JP2003119862A - 台所流し台の排水口用蓋 - Google Patents

台所流し台の排水口用蓋

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JP2003119862A
JP2003119862A JP2001320539A JP2001320539A JP2003119862A JP 2003119862 A JP2003119862 A JP 2003119862A JP 2001320539 A JP2001320539 A JP 2001320539A JP 2001320539 A JP2001320539 A JP 2001320539A JP 2003119862 A JP2003119862 A JP 2003119862A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水機能及び、ゴミ収納部へのゴミの流入を
保持し、内部のゴミを外部から視覚されないようにで
き、運搬時等の取扱を容易にすることができ、また、ヌ
メリ取り用固形薬剤の使用量の減少を図りヌメリの発生
を効果的に抑制し得る台所流し台排水口用蓋を提供する
こと。 【解決手段】 ゴミ収納部が設けられる排水口に嵌合さ
れる周縁部11と、排水機能を有する中央部12とが備
えられる円板形状の台所流し台Sの排水口用蓋であっ
て、前記中央部には、略水平に配置される板状の平板部
13と、該平板部より下方に湾曲し前記平板部との間に
垂直方向の開口15を形成する湾曲部14とが設けら
れ、該湾曲部には凸部、平板部には凸部に係合する凹部
を設け、これらを係止して湾曲部を着脱自在としたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所流し台の排水
口部分にゴミ収納部を有し、排水と共に流出した料理材
料クズ等の生ゴミをゴミ収納部で捕集し、一定量のゴミ
がたまった際に廃棄するタイプの流し台に設置される台
所流し台の排水口用蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、台所流し台の排水口を大型化し、
ゴミ取りカゴを設置し、排水とともに流出した料理材料
クズ等の生ゴミをゴミ取りカゴで捕集し、一定量のゴミ
がたまった際に廃棄するタイプの流し台には、排水口に
着脱自在に嵌合・載置することができる菊割れゴム蓋が
一般的に用いられている。この種の排水口用菊割れゴム
蓋は、図6(上面斜視図)、図7(下面斜視図)に示す
ように、円板形状であって、台所流し台の排水口に嵌合
される周縁部1と、円板形状の中心から放射状に設けら
れる切込み2aにより形成される複数の舌状片2と、周
縁部1から舌状片2の先端にかけて先細形状に延設され
た補強部3とからなり、その中央部分が菊割れ形状に構
成されている。この菊割れゴム蓋の舌状片2は長期間使
用すると、温水等の影響で、図8に示すように舌状片2
の先端部が疲労、変形し、内部のゴミ等が見えるように
なってしまった。しかし、かかる舌状片2の厚さを増し
たり、強度を大きくすると、ゴミがゴミ取り籠内に流入
しないという不具合が生じていた。また、舌状片2の変
形を防止するために、上記のように、舌状片2の下部に
補強部3が設けられているが、かかる従来の補強部3
は、周縁部1から舌状片2の先端にかけて先細形状に延
設されており、舌状片2の根元が強く先端が弱くなって
いるため、その先端部が大きく変形し、かつ変形が固定
してしまい、内部のゴミが見えてしまうという欠点があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、排水
口に着脱自在に嵌合・載置することができる台所流し台
の円板形状の蓋において、排水機能を保持し、長期間の
使用や、熱による変形を防止すると共に、変形に伴うゴ
ミ収納部内のゴミが外部から視覚される状態となること
を防止し、しかも運搬時等の取扱いが容易な台所流し台
の排水口用蓋を提供することにある。また、本発明の課
