JP2003113597A - 消泡剤組成物 - Google Patents
消泡剤組成物Info
- Publication number
- JP2003113597A JP2003113597A JP2001308618A JP2001308618A JP2003113597A JP 2003113597 A JP2003113597 A JP 2003113597A JP 2001308618 A JP2001308618 A JP 2001308618A JP 2001308618 A JP2001308618 A JP 2001308618A JP 2003113597 A JP2003113597 A JP 2003113597A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon atoms
- mol
- industry
- alkyl group
- composition according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Paper (AREA)
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Abstract
ルプ製造工業やその抄紙工程、建築工業やその抄造工
程、染料工業および染色工業、発酵工業、合成樹脂製造
工業、合成ゴム製造工業、インキ、塗料工業および繊維
加工工業などの各種工程で発生する気泡に対し優れた消
泡性、特に添加直後の破泡性に優れる新規な消泡剤組成
物を提供すること。 【解決手段】 平均炭素数15以上の飽和アルキル基を
有する一級モノアルコールと炭素数2〜4のアルキレン
オキシドとの化合物[A]と、炭素数6〜14の分岐ア
ルキル基を有する脂肪族モノカルボン酸のナトリウム、
カリウム、セシウム、マグネシウムおよびアルミニウム
の群から選ばれる金属塩[B]からなり、ブチルジグリ
コール25質量%水溶液法での曇点が35〜55℃であ
る消泡剤組成物、による。
Description
泡剤に関する。さらに詳しくは発泡性水溶液を取り扱う
諸工業、例えば紙パルプの製造工業やその抄紙工程、建
築材料製造工業やその抄造工程、染料工業および染色工
業、発酵工業、合成樹脂製造工業、合成ゴム製造工業、
インキ、塗料工業および繊維加工工業などの各工程、ま
たそれらの排水処理工程で発生する気泡に対する優れた
消泡性、特に添加直後の破泡性に優れる新規な消泡剤組
成物に関するものである。
散性が良好で最終製品にオイルスポット、ピンホールや
はじき、油浮き等の弊害がなく、またスカムや沈殿物の
発生が殆ど見られないポリエーテル系の消泡剤が好んで
用いられている。例えばステアリルアルコール、ジプロ
ピレングリコール、グリセリンおよびソルビタンなどの
1価〜多価のアルコールにアルキレンオキシドを付加し
たもの(特公昭45−30189号、特公昭49−38
923号、特開昭54−133484号、および特公昭
61−7847号公報など)や、アルキルフェノールに
アルキレンオキシドを付加したもの(特公昭47−32
511号公報)またはこれらの末端水酸基をエステル化
したもの(特開昭52−97385号公報、特開昭56
−48210号各公報等)などが知られている。
特性、および消泡持続性のため用途は多岐にわたってい
るが、高級アルコールの乳化物であるエマルション系消
泡剤を用いた場合に比べて、発泡系へ添加した直後の消
泡性(破泡即効性、以下、ノックダウン性と呼ぶ)が劣
るという問題があった。この点の改良のためポリエーテ
ル系消泡剤に長鎖脂肪酸のアルカリ土類金属塩などの有
機固形物を加え(特開平10−323505など)た
り、高級脂肪酸(特開平9−308804など)または
脂肪酸アンモニウム塩(特開平9−117608な
ど)、オレイン酸の金属塩(特開平2001−1293
