JP2003117929A - 樹脂成形体の成形法 - Google Patents

樹脂成形体の成形法

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JP2003117929A
JP2003117929A JP2001320243A JP2001320243A JP2003117929A JP 2003117929 A JP2003117929 A JP 2003117929A JP 2001320243 A JP2001320243 A JP 2001320243A JP 2001320243 A JP2001320243 A JP 2001320243A JP 2003117929 A JP2003117929 A JP 2003117929A
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JP
Japan
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resin
resin molded
mold
molding
cavity
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JP2001320243A
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English (en)
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Yukihiro Hosoda
幸宏 細田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は防水パンの交換の要請に対処した防水
パンの成形法を提供するものであり、防水パンを交換す
ることなく、その表面の形状や模様を変更する成形技術
を提供するものである。 【解決手段】ガラス繊維材に樹脂を含浸させ、これを架
橋することによって得られた樹脂成形体の表面に当該モ
ールド内にガラス繊維材からなるコアマットを樹脂成形
体の表面に敷設し、所定の表面パターンを備えた厚みの
薄いキャビティを持つモールドを前記コアマットを内包
しつつセットし、次いでキャビティ内を減圧し、更に流
動化した樹脂材料を充填し、これを架橋させて所定の表
面パターンを備えた樹脂層を形成したことを特徴とする
樹脂成形体の成形法。1‥既存の防水パン、2‥コアマ
ット、3‥モールド、3a‥パターン、3b‥キャビテ
ィ、3c‥空気排出口、3d‥樹脂注入口、4‥シール
材、5‥充填する樹脂材、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は表面に所定の模様・
形状(以下、単にパターンという)を備えた樹脂成形体
の成形法に関するものであり、更に具体的には、表面が
リフォームされた樹脂成形体の成形法に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本発明の樹脂成形体の一例としてユニッ
トバス等に用いられる防水パンをもって説明するが、従
来の防止パンはガラス不織布に例えば不飽和ポリエステ
ル樹脂を含浸させ、これを硬化(架橋)させて成形され
るのが一般的であり、その表面には防水パンにふさわし
い格子状の模様や極く微細な波模様(パターン)が形成
されている。勿論、用いられる樹脂の種類や配合物によ
り、大理石様や木目調の模様等が付けられる場合もあ
る。
【0003】しかるに、防水パンとして永年用いた際に
は、樹脂表面のトップ塗装が剥れてしまい見栄えの点で
やや劣ることがあり、更には、防水パン自体の劣化によ
りパターンにヘアークラックや波打ち等が生じることも
あり、場合によっては補修工事が必要となるケースがあ
る。
【0004】更には、近年のリラクゼーションの一つと
してバスルームのリフォームが行われるケースがある
が、この際に防水パン表面のパターンも変更したいとの
要請も多くある。しかるに、今までは防水パン自体の交
換を行う必要性から、バスルームの構成部材を殆どを取
り外して行う必要から、工事が極めて大掛かりになり、
費用の点でもかなりのものとなってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は防水パンの交
換の要請に対処した防水パンの成形法を提供するもので
あり、防水パンを交換することなく、その表面の形状や
模様を変更する成形技術を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ガラス
繊維材に樹脂を含浸させ、これを架橋することによって
得られた樹脂成形体の表面に当該モールド内にガラス繊
維材からなるコアマットを樹脂成形体の表面に敷設し、
所定の表面パターンを備えた厚みの薄いキャビティを持
つモールドを前記コアマットを内包しつつセットし、次
いでキャビティ内を減圧し、更に流動化した樹脂材料を
充填し、これを架橋させて所定の表面パターンを備えた
樹脂層を形成したことを特徴とする樹脂成形体の成形法
を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は以上のような構成を有し
ており、樹脂成形体即ち既存の防水パンの表面に新たな
パターンを備えた樹脂層を更に積層してなるものであっ
て、防水パンが設置されたままで新たな樹脂層が成形可
能としたものである。このため、リフォームの際にも防
水パンの交換をすることなく施工可能となったものであ
る。この成形法にあっては、予めパターンの異なるモー
ルドを製作しておき、顧客にこの中より好みのものを選
択してもらうことになる。かかるモールドのキャビティ
は充填される樹脂層の厚みが3〜7mm程度になるよう
に設計されるのがよい。勿論、用いられるモールドのキ
