JP2003113796A - 燃料ポンプ - Google Patents
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- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
に、パイプ部材45を圧入等により固定し、このパイプ
部材45を固定シャフト41に挿通する。一方、軸受部
材46の中央部に、小径孔部46aと大径孔部46bと
を形成し、大径孔部46bにパイプ部材45の端部を圧
入固定し、小径孔部46aを固定シャフト41に回転自
在に挿通することで、アーマチュア38を固定シャフト
41に回転自在に支持させる。ポンプ部32のインペラ
36の中心部に形成したガイド孔52を軸受部材46に
嵌め込むことで、インペラ36がアーマチュア38と一
体的に回転する軸受部材46の外周面でガイドされなが
ら回転する。アーマチュア38に設けたカップリング突
起47をインペラ36に形成された係合凹部48に挿入
係合することで、アーマチュア38の回転力をインペラ
36に伝達する。
Description
部に固定した固定シャフトを中心にしてモータ部とポン
プ部を回転させるように構成した燃料ポンプに関するも
のである。
開昭63−82086号公報に示すものがある。この燃
料ポンプは、図4に示すように、ハウジング11の中心
部に固定シャフト12を固定し、モータ部13のアーマ
チュア14(ロータ)の中心部に設けられたパイプ部材
15の両端部の内周側にそれぞれ軸受部材16を圧入固
定し、この軸受部材16を固定シャフト12に回転自在
に挿通することで、パイプ部材15を軸受部材16を介
して固定シャフト12に回転自在に支持させる構成とし
ている。この場合、軸受部材16は、パイプ部材15の
内周側に圧入固定され、パイプ部材15と固定シャフト
12との間に軸受部材16が位置する軸受構造となって
いる。また、ポンプ部17のインペラ18は、パイプ部
材15に嵌合固定され、モータ部13のアーマチュア1
4とパイプ部材15とインペラ18とが固定シャフト1
2を中心にして一体的に回転する構成となっている。
来構成では、ハウジング11内にモータ部13とポンプ
部17とを軸方向に隙間を持たせて配置する構成である
ため、燃料ポンプの軸方向寸法が大きくなってしまうと
いう欠点がある。
アーマチュア14を支持するパイプ部材15と固定シャ
フト12との間に軸受部材16を介在させるスペースが
必要となるため、その分、パイプ部材15の外径寸法が
大きくなって、ハウジング11内のアーマチュア14の
収容スペースが狭くなってしまう。その結果、アーマチ
ュア14の巻線スペースが狭くなって、モータ出力低下
ひいてはポンプ吐出性能低下を招いたり、或は、これを
防ぐために、ハウジング11の外径寸法を大きくしてア
ーマチュア14の巻線スペースを確保する必要があり、
燃料ポンプの外径寸法が大きくなってしまうという欠点
がある。
外周面をパイプ部材15の内周面に圧接させ、軸受部材
16の内周面を固定シャフト12の外周面に摺接させる
構成であるため、軸受部材16の内径と外径の両方の寸
法精度・同心精度が要求される。もし、軸受部材16の
内径と外径の寸法精度・同心精度が悪くなると、組立が
困難になったり、燃料ポンプの運転中にアーマチュア1
4が振動して騒音が発生するため、軸受部材16の内径
側と外径側の両方に高精度の切削加工等を施して軸受部
材16の内径と外径の両方の寸法精度・同心精度を確保
する必要がある。このため、軸受部材16の加工に手間
がかかって、加工コストが高くなってしまい、燃料ポン
プの製造コストが高くなるという欠点がある。
プの軸方向寸法を小さくできるようにすることである。
アーマチュアを支持するパイプ部材を小径化してハウジ
ング内のアーマチュアの収容スペースを拡大することが
でき、ポンプ吐出性能向上又は燃料ポンプの外径寸法の
小型化を実現できるようにすることである。
して要求される寸法精度・同心精度を確保しながら、軸
受部材の加工を簡単な加工にして加工コストを低減する
ことができるようにすることである。
るために、本発明の請求項1の燃料ポンプは、ハウジン
グ内に、燃料を吸入・吐出するポンプ部と、このポンプ