07など)を添加して改良を図った例はあるが、いずれ
の場合も十分な目的を果たしていない。また紙パルプの
製造工業やその抄紙工程でポリエーテル系消泡剤が使用
された場合、従来からエマルション系消泡剤に比べて耐
水性が低下すること、また建築材料製造工業やその抄造
工程ではボードが高含水率となるため、乾燥工程でのエ
ネルギー消費量が増大することが問題視されていた。
ル系消泡剤はエマルション系消泡剤に比べてノックダウ
ン性、耐水性において劣るという欠点があった。よって
本発明の目的はポリエーテル系本来の特性である優れた
消泡持続性を維持し、かつ優れたノックダウン性を備
え、また耐水性を改善した消泡剤組成物を提供すること
である。
ねた結果本発明に達した。すなわち本発明は、平均炭素
数15以上の飽和アルキル基を有する一級モノアルコー
ルと炭素数2〜4のアルキレンオキシドとの化合物
[A]と、炭素数6〜14の分岐アルキル基を有する脂
肪族モノカルボン酸のナトリウム、カリウム、セシウ
ム、マグネシウムおよびアルミニウムの群から選ばれる
金属塩[B]からなり、ブチルジグリコール25質量%
水溶液法での曇点が35〜55℃である消泡剤組成物、
である。
炭素数15以上の飽和アルキル基を有する一級モノアル
コールとは、ペンタデシルアルコール、セチルアルコー
ル、ヘプタデシルアルコール、ステアリルアルコール、
イソステアリルアルコール、ノナデシルアルコール、エ
イコシルアルコール、イソエイコシルアルコール等ある
いはこれらの混合により得られるアルコールが挙げられ
る。これらのうち好ましいのは平均炭素数が17以上の
直鎖のアルキル基を有するモノアルコールである。アル
コールの炭素数が平均15未満の場合は消泡性が不十分
となる。
数2〜4のアルキレンオキシドとしては、エチレンオキ
シド(以下、EOと略記)、プロピレンオキシド(以
下、POと略記)、1,2−ブチレンオキシド(以下、
BOと略記)等が挙げられる。アルコールに対する付加
モル数は、EOが2〜5好ましくは3〜4、POが10
〜20好ましくは12〜18、BOが0〜3好ましくは
0〜2である。BOが増加すると耐水性は改善される
が、3モルを超えると消泡性が低下する。アルキレンオ
キシドの付加重合の順序は特に限定されず、その重合形
式もブロック、ランダム何れでもよい。
分岐アルキル基を有する脂肪族モノカルボン酸とは例え
ばイソブチル酢酸、2−エチルヘキシル酸、2−エチル
−5メチルヘキサン酸、またはイソデシルアルコール、
イソトリデシルアルコール、2−ブチルオクタノール、
2−ヘキシルオクタノールなどの合成アルコールの酸化
で得られる合成脂肪酸等である。これらのうち好ましい
のは炭素数8〜13の分岐アルキル基を有するカルボン
酸であり、特に好ましいのは2−エチルヘキシル酸であ
る。また、これらのナトリウム、カリウム、セシウム、
マグネシウムおよびアルミニウムの群から選ばれる金属
塩とは、例えば2−エチルヘキシル酸ナトリウムであ
り、これらは単独で、または混合物として用いることが
出来る。これらのうち好ましいのはカリウム塩およびマ
グネシウム塩である。リチウム、バリウムなどの金属を
用いると消泡剤組成物が常温で固化または白濁したり、
沈殿を生じて不均一となることがあり、充分なノックダ
ウン性が得られない。
分岐アルキル基を有する一級モノアルコールまたは炭素
数8〜15の直鎖アルキル基を有する二級モノアルコー
ルとは、いわゆるY字型構造を持つアルコールのこと
で、平均炭素数8〜15の分岐のアルキル基と1個の一
級水酸基を持つアルコールおよび平均炭素数8〜15の
直鎖のアルキル基を持ち、かつ1個の二級水酸基を持つ
アルコールおよびこれらの混合物のことである。主にオ
キソ法、チーグラー法などによる合成アルコールで、2
−エチルヘキシルアルコール、イソデシルアルコール、
イソトリデシルルアルコール、2−ブチルオクタノー
ル、2−ヘキシルオクタノールまたはおよびこれらの混
