JP2005318668A - 電動ポンプ装置 - Google Patents
電動ポンプ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005318668A JP2005318668A JP2004130716A JP2004130716A JP2005318668A JP 2005318668 A JP2005318668 A JP 2005318668A JP 2004130716 A JP2004130716 A JP 2004130716A JP 2004130716 A JP2004130716 A JP 2004130716A JP 2005318668 A JP2005318668 A JP 2005318668A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- terminal
- lead wire
- guide
- disposed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Abstract
【課題】ブラシのリード線の長さ管理をせずに且つ該リード線に無用な張力を加えずに,ブラシのブラシホルダからの飛び出しを阻止し得るようにする。
【解決手段】電動モータ2の端部に結合されて給電用端子19を保持する端子ホルダ14に,ロータ6のコンミュテータ21に摺接するブラシ23と,このブラシ23をコンミュテータ21との圧接方向に付勢するばね24とを収納する筒状のブラシガイド22を形成し,このブラシガイド22の一側壁に設けられた切欠き状のリード線誘導溝28に,ブラシ23及び端子19間を接続するリード線25を配置してなる電動ポンプ装置において,リード線誘導溝28に,リード線25を受け止めてブラシ23のブラシガイド22からの飛び出しを阻止する,端子19に連設されたストッパ片35を配置した。
【選択図】 図4
【解決手段】電動モータ2の端部に結合されて給電用端子19を保持する端子ホルダ14に,ロータ6のコンミュテータ21に摺接するブラシ23と,このブラシ23をコンミュテータ21との圧接方向に付勢するばね24とを収納する筒状のブラシガイド22を形成し,このブラシガイド22の一側壁に設けられた切欠き状のリード線誘導溝28に,ブラシ23及び端子19間を接続するリード線25を配置してなる電動ポンプ装置において,リード線誘導溝28に,リード線25を受け止めてブラシ23のブラシガイド22からの飛び出しを阻止する,端子19に連設されたストッパ片35を配置した。
【選択図】 図4
Description
本発明は,電動モータの一端に,そのロータにより駆動されるポンプを,またその他端に,給電用端子を保持した合成樹脂製の端子ホルダをそれぞれ結合し,その端子ホルダには,前記ロータのコンミュテータに摺接するブラシと,このブラシを前記コンミュテータとの圧接方向に付勢するばねとを収納する筒状のブラシガイドを形成し,このブラシガイドの一側壁に設けられた軸方向の切欠き状のリード線誘導溝に,前記ブラシ及び端子間を接続するリード線を配置してなる電動ポンプ装置の改良に関する。
かゝる電動ポンプ装置は,下記特許文献1に開示されるように既に知られている。
実開平3−74162公報
この種電動ポンプ装置において,端子ホルダを電動モータに結合する前には,ブラシガイドに収めたブラシが,ブラシガイド内のばねの付勢力によりブラシガイドから飛び出ることを阻止しておく必要があり,従来のものでは,特許文献1にも開示されるように,ブラシ及び端子間を接続するリード線の長さを規定して,ブラシ及びばねをブラシガイドに収めた後,端子を端子ホルダに取り付けると,リード線の張りにより,ばねの付勢力によるブラシのブラシガイドからの飛び出しを阻止するようになっている。
このような従来のものでは,リード線の長さを所定長さに正確に管理しなければならず,面倒であり,またばねの付勢力によるブラシのブラシガイドからの飛び出しを阻止した状態では,リード線に無用な張力が加わることになるので,その耐久性保持の上でも好ましくない。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,リード線の長さ管理を不要にすると共に,リード線に無用な張力を加えずに,ばねの付勢力によるブラシのブラシガイドからの飛び出しを確実に阻止し得るようにした,電動ポンプ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,電動モータの一端に,そのロータにより駆動されるポンプを,またその他端に,給電用端子を保持した合成樹脂製の端子ホルダをそれぞれ結合し,その端子ホルダには,前記ロータのコンミュテータに摺接するブラシと,このブラシを前記コンミュテータとの圧接方向に付勢するばねとを収納する筒状のブラシガイドを形成し,このブラシガイドの一側壁に設けられた軸方向の切欠き状のリード線誘導溝に,前記ブラシ及び端子間を接続するリード線を配置してなる電動ポンプ装置において,前記リード線誘導溝に,前記リード線を受け止めて前記ブラシのブラシガイドからの飛び出しを阻止するストッパ片を配置したことを第1の特徴とする。