部を駆動するモータ部とを備え、前記ハウジングの中心
部に固定シャフトを固定し、前記モータ部のアーマチュ
アの中心部に設けられたパイプ部材を前記固定シャフト
に挿通すると共に、前記パイプ部材の両端部をそれぞれ
軸受部材を介して前記固定シャフトに回転自在に支持さ
せる構成のものにおいて、前記ポンプ部側に位置する前
記軸受部材上で、前記アーマチュアの一部と前記ポンプ
部の回転体とが重なり合って一体的に回転するように配
置したものである。このようにすれば、ハウジング内に
おけるモータ部及びポンプ部の収容スペースを軸方向に
小さくすることができ、燃料ポンプの軸方向寸法を小さ
くすることができる。
アのうちのポンプ部の回転体と重なり合う部分は、該回
転体と係合して該アーマチュアの回転力を該回転体に伝
達するように形成すると良い。これにより、軸受部材上
で、アーマチュアとポンプ部の回転体との係合構造(カ
ップリング構造)をコンパクトに形成することができ
る。
うちのポンプ部の回転体と重なり合う部分を樹脂により
形成すると良い。これにより、製造コスト低減、軽量化
の要求を満たすことができる。
請求項4のように、固定シャフトと軸受部材との間にパ
イプ部材の端部が位置するように構成しても良い。この
ようにすれば、パイプ部材と固定シャフトとの間に軸受
部材を介在させるスペースを設ける必要がなくなり、そ
の分、パイプ部材の外径寸法を小さくすることができ
る。これにより、ハウジング内のアーマチュアの収容ス
ペースを拡大することができて、アーマチュアの巻線ス
ペースを拡大することができ、モータ出力向上ひいては
ポンプ吐出性能向上を実現することができる。換言すれ
ば、ハウジングの外径寸法を小さくしても、従来と同程
度のアーマチュアの巻線スペースを確保することがで
き、従来と同程度のポンプ吐出性能を確保しながら、燃
料ポンプの外径寸法を小さくすることができる。
請求項5のように、軸受部材の中央部に段付き形状の貫
通孔を形成し、該貫通孔の径の小さい部分(以下「小径
孔部」という)を固定シャフトに回転自在に挿通し、該
貫通孔の径の大きい部分(以下「大径孔部」という)に
パイプ部材の端部を支持させた構成としても良い。この
構成では、パイプ部材と固定シャフトとの間に軸受部材
を介在させるスペースを設ける必要がなくなるため、前
記請求項4に係る発明と同様の効果を得ることができ
る。しかも、軸受部材の内周側にパイプ部材支持用の大
径孔部と固定シャフト挿通用の小径孔部とを同心状に形
成すれば良いので、軸受部材の加工時に軸受部材の外周
部をチャック等で保持した状態で、軸受部材の内周側を
バイト等で切削加工することで、軸受部材の内周側にパ
イプ部材支持用の大径孔部と固定シャフト挿通用の小径
孔部とを両者の軸心を正確に一致させた状態で精度良く
形成することができる。これにより、軸受部材として要
求される寸法精度・同心精度を確保しながら、軸受部材
の加工を簡単な加工にすることが可能となり、加工コス
トを低減することができる。
材の端部との間に別部材を介在させる構成としても良い
が、請求項6のように、軸受部材の大径孔部にパイプ部
材の端部を圧入固定することが好ましい。このようにす
れば、パイプ部材の軸心を軸受部材の大径孔部の軸心に
正確に一致させることができ、軸受部材の大径孔部とパ
イプ部材の端部との間に別部材を介在させる構成と比較
して、パイプ部材、軸受部材、固定シャフトの同心精度
を確実に高めることができ、これらの同心精度のずれに
よるアーマチュアの振れ回り等を確実に防止することが
できる。
ては、ポンプ部の回転体を固定シャフトに挿通した構成
としても良いが、固定シャフトと回転体との間で摺動抵
抗が発生するため、その分、ポンプ性能が低下したり、
回転体を樹脂で形成した場合は、回転体が摩擦熱で固定
シャフトに融着するおそれもある。
転体の中心部に軸受部材の外径寸法よりも僅かに大きい
ガイド孔を形成し、この回転体のガイド孔を軸受部材に
嵌め込み、モータ部のアーマチュアに設けたカップリン
グ突起を、前記回転体に形成した係合部に係合させるこ
とで、前記アーマチュアの回転力を前記回転体に伝達す
るように構成しても良い。このようにすれば、ポンプ部
の回転体を、アーマチュアと一体的に回転する軸受部材