合物等、およびノルマルパラフィン酸化法による炭素数
12〜14の直鎖のアルキル基を持つソフタノール[株
式会社日本触媒製]等が挙げられる。水酸基はできるだ
けアルキル基の中央部にあることが好ましい。炭素数の
平均値が8未満または15を越えると、ノックダウン
性、耐水性を改善する効果が低い。
いる炭素数2〜3のアルキレンオキシドとしては、E
O、POが挙げられる。[C]のアルコール、[D]の
活性水素化合物に対する付加モル数は、2〜7好ましく
は3〜6、このうちEOは0〜5、好ましくは1〜3で
ある。アルキレンオキシドの付加モル数が2〜7モルの
範囲を超えると耐水性を改善する効果が低い。アルキレ
ンオキシドの付加重合の順序は特に限定されず、その重
合形式もブロック、ランダム何れでもよい。
型表面張力計で測定する表面張力のことである。本発明
の[C]、[D]の表面張力は、25℃、0.1質量%
水溶液での測定で40mN/m以下、好ましくは38m
N/m以下の値であることが必要である。40mN/m
以上の場合は耐水性を改善する事ができない。
グネシウムなどの水酸化物またはアルコラートなどを加
えた後に該カルボン酸を加えて[A]中で金属塩[B]
を生成させても、または[B]を[A]に直接加えて作
成してもよい。また水酸化カリウムなどを触媒として
[A]を重合した場合は、そのままカルボン酸を加えて
本消泡剤組成物を作成することもできる。
[D]は質量比で99.5〜65.0/0.5〜5.0
/0〜15.0/0〜15.0、好ましくは、99.0
〜77.0/1.0〜3.0/0〜10.0/0〜1
0.0である。[B]、[C]、[D]ともこの範囲以
上に多く配合することは消泡持続性に悪影響を与え、ま
た[B]がこの範囲以下ではノックダウン性を改善する
事ができない。
(質量%、以下同じ)加えて濃度を99〜80%に希釈
した水溶液の状態としてもよい。水で希釈する場合は通
常、常温または50℃以下にて[A]、[B]の混合物
に水を加えて十分攪拌し、次いで必要により[C]、
[D]を加えるが、配合の順序は特に上記には限定され
ない。水を6%程度以上加えると引火点の測定が不可能
となり、消防法上の危険物に非該当となるので貯蔵保管
上の簡便性が得られる。また消泡性に関しても、水を1
〜20%加えるとノックダウン性の改善が見られること
がある。水を20%を超えて加えると粘度の上昇が顕著
となり、取り扱い性に劣る。例えば水を10%加えた場
合は200mPa・s/20℃であるが、30%加えた
場合は同温度でペースト状となる。75%以上加えた場
合は静置すると沈降分離を生ずる。消泡性に関しては、
水を20%を超えて加えた場合には持続性が低下する。
性剤の親水性の尺度となるもので、曇点の高い化合物ほ
ど親水性が大きいことを表わしている。本発明での測定
法はISO1065−1975(E)、「エチレンオキ
シド系非イオン界面活性剤−曇り点測定法」の中の「測
定法B」に準じた。すなわち、まず25質量%のブチル
ジグリコール(ブタノール/EO2モル付加物)水溶液
に、試料を10質量%濃度になるように溶解する。次い
でこの試料溶液約5ccを試験管に採り、試験管中に温
度計を入れて攪拌しながら徐々に加熱するとついには試
料溶液が白濁する。試料溶液が透明から完全に白濁する
温度を読みとり、これを曇点とする。本発明の組成物の
曇点は35〜55℃、好ましくは40〜50℃である。
曇点が55℃を越えても、また35℃を下廻っても親水
性/疎水性のバランスが崩れて十分なノックダウン性、
消泡持続性が得られない。
応に用いられる重合形式としてはアニオン重合、カチオ
ン重合あるいは配位アニオン重合等が挙げられる。これ
らの重合形式は単独で用いられても、併用して用いられ
ても構わない。また触媒としては、アルカリあるいはア
ルカリ土類金属の水酸化物、アルコラートまたは炭酸塩
およびトリアルキルアミン等、塩化第二錫、トリフッ化
