JP2003115018A - カード情報処理装置、カード情報処理方法、および、プログラム - Google Patents

カード情報処理装置、カード情報処理方法、および、プログラム

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JP2003115018A JP2001310630A JP2001310630A JP2003115018A JP 2003115018 A JP2003115018 A JP 2003115018A JP 2001310630 A JP2001310630 A JP 2001310630A JP 2001310630 A JP2001310630 A JP 2001310630A JP 2003115018 A JP2003115018 A JP 2003115018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポイントを含むカード情報を統括的に管理等
することにより、各カードやそのポイントを相互に関連
させた新しい価値を提供することできる、カード情報処
理装置等を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明にかかるカード情報処理装置とし
ての統括管理サーバ100は、利用者が保有する各カー
ドの種類に関する情報、または、これら各カードを利用
することにより当該利用者に付与されたポイントに関す
る情報を、利用者のクライアント装置またはカード会社
の個別管理サーバからネットワークを介して受信する通
信制御部130と、ポイントにて取得可能な特典を特定
するための特典情報を格納する特典情報DB115と、
通信制御部130にて受信された各カードの種類に関す
る情報またはポイントに関する情報と、特典情報DB1
15にて格納された特典情報とに基づいて、利用者が取
得可能な特典を決定する特典決定部145aとを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレジット会社等
が発行する複数種類のカードに関する情報を統括的に管
理等するための、カード情報処理装置、カード情報処理
方法、および、プログラムに関連する。
【0002】
【従来の技術】今日、各種クレジット会社のクレジット
カードや、小売店や航空会社のポイントカード等、様々
なカードが発行され利用されている。そして、これら各
カードの利用者に対して、いわゆるポイントサービスが
展開されている。すなわち、利用者が自己のカードを利
用すると、その際の利用金額等に応じてポイントを取得
することができ、このポイントを、クレジット会社等が
提供する商品やサービス等の各種の特典と交換すること
ができる。
【0003】ここで、従来、各種のカードは、クレジッ
ト会社や小売店等、相互に別個の組織によって発行さ
れ、そのポイントについても相互に別個の組織によって
管理されていた。したがって、例えば、A社のカードを
利用することによって取得したポイントと、B社のカー
ドを利用することによって取得したポイントとは、相互
に異なるシステムで管理されており、互換性が一切なか
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
各種のカードが別個に発行および管理されており、各カ
ードを利用することによって取得したポイント等の相互
間の関連性が一切なかったので、下記のような種々の問
題が生じていた。
【0005】例えば、利用者は、A社のカードで取得し
たポイントは、A社の提供する特典としか交換すること
ができず、B社のカードで取得したポイントは、B社の
提供する特典としか交換することができなかった。すな
わち、A社のポイントとB社のポイントとは、相互に関
連性のない独立した価値としてしか利用することができ
ず、これらを相互に組合せて共通の価値として利用する
ことができなかったので、結局はそれぞれのポイントが
余ってしまう等、利用者にとっての利便性が悪いという
問題があった。なお、A社のポイントとB社の特典とを
交換することができるようなポイントの相互融通システ
ムも存在しているが、このシステムはあくまで、一方の
ポイントの価値を他のポイントの価値に置き換えるもの
であり、各ポイントを共通の価値に置き換えるものでは
なかった。
【0006】また、カードは基本的に利用者個人に属し
ており、カードのポイントも当該カードの利用者のみが
使うことを前提としていたので、カードのポイントを他
の利用者に寄付することや、複数の利用者が共同してポ
イントを利用することが困難であった。なお、カードの
ポイントを、慈善団体等に寄付することのできるシステ
ムも存在しているが、このシステムはあくまでも、カー
ドのポイントを、利用者以外の組織に提供するものであ
り、利用者同士の寄付や、利用者同士の共同利用等、利
用者同士のコミュニティー内部での利用を可能とするも
のではない。
【0007】また、各種のカードが別個に発行および管
理されていたので、これら各カードに関する各種の情報
を相互に共通化することが難しかった。このため、例え
ば、A社は、自社が発行したカードの利用者の情報しか
把握することができず、同業他社であるB社が発行した
カードがどのような利用者に利用されているのか等の傾
向を把握することが不可能であったため、自社の問題点
を分析したり、B社の利用者に自社のカードを利用して
もらうためのマーケティング戦略を立案する等、カード
の種別の枠を越えた横断的なマーケティングや傾向分析
を行うことが困難であった。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ポイントを含むカード情報を統括的に管理等するこ
とにより、ポイントの有効活用、ポイントの共同利用、
カード情報の横断的な利用を行う等、各カードやそのポ
イントを相互に関連させた新しい価値を提供することで
きる、カード情報処理装置、カード情報処理方法、およ
び、プログラムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、請求項1に記載のカード情報処理装置は、複数
種類のカードを保有する利用者の情報処理装置、また
は、各カードを発行するカード会社の情報処理装置に対
して、ネットワークを介して相互に通信可能に接続して
構成されたカード情報処理装置であって、上記利用者が
保有する各カードの種類に関する情報、または、これら
各カードを利用することにより当該利用者に付与された
ポイントに関する情報を、上記利用者の情報処理装置ま
たは上記カード会社の情報処理装置から上記ネットワー
クを介して受信する受信手段と、上記ポイントにて取得
可能な特典を特定するための特典情報を格納する特典情
報格納手段と、上記受信手段にて受信された各カードの
種類に関する情報またはポイントに関する情報と、上記
特典情報格納手段にて格納された特典情報とに基づい
て、上記利用者が取得可能な特典を決定する特典決定手
段とを備えることを特徴とする。
【0010】この装置によれば、利用者が保有する各カ
ードの種類に関する情報、または、これら各カードのポ
イントに関する情報と、ポイントにて取得可能な特典を
特定するための特典情報とに基づいて、利用者が取得可
能な特典が決定される。すなわち、従来であれば、各カ
ード会社が自社のカードのポイントのみに基づいて個別
的に特典取得の可否等を判断していたのに対して、本装
置によれば、利用者が複数種類のカードを保有している
場合において各々のカードの種類やポイントを統括的に
判断して特典の取得可否や特典付与を行うことができる
ので、利用者の複数種類のカードに対するポイントサー
ビスを統括的に行うことができる。
【0011】また、請求項2に記載のカード情報処理装
置は、請求項1に記載のカード情報処理装置において、
上記利用者が保有する各カードの種類の組合せ、また
は、当該カードの種類と、上記利用者が各カードを利用
することにより当該利用者に付与されたポイントとの組
合せに応じて、当該利用者が取得可能な特典を特定する
ための組合せ情報を格納する組合せ情報格納手段を備
え、上記特典決定手段は、上記受信手段にて受信された
各カードの種類に関する情報またはポイントに関する情
報と、上記組合せ情報格納手段に格納された組合せ情報
とに基づいて、上記利用者が取得可能な特典を決定する
ことを特徴とする。
【0012】この装置によれば、利用者が保有する各カ
ードの種類やそのポイントの組合せに応じて、利用者が
取得可能な特典が決定される。すなわち、従来であれ
ば、各カード会社のカードのポイントに個別的な価値の
みを認めて特典取得の可否等を判断していたのに対し
て、本装置によれば、利用者の複数種類のカードやポイ
ントの相互の関連性に着目してその価値を認め、特典を
付与等することができるので、従来存在しなかった新規
な価値を創設して、カードの種類が足りない場合にはそ
の加入を促す等、カード加入の促進等を図ることができ
る。
【0013】また、請求項3に記載のカード情報処理装
置は、請求項1または2に記載のカード情報処理装置に
おいて、上記受信手段にて受信された各カードのポイン
トに関する情報に基づいて、各カードのポイントを、上
記複数種類のカードに共通の共通ポイントに変換する共
通ポイント変換手段と、上記共通ポイントにて利用者が
取得可能な特典を特定するための共通特典情報を格納す
る共通特典情報格納手段とを備え、上記特典決定手段
は、上記共通特典情報格納手段に格納された共通特典情
報に基づいて、上記共通ポイント変換手段にて変換され
た共通ポイントに対して、上記利用者が取得可能な特典
を決定することを特徴とする。
【0014】この装置によれば、各カードのポイント
が、複数種類のカードに共通の共通ポイントに変換さ
れ、この共通ポイントに対して、利用者が取得可能な特
典が決定される。すなわち、従来であれば、各カード会
社のカードのポイントに個別的な価値のみを認めて特典
取得の可否等を判断していたのに対して、本装置によれ
ば、利用者の複数種類のカードを共通の価値に置き換え
て、特典を付与等することができるので、従来存在しな
かった新規な価値を創設して、カード利用の促進等を図
ることができる。
【0015】また、請求項4に記載のカード情報処理装
置は、カードを保有する利用者の情報処理装置、また
は、各カードを発行するカード会社の情報処理装置に対
して、ネットワークを介して相互に通信可能に接続して
構成されたカード情報処理装置であって、複数の上記利
用者によって構成されるグループに関し、当該グループ
を構成する利用者を特定するためのグループ情報を格納
するグループ情報格納手段と、上記利用者が保有するカ
ードを利用することにより当該利用者に付与されたポイ
ントに関する情報を、上記利用者の情報処理装置または
上記カード会社の情報処理装置から上記ネットワークを
介して受信する受信手段と、上記グループ情報格納手段
に格納されたグループ情報と、上記受信手段にて受信さ
れたカードのポイントに関する情報とに基づいて、上記
グループに属する特定の利用者が利用可能なグループポ
イントを算定するグループポイント算定手段と、上記グ
ループポイントにて取得可能な特典を特定するための特
典情報を格納する特典情報格納手段と、上記グループポ
イント算定手段にて算定されたグループポイントと、上
記特典情報格納手段にて格納された特典情報とに基づい
て、上記特定の利用者が取得可能な特典を決定する特典
決定手段とを備えることを特徴とする。
【0016】この装置によれば、グループを構成する利
用者を特定するためのグループ情報と、各利用者のポイ
ントに関する情報とに基づいて、グループに属する特定
の利用者が利用可能なグループポイントが算定され、特
定の利用者が取得可能な特典が決定される。すなわち、
従来であれば、利用者のポイントは当該利用者自身でし
か利用することができず、あるいは、利用者以外の団体
等に寄付することしかできなかったのに対して、本装置
によれば、利用者のポイントを利用者相互間で共有した
り寄付することができ、利用者のポイントを利用者相互
に共通の価値に置き換えて、特典を付与等することがで
きるので、従来存在しなかった新規な価値を創設して、
利用者によるコミュニティー内部でのカードの組織的な
利用促進等を図ることができる。
【0017】また、請求項5に記載のカード情報処理装
置は、請求項4に記載のカード情報処理装置において、
上記受信手段は、上記利用者の情報処理装置から、上記
グループの利用者の中から当該グループの代表者を識別
するための代表者識別情報を受信し、上記受信手段にて
受信された代表者識別情報を、上記グループ情報格納手
段に格納するグループ登録処理手段を備え、上記特典決
定手段は、上記グループ情報格納手段に格納された代表
者識別情報に基づいて代表者として識別される利用者の
みを、上記特定の利用者と判断することを特徴とする。
【0018】この装置によれば、代表者識別情報に基づ
いて代表者として識別される利用者のみが、特定の利用
者と判断されるので、グループの代表者のみが当該グル
ープの各利用者のポイントを用いて特典を取得すること
ができる。
【0019】また、請求項6に記載のカード情報処理装
置は、請求項5に記載のカード情報処理装置において、
上記グループ登録処理手段は、上記受信手段にて受信さ
れた代表者識別情報を、当該代表者識別情報にて識別さ
れる利用者と、当該代表者識別情報を送信した利用者と
が一致するか否かに関わらず、上記グループ情報格納手
段に格納することを特徴とする。
【0020】この装置によれば、代表者識別情報にて識
別される利用者と、当該代表者識別情報を送信した利用
者とが一致するか否かに関わらず、代表者識別情報が格
納されるので、各利用者は、任意の他の利用者を、当該
他の利用者の意思に関わらず代表者として登録等するこ
とができ、自己と関連のない他の利用者へのポイントの
寄付等を容易に行うことができる。
【0021】また、請求項7に記載のカード情報処理装
置は、請求項4〜6のいずれか一つに記載のカード情報
処理装置において、上記グループ情報格納手段は、グル
ープを構成する各利用者のポイントの中から、グループ
ポイントとすべきポイントを特定するためのグループポ
イント特定情報を格納し、上記グループポイント算定手
段は、上記グループ情報格納手段に格納されたグループ
ポイント特定情報に基づいて、上記グループポイントを
算定することを特徴とする。
【0022】この装置によれば、グループを構成する各
利用者のポイントの中から、グループポイント特定情報
に基づいて、グループポイントが算定される。したがっ
て、このグループポイント特定情報を適切に設定等して
おくことにより、各利用者のポイントのうち、グループ
に寄付等するポイントを所望の範囲に容易かつ正確に制
限等することができる。
【0023】また、請求項8に記載のカード情報処理装
置は、請求項7に記載のカード情報処理装置において、
上記グループポイント特定情報は、グループを構成する
各利用者のポイントの中から、当該グループのポイント
として算定すべきポイントの割合を特定するためのポイ
ント割合情報であることを特徴とする。
【0024】これはグループポイント特定情報の一例を
具体的に特定するものであり、この装置によれば、各利
用者のポイントのうち、ポイント割合情報にて特定され
る割合のポイントが、グループポイントとして算定され
る。
【0025】また、請求項9に記載のカード情報処理装
置は、請求項7に記載のカード情報処理装置において、
上記グループポイント特定情報は、グループを構成する
各利用者のポイントの中から、上記特定の利用者が利用
可能なポイントの限度を特定するためのポイント限度情
報であることを特徴とする。
【0026】これはグループポイント特定情報の他の例
を具体的に特定するものであり、この装置によれば、各
利用者のポイントのうち、ポイント限度情報にて特定さ
れる限度内のポイントが、グループポイントとして算定
される。
【0027】また、請求項10に記載のカード情報処理
装置は、請求項7に記載のカード情報処理装置におい
て、上記グループポイント特定情報は、グループを構成
する各利用者のポイントの中から、端数と認識されるポ
イントを特定するためのポイント端数情報であることを
特徴とする。
【0028】これはグループポイント特定情報の他の例
を具体的に特定するものであり、この装置によれば、各
利用者のポイントのうち、ポイント端数情報にて特定さ
れる端数のポイントが、グループポイントとして算定さ
れる。
【0029】また、請求項11に記載のカード情報処理
装置は、請求項4〜10のいずれか一つに記載のカード
情報処理装置において、各利用者の属性に関する利用者
情報を格納する利用者情報格納手段を備え、上記特典決
定手段は、上記利用者情報格納手段に格納された利用者
情報に基づいて、グループの各利用者の相互の属性が所
定関係にあるか否かを判断し、所定関係にある場合に
は、当該利用者の全部または特定の一部に対して所定の
特典を付与可能と判断することを特徴とする。
【0030】この装置によれば、グループの各利用者の
相互の属性が所定関係にある場合には、当該利用者の全
部または特定の一部に対して所定の特典が付与可能と判
断される。したがって、単にグループで共通するポイン
トの有無等ではなく、このグループを構成する利用者相
互の関係によって特典付与の可否が判断されるので、グ
ループを構成する利用者相互の関係に新しい価値を創造
し、グループの設立促進等を図ることができる。
【0031】また、請求項12に記載のカード情報処理
装置は、請求項4〜11のいずれか一つに記載のカード
情報処理装置において、上記グループポイント算定手段
にて算定されたグループポイント、または、グループの
利用者の属性に関する利用者情報の少なくとも一方に基
づいて、各グループ相互間のランキングを決定するグル
ープランキング決定手段を備えることを特徴とする。
【0032】この装置によれば、グループポイントや利
用者情報に基づいて、各グループ相互間のランキングが
決定される。したがって、このランキングを利用者に公
表等することにより、グループ選定の際の指標を提示し
たり、グループの各利用者のポイント取得の意欲の喚起
等を図ることができる。
【0033】また、請求項13に記載のカード情報処理
装置は、請求項12に記載のカード情報処理装置におい
て、上記特典決定手段は、上記グループランキング決定
手段にて決定されたランキングに基づいて、グループの
利用者の全部または特定の一部に対して所定の特典を付
与可能と判断することを特徴とする。
【0034】この装置によれば、ランキングに基づい
て、グループの利用者の全部または特定の一部に対して
所定の特典が付与可能と判断される。したがって、グル
ープのランキング自体にも新たな価値を認めて、グルー
プの各利用者のポイント取得の意欲の喚起等を図ること
ができる。
【0035】また、請求項14に記載のカード情報処理
装置は、カードを保有する利用者の情報処理装置、およ
び、各カードを発行する複数のカード会社の情報処理装
置に対して、ネットワークを介して相互に通信可能に接
続して構成されたカード情報処理装置であって、上記利
用者が保有する複数のカードそれぞれの種類に関する情
報、または、これら各カードを利用することにより当該
利用者に付与されたポイントに関する情報を、上記利用
者の情報処理装置または上記カード会社の情報処理装置
から上記ネットワークを介して受信する受信手段と、上
記受信手段にて受信された各カードの種類に関する情報
またはポイントに関する情報に基づいて、上記利用者ま
たは上記カード会社に対して提示する情報を決定する提
示情報決定手段と、上記提示情報決定手段にて決定され
た情報を、上記利用者の情報処理装置または上記カード
会社の情報処理装置に対して上記ネットワークを介して
送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0036】この装置によれば、利用者が保有する複数
のカードそれぞれの種類に関する情報またはポイントに
関する情報に基づいて、利用者またはカード会社に対し
て提示する情報が決定され、この情報が利用者またはカ
ード会社の情報処理装置に対して送信される。すなわ
ち、従来であれば、各カードを発行するカード会社が個
別的に利用者に提示する情報を決定していたのに対し
て、本装置によれば、複数のカードを有する利用者の情
報を統括的に判断して情報を決定し、この情報を利用者
やカード会社に提示することができるので、カードの種
別の枠を越えて、カード情報の横断的な提供等を行うこ
とができる。
【0037】また、請求項15に記載のカード情報処理
装置は、請求項14に記載のカード情報処理装置におい
て、上記受信手段は、上記利用者の保有するカードの有
効期限に関するカード情報を受信し、上記提示情報決定
手段は、上記受信手段にて受信されたカード情報の内容
を、上記利用者に対して提示する情報とすることを特徴
とする。
【0038】この装置によれば、利用者の保有するカー
ドの有効期限に関するカード情報が利用者に対して提示
される。したがって、利用者は、自己の保有する複数の
カードの有効期限の提示を受けることができ、この有効
期限を一元的かつ容易に確認することができる。
【0039】また、請求項16に記載のカード情報処理
装置は、請求項14または15に記載のカード情報処理
装置において、上記受信手段は、各カード会社がカード
に関して展開するキャンペーンに関するキャンペーン情
報を受信し、上記提示情報決定手段は、上記受信手段に
て受信されたキャンペーン情報を、上記利用者に対して
提示する情報とすることを特徴とする。
【0040】この装置によれば、各カード会社が展開す
るキャンペーンに関するキャンペーン情報が利用者に対
して提示される。したがって、利用者は、複数のカード
会社のキャンペーン情報の提示を受けることができ、こ
のキャンペーンの内容等を一元的かつ容易に確認するこ
とができる。
【0041】また、請求項17に記載のカード情報処理
装置は、請求項14〜16のいずれか一つに記載のカー
ド情報処理装置において、上記ポイントにて取得可能な
特典であって、上記カード会社が提供する特典とは別個
に上記各利用者に対して提示可能な共通特典を特定する
ための特典情報を格納する特典情報格納手段を備え、上
記提示情報決定手段は、上記受信手段にて受信された各
カードの種類に関する情報またはポイントに関する情報
と、上記特典情報格納手段にて格納された上記特典情報
とに基づいて、上記利用者が取得可能な共通特典に関す
る情報を決定する特典決定手段であり、上記特典決定手
段は、上記共通特典に関する情報から、当該共通特典を
取得するためのポイントに関する情報を除外することを
特徴とする。
【0042】この装置によれば、利用者が取得可能な共
通特典に関する情報が利用者に対して提示される一方、
この共通特典を取得するためのポイントに関する情報が
提示内容から除外される。したがって、共通特典を利用
者に付与するための手数料として、本システムが所定ポ
イントを取得する場合であっても、このポイントの内容
が当該利用者に把握されることを回避することができ
