JP2003117827A - 眼鏡レンズ加工の研削水タンク装置及びこれを備える眼鏡レンズ加工装置、並びに加工粕分離装置 - Google Patents

眼鏡レンズ加工の研削水タンク装置及びこれを備える眼鏡レンズ加工装置、並びに加工粕分離装置

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JP2003117827A JP2002209937A JP2002209937A JP2003117827A JP 2003117827 A JP2003117827 A JP 2003117827A JP 2002209937 A JP2002209937 A JP 2002209937A JP 2002209937 A JP2002209937 A JP 2002209937A JP 2003117827 A JP2003117827 A JP 2003117827A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンク内の加工粕を研削水と容易に分離す
る。 【解決手段】 眼鏡レンズの周縁加工に使用される研削
液をタンクに貯蔵する循環式の研削水タンク装置におい
て、研削水を加工粕と分離して濾過するためにタンク内
に配置されたフィルタであって、密封された中空部が形
成されたフィルタと、該フィルタにより濾過された研削
水を前記中空部を通して吸引するポンプを持つ研削水吸
引手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡レンズの周縁
加工に使用される研削液を蓄える循環式の研削水タンク
装置、及びこれを備える眼鏡レンズ加工装置、並びに加
工粕を研削水と分離する加工粕分離装置に関する。
【0002】
【従来技術】眼鏡レンズの周縁を加工する装置では、レ
ンズの加工部分を冷却及び加工粕(屑)を取り除くため
に、研削水を供給しながら加工を行う。研削水の供給方
法としては、水道から直接供給する水道直結式と循環式
がある。循環式はタンクに貯水した研削水をポンプによ
り汲み上げて加工装置本体側に供給し、加工に使用した
排水を再びタンクに導入することにより、研削水を循環
して使用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水道直
結式は加工装置からの排水に含まれる加工粕がそのまま
下水に流されるという問題がある。循環式においても、
プラスチック粕はなかなか沈殿しないため、加工粕を研
削水と分離して加工粕のみを取り出すことが難しく、研
削水の入れ替え時に加工粕の一部が下水に排水されやす
い。また、循環式のタンクではプラスチックレンズを加
工すると泡が発生し、タンク内に泡が溜まるという問題
がある。消泡剤を使用しない場合は、少ない枚数のレン
ズを加工するだけでタンク内が泡で一杯になるので、タ
ンク内の研削水を頻繁に交換する必要がある。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
タンク内の加工粕を研削水と容易に分離することができ
る装置を提供することを技術課題とする。また、タンク
内の泡を減少させることができる装置を提供することを
技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。 (1) 眼鏡レンズの周縁加工に使用される研削液をタ
ンクに貯蔵し、該タンクの研削水を再使用する循環式の
研削水タンク装置において、研削水を加工粕と分離して
濾過するために前記タンク内に配置されたフィルタであ
って、密封された中空部が形成されたフィルタと、該フ
ィルタにより濾過された研削水を前記中空部を通して吸
引するポンプを持つ研削水吸引手段と、を備えることを
特徴とする。 (2) (1)の研削水タンク装置において、前記フィ
ルタは前記タンクの底に設置され、タンクの底と略同じ
面積のフィルタ面を持つ板状のフィルタであることを特
徴とする。 (3) (1)の研削水タンク装置において、前記ポン
プにより吸引された水を再び前記タンク内に戻す導水経
路が設けられており、眼鏡レンズの加工時にも前記吸引
ポンプを駆動することを特徴とする。 (4) (1)の研削水タンク装置において、さらに前
記タンク内に生じた泡を攪拌して潰す消泡装置を研削水
