブタイミング
制御装置において、前記回転伝達側部材とカムシャフト
側部材とが相対変位するのに伴って前記渦巻ばねが縮径
方向に弾性変形したときに、渦巻ばねの外周端部が揺動
するのを規制する揺動規制手段を設けたことを特徴とす
る手段とした。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置におい
て、前記揺動規制手段を、前記渦巻ばねの外周端部を固
定する手段としたことを特徴とする手段とした。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記
揺動規制手段として、前記渦巻ばねの一般部の外径方向
位置において巻き外方向に順に配置された巻付軸部と係
合軸部とを設け、前記渦巻ばねの外周端部を前記巻付軸
部の外側を通して係合軸部に係合させことを特徴とする
手段とした。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記
回転伝達側部材とカムシャフト側部材とを、ハウジング
と、このハウジング内に相対回動可能に収納されたベー
ンロータとで構成し、前記ハウジングには、前記ベーン
ロータとの間に流体が給排される進角室および遅角室を
形成するハウジング本体と、このハウジング本体の側面
を封止する封止部材とを設け、前記巻付軸部および係合
軸部として、前記ハウジング本体と封止部材とを固定す
る固定ボルトを用いたことを特徴とする手段とした。
【0013】
【発明の作用および効果】本発明にあっては、カムシャ
フトの位相を位相変更手段により所定位置から変更する
と、これに伴って渦巻ばねが縮径方向に弾性変形を行
う。このとき、渦巻ばねの外周端部は、揺動規制手段に
より揺動するのが規制される。したがって、従来のよう
に渦巻ばねの外周端部が揺動することにより、縮径方向
の弾性変形に伴って発生する弾発力が低下することが無
くなる。よって、渦巻ばねとして、従来よりも剛性の低
い安価なものを用いることが可能となるとともに、剛性
を低くすることで耐久性の悪化の可能性が低くなる分だ
け安価にすることが可能となる。
【0014】請求項2に記載の発明は、揺動規制手段
が、渦巻ばねの外周端部を固定する手段としたため、揺
動規制を確実に行うことができる。
【0015】請求項3に記載の発明では、渦巻ばねを組
み付ける際には、その外周端部を巻付軸部の外側を通し
て先端部を係合軸部に係合する。したがって、渦巻ばね
が縮径方向に弾性変形したときに、渦巻ばねにおいて巻
付軸部から内周方向に延在する部分は巻付軸部に対する
相対角度が変化するが、巻付軸部と係合軸部との間に延
在する部分は、引張方向の角度が変化することがないた
め、係合軸部に係合されている部分が揺動することがな
い。よって、請求項1に記載の発明と同様に、渦巻ばね
として、従来よりも剛性の低い安価なものを用いること
が可能となるとともに、剛性を低くすることで耐久性の
悪化の可能性が低くなる分だけ安価にすることが可能と
なる。加えて、渦巻ばねを揺動規制手段に組み付ける際
には、巻付軸部の外側を通す作業と係合軸部に係合させ
る作業となるため、組付作業性に優れる。
【0016】請求項4に記載の発明では、揺動規制手段
を構成する渦巻ばねを巻き付ける巻付軸部および渦巻ば
ねの外周端を係合する係合軸部として、それぞれハウジ
ングを構成するハウジング本体に封止部材を固定する既
存の固定ボルトを用いるようにしたため、揺動規制手段
を設けるにあたり、新たな構成の追加が無く、構成の簡
略化および部品点数の削減を図ることができ、さらに、
これにより安価な構成とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (実施の形態1)実施の形態1の内燃機関のバルブタイ
ミング制御装置は、請求項1,3,4に記載の発明に対
応するもので、まず、内燃機関のバルブタイミング制御
装置の基本的な構成について説明する。
【0018】図1は実施の形態1の内燃機関のバルブタ
イミング制御装置を示す横断面図、図2はその縦断面図
である。図1において2はカムシャフトである。このカ
ムシャフト2は、図外の排気弁を開閉駆動するものであ
る。
【0019】前記カムシャフト2は、特許請求の範囲の
回転伝達側部材としてのハウジング1から駆動力を伝達
される。このハウジング1は、筒状のハウジング本体4
と、このハウジング本体4のカムシャフト2側を塞ぐ封
止部材としての機能と図外のエンジンから回転が入力さ
れる回転伝達部材としての機能とを併せ持つスプロケッ
ト3と、前記ハウジング本体4のカムシャフト2とは反
対側を塞ぐ封止部材としてのフロントプレート5とによ
り構成されている。
【0020】前記スプロケット3は、図外のチェーンを
介して図外のエンジン駆動軸としてのクランクシャフト
から駆動力を伝達されてクランクシャフトと同期して回
転する。なお、エンジン駆動軸から動力を伝達する部材
としては、チェーンやベルトやギヤなどを用いることが
でき、また、これらから回転が伝達される部材として
は、図示のスプロケットの他、ベルトで駆動されるプー
リやギヤどうしで駆動されるギヤなどが考えられる。
【0021】前記スプロケット3には、4本の固定ボル
ト13をそれぞれ締結する図示を省略したボルト締結穴
が形成されているとともに、ハウジング本体4およびフ
ロントプレート5には、各ボルト締結穴と同軸にボルト
挿入孔(ハウジング本体4に形成されたもののみ図示す
る)4bが形成されている。したがって、前記固定ボル
ト13を各ボルト挿通穴4bに挿通させてボルト穴3b
に締結することでスプロケット3とハウジング本体4と
フロントプレート5とが同軸に一体的に締付固定されて
いる。なお、図示の例では、スプロケット3をハウジン
グ1のカムシャフト2側を塞ぐ部材を兼ねる構成とした
が、この回転伝達部材は、ハウジング1のどこに設けら
れていてもよく、カムシャフト2側とは反対側のフロン
トプレート5側やハウジング本体4の外周に設けてもよ
い。
【0022】前記ハウジング1の内部には、特許請求の
範囲のカムシャフト側部材としてのベーンロータ6が相
対回動可能に同軸に設けられ、このベーンロータ6がカ
ムシャフト2の先端部にボルト17により固定されてい
る。このベーンロータ6は、軸心部において略円柱形状
を成すロータ部61と、このロータ部61から外径方向
に突出して一体に設けられた4つのベーン62と、ロー
