JP2003117884A - ログペーパー切断装置の丸鋸高さ調節装置 - Google Patents

ログペーパー切断装置の丸鋸高さ調節装置

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JP2003117884A
JP2003117884A JP2001309388A JP2001309388A JP2003117884A JP 2003117884 A JP2003117884 A JP 2003117884A JP 2001309388 A JP2001309388 A JP 2001309388A JP 2001309388 A JP2001309388 A JP 2001309388A JP 2003117884 A JP2003117884 A JP 2003117884A
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JP
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circular saw
screw rod
adjusting device
height adjusting
swing arm
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JP2001309388A
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Morio Fujita
守男 藤田
Yoshinori Nishi
慶徳 西
Chotaro Yamaguchi
長太郎 山口
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Kawanoe Zoki Co Ltd
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Kawanoe Zoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】丸鋸の高さ位置を調節する時期を、自動的かつ
正確に検出することができるログペーパー切断装置の丸
鋸高さ調節装置を提供する。 【解決手段】回転軸12により中心部を保持されて回転
駆動されるローターアーム11と、ローターアーム11
の両端部に回転自在に取付けられて高速で回転駆動さ
れ、ログペーパーRを切断するための丸鋸14とを具備
するログペーパー切断装置において、丸鋸14の高さを
調製するための丸鋸高さ調節装置が設けられており、丸
鋸高さ調節装置が、丸鋸14の刃先が通過する適正位置
のやや上方に配置した近接センサ50を備えている。近
接センサ50により丸鋸14の高さ位置が設定範囲内に
あるか否かを自動的かつ正確に検知することができるの
で、丸鋸14によるログペーパーRの切断状態を監視す
る必要がなく、人件費の削減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ログペーパー切断
装置の丸鋸高さ調節装置に関する。ログペーパーとはペ
ーパーを丸太状に巻取ったものであり、これを所定の長
さに切断するとトイレットペーパーやキッチンロールペ
ーパーとなる。一般に抄紙機で抄紙されたペーパーは幅
広で、そのまま大径(直径約2 〜4m)に巻取機で巻取ら
れる。この大径のロール紙を小径(トイレットペーパー
であればφ100 〜φ120 mm 、キッチンロールペーパー
であればφ110 〜φ130 mm 等)に巻返し、小径で長尺
になったものが、前記ログペーパーである。このログペ
ーパーを100 〜114mm 間隔で切断してトイレットペーパ
ーにしたり、約220mm 〜230mm 間隔で切断してキッチン
ロールペーパーに仕上げるのがログペーパー切断装置で
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のログペーパー切断装置として、特
開平4−209156号公報記載のものがあるが、その
基本構造を図5に基づき説明する。101 は2枚の丸鋸
で、ローターアーム102 の先端に回転自在に取付けら
れ、モーター等で高速で自転するようになっている。ロ
ーターアーム102 は軸103 のまわりで回転自在であり、
モーター等により回転するようになっている。このた
め、丸鋸101 は自転しながら公転することになる。そし
て、公転しながら自転する丸鋸101 によりログペーパー
Rが切断されるように構成されている。この丸鋸101 は
研磨しないで使用すると、ログRの切断面が悪くなり作
業能率が劣るようになるので、丸鋸101 の使用中にその
回転中の刃先(外周部)を砥石により研磨するための丸