題は、安全性に優れた固形のヌメリ取り用固形薬剤を適
度に排水に溶解させ、溶解液を排水口蓋や排水管壁面等
にヌメリ発生面全面に亘って供給し、適切にヌメリの発
生を抑制することができる台所流し台の排水口用蓋を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、排水機能
を保持した上、舌状片の変形を防止し、収納したゴミを
外部から視覚されないようにし、更に、運搬時等の取扱
を容易にするという課題を解決するために鋭意検討した
結果、円板形状の中央部の一部を略水平に配置される板
状の平板部とし、平板部以外の部分を平板部より下方に
湾曲し、平板部との間に垂直方向の開口を形成するよう
に湾曲部を設けることにより、排水機能及び、ゴミ収納
部へのゴミの流入を保持し、内部のゴミを外部から視覚
されないようにでき、更に、湾曲部を着脱自在に設ける
ことにより、運搬時等の取扱を容易にすることができる
ことを見い出し、本発明を完成するに至った。また、周
縁部にヌメリ取り用固形薬剤を収納し、ヌメリ発生面の
全面に亘って、ヌメリ取り用固形薬剤を溶解した排水を
供給できるように適切な排水量の流入、流出を可能とし
たヌメリ取り用固形薬剤容器を着脱自在に配置すること
により、ヌメリ取り用固形薬剤の使用量を最少限としヌ
メリの発生を抑制し得ることを見い出し、本発明を完成
するに至った。
【0005】すなわち本発明は、ゴミ収納部が設けられ
る排水口に嵌合される周縁部と、排水機能を有する中央
部とが備えられた円板形状の台所流し台の排水口用蓋で
あって、前記中央部には、略水平に配置される板状の平
板部と、該平板部より下方に湾曲し前記平板部との間に
垂直方向の開口を形成する湾曲部とが設けられ、該湾曲
部は着脱自在に設けられてなることを特徴とする台所流
し台の排水口用蓋(請求項1)や、前記中央部を構成す
る前記平板部と、前記湾曲部とがそれぞれ円板形状の半
面に設けられたことを特徴とする請求項1記載の台所流
し台の排水口用蓋(請求項2)や、前記周縁部には、ヌ
メリ取り用の固形薬剤が収納された固形薬剤容器が備え
られ、該固形薬剤容器に、ヌメリ発生面の全面に亘って
前記固形薬剤を溶解した排水が供給されるように排水の
一部を流入出させる排水流入孔及び排水流出孔が設けら
れたことを特徴とする請求項1又は2いずれか記載の台
所流し台の排水口用蓋(請求項3)や、前記固形薬剤容
器が着脱自在に設けられたことを特徴とする請求項3記
載の台所流し台の排水口用蓋(請求項4)に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の台所流し台排水口用蓋
は、ゴミ収納部が設けられる排水口に嵌合される周縁部
と、排水機能を有する中央部とが備えられる円板形状の
台所流し台の排水口用蓋であって、前記中央部には、略
水平に配置される板状の平板部と、該平板部より下方に
湾曲し前記平板部との間に垂直方向の開口を形成する湾
曲部とが設けられ、該湾曲部は着脱自在に設けられてな
るものであれば、特に限定されるものではなく、例え
ば、平板部が中央部の円板形状に占める割合として、1
/3〜2/3等、平板部と、湾曲部とで形成される開口
を、排水と共にゴミを流出させることができる大きさと
することができる範囲において、適宜選択可能である
が、中央部を構成する平板部と、湾曲部とがそれぞれ円
板形状の半面に設けられたものが好ましく、湾曲部は、
中央部の中心から放射状に切込みが設けられることによ
り形成される複数の舌状片が設けられたものであっても
よい。
【0007】また、本発明の台所流し台排水口用蓋は、
周縁部には、ヌメリ取り用固形薬剤が収納された固形薬
剤容器が備えられ、該固形薬剤容器に、ヌメリ発生面の
全面に亘って固形薬剤を溶解した排水が供給されるよう
に排水の一部を流入させる排水流入孔及び流入した排水
を流出させる排水流出孔が設けられ、固形薬剤容器が着
脱自在に設けられたものが好ましい。
【0008】本発明の台所流し台排水口用蓋によれば、
排水機能を有する中央部の円板形状の一部には、板状の