尚,前記ポンプは,後述する本発明の実施例中の燃料ポンプ3に対応し,また前記リード線誘導溝は第1切欠溝28に対応する。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記ストッパ片を前記端子に一体に連設したことを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第2の特徴に加えて,前記端子及びブラシ間を,これらの端子ホルダへの取り付け前に予めリード線で接続し,そのブラシを前記ブラシガイドに挿入してリード線を前記リード線誘導溝に配置した後,前記端子をブラシの端子取り付け孔に圧入結合すると共に,前記ストッパ片を前記リード線誘導溝に,前記リード線に対向させるように配置したことを第3の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,リード線誘導溝に配置したストッパ片によりリード線を受け止めて,ばねの付勢力によるブラシのブラシガイドからの飛び出しを阻止するようにしたので,リード線の長さ管理を不要にすると共に,リード線に無用な張力を加えず済み,コストの低減とリード線の耐久性の向上を図ることができる。
また本発明の第2の特徴によれば,ストッパ片を端子に連設したことで,部品点数の増加を抑え,構造の簡素化に寄与し得る。
本発明の第3の特徴によれば,端子及びブラシ間を,これらの端子ホルダへの取り付け前に予めリード線で接続することを可能にして,量産性の向上を図ることができ,しかもブラシ及び端子をその順序でブラシガイド及び端子取り付け孔に取り付けることにより,ストッパ片をブラシガイドのリード線誘導溝に配置することができ,組立性が良好である。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の実施例に係る電動ポンプ装置の縦断面図(図2の1−1線断面図),図2は図1の2部拡大図,図3は図1の3−3線断面図,図4は図3の4−4線断面図,図5は図1の5部拡大図,図6は図5の6−6線断面図,図7は端子の斜視図である。
先ず,図1において,電動ポンプ装置1は,例えば自動二輪車や自動車のエンジンの燃料供給系に使用されるもので,電動モータ2と,これによって駆動される燃料ポンプ3とからなっている。
電動モータ2は,磁性金属製で円筒状のモータハウジング4を備えており,その内周面に沿ってステータとなる一対の界磁用永久磁石5,5が取り付けられ,これら永久磁石5,5の内側にロータ6が回転自在に配設される。
円筒状のモータハウジング4には,その一端を塞ぐようにして,例えばウエスコ型の燃料ポンプ3のポンプハウジング7が結合される。ポンプハウジング7は,合成樹脂製の外側ハウジング7aと,この外側ハウジング7aの内側に対置されて,それとの間に円形のポンプ室8を画成する,同じく合成樹脂製の内側ハウジング7bとから構成され,これら外側及び内側ハウジング7a,7bは,これらをモータハウジング4の一端部内周に回転不能に嵌合した後,該一端部を外側ハウジング7aの外側面側にカシメることにより,相互に接合されると同時に,モータハウジング4に結合される。
上記ポンプ室8にはポンプインペラ10が回転自在に収容され,このポンプインペラ10の中心部に,電動モータ2のロータ6の中心部に結合したロータ軸6aが嵌合,連結される。また外側ハウジング7aには,ポンプ室8に通じる吸入ポート11が設けられ,内側ハウジング7bには,ポンプ室8をモータハウジング4内に通じさせる吐出ポート12が設けられる。吸入ポート11は,電動ポンプ装置1を図示しない燃料タンク内の底部に設置することで,燃料タンク内の燃料油面下に連通するようになっている。
モータハウジング4の他端部には,それを塞ぐように合成樹脂製の端子ホルダ14が結合される。即ち,端子ホルダ14は有底円筒状をなすと共に,外周にフランジ14bを有しており,このフランジ14bがモータハウジング4の他端部に嵌合され,該他端部をフランジ14bの外側面側にカシメることにより,端子ホルダ14はモータハウジング4に結合される。
図1〜図3に示すように,端子ホルダ14の端壁14a外面にはカプラ26が一体に形成されており,このカプラ26内に先端部を収める一対の給電用端子19,19が上記端壁14aに取り付けられる。両端子19,19と,これらの端子ホルダ14への取り付け構造とについては後に詳述する。
