JP2003120065A - 機械式駐車装置の制御装置 - Google Patents

機械式駐車装置の制御装置

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JP2003120065A
JP2003120065A JP2001315443A JP2001315443A JP2003120065A JP 2003120065 A JP2003120065 A JP 2003120065A JP 2001315443 A JP2001315443 A JP 2001315443A JP 2001315443 A JP2001315443 A JP 2001315443A JP 2003120065 A JP2003120065 A JP 2003120065A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停電から復電したときに安全且つ簡易に機械
式駐車装置を復旧させることができる機械式駐車装置の
制御装置を提供すること。 【解決手段】 駆動制御部25は、停電から復電したと
判断すると、操作部31からの出力信号に基づいて復旧
操作部35が操作されたか否かを判断する。復旧操作部
35が操作されたと判断すると、駆動制御部25は、移
送動作手順記憶部27から記憶されている実行中の移送
動作手順及び当該実行中の移送動作手順以降に実行され
る移送動作手順を読み出す。移送動作手順記憶部27に
記憶されている実行中の移送動作手順、及び、当該実行
中の移送動作手順以降に実行される移送動作手順を読み
出すと、駆動制御部25は、読み出したこれらの移送動
作手順に基づいて、対応するパレット昇降駆動部45あ
るいは横行コンベア駆動部47に制御信号を出力する。
これにより、対応する横行コンベア、昇降パレット、地
上パレットの動作が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を二段以上の
多段に収納する機械式駐車装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、地上2段の機械式駐車装置の作
動説明図である。この図において、この機械式駐車装置
101の地上2段目には3体のパレット103a〜10
3cが、地上1段目(入出庫段)にも3体のパレット1
05a〜105cが配設されている。各パレット103
a〜103c,105a〜105cは、車両Cを載置可
能に構成されている。地上2段目のパレット103a〜
103cはそれぞれ独立して地上1段目(入出庫段)ま
で昇降すると共に、横行コンベアを有し、車両Cを横方
向(入出庫方向と交差する方向)移送するように構成さ
れている。地上1段目(入出庫段)の105a〜105
cは横行コンベアを有し、車両Cを横方向(入出庫方向
と交差する方向)移送するように構成されている。
【0003】図5において、地上1段目中央のパレット
105bに入庫した車両Cを地上2段目左側のパレット
103aに移送する場合には、たとえば操作盤上の移送
先パレットを示すボタンと「入庫」のボタンを押すと、
(A)で地上2段目左側のパレット103aが下降し、
(B)で地上2段目左側のパレット103a及び地上1
段目中央のパレット105bの横行コンベアが作動し
て、車両Cを地上1段目中央のパレット105bから下
降した地上2段目左側のパレット103aに移送し、
(C)で地上2段目左側のパレット103aが上昇し、
車両Cが格納される。次いで出庫の際は、出庫する車両
が載置されている地上2段目の103a〜103cの下
方に位置する地上1段目のパレット105a〜105c
が空の状態となるように、地上1段目のパレット105
a〜105cの横行コンベアを作動させて車両Cを移送
し、地上2段目のパレット103a〜103cを地上1
段目まで下降させる。また、入出庫段の車の入出庫はパ
レット105a〜105c及び横行コンベアを作動させ
ることなくそのまま入出庫できる。以下、上述した構成
の機械式駐車装置101を3段以上の場合を含めて、特
に「二・多段式駐車装置」と呼ぶ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、停電(瞬停