の水面より上に設けたことを特徴とする。 (5) (1)の研削水タンク装置において、さらに、
前記タンク内に生じた泡を吸引する泡吸引手段と、該吸
引された泡の廃液を蓄える泡排出用タンクと、該泡排出
用タンクに溜まった廃液の水分を濾過するためにその泡
排出用タンク内に配置された第2のフィルタと、該第2
のフィルタにより濾過された廃液を吸引するための廃液
吸引手段と、を備えることを特徴とする。 (6) (5)の研削水タンク装置において、前記廃液
吸引手段の吸引駆動源には前記研削水吸引手段が持つ吸
引用のポンプを共通に使用したことを特徴とする。 (7) 眼鏡レンズの周縁を加工する切削具を持つ眼鏡
レンズ加工装置において、請求項1〜6の何れかの研削
水タンク装置を備えることを特徴とする。 (8) 眼鏡レンズの加工に使用された研削水に含まれ
る加工粕を水と分離する加工粕分離装置において、研削
水を加工粕と分離して濾過するフィルタであって、密封
された中空部が形成されたフィルタと、該フィルタによ
り濾過された研削水を前記中空部を通して吸引するポン
プとを備え、使用済みの研削水が投入されるタンクに前
記フィルタを入れて研削水を吸引排出することを特徴と
す。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に係る眼鏡レンズ加
工装置全体の概略構成を示す図である。眼鏡レンズ加工
装置は加工装置本体1と、加工装置本体1を載置するテ
ーブル100と、循環式の研削水タンク部200から大
略構成される。
【0007】加工装置本体1の筐体内部には、被加工レ
ンズLEを保持する2つのレンズ回転軸2R,2L、レ
ンズ回転軸2R,2Lが回転可能に取付けられたキャリ
ッジ部3、レンズLEの周縁を加工するために回転軸6
に取付けられた砥石5等を持つ加工機構部10が配置さ
れている。キャリッジ部3はレンズ回転軸の軸方向に移
動可能で、且つ砥石5に対して相対的に移動可能に構成
されている。なお、この加工機構部10については、本
出願人による特開平5−212661号公報等において
周知の構成が使用できるので、詳細な説明は省略する。
【0008】また、加工装置本体1の内部には防水カバ
ー8によって加工室9が形成されている。加工室9には
研削水を噴射するノズル11が延びており、ノズル11
はタンク部200の吸引ポンプ220と送水ホース22
1によって接続されている。レンズLEの加工中は、ノ
ズル11から研削水が噴射され、噴射された研削水と研
削屑は防水カバー8によって受けられる。防水カバー8
の下部にある排水口には排水ホース201が接続され、
排水ホース201はタンク部200の研削水貯蔵用のタ
ンク210側に延びている。
【0009】タンク部200の構成を図1〜図3に基づ
き説明する。図1において、211はタンク210内を
ほぼ密閉するための蓋であり、タンク210の上部の開
口部に着脱自在に嵌め込まれている。蓋211の中央に
は、タンク210内を排水投入室側210aと吸水室側
210bに分ける仕切り板230が固定されている。た
だし、図2に示すように、仕切り板230とタンク21
0の内側面及び底面との間には、研削水が流れる隙間が
設けられている。
【0010】排水投入室側210aの蓋211には排水
ホース201が接続される接続口212が設けられてお
り、排水ホース201によって導かれる排水がタンク2
10内に投入される。吸水室側210bの蓋211に
は、加工装置本体1に研削水を供給するための吸水パイ
プ215が下方に延びるように取付けられている。吸水
パイプ215は吸水ホース217によって吸引ポンプ2
20に接続されている。吸引ポンプ220の駆動により
吸水された研削水は送水ホース221を介して加工装置
本体1側のノズル11に導かれる。
【0011】なお、仕切り板230は排水に混入した加
工粕を吸水パイプ215の吸水口まで届きにくくし、加
工粕がタンク底部に沈殿しやすくするために設けたもの
である。これは必ずしも無くても良い。
【0012】タンク部200には液体(ここでは研削
水)の噴射により泡を潰す消泡装置300が設けられて
いる。消泡装置300は、吸水室側210bより研削水
を吸水するために蓋211に取り付けられた吸水パイプ
301、このパイプ301と吸水ホース303によって
接続された吸引ポンプ305、この吸引ポンプ305に
より汲み上げられた水を導くホース307、ホース30
7からの水を排水投入室側210aに噴射するノズル3