る。
【0043】また、請求項18に記載のカード情報処理
装置は、請求項14〜17のいずれか一つに記載のカー
ド情報処理装置において、上記利用者に上記共通特典を
付与することに関する手数料としての所定のポイント
を、上記利用者のポイントから取得するための所定の処
理を行う共通特典手数料取得手段を備えることを特徴と
する。
【0044】この装置によれば、共通特典を付与するこ
とに関する手数料としての所定のポイントを、利用者の
ポイントから取得するための処理が行われる。したがっ
て、共通特典を付与することによって手数料を自動的に
取得することができ、本装置の運営コスト等に充当する
ことができる。
【0045】また、請求項19に記載のカード情報処理
装置は、請求項14〜18のいずれか一つに記載のカー
ド情報処理装置において、カードの申込みの要求に関す
る情報を、上記利用者の情報処理装置から上記ネットワ
ークを介して受信する申込み要求受信手段と、上記申込
み要求受信手段にて受信された情報に基づいて、カード
の申込みを行うための所定の処理を行うカード申込み処
理手段と、上記カード申込み処理手段にて所定の処理が
行われた際、当該所定の処理を行うことに関する手数料
を、上記利用者または上記カード会社から取得するため
の所定の処理を行う申込み手数料取得手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0046】この装置によれば、カード申込みが行われ
た際、この申込みに関する手数料を、利用者またはカー
ド会社から取得するための所定の処理が行われる。した
がって、カード申込みの仲介手数料を自動的に取得する
ことができ、本装置の運営コスト等に充当することがで
きる。
【0047】また、請求項20に記載のカード情報処理
装置は、請求項14〜19のいずれか一つに記載のカー
ド情報処理装置において、上記提示情報決定手段は、上
記受信手段にて受信された各カードの種類またはポイン
トに関する情報に基づいて、上記利用者が自己のポイン
トを利用する際の参照情報を生成するシミュレーション
手段であることを特徴とする。
【0048】この装置によれば、利用者のカードの種類
またはポイントに関する情報に基づいて、利用者が自己
のポイントを利用する際の参照情報が生成される。した
がって、利用者は、この参照情報を参考として自己のポ
イントの利用方法等を検討することができる。
【0049】また、請求項21に記載のカード情報処理
装置は、請求項20に記載のカード情報処理装置におい
て、上記シミュレーション手段は、上記受信手段にて受
信された各カードの種類またはポイントに関する情報
と、所定方法で取得した上記利用者が将来的に取得し得
るポイントとに基づいて、上記参照情報を生成すること
を特徴とする。
【0050】これはシミュレーションによって生成され
る参照情報の一例を一層具体的に示すものであり、この
装置によれば、利用者が将来的に取得し得るポイントに
基づいて、参照情報が生成される。したがって、利用者
が現在保有しているポイントのみならず、将来的に取得
し得るポイントを含めて、自己のポイントの利用方法等
を検討することができ、将来的に取得可能な特典を提示
する等、将来的な利用計画のサポートを行うことができ
る。
【0051】また、請求項22に記載のカード情報処理
装置は、請求項21に記載のカード情報処理装置におい
て、上記受信手段は、上記利用者が将来的に取得する予
定のポイントを特定するための将来ポイント情報を、上
記利用者の情報処理装置から上記ネットワークを介して
受信し、上記シミュレーション手段は、上記受信手段に
て受信された将来ポイント情報に基づいて、上記利用者
が将来的に取得し得るポイントを特定することを特徴と
する。
【0052】これは将来的に取得し得るポイントの一例
を一層具体的に示すものであり、この装置によれば、利
用者の情報処理装置から受信した将来ポイント情報に基
づいて、利用者が将来的に取得し得るポイントが特定さ
れる。すなわち、利用者は、自己が将来的に取得し得る
任意のポイントを提示して、シミュレーションを行うこ
とができる。
【0053】また、請求項23に記載のカード情報処理
装置は、請求項21に記載のカード情報処理装置におい
て、上記受信手段は、上記利用者の過去のポイントの取
得履歴に関する履歴情報を、上記利用者の情報処理装置
または上記カード会社の情報処理装置から上記ネットワ
ークを介して受信し、上記シミュレーション手段は、上
記受信手段にて受信された上記履歴情報に基づいて、上
記利用者が将来的に取得し得るポイントを特定すること
を特徴とする。
【0054】これは将来的に取得し得るポイントの他の
例を一層具体的に示すものであり、この装置によれば、
利用者の過去のポイントの取得履歴に関する履歴情報に
基づいて、利用者が将来的に取得し得るポイントが特定
される。すなわち、利用者の過去のポイントの取得傾向
に基づいて将来の取得ポイントが自動的に予想されるの
で、利用者が自らポイントを提示しなくても、過去の傾
向に基づいたシミュレーションを行うことができる。
【0055】また、請求項24に記載のカード情報処理
装置は、請求項20に記載のカード情報処理装置におい
て、上記受信手段は、各カード会社がカードに関して展
開するキャンペーンに関する情報であって、当該キャン
ペーンに対する応募条件を含むキャンペーン情報を、上
記カード会社の情報処理装置から上記ネットワークを介
して受信し、上記シミュレーション手段は、上記受信手
段にて受信された上記キャンペーン情報に基づいて、上
記利用者の上記キャンペーンに対する応募の可否を判断
し、この判断結果に基づいて、上記参照情報を生成する
ことを特徴とする。
【0056】これはシミュレーションによって生成され
る参照情報の他の例を一層具体的に示すものであり、こ
の装置によれば、利用者の上記キャンペーンに対する応
募の可否が判断され、この判断結果に基づいて、参照情
報が生成される。したがって、例えば、キャンペーンに
対する応募の可否を利用者に提示し、その内容によって
さらなるポイントの取得を喚起する等、キャンペーンに
関連した参照情報を提示することができる。
【0057】また、請求項25に記載のカード情報処理
装置は、請求項24に記載のカード情報処理装置におい
て、上記シミュレーション手段は、上記利用者の上記キ
ャンペーンに対する応募が不可である場合には、その不
足条件を特定し、当該不足条件に関する情報を上記参照
情報とすることを特徴とする。
【0058】これはキャンペーンに関連した参照情報の
一例を一層具体的に示すものであり、この装置によれ
ば、キャンペーンに対する応募が不可である場合には、
その不足条件に関する情報が参照情報として利用者に提
示される。したがって、利用者は、この不足条件を容易
かつ正確に把握して、ポイントの利用や新規カードの加
入等の判断を行うことができる。
【0059】また、請求項26に記載のカード情報処理
装置は、請求項20に記載のカード情報処理装置におい
て、上記利用者が保有する各カードの種類の組合せ、ま
たは、当該カードの種類と、上記利用者が各カードを利
用することにより当該利用者に付与されたポイントとの
組合せに応じて、当該利用者が取得可能な特典を特定す
るための組合せ情報を格納する組合せ情報格納手段を備
え、上記シミュレーション手段は、上記組合せ情報格納
手段に格納された組合せ情報に上記利用者の保有するカ
ードおよびそのポイントが合致するか否かを判断し、こ
の判断結果に基づいて、上記参照情報を生成することを
特徴とする。
【0060】これはシミュレーションによって生成され
る参照情報の他の例を一層具体的に示すものであり、こ
の装置によれば、利用者が保有する各カードの種類やポ
イントの組合せが所定の組合せに合致するか否かが判断
され、この判断結果に基づいて、参照情報が生成され
る。したがって、例えば、カードの種類が足りない旨を
利用者に提示して当該カードへの新規加入を促す等、カ
ードの種類とポイントとの組合せに関連した参照情報を
提示することができる。
【0061】また、請求項27に記載のカード情報処理
装置は、請求項26に記載のカード情報処理装置におい
て、上記シミュレーション手段は、上記利用者が取得で
きない特典がある場合には、その不足条件を特定し、当
該不足条件に関する情報を上記参照情報とすることを特
徴とする。
【0062】これはカードの種類とポイントとの組合せ
に関連した参照情報の一例を一層具体的に示すものであ
り、この装置によれば、利用者が取得できない特典があ
る場合には、その不足条件が利用者に提示される。した
がって、利用者は、この不足条件を容易かつ正確に把握
して、ポイントの利用や新規カードの加入等の判断を行
うことができる。
【0063】また、請求項28に記載のカード情報処理
装置は、請求項25または27に記載のカード情報処理
装置において、上記シミュレーション手段は、上記不足
条件が上記利用者によるカードへの入会申込みである場
合には、当該カードへの申込みに関する情報を上記参照
情報として生成することを特徴とする。
【0064】これはシミュレーションによって生成され
る参照情報の他の例を一層具体的に示すものであり、こ
の装置によれば、カードへの申込みに関する情報が参照
情報として利用者に提示される。したがって、利用者
は、キャンペーンへの応募や、カードの種類とポイント
の組合せによる特典取得のために、新規カードへの入会
が必要である場合には、当該カードへの申込みに関する
情報を容易かつ正確に把握することができ、カード加入
を容易に行うことができて、カード加入の促進を図るこ
とができる。
【0065】また、請求項29に記載のカード情報処理
装置は、請求項14〜28のいずれか一つに記載のカー
ド情報処理装置において、上記提示情報決定手段は、上
記受信手段にて受信された各カードの種類またはポイン
トに関する情報に基づいて、上記利用者のカード利用に
関する傾向の分析を行い、この分析結果に関する情報を
上記参照情報として生成する傾向分析手段であることを
特徴とする。
【0066】この装置によれば、利用者のカード利用に
関する傾向の分析が行われ、この分析結果に関する情報
が参照情報として利用者またはカード会社に提示され
る。したがって、例えば、カード会社は、自社が発行し
たカードの利用者の情報のみならず、同業他社であるB
社が発行したカードがどのような利用者に利用されてい
るのか等の傾向を把握することができ、自社の問題点を
分析したり、B社の利用者に自社のカードを利用しても
らうためのマーケティング戦略を立案する等、カードの
種別の枠を越えた横断的なマーケティングや傾向分析を
行うことができる。
【0067】また、請求項30に記載のカード情報処理
装置は、請求項29に記載のカード情報処理装置におい
て、複数の上記利用者によって構成されるグループに関
し、当該グループを構成する利用者を特定するためのグ
ループ情報を格納するグループ情報格納手段と、各利用
者の属性に関する利用者情報を格納する利用者情報格納
手段とを備え、上記傾向分析手段は、上記グループ情報
格納手段に格納されたグループ情報と、上記利用者情報
格納手段に格納された利用者情報とに基づいて、グルー
プに属する利用者の属性の共通傾向に関する分析を行う
ことを特徴とする。
【0068】これは傾向分析の内容の一例を一層具体的
に示すものであり、この装置によれば、グループに属す
る利用者の属性の共通傾向に関する分析が行われる。し
たがって、例えば、各カード会社は、利用者の居住地域
や職業等をグループ毎に把握することができ、グループ
毎の利用者の傾向分析を行うことができる。
【0069】また、請求項31に記載のカード情報処理
装置は、請求項29に記載のカード情報処理装置におい
て、各利用者の属性に関する利用者情報を格納する利用
者情報格納手段を備え、上記傾向分析手段は、上記受信
手段にて受信された各カードの種類に関する情報と、上
記利用者情報格納手段に格納された利用者情報とに基づ
いて、各カードを利用する利用者の属性の共通傾向に関
する分析を行うことを特徴とする。
【0070】これは傾向分析の内容の他の例を一層具体
的に示すものであり、この装置によれば、各カードの種
類に関する情報に基づいて、各カードを利用する利用者
の属性の共通傾向に関する分析が行われる。したがっ
て、例えば、各カード会社は、利用者の居住地域や職業
等をカード毎に把握することができ、カード毎の利用者
の傾向分析を行うことができる。
【0071】また、本発明はカード情報処理方法に関す
るものであり、請求項32に記載のカード情報処理方法
は、カード会社の発行するカードまたは当該カードの利
用者に関する情報を処理するためのカード情報処理方法
であって、上記利用者が保有する各カードの種類に関す
る情報、または、これら各カードを利用することにより
当該利用者に付与されたポイントに関する情報を、上記
利用者の情報処理装置または上記カード会社の情報処理
装置から所定のネットワークを介して受信する受信手順
と、上記ポイントにて取得可能な特典を特定するための
特典情報を所定のカード情報処理装置に格納する特典情
報格納手順と、上記受信手順において受信された各カー
ドの種類に関する情報またはポイントに関する情報と、
上記特典情報格納手順において格納された特典情報とに
基づいて、上記利用者が取得可能な特典を決定する特典
決定手順とを備えることを特徴とする。
【0072】この方法によれば、利用者が保有する各カ
ードの種類に関する情報、または、これら各カードのポ
イントに関する情報と、ポイントにて取得可能な特典を
特定するための特典情報とに基づいて、利用者が取得可
能な特典が決定される。すなわち、従来であれば、各カ
ード会社が自社のカードのポイントのみに基づいて個別
的に特典取得の可否等を判断していたのに対して、本方
法によれば、利用者が複数種類のカードを保有している
場合において各々のカードの種類やポイントを統括的に
判断して特典の取得可否や特典付与を行うことができる
ので、利用者の複数種類のカードに対するポイントサー
ビスを統括的に行うことができる。
【0073】また、請求項33に記載のカード情報処理
方法は、請求項32に記載のカード情報処理方法におい
て、上記利用者が保有する各カードの種類の組合せ、ま
たは、当該カードの種類と、上記利用者が各カードを利
用することにより当該利用者に付与されたポイントとの
組合せに応じて、当該利用者が取得可能な特典を特定す
るための組合せ情報を所定のカード情報処理装置に格納
する組合せ情報格納手順を備え、上記特典決定手順にお
いて、上記受信手順において受信された各カードの種類
に関する情報またはポイントに関する情報と、上記組合
せ情報格納手順において格納された組合せ情報とに基づ
いて、上記利用者が取得可能な特典を決定することを特
徴とする。
【0074】この方法によれば、利用者が保有する各カ
ードの種類やそのポイントの組合せに応じて、利用者が
取得可能な特典が決定される。すなわち、従来であれ
ば、各カード会社のカードのポイントに個別的な価値を
認めて特典取得の可否等を判断していたのに対して、本
方法によれば、利用者の複数種類のカードやポイントの
相互の関連性に着目してその価値を認め、特典を付与等
することができるので、従来存在しなかった新規な価値
を創設して、カードの種類が足りない場合にはその加入
を促す等、カード加入の促進等を図ることができる。
【0075】また、請求項34に記載のカード情報処理
方法は、請求項32または33に記載のカード情報処理
方法において、上記受信手順において受信された各カー
ドのポイントに関する情報に基づいて、各カードのポイ
ントを、上記複数種類のカードに共通の共通ポイントに
変換する共通ポイント変換手順と、上記共通ポイントに
て利用者が取得可能な特典を特定するための共通特典情
報を所定のカード情報処理装置に格納する共通特典情報
格納手順とを備え、上記特典決定手順において、上記共
通特典情報格納手順において格納された共通特典情報に
基づいて、上記共通ポイント変換手順において変換され
た共通ポイントに対して、上記利用者が取得可能な特典
を決定することを特徴とする。
【0076】この方法によれば、各カードのポイント
が、複数種類のカードに共通の共通ポイントに変換さ
れ、この共通ポイントに対して、利用者が取得可能な特
典が決定される。すなわち、従来であれば、各カード会
社のカードのポイントに個別的な価値を認めて特典取得
の可否等を判断していたのに対して、本方法によれば、
利用者の複数種類のカードを共通の価値に置き換えて、
特典を付与等することができるので、従来存在しなかっ
た新規な価値を創設して、カード利用の促進等を図るこ
とができる。
【0077】また、請求項35に記載のカード情報処理
方法は、カード会社の発行するカードまたは当該カード
の利用者に関する情報を処理するためのカード情報処理
方法であって、複数の上記利用者によって構成されるグ
ループに関し、当該グループを構成する利用者を特定す
るためのグループ情報を所定のカード情報処理装置に格
納するグループ情報格納手順と、上記利用者が保有する
カードを利用することにより当該利用者に付与されたポ
イントに関する情報を、上記利用者の情報処理装置また
は上記カード会社の情報処理装置から所定のネットワー
クを介して受信する受信手順と、上記グループ情報格納
手順において格納されたグループ情報と、上記受信手順
において受信されたカードのポイントに関する情報とに
基づいて、上記グループに属する特定の利用者が利用可
能なグループポイントを算定するグループポイント算定
手順と、上記グループポイントにて取得可能な特典を特
定するための特典情報を所定のカード情報処理装置に格
納する特典情報格納手順と、上記グループポイント算定
手順において算定されたグループポイントと、上記特典
情報格納手順において格納された特典情報とに基づい
て、上記特定の利用者が取得可能な特典を決定する特典
決定手順とを備えることを特徴とする。
【0078】この方法によれば、グループを構成する利
用者を特定するためのグループ情報と、各利用者のポイ
ントに関する情報とに基づいて、グループに属する特定
の利用者が利用可能なグループポイントが算定され、特
定の利用者が取得可能な特典が決定される。すなわち、
従来であれば、利用者のポイントは当該利用者自身でし
か利用することができず、あるいは、利用者以外の団体
等に寄付することしかできなかったのに対して、本方法
によれば、利用者のポイントを利用者相互間で共有した
り寄付することができ、利用者のポイントを利用者相互
に共通の価値に置き換えて、特典を付与等することがで
きるので、従来存在しなかった新規な価値を創設して、
カードの組織的な利用促進等を図ることができる。
【0079】また、請求項36に記載のカード情報処理
方法は、請求項35に記載のカード情報処理方法におい
て、上記受信手順において、上記利用者の情報処理装置
から、上記グループの利用者の中から当該グループの代
表者を識別するための代表者識別情報を受信し、上記受
信手順において受信された代表者識別情報を、所定のカ
ード情報処理装置に格納するグループ登録処理手順を備
え、上記特典決定手順において、上記グループ情報格納
手順において格納された代表者識別情報に基づいて代表
者として識別される利用者のみを、上記特定の利用者と
判断することを特徴とする。
【0080】この方法によれば、代表者識別情報に基づ
いて代表者として識別される利用者のみが、特定の利用
者と判断されるので、グループの代表者のみが当該グル
ープの各利用者のポイントを用いて特典を取得すること
ができる。
【0081】また、請求項37に記載のカード情報処理
方法は、請求項36に記載のカード情報処理方法におい
て、上記グループ登録処理手順において、上記受信手順
において受信された代表者識別情報を、当該代表者識別
情報にて識別される利用者と、当該代表者識別情報を送
信した利用者とが一致するか否かに関わらず、上記カー
ド情報処理装置に格納することを特徴とする。
【0082】この方法によれば、代表者識別情報にて識
別される利用者と、当該代表者識別情報を送信した利用
者とが一致するか否かに関わらず、代表者識別情報が格
納されるので、各利用者は、任意の他の利用者を、当該
他の利用者の意思に関わらず代表者として登録等するこ
とができ、任意の他の利用者へのポイントの寄付等を容
易に行うことができる。
【0083】また、請求項38に記載のカード情報処理
方法は、請求項35〜37のいずれか一つに記載のカー
ド情報処理方法において、上記グループ情報格納手順に
おいて、グループを構成する各利用者のポイントの中か
ら、グループポイントとすべきポイントを特定するため
のグループポイント特定情報を格納し、上記グループポ
イント算定手順において、上記グループ情報格納手順に
おいて格納されたグループポイント特定情報に基づい
て、上記グループポイントを算定することを特徴とす
る。
【0084】この方法によれば、グループを構成する各
利用者のポイントの中から、グループポイント特定情報
に基づいて、グループポイントが算定される。したがっ
て、このグループポイント特定情報を適切に設定等して
おくことにより、各利用者のポイントのうち、グループ
に寄付等するポイントを所望の範囲に制限等することが
できる。
【0085】また、請求項39に記載のカード情報処理
方法は、請求項38に記載のカード情報処理方法におい
て、上記グループポイント特定情報は、グループを構成
する各利用者のポイントの中から、当該グループのポイ
ントとして算定すべきポイントの割合を特定するための
ポイント割合情報であることを特徴とする。
【0086】これはグループポイント特定情報の一例を
具体的に特定するものであり、この方法によれば、各利
用者のポイントのうち、ポイント割合情報にて特定され
る割合のポイントが、グループポイントとして算定され
る。
【0087】また、請求項40に記載のカード情報処理
方法は、請求項38に記載のカード情報処理方法におい
て、上記グループポイント特定情報は、グループを構成
する各利用者のポイントの中から、上記特定の利用者が
利用可能なポイントの限度を特定するためのポイント限
度情報であることを特徴とする。
【0088】これはグループポイント特定情報の他の例
を具体的に特定するものであり、この方法によれば、各
利用者のポイントのうち、ポイント限度情報にて特定さ
れる限度内のポイントが、グループポイントとして算定
される。
【0089】また、請求項41に記載のカード情報処理
方法は、請求項38に記載のカード情報処理方法におい
て、上記グループポイント特定情報は、グループを構成
する各利用者のポイントの中から、端数と認識されるポ
イントを特定するためのポイント端数情報であることを
特徴とする。
【0090】これはグループポイント特定情報の他の例
を具体的に特定するものであり、この方法によれば、各
利用者のポイントのうち、ポイント端数情報にて特定さ
れる端数のポイントが、グループポイントとして算定さ
れる。
【0091】また、請求項42に記載のカード情報処理
方法は、請求項35〜41のいずれか一つに記載のカー
ド情報処理方法において、各利用者の属性に関する利用