さらに上記端壁14aには,外方に突出する燃料出口管16が一体に成形される。この燃料出口管16には,図示しないエンジンの燃料供給通路が接続されるようになっている。
図1,図3及び図4に示すように,さらにまた前記端壁14aの中心部には,モータハウジング4内に開口する有底の軸孔17aを有する軸受ボス17が該端壁14aの内面から突出するように一体に成形され,その軸受ボス17と同軸上に配置される軸受ブッシュ18が前記ポンプハウジング7の内側ハウジング7bに固着され,これら軸受ボス17及び軸受ブッシュ18によりロータ軸6aの両端部が回転自在に支承される。
軸受ボス17の内周面と,これと回転摺動するロータ軸6aの外周面との少なくとも一方には,ダイヤモンド・ライク・カーボンからなる硬質被膜が形成される。
前記ロータの,端子ホルダ14側の端部には,ロータコイル20に連なる面型のコンミュテータ21が固着される。
一方,端子ホルダ14の端壁14aには,前記軸受ボス17を挟んで並ぶ一対の筒状のブラシガイド22,22が一体に成形され,これらブラシガイド22,22の一端は,該端壁14aの内面から長く突出し,他端は該端壁14aの外面から短く突出する。これらブラシガイド22,22は,軸受ボス17の軸孔17aと平行でモータハウジング4内に開口する有底で異形断面のガイド孔22a,22aを有しており,これらガイド孔22a,22aには,前記コンミュテータ21に摺接する異形断面の一対のブラシ23,23が摺動可能に嵌合されると共に,これらブラシ23,23をコンミュテータ21との圧接方向に付勢するコイルばね24,24が収納される。一対のブラシ23,23は,前記一対の端子19,19にリード線25,25を介して接続される。
上記ブラシガイド22,22及び軸受ボス17間には,これらを互いに分離独立させる間隙27,27が設けられる。
またブラシガイド22,22には,軸受ボス17と反対側で軸方向に延びる第1切欠溝28,28と,軸受ボス17と隣接する側で軸方向に延びる第2切欠溝29,29とが形成される。その第1切欠溝28,28には,前記リード線25,25が移動可能に配置される。
さて,一対の給電用端子19,19と,これらの端子ホルダ14への取り付け構造とについて説明する。
図1,図2,図5及び図6に示すように,端子ホルダ14の端壁14aには,これを軸方向に貫通する一対の端子取り付け孔15,15が設けられ,これら端子取り付け孔15,15の,端子ホルダ14内に開口する側を入口15a,反対側を出口15bとする。これら端子取り付け孔15,15に,入口15aから出口15bに向かって一対の端子19,19が圧入して結合される。各端子取り付け孔15及び端子19は,断面矩形の帯片状をなしており,図5〜図7に示すように,各端子19の端子取り付け孔15を貫通する部分には,圧入部19bと,圧入部19bより幅及び厚みが小さい遊合部19dと,これら圧入部19b及び遊合部19dを連結する楔状のシール段部19cとが設けられ,また遊合部19dには,それを厚み方向に貫通する係止孔30が穿設される。上記圧入部19bは,端子ホルダ14内に配置される端子19の基端部19aに連なり,遊合部19dは,カプラ26内の先端部19eへと続く。一方,各端子取り付け孔15は,幅及び厚みが端子19の上記圧入部19bのそれより所定の圧入代を見込んで小さく,且つ上記遊合部19dのそれより大きくなるように形成され,また各端子取り付け孔15の内面には,前記係止孔30に弾性的に係合する係止突起31が一体に突設される。この係止突起31の,端子取り付け孔15の入口15a側端面は,端子取り付け孔15の出口15bに向かって上り勾配の斜面31aに形成される。
而して,端子19を端子ホルダ14の端子取り付け孔15に,その入口15aから出口15bに向かって所定の圧入荷重により嵌入すれば,圧入部19bが端子取り付け孔15の内面に圧入結合されると共に,楔状のシール段部19cが端子取り付け孔15の内面に食い込み,また遊合部19dが端子取り付け孔15に遊合するとき,端子取り付け孔15の内面の係止突起31が遊合部19dの係止孔30に係合する。この場合,係止突起31の,端子取り付け孔15の入口側端面が出口15bに向かって上る斜面31aになっているから,端子19の先端部19eは,端子取り付け孔15を通過するとき,この斜面31aを滑って撓み,同時に係止突起31も弾性変形するので,係止突起31の係止孔30への係合をスムーズに行うことができる。これら係止突起31及び係止孔30の係合により端子19の端子取り付け孔15への嵌入は終了する。