ャビティ面には所望のパターンが刻設されており、モー
ルド自体に減圧作業に供される空気排出口と樹脂の注入
に供される樹脂注入口とを備えるものである。
【0008】本発明においては、例えばガラス繊維材よ
りなるコアマットを既存の防水パンの上に載置し、これ
を内包しつつモールドをセットし、モールドのキャビテ
ィ内を減圧して樹脂を充填することになるが、樹脂の充
填は減圧後或いは減圧と同時に行うこととなる。従っ
て、既存の防水パンと新たな層を形成するためのモール
ドとの接点を封緘する必要があり、シール材にて周囲の
隙間をなくす作業が必要である。尚、充填に供される樹
脂材は熱硬化性樹脂或いは熱可塑性樹脂のいずれでもよ
いが、通常は熱硬化性樹脂が主として用いられる。尚、
常温・常圧にて成形加工できるという特徴から不飽和ポ
リエステル樹脂或いはビニルエステル系樹脂が主として
用いられ、中でも後者のビニルエステル系樹脂が耐熱
性、耐腐食性の点で優れているため特に好んで用いられ
る。勿論、加熱・加圧により硬化を促進できることは言
うまでもない。そして、各種の副資材例えば充填材、着
色材、離型材等がこれらの樹脂に配合されることは言う
までもない。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例をもって更に説明す
る。図1は本発明の成形法の工程図を示すものであっ
て、図2は得られた防水パン(樹脂成形体)10の断面
を示すものである。図中、符号1は既存の防水パン、2
はコアマット、3はモールド、3aはパターン、3bは
キャビティ、3cは空気排出口、3dは樹脂注入口、4
はシール材、5は充填する樹脂材(樹脂層5a)であ
る。
【0010】第1に既存の防水パン1の表面にコアマッ
ト2としてガラス繊維材(ここでは厚さ約2〜3mmの
ガラス繊維不織布を用いた)を載置する。
【0011】次いで、このガラス繊維材2を内包しつつ
モールド3を防水パン1上にセットする。そして、この
モールド3と防水パン1との接点の周囲をシール材4に
てシールして封緘する。ここで用いたモールド3のキャ
ビティ3b内の深さは5mmであった。
【0012】このようにした後、モールド3の空気排出
口3cより空気を抜き、キャビティ3b内部を減圧する
(ここでは 程度減圧した)。最後にモールド3の
樹脂注入口3dより流動状態のビニルエステル樹脂5を
キャビティ3b内に充填し、所定の時間放置した後、モ
ールド3を取り除く。
【0013】ここに図2にて示すような既存の防水パン
1上に新たなパターン3aをもった樹脂層5aを成形し
た防水パン10が得られたものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の通りのものであり、既存
の防水パンを設置されたままでその表面上に新たなパタ
ーンをもつ成形層を構成するものであって、その作業は
従来の作業よりも比較的簡単な作業で済むことになる。
本発明にあっては、防水パンをもって説明したが、他の
樹脂成形体に適用できることは勿論であって、その利用
範囲は極めて広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の成形法の概略を示す工程図であ
る。
【図2】図2は本発明の成形法にて得られた防水パンの
断面図である。
【符号の説明】
1‥既存の防水パン、 2‥コアマット、 3‥モールド、 3a‥パターン、 3b‥キャビティ、 3c‥空気排出口、 3d‥樹脂注入口、 4‥シール材、 5‥充填する樹脂材、 5a‥樹脂層、 10‥新たな防水パン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 309:08 B29K 309:08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス繊維材に樹脂を含浸させ、これを架
    橋することによって得られた樹脂成形体の表面に当該モ
    ールド内にガラス繊維材からなるコアマットを樹脂成形
    体の表面に敷設し、所定の表面パターンを備えた厚みの
    薄いキャビティを持つモールドを前記コアマットを内包
    しつつセットし、次いでキャビティ内を減圧し、更に流
    動化した樹脂材料を充填し、これを硬化させて所定の表
    面パターンを備えた樹脂層を形成したことを特徴とする
    樹脂成形体の成形法。
  2. 【請求項2】キャビティ内を減圧し、次いで溶融した樹
    脂材料を充填する請求項1記載の樹脂成形体の成形法。
  3. 【請求項3】キャビティ内の減圧と流動化した樹脂材料
    の充填を同時に行う請求項1記載の樹脂成形体の成形
    法。
  4. 【請求項4】流動化した樹脂材料がビニルエステル系樹
    脂である請求項1記載の樹脂成形体の成形法。
  5. 【請求項5】キャビティの厚みが3〜7mmであるモー
    ルドを用いた請求項1記載の樹脂成形体の成形法。
  6. 【請求項6】セットされたモールドと樹脂成形体の隙間
    をシール材にて封緘した請求項1記載の樹脂成形体の成
    形法。
  7. 【請求項7】コアマットがガラス繊維製不織布である請
    求項1記載の樹脂成形体の成形法。
JP2001320243A 2001-10-18 2001-10-18 樹脂成形体の成形法 Pending JP2003117929A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178991A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Toto Ltd 浴室用洗い場床の製造方法及び浴室用洗い場床

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