JP2006053819A - ベクトル型ポイント評価装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客がポイントを維持管理または携帯する際の手間を軽減し、確実なリワードを与え、店舗が優良顧客を判断する際の不確実性を排除し、店舗が競合他社との間で還元率競争に陥ることを防止することが可能なベクトル型ポイント評価装置を提供する。
【解決手段】ベクトル型ポイント評価装置3が、回収規則管理手段10、発行規則管理手段20及びポイント管理手段30を備える。ポイント管理手段30が、貢献度情報生成手段31を用いて生成した貢献度情報を発行規則管理手段20へ送信し、ポイント情報を発行規則管理手段20から受信する。そして、利用ポイント情報生成手段32を用いて利用ポイント情報を生成し、回収規則管理手段10へ送信し、利用ポイント評価情報を回収規則管理手段10から受信する。そして、利用ポイント判定手段33を用いて利用ポイント情報を判定し、利用ポイント格納手段34を用いて格納する。
【選択図】図7

Description

本発明は、店舗が顧客の購買活動に対するロイヤリティを得るためにポイントを付与するポイントシステムに関し、特に、複数の利用者が価値情報や貢献度情報を入力し、他の利用者が最適な評価を得ることが可能な組合せを選択するような契約(マッチング)を行う装置に関する。
〔ポイントシステム〕
ポイントシステムは、店舗が顧客の購買活動に対するロイヤリティを得るために顧客にポイントと呼ばれる価値情報を与え、一定のポイントを貯めた顧客に対してサービスを提供するシステムである。例えば、搭乗距離に応じたポイントに対して割引きを行う航空会社によるマイレージサービス、1ポイントに対して1円の割引きを行う家電量販店によるポイント還元サービス、一定量のポイントを貯めた後にその蓄積量に応じた割引きを行うCDショップによるポイントサービス等がある。また、クレジットカードによるポイントシステムでは、蓄積額によって景品や商品券等を与えるサービスもある。
このようなポイントシステムの特性として、第一に、店舗がポイントシステムの実施を容易に開始でき、顧客が容易に参加できる特性(容易性)がある。そして、第二に、マーケティングとしての特性(マーケティング特性)がある。このマーケティング特性は、「ワントゥワンマーケティング(OM)としての特性」と「マスマーケティング(MM)としての特性」とに分類することができる。いずれの特性においても、顧客情報を入手して分析するための顧客分析の作業が必須となるが、これらの特性は、この顧客分析の目的に違いがある。
ワントゥワンマーケティングは、店舗が優良顧客を特定し、優良顧客による継続的な利用を求めるマーケティングである。したがって、顧客分析の目的は優良顧客の差別化にある。このワントゥワンマーケティングは、顧客分析により、上位2割(3割)の顧客が収益の8割(7割)を占めるという、いわゆる「2:8の法則(3:7の法則)(パレート最適性)」を呼ばれる特性と、新規顧客を開拓するよりも既存顧客を維持する方がマーケティングコストを抑えることが可能であるという特性とを利用する。購入頻度や購買額により購買要求が確率的に高い場合には、その顧客は優良顧客であると判断する。ここで、店舗が顧客分析によって優良顧客を判断した場合であっても、顧客にとっては実は他店の方のロイヤリティが高い場合も考えられ、顧客から真のロイヤリティを得ているかどうかは定かではない。したがって、店舗は、顧客の潜在需要を最大限に引き出し、その顧客にとって唯一絶対となるような分析を行う必要がある。
一方、マスマーケティングは、顧客の年齢層、地域、性別、居住地域等を顧客分析の単位として顧客特性を大きく分析し、販売戦略を立て、対象とする多くの顧客から利益を得るマーケティングである。つまり、市場全体の潜在需要を大きく引き出し、市場全体の限られた顧客の中で自社につながる顧客の割合を増やすことを戦略としている。したがって、顧客分析の目的は、競合他社を駆逐することにある。
〔ポイントシステムの問題点〕
以下、ポイントシステムの問題について説明する。まず、ポイントシステムでは、マーケティングで必要となる顧客情報を入手しなければならない。様々な店舗は、ポイントシステムの容易性という特性を利用して最初にポイントを自由に発行し、顧客分析で用いるための顧客情報を入手する。これにより、顧客は、様々な店舗においてポイントサービスの提供を受けることになる。そして、ワントゥワンマーケティングとしての特性の結果、店舗は、顧客個々の購買行動を継続的に分析し、優良顧客であるか否かを判断することが必要となる。また、マスマーケティングとしての特性の結果、競合他社が同様のポイントシービスを始めた場合、マスにより顧客を確保するためには他社のポイントと差別化し、顧客のポイントによる効用を最大化する工夫が必要となる。
これらによって、以下の問題が生じる。
(a)顧客の維持管理の問題
顧客は、様々な店舗が発行したポイントを維持管理または携帯する必要があり、手間がかかる。
(b)店舗の維持管理の問題
店舗は、個人毎の顧客情報を用いて優良顧客を特定する分析ノウハウや費用が必要となる。
(c)購買頻度の問題
顧客は、ポイントシステムに加入した時にポイントを蓄積する気持ちがあっても、利用頻度が少ない場合はポイントの蓄積に時間がかかる。この場合、店舗は、顧客の消費に合わせた購買頻度を考慮しなければ、その顧客を優良顧客であると判断することは難しい。
(d)還元率競争の問題
競合他社は、他の店舗により販売促進費用を必要とする還元率や景品の差別化がなされたことを容易に観測できるため、還元率の競争に陥る可能性がある。これにより、店舗の利益は下がってしまい、ポイントサービス自体に限界が生じる。
(e)脱退の問題
店舗は、ポイントサービスを停止した場合に、顧客が競合他社へ移ってしまう可能性がある。
これらの問題を解決するために、「ポイント集約法」及び「ポイント交換法」が提案されている。
〔ポイント集約法〕
ポイント集約法は、複数の店舗で利用できる1つの代表的なポイントに集約する方法である。既存のサービスとしては、古くから集客型の店舗(インストア)において、店舗の立地集客環境に合わせて活用されてきた。すなわち、1つのビルに存在する複数の店舗で利用可能なポイントサービスである。最近では、例えば楽天市場(登録商標)の電子商取引サイトによる「楽天スーパーポイント」は、仮想的な空間におけるインストアの共通ポイントであると考えられる。一方、例えばJALやANAの航空会社による「マイレージ」サービスのように、レストランや旅行代理店等がマイレージを発行し、マイレージを利用する顧客が1つのマイレージのみを貯めるものもある。これは、旅行等のあるコンテキストで関係する様々な業種を集約して利用させる戦略である。
このようなポイント集約法を実現する方式には、直接集約方式(特許文献1を参照)、直接集約分割方式(特許文献2を参照)、及び間接集約方式(特許文献3及び4を参照)がある。直接集約方式は、店舗側が提携を行い、共通ポイントの発行規則や景品との交換規則を提携した店舗が容易に変更可能とする方式である。また、直接集約分割方式は、前述の直接集約方式を拡張したものであり、売買により発生する共通ポイントを顧客が設定した率に従って複数の子ポイントに分割し、その蓄積の結果、各子ポイントに関係付けられたサービスや景品と交換する方式である。また、間接集約方式は、消費者が、蓄積した各店舗のポイントを汎用性の高いポイント(例えば、電子マネー等)に交換し、汎用性の高いポイントを景品に交換可能な交換専用の店舗を利用する方式である。
このようなポイント集約法では、顧客の購買行動が、複数の店舗により意図されたコンテキストや立地条件に合えば、異なるポイントを貯めることなく短期間で1つのポイントを蓄積及び維持管理することができる。また、その共通ポイントを用いて共通的なマーケティングも可能であり、異なる店舗間でもノウハウを共有することができる。これにより、前述の(a)顧客の維持管理の問題、(b)店舗の維持管理の問題、及び、(c)購買頻度の問題を解決することができる。しかし、共通ポイントの汎用性が低く、共通ポイントを利用可能な店舗が限られ、その店舗数が少ない場合には、他の共通ポイントを運用管理する提携企業体との競争が発生し、共通ポイント間での還元率の競争に陥る可能性がある。一方、共通ポイントの汎用性が高い場合には、提携企業体内部の企業間で共通ポイントに対する還元率の競争に陥る可能性もある。したがって、前述の(d)還元率競争の問題、及び、(e)脱退の問題を解決することができない。
〔ポイント交換法〕
ポイント交換法は、様々なポイントを顧客の希望する他のポイントに交換する方法である。これにより、自分の購買行動に合わせて自由にポイントを集約することが可能となる。この方法は、価値情報を他の価値情報に交換する両替ともいえる。前述のポイント集約法と比較すると、ポイント集約法では、顧客が店舗の意図(立地条件やコンテキスト)と合致する場合にのみポイントを集約することが可能であるのに対し、ポイント交換法では、顧客の全くの自由でポイントを集約することが可能である点で相違する。
