JP2005312225A - 電動モータ - Google Patents

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佳宏 遠藤
Mitsuru Fukuda
充 福田
Koichi Inomata
浩一 猪俣
Koji Sengoku
幸治 仙石
Yukitaka Tsuda
幸隆 津田
Satoshi Nakayama
覚氏 中山
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Abstract

【課題】ネオジボンド磁石からなる一対の劣弧状の永久磁石を円筒状のモータハウジングの内周面に沿って配置し,この両永久磁石の一方の相対向する端面間に,セットばねを縮設して,この両永久磁石をモータハウジングの内周面に圧接保持した電動モータにおいて,永久磁石装着後のモータハウジングの取り扱い中,永久磁石の内周面に外力が加えられても,永久磁石に破損が発生することを防ぐようにする。
【解決手段】永久磁石5周方向中央部がモータハウジング4の内周面に当接する一方,その周方向両端部がモータハウジング4の内周面から浮き上がるように,永久磁石5の外周面半径rを,モータハウジング4の内周面半径Rより小さく設定した。永久磁石5,5の周方向一端部内面に外力が作用すると,永久磁石は単に揺動するのみで破損が生じない。【選択図】 図7

Description

本発明は,一対の劣弧状の界磁用永久磁石を円筒状のモータハウジングの内周面に沿って配置し,この両永久磁石の少なくとも一方の相対向する端面間に,これら端面を相互に離反させる方向に付勢するセットばねを縮設して,この両永久磁石をモータハウジングの内周面に圧接保持した電動モータの改良に関する。
かゝる電動モータは,下記特許文献1に開示されるように既に知られている。また界磁用永久磁石を,成形性の良好なネオジボンド磁石で構成することも下記特許文献2に界磁されるように既に知られている。
特開2003−42027公報の図4 特開2004−63806公報
ところで,ネオジボンド磁石の良好な成形性を利用して,劣弧状の一対の劣弧状の界磁用永久磁石を薄板状に構成し,特許文献1の図4に開示されるように,この両永久磁石をモータハウジングの内周面に沿って配置し,これらの相対向する端面間にセットばねを縮設して,両永久磁石をモータハウジングの内周面に圧接保持する構造を採用した場合,薄板状の永久磁石の周方向中央部に割れが発生することがある。このような割れは,永久磁石の成形精度の狂いに起因して,その外周面の曲率がモータハウジングの内周面の曲率と一致せず,永久磁石の周方向両端部がモータハウジングの内周面に接していて,中央部が浮き上がっている場合に,モータハウジングの取り扱い中,永久磁石の内周面に何らかの外力が加えられたとき,その中央部に発生する過大な曲げ応力によるものであることを本発明者等は究明した。しかしながら,永久磁石の外周面の曲率を常にモータハウジングの内周面の曲率と一致させることは,永久磁石の成形上,極めて困難である。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,ネオジボンド磁石からなる一対の劣弧状の界磁用永久磁石を円筒状のモータハウジングの内周面に沿って配置し,この両永久磁石の少なくとも一方の相対向する端面間に,これら端面を相互に離反させる方向に付勢するセットばねを縮設して,この両永久磁石をモータハウジングの内周面に圧接保持した構造を採用する場合,永久磁石の外周面の曲率をモータハウジングの内周面の曲率とは積極的に相違させて,永久磁石装着後のモータハウジングの取り扱い中,永久磁石の内周面に外力が加えられても,永久磁石に破損が発生することを防ぐようにした電動モータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,ネオジボンド磁石からなる一対の劣弧状の界磁用永久磁石を円筒状のモータハウジングの内周面に沿って配置し,この両永久磁石の少なくとも一方の相対向する端面間に,これら端面を相