者情報を所定のカード情報処理装置に格納する利用者情
報格納手順を備え、上記特典決定手順において、上記利
用者情報格納手順において格納された利用者情報に基づ
いて、グループの各利用者の相互の属性が所定関係にあ
るか否かを判断し、所定関係にある場合には、当該利用
者の全部または特定の一部に対して所定の特典を付与可
能と判断することを特徴とする。
【0092】この方法によれば、グループの各利用者の
相互の属性が所定関係にある場合には、当該利用者の全
部または特定の一部に対して所定の特典が付与可能と判
断される。したがって、単にグループで共通するポイン
トの有無等ではなく、このグループを構成する利用者相
互の関係によって特典付与の可否が判断されるので、グ
ループを構成する利用者相互の関係に新しい価値を創造
し、グループの設立促進等を図ることができる。
【0093】また、請求項43に記載のカード情報処理
方法は、請求項35〜42のいずれか一つに記載のカー
ド情報処理方法において、上記グループポイント算定手
順において算定されたグループポイント、または、グル
ープの利用者の属性に関する利用者情報の少なくとも一
方に基づいて、各グループ相互間のランキングを決定す
るグループランキング決定手順を備えることを特徴とす
る。
【0094】この方法によれば、グループポイントや利
用者情報に基づいて、各グループ相互間のランキングが
決定される。したがって、このランキングを利用者に公
表等することにより、グループ選定の際の指標を提示し
たり、グループの各利用者のポイント取得の意欲の喚起
等を図ることができる。
【0095】また、請求項44に記載のカード情報処理
方法は、請求項43に記載のカード情報処理方法におい
て、上記特典決定手順において、上記グループランキン
グ決定手順において決定されたランキングに基づいて、
グループの利用者の全部または特定の一部に対して所定
の特典を付与可能と判断することを特徴とする。
【0096】この方法によれば、ランキングに基づい
て、グループの利用者の全部または特定の一部に対して
所定の特典が付与可能と判断される。したがって、グル
ープのランキング自体にも新たな価値を認めて、グルー
プの各利用者のポイント取得の意欲の喚起等を図ること
ができる。
【0097】また、請求項45に記載のカード情報処理
方法は、カード会社の発行するカードまたは当該カード
の利用者に関する情報を処理するためのカード情報処理
方法であって、上記利用者が保有する複数のカードそれ
ぞれの種類に関する情報、または、これら各カードを利
用することにより当該利用者に付与されたポイントに関
する情報を、上記利用者の情報処理装置または上記カー
ド会社の情報処理装置から所定のネットワークを介して
受信する受信手順と、上記受信手順において受信された
各カードの種類に関する情報またはポイントに関する情
報に基づいて、上記利用者または上記カード会社に対し
て提示する情報を決定する提示情報決定手順と、上記提
示情報決定手順において決定された情報を、上記利用者
の情報処理装置または上記カード会社の情報処理装置に
対して所定のネットワークを介して送信する送信手順と
を備えることを特徴とする。
【0098】この方法によれば、利用者が保有する複数
のカードそれぞれの種類に関する情報またはポイントに
関する情報に基づいて、利用者またはカード会社に対し
て提示する情報が決定され、この情報が利用者またはカ
ード会社の情報処理装置に対して送信される。すなわ
ち、従来であれば、各カードを発行するカード会社が個
別的に利用者に提示する情報を決定していたのに対し
て、本方法によれば、複数のカードを有する利用者の情
報を統括的に判断して情報を決定し、この情報を利用者
やカード会社に提示することができるので、カードの種
別の枠を越えて、カード情報の横断的な提供等を行うこ
とができる。
【0099】また、請求項46に記載のカード情報処理
方法は、請求項45に記載のカード情報処理方法におい
て、上記受信手順において、上記利用者の保有するカー
ドの有効期限に関するカード情報を受信し、上記提示情
報決定手順において、上記受信手順において受信された
カード情報の内容を、上記利用者に対して提示する情報
とすることを特徴とする。
【0100】この方法によれば、利用者の保有するカー
ドの有効期限に関するカード情報が利用者に対して提示
される。したがって、利用者は、自己の保有する複数の
カードの有効期限の提示を受けることができ、この有効
期限を一元的かつ容易に確認することができる。
【0101】また、請求項47に記載のカード情報処理
方法は、請求項45または46に記載のカード情報処理
方法において、上記受信手順において、各カード会社が
カードに関して展開するキャンペーンに関するキャンペ
ーン情報を受信し、上記提示情報決定手順において、上
記受信手順において受信されたキャンペーン情報を、上
記利用者に対して提示する情報とすることを特徴とす
る。
【0102】この方法によれば、各カード会社が展開す
るキャンペーンに関するキャンペーン情報が利用者に対
して提示される。したがって、利用者は、複数のカード
会社のキャンペーン情報の提示を受けることができ、こ
のキャンペーンの内容等を一元的かつ容易に確認するこ
とができる。
【0103】また、請求項48に記載のカード情報処理
方法は、請求項45〜47のいずれか一つに記載のカー
ド情報処理方法において、上記ポイントにて取得可能な
特典であって、上記カード会社が提供する特典とは別個
に上記各利用者に対して提示可能な共通特典を特定する
ための特典情報を所定のカード情報処理装置に格納する
特典情報格納手順を備え、上記提示情報決定手順におい
て、上記受信手順において受信された各カードの種類に
関する情報またはポイントに関する情報と、上記特典情
報格納手順において格納された上記特典情報とに基づい
て、上記利用者が取得可能な共通特典に関する情報を決
定する特典決定手順であり、上記特典決定手順におい
て、上記共通特典に関する情報から、当該共通特典を取
得するためのポイントに関する情報を除外することを特
徴とする。
【0104】この方法によれば、利用者が取得可能な共
通特典に関する情報が利用者に対して提示される一方、
この共通特典を取得するためのポイントに関する情報が
提示内容から除外される。したがって、共通特典を利用
者に付与するための手数料として、本システムが所定ポ
イントを取得する場合であっても、このポイントの内容
が当該利用者に把握されることを回避することができ
る。
【0105】また、請求項49に記載のカード情報処理
方法は、請求項45〜48のいずれか一つに記載のカー
ド情報処理方法において、上記利用者に上記共通特典を
付与することに関する手数料としての所定のポイント
を、上記利用者のポイントから取得するための所定の処
理を行う共通特典手数料取得手順を備えることを特徴と
する。
【0106】この方法によれば、共通特典を付与するこ
とに関する手数料としての所定のポイントを、利用者の
ポイントから取得するための処理が行われる。したがっ
て、共通特典を付与することによって手数料を自動的に
取得することができ、本方法を実行するための運営コス
ト等に充当することができる。
【0107】また、請求項50に記載のカード情報処理
方法は、請求項45〜49のいずれか一つに記載のカー
ド情報処理方法において、カードの申込みの要求に関す
る情報を、上記利用者の情報処理装置から所定のネット
ワークを介して受信する申込み要求受信手順と、上記申
込み要求受信手順において受信された情報に基づいて、
カードの申込みを行うための所定の処理を行うカード申
込み処理手順と、上記カード申込み処理手順において所
定の処理が行われた際、当該所定の処理を行うことに関
する手数料を、上記利用者または上記カード会社から取
得するための所定の処理を行う申込み手数料取得手順と
を備えることを特徴とする。
【0108】この方法によれば、カード申込みが行われ
た際、この申込みに関する手数料を、利用者またはカー
ド会社から取得するための所定の処理が行われる。した
がって、カード申込みの仲介手数料を自動的に取得する
ことができ、本方法を実行するための運営コスト等に充
当することができる。
【0109】また、請求項51に記載のカード情報処理
方法は、請求項45〜50のいずれか一つに記載のカー
ド情報処理方法において、上記提示情報決定手順におい
て、上記受信手順において受信された各カードの種類ま
たはポイントに関する情報に基づいて、上記利用者が自
己のポイントを利用する際の参照情報を生成するシミュ
レーション手順であることを特徴とする。
【0110】この方法によれば、利用者のカードの種類
またはポイントに関する情報に基づいて、利用者が自己
のポイントを利用する際の参照情報が生成される。した
がって、利用者は、この参照情報を参考として自己のポ
イントの利用方法等を検討することができる。
【0111】また、請求項52に記載のカード情報処理
方法は、請求項51に記載のカード情報処理方法におい
て、上記シミュレーション手順において、上記受信手順
において受信された各カードの種類またはポイントに関
する情報と、所定方法で取得した上記利用者が将来的に
取得し得るポイントとに基づいて、上記参照情報を生成
することを特徴とする。
【0112】これはシミュレーションによって生成され
る参照情報の一例を一層具体的に示すものであり、この
方法によれば、利用者が将来的に取得し得るポイントに
基づいて、参照情報が生成される。したがって、利用者
が現在保有しているポイントのみならず、将来的に取得
し得るポイントを含めて、自己のポイントの利用方法等
を検討することができ、将来的に取得可能な特典を提示
する等、将来的な利用計画のサポートを行うことができ
る。
【0113】また、請求項53に記載のカード情報処理
方法は、請求項52に記載のカード情報処理方法におい
て、上記受信手順において、上記利用者が将来的に取得
する予定のポイントを特定するための将来ポイント情報
を、上記利用者の情報処理装置から所定のネットワーク
を介して受信し、上記シミュレーション手順において、
上記受信手順において受信された将来ポイント情報に基
づいて、上記利用者が将来的に取得し得るポイントを特
定することを特徴とする。
【0114】これは将来的に取得し得るポイントの一例
を一層具体的に示すものであり、この方法によれば、利
用者の情報処理装置から受信した将来ポイント情報に基
づいて、利用者が将来的に取得し得るポイントが特定さ
れる。すなわち、利用者は、自己が将来的に取得し得る
任意のポイントを提示して、シミュレーションを行うこ
とができる。
【0115】また、請求項54に記載のカード情報処理
方法は、請求項52に記載のカード情報処理方法におい
て、上記受信手順において、上記利用者の過去のポイン
トの取得履歴に関する履歴情報を、上記利用者の情報処
理装置または上記カード会社の情報処理装置から所定の
ネットワークを介して受信し、上記シミュレーション手
順において、上記受信手順において受信された上記履歴
情報に基づいて、上記利用者が将来的に取得し得るポイ
ントを特定することを特徴とする。
【0116】これは将来的に取得し得るポイントの他の
例を一層具体的に示すものであり、この方法によれば、
利用者の過去のポイントの取得履歴に関する履歴情報に
基づいて、利用者が将来的に取得し得るポイントが特定
される。すなわち、利用者の過去のポイントの取得傾向
に基づいて将来の取得ポイントが自動的に予想されるの
で、利用者が自らポイントを提示しなくても、過去の傾
向に基づいたシミュレーションを行うことができる。
【0117】また、請求項55に記載のカード情報処理
方法は、請求項51に記載のカード情報処理方法におい
て、上記受信手順において、各カード会社がカードに関
して展開するキャンペーンに関する情報であって、当該
キャンペーンに対する応募条件を含むキャンペーン情報
を、上記カード会社の情報処理装置から所定のネットワ
ークを介して受信し、上記シミュレーション手順におい
て、上記受信手順において受信された上記キャンペーン
情報に基づいて、上記利用者の上記キャンペーンに対す
る応募の可否を判断し、この判断結果に基づいて、上記
参照情報を生成することを特徴とする。
【0118】これはシミュレーションによって生成され
る参照情報の他の例を一層具体的に示すものであり、こ
の方法によれば、利用者の上記キャンペーンに対する応
募の可否が判断され、この判断結果に基づいて、参照情
報が生成される。したがって、例えば、キャンペーンに
対する応募の可否を利用者に提示し、その内容によって
さらなるポイントの取得を喚起する等、キャンペーンに
関連した参照情報を提示することができる。
【0119】また、請求項56に記載のカード情報処理
方法は、請求項55に記載のカード情報処理方法におい
て、上記シミュレーション手順において、上記利用者の
上記キャンペーンに対する応募が不可である場合には、
その不足条件を特定し、当該不足条件に関する情報を上
記参照情報とすることを特徴とする。
【0120】これはキャンペーンに関連した参照情報の
一例を一層具体的に示すものであり、この方法によれ
ば、キャンペーンに対する応募が不可である場合には、
その不足条件に関する情報が参照情報として利用者に提
示される。したがって、利用者は、この不足条件を容易
かつ正確に把握して、ポイントの利用や新規カードの加
入等の判断を行うことができる。
【0121】また、請求項57に記載のカード情報処理
方法は、請求項51に記載のカード情報処理方法におい
て、上記利用者が保有する各カードの種類の組合せ、ま
たは、当該カードの種類と、上記利用者が各カードを利
用することにより当該利用者に付与されたポイントとの
組合せに応じて、当該利用者が取得可能な特典を特定す
るための組合せ情報を所定のカード情報処理装置に格納
する組合せ情報格納手順を備え、上記シミュレーション
手順において、上記組合せ情報格納手順において格納さ
れた組合せ情報に上記利用者の保有するカードおよびそ
のポイントが合致するか否かを判断し、この判断結果に
基づいて、上記参照情報を生成することを特徴とする。
【0122】これはシミュレーションによって生成され
る参照情報の他の例を一層具体的に示すものであり、こ
の方法によれば、利用者が保有する各カードの種類やポ
イントの組合せが所定の組合せに合致するか否かが判断
され、この判断結果に基づいて、参照情報が生成され
る。したがって、例えば、カードの種類が足りない旨を
利用者に提示して当該カードへの新規加入を促す等、カ
ードの種類とポイントとの組合せに関連した参照情報を
提示することができる。
【0123】また、請求項58に記載のカード情報処理
方法は、請求項57に記載のカード情報処理方法におい
て、上記シミュレーション手順において、上記利用者が
取得できない特典がある場合には、その不足条件を特定
し、当該不足条件に関する情報を上記参照情報とするこ
とを特徴とする。
【0124】これはカードの種類とポイントとの組合せ
に関連した参照情報の一例を一層具体的に示すものであ
り、この方法によれば、利用者が取得できない特典があ
る場合には、その不足条件が利用者に提示される。した
がって、利用者は、この不足条件を容易かつ正確に把握
して、ポイントの利用や新規カードの加入等の判断を行
うことができる。
【0125】また、請求項59に記載のカード情報処理
方法は、請求項56または58に記載のカード情報処理
方法において、上記シミュレーション手順において、上
記不足条件が上記利用者によるカードへの入会申込みで
ある場合には、当該カードへの申込みに関する情報を上
記参照情報として生成することを特徴とする。
【0126】これはシミュレーションによって生成され
る参照情報の他の例を一層具体的に示すものであり、こ
の方法によれば、カードへの申込みに関する情報が参照
情報として利用者に提示される。したがって、利用者
は、キャンペーンへの応募や、カードの種類とポイント
の組合せによる特典取得のために、新規カードへの入会
が必要である場合には、当該カードへの申込みに関する
情報を容易かつ正確に把握することができ、カード加入
を容易に行うことができて、カード加入の促進を図るこ
とができる。
【0127】また、請求項60に記載のカード情報処理
方法は、請求項45〜59のいずれか一つに記載のカー
ド情報処理方法において、上記提示情報決定手順におい
て、上記受信手順において受信された各カードの種類ま
たはポイントに関する情報に基づいて、上記利用者のカ
ード利用に関する傾向の分析を行い、この分析結果に関
する情報を上記参照情報として生成する傾向分析手順で
あることを特徴とする。
【0128】この方法によれば、利用者のカード利用に
関する傾向の分析が行われ、この分析結果に関する情報
が参照情報として利用者またはカード会社に提示され
る。したがって、例えば、カード会社は、自社が発行し
たカードの利用者の情報のみならず、同業他社であるB
社が発行したカードがどのような利用者に利用されてい
るのか等の傾向を把握することができ、自社の問題点を
分析したり、B社の利用者に自社のカードを利用しても
らうためのマーケティング戦略を立案する等、カードの
種別の枠を越えた横断的なマーケティングや傾向分析を
行うことができる。
【0129】また、請求項61に記載のカード情報処理
方法は、請求項60に記載のカード情報処理方法におい
て、複数の上記利用者によって構成されるグループに関
し、当該グループを構成する利用者を特定するためのグ
ループ情報を所定のカード情報処理装置に格納するグル
ープ情報格納手順と、各利用者の属性に関する利用者情
報を所定のカード情報処理装置に格納する利用者情報格
納手順とを備え、上記傾向分析手順において、上記グル
ープ情報格納手順において格納されたグループ情報と、
上記利用者情報格納手順において格納された利用者情報
とに基づいて、グループに属する利用者の属性の共通傾
向に関する分析を行うことを特徴とする。
【0130】これは傾向分析の内容の一例を一層具体的
に示すものであり、この方法によれば、グループに属す
る利用者の属性の共通傾向に関する分析が行われる。し
たがって、例えば、各カード会社は、利用者の居住地域
や職業等をグループ毎に把握することができ、グループ
毎の利用者の傾向分析を行うことができる。
【0131】また、請求項62に記載のカード情報処理
方法は、請求項60に記載のカード情報処理方法におい
て、各利用者の属性に関する利用者情報を所定のカード
情報処理装置に格納する利用者情報格納手順を備え、上
記傾向分析手順において、上記受信手順において受信さ
れた各カードの種類に関する情報と、上記利用者情報格
納手順において格納された利用者情報とに基づいて、各
カードを利用する利用者の属性の共通傾向に関する分析
を行うことを特徴とする。
【0132】これは傾向分析の内容の他の例を一層具体
的に示すものであり、この方法によれば、各カードの種
類に関する情報に基づいて、各カードを利用する利用者
の属性の共通傾向に関する分析が行われる。したがっ
て、例えば、各カード会社は、利用者の居住地域や職業
等をカード毎に把握することができ、カード毎の利用者
の傾向分析を行うことができる。
【0133】また、本発明はプログラムに関するもので
あり、請求項63に記載のプログラムは、請求項32〜
62のいずれか一つに記載されたカード情報処理方法を
コンピュータに実行させることを特徴とする。
【0134】このプログラムによれば、当該プログラム
をサーバ装置等の情報処理装置にインストール等して実
行することにより、請求項32〜62のいずれか一つに
記載されたカード情報処理方法をコンピュータを利用し
て実現することができ、これら各方法と同様の効果を得
ることができる。
【0135】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるカード情
報処理装置、カード情報処理方法、および、プログラム
の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、
この実施の形態によりこの発明が限定されるものではな
い。
【0136】〔全体の概要〕以下、本実施の形態におけ
るカード情報管理の全体の概要について説明し、その
後、装置構成および処理等について詳細に説明する。図
1はこの実施形態にかかるカード情報処理システム(以
下、本システム)の全体構成図である。この図1におい
て、複数種類のカードに関する情報の管理を統括的に行
う事業者(以下、サービサー)の統括管理サーバ10
0、カードを発行する会社(以下、カード会社)の個別
管理サーバ200、および、カードの利用者(以下、単
に利用者)のクライアント装置300が、インターネッ
ト400を介して相互に通信可能に接続して構成されて
いる。
【0137】このように構成される本システムにおい
て、従来のシステムと異なる主たる基本的な特徴は、以
下の通りである。まず、(1)各利用者は複数種類のカ
ードのポイントを一元的に利用することができる。例え
ば、各利用者は、各カードを利用することによって取得
したポイントを、各カードに共通のポイントに変換し
て、各カード会社が提供する特典とは別個に本システム
が提供する特典と交換することができる。また、各利用
者は、自己の有するカードの種類と、各カードを利用す
ることによって取得したポイントとが、所定の組合せに
該当する場合には、特典を得ることができる。なお、説
明中、各カードに共通のポイントを「共通ポイント」と
称するが、単に「ポイント」と称する場合には、各カー
ド毎の「ポイント」および「共通ポイント」の両方を含
むものとする。また、本システムが提供する特典を「共
通特典」と称するが、単に「特典」と称する場合には、
各カード毎の「特典」および「共通特典」の両方を含む
ものとする。
【0138】また、(2)各利用者は、他の利用者と共
同してグループを構成することができる。そして、各グ
ループでは、このグループに属する各利用者のポイント
の中の一定のポイントを、各利用者のうちの特定の利用
者が利用することができる。本実施の形態においては、
この特定の利用者を、グループに属する利用者から選定
された「代表者」とする。ただし、いわゆる代表者に限
定せずに、グループに属する全ての利用者がポイントを
利用できるようにシステム構成してもよく、また、代表
者は複数選定することもできる。
【0139】また、(3)本システムにおいては、上記
のようにカード会社と利用者との間にサービサーが介在
しており、このサービサーがカード会社または利用者に
対して各種のサービスを提供する。例えば、サービサー
は、各利用者が各カード会社のカード会員になるための
入会申込みを代行する。あるいは、サービサーは、複数
のカードのそれぞれを利用する利用者の傾向等を分析し
て、その情報を各カード会社に提供する。なお、本発明
は、これら主たる特徴以外にも種々の特徴を有している
が、この点については後述する。
【0140】〔システム構成―統括管理サーバ100〕
次に、このような特徴を有する本システムの構成につい
て説明する。まず、統括管理サーバ100の構成につい