また図3,図4及び図7に示すように,各端子19には,その基端部19aの一側縁から屈曲して延びて対応する一方の前記ブラシガイド22の一側方に配置される第1延長部32と,この第1延長部32の先端から対応する一方のブラシガイド22を囲むように屈曲する第2延長部33とが一体に形成される。この第1延長部32にリード線接続片34が設けられ,このリード線接続片34には,対応するブラシ23から延出したリード線25が,端子19を端子ホルダ14に取り付ける前に,予め接続される。第2延長部33にはストッパ片35が一体に形成され,このストッパ片35は,ブラシガイド22にコイルばね24及びブラシ23を収めた後,端子19を端子ホルダ14に取り付けたとき,ブラシガイド22の入口近傍で第1切欠溝28に挿入,配置され,第1切欠溝28内のリード線25に対向するようになっている。
次に,この実施例の作用について説明する。
端子19,19を通して電動モータ2に給電して,それを作動すれば,ロータ軸6aがポンプインペラ10を回転駆動する。ポンプインペラ10が回転すると,図示しない燃料タンク内の燃料が吸入ポート11からポンプ室8に吸入され,昇圧されて吐出ポート12へと吐出され,モータハウジング4内を通過した後,燃料出口管16から,図示しないエンジンの燃料吸入通路へと圧送される。
このような電動ポンプ装置1において,モータハウジング4の,一対の端子19,19を保持する合成樹脂製の端子ホルダ14の端壁14aにそれぞれ一体に成形される軸受ボス17と,この軸受ボス17を挟んでそれと平行に並ぶ一対のブラシガイド22,22との間には,これらを分離独立させる間隙27,27が設けられるので,端子ホルダ14,軸受ボス17及びブラシガイド22,22の一体成形時,軸受ボス17及びブラシガイド22,22にそれぞれにヒケが発生しても,軸受ボス17及びブラシガイド22,22は,上記間隙27,27により,ヒケの影響を互いに遮断する。したがって軸受ボス17及びブラシガイド22,22をそれぞれ高精度に成形することが可能となり,この軸受ボス17に支承されるロータ軸6aの回転振動や早期摩耗を防いで耐久性の向上を図ることができ,同時にブラシガイド22,22に嵌装されるブラシ23,23の摺動安定性の向上を図ることができる。このように,端子ホルダ14に,軸受ボス17及びブラシガイド22を一体に成形することは,部品点数の削減,延いては構造の簡素化を図る上に有効であり,電動ポンプ装置のコスト低減に寄与し得る。
またブラシガイド22,22は,その軸方向に延びる第1及び第2切欠溝28,29;28,29により周壁が二分されるので,その断面形状が異形であっても,ヒケによる各ブラシガイド22,22の成形精度の狂いを小さく抑えることができ,ブラシ23の摺動安定性の更なる向上を図ることができる。しかも第1切欠溝28,28は,ブラシ23,23及び端子19,19間を接続するリード線25,25の通路に利用されるので,構造の簡素化にも寄与し得る。
さらに軸受ボス17の内周面と,これに回転自在に支承されるロータ軸6aの外周面の少なくとも一方には,ダイヤモンド・ライク・カーボンからなる硬質被膜が形成されるので,ダイヤモンド・ライク・カーボンの摩擦係数が極めて低いことから,軸受ボス17及びロータ軸6a間の回転摩擦抵抗を小さくすることができ,したがって軸受ボス17が合成樹脂製であるにも拘らず,その耐摩耗性を保障することができる。
一方,給電用の各端子19は,その圧入部19bを端子ホルダ14の端子取り付け孔15に圧入すること,並びに端子19の係止孔30に端子取り付け孔15内面の係止突起31を弾性的に係合させることにより,端子ホルダ14に強固に結合することができ,したがって長期間,その圧入部の緩みを防ぎ,モータハウジング4内から端子取り付け孔15を通しての高圧燃料のリークを確実に阻止することができる。
特に,端子19には,圧入部19bに隣接して,端子取り付け孔15の内面に食い込む楔状のシール段部19cを形成したので,端子19及び端子取り付け孔15間のシール性を高め,高圧燃料のリークを確実に阻止することができ,高いポンプ効率を長期間維持することが可能となる。また端子19には,上記シール段部19cに隣接して,端子取り付け孔15に遊合する遊合部19dを形成して,この遊合部19dに前記係止孔30を設けたので,遊合部19dは,端子取り付け孔15内で撓み得ることで前記係止孔30及び係止突起31の弾性的係合を容易に行うことができ,端子19の組み付け性が良好である。
また端子には,対応するブラシガイド22の入口近傍で第1切欠溝28に挿入,配置されるストッパ片35を連設したので,組立時,端子ホルダ14のブラシガイド22にコイルばね24及びブラシ23を挿入し,リード線25を第1切欠溝28に配置した後,端子19を端子取り付け孔15に圧入して定位置にセットすれば,ストッパ片35がブラシガイド22の入口近傍で第1切欠溝28に配置され,リード線25の第1切欠溝28からの抜け出しを阻止する位置を占めることになり,これによりコイルばね24の付勢力によるブラシ23のブラシガイド22からの離脱を防ぐことができる。したがって,その後,ブラシガイド22をモータハウジング4に組み付ける際,ブラシ23をコンミュテータ21に的確に圧接させることができる。勿論,ブラシ23をコンミュテータ21に圧接させれば,ブラシ23はブラシガイド22内に沈み込んで,リード線25はストッパ片35から離間することになる。