鋸研磨装置をログペーパー切断装置に組込んでいる。と
ころで、丸鋸101 の使用中に刃先を研磨するにつれて丸
鋸101 の直径が次第に小さくなり、ログペーパーRの切
断に支障が生じることになるので、丸鋸101の高さ位置
を下降調節する必要が生じる。
【0003】このための調節装置として、従来は、ロー
ターアーム102 の軸103 を回転自在に保持する揺動アー
ムの一端部を回動自在に保持して固定し、上記揺動アー
ムの先端部を上下方向に可動自在に支持し、揺動アーム
の先端部をロック保持可能なロックボルト等のロック機
構を備えている。調整に際して、手動操作により揺動ア
ームの先端部を上下方向に(正確には円弧状の軌跡を描
くように)動かせると、ローターアーム102 の軸103
(丸鋸101 の公転軸)の高さ位置を調節することがで
き、調整完了時にはロックボルトにより揺動アームの先
端部をロックしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来例
は、丸鋸101 の高さ位置が適正範囲内にあるか否かの判
断は人が目で見て判断しているため、常に丸鋸101 によ
るログペーパーRの切断状態を監視している必要があ
り、人件費がかかるという問題がある。
【0005】本発明はかかる事情に鑑み、丸鋸の高さ位
置を調節する時期を、自動的かつ正確に検出することが
できるログペーパー切断装置の丸鋸高さ調節装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のログペーパー
切断装置の丸鋸高さ調節装置は、回転軸により中心部を
保持されて回転駆動されるローターアームと、該ロータ
ーアームの両端部に回転自在に取付けられて高速で回転
駆動され、ログペーパーを切断するための丸鋸とを具備
するログペーパー切断装置において、前記丸鋸の高さを
調製するための丸鋸高さ調節装置が設けられており、該
丸鋸高さ調節装置が、前記丸鋸の刃先が通過する適正位
置のやや上方に配置した近接センサを備えたことを特徴
とする。請求項2のログペーパー切断装置の丸鋸高さ調
節装置は、請求項1記載の発明において、前記丸鋸高さ
調節装置が、前記回転軸の軸受けを中央部で保持し、基
端部が回動自在に保持された揺動アームと、該揺動アー
ムの先端部を上下方向に移動自在に支持するとともに、
該揺動アームの先端部の高さを調整するためのアーム上
下動装置を備えており、該アーム上下動装置が、前記揺
動アームに取り付けられ、上下方向に向いたネジ棒を回
転させるネジ棒回転手段と、前記揺動アームに取り付け
られ、前記ネジ棒が螺合するナットと、前記揺動アーム
の下方に配設固定され、前記ネジ棒の下端部に対接し、
該ネジ棒を一定の高さ位置で支持するネジ棒支持台とを
備えることを特徴とする。
【0007】請求項1の発明によれば、近接センサによ
り丸鋸の高さ位置が設定範囲内にあるか否かを自動的か
つ正確に検知することができるので、丸鋸によるログペ
ーパーの切断状態を監視する必要がなく、人件費の削減
を図ることができる。請求項2の発明によれば、アーム
上下動装置は、ネジ棒とナットを螺合させているので、
ネジ棒の微少送り、ひいては揺動アームの高さを微少調
整することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の第1実施形態に係わ
る丸鋸高さ調節装置を備えたログペーパー切断装置を示
す正面図である。図2は同ログペーパー切断装置の側面
図である。
【0009】図1および図2において、ローターアーム
11は、水平方向に設けられた回転軸12により中心部が保
持されており、この回転軸12がモーター等により回転す
ることにより、垂直面内で回転自在になっている。2枚
の丸鋸14は、前記ローターアーム11の両端部にそれぞれ
回転自在に水平方向に保持された軸13に取付けられてお
り、軸13がモーター等により高速回転することにより、
垂直面内で回転自在になっている。したがって、2枚の
丸鋸14は、ローターアーム11により回転(公転)しなが
ら垂直面内で高速で回転(自転)することが可能になっ
ている。
【0010】一方、ログペーパーRは、搬送台10上に例
えば2本並列に載置され、水平方向に搬送されて丸鋸14
の下方で断続的にクランプされるようになっている。そ
して、ログペーパーRをクランプした状態で、前述した
ように公転しながら自転する丸鋸14により一定長さの製
品(トイレットペーパーなど)Pに切断す動作を繰り返
すように構成されている。このような丸鋸14の使用中
に、その回転中の刃先(外周部)を砥石により研磨する
ための丸鋸研磨装置15が配設されている。そして、前記
丸鋸14の使用中に刃先を丸鋸研磨装置15により研磨する