を含む。以下同じ)が生じて車両の移送中に機械式駐車
装置(横行コンベアあるいはパレット)が非常停止した
場合、復電しても運転を再開することができないので、
駐車場管理者による通知または自動監視システムの場合
は自動的にサービスセンターに通知が行われ、サービス
員が現場に出向いて手動運転による復旧作業を行うこと
になる。
【0005】しかしながら、機械式駐車装置の復旧のた
めにサービス員が現場に出向いて復旧することは、現場
に到着するまでに時間がかかったり、復旧作業に手間が
かかったりすることがあり、その間は機械式駐車装置を
使用することができず、利用客に迷惑をかけることにな
る。また、手動運転による復旧作業を行う場合、復旧作
業のため操作が煩雑になり、誤操作を招く恐れもある。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、停電から復電したときに迅速且つ簡易に機械式駐車
装置を復旧させることができる機械式駐車装置の制御装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る機械式駐車
装置の制御装置は、地上に位置する入出庫段において並
設された複数のパレットが横行コンベアを有し、入出庫
段の上方段及び/又は下方段において並設された複数の
パレットが入出庫段まで昇降すると共に横行コンベアを
有する機械式駐車装置の制御装置であって、所望の移送
先に車両を移送するための連続する複数の移送動作手順
を決定する移送動作手順決定手段と、移送動作手順決定
手段にて決定された連続する複数の移送動作手順に基づ
いて横行コンベア及び/又はパレットの動作を制御する
駆動制御手段と、移送動作手順決定手段にて決定された
移送動作手順を記憶する移送動作手順記憶手段と、を有
しており、駆動制御手段は、停電から復電したときに
は、移送動作手順記憶手段に記憶されている移送動作手
順に基づいて横行コンベア及び/又はパレットの動作を
制御することを特徴としている。
【0008】本発明に係る機械式駐車装置の制御装置で
は、特に、移送動作手順決定手段にて決定された移送動
作手順を記憶する移送動作手順記憶手段を有し、上述し
た駆動制御手段により、停電から復電したときには、移
送動作手順記憶手段に記憶されている移送動作手順に基
づいて横行コンベア及び/又はパレットの動作が制御さ
れることになる。これにより、復電後に横行コンベア及
び/又はパレットの動作が続行されることになり、停電
から復電したときに迅速且つ簡易に機械式駐車装置を復
旧させることができる。
【0009】本発明に係る機械式駐車装置の制御装置に
おいて、移送動作手順記憶手段は、移送動作手順決定手
段にて決定された連続する複数の移送動作手順のうち実
行中の移送動作手順を記憶することが好ましい。このよ
うに構成した場合、復電後において、停電直前の横行コ
ンベア及び/又はパレットの動作を確実に続行すること
ができる。
【0010】本発明に係る機械式駐車装置の制御装置に
おいて、移送動作手順記憶手段は、移送動作手順決定手
段にて決定された連続する複数の移送動作手順のうち実
行中の移送動作手順以降に実行される移送動作手順を記
憶することが好ましい。このように構成した場合、復電
後において、停電直前の横行コンベア及び/又はパレッ
トの動作を確実に続行することができる。
【0011】また、本発明に係る機械式駐車装置の制御
装置において、使用者により所定の操作部材が操作され
たのを検知する検知手段を更に有し、駆動制御手段は、
停電から復電したときで且つ検知手段が所定の操作部材
が操作されたのを検知した場合に、移送動作手順記憶手
段に記憶されている移送動作手順に基づいて横行コンベ
ア及び/又はパレットの動作を制御することが好まし
い。このように構成した場合、駆動制御手段により、停
電から復電したときで且つ検知手段にて所定の操作部材
の操作が検知された場合に、移送動作手順記憶手段に記
憶されている移送動作手順に基づいて横行コンベア及び
/又はパレットの動作が制御されるので、使用者による
所定の操作部材の操作を待って機械式駐車装置が復旧す
ることになる。これにより、機械式駐車装置の復旧時の
安全性を高めることができる。また、所定の操作部材の
操作という極めて簡単な操作により、横行コンベア及び