ホウ素等のルイス酸系触媒や鉱酸等、特開昭63−27
7236号公報に見られる複合金属シアノ錯体あるいは
特公平5−14734号公報に見られる有機アルミニゥ
ムポルフィリン錯体等が用いられる。これらのうち好ま
しくは、水酸化カリウム、水酸化セシウムである。触媒
の使用量は重合終了時の該化合物の質量に対して0.0
5〜3.0質量%の範囲であり、好ましくは0.1〜
2.0質量%である。
応は通常の条件下で実施されてよく、例えば温度は70
〜150℃、好ましくは80〜140℃である。また、
重合中の最高圧力(ゲージ圧)は0.8MPa以下、好
ましくは0.6MPa以下である。
ルキレンオキシドとの反応により得られる[A]、
[C]、[D]の触媒は除去しても、また除去せずにそ
のまま用いてもよい。触媒の除去方法としては、酸性成
分によりアルカリ性触媒を中和し、生じた塩を濾過除去
する方法、アルカリ吸着剤または酸吸着剤を用いる方
法、溶媒に溶かして水洗除去する方法、イオン交換樹脂
を用いる方法、アルカリ性触媒を炭酸ガスで中和して、
生じた炭酸塩を濾過する方法および各種有機酸、無機酸
またはアルカリ成分により中和する方法等があるが、そ
のいずれを用いても差し支えない。
分散液の状態としても、また未希釈のままで発泡系に添
加しても良い。また本発明の消泡剤組成物の発泡性水溶
液に対する添加量は通常、0.1〜200ppmであ
り、好ましくは1〜100ppmである。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。消
泡性および耐水性の試験結果は表1、2に記載した。
尚、試験法、実施例、比較例における部は質量部を意味
する。また特に記載のない限り、用いた原料はすべて試
薬特級品を用いた。
(以下、発泡管と称す)に発泡性試験水(新聞用紙抄紙
白水、以下白水と称するる)750mlを入れ、40℃
に温調する。このときの液面を基準として泡高さを測定
する。次いでポンプを用いて発泡管の底部から白水を
3,000ml/分で循環しながら、発泡管上部より1
50mm下の試験液水面に落下させる。次第に泡立って
くるが、泡高さが100mmに達した時点でマイクロピ
ペットにて消泡剤5.0ppm(対白水)を添加する。
白水の循環を持続し、変化する泡高さを5分間追跡す
る。試験開始5秒後のデータがノックダウン性を、2
分、5分後のデータが消泡持続性を示している。試験結
果は表1に記載した。
件により得た試験紙を用いての吸水性試験にて評価。試
験紙に4マイクロリットルの水を垂らし、この水が試験
紙に完全に吸い込まれ、光を反射しなくなるまでの時間
(min、値が大きいほど耐水性が良いことを表す)を
吸水時間とする。全試験値数n個を2分し、小さいほう
を切り捨てる。次いで残った2/n個をさらに2分し、
その大きいほう半分を切り捨てる。残った4/n個の平
均値をもって耐水性を評価した。試験結果は表1に記載
した。
[荒川化学工業(株)製のサイズ剤]を0.15g/
L、エキバン[硫酸アルミニウムのアルミニウム含有率
8%水溶液]を0.5g/L添加してpH:4.5のモ
デル白水を作成する。次いでペーパークロマトグラフ用
紙[アドバンテック(株)製、以下、ろ紙と呼称]を丸
く切り抜く(1.70g/枚)。次いでモデル白水17
0mLをビーカーに採り、これに白水に対して5.0p
pmとなるように消泡剤を添加し、室温にて15分間攪
拌の後、45℃の水浴に浸けてさらに15分間攪拌す
る。吸引瓶にセットしたヌッチェに湿らせたろ紙を載せ
密着させ、次いで上記にて温調したモデル白水170m
Lをろ紙上に注ぎ、吸引瓶内をアスピレーターにて減圧
としてモデル白水をろ紙越しにろ過させる。次いでろ紙
を取りはずしドラムドライヤーにて115℃、2分間乾
燥させる。
を作成し、濾過機にて1平方センチ当たり固形分1.0
gのスレート板を抄造した。濾過工程は、減圧下(40
cmHg)スラリー温度25℃にて実施し、濾過の終点