互に離反させる方向に付勢するセットばねを縮設して,この両永久磁石をモータハウジングの内周面に圧接保持した電動モータであって,前記永久磁石を,その周方向中央部が前記モータハウジングの内周面に当接する一方,その周方向両端部が前記モータハウジングの内周面から浮き上がるように形成したことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記永久磁石の外周面半径を前記モータハウジングの内周面半径より小さく設定したことを第2の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,永久磁石を,その周方向中央部が前記モータハウジングの内周面に当接する一方,その周方向両端部が前記モータハウジングの内周面から浮き上がるように形成したこと,即ち永久磁石の外周面の曲率をモータハウジングの内周面の曲率とは積極的に相違させたので,永久磁石装着後のモータハウジングの取り扱い中,永久磁石の周方向一端部内面に外力が加えられても,永久磁石は,単にモータハウジングとの接点を支点にして揺動するのみで,過大な応力を発生させず,永久磁石の破損を防ぐことができる。また永久磁石がモータハウジング4の内周面に接する中央部内面に外力を受けたときには,その部分が単純に圧縮されるのみで,破損は生じない。
また本発明の第2の特徴によれば,永久磁石の成形及び精度管理を容易に行うことができ,永久磁石の破損を防止しながら,電動モータの生産性の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の第1実施例に係る電動燃料ポンプ装置の縦断面図(図2の1−1線断面図),図2は図1の2部拡大図,図3は図1の3−3線断面図,図4は図3の4−4線断面図,図5は図1の,ロータを外した状態で示す永久磁石取り付け部の拡大図,図6は図5の6−6線断面図,図7は永久磁石の形状を誇張して示す,図6との対応図,図8は本発明の第2実施例を示す,図6との対応図である。
先ず,図1において,電動燃料ポンプ装置1は,例えば自動二輪車や自動車のエンジンの燃料供給系に使用されるもので,電動モータ2と,これによって駆動される燃料ポンプ3とからなっている。
電動モータ2は,磁性金属製で円筒状のモータハウジング4を備えており,その内周面に沿って一対の界磁用永久磁石5,5が取り付けられ,これら永久磁石5,5の内側にロータ6が回転自在に配設される。永久磁石5,5のモータハウジング4への取り付け構造については後で詳述する。
円筒状のモータハウジング4には,その一端を塞ぐようにして,例えばウエスコ型の燃料ポンプ3のポンプハウジング7が結合される。ポンプハウジング7は,合成樹脂製の外側ハウジング7aと,この外側ハウジング7aの内側に対置されて,それとの間に円形のポンプ室8を画成する,同じく合成樹脂製の内側ハウジング7bとから構成され,これら外側及び内側ハウジング7a,7bは,これらをモータハウジング4の一端部内周に回転不能に嵌合した後,該一端部を外側ハウジング7aの外側面側にカシメることにより,相互に接合されると同時に,モータハウジング4に結合される。
上記ポンプ室8にはポンプインペラ10が回転自在に収容され,このポンプインペラ10の中心部に,電動モータ2のロータ6の中心部に結合したロータ軸6aが嵌合,連結される。また外側ハウジング7aには,ポンプ室8に通じる吸入ポート11が設けられ,内側ハウジング7bには,ポンプ室8をモータハウジング4内に通じさせる吐出ポート12が設けられる。吸入ポート11は,図示しない燃料タンク内の燃料油面下に連通されるようになっている。
モータハウジング4の他端部には,それを塞ぐように合成樹脂製の端子ホルダ14が結合される。即ち,端子ホルダ14は有底円筒状をなすと共に,外周にフランジ14bを有しており,このフランジ14bがモータハウジング4の他端部に嵌合され,該他端部をフランジ14bの外側面側にカシメることにより,端子ホルダ14はモータハウジング4に結合される。