10を備える。
【0013】ノズル310は仕切り板230の上側に取
り付けられている。図2に示すように、ノズル310は
棒状の形状を持ち、水を略水平方向に向けて噴射するよ
うに、噴射口310aがその長手方向の側面に多数個形
成されている。ホース307からの研削水は、ノズル3
10の中心付近に設けられた接続口311から導入され
る。また、噴射口310aは、タンク210内に研削水
が入れられたとき、その水面より上に位置するように設
けられている。図2示した横長のノズル310の場合、
噴射される水がタンク210内をできるだけカバーする
ように、噴射口310aは中心部だでなく、タンク21
0の両側の内壁近くまで配置することが好ましい。
【0014】また、タンク部210には加工粕を沈殿し
やすくすると共に、加工粕を水と分離しその脱水を行う
加工粕分離装置330が設けられている。加工粕分離装
置330は、タンク210の底に設けられた濾過フィル
タ331、このフィルタ331を通してタンク210内
部の水を吸引するポンプ333、フィルタ331とタン
ク210の底面とにより形成された中空部339に繋が
る吸引パイプ335、吸引パイプ335とポンプ333
とを接続するホース337、ポンプ333により吸引さ
れた研削水を再びタンク210内に導入するためのホー
ス341を備える。ホース341はタンク210の側面
に取り付けられた接続口343に着脱自在に接続されて
いる。
【0015】フィルタ331としては焼結多孔質体が好
ましく、本実施形態では軽量で耐久性が有り、加工性も
良いことから、プラスチックビーズを焼結して製作した
プラスチック焼結多孔質体のものを使用している。プラ
スチック焼結多孔質体は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等を原材料としたも
のである。また、本実施形態ではフィルタ331の気孔
径を15μm程度としたものを使用している。本発明者
が気孔径を15μmと70μmにしたものを実験したと
ころ、気孔径が70μmでは濾過した水が白色混濁して
おり、濾過精度が低いことが分かった。さらに濾過を続
けた結果、フィルタ内に微細な加工粕が詰まることによ
り、濾過速度を低下させることが分かった。一方、気孔
径が15μmのものは、濾過された水が透明であり、連
続濾過しても濾過速度に影響が少ないことが確認でき
た。したがって、濾過精度と濾過速度の点から気孔径が
70μmより小さい15μm程度のフィルタを使用する
ことが好ましい。
【0016】図3はフィルタ331を底面側から見たと
きの図である。フィルタ331は水平断面が円形状をし
たタンク210の底に設置され、タンク210の底の面
積と略同じ円形状の面積を持つ板状の形状をしている。
フィルタ331の上面に加工粕が体積する。フィルタ3
31の厚みは7mmであり、フィルタ331の下面には
深さ2mmの格子状の溝331a(図3における斜線部
分)が形成されている。その中央部の溝には吸引パイプ
335に繋がる吸引口331bが設けられている。溝3
31aは濾過された水が通る通路となり、全て吸引口3
31bに繋がるように形成されている。このフィルタ3
31をタンク210の底面に設置すると共に、フィルタ
331の外周をシールドするようにタンク210の内壁
に接着することにより、タンク210の底面と溝331
aとによってタンク内の研削液に対して密封された中空
部339が形成され、濾過した水を吸引する通路が確保
される。
【0017】なお、フィルタ331の下面を溝構造とし
たのは、フィルタ331の上面に体積する加工粕及び研
削水の重量により、フィルタ331が破損又は変形しな
いようにするためであり、必ずしも溝構造となくても良
い。例えば、フィルタ331の底面も平坦面とし、図3
に示したものと同じような溝331aを確保するよう
に、フィルタ331の底面にブロックを配置することに
より、中空部分339を形成しても良い。また、フィル
タ331にメッシュ構造をした木綿等の布フィルタを用
いることも可能である。この場合も中空部分339を形
成するように補強枠を設ければ良い。
【0018】図1において、20は加工装置装置本体1
の制御部である。制御部20には砥石5を回転する駆動
ユニット22、キャリッジ部3をの移動する駆動ユニッ
ト21が接続されている他、各吸引ポンプ220,30