平板部を略水平に設け、他の部分には、平板部より下方
に湾曲した湾曲部を設けることにより、平板部と、湾曲
部との間に垂直方向に開口が形成される。この開口によ
り、排水機能を確保し、この開口からゴミの収納部への
ゴミの流入を可能とする一方で、開口が垂直方向に形成
されるため、ゴミ収納部の内部のゴミが上方向から視覚
されないようにできる。更に、周縁部に、ヌメリ取り用
の固形薬剤を収納する固形薬剤容器を配置し、ヌメリ発
生面にヌメリ取り用固形薬剤を溶解した排水を供給でき
るように、固形薬剤容器内へ適切な量の排水の流入、流
出を可能としたことにより、固形薬剤の使用量を軽減し
長期に亘ってヌメリの発生を防止することができ、更
に、ヌメリ取り用の固形薬剤が消費された場合、固形薬
剤容器を交換するか、あるいは、ヌメリ取り用の固形薬
剤を充填することにより、環境保護を図りヌメリ防除効
果を長時間継続して得ることができる。
【0009】
【実施例】本発明の台所流し台排水口用蓋の好ましい実
施の態様を、図面を参照して説明する。但し、本発明の
技術的範囲はこれらに限定されるものではない。図1に
示すように、本発明の台所流し台排水口用蓋は、台所流
し台Sに設けられる排水口Pの円板形状を有する蓋であ
り、排水口Pに配設される凹部P1に係止され、排水口
Pに嵌合される周縁部11と、凹部P1に懸架されるゴ
ミ収納部10上に配置され、排水機能を有する中央部1
2とで構成される。
【0010】本発明の台所流し台排水口用蓋の中央部1
2には、一部に、例えば半面に設けられる半円の板状の
平板部13と、残りの部分には平板部13より下方へ湾
曲した湾曲部14とが設けられる。平板部13は略水平
に配置され、中央部12の円板形状に占める割合として
1/3〜2/3等適宜選択して設けられるが、中央部1
2を構成する平板部13と、湾曲部14とがそれぞれ円
板形状の半面に設けられたものが、その間に形成される
開口の大きさを確保できる観点から好ましく、排水口用
蓋の全面に亘って舌状片を設けたものと比較して、熱、
疲労等による下方への変形を著しく防止することができ
る。
【0011】本発明の台所流し台排水口用蓋の湾曲部1
4は中央部12に平板部13が設けられる部分の他の部
分に設けられ、平板部13より下方に湾曲した形状を有
し、平板部13との間に垂直方向の開口15が形成さ
れ、排水と共にゴミをゴミ収納部10へ排出可能とし、
この開口15を通過したゴミはゴミ収納部10に捕集さ
れ、排水はゴミ収納部10に設けられる多数の孔10a
から図示しない配水管へ流出されるようになっている。
ゴミ収納部10に収納されたゴミは開口15が垂直方向
に形成されているため、上方から視覚されにくいように
なっている。開口15は、台所流し台排水口用蓋の一部
が排水機能やゴミの通過機能を有しない平板部13が設
けられたものであっても、充分な排水機能、及びゴミ通
過機能を奏するように、湾曲部14の最下部の部分と平
板部13間で15〜50mmの範囲であればよく、20
〜40mm程度が好ましい。尚、湾曲部14には、多量
の排水を可能とし、大きいゴミを通過させるため、中央
部12の中央から放射状に複数の切込みを設け、複数
の、例えば3〜6の舌状片(図示せず)が形成されたも
のであってもよい。舌状片は、中央部12の中央へ向か
って下方へ傾斜した構造となるため、変形が生じにく
く、変形が生じた場合であっても、ゴミ収納部10内の
ゴミが視覚されにくくすることができる。
【0012】このような本発明の台所流し台排水口用蓋
の湾曲部14は、図3に示すように、台所流し台排水口
用蓋に着脱自在に設けられる。着脱自在とするため、中
央部12の周囲に凹部12aが設けられ、湾曲部14の
外周部に中央部12の凹部12aに係合される凸部14
aが設けられ、この凸部14aを凹部12aに係合さ
せ、湾曲部14を台所流し台排水口用蓋に装着すること
ができるようになっている。これらの凸部14a、凹部
12aは湾曲部14が中央部12に装着される全周に亘
ってそれぞれ線状に設けられるものであってもよいが、
複数箇所に設けられる突起と、この突起を係合する孔と
