JP2001232102A - 消泡剤組成物 - Google Patents

消泡剤組成物

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JP2001232102A
JP2001232102A JP2000042191A JP2000042191A JP2001232102A JP 2001232102 A JP2001232102 A JP 2001232102A JP 2000042191 A JP2000042191 A JP 2000042191A JP 2000042191 A JP2000042191 A JP 2000042191A JP 2001232102 A JP2001232102 A JP 2001232102A
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Yoshikazu Goto
芳和 五藤
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San Nopco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた初期消泡性および消泡持続性を維持
し、かつ抄紙工程に用いた場合に得られる紙製品の耐水
性を低下させないポリエーテル系消泡剤を提供するこ
と。 【解決手段】 1〜4個の活性水素と、合計炭素数16
以上の1〜3個のアルキル基および/またはアルケニル
基を持つ化合物に、炭素数2〜4のアルキレンオキシド
を15〜40モル付加させた化合物[A]と、平均炭素
数14〜18の脂肪族アミンおよび/または脂肪族アミ
ドに、炭素数2〜3のアルキレンオキシドを2〜6モル
付加させた化合物[B]からなる消泡剤組成物による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエーテル系の消
泡剤に関する。さらに詳しくは発泡性水溶液を取り扱う
諸工業、例えば紙パルプの製造工業やその抄紙工程、建
築工業やその抄造工程、染料工業および染色工業、発酵
工業、合成樹脂製造工業、合成ゴム製造工業、インキ、
塗料工業および繊維加工工業などの各工程、またそれら
の排水処理工程で発生する気泡に対して優れた消泡性を
発揮し、かつ抄紙工程を経て得られた紙に耐水性、高サ
イズ度を保持させることのできる新規な消泡剤組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこれらの工業用としては、水分
散性が良好で最終製品にオイルスポット、ピンホールや
はじき、油浮き等の弊害が少なく、またスカムや沈殿物
の発生が殆ど見られないポリエーテル系の消泡剤が好ん
で用いられている。例えばステアリルアルコール、ジプ
ロピレングリコール、グリセリンおよびソルビタンなど
の1価〜多価のアルコールにアルキレンオキシドを付加
したもの(特公昭45−30189号、特公昭49−3
8923号、特開昭54−133484号、および特公
昭61−7847号公報など)や、アルキルフェノール
にアルキレンオキシドを付加したもの(特公昭47−3
2511号公報)またはこれらの末端水酸基をエステル
化したもの(特開昭52−97385号公報、特開昭5
6−48210号各公報等)などが知られている。
【0003】前述のポリエーテル系消泡剤を抄紙工程で
使用して得た紙は、例えば高級アルコールを乳化したエ
マルション系消泡剤を用いた場合に較べて耐水性、サイ
ズ度が大幅に劣るという問題があった。また従来からポ
リエーテル系消泡剤に長鎖脂肪酸のアルカリ土類金属塩
などの有機固形物を加え(特開平10−323505な
ど)たり、高級脂肪酸を加え(特開平9−308804
など)て消泡性の改良を図ったり、または脂肪酸アンモ
ニウム塩を加え(特開平9−117608など)て消泡
剤の水希釈安定性の改良を図った例はあるが、いずれの
場合も耐水性を改良する効果は見られない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにポリエーテ
ル系消泡剤はこれを抄紙工程で使用して得た紙のサイズ
度を低下させるという欠点があった。よって本発明の目
的は優れた消泡性、すなわち初期消泡性および消泡持続
性を維持し、かつ抄紙工程を経て得られる紙のサイズ度
を低下させないポリエーテル系消泡剤を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討を重
ねた結果本発明に達した。すなわち本発明は、1〜4個
の活性水素と、合計炭素数16以上の1〜3個のアルキ
ル基および/またはアルケニル基を持つ化合物に、炭素
数2〜4のアルキレンオキシドを15〜40モル付加さ
せた化合物[A]と、平均炭素数14〜18の脂肪族ア
ミンおよび/または脂肪族アミドに、炭素数2〜3のア
ルキレンオキシドを2〜6モル付加させた化合物[B]
からなる消泡剤組成物、である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において1〜4個の活性水
素と、合計炭素数16以上の1〜3個のアルキル基およ
び/またはアルケニル基を持つ化合物とは、アルキル
基、アルケニル基の合計炭素数が16以上で、活性水素
1〜4個を持つ化合物のことで、下記の化合物等が挙げ
られる。セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベ
ヘニルアルコール、オレイルアルコールなど、ステアリ
ルアミン、ジステアリルアミン、ジステアリルアミド、
エチレンビスステアリルアミドなど、パルミチン酸、ス
テアリン酸など、ヒマシ油脂肪酸など、グリセリン、ポ
リグリセリン、ペンタエリスリトールなどの多価アルコ
ールと脂肪酸のモノ、ジ、トリエステルでアルキル基の
合計炭素数が16以上の化合物などおよびヒマシ油など
である。これらは単独で、または混合物として用いるこ
とが出来る。これらのうち特に好ましいのは、炭素数1
6以上のアルキル基を持つモノアルコール、エチレンビ
スステアリルアミドおよびヒマシ油などである。アルキ
ル基の合計炭素数が16未満の場合、抄紙工程を経て得
られた紙のサイズ度が低下する。
【0007】本発明において炭素数2〜4のアルキレン
オキシドとしては、エチレンオキシド(以下、EOと略
記)、プロピレンオキシド(以下、POと略記)および
ブチレンオキシド(以下、BOと略記)が挙げられる。
上記の活性水素化合物への付加モル数は、EOが1〜6
好ましくは2〜5、POが10〜25好ましくは13〜
23、BOが0〜3好ましくは0〜2である。EOが6
モル以上となる場合には抄紙工程を経て得られた紙のサ
イズ度が低下する。アルキレンオキシドの付加重合の順
序は特に限定されず、その重合形式もブロック、ランダ
ム何れでもよい。
【0008】本発明において平均炭素数14〜18の脂
肪族アミンおよび/または脂肪族アミドとしては、ラウ
リルアミン、パルミチルアミン、ステアリルアミン、オ
レイルアミン、ラウリルアミド、ステアリルアミド、オ
レイルアミドおよびこれらの混合物等が挙げられる。こ
のうち特に好ましいのはステアリルアミン、パルミチル
アミン、ステアリルアミドである。
【0009】本発明において[B]へのアルキレンオキ
シドの付加モル数は、EOが0〜2好ましくは0〜1、
POが2〜6好ましくは3〜5である。EOが2モル以
上となる場合には抄紙工程を経て得られた紙のサイズ度
が低下する。アルキレンオキシドの付加重合の順序は特
に限定されず、その重合形式もブロック、ランダム何れ
でもよい。
【0010】本発明において[A]対[B]は重量比で
100:2〜100:20、好ましくは100:3〜1
00:18である。[B]が20を越えると消泡性が低
下する。また、2未満では抄紙工程を経て得られた紙の
サイズ度の改善が見られない。
【0011】本消泡剤組成物はオレイン酸の、カリウム
塩などの金属塩を0.5〜5%(重量%、以下同じ)、
好ましくは1〜4%添加してもよい。添加することで消