タ部61において軸心部に形成されて前記ボルト17を
貫通させる貫通孔65およびカムシャフト2の先端部を
収容する収容孔67と、フロントプレート5の内周を通
って外部に突出した小径軸部68とを備えている。な
お、各ベーン62の先端面にはシール部材66が装着さ
れている。一方、前記ハウジング本体4の内部には、図
2に示すように軸方向視で略扇形状を成す4つの空間部
41が形成されている。そして、各空間部41には、前
記ベーン62が収容され、このベーン62を挟んで周方
向の両側に進角室81と遅角室82とが形成されてい
る。
【0023】したがって、進角室81に作動液を供給す
るとともに、遅角室82から作動液を排出させると、ベ
ーンロータ6がハウジング本体4に対して進角室81の
容積を拡大する方向に相対回動し、これによりカムシャ
フト2がスプロケット3に対して、相対的に進角方向に
回動する。一方、前記遅角室82に作動液を供給すると
ともに、進角室81から作動液を排出させると、ベーン
ロータ6がハウジング本体4に対して遅角室82の容積
を拡大する方向に相対回動し、これによりカムシャフト
2がスプロケット3に対して遅角方向に相対的に回動す
る。
【0024】なお、前記ハウジング本体4の内周部に
は、進角室81と遅角室82とを画成するシール部材4
4が設けられている。また、図示の例においてスプロケ
ット3は、ハウジング1において進角室81および遅角
室82を封止する部材を兼ねているが、回転伝達部材
は、これら両室81,82を封止する部材とは全く別体
に形成してもよい。また、図示の例では、進角室81と
遅角室82とは、4対形成したが、これらは少なくとも
一対あればよいもので、4対に限られるものではない。
【0025】前記進角室81および遅角室82への作動
液の給排は、位相変更手段としての電磁比例弁20およ
びポンプPにより成される。この作動液の給排の構造に
ついて説明すると、前記カムシャフト2には、進角側回
路72と遅角側回路73とが形成され、これらの回路7
2,73は、収容孔67の内周位置において外周に開口
されている。また、ベーンロータ6には、進角側回路7
2と進角室81とを結ぶ進角側貫通孔6kaと、遅角側
回路73と遅角室82とを結ぶ遅角側貫通孔6kbとが
径方向に形成されている。
【0026】さらに、前記カムシャフト2を支持してい
るフロントカバー22には、前記進角側回路72と電磁
比例弁20とを結ぶ進角側吸排路32と、前記遅角側回
路73と電磁比例弁20とを結ぶ遅角側吸排路33が設
けられている。また、電磁比例弁20には、ポンプPか
ら作動液が供給される供給回路36と、タンクTに作動
液を逃がす排出回路35とが接続されている。
【0027】そして、前記電磁比例弁20は、遅角側吸
排路33を供給回路36に接続するとともに進角側吸排
路32を排出回路35に接続して遅角室82に作動液を
供給する一方で進角室81から作動液を排出する遅角作
動ポジションと、図1に示すように各回路32,33,
35,36を遮断して進角室81および遅角室82の作
動液を保持させる保持ポジションと、遅角側吸排路33
を排出回路35に接続するとともに進角側吸排路32を
供給回路36に接続して進角室81に作動液を供給する
一方で遅角室82から作動液を排出する進角作動ポジシ
ョンと、の3ポジションに切替可能に構成されている。
なお、前記電磁比例弁20の作動は、エンジンコントロ
ールユニットECUによりエンジン回転数、エンジン負
荷、水温に基づいて制御される。また、前記ポンプP
は、内燃機関を潤滑するために用いるオイルポンプであ
っても専用のポンプを設けてもかまわない。
【0028】さらに、本実施の形態にあっては、電磁比
例弁20およびポンプPが非作動状態であるときに、ベ
ーンロータ6をハウジング1に対して所定の位置(エン
ジン始動時に配置する位置)である最遅角位置に保持す
る拘束手段9が設けられている。この拘束手段9は、ロ
ック部材としてのロックピン91およびロック穴部材9
2を備えている。前記ロックピン91は、ベーンロータ
6のベーン62の1つにおいて軸方向に穿設された摺動
穴63に摺動自在に支持されている。なお、前記ベーン
ロータ6の端面には、前記摺動穴63を常時外部と連通
してロックピン91の摺動時に圧力を抜くための連通溝
69が形成されている。
【0029】一方、前記スプロケット3には、円形のロ
ック用穴3hが形成され、このロック用穴3hには、ス
プロケット3よりも高硬度の素材により前記ロックピン
91を挿通可能な内径の挿入孔92hを有した有底筒状
に形成されたロック穴部材92がきつく嵌合されてい
る。したがって、図1に示すように、ロックピン91が
ロック穴部材92に差し込まれたときにはスプロケット
3とベーンロータ6は相対回動不可能な状態となる。な
お、このようにロックピン91がロック穴部材92の挿
入孔92hに差し込まれて係合した状態を拘束状態と称
し、ロック穴部材92の挿入孔92hから離脱して係合
していない状態を非拘束状態と称することにする。ま
た、ロック部材として円筒形状のロックピン91を示し
たが、その形状は、円筒形状に限られず、多角形形状の
ものでもかまわない。また、前記ロックピン91は、先
端部は絞り形状としてコンタミが引っかかるのを防止し
ているが、その形状としては、このような形状に限られ
るものではない。また、ロック穴部材92は、図示の例
では有底筒状のものを示したが、有底筒状のものに限ら
れず、リング形状のものであってもかまわない。
【0030】前記ロックピン91の拘束状態と非拘束状
態との切り替えは、リターンスプリング94および遅角
室82に供給される油圧により行われる。すなわち、前
記ロックピン91は、穴91hを有した筒状に形成され
ている。さらに、前記摺動穴63の内径と略同径の外径
を有して前記フロントプレート5に突き当てられた頭部
93hと、前記ロックピン91の穴91hに差し込まれ
た軸部93rとを有したリテーナ93が設けられてい
る。そして、リテーナ93の頭部93hと前記穴91h
の底部との間に、前記ロックピン91を前記拘束状態方
向に付勢するリターンスプリング94が設けられてい
る。また、スプロケット3には、進角室81の流体圧を
ロック穴部材92の挿入孔92hに導く導入溝6bが形
成されている。
【0031】したがって、ベーンロータ6が最遅角位置
に配置されているとともに、進角室81に圧力が供給さ