の外周面でガイドしながら回転させることができるの
で、該回転体の回転抵抗を小さくすることができ、その
分、ポンプ性能を向上できると共に、回転体を樹脂で形
成した場合でも、回転体が摩擦熱で相手側の部材(軸受
部材)に融着することを防止できる。
ちのモータ部側の端面部を、固定シャフトの端部を固定
する固定孔が形成されたポンプカバーによって構成し、
前記固定孔のうちのモータ部側の部分にテーパ部を形成
するようにしても良い。このようにすれば、燃料ポンプ
の製造組立工程で、固定シャフトの端部をポンプカバー
の固定孔に差し込むか又は圧入する際に、テーパ部が固
定シャフトの端部をポンプカバーの固定孔に案内する働
きをするため、固定シャフトの端部をポンプカバーの固
定孔に差し込む作業又は圧入作業を容易に行うことがで
きる。
樹脂により形成するようにすると良い。これにより、製
造コスト低減、軽量化の要求を満たすことができる。
尚、ハウジングを樹脂で形成する場合は、ポンプカバー
を含めてハウジングを樹脂で一体成形するようにしても
良い。
の実施形態(1)を図1及び図2に基づいて説明する。
まず、燃料ポンプの全体構成を概略的に説明する。燃料
ポンプの円筒状のハウジング31内にポンプ部32とモ
ータ部33とが軸方向に並べて組み付けられている。ポ
ンプ部32は、ハウジング31の下端部に、金属又は樹
脂で形成したポンプケーシング34,35をかしめ等に
より固定し、このポンプケーシング34,35内に樹脂
又は金属で形成したインペラ36(回転体)を収容した
構成となっている。下側のポンプケーシング34には、
燃料吸入口37が形成され、この燃料吸入口37から燃
料タンク(図示せず)内の燃料がポンプケーシング3
4,35内に吸入され、上側のポンプケーシング35に
形成された吐出口(図示せず)から吐出された燃料は、
モータ部33のアーマチュア38とマグネット39との
間に形成された隙間を通って燃料吐出口40から吐出さ
れる。
列されたマグネット39は、ハウジング31の内周面に
固定され、該マグネット39の内周側には、アーマチュ
ア38が同心状に配置されている。このアーマチュア3
8は、コア42のスロットに電機子コイル(図示せず)
を装着し、それを樹脂43でモールド成形した構成とな
っている。このアーマチュア38は、ハウジング31の
中心部に固定された固定シャフト41に後述する軸受構
造によって回転自在に支持されている。この固定シャフ
ト41の下端部は、下側のポンプケーシング34の中心
部の孔に圧入等により固定され、該固定シャフト41の
上端部は、ハウジング31の上端部にかしめ等により固
定されたポンプカバー44の中心部の固定孔53に圧入
又は接着等により固定されている。
脂で形成され、固定孔53のうちのモータ部33側の部
分(下側部分)にテーパ部54が形成されている。製造
組立工程で、固定シャフト41の端部をポンプカバー4
4の固定孔53に差し込むか又は圧入する際に、テーパ
部54が固定シャフト41の端部をポンプカバー44の
固定孔53に案内する働きをするため、固定シャフト4
1の端部をポンプカバー44の固定孔53に差し込む作
業又は圧入作業を容易に行うことができる。尚、ハウジ
ング31を樹脂で形成する場合は、ポンプカバー44を
含めてハウジング31を樹脂で一体成形するようにして
も良い。
1に回転自在に支持させる軸受構造を説明する。アーマ
チュア38のコア42の内周部には、金属製のパイプ部
材45が圧入等により固定され、このパイプ部材45が
固定シャフト41に挿通されている。このパイプ部材4
5の内径寸法は、固定シャフト41の外径寸法よりも僅
かに大きく形成され、パイプ部材45の内周面と固定シ
ャフト41の外周面との間に微小な隙間が形成されるよ
うになっている。このパイプ部材45の両端部を支持す
る軸受部材46の中央部には、小径孔部46aと大径孔
部46bとからなる段付き形状の貫通孔が形成されてい
る。そして、この軸受部材46の大径孔部46bにパイ
プ部材45の端部を圧入固定し、小径孔部46aを固定
シャフト41に回転自在に挿通することで、アーマチュ
ア38を固定シャフト41に回転自在に支持させてい
る。これにより、固定シャフト41と軸受部材46との
間にパイプ部材45の端部が位置する構成となってい