はスレート板表面に水分が無くなる時点とした。この濾
過終点までの所要時間(濾過時間)と抄造スレート板の
含水率を測定し、消泡性を評価比較した。含水率(%)
は(水分重量/固形分重量)×100にて算出した。濾
過時間、含水率の小さいほど消泡性が良好であることを
示している。評価結果は表2に記載した。 [スラリー組成] 固 形 分:ポルトランドセメント[100部] N−UKPパルプ [6部] ロックウール繊維 [3部] 水 :固形分濃度が7質量%となる量を加える。ただしスラリー作成/ 濾過を8回繰り返した後の水を使用する。 消 泡 剤:消泡性試験直前に対固形分100ppm量を添加、20秒間ミキ サーにて攪拌する。
後、乾燥、焼成したスレート板表面に水を1滴たらし、
完全に浸み込むまでの時間を測定し耐水性を評価比較し
た。値の大きいほど耐水性が良好であることを示してい
る。評価結果は表2に記載した。
容器にステアリルアルコール1モル270部に水酸化カ
リウム2.5部を加え、130℃にて30分間減圧下脱
水の後、POの16モル928部を100〜120℃に
て約9時間で、次いでEOの3モル132部を130℃
にて約3時間で反応させた。次いで90℃にてイオン交
換水30部を加えて30分間攪拌後、アルカリ吸着剤で
あるキョーワード600[協和化学(株)製]50部を
加え、同温度にて1時間攪拌した。次いで同温度にてN
o.2濾紙[東洋濾紙(株)製]を用いて濾過して触媒
を吸着除去しさらに減圧下120℃にて2時間脱水処理
して、ステアリルアルコール/PO16モル/EO3モ
ル付加物の[A−1]を得た。
42部に水酸化カリウム3.0部を加え、130℃にて
30分間減圧下脱水の後、BOの2モル144部を次い
でPOの13モル754部を100〜120℃にて合計
約9時間にて、次いでEOの3モル132部を130℃
にて約3時間で反応させた。次いで製造例1と同様にし
て触媒を吸着除去、脱水処理して、セチルアルコール/
BO2モル/PO13モル/EO3モル付加物の[A−
2]を得た。
ル298部に水酸化カリウム2.5部を加え、130℃
にて30分間減圧下脱水の後、POの14モル812部
を100〜120℃にて約8時間で、次いでEOの3.
5モル154部を130℃にて約3時間で付加重合させ
た。次いで製造例1と同様にして触媒を吸着除去、脱水
処理して、エイコシルアルコール/PO14モル/EO
3.5モル付加物の[A−3]を得た。
[エクソン化学(株)製、EXXAL20]1モル29
8部に水酸化カリウム2.5部を加え、100℃にて3
0分間減圧下脱気の後、POの18モル1044部を1
00〜120℃にて約9時間で、次いでEOの3.0モ
ル132部を130℃にて約2時間で付加重合させた。
次いで製造例1と同様にして触媒を吸着除去、脱水処理
して、イソアイコシルアルコール/PO18モル/EO
3モル付加物の[A−4]を得た。
186部に水酸化カリウム2.5部を加え、100℃に
て30分間減圧下脱水の後、POの14.5モル841
部を100〜120℃にて約8時間で、次いでEOの
2.5モル110部を130℃にて約3時間で付加重合
させた。次いで製造例1と同様にして触媒を吸着除去、
脱水処理して、ラウリルアルコール/PO14.5モル
/EO2.5モル付加物の[A−5]を得た。
ル270部に水酸化カリウム3.0部を加え、130℃
にて30分間減圧下脱水の後、EOの7モル308部を
110℃にて約5時間で、次いでPOの23モル133
4部を100〜120℃にて約10時間で反応させた。
次いで製造例1と同様にして触媒を吸着除去、脱水処理
して、ステアリルアルコール/EO7モル/PO23モ
ル付加物の[A−6]を得た。
クソン化学(株)製、EXXAL10]1モル153部
に水酸化カリウム0.3部を加え、常温にて5分間減圧
下脱気の後、EOの3モル132部を120〜130℃
にて約4時間で、次いでPOの2モル116部を110