5,333が接続されている。制御部20はこれらを制
御する。
【0019】次に、このような構成の装置の使用につい
て説明する。タンク210内には研削水を入れておく。
このとき、消泡装置のノズル310より水面が1〜2c
m下になるようにしておく。
【0020】加工装置本体1によりレンズの加工を開始
すると、制御部20によりポンプ220が駆動され、吸
水室側210bから吸い上げられた研削水がノズル11
から噴射される。研削水と加工時に発生した加工粕は、
排水ホース201を介してタンク210の排水投入室側
210aに排出される。
【0021】レンズの加工時には加工粕分離装置330
によりタンク210内に排出された加工粕の沈殿を促進
するために、制御部20に接続されたスイッチ25によ
りポンプ333を駆動する。もちろん、吸引ポンプ22
0の駆動と連動してポンプ333も駆動するように、制
御部20がコントロールしても良い。
【0022】ポンプ333を駆動すると、フィルタ33
1の下に形成された中空部339に吸引圧が掛り、フィ
ルタ331を通してタンク210内の研削水が吸引され
ると同時にフィルタ331により濾過される。ポンプ3
33が吸引した水は、ホース341を経て接続口343
からタンク210内に戻される。この吸引によって、加
工粕がフィルタ331側に引っ張られ、加工粕の沈殿が
促進される。更に、沈殿した加工粕の固形化が進むこと
によってタンク210内の研削水の混濁が抑えることが
できる。このため、加工粕を大量にタンク210内に取
り込むことが可能となる。
【0023】また、プラスチックレンズの加工粕は、初
めに重量が重い大きな粕が沈殿する。タンクの底に配置
されたフィルタ331の上には始めに大きな粕が体積す
るので、フィルタの目詰まりを防止すると共に、その粕
が新たなフィルタとなる役目を果たすようになる。
【0024】タンク210内に許容できる加工粕の量
は、吸引パイプ215,301の吸引口から沈殿した加
工粕が吸込まれないレベルまで可能である。吸引パイプ
215等の吸引口の高さにもよるが、20リットルタン
クで5〜6リットル程度の加工粕を沈殿させることがで
きるとすれば、レンズ枚数にして200枚もの加工が可
能となる。
【0025】なお、フィルタ331の濾過速度は、濾過
開始時点では高いが、フィルタ331に加工粕が付着す
ると速度が低下する。また、濾過速度はポンプ性能にも
左右されるが、強力なポンプを使ってもフィルタの通過
損失が通過流量の増加によって急増する。このため、適
当な吸引力でポンプを駆動させることがポンプの過負荷
にならずに良い。本装置ではポンプ333にDCモータ
を使ったギヤポンプを採用し、これを定電流駆動させ
る。こうしたポンプは、フィルタ抵抗(挿入損失)が低
い場合、モータ回転数が高くポンプ流量も多い。一方、
フィルタ抵抗が高くなり、モータに負荷が掛かり始める
と低電流動作となり、モータ回転数を抑えて過負荷にな
らないように制御される。
【0026】ところで、泡の発生を抑える目的で、通
常、循環式のタンクユニットの研削液には消泡剤が入れ
られる。しかし、消泡剤が含まれた研削液をフィルタ3
31によって濾過する際、その濾過性能は消泡剤に含ま
れる界面活性剤によって大幅に低下する。これはフィル
タ331に加工粕が入り込み目詰まりを生じさせるため
である。これを防止するため、本装置では消泡剤を使わ
ないようにする。しかし、消泡剤を使わないと少量(2
0〜30枚)のプラスチックレンズを加工するだけで泡
が大量に発生し、直ぐに研削液を交換する必要がでてく
る。
【0027】研削液の交換を頻繁に行うことを避けるた
め、本装置では消泡剤を使わずに発生した泡を消泡装置
300により抑える。加工によって発生した数ミクロン
以下のプラスチックの小さな加工粕は、水に溶け込まな
い。砥石の高速回転によって砥石表面には空気の層がで
きており、それに冷却用の研削水が加わることによって
水と空気が混ざり合い、排水ホース201からは水と空
気が一緒に排出される。この空気と水に溶け込まない加
工粕によって泡が作られる。一旦泡が作られると、その
泡に大きな粒径の加工粕も付着し、さらに潰れにくい泡
となる。このような泡の発生により、プラスチックレン
ズを何枚も加工すると、タンク210内(ここでは排水
投入室側210a)が泡で満たされるようになってしま
う。
【0028】こうした泡の発生を抑えるために、吸引ポ