につれて丸鋸14の直径が次第に小さくなりログベーパー
Rを切断できなくなるので、丸鋸14の刃先の高さ位置を
調節する丸鋸高さ調節装置が設けられている。
【0011】さて、本発明の丸鋸高さ調節装置を説明す
る。本発明の丸鋸高さ調節装置は、近接センサ50を設
け、この近接センサ50によって前記丸鋸14の刃先が
適正位置を通過しているかどうかを自動的に検出するよ
うにしたことが特徴であるが、近接センサ50を説明す
る前に、丸鋸高さ調節装置の概略および丸鋸高さ調節装
置による高さ調整方法を説明する。
【0012】図3は図1中の丸鋸高さ調節装置の拡大部
分正面図である。図4は図3中の丸鋸高さ調節装置の拡
大部分平面図である。図2〜図4において、揺動アーム
21は、前記ローターアーム11の回転軸12の軸受け12a
を中央部で保持しており、基端部は軸支部21a により固
定部材に回動自在に保持されており、先端部が図2中の
矢印aで示すように揺動自在となっいてる。そして、揺
動アーム21の先端部を上下方向に(正確には円弧状の軌
跡を描くように)移動させるとともに、揺動アーム21の
先端部の高さを調整するアーム上下動装置30と、前記揺
動アーム21の先端部の移動の可否を制御するロック装置
40とが設けられている。
【0013】上記アーム上下動装置30は、図3〜4に示
すように、前記揺動アーム21の中間部を上下に貫通する
ように配置したネジ棒31と、該ネジ棒31を回転させる、
モータ等のネジ棒回転手段32と、前記揺動アーム21の中
間部に取り付けられ、前記ネジ棒32の一部が螺合するナ
ット33と、前記揺動アーム21の下方に配設固定され、前
記ネジ棒31の下端部に対接し、該ネジ棒31を一定の高さ
位置で支持するネジ棒支持台34とからなる。
【0014】なお、ネジ棒回転手段32はモータに限ら
れない。例えば、ネジ棒31にハンドルを取り付けてネ
ジ棒回転手段32としてもよく、この場合、人手によっ
てハンドルを回転させればネジ棒31を回転することが
できる。
【0015】前記ロック装置40は、図3〜4に示すよう
に、前記揺動アーム21の先端部に厚さの薄い挟持板21b
が設けられ、この挟持板21b に上下方向(正確には円弧
状)に形成されたガイド孔22が形成されている。そし
て、前記揺動アーム21の近傍に配設されたロック用固定
台(例えば枠型支柱)41に、モータ42と、前記固定台41
を水平方向に貫通するロックボルト43と、該ロックボル
ト43を前記モータ42により回転させる駆動伝達機構(減
速ギヤー)44と、前記ロックボルト43の先端部に螺合さ
れたロックナット45とを備えている。さらに、前記ロッ
クボルト43は揺動アーム21の挟持板21b に形成されたガ
イド孔22も貫通しており、ロックナット45は挟持板21b
の外側でロックボルト43に螺合している。
【0016】上記のごとき構成であるので、丸鋸高さ調
節装置は、以下のようにして丸鋸14の高さを調製する
ことができる。まず、前記ロック装置40のモータ42を逆
転させると、前記ロックボルト43が逆転する。すると、
ロックナット45がロックボルト43に沿ってロック用固定
台41から離れる方向(図42では下方)に移動するの
で、揺動アーム21をアンロック状態にすることができ
る。この状態で、ネジ棒回転手段32を正逆回転にさせれ
ば、ネジ棒31が回転し、ネジ棒31とナット33との螺合位
置が上下に移動し、揺動アーム21が上下に移動するの
で、その中央部の高さ位置、つまり丸鋸14の高さを調節
することができる。しかも、前記ネジ棒31にナット33を
螺合させているので、ネジ棒32の微少送り、ひいては揺
動アーム21の高さを微少調整することができる。
【0017】丸鋸14の高さの調整が終了すると、モータ
42を正転させる。すると、前記ロックボルト43が正転
し、ロックナット45がロックボルト43に沿ってロック用
固定台41に向かって移動する。このため、ロックナッ
ト45とロック用固定台41との間に前記揺動アーム21の挟
持板21a を強く挟持するので、揺動アーム21をロック状
態にすることができる。
【0018】なお、アーム上下動装置30は、前記揺動
アーム21を上下に移動させることができる構造であれ
ば、上記の構造に限定されない。さらになお、ロック装
置40は、揺動アーム21の先端部の移動を拘束解除でき
る構造であれば、上記の構造に限定されない。さらにな
お、ロックボルト43を回転させる手段はモータ42に
限られず、ロックボルト43にハンドル等を取り付けて
手動でロックボルト43を回転できるようにしてもよ
い。
【0019】さて、本発明の特徴である近接センサ50
を説明する。図1に示すように、ログペーパー切断位置
の近傍において、前記丸鋸14の刃先が通過する適正位置