れていないときには、ロックピン91はリターンスプリ
ング94の付勢力により拘束状態方向に付勢され、ロッ
クピン91の先端部が、図1に示すようにロック穴部材
92に挿入されて、ベーンロータ6とスプロケット3と
の相対回動が規制される。また、図外のエンジンを駆動
させてポンプPに圧力が発生され、かつ、電磁比例弁2
0から進角室81に流体が供給されてベーンロータ6を
進角方向に作動させるときには、ロックピン91は、進
角室81の流体圧を受圧してリターンスプリング94の
付勢力に抗してロック穴部材92の挿入孔92hから抜
け出して拘束が解除される。なお、ベーンロータ6が最
遅角位置から進角方向に回動するとロックピン91に対
して進角室81の流体圧が作用しなくなり、ロックピン
91はリターンスプリング94の付勢力によりスプロケ
ット3の端面に突き当てられながらベーンロータ6と共
に回動する。
【0032】なお、進角室81の液圧をロックピン91
の先端面に導くようにし、さらに、ロックピン91の中
間部に段部を有した形状に形成し、この段部に遅角室8
2の流体圧を導入するようにすると、進角室81と遅角
室82とのいずれかに流圧を供給させてベーンロータ6
を回動させる際には、常にロックピン91をリターンス
プリング94の付勢力に抗して非拘束状態となる位置に
作動させることができる。
【0033】さらに、本実施の形態にあっては、カムシ
ャフト側部材としてのベーンロータ6を、回転伝達側部
材としてのハウジング1に対して最遅角位置に回動付勢
する渦巻ばね100が設けられている。図3は図1の矢
視LS図である。この図に示すように、前記渦巻ばね1
00は、その内周端において内側に折り曲げられた係合
部101がベーンロータ6の小径軸部68において軸心
方向に穿設された係合穴68kに差し込まれて固定され
ている。また、渦巻ばね100の外周端部には、鉤状に
外側に折り曲げられた鉤状部102が形成されていると
ともに、外周端部から僅かに内周側の位置には略V字形
状に折り曲げられた折曲部103が設けられている。そ
して、前記渦巻ばね100の外周端部近傍は、4つの固
定ボルト13のうちの1つである固定ボルト13(a)
を巻付軸部として前記折曲部103をこの固定ボルト1
3(a)の外側を通る巻付状態とし、かつ、この固定ボ
ルト13の隣に配置されている固定ボルト13(b)を
係合軸部として前記鉤状部102を係合している。な
お、前記固定ボルト13(a)および13(b)は、そ
の頭部131が、円柱形状の円柱部132と、この円柱
部132の先端部に形成されたフランジ部133とを備
えた形状に形成されて、上述の渦巻ばね100の巻き付
けおよび係合を行いやすく構成されている。また、図に
おいて104は湾曲部である。この湾曲部104は、折
曲部103と鉤状部102との間の部分が、渦巻ばね1
00の一般部と干渉するのを防止するために設けられて
いる。
【0034】本実施の形態にあっては、ベーンロータ6
がハウジング1に対して進角方向に回動したときには、
渦巻ばね100が縮径方向に弾性変形を行う。このと
き、折曲部103よりも内周側のみが縮径し、折曲部1
03よりも外周端側はベーンロータ6と相対変位するこ
とはない。したがって、従来のように鉤状部102が揺
動しなくなり、従来のようにこの揺動を原因として縮径
方向の弾性変形に伴って発生する弾発力が低下すること
が無くなる。よって、渦巻ばね100として、従来より
も剛性の低い安価なものを用いることが可能となるとと
もに、剛性を低くすることで耐久性の悪化の可能性が低
くなる分だけ安価にすることが可能となる。さらに、本
実施の形態1にあっては、渦巻ばね100を巻き付ける
巻付軸部、および渦巻ばね100の外周端を係合する係
合軸部として、それぞれ既存の固定ボルト13(a),
13(b)を用いるようにしたため、構成の簡略化およ
び部品点数の削減を図ることができ、さらに、これによ
り安価な構成とすることができる。加えて、本実施の形
態1にあっては、鉤状部102の形状を外側に折り曲げ
た形状としたため、渦巻ばね100を形成するにあた
り、ばね鋼材を円柱形状の治具に巻き付けて渦巻形状に
形成した後に、この巻付状態で外周端部のみを外側に曲
げて加工することができる。よって、加工が容易という
効果が得られる。また、本実施の形態1にあっては、渦
巻ばね100を組み付けるにあたり、その外周端部にお
いて、折曲部103および鉤状部102を、それぞれ固
定ボルト13(a),13(b)に引っ掛けるだけの作
業で済み、組付作業性に優れる。
【0035】(他の実施の形態)以下に、本発明の他の
実施の形態について説明するが、これらの説明にあった
って実施の形態1と共通する構成には実施の形態1と同
じ符号を付けて説明を省略する。
【0036】(実施の形態2)図4は実施の形態2の内
燃機関のバルブタイミング制御装置の要部を示すもの
で、この実施の形態2は特許請求の範囲の請求項1,
3,4に記載の発明に対応するもので、実施の形態1の
変形例である。
【0037】ここで、実施の形態1との相違点を説明す
ると、渦巻ばね200の外周端部に設けられている鉤状
部202は、実施の形態1とは逆に内周方向に折り曲げ
て形成されている。したがって、鉤状部202から内周
方向に延在する部分は固定ボルト13(b)に対して装
置の外周側を回るため、鉤状部202と折曲部203と
の間の部分は、渦巻ばね200の一般部と干渉せず、ス
トレートな形状に形成されている。
【0038】この実施の形態2にあっても、実施の形態
1と同様に、渦巻ばね200が縮径方向に変形したとき
に鉤状部202が揺動することがなく、よって、縮径方
向の弾性変形に伴って発生する弾発力が低下することが
無くなり、渦巻ばね200として、従来よりも剛性の低
い安価なものを用いることが可能となるとともに、剛性
を低くすることで耐久性の悪化の可能性が低くなる分だ
け安価にすることが可能となる。また、実施の形態1と
同様に、渦巻ばね200を巻き付ける巻付軸部、および
渦巻ばね200の外周端を係合する係合軸部として、そ
れぞれ既存の固定ボルト13(a),13(b)を用い
るようにしたため、新たな構成の追加が無く、これによ
っても安価な構成とすることができる。加えて、実施の
形態1と同様に、渦巻ばね200を組み付けるにあた
り、その外周端部において、折曲部203および鉤状部
202を、それぞれ固定ボルト13(a),13(b)
