JP2003113054A - 整髪料組成物 - Google Patents

整髪料組成物

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JP2003113054A
JP2003113054A JP2001308700A JP2001308700A JP2003113054A JP 2003113054 A JP2003113054 A JP 2003113054A JP 2001308700 A JP2001308700 A JP 2001308700A JP 2001308700 A JP2001308700 A JP 2001308700A JP 2003113054 A JP2003113054 A JP 2003113054A
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hair
hair styling
silicone
wax
liquid substance
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Hiroyuki Usui
井 宏 幸 臼
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Arimino Co Ltd
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Arimino Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】整髪時間を充分確保することができ、整髪に際
して、ソフトで延びがあり、整髪時の操作性が良く、し
かも、整髪後にベタツキの残らない整髪料組成物の提
供。 【解決手段】(A)油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪
酸、高級アルコールおよび高級エステルのうちの少なく
とも1種である常温において固形またはペースト状の毛
髪固定剤と、(B)揮発性液状物質とを含有することを
特徴とする整髪料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、整髪に必要な時間を充分
確保することができ、整髪時における操作性の良い、ソ
フトで延びのある整髪料組成物に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】整髪料で多用される合成樹脂は、
整髪力に優れるものの、整髪後にゴワツキが感じられ、
なめらかさに欠けるなどの欠点があった。このようなゴ
ワツキを軽減させるための方法として、たとえば、合成
樹脂とシリコーンを併用することが行われているが、整
髪力が不足するという欠点があった。
【0003】また、合成樹脂の光沢やなめらかさに欠け
るという欠点を解決するための方法として、たとえば、
特許第2537629号には、特定の構造を有する高分
子量シリコーンの一種または二種以上と、高分子量シリ
コーンを溶解するのに必要な量のケイ素数2〜7の低沸
点シリコーンおよび/または沸点が60〜260℃の範
囲にあるイソパラフィン系炭化水素とを含む毛髪化粧料
が開示されている。このような高分子量シリコーンを含
む毛髪化粧料は、光沢やなめらかさが改善されるもの
の、整髪力が弱く、持続性に欠け、また、洗髪時にシャ
ンプーを用いても落としにくいという欠点があった。な
お、高分子量シリコーンは、溶剤に溶解させなければ化
粧料中に分散させることが非常に困難であるため、上記
公報記載の発明においては、低沸点シリコーンおよびイ
ソパラフィン系炭化水素は、高分子量シリコーンを溶解
させるための溶剤として使用されていると考えられる。
【0004】一方で、固形状またはペースト状の油脂、
ロウ、炭化水素および合成エステルなどの油成分を配合
した整髪料は、合成樹脂を毛髪固定剤として用いた場合
に比べ、ゴワツキが軽減され自然な風合いが感じられる
というメリットがある。しかしながら、整髪料の延びが
悪く、整髪しにくいという問題があった。この問題を解
決する方法として、たとえば、ヘアクリームなどにおい
ては、油成分であるロウを主成分として、ベタツキを抑
えるために液状の油脂を併用するという方法が採られて
いるが、この場合でも、持続性のある強い整髪力を得る
ことが難しいという欠点があった。
【0005】さらに、整髪料の乾きを抑えて、整髪に要
する時間を確保するための成分として、従来は、アルコ
ールや水を使用していたが、ヘアワックスやヘアクリー
ムなどに製剤する場合には、セット力を上げるために油
状成分などを多量に配合する必要があるため、必然的に
水やアルコールの配合量が少なくなり、その結果、製剤
の粘度が高くなりすぎて延びが悪くなったり、あるい
は、整髪料の乾きが速過ぎて、整髪時の操作性が悪くな
ることがあった。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、整髪時間を充分確保す
ることができ、整髪に際して、ソフトで延びが良く、整