ンプ220の駆動と連動して吸引ポンプ305が駆動さ
れ、排水投入室側210aにはノズル310が持つ噴射
口310aから水が噴射される。吸引ポンプ305の駆
動により吸水室側210bから研削水が吸引され、その
水がノズル310にホース307を介して導かれる。噴
射口310aからはタンク210の内側面に向けてシャ
ワーのように水が噴射される。噴射された水がタンク2
10内にできた泡に衝突し、水の攪拌によって泡が潰さ
れる。こうして泡に含まれる沈殿可能な加工粕を分離
し、沈殿させることができるようになる。噴射口310
aはタンク210の両側の内壁近くまで配置されている
ので、タンク210内に生じた泡の大部分に噴射した水
を当てることができる。
【0029】なお、ノズル310の形状及び配置は上記
に限られるものでなく、次のようにしても良い。図4は
消泡装置300の変容例を示す図である。図4(a)に
示すノズル313は半球状の形状をしており、その半球
面には多数の噴射口313aが形成されている。ノズル
313は排水投入室側210aの中心付近に位置するよ
うに、その接続口314が蓋211に取り付けられてい
る。吸引ポンプ305からの水はホース307、接続口
314を経てノズル313の噴射口313aから噴射さ
れ、タンク210内の泡に当てられる。さらに、ノズル
313を回転する機構を設け、噴射方向が変わるように
すれば、タンク210内(水排水投入室側210a内)
の全体に行き渡るように水が噴射され、さらに泡を効率
良く潰すことができる。噴射口を持つノズルの回転は、
モータを使用する他、水圧や噴流の反力を利用して回転
する方式が採用できる。
【0030】図4(b)に示すノズルは噴流の反力を利
用した回転方式の例であり、図4(a)の接続口314
に回転支基321が取り付けられ、その回転支基321
に3本の棒状のノズル320が取り付けられている。各
ノズル320の側面には噴射口320aが設けられてお
り、この噴射口320aから噴射される水の反力により
回転支基321と共にノズル320が回転する。
【0031】また、図1、図2で示したノズル310に
おいても、噴射口310aから噴射される水の噴射角度
が水平方向からややした下向きに繰返し変わるように、
ノズル310を揺動するモータ等の機構を設けると、さ
らに泡を効率良く潰すことができる。また、消泡装置は
棒状の腕を持つ回転体を回転させる方式により、機械的
に泡を攪拌させる構成でも良い。これは、回転体の腕が
泡に衝突することにより、泡を破裂させる。
【0032】次に、タンク210内に溜まった加工粕を
廃棄する場合を説明する。この場合、ホース341を接
続口343から外し、ポンプ333により吸引した水を
タンク210内に戻さず、排水する。ポンプ333によ
り吸引された水は、フィルタ331によりが十分に濾過
されているので、そのまま排水することもできるが、別
途用意した排水受けのタンクに入れて再利用しても良
い。スイッチ25をONしてポンプ333を駆動する。
タンク210内の研削水はフィルタ331を通して徐々
に吸引されてタンク210外に排出される。最後には加
工粕に含有する水分も吸引される。加工粕の含有水分量
が低下すると、加工粕がひび割れて空気がフィルタから
直接吸引され、水を吸引できなくなる。水が排出されな
くなったらポンプ333の駆動を停止する。
【0033】水を吸引できなくなったときの加工粕の含
水率は約40〜50%であり、加工粕は固形化してい
る。固形化している加工粕は、タンク210を逆さまに
すれば簡単に取り出すことができるので、ビニール袋等
に入れて廃棄すれば良い。含水率が50%以下であれ
ば、加工粕から水が染み出てこないので廃棄処理の扱い
が容易となる。さらに含水率を下げるときは、放置して
自然乾燥させれば良い。加工粕は産業廃棄物として業者
に処理してもらう。
【0034】以上、フィルタ331、ポンプ333等か
らなる加工粕分離装置は、タンク210と一体的に循環
式のタンク部200に設けたが、単独のものとして構成
しても良い。図5はその構成例を示し、350はプラス
チック多孔質体からなるフィルタであり、その形状を円
筒形状とした例である。フィルタ350の両端にはその
内部を中空部351にする蓋352、353が固定され
ている。一方の蓋352には中空部351に繋がる吸引
パイプ355が取り付けてあり、この吸引パイプ355