に引っ掛けるだけの作業で済み、組付作業性に優れる。
【0039】(実施の形態3)実施の形態3の内燃機関
のバルブタイミング制御装置は、請求項1,3に記載の
発明に対応するもので、実施の形態1の変形例である。
すなわち、実施の形態3の内燃機関のバルブタイミング
制御装置の要部を示す正面図である図5に示すように、
渦巻ばね300には、形状は異なるが実施の形態1と同
様に鉤状部302および折曲部303が設けられてい
る。そして、折曲部303が巻付軸部としての固定ボル
ト13(a)の外側に巻かれ、前記鉤状部302は、フ
ロントプレート5に締結あるいは溶接あるいは嵌合など
により固定された係合軸部304に係合されている。
【0040】したがって、この実施の形態3にあって
も、実施の形態1と同様に、渦巻ばね300が縮径方向
に変形したときに鉤状部302が揺動することがなく、
よって、縮径方向の弾性変形に伴って発生する弾発力が
低下することが無くなり、渦巻ばね300として、従来
よりも剛性の低い安価なものを用いることが可能となる
とともに、剛性を低くすることで耐久性の悪化の可能性
が低くなる分だけ安価にすることが可能となる。加え
て、実施の形態1と同様に、渦巻ばね300を組み付け
るにあたり、その外周端部において、折曲部303およ
び鉤状部302を、それぞれ固定ボルト13と係合軸部
304に引っ掛けるだけの作業で済み、組付作業性に優
れる。また、渦巻ばね300を巻き付ける巻付軸部とし
て、既存の固定ボルト13の1つを用いるようにしたた
め、巻付軸部として新たな構成の追加が無く、これによ
っても安価な構成とすることができる。
【0041】(実施の形態4)図6は実施の形態4の内
燃機関のバルブタイミング制御装置の要部を示す正面図
であって、この実施の形態4は、請求項1および2に記
載の発明に対応するものである。
【0042】すなわち、実施の形態4の内燃機関のバル
ブタイミング制御装置にあっては、フロントプレート5
の表面から突出して揺動規制手段としての圧入用突起4
05が設けられている。一方、渦巻ばね400の外周の
端部には、外方向に折曲した折曲部402が形成され、
この折曲部402を圧入用突起405に形成された圧入
溝、あるいは圧入孔から成る圧入部403に圧入して固
定されている。
【0043】したがって、この実施の形態4にあって
も、渦巻ばね400が縮径方向に変形したときに外周端
部の折曲部401が固定されていて揺動することがな
く、よって、縮径方向の弾性変形に伴って発生する弾発
力が低下することが無くなり、渦巻ばね400として、
従来よりも剛性の低い安価なものを用いることが可能と
なるとともに、剛性を低くすることで耐久性の悪化の可
能性が低くなる分だけ安価にすることが可能となる。
【0044】(実施の形態5)図7は実施の形態5の内
燃機関のバルブタイミング制御装置の要部を示す正面図
であって、この実施の形態5は、請求項1および2に記
載の発明に対応するもので、実施の形態4の変形例であ
る。
【0045】すなわち、実施の形態5の内燃機関のバル
ブタイミング制御装置にあっては、フロントプレート5
の表面に突出させた固定用突起501に形成された固定
溝502に、渦巻ばね400の折曲部402を挿入して
カシメて固定している。
【0046】したがって、この実施の形態5にあって
も、実施の形態4と同様に、渦巻ばね400が縮径方向
に変形したときに外周端部の折曲部402が揺動するこ
とがなく、よって、縮径方向の弾性変形に伴って発生す
る弾発力が低下することが無くなり、渦巻ばね400と
して、従来よりも剛性の低い安価なものを用いることが
可能となるとともに、剛性を低くすることで耐久性の悪
化の可能性が低くなる分だけ安価にすることが可能とな
る。
【0047】(実施の形態6)図8は実施の形態6の内
燃機関のバルブタイミング制御装置の要部を示す正面図
であって、この実施の形態6は、請求項1および2に記
載の発明に対応するもので、実施の形態4の変形例であ
る。
【0048】すなわち、実施の形態6の内燃機関のバル
ブタイミング制御装置にあっては、渦巻ばね400の折
曲部402を、フロントプレート5にピン601を打ち
込んで固定している。
【0049】したがって、この実施の形態6にあって
も、実施の形態4と同様に、渦巻ばね400が縮径方向
に変形したときに外周端部の折曲部402が揺動するこ
とがなく、よって、縮径方向の弾性変形に伴って発生す
る弾発力が低下することが無くなり、渦巻ばね400と
して、従来よりも剛性の低い安価なものを用いることが
可能となるとともに、剛性を低くすることで耐久性の悪
化の可能性が低くなる分だけ安価にすることが可能とな
る。
【0050】(実施の形態7)図9は実施の形態7の内
燃機関のバルブタイミング制御装置の要部を示す正面図
であって、この実施の形態7は、請求項1および2に記
載の発明に対応するもので、実施の形態4の変形例であ
る。
【0051】すなわち、実施の形態7の内燃機関のバル
ブタイミング制御装置にあっては、渦巻ばね400の折
曲部402を、フロントプレート5に突出させた突起部
701に締結したボルト702により固定している。
【0052】したがって、この実施の形態7にあって
も、実施の形態4と同様に、渦巻ばね400が縮径方向
に変形したときに外周端部の折曲部402が揺動するこ
とがなく、よって、縮径方向の弾性変形に伴って発生す
る弾発力が低下することが無くなり、渦巻ばね400と
して、従来よりも剛性の低い安価なものを用いることが
可能となるとともに、剛性を低くすることで耐久性の悪
化の可能性が低くなる分だけ安価にすることが可能とな
る。
【0053】(実施の形態8)図10は実施の形態8の
内燃機関のバルブタイミング制御装置の要部を示す正面
図であって、この実施の形態8は、請求項1に記載の発
明に対応するものである。
【0054】この実施の形態8の内燃機関のバルブタイ
ミング制御装置にあっては、フロントプレート5に略四
角形状の固定用突起801を、圧入や締結あるいは一体
成形により設けている。また、渦巻ばね800の外周端
部には、前記固定用突起801の外径形状に略一致する
よう四角形状に折り曲げた折曲部802を形成してい
る。そして、この折曲部802を固定用突起801に巻
き付けて固定している。
【0055】したがって、この実施の形態8にあって
は、渦巻ばね800が縮径方向に変形したときに外周端