このポイント交換法を用いた既存のサービスとしては、Webを利用したポイント交換サービス(例えば、ジープラン、ネットマイル)がある。これらのサービスは、利用者がWebを用いてポイントを集め、そのポイントを他のポイントに変換する。変換は予め定められた交換率に従って行われる。このようなポイント交換法を実現する方式には、ある通貨の電子マネーを他の通貨の電子マネーに両替するものがある。この例では、通貨の単位をポイントの単位に置き換えることによりポイントとして利用することができる(特許文献5を参照。)。また、ポイントを他のポイントに交換可能にする専用サーバを用意し、顧客はポイントを取得した後にその専用サーバを用いて交換を行うものもある(特許文献6を参照。)。また、複数の店舗を交換サーバで接続し、ある店舗で顧客のポイントを利用する際に、その店舗のPOS(Point Of Sales)等を用いて顧客のポイントを読み取り、交換サーバを用いてその店舗で利用可能なポイントに交換するものもある。これにより、交換する手間を省くことができる(特許文献7を参照。)。
このようなポイント交換法では、顧客が自由にポイントを集計できるから、顧客にとってメリットは大きい。したがって、前述の(a)顧客の維持管理の問題、及び、(c)購買頻度の問題を解決することができる。しかし、サービス開始時に、ポイントを交換できない多数の店舗よりも交換できる少数の店舗の方が、顧客に対するサービスは優位となるが、ポイントを交換できる店舗が増えると、店舗間の差異がなくなりポイントによって得られる顧客からのロイヤリティは希薄になる。つまり、根本的に顧客の囲み込みを行うことができなくなる。その結果、さらに前述の(e)脱退の問題が発生する。
特開2001−306917号公報 特開2003−108899号公報 特開2003−308468号公報 特開2002−222353号公報 特開平11−272785号公報 特開2003−76910号公報 特開2003−108900号公報
そこで、本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、(1)顧客がポイントを維持管理または携帯する際の手間を軽減する、(2)顧客がポイントを蓄積するのに時間がかかる場合であっても確実なリワードを与える、(3)店舗が優良顧客を判断する際の不確実性を排除する、(4)店舗が競合他社との間で還元率競争に陥ることを防止する、ことが可能なベクトル型ポイント評価装置を提供することにある。
本発明に係る請求項1のベクトル型ポイント評価装置は、ポイントまたは電子マネーの価値情報を複数組み合わせることによりリワードを表す情報を計算するベクトル型ポイント評価装置であって、ポイント情報を、ポイントを特定する情報であるポイントIDと、当該ポイントIDを有するポイントのポイント額を表すポイント額情報とを含む情報とし、利用ポイント情報を、複数のポイント情報と、所定のポイントの利用先を特定する情報である利用ポイントIDとを含む情報とし、利用ポイント評価情報を、利用ポイントIDと、所定の計算結果の情報であるポイント評価情報とを含む情報とし、及び、回収規則情報を、利用ポイントIDと、計算パラメータ及びプログラムを含む情報である利用ポイント評価実行情報とを含む情報とした場合に、利用ポイントIDに基づいてポイント評価情報を生成する利用ポイント評価情報11と、回収規則情報を生成する回収規則生成手段12と、複数の回収規則情報を格納する回収規則格納手段13とを有した回収規則管理手段10を備え、当該回収規則管理手段10が、利用ポイント情報を受信し、回収規則格納手段13を用いて、前記受信した利用ポイント情報に対応する利用ポイント評価実行情報を特定し、利用ポイント評価手段12を用いて、前記特定したポイント評価実行情報及び受信した利用ポイント情報に基づきポイント評価情報を生成し、送信することを特徴とする。
また、本発明に係る請求項2のベクトル型ポイント評価装置は、貢献度情報を、ポイントIDと、貢献度を表す情報である購買情報とを含む情報とし、発行規則情報を、ポイントIDと、計算パラメータ及びプログラムを含む情報を表す貢献度評価実行情報とを含む情報とした場合に、発行規則情報を生成する発行規則生成手段21と、貢献度評価実行情報及び貢献度情報に基づいてポイント額情報を生成する貢献度評価手段22と、複数の発行規則情報を生成する発行規則格納手段23とを有する発行規則管理手段20をさらに備え、当該発行規則管理手段20が、貢献度情報を受信し、発行規則格納手段23を用いて、前記受信した貢献度情報のポイントIDに対応する発行規則情報を特定し、貢献度評価手段22を用いて、前記特定した発行規則情報及び受信した貢献度情報に基づきポイント額情報を生成し、前記受信した貢献度情報のポイントID及び生成したポイント額情報に基づきポイント情報を生成し、送信することを特徴とする。
また、本発明に係る請求項3のベクトル型ポイント評価装置は、1つまたは複数の貢献度情報を生成する貢献度情報生成手段31と、利用ポイント情報を生成する利用ポイント情報生成手段32と、利用ポイント情報と当該利用ポイント情報に対応する利用ポイント評価情報とに基づいて利用ポイント情報を判定する利用ポイント判定手段33と、1つまたは複数の利用ポイント情報を格納する利用ポイント格納手段34を有するポイント管理手段30をさらに備え、当該ポイント管理手段30が、貢献度情報生成手段31を用いて生成した1つまたは複数の貢献度情報を発行規則管理手段20へ送信し、それぞれの貢献度情報に対応するポイント情報を発行規則管理手段20から受信し、利用ポイント情報生成手段32を用いて、前記受信したそれぞれのポイント情報に基づき1つまたは複数の利用ポイント情報を生成し、当該生成した1つまたは複数の利用ポイント情報を回収規則管理手段10へ送信し、それぞれの利用ポイント情報に対応する利用ポイント評価情報を回収規則管理手段10から受信し、利用ポイント判定手段33を用いて、前記受信したそれぞれの利用ポイント評価情報と当該利用ポイント評価情報に対応した利用ポイント情報とに基づき利用ポイント情報を判定し、利用ポイント格納手段34を用いて当該判定した利用ポイント情報を格納することを特徴とする。
また、ポイント管理手段30の利用ポイント判定手段33は、利用ポイント情報と、当該利用ポイント情報に対応した利用ポイント評価情報と、前記利用ポイント情報に含まれるポイント情報に対応した貢献度情報とに基づいて利用ポイント情報を判定することを特徴とする。
また、利用ポイント情報に含まれる複数のポイント情報について、その構成順序は所定の意味づけがされていることを特徴とする。
また、回収規則管理手段10は、情報を入力し、回収規則格納手段13に格納された回収規則情報から、前記入力した情報に部分一致する回収規則情報を特定し、出力する手段を有し、発行規則管理手段20は、情報を入力し、発行規則格納手段23に格納された発行規則情報から、前記入力した情報に部分一致する発行規則情報を特定し、出力する手段を有し、ポイント管理手段30は、情報を入力し、利用ポイント格納手段34に格納された利用ポイント情報から、前記入力した情報に部分一致する利用ポイント情報を特定し、出力する手段を有することを特徴とする。
また、ベクトル型ポイント評価装置は、回収規則管理手段10、発行規則管理手段20及びポイント管理手段30のうちのいずれかの手段を用いて、広告、ダイレクトメールまたはマーケティング分析を行うことを特徴とする。
また、回収規則情報に含まれる利用ポイント評価実行情報を、ポイントID間の代替的関係または補完的関係を加味した評価を行うための情報とし、または、ポイントIDと利用ポイントIDとの間の代替的関係または補完的関係を加味した評価を行うための情報とし、利用ポイント評価手段12は、前記利用ポイント評価実行情報により、ポイントIDを用いてポイント評価情報を生成することを特徴とする。
また、発行規則情報に含まれる貢献度評価実行情報を、ポイントID間の代替的関係または補完的関係を加味した評価を行うための情報とし、または、ポイントIDと利用ポイントIDとの間の代替的関係または補完的関係を加味した評価を行うための情報とし、貢献度評価手段22は、前記貢献度評価実行情報及び貢献度情報に基づいてポイント額情報を生成することを特徴とする。
また、本発明に係るベクトル型ポイント評価システムは、前記ベクトル型ポイント評価装置と、ポイント情報、利用ポイント評価情報及び利用ポイント情報を受信し、貢献度情報及び利用ポイント情報を生成して送信するポイント発行機と、ポイント情報、利用ポイント評価情報及び利用ポイント情報を受信し、貢献度情報及び利用ポイント情報を生成して送信するポイント回収機と、ポイントIDに対応するポイント額情報の現在の量を保持するポイント格納機とを備えたことを特徴とする。また、ポイント回収機が回収したポイント情報をポイント発行機へ送信し、ポイント発行機が受信した前記ポイント情報に対する対価情報をポイント回収機へ送信することを特徴とする。
本発明により、顧客は、複数のポイントを組み合わせて自分の購買行動に合わせて最適となるポイントの組を選択できる。このため、複数のポイントを収集することがメインプログラムとなり、統括的にポイントプログラムを維持管理または携帯できる。