て説明する。図2は統括管理サーバ100の要部構成を
示すブロック図である。この統括管理サーバ100は、
利用者の各カードに関する情報を統括的に管理するカー
ド情報処理装置であり、格納部110、通信制御部13
0、および、制御部140を備えて構成され、これら各
部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0141】このうち、格納部110は、統括管理サー
バ100の各種機能に必要になるプログラムおよびデー
タ等を格納する格納手段(記憶手段)であり、機能概念
的に、利用者情報DB111、グループ情報DB11
2、カード情報DB113、カード会社情報DB11
4、特典情報DB115、共通特典情報DB116、組
合せ特典情報DB117、特典取得履歴情報DB11
8、キャンペーン情報DB119、請求情報DB12
0、および、WebDB121を備えて構成されてい
る。
【0142】このうち、利用者情報DB111は、利用
者の属性等に関する情報(利用者情報)を格納する利用
者情報格納手段である、この利用者情報は、例えば、利
用者を一意に識別するための利用者ID、利用者の認証
を行うための利用者パスワード、利用者についての、氏
名、住所、電話番号、電子メールアドレス、年齢、性
別、職業、および、利用者が保有しているカードを一意
に識別するためのカードIDを相互に関連付けて構成さ
れている。
【0143】また、グループ情報DB112は、利用者
によって構成されるグループに関し、当該グループを構
成する利用者を特定等するための情報(グループ情報)
を格納するグループ情報格納手段である。このグループ
情報は、例えば、各グループを一意に識別するためのグ
ループID、各グループを構成する各利用者の利用者I
D、各グループの説明情報(グループの趣旨やPR情報
を含んだテキスト情報や画像情報等)、各グループの利
用者の中から当該グループの代表者を識別するための代
表者識別情報、各グループを構成する各利用者のポイン
トの中からグループポイントとすべきポイントを特定す
るための情報(グループポイント特定情報)を相互に関
連付けて構成されている。
【0144】なお、本実施の形態において、代表者識別
情報としては、代表者として選定された利用者の利用者
IDを用い、グループポイント特定情報としては、各グ
ループを構成する各利用者のポイントの中から、当該グ
ループのポイントとして算定すべきポイントの割合を特
定するための情報(ポイント割合情報)を用いるものと
する。
【0145】また、カード情報DB113は、利用者が
保有しているカードに関する情報(カード情報)を格納
するカード情報格納手段である。このカード情報は、例
えば、各利用者の利用者ID、各利用者が保有している
カードのカード番号、各カードを発行したカード会社を
一意に特定するためのカード会社ID、各カードの有効
期限、各カードを利用することにより各カードの利用者
に付与されているポイント(本システムにて付与された
ポイントを含む)を相互に関連付けて構成されている。
【0146】また、カード会社情報DB114は、各カ
ード会社に関する情報(カード会社情報)を格納するカ
ード会社情報格納手段である。このカード会社情報は、
例えば、カード会社を一意に識別するためのカード会社
ID、カード会社の会社名、住所、アクセス先情報を相
互に関連付けて構成されている。ここで、アクセス先情
報とは、各カード会社の個別管理サーバ200と通信す
る際における通信先を特定するための情報であり、例え
ば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)接続で
取得する個別管理サーバ200内の特定ファイルのUR
L(Uniform Resource Locator)を用いることができ
る。
【0147】また、特典情報DB115は、利用者が自
己のポイントやグループポイントと交換することのでき
る特典であって、各カード会社が提供する特典に関する
情報(特典情報)を格納する特典情報格納手段である。
この特典情報は、例えば、各カード会社のカード会社I
D、各カード会社が提供する特典を一意に識別するため
の特典ID、各特典の内容情報(各特典の名称、画像デ
ータ等)、各特典を得るために必要なポイントまたはグ
ループポイントを相互に関連付けて構成されている。
【0148】また、共通特典情報DB116は、利用者
が自己の共通ポイントと交換することのできる共通特典
に関する情報(共通特典情報)を格納する共通特典情報
格納手段である。この共通特典情報は、例えば、各共通
特典を一意に識別するための共通特典ID、各特典の内
容情報(各特典の名称、画像データ等)、各共通特典を
得るために必要な共通ポイントを相互に関連付けて構成
されている。
【0149】また、組合せ特典情報DB117は、利用
者が保有する各カードの種類と、利用者が各カードを利
用することにより当該利用者に付与されたポイントとの
組合せに応じて、当該利用者が取得可能な特典を特定す
るための情報(組合せ特典情報)を格納する組合せ特典
情報格納手段である。この組合せ特典情報としては、例
えば、各共通特典の共通特典ID、各共通特典を得るた
めに必要なカードの種類とポイントとの組合せ、を相互
に関連付けて構成されている。
【0150】また、特典取得履歴情報DB118は、利
用者が本システムを介して取得した特典の履歴に関する
情報(特典取得履歴情報)を格納する特典取得履歴情報
格納手段である。この特典取得履歴情報は、例えば、特
典を取得した各利用者の利用者ID、各利用者が取得し
た特典の特典IDまたは共通特典ID、各利用者が特典
と交換したポイントまたは共通ポイント、各利用者が特
典または共通特典を取得した日時を相互に関連付けて構
成されている。
【0151】また、キャンペーン情報DB119は、各
カード会社が展開するキャンペーンに関する情報(キャ
ンペーン情報)を格納するキャンペーン情報格納手段で
ある。このキャンペーン情報は、例えば、各カード会社
のカード会社ID、各カード会社の展開するキャンペー
ンを一意に識別するためのキャンペーンID、各キャン
ペーンに応募するための条件(キャンペーン期間、キャ
ンペーンの対象になる利用者の属性等)、各キャンペー
ンの内容(特定のカード会社のカードへの入会、特別に
加算されるポイントの数量等)を相互に関連付けて構成
されている。
【0152】また、請求情報DB120は、本システム
と各カード会社または各利用者との間の料金請求に関す
る情報(請求情報)を格納する請求情報格納手段であ
る。この請求情報は、例えば、各カード会社のカード会
社IDと、本システムが各カード会社のカード申込み時
の手数料として請求する料金、本システムが利用者に共
通特典を提供した時に手数料として取得したポイント、
本システムから各カード会社に対して請求する請求金額
とを相互に関連付けて構成されている。
【0153】また、WebDB121は、クライアント
装置300等に送信すべきWebページの画面データや
音声データを格納するWeb情報格納手段である。この
画面データは、例えば、HTML(Hypertext Markup La
nguage)、あるいは、XML(Extensible Markup Langu
age)にて記述され格納されている。この他、Webデ
ータには、必要に応じて、音声データをWAVE形式や
AIFF形式の如き音声ファイルで格納したり、静止画
や動画をJPEG形式やMPEG2形式の如き画像ファ
イルで格納することができる。
【0154】また、図2において、通信制御部130
は、統括管理サーバ100とインターネット400(ま
たはルータ等の通信装置)との間における通信を制御す
る通信制御手段であり、請求の範囲における受信手段お
よび送信手段を構成する。
【0155】また、図2において、制御部140は、統
括管理サーバ100の各部を制御する制御手段であり、
機能概念的に、情報更新処理部141、登録処理部14
2、認証処理部143、ポイント処理部144、提示情
報決定部145、および、請求処理部146を備えて構
成されている。
【0156】このうち、情報更新処理部141は、個別
管理サーバ200から定期的に情報を取得して、統括管
理サーバ100の各DBに格納される情報の更新を行う
情報更新処理手段である。また、登録処理部142は、
利用者の各種情報の登録を処理する登録処理手段であ
り、機能概念的に、カード申込み処理部142a、会員
登録処理部142b、および、グループ登録処理部14
2cを備えて構成されている。このカード申込み処理部
142aは、カードの申込みを行うための所定の処理を
行うカード申込み処理手段である。また、会員登録処理
部142bは、利用者が本システムの会員登録を行うた
めの所定の処理を行う会員登録処理手段である。また、
グループ登録処理部142cは、利用者がグループ登録
を行うための所定の処理を行い、必要に応じて、代表者
識別情報をグループ情報DB112に格納するグループ
登録処理手段である。
【0157】また、認証処理部143は、利用者が本シ
ステムにログインする際の認証処理を行う認証処理手段
である。また、ポイント処理部144は、カードのポイ
ントに関する処理を行うポイント処理手段であり、機能
概念的に、共通ポイント変換部144aおよびグループ
ポイント算定部144bを備えて構成されている。この
共通ポイント変換部144aは、各カードのポイントを
共通ポイントに変換する共通ポイント変換手段である。
また、グループポイント算定部144bは、グループに
属する特定の利用者が利用可能なグループポイントを算
定するグループポイント算定手段である。
【0158】また、提示情報決定部145は、利用者ま
たはカード会社に対して提示する情報を決定する提示情
報決定手段であり、機能概念的に、特典決定部145
a、グループランキング決定部145b、シミュレーシ
ョン部145c、および、傾向分析部145dを備えて
構成されている。この特典決定部145aは、利用者が
取得可能な特典を決定する特典決定手段である。また、
グループランキング決定部145bは、各グループ相互
間のランキングを決定するグループランキング決定手段
である。また、シミュレーション部145cは、利用者
が自己のポイントを利用する際の参照情報を生成するシ
ミュレーション手段である。また、傾向分析部145d
は、利用者のカード利用に関する傾向の分析を行い、こ
の分析結果に関する情報を参照情報として生成する傾向
分析手段である。
【0159】また、請求処理部146は、利用者または
カード会社に対する請求処理を行う請求処理手段であ
り、機能概念的に、申込み手数料取得部146a、共通
特典手数料取得部146b、分析手数料取得部146
c、および、定期精算部146dを備えて構成されてい
る。この申込み手数料取得部146aは、利用者のカー
ド申込みのための処理が行われた際、当該所定の処理を
行うことに関する手数料を、カード会社から取得するた
めの所定の処理を行う申込み手数料取得手段である。ま
た、共通特典手数料取得部146bは、利用者に共通特
典を付与することに関する手数料としての所定のポイン
トを、利用者のポイントから取得するための所定の処理
を行う共通特典手数料取得手段である。また、分析手数
料取得部146cは、利用者の情報を分析してカード会
社に提示することに関する手数料を、当該カード会社か
ら取得するための所定の処理を行う分析手数料取得手段
である。また、定期精算部146dは、請求処理部14
6の各部にて取得された手数料を定期的に精算するため
の処理を行う定期精算処理手段である。なお、これら各
部によって行なわれる処理の詳細については、後述す
る。
【0160】〔システム構成−個別管理サーバ200〕
次に、個別管理サーバ200の構成について説明する。
図3は個別管理サーバ200の要部構成を示すブロック
図である。この個別管理サーバ200は、カード会社の
情報処理装置であり、格納部210、通信制御部22
0、および、制御部230を備えて構成されており、こ
れら各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されて
いる。
【0161】このうち、格納部210は、個別管理サー
バ200の各種機能に必要になるプログラムおよびデー
タ等を格納する格納手段(記憶手段)であり、機能概念
的に、会社別利用者情報DB211、会社別カード情報
DB212、会社別特典情報DB213、会社別キャン
ペーン情報DB214、受理情報DB215、および、
会社別請求情報DB216を備えて構成されている。
【0162】ここで、会社別利用者情報DB211は、
当該個別管理サーバ200を設置するカード会社の発行
等するカードの利用者に関する情報(会社別利用者情
報)を格納する会社別利用者情報格納手段である、この
会社別利用者情報は、例えば、利用者を一意に識別する
ための利用者ID、利用者の氏名、住所、電話番号、電
子メールアドレス、年齢、性別、職業、利用者が保有し
ているカードを一意に識別するためのカードIDを相互
に関連付けて構成されている。
【0163】また、会社別カード情報DB212は、当
該個別管理サーバ200を設置するカード会社の発行等
するカードに関する情報(会社別カード情報)を格納す
る会社別カード情報格納手段である。この会社別カード
情報は、例えば、各利用者の利用者ID、各利用者が保
有しているカードのカード番号、各カードの有効期限、
各カードを利用することにより各カードの利用者に付与
されているポイント(本システムにて付与されたポイン
トを含む)を相互に関連付けて構成されている。
【0164】また、会社別特典情報DB213は、利用
者がポイントと交換することのできる特典であって、当
該個別管理サーバ200を設置するカード会社が提供す
る特典に関する情報(会社別特典情報)を格納する会社
別特典情報格納手段である。この会社別特典情報は、例
えば、当該カード会社が提供する特典を一意に識別する
ための特典ID、各特典の内容情報(各特典の名称、画
像データ等)、各特典を得るために必要なポイントを相
互に関連付けて構成されている。
【0165】また、会社別キャンペーン情報DB214
は、当該個別管理サーバ200を設置するカード会社が
展開するキャンペーンに関する情報(会社別キャンペー
ン情報)を格納する会社別キャンペーン情報格納手段で
ある。この会社別キャンペーン情報は、例えば、当該カ
ード会社の展開するキャンペーンを一意に識別するため
のキャンペーンID、各キャンペーンに応募するための
条件(キャンペーン期間、キャンペーンの対象になる利
用者の属性等)、各キャンペーンの内容(特定のカード
会社のカードへの入会、特別に加算されるポイントの数
量等)を相互に関連付けて構成されている。
【0166】また、受理情報DB215は、統括管理サ
ーバ100から受理された各利用者に関する分析情報
(受理情報)を格納する受理情報格納手段である。この
受理情報は、例えば、各利用者間の加入カード毎の類似
属性に関する情報、各グループを構成する利用者間の類
似属性に関する情報を含んで構成されている。
【0167】また、会社別請求情報DB216は、本シ
ステムから当該カード会社に対して行う請求に関する情
報(会社別請求情報)を格納する会社別請求情報格納手
段である。この会社別請求情報は、例えば、本システム
が当該カード会社へのカード加入時の手数料として取得
したポイント、本システムから当該カード会社に対して
請求する請求金額とを相互に関連付けて構成されてい
る。
【0168】また、図3において、通信制御部220
は、個別管理サーバ200と、インターネット400
(またはルータ等の通信装置)との間における通信制御
を行う通信手段である。
【0169】また、図3において、制御部230は、個
別管理サーバ200の各部を制御する制御手段であり、
機能概念的に、情報更新処理部231、カード認証処理
部232、ポイント照会処理部233、分析情報受理部
234、請求情報受理部235を備えて構成されてい
る。
【0170】このうち、情報更新処理部231は、統括
管理サーバ100に対して供給すべき情報に関する処理
を行うための情報更新処理手段である。また、カード認
証処理部232は、統括管理サーバ100からカードの
認証要求を受けた場合に、当該カードの認証可否を判断
等するカード認証処理手段である。また、ポイント照会
処理部233は、統括管理サーバ100からポイントの
取得要求を受けた場合に、このポイントを特定するため
の情報を送信等するポイント照会処理手段である。ま
た、分析情報受理部234は、統括管理サーバ100か
ら利用者の分析情報を受理する分析情報受理手段であ
る。そして、請求情報受理部235は、統括管理サーバ
100から請求情報を受理する請求情報受理手段であ
る。なお、これら各部によって行なわれる処理の詳細に
ついては、後述する。
【0171】〔システム構成−クライアント装置30
0〕次に、クライアント装置300の構成について説明
する。図4はクライアント装置300の要部構成を示す
ブロック図である。このクライアント装置300は、利
用者の情報処理装置であり、概略的には、RAM(Rando
m Access Memory)310、HD(Hard Disk)320、入
力装置330、出力装置340、入出力制御IF35
0、通信制御部360、および、制御部370を備えて
構成されており、これら各部がバスを介してデータ通信
可能に接続されている。
【0172】このうち、RAM310は、クライアント
装置300の各部を制御するために必要になるプログラ
ムおよびデータを揮発的に記憶する記憶手段である。ま
た、HD320は、クライアント装置300の各部を制
御するために必要になるプログラムおよびデータを不揮
発的に記憶する記憶手段である。
【0173】また、入力装置330は、各種の情報の入
力を受付ける入力手段であり、キーボード331、およ
び、マウス332を備えて構成されている。また、出力
装置340は、各種の情報をクライアント装置300か
ら出力する出力手段であり、モニタ341を備えて構成
されている。
【0174】また、入出力制御IF350は、これら入
力装置330および出力装置340によるデータの入出
力を制御する。また、通信制御部360は、入力装置3
30を介して入力された各種の情報を、統括管理サーバ
100に送信する送信手段であり、クライアント装置3
00とインターネット400(またはLANスイッチ等
の通信装置)との間における通信制御を行う。
【0175】また、制御部370は、クライアント装置
300の各部を制御する制御手段であり、機能概念的
に、Webブラウザ371を備えて構成されている。こ
のWebブラウザ371は、基本的には、必要な情報を
インターネット400を介して統括管理サーバ100等
から取得し、この情報を解釈してモニタ341に表示
し、さらには、必要な情報を統括管理サーバ100等に
送信するWebデータの送受信および解析手段である。
なお、このWebブラウザ371の機能は、例えば、こ
のWebブラウザ371を実質的に構成するプログラム
がHD320に記憶され、実行時にRAM310にロー
ドされて、制御部370にて解釈および実行されること
により実現される。
【0176】〔処理の内容〕次に、このように構成され
た本システムを用いて行なわれる処理の内容について説
明する。この処理は、(1)利用者がカード会社のカー
ド会員になるためのカード申込み処理、(2)利用者が
本システムの会員になるための会員登録処理、(3)利
用者グループ登録を行うためのグループ登録処理、
(4)利用者が自己のカードのポイント等の確認や特典
の交換を行うためのポイント交換処理、(5)各カード
会社へ情報を提供するための傾向分析処理、(6)各カ
ード会社への手数料請求を行うための請求処理に大別さ
れる。以下、これら各処理について順次説明する。
【0177】ここで、各処理の前提として、特記する場
合を除き、統括管理サーバ100および個別管理サーバ
200の各DBには、それぞれの情報が任意の方法にて
予め格納されているものとする。また、個別管理サーバ
200の会社別利用者情報DB211、会社別カード情
報DB212、会社別特典情報DB213、および、会
社別キャンペーン情報DB214には、利用者が従来と
同様の任意の方法でカードに加入した際や、各カード会
社の特典やキャンペーンの内容が変更された場合等に、
本システムとは別個の任意の処理システムを用いて自動
的に、あるいは、各カード会社の担当者が図示しない任
意の端末装置を用いて手動的に、各々の情報を格納する
ことができる。
【0178】そして、これら個別管理サーバ200の各
DBに格納された情報は、統括管理サーバ100の情報
更新処理部141から個別管理サーバ200の情報更新
処理部231に対して所定タイミングで定期的に送信要
求が行われることによって、統括管理サーバ100に送
信され、この統括管理サーバ100の利用者情報DB、
カード情報DB113、特典情報DB115、および、
キャンペーン情報DB119に格納される。ただし、こ
れら統括管理サーバ100の各DBに格納される情報
は、個別管理サーバ200から必要に応じてインターネ
ット400を介して受信するようにしてもよく、この場
合には、これら統括管理サーバ100の各DBを省略す
ることができる。
【0179】また、上記(1)〜(6)の各処理の開始
タイミングは、特記する場合を除いて任意であるが、本
実施の形態においては、(1)カード申込み処理および
(2)会員登録処理は、基本的に、統括管理サーバ10
0から提供されクライアント装置300のモニタ341
に表示される初期画面を起点として行われるものとす
る。また、(3)グループ登録処理および(4)ポイン
ト交換処理は、基本的に、初期画面からシステムログイ
ンすることでモニタ341に表示される会員用画面を起
点として行われるものとする。なお、(5)傾向分析処
理および(6)請求処理は、所定タイミングで自動的に
起動されるものとする。
【0180】〔処理の内容−カード申込み処理〕最初
に、カード申込み処理について説明する。この処理のフ
ローチャートを図5に示す。例えば、利用者(以下、本
システムを利用している利用者を必要に応じて、当該利
用者と称する)が、クライアント装置300のWebブ
ラウザ371を起動し、初期画面に対応したURLを入
力装置330を介して入力することによって画面データ
の送信要求を行うと、統括管理サーバ100のWebD
B121に格納されている初期画面の画面データが呼び
出されてクライアント装置300に送信され、この画面
データがWebブラウザ371にて解釈されてモニタ3
41に初期画面が表示される(これ以降に説明する各画
面についても、同様にWebブラウザ371にて解釈さ
れモニタ341に表示されるものとする)。
【0181】この初期画面を図12に例示する。この図
12に示すように、初期画面は、カード申込みボタンM
A−1、会員登録申込みボタンMA−2、会員用画面選
択ボタンMA−3、各種関連情報(各カード会社の個別
のWebサイト等)へのリンクボタンMA−4を備えて
構成されている。この初期画面において利用者がカード