泡性、耐水性の改善が見られる。添加量が5.0%を越
えると消泡剤組成物の粘度が上昇することで取り扱い性
が低下し、また消泡性も低下する。また、0.5%未満
では耐水性の改善が見られない。添加の方法としては、
[A]にカリウム、マグネシウム等の水酸化物またはア
ルコラートなどを加えた後にオレイン酸を加えて[A]
中で金属塩を生成させても、またはオレイン酸カリウム
等の金属塩を[A]に直接加えて作成してもよい。また
水酸化カリウムなどを触媒として[A]を重合した場合
は、そのままオレイン酸を加えてもよい。
【0012】本発明の消泡剤組成物は、水を1〜20%
加えて濃度を99〜80%に希釈した水溶液の状態とし
てもよい。水で希釈する場合は、まず常温または50℃
以下にて[A]、[B]およびオレイン酸カリウムを加
えて十分攪拌した後、水を徐々に加えて所定の濃度に調
整する。水を8%程度以上加えると引火点の測定が不可
能となり、消防法上の危険物に非該当となるので貯蔵保
管上の簡便性が得られる。また消泡性に関しても、水を
1〜20%加えると初期消泡性の改善が見られる。水を
20%を超えて加えると粘度の上昇が顕著となり、取り
扱い性に劣る。例えば水を10%加えた場合は400m
Pa・s/20℃であるが、30%加えた場合は同温度
でペースト状となる。75%以上加えた場合は静置する
と沈降分離を生ずる。消泡性に関しては、水を20%を
超えて加えた場合には初期消泡性、消泡持続性とも低下
する。
【0013】本発明において、アルキレンオキシドの反
応に用いられる重合形式としてはアニオン重合、カチオ
ン重合あるいは配位アニオン重合等が挙げられる。これ
らの重合形式は単独で用いられても、併用して用いられ
ても構わない。また触媒としては、アルカリあるいはア
ルカリ土類金属の水酸化物、アルコラートまたは炭酸塩
およびトリアルキルアミン等、塩化第二錫、トリフッ化
ホウ素等のルイス酸系触媒や鉱酸等、特開昭63−27
7236号公報に見られる複合金属シアノ錯体あるいは
特公平5−14734号公報に見られる有機アルミニゥ
ムポルフィリン錯体等が用いられる。これらのうち好ま
しくは、水酸化カリウム、水酸化セシウムである。触媒
の使用量は重合終了時の該化合物の重量に対して0.0
5〜3.0重量%の範囲であり、好ましくは0.1〜
2.0重量%である。
【0014】本発明において、炭素数2〜4のアルキレ
ンオキシドの反応は通常の条件下で実施されてよく、例
えば温度は70〜150℃、好ましくは80〜140℃
である。また、重合中の圧力(ゲージ圧)は8kg/c
以下、好ましくは6kg/cm以下である。
【0015】本発明において、活性水素化合物とアルキ
レンオキシドとの反応により得られる[A]の触媒は除
去しても、また水酸化カリウムの場合は除去せずにその
ままとしてもよい。触媒の除去方法としては、酸性成分
によりアルカリ性触媒を中和し、生じた塩を濾過除去す
る方法、アルカリ吸着剤または酸吸着剤を用いる方法、
溶媒に溶かして水洗除去する方法、イオン交換樹脂を用
いる方法、アルカリ性触媒を炭酸ガスで中和して、生じ
た炭酸塩を濾過する方法および各種有機酸、無機酸また
はアルカリ成分により中和する方法等があるが、そのい
ずれを用いても差し支えない。
【0016】本発明の消泡剤組成物は、水を加えて濃度
99〜5%に希釈した状態としても、また未希釈のまま
で発泡系に添加しても良い。また本発明の消泡剤組成物
の発泡性水溶液に対する添加量は通常、0.1〜10,
000ppmであり、好ましくは1〜1,000ppm
である。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。消
泡性および耐水性の試験結果は表1に記載した。尚、合
成例、実施例、比較例における部は重量部を意味する。
また特に記載のない限り、用いた原料はすべて試薬特級
品を用いた。
【0018】[消泡性試験方法]ガラス製シリンダー
(以下、発泡管と称す)に発泡性試験水(新聞抄紙白
水)750mlを入れ、45℃に温調する。次いでポン