このように,組立過程でストッパ片35によりリード線25を受け止めて,ブラシ23のブラシガイド22からの抜け出しを防ぐようにしたので,リード線25にはコイルばね24による無理な張力が作用させずに済み,その耐久性を高めることができ,しかもストッパ片35を端子19に連設したことで,部品点数の増加を抑えることができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,ブラシ23及び端子19間のリード線25には,ノイズ防止用のチョークコイルを接続することもできる。
1・・・・・電動ポンプ装置
2・・・・・電動モータ
3・・・・・ポンプ(燃料ポンプ)
6・・・・・ロータ
14・・・・端子ホルダ
15・・・・端子取り付け孔
19・・・・端子
21・・・・コンミュテータ
22・・・・ブラシガイド
23・・・・ブラシ
24・・・・コイルばね
25・・・・リード線
28・・・・リード線誘導溝(第1切欠溝)
35・・・・ストッパ片
2・・・・・電動モータ
3・・・・・ポンプ(燃料ポンプ)
6・・・・・ロータ
14・・・・端子ホルダ
15・・・・端子取り付け孔
19・・・・端子
21・・・・コンミュテータ
22・・・・ブラシガイド
23・・・・ブラシ
24・・・・コイルばね
25・・・・リード線
28・・・・リード線誘導溝(第1切欠溝)
35・・・・ストッパ片
Claims (3)
- 電動モータ(2)の一端に,そのロータ(6)により駆動されるポンプ(3)を,またその他端に,給電用端子(19)を保持した合成樹脂製の端子ホルダ(14)をそれぞれ結合し,その端子ホルダ(14)には,前記ロータ(6)のコンミュテータ(21)に摺接するブラシ(23)と,このブラシ(23)を前記コンミュテータ(21)との圧接方向に付勢するばね(24)とを収納する筒状のブラシガイド(22)を形成し,このブラシガイド(22)の一側壁に設けられた軸方向の切欠き状のリード線誘導溝(28)に,前記ブラシ(23)及び端子(19)間を接続するリード線(25)を配置してなる電動ポンプ装置において,
前記リード線誘導溝(28)に,前記リード線(25)を受け止めて前記ブラシ(23)のブラシガイド(22)からの飛び出しを阻止するストッパ片(35)を配置したことを特徴とする電動ポンプ装置。 - 請求項1記載の電動ポンプ装置において,
前記ストッパ片(35)を前記端子(19)に一体に連設したことを特徴とする電動ポンプ装置。 - 請求項2記載の電動ポンプ装置において,
前記端子(19)及びブラシ(23)間を,これらの端子ホルダ(14)への取り付け前に予めリード線(25)で接続し,そのブラシ(23)を前記ブラシガイド(22)に挿入してリード線(25)を前記リード線誘導溝(28)に配置した後,前記端子(19)をブラシ(23)の端子取り付け孔(15)に圧入結合すると共に,前記ストッパ片(35)を前記リード線誘導溝(28)に,前記リード線(25)に対向させるように配置したことを特徴とする電動ポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004130716A JP2005318668A (ja) | 2004-04-27 | 2004-04-27 | 電動ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004130716A JP2005318668A (ja) | 2004-04-27 | 2004-04-27 | 電動ポンプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005318668A true JP2005318668A (ja) | 2005-11-10 |
Family
ID=35445503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004130716A Pending JP2005318668A (ja) | 2004-04-27 | 2004-04-27 | 電動ポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005318668A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010518802A (ja) * | 2007-02-05 | 2010-05-27 | コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー | Dcモータ |