は吸引ポンプ357にホース356により接続されてい
る。吸引ポンプ357により吸引された水はホース35
8から排出される。タンク210に溜まった加工粕を廃
棄する場合、このフィルタ350をタンク210に入
れ、上記と同様に吸引ポンプ357を作動させることに
よって、タンク210内の研削水を濾過して吸引すれ
ば、加工粕を分離して取り出すことができる。
【0035】加工粕の脱水を促進する場合には、こうし
た円筒状のフィルタ350を複数個用意すれば良い。も
ちろん、図1、図3等で図示した板状のフィルタ331
を使用し、中空部339を確保するようにフィルタ33
1の底に密閉用の板を固定した構成にすれば、単独で用
いることができる。また、タンク210とは別に用意し
たタンク内にフィルタ350等を置くと共に、その中に
加工粕を含む研削水を流し込んで加工粕を脱水しても良
い。
【0036】図6は、図1の眼鏡レンズ加工装置の研削
水タンク部200が持つ消泡装置300に代えて、タン
ク210内に生じた泡を吸引して除去する泡除去装置4
00を設けた場合の概略構成図である。
【0037】図6において、タンク210側の蓋211
には、吸引ホース401が接続される吸引パイプ403
が排水投入室210a側に位置するように取り付けられ
ている。吸引パイプ403の吸引口は、排水投入室21
0aにおける水面より少し上側に位置している。吸引ホ
ース401は泡吸引用ポンプ405に接続されている。
ポンプ405は、吸引した泡の廃液を蓄える泡排出用タ
ンク410の蓋411の上部に固定されている。ポンプ
405には排水ホース407が接続されており、ポンプ
405が吸引した泡は、排水ホース407からタンク4
10内に排出される。
【0038】タンク410は研削水を蓄えるタンク21
0と同じものを使用している。また、タンク410の底
には、タンク210側のフィルタ331と同じ構造の濾
過フィルタ420が設けられている。フィルタ420と
タンク410の底面との間には、密封された中空部42
1が形成されており、その中空部421には吸引パイプ
423が繋がっている。さらに、吸引パイプ423には
ホース425が接続されている。ホース425は、ポン
プ333と接続されたホース337に接続されている。
ホース337はタンク210側のフィルタ331に形成
された中空部339にも接続されているので、タンク2
10側の研削水を吸引するポンプ333は泡除去装置4
00側の廃液吸引の駆動源として共通に使用される。泡
除去装置400の廃液吸引用に専用のポンプを設けても
良いが、タンク210側のポンプ333と共用するとコ
スト的に有利である。
【0039】レンズの加工時にはポンプ220と連動し
て泡吸引用のポンプ405が駆動され、排水投入室側2
10aの水面に生じた泡が、吸引パイプ403、吸引ホ
ース401を介して吸引される。吸引された泡はタンク
410に排出される。泡には加工粕も付着しているの
で、タンク410に排出される泡の廃液には加工粕が含
まれる。ポンプ333が駆動されると、フィルタ420
を通してタンク410の水が吸引され、泡の廃液に含ま
れていた加工粕と分離される。加工粕はフィルタ410
上に沈殿する。ポンプ333がタンク410側から吸引
した水は、タンク210側から吸引した水と同様に、ホ
ース341を経てタンク210内に戻される。
【0040】この図6の装置では、泡が吸引されること
により、泡に含まれる加工粕もタンク210側から除去
されるので、図1の消泡装置300を使用した場合に比
べてタンク210内の研削液の混濁が抑えられる。ま
た、タンク210内の加工粕の量が減るので、その清掃
作業の回数も減少する。
【0041】なお、ホース337に対するホース425
と吸引パイプ335の接続部に、吸引経路の切換機構
(三方活栓等)を設け、ポンプ333による吸引経路を
選択的に切換える構成としても良い。タンク410側の
廃液は、加工粕の廃棄時に吸引するようにし、常にはタ
ンク210側の研削水を吸引するようにしておく。こう
すれば、ポンプ333を大型化せずに、タンク210側
のフィルタ331に掛ける吸引圧を確保できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
タンク内に入れられた加工粕を含む研削水から加工粕を
容易に分離して取り出すことができるので、加工粕を適
切に処理することができる。また、眼鏡レンズの加工時