図1〜図3に示すように,端子ホルダ14の端壁14aには一対の端子孔15,15が設けられ,これら端子孔15,15に一対の端子19,19が圧入により固定される。また同端壁14aには,端子19,19の外端部を囲繞するカプラ26が一体に成形される。
さらに前記端壁14aには,外方に突出する燃料出口管16が一体に成形される。この燃料出口管16には,図示しないエンジンの燃料供給通路が接続されるようになっている。
図1,図3及び図4に示すように,さらにまた前記端壁14aの中心部には,モータハウジング4内に開口する有底の軸孔17aを有する軸受ボス17が該端壁14aの内面から突出するように一体に成形され,その軸受ボス17と同軸上に配置される軸受ブッシュ18が前記ポンプハウジング7の内側ハウジング7bに固着され,これら軸受ボス17及び軸受ブッシュ18によりロータ軸6aの両端部が回転自在に支承される。
軸受ボス17の内周面と,これと回転摺動するロータ軸6aの外周面との少なくとも一方には,ダイヤモンド・ライク・カーボンからなる硬質被膜が形成される。
前記ロータの,端子ホルダ14側の端部には,ロータコイル20に連なる面型のコンミュテータ21が固着される。
一方,端子ホルダ14の端壁14aには,前記軸受ボス17を挟んで並ぶ一対の筒状のブラシガイド22,22が一体に成形され,これらブラシガイド22,22の一端は,該端壁14aの内面から長く突出し,他端は該端壁14aの外面から短く突出する。これらブラシガイド22,22は,軸受ボス17の軸孔17aと平行でモータハウジング4内に開口する有底で異形断面のガイド孔22a,22aを有しており,これらガイド孔22a,22aには,前記コンミュテータ21に摺接する異形断面の一対のブラシ23,23が摺動可能に嵌合されると共に,これらブラシ23,23をコンミュテータ21との圧接方向に付勢するコイルばね24,24が収納される。一対のブラシ23,23は,前記一対の端子19,19にリード線25,25を介して接続される。
上記ブラシガイド22,22及び軸受ボス17間には,これらを互いに分離独立させる間隙27,27が設けられる。
またブラシガイド22,22には,軸受ボス17と反対側で軸方向に延びる第1切欠溝28,28と,軸受ボス17と隣接する側で軸方向に延びる第2切欠溝29,29とが形成される。その第1切欠溝28,28には,前記リード線25,25が移動可能に配置される。
而して,端子19,19を通して電動モータ2に給電して,それを作動すれば,ロータ軸6aがポンプインペラ10を回転駆動する。ポンプインペラ10が回転すると,図示しない燃料タンク内の燃料が吸入ポート11からポンプ室8に吸入され,昇圧されて吐出ポート12へと吐出され,モータハウジング4内を通過した後,燃料出口管16から,図示しないエンジンの燃料吸入通路へと圧送される。
このような電動燃料ポンプ装置1において,モータハウジング4の,一対の端子19,19を保持する合成樹脂製の端子ホルダ14の端壁14aにそれぞれ一体に成形される軸受ボス17と,この軸受ボス17を挟んでそれと平行に並ぶ一対のブラシガイド22,22との間には,これらを分離独立させる間隙27,27が設けられるので,端子ホルダ14,軸受ボス17及びブラシガイド22,22の一体成形時,軸受ボス17及びブラシガイド22,22にそれぞれにヒケが発生しても,軸受ボス17及びブラシガイド22,22は,上記間隙27,27により,ヒケの影響を互いに遮断する。したがって軸受ボス17及びブラシガイド22,22をそれぞれ高精度に成形することが可能となり,この軸受ボス17に支承されるロータ軸6aの回転振動や早期摩耗を防いで耐久性の向上を図ることができ,同時にブラシガイド22,22に嵌装されるブラシ23,23の摺動安定性の向上を図ることができる。
またブラシガイド22,22は,その軸方向に延びる第1及び第2切欠溝28,29;28,29により周壁が二分されるので,その断面形状が異形であっても,ヒケによるブラシガイド22,22の成形精度の狂いを小さく抑えることができ,ブラシ23,23の摺動安定性の更なる向上を図ることができる。しかも第1切欠溝28,28は,ブラシ23,23及び端子19,19間を接続するリード線25,25の通路に利用されるので,構造の簡素化にも寄与し得る。