また、本発明により、顧客は、リワードを受ける店舗も含めて自分の購買活動に合わせて最適となるポイントの組を選択できる。購買頻度が少なくても、その購買頻度の少ない店舗からリワードを受け取ることが可能である。また、ポイントを発行していなくても購買頻度が少ない顧客から店舗は指定を受け、その顧客からのロイヤリティを得ることができる。さらに、リワードのための原資の一部は、ポイントを発行した複数の店舗から得られ、販促費用を抑えることができる。
また、本発明により、顧客は、複数のポイントを組み合わせて自分の購買活動に合わせて最適となるポイントの組を選択できるから、顧客により選択された店舗にとってその顧客は常に優良顧客となる。この結果、優良顧客であるか否かの不確実性は排除される。
本発明によれば、顧客が選択するポイントの組み合わせは、顧客個人毎に設定されるため、競合他社の還元率を考えたとしても、顧客からどのような店舗のポイントと組み合わせられるかを予想することは困難である。ここで、予想するためにある特定の購買行動をとるグループを抽出し、そのグループに対して有利になるような設定を行うことも可能であるが、その場合、そのグループ外の他の顧客にとっては大きな効果は得られず、分析に対する費用対効果として大きい効果を期待することは難しい。従って、店舗にとっては、本当に限られた優良顧客に対してのみの販売促進となるが、逆に、事前に顧客が購買行動を宣言しているため無駄な販促費用をかける必要がないことを意味し、効率的な販促費用の活用を期待できる。そして、各店舗が販促費用を効率的に顧客に与える結果、顧客からも従来のポイントシステムよりも高いリワードを受け取ることが期待される。
本発明によれば、顧客がポイントを維持管理または携帯する際の手間を軽減することが可能となる。また、顧客がポイントを蓄積するのに時間がかかる場合であっても確実なリワードを与えることが可能となる。また、店舗が優良顧客を判断する際の不確実性を排除することが可能となる。さらに、店舗が競合他社との間で還元率競争に陥ることを防止することが可能となる。
本発明の実施の形態に係るベクトル型ポイント評価装置の構成及び動作について、図面を用いて詳細に説明する。
〔構成の説明〕
本発明に係るベクトル型ポイント評価装置の原理を説明するための第1の構成図を図1に示す。このベクトル型ポイント評価装置1は、回収規則管理手段10を備えている。また、回収規則管理手段10は、回収規則生成手段11、利用ポイント評価手段12及び回収規則格納手段13を備えている。図2は、図1に示したベクトル型ポイント評価装置1が取り扱うポイント情報、利用ポイント情報、及び利用ポイント評価情報の構成を示す図である。ポイント情報は、ポイントを特定する情報であるポイントIDと、そのポイントの量を決定するポイント額情報とから構成される。利用ポイント情報は、複数のポイント情報と、ポイントを回収しリワードを与える際に用いるリワードの種類を特定する情報である利用ポイントIDとから構成される。利用ポイント評価情報は、利用ポイントIDと、利用ポイント情報を評価する際に用いる情報であるポイント評価情報とから構成される。
図1を参照して、回収規則管理手段10は、利用ポイント情報を受信し、利用ポイント評価情報を送信する。回収規則生成手段11は回収規則情報を生成し、利用ポイント評価手段12は利用ポイント情報及びポイント評価実行情報を用いて利用ポイント評価情報を生成する。回収規則格納手段13は、複数の回収規則情報を保持する。
図3は、回収規則格納手段13に格納される回収規則情報の構成を示す図である。回収規則情報は、利用ポイントIDとポイント評価実行情報とから構成される。ポイント評価実行情報は、利用ポイント評価手段12によりポイント情報を評価するために用いる情報である。
本発明に係るベクトル型ポイント評価装置の原理を説明するための第2の構成図を図4に示す。このベクトル型ポイント評価装置2は、図1に示したベクトル型ポイント評価装置1を拡張したものであり、様々な貢献度を表す情報を用いて、その貢献度に応じたポイントを計算する機能を有する。ベクトル型ポイント評価装置2は、図1に示した回収規則管理手段10に加えて、発行規則管理手段20を備えている。また、発行規則管理手段20は、発行規則生成手段21、貢献度評価手段22、及び発行規則格納手段23を備えている。
発行規則管理手段20は、ある貢献度を表す貢献度情報を受信し、その貢献度に対応したポイント情報を送信する。図5は、貢献度情報の構成を示す図である。貢献度情報は、ポイントIDと、そのポイントIDを取得するために行う貢献の内容を表す購買情報とから構成される。発行規則生成手段21は発行規則情報を生成し、貢献度評価手段22は、発行規則情報及びポイント情報を用いてポイント額情報を生成する。発行規則格納手段23は、複数の発行規則情報を保持する。図6は、発行規則格納手段23に格納される発行規則情報の構成を示す図である。発行規則情報は、あるポイントIDと、そのポイントIDの発行に際して行われた貢献度を算出するために必要となる情報である貢献度評価実行情報とから構成される。
本発明に係るベクトル型ポイント評価装置の原理を説明するための第3の構成図を図7に示す。このベクトル型ポイント評価装置3は、図2に示したベクトル型ポイント評価装置2をさらに拡張したものであり、貢献度情報と利用ポイント評価情報とを用いて、最適な利用ポイント情報を特定し保持する機能を有する。ベクトル型ポイント評価装置3は、図2に示した回収規則管理手段10及び発行規則管理手段20に加えて、ポイント管理手段30を備えている。また、ポイント管理手段30は、貢献度情報生成手段31、利用ポイント情報生成手段32、利用ポイント判定手段33及び利用ポイント格納手段34を備えている。
ポイント管理手段30は、貢献度情報を生成して送信し、ポイント情報を受信する。また、利用ポイント情報を生成して送信し、利用ポイント評価情報を受信する。貢献度情報生成手段31は貢献度情報を生成し、利用ポイント情報生成手段32は利用ポイント情報を生成する。利用ポイント判定手段33は、貢献度情報生成手段31により生成された貢献度情報と、利用ポイント情報生成手段32により生成された利用ポイント情報と、回収規則管理手段10から受信した利用ポイント評価情報とを用いて、利用ポイント格納手段34に利用ポイント情報を格納するか否かを判断する。利用ポイント格納手段34は、図8に示すように、利用ポイント情報を保持する。
以上、ベクトル型ポイント評価装置1〜3の構成について説明したが、各手段を1つのコンピュータ(計算機)上に実装させることにより前述の各処理を実行させることができる。また、回収規則管理手段10、発行規則管理手段20及びポイント管理手段30をそれぞれ異なるコンピュータに分散実装させることもできる。具体的には、回収規則管理手段10のみから構成される形態、回収規則管理手段10及びポイント管理手段30から構成される形態、回収規則管理手段10及び発行規則管理手段20から構成される形態、回収規則管理手段10、発行規則管理手段20及びポイント管理手段30から構成される形態等、回収規則管理手段10を中心とした様々な形態が想定される。また、コンピュータ間の通信路の暗号化や端末認証等を行うことにより、分散された各手段の安全性を高めることができる。
1つのコンピュータ上に前述の手段を実装させる場合には、例えば、1つのサーバ上に全ての手段を実装し、インターネットを介してポイント発行者、ポイント回収者またはポイント利用者が操作を行うWebポータルサービスとして実現することが可能である。また、専用線を用いたキオスク端末により利用するサービスや、銀行ATMにより利用するサービスも想定される。
また、複数のコンピュータに前述の手段を分散実装させる場合には、インターネットや無線通信により通信を行うネットワークを利用し、各手段が通信を行って各機能を実現する実現形態となる。この場合、各手段が実装される装置は、ICカード、携帯電話機、PDA、オーディオ、家電製品、ロボット、自動車等の様々な組み込み機器に搭載することができる。
尚、ベクトル型ポイント評価装置1〜3で用いられるポイント情報は、ポイントを表す情報としてだけでなく、チケット、クーポン、地域通貨として利用するようにしてもよい。また、ポイント情報内に有効期限や個人情報等を含むようにしてもよい。ポイント情報のポイントIDは、ポイントを発行する店舗のID、商品のID、ポイントを利用する顧客のID等とするようにしてもよい。
利用ポイントIDの例としては、リワードを与える店舗毎に異なる種別を与える場合は、店舗のIDとなる。また、ある景品毎のクラスを与える場合は、そのクラスのIDとなる。この利用ポイントIDは、割引きを行う割引額の単位として利用するようにしてもよい。リワードの例としては、割引き、景品、くじ引き等の様々なサービスが想定される。