申込みボタンMA−1を選択すると、本処理が開始され
る。すなわち、クライアント装置300から統括管理サ
ーバ100に対して、カード申込み要求が送信される
(ステップSA−1)。
【0182】この要求を受けた統括管理サーバ100の
カード申込み処理部142aは、カード会社選択画面の
画面データをWebDB121から呼び出してクライア
ント装置300に送信する(ステップSA−2)。この
結果、モニタ341にカード会社選択画面が表示される
(ステップSA−3)。この画面は、利用者がカードを
申込みたいカード会社を選択するための画面であり、図
示は省略するが、本システムと提携している複数のカー
ド会社のいずれかを選択するための選択欄を含んで構成
されている。そして、利用者が選択欄を用いてカード会
社を選択すると、選択されたカード会社を特定するため
の情報が統括管理サーバ100に送信される(ステップ
SA−4)。
【0183】この選択情報を受けた統括管理サーバ10
0のカード申込み処理部142aは、選択されたカード
会社との間において予め取り決めた申込み方法に基づく
処理を行う(ステップSA−5)。例えば、選択された
カード会社が自社のWebサイト上でカード申込みを受
付ける場合には、当該カード会社のWebサイト内の所
定のWebページへの転送を行う(ステップSA−
6)。この転送は、例えば、上記カード会社選択画面の
当該カード会社の選択欄に、当該カード会社のWebペ
ージへのハイパーリンクを設定しておくことによって行
ってもよい。その後、利用者は、当該カード会社が開設
するWebサイトにおいて、カードの入会申込みを行う
ことができる(ステップSA−7)。
【0184】あるいは、選択されたカード会社が郵送で
申込みを受付ける場合、カード申込み処理部142a
は、申込み書を利用者に郵送するために必要になる利用
者情報が本システム側で既に取得されているか否かを判
断する(ステップSA−8)。そして、未だ利用者情報
が取得されていない場合には、利用者情報入力画面の画
面データをWebDB121から呼び出してクライアン
ト装置300に送信する(ステップSA−9)。この結
果、モニタ341に利用者情報入力画面が表示される
(ステップSA−10)。この画面は、当該利用者の利
用者情報を取得するための画面であり、図示は省略する
が、例えば、利用者の氏名や住所等の利用者情報を入力
するための入力欄と、利用者情報の送信を指示するため
の送信ボタンとを備えて構成されている。そして、利用
者が、必要な情報を入力して送信ボタンを選択すると、
入力された利用者情報が統括管理サーバ100に送信さ
れる(ステップSA−11)。
【0185】この利用者情報を受けた統括管理サーバ1
00のカード申込み処理部142aは、この利用者情報
を用いてカード入会申込み書を自動印刷すると共に当該
利用者に配送し、あるいは、この利用者情報を当該利用
者によって選択されたカード会社に対して送信する(ス
テップSA−12)。その後、利用者とカード会社との
間で、所定方法によるカード入会の申込みが行われる
(ステップSA−7)。
【0186】その後、請求処理部146の申込み手数料
取得部146aは、利用者がカードを申込んだカード会
社に対して所定の手数料を請求するため、請求情報DB
120の請求情報を更新する(ステップSA−13)。
例えば、請求情報DB120における当該カード会社の
カード会社IDに対応する請求金額を所定金額だけ増分
する。そして、後述する請求処理において、この請求金
額に基づいて各カード会社に費用請求を行い、カード申
込みの手数料を徴収する。これにて本処理が終了する。
【0187】〔処理の内容−会員登録処理〕次に、会員
登録処理について説明する。この処理のフローチャート
を図6に示す。利用者が図12の初期画面において会員
登録申込みボタンMA−2を選択すると、本処理が開始
される。すなわち、クライアント装置300から統括管
理サーバ100に対して、会員登録申込み要求が送信さ
れる(ステップSB−1)。
【0188】この要求を受けた統括管理サーバ100の
会員登録処理部142bは、会員登録申込み画面の画面
データをWebDB121から呼び出してクライアント
装置300に送信する(ステップSB−2)。この結
果、モニタ341に会員登録申込み画面が表示される
(ステップSB−3)。この画面は、利用者が本システ
ムに会員登録するために必要な情報を入力するための画
面であり、図13に例示するように、当該利用者の氏名
等の利用者情報を入力するための入力欄MB−1と、当
該利用者が保有しているカードのカード情報を入力する
ための入力欄MB−2と、会員登録申込みを指示する会
員登録申込みボタンMB−3とを含んで構成されてい
る。そして、利用者が必要な情報を入力して会員登録申
込みボタンMB−3を選択すると、入力された情報が統
括管理サーバ100に送信される(ステップSB−
4)。
【0189】この情報を受けた統括管理サーバ100の
会員登録処理部142bは、送信されたカード情報に基
づいて、当該利用者が保有するカードの正当性の認証を
行う。例えば、送信されたカード情報に含まれるカード
会社名に基づいてカード会社情報DB114を参照し、
対応するアクセス先情報を取得する。そして、このアク
セス先情報にて指定される個別管理サーバ200に対し
て、クライアント装置300から送信されたカード情報
を送信し、このカードの正当性の認証を求める(ステッ
プSB−5)。
【0190】この送信を受けた個別管理サーバ200の
カード認証処理部232は、カードの認証可否を判断す
る。例えば、統括管理サーバ100から送信されたカー
ド情報に含まれる利用者の氏名およびカード番号が、自
己の会社別利用者情報DB211に格納されている会社
別利用者情報および会社別カード情報DB212に格納
されている会社別カード情報の組合せに合致するか否か
を判断し、合致する場合にのみ、カードを認証可と判断
する。そして、この判断結果を示す情報を統括管理サー
バ100に送信する(ステップSB−6)。
【0191】この判断結果を受けた統括管理サーバ10
0の会員登録処理部142bは、カードが認証されなか
った場合には、所定のエラー画面の画面データをWeb
DB121から取得してクライアント装置300に送信
する(ステップSB−7、SB−8)。そして、このエ
ラー画面がモニタ341に表示されると(ステップSB
−9、SB−10)、ステップSB−3等に移行し、カ
ード番号の訂正等を行うことができる。
【0192】一方、カードが認証された場合、会員登録
処理部142bは、利用者IDを任意の方法(例えば、
連番)にて発行する(ステップSB−11)。そして、
この利用者IDと先にクライアント装置300から送信
された利用者情報とを相互に関連付けて利用者情報DB
111に格納すると共に、この利用者IDと先にクライ
アント装置300から送信されたカード情報とを相互に
関連付けてカード情報DB113に格納する(ステップ
SB−12)。
【0193】その後、会員登録処理部142bは、申込
み完了画面の画面データを生成し、この画面データをク
ライアント装置300に送信する(ステップSB−1
3)。例えば、このような画面データの生成は、CGI
(Common Gateway Interface)を用いて行うことができ
る。この結果、モニタ341に申込み完了画面が表示さ
れる(ステップSB−9、SB−14)。この申込み完
了画面は、申込みの結果および利用者IDを利用者に通
知するための画面であり、図示は省略するが、例えば、
先に発行された利用者IDと、グループ登録の要否を指
定するためのグループ登録ボタンとを含んで構成されて
いる。そして、利用者は、グループ登録を行う場合に
は、グループ登録ボタンを選択する。すると、グループ
登録の要求が統括管理サーバ100に送信され(ステッ
プSB−15、SB−16)、後述するグループ登録処
理に移行する(ステップSB−17)。これにて本処理
が終了する。
【0194】〔処理の内容−グループ登録処理〕次に、
グループ登録処理について説明する。この処理のフロー
チャートを図7に示す。まず、利用者は、上述の会員登
録処理において会員登録を行った後、図12の初期画面
において会員用画面選択ボタンMA−3を選択する。す
ると、会員用画面要求が統括管理サーバ100に送信さ
れ、統括管理サーバ100の認証処理部143とクライ
アント装置300との間において所定のログイン認証処
理が行われる。この認証処理自体は公知の処理と同様に
行うことができるためにその詳細な説明は省略するが、
例えば、利用者が図14に例示するログイン画面に利用
者IDおよび利用者パスワードを入力して送信を指示す
ると、統括管理サーバ100の認証処理部143が、送
信された情報が利用者情報に格納された利用者IDおよ
び利用者パスワードの組合せに一致するか否かを判断
し、一致する場合にのみ認証可と判断する。
【0195】そして、認証可の場合には、当該利用者の
利用者IDに基づいてカード情報DB113を参照する
ことにより、当該利用者が保有するカードのカード情報
を取得する。また、当該利用者の利用者IDに基づいて
グループ情報を参照することにより、当該利用者が属す
るグループのグループ情報を取得する。そして、これら
カード情報およびグループ情報に基づいて会員用画面の
画面データを生成して、この画面データをクライアント
装置300に送信する。
【0196】この結果、モニタ341に会員用画面が表
示される。この画面は、本システムに会員として登録さ
れている利用者が、自己の保有しているカードや属して
いるグループの状況を把握すると共に、会員用のサービ
ス要求を行うための起点になる画面であり、例えば、図
15に例示するように、当該利用者が保有するカードの
名称MC−1、各カードを利用することにより付与され
ているポイントMC−2、各カードの有効期限MC−
3、当該利用者が所属しているグループの名称MC−4
や代表者が使用できるグループポイントMC−5、新た
なグループ登録を要求するためのグループ登録ボタンM
C−6、ポイント交換を要求するためのポイント交換ボ
タンMC−7、および、自己が交換を行った特典の配送
状況確認を指示するための配送確認ボタンMC−8を含
んで構成されている。そして、利用者がグループ登録ボ
タンMC−6を選択すると、グループ登録要求が統括管
理サーバ100に送信される(ステップSC−1)。
【0197】この要求を受けた統括管理サーバ100の
グループ登録処理部142cは、グループ登録画面の画
面データをWebDB121から呼び出して、クライア
ント装置300に送信する(ステップSC−2)。この
結果、グループ登録画面がモニタ341に表示される
(ステップSC−3)。このグループ登録画面は、利用
者が希望するグループ登録の種別を入力するための画面
であり、図16に例示するように、新規グループの登録
を選択する選択ボタンMD−1と、既登録グループへの
登録を選択する選択ボタンMD−2とを含んで構成され
ている。そして、利用者が選択ボタンMD−1またはM
D−2を選択すると、この選択結果を特定するための情
報が統括管理サーバ100に送信される(ステップSC
−4)。
【0198】この選択結果を受けた統括管理サーバ10
0のグループ登録処理部142cは、既登録グループへ
の加入が選択された場合には、これまでに登録されてい
る各グループのグループ情報をグループ情報DB112
から取得する(ステップSC−5、SC−6)。そし
て、グループランキング決定部145bは、このグルー
プ情報に基づいて、各グループ相互のランキングを決定
する(ステップSC−7)。この際の具体的な決定方法
は任意であるが、例えば、当該時点において各グループ
に属している利用者を計数し、この数が多い順に、ラン
キングを決定する。
【0199】その後、グループ登録処理部142cは、
グループランキング決定部145bにて決定されたラン
キングに関する情報を含んだ既登録グループ選択画面の
画面データを生成して、これをクライアント装置300
に送信する(ステップSC−8)。この結果、既登録グ
ループ選択画面がモニタ341に表示される(ステップ
SC−9)。この画面は、既に登録されているグループ
のうち、当該利用者が加入を希望するグループを選択等
してもらうための画面であり、図17に例示するよう
に、グループ情報から抽出された各グループの名称ME
−1と、グループ情報から抽出された各グループの説明
情報ME−2と、各グループのランキング情報ME−3
と、グループの代表者に付与するポイントの割合を入力
するための入力欄ME−4と、利用者が加入を希望する
グループを選択する選択ボタンME−5とを含んで構成
されている。そして、利用者が必要な情報を入力し、加
入したいグループに対応する選択ボタンME−5を選択
すると、入力された情報および選択結果が統括管理サー
バ100に送信される(ステップSC−10)。
【0200】これらの情報を受けた統括管理サーバ10
0のグループ登録処理部142cは、当該利用者を、当
該利用者が選択したグループに加入させるため、グルー
プ情報の更新を行う(ステップSC−11)。例えば、
グループ情報DB112において、当該利用者が選択し
たグループのグループIDに、当該利用者の利用者ID
や、代表者に付与するポイントの割合を示す情報を、関
連付けて格納する。これにて、当該利用者をグループ員
として登録することができる。
【0201】なお、この際、各グループへの登録可否を
審査するようにしてもよい。例えば、各グループへの登
録条件(例えば、住所や年齢等の属性や、保有している
カードの種類やそのポイント数等)を各グループ毎にグ
ループ情報DB112に格納しておき、利用者から既登
録グループへの登録申込みがあった場合には、この利用
者の利用者情報等を、グループ情報DB112の登録条
件と照合して、登録可否を自動的に判断するようにし
て、登録可の場合にのみ上記ステップSC−11の更新
を行うようにしてもよい。
【0202】一方、ステップSC−5において、新規グ
ループへの加入が選択されたと判断された場合、グルー
プ登録処理部142cは、新規グループ登録画面の画面
データをWebDB121から呼び出して、この画面デ
ータをクライアント装置300に送信する(ステップS
C−12)。この結果、モニタ341に新規グループ登
録画面が表示される(ステップSC−9)。この画面
は、新規グループの登録に必要な情報を当該利用者に入
力してもらうための画面であり、図18に例示するよう
に、グループ名を入力するための入力欄MF−1、グル
ープの説明情報を入力するための入力欄MF−2、代表
者になる利用者の利用者IDを入力するための入力欄M
F−3、および、登録を指示する登録ボタンMF−4を
含んで構成されている。そして、利用者が必要な情報を
入力して登録ボタンMF−4を選択すると、入力された
情報が統括管理サーバ100に送信される(ステップS
C−10)。
【0203】これらの情報を受けた統括管理サーバ10
0のグループ登録処理部142cは、新規グループを登
録するため、グループ情報の更新を行う(ステップSC
−11)。例えば、新しいグループIDを任意の方法で
発行した後、このグループIDと、クライアント装置3
00から送信されたグループの説明情報および代表者に
なる利用者の利用者IDと、当該利用者の利用者IDと
を、相互に関連付けてグループ情報DB112に格納す
る。これにて、新規グループを登録することができると
共に、この新規グループに当該利用者を登録することが
できる。
【0204】特に、グループ登録処理部142cは、代
表者になる利用者の利用者IDと、当該利用者の利用者
IDとが相互に一致するか否かに関わらず、代表者にな
る利用者の利用者IDの格納を行う。したがって、当該
利用者は、代表者として選定された利用者の意思に関わ
らず、任意の利用者を代表者に選定してグループを登録
することができる。ただし、代表者として選定された利
用者の同意が得られた場合にのみ、この利用者を代表者
として登録できるようにしてもよい。例えば、代表者と
して選定された利用者の利用者情報を参照して、この代
表者に電子メールを送信し、この電子メールに対する所
定の応答があった場合にのみ、代表者の利用者IDをグ
ループ情報DB112に格納する。
【0205】その後、グループ登録処理部142cは、
グループID通知画面の画面データを生成して、これを
クライアント装置300に送信する(ステップSC−1
3)。この結果、モニタ341にグループID通知画面
が表示される(ステップSC−14)。この画面は、当
該利用者が登録されたグループのグループIDを当該利
用者に通知等するための画面であり、図19に例示する
ように、当該利用者がグループに登録された旨に加え
て、グループのグループ名MG−1、グループIDMG
−2、図15の会員用画面へのリンクボタンMG−3を
含んで構成されている。
【0206】その後、グループ登録処理部142cは、
当該利用者が登録したグループの代表者に対して、グル
ープID等を通知するための電子メールを送信する(ス
テップSC−15)。例えば、当該利用者が既登録済み
のグループに加入した場合、このグループの代表者の電
子メールアドレスを、グループ情報DB112および利
用者情報DB111を参照して取得し、この電子メール
アドレスを宛先とし、利用者が新規に加入した旨と、こ
の加入した利用者の利用者情報とを内容とする電子メー
ルデータを生成して、SMTP(Simple Mail Transfer
Protocol)にて送信する。そして、代表者は、この電
子メールを任意のタイミングで受信して閲覧することに
より、自己が代表を務めるグループに、新規の利用者が
加入した旨を把握することができる。
【0207】あるいは、当該利用者が新規グループを登
録した場合において、当該利用者以外の他の利用者が代
表者として選定された場合には、この代表者の電子メー
ルアドレスを、グループ情報DB112および利用者情
報DB111を参照して取得し、この電子メールアドレ
スを宛先とし、新規グループの代表者として選定された
旨や、このグループの説明情報およびグループID、お
よび、当該利用者の利用者情報とを内容とする電子メー
ルデータを生成して送信する。そして、代表者は、この
電子メールを任意のタイミングで受信して閲覧すること
により、自己がグループの代表者に選定された旨や、こ
のグループや当該利用者の情報を把握することができ
る。これにて本処理が終了する。
【0208】〔処理の内容−ポイント交換処理〕次に、
ポイント交換処理について説明する。この処理のフロー
チャートを図8に示す。利用者が、グループ登録処理の
場合と同様に初期画面から認証処理を経て図15の会員
用画面を表示させ、この会員用画面においてポイント交
換ボタンMC−7を選択すると、本処理が開始される。
すなわち、クライアント装置300から統括管理サーバ
100に対して、ポイント交換要求が送信される(ステ
ップSD−1)。
【0209】この要求を受けた統括管理サーバ100の
ポイント処理部144は、その時点において当該利用者
の各カードに付与されているポイントを確認する。例え
ば、認証処理時に取得した当該利用者の利用者IDに基
づいてカード情報DB113を参照し、当該利用者が保
有しているカードのカード情報を取得する。そして、こ
のカード情報に含まれるカード会社IDに基づいてカー
ド会社情報DB114を参照することにより、各カード
会社のアクセス先情報を取得する。そして、このアクセ
ス先情報にて特定される各アクセス先に、上記取得した
カード情報を送信してポイント情報の送信要求を行う
(ステップSD−2)。
【0210】また、この時、利用者IDに基づいてグル
ープ情報DB112を参照することにより、当該利用者
が代表者になっているグループがあるか否かを判断す
る。そして、このようなグループがある場合には、この
グループのポイント情報を取得するため、このグループ
に属している各利用者に関しても、上記と同様にポイン
ト情報の送信要求を行う。
【0211】この要求を受けた個別管理サーバ200の
ポイント照会処理部233は、送信されたカード情報に
基づいて会社別カード情報DB212を参照し、対応す
る最新のポイントを特定するための情報を統括管理サー
バ100に送信する(ステップSD−3)。また、統括
管理サーバ100のポイント処理部144は、当該利用
者や、当該利用者が代表者になっているグループの他の
利用者が、同日にポイント交換処理を行ったか否かを判
断する(ステップSD−4)。これは、ポイント交換処
理で交換されたポイントの請求処理を、所定単位(例え
ば、各営業日の終了時点)で一括バッチ処理で行うこと
を前提としているため、同日に既にポイント交換処理が
行われている場合には当該ポイント交換処理に対応した
情報更新が完了しておらず、上記個別管理サーバ200
から取得したポイントがポイント交換処理前のポイント
のままである可能性が存在するからである。
【0212】このため、ポイント処理部144は、例え
ば、当該利用者やグループの他の利用者の利用者IDに
基づいて特典取得履歴情報DB118を参照し、この利
用者IDに対応する同日付けの特典取得履歴情報がある
か否かを判断する。そして、このような特典取得履歴情
報がある場合には、同日にポイント交換処理を行ったも
のと判断し、この特典取得履歴情報の内容から交換済み
のポイントを特定して、この交換済みのポイントを、ス
テップSD−3において個別管理サーバ200から送信
された最新のポイントから減算する(ステップSD−
5)。
【0213】その後、ポイント処理部144は、当該利
用者が代表者になっているグループがある場合には、こ
のグループのグループポイントを算定する(ステップS
D−6)。例えば、グループの各利用者のグループポイ
ント特定情報をグループ情報DB112から取得し、こ
のグループポイント特定情報に基づいて、代表者である
当該利用者が使用可能なグループポイントを算定する。
例えば、グループに属する他の利用者Aが100ポイン
ト保有しており、グループポイント特定情報が10%で
ある場合には、10ポイント(=100/10)がグル
ープポイントと算定される。
【0214】次に、ポイント処理部144は、当該利用
者のポイントおよびグループポイントに基づいて、共通
ポイントを算定する(ステップSD−7)。例えば、当
該利用者が、A社のカードで100ポイント、B社のカ
ードで200ポイント持っており、A社のカードのポイ
ントから共通ポイントへの変換レートが1:1、B社の
カードのポイントから共通ポイントへの変換レートが
2:1の場合、共通ポイントは200ポイント(=(1
00/1)ポイント+(200/2)ポイント)と算定
される。また、同様に、上記ステップSD−6で算定し
たグループポイントを変換レートに基づいて共通のポイ
ントに変換する。
【0215】ここで、変換レートの決定方法は任意であ
るが、例えば、各カードにおいてポイントを取得するた
めに必要なカード決済金額等に基づいて、各カード毎に
変換レートを固定的に決めておくこともできる。あるい
は、各カードの人気度等に基づいて変換レートを変動的
に決めてもよい。
