JP3969267B2 - 防水床パン成形型用の木型の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、防水床パンを成形するための成形型を作製するのに用いる木型の製造方法に関するするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、防水床パンを成形する成形型を製造する場合、図4(a)に示すように原板aの表面に粒状体bを固着した後、粒状体bが固着された原板aに樹脂を流し込んで樹脂型cを形成し、樹脂型cを加飾パターンに沿って切り出し、図4(b)に示すように樹脂型cを型本体dに接着して成形型eを成形しており、この成形型eに図4(c)に示すようにレイアップで樹脂を積層し、図4(d)に示すように床パンfを製造するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また防水床パンを成形する成形型を製造する場合、次の図5に示すような方法もある。先ず、図5(a)のように製品の形状を反転した木型1を形成した後、この木型1にFRPのような樹脂をレイアップ等で成形して図5(b)のように製品の形状であるマスター型2を形成し、このマスター型2にFRPのような樹脂をレイアップ等で成形して図5(c)のように製品の形状を反転した成形型3を形成し、成形型3にFRPのような樹脂をレイアップ等で成形して製品である防水床パン4を図5(d)のように形成するようになっている。
【0004】
ところで、防水床パン4は図6に示すように排水効果や意匠性を得るために格子状に溝5が設けられ、溝5に囲まれた部分には滑り止めや意匠性を得るために凹凸柄6が形成される。このような溝5や凹凸柄6のある防水床パン4を成形するための成形型3の木型1を製造するとき次のように行っている。木型1の木型本体1aの上面に図7に示すように格子状の溝5を形成するための溝用型材7を設置し、この格子状の溝用型材7で区画された部分にこの部分の大きさに合う柄パターン材8をはめ込んで貼り付けている。柄パターン材8は図8に示すように天然の石9の上にFRPのような樹脂をレイアップ等で成形し、石9の柄を樹脂の成形品に転写して写し取ることで行われる。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−142190号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来例では、木型1を製造するとき、木型本体1aの上に格子状に溝用型材7を設置して接着した後、格子状の溝用型材7で区画された部分にこの部分の大きさに合う柄パターン材8をはめ込んで取り付けるため、柄パターン材8をはめ込んで貼り付けるとき多数の柄パターン材8をはめ込んで貼り付ける必要があり、また格子状の溝用型材7で区画された部分の大きさに合うように柄パターン材8の周囲をトリミングしなければならなく、柄パターン材8の貼り付けに手間がかかって木型1の製作に時間がかかってコストアップになるという問題がある。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、木型の製作を容易にして木型を安価に製造でき、しいては成形型を安価に製造できる防水床パン成形型用の木型の製造方法を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の防水床パン成形型用の木型の製造方法は、防水床パンの模様を形成するための柄パターン材8を木型本体1aの全面に亙るように貼り合わせ、防水床パンの溝5を形成する溝用型材7を上記柄パターン材8の上から木型本体1aの上に設置することを特徴とする。柄パターン材8を木型本体1aの全面に亙るように貼り合わせてから溝用型材7を柄パターン材8の上から設置するため、従来のように多数の柄パターン材8を貼ったり、貼る位置に合わせて柄パターン材8をトリミングしたりする必要がなく、木型1の製造が簡単且つ短時間ででき、木型1の製造が安価にでき、しいては成形型3の製造が容易にできる。
【0009】
また柄パターン材8は天然石の柄をFRPからなる成形品に転写したものであることを特徴とすることも好ましい。天然石に酷似した柄のある柄パターン材8を得ることができる。
【0010】
また柄パターン材8は内装用のクロス材であることを特徴とすることも好ましい。柄パターン材8として市販のクロス材を用いることができて安価に得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
成形型3を成形するための木型1は木型本体1aの上に凹凸柄6を形成するための柄パターン材8を装着すると共に溝5を形成するための溝用型材7を装着して形成されている。柄パターン材8は例えは天然石にFRPからなる樹脂をレイアップ等で塗着して成形することで形成されるものであり、天然石の柄が転写される。かかる柄パターン材8としては内装用のクロス材(壁紙)を用いてもよい。このクロス材は凹凸模様があって凹凸のある柄模様を形成できる。
【0012】
上記柄パターン材8は木型本体1aの全面に亙る大きなサイズに形成されており、図1、図2に示すように木型本体1aの上に1枚の柄パターン材8を全面に亙るように重ねて貼り付けてある。この柄パターン材8を貼り付けた後に柄パターン材8の上から格子状に形成した溝用型材7が木型本体1aの上に載せられ、溝用型材7が接着等で貼り付けられる。この溝用型材7は予め格子状に組み立ててある場合、接着しないで置くだけでもよい。このようにして図2、図3に示すような木型1が形成され、この木型1から成形型3が形成される。
【0013】
木型1は製品の形状を反転した形状であり、木型1に従来の技術でも述べたようにFRPからなる樹脂をレイアップ等で成形して製品と同じ形状のマスター型2を形成し、このマスター型2にFRPからなる樹脂をレイアップ等で成形して製品形状を反転した成形型3を形成する。そしてこの成形型3を用いて製品としての防水床パン4をFRPからなる樹脂のレイアップ等で成形する。
【0014】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、防水床パンの模様を形成するための柄パターン材を木型本体の全面に亙るように貼り合わせ、防水床パンの溝を形成する溝用型材を上記柄パターン材の上から木型本体の上に設置するものであって、柄パターン材を木型本体の全面に亙るように貼り合わせてから溝用型材を柄パターン材の上から設置するため、従来のように多数の柄パターン材を貼ったり、貼る位置に合わせて柄パターン材をトリミングしたりする必要がなく、木型の製造が簡単且つ短時間ででき、木型の製造が安価にでき、しいては成形型の製造が安価にできる。
【0015】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、柄パターン材は天然石の柄をFRPからなる成形品に転写したものであるので、天然石に酷似した柄のある柄パターン材を得ることができるものである。
【0016】
また本発明の請求項3の発明は、請求項1において、柄パターン材は内装用のクロス材であるので、柄パターン材として市販のクロス材を用いることができて安価に得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例の木型を組み立てる途中の分解断面図である。
【図2】 同上の木型を組み立てた状態の断面図である。
【図3】 同上の木型の要部を拡大した断面図である。
【図4】 (a)(b)(c)(d)は一従来例の床パンの製造過程を説明する断面図である。
【図5】 (a)(b)(c)(d)は他の従来例の木型から成形型を形成して製品を得る過程を説明する断面図である。
【図6】 防水床パンを説明する平面図である。
【図7】 図6に示す防水床パンの成形に用いる木型を説明する一部分解断面図である。
【図8】 柄パターン材の製造を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 木型
1a 木型本体
5 溝
7 溝用型材
8 柄パターン材
Claims (3)
- 防水床パンの模様を形成するための柄パターン材を木型本体の全面に亙るように貼り合わせ、防水床パンの溝を形成する溝用型材を上記柄パターン材の上から木型本体の上に設置することを特徴とする防水床パン成形型用の木型の製造方法。
- 柄パターン材は天然石の柄をFRPからなる樹脂成形品に転写したものであることを特徴とする請求項1記載の防水床パン成形型用の木型の製造方法。
- 柄パターン材は内装用のクロス材であることを特徴とする請求項1記載の防水床パン成形型用の木型の製造方法。
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