したものであってもよい。
【0013】更に、本発明の台所流し台排水口用蓋の周
縁部11には、ヌメリ取り用固形薬剤16aが収納され
る円環形状の固形薬剤容器16が備えられる。固形薬剤
容器16には、一定間隔で複数箇所、例えば、6箇所
に、周縁部11の上面及び側面に亘って設けられる排水
流入窓17に一致した位置に排水の一部を取り入れる排
水流入孔18が設けられる。排水流入孔18は、固形薬
剤容器16内へのゴミの流入を防止するため、幅0.5
〜4mm、好ましくは、0.5〜3mm、特に、1〜2
mmの幅を有するものが好ましく、長さは幅に合わせ
て、その幅より長く適宜設定すればよいが、上面、側面
あわせて全長2mm以上、好ましくは5mm以上あるこ
とが望ましく、排水の流入量を確保するため、1箇所に
複数、例えば4〜6個を設けることができる。尚、固形
薬剤容器16内へゴミの流入を防止するためには、排水
流入孔の幅を狭くし複数を設ける他、排水流入孔が親水
性の不織布で形成されたものや、網目構造を有するもの
であってもよい。
【0014】本発明の固形薬剤容器16の側面及び底面
には、一定間隔で排水流出孔19が設けられ、排水流入
孔18から流入しヌメリ取り用固形薬剤16aを溶解し
た排水が、ヌメリ発生面全面に亘って適切な量が供給さ
れるように、その大きさ、数は適宜選択され、液量が調
製されて排出されるようになっている。
【0015】更に、本発明の台所流し台排水口用蓋に
は、固形薬剤容器16を周縁部11に装着する装着手段
が設けられる。装着手段としては、周縁部11の下部に
延設してゴム等の弾性体で形成される弾性片(図示せ
ず)等を設け、ゴムの弾性力を利用して、固形薬剤容器
16を嵌入させるもの等、いずれのものであってもよい
が、固形薬剤容器16の内側側面に、一定間隔で設けら
れる複数の突起20を、周縁部11に設けられる係止孔
21に挿入させることにより、周縁部11に設けられる
排水流入窓17と固形薬剤容器16に設けられる排水流
入孔18との位置合わせ機構を兼備したものであるもの
が好ましい。更に、固形薬剤容器16は、位置合わせ機
構が設けられたものであってもよく、位置合わせ機構と
して、図5に示すように、固形薬剤容器16の一部に凸
又は凹部22が設けられ、周縁部11の一部にこれと対
応する凹又は凸部23が設けられたものであってもよ
い。
【0016】また、本発明の台所流し台排水口用蓋に
は、使用する台所流し台の機種に応じて排水口に嵌合さ
せる嵌合手段が設けられる。嵌合手段としては、排水口
Pの径に合わせて切り離し可能に鍔状部24が周縁部1
1の外周に設けられ、必要に応じて切り離すことによ
り、各種大きさの排水口に対応させることができる。更
に、切り離しを容易とするため、切り離し可能な同心円
状の複数のV字型溝(図示せず)が設けられ、手で引き
裂くことにより容易に切り離すことができる構造とする
こともできる。また、周縁部11にリング状のアタッチ
メントを装着して大口径の排水口に周縁部の径の大きさ
を一致させることも可能である。
【0017】このような本発明の台所流し台排水口用蓋
の材質は特に制限されるものではなく、ゴム製、プラス
チック製等いずれの材質であってもよく、ゴム製、プラ
スチック製の場合は、一体成型とできるため好適であ
り、また、変形が生じやすい舌状体を設けない構造を有
するため、疲労、変形を回避することができ、加工が容
易な軟質のプラスチックも好適に適用することができ
る。また、固形薬剤容器には抗菌処理が施されたものを
用いることもでき、2−ピリジンチオール−1−オキシ
ド亜鉛等の抗菌剤を材質の一部として含有させたり、表
面をコーティング処理したものも適用することができ
る。更に、固形薬剤容器や台所流し台排水口用蓋の材質
や形状に応じて、固形薬剤容器に親水処理や撥水処理を
施すこともできる。親水処理や撥水処理は、例えば、固
形薬剤容器に親水性又は撥水性の樹脂材料を用いたり、
固形薬剤容器の樹脂に親水性又は撥水性の界面活性剤を
練り込んだ材料を用いたり、あるいは固形薬剤容器の表
面に親水性又は撥水性のコーティング剤、塗料を塗布す