る。
受部材46の外径寸法よりも僅かに大きい円形のガイド
孔52が形成され、このガイド孔52が軸受部材46に
嵌め込まれている。これにより、インペラ36は、アー
マチュア38と一体的に回転する軸受部材46の外周面
でガイドされながら回転するようになっている。
側の端部)には、樹脂で複数本のカップリング突起47
がポンプ部32側に突出して軸受部材46を取り囲むよ
うに等間隔に一体成形され、各カップリング突起47の
先端部がインペラ36に形成された係合凹部48(係合
部)に挿入係合されている。このカップリング構造によ
り、アーマチュア38の回転力がカップリング突起47
を介してインペラ36に伝達され、インペラ36が回転
駆動されるようになっている。上側のポンプケーシング
35の中央部には、カップリング突起47が固定シャフ
ト41の周りを自由に回転できるように円形孔49が形
成されている。
マチュア38の一部であり、ポンプ部32側に位置する
軸受部材46上で、アーマチュア38の一部(カップリ
ング突起47)とインペラ36とが重なり合って一体的
に回転するように配置されている。
タ部33に通電してアーマチュア38を回転させると、
その回転力がカップリング突起47を介してインペラ3
6に伝達され、インペラ36が回転駆動される。これに
より、燃料タンク(図示せず)内の燃料が燃料吸入口3
7からポンプケーシング34,35内に吸入され、上側
のポンプケーシング35に形成された吐出口(図示せ
ず)から吐出され、モータ部33のアーマチュア38と
マグネット39との間に形成された隙間を通って燃料吐
出口40から吐出される。
プの軸受構造によれば、軸受部材46の中央部に、小径
孔部46aと大径孔部46bとからなる段付き形状の貫
通孔を形成し、この軸受部材46の大径孔部46bにパ
イプ部材45の端部を圧入固定し、小径孔部46aを固
定シャフト41に回転自在に挿通することで、アーマチ
ュア38を固定シャフト41に回転自在に支持させるよ
うにしている。
ュア38を支持するパイプ部材45の端部を軸受部材4
6の内周側に設けるため、パイプ部材45と固定シャフ
ト41との間に軸受部材46を介在させるスペースを設
ける必要がなくなり、その分、パイプ部材45の外径寸
法を小さくすることができる。これにより、ハウジング
31内のアーマチュア38の収容スペースを拡大するこ
とができて、アーマチュア38の巻線スペースを拡大す
ることができ、モータ出力向上ひいてはポンプ吐出性能
向上を実現することができる。換言すれば、ハウジング
38の外径寸法をパイプ部材45の小径化分だけ小さく
しても、従来と同程度のアーマチュア38の巻線スペー
スを確保することができ、従来と同程度のポンプ吐出性
能を確保しながら、燃料ポンプの外径寸法を小さくする
ことができる。
32側に位置する軸受部材46上で、アーマチュア38
の一部(カップリング突起47)とインペラ36とが重
なり合って一体的に回転するように配置されているた
め、ハウジング31内におけるモータ部33及びポンプ
部32の収容スペースを軸方向に小さくすることができ
て、燃料ポンプの軸方向寸法を小さくすることができ
る。これにより、本実施形態(1)では、燃料ポンプの
外径寸法と軸方向寸法の両方を小さくすることができ
る。
6の内周側に、パイプ部材圧入用の大径孔部46bと固
定シャフト挿通用の小径孔部46aを同心状に形成すれ
ば良いので、軸受部材46の加工時には、図2に示すよ
うに、軸受部材46の外周部をチャック49等で保持し
た状態で、軸受部材46の内周側をバイト50等で切削
加工することで、軸受部材46の内周側にパイプ部材圧
入用の大径孔部46bと固定シャフト挿通用の小径孔部
46aとを両者の軸心を正確に一致させた状態で精度良
く形成することができる。これにより、軸受部材46と
して要求される寸法精度・同心精度を確保しながら、軸
受部材46の加工を簡単な加工にすることが可能とな
り、加工コストを低減することができ、低コスト化の要
求も満たすことができる。
46の大径孔部46bにパイプ部材45の端部を圧入固
定するようにしたので、パイプ部材45の軸心を軸受部
材46の大径孔部46bの軸心に正確に一致させること
ができ、軸受部材46の大径孔部46bとパイプ部材4
5の端部との間に別部材を介在させる構成と比較して、
パイプ部材45、軸受部材46、固定シャフト41の同
心精度を確実に高めることができ、これらの同心精度の
ずれによるアーマチュア38の振れ回り等を確実に防止
することができる。
2のインペラ36の中心部に軸受部材46の外径寸法よ
りも僅かに大きい円形のガイド孔52を形成し、このイ
ンペラ36のガイド孔52を軸受部材46に嵌め込むよ
うにしたので、インペラ36を、アーマチュア38と一
体的に回転する軸受部材46の外周面でガイドしながら
回転させることができる。これにより、インペラ36の
回転抵抗を小さくすることができ、その分、ポンプ性能
を向上できると共に、インペラ36を樹脂で形成した場
合でも、インペラ36が摩擦熱で相手側の部材(軸受部
材46)に融着することを防止でき、信頼性・耐久性を
向上することができる。
受部材46の外周との間に微小な隙間が形成されている
ので、インペラ36と軸受部材46との熱膨張率の違い
を両者間の隙間で吸収することができ、インペラ36に
熱応力によるクラック等が生じることを防止することが
できる。更に、インペラ36は、軸受部材46に対して
軸方向に摺動自在となっているので、組立誤差等でポン
プケーシング34,35と軸受部材46との位置関係が
ずれたとしても、そのずれ量に応じてインペラ36が軸
方向に移動することで、常に、インペラ36をポンプケ
ーシング34,35内の中央部に位置させることがで
き、組立誤差等によってインペラ36とポンプケーシン
グ34,35との間の摺動抵抗が大きくなることを防止
することができる。
は、インペラ18とパイプ部材15との嵌合部分をDカ
ット等の非円形状に形成することで、両者を回り止めし
て回転力を伝達するようにしているが、この構成では、
インペラ18とパイプ部材15との軸心がずれたり、イ
ンペラ18の重心が回転中心(パイプ部材15の軸心)
からずれるため、インペラ18の振れ回りが生じて振動
・騒音が発生したり、吐出圧力の脈動が発生したりする
可能性がある。
ンペラ36の中心部に形成した円形のガイド孔52を軸
受部材46に嵌め込んで支持させるようにしたので、イ
ンペラ36の軸心を軸受部材46の軸心に精度良く一致
させることができると共に、インペラ36の重心を回転
中心(パイプ部材45の軸心)に精度良く一致させるこ
とができる。これにより、インペラ36の振れ回りを少
なくして振動・騒音を低減できると共に、吐出圧力の脈
動も少なくすることができる。
38に、モールド樹脂でカップリング突起47を一体成
形したが、アーマチュア38とは別部品として形成した
カップリング突起をアーマチュア38にインサート成形
等で固定するようにしても良い。また、アーマチュア3
8とインペラ36とのカップリング構造を適宜変更して
も良く、例えば、アーマチュア38に筒状のカップリン
グ突起を同心状に設けて、この筒状のカップリング突起
の内周側に軸受部材46を挿通すると共に、この筒状の
カップリング突起の断面形状をD字状等の非円形の形状
に形成し、この筒状のカップリング突起を、インペラ3
6の中心部に形成した非円形の係合孔に挿入係合するよ
うにしても良い。
は、アーマチュア38にカップリング突起47を一体成
形するようにしたが、図3に示す本発明の実施形態
(2)では、カップリング突起61を形成した筒状のカ
ップリング部材62をアーマチュア38の端面部に宛が
うように装着して、両者を係合等により回り止めしてい
る。カップリング突起61とカップリング部材62は、
例えば樹脂により一体成形されている。また、アーマチ
ュア38は、アーマチュアコア63が円周方向に複数個
に分割され、巻線64が巻回された複数個の分割コアを
係合等により環状に連結して組み立てられている。その
他の構成は、前記実施形態(1)と実質的に同じである
ので、前記実施形態(1)と同じ符号を付して説明を省
略する。
おいても、前記実施形態(1)と同様の効果を得ること
ができる。尚、上記各実施形態(1),(2)では、ポ
ンプ部32をタービンポンプとして構成したが、トロコ
イドギアポンプ等の他の形式のポンプを採用しても良
い。その他、本発明は、固定シャフト41の支持構造等