/又はパレットの動作を続行させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る機械式駐
車装置の制御装置について図面を参照して説明する。な
お、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素
には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略
する。
【0013】まず、図1に基づいて、本実施形態に係る
機械式駐車装置の構成について説明する。図1は、機械
式駐車装置の概略構成図である。機械式駐車装置1は、
既知の二・多段式駐車装置(本実施形態においては、地
上2段)として構成されている。この機械式駐車装置1
は、枠体としてのフレーム構造物3を有し、このフレー
ム構造物3で囲まれる空間内に複数の駐車室を上下2段
に有している。
【0014】機械式駐車装置1は、地上1段目(入出庫
段)には複数(本実施形態においては、3体)の地上パ
レット11a〜11cが並設されており、地上2段目
(入出庫段の上方段)には複数(本実施形態において
は、3体)の昇降パレット13a〜13cが並設されて
いる。各昇降パレット13a〜13cおよび各地上パレ
ット11a〜11cは、いずれも、個別に、上下変位自
在となっている。各昇降パレット13a〜13cは、地
上1段目まで昇降する。
【0015】各地上パレット11a〜11cの昇降駆動
機構はそれ自体公知のものであり、たとえば、昇降駆動
源として、各地上パレット11a〜11cごとに、左右
一対の地上パレット用油圧アクチュエータ(図示せず)
を前後に備える。また、各昇降パレット13a〜13c
の昇降駆動機構もそれ自体は公知のものであり、たとえ
ば、チェーン及び昇降パレット用駆動モータ等(いずれ
も図示せず)にて構成される。
【0016】各昇降パレット13a〜13c及び各地上
パレット11a〜11cは、互いに上下位置を合わせて
車両Cを搬送する横行コンベア15をそれぞれ備えてい
る。横行コンベア15は、横行コンベア用駆動モータ
(図示せず)により駆動され、車両Cを横方向(入出庫
方向と交差する方向)に移送する。横行コンベア15と
しては、スラットコンベア式、ベルトコンベア式又はロ
ーラーコンベア式等を用いることができる。
【0017】次に、図2に基づいて、本実施形態に係る
機械式駐車装置の制御装置の構成について説明する。図
2は、機械式駐車装置の制御装置の構成図である。
【0018】本実施形態に係る機械式駐車装置の制御装
置は、図2に示すように、機械式駐車装置1全体を制御
するための制御部21を有している。制御部21には、
使用者により操作可能な操作部31が接続されており、
この操作部31は使用者による操作結果を出力信号とし
て制御部21に出力する。
【0019】操作部31は、使用者が通常時において車
両を入出庫させるために操作する入出庫操作部33、停
電から復電したときに機械式駐車装置1を復旧させるた
めに操作する復旧操作部35(所定の操作部材)、電源
スイッチ(図示せず)、非常停止ボタン(図示せず)等
を有している。復旧操作部35は、押しボタンスイッチ
等で構成することができる。なお、入出庫操作部33と
復旧操作部35とを一つの操作部材にて構成し、兼用す
るようにしてもよい。
【0020】制御部21は、たとえばROM及びRAM
を含む制御用CPU(図示せず)等からなる。制御用C
PUは、ROMに記憶された制御プログラムを読み出し
て制御を行うことにより、図2に示されるように、制御
部21が移送動作手順決定部23(移送動作手順決定手
段)、駆動制御部25(駆動制御手段)等を有すること
になる。
【0021】移送動作手順決定部23は、入出庫操作部
33からの出力信号を受けて、所望の移送先に車両を移
送(入庫あるいは出庫)するための連続する複数の移送
動作手順を決定する。
【0022】移送動作手順決定部23の動作について、
図3(A)〜(E)に基づいて説明する。なお、図3
(A)〜(E)は、中央の地上パレット11bに入庫し
た車両Cを左側の昇降パレット13aに移送する場合の
機械式駐車装置1の動作を示すものである。
【0023】移送動作手順決定部23は、所望の移送先
(左側の昇降パレット13a)に車両Cを移送するため
