JPH06226882A - 樹脂浴槽の製造方法 - Google Patents
樹脂浴槽の製造方法Info
- Publication number
- JPH06226882A JPH06226882A JP5036099A JP3609993A JPH06226882A JP H06226882 A JPH06226882 A JP H06226882A JP 5036099 A JP5036099 A JP 5036099A JP 3609993 A JP3609993 A JP 3609993A JP H06226882 A JPH06226882 A JP H06226882A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bathtub
- container
- resin material
- legs
- resin
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 浴槽の製造工程を簡単化し、生産効率を高め
るとともに浴槽本体に対して脚を十分に密着した状態に
形成できる樹脂浴槽の製造方法を提供する。 【構成】 所定の樹脂材料にて浴槽本体16を成形する
とともに、浴槽本体16の底部裏面上に容器状体18を
載せてその内部に流動状態の樹脂材料20を充填した状
態となし、その後容器状体18内部の樹脂材料20を硬
化反応させて浴槽における脚22を形成するとともに浴
槽本体16に一体化させる。
るとともに浴槽本体に対して脚を十分に密着した状態に
形成できる樹脂浴槽の製造方法を提供する。 【構成】 所定の樹脂材料にて浴槽本体16を成形する
とともに、浴槽本体16の底部裏面上に容器状体18を
載せてその内部に流動状態の樹脂材料20を充填した状
態となし、その後容器状体18内部の樹脂材料20を硬
化反応させて浴槽における脚22を形成するとともに浴
槽本体16に一体化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は樹脂浴槽の製造方法に
関し、詳しくは脚の形成方法に特徴を有するものに関す
る。
関し、詳しくは脚の形成方法に特徴を有するものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】浴槽においては、一般に図3に示してい
るように浴槽本体100の底部裏面に脚102が設けら
れ、この脚102が浴槽の設置面上に接地される構成と
なっている。この場合、浴槽の全高さHは浴槽本体10
0の高さと脚102の高さとを合せたものとなる。
るように浴槽本体100の底部裏面に脚102が設けら
れ、この脚102が浴槽の設置面上に接地される構成と
なっている。この場合、浴槽の全高さHは浴槽本体10
0の高さと脚102の高さとを合せたものとなる。
【0003】かかる浴槽として従来樹脂浴槽が広く用い
られており、而して代表的な樹脂浴槽であるFRP浴槽
の場合、その製造方法としてハンドレイアップ法が用い
られている。このハンドレイアップ法によるFRP浴槽
の従来の製造方法は、図4(A)に示しているように成
形型104の上にゲルコート材料をスプレー塗布してゲ
ルコート層106を形成した後、その上にガラスマット
載せてこれに樹脂を含浸させた上、予め別途に成形して
ある樹脂製の脚102を浴槽本体100の底部裏面上に
載せて樹脂等接着剤で固定するといったものであった。
られており、而して代表的な樹脂浴槽であるFRP浴槽
の場合、その製造方法としてハンドレイアップ法が用い
られている。このハンドレイアップ法によるFRP浴槽
の従来の製造方法は、図4(A)に示しているように成
形型104の上にゲルコート材料をスプレー塗布してゲ
ルコート層106を形成した後、その上にガラスマット
載せてこれに樹脂を含浸させた上、予め別途に成形して
ある樹脂製の脚102を浴槽本体100の底部裏面上に
載せて樹脂等接着剤で固定するといったものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらガラスマ
ットを載せてこれに流動状態の樹脂を含浸させて成る浴
槽本体100の裏面は凹凸状となっていて平滑でなく、
従って予め成形してある脚102をその上に載せたとき
に、図4(B)に示しているように浴槽本体100と脚
102とが十分に密着せず、脚102固定状態において
これら浴槽本体100と脚102との間に隙間108が
生じてしまう問題があった。
ットを載せてこれに流動状態の樹脂を含浸させて成る浴
槽本体100の裏面は凹凸状となっていて平滑でなく、
従って予め成形してある脚102をその上に載せたとき
に、図4(B)に示しているように浴槽本体100と脚
102とが十分に密着せず、脚102固定状態において
これら浴槽本体100と脚102との間に隙間108が
生じてしまう問題があった。
【0005】またこの製造方法の場合、浴槽本体100
を成形する工程と、脚102を予め別途に成形しておく
工程とが必要であって工程的に煩雑であり、効率が悪い
といった問題があった。
を成形する工程と、脚102を予め別途に成形しておく
工程とが必要であって工程的に煩雑であり、効率が悪い
といった問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、所
定の樹脂材料にて浴槽本体を成形するとともに、該浴槽
本体の底部裏面上に容器状体を載せてその内部に流動状
態の樹脂材料を充填した状態となし、その後該容器状体