購買情報の例としては、ある支払いで発生する支払額、転送されたファイルのサイズ、情報の内容に対するスコア値等がある。ポイント評価実行情報及び貢献度評価実行情報の例としては、利用ポイント情報に含まれるポイント情報のポイント額情報に対する行列演算や、閾値を利用した離散的な関数計算を実現するために必要なパラメータ、プログラム、プログラムへのポインタ等がある。利用ポイント評価手段12及び貢献度評価手段22は、このような計算をコンピュータのCPUにより実行する。
利用ポイント評価手段12の実現方法には、ポイント評価情報に対する個人の主観的な判断による手動で実現したり、その判断の際の参考情報として補助的な情報を出力したり、完全に自動的に判断して決定したりする等の方法がある。補助的な情報生成または自動的な決定のための方法としては、例えば、個人の購買履歴を用いた趣味嗜好情報に基づく分析、購買情報と購買情報に対応したポイント評価情報との比率、統計情報に基づく意思決定手法、線形計画法を用いた適応型評価手法、ゲーム理論を用いた経済的手法、遺伝的アルゴリズムを用いた進化/学習型評価手法等の様々な方法が想定される。
回収規則生成手段11、発行規則生成手段21、貢献度情報生成手段31、利用ポイント情報生成手段32の実現方法には、オペレータによる入力、自動的な生成、選択した中からさらなる選択等の方法がある。オペレータによる入力する方法としては、例えばWeb等を用いたネットワークから入力したり、機器上で回収規則情報を直接入力したりすることが想定される。オペレータによる入力に際して、データの改ざんや投入者のなりすましを防止するために、本人の認証や暗号化、電子署名等の様々なセキュリティ技術を適用することが可能である。
回収規則格納手段13、発行規則格納手段23、利用ポイント格納手段34の実現手段には、ハードディスク等の磁気媒体、メモリ、CD−ROM、DVD等がある。
〔動作の説明〕
次に、ベクトル型ポイント評価装置の動作について説明する。説明にあたり、複数の情報X1,X2,・・・,Xnから構成される情報YをY={X1,X2,・・・,Xn}、k番目の要素をXkと記述する。また、ある情報Yを生成する引数Xの関数FをY=F(X)と記述する。
図9に、ベクトル型ポイント評価装置が実行する処理の構成を示す。ベクトル型ポイント評価装置の処理は、(a)回収規則生成処理、(b)回収規則参照処理、(c)発行規則生成処理、(d)発行規則参照処理、及び(e)利用ポイント情報生成処理により構成される。回収規則生成処理は、回収規則管理手段10を用いて回収規則情報を回収規則格納手段13に格納する処理である。回収規則参照処理は、回収規則管理手段10を用いて利用ポイント情報に対する利用ポイント評価情報を取得する処理である。発行規則生成処理は、発行規則管理手段20を用いて発行規則情報を発行規則格納手段23に格納する処理である。発行規則参照処理は、発行規則管理手段20を用いて貢献度情報に対するポイント情報を取得する処理である。利用ポイント情報生成処理は、ポイント管理手段30を用いて利用ポイント情報を特定し、利用ポイント格納手段34に格納する処理である。
以下、前述の(a)から(e)までの5つの処理について詳細に説明する。
まず、図10を参照して、(a)回収規則生成処理、及び(b)回収規則参照処理について説明する。
(a)回収規則生成処理
図10の上段部に、回収規則生成処理フローを示す。この回収規則生成処理は以下のように実行される。まず、回収規則管理手段10が、回収規則生成手段11を用いて回収規則情報を生成する(ステップS411)。この場合、回収規則情報={利用ポイントID,ポイント評価実行情報}である。そして、回収規則管理手段10が、回収規則格納手段13を用いて回収規則情報を格納する(ステップS412)。
(b)回収規則参照処理
図10の下段部に、回収規則参照処理フローを示す。この回収規則参照処理は以下のように実行される。まず、回収規則管理手段10が、利用ポイント情報を受信し(ステップS413)、回収規則格納手段13を用いて、条件(利用ポイント情報の利用ポイントID=回収規則格納手段13に格納された回収規則情報の利用ポイントID)を満たす回収規則情報を取得する(ステップS414)。また、回収規則管理手段10が、回収規則情報及び利用ポイント情報に基づいて、利用ポイント評価手段12を用いて利用ポイント評価情報を生成する(ステップS415)。ここで、利用ポイント評価情報={利用ポイントID,ポイント評価情報}である。そして、回収規則管理手段10が、ステップ415において生成された利用ポイント評価情報を送信する(ステップS416)。
次に、図11を参照して、(c)発行規則生成処理、及び(d)発行規則参照処理について説明する。
(c)発行規則生成処理
図11の上段部に、発行規則生成処理フローを示す。この発行規則生成処理は以下のように実行される。まず、発行規則管理手段20が、発行規則生成手段21を用いて発行規則情報を生成する(ステップS421)。この場合、発行規則情報={ポイントID,貢献度評価実行情報}である。そして、発行規則管理手段20が、発行規則格納手段23を用いて発行規則情報を格納する(ステップS422)。
(d)発行規則参照処理
図11の下段部に、発行規則参照処理フローを示す。この発行規則参照処理は以下のように実行される。まず、発行規則管理手段20が、貢献度情報を受信し(ステップS423)、発行規則格納手段23を用いて、条件(貢献度情報のポイントID=発行規則格納手段23に格納された発行規則情報のポイントID)を満たす発行規則情報を取得する(ステップS424)。また、発行規則管理手段20が、発行規則情報及びポイント情報に基づいて、貢献度評価手段22を用いてポイント額情報を生成し(ステップS425)、ポイント情報を生成する(ステップS426)。ここで、ポイント情報={ポイントID,ポイント額情報}である。そして、発行規則管理手段20が、ステップ426において生成されたポイント情報を送信する(ステップS427)。
次に、図12を参照して、(e)利用ポイント情報生成処理について説明する。
(e)利用ポイント情報生成処理
この利用ポイント情報生成処理は、以下のように実行される。まず、n=1として、ポイント管理手段30が、貢献度情報生成手段31を用いて貢献度情報を生成する(ステップS431)。この場合、貢献度情報={ポイントID,購買情報}である。そして、ポイント管理手段30が、貢献度情報を発行規則管理手段20へ送信する(ステップS432)。発行規則管理手段20は、貢献度情報を受信すると、前述の(d)発行規則参照処理によりポイント情報を生成し、ポイント管理手段30へ送信する(ステップS433)。ここで、ポイント情報={ポイントID,ポイント額情報}である。ポイント管理手段30がポイント情報を受信する(ステップS434)。ここで、Wn=貢献度情報、Pn=ポイント情報、n=n+1として(ステップS435)、ポイントを利用ポイント情報に追加する場合、ステップ431へ移行する(ステップS436)。ポイント管理手段30が、ポイント情報{P1,P2,・・・,Pn}に基づいて、利用ポイント情報生成手段32を用いて利用ポイント情報を生成する(ステップS437)。ここで、利用ポイント情報={{P1,P2,・・・,Pn},利用ポイントID}である。そして、ポイント管理手段30が、利用ポイント情報を回収規則管理手段10へ送信する(ステップS438)。回収規則管理手段10は、利用ポイント情報を受信すると、前述の(b)回収規則参照処理により利用ポイント評価情報を生成し、ポイント管理手段30へ送信する(ステップS439)。ここで、利用ポイント情報={利用ポイントID,ポイント評価情報}である。ポイント管理手段30が利用ポイント情報を受信する(ステップS440)。そして、ポイント管理手段30が、貢献度情報{W1,・・・,Wn}、利用ポイント情報及び利用ポイント評価情報に基づいて、利用ポイント判定手段33を用いて最適となる利用ポイント情報を特定する(ステップS441)。ポイント管理手段30が、利用ポイント判定手段33により特定された利用ポイント情報を、利用ポイント格納手段34を用いて格納する(ステップS442)。
以上、ベクトル型ポイント評価装置1〜3の構成及び動作について説明したが、図2に示した利用ポイント情報を構成する複数のポイント情報について、その構成は、所定の意味づけにより順番に並べるようにしてもよい。これにより、利用ポイント評価手段12は、その順番に応じて異なる利用ポイント評価情報を生成する。
また、前述のベクトル型ポイント評価装置1〜3のうちのいずれかの装置と、ポイント情報、利用ポイント評価情報及び利用ポイント情報を受信し、貢献度情報及び利用ポイント情報を生成して送信するポイント発行機と、ポイント情報、利用ポイント評価情報及び利用ポイント情報を受信し、貢献度情報及び利用ポイント情報を生成して送信するポイント回収機と、ポイントIDに対応するポイント額情報の現在の量を保持するポイント格納機とを備えたベクトル型ポイント評価システムを構成するようにしてもよい。この場合、ポイント回収機が回収したポイント情報をポイント発行機へ送信し、ポイント発行機が受信した前記ポイント情報に対する対価情報をポイント回収機へ送信するようにしてもよい。これらのポイント発行機、ポイント回収機及びポイント格納機は、図14に示すポイント発行者I、ポイント回収者C及びポイントカードにそれぞれ対応する。ポイント発行者I、ポイント回収者C及びポイントカードについての詳細は後述する。