ることにより行うことができる。
【0018】本発明の台所流し台排水口用蓋に使用され
るヌメリ取り用固形薬剤としては、殺菌剤、抗菌剤、防
黴剤を含むものであり、殺菌剤、抗菌剤、防黴剤として
は、塩素系酸化剤、過酸化物、ヨウ素系殺菌剤、亜硫酸
塩抗菌剤等いずれのものであってもよいが、刺激性のガ
スを発生せず人体に安全であり、殺菌力があり充分なヌ
メリ取り効果が得られ、皮膚刺激性がなく、水に容易に
溶解して薬用効果が持続されるものが好ましい。このよ
うな殺菌剤、抗菌剤、防黴剤としては、例えば、塩素系
酸化剤としては、ジクロロジメチルヒダントイン、ブロ
モクロルジメチルヒダントイン、ジクロルイソシアヌル
酸ナトリウム及びトリクロルイソシアヌル酸、次亜塩素
酸カルシウム等を例示することができ、また、塩素系酸
化剤以外の薬剤としては、過炭素ナトリウム、過硫酸カ
リウム、過ほう酸ナトリウム、オルトフェニルフェノー
ル、ジフェニル、2−イソプロピル−5−メチルフェノ
ール、パラクロロメタキシレノール、パラヒドロキシ安
息香酸n−ブチル、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼ
トニウム、塩酸クロルへキシジン、グルコン酸クロルヘ
キシジン、メチレンビスチオシアネート、2−ピリジン
チオール−1−オキシド、2−ピリジンチオール−1−
オキシド亜鉛、2−ピリジンチオール−1−オキシドナ
トリウム、N,N′−ヘキサメチレンビス(4−カルバ
モイル−1−デシルピリジニウムブロマイド)、4,
4′−(テトラメチレンジアミノ)ビス(1−デシルピ
リジニウムブロマイド)、2−ブロモ−2−ニトロプロ
パン−1,3−ジオール等を例示することができる。ま
た、2,3,3−トリヨードアリルアルコール類、2,
3,3−トリヨードアリルエーテル類等の有機ヨード系
抗菌剤も抗菌スペクトルが広く、人体に安全な点で好適
である。
【0019】更に、本発明のヌメリ取り用の固形薬剤と
して、殺菌剤、抗菌剤、防黴剤等をゲスト化合物とし、
ゲスト化合物と共に結晶性錯体を形成する多分子系ホス
ト化合物とからなる包接化合物は、殺菌剤、抗菌剤、又
は防黴剤を経時に従って放出し、ヌメリ防除作用を持続
して得ることができるため、好適に使用することができ
る。包接化合物のゲスト化合物に適用される殺菌剤、防
黴剤又は抗菌剤としては、例えば、5−クロロ−2−メ
チル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4
−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−3−
n−オクチル−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベ
ンズイソチアゾリン−3−オン、2−メトキシカルボニ
ルベンズイミダゾール、2,3,5,6−テトラクロロ
−4−メタンスルホニルピリジン、2−チオシアノメチ
ベンゾチアゾール、2,2−ジチオ−ビス−(ピリジン
−1−オキサイド)、3,3,4,4−テトラハイドロ
チオフェン−1,1−ジオキサイド、4,5−ジクロロ
−1,2−ジチオラン−3−オン、5−クロロ−4−フ
ェニル−1,2−ジチオラン−3−オン、N−メチルピ
ロリドン、フェニル−(2−シアノ−2−クロロビニ
ル)スルホン、メチレンビスチオシアネート、2−ブロ
モ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、2,2−
ジブロモ−2−エタノール、2−ブロモ−4′−ヒドロ
キシアセトフェノン、ジブロモニトリルプロピオンアミ
ド、2−ブロモ−2−ブロモメチルグルタルニトリル等
を、また天然製油類としては、例えば、シネオール、ヒ
ノキチオール、メントール、テルピネオール、チモール
等を例示することができる。多分子系ホスト化合物とし
ては、例えば、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス
(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン等の
テトラキスフェノ−ル類、1,1,6,6−テトラフェ
ニル−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオール、1,
6−ビス(2−クロロフェニル)−1,6−ジフェニル
ヘキサン−2,4−ジイン−1,6−ジオール等を例示
することができる。
【0020】本発明の固形薬剤には、これらの抗菌剤、
防黴剤、抗菌剤が排水と接触した際必要以上に薬剤が溶
解されて流出することを防止し、適度な速度で接触した
排水に溶解させるため、配合物と混合して加圧成形、加
熱溶融混合、混練り押し出し成形等の公知の方法により
適当な大きさに成形することができる。配合物として
は、各種公知の賦形剤、溶解調整剤、結合剤、滑沢剤、
界面活性剤、腐食防止剤等を例示することができる。特
に界面活性剤は溶解液がヌメリ発生壁面に拡散され、か
つ蓋や容器が油で汚れることを防止するのに有効であ
る。界面活性剤としては、アルキルアルカノールアミド
類、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ラウリル硫
酸ナトリウム等を例示することができ、これら界面活性
剤は全固形薬剤重量に対して0.5〜10重量%の割合
で使用することができる。
【0021】賦形剤、結合剤、溶解調整剤としては、例
えば、燐酸水素カルシウム2水和物、燐酸3カルシウム
無水物、燐酸水素マグネシウム3水和物、燐酸水素マグ
ネシウム8水和物、クエン酸カルシウム4水和物、硫酸
カルシウム0.5水和物、アセト酢酸アニリド、アセト
酢酸−o−トルイダイド、アセト酢酸−p−トルイダイ
ド、アセト酢酸−o−アニシダイド、乳糖、ヒドロキシ
プロピルセルロース、アラビアゴム(粉末)、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、デキストリン、
14〜C24の飽和脂肪酸類等を例示することができ、こ
れらのものは加圧成形性を向上することができ、また、
各種洗剤等が混入しても反応して有毒ガス等が発生する
ことが無いので好ましく、これら賦形剤や結合剤、溶解
調整剤は全固形薬剤重量に対して1〜99重量%の割合
で添加することができる。また、滑沢剤としては、例え
ば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウ
ム、ショ糖脂肪酸エステル、安息香酸ナトリウム、シリ
カ、タルク、ワックス類等を例示することができ、これ
ら滑沢剤は全固形薬剤重量に対して0.01〜10重量
%の割合で使用することができる。更に、腐食防止剤と
しては、アルキルチオ尿素系やトリアゾール系化合物を
例示することができ、これらを使用すると配管などの金
属部分の腐食を抑制することができる。
【0022】本発明の固形薬剤を製造するには、上記の
殺菌剤、抗菌剤、防黴剤、賦形剤、結合剤、溶解調整
剤、界面活性剤、滑沢剤、防腐剤等に、適宜配合物を添
加して加熱溶融混合や、混練り押し出し成形し、球状、
錠剤状、円柱状、直方体状、角錐状、ドーナツ状等、い
ずれの形態にも形成することができる。
【0023】このような本発明の台所流し台排水口用蓋
は、ヌメリ取り用の固形薬剤16aを収納した固形薬剤
容器16を、内側側面に設けられる突起20を周縁部1
1の係止孔21に挿入して位置決めをして周縁部11に
装着し、台所流し台Sの排水口Pに配設される凹部P1
に周縁部11を係合させ、排水口Pに嵌合させる。ゴミ
が混入した排水が流されると、平板部13と、湾曲部1
4により形成される開口15からゴミはゴミ収納部10
に捕集され、排水の大部分は配管へ排水され、一部が排
水流入孔18から固形薬剤容器16に流入される。固形
薬剤容器16に流入された排水はヌメリ取り用の固形薬
剤16aを溶解し、排水流出孔19から排出される。固
形薬剤16aを溶解した排水はヌメリ発生面に均等に接
触して排出されるため、ヌメリの発生を抑制することが