℃にて約2時間で反応させた。次いで製造例1と同様に
して触媒を吸着除去、脱水処理して、イソデシルアルコ
ール/EO3モル/PO2モル付加物の[C−1]を得
た。表面張力は34mN/mであった。
日本触媒製、ソフタノール/EO3モル品]1モル33
5部に水酸化カリウム0.2部を加え、80℃にて30
分間減圧下脱気の後、EOの1モル44部とPOの1モ
ル58部を混合して120〜130℃にて約3時間で反
応させた。次いで製造例1と同様にして触媒を吸着除
去、脱水処理して、ソフタノール/EO4モル・PO1
モル付加物の[C−2]を得た。表面張力は31mN/
mであった。
[新日本理化(株)製、エヌジェコール160BR]1
モル246部に水酸化カリウム0.5部を加え、常温に
て5分間減圧下脱気の後、EOの4モル176部を12
0〜130℃にて約4時間で反応させた。次いで製造例
1と同様にして触媒を吸着除去、脱水処理して、2−ヘ
キシルデカノール/EO4モル付加物の[C−3]を得
た。表面張力は37mN/mであった。
86部に水酸化カリウム0.4部を加え、100℃にて
30分間減圧下脱水の後、EOの3.5モル154部を
130℃にて約3時間で付加重合させた。次いで製造例
1と同様にして触媒を吸着除去、脱水処理して、n−ド
デカノール/EO3.5モル付加物の[C−4]を得
た。表面張力は47mN/mであった。
モル186部に水酸化カリウム1.0部を加え、常温に
て5分間減圧下脱気の後、POの4モル232部を10
0〜110℃にて約4時間で反応させた。次いでEOの
5モル220部を120〜130℃にて約4時間で反応
させた。次いで製造例1と同様にして触媒を吸着除去、
脱水処理して、2−ブチルオクタノール/PO4モル/
EO5モル付加物の[C−5]を得た。表面張力は43
mN/mであった。
ル144部に水酸化カリウム1.0部を加え、常温にて
5分間減圧下脱気の後、POの1モル58部を100〜
110℃にて約4時間で反応させた。次いでEOの2モ
ル88部を120〜130℃にて約4時間で反応させ
た。次いで製造例1と同様にして触媒を吸着除去、脱水
処理して、2−エチルヘキシル酸/PO1モル/EO2
モル付加物の[D−1]を得た。表面張力は37mN/
mであった。
1モル129部を室温にて5分間減圧下脱気の後、PO
の4モル232部を140〜150℃にて約2時間で反
応させた。次いで水酸化カリウム0.8部を加え、EO
の2モル88部を120〜130℃にて約1時間で反応
させた。次いで製造例1と同様にして触媒を吸着除去、
脱水処理して、2−エチルヘキシルアミン/PO4モル
/EO2モル付加物の[D−2]を得た。表面張力は3
0mN/mであった。
/3.0の配合物に水を加え、水分7.5%に調整し、
均一透明で曇点43.5℃の組成物を得て消泡性試験等
に供した。
−1]=84.0/40/12.0の配合物に水を加
え、水分12.5%に調整し、均一透明で曇点48.0
℃の組成物を得て消泡性試験等に供した。
/[D−1]=92.0/3.0/5.0の配合物に水
を加え、水分15.0%に調整し、均一透明で曇点4
5.5℃の組成物を得て消泡性試験等に供した。
−2]=90.0/2.0/8.0の配合物に水を加
え、水分5.0%に調整し、均一透明で曇点48.5℃
の組成物を得て消泡性試験等に供した。
2]=90.0/2.5/7.5の配合物に水を加え、
水分10.0%に調整し、均一透明で曇点50.0℃の
組成物を得て消泡性試験等に供した。
ール30[(株)日本触媒製、ソフタノール/EO3モ
ル品]=87.0/5.0/8.0の配合物に水を加
え、水分5.0%に調整し、均一透明で曇点52.0℃
の組成物を得て消泡性試験等に供した。
−1]=92.5/2.5/5.0にて配合し、均一透
明で曇点38.5℃の組成物を得て消泡性試験等に供し
た。
2]/[D−1]=75.0/5.0/12.5/7.