JP2012065535A (ja) * | 2010-08-16 | 2012-03-29 | Denso Corp | 燃料ポンプ |
CN103117618A (zh) * | 2011-08-23 | 2013-05-22 | Ti集团自动推进系统有限责任公司 | 电机驱动的液体泵以及用于其的电刷 |
CN108306439A (zh) * | 2017-01-12 | 2018-07-20 | 上海上振振动电机有限公司 | 封闭式振动电机 |
CN109952697A (zh) * | 2016-11-14 | 2019-06-28 | 株式会社美姿把 | 致动器及车门开闭用致动器 |
-
2004
- 2004-04-27 JP JP2004130716A patent/JP2005318668A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010518802A (ja) * | 2007-02-05 | 2010-05-27 | コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー | Dcモータ |
JP2012065535A (ja) * | 2010-08-16 | 2012-03-29 | Denso Corp | 燃料ポンプ |
CN103117618A (zh) * | 2011-08-23 | 2013-05-22 | Ti集团自动推进系统有限责任公司 | 电机驱动的液体泵以及用于其的电刷 |
CN103117618B (zh) * | 2011-08-23 | 2019-01-15 | Ti集团自动推进系统有限责任公司 | 电机驱动的液体泵以及用于其的电刷 |
CN109952697A (zh) * | 2016-11-14 | 2019-06-28 | 株式会社美姿把 | 致动器及车门开闭用致动器 |
CN109952697B (zh) * | 2016-11-14 | 2021-01-22 | 株式会社美姿把 | 致动器及车门开闭用致动器 |
CN108306439A (zh) * | 2017-01-12 | 2018-07-20 | 上海上振振动电机有限公司 | 封闭式振动电机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100614738B1 (ko) | 모터 및 이를 구비한 펌프 | |
KR20150099436A (ko) | 솔레노이드 | |
JPH04214995A (ja) | 車両用燃料ポンプ | |
JP2005002859A (ja) | 燃料ポンプ | |
JP2005318668A (ja) | 電動ポンプ装置 | |
JP5155835B2 (ja) | 燃料供給装置 | |
JP2010016958A (ja) | 回転電機 | |
JP2008190429A (ja) | 燃料ポンプモジュール | |
JP3402330B2 (ja) | 燃料供給装置 | |
US7014432B2 (en) | Fuel pumping unit, with a plurality of commutator brush assemblies with engaging members for restricting brush movement toward the pump motor section | |
US7469879B2 (en) | Throttle device and motor therefor | |
JP5014297B2 (ja) | 燃料供給装置 | |
US10024318B2 (en) | Fuel pump | |
JP4430592B2 (ja) | モータ | |
JP2005315088A (ja) | 電動ポンプ装置 | |
JP4065250B2 (ja) | 電動燃料ポンプ装置 | |
JP4577389B2 (ja) | 燃料供給装置 | |
JP5025560B2 (ja) | 電動燃料ポンプ装置 | |
US20030089350A1 (en) | Power supply of egr valve | |
JPH051679Y2 (ja) | ||
JP7371024B2 (ja) | モータユニット及び液体供給装置 | |
JP2010138704A (ja) | プレッシャレギュレータおよび燃料供給装置 | |
WO2023233752A1 (ja) | 燃料供給装置 | |
JP2005312226A (ja) | 電動モータ | |
JP2019015268A (ja) | 圧力制御装置、及び燃料供給装置 |