を適宜変更しても良い等、種々変更して実施できること
は言うまでもない。
断面図
断面図
34…ポンプケーシング、35…ポンプケーシング、3
6…インペラ(回転体)、38…アーマチュア、39…
マグネット、41…固定シャフト、42…コア、43…
モールド樹脂、44…ポンプカバー、45…パイプ部
材、46…軸受部材、47…カップリング突起、48…
係合凹部(係合部)、52…ガイド孔、53…固定孔、
54…テーパ部、61…カップリング突起、62…カッ
プリング部材、63…アーマチュアコア、64…巻線。
Claims (9)
- 【請求項1】 ハウジング内に、燃料を吸入・吐出する
ポンプ部と、このポンプ部を駆動するモータ部とを備
え、前記ハウジングの中心部に固定シャフトを固定し、
前記モータ部のアーマチュアの中心部に設けられたパイ
プ部材を前記固定シャフトに挿通すると共に、前記パイ
プ部材の両端部をそれぞれ軸受部材を介して前記固定シ
ャフトに回転自在に支持させる構成とした燃料ポンプに
おいて、前記ポンプ部側に位置する前記軸受部材上で、
前記アーマチュアの一部と前記ポンプ部の回転体とが重
なり合って一体的に回転するように配置されていること
を特徴とする燃料ポンプ。 - 【請求項2】 前記アーマチュアのうちの前記ポンプ部
の回転体と重なり合う部分は、該回転体と係合して該ア
ーマチュアの回転力を該回転体に伝達するように形成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ポン
プ。 - 【請求項3】 前記アーマチュアのうちの前記ポンプ部
の回転体と重なり合う部分は、樹脂により形成されてい
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料ポン
プ。 - 【請求項4】 ハウジング内に、燃料を吸入・吐出する
ポンプ部と、このポンプ部を駆動するモータ部とを備
え、前記ハウジングの中心部に固定シャフトを固定し、
前記モータ部のアーマチュアの中心部に設けられたパイ
プ部材を前記固定シャフトに挿通すると共に、前記パイ
プ部材の両端部をそれぞれ軸受部材を介して前記固定シ
ャフトに回転自在に支持させる構成とした燃料ポンプに
おいて、前記固定シャフトと前記軸受部材との間に前記
パイプ部材の端部が位置するように構成されていること
を特徴とする燃料ポンプ。 - 【請求項5】 ハウジング内に、燃料を吸入・吐出する
ポンプ部と、このポンプ部を駆動するモータ部とを備
え、前記ハウジングの中心部に固定シャフトを固定し、
前記モータ部のアーマチュアの中心部に設けられたパイ
プ部材を前記固定シャフトに挿通すると共に、前記パイ
プ部材の両端部をそれぞれ軸受部材を介して前記固定シ
ャフトに回転自在に支持させる構成とした燃料ポンプに
おいて、前記軸受部材の中央部に段付き形状の貫通孔を
形成し、該貫通孔の径の小さい部分を前記固定シャフト
に回転自在に挿通し、該貫通孔の径の大きい部分に前記
パイプ部材の端部を支持させた構成としたことを特徴と
する燃料ポンプ。 - 【請求項6】 前記パイプ部材の端部は、前記軸受部材
の貫通孔の径の大きい部分に圧入固定されていることを
特徴とする請求項5に記載の燃料ポンプ。 - 【請求項7】 前記ポンプ部の回転体の中心部に前記軸
受部材の外径寸法よりも僅かに大きいガイド孔を形成
し、この回転体のガイド孔を前記軸受部材に嵌め込み、
前記モータ部のアーマチュアに設けたカップリング突起
を、前記回転体に形成した係合部に係合させることで、
前記アーマチュアの回転力を前記回転体に伝達すること
を特徴とする請求項5又は6に記載の燃料ポンプ。 - 【請求項8】 前記ハウジングのうちの前記モータ部側
の端面部は、前記固定シャフトの端部を固定する固定孔
が形成されたポンプカバーによって構成され、前記固定
孔のうちの前記モータ部側の部分にテーパ部が形成され
ていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
載の燃料ポンプ。 - 【請求項9】 前記ポンプカバーは、樹脂により形成さ
れていることを特徴とする請求項8に記載の燃料ポン
プ。
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