プを用いて発泡管の底部から試験水を3,000ml/
分で循環しながら、発泡管上部より15cm下の試験液
水面に落下させる。泡高さが100mmに達した時点で
マイクロシリンジにて消泡剤10.0ppm(対試験
水)を添加する。循環を持続し、変化する泡高さを3分
間追跡する。試験開始0.5分後のデータが初期消泡性
を、3分後のデータが消泡持続性を示している。
【0019】[耐水性試験方法]下記の試験紙作成条件
により得た紙を用いてのステキヒトサイズ度試験(JI
S P8122)にて平均値(秒、値が大きいほど耐水
性が良いことを表す)をもって耐水性を評価比較した。 [試験紙作成条件]水道水1000ccにAL−120
[荒川化学(株)製のロジン系サイズ剤]0.15g、
8%硫酸アルミニウム水溶液0.85gを添加してモデ
ル白水を作成する(pH:4.5)。次いでこれに消泡
剤を濃度5.0PPMとなるように添加して試験水溶液
を作成し室温にて完全に分散させた後、45℃に温度調
節する。吸引瓶に装着した12cm直径のヌッチェにま
ず濾紙を載せ、次いで同径に切断したPPC用紙[フジ
ゼロックス(株)製、重量0.75g]を載せる。次い
で温度調節した上記試験水溶液75gを注いだ後吸引瓶
を減圧として、約15秒かけて注いだ試験水溶液を濾過
する。試験水溶液で濾過処理したPPC用紙をドラムド
ライヤーにて110℃にて2分間乾燥させた後、サイズ
度測定雰囲気下に12時間静置する。
【0020】合成例1 [A−1の作成]250℃までの加熱、冷却および攪拌
の可能な耐圧反応容器にステアリルアルコール1モル2
70部に水酸化カリウム2.5部を加え、100℃にて
減圧下脱水の後、POの14モル812部を100〜1
20℃にて約9時間で、BOの1モル72部を100〜
120℃にて約2時間で、次いでEOの3モル132部
を130℃にて約3時間で反応させた。次いで90℃に
て水20部を加え30分間攪拌する。さらに同温度にて
キョーワード600[協和化学(株)製、アルカリ成分
吸着剤]50部を加え、1時間攪拌する。次いで2号濾
紙[東洋濾紙(株)製]を用いて濾過し、減圧下脱水し
た。
【0021】合成例2 [A−2の作成]実施例1と同様な反応容器にアルフロ
ーH−50S[日本油脂(株)製、エチレンビスステア
リルアミド]1モル592部に水酸化カリウム2.5部
を加え100℃にて減圧下脱水の後、POの20モル1
160部を100〜120℃にて約6時間で、次いでE
Oの2モル88部を130℃にて約2時間で反応させ
た。次いで作成例1と同様にしてキョーワード処理を実
施して触媒を除去した。
【0022】合成例3 [A−3の作成]実施例1と同様な反応容器にヒマシユ
LAV[伊藤製油(株)製、精製ひまし油]1モル10
50部に水酸化カリウム2.5部を加え100℃にて減
圧下脱水の後、POの30モル1740部を100〜1
20℃にて約6時間で、次いでEOの5モル220部を
130℃にて約2時間で反応させた。次いで作成例1と
同様にしてキョーワード処理を実施して触媒を除去し
た。
【0023】合成例4 [A−4の作成]実施例1と同様な反応容器にペンタデ
シルアルコール1モル228部に水酸化カリウム2.5
部を加え、130℃にて減圧下脱水の後、POの15モ
ル870部を100〜120℃にて約8時間で、次いで
EOの2.5モル110部を130℃にて約3時間で付
加重合させた。次いで作成例1と同様にしてキョーワー
ド処理を実施して触媒を除去した。
【0024】合成例5 [B−1の作成]実施例1と同様な反応容器にステアリ
ルアミン1モル269部に水酸化カリウム1.0部を加
え100℃にて減圧下脱水の後、POの4モル232部
を120〜140℃にて約3時間で反応させた。次いで
作成例1と同様にしてキョーワード処理を実施して触媒
を除去した。
【0025】合成例6 [B−2の作成]実施例1と同様な反応容器にニッサン
アミンMB[日本油脂(株)製、平均炭素数14のモノ
アルキルアミン]1モル213部に水酸化カリウム1.