また、ベクトル型ポイント評価装置1〜3において、回収規則管理手段10は、回収規則格納手段13を用いて回収規則情報を特定する場合に、入力情報に部分一致する回収規則情報を特定するようにしてもよい。また、発行規則管理手段20は、発行規則格納手段23を用いて発行規則情報を特定する場合に、入力情報に部分一致する発行規則情報を特定するようにしてもよい。また、ポイント管理手段30は、利用ポイント格納手段34を用いて利用ポイント情報を特定する場合に、入力情報に部分一致する利用ポイント情報を特定するようにしてもよい。
また、回収規則管理手段10、発行規則管理手段20及びポイント管理手段30のうちのいずれかの手段、すなわち、これらのうちの1つの手段、2つの手段または3つの手段を用いて、広告、ダイレクトメールまたはマーケティング分析を行うようにしてもよい。
ベクトル型ポイント評価システムは、既存のポイント流通システムと組み合わせて構成することができる。以下、既存のポイント流通システム及びベクトル型ポイント評価システムの実施例について説明する。
〔既存のポイント流通システム〕
まず、既存のポイント流通システムの例について説明する。このポイント流通システムは、ポイント発行者I、ポイント利用者U及びポイント回収者Cとの間でポイント情報を流通させるシステムである。以下の(1)〜(5)がその流通フローである。
(1)ポイント発行者Iまたはポイント回収者Cは、ポイント利用者Uにポイントカードを発行する。
(2)ポイント利用者Uは、ポイント発行者Iに対して購買に伴う支払い等の何らかの貢献行為を行う。
(3)ポイント発行者Iは、ポイント利用者Uに対して貢献行為の大きさに応じたポイントPを発行する。
(4)ポイント利用者Uは、この貢献行為を繰り返し、定められた量のポイントPを蓄積する。
(5)ポイント利用者Uは、蓄積したポイントPをポイント回収者Cに提示し、ポイント回収者Cからポイントのリワードを得る。
ポイントの蓄積は、ポイント単位に用意されたプラスチックカード、紙カード、ICカード等のポイントカードを用いて行われる。ポイント情報が蓄積されるポイントカードの種類には、1つのポイントカードに1つのポイントIDのみを蓄積できるシングルバリュー型ポイントカードや、1つのポイントカードに複数のポイントIDを蓄積できるマルチバリュー型ポイントカードがある。
〔ベクトル型ポイント評価システム〕
このような既存のポイント流通システムでは、ポイントを組み合わせて利用することはなかった。本ベクトル型ポイント評価システムは、既存のポイント流通システムを複数組み合わせて利用することを可能とするシステムである。以下、既存のポイント流通システムと組み合わせて用いるベクトル型ポイント評価システムの実施例について説明する。このベクトル型ポイント評価システムの代表的な実施例として、以下の2つの例を示す。
第1の実施例は、ポイント利用者Uと、ポイント発行者I及びポイント回収者Cを兼ねるポイント運用者Mとによりポイント情報を流通させるシステムである。この例によれば、ポイント利用者Uは、複数のポイントを組み合わせた結果としてリワードを得ることができる。第2の実施例は、ポイント利用者Uと、ポイント発行者Iと、ポイント回収者Cとによりポイント情報を流通させるシステムである。この例によれば、ポイント利用者Uが予め利用するポイントを設定し、ポイント回収者Cが設定通りのポイントを回収した場合に、ポイント利用者Uはリワードを得ることができる。
〔実施例の構成〕
第1及び第2の実施例のシステム構成について説明する。
図13に、ベクトル型ポイント評価システムにおける第1の実施例のシステム構成を示す。このベクトル型ポイント評価システムは、本発明に係るベクトル型ポイント評価装置1と、それを利用するポイント運用者Mと、複数のポイント利用者Uと、ポイント情報の蓄積媒体であるポイントカードとから構成される。ベクトル型ポイント評価装置1は、回収規則管理手段10を備えている。図14に、ベクトル型ポイント評価システムにおける第2の実施例のシステム構成を示す。このベクトル型ポイント評価システムは、本発明に係るベクトル型ポイント評価装置3と、それを利用するポイント利用者Uと、ポイント発行者Iと、ポイント回収者Cと、ポイント情報の蓄積媒体であるポイントカードとから構成される。ベクトル型ポイント評価装置3は、第1の実施例の構成で示した回収規則管理手段10に加えて、発行規則管理手段20及びポイント管理手段30を備えている。ポイントカードPは、マルチポイントカードを用いており、1枚のカードに複数のポイントを格納する。
図13及び図14に示したベクトル型ポイント評価システムで用いるポイント情報の例を図15に示す。図15を参照して、ポイント情報P1〜P4のポイントIDは、それぞれPID1〜PID4である。ここで、ポイントIDの集合π={PID1,PID2,PID3,PID4}を定義する。また、図16を参照して、利用ポイントIDはポイント回収者CのIDであるPIDXとする。
以下、ポイント情報の組合せX及びYを、X={p1,p2,・・・,Pn}、Y={Q1,Q2,・・・,Qn}のように定義する。このポイント情報の組合せX及びYの大小比較について、X>Yと記述する場合、次の関係、すなわち「P1のポイントID=Q1のポイントIDにおいてP1のポイント額情報>Q2のポイント額情報、P2のポイントID=Q2のポイントIDにおいてP2のポイント額情報>Q2のポイント額情報、・・・、及び、PnのポイントID=QnのポイントIDにおいてPnのポイント額情報>Qnのポイント額情報」が満たされていることを表すものとする。
〔第1の実施例の動作〕
次に、図13に示した第1の実施例の動作について説明する。このベクトル型ポイント評価システムによる処理は、(1)回収規則投入フロー、(2)ポイント流通フロー、及び、(3)ポイント回収フローから構成される。回収規則投入フローでは、ポイント運用者Mの要求により回収規則生成処理が行われ、回収規則情報Lcが設定される。ポイント流通フローでは、ポイント利用者Uがポイント流通を行い、ポイント情報を蓄積する。ここで、ポイント利用者Uにより蓄積されたポイント情報から構成される利用ポイント情報をGcとする。ポイント回収フローでは、ポイント運用者Mの要求により回収規則参照処理が行われ、リワードが計算され、ポイント運用者Mからポイント利用者Uにリワードが与えられる。
まず、(1)回収規則投入フローについて説明する。この回収規則投入フローでは、ポイント運用者Mの要求により回収規則生成処理が行われる。図17に、回収規則投入フローを示す。また、図18に、回収規則情報Lcの例を示す。図17を参照して、まず、ポイント運用者Mが、回収規則生成処理の開始を要求する(ステップS901)。回収規則管理手段10が、当該要求に従って、回収規則生成手段11を用いて回収規則情報Lcの生成を開始する(ステップS902)。回収規則生成手段11が、ポイント利用者Mに対して回収規則情報Lcを要求し、ポイント運用者Mが回収規則情報Lcを入力する(ステップS903)。ここで、Lc={PIDX,E(x),R}である。回収規則生成手段11が、回収規則情報Lcを回収規則管理手段10に返却する(ステップS904)。そして、回収規則管理手段10が、回収規則格納手段13を用いて回収規則Lcを格納する(ステップS905)。
(2)ポイント流通フローは、既存のポイント流通システムを用いて行われるため、ここでは説明を省略する。次に、(3)ポイント回収フローについて説明する。このポイント回収フローは、ポイント運用者Mが、ポイント利用者Uにより蓄積されたポイント情報から構成される利用ポイント情報Gcを回収し、ポイント運用者Mの要求によりポイント参照処理が行われ、リワードR=E(Gc)が計算され、リワードがポイント利用者Uに与えられる。図19に、ポイント回収フローを示す。まず、ポイント運用者Mが、利用ポイント情報G(=Gc)を回収規則管理手段10に送信する(ステップS1001)。ここで、利用ポイント情報Gc={P1,P2,P3,P4,PIDX}である。回収規則管理手段10が、利用ポイント情報Gcを受信すると(ステップS1002)、回収規則格納手段13を用いて、条件(回収規則情報Lの利用ポイントID=PIDX)を満たす回収規則情報Lを取得する(ステップS1003)。また、回収規則管理手段10が、回収規則情報L及び利用ポイント情報Gcに基づいて、利用ポイント評価手段12を用いて、ポイント額情報=E(Gc)であるポイント評価情報を計算し(ステップS1004)、利用ポイント評価情報Rc={PIDX,E(Gc)}を生成する(ステップS1005)。そして、回収規則管理手段10が、利用ポイント評価情報Rcをポイント運用者Mに送信する(ステップS1006)。
一方、利用ポイント評価手段12がポイント評価情報を計算するために用いる利用ポイント評価実行情報は、関数E(x)の形で与えられる。関数E(x)は、利用ポイント情報Gcに含まれるポイント情報のポイント額情報の組を入力として、評価額R(ポイント額情報,ポイント評価情報)を出力する関数である。関数の実装は、線形関数で与える等の様々な方法により実現される。