の連続する複数の移送動作手順として、 左側の地上パレット11aの下降動作手順(図3
(A)参照) 左側の昇降パレット13aの下降動作手順(図3
(B)参照) 中央の地上パレット11b及び左側の昇降パレット1
3aの横行コンベア15の動作手順(図3(C)参照) 左側の昇降パレット13aの上昇動作手順(図3
(D)参照) 左側の地上パレット11aの上昇動作手順(図3
(E)参照) の5つの手順を決定する。
【0024】移送動作手順決定部23は、決定した連続
する複数の移送動作手順(たとえば、上述した〜)
を駆動制御部25に送出する。なお、所望の移送先は、
入出庫操作部33を介して使用者が直接的に指示するよ
うにしてもよく、また、移送動作手順決定部23が機械
式駐車装置1の空パレットを認識して決定するようにし
てもよい。
【0025】駆動制御部25は、移送動作手順決定部2
3から送出された複数の移送動作手順を受領し、当該複
数の移送動作手順に基づいて横行コンベア15の動作、
地上パレット11a〜11cの昇降動作、及び/又は昇
降パレット13a〜13cの昇降動作を制御する。
【0026】駆動制御部25には、図2に示されるよう
に、各地上パレット11a〜11c、昇降パレット13
a〜13cの位置を検知するパレット位置検知部41、
車両Cの位置を検知する車両位置検知部43が接続され
ており、パレット位置検知部41及び車両位置検知部4
3からの出力信号が送られている。
【0027】また、駆動制御部25には、図2に示され
るように、各地上パレット11a〜11c、昇降パレッ
ト13a〜13cを昇降駆動するためのパレット昇降駆
動部45(地上パレット用油圧アクチュエータ、昇降パ
レット用駆動モータ等)、横行コンベア15を駆動する
ための横行コンベア駆動部47が接続されており、駆動
制御部25からパレット昇降駆動部45、横行コンベア
駆動部47に対して制御信号が出力される。
【0028】駆動制御部25は、連続した複数の移送動
作手順に基づいて、当該移送動作手順を順番に実行す
る。それぞれの移送動作手順をする際、パレット位置検
知部41及び車両位置検知部43に基づいて、パレット
昇降駆動部45あるいは横行コンベア駆動部47に制御
信号を出力するとともに、次の移送動作手順に移行す
る。
【0029】たとえば、上述した左側の地上パレット
11aの下降動作手順を実行する場合、駆動制御部25
は、左側の地上パレット11aのパレット昇降駆動部4
5に対して左側の地上パレット11aを下降させるため
の制御信号を出力し、左側の地上パレット11aが下降
したことを左側の地上パレット11aの位置を検知する
パレット位置検知部41での検知結果に基づいて認識
し、パレット昇降駆動部45が停止するように制御信号
を出力する。そして、駆動制御部25は、次の移送動作
手順である左側の昇降パレット13aの下降動作手順
に移行して実行する。
【0030】また、上述した左側の昇降パレット13
aの下降動作手順を実行する場合、駆動制御部25は、
左側の昇降パレット13aのパレット昇降駆動部45に
対して左側の昇降パレット13aを下降させるための制
御信号を出力し、左側の昇降パレット13aが下降した
ことを左側の昇降パレット13aの位置を検知するパレ
ット位置検知部41での検知結果に基づいて認識し、パ
レット昇降駆動部45が停止するように制御信号を出力
する。そして、駆動制御部25は、次の移送動作手順で
ある中央の地上パレット11b及び左側の昇降パレッ
ト13aの横行コンベア15の動作手順に移行して実行
する。
【0031】また、上述した中央の地上パレット11
b及び左側の昇降パレット13aの横行コンベア15の
動作手順を実行する場合、駆動制御部25は、中央の地
上パレット11b及び左側の昇降パレット13aの横行
コンベア15の横行コンベア駆動部47に対して車両C
を中央の地上パレット11bから左側の昇降パレット1
3aに移送するように制御信号を出力し、車両Cが左側
の昇降パレット13aに移送されたことを車両位置検知
部43での検知結果に基づいて認識し、横行コンベア駆
動部47が停止するように制御信号を出力する。そし
て、駆動制御部25は、次の移送動作手順である左側
の昇降パレット13aの上昇動作手順に移行して実行す
る。