のやや上方には、近接センサ50が配設されている。こ
の近接センサ50は、センサ部51と、制御部52を備
えている。このセンサ部51は、その前面を丸鋸14が通
過すると、信号を発信するものである。このセンサ部5
1は、制御部52に接続されている。この制御部52
は、センサ部51からの信号が送信されなくなると、ブ
ザーを鳴らしたり、異常表示を出したりするものであ
る。
【0020】このため、ログペーパー切断装置の丸鋸14
の使用中に刃先を丸鋸研磨装置15により研磨するにつれ
て丸鋸14の直径が次第に小さくなって規定値より小さく
なると、丸鋸14の刃先がセンサ部51の前面を通過しな
くなる。すると、制御部52がブザーを鳴らしたり、異
常表示を出したりするので、人が丸鋸の高さ位置が設定
範囲から外れたことを確認することができる。つまり、
丸鋸14によるログペーパーRの切断状態を監視しなくて
も、近接センサ50よって丸鋸14の高さ位置が適正であ
るかどうかを、自動的かつ正確に検知することができる
ので、人件費の削減を図ることができる。
【0021】なお、センサ部51の構造は上記の構造に
限られず、丸鋸14の刃先の通過、不通過を検出できる
ものであれば、特に限定はない。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、近接センサに
より丸鋸の高さ位置が設定範囲内にあるか否かを検知す
ることができるので、丸鋸によるログペーパーRの切断
状態を監視する必要がなく、人件費の削減を図ることが
できる。請求項2の発明によれば、アーム上下動装置
は、ネジ棒とナットを螺合させているので、ネジ棒の微
少送り、ひいては揺動アームの高さを微少調整すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる丸鋸高さ調節装
置を備えたログペーパー切断装置を示す正面図である。
【図2】同ログペーパー切断装置と丸鋸高さ調節装置の
側面図である。
【図3】図1中の丸鋸高さ調節装置の拡大部分正面図で
ある。
【図4】図3中の丸鋸高さ調節装置の拡大部分平面図で
ある。
【図5】従来のログペーパー切断装置の一例の基本構造
を示す説明図。
【符号の説明】
11 ローターアーム 12 回転軸 13 軸 14 丸鋸 15 丸鋸研磨装置 21 揺動アーム 22 ガイド孔 30 アーム上下動装置 31 ネジ棒 32 ネジ棒回転手段 33 ナット 50 近接センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 長太郎 愛媛県川之江市川之江町1514番地 川之江 造機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸により中心部を保持されて回転駆動
    されるローターアームと、該ローターアームの両端部に
    回転自在に取付けられて高速で回転駆動され、ログペー
    パーを切断するための丸鋸とを具備するログペーパー切
    断装置において、前記丸鋸の高さを調製するための丸鋸
    高さ調節装置が設けられており、該丸鋸高さ調節装置
    が、前記丸鋸の刃先が通過する適正位置のやや上方に配
    置した近接センサを備えたことを特徴とするログペーパ
    ー切断装置の丸鋸高さ調節装置。
  2. 【請求項2】前記丸鋸高さ調節装置が、前記回転軸の軸
    受けを中央部で保持し、基端部が回動自在に保持された
    揺動アームと、該揺動アームの先端部を上下方向に移動
    自在に支持するとともに、該揺動アームの先端部の高さ
    を調整するためのアーム上下動装置を備えており、該ア
    ーム上下動装置が、前記揺動アームに取り付けられ、上
    下方向に向いたネジ棒を回転させるネジ棒回転手段と、
    前記揺動アームに取り付けられ、前記ネジ棒が螺合する
    ナットと、前記揺動アームの下方に配設固定され、前記
    ネジ棒の下端部に対接し、該ネジ棒を一定の高さ位置で
    支持するネジ棒支持台とを備えることを特徴とする請求
    項1記載のログペーパー切断装置の丸鋸高さ調節装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103640041A (zh) * 2013-09-09 2014-03-19 联合纸巾技术有限公司 圆刀切割装置
JP2018122457A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 株式会社フジシール ラベル生成装置、及び、ラベル製造方法

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