例えば、利用ポイント評価実行情報の関数は、以下のように実現される。ポイント情報{P1,P2,P3,P4}の各ポイント額情報の組をEL=(X1,X2,X3,X4)と記述し、ELn(n=0,・・・,N)から構成される集合ψを定義する。ここで、EL0=(入力されるポイント情報の各ポイント額情報の組)、ELn(n=1,・・・,N)=(予め用意されるポイント情報の各ポイント額情報の組)、集合ψ={EL0>ELn(n=1,・・・,N)を満たすELnから構成されるELnの集合}である。このとき、利用ポイント評価実行情報の関数E(EL0)は、集合ψを構成するELnとEL0とを比較し、最小の大きさを有するELnに対応する評価額Rを出力する。図20に、この関数Eの例を示す(n=8)。例えば、ポイント情報P1〜P4のポイント額情報がEL0=(10,20,5,5)とした場合、利用ポイント評価実行情報の関数E(EL0)は、次のように計算される。すなわち、
集合ψ={EL5,EL8}
|EL5−EL0|=|10−10|+|10−20|+|5−5|+|5−5|=10
|EL8−EL0|=|10−10|+|20−20|+|5−5|+|5−5|=0
より、評価額G(EL0)=300となる(EL8の欄を参照)。図21に、この場合に用いられる利用ポイント情報の例を示す。また、図22に、利用ポイント評価手段12がその応答として生成する利用ポイント評価情報Rcの例を示す。
このような利用ポイント評価実行情報の関数Eは、ポイント間(ポイントID間、またはポイントIDと利用ポイントIDとの間)の関係について代替的な関係や補完的な関係を導入し、ポイント利用者Uによる選択の阻止や促進を制御することが可能である。例えば、ポイント情報P3及びポイント情報P4を同時に選択した場合を考えると、図20を参照して、ポイント額情報の組EL3とEL4では、同時に選択したEL4の方がリワードが減っている。このため、ポイント利用者Uは、ポイント額情報の組EL3を選択した方がメリットが大きい可能性がでてくる。これは、ポイント情報P3とポイント情報P4とが競合他社によるものであり、ポイント利用者Uに片方のみを選択させたい場合に有効になる。一方、ポイント額情報の組EL7及びEL8では、ポイント額情報X3やX4よりもX2を多く利用する場合に有効になり、X2のポイントを早く貯めるポイント利用者Uにはポイント額情報EL8を選択する方が有利になる。
〔第2の実施例の動作〕
次に、図14に示した第2の実施例の動作について説明する。このベクトル型ポイント評価システムによる処理は、(1)回収規則投入フロー、(2)発行規則生成フロー、(3)ポイント決定フロー、(4)ポイント流通フロー、及び(5)ポイント回収フローから構成される。回収規則投入フローでは、ポイント回収者Cの要求により回収規則生成処理が行われ、回収規則情報Lcが設定される。発行規則生成フローでは、ポイント発行者Iの要求により発行規則生成処理が行われ、発行規則情報Kiが設定される。ポイント流通フローでは、ポイント利用者Uがポイント流通を行い、ポイント利用者Uにとって最適となる利用ポイント情報Gが決定される。この決定の際に、各ポイント情報の最低の蓄積額も決定される。ポイント流通フローでは、ポイント利用者Uとポイント発行者Iとの間でポイント流通が行なわれ、利用ポイント情報Gに含まれるポイント情報が蓄積される。ここで、蓄積されたポイント情報から構成される利用ポイント情報をGcとする。ポイント回収フローでは、ポイント回収者Cにより利用ポイント情報Gcが回収され、Gc>Gであることを検証し、ポイント回収者Cの要求により回収規則参照処理が行われ、リワードE(G)が計算され、ポイント回収者Cからポイント利用者Uにポイントが与えられる。尚、(1)回収規則投入フローは第1の実施例と同じであるため、ここでは説明を省略する。
まず、(2)発行規則生成フローについて説明する。この発行規則生成フローでは、ポイント発行者Iの要求により発行規則生成処理が行われ、ポイント発行者I自らの発行するポイントの発行規則情報がポイント発行者Iにより入力される。図23に、発行規則生成フローを示す。図23を参照して、まず、ポイント発行者Iが、発行規則生成処理の開始を発行規則管理手段20に要求する(ステップS1201)。発行規則管理手段20が、当該要求に従って、発行規則生成手段21を用いて発行規則生成処理を開始する(ステップS1202)。発行規則生成手段21が、ポイント発行者Iに対して発行規則情報Kiを要求し、ポイント発行者Iが発行規則情報Kiを入力する(ステップS1203)。ここで、Ki={PID,F(x)}(PID∈π)である。そして、発行規則管理手段20が、発行規則格納手段23を用いて発行規則情報Kiを格納する(ステップS1204)。
図24に、発行規則格納手段23に格納される発行規則情報Kiの例を示す。この例では、貢献度評価実行情報は、ポイント情報P1,P2,P4について、ポイント額情報y=F(x)=axの係数aが格納されている。従って、貢献度評価手段22は、ポイント情報P1の100円の支払いについて、100×0.01=1ポイントと計算する。また、ポイント情報P3についてポイントIDであるPID3には、関数F3(x)が与えられており、貢献度評価手段22は、別途与えられたPID3の100円の支払いについて、F3(100)ポイントと計算する。
また、このような貢献度評価実行情報は、ポイント間(ポイントID間、またはポイントIDと利用ポイントIDとの間)の関係について代替的な関係や補完的な関係を導入し、この関係を加味した評価を行うような情報とするようにしてもよい。
次に、(3)ポイント決定フローについて説明する。図25に、ポイント決定フローを示す。図25を参照して、まず、ポイント利用者Uが、ポイント管理手段30を用いて利用ポイント情報生成処理の開始を要求する(ステップS1301)。ポイント管理手段30が、当該要求に従って、貢献度情報生成手段31を用いてポイント情報生成処理を開始する(ステップS1302)。ここで、n=1とする。貢献度情報生成手段31が、ポイント利用者Uに対して貢献度情報Wを要求し(ステップS1303)、ポイント利用者Uが貢献度情報Wを入力する(ステップS1304)。ここで、W={PID,利用金額}(PID∈π)である。貢献度情報生成手段31が、貢献度情報Wnを生成し、ポイント管理手段30に返却する(ステップS1305)。ポイント管理手段30が、貢献度情報Wnを発行規則管理手段20へ送信する(ステップS1306)。発行規則管理手段20は、発行規則参照処理によりポイント情報Pを生成し、ポイント管理手段30へ送信する(ステップS1307)。ここで、P={PID,F(利用金額)}(PID∈π)である。そして、ポイント管理手段30が、ポイント情報Pを受信する(ステップS1308)。ここで、Wn=W、Pn=Pとする。また、ポイント利用者Uが他に希望するポイント情報がある場合は、n=n+1としてステップ1303へ移行して処理を繰り返す(ステップS1309)。そして、ポイント管理手段30が、利用ポイント情報生成手段32を用いて利用ポイント情報Gを生成する(ステップS1310)。ここで、G={{P1,・・・,Pn},PIDX}である。ポイント管理手段30が、利用ポイント情報Gを回収規則管理手段10へ送信する(ステップS1311)。回収規則管理手段10は、回収規則参照処理により利用ポイント評価情報Rを生成し、ポイント管理手段30へ送信する(ステップS1312)。ここで、R={PIDX,E(G)}である。ポイント管理手段30が、利用ポイント評価情報Rを受信し(ステップS1313)、貢献度情報Wn、利用ポイント情報G及び利用ポイント評価情報Rに基づいて、利用ポイント判定手段33を用いて利用ポイント情報を判定する(ステップS1314)。利用ポイント判定手段33は、評価値を計算してポイント利用者Uに問い合わせ、結果をポイント管理手段30に返却する(ステップS1315)。その結果がNGの場合(利用ポイント判定手段33が最適と判断しなかった場合)は、ステップ1302に移行して処理を繰り返す(ステップS1316)。そして、ポイント管理手段30が、利用ポイント格納手段34を用いて利用ポイント情報G(=G)を格納する。
前述のステップ1307における発行規則参照処理について説明する。図26に、発行規則参照処理フロー示す。図26を参照して、まず、発行規則管理手段20が、ポイント管理手段30により送信された貢献度情報Wを受信すると(ステップS1401)、発行規則格納手段23を用いて、条件(貢献度情報WのポイントID=発行規則情報KのポイントID)を満たす発行規則情報Kを取得する(ステップS1402)。また、発行規則管理手段20が、発行規則情報K及び貢献度情報Wに基づいて、貢献度評価手段22を用いてポイント額情報Xを生成し(ステップS1403)、ポイント情報Pを生成する(ステップS1404)。ここで、ポイント額情報X=F(購買情報)、ポイント情報P={PID,X}(PID∈π)である。そして、発行規則管理手段20が、ポイント情報Pをポイント管理手段30へ送信する(ステップS1405)。