髪時の操作性が良い整髪料組成物であって、しかも、整
髪後においてもベタツキが残らず、セット力を長時間維
持し得る整髪料組成物を提供することである。
【0007】
【発明の概要】本発明者は、上記のような問題を解決す
るために、鋭意研究を行った結果、特定の毛髪固定剤と
揮発性液状物質とを含有する整髪料組成物によれば、整
髪時間を充分確保することができ、整髪に際し、ソフト
で延びがよく、整髪時の操作性が良いことを見出し、本
発明を完成するに至ったものである。本発明の整髪料組
成物は、(A)油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高
級アルコールおよび高級エステルから選ばれるうちの少
なくとも1種の常温において固形またはペースト状であ
る毛髪固定剤と、(B)揮発性液状物質とを含有するこ
とを特徴としている。
【0008】上記毛髪固定剤(A)は、炭化水素または
ロウであることが好ましい。揮発性液状物質(B)は、
揮発性シリコーンおよび/またはイソパラフィン系炭化
水素であることが好ましい。上記揮発性シリコーンとし
ては、環状シリコーンおよび/または鎖状シリコーンが
挙げられ、環状シリコーンの中でも、特にオクタメチル
シクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロ
キサンおよびドデカメチルシクロヘキサシロキサンの中
から選ばれた少なくとも一つであることが好ましい。
【0009】
【発明の具体的説明】本発明の整髪料組成物は、(A)
油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコールお
よび高級エステルのうちの少なくとも1種である常温に
おいて固形またはペースト状の毛髪固定剤と(B)揮発
性液状物質とを含有している。
【0010】本発明では、毛髪固定剤(A)として、油
脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコールおよ
び高級エステルのうちの少なくとも1種であって、常温
(25℃)において、固形またはペースト状のものが用
いられる。このようななかでも、炭化水素およびロウが
好ましく、特にロウが好ましい。ロウを毛髪固定剤
(A)として配合した場合には、後述する揮発性液状物
質(B)との組み合わせにより、整髪料のベタツキ感を
さらに抑えることができ、毛髪の重さを感じさせること
がなくなるとともに、整髪中に固定化をおこすことがな
く、整髪料組成物を毛髪に均一に塗布することができ
る。なお、このような毛髪固定剤(A)は、1種単独で
用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよいことは
いうまでもない。
【0011】具体的には、毛髪固定剤(A)としては、
油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコールお
よび高級エステルのうち、融点が25℃以上のものが用
いられる。当該毛髪固定剤(A)の融点は、特に上限に
制限はないが、取り扱いの容易性等の観点からみると、
100℃以下、好ましくは85℃以下のものが望まし
い。なお、本発明においては、上記毛髪固定剤(A)と
して、天然物等の混合物を使用し得るため、融点に幅の
ある物質も用いられるが、このような場合、融点の範囲
が、25℃にかかっていれば、本発明で使用することが
できる。
【0012】上記常温において固形またはペースト状の
油脂(「油脂類」ともいう)としては、天然物由来の油
脂であって、たとえば、カカオ脂、ヤシ油、硬化ヤシ
油、パーム油、パーム核油、硬化ヒマシ油、シア脂、モ
クロウ(木ロウ)、モクロウ核油、硬化油、馬脂、羊
脂、牛脂、硬化牛脂、牛骨脂、牛脚脂などが挙げられ
る。常温において固形またはペースト状のロウ(「ロウ
類」ともいう)としては、たとえば、ミツロウ、キャン
デリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロ
ウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラ
ノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、サトウキビロ
ウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシ
ル、還元ラノリン、硬質ラノリン、セラックロウ、POE
ラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコール
アセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂
肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンア
ルコールなどが挙げられる。
【0013】常温において固形またはペースト状の炭化
水素(「炭化水素類」ともいう)としては、たとえば、
オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイ
クロクリスタリンワックスなどが挙げられる。常温にお
いて固形またはペースト状の高級脂肪酸(「高級脂肪酸
類」ともいう)としては、常温で固形またはペースト状
の形態をとっていれば、特に炭素数に限定はないが、た
とえば、炭素数12〜22、好ましくは炭素数14〜1
8のものを用いることができ、さらに具体的には、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
ベヘニン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂肪酸、硬質ラ
ノリン脂肪酸、軟質ラノリン脂肪酸、12−ヒドロキシ
ステアリン酸などが挙げられる。
【0014】常温において固形またはペースト状の高級
アルコール(「高級アルコール類」ともいう)として
は、常温において固形またはペースト状の形態をとるも
のであれば、特に炭素数に限定はないが、たとえば炭素
数12〜22、好ましくは14〜18の一価のアルコー
ルを用いることができ、さらに具体的には、セチルアル
コール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコ
ール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、コ
レステロール、フィトステロール、ラノリンアルコー
ル、水添ラノリンアルコールなどが挙げられる。
【0015】常温において固形またはペースト状の高級
エステル(「高級エステル類」ともいう)としては、上
記油脂およびロウ以外のエステルであって、たとえば、
高級脂肪酸と低級アルコールとのエステル、高級アルコ
ールと低級脂肪酸とのエステル、高級脂肪酸と高級アル
コールとのエステル、高級脂肪酸と多価アルコールのエ
ステル等が挙げられ、具体的には、ジペンタエリトリッ
ト脂肪酸エステルなどが挙げられる。
【0016】本発明に用いられる揮発性液状物質(B)
としては、次に記載する方法により測定した蒸発率が
0.5〜80%、好ましくは0.5〜60%、さらに好
ましくは0.5〜45%であることが望ましい。なお、
参考までに、同じ条件で測定した水および99%エタノ
ールの蒸発率は、両方とも100%である。本発明にお
ける蒸発率は、直径5cm、高さ3cmの円筒形プラス
チック容器に、揮発性液状物質を5g秤取して、40
℃、湿度50%の恒温恒湿槽にて20時間放置した後、
残存した揮発性液状物質の重量を測定し、得られた測定
値を以下の計算式に代入することにより算出することが
できる。
【0017】
【数1】
【0018】上記揮発性液状物質(B)としては、具体
的には揮発性シリコーンおよび/またはイソパラフィン
系炭化水素が好ましく用いられる。本明細書では、揮発
性シリコーンとしては、たとえば環状シリコーン、また
は鎖状シリコーンを用いることができる。このような揮
発性シリコーンは、1種単独でも、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。
【0019】環状シリコーンとしては、オクタメチルシ
クロテトラシロキサン(蒸発率:約41%)、デカメチ
ルシクロペンタシロキサン(蒸発率:約12%)、ドデ
カメチルシクロヘキサシロキサン(蒸発率:約7%)が
好ましい。鎖状シリコーンは、上市されており、たとえ
ば、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製のシ
リコーンSH-200 5cs(蒸発率:約1.2%)などとし
て購入し得る。
【0020】揮発性イソパラフィン系炭化水素として
は、たとえば軽質流動イソパラフィンが用いられる。こ
のようなイソパラフィン系炭化水素は、上市されてお
り、たとえば、出光石油化学株式会社製のIPソルベン
ト2028(蒸発率:約5.0%)などとして購入し得
る。本発明においては、整髪料組成物全量を100重量
%としたときに、上記毛髪固定剤(A)が、0.1〜9
0重量%、好ましくは1〜80重量%、さらに好ましく
は2〜70重量%、揮発性液状物質(B)が、1〜40
重量%、好ましくは1〜30重量%、さらに好ましくは
1〜15重量%の範囲で含まれていることが望ましい。
【0021】また、揮発性液状物質(B)は、毛髪固定
剤(A)1重量部に対して、0.001〜300重量
部、好ましくは0.01〜100重量部、さらに好まし
くは0.1〜30重量部の割合で配合されていることが
望ましい。揮発性液状物質(B)が上記割合で本組成物
中に含まれていると、毛髪が固定化するまでの整髪に使
用できる時間(整髪時間)を調整することができる。す
なわち、揮発性液状物質(B)の配合量が0.001重
量部より少ない場合には、毛髪の固定化が早く進行して
しまい、整髪の操作(作業)性が著しく低下するが、上
記配合量の場合には、毛髪の固定化までの時間が充分確
保され、整髪の操作性を著しく向上させることができ
る。また、揮発性液状物質(B)の配合量が300重量
