JPH0514586U - 電動燃料ポンプ - Google Patents

電動燃料ポンプ

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Publication number
JPH0514586U
JPH0514586U JP6849391U JP6849391U JPH0514586U JP H0514586 U JPH0514586 U JP H0514586U JP 6849391 U JP6849391 U JP 6849391U JP 6849391 U JP6849391 U JP 6849391U JP H0514586 U JPH0514586 U JP H0514586U
Authority
JP
Japan
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pump
motor
chamber
bearing
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP6849391U
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English (en)
Inventor
誠一 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アーマチュアの軸受部構造においてすべり軸
受とそれに摺接する部材との摺接部分での潤滑効果や冷
却効果を高める。 【構成】 ハウジング1にモータ部2とポンプ部3が組
み込まれる。モータカバー5とポンプカバー6との間に
モータ部室8が形成されまたポンプカバー6とポンプボ
デー7との間にポンプ部室9が形成される。アーマチュ
ア10のシャフト12がモータカバー5及びポンプカバ
ー6に軸受13,14を介して回転可能に支持される。
前記軸受14の端面に溝部32が形成される。モータ部
室8とポンプ部室9とが溝部32及びすき間30を介し
て連通される。これにより、燃料がモータ部室8から溝
部32、軸孔14aとシャフト12とのすき間30を通
してポンプ部室9へと流れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等に用いられるインタンク式電動燃料ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
インタンク式電動燃料ポンプは、ハウジング内にモータ部とそのモータ部によ って駆動されるポンプ部とが一体的に組み込まれ、前記モータ部とポンプ部との 各部室を区画する区画壁にアーマチュアのシャフトがすべり軸受(軸受カラーあ るいはブッシュとも呼ばれる。)を介して回転可能に支持されている。 例えば、図8に断面図で示されているように、ハウジング内のモータ部とポン プ部との各部室108,109を区画する区画壁106にアーマチュア110の シャフト112がすべり軸受(単に軸受ともいう)114を介して回転可能に支 持されている。なお前記軸受114の端面とそれに対面する前記シャフト112 の大径軸部112aの端面との間には、2枚のシム(スラストワッシャとも呼ば れる。)129が介在されている。また前記シム129に摺接する軸受114の 端面は、図9に示されているように単なる平坦面になっていた。 なお前記のような軸受部構造をもつ電動燃料ポンプには、例えば特公昭59− 14625号公報にて開示されたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記した従来の軸受部構造によると、前記軸受114と前記シャ フト112の大径軸部112aとの間にシム129が介在されているため、両部 室108,109の間にその軸受部を通じての燃料の流れがほとんどなく、この ため軸受114とシム129との間の摺接部分において燃料による潤滑効果や冷 却効果がほとんど得られず、甚だしいときにはその摺接部分に摩耗あるいは焼き つきといった不具合が生じて耐久性が損なわれるおそれがある。
【0004】 そこで本考案は、前記した問題点を解決するためになされたものであり、その 目的はアーマチュアの軸受部構造においてすべり軸受とそれに摺接する部材との 摺接部分での潤滑効果や冷却効果を高めることのできる電動燃料ポンプを提供す ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本考案の電動燃料ポンプは、 ハウジング内にモータ部とそのモータ部によって駆動されるポンプ部とが一体 的に組み込まれ、前記モータ部とポンプ部との各部室を区画する区画壁にアーマ チュアのシャフトがすべり軸受を介して回転可能に支持されているインタンク式 電動燃料ポンプにおいて、 前記軸受の端面にその外端から軸孔に連通する溝部が設けられている。 また前記溝部は、その外端より軸孔に向かって前記アーマチュアの回転方向周 りのほぼうず巻き状をなすように形成されるとよい。
【0006】
【作用】