5の配合物に水を加え、水分10.0%に調整し、均一
透明で曇点42.5℃の組成物を得て消泡性試験等に供
した。
明で曇点42.0℃の組成物を得て消泡性試験等に供し
た。
3]=90.0/2.0/8.0の配合物に水を加え、
水分10.0%に調整し、均一透明で曇点56.0℃の
組成物を得て消泡性試験等に供した。
4]=90.0/2.5/7.5の配合物に水を加え、
水分10.0%に調整し、均一透明で曇点52.0℃の
組成物を得て消泡性試験等に供した。
5]=80.0/10.0/10.0の配合物に水を加
え、水分10.0%に調整し、均一透明で曇点58.0
℃の組成物を得て消泡性試験等に供した。
配合物に水を加え、水分10.0%に調整し、均一透明
で曇点44.0℃の組成物を得て消泡性試験等に供し
た。
2]=5.0/80.0/15.0の配合物に水を加
え、水分10.0%に調整し、均一透明で曇点65.0
℃の組成物を得て消泡性試験等に供した。
液を扱う産業例えば紙パルプ製造工業やその抄紙工程、
建築工業やその抄造工程、染料工業および染色工業、発
酵工業、合成樹脂製造工業、合成ゴム製造工業、イン
キ、塗料工業および繊維加工工業など、また各種工業の
排水処理工程で発生する気泡に対し優れた消泡性、特に
優れたノックダウン性を示すので、消泡剤を連続して投
入する方式においてはその添加量の大幅な低減が可能と
なる。また最終製品に耐水性が要求される分野に本発明
による消泡剤を用いた場合、得られた最終製品に優れた
耐水性を付与させることが出来るので有用である。
Claims (13)
- 【請求項1】 平均炭素数15以上の飽和アルキル基を
有する一級モノアルコールと炭素数2〜4のアルキレン
オキシドとの化合物[A]と、炭素数6〜14の分岐ア
ルキル基を有する脂肪族モノカルボン酸のナトリウム、
カリウム、セシウム、マグネシウムおよびアルミニウム
の群から選ばれる金属塩[B]からなり、ブチルジグリ
コール25質量%水溶液法での曇点が35〜55℃であ
る消泡剤組成物。 - 【請求項2】 [A]、[B]と炭素数8〜15の分岐
アルキル基を有する一級モノアルコールまたは炭素数8
〜15の直鎖アルキル基を有する二級モノアルコール
と、炭素数2〜3のアルキレンオキシドとの化合物
[C]からなり、ブチルジグリコール25質量%水溶液
法での曇点が35〜55℃である消泡剤組成物。 - 【請求項3】 [A]、[B]と2−エチルヘキシル
酸、2−エチルヘキシルアミンおよび2−エチルヘキシ
ルアミドから選ばれる活性水素化合物と炭素数2〜3の
アルキレンオキシドとの化合物[D]からなり、ブチル
ジグリコール25質量%水溶液法での曇点が35〜55
℃である消泡剤組成物。 - 【請求項4】 [A]、[B]、[C]と[D]からな
り、ブチルジグリコール25質量%水溶液法での曇点が
35〜55℃である消泡剤組成物。 - 【請求項5】 [A]が、平均炭素数15以上の飽和ア
ルキル基を有する一級モノアルコールにエチレンオキシ
ド2〜5モル、プロピレンオキシド10〜20モル、ブ
チレンオキシド0〜3モル重合させた化合物である請求
項1〜4のいずれか記載の消泡剤組成物。 - 【請求項6】 [A]が平均炭素数17以上の直鎖飽和
アルキル基を有する一級モノアルコールからなる化合物
である請求項1〜5のいずれか記載の消泡剤組成物。 - 【請求項7】 [B]が2−エチルヘキシル酸カリウム
または2−エチルヘキシル酸マグネシウムである請求項
1〜6のいずれか記載の消泡剤組成物。 - 【請求項8】 [C]が炭素数8〜15の分岐アルキル
基を有する一級モノアルコールまたは炭素数8〜15の
直鎖アルキル基を有する二級モノアルコールに、炭素数
2〜3のアルキレンオキシド2〜7モルを重合させた化
合物で、0.1質量%水溶液、25℃での表面張力が4
0mN/m以下である請求項の2〜7のいずれか記載の
消泡剤組成物。 - 【請求項9】 [D]が2−エチルヘキシル酸、2−エ
チルヘキシルアミンおよび2−エチルヘキシルアミドか
ら選ばれる活性水素化合物に炭素数2〜3のアルキレン
オキシド2〜7モルを重合させた化合物で、0.1質量
%水溶液、25℃での表面張力が40mN/m以下であ
る請求項3〜8のいずれか記載の消泡剤組成物。 - 【請求項10】 [A]/[B]/[C]/[D]が質
量比で、99.5〜65.0/0.5〜5.0/0〜1
5.0/0〜15.0である請求項1〜9のいずれか記
載の消泡剤組成物。 - 【請求項11】 水を1〜20質量%含有する請求項1
〜10のいずれか記載の消泡剤組成物。 - 【請求項12】 紙パルプ製造工業の抄紙工程用消泡剤
である請求項1〜11のいずれか記載の消泡剤組成物。 - 【請求項13】建築材料製造工業の水硬性無機質板抄造
工程用消泡剤である請求項1〜11のいずれか記載の消
泡剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001308618A JP3622111B2 (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 消泡剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001308618A JP3622111B2 (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 消泡剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003113597A true JP2003113597A (ja) | 2003-04-18 |
JP3622111B2 JP3622111B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=19127899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001308618A Expired - Fee Related JP3622111B2 (ja) | 2001-10-04 | 2001-10-04 | 消泡剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3622111B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006063165A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | San Nopco Ltd | 界面活性剤 |