部の折曲部802の各角形状部分が固定用突起801の
各角部に係合して揺動することがない。よって、縮径方
向の弾性変形に伴って発生する弾発力が低下することが
無くなり、渦巻ばね800として、従来よりも剛性の低
い安価なものを用いることが可能となるとともに、剛性
を低くすることで耐久性の悪化の可能性が低くなる分だ
け安価にすることが可能となる。
【0056】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更などがあっても本発明に含まれる。例え
ば、実施の形態では、ベーンが流体圧を受けて駆動する
ベーン式のものを示したが、ねじのかみ合い位置を変更
することで位相を異ならせるヘリカル式のものなど他の
形式のものを用いてもよいし、また、位相変更手段とし
て流体圧を給排する電磁比例弁20およびポンプPを用
いる手段を示したが、電磁ソレノイドなどの他の手段を
用いるようにしてもよい。
【0057】また、実施の形態にあっては、拘束手段9
のロックピン91をベーンロータ6に設ける一方、挿入
孔92hをハウジング1に設けた例を示したが、これと
は逆に、ハウジング1にロックピンを設け、ベーンロー
タ6に挿入孔を設けるようにしてもよい。また、ハウジ
ング1にロックピンあるいは挿入孔を設けるにあたっ
て、実施の形態ではこれらをスプロケット3に設けた
が、フロントプレート5やハウジング本体4に設けるよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態1の内燃機関のバルブタイミ
ング制御装置を示す断面図である。
【図2】実施の形態1の内燃機関のバルブタイミング制
御装置を示す縦断面図である。
【図3】実施の形態1の内燃機関のバルブタイミング制
御装置の要部を示す矢視図である。
【図4】実施の形態2の内燃機関のバルブタイミング制
御装置の要部を示す正面図である。
【図5】実施の形態3の内燃機関のバルブタイミング制
御装置の要部を示す正面図である。
【図6】実施の形態4の内燃機関のバルブタイミング制
御装置の要部を示す正面図である。
【図7】実施の形態5の内燃機関のバルブタイミング制
御装置の要部を示す正面図である。
【図8】実施の形態6の内燃機関のバルブタイミング制
御装置の要部を示す正面図である。
【図9】実施の形態7の内燃機関のバルブタイミング制
御装置の要部を示す正面図である。
【図10】実施の形態8の内燃機関のバルブタイミング
制御装置の要部を示す正面図である。
【図11】内燃機関のバルブタイミング制御装置のカム
シャフトに対して作用する交番トルクを示す特性図であ
る。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 カムシャフト 3 スプロケット 3b ボルト穴 3h ロック用穴 4 ハウジング本体 4b ボルト挿入孔 5 フロントプレート 5b ボルト挿通穴 6 ベーンロータ 6b 導入溝 6ka 進角側貫通孔 6kb 遅角側貫通孔 9 拘束手段 13 固定ボルト 17 ボルト 20 電磁比例弁 22 フロントカバー 32 進角側吸排路 33 遅角側吸排路 35 排出回路 36 供給回路 41 空間部 44 シール部材 61 ロータ部 62 ベーン 63 摺動穴 65 貫通孔 66 シール部材 67 収容孔 68 小径軸部 69 連通溝 72 進角側回路 73 遅角側回路 81 進角室 82 遅角室 91 ロックピン 91h 穴 92 ロック穴部材 92h 挿入孔 93 リテーナ 93r 軸部 93h 頭部 94 リターンスプリング 101 係合部 102 鉤状部 103 折曲部 104 湾曲部 131頭部 132円柱部 133フランジ部 202 鉤状部 203 折曲部 301 前記鉤状部 302 鉤状部 303 折曲部 304 係合軸部 401 折曲部 402 折曲部 403 圧入部 405 圧入用突起 501 固定用突起 502 固定溝 601 ピン 701 突起部 702 ボルト 801 固定用突起 802 折曲部 P ポンプ T タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥居 昭 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 Fターム(参考) 3G018 BA33 CA20 DA18 DA26 DA58 DA68 DA72 DA81 DA83 DA85 EA02 EA11 EA17 EA31 EA32 GA14 GA17 GA18 GA21 GA27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の駆動軸から回転が伝達される
    回転伝達部材と、 内燃機関の吸排バルブの少なくとも一方を作動させるカ
    ムシャフトに一体的に結合されたカムシャフト側部材
    と、 このカムシャフト側部材に対して相対回動可能に設けら
    れ、前記回転伝達部材が一体的に結合された回転伝達側
    部材と、 前記回転伝達側部材とカムシャフト側部材との一方に内
    周端が固定され、回転伝達側部材とカムシャフト側部材
    との他方に外周端が固定されることで前記一方の回転方
    向に付勢力を与える渦巻ばねと、 この渦巻ばねの付勢力に抗して回転伝達側部材とカムシ
    ャフト側部材とを相対回動させて両者の位相を変更する
    位相変更手段と、を備えた内燃機関のバルブタイミング
    制御装置において、 前記回転伝達側部材とカムシャフト側部材とが相対変位
    するのに伴って前記渦巻ばねが縮径方向に弾性変形した
    ときに、渦巻ばねの外周端部が揺動するのを規制する揺
    動規制手段を設けたことを特徴とする内燃機関のバルブ
    タイミング制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイ
    ミング制御装置において、 前記揺動規制手段を、前記渦巻ばねの外周端部を固定す
    る手段としたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミ
    ング制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイ
    ミング制御装置において、 前記揺動規制手段として、前記渦巻ばねの一般部の外径