前記手段によれば、すべり軸受の溝部の外端がモータ部室に連通されるととも にその溝部の軸孔側端部が前記シャフトとすべり軸受との間のすき間を介してポ ンプ部室と連通されることによって、モータ部室とポンプ部室とが軸受部を介し て連通される。これにより、モータ部室とポンプ部室との燃料圧力の差によって 、燃料がモータ部室からポンプ部室へと流れる。 また溝部がアーマチュアの回転方向周りのほぼうず巻き状をなしているもので は、アーマチュアの回転によって溝部を流れる燃料の流速が高められる。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例について述べる。 〔実施例1〕 まず、インタンク式電動燃料ポンプの概要についてその断面図を示した図1に 基づいて述べる。円筒状をした金属製ハウジング1には、その上部にモータ部2 が組み込まれ、またその下側にポンプ部3が組み込まれている。 ハウジング1の上端面には合成樹脂製モータカバー5が圧入後かしめ付けられ ている。またハウジング1の下端面には金属製ポンプカバー6及びポンプボデー 7が取り付けられている。なおハウジング1内のモータカバー5とポンプカバー 6との間にモータ部室8が形成され、またそのポンプカバー6とポンプボデー7 との間にポンプ部室9が形成されている。またポンプカバー6は、本考案でいう モータ部室8とポンプ部室9とを区画する区画壁を形成している。
【0008】 前記モータ部2において、モータ部室8にはアーマチュア10が配置されてい る。アーマチュア10のシャフト12の上下端部は、前記モータカバー5及びポ ンプカバー6にそれぞれすべり軸受13,14を介して回転可能に支持されてい る。 前記ハウジング1の内周面には、一対のマグネット15が前記アーマチュア1 0の外周面に対し所定の間隔を隔てて固定されている。 前記モータカバー5には、前記アーマチュア10のコンミュテータ10aに摺 接するブラシ16がスプリング17により付勢された状態で組み込まれている。 ブラシ16は、チョークコイル18を介して外部接続端子(図示省略)と導通さ れている。 前記モータカバー5には、燃料噴射弁に通じる燃料供給パイプ(図示省略)を 接続する吐出口20が設けられている。この吐出口20には、燃料の逆流を阻止 するチェックバルブ21がスプリング22により閉止方向へ付勢された状態で組 み込まれている。
【0009】 また前記ポンプ部3において、前記ポンプカバー6とポンプボデー7との間に はプレート24が介在されており、ポンプ部室9が2室に区画されている。この 各室には、インペラ25がそれぞれ配設されている。両インペラ25は、前記ア ーマチュア10のシャフト12の下端部に連結されており、前記モータ部2の駆 動によって回転駆動させられる。なお前記ポンプボデー7に吸入口26が設けら れていると共に、前記ポンプカバー6に流通口27が設けられている。
【0010】 前記電動燃料ポンプは、自動車等のバッテリ(図示省略)を電源としてモータ 部2が駆動するに伴って、ポンプ部3のインペラ25が回転させられる。これに より、燃料タンク内の燃料が吸入口26よりポンプ部室9に汲み上げられる。こ の燃料は、ポンプ部3の流路を経てポンプカバー7の流通口27よりモータ部室 8に入り、吐出口20から吐出される。
【0011】 次に、前記電動燃料ポンプの下側のすべり軸受14を含む軸受部構造について 詳述する。その軸受部構造が図2に拡大図で示されている。 前記軸受14の端面とそれに対面する前記シャフト12の大径軸部12aの端 面との間には、2枚のシム29がそのアーマチュア10のシャフト12に嵌挿し た状態で介在されている。前記軸受14の軸孔14aとシャフト12との間には 、そのシャフト12のすべりを許容するすき間30が存在している。なお図2で は、すき間30が誇張して示されている。 そして、前記軸受14の上端面には、適数本(図は4本を示す。)の溝部32 が放射状に形成されている。この溝部32は、図3の平面図、及び図4の斜視図 に示されているように半径方向に直線状をなしており、軸受14の端面の外端か ら軸孔14aに連通している。
【0012】 前記電動燃料ポンプによれば、すべり軸受14の溝部32の外端がモータ部室 8に連通されるとともにその溝部32の軸孔側端部が軸孔14aとシャフト12 とのすき間30を介してポンプ部室9と連通されることによって、モータ部室8 とポンプ部室9とが軸受部を介して連通される。これにより、モータ部室8とポ ンプ部室9との燃料圧力の差によって、燃料がモータ部室8から前記溝部32及 びすき間30を通してポンプ部室9へと流れる(図2中、矢印参照)。なお、実 施例のものと従来例のものとの各部における燃料圧力の測定結果が図5に示され ている。図5において、P1は実施例のモータ部室8での燃料圧力、p1は従来 例の同圧力、またP2は実施例のすき間30での燃料圧力、p2は従来例の同圧 力、またP3は実施例のポンプ室での燃料圧力、p3は従来例の同圧力を示すも のである。図からも明らかなように、実施例によれば溝部32を燃料が流れる分 、燃料圧力P2が燃料圧力p2よりも高くなるとともに、各圧力の関係は、 P1>P2>P3 p1>p2=p3 となる。なお燃料圧力P1とp1、及び燃料圧力P3とp3にはほとんど変化が なかった。 従って、溝部32を流れる燃料によってすべり軸受14とシム29との摺動部 分における潤滑効果や冷却効果が高められ、ひいてはその摺接部分の摩耗あるい は焼きつきといった不具合が防止されることにより耐久性が向上される。
【0013】 〔実施例2〕 本例は、前記実施例1の溝部32の形状を変更したものであるから、その変更 部分についてのみ詳述する。 すなわち本例では、溝部32が実施例の直線状に代え、図6に平面図で示され ているように前記軸受14の端面の外端より軸孔14aに向かって前記アーマチ ュア10の回転方向(図中、矢印M参照)周りのほぼうず巻き状に形成されてい る。 本例によると、アーマチュア10の回転によって溝部32を流れる燃料の流速 が高められるので、すべり軸受14とシム29との摺動部分における潤滑効果や 冷却効果が実施例1のものよりもレベルアップされる。