部より多い場合には、毛髪の固定化に必要以上に時間を
要し、毛髪の固定化の目的から逸脱することになる。な
お、本発明においては、揮発性液状物質(B)の配合量
が、0.001から0.1重量部のような少量の場合で
も、整髪時にヒッカカリ感がなくなり、整髪料組成物を
充分伸展させることが可能となる。
【0022】なお、従来、揮発性液状物質を含む整髪料
組成物として、たとえば、特許第2537629号に、
特定の構造を有する高分子量シリコーンと、特定の低沸
点シリコーンおよび/または特定のイソパラフィン系炭
化水素とを含む毛髪化粧料が開示されている。しかしな
がら、該公報では、前記低沸点シリコーンおよびイソパ
ラフィン系炭化水素は、高分子量シリコーンを溶解する
ための溶剤として使用されているものである。高分子量
シリコーンは、一般に、粘性が高く、そのままでは化粧
料中に分散させることができないため、上記のような溶
剤に溶かして使用したものと考えられる。しかも、高分
子量シリコーンを配合した整髪料は、洗髪時に洗い流す
ことが困難であり、また、毛髪のセット力も弱い。
【0023】これに対して、本発明では、上記毛髪固定
剤(A)を揮発性液状物質(B)に必ずしも溶解させる
必要はなく、毛髪固定剤(A)と揮発性液状物質(B)
が、整髪料組成物中に充分に溶解又は分散されていれば
良い。すなわち、本発明においては、揮発性液状物質
(B)は、毛髪固定剤(A)を溶解させるために使用す
るものではなく、揮発性液状物質(B)を加えることに
よって、整髪の際に必要な整髪時間を充分確保するため
に用いるものである。さらに、上記のように、本発明で
は、毛髪固定剤(A)に揮発性液状物質(B)を加える
ことによって、整髪料組成物に柔軟性や延びを持たせ、
整髪時の操作性を向上させることができ、しかも、整髪
後の髪のべたつきを改善させることができる。また、本
発明の組成物は、高分子量シリコーンを含まないので、
整髪力の持続性もよく、洗髪時にも容易に洗い流すこと
ができるので取り扱いが容易である。
【0024】本整髪料組成物には、上記成分の他、さら
に、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて上
記以外の油脂、炭化水素、高級アルコール、高級脂肪
酸、合成エステル類、多価アルコール、界面活性剤、噴
射剤、香料、非シリコーン系ポリマー、防腐剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤および保湿剤などの整髪料
組成物に通常配合される化粧品成分を適宜配合すること
ができる。
【0025】本発明の整髪料組成物は、本発明の効果を
損なわない限り、どのような剤型をとってもよく、たと
えば、ヘアフォーム(泡状整髪料)、ヘアスプレー、ヘ
アミスト、ヘアジェル、ヘアワックス、ヘアクリーム、
ローションまたはヘアリキッドなどの剤型をとってもよ
い。また、本発明の効果を損なわない限り、このような
剤型に処方するために必要な、上記以外の他の成分を含
んでもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の整髪料組成物によれば、整髪の
途中で早く乾き過ぎてしまうことがなく、整髪時間を充
分確保することができ、しかも、毛髪が固定化するまで
の時間もかかりすぎず、適当な時間で髪をセットするこ
とができる。また、本発明の整髪料組成物によれば、こ
のように整髪時の整髪料組成物の乾きを低減させること
ができるため、組成物が乾きすぎて、粘度が高くなりす
ぎることもなく、整髪時においても、柔軟性、延びの良
さを提供することができ、操作性が良い。さらに、本発
明の整髪料組成物は、セット力を長時間維持することが
でき、また、洗髪時においても、容易に洗い流すことが
できるので取り扱いも容易である。しかも、毛髪固定剤
として、特にろうなどを用いた場合には、整髪後にもべ
たつきがなく、光沢感のある仕上がりにすることができ
る。
【0027】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるも
のではない。なお、下記の実施例および比較例に用いら
れている揮発性液状物質の蒸発率は、以下の方法により
測定した。 <蒸発率の測定法>直径5cm、高さ3cmの円筒形プ
ラスチック容器に、揮発性液状物質を5g秤取して、4
0℃、湿度50%の恒温恒湿室にて20時間放置した
後、残存した揮発性液状物質の重量を測定し、得られた
測定値を以下の計算式に代入することにより算出した。
【0028】
【数2】
【0029】
【実施例1】カカオ脂(融点:31〜35℃)20重量
部、デカメチルシクロペンタシロキサン(東レ・ダウコ
ーニング・シリコーン株式会社製、商品名:SH24
5、蒸発率:約12%)5重量部、ポリオキシエチレン
セチルエーテル(5E.O.)(日本エマルジョン株式
会社製、EMALEX105)1.5重量部、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル(20E.O.)(日本エマ
