JP2003113052A - 整髪剤組成物 - Google Patents

整髪剤組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用中や使用後にべたつきがなく毛髪にしなや
かさ、滑らかさを付与することができ、毛髪を強固に固
めずに水分で濡らしたようなウェットな感触の整髪効果
を有することで自由なヘアスタイリングが可能であり、
さらにこの整髪効果が長時間持続する整髪剤組成物を提
供すること。 【解決手段】(a)高重合ポリエチレングリコール、
(b)酸化プロピレン付加モル数が2以上のポリオキシ
プロピレン鎖を含有する化合物および(c)ポリグリセ
リン脂肪酸エステルを含有する整髪剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、泡状整髪料、毛髪用セ
ットローション、毛髪用セットジェル、毛髪用セットク
リーム、ヘアスプレー、毛髪用トリートメントローショ
ン、毛髪用トリートメントクリームなどの整髪用毛髪化
粧料またはその基剤として用いられる整髪剤組成物に関
する。更に詳細には、使用中や使用後にべたつきがなく
毛髪にしなやかさ、滑らかさを付与することができ、毛
髪を強固に固めずに水分で濡らしたようなウェットな感
触の整髪効果を有することにより自由にヘアスタイリン
グでき、さらにこの整髪効果が長時間持続する整髪剤組
成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、整髪剤の整髪効果を付与する目的
で、各種成分の配合が試みられている。例えば、アニオ
ン性、カチオン性、ノニオン性、両性等各種の毛髪固定
用皮膜形成剤、炭化水素油、エステル油、シリコーン油
などの油剤等がその目的に応じて適宜配合されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、毛髪固
定用の皮膜形成剤を用いた場合は毛髪を強固に固めるこ
とによりセット保持力には優れるものの、使用中や使用
後にべたつきやごわつきを生じ、毛髪のしなやかさ、滑
らかさに欠ける場合があるなど、好ましい感触を得るこ
とが難しかった。また、経時でフレーキング等の問題を
生じやすいという問題もあった。一方、油剤は毛髪につ
やや滑沢性を付与し、整髪することができるが、油剤の
種類によってはべたついたり仕上がりが重いなどの官能
特性上のデメリットを生じる場合があった。また、近年
のヘアファッションの多様化に伴い、従来の強固に髪を
固めてセットする機能とは別に、自由にスタイリングし
ながらナチュラルに仕上げる機能が整髪剤に求められる
ようになった。さらに、パーマ、カラーリング等の化学
処理により毛髪にダメージを受ける人が増加しているこ
とから、毛髪にしなやかさ、滑らかさを付与するトリー
トメント効果が整髪剤にも求められている。そこで、使
用中や使用後にべたつくことがなく、毛髪を強固に固め
ることなくナチュラルにヘアスタイリングでき、しかも
ごわつきのない、しなやかで滑らかな髪が長時間持続す
る整髪剤の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実状において、本
発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、
高重合ポリエチレングリコール、酸化プロピレン付加モ
ル数が2以上のポリオキシプロピレン鎖を含有する化合
物およびポリグリセリン脂肪酸エステルを組み合わせる
ことにより、使用中や使用後のべたつきがなく毛髪にし
なやかさと滑らかさを付与することができ、毛髪を強固
に固めずに水分で濡らしたようなウェットな感触の整髪
効果を有することにより自由にヘアスタイリングでき、
さらにこの整髪効果が長時間持続する整髪剤組成物が得
られることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成
するに至った。
【0005】すなわち本発明は、次の成分(a)〜
(c)、 (a)高重合ポリエチレングリコール (b)酸化プロピレン付加モル数が2以上のポリオキシ
プロピレン鎖を含有する化合物 (c)ポリグリセリン脂肪酸エステルを含有することを
特徴とする整髪剤組成物に関するものである。