さらに軸受ボス17の内周面と,これに回転自在に支承されるロータ軸6aの外周面の少なくとも一方には,ダイヤモンド・ライク・カーボンからなる硬質被膜が形成されるので,ダイヤモンド・ライク・カーボンの摩擦係数が極めて低いことから,軸受ボス17及びロータ軸6a間の回転摩擦抵抗を小さくすることができ,したがって軸受ボス17が合成樹脂製であるにも拘らず,その耐摩耗性を保障することができる。
さて,図5〜図7により,前記一対の界磁用永久磁石5,5のモータハウジング4への取り付け構造について説明する。
図5及び図6において,一対の界磁用永久磁石5,5は,薄板且つ劣弧状に形成されたネオジボンド磁石からなるもので,周方向両端面5a,5aを互いに対向させるように円筒状のモータハウジング4の内周面に沿って配置される。その際,両永久磁石5,5の相対向する周方向端面5a,5aは,それらの間隔30(図7参照)を半径方向外方に向かって対称的に広げるように形成されている。
また図7に誇張して示すように,劣弧状の永久磁石5,5の外周面半径rは,モータハウジング4の内周面半径Rより小さく設定されている。したがって永久磁石5,5は,モータハウジング4の内周面に沿って配置されたとき,永久磁石5,5の周方向中央部がモータハウジング4の内周面に接し,その両端部は,モータハウジング4の内周面から僅かに浮き上がるようになっている。要するに,永久磁石5,5の周方向中央部がモータハウジング4の内周面に接し,その両端部がモータハウジング4の内周面から僅かに浮き上がるように永久磁石5,5の内周面の曲率がモータハウジング4の曲率とは積極的に相違させてある。
こうしてモータハウジング4の内周に配置される一対の永久磁石5,5の周方向両端面5a,5a間に一対のセットばね31,31が縮設され,この弾発力により両永久磁石5,5はモータハウジング4の内周面に圧接保持される。
上記各セットばね31は,断面円形で永久磁石5,5の板厚より小径の一本の弾性線材より成形されるもので,U字状屈曲部31aと,この屈曲部31aの両端から平行に延びる一対の腕部31b,31bとからなっており,その腕部31b,31bの長さは永久磁石5,5の軸方向長さと略等しく,若しくはそれより若干長く設定されている。
各セットばね31の両永久磁石5,5の対向端面5a,5a間への装着に当たっては,両腕部31b,31bの自由端部31ba,31baを撮んで,屈曲部31aの弾発力に抗して両腕部31b,31b間を狭めた状態で,このセットばね31を,屈曲部31aを先頭にしながら,モータハウジング4の内周面の母線に沿って両永久磁石5,5の対向端面5a,5a間に挿入し,両腕部31b,31bの自由端部31ba,31baを両永久磁石5,5の軸方向端面外方にに残した状態で,セットばね31を解放する。すると,屈曲部31aの拡張方向の弾発力により,両腕部31b,31bが両永久磁石5,5の対向端面5a,5aに圧接して,その対向端面を相互に離反させる方向に付勢することで,両永久磁石5,5はモータハウジング4の内周面に圧接保持されることになる。
このようにセットばね31は,その両腕部31b,31bの自由端部31ba,31baを摘子として使用しながら両永久磁石5,5の対向端面5a,5a間に挿入して,装着するものであるから,その装着は勿論,取り外しも極めて容易であり,しかも装着後,その自由端部31ba,31baは,両永久磁石5,5の対向端面5a,5a外に残存して,それら端面5a,5aに接することがないから,その自由端部31ba,31baのエッジ部により両永久磁石5,5の端面5a,5aが削られることを回避できる。また両永久磁石5,5の端面に圧接する腕部31b,31bは断面が円形であるから,その圧接部で永久磁石5,5が削られることもない。したがって永久磁石5,5からは摩耗粉の発生がなく,モータハウジング4内を流れる燃料に摩耗粉が混入することを未然に防ぐことができる。