0部を加え70℃にて減圧下脱水の後、POの3モル1
74部を120〜140℃にて約3時間で反応させた。
次いで作成例1と同様にしてキョーワード処理を実施し
て触媒を除去した。
【0026】合成例7 [B−3の作成]実施例1と同様な反応容器にステアリ
ルアミド1モル283部に水酸化カリウム1.0部を加
え100℃にて減圧下脱水の後、POの3モル174部
を120〜140℃にて約3時間で、次いでEOの1モ
ル44部を130℃にて約2時間で反応させた。次いで
作成例1と同様にしてキョーワード処理を実施して触媒
を除去した。
【0027】実施例1 [A−1]950部、[B−1]50部からなる消泡剤
組成物を消泡性試験、耐水性試験に供した。
【0028】実施例2 [A−1]900部、[B−1]80部、オレイン酸カ
リウム20部からなる消泡剤組成物を消泡性試験、耐水
性試験に供した。
【0029】実施例3 [A−1]800部、[B−1]80部、オレイン酸ア
ルミニウム20部、水100部からなる消泡剤組成物を
消泡性試験、耐水性試験に供した。
【0030】実施例4 [A−1]780部、[B−2]100部、オレイン酸
ナトウム40部、水80部からなる消泡剤組成物を消泡
性試験、耐水性試験に供した。
【0031】実施例5 [A−1]840部、[B−3]80部、オレイン酸セ
シウム10部、水70部からなる消泡剤組成物を消泡性
試験、耐水性試験に供した。
【0032】実施例6 [A−2]770部、[B−2]40部、オレイン酸マ
グネシウム40部、水150部からなる消泡剤組成物を
消泡性試験、耐水性試験に供した。
【0033】実施例7 [A−3]800部、[B−3]150部、オレイン酸
カリウム10部、水40部からなる消泡剤組成物を消泡
性試験、耐水性試験に供した。
【0034】比較例1 消泡剤無添加で消泡性試験、耐水性試験に供した。
【0035】比較例2 [A−4]800部、[B−1]80部、オレイン酸ア
ルミニウム20部、水100部からなる消泡剤組成物を
消泡性試験、耐水性試験に供した。
【0036】比較例3 [A−1]750部、水250部からなる消泡剤組成物
を消泡性試験、耐水性試験に供した。
【0037】比較例4 [A−2]を消泡性試験、耐水性試験に供した。
【0038】比較例5 [A−3]を消泡性試験、耐水性試験に供した。
【0039】比較例6 [B−1]を消泡性試験、耐水性試験に供した。
【0040】比較例7 [A−3]800部、[B−3]170部、オレイン酸
カリウム30部からなる消泡剤組成物を消泡性試験、耐
水性試験に供した。尚、本組成物は不均一不透明、経時
により分離を生じた。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明による消泡剤は各種の発泡性水溶
液を扱う産業例えば紙パルプ製造工業やその抄紙工程、
建築工業やその抄造工程、染料工業および染色工業、発
酵工業、合成樹脂製造工業、合成ゴム製造工業、イン
キ、塗料工業および繊維加工工業など、また各種工業の
排水処理工程で発生する気泡に対し優れた初期消泡性お
よび消泡持続性を示す。また最終製品に耐水性が要求さ
れる分野、例えば紙パルプ製造工業での抄紙工程に本発
明による消泡剤を用いた場合、得られた紙に優れた耐水
性を付与出来るので有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D21H 21/12 D21H 21/12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1〜4個の活性水素と、合計炭素数16
    以上の1〜3個のアルキル基および/またはアルケニル
    基を持つ化合物に、炭素数2〜4のアルキレンオキシド
    を15〜40モル付加させた化合物[A]と、平均炭素
    数14〜18の脂肪族アミンおよび/または脂肪族アミ
    ドに、炭素数2〜3のアルキレンオキシドを2〜6モル
    付加させた化合物[B]からなる消泡剤組成物。
  2. 【請求項2】 [A]が、脂肪族アルコールにアルキレ
    ンオキシドを付加させた化合物である請求項1記載の消
    泡剤組成物。
  3. 【請求項3】 [A]が、モノカルボン酸類および/ま
    たはヒドロキシモノカルボン酸類とポリアミン類との反
    応によって得られるアミド化合物にアルキレンオキシド
    を付加させた化合物である請求項1記載の消泡剤組成
    物。
  4. 【請求項4】 [A]が、ヒマシ油にアルキレンオキシ
    ドを付加させた化合物である請求項1記載の消泡剤組成
  5. 【請求項5】 [B]がステアリルアミンおよび/また
    はステアリルアミドにアルキレンオキシドを付加させた
    化合物である請求項1〜4のいずれか記載の消泡剤組成
    物。
  6. 【請求項6】 [A]対[B]が重量比で100:2〜
    100:20である請求項1〜5のいずれか記載の消泡
    剤組成物。
  7. 【請求項7】 オレイン酸のナトリウム、カリウム、セ
    シウム、マグネシウムおよびアルミニウムの群から選ば
    れる金属塩を0.5〜5重量%含有する請求項1〜6の
    いずれか記載の消泡剤組成物。
  8. 【請求項8】 水を1〜20重量%含有する請求項1〜
    7のいずれか記載の消泡剤組成物。
  9. 【請求項9】 紙パルプ製造工業の抄紙工程用消泡剤で
    ある請求項1〜8のいずれか記載の消泡剤組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011083715A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 San Nopco Ltd 消泡剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011083715A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 San Nopco Ltd 消泡剤

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