    方向位置において巻き外方向に順に配置された巻付軸部
    と係合軸部とを設け、 前記渦巻ばねの外周端部を前記巻付軸部の外側を通して
    係合軸部に係合させことを特徴とする内燃機関のバルブ
    タイミング制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の内燃機関のバルブタイ
    ミング制御装置において、 前記回転伝達側部材とカムシャフト側部材とを、ハウジ
    ングと、このハウジング内に相対回動可能に収納された
    ベーンロータとで構成し、 前記ハウジングには、前記ベーンロータとの間に流体が
    給排される進角室および遅角室を形成するハウジング本
    体と、このハウジング本体の側面を封止する封止部材と
    を設け、 前記巻付軸部および係合軸部として、ハウジング本体と
    封止部材とを固定する固定ボルトを用いたことを特徴と
    する内燃機関のバルブタイミング制御装置。
JP2001310471A 2001-10-05 2001-10-05 内燃機関のバルブタイミング制御装置 Pending JP2003120229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001310471A JP2003120229A (ja) 2001-10-05 2001-10-05 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001310471A JP2003120229A (ja) 2001-10-05 2001-10-05 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003120229A true JP2003120229A (ja) 2003-04-23

Family

ID=19129440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001310471A Pending JP2003120229A (ja) 2001-10-05 2001-10-05 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003120229A (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005002992A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Borgwarner Inc 位相器
WO2006035602A1 (ja) * 2004-09-28 2006-04-06 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha 弁開閉時期制御装置
EP1589197A3 (de) * 2004-04-23 2008-08-06 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Hydraulische Einrichtung zur stufenlos variablen Nockenwellenverstellung
CN100430575C (zh) * 2003-12-22 2008-11-05 爱信精机株式会社 阀开闭时期控制装置
WO2011036903A1 (ja) * 2009-09-25 2011-03-31 アイシン精機株式会社 弁開閉時期制御装置
JP2011069316A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Aisin Seiki Co Ltd 弁開閉時期制御装置
WO2012062495A1 (de) * 2010-11-11 2012-05-18 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Nockenwellenversteller für eine brennkraftmaschine
DE102012214033A1 (de) 2011-08-08 2013-02-14 Denso Corporation Ventilzeitsteuerung
CN103075221A (zh) * 2011-10-25 2013-05-01 株式会社电装 流体压力操纵的气门正时控制器
WO2013099576A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 アイシン精機株式会社 弁開閉時期制御装置及びそのフロント部材の固定方法
JP2013133784A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Aisin Seiki Co Ltd 弁開閉時期制御装置及びそのフロント部材の固定方法
JP2013133783A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Aisin Seiki Co Ltd 弁開閉時期制御装置
DE102012200683A1 (de) 2012-01-18 2013-07-18 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Nockenwellenversteller
DE102012206339A1 (de) 2012-04-18 2013-10-24 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Nockenwellenversteller mit an einem Zapfen einer Schraube eingehängter Feder
KR101404661B1 (ko) 2006-05-11 2014-06-09 힐리테 저머니 게엠베하 복원 스프링을 구비한 누출방지 캠샤프트 조정 장치
JP2014152671A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Denso Corp バルブタイミング調整装置
JP2014163231A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Toyota Motor Corp 内燃機関のバルブタイミング可変機構