内部の樹脂材料を硬化反応させて浴槽における脚を形成
するとともに浴槽本体に一体化させることにある。
を解決するためになされたものであり、その要旨は、所
定の樹脂材料にて浴槽本体を成形するとともに、該浴槽
本体の底部裏面上に容器状体を載せてその内部に流動状
態の樹脂材料を充填した状態となし、その後該容器状体
内部の樹脂材料を硬化反応させて浴槽における脚を形成
するとともに浴槽本体に一体化させることにある。
【0007】
【作用及び発明の効果】本発明は、浴槽本体の底部裏面
上に載せた容器状体内部の樹脂材料を硬化させることに
より脚形成するもので、本発明によれば脚成形と同時に
これを浴槽本体に一体化することができる。即ち本発明
によれば、浴槽本体の成形と脚の成形及び固定を同時的
に行うことができる。これにより浴槽の製造工程が単純
化し、浴槽の生産効率の向上に資することができる。
上に載せた容器状体内部の樹脂材料を硬化させることに
より脚形成するもので、本発明によれば脚成形と同時に
これを浴槽本体に一体化することができる。即ち本発明
によれば、浴槽本体の成形と脚の成形及び固定を同時的
に行うことができる。これにより浴槽の製造工程が単純
化し、浴槽の生産効率の向上に資することができる。
【0008】本発明によれば、脚と浴槽本体裏面とを十
分に密着した状態に固定でき、それらの間に隙間が生じ
るのを防止することができる。本発明では、流動状態の
樹脂材料を浴槽本体の底部裏面上に載せた容器状体内部
に充填した状態で固化させ、脚形成するようにしている
からである。
分に密着した状態に固定でき、それらの間に隙間が生じ
るのを防止することができる。本発明では、流動状態の
樹脂材料を浴槽本体の底部裏面上に載せた容器状体内部
に充填した状態で固化させ、脚形成するようにしている
からである。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は浴槽本体の成形型で、本
例の方法ではまず成形型10の表面にゲルコート材料を
スプレー塗布して透光性且つ光沢のあるゲルコート層1
2を形成する。しかる後その上にガラスマットを載せて
これに流動状態の樹脂材料(不飽和ポリエステル樹脂)
を含浸させ、FRP層14を形成する((A)参照)。
説明する。図1において10は浴槽本体の成形型で、本
例の方法ではまず成形型10の表面にゲルコート材料を
スプレー塗布して透光性且つ光沢のあるゲルコート層1
2を形成する。しかる後その上にガラスマットを載せて
これに流動状態の樹脂材料(不飽和ポリエステル樹脂)
を含浸させ、FRP層14を形成する((A)参照)。
【0010】そしてこのようにして浴槽本体16を成形
するとともに、(B)に示しているようにその底部裏面
(図中上側に位置する部分)の上に、上下端が開口形状
の容器状体18を載せ、そしてこれをある程度下向きに
押圧した状態でその内部に流動状態の樹脂材料20を流
し込んだ上、浴槽本体16とともにこれを固化させる
((C)参照)。そしてその後容器状体18を取り外す
ことで、脚22付きの浴槽24を得ることが出来る
((D)参照)。
するとともに、(B)に示しているようにその底部裏面
(図中上側に位置する部分)の上に、上下端が開口形状
の容器状体18を載せ、そしてこれをある程度下向きに
押圧した状態でその内部に流動状態の樹脂材料20を流
し込んだ上、浴槽本体16とともにこれを固化させる
((C)参照)。そしてその後容器状体18を取り外す
ことで、脚22付きの浴槽24を得ることが出来る
((D)参照)。
【0011】このように本例の方法によれば予め脚22
を別途に成形しておく必要がなく、浴槽本体16の成形
と同時的に脚22を形成することができ且つこれを浴槽
本体16に一体化することができる。
を別途に成形しておく必要がなく、浴槽本体16の成形
と同時的に脚22を形成することができ且つこれを浴槽
本体16に一体化することができる。
【0012】尚上記容器状体18としてポリプロピレン
樹脂から成るものを用いた場合、脚22成形後にこれを
成形体より容易に取り外すことができ、好都合である。
但し他の材質から成るものを用いることも可能である。
樹脂から成るものを用いた場合、脚22成形後にこれを
成形体より容易に取り外すことができ、好都合である。
但し他の材質から成るものを用いることも可能である。
【0013】図2(A)は本発明の他の実施例を示した
もので、この例では容器状体26の内部に流動状態の樹
脂材料を流し込んで固化させた後、容器状体26を脚2
2の構成部材としてそのまま残すようにした例である。
この場合、容器状体26を化粧材として用い、脚22の
美観を高め得る利点が生ずる。
もので、この例では容器状体26の内部に流動状態の樹
脂材料を流し込んで固化させた後、容器状体26を脚2
2の構成部材としてそのまま残すようにした例である。
この場合、容器状体26を化粧材として用い、脚22の
美観を高め得る利点が生ずる。
【0014】一般に浴槽は脚が外部から見えない状態に
設置されることが多いが、場合により脚が外部に現われ
る状態で設置されることもあり、この場合においては脚
を美観良好なものとする必要があるが、上記容器状体2
6をそのまま残すようにすれば、容器状体26を化粧材
として機能させることで、脚の美観を良好なものとする
ことができる。
設置されることが多いが、場合により脚が外部に現われ
る状態で設置されることもあり、この場合においては脚
を美観良好なものとする必要があるが、上記容器状体2
6をそのまま残すようにすれば、容器状体26を化粧材