【0014】 〔実施例3〕 本例は、前記実施例2の溝部32の形状を変更したものであるから、その変更 部分についてのみ詳述する。 すなわち本例では、図7に平面図で示されているように、アーマチュア10の 回転方向が実施例2の場合と逆方向の場合の溝部32の形状を示したものである 。 なお本考案は前記実施例1〜3に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸 脱しない範囲における変更が可能である。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、すべり軸受の溝部によってモータ部室とポンプ部室とが連通 されることにより、すべり軸受とそれに摺接する部材との摺接部分に燃料が流さ れることで、その摺接部分おける燃料による潤滑効果や冷却効果が高められ、ひ いては耐久性が向上される。 また溝部がアーマチュアの回転方向周りのほぼうず巻き状をなしているもので は、アーマチュアの回転によって溝部を流れる燃料の流速が高められるので、燃 料による潤滑効果や冷却効果のレベルアップが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の電動燃料ポンプの断面図である。
【図2】軸受部の断面拡大図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】軸受の斜視図である。
【図5】燃料圧力の比較測定結果を示す図である。
【図6】実施例2の軸受の平面図である。
【図7】実施例3の軸受の平面図である。
【図8】従来例の軸受部の断面図である。
【図9】図8のXI−XI線断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 モータ部 3 ポンプ部 6 ポンプカバー(区画壁) 8 モータ部室 9 ポンプ部室 10 アーマチュア 12 シャフト 14 軸受 32 溝部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内にモータ部とそのモータ部
    によって駆動されるポンプ部とが一体的に組み込まれ、
    前記モータ部とポンプ部との各部室を区画する区画壁に
    アーマチュアのシャフトがすべり軸受を介して回転可能
    に支持されているインタンク式電動燃料ポンプにおい
    て、 前記軸受の端面にその外端から軸孔に連通する溝部が設
    けられている電動燃料ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記溝部がその外端より軸孔に向かって
    前記アーマチュアの回転方向周りのほぼうず巻き状をな
    すように形成されている請求項1記載の電動燃料ポン
    プ。
JP6849391U 1991-08-01 1991-08-01 電動燃料ポンプ Pending JPH0514586U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6849391U JPH0514586U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 電動燃料ポンプ

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JP6849391U JPH0514586U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 電動燃料ポンプ

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JPH0514586U true JPH0514586U (ja) 1993-02-26

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ID=13375276

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JP6849391U Pending JPH0514586U (ja) 1991-08-01 1991-08-01 電動燃料ポンプ

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JP (1) JPH0514586U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100483234B1 (ko) * 2001-07-31 2005-04-15 가부시키가이샤 덴소 연료 펌프
KR100940771B1 (ko) * 2007-12-26 2010-02-10 (주)모토닉 터빈펌프 및 압력측정장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100483234B1 (ko) * 2001-07-31 2005-04-15 가부시키가이샤 덴소 연료 펌프
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