また、前述のステップ1312における回収規則参照処理について説明する。図27に、回収規則参照処理フロー示す。図27を参照して、まず、回収規則管理手段10が、ポイント管理手段30により送信された利用ポイント情報Gを受信すると(ステップS1501)、回収規則格納手段13を用いて、条件(利用ポイント情報Gの利用ポイントIDであるPIDX=回収規則情報Lの利用ポイントID)を満たす回収規則情報Lを回収規則格納手段13から取得する(ステップS1502)。また、回収規則管理手段10が、回収規則情報L及び利用ポイント情報Gに基づいて、利用ポイント評価手段12を用いてポイント評価実行情報=E(G)を計算し(ステップS1503)、利用ポイント評価情報Rを生成する(ステップS1504)。ここで、R={PIDX,E(G)}である。そして、回収規則管理手段10が、利用ポイント評価情報Rをポイント管理手段30へ送信する(ステップS1505)。
図28に、貢献度情報Wの例を示す。この例では、ポイント情報P1,P2,P4を選択し、それぞれ1000円、2000円、200円の支払いを行う意思表明をポイント利用者Uが行うことを示している。この結果、貢献度評価手段22が計算するポイント情報を用いて生成される利用ポイント情報Gを、図29に示す。従って、図20に示した関数を用いた場合、利用ポイント評価手段12は、EL0=(20,20,0,10)として以下のようにポイント評価情報を計算する。
集合ψ={EL2,EL3}
|EL2−EL0|=|20−20|+|20−10|+|0−0|+|0−10|=20
|EL3−EL0|=|20−20|+|0−10|+|0−0|+|10−10|=10
したがって、EL3の場合が最小になるから、ポイント評価情報は300となる。この場合の利用ポイント評価情報Rの例を、図30に示す。
ここで、ポイント利用者Uは、この作業を繰り返し、様々なポイント情報を取捨選択し、自分にとって最も適したポイント情報の組を決定し、そのポイント情報の組から構成される利用ポイント情報Gを保持する。例えば、ポイント利用者Uは、まず3つのポイント情報の組{P1,P2,P3},{P1,P2,P4},{P1,P3,P4}を選択し、それぞれのポイント額情報の組み合わせEL0を(15,15,15,0)、(15,15,0,15)、(15,15,0,15)とする場合、利用ポイント評価手段12は、以下のようにポイント評価情報を計算する。EL0=(15,15,15,0)の場合、集合ψ={EL1},|EL1−EL0|=15より、EL1のポイント評価情報は300となる。また、EL0=(15,15,0,15)の場合、集合ψ={φ}より、ポイント評価情報は0となる。また、EL0=(15,0,15,15)の場合、集合ψ={EL4},|EL4−EL0|=15より、EL4のポイント評価情報は200となる。ポイント利用者Uは、前述の結果を受けて、ポイント評価情報の値が最も大きい300のEL0=(15,15,15,0)の場合を選択する。すなわち、ポイント利用者Uは、自分にとって最も適したポイント情報の組{P1,P2,P3}を決定する。
次に、(4)ポイント流通フローについて説明する。このポイント流通フローでは、ポイント発行者Iが、ポイント利用者Uによる支払いに対してポイントを発行する。その際に、そのポイントのポイント額を計算することが必要である。この計算を行うために、ポイント発行者Iが前述の(2)発行規則生成フローで生成した発行規則情報を保持し、保持している発行規則情報を利用して発行を行う方法が想定される。一方、ポイント発行者Iが、ポイント流通フローにおいて、ベクトル型ポイント評価装置を用いて前述の(3)ポイント決定フローにおける発行情報参照処理により計算させる方法も想定される。以下は、後者の発行情報参照処理について説明する。図31に、ポイント流通フローの発行情報参照処理フローを示す。図31を参照して、まず、ポイント発行者Iが、貢献度情報Wiを発行規則管理手段に送信する(ステップS1601)。ここで、Wi={PID,支払額}(PID∈π)である。発行規則管理手段20が、貢献度情報Wiを受信すると(ステップS1602)、ポイント情報Piを生成し、ポイント発行者Iへ送信する(ステップS1603)。ここで、Pi={PID,X}(PID∈π)である。そして、ポイント発行者Iがポイント情報Piを受信する(ステップS1604)。図32に貢献度情報Wiの例を、図33にポイント情報Piの例をそれぞれ示す。
次に、(5)ポイント回収フローについて説明する。このポイント回収フローは、第1の実施例における(3)ポイント回収フローと同じである。但し、第2の実施例では、ポイント利用者Uが予め定めた計画通りにポイントを蓄積しているか否かの検証をポイント回収者Cが行う。ここで、利用ポイント情報Gc>G、Gc=「蓄積したポイント情報から構成される利用ポイント情報」である。
以上のように、本発明の実施の形態に係るベクトル型ポイント評価装置1〜3によれば、当該ベクトル型ポイント評価装置1〜3を、店舗に対する支払いやネットワーク上への情報提供等の様々な貢献行為に対して払い出されるポイントシステムにおいて利用することができる。すなわち、通常のポイントシステムは1つのポイントを扱うシステムであるところ、この1つのポイントシステムを組み合わせて、複数のポイントを同時に扱うシステムにおいて、その組み合わせを評価するために、ベクトル型ポイント評価装置1〜3を利用することができる。また、ポイントだけでなく、ポイントIDを通貨単位とした場合、複数の通貨単位を組み合わせた電子マネーシステムや地域通貨システムにおいて用いることができる。また、ポイントIDをチケット情報とした場合、複数のチケットを組み合わせたサービスで用いることができる。このように、ポイントIDを様々な価値や貢献を表す情報と対応させることによって、その組み合わせを評価する機能を実現することができる。
従来のポイントシステムでは、そのポイントが将来蓄積されるか否かは不確実である。しかし、本発明の実施の形態に係るベクトル型ポイント評価装置3のポイント管理手段30を用いて、ポイントをどれくらい蓄積するかを他のポイントと組み合わせて宣言する方式を採用することにより、ある1つのポイントが蓄積される不確実性に比べて、その不確実性を軽減することができる。
従来のポイントシステムでは、独立した複数のポイントをそれぞれ利用するため、あるポイントを捨て、他社のポイントに乗り換えても1つのポイントを捨てればよい。しかし、本発明の実施の形態に係るベクトル型ポイント評価装置1〜3では、ポイントを組み合わせて利用するようにしたから、ポイントの乗り換えに際し他社のポイントも捨てなければならない。そのため、乗り換えが難しくなり、乗り換えが行われない傾向となる。その結果、ポイントの還元率だけを用いて集客を上げる方法は通用しなくなるから、還元率競争に陥ることはない。
本発明に係るベクトル型ポイント評価装置の原理を説明するための第1の構成図である。 ポイント情報、利用ポイント情報、及び利用ポイント評価情報の構成を示す図である。 回収規則格納手段に格納される回収規則情報の構成を示す図である。 本発明に係るベクトル型ポイント評価装置の原理を説明するための第2の構成図である。 貢献度情報の構成を示す図である。 発行規則格納手段に格納される発行規則情報の構成を示す図である。 本発明に係るベクトル型ポイント評価装置の原理を説明するための第3の構成図である。 利用ポイント格納手段に格納される利用ポイント情報の構成を示す図である。 ベクトル型ポイント評価装置により実行される処理を説明するための構成図である。 回収規則生成処理及び回収規則参照処理を示すフロー図である。 発行規則生成処理及び発行規則参照処理を示すフロー図である。 利用ポイント情報生成処理を示すフロー図である。 ベクトル型ポイント評価システムの第1の実施例を説明するための構成図である。 ベクトル型ポイント評価システムの第2の実施例を説明するための構成図である。 ポイント情報の例を示す図である。 利用ポイントIDの例を示す図である。 第1の実施例における回収規則生成処理を示すフロー図である。 回収規則格納手段に格納される回収規則情報の例を示す図である。 第1の実施例におけるポイント参照処理を示すフロー図である。 利用ポイント評価実行情報の関数の例を示す図である。 利用ポイント情報の例を示す図である。 利用ポイント評価情報の例を示す図である。 第2の実施例における発行規則生成処理を示すフロー図である。 発行規則格納手段に格納される発行規則情報の例を示す図である。 第2の実施例における利用ポイント情報生成処理を示すフロー図である。 第2の実施例における発行規則参照処理を示すフロー図である。 第2の実施例における回収規則参照処理を示すフロー図である。 貢献度情報の例を示す図である。 利用ポイント情報の例を示す図である。 利用ポイント評価情報の例を示す図である。 第2の実施例における発行規則参照処理を示すフロー図である。 貢献度情報の例を示す図である。 ポイント情報の例を示す図である。