【0216】次いで、ポイント処理部144は、特典情
報を特典情報DB115から取得すると共に、共通特典
情報を共通特典情報DB116から取得して(ステップ
SD−8)、当該利用者が取得可能な特典および共通特
典を選定する(ステップSD−9)。例えば、特典情報
と、ステップSD−3において取得したポイント(ある
いは、必要に応じてステップSD−5において減算した
ポイント、または、SD−6で算定したグループポイン
ト)とに基づいて、当該利用者が交換可能な特典を選定
する。また、共通特典情報と、ステップSD−7におい
て算定した共通ポイントとに基づいて、共通ポイントと
して交換可能な特典を選定する。
【0217】例えば、当該利用者の共通ポイントが10
0ポイントであり、共通特典である商品G1に交換する
ための必要ポイントが50、商品G2に交換するための
必要ポイントが100、商品G3に交換するための必要
ポイントが150と規定されている場合には、商品G1
および商品G2を交換可能な特典であると選定する。た
だし、共通特典の選定時に先立って、共通ポイントか
ら、本システムの手数料としての所定のポイントを減算
する。例えば、当該利用者の共通ポイントが100ポイ
ントであっても、手数料になるポイントが10ポイント
である場合には、実際に交換可能なポイントを90ポイ
ント(=100−10)と算定し、この90ポイントを
基準として特典を選定する。
【0218】また、ポイント処理部144は、組合せ特
典情報DB117から組合せ特典情報を取得し(ステッ
プSD−10)、この組合せ特典情報と、当該利用者が
保有するカードの種類およびそのポイントとに基づい
て、カードの種類とポイントとの組合せによって当該利
用者が取得可能な特典を選定する(ステップSD−1
1)。例えば、当該利用者が、A社のカードで100ポ
イント、B社のカードで200ポイント持っており、組
合せ特典情報により、A社のカード50ポイント以上と
B社のカード100ポイント以上の組合せで商品G10
0に交換可能であると規定されている場合には、商品G
100を選定する。
【0219】次に、シミュレーション部145cは、各
カード会社が展開するキャンペーンに当該利用者が応募
できるか否かを判断し、応募できない場合には、不足し
ている条件を特定して、この不足している条件を当該利
用者に提示する参照情報とする(ステップSD−1
2)。具体的には、まず、会社別キャンペーン情報DB
214から各キャンペーンに応募するための条件を取得
すると共に、利用者情報DB111から当該利用者の利
用者情報、カード情報DB113から当該利用者の保有
するカードのカード情報をそれぞれ取得する。
【0220】そして、利用者情報またはカード情報に基
づいて、各キャンペーンに応募するための条件が満たさ
れているか否かを判断する。例えば、各キャンペーンに
応募するための条件として、「A社のカードのポイント
が1000点以上」であること、が規定されている場合
において、カード情報によって当該利用者のA社のカー
ドのポイントが900点である場合には、応募するため
の条件が満たされていないと判断する。そして、この場
合、不足するポイントが100点(=1000−90
0)であると判断し、この「不足ポイント=100点」
という情報を、参照情報とする。
【0221】また、シミュレーション部145cは、当
該利用者のカードの種類とポイントとの組合せが、組合
せ情報DBに格納された組合せが合致するか否かを判断
し、合致しない場合には、不足している条件を特定し
て、この不足している条件を当該利用者に提示する参照
情報とする(ステップSD−13)。具体的には、ま
ず、上記ステップSD−11と同様に、当該利用者がA
社のカードのみを保有しており、特典を取得できる組合
せが、A社およびB社のカードを保有していることであ
ると規定されている場合には、組合せが合致しないと判
断する。そして、この場合、不足する条件が「B社のカ
ードを保有していること」であると判断する。そして、
このように、当該利用者が特定のカード会社のカードを
保有していないために、特典を取得できる組合せに合致
しない場合には、当該カードへの申込みに関する情報
(例えば、上記当該カード会社への入会申込みを指示す
る入会申込みボタンへのリンク情報)を参照情報とす
る。
【0222】そして、ポイント処理部144は、ステッ
プSD−9において選定された特典の内容情報と、ステ
ップSD−12およびSD−13のシミュレーションに
よって決定された参照情報とを含んだポイント交換画面
の画面データを生成し、これを当該利用者のクライアン
ト装置300に送信する(ステップSD−14)。
【0223】この結果、モニタ341にポイント交換画
面が表示される(ステップSD−15)。この画面は、
当該利用者に対して、ポイントと交換可能な特典の情報
やキャンペーン情報等を通知するための画面であり、図
20に例示するように、交換可能な特典および共通特典
の内容MH−1、交換を指示する交換ボタンMH−2、
キャンペーンに応募する際の不足ポイントMH−3、組
合せによって特典を取得するために入会すべきカード会
社への入会申込みを指示する入会申込みボタンMH−
4、再シミュレーションを行いたい場合のポイントを入
力する入力欄MH−5、再シミュレーションを指示する
シミュレーションボタンMH−6を含んで構成されてい
る。
【0224】ここで、少なくとも、共通ポイントと交換
することのできる特典については、特典の内容のみが表
示され、当該特典を取得するために必要なポイントにつ
いては表示されていない。これは、必要なポイントまで
表示した場合には、手数料として本システムが取得する
ポイントの内容が当該利用者に把握されてしまい、好ま
しくない場合が考えられるからである。
【0225】その後、利用者は、将来的に取得するポイ
ントを含めた場合の特典等をシミュレーションすること
ができる。具体的には、この将来的に取得するポイント
を入力欄MH−5に入力して、シミュレーションボタン
MH−6を選択すると、このポイントを特定する情報お
よび再シミュレーション要求が統括管理サーバ100に
送信される(ステップSD−16)。そして、この送信
を受けた統括管理サーバ100のポイント処理部144
は、送信された情報が再シミュレーション要求である場
合には(ステップSD−17)、このポイントを含め
て、共通ポイントの算定等を再度行い、新たなポイント
交換画面をモニタ341に再度表示させる。以降、当該
利用者は、このようにシミュレーションを繰り返して行
うことができる。
【0226】また、利用者は、交換ボタンを選択するこ
とによって特典交換を指示することができ、入会申込み
ボタンMH−4を選択することによってカード会社への
入会申込みを行うことができる。この選択結果を特定す
るための情報は、統括管理サーバ100に送信される
(ステップSD−16)。そして、この送信を受けた統
括管理サーバ100のポイント処理部144は、入会申
込みボタンが選択された場合には上述したカード申込み
処理に移行し、クライアント装置300および個別管理
サーバ200との間でカード申込み処理を行う(ステッ
プSD−17〜SD−21)。また、ポイント処理部1
44は、交換ボタンが選択された場合には、後述する特
典交換処理に移行し、クライアント装置300との間で
特典交換処理を行う(ステップSD−17、SD−1
8、SD−20〜SD−22)。
【0227】なお、この特典交換処理に先立って、当該
利用者の特典交換の意思を最終的に確認するようにして
もよい。例えば、当該利用者の特典交換の意思を最終確
認するための確認画面の画面データが生成されてクライ
アント装置300に送信され、モニタ341に表示され
る。この画面は、図21に示すように、当該利用者が選
択した特典の内容MI−1と、交換を最終的に指示する
指示ボタンMI−2とを含んで構成されており、当該利
用者が指示ボタンMI−2を選択すると、この選択結果
を特定する情報が統括管理サーバ100に送信される。
そして、統括管理サーバ100のポイント処理部144
は、指示ボタンMI−2が選択された場合にのみ、特典
交換処理を行うようにしてもよい。
【0228】この特典交換処理において、ポイント処理
部144は、図9のフローチャートに示すように、まず
当該利用者が選択した特典と、当該特典と交換するポイ
ントとに基づいて、特典取得履歴情報DB118の特典
取得履歴情報を更新する(ステップSE−1)。例え
ば、当該利用者の利用者ID、当該利用者が取得した特
典の特典IDまたは共通特典の共通特典ID、当該利用
者が特典または共通特典と交換したポイント、当該利用
者が特典または共通特典を取得した日時を相互に関連付
けて特典取得履歴情報DB118に格納する。
【0229】そして、ポイント処理部144は、当該利
用者のポイントから、上記共通特典を取得するために使
用したポイントを減算し、この減算後のポイントを含ん
だ残ポイント通知画面の画面データを生成して、当該利
用者のクライアント装置300に送信する(ステップS
E−2)。この結果、モニタ341に残ポイント通知画
面が表示される(ステップSE−3)。この画面は、残
ポイントを当該利用者に通知するための画面であり、図
示は省略するが、残ポイントの表示を含んで構成されて
いる。なお、利用者のポイントから使用したポイントを
減算する際、複数のカードのポイントの中のどのポイン
トから減算を行うのかは、予め利用者に選択してもらう
こともでき、あるいは、均等に減算することもできる。
【0230】その後、ポイント処理部144は、当該利
用者によって取得された特典を配送するため、当該特典
が本システムにて提供される特典か否かを判断する(ス
テップSE−4)。この判断は、配送する特典のID
が、特典情報DB115に格納されている特典IDか、
共通特典情報DB116に格納されている共通特典ID
かに基づいて行うことができる。
【0231】そして、本システムで提供される特典であ
る場合には、利用者情報DB111から当該利用者の住
所等の利用者情報を取得し、この利用者情報に基づい
て、システム内の所定の配送部署に所定形式で配送を指
示する(ステップSE−5)。一方、各カード会社によ
って提供される特典である場合には、当該カード会社の
アクセス先情報をカード会社情報DB114から取得
し、このアクセス先情報にて特定されるアクセス先に対
して、利用者情報DB111から取得した当該利用者の
住所等の利用者情報に基づく配送指示を行う(ステップ
SE−6)。
【0232】そして最後に、共通特典手数料取得部14
6bは、共通特典が選択されその配送指示を行った場合
には、各カード会社に対する課金を行うため、精算情報
を更新する(ステップSE−7)。すなわち、上記した
ように、共通特典の選定時に先立って、共通ポイントか
ら、本システムの手数料として減算したポイントを請求
情報DB120に格納する。これにて本処理が終了す
る。
【0233】なお、このような配送指示後、当該利用者
は、図15の会員用画面において配送確認ボタンMC−
8を選択することにより、配送状況を確認することがで
きる。すなわち、ポイント処理部144は、配送状況に
関する情報を所定手順で取得して、配送確認画面の画面
データを生成し、クライアント装置300に送信する。
この結果、モニタ341に配送確認画面が表示される。
この画面は、図22に示すように、特典の名称MJ−1
と、配送状況に関する情報MJ−2とを含んで構成され
ている。
【0234】〔処理の内容−傾向分析処理〕次に、傾向
分析処理について説明する。この処理のフローチャート
を図10に示す。この処理では、統括管理サーバ100
の傾向分析部145dは、任意のタイミングで本処理を
実行する。すなわち、まず、傾向分析部145dは、利
用者間の加入カード毎の類似属性を抽出する。例えば、
傾向分析部145dは、利用者情報DB111の利用者
情報およびカード情報DB113のカード情報に基づい
て、カード別の複数の利用者情報を取得する(ステップ
SF−1)。そして、傾向分析部145dは、このカー
ド別の複数の利用者情報のうち、統計的平均から乖離し
て関連性の高いと思われる属性(特定範囲に偏在してい
る年齢、性別、住所、職業等)を決定する(ステップS
F−2)。この決定ロジックとしては公知の統計手法を
用いることができる。
【0235】また、傾向分析部145dは、各グループ
を構成する利用者間の類似属性を抽出する。例えば、傾
向分析部145dは、グループ情報DB112から各グ
ループを構成する利用者の利用者IDを取得し、この利
用者IDに基づいて利用者情報DB111を参照するこ
とにより、各グループを構成する利用者の利用者情報を
取得する(ステップSF−3)。そして、傾向分析部1
45dは、この利用者情報に基づいて、各グループを構
成する利用者間の属性のうち、統計的平均から乖離して
関連性の高いと思われる属性を決定する(ステップSF
−4)。
【0236】そして、傾向分析部145dは、ステップ
SF−2およびSF−4において取得した属性を、カー
ド会社情報DB114のアクセス先情報に基づいて、個
別管理サーバ200に送信する(ステップSF−5)。
また、分析手数料取得部146cは、これら属性に関す
る情報を送信した際の手数料として各カード会社に所定
料金を課金するため、請求情報を更新する(ステップS
F−6)。すなわち、請求情報DB120に格納されて
いる各カード会社への請求金額を所定金額だけ増分す
る。
【0237】一方、統括管理サーバ100からの送信を
受けた個別管理サーバ200の分析情報受理部234
は、送信された各類似属性に関する情報を、受理情報と
して受理情報DB215に格納する(ステップSF−
7)。この受理情報は、各カード会社の担当者によって
任意の端末装置を介して任意のタイミングで呼び出され
て閲覧等され、各種マーケティングの参考資料等として
利用される。これにて本処理が終了する。
【0238】〔処理の内容−請求処理〕次に、請求処理
について説明する。この処理のフローチャートを図11
に示す。この処理では、統括管理サーバ100の定期精
算部146dは、各カード会社との請求に必要な処理を
任意のタイミングで実行する。例えば、定期精算部14
6dは、請求情報DB120から請求情報を取得すると
共に、各カード会社のアクセス先情報をカード会社情報
DB114から取得し、アクセス先情報にて特定される
アクセス先に対して請求情報を送信する(ステップSG
−1)。
【0239】この送信を受けた個別管理サーバ200の
請求情報受理部235は、送信された請求情報を、会社
別請求情報DB216に会社別請求情報として格納する
(ステップSG−2)。そして、請求情報受理部235
は、任意の決算タイミングでこの会社別請求情報を参照
し、手数料としてのポイントを所定方法で仲介金額に換
算し、この仲介金額と、請求金額とを、本システムの指
定銀行口座に電子送金等して支払いを行う(ステップS
G−3)。これにて本処理が終了する。
【0240】〔他の実施の形態〕さて、これまで本発明
の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した
実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技
術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて
実施されてよいものである。例えば、上記実施の形態に
おいては、カードの種類およびポイントが所定の組合せ
に合致する場合に、特典と交換することのできるように
しているが、カードの種類のみが所定の組合せに合致す
る場合に交換可能としてもよい。
【0241】また、グループを構成する利用者が当該グ
ループの代表者に付与するポイントの決定基準であるグ
ループポイント特定情報としては、上記したポイントの
割合の他にも、種々の情報を用いることができる。例え
ば、利用者のポイントのうち、代表者に付与するポイン
トの限度を特定するための情報(ポイント限度情報。例
えば、「上限=月100ポイント」)や、端数と認識さ
れるポイントを特定するための情報(ポイント端数情
報。例えば、「端数=1の位のポイント」と決定)を用
いてもよい。
【0242】また、上記実施の形態においては、各利用
者のポイント、共通ポイント、カードの種類とポイント
との組合せ、グループポイントの各々について、特典を
付与しているが、他の情報に基づいて特典を取得可能と
判断してもよい。例えば、グループを構成する利用者の
属性を利用者情報DB111から取得し、この利用者相
互の属性が所定関係にある場合(例えば、同一グループ
に20歳〜50歳までの全ての年齢の利用者が少なくと
も1人属している場合等)に、このグループの全部また
は一部の利用者に特典を付与してもよい。あるいは、各
グループのグループランキングに応じて、グループの代
表者やグループに属する利用者に、特典を付与してもよ
い。
【0243】また、上記実施の形態においては、分析情
報をカード会社にのみ提供するものとしているが、利用
者に提供するようにしてもよい。例えば、利用者のクラ
イアント装置300からの要求に応じて、分析情報を記
載したWeb画面の画面データを生成してクライアント
装置300に送信し、モニタ341に表示させてもよ
い。この場合、利用者は、他のグループの利用者の傾向
を参照して、自己のグループのPR方針を検討したり、
他の利用者のカードの利用傾向を参照して、自己に最適
なカードを選定することができる。
【0244】また、上記実施の形態においては、カード
会社に請求している各種の手数料(カード申込み時の手
数料や特典配送時の手数料)は、利用者に請求するよう
にしてもよく、あるいは、利用者から取得している手数
料(共通特典を付与する際のポイント)は、カード会社
から取得するようにしてもよい。
【0245】また、実施形態において説明した各処理の
うち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全
部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手
動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または
一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この
他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、
具体的名称、各種の登録データや検索条件等のパラメー
タを含む情報については、特記する場合を除いて任意に
変更することができる。
【0246】また、図示した各装置の各構成要素は機能
概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成
されていることを要しない。例えば、統括管理サーバ1
00、個別管理サーバ200、あるいは、クライアント
装置300が備える処理機能、特に制御部140、23
0、370にて行なわれる各処理機能は、その全部また
は任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)お
よび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現
され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェ
アとして実現される。また、このコンピュータプログラ
ムは、統括管理サーバ100、個別管理サーバ200、
あるいは、クライアント装置300に対して任意のネッ
トワークを介して接続されたアプリケーションプログラ
ムサーバに記録されてもよく、必要に応じてその全部ま
たは一部をダウンロードすることも可能である。このあ
るいは、各制御部の全部または任意の一部を、ワイヤー
ドロジック等によるハードウェアとして実現することも
可能である。
【0247】さらに、統括管理サーバ100、個別管理
サーバ200、あるいは、クライアント装置300の分
散・統合の具合的形態は図示のものに限られず、その全
部または一部を、各種の負荷等に応じた任意の単位で、
機能的または物理的に分散・統合して構成することがで
きる。また、クライアント装置300は、PHS(Pers
onal Handy Phone System)の如き他の形態による移動体
通信端末や、パーソナルコンピュータ、ワークステーシ
ョン、家庭用ゲーム機、インターネットTV、あるい
は、PDA(Personal Digital Assistant)、コンビニエ
ンスストアに設置したKIOSK端末等として構成され
てもよい。
【0248】〔ネットワーク〕また、統括管理サーバ1
00、個別管理サーバ200、あるいは、クライアント
装置300を接続するネットワークとしては、上述した
インターネット400に限られず、任意のネットワーク
を利用することができる。例えば、限定されたエリア内
でLAN、WANあるいはパソコン通信網を用いて、本
システムを構築することができる。また、その他にも、
地上波、CATV、CS、BS、あるいは、ブロードバ
ンドネットワーク等を用いて、各種データを送受信する
ことができる。すなわち、ネットワークには、有線ネッ
トワークのみならず、これら無線・通信ネットワークを
含めることができる。
【0249】また、プログラムはコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に格納することもできる。ここで、「コ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フロッピー
(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、ROM、EP
ROM、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD等
の任意の「可搬用の物理媒体」や、各種コンピュータシ
ステムに内蔵されるROM、RAM、HD等の任意の
「固定用の物理媒体」、あるいは、LAN、WAN、イ
ンターネットに代表されるネットワークを介してプログ
ラムを送信する場合の通信回線や搬送波のように、短期
にプログラムを保持する「通信媒体」を含むものとす
る。
【0250】また、「プログラム」とは、任意の言語や
記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソース
コードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、
「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限
られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成
されるものや、OS(Operating System)に代表される
別個のプログラムと協働してその機能を達成するものを
も含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録
媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あ
るいは、読み取り後のインストール手順等については、
周知の構成や手順を用いることができる。
【0251】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、利用者が複数種類のカードを保有している場合にお
いて各々のカードの種類やポイントを統括的に判断して
特典の取得可否や特典付与を行うことができるので、利
用者の複数種類のカードに対するポイントサービスを統
括的に行うことができる。
【0252】また、本発明によれば、利用者の複数種類
のカードやポイントの相互の関連性に着目してその価値
を認め、特典を付与等することができるので、従来存在
しなかった新規な価値を創設して、カードの種類が足り
ない場合にはその加入を促す等、カード加入の促進等を
図ることができる。
【0253】また、本発明によれば、利用者の複数種類
のカードを共通の価値に置き換えて、特典を付与等する
ことができるので、従来存在しなかった新規な価値を創
設して、カード利用の促進等を図ることができる。
【0254】また、本発明によれば、利用者のポイント
を利用者相互間で共有したり寄付することができ、利用
者のポイントを利用者相互に共通の価値に置き換えて、
特典を付与等することができるので、従来存在しなかっ
た新規な価値を創設して、カードの組織的な利用促進等
を図ることができる。
【0255】また、本発明によれば、代表者識別情報に
基づいて代表者として識別される利用者のみが、特定の
利用者と判断されるので、グループの代表者のみが当該
グループの各利用者のポイントを用いて特典を取得する
ことができる。
【0256】また、本発明によれば、各利用者は、任意
の他の利用者を、当該他の利用者の意思に関わらず代表
者として登録等することができ、任意の他の利用者への
ポイントの寄付等を容易に行うことができる。
【0257】また、本発明によれば、このグループポイ
ント特定情報を適切に設定等しておくことにより、各利
用者のポイントのうち、グループに寄付等するポイント
を所望の範囲に制限等することができる。
【0258】また、本発明によれば、各利用者のポイン
トのうち、ポイント割合情報にて特定される割合のポイ
ントが、グループポイントとして算定される。
【0259】また、本発明によれば、各利用者のポイン
トのうち、ポイント限度情報にて特定される限度内のポ
イントが、グループポイントとして算定される。
【0260】また、本発明によれば、各利用者のポイン
トのうち、ポイント端数情報にて特定される端数のポイ
ントが、グループポイントとして算定される。
【0261】また、本発明によれば、単にグループで共
通するポイントの有無等ではなく、このグループを構成
する利用者相互の関係によって特典付与の可否が判断さ
れるので、グループを構成する利用者相互の関係に新し
い価値を創造し、グループの設立促進等を図ることがで
きる。
【0262】また、本発明によれば、グループのランキ
ングを利用者に公表等することにより、グループ選定の
際の指標を提示したり、グループの各利用者のポイント
取得の意欲の喚起等を図ることができる。
【0263】また、本発明によれば、グループのランキ
ング自体にも新たな価値を認めて、グループの各利用者
のポイント取得の意欲の喚起等を図ることができる。
【0264】また、本発明によれば、複数のカードを有
する利用者の情報を統括的に判断して情報を決定し、こ
の情報を利用者やカード会社に提示することができるの
で、カードの種別の枠を越えて、カード情報の横断的な
提供等を行うことができる。
【0265】また、本発明によれば、利用者は、自己の
保有する複数のカードの有効期限の提示を受けることが
でき、この有効期限を一元的かつ容易に確認することが
できる。
【0266】また、本発明によれば、利用者は、複数の
カード会社のキャンペーン情報の提示を受けることがで
き、このキャンペーンの内容等を一元的かつ容易に確認
することができる。
【0267】また、本発明によれば、共通特典を利用者
に付与するための手数料として、本システムが所定ポイ
ントを取得する場合であっても、このポイントの内容が
当該利用者に把握されることを回避することができる。
【0268】また、本発明によれば、共通特典を付与す
ることによって手数料を自動的に取得することができ、
本装置の運営コスト等に充当することができる。
【0269】また、本発明によれば、利用者は、この参
照情報を参考として自己のポイントの利用方法等を検討
することができる。
【0270】また、本発明によれば、利用者が現在保有
しているポイントのみならず、将来的に取得し得るポイ
ントを含めて、自己のポイントの利用方法等を検討する
ことができ、将来的に取得可能な特典を提示する等、将
来的な利用計画のサポートを行うことができる。
【0271】また、本発明によれば、利用者は、自己が
将来的に取得し得る任意のポイントを提示して、シミュ
レーションを行うことができる。
【0272】また、本発明によれば、利用者の過去のポ
イントの取得傾向に基づいて将来の取得ポイントが自動
的に予想されるので、利用者が自らポイントを提示しな
くても、過去の傾向に基づいたシミュレーションを行う
ことができる。
【0273】また、本発明によれば、キャンペーンに対
する応募の可否の判断結果に基づいて参照情報が生成さ
れるので、例えば、キャンペーンに対する応募の可否を
利用者に提示し、その内容によってさらなるポイントの
取得を喚起する等、キャンペーンに関連した参照情報を
提示することができる。
【0274】また、本発明によれば、利用者は、この不
足条件を容易かつ正確に把握して、ポイントの利用や新
規カードの加入等の判断を行うことができる。
【0275】また、本発明によれば、各カードの種類や
ポイントの組合せが所定の組合せに合致するか否かの判
断結果に基づいて参照情報が生成されるので、例えば、
カードの種類が足りない旨を利用者に提示して当該カー
ドへの新規加入を促す等、カードの種類とポイントとの
組合せに関連した参照情報を提示することができる。
【0276】また、本発明によれば、利用者は、この不
足条件を容易かつ正確に把握して、ポイントの利用や新
規カードの加入等の判断を行うことができる。
【0277】また、本発明によれば、利用者は、キャン
ペーンへの応募や、カードの種類とポイントの組合せに
よる特典取得のために、新規カードへの入会が必要であ
る場合には、当該カードへの申込みに関する情報を容易
かつ正確に把握することができ、カード加入を容易に行
うことができて、カード加入の促進を図ることができ
る。
【0278】また、本発明によれば、利用者のカード利
用に関する傾向の分析結果に関する情報が参照情報とし
て利用者またはカード会社に提示されるので、例えば、
カード会社は、自社が発行したカードの利用者の情報の
みならず、同業他社であるB社が発行したカードがどの
ような利用者に利用されているのか等の傾向を把握する
ことができ、自社の問題点を分析したり、B社の利用者
に自社のカードを利用してもらうためのマーケティング
戦略を立案する等、カードの種別の枠を越えた横断的な
マーケティングや傾向分析を行うことができる。
【0279】また、本発明によれば、グループに属する
利用者の属性の共通傾向に関する分析が行われるので、
例えば、各カード会社は、利用者の居住地域や職業等を
グループ毎に把握することができ、グループ毎の利用者
の傾向分析を行うことができる。
【0280】また、本発明によれば、各カードを利用す
る利用者の属性の共通傾向に関する分析が行われるの
で、例えば、各カード会社は、利用者の居住地域や職業
等をカード毎に把握することができ、カード毎の利用者
の傾向分析を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるカード情報処理シス
テムの全体構成図である。
【図2】統括管理サーバの要部構成を示すブロック図で
ある。
【図3】個別管理サーバの要部構成を示すブロック図で
ある。
【図4】クライアント装置の要部構成を示すブロック図
である。
【図5】カード申込み処理のフローチャートである。
【図6】会員登録処理のフローチャートである。
【図7】グループ登録処理のフローチャートである。
【図8】ポイント交換処理のフローチャートである。
【図9】特典交換処理のフローチャートである。
【図10】傾向分析処理のフローチャートである。
【図11】請求処理のフローチャートである。
【図12】初期画面の表示例を示す図である。
【図13】会員登録申込み画面の表示例を示す図であ
る。
【図14】ログイン画面の表示例を示す図である。
【図15】会員用画面の表示例を示す図である。
【図16】グループ登録画面の表示例を示す図である。
【図17】既登録グループ選択画面の表示例を示す図で
ある。
【図18】新規グループ登録画面の表示例を示す図であ
る。
【図19】グループID通知画面の表示例を示す図であ
る。
【図20】ポイント交換画面の表示例を示す図である。
【図21】確認画面の表示例を示す図である。
【図22】配送確認画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
100 統括管理サーバ 110 格納部 111 利用者情報DB 112 グループ情報DB 113 カード情報DB 114 カード会社情報DB 115 特典情報DB 116 共通特典情報DB 117 組合せ特典情報DB 118 特典取得履歴情報DB 119 キャンペーン情報DB 120 請求情報DB 121 WebDB 130 通信制御部 140 制御部 141 情報更新処理部 142 登録処理部 142a カード申込み処理部 142b 会員登録処理部 142c グループ登録処理部 143 認証処理部 144 ポイント処理部 144a 共通ポイント変換部 144b グループポイント算定部 145 提示情報決定部 145a 特典決定部 145b グループランキング決定部 145c シミュレーション部 145d 傾向分析部 146 請求処理部 146a 申込み手数料取得部 146b 共通特典手数料取得部 146c 分析手数料取得部 146d 定期精算部 200 個別管理サーバ 210 格納部 211 会社別利用者情報DB 212 会社別カード情報DB 213 会社別特典情報DB 214 会社別キャンペーン情報DB 215 受理情報DB 216 会社別請求情報DB 220 通信制御部 230 制御部 231 情報更新処理部 232 カード認証処理部 233 ポイント照会処理部 234 分析情報受理部 235 請求情報受理部 300 クライアント装置 400 インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 亮 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 株式 会社シーエスケイ内 (72)発明者 中村 代輔 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 株式 会社シーエスケイ内

Claims (63)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のカードを保有する利用者の情
    報処理装置、または、各カードを発行するカード会社の
    情報処理装置に対して、ネットワークを介して相互に通
    信可能に接続して構成されたカード情報処理装置であっ
    て、 上記利用者が保有する各カードの種類に関する情報、ま
    たは、これら各カードを利用することにより当該利用者
    に付与されたポイントに関する情報を、上記利用者の情
    報処理装置または上記カード会社の情報処理装置から上
    記ネットワークを介して受信する受信手段と、 上記ポイントにて利用者が取得可能な特典を特定するた
    めの特典情報を格納する特典情報格納手段と、 上記受信手段にて受信された各カードの種類に関する情
    報またはポイントに関する情報と、上記特典情報格納手
    段にて格納された特典情報とに基づいて、上記利用者が
    取得可能な特典を決定する特典決定手段と、 を備えることを特徴とするカード情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記利用者が保有する各カードの種類の
    組合せ、または、当該カードの種類と上記利用者が各カ
    ードを利用することにより当該利用者に付与されたポイ
    ントとの組合せに応じて、当該利用者が取得可能な特典
    を特定するための組合せ情報を格納する組合せ情報格納
    手段を備え、 上記特典決定手段は、上記受信手段にて受信された各カ
    ードの種類に関する情報またはポイントに関する情報
    と、上記組合せ情報格納手段に格納された組合せ情報と
    に基づいて、上記利用者が取得可能な特典を決定するこ
    と、 を特徴とする請求項1に記載のカード情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記受信手段にて受信された各カードの
    ポイントに関する情報に基づいて、各カードのポイント
    を、上記複数種類のカードに共通の共通ポイントに変換
    する共通ポイント変換手段と、 上記共通ポイントにて利用者が取得可能な特典を特定す
    るための共通特典情報を格納する共通特典情報格納手段
    とを備え、 上記特典決定手段は、上記共通特典情報格納手段に格納
    された共通特典情報に基づいて、上記共通ポイント変換
    手段にて変換された共通ポイントに対して、上記利用者
    が取得可能な特典を決定すること、 を特徴とする請求項1または2に記載のカード情報処理
    装置。
  4. 【請求項4】 カードを保有する利用者の情報処理装
    置、または、各カードを発行するカード会社の情報処理
    装置に対して、ネットワークを介して相互に通信可能に
    接続して構成されたカード情報処理装置であって、 複数の上記利用者によって構成されるグループに関し、
    当該グループを構成する利用者を特定するためのグルー
    プ情報を格納するグループ情報格納手段と、 上記利用者が保有するカードを利用することにより当該
    利用者に付与されたポイントに関する情報を、上記利用
    者の情報処理装置または上記カード会社の情報処理装置
    から上記ネットワークを介して受信する受信手段と、 上記グループ情報格納手段に格納されたグループ情報
    と、上記受信手段にて受信されたカードのポイントに関
    する情報とに基づいて、上記グループに属する特定の利
    用者が利用可能なグループポイントを算定するグループ
    ポイント算定手段と、 上記グループポイントにて取得可能な特典を特定するた
    めの特典情報を格納する特典情報格納手段と、 上記グループポイント算定手段にて算定されたグループ
    ポイントと、上記特典情報格納手段にて格納された特典
    情報とに基づいて、上記特定の利用者が取得可能な特典
    を決定する特典決定手段と、 を備えることを特徴とするカード情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記受信手段は、上記利用者の情報処理
    装置から、上記グループの利用者の中から当該グループ
    の代表者を識別するための代表者識別情報を受信し、 上記受信手段にて受信された代表者識別情報を、上記グ
    ループ情報格納手段に格納するグループ登録処理手段を
    備え、 上記特典決定手段は、上記グループ情報格納手段に格納
    された代表者識別情報に基づいて代表者として識別され
    る利用者のみを、上記特定の利用者と判断すること、 を特徴とする請求項4に記載のカード情報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記グループ登録処理手段は、上記受信
    手段にて受信された代表者識別情報を、当該代表者識別
    情報にて識別される利用者と、当該代表者識別情報を送
    信した利用者とが一致するか否かに関わらず、上記グル
    ープ情報格納手段に格納すること、 を特徴とする請求項5に記載のカード情報処理装置。
  7. 【請求項7】 上記グループ情報格納手段は、グループ
    を構成する各利用者のポイントの中から、グループポイ
    ントとすべきポイントを特定するためのグループポイン
    ト特定情報を格納し、 上記グループポイント算定手段は、上記グループ情報格
    納手段に格納されたグループポイント特定情報に基づい
    て、上記グループポイントを算定すること、 を特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載のカー
    ド情報処理装置。
  8. 【請求項8】 上記グループポイント特定情報は、グル
    ープを構成する各利用者のポイントの中から、当該グル
    ープのポイントとして算定すべきポイントの割合を特定
    するためのポイント割合情報であること、 を特徴とする請求項7に記載のカード情報処理装置。
  9. 【請求項9】 上記グループポイント特定情報は、グル
    ープを構成する各利用者のポイントの中から、上記特定
    の利用者が利用可能なポイントの限度を特定するための
    ポイント限度情報であること、 を特徴とする請求項7に記載のカード情報処理装置。
  10. 【請求項10】 上記グループポイント特定情報は、グ
    ループを構成する各利用者のポイントの中から、端数と
    認識されるポイントを特定するためのポイント端数情報
    であること、 を特徴とする請求項7に記載のカード情報処理装置。
  11. 【請求項11】 各利用者の属性に関する利用者情報を
    格納する利用者情報格納手段を備え、 上記特典決定手段は、上記利用者情報格納手段に格納さ
    れた利用者情報に基づいて、グループの各利用者の相互
    の属性が所定関係にあるか否かを判断し、所定関係にあ
    る場合には、当該利用者の全部または特定の一部に対し
    て所定の特典を付与可能と判断すること、 を特徴とする請求項4〜10のいずれか一つに記載のカ
    ード情報処理装置。
  12. 【請求項12】 上記グループポイント算定手段にて算
    定されたグループポイント、または、グループの利用者
    の属性に関する利用者情報の少なくとも一方に基づい
    て、各グループ相互間のランキングを決定するグループ
    ランキング決定手段、 を備えることを特徴とする請求項4〜11のいずれか一
    つに記載のカード情報処理装置。
  13. 【請求項13】 上記特典決定手段は、上記グループラ
    ンキング決定手段にて決定されたランキングに基づい
    て、グループの利用者の全部または特定の一部に対して
    所定の特典を付与可能と判断すること、 を特徴とする請求項12に記載のカード情報処理装置。
  14. 【請求項14】 カードを保有する利用者の情報処理装
    置、および、各カードを発行する複数のカード会社の情
    報処理装置に対して、ネットワークを介して相互に通信
    可能に接続して構成されたカード情報処理装置であっ
    て、 上記利用者が保有する複数のカードそれぞれの種類に関
    する情報、または、これら各カードを利用することによ
    り当該利用者に付与されたポイントに関する情報を、上
    記利用者の情報処理装置または上記カード会社の情報処
    理装置から上記ネットワークを介して受信する受信手段
    と、 上記受信手段にて受信された各カードの種類に関する情
    報またはポイントに関する情報に基づいて、上記利用者
    または上記カード会社に対して提示する情報を決定する
    提示情報決定手段と、 上記提示情報決定手段にて決定された情報を、上記利用
    者の情報処理装置または上記カード会社の情報処理装置
    に対して上記ネットワークを介して送信する送信手段
    と、 を備えることを特徴とするカード情報処理装置。
  15. 【請求項15】 上記受信手段は、上記利用者の保有す
    るカードの有効期限に関するカード情報を受信し、 上記提示情報決定手段は、上記受信手段にて受信された
    カード情報の内容を、上記利用者に対して提示する情報
    とすること、 を特徴とする請求項14に記載のカード情報処理装置。
  16. 【請求項16】 上記受信手段は、各カード会社がカー
    ドに関して展開するキャンペーンに関するキャンペーン
    情報を受信し、 上記提示情報決定手段は、上記受信手段にて受信された
    キャンペーン情報を、上記利用者に対して提示する情報
    とすること、 を特徴とする請求項14または15に記載のカード情報
    処理装置。
  17. 【請求項17】 上記ポイントにて取得可能な特典であ
    って、上記カード会社が提供する特典とは別個に上記各
    利用者に対して提示可能な共通特典を特定するための特
    典情報を格納する特典情報格納手段を備え、 上記提示情報決定手段は、上記受信手段にて受信された
    各カードの種類に関する情報またはポイントに関する情
    報と、上記特典情報格納手段にて格納された上記特典情
    報とに基づいて、上記利用者が取得可能な共通特典に関
    する情報を決定する特典決定手段であり、 上記特典決定手段は、上記共通特典に関する情報から、
    当該共通特典を取得するためのポイントに関する情報を
    除外すること、 を特徴とする請求項14〜16のいずれか一つに記載の
    カード情報処理装置。
  18. 【請求項18】 上記利用者に上記共通特典を付与する
    ことに関する手数料としての所定のポイントを、上記利
    用者のポイントから取得するための所定の処理を行う共
    通特典手数料取得手段、 を備えることを特徴とする請求項14〜17のいずれか
    一つに記載のカード情報処理装置。
  19. 【請求項19】 カードの申込みの要求に関する情報
    を、上記利用者の情報処理装置から上記ネットワークを
    介して受信する申込み要求受信手段と、 上記申込み要求受信手段にて受信された情報に基づい
    て、カードの申込みを行うための所定の処理を行うカー
    ド申込み処理手段と、 上記カード申込み処理手段にて所定の処理が行われた
    際、当該所定の処理を行うことに関する手数料を、上記
    利用者または上記カード会社から取得するための所定の
    処理を行う申込み手数料取得手段と、 を備えることを特徴とする請求項14〜18のいずれか
    一つに記載のカード情報処理装置。
  20. 【請求項20】 上記提示情報決定手段は、上記受信手
    段にて受信された各カードの種類またはポイントに関す