においては、加工粕の沈殿を促進し、研削水の交換回数
を減らして加工可能なレンズ枚数を増大させることがで
きる。さらに、タンク内に生じた泡を減少させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】眼鏡レンズ加工装置全体の概略構成を示す図で
ある。
【図2】消泡装置の構成を説明する図である。
【図3】フィルタを底面側から見たときの図である。
【図4】消泡装置の変容例を示す図である。
【図5】加工粕分離装置を単独のものとして構成した例
を示す図である。
【図6】泡を吸引して除去する泡除去装置を設けた場合
の概略構成図である。
【符号の説明】
1 加工装置本体 200 研削水タンク部 210 タンク 300 消泡装置 330 加工粕分離装置 331 濾過フィルタ 333 吸引ポンプ 339 中空部 341 ホース 400 泡除去装置 405 吸引ポンプ 410 タンク 420 濾過フィルタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡レンズの周縁加工に使用される研削
    液をタンクに貯蔵し、該タンクの研削水を再使用する循
    環式の研削水タンク装置において、研削水を加工粕と分
    離して濾過するために前記タンク内に配置されたフィル
    タであって、密封された中空部が形成されたフィルタ
    と、該フィルタにより濾過された研削水を前記中空部を
    通して吸引するポンプを持つ研削水吸引手段と、を備え
    ることを特徴とする研削水タンク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の研削水タンク装置において、
    前記フィルタは前記タンクの底に設置され、タンクの底
    と略同じ面積のフィルタ面を持つ板状のフィルタである
    ことを特徴とする研削水タンク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の研削水タンク装置において、
    前記ポンプにより吸引された水を再び前記タンク内に戻
    す導水経路が設けられており、眼鏡レンズの加工時にも
    前記吸引ポンプを駆動することを特徴とする研削水タン
    ク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の研削水タンク装置において、
    さらに前記タンク内に生じた泡を攪拌して潰す消泡装置
    を研削水の水面より上に設けたことを特徴とする研削水
    タンク装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の研削水タンク装置において、
    さらに、前記タンク内に生じた泡を吸引する泡吸引手段
    と、該吸引された泡の廃液を蓄える泡排出用タンクと、
    該泡排出用タンクに溜まった廃液の水分を濾過するため
    にその泡排出用タンク内に配置された第2のフィルタ
    と、該第2のフィルタにより濾過された廃液を吸引する
    ための廃液吸引手段と、を備えることを特徴とする研削
    水タンク装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の研削水タンク装置において、
    前記廃液吸引手段の吸引駆動源には前記研削水吸引手段
    が持つ吸引用のポンプを共通に使用したことを特徴とす
    る研削水タンク装置。
  7. 【請求項7】 眼鏡レンズの周縁を加工する切削具を持
    つ眼鏡レンズ加工装置において、請求項1〜6の何れか
    の研削水タンク装置を備えることを特徴とする眼鏡レン
    ズ加工装置。
  8. 【請求項8】 眼鏡レンズの加工に使用された研削水に
    含まれる加工粕を水と分離する加工粕分離装置におい
    て、研削水を加工粕と分離して濾過するフィルタであっ
    て、密封された中空部が形成されたフィルタと、該フィ
    ルタにより濾過された研削水を前記中空部を通して吸引
    するポンプとを備え、使用済みの研削水が投入されるタ
    ンクに前記フィルタを入れて研削水を吸引排出すること
    を特徴とする加工粕分離装置。
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