またセットばね31の素線は,永久磁石5,5の板厚より小径であるから,セットばね31が永久磁石5,5の内周面から突出することはなく,したがってロータ6との干渉を確実に回避することができる。その上,両永久磁石5,5の対向端面5a,5a間を,モータハウジング4内を流れる燃料の流路の一部とすることができ,流路抵抗の減少に寄与し得る。
さらに永久磁石5,5を挟んで対向する両永久磁石5,5の対向端面5a,5aは,それらの間隔30が半径方向外方に向かって拡張するよう対称的に形成されるので,セットばね31と対向端面5a,5aとの接点では,セットばね31の弾発力に起因して,セットばね31を半径方向外方へ付勢する分力が発生し,これによって両永久磁石5,5の対向端面5a,5a間でセットばね31を確実に保持し続けることができる。
さらにまた永久磁石5,5を,薄板状のネオジボンド磁石としたことで,電動モータ2の小径化を図ることができ,しかも薄板状の永久磁石5,5でも前記セットばね31によりモータハウジング4に容易,確実に保持することができる。
また永久磁石5,5は,その周方向中央部をモータハウジング4の内周面に当接させ,その周方向両端部をモータハウジング4の内周面から浮き上がるような形状を有するので,セットばね31による取り付け状態では,取り扱い中,永久磁石5,5が,その一端部側内面に外力を受けても,永久磁石5,5は,単にモータハウジング4との接点を支点にして揺動するのみで,過大な応力を発生させないから,永久磁石5,5の破損を防ぐことができる。永久磁石5,5がモータハウジング4の内周面に接する中央部内面に外力を受けたときには,その部分が単純に圧縮されるのみで,破損の心配はない。
この場合,特に,永久磁石5,5の外周面半径rをモータハウジング4の内周面半径Rより小さく設定することは,永久磁石5,5の成形及び精度管理を容易に行う上で有効であり,永久磁石の破損を防止しながら,電動モータの生産性の向上を図ることができる。
次に,図8に示す本発明の第2実施例について説明する。
この第2の実施例は,一対の永久磁石5,5の相対向する一方の端面5a,5a間にのみ前記セットばね31を挿入,装着し,他方の端面5a,5a間には合成樹脂製の円弧状のディスタンスピース32を介装したもので,その他の構成は前実施例と同様であるので,図8中,前実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,その説明を省略する。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
本発明の第1実施例に係る電動燃料ポンプ装置の縦断面図(図2の1−1線断面図)。 図1の2部拡大図。 図1の3−3線断面図。 図3の4−4線断面図。 図1の,ロータを外した状態で示す永久磁石取り付け部の拡大図。 図5の6−6線断面図。 永久磁石の形状を誇張して示す,図6との対応図。 本発明の第2実施例を示す,図6との対応図。
符号の説明
2・・・・電動モータ
4・・・・モータハウジング
5・・・・永久磁石
5a・・・永久磁石の周方向端面
31・・・セットばね
r・・・・永久磁石の外周面半径
R・・・・モータハウジングの内周面半径

Claims (2)

  1. ネオジボンド磁石からなる一対の劣弧状の界磁用永久磁石(5,5)を円筒状のモータハウジング(4)の内周面に沿って配置し,この両永久磁石(5,5)の少なくとも一方の相対向する端面(5a,5a)間に,これら端面を相互に離反させる方向に付勢するセットばね(31)を縮設して,この両永久磁石(5,5)をモータハウジング(4)の内周面に圧接保持した電動モータであって,
    前記永久磁石(5,5)を,その周方向中央部が前記モータハウジング(4)の内周面に当接する一方,その周方向両端部が前記モータハウジング(4)の内周面から浮き上がるように形成したことを特徴とする,電動モータ。
  2. 請求項1記載の電動モータにおいて,
    前記永久磁石(5,5)の外周面半径(r)を前記モータハウジング(4)の内周面半径(R)より小さく設定したことを特徴とする,電動モータ。
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