として機能させることで、脚の美観を良好なものとする
ことができる。
【0015】図2(B)は本発明の更に他の実施例を示
したもので、この例は底付きのカップ状の容器状体28
の内部に予め流動状態の樹脂材料20を充填しておい
て、その状態でこれを逆向きに浴槽本体16の底部裏面
上に載せ、内部の樹脂材料20を硬化させるとともに容
器状体28をそのまま残して脚30を形成するようにし
た例である。
したもので、この例は底付きのカップ状の容器状体28
の内部に予め流動状態の樹脂材料20を充填しておい
て、その状態でこれを逆向きに浴槽本体16の底部裏面
上に載せ、内部の樹脂材料20を硬化させるとともに容
器状体28をそのまま残して脚30を形成するようにし
た例である。
【0016】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた
態様で実施可能である。
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた
態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例方法の工程説明図である。
【図2】本発明の他の実施例方法の要部工程の説明図で
ある。
ある。
【図3】本発明の背景説明のための説明図である。
【図4】従来の浴槽製造方法とその問題点の説明図であ
る。
る。
10 成形型 16 浴槽本体 18,26,28 容器状体 20 樹脂材料 22,30 脚
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の樹脂材料にて浴槽本体を成形する
とともに、該浴槽本体の底部裏面上に容器状体を載せて
その内部に流動状態の樹脂材料を充填した状態となし、
その後該容器状体内部の樹脂材料を硬化反応させて浴槽
における脚を形成するとともに浴槽本体に一体化させる
ことを特徴とする樹脂浴槽の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5036099A JPH06226882A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 樹脂浴槽の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5036099A JPH06226882A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 樹脂浴槽の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06226882A true JPH06226882A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12460324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5036099A Pending JPH06226882A (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 樹脂浴槽の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06226882A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5577063A (en) * | 1994-10-11 | 1996-11-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor laser with improved window structure |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0263814A (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-05 | Daikyo Inc | 複合プラスチック製品 |
JPH04301419A (ja) * | 1991-03-29 | 1992-10-26 | Toppan Printing Co Ltd | 脚付多層容器およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-02-01 JP JP5036099A patent/JPH06226882A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0263814A (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-05 | Daikyo Inc | 複合プラスチック製品 |
JPH04301419A (ja) * | 1991-03-29 | 1992-10-26 | Toppan Printing Co Ltd | 脚付多層容器およびその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5577063A (en) * | 1994-10-11 | 1996-11-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor laser with improved window structure |
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