符号の説明
1,2,3 ベクトル型ポイント評価装置
10 回収規則管理手段
11 回収規則生成手段
12 利用ポイント評価手段
13 回収規則格納手段
20 発行規則管理手段
21 発行規則生成手段
22 貢献度評価手段
23 発行規則格納手段
30 ポイント管理手段
31 貢献度情報生成手段
32 利用ポイント情報生成手段
33 利用ポイント判定手段
34 利用ポイント格納手段

Claims (15)

  1. ポイントまたは電子マネーの価値情報を複数組み合わせることによりリワードを表す情報を計算するベクトル型ポイント評価装置であって、
    ポイント情報を、ポイントを特定する情報であるポイントIDと、当該ポイントIDを有するポイントのポイント額を表すポイント額情報とを含む情報とし、
    利用ポイント情報を、複数のポイント情報と、所定のポイントの利用先を特定する情報である利用ポイントIDとを含む情報とし、
    利用ポイント評価情報を、利用ポイントIDと、所定の計算結果の情報であるポイント評価情報とを含む情報とし、
    及び、回収規則情報を、利用ポイントIDと、計算パラメータ及びプログラムを含む情報である利用ポイント評価実行情報とを含む情報とした場合に、
    利用ポイントIDに基づいてポイント評価情報を生成する利用ポイント評価情報11と、回収規則情報を生成する回収規則生成手段12と、複数の回収規則情報を格納する回収規則格納手段13とを有した回収規則管理手段10を備え、
    当該回収規則管理手段10が、利用ポイント情報を受信し、回収規則格納手段13を用いて、前記受信した利用ポイント情報に対応する利用ポイント評価実行情報を特定し、利用ポイント評価手段12を用いて、前記特定したポイント評価実行情報及び受信した利用ポイント情報に基づきポイント評価情報を生成し、送信することを特徴とするベクトル型ポイント評価装置。
  2. 請求項1に記載のベクトル型ポイント評価装置において、
    貢献度情報を、ポイントIDと、貢献度を表す情報である購買情報とを含む情報とし、
    発行規則情報を、ポイントIDと、計算パラメータ及びプログラムを含む情報を表す貢献度評価実行情報とを含む情報とした場合に、
    発行規則情報を生成する発行規則生成手段21と、貢献度評価実行情報及び貢献度情報に基づいてポイント額情報を生成する貢献度評価手段22と、複数の発行規則情報を生成する発行規則格納手段23とを有する発行規則管理手段20をさらに備え、
    当該発行規則管理手段20が、貢献度情報を受信し、発行規則格納手段23を用いて、前記受信した貢献度情報のポイントIDに対応する発行規則情報を特定し、貢献度評価手段22を用いて、前記特定した発行規則情報及び受信した貢献度情報に基づきポイント額情報を生成し、前記受信した貢献度情報のポイントID及び生成したポイント額情報に基づきポイント情報を生成し、送信することを特徴とするベクトル型ポイント評価装置。
  3. 請求項1または2に記載のベクトル型ポイント評価装置において、
    1つまたは複数の貢献度情報を生成する貢献度情報生成手段31と、利用ポイント情報を生成する利用ポイント情報生成手段32と、利用ポイント情報と当該利用ポイント情報に対応する利用ポイント評価情報とに基づいて利用ポイント情報を判定する利用ポイント判定手段33と、1つまたは複数の利用ポイント情報を格納する利用ポイント格納手段34を有するポイント管理手段30をさらに備え、
    当該ポイント管理手段30が、貢献度情報生成手段31を用いて生成した1つまたは複数の貢献度情報を発行規則管理手段20へ送信し、それぞれの貢献度情報に対応するポイント情報を発行規則管理手段20から受信し、利用ポイント情報生成手段32を用いて、前記受信したそれぞれのポイント情報に基づき1つまたは複数の利用ポイント情報を生成し、当該生成した1つまたは複数の利用ポイント情報を回収規則管理手段10へ送信し、それぞれの利用ポイント情報に対応する利用ポイント評価情報を回収規則管理手段10から受信し、利用ポイント判定手段33を用いて、前記受信したそれぞれの利用ポイント評価情報と当該利用ポイント評価情報に対応した利用ポイント情報とに基づき利用ポイント情報を判定し、利用ポイント格納手段34を用いて当該判定した利用ポイント情報を格納することを特徴とするベクトル型ポイント評価装置。
  4. 請求項3に記載のベクトル型ポイント評価装置において、
    ポイント管理手段30の利用ポイント判定手段33は、利用ポイント情報と、当該利用ポイント情報に対応した利用ポイント評価情報と、前記利用ポイント情報に含まれるポイント情報に対応した貢献度情報とに基づいて利用ポイント情報を判定することを特徴とするベクトル型ポイント評価装置。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載のベクトル型ポイント評価装置において、
    利用ポイント情報に含まれる複数のポイント情報について、その構成順序は所定の意味づけがされていることを特徴とするベクトル型ポイント評価装置。
  6. 請求項1から3のいずれか一項に記載のベクトル型ポイント評価装置において、
    回収規則管理手段10は、情報を入力し、回収規則格納手段13に格納された回収規則情報から、前記入力した情報に部分一致する回収規則情報を特定し、出力する手段を有することを特徴とするベクトル型ポイント評価装置。
  7. 請求項1または2に記載のベクトル型ポイント評価装置において、
    発行規則管理手段20は、情報を入力し、発行規則格納手段23に格納された発行規則情報から、前記入力した情報に部分一致する発行規則情報を特定し、出力する手段を有することを特徴とするベクトル型ポイント評価装置。
  8. 請求項3に記載のベクトル型ポイント評価装置において、
    ポイント管理手段30は、情報を入力し、利用ポイント格納手段34に格納された利用ポイント情報から、前記入力した情報に部分一致する利用ポイント情報を特定し、出力する手段を有することを特徴とするベクトル型ポイント評価装置。
  9. 請求項3に記載のベクトル型ポイント評価装置において、
    回収規則管理手段10、発行規則管理手段20及びポイント管理手段30のうちのいずれかの手段を用いて、広告、ダイレクトメールまたはマーケティング分析を行うことを特徴とするベクトル型ポイント評価装置。
  10. 請求項1に記載のベクトル型ポイント評価装置において、
    回収規則情報に含まれる利用ポイント評価実行情報を、ポイントID間の代替的関係または補完的関係を加味した評価を行うための情報とし、
    利用ポイント評価手段12は、前記利用ポイント評価実行情報により、ポイントIDを用いてポイント評価情報を生成することを特徴とするベクトル型ポイント評価装置。
  11. 請求項1に記載のベクトル型ポイント評価装置において、
    回収規則情報に含まれる利用ポイント評価実行情報を、ポイントIDと利用ポイントIDとの間の代替的関係または補完的関係を加味した評価を行うための情報とし、
    利用ポイント評価手段12は、前記利用ポイント評価実行情報により、ポイントIDを用いてポイント評価情報を生成することを特徴とするベクトル型ポイント評価装置。
  12. 請求項2に記載のベクトル型ポイント評価装置において、
    発行規則情報に含まれる貢献度評価実行情報を、ポイントID間の代替的関係または補完的関係を加味した評価を行うための情報とし、
    貢献度評価手段22は、前記貢献度評価実行情報及び貢献度情報に基づいてポイント額情報を生成することを特徴とするベクトル型ポイント評価装置。
  13. 請求項2に記載のベクトル型ポイント評価装置において、
    発行規則情報に含まれる貢献度評価実行情報を、ポイントIDと利用ポイントIDとの間の代替的関係または補完的関係を加味した評価を行うための情報とし、
    貢献度評価手段22は、前記貢献度評価実行情報及び貢献度情報に基づいてポイント額情報を生成することを特徴とするベクトル型ポイント評価装置。
  14. 請求項1から3のいずれか一項に記載のベクトル型ポイント評価装置と、
    ポイント情報、利用ポイント評価情報及び利用ポイント情報を受信し、貢献度情報及び利用ポイント情報を生成して送信するポイント発行機と、
    ポイント情報、利用ポイント評価情報及び利用ポイント情報を受信し、貢献度情報及び利用ポイント情報を生成して送信するポイント回収機と、
    ポイントIDに対応するポイント額情報の現在の量を保持するポイント格納機とを備えたことを特徴とするベクトル型ポイント評価システム。
  15. 請求項14に記載のベクトル型ポイント評価システムにおいて、
    ポイント回収機が回収したポイント情報をポイント発行機へ送信し、ポイント発行機が受信した前記ポイント情報に対する対価情報をポイント回収機へ送信することを特徴とするベクトル型ポイント評価システム。
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