できる。平板部13、湾曲部14は耐久性を有し、熱、
疲労による変形が生じにくく、また、開口が垂直方向で
あるため、ゴミ収納部10に捕集されたゴミは視覚され
にくい。また、固形薬剤16aが消費された場合は、固
形薬剤容器16を周縁部11から取り外し、固形薬剤1
6aを充填するか、あるいは固形薬剤16aが充填され
た固形薬剤容器16と交換して装着することにより、ヌ
メリ防除効果を継続して得ることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の台所流し台排水口用蓋によれ
ば、円板形状の蓋を、平板部と、平板部より下方に湾曲
した湾曲部とで構成し、平板部と、湾曲部と間に形成さ
れる開口を設けたため、多量の排水機能を有しゴミの収
納部へのゴミの流入を可能とする一方で、内部のゴミを
外部から視覚されないようにできる。また、湾曲部を着
脱自在としたため、搬送時において、湾曲部を取り外し
別個に搬送しても、また、平板部上に配置して個別包装
して搬送しても、いずれの場合も省スペース化を図り減
容して搬送することができ、取り扱いが容易である。更
に、周縁部にヌメリ防除剤を収納し、排水の適切な流
入、流出を可能としたヌメリ防除剤収納容器を配置する
ことにより、環境保護を図ってヌメリの発生を抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の台所流し台排水口用蓋の一実施例を示
す断面図である。
【図2】本発明の台所流し台排水口用蓋の一実施例を示
す斜視図である。
【図3】本発明の台所流し台排水口用蓋の一実施例を示
す斜視図である。
【図4】本発明の台所流し台排水口用蓋の一実施例を示
す一部切欠き斜視図である。
【図5】本発明の台所流し台排水口用蓋の一実施例を示
す一部切欠き斜視図である。
【図6】従来例を示す上面斜視図である。
【図7】従来例を示す下面斜視図である。
【図8】従来例の変形を示す説明図である。
【符号の説明】
10……ゴミ収納部 11……周縁部 12……中央部 13……平板部 14……湾曲部 15……開口 16……固形薬剤容器 16a……固形薬剤 18……排水流入孔 19……排水流出孔 P……排水口 P1……凹部 S……台所流し台
フロントページの続き Fターム(参考) 2D061 BA04 BB03 BC13 DA03 DD13 DE10 4H011 AA02 AA03 BA01 BB07 BB08 BB09 BB10 BC06 BC08 BC18 BC19 DA02 DA03 DC05 DC06 DD05 DH02 DH10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミ収納部が設けられる排水口に嵌合さ
    れる周縁部と、排水機能を有する中央部とが備えられた
    円板形状の台所流し台の排水口用蓋であって、前記中央
    部には、略水平に配置される板状の平板部と、該平板部
    より下方に湾曲し前記平板部との間に垂直方向の開口を
    形成する湾曲部とが設けられ、該湾曲部は着脱自在に設
    けられてなることを特徴とする台所流し台の排水口用
    蓋。
  2. 【請求項2】 前記中央部を構成する前記平板部と、前
    記湾曲部とがそれぞれ円板形状の半面に設けられたこと
    を特徴とする請求項1記載の台所流し台の排水口用蓋。
  3. 【請求項3】 前記周縁部には、ヌメリ取り用の固形薬
    剤が収納された固形薬剤容器が備えられ、該固形薬剤容
    器に、ヌメリ発生面の全面に亘って前記固形薬剤を溶解
    した排水が供給されるように排水の一部を流入出させる
    排水流入孔及び排水流出孔が設けられたことを特徴とす
    る請求項1又は2いずれか記載の台所流し台の排水口用
    蓋。
  4. 【請求項4】 前記固形薬剤容器が着脱自在に設けられ
    たことを特徴とする請求項3記載の台所流し台の排水口
    用蓋。
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