【0032】また、上述した左側の昇降パレット13
aの上昇動作手順を実行する場合、駆動制御部25は、
左側の昇降パレット13aのパレット昇降駆動部45に
対して左側の昇降パレット13aを上昇させるための制
御信号を出力し、左側の昇降パレット13aが上昇した
ことを左側の昇降パレット13aの位置を検知するパレ
ット位置検知部41での検知結果に基づいて認識し、パ
レット昇降駆動部45が停止するように制御信号を出力
する。そして、駆動制御部25は、次の移送動作手順で
ある左側の地上パレット11aの上昇動作手順に移行
して実行する。
【0033】また、上述した左側の地上パレット11
aの上昇動作手順を実行する場合、駆動制御部25は、
左側の地上パレット11aのパレット昇降駆動部45に
対して左側の地上パレット11aを上昇させるための制
御信号を出力し、左側の地上パレット11aが上昇した
ことを左側の地上パレット11aの位置を検知するパレ
ット位置検知部41での検知結果に基づいて認識し、パ
レット昇降駆動部45が停止するように制御信号を出力
する。これにより、一連の移送動作手順の実行を完了
し、車両Cが所望の移送先である左側の昇降パレット1
3aに移送、格納されることになる。
【0034】なお、車両Cを入庫する場合について説明
したが、車両Cを出庫する場合についても同様に、駆動
制御部25は、移送動作手順決定部23にて決定された
連続した複数の移送動作手順に基づいて、当該移送動作
手順を順番に実行して、パレット昇降駆動部45あるい
は横行コンベア駆動部47に対して制御信号を出力し
て、一連の移送動作手順の実行を完了させる。
【0035】制御部21は、移送動作手順記憶部27
(移送動作手順記憶手段)を有している。この移送動作
手順記憶部27は、停電時などの電源断の状態でも記憶
内容が消えないものであり、たとえばEEPROM等の
メモリを用いることができる。
【0036】この移送動作手順記憶部27は、駆動制御
部25に接続されており、移送動作手順決定部23にて
決定された連続した一連の移送動作手順、及び、駆動制
御部25にて実行中の移送動作手順を記憶可能に構成さ
れている。駆動制御部25は、移送動作手順決定部23
にて決定された連続した一連の移送動作手順、及び、実
行中の移送動作手順を移送動作手順記憶部27に送出
し、移送動作手順記憶部27に記憶させる。なお、移送
動作手順決定部23にて決定された連続した一連の移送
動作手順は、移送動作手順決定部23から移送動作手順
記憶部27に直接送出し、記憶させるようにしてもよ
い。
【0037】駆動制御部25は、停電から復電したとき
には、移送動作手順記憶部27に記憶されている移送動
作手順に基づいて各パレット11a〜11c,13a〜
13cの横行コンベア15の駆動動作、昇降パレット1
3a〜13cの昇降駆動動作、地上パレット11a〜1
1cの昇降駆動動作を制御する。
【0038】続いて、図4に基づいて、駆動制御部25
における復電時の復旧処理について説明する。
【0039】まず、駆動制御部25は、停電から復電し
たか否かを判断する(S401)。停電から復電したと
判断すると(S401にてYES)、駆動制御部25
は、操作部31からの出力信号に基づいて復旧操作部3
5(所定の操作部材)が操作されたか否かを判断する
(S403)。ここで、駆動制御部25は、復旧操作部
35が操作されたのを検知する検知手段として機能す
る。
【0040】復旧操作部35が操作されたと判断すると
(S403にてYES)、駆動制御部25は、移送動作
手順記憶部27に記憶されている実行中の移送動作手順
を読み出す(S405)。実行中の移送動作手順は、停
電時に実行していた移送動作手順である。続いて、駆動
制御部25は、移送動作手順記憶部27から読み出した
実行中の移送動作手順以降に実行される移送動作手順を
読み出す(S407)。
【0041】移送動作手順記憶部27に記憶されている
実行中の移送動作手順、及び、当該実行中の移送動作手
順以降に実行される移送動作手順を読み出すと、駆動制
御部25は、読み出したこれらの移送動作手順に基づい
て、上述したようにして対応するパレット昇降駆動部4
5あるいは横行コンベア駆動部47に制御信号を出力す
る(S409)。これにより、対応する横行コンベア1
5、昇降パレット13a〜13c、地上パレット11a
〜11cの動作が制御されることになる。なお、移送動
作手順記憶部27に記憶されている情報(移送動作手
順)は、駆動制御部25からの出力信号等に基づいて、
連続する複数の移送動作手順の実行が完了、すなわち車
両Cの移送が完了したときに、記憶解除(消去、あるい
は上書き可能)とされる。
【0042】なお、駆動制御部25にて実行中の移送動
作手順を移送動作手順記憶部27に記憶するようにして
いるが、必ずしも移送動作手順記憶部27に記憶させる
必要はない。たとえば、復電したときに、駆動制御部2
5が、パレット位置検知部41及び車両位置検知部43
からの出力信号に基づいて、昇降パレット13a〜13
c、地上パレット11a〜11c、車両Cの位置を認識
し、この認識結果に基づいて複数の移送動作手順のうち
どの移送動作手順を実行中であったのかを判断するよう
にしてもよい。
【0043】以上のように、本実施形態においては、移
送動作手順決定部23にて決定された移送動作手順を記
憶する移送動作手順記憶部27を有し、駆動制御部25
により、停電から復電したときには、移送動作手順記憶
部27に記憶されている移送動作手順に基づいて横行コ
ンベア15、昇降パレット13a〜13c、及び/又は
地上パレット11a〜11cの動作が制御されることに
なる。これにより、復電後に横行コンベア15、昇降パ
レット13a〜13c、及び/又は地上パレット11a
〜11cの動作が続行されることになり、停電から復電
したときに迅速且つ簡易に機械式駐車装置1を復旧させ
ることができる。
【0044】また、本実施形態においては、移送動作手
順記憶部27は、移送動作手順決定部23にて決定され
た連続する複数の移送動作手順のうち実行中の移送動作
手順を記憶している。これにより、復電後において、停
電直前の横行コンベア15、昇降パレット13a〜13
c、及び/又は地上パレット11a〜11cの動作を確
実且つより一層迅速に続行することができる。
【0045】また、本実施形態においては、移送動作手
順記憶部27は、移送動作手順決定部23にて決定され
た連続する複数の移送動作手順のうち実行中の移送動作
手順以降に実行される移送動作手順を記憶している。こ
れにより、復電後において、停電直前の横行コンベア1
5、昇降パレット13a〜13c、及び/又は地上パレ
ット11a〜11cの動作を確実且つより一層迅速に続
行することができる。
【0046】また、本実施形態においては、駆動制御部
25は、停電から復電したときで且つ復旧操作部35
(所定の操作部材)が操作された場合に、移送動作手順
記憶部27に記憶されている移送動作手順に基づいて横
行コンベア15、昇降パレット13a〜13c、及び/
又は地上パレット11a〜11cの動作を制御する。こ
のように、駆動制御部25により、停電から復電したと
きで且つ復旧操作部35が操作された場合に、移送動作
手順記憶部27に記憶されている移送動作手順に基づい
て横行コンベア15、昇降パレット13a〜13c、及
び/又は地上パレット11a〜11cの動作が制御され
ることで、使用者による復旧操作部35の操作を待って
機械式駐車装置1が復旧することになる。これにより、
機械式駐車装置1の復旧時の安全性を高めることができ
る。また、復旧操作部35の操作という極めて簡単な操
作により、横行コンベア15、昇降パレット13a〜1
3c、及び/又は地上パレット11a〜11cの動作を
続行させることができる。
【0047】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではない。たとえば、機械式駐車装置1(二・多段
式駐車装置)の段数、各段において並設される地上パレ
ット11a〜11c、昇降パレット13a〜13cの数
等は適宜変更可能である。また、機械式駐車装置1(二
・多段式駐車装置)は、昇降パレット13a〜13cを
地下に並設するように構成してもよい。また、制御部2
1は、移送動作手順決定部23等としてシーケンサーを
含んで構成するようにしてもよい。
【0048】また、移送動作手順記憶部27には、移送
動作手順決定部23にて決定された連続する複数の移送
動作手順のすべてを記憶する必要はなく、たとえば、移
送動作手順決定部23にて決定された連続する複数の移