【0006】また、本発明は、前記成分(a)が平均分
子量10万以上の高重合ポリエチレングリコールである
ことを特徴とする前記の整髪剤組成物に関するものであ
る。
【0007】さらに、本発明は、前記成分(b)が酸化
プロピレン付加モル数15〜60のポリオキシアルキレ
ンブチルエーテルであることを特徴とする前記の整髪剤
組成物に関するものである。
【0008】さらに、本発明は、前記成分(b)が酸化
プロピレン付加モル数40〜60のポリオキシプロピレ
ンブチルエーテルであることを特徴とする前記の整髪剤
組成物に関するものである。
【0009】また、本発明は、前記成分(c)がHLB
値9以上のポリグリセリン脂肪酸エステルであることを
特徴とする前記の整髪剤組成物に関するものである。以
下、本発明の構成について説明する。
【0010】本発明に用いられる成分(a)の高重合ポ
リエチレングリコールとはノニオン性の水溶性ポリマー
であり、平均分子量2万以上の酸化エチレンの重合体を
指すものである。本発明において成分(a)高重合ポリ
エチレングリコールは毛髪にしなやかさと滑らかさを付
与すると共に潤いのあるウェットな感触を付与し、適度
でソフトな整髪効果をもたらす。本発明において成分
(a)高重合ポリエチレングリコールは、より高い効果
を得る上で平均分子量が10万以上のものがより好まし
く、平均分子量40万〜400万のものが特に好まし
い。
【0011】本発明において成分(a)高重合ポリエチ
レングリコールは、1種または平均分子量の異なる2種
以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は特
に限定されないが、好ましくは全組成中0.001〜1
質量%(以下、特に記載のあるもの以外は、質量%を単
に%で示す)である。
【0012】本発明に用いられる成分(b)酸化プロピ
レン付加モル数が2以上のポリオキシプロピレン鎖を含
有する化合物は、本発明において水分で濡らしたような
ウェットな感触の整髪効果による自由なヘアスタイリン
グを可能にし、さらにこれを持続させる上で重要な成分
である。成分(b)においてポリオキシプロピレン鎖の
酸化プロピレン付加モル数は2以上であるが、好ましい
付加モル数は15から60である。成分(b)酸化プロ
ピレン付加モル数が2以上のポリオキシプロピレン鎖を
含有する化合物としてはポリオキシプロピレンステアリ
ルエーテル、ポリオキシプロピレンセチルエーテル等の
ポリオキシエチレンアルキルエーテルや、ポリオキシプ
ロピレンブチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンブチルエーテル等のポリオキシアルキレン
ブチルエーテル、ポリオキシプロピレングリセリルエー
テル、ポリオキシプロピレンジグリセリン等が挙げられ
る。これらの中で酸化プロピレン付加モル数15から6
0のポリオキシアルキレンブチルエーテルが好ましく、
とりわけ酸化プロピレン付加モル数40〜60のポリオ
キシプロピレンブチルエーテルが好ましい。
【0013】本発明において成分(b)は1種または2
種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は
特に限定されないが、好ましくは全組成中0.1〜50
%である。
【0014】本発明に用いられる成分(c)のポリグリ
セリン脂肪酸エステルは、毛髪にしなやかさと滑らかさ
を付与し毛髪のごわつきをなくす効果、およびその効果
の持続性の向上において必須の成分である。本発明に使
用される成分(c)のポリグリセリン脂肪酸エステル
は、脂肪酸の炭素数8〜22のものが好ましく、炭素数
12〜18のものがより好ましい。脂肪酸の炭化水素基
は直鎖または分岐鎖であっても、また飽和、不飽和のい
ずれでもよい。本発明の成分(c)においては特にHL
B値が9以上のポリグリセリン脂肪酸エステルを使用す
ることにより、より優れた効果が得られ、好ましい。な
お、ここでいうHLB値はGriffin法による。成
分(c)、特にHLB値が9以上のポリグリセリン脂肪
酸エステルとして具体的にはモノラウリン酸ヘキサグリ
セリル、モノミリスチン酸ヘキサグリセリル、モノステ
アリン酸ヘキサグリセリル、モノオレイン酸ヘキサグリ
セリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノミリスチ
ン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリ
ル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、モノオレイ
ン酸デカグリセリル、モノリノール酸デカグリセリル、
ジステアリン酸デカグリセリル、ジイソステアリン酸デ
カグリセリル等が挙げられる。これらの中で、モノラウ
リン酸デカグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリ
ル、ジステアリン酸デカグリセリル、ジイソステアリン
酸デカグリセリル、モノリノール酸デカグリセリルが良
好な効果を得る上で好ましい。
【0015】本発明において成分(c)のポリグリセリ
ン脂肪酸エステルは1種または2種以上を組み合わせて
用いることができ、その配合量は特に限定されないが、
好ましくは全組成中0.1〜20%である。
【0016】本発明の整髪剤組成物は、上記成分
(a)、成分(b)および成分(c)の3成分を組み合
わせることにより、べたつかずに毛髪にしなやかさと滑
らかさを付与して良好な感触にすることができ、さらに
水分で濡らしたようなウェットな感触の整髪効果により
自由にスタイリングでき、さらにこの整髪効果が長時間
持続するという、整髪剤組成物として従来にない総合的
に優れた特性を得ることができたものであり、これらの
3成分のうち1成分が欠けてもこのような優れた特性を
得ることができない。
【0017】本発明の整髪剤組成物には、上記の必須成
分に加え、目的に応じて本発明の効果を損なわない量
的、質的範囲で、両性ポリマー、カチオン性ポリマー、
アニオン性ポリマー、ノニオン性ポリマー(成分(a)
以外)等の毛髪セット用ポリマー;カルボキシビニルポ
リマー、セルロース誘導体、増粘多糖類等の粘度調整用
水溶性ポリマー;シリコーン油、高重合シリコーン、環
状シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変
性シリコーン、カチオン性シリコーン、フッ素変性シリ
コーン等のシリコーン誘導体;クエン酸、クエン酸塩、
乳酸、乳酸塩、リン酸塩等のpH調整剤;カチオン性ポ
リマー、カチオン性界面活性剤等の髪質改良剤;エタノ
ール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;グ
リセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ソルビトール等の多価ア
ルコール;セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニ
ルアルコール等の高級アルコール;アニオン性界面活性
剤、ノニオン界面活性剤等の可溶化剤または乳化剤;モ
ノグリセリド等の乳化助剤;ヘアケア用の美容成分;紫
外線吸収剤;香料;殺菌剤、防腐剤;酸化防止剤等、毛
髪用化粧料において汎用である他の成分を配合すること
ができる。
【0018】また、本発明の整髪剤組成物は、目的に応
じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲で各種の
噴射剤と混合し、ヘアスプレー、ヘアスタイリングフォ
ーム等のエアゾール製品とすることができる。噴射剤と
しては、液化石油ガス、ジメチルエーテル、窒素ガス、
炭酸ガス等を使用することができる。
【0019】本発明の整髪剤組成物は、他の成分との併
用や容器の機構により、液状、乳液状、クリーム状、ジ
ェル状、フォーム状、ミスト状等、種々の剤型にて実施
することができ、ヘアスプレー、ヘアスタイリングフォ
ーム、ヘアセットローション、ヘアセットジェル、ヘア
ミスト、ヘアミルク、ヘアリキッド、ヘアグリース等の
整髪用製品または整髪機能を有する他の毛髪用製品に用
いることができる。
【0020】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれによって何ら限定されるものではな
い。
【0021】実施例1〜11および比較例1〜6 ヘア