    る情報に基づいて、上記利用者が自己のポイントを利用
    する際の参照情報を生成するシミュレーション手段であ
    ること、 を特徴とする請求項14〜19のいずれか一つに記載の
    カード情報処理装置。
  21. 【請求項21】 上記シミュレーション手段は、上記受
    信手段にて受信された各カードの種類またはポイントに
    関する情報と、所定方法で取得した上記利用者が将来的
    に取得し得るポイントとに基づいて、上記参照情報を生
    成すること、 を特徴とする請求項20に記載のカード情報処理装置。
  22. 【請求項22】 上記受信手段は、上記利用者が将来的
    に取得する予定のポイントを特定するための将来ポイン
    ト情報を、上記利用者の情報処理装置から上記ネットワ
    ークを介して受信し、 上記シミュレーション手段は、上記受信手段にて受信さ
    れた将来ポイント情報に基づいて、上記利用者が将来的
    に取得し得るポイントを特定すること、 を特徴とする請求項21に記載のカード情報処理装置。
  23. 【請求項23】 上記受信手段は、上記利用者の過去の
    ポイントの取得履歴に関する履歴情報を、上記利用者の
    情報処理装置または上記カード会社の情報処理装置から
    上記ネットワークを介して受信し、 上記シミュレーション手段は、上記受信手段にて受信さ
    れた上記履歴情報に基づいて、上記利用者が将来的に取
    得し得るポイントを特定すること、 を特徴とする請求項21に記載のカード情報処理装置。
  24. 【請求項24】 上記受信手段は、各カード会社がカー
    ドに関して展開するキャンペーンに関する情報であっ
    て、当該キャンペーンに対する応募条件を含むキャンペ
    ーン情報を、上記カード会社の情報処理装置から上記ネ
    ットワークを介して受信し、 上記シミュレーション手段は、上記受信手段にて受信さ
    れた上記キャンペーン情報に基づいて、上記利用者の上
    記キャンペーンに対する応募の可否を判断し、この判断
    結果に基づいて、上記参照情報を生成すること、 を特徴とする請求項20に記載のカード情報処理装置。
  25. 【請求項25】 上記シミュレーション手段は、上記利
    用者の上記キャンペーンに対する応募が不可である場合
    には、その不足条件を特定し、当該不足条件に関する情
    報を上記参照情報とすること、 を特徴とする請求項24に記載のカード情報処理装置。
  26. 【請求項26】 上記利用者が保有する各カードの種類
    の組合せ、または、当該カードの種類と、上記利用者が
    各カードを利用することにより当該利用者に付与された
    ポイントとの組合せに応じて、当該利用者が取得可能な
    特典を特定するための組合せ情報を格納する組合せ情報
    格納手段を備え、 上記シミュレーション手段は、上記組合せ情報格納手段
    に格納された組合せ情報に上記利用者の保有するカード
    およびそのポイントが合致するか否かを判断し、この判
    断結果に基づいて、上記参照情報を生成すること、 を特徴とする請求項20に記載のカード情報処理装置。
  27. 【請求項27】 上記シミュレーション手段は、上記利
    用者が取得できない特典がある場合には、その不足条件
    を特定し、当該不足条件に関する情報を上記参照情報と
    すること、 を特徴とする請求項26に記載のカード情報処理装置。
  28. 【請求項28】 上記シミュレーション手段は、上記不
    足条件が上記利用者によるカードへの入会申込みである
    場合には、当該カードへの申込みに関する情報を上記参
    照情報として生成すること、 を特徴とする請求項25または27に記載のカード情報
    処理装置。
  29. 【請求項29】 上記提示情報決定手段は、上記受信手
    段にて受信された各カードの種類またはポイントに関す
    る情報に基づいて、上記利用者のカード利用に関する傾
    向の分析を行い、この分析結果に関する情報を上記参照
    情報として生成する傾向分析手段であること、 を特徴とする請求項14〜28のいずれか一つに記載の
    カード情報処理装置。
  30. 【請求項30】 複数の上記利用者によって構成される
    グループに関し、当該グループを構成する利用者を特定
    するためのグループ情報を格納するグループ情報格納手
    段と、 各利用者の属性に関する利用者情報を格納する利用者情
    報格納手段とを備え、 上記傾向分析手段は、上記グループ情報格納手段に格納
    されたグループ情報と、上記利用者情報格納手段に格納
    された利用者情報とに基づいて、グループに属する利用
    者の属性の共通傾向に関する分析を行うこと、 を特徴とする請求項29に記載のカード情報処理装置。
  31. 【請求項31】 各利用者の属性に関する利用者情報を
    格納する利用者情報格納手段を備え、 上記傾向分析手段は、上記受信手段にて受信された各カ
    ードの種類に関する情報と、上記利用者情報格納手段に
    格納された利用者情報とに基づいて、各カードを利用す
    る利用者の属性の共通傾向に関する分析を行うこと、 を特徴とする請求項29に記載のカード情報処理装置。
  32. 【請求項32】 カード会社の発行するカードまたは当
    該カードの利用者に関する情報を処理するためのカード
    情報処理方法であって、 上記利用者が保有する各カードの種類に関する情報、ま
    たは、これら各カードを利用することにより当該利用者
    に付与されたポイントに関する情報を、上記利用者の情
    報処理装置または上記カード会社の情報処理装置から所
    定のネットワークを介して受信する受信手順と、 上記ポイントにて利用者が取得可能な特典を特定するた
    めの特典情報を所定のカード情報処理装置に格納する特
    典情報格納手順と、 上記受信手順において受信された各カードの種類に関す
    る情報またはポイントに関する情報と、上記特典情報格
    納手順において格納された特典情報とに基づいて、上記
    利用者が取得可能な特典を決定する特典決定手順と、 を備えることを特徴とするカード情報処理方法。
  33. 【請求項33】 上記利用者が保有する各カードの種類
    の組合せ、または、当該カードの種類と、上記利用者が
    各カードを利用することにより当該利用者に付与された
    ポイントとの組合せに応じて、当該利用者が取得可能な
    特典を特定するための組合せ情報を所定のカード情報処
    理装置に格納する組合せ情報格納手順を備え、 上記特典決定手順において、上記受信手順において受信
    された各カードの種類に関する情報またはポイントに関
    する情報と、上記組合せ情報格納手順において格納され
    た組合せ情報とに基づいて、上記利用者が取得可能な特
    典を決定すること、 を特徴とする請求項32に記載のカード情報処理方法。
  34. 【請求項34】 上記受信手順において受信された各カ
    ードのポイントに関する情報に基づいて、各カードのポ
    イントを、上記複数種類のカードに共通の共通ポイント
    に変換する共通ポイント変換手順と、 上記共通ポイントにて利用者が取得可能な特典を特定す
    るための共通特典情報を所定のカード情報処理装置に格
    納する共通特典情報格納手順とを備え、 上記特典決定手順において、上記共通特典情報格納手順
    において格納された共通特典情報に基づいて、上記共通
    ポイント変換手順において変換された共通ポイントに対
    して、上記利用者が取得可能な特典を決定すること、 を特徴とする請求項32または33に記載のカード情報
    処理方法。
  35. 【請求項35】 カード会社の発行するカードまたは当
    該カードの利用者に関する情報を処理するためのカード
    情報処理方法であって、 複数の上記利用者によって構成されるグループに関し、
    当該グループを構成する利用者を特定するためのグルー
    プ情報を所定のカード情報処理装置に格納するグループ
    情報格納手順と、 上記利用者が保有するカードを利用することにより当該
    利用者に付与されたポイントに関する情報を、上記利用
    者の情報処理装置または上記カード会社の情報処理装置
    から所定のネットワークを介して受信する受信手順と、 上記グループ情報格納手順において格納されたグループ
    情報と、上記受信手順において受信されたカードのポイ
    ントに関する情報とに基づいて、上記グループに属する
    特定の利用者が利用可能なグループポイントを算定する
    グループポイント算定手順と、 上記グループポイントにて取得可能な特典を特定するた
    めの特典情報を所定のカード情報処理装置に格納する特
    典情報格納手順と、 上記グループポイント算定手順において算定されたグル
    ープポイントと、上記特典情報格納手順において格納さ
    れた特典情報とに基づいて、上記特定の利用者が取得可
    能な特典を決定する特典決定手順と、 を備えることを特徴とするカード情報処理方法。
  36. 【請求項36】 上記受信手順において、上記利用者の
    情報処理装置から、上記グループの利用者の中から当該
    グループの代表者を識別するための代表者識別情報を受
    信し、 上記受信手順において受信された代表者識別情報を、所
    定のカード情報処理装置に格納するグループ登録処理手
    順を備え、 上記特典決定手順において、上記グループ情報格納手順
    において格納された代表者識別情報に基づいて代表者と
    して識別される利用者のみを、上記特定の利用者と判断
    すること、 を特徴とする請求項35に記載のカード情報処理方法。
  37. 【請求項37】 上記グループ登録処理手順において、
    上記受信手順において受信された代表者識別情報を、当
    該代表者識別情報にて識別される利用者と、当該代表者
    識別情報を送信した利用者とが一致するか否かに関わら
    ず、上記カード情報処理装置に格納すること、 を特徴とする請求項36に記載のカード情報処理方法。
  38. 【請求項38】 上記グループ情報格納手順において、
    グループを構成する各利用者のポイントの中から、グル
    ープポイントとすべきポイントを特定するためのグルー
    プポイント特定情報を格納し、 上記グループポイント算定手順において、上記グループ
    情報格納手順において格納されたグループポイント特定
    情報に基づいて、上記グループポイントを算定するこ
    と、 を特徴とする請求項35〜37のいずれか一つに記載の
    カード情報処理方法。
  39. 【請求項39】 上記グループポイント特定情報は、グ
    ループを構成する各利用者のポイントの中から、当該グ
    ループのポイントとして算定すべきポイントの割合を特
    定するためのポイント割合情報であること、 を特徴とする請求項38に記載のカード情報処理方法。
  40. 【請求項40】 上記グループポイント特定情報は、グ
    ループを構成する各利用者のポイントの中から、上記特
    定の利用者が利用可能なポイントの限度を特定するため
    のポイント限度情報であること、 を特徴とする請求項38に記載のカード情報処理方法。
  41. 【請求項41】 上記グループポイント特定情報は、グ
    ループを構成する各利用者のポイントの中から、端数と
    認識されるポイントを特定するためのポイント端数情報
    であること、 を特徴とする請求項38に記載のカード情報処理方法。
  42. 【請求項42】 各利用者の属性に関する利用者情報を
    所定のカード情報処理装置に格納する利用者情報格納手
    順を備え、 上記特典決定手順において、上記利用者情報格納手順に
    おいて格納された利用者情報に基づいて、グループの各
    利用者の相互の属性が所定関係にあるか否かを判断し、
    所定関係にある場合には、当該利用者の全部または特定
    の一部に対して所定の特典を付与可能と判断すること、 を特徴とする請求項35〜41のいずれか一つに記載の
    カード情報処理方法。
  43. 【請求項43】 上記グループポイント算定手順におい
    て算定されたグループポイント、または、グループの利
    用者の属性に関する利用者情報の少なくとも一方に基づ
    いて、各グループ相互間のランキングを決定するグルー
    プランキング決定手順、 を備えることを特徴とする請求項35〜42のいずれか
    一つに記載のカード情報処理方法。
  44. 【請求項44】 上記特典決定手順において、上記グル
    ープランキング決定手順において決定されたランキング
    に基づいて、グループの利用者の全部または特定の一部
    に対して所定の特典を付与可能と判断すること、 を特徴とする請求項43に記載のカード情報処理方法。
  45. 【請求項45】 カード会社の発行するカードまたは当
    該カードの利用者に関する情報を処理するためのカード
    情報処理方法であって、 上記利用者が保有する複数のカードそれぞれの種類に関
    する情報、または、これら各カードを利用することによ
    り当該利用者に付与されたポイントに関する情報を、上
    記利用者の情報処理装置または上記カード会社の情報処
    理装置から所定のネットワークを介して受信する受信手
    順と、 上記受信手順において受信された各カードの種類に関す
    る情報またはポイントに関する情報に基づいて、上記利
    用者または上記カード会社に対して提示する情報を決定
    する提示情報決定手順と、 上記提示情報決定手順において決定された情報を、上記
    利用者の情報処理装置または上記カード会社の情報処理
    装置に対して所定のネットワークを介して送信する送信
    手順と、 を備えることを特徴とするカード情報処理方法。
  46. 【請求項46】 上記受信手順において、上記利用者の
    保有するカードの有効期限に関するカード情報を受信
    し、 上記提示情報決定手順において、上記受信手順において
    受信されたカード情報の内容を、上記利用者に対して提
    示する情報とすること、 を特徴とする請求項45に記載のカード情報処理方法。
  47. 【請求項47】 上記受信手順において、各カード会社
    がカードに関して展開するキャンペーンに関するキャン
    ペーン情報を受信し、 上記提示情報決定手順において、上記受信手順において
    受信されたキャンペーン情報を、上記利用者に対して提
    示する情報とすること、 を特徴とする請求項45または46に記載のカード情報
    処理方法。
  48. 【請求項48】 上記ポイントにて取得可能な特典であ
    って、上記カード会社が提供する特典とは別個に上記各
    利用者に対して提示可能な共通特典を特定するための特
    典情報を所定のカード情報処理装置に格納する特典情報
    格納手順を備え、 上記提示情報決定手順において、上記受信手順において
    受信された各カードの種類に関する情報またはポイント
    に関する情報と、上記特典情報格納手順において格納さ
    れた上記特典情報とに基づいて、上記利用者が取得可能
    な共通特典に関する情報を決定する特典決定手順であ
    り、 上記特典決定手順において、上記共通特典に関する情報
    から、当該共通特典を取得するためのポイントに関する
    情報を除外すること、 を特徴とする請求項45〜47のいずれか一つに記載の
    カード情報処理方法。
  49. 【請求項49】 上記利用者に上記共通特典を付与する
    ことに関する手数料としての所定のポイントを、上記利
    用者のポイントから取得するための所定の処理を行う共
    通特典手数料取得手順、 を備えることを特徴とする請求項45〜48のいずれか
    一つに記載のカード情報処理方法。
  50. 【請求項50】 カードの申込みの要求に関する情報
    を、上記利用者の情報処理装置から所定のネットワーク
    を介して受信する申込み要求受信手順と、 上記申込み要求受信手順において受信された情報に基づ
    いて、カードの申込みを行うための所定の処理を行うカ
    ード申込み処理手順と、 上記カード申込み処理手順において所定の処理が行われ
    た際、当該所定の処理を行うことに関する手数料を、上
    記利用者または上記カード会社から取得するための所定
    の処理を行う申込み手数料取得手順と、 を備えることを特徴とする請求項45〜49のいずれか
    一つに記載のカード情報処理方法。
  51. 【請求項51】 上記提示情報決定手順において、上記
    受信手順において受信された各カードの種類またはポイ
    ントに関する情報に基づいて、上記利用者が自己のポイ
    ントを利用する際の参照情報を生成するシミュレーショ
    ン手順であること、 を特徴とする請求項45〜50のいずれか一つに記載の
    カード情報処理方法。
  52. 【請求項52】 上記シミュレーション手順において、
    上記受信手順において受信された各カードの種類または
    ポイントに関する情報と、所定方法で取得した上記利用
    者が将来的に取得し得るポイントとに基づいて、上記参
    照情報を生成すること、 を特徴とする請求項51に記載のカード情報処理方法。
  53. 【請求項53】 上記受信手順において、上記利用者が
    将来的に取得する予定のポイントを特定するための将来
    ポイント情報を、上記利用者の情報処理装置から所定の
    ネットワークを介して受信し、 上記シミュレーション手順において、上記受信手順にお
    いて受信された将来ポイント情報に基づいて、上記利用
    者が将来的に取得し得るポイントを特定すること、 を特徴とする請求項52に記載のカード情報処理方法。
  54. 【請求項54】 上記受信手順において、上記利用者の
    過去のポイントの取得履歴に関する履歴情報を、上記利
    用者の情報処理装置または上記カード会社の情報処理装
    置から所定のネットワークを介して受信し、 上記シミュレーション手順において、上記受信手順にお
    いて受信された上記履歴情報に基づいて、上記利用者が
    将来的に取得し得るポイントを特定すること、 を特徴とする請求項52に記載のカード情報処理方法。
  55. 【請求項55】 上記受信手順において、各カード会社
    がカードに関して展開するキャンペーンに関する情報で
    あって、当該キャンペーンに対する応募条件を含むキャ
    ンペーン情報を、上記カード会社の情報処理装置から所
    定のネットワークを介して受信し、 上記シミュレーション手順において、上記受信手順にお
    いて受信された上記キャンペーン情報に基づいて、上記
    利用者の上記キャンペーンに対する応募の可否を判断
    し、この判断結果に基づいて、上記参照情報を生成する
    こと、 を特徴とする請求項51に記載のカード情報処理方法。
  56. 【請求項56】 上記シミュレーション手順において、
    上記利用者の上記キャンペーンに対する応募が不可であ
    る場合には、その不足条件を特定し、当該不足条件に関
    する情報を上記参照情報とすること、 を特徴とする請求項55に記載のカード情報処理方法。
  57. 【請求項57】 上記利用者が保有する各カードの種類
    の組合せ、または、当該カードの種類と、上記利用者が
    各カードを利用することにより当該利用者に付与された
    ポイントとの組合せに応じて、当該利用者が取得可能な
    特典を特定するための組合せ情報を所定のカード情報処
    理装置に格納する組合せ情報格納手順を備え、 上記シミュレーション手順において、上記組合せ情報格
    納手順において格納された組合せ情報に上記利用者の保
    有するカードおよびそのポイントが合致するか否かを判
    断し、この判断結果に基づいて、上記参照情報を生成す
    ること、 を特徴とする請求項51に記載のカード情報処理方法。
  58. 【請求項58】 上記シミュレーション手順において、
    上記利用者が取得できない特典がある場合には、その不
    足条件を特定し、当該不足条件に関する情報を上記参照
    情報とすること、 を特徴とする請求項57に記載のカード情報処理方法。
  59. 【請求項59】 上記シミュレーション手順において、
    上記不足条件が上記利用者によるカードへの入会申込み
    である場合には、当該カードへの申込みに関する情報を
    上記参照情報として生成すること、 を特徴とする請求項56または58に記載のカード情報
    処理方法。
  60. 【請求項60】 上記提示情報決定手順において、上記
    受信手順において受信された各カードの種類またはポイ
    ントに関する情報に基づいて、上記利用者のカード利用
    に関する傾向の分析を行い、この分析結果に関する情報
    を上記参照情報として生成する傾向分析手順であるこ
    と、 を特徴とする請求項45〜59のいずれか一つに記載の
    カード情報処理方法。
  61. 【請求項61】 複数の上記利用者によって構成される
    グループに関し、当該グループを構成する利用者を特定
    するためのグループ情報を所定のカード情報処理装置に
    格納するグループ情報格納手順と、 各利用者の属性に関する利用者情報を所定のカード情報
    処理装置に格納する利用者情報格納手順とを備え、 上記傾向分析手順において、上記グループ情報格納手順
    において格納されたグループ情報と、上記利用者情報格
    納手順において格納された利用者情報とに基づいて、グ
    ループに属する利用者の属性の共通傾向に関する分析を
    行うこと、 を特徴とする請求項60に記載のカード情報処理方法。
  62. 【請求項62】 各利用者の属性に関する利用者情報を
    所定のカード情報処理装置に格納する利用者情報格納手
    順を備え、 上記傾向分析手順において、上記受信手順において受信
    された各カードの種類に関する情報と、上記利用者情報
    格納手順において格納された利用者情報とに基づいて、
    各カードを利用する利用者の属性の共通傾向に関する分
    析を行うこと、 を特徴とする請求項60に記載のカード情報処理方法。
  63. 【請求項63】 上記請求項32〜62のいずれか一つ
    に記載されたカード情報処理方法をコンピュータに実行
    させることを特徴とするプログラム。
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