送動作手順のうち実行中の移送動作手順と、当該実行中
の移送動作手順以降に実行される移送動作手順を記憶す
るように構成してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、停電から復電したときに安全且つ簡易に機械式
駐車装置を復旧させることができる機械式駐車装置の制
御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る機械式駐車装置の概略
構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る機械式駐車装置の制御
装置の構成図である。
【図3】(A)〜(E)は、連続した複数の移送動作手
順の一例を説明するための図である。
【図4】本発明の実施形態に係る機械式駐車装置の制御
装置に含まれる、駆動制御部の復旧処理動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図5】(A)〜(C)は、地上2段の機械式駐車装置
の作動説明図である。
【符号の説明】
1…機械式駐車装置、11a〜11c…地上パレット、
13a〜13c…昇降パレット、15…横行コンベア、
21…制御部、23…移送動作手順決定部、25…駆動
制御部、27…移送動作手順記憶部、31…操作部、3
3…入出庫操作部、35…復旧操作部、41…パレット
位置検知部、43…車両位置検知部、45…パレット昇
降駆動部、47…横行コンベア駆動部、C…車両。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上に位置する入出庫段において並設さ
    れた複数のパレットが横行コンベアを有し、前記入出庫
    段の上方段及び/又は下方段において並設された複数の
    パレットが前記入出庫段まで昇降すると共に横行コンベ
    アを有する機械式駐車装置の制御装置であって、 所望の移送先に前記車両を移送するための連続する複数
    の移送動作手順を決定する移送動作手順決定手段と、 前記移送動作手順決定手段にて決定された前記連続する
    複数の移送動作手順に基づいて前記横行コンベア及び/
    又は前記パレットの動作を制御する駆動制御手段と、 前記移送動作手順決定手段にて決定された前記移送動作
    手順を記憶する移送動作手順記憶手段と、を有してお
    り、 前記駆動制御手段は、停電から復電したときには、前記
    移送動作手順記憶手段に記憶されている前記移送動作手
    順に基づいて前記横行コンベア及び/又は前記パレット
    の動作を制御することを特徴とする機械式駐車装置の制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記移送動作手順記憶手段は、前記移送
    動作手順決定手段にて決定された前記連続する複数の移
    送動作手順のうち実行中の移送動作手順を記憶すること
    を特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置の制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記移送動作手順記憶手段は、前記移送
    動作手順決定手段にて決定された前記連続する複数の移
    送動作手順のうち前記実行中の移送動作手順以降に実行
    される移送動作手順を記憶することを特徴とする請求項
    2に記載の機械式駐車装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 使用者により所定の操作部材が操作され
    たのを検知する検知手段を更に有し、 前記駆動制御手段は、停電後の復電時で且つ前記検知手
    段が前記所定の操作部材が操作されたのを検知した場合
    に、前記移送動作手順記憶手段に記憶されている前記移
    送動作手順に基づいて前記横行コンベア及び/又は前記
    パレットの動作を制御することを特徴とする請求項1〜
    請求項3のいずれか一項に記載の機械式駐車装置の制御
    装置。
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