ルジョン株式会社製、EMALEX120)2.5重量
部、ならびに、適量の防腐剤および酸化防止剤を80〜
85℃で加温溶解し、これに予め80〜85℃に加温し
ておいたイオン交換水を加えて撹拌乳化した後、65℃
まで冷却した。これに香料を加えて、さらに常温(約2
5℃)まで冷却し、整髪料組成物を得た。
【0030】
【実施例2〜6】実施例2〜6は、表1に記載の組成お
よび配合量で行った以外は実施例1と同様に行った。す
なわち、実施例2〜6では、実施例1のカカオ脂の代わ
りに表1に記載のカルナウバロウ(融点:80〜86
℃)、マイクロクリスタリンワックス(融点:60〜8
5℃)、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、セチル
アルコール(融点:46〜55℃)およびステアリン酸
(融点:52〜70℃)をそれぞれ配合し、さらに、実
施例2、4および6では、実施例1のデカメチルシクロ
ペンタシロキサンの代わりに軽質流動イソパラフィン
(出光石油化学株式会社製、商品名:IPソルベント2
028、蒸発率:約5%)を配合し、整髪料組成物を得
た。
【0031】
【比較例1〜8】比較例1〜8は、表2に記載の組成お
よび配合量で行った以外は実施例1と同様に行った。す
なわち、比較例1〜6では、実施例1〜6で用いたデカ
メチルシクロペンタシロキサンの代わりに流動パラフィ
ン(エッソ石油化学株式会社製、流動パラフィン70、
蒸発率:約0%)を配合し、また、軽質流動イソパラフ
ィンの代わりに椿油(横関油脂工業株式会社製、精製椿
油、蒸発率:約0%)を配合し、整髪料組成物を調製し
た。
【0032】また、比較例7では、実施例1で用いたデ
カメチルシクロペンタシロキサンの代わりにエタノール
(蒸発率:約100%)を配合した以外は実施例1と同
じ組成および配合量で、比較例8では、実施例2で用い
た軽質流動イソパラフィンを用いずに水の量を増やした
以外は実施例2と同じ組成および配合量で、整髪料組成
物を調製した。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】以上の実施例および比較例で得られた整髪
料組成物について、以下の基準により評価した。結果を
表3および表4に示す。 [評価基準] 延び易さ; ◎ 整髪料の延びが極めてよく、髪によく馴染む ○ 整髪料に延びがあり、髪に馴染む △ 整髪料の延びがやや悪く髪に馴染みにくい × 整髪料の延びが不充分で、髪に非常に馴染みにく
い ×× 整髪料が延びず、不均一となって髪に馴染まない 固定時間; ○ 髪が固定するまでの時間が、1〜3分程度と極め
て適当である △ 髪が固定するまでの時間が、ややかかり過ぎるか
又はやや短すぎる × 髪が固定されるまでの時間が、かかり過ぎるか又
は短すぎて不適当である セット力; ◎ ウエーブなどの保持力が強く、長時間持続する ○ ウエーブなどの保持力はかなり強く、持続性も問
題ない △ ウエーブなどの保持力も持続性もある × ウエーブなどの保持力、持続性ともにかなり劣る ×× ウエーブなどの保持力が極めて弱く、持続性もほ
とんどない
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA081 AA121 AA122 AC011 AC012 AC022 AC071 AC072 AC102 AC182 AC241 AC242 AC351 AC392 AD112 AD151 AD171 AD172 CC32 DD21 DD22 EE06 EE07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪
    酸、高級アルコールおよび高級エステルのうちの少なく
    とも1種である常温において固形またはペースト状の毛
    髪固定剤と、(B)揮発性液状物質とを含有することを
    特徴とする整髪料組成物。
  2. 【請求項2】上記毛髪固定剤(A)が、炭化水素または
    ロウであることを特徴とする請求項1に記載の整髪料組
    成物。
  3. 【請求項3】上記揮発性液状物質(B)が、揮発性シリ
    コーンおよび/またはイソパラフィン系炭化水素である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の整髪料組成
    物。
  4. 【請求項4】上記揮発性シリコーンが、環状シリコーン
    および/または鎖状シリコーンである請求項3に記載の
    整髪料組成物。
  5. 【請求項5】上記環状シリコーンが、オクタメチルシク
    ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
    ンおよびドデカメチルシクロヘキサシロキサンの中から
    選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項
    4に記載の整髪料組成物。
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