JP2008239942A (ja) * | 2006-05-24 | 2008-10-09 | Sanyo Chem Ind Ltd | アルカリ洗浄剤用消泡剤 |
WO2011043299A3 (ja) * | 2009-10-09 | 2011-06-30 | サンノプコ株式会社 | 消泡剤 |
-
2001
- 2001-10-04 JP JP2001308618A patent/JP3622111B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006063165A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | San Nopco Ltd | 界面活性剤 |
JP4565081B2 (ja) * | 2004-08-26 | 2010-10-20 | サンノプコ株式会社 | 界面活性剤 |
JP2008239942A (ja) * | 2006-05-24 | 2008-10-09 | Sanyo Chem Ind Ltd | アルカリ洗浄剤用消泡剤 |
WO2011043299A3 (ja) * | 2009-10-09 | 2011-06-30 | サンノプコ株式会社 | 消泡剤 |
KR20120095351A (ko) * | 2009-10-09 | 2012-08-28 | 산 노프코 가부시키가이샤 | 소포제 |
JP5659344B2 (ja) * | 2009-10-09 | 2015-01-28 | サンノプコ株式会社 | 消泡剤 |
KR101703374B1 (ko) | 2009-10-09 | 2017-02-06 | 산 노프코 가부시키가이샤 | 소포제 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3622111B2 (ja) | 2005-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
FI75003C (fi) | Svagt skummande, ph-sensitiva alkylaminpolyeterytaktiva medel och anvaendningsfoerfaranden. | |
US4303549A (en) | Liquid defoamer and defoaming process | |
CN103641195B (zh) | 一种有机硅消泡剂及其制备方法 | |
CN113384921A (zh) | 一种聚醚消泡剂及其制备方法 | |
CN115216961A (zh) | 一种生物基多合一纺织品精练剂及其制备方法和应用 | |
JP2003113597A (ja) | 消泡剤組成物 | |
US20220243057A1 (en) | Polyol ester-based foam additives for polyurethane dispersions having high filler contents | |
US7442722B2 (en) | Foam control in aqueous media | |
JPH0368401A (ja) | 消泡剤 | |
JPH11199291A (ja) | 消泡剤、建材ボード及びその製造方法 | |
WO2005090366A1 (en) | Liquid textile-pretreating agent | |
WO1991000763A1 (en) | Low viscosity defoaming/antifoaming formulations | |
JP3743206B2 (ja) | 消泡剤組成物 | |
FI109035B (fi) | Keräin vaahdotusprosessilla suoritettavassa kierrätyspaperin siistauksessa | |
FI74625C (fi) | Foerfarande och blandning foer att foerhindra eller foerminska skumbildning. | |
EP0482085A4 (en) | Low viscosity defoaming/antifoaming formulations | |
JP2002126405A (ja) | 消泡剤組成物 | |
EP0912221B1 (de) | Verwendung von mit alpha-olefinepoxiden umgesetzten ethylenoxid/propylenoxid-anlagerungsverbindungen des glycerins oder polyglycerins als entschäumer | |
JP2001129307A (ja) | 消泡剤組成物 | |
JP3945278B2 (ja) | 消泡剤組成物 | |
JP3799428B2 (ja) | 水溶性消泡剤組成物 | |
JP2001232102A (ja) | 消泡剤組成物 | |
JP3806741B2 (ja) | 消泡剤組成物 | |
WO1991001171A1 (en) | Low viscosity defoaming-antifoaming formulations | |
JPH10279790A (ja) | 消泡剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040121 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040623 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040810 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |