JPH0117849B2 - - Google Patents

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JPH0117849B2
JPH0117849B2 JP54140717A JP14071779A JPH0117849B2 JP H0117849 B2 JPH0117849 B2 JP H0117849B2 JP 54140717 A JP54140717 A JP 54140717A JP 14071779 A JP14071779 A JP 14071779A JP H0117849 B2 JPH0117849 B2 JP H0117849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
silicone resin
film
resin
curing
Prior art date
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Expired
Application number
JP54140717A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5663413A (en
Inventor
Takashi Kagami
Hiroo Eyama
Akira Niwayama
Shigetomo Sakakibara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP14071779A priority Critical patent/JPS5663413A/ja
Publication of JPS5663413A publication Critical patent/JPS5663413A/ja
Publication of JPH0117849B2 publication Critical patent/JPH0117849B2/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 従来、基材上にポリエステル樹脂を塗布した後
に凹凸模様を有する賦型フイルムを重ね合わせ
て、前記ポリエステル樹脂を硬化させ、しかる後
に前記凹凸模様を有する賦型フイルムを剥離する
ことにより凹凸表面を有するポリエステル化粧板
を製造する方法が知られている。本発明は前記の
如くして凹凸模様を有するポリエステル化粧板を
製造するために用いられる賦型フイルムを製造す
る方法を提供するものであり、極めて効率的かつ
容易に製造する方法を提供するものである。
前記の如き方法で凹凸表面を有するポリエステ
ル化粧板を製造する方法においては、使用する賦
型フイルムはポリエステル化粧板作成時の脱気作
業を効率よくする為に透明なものである必要があ
るが、本発明はそのような必要性を満足すること
をその目的の一つとしている。
更に前記凹凸模様を有する賦型フイルムは化粧
板の製造に当つては100回程度は繰り返して使用
可能であるが、多量の化粧板を製造するためには
あるいは別々の工場や別々の機械で同一の化粧板
を製造するためには、全く同一の賦型フイルムを
多数枚必要とするので賦型フイルムの量産化が容
易かつ迅速でできるのみならず、賦型フイルムの
製造に当つては原稿の損傷は可能な限り生じさせ
ないようにすることが必要である。
本発明はそのような必要性を満足することをそ
の目的の一つとしている。
従来より化粧板の表面に凹凸模様を形成させる
ために原稿からシリコン樹脂等の型取材料を用い
て直接型取りし、それをエンボス板として化粧板
を製造する方法は特公昭51−1739号公報、特公昭
50−6484号公報、特公昭49−34750号公報等に記
載されている。
上記公報に記載されている方法は、いずれも、
常温硬化型のシリコン樹脂を用いて原稿から直接
型取りしたもの自体を化粧板製造用の型として用
いているものである。しかしながら、このような
方法では、常温硬化型のシリコン樹脂の硬化時間
は約10〜24時間を必要とする為に例えば100枚の
型を作成するためには約100日間もかかつてしま
うことになり、作業効率は極端に悪いものとなつ
てしまうという欠点を有している。
更に前記公報に記載された方法では、原稿から
直接型取りした型自体を化粧板製造用の型として
用いるので、多数の型を必要とするためには、型
取り作業のために原稿を何回も用いる必要があ
り、作業性が劣るのみならず原稿を損傷させる頻
度が極めて高くなつてしまうという欠点を有して
いる。
更に前記公報に記載された方法では、透明なシ
リコン樹脂を用いてはおらず、従つてシリコンの
膜厚が極めて薄い部分ではある程度の量の光は透
過してもシリコンの膜厚が厚い部分では、光は透
過せず、ポリエステル化粧板の作成において充分
な脱気が不可能に近いばかりでなく見当を合せる
必要のある場合には見当を合わせにくいという欠
点を有している。
本発明は以上の如き欠点を解消した新規な賦型
フイルムの製造方法を提供するものである。
以下図面を参照しながら本発明について更に詳
細に説明する。
本発明においては、第1図に示す如く表面に凹
凸を有する原稿1の上に常温硬化型のシリコン樹
脂2を流し込み、常温で硬化させる。原稿1とし
ては、天然木、突板、布地等任意のものを用いる
ことができる。また原稿1には必要に応じて、目
止等を目的として必要に応じて塗料等を塗布ある
いは含浸する等の前処理を施こしておくことがで
きる。
常温硬化型のシリコン樹脂2としては縮合重合
反応により硬化するものや付加重合反応により硬
化するもの等があるがいずれでもよい。ここでシ
リコン樹脂として加熱硬化型のものを用いないの
は、加熱硬化型のものは、加熱時に原稿から気泡
を生じたり、加熱により原稿を損傷させてしまつ
たりする不都合を生じることがあるからである。
常温硬化型のシリコン樹脂2を硬化させた後第
2図に示すように脱型して第1の型2′を得る。
次に第3図に示すように第1の型2′上に、シ
リコン樹脂と剥離可能な樹脂3を流し込み硬化さ
せる。シリコン樹脂と剥離可能な樹脂3としては
不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エポキ
シ樹脂、ウレタン樹脂等の無溶剤のものを用い、
型取り用として調整したものを用いれば良いが、
シリコン樹脂は、第1の型2′のシリコンと離型
剤無しでは剥離困難なため望ましくない。離型剤
を使用すると、原稿の再現性が失なわれるのみで
はなく、離型剤を塗布する工程が必要となり作業
能率が低下する等の欠点を生ずる。
シリコン樹脂と剥離可能な樹脂3を硬化させた
後第4図に示す如く脱型して第2の型3′とする。
この第2の型3′は後述する如くシリコン樹脂を
用いて型取りをする行程に用いるので、第2の型
を作成するのに用いる樹脂を選択するに当つて
は、スズやアミン等の後工程に用いるシリコンの
触媒毒となるものを含有しないものを選択するこ
とが望ましい。またこれらの樹脂に任意の充填剤
を混入させておいたり、合板や繊維質等で裏打ち
して強固な第2の型3′としても良い。
次に第5図に示すように、透明な加熱硬化型の
シリコン樹脂4を流し込み、更にその上に透明な
プラスチツクフイルム6を重ね合わせる。
前記シリコン樹脂4と透明なプラスチツクフイ
ルム6とを重ね合わせた後加熱してこれらを接着
一体化させると共に、加熱硬化型シリコン樹脂4
を硬化させる。
透明な加熱硬化型のシリコン樹脂4としては、
付加重合反応により硬化するものが知られてお
り、これらを使用すれば良い。透明な加熱硬化型
のシリコン樹脂4の塗布量は凹凸形状等によつて
異なるが、100〜500μ程度の厚さになるようにす
れば、透明なプラスチツクフイルム6によつて支
持されているので充分である。
透明なプラスチツクフイルム6としては、ポリ
エステルフイルム、ビニロンフイルム、ポリオレ
フイン系フイルム等透明性を有するフイルムを適
宜用いることができる。透明なプラスチツクフイ
ルム6と加熱硬化型シリコン樹脂とは組み合わせ
によつては接着性が悪いものもあるので、接着性
を持たせるために、第5図に示すように、透明な
プラスチツクフイルム6に接着性を持たせる樹脂
を塗布してプライマー層5を設けておくことは望
ましい。プライマー層5としてはアルキルチタネ
ート変性シリコン、アルキルシラン変性シリコン
等所望のものを用いることができる。
最後に第6図に示すように一体化させたシリコ
ン樹脂4と透明なプラスチツクフイルム6とを第
2の型3′から脱型させて硬化したシリコン樹脂
層4′を有する賦型フイルム7とする。第7図は
このようにして得られた賦型フイルム7を示す。
本発明は以上の如くして賦型フイルム7が得ら
れるので種々の効果を有する。すなわち、化粧板
作成時に用いる賦型フイルムは第2の型3′を用
いて多数製造できるので、従来の如く原稿を何回
も繰り返して用いる必要はなく、従つて原稿を損
傷させる事故は激減する。
更に第1の型を作成するためのシリコン樹脂は
原稿の損傷を生じさせないようにするために常温
硬化型のものを用いるが、第1の型の作成は1回
行なつておけば良く、多数枚の賦型フイルムを構
成するシリコン樹脂は、加熱硬化型のものを用い
ており、硬化時間は1時間程度で充分である。
従つて従来100枚の賦型フイルムを作成するの
に約100日間も要していたのが、本発明によれば
10日間以内で充分に製造可能となる。
更に本発明においては透明なシリコン樹脂と透
明なプラスチツク樹脂を用いて賦型フイルムとす
るので、透明な賦型フイルムとなり、化粧板作成
時の見当合わせや脱気作業が極めて容易となる。
更に本発明によれば、第1の型の作成時、第2
の型の作成時、賦型フイルムの作成時のいずれに
おいてもいわゆるバリヤー等の離型剤を使用する
必要がなく、従つて型の再現性が極めて良好でか
つ作業能率が良い。
更に本発明によれば、賦型フイルムを構成する
透明なシリコン樹脂は、透明なプラスチツクフイ
ルムに支持されている為、高価なシリコン樹脂の
使用は200〜500g/m2と少量で済ませることが可
能である。
更に本発明によれば、従来のポリエステル化粧
板を製造するラインにおいて従来の賦型フイルム
と同様に用いることができる。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 天然木突板をサンダー処理、仕上げ塗装をした
後常温硬化型シリコン樹脂にて肉厚約5m/mに
て型取りし第一の型を作成した。しかる後に該第
一の型上に常温硬化型の型取り用ウレタン樹脂に
て肉厚約10m/mにて型取りし第二の型を作成し
た。該第二の型上にあらかじめ脱泡処理を施こし
た。付加重合反応により硬化する透明な加熱硬化
型シリコン(商品名信越シリコンKE−160LTV
信越化学工業)を300g/m2流し、その上よりあ
らかじめプライマー(商品名プライマーG−790
独ヘキスト社製)処理を施した100μ厚のポリエ
ステルフイルムを重ね合せフイルム上よりローラ
にて均一にならした後に100℃雰囲気中オーブン
に1時間入れてシリコンを硬化させた後、オーブ
ンより取り出して第二の型より離型してポリエス
テルフイルム裏打ち透明シリコン賦型フイルムを
得た。
上記賦型フイルムを使用してフイルム法にてポ
リエステル化粧板を作成した所、原稿の“導管”
は勿論“テリ”の状態まで再現した天然木質調ポ
リエステル化粧板を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の賦型フイルムを製造
するための各工程を説明するための説明図であ
り、第1図及び第2図は第1の型の製造工程、第
3図及び第4図は第二の型の製造工程、第5図及
び第6図は賦型フイルムの製造工程の説明図をそ
れぞれ示し、第7図は本発明の賦型フイルムの断
面説明図を示す。 1……原稿、2……常温硬化型のシリコン樹
脂、2′……第1の型、3……シリコン樹脂と剥
離可能な樹脂、3′……第2の型、4……透明な
加熱硬化型シリコン樹脂、5……プライマー層、
6……透明なプラスチツクフイルム、7……賦型
フイルム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 表面に凹凸を有する原稿の表面に常温硬化型
    シリコン樹脂を流し込み、硬化後、型取りして第
    1の型を作成し、該第1の型の凹凸面に、第1の
    型と剥離可能な無溶剤型樹脂を流し込み、硬化
    後、型取りして第2の型を作成し、次いで第2の
    型の凹凸面に透明な加熱硬化型シリコン樹脂を
    100〜500μの厚さに流し込み、該流し込んだシリ
    コン樹脂上に透明なプラスチツクフイルムを重ね
    合わせた後、前記シリコン樹脂を加熱硬化させる
    と共に、前記シリコン樹脂と透明なプラスチツク
    フイルムを一体化させ、しかる後一体化させたシ
    リコン樹脂と透明なプラスチツクフイルムを第2
    の型から脱型させることを特徴とするポリエステ
    ル化粧板用賦型フイルムの製造方法。
JP14071779A 1979-10-30 1979-10-30 Preparation of shaped film Granted JPS5663413A (en)

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JPS58138609A (ja) * 1982-02-13 1983-08-17 Dainippon Printing Co Ltd 樹脂型の製造方法
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