スタイリングフォーム 表1および表2に示す組成のヘアスタイリングフォーム
を下記製法にて製造し、使用試験により、使用中、使用
後のべたつきのなさ、使用直後の整髪力、使用直後の毛
髪のウェット感、使用後の毛髪のしなやかさ、使用後の
毛髪の滑らかさ、経時の整髪力および経時の毛髪のウェ
ット感を評価した。結果を表1および表2に併記する。
【0022】
【表1】 注1:BY22−050A(平均重合度2200のジメ
チルポリシロキサンの50%エマルション)(東レ・ダ
ウコーニング社製)処方中の配合量はシリコーン純分で
換算。 注2:SM8704C(アミノ変性シリコーンの40%
エマルション)(東レ・ダウコーニング社製)処方中の
配合量はアミノ変性シリコーン純分で換算。 注3:KF−5002(メチル・トリフロロプロピルシ
クロポリシロキサン)(信越化学工業社製)
【0023】
【表2】
【0024】(製造方法) A:成分(4)〜(12)、(14)および(15)を
均一に混合溶解する。 B:成分(1)〜(3)、(13)、(16)および
(17)を均一に混合溶解し、これにAを添加混合して
原液とする。 C:B(原液)と噴射剤(液化石油ガス)の質量比が9
7:3になるようにエアゾール缶に充填し、ヘアスタイ
リングフォームを得る。
【0025】(評価項目) <1>使用中、使用後のべたつきのなさ <2>使用直後の整髪力(スタイリングのしやすさ、ナ
チュラルなセットのしやすさ) <3>使用直後の毛髪のウェット感(髪が水分で濡れた
ような状態になった程度) <4>使用後の毛髪のしなやかさ <5>使用後の毛髪の滑らかさ <6>経時の整髪力(使用後3時間経過後におけるナチ
ュラルなスタイル維持の程度) <7>経時の毛髪ウェット感(使用後3時間経過後の髪
の、水分で濡れたような状態維持の程度)
【0026】(評価方法)<1>〜<5>の評価項目に
ついて、実施例1〜11および比較例1〜6の各試料を
専門評価パネル10名に使用してもらい、各項目につい
て(a)絶対評価基準を用いて5段階評価してもらっ
た。その後、各試料の評点の平均値を(b)4段階判定
基準を用いて判定した。
【0027】(a)絶対評価基準 評価項目:<1>、<2>、<4>、<5>、<6> 評価項目:<3>、<7>
【0028】(b)4段階判定基準
【0029】表1および表2の結果から明らかなよう
に、本発明のヘアスタイリングフォームは比較例1〜6
のものと比較して、使用中、使用後のべたつきのなさ、
使用直後の整髪力およびその持続性、使用直後の毛髪の
ウェット感およびその持続性、使用後の毛髪のしなやか
さ、使用後の毛髪の滑らかさ、の全ての項目において良
好な結果を示し、整髪剤組成物として優れた効果を有す
るものであることが実証された。
【0030】実施例12 ヘアスタイリングローション 下記に示す組成および製法で、ヘアスタイリングローシ
ョンを調製した。 (組成) (成 分) (%) 1.ポリエチレングリコール(平均分子量40万) 0.5 2.ポリオキシプロピレン(20)ブチルエーテル 10 3.ポリオキシプロピレン(33)ブチルエーテル 10 4.モノラウリン酸ヘキサグリセリル 5 5.エタノール 30 6.ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体(注4) 5 7.ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジ エチル硫酸塩(注5) 5 8.香料 適量 9.防腐剤 適量 10.精製水 残量 (注4)PVP/VA E‐735(ISP社製)(50%溶液)(ポリマー純 分の質量に換算して記載) (注5)H.C.ポリマー2L(大阪有機化学工業社製)(20%溶液)(ポリ マー純分の質量に換算して記載)
【0031】(製法) A.成分(2)〜(9)を均一に混合溶解する。 B.成分(1)および(10)を均一に混合溶解する。 C.BにAを加えて均一に混合する。 D.Cを容器に充填してヘアスタイリングローションを
得た。
【0032】以上のようにして得られた実施例12のヘ
アスタイリングローションは、使用直後の整髪力、ウェ
ット感に優れ、経時における整髪力、ウェット感の持続
も優れるものであった。また、毛髪の状態もしなやかか
つ滑らかであり、ヘアスタイリングローションとして優