JP2016056732A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP2016205205A (ja) * 2015-04-21 2016-12-08 三菱電機株式会社 バルブタイミング調整装置
DE102007028187B4 (de) * 2007-06-20 2017-06-08 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Hydraulischer Nockenwellenversteller zur variablen Einstellung der Steuerzeiten von Gaswechselventilen einer Brennkraftmaschine
DE102019114214A1 (de) * 2019-05-28 2020-12-03 ECO Holding 1 GmbH Schwenkmotorversteller für eine Nockenwelle

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005002992A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Borgwarner Inc 位相器
CN100430575C (zh) * 2003-12-22 2008-11-05 爱信精机株式会社 阀开闭时期控制装置
US7503294B2 (en) 2003-12-22 2009-03-17 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Apparatus for controlling valve opening/closing timing
EP1589197A3 (de) * 2004-04-23 2008-08-06 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Hydraulische Einrichtung zur stufenlos variablen Nockenwellenverstellung
WO2006035602A1 (ja) * 2004-09-28 2006-04-06 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha 弁開閉時期制御装置
US7444970B2 (en) 2004-09-28 2008-11-04 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Valve timing controlling apparatus
KR101404661B1 (ko) 2006-05-11 2014-06-09 힐리테 저머니 게엠베하 복원 스프링을 구비한 누출방지 캠샤프트 조정 장치
DE102007028187B4 (de) * 2007-06-20 2017-06-08 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Hydraulischer Nockenwellenversteller zur variablen Einstellung der Steuerzeiten von Gaswechselventilen einer Brennkraftmaschine
WO2011036903A1 (ja) * 2009-09-25 2011-03-31 アイシン精機株式会社 弁開閉時期制御装置
US8689747B2 (en) 2009-09-25 2014-04-08 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Valve timing control device
JP2011069316A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Aisin Seiki Co Ltd 弁開閉時期制御装置
CN103201467A (zh) * 2010-11-11 2013-07-10 谢夫勒科技股份两合公司 用于内燃机的凸轮轴调节器
US8967107B2 (en) 2010-11-11 2015-03-03 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Camshaft adjuster for an internal combustion engine
WO2012062495A1 (de) * 2010-11-11 2012-05-18 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Nockenwellenversteller für eine brennkraftmaschine
JP2013036395A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Denso Corp バルブタイミング調整装置
US9062573B2 (en) 2011-08-08 2015-06-23 Denso Corporation Valve timing controller
DE102012214033A1 (de) 2011-08-08 2013-02-14 Denso Corporation Ventilzeitsteuerung
JP2013092098A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Denso Corp 液圧式バルブタイミング調整装置
CN103075221A (zh) * 2011-10-25 2013-05-01 株式会社电装 流体压力操纵的气门正时控制器
JP2013133783A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Aisin Seiki Co Ltd 弁開閉時期制御装置
CN103958840A (zh) * 2011-12-27 2014-07-30 爱信精机株式会社 阀开闭时期控制装置及其前部部件的固定方法