れた効果を有するものであった。
【0033】実施例13 ヘアスタイリングジェル 下記に示す組成および製法で、ヘアスタイリングジェル
を調製した。 (組成) (成 分) (%) 1.ポリエチレングリコール(平均分子量60万) 0.5 2.ポリオキシエチレン(20)ポリオキシ プロピレン(15)ブチルエーテル 10 3.ポリオキシプロピレン(40)ブチルエーテル 10 4.ジイソステアリン酸デカグリセリル 10 5.カルボキシビニルポリマー 0.3 6.アミノメチルプロパノール 0.15 7.エタノール 30 8.香料 適量 9.防腐剤 適量 10.精製水 残量
【0034】A.成分(2)〜(4)および(7)〜
(9)を均一に混合溶解する。 B.成分(1)、(5)、(6)および(10)を均一
に混合溶解する。 C.BにAを加えて均一に混合する。 D.Cを容器に充填してヘアスタイリングジェルを得
た。
【0035】以上のようにして得られた実施例13のヘ
アスタイリングジェルはべたつきがなく、使用時は整髪
力、毛髪のしなやかさ、ウェット感に優れ、また、経時
においても優れた整髪力およびウェット感の持続性を示
し、ヘアスタイリングジェルとして優れた効果を有する
ものであった。
【0036】実施例14 ヘアクリーム 下記に示す組成および製法で、ヘアクリームを調製し
た。 (組成) (成 分) (%) 1.ポリエチレングリコール(平均分子量110万) 0.5 2.ポリエチレングリコール(平均分子量400万) 0.5 3.ポリオキシプロピレン(52)ブチルエーテル 10 4.モノリノール酸デカグリセリル 5 5.セタノール 2 6.流動パラフィン 15 7.カルボキシビニルポリマー 0.1 8.水酸化カリウム 0.5 9.香料 適量 10.防腐剤 適量 11.精製水 残量
【0037】A.成分(3)〜(6)を均一に加熱溶解
する。 B.成分(1)、(2)、(7)、(8),(10)お
よび(11)を均一に加熱溶解する。 C.攪拌下、BにAを加えて乳化混合し、その後冷却し
て成分(9)を添加混合する。 D.Cを容器に充填してヘアクリームを得た。
【0038】以上のようにして得られた実施例14のヘ
アクリームはべたつきが少なく、使用時および経時にお
いて優れた整髪力、ウェット感を有し、さらに毛髪をし
なやか、滑らかにする効果に優れたものであり、ヘアク
リームとして優れた効果を有するものであった。
【0039】
【発明の効果】本発明の整髪剤組成物は、使用中や使用
後にべたつきがなく毛髪にしなやかさ、滑らかさを付与
することができ、毛髪を強固に固めずに水分で濡らした
ようなウェットな感触の整髪効果を有することで自由な
ヘアスタイリングが可能であり、さらにこの整髪効果が
長時間持続する優れた特性を有するものであり、整髪剤
組成物として優れた品質を有する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)〜(c)、 (a)高重合ポリエチレングリコール (b)酸化プロピレン付加モル数が2以上のポリオキシ
    プロピレン鎖を含有する化合物 (c)ポリグリセリン脂肪酸エステルを含有することを
    特徴とする整髪剤組成物。
  2. 【請求項2】 成分(a)が、平均分子量が10万以上
    の高重合ポリエチレングリコールであることを特徴とす
    る請求項1記載の整髪剤組成物。
  3. 【請求項3】 成分(b)が、酸化プロピレン付加モル
    数15〜60のポリオキシアルキレンブチルエーテルで
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の整髪剤
    組成物。
  4. 【請求項4】 成分(b)が、酸化プロピレン付加モル
    数40〜60のポリオキシプロピレンブチルエーテルで
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の整髪剤
    組成物。
  5. 【請求項5】 成分(c)が、HLB値が9以上のポリ
    グリセリン脂肪酸エステルであることを特徴とする請求
    項1ないし4の何れかの項記載の整髪剤組成物。
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