US9103239B2 (en) 2011-12-27 2015-08-11 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Valve opening-closing timing control device and method for attaching front member thereof
JP2013133784A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Aisin Seiki Co Ltd 弁開閉時期制御装置及びそのフロント部材の固定方法
KR101502877B1 (ko) 2011-12-27 2015-03-16 아이신세이끼가부시끼가이샤 밸브 개폐 시기 제어 장치 및 그 전방 부재의 고정 방법
WO2013099576A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 アイシン精機株式会社 弁開閉時期制御装置及びそのフロント部材の固定方法
DE102012200683A1 (de) 2012-01-18 2013-07-18 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Nockenwellenversteller
DE102012200683B4 (de) * 2012-01-18 2017-01-26 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Nockenwellenversteller
US9074497B2 (en) 2012-04-18 2015-07-07 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Camshaft phaser having a spring attached to the pin of a screw
DE102012206339A1 (de) 2012-04-18 2013-10-24 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Nockenwellenversteller mit an einem Zapfen einer Schraube eingehängter Feder
JP2014152671A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Denso Corp バルブタイミング調整装置
JP2014163231A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Toyota Motor Corp 内燃機関のバルブタイミング可変機構
JP2016056732A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP2016205205A (ja) * 2015-04-21 2016-12-08 三菱電機株式会社 バルブタイミング調整装置
DE102019114214A1 (de) * 2019-05-28 2020-12-03 ECO Holding 1 GmbH Schwenkmotorversteller für eine Nockenwelle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003120229A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP5382440B2 (ja) 弁開閉時期制御装置
EP2006500B1 (en) Cam phaser with vanes on rotor and a locking pin
JP2009185766A (ja) バルブタイミング調整装置
JP2005061261A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2005325758A (ja) バルブタイミング調整装置
KR101679016B1 (ko) 내연기관의 밸브타이밍 조정장치
JP4224791B2 (ja) 弁開閉時期制御装置
US20220282643A1 (en) Valve timing adjustment device
JP2002070596A (ja) 内燃機関の吸気弁駆動制御装置
JP2004257373A (ja) バルブタイミング調整システム
JP4170370B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP5071408B2 (ja) バルブタイミング調整装置及びその製造方法
JP2005121016A (ja) 位相器
US6935291B2 (en) Variable valve timing controller
JP2005016517A (ja) 可変カムシャフトタイミングシステム
US10954828B2 (en) Variable camshaft phaser with magnetic locking cover bushing
JP3284927B2 (ja) 内燃機関の可変バルブタイミング機構
JP4008318B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP2002054408A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP4138414B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP2009074398A (ja) バルブタイミング調整装置
JP2003106113A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP4076411B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP3817065B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041217

A072 Dismissal of procedure

Effective date: 20050315

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072